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《米国ラスヴェガスにて結成された4人組のロック・バンド。メンバーはブレンドン・ウーリー(vo、g)、ライアン・ロス(g、vo)、ブレント・ウィルソン(b)、スペンサー・スミス(ds)。2005年、フォール・アウト・ボーイのメンバーが運営するレーベル“Decaydance”から、デビュー・アルバム『A FEVER YOU CAN'T SWEAT OUT』を発表。メロディアスなギター・ロックに、シンセサイザーや打ち込みビートを交えた特徴的なサウンドを披露し話題を呼んだ。ニューウェイヴ的な要素を感じさせるキャッチーな音楽が魅力。》~CDジャーナル~【パニック・アット・ザ・ディスコ】のセカンドアルバムです。CDジャーナルのレヴューは無視してもいいような大化け振りです。シンセサイザーや打ち込みの代わりにストリングスが大活躍です。ストリングスアレンジをアビーロードスタジオで行ったと言うだけあって、『マジカル・ミステリー・ツアー』から『サージェント・ペパー』の頃の【ビートルズ】を彷彿させるサウンドに仕上がっていました。ホーンアレンジもビートルズ中期そのもの。ビートルズ後期世代の私なんかには、懐かしさがプンプンと漂ってきて嬉しくなってしまいました。ジャケットは【スモール・フェイセス】の『Ogden’s Nut Gone Flake』似の色づかいとデザインだし、フォトに見られるメンバーのファッションにしても60年代サイケポップを彷彿させます。サウンドも意図して円くして角を取り除いたような優しいサウンド。リマスター化が日常的になった時代に、この音は忘れかけていた60年代ポップ・ロックの素晴らしさを再び思い出させてくれました。刺激的で鮮明な音ばかりがロックの魅力ではないと改めて教えてもらいました。若いのによくぞここまでやってくれましたと、感謝状の1枚もあげたい気分です。カントリーぽい「FORKIN’ AROUND」は70年前後の【ジョン・デンバー】を思い出してしまった。これも良いです。可愛らしい曲調の「SHE HAD THE WORLD」、ナチュラルなエレキピアノとストリングスのハーモニー。幸せな気持ちになれます。《WE’RE SO STARVING》♪ああ なんて長かったんだ いなくなってごめんね 君達のために曲を書いてて忙しかったんだ 心配しないで 僕達は今も同じバンドだから 心配しなくていいんだよ、ほんとに♪冒頭に始まる「WE’RE SO STARVING」がこのアルバムの全てを物語っている。予想もしなかった人から、ある日突然プレゼント(誕生日でもいいし、クリスマスでもいいですよ)を贈られた時の嬉しさと驚きにも似たような感覚、体験をしたような……。今とてもマイフェイヴァリットなアルバムです。つーか、誰が聴いてもこれは2000年代を代表する名盤となることでしょう。クラシックロック好きな方、ビートルズが好きな方は必聴ですよ。サマーソニック08にも、出演が決定しているパニック・アット・ザ・ディスコ。ああ楽しみ。私は絶対マリンのブロック前方で見ますからね!!(笑) Pretty.Odd.をチェックしてみる?PANIC AT THE DISCO: Nine In The Afternoonを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.30
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《05年、イギリスのボーンマスにて彼らが19歳の時に結成された4人組ロック・バンド、エア・トラフィック。地元中心に繰り返したライヴが徐々に話題を呼び、翌年のギグには、ありとあらゆるつわものA&Rがつめかけ、06年最大のA&Rイベントとなったほど。<EMI UK>とのメジャー契約後、スノウ・パトロールとのツアーやフェス出演などで着々と人気を集め、デビュー・アルバム『Fractured Life』(07年)からは「NEVER EVEN TOLD ME HER NAME」「CHARLOTTE」などのシングル・ヒットを誕生させている。》~リッスンジャパンより~購入したのは半年も前だけど、最近耳に馴染みはじめて良く聴いているアルバムです。一見地味めなギターロック(スノウ・パトロールやエディターズと、どこが違うの見たいな)、若さが鼻に付くような所もあって(いかにも若い女の子が好みそうな長身で端正なルックスとか)、距離感を感じていたけど………。まぁ、それは先入観というやつで、音楽はじっくりと聴いた方がいいですね。(^^;)4曲目の「No More Running Away」あたりから引き込まれてしまった。流麗なクラシカルなピアノが聴ける「Empty Space」も良いです。若いのに、神にすがりつきたくなるほどの繊細な青年達の叫びが聞こえてきます。《Time Goes By》♪一晩中語り合う2人 朝になるまでずっと 何も話すことがなくなるまで そして疲れ果てた頃に、「楽しかった」と君は言うんだ かけがえのない君、そうさ、いつだってずっとそうだったんだ そろそろ時間切れだね 僕は自分を抑えきれなくなってきた もっと余裕があればよかったのに だけど時計の針は待っていてはくれない この頬を伝う涙のように、時間の砂はただ滑り落ちていく♪ギターが鳴いている、ピアノが泣いている。どんなに美しい美辞麗句を並べてみても、この美しい音色にはかないません。「Never Even Told Me Her Name」(気まぐれスージー)は、ギターバンドとしては、一歩飛び越えたようなキャッチーなメロディー。バンドの将来性に大きな期待と才能を感じてしまいます。「I Can’t Understand」の甘美なメロディーラインにグッと来てしまいました。でも、どことなく奥ゆかしさみたいなもの、遠慮みたいなものがあって、もっともっとこちらにグイグイ来て欲しい。という母性本能(?)見たいなものをくすぐるものがあって、たまらないです。“なにかの音楽シーンの一部じゃない、というのが僕らの最大の強みだと思う。NMEのお気に入りバンドとか、踊れるギターバンドとか、そういったシーンにも属さずに独自の形で存在しているって点。長期的にバンドを続けて行くためにはシーンに属さないというのは重要だよ。大々的に騒がれなくてもいいから、少しずつ地道に成長していきたいね。”流行のロックシーンの中に、組み込まれることを望んでいない【エア・トラフィック】というバンド、真に音楽好きで良いメロディーを追求している人達。ファンに長く愛され続けるようなバンドでしょうね。私もこのバンドは、ずっと心の中に留めておきたいです。エア・トラフィックをチェックしてみる?Air Traffic "Never Even Told Me Her Name"を見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.28
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《2001年、広島県で始動した樫野有香、大本彩乃 、西脇綾香の女性3人によるユニット。結成当時、メンバーは全員11~12歳だった。02年に広島限定でシングル「OMANJINA☆ペロリ」をリリース、03年には東京に活動拠点を移し、capsuleの中田ヤスタカをプロデューサーに迎え、「スウィートドーナッツ」で全国デビューを果たした。秋葉原でのストリート・ライヴを定期的に行ない、キャッチーなテクノ・ポップでアイドル・マニアのみならず注目を集めた。》~CDジャーナルより~“皆さん、こんばんは あらためて自己紹介します (かしゆか) (あーちゃん) (のっち)です 3人あわせて パフュームです よろしくお願いします“うわー、息ぴったり、まるで三つ子みたい。(笑)えー!!おじさんが【パフューム】なんか聴いちゃっていいんですか??いいとも!!だって良いんですもの。外見は完全なアイドル。実態は本格的なテクノサウンドでダンスも計算されていて精密機械のような精巧さ。3人のコーラスもほぼ完成されていて、揺らぐことがない。声は加工されていますが楽器と化しつつあるほどの進化した未来派テクノヴォーカル。若くてピチピチした3人の女の子達が、100パーセント以上楽曲を消化しているとなれば、何も文句はないでしょう。4人目のパフュームとも言える、ソングライターでプロデューサーの中田ヤスタカさんのセンスと力量が半分近くは占めているとは思いますが、それを完璧にこなしている3人の実力はやはり凄いです。テクノで一番大事な、スピード感と乗りの良さも文句なしに完璧です。ベース音が弾む弾む。楽しい、乗れます。《Baby cruising Love》♪簡単な事って 勘違いをしていたら 判断誤って 後ろを振り返るんだ 何だって いつも近道を探してきた 結局大切な宝物までなくした ハッとして気が付いたら 引き返せないほどの距離が ただ前を見ることは 怖くて しょうがないね 恋の運命は 愛の証明は 二人の航海と 何かが似ているかもね 会いに行きたいよ 遠い空間を baby cruising love たどり着きたいあの場所 baby cruising love♪「中田さんの書く詩はほんとスゴイんですよ。“実は女の子なんじゃない?”ってくらい(笑)、女の子がドキッとする、キュンとするような男の子の仕草とか行動とかも入れてあって」(あーちゃん)詩だけ読んでみると、明らかに男性が書いた詩だと分かるのですが、パフュームが歌うと何の違和感も感じない女の子が書いた歌に聞こえてしまう不思議さがあります。《マカロニ》♪名前を呼び合うときに 少しだけ照れるくらい そんな空気もいいよね やわらかいよね これくらいのかんじで いつまでもいたいよね どれくらいの時間を 寄り添って過ごせるの? これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね わからないことだらけ でも安心できるの 手と手をつなぐときにも そっと深呼吸をする そんな空気もいいよね(いいよね)やわらかいよね これくらいのかんじで いつまでもいたいよね どれくらいの時間を 寄り添って過ごせるの? これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね わからないことだらけ でも安心できるの 最後のときが いつかくるならば(いつかくるならば) それまでずっと キミを守りたい♪フワーっとした柔らかい感じ。心臓がドキドキしてしまうようなトキメキ。こんな表現が出来る若手作詞家の登場に拍手!!You Tubeのライブ映像を見たら、お客さんは若い女の子が多かったのはちょっと以外でした。秋葉にたむろしてそうなお宅ぽい男子が多いのかと思っていたので……。革新的な音楽に反応が速い(鋭い)のは、いつの時代も女性ですね。でも同姓に好かれるのって良いですねぇ。男子のファンもこれからどんどん増えていきますよ。私も混ぜてください。(笑)テクノユニットとして世界に間違いなく誇れるパフュームです。このアルバムの音を聴けば納得できるでしょう。PS本当はDVD付きの初回限定盤が欲しかったのですが、置いてませんでした。チキショー……(笑)GAMEをチェックしてみる?Perfume - Live ポリリズムを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.26
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4月からの改編で、楽しみな番組がひとつ増えました。毎週水曜日夜10時からフジTV系列で放送されている『爆笑レッドカーペット』です。1分間のショートネタで勝負する、お笑いの新しいスタイル。次から次へと個性の違うタレントが出てくるので、飽きない。ただ単純に爆笑するだけど、画面を食い入るように見てしまいます。1回目は見逃しちゃったんだけど、23日の2回目の放送は見ましたよ。私が好きなのは【ハイキングウォーキング】【バカリズム】【髭男爵】【我が家】など。ハイキングウォーキングは以前、コーラを一気飲みして、いかにゲップを我慢して徳川将軍13代全部を言えるかにチャレンジしていたけど、期待とは裏腹に1代も言えずゲップしてた。その落差に大爆笑してしまった。あれがスーパーイリュージョンなのかって??(笑)今回は汚いM字開脚見せていたなぁ。こういうくだらない笑いは大好き。バカリズムはシュールな絵の紙芝居。トツギーノに持っていく強引な展開が笑える。髭男爵は貴族の衣装を着た、設定が新鮮。【なだぎ武】のファミコンのバグも懐かしい人が一杯いるんじゃないかなー。我が家の3人トライアングル突っ込みも好きだなぁ。キャラが3人違い、一見クールだけど言うことは下ネタでど壺の、長身の人の喋りに大笑い。週の真ん中で見られるのもストレス解消になっていいかも。いやー私は録画して、今日も見てしまいましたけど……。(笑)You Tubeに早速アップされていたので、リンクしておきます。爆笑レッドカーペットを見てみる?Powered by TubeFire.com ↑すみません、リンク切れしているようです。
2008.04.25
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↑Single Collection は黒く文字が見えにくいので、Video Collection を載せています。《1995年にTommy(vo)、奥田俊作(b)、松井亮(g)によって京都で結成。97年9月にシングル「Bye Bye Mr.Mug」でデビュー。UKロック的なギター・サウンドで注目を集め、98年5月発表のシングル「There will be love there~愛のある場所~」で大ブレイク。その後も「冷たい花」などヒット曲を連発。個々のソロ・プロジェクトをはさみ、2007年8月、約5年ぶりとなるシングル「Stand by me」で活動再開。2008年2月にニュー・シングル「Ash Like Snow」、初のベスト盤『the brilliant green complete single collection '97-'08』を発表した。》~CDジャーナルより~発売から2か月遅れで【ブリリアント・グリーン】の初回期間限定ビデオコレクション付きの『Complete Single Collection '97-'08』を購入しました。大手CD店では、すでに初回発注分が売り切れていて入手不能のようです。あまり回転の良くないお店で見つけました。ベストシングル集よりも、今回はミュージッククリップ集の方が目当てだったのでラッキーでした。そのシングルクリップ集のビデオですが、昨日の夜も見ていたのですが、いやもう見とれてしまいボーッとしてしまいました。つくづく私はブリグリが好きなんだなぁと再確認しましたです。Tommyのヴォーカリストとしての魅力に取り憑かれています。艶やかさ、鮮やかさ、可愛らしさ、奥ゆかしさ、摩訶不思議さに。私にとっては理想的な女性でもあり憧れの存在です。再始動後の新曲「Stand By Me」「Enemy」「Ash Like Snow」の3曲が入っているのも嬉しい。初期の頃に比べると、大人っぽくなって頬あたりがふっくらしてきて、より女性らしくなっているように見えました。最近では珍しくスカートをはいている姿もあって、生足を見られたのも感激です。(^_^;)「Ash Like Snow」はハードな曲で、【エヴァネッセンス】あたりを意識しているのかなぁなんて思ったりで……。妖艶さみたいなものも表現されていて、エイミー・リーに近いものを感じました。UKロックに最も近い日本のバンドと言われ続けてきたブリグリだけど、変化の兆しが現れてきたのかもしれません。《Stand By Me》♪心を覗けたなら 今すぐに楽になるかな 誰のものにもならないで 勝手な願いだけれど だけどいつか壊してしまう 硝子の箱に触れたらきっと 戻れないのso... Stand By Me 諦めと願いの扉の前 動けないずっと 叶うのなら友達でいいから 特別になりたかった 誰かのために泣けるなんて わからなかった想うだけで 愛しくてせつなくなるの Stand By Me まだ見えない煌めきがあるなら 歩き出せるきっと 見つけたいのあなたとso... Stand By Me♪本当に共感してしまう詩、分かっているようで分からない人の心、ほんとに心の中が覗けたらどんなに楽でしょうか。知らず知らずのうちに重荷になってしまうような、言動をしてしまったのかもしれません。後戻りして、せめて友達のままでもいい。私はまだここにいるから。「Rainy days never stays」のビデオがとても好き。アメリカの西部で撮影されたのでしょうか。白のオープンカーに乗ってドライブする、ブリリアント・グリーンの3人。爽やかで涼しげなTommyの表情、赤のラインの入った白のタンクトップが眩しい。ああ、ブリグリの話になるとメロメロになってしまう。切なくも激情のギターサウンドにホロリ、ブリリアント・グリーン大好き、Tommyも大好き、というか愛しています。。。complete single collection ’97-’08をチェックしてみる? the brilliant green Stand by meを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.24
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今日はサマソニ08ステージ別第6弾アーティストが発表されたので、予定を変更して(そんなものないけど、笑)気が早いですが、当日のスケジュールを考えてみました。1日目第1案LOS CAMPESINOS!(マリン)→ONEREPUBLIC→CAJUN DANCE PARTY(ソニック)→PANIC AT THE DISCO(マリン)→THE FRATELLIS(ソニック)→THE VERVE(マリン)第2案LOS CAMPESINOS!(マリン)→ONEREPUBLIC→CAJUN DANCE PARTY(ソニック)→PANIC AT THE DISCO(マリン)→THE FRATELLIS(ソニック)→PAUL WELLER理想LOS CAMPESINOS! (マリン)→ONEREPUBLIC(マリン)とBLOOD RED SHOES(ソニック)の二元中継→CAJUN DANCE PARTY(ソニック)→DEATH CAB FOR CUTIE(ソニック)とPANIC AT THE DISCO(マリン)の二元中継→THE FRATELLIS(ソニック)→THE VERVE(マリン)とSEX PISTOLS(マウンテン)とPAUL WELLER(ソニック)の三元中継。トリをTHE VERVEにするかPAUL WELLERにするか迷いどころ。今現在の心境はTHE VERVEだけど新譜の出来次第ではPAUL WELLERにするかも。しかし「ソネット」は聴きたいしな。DEATH CAB FOR CUTIEを犠牲にするのは脱腸の思いです。今年の個人的目玉はPANIC AT THE DISCOなのでしょうがないです。理想は背中に翼でも生えれば可能か!?(笑)三元中継はDNAを3分割して、全部見ましょうか。。。。(笑)初日はマリンとソニックの往復になりそうです。消耗しそう。(苦笑)2日目第1案VAMPIRE WEEKEND(マリン)→THE HOOSIERS→THE KOOKS→ALICIA KEYS→COLDPLAYありゃ、ずっとマリンになっちゃった。移動は無しですが、これも炎天下で消耗戦になりそうできついかもです。(苦笑)VAMPIRE WEEKENDはビーチの予想だったんだけど外れました。第2案VAMPIRE WEEKEND(マリン)→THE HOOSIERS→SUPER FURRY ANIMALS(ソニック)→SPIRITUALIZED→THE JESUS AND MARY CHAIN移動1回でソニックで室内、これは体力的に良さそうな行程です。第3案VAMPIRE WEEKEND(マリン)→THE HOOSIERS→SUPER FURRY ANIMALS(ソニック)→SPIRITUALIZED→COLDPLAY(マリン)THE JESUS AND MARY CHAINへの信頼性(盛り上がり)への不安で、トリはCOLDPLAYというのもあり。悩むのはTHE KOOKSとSUPER FURRY ANIMALS。ALICIA KEYSとSPIRITUALIZEDどちらをとるか。まだ不確定です。マウンテンのDEVOとFATBOY SLIMも気になり、予断を許さない。ダンスのTHE TEENAGERSも見たいしなぁ。まぁ、後4か月近くあるし、じっくりと。だけど、ビーチもダンスステージもまだ埋まってないようだし、第7弾以降好きなアーティストが来たら、考え直しです。(笑)
2008.04.22
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《アークティック・モンキーズのフロントマン&メインソングライターであるアレックスの新バンド!! 彼のお気に入りのバンドでもあるリトル・フレイムスの元メンバーで現ラスカルズのマイルズ・ケインとのサイド・プロジェクト。プロデュースは、アークティックのセカンドを手掛けたシミアン・モバイル・ディスコのジェームス・フォード。ストリングスやホーン、オルガンなどを多用したヴィンテージ感溢れるドラマティックな展開と、リヴァーヴの効いたギターのサイケな音像と絡み合って、アレックスの持つ色気というか艶っぽさみたいなものが、アークティックより強く滲み出ていて、まるで古きよき時代の美しい映画を観ているよう。若い世代のリアルな光景を描ききったアークティックに対して、夢のような物語の世界に誘うような奥行きのあるサウンドスケープ。アークティックとは違う一面を見せた意欲作!!》~diskunionより~それほど好きでもない、【アークティック・モンキーズ】だったし、このプロジェクトは話題先行のバンドなのかなと思いこんでいました。ジャケットの女性のPHOTOだけはずっと気にはなっていたんですが………。CROSSBEAT6月号のレヴューで“60年代風の甘酸っぱい感じや物憂げな空気をうまく再現した楽曲”という記述が気になって、試聴してみたら、凄く良かった。で、即購入。ともかくカッコイイ。ドラマチックで映画的な曲調。深いリヴァーヴがかかった音場は洞窟の中で聴いているような臨場感を覚えます。神秘的、ミステリアスなサイケ感、共々ゾクゾクしてきます。これは60年代以外の何者(何物)でもありませんぞ。アレックスのヴォーカルはピーンと張りつめた緊張感があるため、仰々しいストリングスが入りこんでもイージーリスニングに流れることがない。そこが素晴らしいのです。「Meeting Place」なんか特にね。これって重要。サウンドと声のバランス感覚で聞き易く(入りやすく)もなります。たぶん、アークティックがダメだったのは私には声と音との相乗効果できつ過ぎる音だったんだと思う。アコースティックギターの弾き語り「The Time Has Come Again」の至福感も立派。ヴォーカルへの深いリヴァーヴはまるで、大浴場で歌っているようかのような気持ちの良さ。(笑)日本の60年代グループサウンズの全盛時代の音にも近い。【タイガース】とか。暗さや重さよりも官能を刺激する深遠で幽玄で耽美な空間。それからスウィンギング・ロンドン時代の【ウォーカー・ブラザーズ】や【アニマルズ】にも。そうねぇ、グラムに化ける前の【デヴィッド・ボウイ】にも確かに近いなぁ。ジャケットの女性はモロ雰囲気【マリアンヌ・フェイスフル】に近いしなぁ。【ラスカルズ】も気になってきたし、免疫が付いてきたので、アークティック・モンキーズも聴けるようになりそうな予感。楽しみはもう少し先に取っておこうか。うーん。(笑)ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ『The Age Of The Understatement』は60年代ロック・ポップス好きには絶対お薦めのアルバムです。年配の方も聴いてみてください。アレックス・ターナー偉い奴だ。あなたのセンスはロック界で超一流です。(私が言うまでもない)AGE OF THE UNDERSTATEMENTをチェックしてみる?The Age Of The Understatementを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.21
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小さい箱でのライブにすっかりはまってしまった私、【ブロークン・ソーシャル・シーン】【クラブ8】に続いて【カイト】にも参戦予定です。いやー、二つとも素晴らしかったですからねー。今から丁度2か月後だし、終われば2か月後にサマソニ08、インターバルとしても最高の間隔です。公演は6月18日と6月23日、渋谷O-Nestにて。どちらに行くかは今週中に決めよう。前売りは3500円と手頃。名古屋、大阪、京都、金沢も廻るようです。カイトのきめ細やかでシルクのようなタッチの暖かいエレクトロニックサウンドに癒されたい。なんだか、早くもワクワクしてきました。皆さん行きましょうよ。
2008.04.19
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《ロック・ミュージックが派手化/大音量化に向かって突き進んでいた60年代後半~70年代前半にかけて、逆説的な牧歌的ほのぼのロックで、つつましやかさあらばこその自己主張を成し遂げていたバンド。デビュー後も、ヨークシャーの田舎から出てこようとはせず、毎年お伽話を聴かせるようなしみじみしたアルバムをリリース。当初はブリティッシュ・トラッド風味だったサウンドも徐々にアメリカナイズされたものにバック・トゥ・ルーツしていったが、慌てず騒がずのたたずまいは不変だった。ツアーも、カンタベリー系の地味渋なバンドとの共演が多かった。長い歴史を誇りながらも、メンバー・チェンジのほとんどない、骨の髄までホンワカしたバンドである。》~リッスンジャパンより~シンセサイザーよりもメロトロンが好きだった私が、70年代に好んで聴いていたプログレ系のバンドが【バークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト】です。つまり、はまってしまった訳なんですが、他に好きなプログレ系のバンドも【ジェネシス】といい【ムーディー・ブルース】といい皆メロトロンをメインに使用していたバンドだった。温かくて、牧歌的で、ポップなメロディーを特徴としていて、適度にシンフォニックでトラディショナル、そこが好きだった。さてこの『TIME HONOURED GHOSTS』は彼等の1975年の作品で8枚目のアルバムです。音楽も素晴らしいのですが、何と言っても童話のワンシーンに出てきそうなアルバムカバーが素晴らしい。個人的にロックシーンの中で、記憶に残るジャケットの一つと言っても良いくらいの美しさです。曲の方は【ビートルズ】の曲名を繋ぎ合わせた歌詞による「TITLES」(当時の邦題はビートルズよ永遠に)が有名。イントロのエモーショナルなギターと「ロング・アンド・ワインディング・ロード」のメロトロン(?)が哀愁を誘います。《TITLES》♪The long and winding road that leads to your door Here comes the sun it’s alright people shout for more But were you trying to deceive telling me All you need is love to succeed Across the universe one after nine ’o’ nine I got a feeling for you blue and I feel fine I tried so hard to make believe that I’d see All you need is love to succeed Lady Maddona let it be Something in the way you moved me yesterday All you need is love so so they say♪ハイ、ビートルズの曲は何曲入っていたかな?正解は私も知りませんが、分かっただけ列記してみると、「The long and winding road」「Here comes the sun」 「All you need is love」「Across the universe」「one after nine ’o’ nine」「I got a feeling」「for you blue」「I feel fine」「Lady Maddona」「let it be」「Something」「yesterday」少なくとも12曲ありますね。“But were you trying to deceive telling me”と“I tried so hard to make believe that I’d see”の2箇所が分かりません。しかし、こういった形でビートルズへの尊敬と愛情の念を示せるなんて素晴らしい。単なる思いつきのアイデアでは出来ないはずです。他にも名曲が揃っています。「Song For You」のドラマチックなキーボードサウンドはライブ映えしそうなスケール感があります。「Hymn For The Children」のコーラスワークは【バーズ】に勝るとも劣らない素晴らしさ。アコースティックギターがメインの「One Night」は、【ニール・ヤング】風に聞こえるし、コーラスワークは【CSN&Y】辺りの影響があるのかもしれない。詩は内省的なものが多く、弱者として共感できるものが多いです。だから優しくて暖かいトーンに表れているのでしょうね。《Sweet Jesus》♪あの人とあのころはどこに行ってしまったのか 僕の旅は長すぎたのだろう 幸せだった頃が忘れられない あのころの歌が耳を離れない 神様 僕の叫びを聞いてくれ 雲のない澄み切った空が見たい 明日になれば帰るのだから この瞳を覆う影を 取り除いてくれ 日曜日の朝 僕は落ち込んでいる どこから始まったのか もう僕にはわからない きみは僕を助けてくれる それが可能なら 僕はどこにいるのか 僕は誰なのか それさえもわからない♪なおバークレイ・ジェイムス・ハーヴェストはヨーロッパでの人気も高く、80年代東西に分断されていた当時のベルリンで、平和集会の一環としてベルリンの壁近くの広場で野外コンサートを行ったりもしています。『TIME HONOURED GHOSTS』はファンタジーとトラッドとシンフォニックとのバランスが取れている、代表作とも言える名作です。TIME HONOURED GHOSTSをチェックしてみる?Barclay James Harvest - Titlesを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.18
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ああ、そう言えば“ユーロビジョン・ソング・コンテスト”なんていう音楽祭があったなぁ。などとフッと思い出しました。この音楽祭の存在を初めて知ったのは、【ヴィッキー】が歌った「恋は水色」という曲。自分の記憶では70年代にヒットした曲だと思っていたのですが、調べてみたら1967年の曲みたいでした。でもこの曲がユーロビジョン・ソング・コンテストにノミネートされてヒットした曲だったという記憶が確かにありました。それから、このコンテストがより身近に感じたのは、【アバ】の「Waterloo」(恋のウォータールー)が1974年開催年の優勝曲になったことでした。個人的には大好きな曲ですが、コンテストで優勝するほどの大それた曲なんだろうかという疑問というか、このユーロビジョン・ソング・コンテストのコンセプトっていったい何なの?という疑念が湧いたことも確かです。ウイキペディアによると“イタリアのサンレモで行われているサンレモ音楽祭を前身としていて、コンテストはテレビの生放送の送信技術の限界をテストする目的もあった”と書かれています。また“1990年代初頭の冷戦の終結により、多くの東欧諸国が列を作るようになり、参加国数は急速に増えるようになった。”とされています。つまり、ヨーロッパ各国を結ぶ衛星中継の生放送のモデルとして、採用された音楽番組という事でしょうか。そしてこの音楽コンテストを利用するのは、音楽産業がまだそれほど根付いていない東欧諸国などの国が足がかり的なものとして利用されている。といった所なんでしょうか?それと、政治的な配慮と介入が顕著な音楽祭のようで、“ギリシャとキプロスが毎回12点ずつ与え合っている(両国は同じギリシャ語を公用語とする)、フランスでは必ずイギリスが10位以内にランクインしないこと(逆もまた然り)”などがあるそうです。もっと凄いのは、イスラエルが参加表明したためにチュニジアが参加を取りやめたりとか、イスラエルの優勝が明らかになったとたんヨルダンがテレビ中継を急遽とりやめたなんていうのもあったとか。なんだかオリンピック以上に露骨ですね。しかしこのコンテストは現在も続いていて、日本の「紅白歌合戦以上に盛り上がる」のだそうです。ユーロビジョン・ソング・コンテストのコンセプトについては、“現地ヨーロッパでは「大人が聞くに耐えない恥ずかしい曲ばかり」で「ローティーン向け」という認識がある。”という記述で納得しました。それなら、アバの「Waterloo」が優勝してもおかしくないですね。コンテストの重みという意味ではね。まぁ、日本ではグラミー賞ほど話題にはならないですけどね。で、【サンディ・ショウ】ですが、1967年の優勝曲が「PUPPET ON A STRING」(恋のあやつり人形)なんです。実はこれ最近良く聴いているアルバムです。(笑)サンディ・ショウは主に60年代中期から後期に活躍した英国の女性シンガーです。モッズのアイドルとされていて、モッズからは“スクーターに乗せたい女の子No.1”に選ばれたとか。エキゾチックな目が素敵で、クールで頭の良さそうな女性という雰囲気で、いかにもモッズが好みそうな女性です。このアルバムの頃になると、アイドルから大人の女性に脱皮しつつある時期のサンディのようで可愛らしさと落ち着きが同居している独特の魅力が溢れています。「PUPPET ON A STRING」は幼い子供にも喜ばれそうな可愛らしい歌声とアレンジで、思わず口ずさみたくなるメロディーです。しなやかで、丸みを帯びた美声が素敵。癒される声を持っている人です。他に好きな曲は「Keep In Touch」とか。手拍子が入っています。ホーンを大々的に導入しているのも特徴で、スィンギングジャズ系の乗りとポップを上手に混ぜていますね。「Tell The Boys」のモータウンぽい女性コーラスもGOODです。オリジナル盤は12曲入りですが、今入手出来るCDは、ボーナストラック8曲入りの全20曲入りです。お得です。モッズが愛したサンディ・ショウのアルバム聴いてみませんか?裸足で歌ってますね。↓Sandie Shaw - Puppet On A Stringを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.16
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転勤後の書類等の後かたづけ、整理。PCのネットワークの構築やら設定。馴れない仕事(システム)のための気づかれ等で疲れ気味。新しい人間関係に困惑等……。それ以前に、朝夕の通勤電車のラッシュで消耗。身体が痛い、足が痛い、腰が痛い。なので帰宅後は即眠くなってバタンキュー。徒歩の距離も毎日3キロは増えたかも。今日はまともな音楽日記書けるかな?(笑)
2008.04.15
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《スウェディッシュ・ポップを語る上で、カーディガンズよりもカジヒデキよりも何よりも、このバンドを避けて通ることはできない。それがエッグストーンだ。60~80'sにかけてのUKギター・バンドのポップ性を吸収したサウンドと、決して色褪せることのないカラフルでキャッチーなメロディにのせ、誰もが共感するであろう日常生活の何気ないひとコマを描いた詞世界を披露。古いファッション雑誌から飛び出してきたようなレトロなヴィジュアルと、キラメキのギター・サウンドが奏でる温かくも切ないポップ・ワールドに、カジ経由でエッグストーンを知ったボーダー少年/少女は涙をチョチョ切らせて歓喜したのである。92年に1stアルバム『イン・サン・ディエゴ』をリリースして以来、数々の好作品を発表。名曲「マイ・トランペット」は渋谷系ギター・ポップDJ御用達として、夜毎、数知れずスピンされ続けている。》~ORICON STYLEより~90年代に、日本でも渋谷系ギター・ポップ&ネオアコとして人気があったような、スウェーデンのバンド。私は当時の状況は知らなく、今頃になって後追いしています。HMVなどのCD店でも今は扱っていないようで、入手は難しいです。半ば諦めていた状況で、数か月前に寄った中古CD店で偶然見つけました。しかも日本盤!ケースも綺麗だったしライナーノーツも手垢のひとつも付いていなかった。ほとんど新品同様な『VIVE LA DIFFERENCE!』でした。(日本盤ボーナストラックの3曲がまた良いです)良い買い物をしました。さて『VIVE LA DIFFERENCE!』は彼等のサードアルバム(その後新譜を出していないのでラストアルバム?)です。一聴してみて、抑制の効いたハイセンスポップソングが満載。北欧のバンドらしいお洒落できめ細やかなアレンジは、好感度抜群です。歌詞も脱力系で、ロックらしい熱く燃えたぎるものはなし。内向的な少年(青年)が日常の出来事を独り言のように語っているような感じ。「brass」という曲が好き。歯切れの良いリズムに、キュートなホーンアレンジ、フルートとエレキピアノの調べも、お洒落で楽しいです。忙しくて落ち着きのない日常を送っている人も、気が短い人も、少しだけ立ち止まって、今の生き方を考えてみたい。エッグストーンというフィルターを通って、血液が透明になって新たな生命に生まれ変われるような気がする。そして生きている事の素晴らしさをかみ締めてみたい。高血圧症にもメタボリックシンドロームにも効く薬、エッグストーンのポップサウンドには効果が期待できそうです。次は【カジヒデキ】を聴いてみようかしらん。。。(笑)Eggstone - Waterを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.12
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いつも朝の通勤ではD-snapでFM放送を聴いているのですが、金曜日は音がこもっていておかしかった。きっと雨続きだったので電波状態が悪いのだろうと、その時はそう思ったのだけど、帰宅時に聴いた音も同じ状態だった。そこでイヤホンを点検。差し込み部をいじってみると、音がとぎれとぎれになった。原因はプラグ部分の接触不良でした。他のイヤホンで試したところ正常に戻ったので、イヤホンのプラグ不良(断線)は間違いありませんでした。この付属のイヤホンは、そこそこ音が良かったし、音漏れも少なかったので満足していました。使用期間は1年ぐらいかな。イヤホンやヘッドホンはだいたい壊れやすい。なのであまり高い物に買い換えたくない。でも安物のイヤホンは信じられないくらい音の悪い物があります。それを買ったところでストレスが溜まるだけですからね。新たな機種を購入検討したところ、候補にソニーのMDR-EX85SLが浮上。価格も5000円以下。それからケンウッドのKH-C711も1万円前後ですが。評判が良いのでいいかなと。(ケンウッドの音は昔から好きだったし)電気屋でイヤホンを物色していたら、1機種上のソニーのMDR-EX90SLとパイオニアのSE-CLX7も良いかなと迷いが生じてしまいました。悩みに悩んだ末に、購入したのはパイオニアのSE-CLX7でした。9800円で買えました。ソニーのイヤホンは音漏れが酷いようで評判が悪かったのが決めてだったかな。このパイオニアのSE-CLX7は「カスタマイズコンセプト」と言って、各4種類のイヤーホルダー、イヤホンチップが付属していて、自分の耳に合わせて装着感を追い込むことが出来ます。私はイヤホンチップをLサイズに変更しました。音は、クッキリハッキリ明朗快活な音で、付属品よりは格段音が良くなったのでちょっとビックリでした。中低音域のメリハリ感はロックやポップスの聴取には最適。エレキギターのキレの良い響きは気持ちよい事この上なしです。パワフルで、安っぽい歪み音も出ないですね。デジタルサウンドも鈍ることなく、ストレートに再生してくれます。このパイオニアのSE-CLX7、ロック好きに強くお薦めしたいイヤホンです。買い換え時には是非検討してみてください。益々あなたの豊かな音楽生活に寄与してくれるはずです。(笑)SE-CLX7をチェックしてみる?
2008.04.11
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《知る人ぞ知る、オルタナ・カントリー・ロック・バンド、ライロ・カイリー。1998年にLAで結成されたこの4ピース・バンド/クァルテットは、全米インディ・ロック・シーン屈指のグループとして、単独の北米ツアーを何度も行っている実力派である。ライロ・カイリーが奏でるサウンドは、確かな楽曲と演奏力に裏打ちされた、優れたポップ・ミュージックの要素を十分に含んだロックである。もともとのスタイルはオルタナ・カントリーとかつて称されたタイプのサウンドではあったが、ネオアコ的な感覚も併せ持ち、かつ、アーシーで骨太で温かな、アメリカならではの雰囲気を持っている所も、バンドの懐の深さを感じさせてくれる。現在では、それらの音楽的な要素を見事に融合・昇華させ、オルタナティヴを通過した、アコースティック主体の、見事なロック・アルバムを完成させている。》~ワーナー・ミュージックより~と言うわけで(どういう訳で)、【ジェニー・ルイス】のソロ作が気に入ってから、【ライロ・カイリー】聴き始めています。これがですね、ジェニー・ルイスのソロ作以上に気に入ってしまって参っています。もう、アルバム1曲目の「Silver Lining」からやられちゃいました。カントリーはカントリーでもUS南部ぽいカントリーではなくて、日本の民謡ぽいメロディーに聞こえます。ジェニーの可愛らしいヴォーカルも最高ですが、激ポップなギターサウンドも最高。そして何と言っても、どこか郷愁をいざなう人情味溢れる曲調が素晴らしいです。それからコード進行が、【ジョージ・ハリスン】の「マイ・スウィート・ロード」ぽくて思わずニンマリしてしまいました。これだけ綺麗で実直なギターサウンドを出すアメリカのバンドも、そう記憶にありません。正に“ネオアコ的な感覚も併せ持ち”といった表現がピッタリです。ジェニー・ルイスって、いいとこのお嬢さんなのかなというイメージもあったのですが、「The Moneymaker」なんかを聴いていると、不良(パンク)ぽい雰囲気もあって、印象が変わりました。「Breakin’Up」のバックコーラスは黒人女性だと思うけど、とてもソウルフル。ジェニーの声との対比、相性が素晴らしい。「Under the Blacklight」でのエレクトロニクスとバンジョーのようなカントリー楽器との組み合わせも、細やかでエレガントです。典型的なインディーギターバンドの曲調(先日ライヴを見た、ブロークン・ソーシャル・シーンにも似た)「Dreamworld」は、軽快で乗りやすくて楽しい。カントリー調の「15」、「Give a Little Love」のちょっぴり切ないポップさ、「The Angels Hung Around」の1人多重コーラスにも聴き応えあり。全体を通して、若干のカントリー風味を残しながらも、明るくシンプルなギターポップサウンドに仕上がっている作品です。案外日本人向きのメロディーラインを備えていると思うのですが、どうでしょうか?マイ・フェイヴァリットに加わりそうな(加わった)アルバムに出会いました。ライロ・カイリー大好き。ジェニー・ルイスも色気と可憐さを備わった素晴らしい女性ですね。カロリーナも良いけどジェニーもいいなぁ。ほとんど病気な私です。(笑)(ブログ仲間のリディアさんも絶賛されていました。)Under the Blacklightをチェックしてみる?rilo kiley - silver liningを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.10
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《80年代後半インディーズで活動していた前身バンド“人生”解散後、石野卓球とピエール瀧が中心となり“電気グルーヴ”を結成。91年にアルバム『FLASH PAPA』でメジャー・デビュー。テクノを中心とした電子音楽による楽曲を音楽的特徴とするバンド。結成当初はボーカルスタイルにラップの方法論を取り入れていた為、ヒップホップグループに分類される事も多かったが、1993年のアルバム『VITAMIN』のリリース以降、より純粋に電子音楽を主体としたスタイルへと移行する。その頃より日本国内での活動と並行し、MAYDAYへの参加など外国でのリリースやライヴ活動も精力的に行う。そのため評価は日本だけでなくヨーロッパ圏のテクノ・シーンでも高い。》~Wikipediaより~数は少ないけれど、日本のバンドも気になる。最近では【東京スカパラダイスオーケストラ】や【電気グルーヴ】など。で、先に購入したのが電気グルーヴの『J-POP』です。イギリスには【アンダーワールド】がいて、フランスには【ダフトパンク】、ドイツには【クラフトワーク】そして日本には電気グルーヴがいた!?まぁ、そんな感じかな。テクノなんか、皆同じという見方も出来るし、いや全部違うとも言える。要はこちらを気持ちよくさせてくれれば良いだけの話。ロックでも一番マニアックでお宅ぽいのがテクノなのではないかというのは間違いがないんじゃない。私がテクノも好きなのは、多分にSF好きからきているような気がしてならない。筒井康隆や星新一のショートショートや小説は高校生あたりから好きだったし、「猿の惑星」だって「2001年宇宙の旅」だって「スタートレック」だって大好きだ。80年代はテクノポップの時代でもあったし、それなりに楽しんでいたけど、この『J-POP』を聴いていたりすると、進歩は確かにあるなぁ。第一にチープなシンセ音が無くなって、濃厚な音の群れ。音質の良さ。ブレイクダンスしたくなるような乗りの良いグルーヴ。「モノノケダンス」「少年ヤング」「スーパースター」「シュチェチン」が特に良い。詩は言葉遊びながら、ダンスに関連づけてヤンスだのスタンスなどが出てくるけど、前後の言葉の意味に違和感がないのも、センス。そういった意味では「半分人間だもの」は傑作。“花マル 焼くマル”はTBS平日のAMに放送、薬丸はシブガキ隊。“性欲異常”で“職場で正常”って私の事?“ブログ炎上”は経験ないけど、“顔射”はやってみたい!?“喪服で盗聴”は卑猥なシチュエーション、さらに“完全無表情”だなんて。単純なループだけど、何度も何度も聴きたくなる中毒性。飽きないなぁ。DENKI GROOVE モノノケダンスを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.07
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《累計で1600万回を超えるページアクセスをカウントして2007年にMySpaceで最も注目を集めたバンドとなり、ティンバランドによってリミックスされた「アポロジャイズ」が世界中でメガ・ヒットしたワンリパブリック。200万件のダウンロード・セールスも記録し、2ヶ月に渡ってダウンロード・チャートで首位の座をキープした。週間で1万回ものラジオOA回数を記録し、過去最高記録を樹立する。そして遂に2007年コールドプレイやキーンを彷彿させるかのようなダイナミックでメロディアスなサウンドが詰まったデビュー・アルバム「ドリーミング・アウト・ラウド」をリリースした。》~ユニバーサルより~ここ数日の私のヘヴィローテーションが、【ワンリパブリック】の「apologize」という曲です。ユニバーサルのレヴューに書かれているようなメガ・ヒット曲だったとは知りませんでした。そういえばティンバランドヴァージョンの「apologize」はどこかで聴いたことがあるようなリミックスだなと思っていた。そうなんです、昨年来から愛聴していた、【ネリー・ファータド】の『ルーズ』にもティンバランドのリミックス曲が入っていました。それを差し引いてもこのアルバムは素晴らしいです。例えば「stop and stare」など【キーン】にも匹敵する美メロです。ヴォーカリストのRyan Tedder(ライアン・テダー)の美しく伸びのある声もまた素晴らしいですね。アコースティックギターの弾き語りから静かに始まり、ジワジワと盛り上がるディレイのかかったギターサウンドが高揚感をもたらしてくれます。静寂な雰囲気感が漂う、ピアノとストリングスによるバラード「come home」も良いですね。「apologize」のオリジナルヴァージョンはクラシカルなピアノと弦楽器の多重奏が聴けます。この曲も静から動へ、ハイらロウへと向かう振幅が素晴らしいです。中心人物のライアン・テダーは、シンガー・ソングライターのコンテストで優勝したという実力の持ち主らしい。ティンバランドに認められたライアンは、プロデューサー/ソング・ライターとしても活躍していたが、目指していたのはバンドのフロントマンだった。そして2007年初頭ティンバランドが「アポロジャイズ」のリミックスを自身のアルバム『ティンバランド・プレゼンツ・ショック・バリュー』に収録させたことによりワンリパブリックは広く世間に認知されたのでした。ティンバランドリミックスの「apologize」はアルバム最後に収録。オリジナルヴァージョンと比較して聴くのも楽しいです。リミックスヴァージョンは、低音がゴリゴリしていてパワー感があり、ややスローテンポ(に聞こえる)ですが壮大なスケール感があります。コンガのようなパーカッシブな音も聞こえてきます。日本での認知はどうなんでしようか?日本盤が発売されていない状況ではまだまだこれからなのかも。しかししかし、何とサマーソニック08に出演が決定しているようです。いやー、これは嬉しい。楽しみです。彼等の実力はサマソニ08で証明されるはずですね。私なんか、ワンリパブリック見たら【コールドプレイ】は見なくても良いかななどと、本気で思っているくらいですから。。。。(笑)DREAMING OUT LOUDをチェックしてみる?apologize..timbaland ft one republicを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.06
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今朝起きたら、昨日のClub8のライブの余韻で頭がボーッとしていました。会社行ってもボーッ、仕事中もボーッ状態、ようやく午後あたりになって通常に戻った感じです。しかし渋谷O-Nestって面白いライブハウスだ。たどり着くまでの道中、道玄坂の坂を上るのも色んなお店があって目の保養にもなってワクワクさせるし、右に折れて路地に入りこむと今度はホテル街に四方囲まれて異様な雰囲気。ええ、こんなところにあるのって感じで思わず冷や汗。O-Nestの入り口もコンビニの脇ちょの目立たないところにエレベーターがあって、6Fの受付を通ってラウンジ見たいな所をすりぬけて、一旦建物の外に出て螺旋階段で5Fに降ります。入り口付近にドリンクカウンターがあって、正面がステージ。とてもコンパクトで収容人員200人前後か?さて、お目当てのClub8の他に二つのバンドも出演するというので、事前に試聴してチェックしてみたところ【Mondialito】【4 bonjour’s parties】とも、かなり感じの良い音を出しているインディバンドだったので、期待が膨らんでしまった。1番手は4 bonjour’s parties。大所帯バンドで8人いたかな。プログレッシヴな音を出しているテクニカルなバンドで驚いてしまった。ヴォーカルが女性で【カヒミ・カリィ】にも似たウイスパー・ヴォイスで魅力的でした。この女性はアコーディオンやフルート、木琴などを演奏するマルチプレイヤーだった。トランペット奏者もいましたが女性でした。男性リーダーのお喋りで進行したステージは、アマチュアぽさも感じられたけど、音楽は一級品。このバンドは記憶に留めていたほうが良いかも。近い将来大物バンドになるかもしれないです。2番手はMondialito。中心はヴォーカルの女性でぽっちゃりタイプの可愛らしい人でした。日本人なのだろうけど、歌はフランス語でペラペラのウィスパーヴォイス。ステージ慣れしているようで、とても安定していて安心して聴くことができました。聴き惚れてしまいましたよ。サウンドはインディフォークといったところでしょうか。森田童子の「ぼくたちの失敗」をフランス語バージョンで歌ってました。(そんなのがあったとは知りませんでした。)ラストで1曲英語で歌っていたけど、声の質が英語に合ってないのかもしれない。あまり得意ではないように見えました。フランス語の方が魅力がありました。気に入ってしまったので近いうちにアルバム買います。3番目はいよいよClub8。セッティングで30分近く待たされたかな。その間隣にいた煙草吸いながらビール飲んでいたお兄さんとお喋り。(知らない人に、声をかけるなんてとても勇気がいりますが、Mondialitoの感動のステージを分かち合いたくて、思わず話しかけちゃいました。)話してたら、私の知らない北欧のバンドを色々と知っていました。その兄さんもMondialito良かったと言ってましたよ。↑こちらMondialitoの最新作。良い感じですね。オフィシャルサイトも素敵!Club8はヨハンとカロリーナのデュオですが、バックに3人のミュージシャン(ベースとドラムスとギター)が付いていました。多分全員スウェーデン人だと思いますが、しかし皆美男美女でした。ギターリストの女性も美人で始まる前のチューニングで最初に出てきたので、この人がカロリーナなのかなと早合点。後から出てきた本物のカロリーナがさらに美人だったので、びっくらこきましたです。カロリーナは白のワンピース、身長は165~170Cmぐらいでスタイル良し。ブルーの瞳。胸あたりも女性らしく出ているところは出ていたし、足も細すぎず太すぎず均整がとれていました。ヨハンも美男子で上は白のポロシャツ下は白のジーンズ、ギターは主にアコースティックを演奏、曲によってキーボードが設置してあるステージ右に移動して演奏していました。エレキギターは女性に任せていたようです。肝心の音楽は、CDとほぼ変わらない演奏で音も良かった。綺麗だった。最新作からも数曲やっていて良かったです。カロリーナのヴォーカルは沈着冷静、感情をコントロールするタイプ。Club8の音楽も凹のタイプなので、乗りたがる人には不向きだと思いますが、ロックにロマンを求める人には申し分ないですね。ヨハンもそれを分かっているのかアンコールの1曲目では、思いっきり背伸びして乗りの良いビートを意識して歌っていました。でもでも、やっぱりカロリーナは素敵でしたねぇ。音楽にウットリして、カロリーナの美貌にうっとり、私とろけました。お願いです。後10日間ぐらいは余韻に浸らせてください。。。。カロリーナ、カロリーナ、あーカロリーナ。。。。。
2008.04.04
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素晴らしかった【CLUB 8】。約4メートルの至近距離で、カロリーナを見ることが出来ました。美人すぎてビックリしたー。わたくし至福の幸せです。今日はカロリーナに思いをはせながら寝ます。(笑)詳細は後日にて。
2008.04.03
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《「BBC Sound Of 2008」の第2位に選出されたウェールズ出身のシンガー、モータウン的な60'sテイスト・サウンドと独特の存在感を放つソウルフルなヴォーカルに新世代のダスティ・スプリングフィールドとの声もあり大注目!最近プロデューサーとして引っ張りだこのバーナード・バトラーがプロデュース&作曲を手掛け、さらにバックも務めているというのも話題となっている。》~HMVより~活きの良い、女性シンガーが続々と登場してくるUKの音楽シーン。ソウルぽいシンガーが多かった中で、ついにロック&ブルースぽいシンガーの登場です。そして何と言っても60年代の黒ぽさを備えているのが素晴らしいです。発声が素晴らしい。かすれ気味の声から振り絞られる歌は、声帯を持て余すことなく120パーセント近く震わせて生まれたものであって、感情を強く揺さぶらせてくれます。【シンディ・ローパー】のデヴュー時も、こんな声を出していたけれども、ダフィーの場合はもっと、しっとりとしていて枯れた声。【ジャニス・ジョプリン】をやや抑制させたような発声が、60年代モータウンぽいとも言える。3月30日現在UKアルバムチャートでは4週連続No.1を継続中ですね。シングルカットされ大ヒットした「MERCY」。文句なしにかっこいい、渋い!!チープなオルガンの響きは60年代のモッズやサイケ時代のサウンドを想起させられて嬉しくなってしまいます。しかし、そこは2000年代、途中バックヴォーカルでラップ調のヴォイスが聞こえてきたりするのです。元スウェードの【バーナード・バトラー】がプロデュース&作曲に4曲ばかり関わっているというのも意外な組み合わせでした。その二人の共作、「DISTANT DREAMER」はストリングスが美しいドリーミィな曲。音響空間は浮遊形で宙にも浮かんでいるような気分になる名演です。アルバムタイトル曲の「ROCKFERRY」もバーナード・バトラーとの共作。イントロの重厚なピアノの響きにも参った。ギターの音色は【ヴェルベット・アンダーグラウンド】あたりのアングラぽくて神秘的な響きです。曲調はゆったりしているけれど、スケールの大きい曲。年齢は23歳!?10代の頃のバックグラウンド(経歴)が気になるなぁ。ジャケットからは下を向いている写真なのでハッキリとは分かりませんがチャーミングな女性のように見えます。しかしながら、今のところ日本盤発売は未定のようで、残念でならないですね。ほんと、これ聴かなきゃ損するよと言いたくなるほどの、魅力的で実力派な女性シンガーの飛びっきり活かした作品です。Duffy - Mercyを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.01
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