ヨック・ヨー で大満足、大満腹 な我らふたりは、水兵さんルックの店員さんたちに別れを告げ、ザ・ペニンシュラバンコクへ向かった。
というのも、この日は「ヨックヨーで満腹」になるのが目的ではなく、 ザ・ペニンシュラバンコクのピアニストを超越したエンターテイナー、ヘンリーさん のピアノとお酒を楽しみつつ、異国から来てピアノを頑張っている境遇が同じさっちんさんにヘンリーさんを紹介しましょーという試みで、ヨックヨーうまかったぁ、というのはおまけみたいなもの(あまりにもうまくてそれがメインになっちゃったけど)。
最近のザ・ペニンシュラバンコク・・・ちょっと 様子がおかしくなってきた 気がする。
以前、駐妻Jちゃんとヘンリーさんを尋ねて出向いた時、まだ 22時ちょいすぎだっていうのに、ヘンリーさんは帰った後 だった。その時は仕方がないのでTHE ロビーのテラス席で飲んだんだけど、昔は予約を入れなかったら入れないくらい人気だった ダイニング&ラウンジ(しかも昔は夜中の2時まで営業。バンドマンが入ることもたびたびあった)ジェスターズは、とっとと店じまい をしていた。で、それより前、あたしが1月に帰国する時立ち寄ったのだけど、本来弾いている場所「THE BAR」ではなく、 ロビーで弾いていてびっくりしちゃったのよね。
その時は禁酒日だった上にスタートはシガーバーでもあった「THE BAR」。タイの法律により 室内で喫煙ができなくなったためシガーバーとしての役割も果たせず、お酒も飲めない状況の日にお客がたまたまいなかった のだろうと思ったら・・・
この日またまたびっくり!
「THE BAR」にはお酒が飲める日にも関わらず誰もいない。 挙句、 客がいなくて暇そうなスタッフ に言われた言葉は「ヘンリーさんはもう、ここではピアノを弾いていないの。ロビーよ。20:30~22:30くらいまでかなあ」とのこと。
えーーー!
なんか、それって ギャラも削られちゃう よね。以前は20:30から24:00までばっちり弾いていたよ。
全盛期の「THE BAR」を知っているだけに呆然。ペニンシュラバンコクを訪れたことがある人は判ると思うのだけど、ここのロビー、 管弦楽を楽しみながらアフタヌーンティーという雰囲気で、歌もののピアノが似合うわけがない。 もしかしたらもう歌なんてうたっていないのかな。
「THE BAR」はエントランスを入ってすぐのとても狭いエリアにありながら、暖かい木のぬくもりと贅沢な大きなソファー、大人が寛ぐのにぴったりの長いカウンター。バーテンとの和やかな会話が楽しめる かっちょいい場所だったのだ 。はい、過去形です。あっ!「THE BAR」のバーテンさんですごく仲のいい子もいたなあ・・・ん? スリランカ人だった気がする(笑)。
数年いなくて、見つけたら坊主頭になってて「どうしたの?」と問いかけたら 「スリランカに帰って出家してた」 って言ってたなあ。今はバンケットルームにいるらしい。
そして世界中のお客さんが、騒ぐこともなく静かに和やかに語り合う上品な雰囲気。、このバーのレギュラーのお客さんはほとんどがヘンリーさんの大ファンで、 何度もヘンリーさんに会いにバンコクのこの地を訪れるほど、思い出の一役を買っている面もあった。
そしてヘンリーさんファンには日本人も多い。と言うのもこのヘンリーさん、昔、バンコクの有名日本料理店系列の日本人専門ラウンジでピアノを弾いていたことがあり(今はない)、 ファランの前では気取って絶対に話さないが、多少の日本語もできる。日本の歌なんておちゃのこさいさい。 沢山のレパートリーを持っているほど。
ヘンリーさんのピアノを聴きにきていたダンデイーな駐在員N村さんや、その周囲にいた人たちともここで友達になった。しかし前回訪れた時にヘンリーさんは「N村さんたちは全然来なくなったよ」というから帰国したかもしれない。
そのN村さんも 「バンコクでこんなに渋くていい声を聴かせてくれる人はいないよ」 と太鼓判。でもわかる。 おしゃれな大人が好む渋い芸風 の人はバンコクを探してもなかなかいない。 いや、いないかも。
ヘンリーさんとの楽しい会話、素晴らしい歌声、ピアノ。 彼はピアニストと言うよりはエンターテイナーだ。 接客も素晴らしく、私が行くと必ず私の名前をファーストネームで呼んでくれて、よくリクエストする曲も何も言わずとも弾き出してくれる。
あのこじんまりとした空間だからこそ、多くのお客さんとのコミュニケーションが取れ 渋い大人が集いたくなる雰囲気を作り出し、ヘンリーさんの渋いキャラクターが生きていたのだと思う。
それが・・・開放感100パーセント、巨大なシャンデリアが下がるこのロビーで、しかも最近ほとんど夜は客がいない気がする広大な場所でピアノを弾きつづけるヘンリーさん。 絶対違う!
この日はお酒が飲める日なのにロビーにはだれもおらず、ヘンリーさんも休憩中なのかピアノの周辺には誰もいない。
とりあえず座って飲み物を注文していた時に「わー!●●●ちゃーん!」相変わらずお日様みたいな笑顔ですっとんできてくれたヘンリーさん。
たまに頭文字を間違えるが 本日もばっちり間違ってくれた(自爆)。
「わーお!アメージーング!●●●ちゃん、痩せたー!とってもきれい!」
「だってこの前きたときヘンリーさん、 妊娠したのかっていったじゃん! だから悲しくてさー」
理由はそれだけじゃないけどさ。
「え?僕そんなこと絶対いわないよ!」
言いました!おめでとうって とっても喜んでくれました(自爆)!
「そうだっけ?」すっとぼけようとするヘンリーさんにさっちんさんを紹介。可愛らしい女の子登場に再び笑顔。
「あ、そうだ。いつも●●●ちゃん、突然来るでしょ。今度来る時はちゃんと連絡して!」と12年のお付き合いがありながら、はじめて連絡先を教えてくれた。そうだね、今度はちゃんと連絡していくよ。
この日はホテルのレストラン全てに客がいないのか、 各店のシェフがひまそーにエントランスあたりを散歩したり、館内をうろうろしている。 それを見て「あっ!●●●!」と呼びかけたりとかしているヘンリーさん。・・・大丈夫かここ?リーマンショックはバンコクのホテルも圧迫してるんだろうな。
で、途中トイレに行ったら ジェスターズなんか、完全にお休み してたし。こんなのありかよー!?おかまちゃん、大丈夫かな(ジェスターズの名物おかま店員)。
また貸切かなあー、と思い始めたら、突然ファランの男児が、ウサギみたいに飛び込んできた。は?あんた、とーちゃんと、かーちゃんは。
そしていきなりヘンリーさんを激写。「あ、私のカメラマンです」とヘンリーさんはにこにこ紹介。あれ、もういないし・・・。
挙句マイク越しに「スリムになった●●●ちゃーん」とチェックインのお客さんが時々やってくるロビーで大声で ゲストにデブ時代があったことをご公表
「やめなさーい!」
結局しばらくしたらファランのジェントルマンが1人でやってきた。「今日は日本からお友達が来てるんですよー」というヘンリーさんの言葉を受けて、穏やかな微笑みを浮かべてグラスを我々に掲げるジェントルマンファラン。
ファランって、パッポンやらNANAでくだまいている人は下品でイヤだなーって思うけど、紳士のファランって、日本人では歯が立たないくらいスマートな行動をするよね。
・・・うーん 外見は、その、なんだ。あれだったけど(余計なお世話だ!)。
禁酒日やら、ヘンリーさんが途中で帰るほど客がいなかったりやらで、なかなかヘンリーさんの歌声&ピアノで酒が飲めなかったの。だってこの人の声も、ひじょーにお酒にあってて、できれば 高級ウイスキーとかブランデーのおつまみになる雰囲気 だけど、まあワインならフルボディーの赤ワインって感じ。・・・でもおいらは白ワイン・・・(笑)。
何はともあれヘンリーさんの歌声とお酒が楽しめて&さっちんさんを紹介できてよかった♪
そうだな、ヘンリーさんの声は ビターチョコレート だな。→なんでも酒と食べ物に例えてしまってすまん。
というわけで、みんなでパチリ。
両手に花!だよね、だよね?だよねーーー(だみ声)。 誰だ片手には違うものが乗ってるって言ってる奴!
ビリージョエルやエルトンジョンを唄わせたら、 かなりぐっときます。 ペニンシュラバンコクに立ち寄ることが合ったらぜひヘンリーさんの歌を聴きに言ってみてね。
お休み前の1杯と、ヘンリーさんの歌声は、安らかな眠りを誘ってくれますよ。
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