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《1970年7月8日生まれ。シンガー・ソングライター。米国ニューヨークで音楽活動を始め、ロサンゼルスへ移る。コーヒー・ハウスで腕を磨き、94年に『メロウ・ゴールド』でメジャー・デビュー。ブルースやフォーク、ヒップホップ、オルタナティヴなど、あらゆる要素を詰め込んだ作品で話題となる。96年の『オディレイ』ではサンプリングを多用した偏執的なサウンドを聴かせ、その才能が本物であることを証明。アメリカン・ミュージックの未来を握る、キー・パーソンのひとり。》~CDジャーナルより~自分の世代ではベックと言ったら、圧倒的に【ジェフ・ベック】の事を指すので、ベックの名前を初めて耳にした時も、何かの亜流としか思えなかった。こういう思い込みみたいなものがあると新しい音楽にも無関心になりがちです。ベック初体験で聴いた『Sea Change』も今ひとつ響いてこなかったので、その後の新譜には興味が無くなっていたのですが、こいつ『MODERN GUILT』はど真ん中のストライクでした。「ORPHANS」一聴してどうと言うこともないシンプルなロックンロールなんだけど、楽器間の間合いが素晴らしい。ベックの息づかいもダイレクトに伝わってくる。後半部の弾むリズムセクションと浮遊感溢れるエレクトロニクスとの絡みが素晴らしい。ギターサウンドもキラキラしていて美しい。軽いモダンサイケの味付けが楽曲を魅力的にしている。「GAMMA RAY」この曲もバックのコーラスに60年代サイケの味付けが。生々しいギターサウンドとの対比、立体的な音像感、残響感が素晴らしい。「CHEMTRAILS」この曲は、初期の【ピンク・フロイド】が持っていたサウンドスケープが具現化されている。オルガンとピアノは催眠を誘い、ベックのヴォーカルは幽玄的。それとは対照的なアクティヴなドラミングとベースラインの迫力には興奮させられる。「REPLICA」フリージャズ的なドラムス、エレクトロニックとヴォーカルの定位感が素晴らしく、なおかつ60年代風のストリングスやスキャットヴォーカルが乗ってくる。60年代と90年代の融合を想起させる緊迫感溢れる名演。「SOUL OF A MAN」ファンク調。エレキギターのドライヴとミュートテクニックで聴かせてしまうような曲。ヘヴィなベースラインも渋くて最高。すげー格好いい。「PROFANITY PRAYERS」小刻みだけど、ヘヴィなギターリフが格好いい、ダンスミュージック。アフリカの部族ぽい乗り。陽炎のように聞こえてくるシンセもしくはコーラスワークに、霞が晴れたようなギターサウンドも表れる。シンプルだけど奥が深い着想豊かな名曲。《VOLCANO》♪このストリートをあまりに長い間歩いているから これがどこに繋がっているのかもうわからない もしかしたらずっと亡霊を見ていたのかもしれない 僕が生きているのは幻覚のせいだったのかも それももうわからない これまで何を見てきたのかわからない もしかしてすべては幻覚 妄想はよくない方向へ 雨にはもう疲れ果てた そしてそれを肥やすものにも だけどわからない 僕は正気なのかすらわからない でも僕の心には亡霊がいる 暗闇で見ようとする 喜びたいだけの人にはもう疲れ果てた なのに君を喜ばせたい♪アルバム最後の「VOLCANO」にベックの心境を見た気がした。現代社会の諸悪の根元に憤りを感じていながら、自らが加害者ではないかという疑念。混乱と混沌。REMの『ACCELERATE』と同様に35分にも満たない収録時間。シンプルな曲が多いが内容はヘヴィ。問題作にして傑作。60年代回帰にも拍手。素晴らしい。MODERN GUILTをチェックしてみる?Beck - Orphansを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.30
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今週は雷さんのおかげで忙しかった。会社の機器にあっちこっち落ちて壊れて交換(復旧)作業に追われた。どうか、私の出勤時には雷落ちないでください。(苦笑)クッキーシーンが月刊化されて2号目、カラーページが見やすくて良いですね。10月号の表紙はCONOR OBERSTとSTEREOLAB。記事で一番気になったのはオーストラリアのパワーポップバンド【ウェリントンズ】。メンバーのフォトはカジュアルで気さくな感じがして、好印象。女性2人を含み、ギターリストが日本人みたいです。新譜のジャケがメルヘンチックで可愛らしかったので、益々自分好みの予感。さっそくmyspaceを探して試聴してみたらピッタシはまった。良かったです。音はウイーザー系だけど、ウイーザーより気に入った。それから9月からジャパンツアーが組まれていて、茨城とか長野、広島、郡山といった所の地方まわりもするみたいです。と言うことは固定したファンが地方にもいるということなんでしょうね。東京地区は9月11日の下北沢のシェルターにて行われるようです。日本のインディーバンド【totos】がツアーサポートします。このトトスも聴いてみたらパワーポップ系でキャッチーなバンド、気に入ってしまった。俄然9月11日の下北沢シェルター公演行きたくなってしまいましたよ。さっそくチケット発売状況をチェック。空席あり、3000円、安い!!これは自分的に激レアチケットじゃありませんか。スターズ&ブロークン・ソーシャル・シーン以来の掘り出し物!下北沢も久しぶりに行ってみたいし。。。(10月5日の FEEDER渋谷クラブクアトロ公演チケット取れました。)問題は仕事、11日は予定が入っていたので、休めるかどうか微妙。交渉だ。ウェリントンズとトトス、アルバム買おうと思い、会社帰り横浜のHMVに寄ったんだけど置いてなかった。次は渋谷のHMVに行ってみようか。STEREOLABも久しぶり。試聴して良かったら購入しよう。
2008.08.29
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《1995年、3人組のガールズ・バンドとしてスウェーデンで結成。その後、サックス、トランペット、オルガンなどのメンバーが加わり、男女混合の8人組となった。98年、10インチのみでリリースの『EP#1』でデビュー。00年の1stフル・アルバム『Boyoubetterunow』はアメリカでもリリースされた。気だるくもキュートなヴォーカルと、良い意味でチープなブラスのアレンジが絶妙。05年(海外は04年)、『ザ・コンクリーツ』で日本デビュー。》~CDジャーナルより~やっぱ、スウェーデンのバンドは良いわ。【コンクリーツ】も大好き。何か自分の感性にピタっと来るんだなぁ。温かくてほのぼのとするポップな曲調。のんびりしていて、フワっと優しく包まれるような感じ。まるで幼児の頃に母親から触れた温もりみたいな感触。最近本屋さんへ行くと、必ずといって良いほど、旅のガイドブック立ち読みしています。たいていはスウェーデンがスコットランド。憧れの地です。スウェーデンあたりだと、旅というよりは住んでみたいという願望が大きくてしょうがないです。生活も音楽も忙しないのは嫌、それが本音であり私の究極の望みです。『IN COLOUR』は彼等にとって2ndアルバムにあたり、2006年にリリースされています。プロデュースは【ブライト・アイズ】のマイク・モーギスが手掛けています。純ギターポップサウンドで脱力系、ヴォーカルはビクトリア・バーグマンという女性でちょっぴり気だるい歌い方をする人ですが、可憐な声の持ち主です。使用楽器はビブラホン、アコーディオン、クラリネット、12弦ギター、フルート、サキソフォン、トランペット等多種に渡っていますが、使い方は至ってナチュラルで穏やかです。男女混合の8人組ですが、アンサンブル重視で1人として自己主張の強い演奏はしていませんね。このアルバムの後、残念ながらビクトリアは脱退してしまったようなんですが……。楽譜入りの歌詞カード付き、なんて初めて見ましたが、より親しんでもらいたいという想いが伝わってきて好感度大です。ベストソングは「A WAY OF LIFE」かな。「ON THE RADIO」「CHOSEN ONE」「PICTION」「GREY DAYS」も好き。あっ、それから昨年ヒットした口笛ソング【ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン】の「ヤング・フォークス」。ピーターと共にリードヴォーカルをとっているのはビクトリアだという事を忘れてはいけないですね。ビクトリア脱退後のコンクリーツも聴いてみたい。The Concretes - On The Radioを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.26
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まもなく北京オリンピックも終わり、閉会式が行われようとしています。色んな競技を見ていて、感じた事はたくさんあって、記事にしておかないとスッキリしないので書いておきます。(笑)☆柔道 谷亮子 48kg級銅丁度サマソニ期間中で試合は見られなかったけど、試合後の谷選手の冷め切ったコメントが気になった。もっと衝撃だったのは子連れで北京に来ていたと言うこと。帰国も早かったのですが、子供の発熱で行きつけの病院の診察を受けるためだと報道されていました。そんな環境下で試合をしなければならなかった谷選手、凄く気の毒に思えたのでした。オリンピック協会だか柔道連盟だか知らないけど、もっと競技に集中出来る環境を作って欲しいと願わずにいられないです。子連れでオリンピック参加なんて普通とは思えません。☆水泳 北島康介 100M平泳ぎ金 200M平泳ぎ金ぴったりとオリンピックに調子を合わせてきた北島選手に運の強さを感じた。4年間のバイオリズムみたいなサイクルはあるんだなと思う。それとは逆だったのがアメリカのハンセン選手、不調でしたね。世界最高峰の戦いはまさに微妙。水泳の中でも平泳ぎは動いていない時間が多く、水の抵抗を受けない泳ぎが不可欠だといいます。豪快さよりも技術力が際だつ勝利はまさに日本的で、気持ちが良かった。☆男子サッカー 予選リーグ敗退あんまり期待していなかったけど、もしかしてという淡い期待もあったけど、結果は3戦全敗。事前の不手際でオーバーエイジ枠招集できず挑んだ戦い。甘くはなかった。攻撃の組み立てなどけして悪くはなかったと思うけど、いかんせん最後にゴールを決められる選手がいなかった。思わず“下手くそ!”と叫んでしまったほどの絶好機もあったんですけどね。3戦とも1点差負け。しかし力の差は歴然でした。☆バドミントン女子ダブルス 前田&末綱ペア 準決勝進出世界ランク1位の中国ペアを破った試合は見事でしたね。拾いまくって、中国ペアの疲労を誘った戦い素晴らしかった。中国ペアの徐々に青ざめていく表情が記憶に残っています。☆卓球女子団体戦 準決勝進出卓球も選手によってプレイスタイルが違っていて面白いですね。福原愛選手はバックハンドが強烈。平野選手はポーカーフェイスで相手を睨み付けるニヒルな目が素敵でした。(笑)準決勝の韓国戦ではカットばかりしてくる選手に苦しめられていました。相手のミスを誘ってくる戦術は見ていて楽しくなかったけど、それを打ち破れる強烈なショットを打ち込めないところに力の差を感じてしまった。☆レスリング女子 吉田沙保里 55kg級金圧勝だった。ともかくタックルするときのスピードが桁違いに速い。当分の間敵なしと見ました。☆女子マラソン メダルなし野口選手の辞退で興味はそがれてしまった。怪我により満足な練習が出来ないという理由からでしたが……。結果優勝タイムは2時間26分台の平凡なタイム。完調でなくても、野口選手の潜在能力だったら、いい勝負が出来たかもというのは結果論。土佐選手も足の怪我でレース途中で棄権。痛々しかった。男子の大崎選手も直前に怪我で辞退したし、何のために補欠選手を選んでいたかの疑問が残ってしまった。☆女子サッカー 準決勝進出予選リーグのノルウェー戦の大量得点は見事だった。男子サッカーと比べると、守備のプレッシャーが甘かったり、フォーメーションが洗練されていない等の未熟さが目立つけど、点は入りやすいので面白い。それからチーム間の相性もハッキリしている感じです。圧力負けしたアメリカとの実力差は相当あるなと思った。☆ソフトボール 金うーむ、上野選手の連投・力投凄かったなー。今大会日本選手のMVPでしょ。決勝戦のアメリカ戦、気持ちで勝っていた日本。集中力が素晴らしかった。しかし、次回ロンドン大会ではソフトボールは採用されないそうです。クリケットの国だから、ソフトボールや野球に対しては快く思っていないのでしょうか?表彰式後にアメリカとオーストラリアの選手と共に、ボールで2016の文字でオリンピックでの復活の願いをアピール。しかもこれを呼びかけたのは敗れたアメリカの選手だったらしいです。この試合を見て夢と希望が拡がった次世代の人達のためにも、オリンピックでの復活を願いたいです。☆野球 準決勝進出期待が大きかったし、金も義務づけられているような所もあって、選手や監督にかかるプレッシャーは相当なものだったでしょうが、銅も取れずがっかりでした。冷静に分析してみれば、始めから終わりまで打線の不振が目に付いた。必ずしも調子の良い選手が代表になっていなかったという問題点もありました。選手層の厚い日本のプロ野球で、早くから代表選手を決めすぎてしまったんではないかなと思う。それから大砲の不在。コツコツと当ててくるバッターばかりでは、相手チームは怖くはないでしょう。投手はそこそこ頑張っていたと思うけど、準決勝と3位決定戦では疲労と集中力が欠けてしまっていた。その他日本選手以外で度肝を抜いたのが、陸上100M・200Mで世界新で金のジャマイカのウサイン・ボルト選手。背が高くて足が長い。一歩のストロークが長いので、同じスピードだったら勝てっこないです。あの人は人間じゃない、怪物。(笑)で、一番最後に書いておきたかったのはこれなんだけど、ミーハー的な見地からいくと、バドミントンの潮田玲子選手と陸上100Mの福島千里選手が可愛くて眩しかったです。私ウットリしながら見てましたです。閉会式今見ていますが、もう口パクで歌ったりしないでしょうね!?(苦笑)おおーっ、レオナ・ルイスとジミー・ペイジの競演どうなんですか!?たまげた!!
2008.08.24
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《2004年にシアトルで結成された、知る人ぞ知るUSインディーズの雄。メランコリックでサイケながら、とにかく美しいそのサウンド!研ぎ澄まされた美しいサウンドが魅力だ。「夢見心地なまどろみ系」バンドサウンドで包まれた本ALBUMはローリング・ストーン誌にて2007年のベストと絶賛された奇跡の名盤!》~mumoミュージックより~北京オリンピックももう少しで閉幕で、ここ2・3日の涼しさも相まって、妙に感傷的な気分になっているところで、【バンド・オブ・ホーセズ】のアルバムなんかを聴いていると輪をかけて感傷的な気分になってしまう。それはけして悪い意味ではなくて、この夏に盛り上がった様々なスポーツや夏フェス等の各行事を一緒に体感した、または体験したような歓びを共有して、まどろんでいるような感覚です。昨年の10月に本国USでは発売されていたという、セカンドアルバム『Cease To Begin』。9か月遅れでようやく日本でも7月に発売。本来こんな美しい音楽を堪能することを、9か月も待たされたと言うべきでしょうが、まるっきり知らなかったので不幸中の幸いというべきなのかな。またまたサブ・ポップから良いバンドが出てくるなぁという感想です。メロディの美しさもさることながら、ヴォーカルのベン・ブリットウェルの甘いけどエナジー感のある、ピーンと張りつめた声が好き。本人も【ニール・ヤング】の影響があると言っているように、高音域の声が切なくて官能を揺さぶるような感じです。ハードなギターサウンドが聴ける「Is There A Ghost」あたりでも、うるささは微塵もなく、肉体を解放に導く、まったりとした音空間を再現出来ています。即効性よりも、何度も聴いているとジワジワと身体に染みてきて、至福感を満喫できるそんなサウンド。《No One’s Gonna Love You》♪別に手や足が引き抜かれたり ばらばらにされた訳じゃない 永遠に続く霧の中を運転している訳でもない 僕たちは過去を生きる幽霊なんだ でも決してだれも 僕よりもきみを愛してくれる人はいない 僕よりもきみを愛せる人はだれもいない きみを笑わせるためなら何でもするよ それはみんなが好むきみの良い面だから♪思わず手拍子したくなってしまう、カントリー調の「The General Specific」も好き。インストゥルメンタルの「Lamb On the Lam」の挿入も効果的。唯一アメリカのバンドかなと思えるウエストコース風の曲調の「Marry Song」、でも軽いディレイ感が浮遊を誘うのです。《Window Blues》♪ファンの位置を変えたら それは窓から飛び散っていった 青に塗った 僕は部屋全体を塗った 問題が起きそうになったら、どうすればいいか僕たちは知っている 網戸が揺れている ベビーが僕の生きがいとなった 僕はずっと愚かだった 愚かな奴だった そわそわと歩き回り 心配する人たちが家を揺らす 取り消そう すべてを取り消すよ 後悔しているから 線路のそばの家で いつだって時間通り もう過去を振り返ったりしない きみのために歌おう きみのために 持ちこたえるように頑張って しっかりとこの足で立つんだ♪寂しい歌(ブルース)ですね。女房に逃げられた男のブルースかな。またそんな自分を励ますかのような曲ですかね。残されたベビーの成長が生きがい。こんな事にならないように気をつけよう。バンジョーの音色が哀愁を誘います。サマソニ08のステージ見ました。素晴らしかったけど、せわしなく移動していた私の状況の悪さで堪能しきれなかったのが悔やまれます。今度は単独でじっくりと見てみたいな。きっと感動して涙しそうな予感がします。バンド・オブ・ホーセズ最高!!シーズ・トゥ・ビギンをチェックしてみる?Band Of Horses - No One's Gonna Love Youを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.23
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《ドン(1937年米国ケンタッキー州生まれ)とフィル(1939年米国イリノイ州生まれ)による兄弟デュオ。ミュージシャンの両親の下、幼い頃から音楽活動を開始。57年4月にケイデンス・レコードから「バイ・バイ・ラヴ」(全米第2位)でデビュー。その後も「起きろよスージー」「夢を見ただけ」「愛を捧げて」等など大ヒットを連発。ポップ史に残るデュオとして多くのアーティストに影響を与えた。》~CDジャーナルより~今年は近年まれに見る良作新譜ラッシュで、なかなか旧譜買いが進まなかったのですが、夏フェスも一段落して落ち着いてきたので、聴き進めていこうかなと思います。で、だいぶ前から欲しかった【エヴァリー・ブラザーズ】のベスト盤を最近入手しました。この二人のデュオに興味を覚えたのは、【ビートルズ】や【サイモン&ガーファンクル】をはじめ彼等に影響を受けたアーティストが数知れないと言うこと。特にビートルズのジョン、ポール、ジョージのハーモニーワークはオリジナルと言うよりは誰かしらの影響下にあるのではないかという確信があったから。きっと手本にしたものがあるなという……。その影響下にあたるアーティストがエヴァリー・ブラザーズである可能性が大きいと言うことです。聴いてみたところ初期の『プリーズ・プリーズ・ミー』から『ヘルプ』あたりまでが顕著ですね。コード進行も似ているものがあるんですね。「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」(夢を見るだけ)なんか特に。「CLAUDETTE」のベースラインもビートルズ初期の曲を想起させます。何とデヴューシングルの「バイ・バイ・ラヴ」は51年も前のヒット曲です。ははは、私生まれてますか??(笑)カントリータッチの曲調であるけれども、洗練された都会のフォークロック調の味がする名曲ですね。ポップクラシックとも言える有名な曲なので知っている人が多いと思いますが。。。兄弟デュオらしい、息のあったハーモニーは甘くてドリーミーでロマンに満ちています。そして爽やかで瑞々しい。漂う気品や清潔感は、ビートルズのマネイジャーだったブライアン・エプスタインも彼等を売り出すために模範としたのではないかと想像出来るのです。セカンドシングルになった「WAKE UP LITTLE SUSIE」(起きろよスージー)は全米ポップチャート4週連続No.1を記録したヒット曲です。その他おもなヒット曲のチャートは「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」(夢を見るだけ)は5週連続No.1。「BIRD DOG」(バード・ドッグ)もNo.1獲得、「DEVOTED TO YOU」(愛をささげて)10位、「PROBLEMS」(プロブレムズ)2位、「LET・IT・BE・ME」7位となっています。特に「LET・IT・BE・ME」はチェロやヴァイオリンが導入されたオーケストレーション豊かな名曲。その後いろんなアーティストがカバーしている人気曲ですね。チャートインは1962年ごろまで続き、その後は自作自演のバンドスタイルでよりビートが強調された、ブリティッシュ・ビート(ビートルズ等)の登場により、その存在価値は薄まり、時代的な役割は終えた。1983年にリユニオン・コンサートにより復活、1984年には【ポール・マッカートニー】の楽曲提供により久々にチャートインを果たしたそうです。聴いて良かった。全22曲の珠玉の名曲集。初期のビートルズ好きは絶対必聴、お勧めします。エヴァリ-・ブラザース・グレイテスト・ヒッツをチェックしてみる?Everly Brothersを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.22
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歳をとると物忘れが多くなるというのは、よく言われるし、実際そのようなのですが、最近私も顕著です。参りますね。(苦笑)その1 iPodが行方不明携帯音楽プレイヤーのiPod nano。数日前に新聞記事に載っていた記事。《アップルジャパンの「iPod nano」が充電中に過熱し、外装ケースが変形したり畳が焦げるといった事故が17件あり、そのうちユーザーが軽度のやけどを負った事故が2件あったと発表した。バッテリーセルの欠陥が原因とみられ、ユーザーに注意を呼び掛けている。》この記事を読んでマイiPodを探したのですが。。。。私が持っているのは第2世代iPod nanoなので、該当していないのですが、スイッチ不良のため、そのうち修理に出すつもりで、家のどこかの収納ケースにしまっていました。このニュース記事を見て、ふと修理出すかと思い、探してみたところ、心当たりがありそうな所に無かった。その他一通り探して見たところ行方不明です。どこに行ったんだ、私のiPod nanoちゃん………。その2 SDカードが行方不明これも携帯音楽プレイヤー(パナソニックのD-snap)のメモリーで使っている2GBのSDカードなのですが、確かに通勤用のカバンの中に入れといたはずなのに無い。他に使っているカバン2つも確認してみましたが無い。非常に小さいSDカードなので何かの弾みで落としたというのも考えられるのですが、例え落としても気がつかないのは確かです。アルバム10枚分ぐらいの曲入っているし、まだ空きがあるのに………もう。どこに行ったんだ、私のSDカードちゃん……。その3 4か月前に行方不明になっていた会社のカバンが今になって出てきた。昨日会社の人に某所(社内の施設)に置きっぱなしになっていた(書棚の上にあったらしい??)というので、持ってきてくれた。その某所に忘れたという記憶も全然ないのです。中身にはUSBメモリー等のデータがあったわけではないし、重要な書類も入っていたわけでもなかったのですが、手袋が入っていて私の名前が書いてあったので、持ち主が分かり戻ってきたのです。(苦笑)その4 ビニール傘を忘れる。これはもう年中。コンビニに置き忘れたり、パン屋さんに置き忘れたり(買い物に意識がいってしまって前の記憶が無くなるみたい)と色々。(何故か電車の中には忘れない)雨が止んだりすると忘れる確率が高いです。家に帰ってからふと“今日傘持ち歩いていたよな?、持って帰ってないな。どこに忘れた???”という風に思い出します。(笑)もっと昔(10代の頃)の話で、物忘れで恥ずかしかったのは、銭湯の脱衣場に忘れてきた下着。着替えの為に新しい下着を持っていきますが、忘れるのは使用済みの臭パンの方。(笑)必ず家に帰ってから気が付くんですね。“あ、いけね。パンツ忘れた!”って。再び取りに戻るのも面倒だし、恥ずかしいのでそのままです。(爆)皆さんはどんな恥ずかしい忘れ物がありますか?(^^;)
2008.08.21
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今日は私の豊富(?)なレコードコレクションから、【セックス・ピストルズ】の「GOD Save THE QUEEN/did YOU no WronG」を紹介してみます。ピストルズのファーストは20年以上も前に売ってしまったので、今手元にあるのはこのシングル盤だけです。 曲にもあるようにEMIのイメージが強いので、東芝から出しているのかと思いこんでいたら、日本盤シングルは日本コロンビアから出ていますね。批判しているEMIから出るとは思えないから当然かも。発売日は1977年9月です。裏ジャケの紹介分も興味深いので、掲載してみると、《セックス・ピストルズの2枚目にあたるシングル。タイトルは英国国家と同一。発売が女王即位25年を祝う“シルバー・ジュビリ”の式典と重なったこともあり、大反響を呼び、シングルは1か月足らずで20万枚の売り上げを記録、6月23日付け全英チャートで第1位にランクされた。セックス・ピストルズはロンドンの新しいロックのムーヴメントとして注目されている、“パンク(Punk)”の代表的なグループ。リーダーのジョニー・ロットンのセンセーショナル言動がほとんど毎週、音楽誌や大衆紙の“サン”などを飾っている。グループがスタートしたのは1975年11月。ジョニー・ロットン他4名で結成された。結成当時の平均年齢は19才。》ちなみにファーストシングルは「Anarchy In The U.K.」で英国のEMIから1976年10月にリリースされています。が、同年12月にジョニー・ロットンの問題発言により契約が解除されています。その後A&Mと契約していますが、これも1週間で契約破棄。結局ヴァージンと契約。つまり、「GOD Save THE QUEEN」以降のシングルはヴァージンから出ているわけですが、英国ヴァージンは日本ではコロンビアに版権があったのかもしれない。(記憶薄)なおジョニー・ロットンは1978年1月末にセックス・ピストルズを脱退し、事実上バンドは消滅しています。たった1年3か月の活動期間で、ロック界に旋風を巻き起こした彼等の影響力は凄まじいものがありましたね。で、肝心の音の方です。家にあるレコードプレイヤーは、フォノモーター・トーンアーム・カートリッジ等をバラで組み合わせる高級プレイヤー(定価で20万円近い)で、今も問題なく動いています。久しぶりに聴いたセックス・ピストルズどんな音だったか。うーむ、凄いスピード感と軽快感、パワーコード連発、機関銃の如く。直接感と性急感、この上なく気持ちが良い。しかもシンプルで分かりやすいリフとビートの嵐。高揚感が凄い。こりゃー、音だけだったら2008年今現在も通用するサウンドですな。当時の70年代にこのスピード感が驚異だったのを再確認できましたよ。「GOD Save THE QUEEN よりも、B面の「did YOU no WronG」が激良いのでちょっとビックリ。ロットンの巻き舌シャウト最高!サウンドスタイルとしては【キンクス】や【モット・ザ・フープル】を彷彿とさせる感じです。サマソニ08では、私はポール・ウェラーを見ていたので、ピストルズは拝めず残念だったのですが、見た人の話では相当笑えるステージパフォーマンスだったらしい。セックス・ピストルズ自身がピストルズのパロディを演じてみせた。そんな感じなのかな。やっている方も見ている方も何を望んでいるのかは分かっているでしょうし、存在自体も時代錯誤なのは承知なはず。楽しめればそれでいいんじゃないですか。こんな時代なんだし………。(笑)CROSSBEATの9月号にロットン(ジョン・ライドン)のインタヴュー記事が載っていて面白かったので一部抜粋。《ポップスターには謙虚な姿勢を望む奴が多いけど、俺は侮辱を許さない。誰しもが自分の世界を把握し、それを死守すべきなんだ。俺は自分の人生を世間の鼻っ面に晒して毎日を生きているんだよ。そんな奴は思いっきり嫌われるか好かれるかのどっちかだろうが、俺にはそれ相応の神経が備わっているのさ、逆にその分、正直だってことになる。いくら嫌われたって、俺は痛くも痒くもないね。どんな奴よりも勇敢なんだ。一歩だって引かない。絶対に逃げないからな。》尊敬に値するコメントだな。歳食ってもパンク精神は変わっていないですね。私も出来ればそうしたいけど、何物かが邪魔をしてそうさせてくれない。(苦笑)のちのちCSで放送されるサマソニ08のセックス・ピストルズのステージパフォーマンスが楽しみです。
2008.08.19
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《1989年、元スペースマン3のジェイソン・ピアースを中心に結成。91年『レイザー・ガイデッド・メロディ』でデビューし、ホーンやストリングスなどオーケストラの要素のある楽曲を披露。97年『宇宙遊泳』ではトリップ感のあるメロディが高く評価され、2001年『レット・イット・カム・ダウン』は前作以上の壮大な作品となる。その後、ブラス隊など約15名の大編成でツアーを開始。02年には日本公演を行なった。》~CDジャーナルより~関西の若手漫才師の○○兄弟(名前ど忘れ)の弟がバイク事故で、生死を彷徨っていたなんて話をTVのバラエティ番組で本人の口から聞いたことがあります。淡々と語る言葉の端端から、生きていることへの歓びが伝わってきたりもします。意識的であれ無意識的であれ、人間って生死を彷徨ったりすると悟りの境地というか、ガツガツしたりソワソワしたりする心の動きが抑えられて、穏やかになるのかなぁなんて思ったりもするのです。2005年生死の境を彷徨う大病に冒されたというジェイソン・ピアース。その回復後にレコーディングが行われたとされる『Songs in A&E』。色んな形をした注射針という幻影も、より現実的なカラフルなドライバーという生活の道具に形を変えた。そして音楽はサイケデリアから、躍動感に溢れた、アーシーな乗りに形を変える。ジェイソン・ピアースのヴォーカルは白昼夢から覚めてナチュラルで牧歌的な味に変化したのだ。“傷ついてボロボロになって、疲れ切ってヘトヘトになったなら、君を恋人にしょう。君はまだ元気すぎて僕には眩しすぎるから。”「Don’t hold me close」《Goodnight goodnight》♪おやすみ おやすみ 朝日がのぼる頃には 元気になるさ 下を見ないで もっといいこともあるさ また別の日に 抱きしめてあげる 大丈夫さ 朝が来るまで ぎゅっと抱きしめてあげる おやすみ おやすみ 今おりてくるところ スウイートハート 元気になるよ うつむかないで いいこともあるよ 明日になれば そばで 抱きしめてあげる 大丈夫さ 朝が来るまで ぎゅっと抱きしめてあげる♪サマーソニック08で見た【スピリチュアライズド】、素晴らしかった。私の左斜め前方、最前列にいた女性は、ずっと目を閉じて身体を揺らしながら聴き入っていたのが強く印象に残っています。まさに陶酔させられる音空間。それはけして現実逃避的なスペースなどではなく、痛みを知った者しか解り合えない世界だったのだ。そして、くだらない事にクヨクヨと悩むのは止めよう。生きてるって素晴らしいじゃないか。『Songs in A&E』は、そんな事を知らせてくれる素晴らしいアルバムです。ソングス・イン A&Eをチェックしてみる?Spiritualized - Soul On Fire を見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.17
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夏は終わらない。今、北京オリンピックと夏の高校野球に夢中。そして、9月以降は大物アーティスト新譜ラッシュと続きます。退屈しないなぁ。(爆)欲しいのはお金と、有り余る時間だけ……(笑)★VERVE『Forth』DVD付き, 初回限定盤 9月3日発売(日本盤)おお、コーチェラ・フェスティバルのDVD付きです。これは絶対初回限定盤(日本盤)を買います。ジャケの迫力(天界からのメッセージと言うべきか)は、音の凄さを予感させます。myspace★OASIS『Dig Out Your Soul』DVD付き, 初回限定盤 10月1日発売予定(日本盤)これもジャケ良くねぇ。(柳原 可奈子風に)濃そう。とてつもない音圧を感じてしまうジャケットです。DVDの内容は?ニューシングル「The Shock of The Lightning」良いですね。続々とYOU TUBEにアップされています。★CURE『Drem Thirteen』初回限定盤、10月13日(日本盤) 発売予定既に先行シングルも出ていて、myspace等でも試聴出来ますが、良いですね。★KEANE『Perfect Symmetry』10月15日(日本盤) 発売8月4日にちらっと書いた通り。そして★QUEEN『Cosmos Rocks』09月17日 (日本盤) 発売予定ジャケださくねぇ!?(柳原 可奈子風に)13年ぶりスタジオ・アルバム!フレディがいなく、ジョン・ディーコンも参加していないクイーン。ポール・ロジャースとの個性の違いから、QUEEN名を使用するのは詐欺ぽいような気もしますが……まぁ、興味は津々です。一応全部購入予定です。
2008.08.15
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《札幌出身の5人組バンド、サカナクション。彼らが8月6日に配信限定としてリリースした、地元・北海道での LIVE音源『「NIGHT FISHING IS GOOD」TOUR 2008 in SAPPORO』の4曲がiTunes Storeでなんと、COLDPLAYのアルバム『VIVA LA VIDA』を抜きロック部門ランキングの第1位を獲得! 新人アーティストのライヴ音源が、チャートの1位を獲得するのは、まさに異例の出来事。これもひとえに各方面でライヴが高い評価を得ている彼らならでは。》~CDジャーナルより~サマソニ08のステージ素晴らしかったです。今日はそのお礼も含めて、褒めまくって、宣伝マンに徹しましょう。そして、一人でも多くの人に聴いてもらえますように。そうそう、このCDジャーナルのニュースに書かれている事を、当日リーダーの山口一郎さんがMCで言っていたんですよ。会場がドッと沸きました。COLDPLAYより上位か、凄いねー。楽屋では、大物アーティストのあの人やこの人と一緒になったとも言っていました。誰と会ったのか、もったいぶって教えてくれませんでしたが……。(笑)そんなユーモアのある山口さん率いるサカナクション。人柄の良さが、そのまま音楽に表れています。温かくて厚みのあるエレクトロニックサウンドに、ゆったりとした曲調、じんわりとくる歌詞、山口さんのヴォーカルの発音はクックリハッキリしていて、一節の言葉の中にも変化がありドラマがあります。そして人間臭くて血が通っている。《ナイトフィッシングイズグッド》♪夢のような世界があるのなら 僕も変われるかな アスファルトに立つ僕と月の 間には何もないって知った 去年と同じ服を着ていたら 去年と同じ僕がいた 後ろめたい嘘や悲しみで 汚れたシミもまだそのまま 何もない夜に 何かあるような気がして 君に電話してしまうんだ いつも いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも♪淋しがり屋の青年像、何だか自分に当てはめてしまって、ジンワリと切なくなってしまう。待っているのはいつも夜の闇。夜は今もって明けないし眠ることも出来ない。まどろみの音空間で、癒してくれるそんな曲です。キーボードとベースのファンクなビートが活かしてる「ワード」「雨は気まぐれ」も好き。クラブミュージックぽいループサウンドの「サンプル」はカッコイイし、ダンスミュージックとしても極上、フロアを興奮の渦に巻き込みそうな迫力です。立体的な音場が堪能できる「マレーシア32」の心地良い浮遊感にも陶酔させられてしまいます。“魚”は元来好きではなくて秋刀魚とアジしか食べない私で、けしてバンド名に対してのイメージは良いとは言えず、食わず(聴かず)嫌いになりそうだったけど、サカナクションは別。サマソニ08出演決定をきっかけに、オフィシャルサイトの試聴で気に入ってしまったのでした。今後も日本の音楽シーンを伸び伸びと泳いで、浸透させていって欲しいですね。この味(サカナクションワールド)は格別ですから。。。(なお、このアルバムはブログ仲間のNaoさんからプレゼントされたものです。改めてTHANKSです。ブログ交流ってほんと良いですね。)NIGHT FISHINGをチェックしてみる?ナイトフィッシングイズグッドを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.14
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THE KILLSのキャンセルを知ったのは、初日家に帰ってから。予定してなかったので、スケジュールに影響出なかった。今年はツキもあるなぁ。データの消失というのはお粗末ですね。バックアップとっておけよって感じ。少人数バンドほどコンピューター依存度が大きいのでしょうね。・THE TING TINGSMOUNTAINステージで見るのは初めて。ここはステージが右側角に設置されている。これは音響的に有効で、SONICやDANCEのような長方的な空間だと、はね返った音同士で打ち消しあったり、増幅してしまったりで、音響的に難しいものがあります。聴取側も非対称なので、そういった影響が少ないのです。で、THE TING TINGSですが、やはり音は滑らかで良かった。事前のプロモーション来日での成果なのか、初っぱななのに客多し。若い人が多かった(女の子も多かった)ですが、CAJUN DANCE PARTYとは違い、節度ある(?)盛り上がりでした。Katie可愛かったし、色気もあったし、お洒落でした。視覚で楽しんで、ポップなメロディーで楽しんで、心地良いエレクトロニックサウンドで踊れて楽しかったです。大満足。・MGMTSONICへの移動は、THE TING TINGSが押していたのと、出口の混雑で出遅れ。2・3曲聞き逃したかな?でもでも、CDと変わらない、明るいマジカルサイケポップチューン聴けました。好きな曲「Time to Pretend」「Electric Feel」は後半にやってくれて聴けたので良かった。これも満足。・THE HOOSIERSバンドのキャラそのまんまの、ヴォーカルのIrwin Sparkesの愛想の良いMCが楽しかった。小柄な人に見えたけど……。暑いのにスパイダーマンのスーツを着ていたキーボードの人もいました。曲はひねくれポップで、ヴォーカルも声が裏返ったりで……。楽しかったわりには、スペシャルな曲がないせいなのか、他は記憶に残っていないのは不思議。XTC以降の英国伝統のポップを堪能出来たのは良かった。・THE KOOKSTHE HOOSIERSの後はPOLYSICS CRYSTAL CASTLESは見ないで、長めの休憩をメッセに戻ってとりました。休憩後再びMARINEへ。思ったほど混雑していなかった。Rブロックの前の方フェンス際に好位置キープ。ドラマーが怪我により交代したらしいけど、違和感はなく頑張ってましたね。体の大きい人で目立っていた。Luke Pritchardは可愛かった。あの蓄膿症ぽい声が聴けた。エレキとアコースティックを持ち替えて熱唱。途中日本語で“座ってください”の指示。(外人さんには通じなかったみたい)曲のポイントでジャンプすれば良いのだなと理解はしたけど、実際その時になって、皆でフライングジャンプして盛り上がりました。(笑)その後密集してしまって暑苦しくなったのは頂けなかったけど……。(笑)THE KOOKSやっぱ大好きだ。終わった後皆満足そうにニコニコしていましたよ。・SUPER FURRY ANIMALSMARINEからの移動で出遅れ、既に始まっていた。人を掻き分けて、なんとかSONICの中間見やすい位置にこぎ着けた。アルバム1枚しか持っていないので、知らない曲が多かったけど色彩豊かなポップワールドが楽しめました。大人のバンドの名演でした。少しずつ過去のアルバムも揃えたいなと思った。・SPIRITUALIZEDJason Pierceは正面を向かずに、終始左サイドに身体を向けて演奏。サングラスはしているしシャイな人なのかなぁ。音楽に集中したいのでしょうか。私は右側最前列から2列目にいたので、背中を見る状態になってしまった。けれど、音楽は素晴らしかった。素晴らしすぎた。幽玄な音空間は催眠的で、正に酔わされる音。浮遊しました。二人の黒人女性のコーラスも素晴らしかった。死の淵から生還した音楽というのかな、純粋でダイヤモンドのような輝きでした。・COLDPLAYMARINEへ移動。ALICIA KEYSに滑り込みで間に合う。既にスタンドもLRブロックも満員に近い。ALICIA KEYS終わっても客は大幅には減らず、どうにかセンタードーム付近までには詰められました。COLDPLAYのショーは、ほぼ完璧で何も言うことはありません。あえて言うなら出来すぎで曲を美化しすぎ。一般の音楽ファンには感動を呼ぶでしょうが、ロック通にはどうなんでしょうか。ALICIA KEYSのピアノ演奏も、クリスはサプライズ・パーティだよと言っていたらしいですが、ALICIAは楽しそうに弾いていたように見えなかったんですけどね……。アリーナの真ん中に設けられた特設ステージでの演奏も、ブロックからは見えず正面のスクリーンで確認するのみ。ストレス溜まりほうだいでした。クリスは“サマーソニックに出られて光栄。またやりたいね”と語っているそうですが、次は文化村でやった方が良いのではと私は思う。なんて、批判的な事ばっかり言っていると嫌われるのでやめておこう。(笑)2日目の評価☆最高 ◎期待通り ○まぁまぁ良かった△もう一つ ×期待外れ ?評価なし(聞きこみ不足のため)☆SPIRITUALIZED☆THE KOOKS☆MGMT☆THE TING TINGS☆SUPER FURRY ANIMALS◎COLDPLAY◎THE HOOSIERS
2008.08.12
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2日目が強烈だったので、1日目がもう忘れかけている。ヤバイなぁ。と言う訳で、さっさと書いて、次はオリンピックモードに切り替えます。・サカナクション今回見た唯一の日本のバンド。ベースとキーボードが女性でした。特にベースの女性がファンクな乗りでカッコ良かった。ギターを中心にクラブミュージックの乗りがあって心地良かった。スペイシーな音響空間も○。潜在的な音楽性もかなりあると見ました。リーダーでヴォーカリストのMCもちょっと訛りがあってユーモラスで会場の笑いを誘っていました。あっという間の30分間、もっと聴きたいと素直に思いました。ポスト“くるり”の一番手はこの人達に決まり。・LOS CAMPESINOSマリンの出だしなのに、客の入りが多かった。昨年のピペッツは空き空きだったのにね。やはりこのバンド、インディーぽくて、ヴァイオリンの音色が色を添えていますね。ヴォーカルも訛りが強くて個性的。楽しかった。・JOE LEAN AND THE JING JANG JONGアルバム持っていないで、観戦したバンド。Myspaceの試聴で気に入っていたので。ヴォーカルの人が背が高く細身で、ボブ・ゲルドフみたいな顔をした人だった。白のブラウスが似合っていました。くねくね身体を揺らしながら歌っていたかな。バイセクシャルなヴォーカルが好みの人はきっと気に入ったでしょう。アルバム出たら絶対買おう。(笑)・THE TROUBADOURSISLANDステージの環境に馴染めず、集中して聴けなかったような気がする。オーソドックスなギターバンドでそこそこ楽しめたけど、やはりラーズ似。もっと予習が必要だったかな。・BAND OF HORSESISLANDからの移動で出遅れ、2・3曲聞き逃したかな。良かったけど、あんまり記憶に残っていない。後ろの方で見ていたので集中が欠けていたかもです。ハンドメンバーのルックスが地味目だったのもあるかも。・CAJUN DANCE PARTY引き続きSONICで、前の方に移動したら、廻り20代前後の若い人ばっかりだったので、不吉な予感。予感的中。1曲目から無秩序な乗りに巻き込まれる。仕方なく頭は冷めた状態で身体は乗ってたけど………。4曲目あたりから落ち着いてきたので救われました。(笑)音はベース音の被りが気になって、あんまり気持ちが良くなかった。※CAJUN DANCE PARTYの後、THE KILLS前のSET CHANGEでブログ仲間のMidge大佐さんと会う。途中大佐さんの友人も加わって3人でロック談議(昔話)。途中廻りをチラっと見てみたら、KILLS待ちで座り込んでいる人が一杯。SONICのど真ん中でロック親父3人が立ち話ししている光景はさぞ不気味だったでしょう!?(笑)あの日本のロックコンサート史上最大の汚点レインボウの札幌公演(だったかな)での圧死事件(将棋倒し)の現場に大佐さんの友人もいたそうです。凄い生き証人に出会いました。(笑)あれ以来ロックコンサートの警備が厳しくなったんですよね。・PANIC AT THE DISCO1stはエモだったらしいけど、少なくとも2ndはエモじゃないですね。Pretty.Odd.のカバーを背景に掲げていたので、2ndからの曲が中心だったかな。実際見てみてもエモっぽいとは思わなかった。質の良いロックンロールでした。キャッチーなメロディとホットなヴォーカルが良かったです。・the verveいやー、大好きな「ソネット」が2曲目だったので、その後尻すぼみにならないか心配したけど、新曲「Love Is Noise」含め素晴らしかった。日本に来る前に各地のフェスで演奏してきた成果か、安定していたし、音も厚みがあって圧巻でした。「Bittersweet Symphony」聴けて幸せでした。 ニュー・アルバムがほんと楽しみになってきました。・PAUL WELLERクラシックロックのテイストがある演奏は、今日初めてだったかな。オーディエンスも7対3ぐらいの割合で男性が多かったような……。渋くて格好良かった。私はスティーヴ・ウインウッドとオーバーラップしながら聴いてましたよ。乗りも横乗りで心地良かった。初日の評価☆最高 ◎期待通り ○まぁまぁ良かった△もう一つ ×期待外れ ?評価なし(聞きこみ不足のため)☆the verve☆PAUL WELLER☆サカナクション◎LOS CAMPESINOS◎JOE LEAN AND THE JING JANG JONG◎BAND OF HORSES◎PANIC AT THE DISCO○THE TROUBADOURS○CAJUN DANCE PARTY
2008.08.11
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疲れたー。本編よりも帰りの電車の混雑の方が疲れたって感じ。腰が痛くて、身障者マーク付けたい気分になりました。二日目もほぼ予定どおり7アーティスト見ることが出来ました。(移動のタイムロスで2アーティストはスタートに間に合いませんでしたが……。)全体の印象では、今日の方が演奏の質と聴き応えで上回っていました。MGMT、SUPER FURRY ANIMALS、SPIRITUALIZEDは聴き惚れてしまい音に酔いました。THE KOOKSの“座ってください”からの一気盛り上がりは凄まじかったです。あんな盛り上がり方は初めての経験でした。COLDPLAYはさすがに貫禄でした。ロックを超えたエンターテイメントなショーと言っても良いのではないでしょうか。こんなのを見せつけられると、ロックっていったい何だったのだろうという疑問符が付いてしまいます。COLDPLAYは現在、間違いなく世界No.1バンドですね。マリンの司会者は盛んに、“来年は10周年ですよ”と力説していたので、来年は何かしらサプライズを期待しましょう。もしかしたら来年は3日間開催とかあるのかな?
2008.08.10
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とりあえず、たった今帰ってきました。the verveとPAUL WELLERが激素晴らしかった。他もおおむね良かったですよ。昨年に比べるとMARINEは風も吹いてて涼しかったです。それに比べて、今年外に設置されたISLANDの蒸し暑さったら、たまらんかった。冷房効いていないし………。倒れそうでした。(苦笑)昨年よりもさらに動員が増えている印象でした。二日で20万人超えてしまうのかな?予定どおり9アーティスト見ました。我ながらあっぱれ、自分を褒めてあげたい。オリンピック始まってるし………(笑)その代わり腰が痛くて、明日は軽いスケジュールで行きます。(根性なし)ではまた明日。
2008.08.09
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いよいよ始まりますねぇ、北京オリンピック、(もだけど)じゃなくてサマーソニック08、フジボケの人もそろそろ切り替えましょう。(大きなお世話!?)当日の行動予定を整理するのは、当日無駄な体力を避ける意味もありますが、日頃ブログ等で交流している人との貴重な出会いの場を模索するためでもあります。初日(8月9日)(SONIC)サカナクション→(MARINE)LOS CAMPESINOS! →JOE LEAN AND THE JING JANG JONG→(ISLAND)THE TROUBADOURS→(SONIC)BAND OF HORSES→CAJUN DANCE PARTY→(MARINE)PANIC AT THE DISCO→the verve→(SONIC)PAUL WELLER今年のサマソニは【サカナクション】でスタート。10時スタートなので、7時30分には家を出ないと駄目かな。今年はリストバンド引換所が、1日券と2日券で場所が違う。特に1日券でメッセスタートの人はMARINE入り口からメッセに引き返さなければならないという不便さが生じています。これも混雑緩和のためなのでしょうが、もっと良い方法がなかったのでしょうか?ここ一月で参戦予定がだいぶ変更になってしまった。初日では【BAND OF HORSES】の新譜があまりにも素晴らしかったので【ONEREPUBLIC】回避を決めました。その間【JOE LEAN AND THE JING JANG JONG】見終わったあとに間が空くので、ISLANDの【THE TROUBADOURS】を見ることにしました。このバンドも【ラーズ】ぼいギターバンドで良いですね。今年のISLANDはMARINEの脇にあるのでロスなく寄れそうです。【CAJUN DANCE PARTY】のあとは満を持して【PANIC AT THE DISCO】に備えるつもりです。よって【THE KILLS】も好きなのですが回避します。それから【the verve】ですが、トリではないという噂は本当でしたね。新曲の披露への期待もあって、参戦決定。これも好きな【THE FRATELLIS】は今年も涙を呑んで回避します。【SEX PISTOLS】も興味がありますが、やはり初日は【PAUL WELLER】で締めます。【ADELE】【ALBERT HAMMOND.Jr】のキャンセルは残念でしたが、予定してなかったので影響はありませんでした。ちなみに初日の私の期待度(見たい度)上位は、1. PANIC AT THE DISCO 2. the verve 3. BAND OF HORSES 4. PAUL WELLERですかね。二日目(8月10日)(MOUNTAIN)THE TING TINGS→(SONIC)MGMT→(MARINE)THE HOOSIERS→(MOUNTAIN)POLYSICS→(DANCE)CRYSTAL CASTLES→(MARINE)THE KOOKS→(SONIC)SUPER FURRY ANIMALS→SPIRITUALIZED→(MARINE)COLDPLAY二日目は初日よりハードスケジュール。【THE TING TINGS】から【MGMT】へは移動時間0分で行かなければならない。(そんなの可能?)このタイムテーブル酷いんじゃないすか。それから両方に被る【VAMPIRE WEEKEND】、量をとって泣く泣く回避します。(この想い、単独決定時にとっておきましょうか)この後は【POLYSICS】と【CRYSTAL CASTLES】をちょいと覗いてみようかなと思いますが、へばっていたら回避予定。【THE KOOKS】には万全の状態で望みたいし……。THE KOOKSの次は【SUPER FURRY ANIMALS】、MARINEからSONICの移動は15分。これもきつそう。引き続き【SPIRITUALIZED】を見たら、オーラスはCOLDPLAYで。40分近く間が空くのには救われた。でもスタンド観戦になってしまうだろうか??二日目の私の期待度(見たい度)上位は1. THE TING TINGS 1. MGMT 1. THE HOOSIERS 1. THE KOOKS 1. SPIRITUALIZED 6. COLDPLAY 7. SUPER FURRY ANIMALSかな。要するにほぼ横一線です。まぁ、予定どおりに行くとは思えないハードスケジュールですね。昼飯どこで食うんだって感じ。(笑)【Perfume】もファンなので見たいですけどね、しょうがない。若い女の子のエキス吸い取れないのは残念です。(笑)【DEATH CAB FOR CUTIE】もねぇ。おー、そうそうSIDE-SHOWのオードリーも見たいんですが。。(欲張り)駄目かなー。(笑)では今日か明日あたり、“一緒に盛り上がろうよ”コールしに行きますので、当てはまった方よろしくです。
2008.08.07
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《ラッセル(vo)とロン(key)のメイル兄弟を中心としたモダン指向ポップ・バンド。南カリフォルニアで結成され、ハーフネルソンという名で71年にベアズヴィルからトッド・ラングレンのプロデュースでデビュー。商業的に失敗したため、スパークスと改名して再出発を切ったところ英国で人気上昇、以降、70年代末までロンドンを拠点にひねくれポップ感覚を磨き全英チャート常連となった。以後も英米欧を股にかけた活躍をみせる。》~CDジャーナルより~小学校の卒業記念とかで、校庭の片隅の地中に、自分の愛用品を埋めて、20年から30年後の同窓会でそれを掘り返して、当時の自分の様子を回顧してみる。このイベントの事を何て言うのかは忘れてしまったけど(タイムカプセル?)、思い掛けない過去の自分を知って懐かしんだり驚いたりしますが。【スパークス】というバンドは、正に過去の自分を思い出させる、そのもののような存在かもしれない。私がスパークスを聴いていたのは6枚目の『Big Beat』までで、それ以降は全然聴いていませんでした。風の噂で解散はしていないのは知っていたように思えるけど、活動状況はそれほど知らされていなかったのではないでしょうか?それは多分メジャーのアイランドレーベルから離れてしまったという理由もあるのでしょうか。最近久しぶりにスパークスが音楽雑誌の話題になっているので懐かしくなって、mySpaceで試聴してみたら、良いのでビックリしてしまった。と言うか、70年代の『キモノマイハウス』や『プロパガンダ』という名作に劣らない力作、しかも音は当時のモダンポップのセンスを引き継いでいて、陳腐になることもなく、レトロ的感覚でもない、新鮮さに驚愕してしまいました。もちろん即刻最新アルバムの『EXOTIC CREATURES OF THE DEEP』買いましたよ。何と言っても、ラッセルのフォルセットヴォイスが当時のままで聴けたことが感激でした。30年の歳月を感じさせない、若さ溢れるサウンドと瑞々しさも当時のままでした。ともかくラッセルの多重フォルセットヴォイスは絶品です。「LET THE MONKEY DRIVE」のピアノの打音と小刻みに振幅するストリングス。ドラマ仕立ての曲調にはゾクゾクさせられます。「I’VE NEVER BEEN HIGH」のメロディーラインなんか涙なしに聴けませんよ。「LIGHTEN UP, MORRISSEY」って面白い。“おれはモリッシーみたいに知性がないから、彼女はデートしてくれない”という曲。MORRISSEYってあのモリッシーです。【スミス】の。スパークスの大ファンでもある、彼に対してのお礼ソングみたいなものでしょうか。(笑)それから容貌も特にお兄さんのロンは、当時と全然変わってませんね。元々老け顔だったので、変化を感じないのかもしれない。弟のラッセルは【クリスタルキング】(一時期売れた日本のバンド)のヴォーカルの人のような顔立ちで、イケメンで格好良かったけど、整形後みたいな顔になってしまったような……。ジャバネットタカタの社長さんみたいな顔になっちゃった。(笑)面白いことに、当時の70年代前期のロック好きは、趣味(徒党)が4パターンぐらいに分かれていて、【デヴィッド・ボウイ】【ロキシー・ミュージック】が好きな人達は大抵スパークスも好きでした。グラムロックからモダンロックの新しいロックに敏感な人達ですね。あとは【ツェッペリン】や【パープル】を主とするハードロック好き一派、【イエス】【クリムゾン】を主とするプログレ好き一派、それからブリティッシュ・ロックアレルギーを持っていたウエストコーストロック好き一派と。私はグラムロックからモダンロック好き寄りだったかな。プログレも好きだったけどね。アメリカのデュオでありながら、音楽センスは完全に英国的で、当時から異彩を放っていたのがスパークスでした。「僕らはロックやポップ・ミュージックが持つある種の限界みたいなものに苛立ちを覚えていて、あくまでもギター、ベース、ドラムっていうロックの基本のフォーマットは守りつつも、いろんな冒険を試みてきたんだ。その大きな理由は僕たちが飽きっぽいからかもね(笑)。それに常にファンの予想を裏切りたいと思ってる。ファンもそれを期待してるから、需要と供給のバランスが成り立っているんだよ」~ロン~なるほどー、バンドが長続きするっていうのは、飽きっぽいという事とサディスティックというのが重要なキーなのかもね。今年のフジロックにも出演、素晴らしいステージを披露してくれたようですね。うーん、見たかったな。DVDにも収録されていたロンのタップダンスとか見られたのかなー?ハイ、スパークスは激最高です!myspaceで試聴してみる?Sparks Good Morningを見てみる? Powered by TubeFire.com
2008.08.06
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ここに来て、嬉しいビッグニュース。キーンのサードアルバムが10月に出るみたいですね。オフィシャルサイトでは、いち早く新曲の「spiralling」が期間限定でダウンロード出来るようです。My spaceでも試聴してみましたが、メリハリの効いたポップナンバーに仕上がっていますね。ピアノの音もバッチリ聞こえます。ジャケもポップで明るくて、期待が膨らみます。いやー10月が楽しみです。トムの体調も戻ったんですね。良かった良かった。現役若手バンドでは、個人的に【DELAYS】と【MEW】とこの【KEANE】がマイ・フェイヴァリット ビッグ3的存在なので、入れ込みも半端じゃありません。来日切に希望。単独公演決まったら絶対行こう。myspaceで試聴してみる?
2008.08.04
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《1980年にマイケル・スタイプ(vo)、ピーター・バック(g)、マイク・ミルズ(b)、ビル・ベリー(ds)が米国ジョージアで結成。82年にIRSからデビュー。60年代ロックのテイストを持ったサウンドはまずカレッジ・チャートで注目され、徐々にファン層を拡大。88年のワーナー移籍後も『グリーン』や『アウト・オブ・タイム』など、良質なアメリカン・ロックを聴かせる力作を発表。97年にベリーが脱退したが、その後も全米を代表するバンドとして、揺るぎない地位を築いている。》~CDジャーナルより~CROSSBEATの4月号と5月号の『ACCELERATE』発売前のメンバー自身のインタヴュー記事を読んでいたら、『UP』以降『アラウンド・ザ・サン』までのアルバムに対しての批判というか苦悩みたいな事が書かれていて、今更なんだよーっていう気分にもなったのですが、確かに『UP』あたりは、あんまり印象に残ってないんだなぁ。今度のREMは何か違うぞ。一聴して、単調な曲が多いなという第一印象も、何度も聴いているうちにその気持ち良さが分かってきました。私が昔(80年代)からREMが好きだったのは“臭い物には蓋”“見て見ぬ振り”が出来ない、まじめで正直な人柄が現れた作風に共感していたから。今時政府やメディアに批判を出来るアーティストなんてそうはいないです。どんな争い(戦争)にも、当事者でなくても、国の一員である限り責任を負わなければならない。「UNTIL THE DAY IS DONE」にはやるせなさと、重荷をしょってしまった、どうしょうも無さみたいなものがビシバシと伝わってきて、切なくなってきてしょうがないです。「SUPERNATURAL SUPERSERIOUS」の世界も深い。宗教と捉えても、会社と捉えても良いだろうし、60年代のヒッピーカルチャーと捉えても良いかも知れないし。。。。自分を見失ってしまう甘い罠と甘美(時に邪悪)な誘惑の世界。そんな時代を懐かしむのも良いだろうし、若気の至りとして捉えるのも自由。根底にあるのは若さへの賛美だから。《SUPERNATURAL SUPERSERIOUS》♪ここにいるみんな 色んなところからやってきた でもそんなこともすぐに忘れ いずれ形を変えていく ボランティアをしたサマーキャンプでのこと 君の顔を見る人もなく 君の恐怖に気づいた人もいない でもその幻影が表れようものなら 君はびくついて そこから遠くへ向かってしまう 自分の夢を思い出したんだ 女の子みたいな格好をして 思い切り楽しんでやるんだって ティーンエイジャーを 祝福するんだ この未体験の 甘い誘惑 スーパーナチュラル、スーパーシリアス 未体験の 甘い誘惑 スーパーナチュラル、スーパーシリアス♪個人的な話になってしまいますが、私とREMとは世代的に一緒。ロックに目覚めた頃には【ビートルズ】は解散していたし、ヒッピームーヴメントは消滅していたし、パンク派生以前という微妙な世代です。この複雑な歌詞も良く分かります。イギリスでは【ポール・ウェラー】あたりも同世代ですね。(ちなみにウェラーの新譜『22DREAMES』もこの曲と共通項があるような気がしてならないです。)しかし、いつもながらマイケル・スタイプの声には張りがあって、優しい包容力がありますね。「MAN-SIZED WREATH」のコーラスにはゾクゾク来たなぁ。電車の中でイヤホンで聴いていた時、思わず周囲をぐるりと見てしまいました。(誰かに声を掛けられたような錯覚で)笑。7曲目以降が特に良い。迷いがとれたような穏やかな流れの「MR.RICHADS」、「SING FOR THE SUBMARINE」の説得力、「HORSE TO WATER」の疾走感、「I’M GONNA DJ」の爽快感。どれも高水準です。近頃のロックアルバムは60分近くもあって、焦点がボケてしまうようなところもあるけど、『ACCELERATE』は35分以内で一気に聴けるのが良いね。ボーナストラックがないのもアルバムコンセプトであって○。言いたいことが明確にあるのなら丁度良い長さです。アクセラレイトをチェックしてみる?R.E.M. - Supernatural Superseriousを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.03
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《米マサチューセッツ州ボストンを拠点に活動するデーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンによる、サイケデリック・フォーク・デュオ、デーモン&ナオミ。ソニック・ユースやダイナソーJr. と並んで、80年代に現れたアメリカ・インディーズの最重要バンドであるギャラクシー500のドラムスとベースの2人。91年のギャラクシー解散以降、2人での活動を続けて現在に至る。95年頃より日本のゴーストとの交流を深め、98年の来日公演をきっかけに2年後には全面的なコラボレーションが実現。また、音楽活動の傍ら、シュルレアリスムやダダをはじめとした絶版本の新装復刊を手がけて高い評価を得てきた出版社 EXACT CHANGE の運営を続けている。》~blues interactionsより~80年代にUSのインディーバンドで日本ではネオアコバンドとして人気があった【ギャラクシー500】のメンバーだったデーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンのデュオ【デーモン&ナオミ】。ギャラクシー500が大好きだったので、デーモン&ナオミもずっと気になる存在だったのですが、アルバムを初めて入手したのは昨年の11月でした。商業主義の枠の中でも、こんな瑞々しい音楽が出来る環境って素晴らしいな。シンプルでナチュラルで、深くて、穏やかでアコースティックで優雅。自分探しの音楽ってこういうのを言うんじゃないのでしょうか!?。時にダークであるけれど、自分の暗い部分、影の部分を共有できるのが、本来の友情だったり親友だったりで、いつのまにかそれを隠す事に慣れてしまっている自分自身が愚かだなぁと思ったり、自分自身を欺いているなぁ等という自己嫌悪に陥る事があります。またそういった事をフッと考える事も歳を重ねるほどに少なくなっているような気がしてならないのです。明るく振る舞うふりをするのも、疲れるんですよ。上手に世渡りするのも、後9年ほどで終わりにしたいなと、つくづく思う私です。《Stars Never Fade》♪あなたの眼を通して見た世界は たいそうエレガントで その完璧な照明、サテンのガウン でも現実にあるの? そんな調和の世界が 星々はきらきらと壁に輝き あなたの星は消える事もない 切り取られた瞬間は永遠 鏡を凝視する薄暗い部屋 でも本当にあるの? それとも合成写真 星々はきらきらと壁に輝き あなたの星は消える事もない♪ラストの「Cruel Queen」はトラッド風の曲調ですが、メロディーは諸【レッド・ツェッペリン】の「ステアウェイ・トゥ・ヘブン」なんですが、パクリ(ゼップが元歌をパクった??)なのか偶然なのかは不明。月に1回は聴きたくなるデーモン&ナオミのサイケ風味のトラッドフォークです。ウィズイン・ディーズ・ウォールズをチェックしてみる?Damon & Naomi - Within These Wallsを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.08.01
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