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ニュー・オーダーの曲には、メンバーであったイアン・カーティスの影が常にちらつく。それは、初期の「セレモニー」であっても、メガ・ヒット・シングルになった「ブルー・マンデー」でも後期の名曲「トゥルー・フェイス」であっても然りである。アルバム1曲目と2曲目を飾る「セレモニー」と「エヴリシングス・ゴーン・グリーン」はジョイ・ディヴィジョン時代に書かれた曲だ。ノイジーなギターが印象に残る。健康な人間の心情ではなく、地下から明るい地上に向けて発信されているような曲。《エヴリシングス・ゴーン・グリーン》♪助けて 誰か助けてくれ どうしてなんだろう自分の未来が見える できれば君にキスしたい混乱が深い熱愛を断ち切ってしまった全てのものを光がとり囲んでいるように見えるお願いだ 教えてくれないか 道を示してほしい♪「ブルー・マンデー」はイアン・カーティスの死(自殺)を知ったのが月曜日だったことからタイトルとしてつけられた。しかし、音は突き抜けたようなディスコ・ビート。楽しく踊るというよりは狂いまくりながら踊るのが良い。同情でもない、悲しみでもない、君が居なくなってしまった現実、残されたものの辛みを感じる。冷たいチープなギターにシンセサイザーは規則的にリズムを刻む。恐ろしいほど無感情な音空間。「トゥルー・フェイス」あたりになると、ビートよりも哀愁を帯びたメロディーに変化している。『SUBSTANCE』は年代順に並べられている12インチシングルコレクション集で、彼らの変化を知るにはもってこいのアルバムで楽しめます。ニュー・オーダーは、イアン・カーティスの死という重荷を背負いながら(利用しながら)音は暗くも重くもならず、無感情にビートに乗れるところがあります。裏に見え隠れするカリスマ性が覗くところが魅力になっています。人の死も不幸も、所詮は人ごと。時が経てば残されたものの現実は待っている。その辺の痛快さが聴きとれるニュー・オーダーの音楽は、ロックぽくて魅力に溢れている。私にとってもエレクトロニックポップなバンドの中では、聴き応えは1・2なのです。1993年に発表された『リパブリック』以来、アルバム発表がないニュー・オーダー、しかし、期待は大きい。
2004.03.30
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会社という奴は、会議というものが数多くあります。会議というのは、連絡事項のみの場合や何かを決議するための会議など様々です。参加すれば話し合いに加わって意見等をするわけですが、それ以外に議事録というやつを取らなければなりません。一昔前は、議事録など取らない会議はたくさんあったのですが、今はほとんど取ります。やむをえず参加出来なかった人のための引き継ぎや、後々何かの問題になったときの確認の為もあります。それは、大体は部長クラスの指示によるものですが……会議の中の発言も人様々で、早口であったりして聞き取りにくかったり、意味が分からなかったりでヒヤリングだけで聞き取って記録取るのは不可能です。そこで録音機なるものが必要になってきます。私の会社では一年前まではカセットテープでしたが、今はヴォイスレコーダーを使用しています。1万円程度のICレコーダーというやつかな。サイズもコンパクトでテープがいらず、長時間録音が可能。私も一度使った事はありますが、音が小さめで聞きづらいような気はしました。そこで、私は私物の音楽用の録音機能付きのMDプレイヤーなどを使用していました。これは音楽用な事もあって、音は鮮明、トラックマークも入れられて頭だしにも便利な代物です。テープライターという仕事をご存じでしょうか。企業などで、会議や、取材、講演会などをカセットテープ等で収録した内容を文章に書き起こすのが、テープライターの仕事です。需要があるのか通信教育や講座もあるみたいです。在宅で仕事が出来るとか60分テープ1本を書き起こして1、2万円の収入があるとか美味しそうな話が載っています。通信教育や講座には、教材が必要になりますが、中には20万円近くにもなる場合もあるとか、仕事を斡旋してくれる業者もあるらしい。そこがミソです。悪徳な業者はワザと聞き取りにくいテープを渡して仕事を依頼します。出来上がった原稿はミスが多いという結果を見越して何度もやり直しをさせます。しだいに嫌気がさした人は何の成果も得られず止めてしまう。ノイローゼになる人もいるらしいです。残ったのは20万円で買った高い教材のみ。この上の話は、今日会社で私の隣で議事録を書いていた人がいて、周りで話題になった話でした。事実かどうかは私は知りません。別の人が、「テレビでやっていたよ」と言うので……(ワイドショーか?)でも充分あり得る話ですね。悪徳な詐欺まがいの商売をする人達はいつでもいるようです。私も、20年前ごろはしつこいセールス電話に悩まれてたから。(高校の卒業名簿とかで探し当ててくる)そうそう英語(英会話)の教材を売りつけようとするやつね。反論すると、待ってましたとばかりに喋りまくるマニュアルセールスです。手を変え、品を変えお人好しのあなたを襲ってきます。甘い話には乗らないように気を付けましょう。
2004.03.29
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耳にこびり付いて離れない名曲、ピーター・ポール&マリー(PPM)の「パフ」を初めて聴いたのは、私が小学生か中学生の頃だったかラジオで流れてきたこの曲は何度か聴いてすぐ覚えてしまった。あるいは、日本のフォークシンガーがカバーしていてTVで見て覚えたのかも知れない。♪Puff, the magic dragon lived by the seaAnd frolicked in the autumn mist in a land called honah lee,Puff, the magic dragon lived by the seaAnd frolicked in the autumn mist in a land called honah lee♪発売当初はモノーラルだったかも知れないけど、1990年に発売されたこのCDのベスト盤はステレオヴァージョンになっていて、PPMのコーラスがLチャンネルとRチャンネルに別れていて見事としか言いようがない。LチャンネルにはピーターかポールのリードヴォーカルRチャンネルには女性のマリー・トラヴァースのハモリが聴きとれます。詩の内容は、ドラゴンと子どもの交流を描いたファンタジー。世界的に親しまれている曲です。PPMは日本のフォーク界にも強い影響力があったようで、PPMのようになりたいと思ったミュージシャン達は彼らの曲をコピーしまくっていたとか。でもマリーの女性役がなかなか見つからずハイ・ファイ・セットの山本潤子さんは引っ張りだこだったとか。PPMがこれほど強い影響力があったのは、彼らの曲が美しいメロディー、コーラス、ハーモニーだけではなく、曲の内容が反戦歌であったりモダンなファッションであったりしたから。「悲しみのジェット・プレーン」はジョン・デンバーの曲でビルボードNO1ヒット曲。ジェットプレーンに乗って戦場へ飛び出そうとする若者が、もう戻ってこれないかも知れないけれど、恋人に向かって微笑んでキスしておくれと切々と歌い上げる。当時のベトナム戦争を反映している曲ですが、今の時代に歌われても違和感はありません。イラクに派遣される軍隊や自衛隊にとっても……このアルバムは最近ブックオフで手に入れました。1200円で売っていました。名曲ばかりで20曲入りです。時代は変わっても歌い継がれる曲、そんな普遍的な曲ばかりだなと思いました。
2004.03.28
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要するにホンワカ、ギター・サウンドです、このアルバム。エリザベス・フレイザーのヴォーカルは相変わらず伸びやかでミステリアス。構えて聴くと言うよりは、まったりしてしまう。させられてしまう、そんな音楽。80年代からインディーシーンで活躍していたようですが、正直私は良くは知りません。これ一枚しか持ってないし……それほど夢中に聴いていたアルバムでもないし、特別愛聴していたわけでもないのですが、今改めて聴いてみると癒される音楽だなぁと思います。独特の音響感があって、天界から降り注ぐような音と、エリザベスの官能的で魅惑的な声が良いです。『Four-Calendar Café』は1993年彼らにとっては後期のアルバム。この後1996年にアルバムを出していますが、メンバーであり夫婦でもあったエリザベス・フレイザーとロビンが離婚をしてしまってからは活動していないようです。80年代のアルバムも聴いてみたくもあります。どれが良いのでしょうかね。今日はとりあえず『Four-Calendar Café』でまったりです。
2004.03.26
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もう暦の上では春なのに、寒いです。我が家ではまだコタツを出しているし、ファン・ヒーターだって使ってます。ここ2、3日も日照りが悪く天気もぐずつき気味です。昨日今日と傘が手放せませんでした。一度しまいかけたフリースをまた、タンスから出してしまいました。今年の春は花粉の飛散量が少なくて、花粉症の身としてはとても楽な日々でした。春………卒業シーズンの春春………別れの季節春………就職に新入学の春春………新たな出会いいかりや長介さんに続いて、女優の三ツ矢歌子さん、刑事役などで活躍した俳優の下川辰平さんも亡くなってしまいました。何だか淋しい春。春といえば春闘、始まったばかりだと思っていたのに、いつのまにか妥結していた。夏のボーナスは昨年より平均9万円減になるらしい。今年の夏は懐が寂しい夏になりそう。イスラエルではイスラム原理主義組織ハマスの創始者ヤシン師がイスラエル軍により殺害された。エルサレムでは14歳のパレスチナ少年が自爆テロを試みようとしたが失敗。スペインでは列車爆破テロ。日本でも列車テロ対策のため、駅の構内やホームのゴミ箱は閉鎖されていた。何の事件も起きなければ良いが………就職難のためか、学生の自殺者が増えているという記事を今日読みました。こんな春だというのに、CLUB8の『spring came , rain fell』というアルバムを聴いたら妙にはまってしまった。まるでツイン・ピークスのテーマ曲のような沈んだギターで始まる「We’re simple minds」♪私たちの心は単純なのに どうしてすべてを欲しがるの 物事はあまりにもはやく過ぎる そのせいでたくさんのことを見逃す 人生が私たちにもたらしてくれるものを 人生が私たちに持つ意味を 季節は変わる でも私はまだ同じまま 自分の中にあるものが何か言えない♪ 変化の波は押し寄せてきているというのに、対応できない自分がここにいます。路頭に迷い込んでいる自分がいます。ダラダラと過ごすのもいいのかもしれない。でもね………孤独感とシニカルな歌詞に身を預けるのもいい。CLUB8の世界で解放させてみようか、それとも永遠にさまよってみようか。spring came , rain fell昨日も今日も春が来て、雨が降った。
2004.03.25
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イアン・ブロウディのプロデュース作みっけた。【プリミティヴズ】のサード・アルバム『Galore』がそうでした。まぁ他にも【エコー&バニーメン】や【ペイル・ファウンテンズ】なんかもあるようですけど………やはりこの『Galore』は超ポップなアルバムです。加えて超可愛らしい。可愛らしさはヴォーカルのトレイシーの可憐な声が全て、そしてそれをサポートするギターサウンドです。きらめきギターサウンドというよりは、ギターの音色は控えめで引っ込み気味、トレイシーのヴォーカルも前には出てこなくて、フワーっと包み込む感じ。ジャケットのカバーは真っ赤なお花畑にメンバーの3人の顔が浮かび上がっているもの。ちょうど3Dで浮かび上がったようです。ジャケットのイメージ通りのカラフルサウンドです。歌詞も女の子らしくて、表現が独特です。『COLD ENOUGH TO KILL』(冷たい心)♪冷たい雨の涙が つぎつぎに流れるの 夏は去って 凍えているわ 窓のガラス 太陽は眠って 冬がきたのね 殺したいほど寒いわ ほんとうに寒いわ And it’s cold enough to kill And it’s cold enough 救って だって私 息をしてるわ 見つけてもらえないの 太陽は眠っている 氷っているわ 秋のそよ風 隠れ場所 そこは暖かいの♪ 《殺したいほど寒いわ》という表現が面白い。季節の寒さと心の淋しさを掛け合わせると、こんな言葉になるのでしょうか。女性らしい感覚で素敵ですね。では、夏になって心淋しくなったら《殺したいほど暑いわ》なんて言ってみましょうかね。♪セカンドシングルにもなった「EARTH THING」では例外的にギターのうねりが聴けます。これは男性のポールが歌っている。ファーストシングルになったのが1曲目の「YOU ARE THE WAY」です。シングルらしくアルバム中一番ゆったりとしたシンプルな曲です。このアルバムを初めて聴いたとき、可愛らしさではトレイシーの右に出るものはないかもしれないなぁと思ったのでした。サンデイズのハリエットもカーディガンズのニーナも可愛いけど、それ以上ですね。
2004.03.24
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きらめきギター・ポップが聴きたいと思ったのなら、このライトニング・シーズにおいて他はないでしょう。ライトニング・シーズと言っても実態はイアン・ブロウディのソロユニットです。1990年に発表された『CLOUDCUCKOOLAND』はライトニング・シーズとしては、ファースト・アルバムになります。どのアルバムも素晴らしいのですが、この『CLOUDCUCKOOLAND』はポップチューンに加えて哀愁メロディーに物悲しさが加わってホロリとする曲ばかりです。「Pure」に「Joy」に「Fools」に「Love Explosion」に「All I Want」に「Bound In A Nutshell」に「Sweet Dreams」にえーとえっと「Pure」に(あっ、始めに書いた)全部いいです。(笑)イアン・ブロウディのちょっと弱々しくて頼りなさそうだけど優しい声が好きです。容姿もインテリ学生のような眼鏡をかけていて、とてもミュージシャンには見えなくて、そこいらへんにいる優しいお兄さんみたいです。80年代にはプロデューサーとしても活躍していたらしいので、あなたの持っているネオアコやギターポップのCDにイアン・ブロウディの名前がクレジットされているかも。どんなのがあるかな、見つけたらお知らせください。ポップセンスに限ればこの人はポール・マッカートニーやエルトン・ジョンと比べても遜色がないかもしれません。まずは聴いてみよう。ライトニング・シーズ。
2004.03.22
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ザ・ドリフターズのリーダーで俳優のいかりや長介さんが亡くなりました。芸能人の方が亡くなってもそんなに驚かないのだけど、今回はちょっとがっかりきましたね。8時だよ全員集合見てましたよ、子どもの頃からずっと。クレイジー・キャッツもリアルタイムで見ていてかすかに記憶があるのですが、やっぱドリフでしょ強烈だったのは。私は学習院大学卒業しているとかいう仲本工事が好きだったな。マット運動での器用さ運動神経の良さは驚きでした。加藤茶も好きでしたけどね。志村けんが荒井注と入れ替わったときは、最初は違和感があったけど段々面白くなっていったし………あと聖歌隊ね。これは楽しみでした。ゴールデンハーフとかキャンディーズとか出演していました。懐かしいなエバちゃん。しかし癌という病気は告知されてから、何度も入退院くりかえして結局は1年近くで死んでしまうような………中期だったのだろうか。医師もよく知っていて、一度退院させるような気がするのだけど。後期になってしまうと、手遅れと言われて1か月持つか持たないかになってしまうようです。今でも8時だよ全員集合は年数回やっているようですが、長さん抜きでも続けていくのでしょうか?8時だよ全員集合はなくても、バカ殿は見られますね。(笑)
2004.03.21
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なんか凄いですね、最近。何がって?最近のDVDは、DVDを買ったと思ったらボーナスで音声だけのCD盤がついてきたりする。音声だけに集中して聴きたいという場合はあるわけで、これは嬉しいのです。しかも値段は3500円足らずで目茶高いというわけでもない。人昔前はベータのロックビデオなんかは1万円はしたし、LDのビデオクリップ集は5000円近くはしたぞ。レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『グレイテスト・ヒッツ』なんかCDを買ったと思ったらDVDがついてくる。(近々買う予定)しかも、クリップ集16曲入りだ。凄すぎる。ふー(おじさん、溜息)笑。DVD付きは常識になりつつあるのだろうか。そういえば、こないだ買った女子十二楽坊にもライブDVD付いてたし……コールドプレイ『LIVE 2003』は、DVDの方を買いました。この人達、グラミー賞にもノミネートされていたし知名度はあるようだけど、まだ日本ではそれほどブレイクはしていないのでは?でも世界的には人気があるようですね。なんとデヴュー・アルバムの『パラシューツ』は600万枚、セカンドの『静寂の世界』は800万枚の売り上げがあったとか。何でこんなに人気があるのか考えてみると、1.癖のない癒しのメロディー2.卓越した演奏力3.美しく深みのあるロマンチックな詩4.壮大な曲の構成力 等、紛れもなく2000年代のロックなんだろうけど、70年代あたりの男臭いガッツあるロックが好きな人には物足りなさが残るのではないかなとも思う。レディオヘッドに似ていると言われるけど、私はレディオヘッド+U2÷2=コールドプレイかなと思う。レディオヘッドよりはヴォーカルは優等生で聴きやすいし、U2の全盛期のように覚醒する音はないようにも思える。しかし、いいなぁという気持ちになれることは確か。そしてまだメンバーは20代で若いのにステージでの落ち着きぶりは驚きです。まるで10年選手のものです。コールドプレイは確かに素晴らしいとは思うけどコールドプレイのようなバンドは一つで充分なような気がします。似たようなバンドの音はいらない。コールドプレイで既に完成していると思う。プレイは既にコールド(固まっている)です。(笑)どれもいいけど特に「イエロー」は名曲ですね。うっとりします。♪星を見上げてごらん 君のために輝いている 僕はここにたどり着いて 曲を書いた 君と、君のすべてのために タイトルは「イエロー」 君の肌君の体が 美しい何かに変わっていく 知ってるかい こんなにも君を愛してる こんなにも♪うーロマンチック!!。たまりません。(笑)コールドプレイ大好きです。
2004.03.20
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【イレイジャー】を始めて聴いたのがこの『イノセンツ』というアルバム。サードアルバムだったようだけど、物凄く気に入ってしまい良く聴きました。それからしばらくは新譜を買い続けました。6枚あります。でも、どれが一番気に入っているかというとこの『イノセンツ』なのです。日本での人気はそれほどでもないようだけど、イギリスでは人気ありますね。音的には【ペット・ショップ・ボーイズ】と大差は無いと思うので、もっと聴いて貰いたい気はします。違いといえば、ペット・ショップ・ボーイズほど派手さがないこと刺激的な所がないこと、ルックスも地味めかな。だからペット・ショップ・ボーイズの影に隠れてしまったのかもしれない。ヴォーカルのアンディ・ベルのヴォーカルはソウルフルで歌唱力はあるし、ヴィンス・クラークは【デペッシュ・モード】【ヤズー】と渡り歩いてきているけど、良い意味で変わっていない。イレイジャーになって曲はよりなめらかにナイーブに素朴になったような気はする。「YAHOO」なんて曲があるけど、インターネットサービスのヤフーはここから名前をつけたのかな?歌の内容もナイーブで好感が持てます。「A LITTLE RESPECT」♪僕を素敵な気分にしてくれる ささやかな何かを見つけよう ああ、僕の心を傷つけるのはやめてくれ 君に夢中なんだよ なのに振り向いてもくれないなんて 僕は永遠に悲しく沈んだまま このせつない思いを抱いて 僕を拒まないでおくれ 魂の中で、君の呼び声が聞こえる 少しだけ僕を受け入れておくれ♪いいでしょ、この詩。音も気品に溢れていてナイーブで優しくて円やかです。アルバム中で一番好きな曲かな。イレイジャーは【アバ】のカバーアルバムなんかも出していて、これも聞き物です。それとこの『THE INNOCENTS』も外せません、名曲揃いです。
2004.03.19
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いよいよ最終試合までもつれてしまいました。オリンピック出場最終予選。バーレーンと勝ち点10で並んだ日本。UAEがライバルと見られていたのに、日本にも勝ったバーレーンはしぶといチームでした。雨上がりの国立競技場。前半から日本が責め立てる。レバノン戦で見られた中盤の中だるみがなく良い連携。レバノン戦出場停止だった鈴木らが出ていることが大きい。12分阿部の左サイドからのフリーキックを那須が頭で合わせゴール1点目。ほぼ日本がボールを支配する。そして41分阿部の左サイドからのコーナーキックは低いボールでゴール前に抜け大久保がボレーシュートで2点目。阿部の正確さと大久保の動きの速さが目だつ。前半を終わって2対0、同時進行のバーレーンVSレバノンは1対0で終了。後半2分森崎のフリーキックから大久保がシュート、クロスバーに当たるがキーパーが弾いたところを再び大久保が詰めてシュート3点目。後半12分UAEレッドカードで一人退場。それからは余裕がでてきた日本。危なげなく試合は進み終了。バーレーンVSレバノン戦は1対1で終了。勝ち点2差で文句なく日本のアテネオリンピック出場決定でした。今回の最終予選は面白いゲームが多かった。正直最終試合までもつれるとは思わなかった。ハラハラドキドキしました。アテネでも、また日本代表の試合が見られるなんて嬉しいではないですか。次はフル代表の番(ワールドカップ予選)ですね。
2004.03.18
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好きなロックのアーティストはたくさんあっても、親近感が持てるバンドや個人は限られている。私の場合は、【ジョン・レノン】であったり【ピーター・ガブリエル】だったりします。共通するのは、幼少の頃のマザー・コンプレックスであったり、孤独感であったり、精神分裂気味であったりします。90年代に親近感を持ってしまったバンドといえば【トラヴィス】です。トラヴィスを聴いて繊細で優しいなと思いながら、どこか淋しげだなと感じてしまう。トラヴィスのセカンドアルバムのタイトルは『THE MAN WHO』、このタイトルは精神分裂症の様々な症例をつづった本『The Man Who Mistook His Wife For A Hat』(妻を帽子と間違えた男)からとられたそうです。 どうりで、難解な歌詞だなと思っていたのは、精神分裂気味であったためかと考えると納得がいく。「Writing To Reach You」♪よかったよ 僕が傷ついてるのをみんなが知っていることがわかってよかったよ 君が元気にやってるってわかってよかったよ 自分があんまりいい気分じゃないことがわかってだって僕の内側は外側だから右側は左側にあるんだ今君に伝えようとして書いているんだけど君には届かないかも教えてあげたいだけなんだ君のことをだけどそれは君じゃないそれがほんとだってわかってるのかいだけどそんなのなんにもならないさそして君にはわかってる僕が話しかけているのは君だって♪内側にいる自分と外側にいる自分。自分から見た自分と、外側からみた自分。君はあなたの事ではなくて僕自身です。「Why Does It Always Rain On Me?」♪今夜は眠れないすべてうまく行ってるとみんなが言ってるけどそれでも目を閉じることができないんだこの光の向こうにトンネルが見えるのさどうして僕にはいつも雨が降りつけてくるんだ?太陽が輝いているときでさえ稲妻を避けることができないんだああ、青空はどこに行ってしまったんだ?どうしてこんなに雨が降っているんだ?とっても寒いよ♪ストリングスのソロで始まるこの曲はアルバムの中でも、とっても美しいバラードです。切なくて泣けてしまうのは、孤独感と不安感が混じり合っているから。《17歳の時に嘘をついたから僕にはいつも雨が降りつけてくるんだ》自分の不幸を他人のせいにしたり世の中のせいにしてしまうのは簡単です。自分がいけないのだからと謙虚な気持ちになれますか?メンバーのフラン・ヒーリィはインタビューで「幼い頃から自分は普通の子供とはどこか変わってるって感じてた。とかく仲間はずれにされがちだった。そんな人種、似た者同士がが集まるところがアート・スクールなんだよ」と答えている。トラヴィスは英国では愛されているバンドの一つになったようだし、濁りのない美しい曲は切なくて癒されます。私も大好きなのです。『THE MAN WHO』は好きなアルバムというよりは愛しているアルバムです。これは間違いなく90年代の名盤ですね。
2004.03.17
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映画《BORN TO BOOGIE》はヒット曲の「ジープスター」で始まる。1972年3月に行われたウェンブリー・エンパイア・ホールでのコンサート。Tレックス絶頂期のライブで、観客は95パーセントが10代の女の子と思われる。黄色い歓声が(悲鳴)が凄い。マーク・ボランもエレキギターをギンギンに弾きまくっている。ラメの入った白いジャケットが眩しい。2曲目の「BABY STRANGE」でもう総立ち、狂ったように踊りまくる観客。汗が額からほとばしるマーク。ライブ映像だけではなく、曲の合間にショートコントが挿入されていて、ビートルズの『マジカル・ミステリー・ツアー』にも出ていたジョージ・グレイドンという小人が出演しています。続いてスタジオジャムセッションが……。「TUTTI FRUTTI」というロックンロールナンバー。ドラムスにリンゴ・スター、ピアノがエルトン・ジョンだ。若いエルトン・ジョン、弾くというよりは鍵盤叩きまくりです。ライブ映像に戻り「SPACEBALL RICOCHET」ではアコースティックギターに持ち替えて弾き語り、ここでも女の子の悲鳴は続く。「GET IT ON」では、曲が始まる前に客にタンバリンを投げ込むメンバーのミッキー・フィン。ティラノザウルスレックス時代のマークを思わせるヒット曲のアコースティック・メドレーなんかもあるんだけど、客席の熱狂は止むことはない。マーク・ボランもオーディエンスも長い間乾ききった興奮や熱狂を強く待ち望んでいたのだろうな、そんな風に思わざるを得ないコンサートだ。ちょうど、1964年のロサンジェルスのハリウッド・ボウルでのビートルズのように……この後Tレックスは1972年をピークに急速に下降線を辿っていくが、アイドル性にプラスアルファの実力、周囲のサポートや他のメンバーの実力がなかったとかあるのだろうけど、個性が強すぎて普遍性がなかったのかもしれないなとも考えられる。しかし、アダム・アントやデュラン・デュラン、カルチャークラブ等に与えた影響は強く、ブリティッシュ・ロックシーンにとっては忘れられない重要な存在であったことは確か。マーク・ボランは、1977年夫人が運転する助手席に乗り合わせ交通事故にあい死んでしまったのが29歳。亡くなる1年前ごろから、再評価の機運が高まっていた時の事故でした。
2004.03.15
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レゲエがポピュラーになったというか、ロックの世界に入ってきたのは、【ポール・サイモン】の「母と子の絆」とか【ローリング・ストーンズ】の『ブラック&ブルー』の中の「チェリー・オー・ベイビー」とかがありますが、私は【エリック・クラプトン】の『461オーシャン・ブルーバード』の中でとりあげた「アイ・ショット・ザ・シェリフ」と見ます。ところでレゲエという呼び名は【トゥーツ&メイタルズ】の1968年の作品である「ドゥ・ザ・レゲエ」という曲から言われるようになったといいます。では、レゲエの前は何であったかというとロック・ステディという音楽でした。何が違うかというと、簡単に言うとレゲエのポップスヴァージョンのような感じなのですが、テンポが遅くメロディーに哀愁があるといった特徴があります。リズムもレゲエの特徴である♪ウンチャウンチャ♪がさほど強調されてはいません。【デズモンド・デッカー】はそんなロック・ステディ時代のヴォーカリストで、ジャマイカでは20曲連続NO1ヒットという記録もある人。1969年作の「ISRAELITES」はイギリスでもNO1ヒットになり日本でも発売された。その邦題が「イスラエルちゃん」というのだ。でも私は、この事実は後で知ったので、聴いた覚えはなかったしそれほどヒットはしなかったのだろうか?彼のアルバムはこの曲を含むものを1枚持っていますが「イスラエルちゃん」に限らず、デズモンド・デッカーの曲はどれもメロディアスで耳に馴染むものばかりです、声も甘いのです。しかし、それにしてもこの邦題黒人音楽に対する偏見があるような気もして良い気持ちにはなれない。さらにロック・ステディは以前にはスカと呼ばれていました。ロック・ステディという名称もアルトン・エリスの1966年作の『ロック・ステディ』という曲がもとになったと言われています。スカは1950年代にジャマイカのリズム&ブルースのアーティスト達がジャズやカリプソのリズムを発展させたもので、レゲエの専門レーベルのトロージャンストーリィでジャマイカのスカは聴くことができる。トランペットやトロンボーンが主に使われていてジャズテイストに溢れている。1980年代イギリスでは【スペシャルズ】や【マッドネス】の登場で初めてスカという音楽を知った人も多いのではないだろうか。スカがロック・ステディになりさらにレゲエに発展して、ロックのリズムに馴染みやすくなった。そしてクラプトンの「アイ・ショット・ザ・シェリフ」が生まれた。さらに、大々的にレゲエのリズムを導入したロックバンド【ポリス】の登場となるわけです。デズモンド・デッカーは好きなヴォーカリストの一人です。レゲエも70年代、かなりはまりまくりましたよ、私は。また、ボチボチ他のアーティストの事も書いていきたいなと思います。【ジョン・ホルト】とか【ケン・ブース】とか……【ジミー・クリフ】もね。「イスラエルちゃん」は↓ここで試聴できますが、けしてかわい子ちゃんではありません。(笑)http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=42690
2004.03.13
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割とメジャーで人気もあるバンドの事を書くのは、意外と書きにくい。今更書くほどでもないだろうな、皆知っているだろうからとかね余計な事を考えてしまいます。前から書きたいと思っていた【ペット・ショップ・ボーイズ】もそうなんだけど、まぁエレクトロニック・ポップなバンドでは【ヒューマン・リーグ】と同等かそれ以上に好きなバンドです。彼らのアルバムで持ってないのは3枚のディスコ・アルバムと黄色いジャケットの『バイリンガル』だけ。デヴューから聴いていてかなり好きです。それほど、現在まで音的には変わっていないと思うのだけど、全然飽きないのですね、これが。しいてあげれば、初期の曲はメロディー重視で甘くスローテンポな曲が多かったような気はする。「LOVE COMES QUICKLY」とか「WEST END GIRLS」とか。『TELEVISION』というのは、彼らのビデオクリップ集なのですが、ビデオが始まる前に曲ごとに各国のTV番組で出演したワンシーンが写されています。そして、何と1曲目ではフジテレビの「夜のヒットスタジオ」の出演シーンが………他の出演者達の拍手で迎えられ、さっそうと階段を下りてくるペット・ショップ・ボーイズの二人。司会は軽妙な古館伊知郎と軽薄でよく的はずれな質問をしていた芳村真里(この漢字で良かったっけ?)ところが画像は意図的なのか、かなりノイズが入っています。「夜のヒットスタジオ」といえばかなり豪華なステージセットだと記憶しているのだけど、ボロボロです。(笑)古館伊知郎「今日ですね、海外から来てくださったのはですね、イギリスのダイナミックディオもう全米と言いますか全世界の話題をさらっています。」(そんなダイナミック?)芳村真里「ああ、そうですか」(人ごと)古館伊知郎「ペット・ショップ・ボーイズ来ております。」芳村真里「どうぞー」(高い声で軽すぎる)「夜のヒットスタジオ」は良く外タレがゲスト出演していて、それも楽しみだったけど司会のコンビの面白さもあって好きな音楽番組でした。「ザ・ベストテン」なんかは、司会の久米宏と黒柳徹子の神経質なところと生真面目なところが演歌ぽいというか日本人ぽくて好きではなかったな。(見てたけど)あの出演拒否する歌手に向かってお願いするところとか、出演者に対する家族意識っぽいインタヴューとか、なんかしみったれていて、嫌だな、なんだかなーと思いながら見ていました。ついでに今もやっているミュージック・ステーションはほとんど見てません。深夜にやっている復活した『ベストヒットUSA』は見よう見ようと思っていながら、いつも忘れてしまってまだ見てません。小林克也さんのDJ昔と変わらずカッコイイのかな。ペット・ショップ・ボーイズの曲でヴォーカルを担当しているのはニール・テナントがほとんど、しかし「PANINARO」では珍しくクリス・ロウも歌っている(と言っても喋りに近い)低い声でニールの甘みとニール・テナントの苦みとでマッチングがとれていますね。クリップ集の最後の曲である「PANINARO」あたりからはメロディーの良さに加えてビート色リズム色が強まってきたような気がしないでもない。まぁどっちのペット・ショップ・ボーイズも好きなんですけどね……あなたは彼らのどのアルバムが好きですか?私はですね。。。。。悩むな、どれもいい。あれえ、Tレックス特集第ニ夜じゃなかったの?ああそーいえば、忘れてた。(爆笑)
2004.03.12
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デヴィッド・ボウイも来日し、既に公演もしているというのに、ライブに行くことも出来ずに地道に仕事している私です。悲し………というのは真っ赤な嘘で、最近は歳のせいですっかり出不精だから、行く気はなかったのだ。今年からライブはサマーソニック一本に絞ることにしました。だって1万円ぽっきりで5つも6つものバンドのライブ見られるなんてお得じゃない。オジサンが若いギャルに混じることもないしさ。直にDVD出るかも知れないし、自宅の特等席で酒飲みながら燃えるのもいいものです。(笑)で、今日話題にするのはTレックスです。Tレックスと言えば1970年代前期デヴィッド・ボウイと共にグラム・ロックムーヴメントをリードしていたグループです。グラム・ロックというのはグラマラスなロックの事で男性でありながらメイキャップしてステージに上がり、光輝くラメやサテンのコスチュームを身にまとっていました。今でこそロックアーティストがメイキャップすることは珍しくありませんが当時としては画期的であり衝撃的だったのであります。日本でもグラム・ロックに影響された【沢田研二】などが化粧してラメのコスチュームなどでベストテンとかに出演していました。プロフィールにも書いているロック初体験とは何を隠そう、実はTレックスなのであります。私の青春時代はTレックス(マーク・ボラン)と共にありました。「ジープスター」も「テレグラム・サム」もいかしていたけど「メタル・グルー」のギンギラのブギーサウンドには参りました。ちなみにTレックスのブギーサウンドにいかれて恍惚状態になることをTレクスタシーと言います。私は毎日がTレクスタシー状態でした、この頃。《METAL GURU》♪メタル・グゥルー、それはおまえのこと 鋼でできた固い椅子に座っているね 誰からの電話もなくひとり寂しく メタル・グゥルー、それはほんとかい 僕の恋人を連れてきてくれるって そう、彼女はすごくお転婆な ロックンロール・チャイルドだろうね メタル・グゥルー、それは銀色のボタンのような 剣のように鋭い刃のような夢みたいだったかい そう、僕はとってもきれいになるよ もう汚らしいマシンじゃないんだ メタル・グゥルー、それはおまえのこと♪グゥルーとはヒンズー教の伝道師の意味でありメタルは金属なので、《メタル・グゥルー》とは《金属製の伝道師》となります。すなわち金属製の伝道師とはマーク・ボラン自身です。歌詞からも感じとれるように、きらびやかなロックブギーとスター志向性はビートルズ解散以降のロックシーンに待望されていたものだった。【レッド・ツェッペリン】等のハードロックには飽き足らなかったティーンのね。私はそれにすぐ反応したけど、一般的には「なにあれ?」見たいな感じでしたよ。いつだって鋭く反応するのは若い女の子達ですね。イギリスの場合でも、日本ではどうだったのだろう。学校では私の周りではロック聴いている人はいなかったからな。Tレックスがエレクトロニックなバンドに変身する以前のバンド名【ティラノザウルス・レックス】時代ではアコースティックな音楽をやっていたのですが、1970年に発売されたシングル「ライド・ア・ホワイト・スワン」でTレックスと名前を変えている。イメージチェンジの為と言われているが、サウンドも明らかにエレクトロニックに変貌しているのです。それから続く1971年発表のシングル「ホット・ラブ」が英国でNO1ヒットになり、この頃からビートルズの再来と言われるような熱狂的な人気を博していきます。ファンの熱狂ぶりを撮影した記録映画が作られている。それが、ビートルズのリンゴ・スターが監督した『BORN TO BOOGIE』という映画です。1972年にイギリスで公開されたのですが、日本では公開に至ってはいませんでした。このLD盤が1991年に発売されました。当然私も買いました。第二夜はこの秘蔵ドキュメント映像の話をしたいと思います。
2004.03.10
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先日NHK教育テレビで放送された新日曜美術館、いわさきちひろさんの『戦火のなかの子どもたち』の作品が紹介がされていました。15年も前の話になるけれど、東京練馬にある、「ちひろ美術館」へ一度だけ行った事があります。いわさきさんの自宅を展示室に改造してあって、中はこじんまりしていて自宅の中のアトリエといった感じでした。展示室は綺麗に整理されていて、いわさきさんの絵画をしっとりと鑑賞する事が出来ました。その「ちひろ美術館」も最近リニューアルされたようで、図書室やこどものへや、カフェルームなども出来たのだそうです。いわさきさんの絵画の魅力1.美しくて繊細2.可愛らしい3.無垢4.濁りがない5.透明6.人間の煩悩がないそんな、ちひろさんの優しい色彩の絵画も、『戦火のなかの子どもたち』では子供の視点からみた戦争が鋭く描かれていました。当時のベトナム戦争の悲劇に心を痛めていたちひろさんはこの絵本を出版することを決めました。《戦火の中の子どものかわいらしさを描こうと思って、かわいい子どもを描けば描くほど哀しくなるでしょう。一番かわいそうなのは子どもだと思うんです。どこが犠牲になるかというと一番弱い者が犠牲になる。それを思うと胸が痛くて……》《小さい子どもがきゅっとさわるでしょ、あの握力の強さはとてもうれしいですね。ターッと走ってきてパタッと飛びついてくるでしょ、あの感じなんてすてきです。》(いわさきちひろ)きっと小さいお子さんがいる家では、いわさきさんの絵本が2、3冊はあることでしょう。でも、ちひろさんの絵画は、けして子ども向けではなく大人が見るべきものだなと思います。いわさきさんの描いた子どもの絵を通して、平和の尊さを感じて考えたいなと思いました。またもう少し暖かくなったら、リニューアルされた練馬の「ちひろ美術館」へ行ってみたいな。
2004.03.09
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これは、噛めば噛むほど聴けば聴くほど味が出てくるスルメイカだ。亀田のピーナッツでもいいけど………(笑)。音の構成もギターにベース、オルガンにリズムボックスだけ。単調なリフの繰り返しだけど、ちっとも退屈ではないのは何故?ヴォーカルのアリソン・スタットンの可愛らしい声のせい?シンプルなだけに、音に濁りも重みもない、聴きやすさは抜群。短い曲ばかりだから飽きないのかな。25曲もあります。人を小馬鹿にした音楽と捉えるか、ユニークで面白いと捉えるか、どちらか。私は大好きです、この音。1980年にこの音、傑作でしょうね、やっぱ。読売ジャイアンツでもなく、マーブルチョコレートでもなくヤング・マーブル・ジャイアンツでした。(笑)ジャケット写真は『ウイズ・ザ・ビートルズ』ですね。聴いたことない人は、早速試聴してみよう!。http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=288324 …………………………………………………………………………………………………明日は泊まり勤務なので日記書けそうもないので昼間書いた分を24時過ぎたのを待ってアップしました。だから眠いです。(笑)むにゃむにゃ。。おやすみ。。。。
2004.03.08
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昨年どこかのテレビ番組で見て気に入ってしまい、それ以来いつかCDを買おうと思っていました。昨年の紅白も出ていましたね。一曲目の「大渓谷」からめくるめく音の洪水にノックアウト。雄大な中国の自然を思わせる壮大な曲。谷村新司作曲の「いい日旅立ち」、もの悲しいメロディーだけれども、ぐいぐいとこちらへ入ってくる、引きの美学ではなくて、何かを訴えかけてくるような熱い感情が伝わってくる。「シャイニング・エナジー」平均年齢24歳の若さ溢れるエネルギーがびんびん伝わってくる。軽快で躍動的。「明日への扉」この曲もとても切ない。明日への扉を開ける希望。この曲を聴いているともの凄く元気が出てくるような気がする。「オンリー・タイム」ストリングスのあまりの美しさに熱いものがこみ上げてくる。「茉莉花」作者不詳の中国民謡。中国といえばよく耳にする、誰でもイメージできる民謡らしい楽曲。中国では小さい頃から、親しまれている曲なんでしょうか。「白鳥の湖」チャイコフスキーの名曲をカバー。クラシックの数々の名演奏にもけしてひけをとらない。スケール感が素晴らしい。………………………………………………………………………………………………………………………女子十二楽坊の日本デビューアルバムは、オリコン1位を獲得し170万枚も売れたそうです。こういったインスゥトゥルメンタルアルバムがこれだけのベストセラーになってしまうのは、今の日本の現代社会がいきずまっていて病んでいるからなのだろうか。彼女達の作り笑いではない、純粋な笑顔を見ていると、今の自分に忘れかけている何かを呼び起こしてくれるし、癒されます。音楽も、男性が同じ楽器を使用して12人集まれば同じ音楽をできるのだろうか?それは疑問。女性12人が前向きに演奏しているから可能なのだと思う。鳥インフルエンザだのイラクテロで150人も市民が死亡なんてニュースがある一方で、女子十二楽坊の音楽を聴いていると、まだ未来に希望が持てる。世の中まだ捨てたもんじゃない、「生きていて良かった」と思えます。(このアルバムには、日本武道館でのライブ映像も収められていてお得です。)
2004.03.07
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3月3日は、ひな祭りだったけど、耳の日だったてこと知ってた?私も知らなかったけど、会社にやってくる保険会社のおばちゃんが配る(お姉さん)チラシで知りました。音楽をヘッドホンで大音量で聴いたりすると「ヘッドホン難聴」という病気になってしまうそうです。私の場合は歳と共に音楽を聴く音量も小さくなっているようです。通勤でディスクマンを聴くこともありますが、外に漏れるような音量で聴くことはありません。昔は電車内でシャカシャカさせながら聴いている人よく見かけたけど、最近はあまりいないようです。リミッター機能付きの機種もあるようですが………耳の日以外に何の日があるかな。8月7日は鼻の日かな。じゃ6月4日は虫歯の日だ。じゃ4月9日はフォークの日だ。じゃ6月9日はロックの日だ。(笑)他に何があるかなぁ。記念日アイデア募集中!(笑)(思い付いたら更新予定)最近、飲んでいる薬(鼻炎)の副作用で家に帰ってくるとすぐ眠たくなります。まだ、当分不調は続きそうです。無意味な日記も書くだろうけど、お許しを。(笑)…………………………………………………………………………………………………………長嶋茂雄元監督が脳梗塞のため入院しました。しかし、入院程度でも新聞の一面を賑わしてしまう。いかに長島さんが国民的なアイドルであるか認識させられました。脳梗塞という病気、私の親戚にも発病した方がいますが、今は車イス生活で言語障害もあります。年齢もあるのですが、病状は良くはならないようです。食事療法をして、安静にしているだけです。体力の衰えもあるし、病状を遅延させるだけのようです。原因は若い頃の暴飲暴食が原因のようです。酒ばかり飲んでたらしいから。長島さんは、酒も適度で煙草も吸わないらしいし、健康には気を使っていたらしいので、仕事のストレスが要因にあったのでしょうか。仕事のしすぎかもしれない。7年ほど前、田園調布に会社があったときに長島さんのお宅を見にいったこともありました。巨人の監督時代にね。オリンピックでの監督としての姿は是非みたいけど、無理はして欲しくありません。
2004.03.05
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【モーマス】つながりで知ったカヒミ・カリィです。過去にモーマスがプロデュースしていたくらいだからいいのに違いないと言うことで、HMVの試聴で聴いてみました。良い感じだったので、さっそくアルバム『Trapeziste』を買ってみることにしました。一言でいって、素晴らしい。カヒミ・カリィのヴォーカルは完全にフランス味、歌っているというよりは、囁き。フランス語を完璧にものにしているようだし、英語も完璧。肝心の音の方は、アヴァンギャルドなジャズあり、オーソドックスなジャズあり効果音ふんだん、サロン・ミュージック風あり、クラシカルな曲あり多彩です。この人の事は正直あまり知りません。CDは邦楽の方に陳列してあったので、たぶん日本人なのでしょう。アルバムカヴァーの写真もどうやら本人らしい、太股からお尻あたりの曲線がとても色っぽいです。ストッキングの色も緑青で艶めかしい。歌っている意外にも、ナレーションしている『Sleep』のような曲もあります。色っぽい発声、イントネーションもとても日本人とは思えません。歌詞も独特の世界観があって神秘的で美しい。《Sleep》♪ある日いい靴を見つけたけれど私の足は小さすぎて その靴に合わなかった諦めようかと思ったけれど すごく気に入ったから買うことにした次の日 その靴を履いて階段を登った時のこと毎日使っている階段なのに 初めて登った時みたいにつまづいてしまったそれはまるで私の体が驚いたような感じだったクツノサイズガチガイマスと言っている様だったそれから2、3回それを繰り返したけどいつのまにかその靴ですんなりと 歩けるようになっていた私の体が 私の靴を覚えたのだ 私は不思議に思った♪なんでもないような詩にも思えるけど、気に入った靴を見つけた嬉しさが言葉の裏側に感じられます。夢があります。《Tornado》♪彼は私のトルネード彼は私のすべての窓を壊していったそれで以前には何も見えなかったところに何かが見えるようになった彼は 一度すべてを破壊して再構成する彼は 誰も見たことがないような風景を創り上げるとても美しい風景を私にとって 彼の破壊は破壊ではなくて むしろ救済だ♪彼との出会いをトルネードに例える。私の心の窓を破壊していったトルネード、今まで見えなかった世界が見えてきた。目の前に拡がる美しい風景。アルバム一曲目のこの曲は、詩と同様にエレクトロニクスを駆使した拡がり間がある神秘的な曲です。サウンド面では【エニグマ】とかが好きな人だったら、間違いなくこのアルバムは気に入るでしょう。後シャンソンが好きな人もOK。ジャズが好きな人もいいかもしれない。多種多様で魅力ギッシリのアルバムです。モーマスの影響も大きいのでしょうね。私もすっかりはまってしまいました。こちらで試聴できます。http://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=489940
2004.03.04
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昨日変な夢を見ました。私がポンコツ車に乗っている夢。2車線の道路で私は信号待ちをしていた。道路は比較的空いていました。左隣の車線には二人連れの仲が良さそうな若いカップルが乗っている乗用車があった。その運転手は男性でした。助手席に彼女がいる。道路は勾配のきつい上り坂でした。ちょっと、羨ましいという気分でその車の中の二人に見とれていたら、突然その車は坂道を急後下。私は「あっ、危ない」と思ったのもつかの間、あいにく後続に車は無く衝突は避けられたものの坂道の真下まで滑り落ちてしまった。そしたら、またその車は上ってきて私の横に停止しました。そして、またすぐ車は坂道を急後下。私は思った「ブレーキの故障なのだろうか。」それを4・5回繰り返しました。しかし、後続に車は無くまたしても事故は免れました。そして、6回目もまた坂道を急後下しました。ところが、今度は坂道の真下が道路ではなく崖に変わっていた。「ギャ、危ない!落ちる!」車は崖下に転落してしまった。二人の命はどうなったのだろう。私は確かめに、自分のポンコツ車で彼らと同じようにバックで崖下まで滑り落ちました。私の車は崖下に転落せず手前で停止しました。どうやらブレーキは正常なようだ。車から降りて崖下を確認してみると、なんと先ほどのカップルの彼女の方が崖の片隅に片手を掴まってぶら下がっていた。「助けて!」という叫び声も出せないグッタリした表情。私は彼女をすぐさま抱き上げ助け出した。運転手の男性はそのまま崖下に落ちて死んでしまったのだろうか。。。。。などと想いにふけっているところで目が覚めました。…………………………………………………………………………………………………………なんでこんな夢をみたのだろうと考えてみると、昨日の事件(昨日の日記の冒頭参照)が心の深層に引っかかっていたようなのだ。昨日は車が動かなくなってパニック状態、機械式の駐車場から車が出せない状態で、しかも動作中のブザー鳴っていたため泡を食っていて、冷や汗状態でした。「車が車庫から出せなくなっちゃったんです。車庫から出すの手伝ってください!」管理人室に駆け込みました。二人で車を押して外にだしたものの、最初はパーキングにギアが入っていたものだから動かずじまい、管理人さんに言われてニュートラルにギアを入れて動きだしました。普段分かっている事がパニックになると、何も見えなくなる典型ですね。ああ、恥ずかしかった。だから夢にまで出てしまったんですね。夢というのは、断片的で支離滅裂です。現実ではあり得ないことが突拍子もなく自然に起きるから面白いというか怖くてシュールな世界です。今回見た夢も、1.自動車が突如バックで加速して坂道を転がり落ちる。2.道路が突然崖に変わる。3.女性だけがどうやって車から脱出したのか。4.変化があるのは自分の車とたまたま隣の車線にいた車、他は静止している。といった不思議な世界が予知もなく、突然目の前に現れています。昨日の夢も言葉で表現するよりも漫画で描いたりすると、よりシュールな世界になりそうです。【つげ義春】の『ねじ式』というシュールな漫画がありますが、夢でみた世界を漫画にしたそうな。
2004.03.02
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うーさむさむさむ、もう3月だというのに東京地方雪がちらついています。今日お昼頃、車で出かけようとしてエンジンをかけて少し動き始めたところで、停止してしまった。その後何回がエンジンかけたのに始動せず大慌て。この寒さでバッテリーが上がってしまったのだろうか?と思い慌てて近くのディスカウントショップにバッテリーを買いに行きました。バッテリーを交換してみたんですがエンジンかからず、こりゃバッテリーが原因ではないなと何回かキーを回してみたものの駄目。ポンコツ車もいよいよ年貢の収め時か!?と思ったもののあきらめきれず、今度はキーを回したまましばらく戻さずにいたらエンジンかかりました。このあいだガソリンスタンドでバッテリー交換したばっかりだったから変だなとは思ったんですけどね。結局バッテリー代3000円無駄使いしてしまった。意外とあわてん坊の私でした。《教訓》1.寒い日のエンジン始動は負荷を切って行おう。(カーステレオ、ヒーター類のSWを切る。)2.エンジンがかかっても直ぐには発進しない。充分エンジンが暖まってから行おう。ヨシ!(指差し呼称)笑。……………………………………………………………………………………………………………………坂本龍一の『千のナイフ』はYMO結成以前に、初のソロ作品として発表されたアルバムです。坂本龍一は当時はスタジオミュージシャンとしては活躍していたけれども、一般的にはそれほどメジャーな人ではなかった。細野さんは、【はっぴいえんど】等ですでに著名なミュージシャンであったけれども、坂本龍一はこれからの人だった。『千のナイフ』を始めて聞いた時は、驚いたものです。日本にもこんなに優れたミュージシャンがいたのか、英米のロックに対抗できる才能がこんな所にいたのかって。久しぶりに聴いてみた『千のナイフ』。やはり、1978年にこのサウンド驚いてしまった。今聴いても全然古くさくない。むしろ新鮮なのだ。「ジ・エンド・オヴ・エイシャ」「ダス・ノイエ・ヤパニッシェ~」は中近東風の細やかなメロディーが美しい。シンセサイザーはポリムーグ・マニムーグ・マイクロムーグなどを使用しているが、けして冷たい音になっていないのが良い。とっても繊細。アルバムタイトルにもなっている「サウザンド・ナイブズ」は25分に及ぶ組曲。美しいシンセサイサイザーの波と鈍いシンセドラムスのリズムがアンバランスのようでベストマッチング。途中ではいる渡辺香津美のギターが気持ちよい。この人のギターテクニックは指折りです。「アイランド・オブ・ウッズ」はどこかの森林の風景を模写しているかのような音楽。鳥の鳴き声のようなシンセの音に、不気味な空間を感じさせる神秘的な空間を模写しています。「グラスホッパーズ」は高橋悠治のピアノと坂本龍一のシンセとのコラボレーション。クラシカルで美しい、クラシックの素養がないと出来ない曲ですね。単なるエレクトロニック・ポップとは割り切れない深い世界がここにはあります。このアルバムを聴いてしまうと、YMOは端に遊びでやっていたテクノポップだったのではないかなと思えてしまうほどです。YMO解散後いろんな方面で活躍している坂本龍一さんですが、私は何故か『千のナイフ』しか買って聴いていませんでした。はまりまくっていたYMOのイメージが強すぎて、拒否反応を起こしていたのかもしれない。細野さんのYMO以前の素朴なソロ作はよく聴いていたんですけどね。久しぶりに聴いてみた『千のナイフ』の素晴らしさにイメージは払拭できたようです。『未来派野郎』とか聴いてみたくなってきたぞ。
2004.03.01
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