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30日の日経平均は、前日のNYダウがギリシア支援問題が急進展したこと、世界各国の株価も軒並み上昇し、ユーロの反発で円安となった地合いを受けて11,062円(前営業日比+138円)で始まり11,092円(同+168円)まで上昇したが、11,000円台に乗せることが出来ないまま下落した。大型連休の谷間であったこともあり模様眺めの展開となり11,057円(同-133円)で引けた。寄り前の外資系証券注文状況は1,150万株の買い越し、値上がり銘柄数も1,144あり、出来高も2,234百万株であったが、NYダウがここ2日間の連騰で27日の下げ幅の80%強戻したのに対し、日経平均は46%しか戻しておらず上値の重さが際立っており、NYの下げには連動しやすいが上げには連動しにくい状況が続いている。個別銘柄をみても欧州株の反発で対欧輸出関連株の反発が目立ったが、戻りの中心は一部の電機株と出遅れの内需株、特に建設・不動産株に年初来高値を更新する銘柄がみられた。米国企業同様日本企業も業績好調なものが増えてきているが、今期業績が良くても材料出尽くし感や来期の見通しが良くないという理由で売られるものが増えてきている。注目の「東光電気」が来期予想悪化で一気に600円を割ってきたため売り建て玉の半分を買い戻した。しかし、チャート的には下降トレンドにあるため戻りは再度売り場を狙っていきたい。「フタバ産業」は輸出関連株として自動車株が戻しているため戻りに入っているが絶好の売り場と考えている。30日のNYダウは、朝方発表された1~3月期のGDP速報値が年率換算+3.2%と3期連続プラスとなったことを受けて11,197ドル(前日比+30ドル)まで買われたが、AOLが決算悪で売られ、原油流出被害でBPやトランスオーシャンが売られ、さらにゴールドマン・サックスの証券詐欺容疑で刑事捜査が入ったとの報道を受け金融株を先導役として相場は急落し11,008ドル(同-159ドル)で引け、この2日間の戻り以上の下げとなった。これでチャート上はどうやら二番天井を形成した可能性が強くなってきた。ダウ平均のみならずNASDAQも50ポイント以上の下げで2,461Pと二週間ぶりの水準まで落ち込んだ。この動きは欧州の市場にも波及しいずれも大幅反落となっている。これで週明けの東京市場も再度下を見に行く展開が予想され4/23安値10,865円を割れるかどうか注視するところ。これを割ってくると以前からみている10,500~700円までは下げる可能性が高まる。
2010.04.30
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29日の東京市場は休場だったがNYダウは、新規失業保険申請者件数が2週連続で減少したこと、ギリシア支援がIMF,EUで今週中にも合意と伝えられたことで市場に安心感が広がったこと、発表されている各社の決算が引き続き好調であることを受けて急反発し11,167ドル(前日比+122ドル)と週初の高値に急接近してきた。これで市場には再度強気感が充満してきた。ギリシア問題は金利の急上昇と予想以上の格下げ発表が出てEU各国やIMFに危機感が強まり、支援上限額を大幅に増額し救済合意で妥結することになったがあくまでもつかの間の安定に過ぎない。財政再建のためにはかなりの緊縮財政をしなければならないが同国の国内情勢をみると前途多難な情勢にある。また、EUではギリシア以外にポルトガル、スペインと格下げされた国を抱えている上、コア国のフランスの財政状況は決して良好ではないためソブリンリスク再燃の火種を抱えている状況にある。また、NY市場堅調には市場との対話を重視したFRBの巧みな金融政策が功を奏しているものと言えよう。景気回復で出口戦略を模索しながらFOMCでの微妙な言い回しで神経質になっているマーケットを刺激しないようにしているが早晩どこかの段階で触れなければならないものである。ここは一層慎重に成り行きを見守っていかなければなるまい。CMEの日経平均は11,075円で引けていることから30日の日経平均も大幅反発して始まることになろうがゴールデンウィークの谷間でもあり、ポジション調整の動きも出てくることから日計り商いに徹することになろう。
2010.04.29
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28日の日経平均は前日のギリシア、ポルトガル格下げに端を発しユーロのソブリン危機を懸念したNYダウ、欧州株を始めとした世界各国の株価急落を受けて11,005円(前日比-207円)で始まり一気に10,882円(同-330円)まで急落した。しかし、4/23安値10,865円に接近したことで買い戻しが入り始め引けは10,924円(同-287円)で終わった。値下がり銘柄数は1,476と全体の約9割を占め、36業種全ての指数が下落した。寄り前の外資系証券の注文状況も330万株の売り越し、特に下げが目立ったのが値がさハイテク株で先物との裁定解消売りも入り売買代金も1年ぶりの高水準となった。このところ日本でも好決算を発表する企業が多く、景気回復の兆しも見え始めたこと、ユーロ市場のソブリンリスクで投資資金が出遅れの日本株に流入してくるという思惑からこの押し目は絶好の買い場とみる向きが多いようだがまだ現在の水準から買いに出るのは危険である。NY市場がこれで調整局面入りとなる可能性が高まったこと、財政破綻、格下げ問題は日本も他人事ではないこと、また、これまで高見の見物と決め込みほとんど無視されてきた国内政局も民主党小沢幹事長に対する検察審議会の「起訴相当」の決定と普天間問題の処理で現政権が揺らぐ可能性が出てきたで無視できなくなる局面が来る恐れがあることでここで買い付いた投資家は売らされる羽目になる公算が高い。これまでも高値を付けた後の戻り局面を狙って買い付いた玉はことごとくその後に安値で売らされている苦い経験があるのでここは慎重にいきたい。あえてこの局面でも買いとみているのは、先日から一貫して注目している「ダイワボウHD」と以前からマークしている「三洋電機」。前者はこれまでも毎日触れてきたが、この日の下げでも利食いをこなしながら連騰を続けておりかなり腰の入った買い方がついている節が見受けられる。後者は本来テーマに乗る銘柄でありながら信用買い残の重さに負け鳴りを潜めて全く上昇しておらず安値圏に放置されている銘柄である。相場環境が悪くなっても下値はしれており、逆にそこが狙われてくる公算もあるためそろそろ出番到来として注目しておきたい。また、この日安寄りしてから小戻しして引けている「トヨタ自動車」であるが、米ニューハンプシャー州で同社のSUV「ハイランダー」に乗車していた4名が事故死した事件で車両不備の調査が行われていること、同SUV「セコイヤ」が北米で50,000台、カナダで1,500台リコールされており、依然としてリコール問題が引きを切らず続いていることでいつまた悪材料として表面化してくる恐れがあるので警戒が必要である。チャート的にも一目均衡表の雲の下限に位置し、これを下抜いてくるようだと下げが加速する可能性もあるため、同社の関連会社の株価も注意して見ておきたい。以前から注目している「フタバ産業」もチャートをみれば典型的な二番天井形成後の下げに入っており、上下動の激しい株だけに戻りをうまく売っておけば最適なヘッジ銘柄となりそうである。「東光電気」もスマートグリッド関連として買い上がったところが戻り高値となって下げに転じている。この銘柄は買われるときは出来高が急増するが、下げ始めると極端に商いが細る傾向があるため大きく値ブレが出やすい銘柄であるため、出来高が多い時に売り少ない時にある程度目途を決めて指値をして買い戻すのが得策かもしれない。早晩600円を割ってくる局面があるものとみている。「パイオニア」は業績好調を背景にしてこのところ人気化してきているが、戻り高値をとった割には力強さは感じられず上値にまたしこりを作るパターンとなりつつある。今度350円を切ってくるようだと330円前後まで下げてくる公算は強いとみている。28日のNYダウは、ギリシア格下げによる危機感から逆に救済支援が進む可能性が出てきたこと、前日の急落で値頃感が出たところにFOMCの経済の力強い回復と現行の低金利水準を長期間据え置くと言う声明がなされたことで反発し11,045ドル(前日比+53ドル)で引けた。しかし、前日の下げ幅に比べると戻りは小さく、NASDAQはほとんど横ばい水準で終わっている。前日のギリシア、ポルトガルに次いでスペインもAA+からAAに格下げされており、今度はスペインの金利上昇が懸念されること、ギリシア問題も当面の救済策がまとまっただけで再建の見通しは全く不透明であることなどからこれで危機が去ったとはとても思えない。NYダウのチャートは前日までの3日間にシグナルである「長大上髭」「首吊り足」「十字足」が相次いで出現、その後に急落したことで天井を形成したことはほぼ確定と思われるが、市場はまだ経済環境の改善を背景に強気の見方が支配的であるため危機感は乏しい。しかし、5/7に発表される雇用統計でも大きな改善の数字が出ると今度は逆に利上げ観測が急浮上してくること、金融規制改革法案も上院で審議が開始される運びとなったことで相場の不安要因が徐々に顕在化してくることに注意しておきたい。
2010.04.28
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27日の東京市場は円が海外で95円まで売られた後円高方向に戻してきたことや前日急騰の反動もあり、利益確定の売りで11,109円(前日比-56円)でスタートしたが、好決算を発表した海運株の上昇に支えられ日経平均の上昇に転じた。その後ファナックが好決算発表で急伸し、11,212円(同+46円)で引けた。しかし、日経平均はこのファナック1社の値上がりで48円嵩上げされていることからこの日の相場は弱含みだったと言える。実際、値上がり銘柄数565に対して値下がり銘柄数は957となっている。個別銘柄をみると引き続き仕手材料株が一斉高となっているが、直前に高値を超えられないものが多く、伸び悩みの状況もうかがえる。特に予想以上の好決算を発表した「ジーエスユアサ」などは寄付が高値で陰線となっているのが気になる。また、新興市場もJASDAQとマザーズ指数は上昇したがヘラクレスは下落、個別銘柄でも高値から大きく下げる銘柄も見られ始め、逃げ足の速い短期値幅取り資金の活発化でババ抜きゲームさながらの展開となってきている。寄り前の外資系証券の注文状況はこの日は550万株の買い越しとなっているが、2日間売り越しの後だけに継続するかどうか注目しておきたい。出来高は2,201百万株と若干増えてきているので個別材料株物色の動きは今暫く続きそうな気配である。日経平均が昨年7/13安値9,050円から8/31の高値10,767円まで1,717円上昇した際の平均出来高が20億株弱と少なく(11/27~1/15の相場は20億株超)今回の2/9安値9,867円からの上昇相場と似ているが、9/1からの調整局面では11/27の安値まで1,691円安とほぼ全値下げとなっており、この戻りがリバウンドに終われば大きく下げる可能性もあり警戒が必要である。27日のNYダウは、2月のケースシラー住宅価格指数が前年比+0.6%と3年2カ月ぶりに上昇したことを受けて朝方は一時前日比プラスとなる局面もあったが、ギリシア国債がBBB+からBB+に3段階引き下げられ投資不適格となり、ポルトガル国債もA+からA-に2段階引き下げられたことを受けて急落し10,991ドル(前日比-213ドル)で引けた。いずれ調整局面入りとなるものとみていたがこの日の急落で現実のものとなった。欧州各国の株価は軒並み大幅下落、上海市場も大幅下落して年初来安値を更新、インド、ロシア、ブラジルなど新興国の株価も下落して世界中に金融不安の波が伝播した。ユーロ安を受けて円買いも進み、CMEの日経平均先物も10,895円で引けており、28日の東京市場は一転急落する可能性が高くなってきた。これで今回の戻りがリバウンドに過ぎないことが確定し、大きく戻した分だけ下押しすることになりそうである。目先の下値は先に予想した10,700円~500円が目途になるものと思われる。また、この日は米公聴会では不正取引に関するゴールドマンサックスCEOの反論証言がおこなわれ、金融規制改革法案の審議入りが否決され、市場に与える影響はなかったが再度審議入り採決が行われることでもあり、これもいずれマイナス材料になるものと思われる。手持ち玉はほぼ売り切り(現物保有比率5%程度)ヘッジ売りも十分かけてあるのでこれからは買い戻し時期を探ることとしたい。
2010.04.27
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26日の日経平均は、先週末のNYダウの高値更新と94円台に入ってきた円安を好感して朝方から堅調、11,039円(前日比+125円)で寄り付いた後この値段を安値にして上昇した。後場に入って中国で8月に8兆元の追加景気刺激策実施を検討と言うニュースまで飛びこみ引けにかけて買い上げられ11,165円(同+251円)と大幅高で引けた。しかし、景気過熱感が警戒されている中国で追加刺激策の打ち出しをするとは考えられず為にする論評とみられる。寄り前の外資系証券の注文状況は450万株の売り越しとなっており、外人も利食い売り体制に入ってきた可能性がある。この日の値上がり銘柄数は1,470とほぼ全面高の様相。出来高は2,084百万株となっているが短期な幅取り資金の動きが目立ち、「ルック」などの出遅れの仕手材料株や新興市場株に大幅高となる銘柄が多い。過去に大相場を出した銘柄の初動に乗る動きもみられることから「石川製作」の動きには注目しておきたい。注目の「ダイワボウHD」も連騰し、ここ3日間で25%も上昇している。先々の展開を考えるとここで少し押し目を入れた方が面白くなるものと思われるが、勢いが止められるかどうか見物である。この日の急騰で25日移動平均線11,093円、SQ値11,146円を一気に奪回し、月足陽線ポイントである11,178円が間近となってきた。ゴールデンウィークやその後のSQを控えて出来高が薄い中で今週は売り方買い方の駆け引きが見られることで相場は乱高下する可能性が強いので強気相場にあおられず売買は慎重に対応することが良さそうである。あえて買い狙いするなら個別銘柄に絞りこんで短期売買に徹するところであろう。26日のNYダウはほぼ横ばいの動きで11,205ドル(前日比+0.75ドル)、NASDAQ、S&P500はともにマイナスとなっている。この日はキャタピラーが好決算を発表し4%以上の上昇を示したが金融株はシティGの政府持ち株の売却計画の発表と金融規制強化懸念で売られている。NYダウは8本連続の陽線であるが「首吊り足」に近い形が出ており崩れる時期が刻々と近付いているようにみられる。為替は一時95円までの円安があったがその後また93円台に入ってきている。CMEは11,175円で引けており、27日の東京市場もしっかりに始まる可能性もあるが、前日の世界各国の市場が上昇した中で上海市場が続落しており警戒が必要である。
2010.04.26
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23日の日経平均は、NYダウが金融規制改革法案に対する懸念が後退したことで小高く終わったが、ギリシア問題によるユーロ安の反動の影響を受けやすいことでCMEが前日の大証先物比-35円で引けていることを受けて10,930円(-19円)で始まり10,900円を割ったが、その後買い戻しが入り一旦10,967円まで上昇した。しかし、上海市場が下落したこともあり再度10,865円(同-83円)まで下げ前日の安値を僅かに下回った10,865円を付けたが。そこから反発に転じ10,914円で引けた。寄り前の外資系証券の注文状況は久々の680万株の売り越しとなっていたが、値上がり銘柄数958で値下がり銘柄数549より多く、相場は日経平均に影響を与える値嵩主力株売りの低位(材料)株買いの展開となってきている。このところの日経平均は11,000円を挟んで上下100円の動きでこの3日間は安値、終値は徐々に切り下がっており相場は下向きのバイアスがかかっている。先日来逆行高銘柄として注目している「ダイワボウHD」は200円以下の水準でかなりの現物沈潜が行われ、その後某大手証券が200万株を超えるクロス商いがあり出来高が急増、好決算発表とスクールニューディール政策関連として俄かに注目され始めてきた。チャート的にも大相場になる様相を示している。ここにきて急騰し始めたが相場はまだ序の口、GW前で全体相場の調整局面で連れ安するところは絶好の仕込み場と思われる。23日のNYダウは、G7、G20の模様眺めで一時11,105ドル(前日比-31ドル)まで下げたが3月の新築住宅販売件数が市場予想の325千件から411千件と大幅に増加したことを受けて上昇し、11,204ドル(同+69ドル)と高値を更新し、1年7カ月ぶりの水準まで戻してきた。しかしながらこのところの好決算は発表でも発表後売られる銘柄が増えてきており、まさに期待で買って事実で売る展開となってきているため高値更新の割には力強さは感じられず、いつ調整局面入りしてもおかしくない状態となっており、引き続き警戒が必要である。週明けに東京市場が戻ったとしても主力株はまだそこは買い場ではなく絶好の売り場となるものとみられる。
2010.04.23
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22日の日経平均は、前日のCMEが安かったことでCTAが先物に売り仕掛けをしてきたことや国内政局不安が高まってきたことなどを受けて急落し10,988円(前日比-102円)で始まり、上海市場が下落したこともあって一時10,866円(同ー224円)まで下落した。しかし、10,800円台には下値抵抗感が出て急速に反発に転じ結局10,949円(同-140円)で引けた。相場はこのところの天気と同様日替わりで荒い値動きとなっており調整局面にあると言える。寄り前の外資系証券の注文状況は引き続き500万株の買い越しとなっているが、値上がり銘柄数は500、値下がり銘柄数は1,048となっており、主力銘柄は軒並み安となる一方仕手材料株に反発するものが増え、市場は短期流動資金の動きが活発化しているものとみられ腰の入った買いものは見られない。それでも出来高は2,177百万円となっている。流れが変わりそうだった新興市場銘柄にも買い気が戻りSTOP高銘柄も増えてきた。また、注目していた「ダイワボウH」が売上前期比78%増、経常利益が58%増と好決算を発表し、これを好感して買い物を集め出来高も伴いながら上昇してきた。この銘柄はスクールニューディール関連銘柄としてやっと注目され始めたもので相場はまだ若く今後の上昇が期待できよう。しかし、「トヨタ」は貸借倍率が2倍を超え一目均衡表の雲を下抜ける気配が出てきたこと、「ソフトバンク」は貸借倍率が5倍となり52週線割れ目前野水準まで下げてきており下落懸念が高まってきており、主力銘柄のチャートには形の悪くなるものが増えてきており、買いは引き続き慎重にし、戻りは売っていくスタンスの継続が得策とみられる。22日のNYダウも日経平均同様乱高下している。ギリシアの財政赤字拡大でフィッチが格下げを発表、ギリシア国内でも大規模デモがおこりユーロも弱含みとなっていることを受けて一時11,016ドル(前日比-108ドル)まで下げたものの3月の中古住宅販売件数が前月比+6.8%増となったこと、オバマ大統領の金融規制改革に対する演説で具体的な指摘がなかったことを好感して急反発し11,134ドル(同+9ドル)で引けた。前日比プラスとなってものの上値の重さは否めず、好決算発表もそろそろ大詰めを迎えることでNYダウの堅調もそろそろ限界となってくる可能性もあり警戒が必要である。フィッチが日本国債の格下げの可能性にも言及、CMEも10,915円で引けていることから23日の東京市場では再度下値を模索する展開となる可能性もありそうである。
2010.04.22
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21日の日経平均はNYダウの連騰、為替の円安、上海市場の反発を受けて11,031円(前日比+131円)で始まった後も予想以上に堅調な動きを示し、11,090円(同+189円)とこの日のほぼ高値圏で引けた。寄り前の外資系証券の注文状況は2,020万株もの大幅な買い越しとなり、値上がり銘柄数も1,509にも上りほぼ全面高、出来高も2,243百万株となった。仕手材料株三羽ガラス(ツガミ、黒崎、鬼ゴム)や新興市場株も息を吹き返し、3/5の223円高、3/8の216高に次ぐ上げ幅を示し、8日ぶりの陽線引けとなったことで更なる上昇への期待も高まってきた。しかし、この日の戻りで5日移動平均線11,055円、25日移動平均線11,068円を回復し、11,084円への窓埋めを完了、当初の下げ過程で押し目となっていた4/13安値11,088円まで到達したことで目先のリバウンドはいい水準まで来たものと思われる。ここはあくまでも下げの自律反発の域は出ず、絶好の戻り売り場面と考え、新規買いは控えるとともに手持ち玉を減らして様子を見る局面と考えている。一部にはヘッジ売りのチャンスとも見られる。私もここ数日で手持ち玉は20%程度まで大幅に圧縮した。21日のNYダウは、連日の各社の好決算を受けて引き続き堅調な動きとなっているが、ギリシア国債の利回りが上昇し、EUなどの支援額総額が56,000億円にも達する見込みと伝えられたこと、22日に予定されているオバマ大統領の金融規制法案に関する演説に懸念を示す形で伸び悩み11,124ドル(前日比+7ドル)と小幅高で引けた。好材料の大半は既に織り込み済みで今後は悪材料に敏感に反応する可能性が強くなってきている。4/21日経平均夕刊のウォール街ラウンドアップ、十字路の記事にも注目しておきたい。次の下落のきっかけとなるのはやはり金融規制法案となりそうである。これは、オバマ民主党とウォール街との全面対決、ひいてはリーマンショックを引き起こした市場原理主義からの決別ともいえるもので、金融市場への資金流入を減らし市場を硬直化する恐れがあるため株式市場にとっては最大の悪材料となり大幅調整を引き起こす可能性も強い。また、ギリシアに対する各国の債務総額は388兆円にも上ると言われ、サブプライム問題の150兆円倍以上の額であり、破綻するようなことになれば欧州初の恐慌が懸念されることになる。これを受けてユーロ安円高は進んできており、21日のCMEmo11,025で引けていることから22日の東京市場は安くなる可能性が高そうである。再度11,000円を割ってくれば今度の下げはきつくなるものと思われるので警戒が必要である。
2010.04.21
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20日の日経平均は、前日のNY市場の反発や円安を受けて10,960円(前日比+52円)で始まり10,990円(同+91円)まで上昇したが、上海市場の株価が中国政府の不動産価格抑制策実施を受けて4.7%も下落したことで、11,000円をとれないまま売り物に押される展開となり、引けは前日とほとんど変わらない10,900円(同-8円)で引けた。寄り前の外資系証券の注文状況は引き続き490万株の買い越しとなっていたが、日本株については上値の重さが改めて意識され始めている。14時過ぎには裁定解消売りや売り仕掛けも出て25日移動平均も割り込んできており、先々大きな下落につながる恐れも出ている。この日は、マザース指数が急落しこれまで堅調に推移してきた新興市場株にも下げるものが出始め変化の兆しが出てきた。騰落比率は118まで低下し、テクニカル指標は鎮静化してきており相場は一度反発してもおかしくない状況にあるが、主力株にはしこりが多く戻るに戻れないため、このところ5日程続落している仕手材料株には反発するものが出てくる可能性はある。しかし、日経平均は寄り高引け安の日足陰線が11日間続いており戻りも限界があるため買いは小掬いと割り切るべきであろう。目先的には3/12~25の揉み合いレベルである10,800円台が一つのポイントなのでもう一段下げところは一旦買いとなろうがそれはあくまで綾戻しにすぎず、NN(NYダウ、日経平均)倍率チャートも三角持合いを下放れていることからNY市場の堅調で売りを躊躇しているとしこりを作ることになるので注意が必要である。NY市場と反対に上海市場は引けにかけては戻したとは言え久々に一時-4.7%の大幅安を付けており、警戒が必要である。今回のチャートと酷似している2003年~2005年の相場上昇の後も中国の金融引き締めを契機に急落していることも頭に置いておく必要があろう。20日のNYダウは、ゴールドマンサックス、アップルの好決算発表、原油価格の大幅上昇など商品相場の上昇を受け、資源エネルギー株の上昇を受けて11,117ドル(前日比+25ドル)と連騰しているが上値は重い状況であり、いつ反落してもおかしくない状況にある。議会で金融規制改革法案の審議も始まっており、ゴールドマンサックスの訴追問題も先行きはまだ不透明で実際同社の株価も好決算発表にもかかわらず下落している。ギリシア国債の入札も好調と発表されているが利回りは3月の2倍以上となっており信用不安は依然として根強い。アイスランドの火山噴火の影響も終息する状況ではなく、徐々に経済に悪影響を与えてくる可能性も高くい。CMEの日経平均は11,005円で引けていることから、21日の東京市場は再度11,000円乗せに期待するところだが、強気筋は寄り高引け安とならないことを祈りたいところである。
2010.04.20
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19日の日経平均は、先週末のNY市場の急落を受け10,915円で引けたCME先物にさや寄せする形で一気に11,000円を割り込み、10,929円(前週末比-173円)で始まり、一時10,878円(同-224円)まで下げた後小戻したが10,918円(同-193円)で引けた。この2日間で350円以上下げた割には戻りは鈍く、週明けのNY市場如何ではあるが、即刻11,000台回復が出来ないようなら押し目は深くなる恐れも出てきた。寄り前の外資系証券の注文状況は450万株と引き続き買い越しとなっていることから、出遅れの日本株への買いは続いているとの見方が多いがそれを頼りに戻り待ちをするのは危険である。金曜日の日記にも書いたとおり、個別物色される銘柄は出てこようが流れは変わっているので高値覚えの銘柄は戻らない可能性が高いので、安値からすでに大きく上げている銘柄は処分するのが得策と考える。このところ手持ち銘柄の売却を進めているが、私自身もこれまでの失敗を繰り返さないように本日は手持ちの半分以上の銘柄を売却し現金化した。市場の調整安をみながら現在辛抱して持ち続けている投資家がいずれ投げ売りする時期が来るのを待って再度買い出動する予定である。下値の目安となるのは、フィボナッチ指数0,382押しの10,819円、半値押しの10,637円、0.618押しの10,458円、25日移動平均線の-5%水準の10,485円だが、ざっくりと10,500円以下を買い下がりの目途と考えたい。NYダウ急落の原因となったゴールドマン・サックスの訴追問題は、1社だけの問題で一時的なショックに過ぎないとアナリストは楽観視しているようだが、この問題は英・仏・独でも調査に入る模様で、1社だけの問題とはとても思えない。欧州ではドイツ銀、UBSなども調査対象にのぼっているという。また、今回の訴追の裏には金融規制改革法案の成立も目指すオバマ大統領の戦略があることも考えられ、それが表面化すれば日本の金融機関にも影響が及ぶ可能性もある。従ってそれほど戻していなかった金融株も今回の売却対象に加えることとした。また、新たな懸念材料としてアイスランドの火山噴火による噴煙の影響でヨーロッパ全域で航空機が飛べない事態が生じ、観光客への影響はもちろんのこと、物資の輸送にも支障をきたし始めており、長期化すればせっかく回復し始めた景気も再度失速する恐れがあり警戒が必要である。19日から欧州の一部空港で運航を再開すると言われているが相手が自然現象でもあり正常化するまでは予断を許さない。あえてこの調整場面で買い注目しておきたいのは「ダイワボウH」。この銘柄の波動をみると現在の水準は昨年7月の動きと非常に酷似しており、高値から大きく押した安値圏にあることから200円以下の水準は絶好の買い場となりそうな気がする。市場内の余剰資金は必ずどこかに流れるはずであり、ボラテリテイの高い同銘柄を狙ってくる可能性は強い。しかし、基本スタンスは戻り売りの場面とみている。19日のNYダウは、午前中は前日比揉み合いで推移していたがシティGの1~3月期決算で純利益がほぼ3年ぶりの高水準を記録したこと、先週末のゴールドマンサックスの訴追についてSEC内部で意見が割れていたことが報じられたことを受けて金融株を中心にして引けにかけて急騰し11,092ドル(先週末比+73ドル)とこの日の高値で引けた。しかしながら、NASDAQは半導体関連株が幅広く売られてこやすくなっており、前期比2ケタ増益と好決算を発表したIBMが時間外取引で下落しており、市場が好決算に反応しなくなってきているに注目を要する。20日発表が予定されているアップル、マクドナルド、アマゾンやゴールドマンサックスの決算に対する市場の反応を見極めたい。CMEの日経平均先物は、NYダウの上昇にもかかわらず10,955円で引けており、東京市場で11,000円が奪回できるか注目しておきたい。また、20日にはギリシャ国債の入札も予定されておりこの結果からも目を離せない。なお、トヨタが、米国で先のリコール報告遅れの制裁金15億円の支払いに合意したことと新たにレクサスGX460を自主回収(リコール)することが発表されている。
2010.04.19
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16日の日経平均は、前日のNY市場6連騰で高値更新をしているにもかかわらず4/5以降高値がとれず寄り高の引け安と4日間陰線が続いているが、この日も11,230円(前日比-43円)で始まり引けは11,102円(同-171円)と大きな陰線を出して5陰連となった。この急落でザラ場では4/13の安値を割り込み、5日移動平均も割り込んできた上、週足でも2週連続陰線となって本格調整の様相を呈してきた。しかしながら、寄り付き前の外資系証券の注文状況は550万株の買い越し、出来高も2,221百万株で新興不動産銘柄など個別銘柄の中には逆行高するものが出ており物色意欲は依然として強い。2/10からの戻り過程では輸出関連株に加え仕手材料株や新興市場株に大幅高するものが増えてきた。折からの経済指標の好転で世界景気回復への期待から出遅れが目立つ日本株にも先高観が強まり、相場が下げてきても「大きくは下げない」「押し目買い」だとするコメントが増え、このところ市場には買い安心感が芽生えてきている。そのため高値で買い付いても処分せずに逆に難平買いをするようになる。ところが相場が前の高値を抜けきれないと高値覚えで売れなくなってしまい結局しこりを作ってしまうことになる。このようなことがこれまで何回となく繰り返されている。現在はまさにこの局面にさしかかってきており、これでNY市場が崩れてくると「戻り待ちに戻りなし」という展開となる可能性が高くなるものと思われる。NY市場の高値更新で戻りが入る形となったが、4/12の日記に記載の通りの展開で進んでいるものとみられる。逆に11,000円まで下げてから戻せば別の展開も期待されたが中途半端に戻したことでしこりを増やす形となり、今度はあっさりと11,000円を割り込んでくる可能性も強くなってきた。個別銘柄をみても先駆してきた仕手材料株や新興市場銘柄にも明らかに銘柄交代の動きが見られ始めており、市場にあふれている短期流動資金の矛先が向って逆行する銘柄も出てこようが新たな出遅れ銘柄を探す動きとなっているので買いは飛び乗り飛び降りのスタンスを忘れてはなるまい。注目銘柄の「東光電気」「フタバ産業」も4/12のコメント通り戻り天井を確認、「パイオニア」も360円以上にかなりしこりを残した形となっている。大きく戻してきた「プロミス」も1,000円以上は絶好の戻り売りチャンスとなるのではないかとみられる。この中で特に「フタバ産業」については、レクサスGXの不具合(横滑り)をトヨタも認め9日間の製造停止をすることになったこと、近々発表される今期業績はリコールの影響で引き続き赤字となる公算が強いことで700円台の時価はあまりに高すぎることから市場環境が悪化すれば急落する可能性も高いものと思料される。仕手材料株を先導してきた「ツガミ」にも目先筋のふるい落としが出てきそうな気配がある。16日のNYダウは、米証券取引委員会(SEC)が金融大手ゴールドマン・サックスを証券詐欺の疑いで民事提訴したとの報を嫌気して大幅反落し11,018ドル(前日比-125ドル)で引けた。4/8以来の6連騰で連日の高値更新をしてきた後の急落で新値3本足の陰転まで8円と迫っており、このままいくと週明けには陰転しそうな気配である。これでどうも相場の流れが変わるのではないかとみられる。週明けの東京市場は、このNYダウの下落を受けて続落し10,990円を割り込んでくると下げが加速してくる可能性もあるため警戒が必要である。前週末と変わらぬ水準で始まってきたり戻す場面が出てくるようなら手持ち玉は出来る限りはずして様子を見ることが得策と考えられる。はずせない分についてはヘッジ売りをしておくことが肝要と思われる。
2010.04.16
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15日の日経平均は前日のNYダウの高値更新、CMEの上昇を受けて11,310円(前日比+106円)と大幅高で始まったが買い一巡後は伸び悩み11,273円(同+68円)で引け、この日も陰線で終わった。依然として上値は重い展開が続いているが値上がり銘柄数は1,051となり、個別銘柄でも仕手材料株や16日の投信設定を材料にしたテーマ銘柄にも反発するものが目立った。3月の鉱工業生産指数は前月比+0.1%となったが本格回復には程遠く、NY市場の高値更新で寄り前の外資系証券の注文状況は690万株の買い越し、出来高も2,369百万株となっているがその割には日経平均は盛り上がりに欠けている。裁定買い残も1年7カ月ぶりの高水準となり、リーマンショック前の水準まで積み上がってきており今後の相場に影響してくる可能性もありそう。15日のNYダウは一時11,096ドル(前日比-25ドル)まで下げる場面もあったが、NY連銀の4月の製造業景況指数、フィラデルフィア連銀指数がいずれも好調だったことを受けじり高に転じ11,144ドル(同+21ドル)と小幅ながら6連騰となり、新値3本足もなんと26本も積み上がってきた。3月の鉱工業生産指数は前月比+0.1%、設備稼働率も73,2%と9カ月連続で上昇したが伸び率は鈍化しており、住宅差し押さえ件数は引き続き増加、ケースシラー住宅指数も横ばいから下落してきている。また、グーグルが5期連続の増収増益を発表したが、株価は中国問題を懸念し市場取引終了後5%近く下落しており警戒を要する信号も出始めている。一方、20日にギリシアの巨額な国債入札を控えてIMF,EC,EUが支援に関する事前協議を開始したことで再度ソブリンリスクが意識され始めてきている。また、中国の1~3月期のGDP成長率が11.9%と2ケタ成長となり過熱が続き、不動産バブル、資産バブルの状況も出始めてきておりかつての日本を彷彿させる。一層の金融引き締めや人民元の引き上げ問題も再浮上しており引き続き警戒を要する。
2010.04.15
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14日の日経平均は前日のインテルの好決算を受けて反発したNY市場の動きを受けて11,213円(前日比+52円)で始まり一時11,270円(同109円)まで上昇したが、頭は重く次第に売り物が嵩み結局11,204円(同+43円)と寄り付き水準を割って引けた。NYダウの連日の高値更新に対して日経平均の戻りの悪さが気になる。寄り前の外資系証券注文状況は630万株の買い越しとなってきており、出来高も2,337百万株と増加してきているが、日経平均に影響を与えない出遅れ低位株物色の動きが顕著になっていることが背景にあるものと思われる。4/5に11,408円を付けてから日足をみると8営業日中7営業日は上髭のある陰線(寄り高引け安)となっており「上げにくく下げやすい」展開となっており4/13は4/9の安値を切っており、一進二退の動きとなっていることから、NY高をみて上値を買っていくとしこりを作る可能性が強いので注意が必要である。為替が円高反転していることにも警戒が必要で飛び乗り飛び降りスタンスの継続と出遅れ株物色に徹したい。14日のNYダウは景気回復(地区連銀報告)、企業の好決算(インテル、JPモルガン)、個人消費回復(小売売上高)と好材料続出を受けて11,123ドル(前日比+103ドル)と大幅高となり5日続伸で高値更新となっている。NASDAQも2008年6月以来の2,500P乗せ、S&Pも1,200Pとなり人気化し始めている。しかし、CMEは11,280円とあまり伸びていないことから、東京市場も過度な期待はせず調整局面が続くとみておく方がよいものと思われる。今しばらく上げの連動は小さく、下げの連動は大きくなる可能性が高い状況が続きそうな気がする。
2010.04.14
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13日の日経平均は、NYダウが小幅高であったもののCMEは変わらずで為替の円高方向に振れてきていることから、このところの流れを引き継ぐ形で高値警戒感からの利益確定売りが続き、11,202円(前日比-49円)で始まり次第に売り物が嵩み11.088円(同-163円)まで下落した。その後押し目買いが入り11,100円前後まで戻し揉み合っていたが、低位雑株や仕手材料株に上伸するものが出てきて引け際に日計り商いの買い戻しが入って11,161円(同-90円)で引けた。寄り前の外資系証券の注文状況は20万株の買い越し、出来高も2,373百万株となっていたが値上がり銘柄数は437、値下がり銘柄数は1,130で主力株には弱い銘柄が多かった。また、この日が窓明け陰線となったことで、前日の日足が捨て子線の出現の形となり戻り高値を確認する足となった。従って、14日にこの捨て子線を埋める戻りがでないと相場は下値を確認に行く展開となりそうである。目先の下値目途は昨日も記した通り11,000円割れ(1/15の戻り高値10,982円)でこれを割ってくるといよいよ本格調整となり、1/15から2/9にかけて下げた値幅1,115円と日柄の調整となる可能性がある。これを今回の4/5高値11,408円に当てはめれば丁度ゴールデンウィーク前までで10,393円まで下げる勘定となるが果たしてどうなるか?そうピタリとはいかないので節目から考えて10,500円前後が下値の目途となるのではないかと考えている。しかしながら、日経平均が仮にそのような展開となったとしても旺盛な押し目買い人気や潤沢な短期流動性資金の動きで個別銘柄には先の調整相場中と同様に逆行高している銘柄は出てくるものと思われる。特に今回の上昇相場でも上がっていない出遅れ銘柄や特定の仕手材料株への資金流入は考えられる。この日の動きの中でその走りとして注目しておきたいのは休養十分な「ジーエスユアサ」や「三洋電機」などのエネルギー電池関連銘柄、売り叩かれていた「リサパートナー」などの不動産関連株や「アイフル」「プロミス」などの消費者金融株、「ダイワボウH」などのインフルエンザ関連株のリバウンドの動きである。仕手材料株も一旦主役後退となる可能性が強いためいつまでも同じ銘柄を追いかけていくのは危険ではないかと思われる。13日のNYダウは連騰の後を受け利益確定の売りに一時10,947ドル(前日比-53ドル)まで下げたものの、今後本格化する企業決算への期待感から押し目買いに転じ11,019ドル(同+14ドル)で引けた。オバマ大統領の呼びかけで開催された核軍縮サミットが無事終了したことも相場に安心感を与えている。しかし、各企業の好決算は相場にはかなり織り込まれていることで実際に発表された時点で相場がさらに上伸するとは思われず、上値を追うためには新たな材料が必要である。今のNY市場がリーマンショック以前の相場水準まで回復したことで金融危機相場はとりあえず終結したことでここは一旦区切りをつける時期と見られることから引き続き警戒感をもって市場を見ていくところであろう。また、米有力消費者情報誌コンシューマーリポートに「トヨタのレクサスに横転事故に繋がる可能性のある安全上の問題点が見つかったとして不買推奨している」記事が掲載されており、リコール問題の火種がまだくすぶっていることにも警戒を要する。(http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/2xxx-xxx-xxxxx009-jijf-bus_all参照)
2010.04.13
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12日の日経平均は前日のNYダウの高値更新を受けて予想通り11,300円(前営業日比+96円)で始まり一時11,351円(同+147円)まで上昇したが、4/5高値11,408円はとれず上値が重い展開となって引けにかけて売られ11,251円(同+47円)まで下げ、日足は結局上髭のある陰線となった。下げの材料としては、中国の金融引き締め、人民元切り上げの懸念から香港、上海市場の下落が取りざたされている。また、値上り銘柄数は1,001、出来高も2,179百万株とそこそこ出来、人気の強さも伺えるが、寄り付き前の外国証券注文状況は510万株と3営業日連続の売り越しとなっており、外国人投資家のスタンスも売りに変わってきていることに注目しておきたい。物色対象にも次第に手詰まり感が出始め、投資効率の高い低位株の上昇が目立ち、資金の逃げ足も早まってきており、調整局目入りが濃厚となってきている。押し目買い人気が根強いため今しばらく出遅れ銘柄物色が続くものとみられるが、4/9安値11,148円を割ればとりあえず11,000円まではすんなり下げるものと思われる。しかし、押し目がなく上げ続けてきた相場だけに、NY市場の動向如何では本格調整入りとなり10,500円前後まで下げる可能性もあるので警戒が必要である。強気筋も下げ始めれば一転様子見に変わるのが常であることも忘れてはならない。このところ相場を引っ張ってきた輸出関連株は円高反転を受けて「ソニー」を始めとして上値が重く戻り売り基調となっており、先駆してきた仕手材料株やテーマ銘柄も高寄りした後下げ日足陰線で終了しているものが多く、天井足が出ているように見られる。リコールで売られ安値をたたいた後大きくリバウンドしてきた「トヨタ自動車」も米運輸省が追加制裁金を検討しているとの噂も出てきており、戻り一杯となってきたように思われる。従ってまだ強張っている「フタバ産業」もそろそろ崩れてくる可能性がある。この銘柄は上げも早ければ下げも早い、ボラテリテイの高い銘柄だけに注意が必要である。スマートグリッド関連株の投信設定を材料に急騰した「東光電気」も本日693円に高値まで買われたが引けは676円まで下げており目先天井を形成した可能性が強いとみられる。12日のNYダウは、寄り付きこそギリシャ支援合意の安心感や1~3月期の米企業決算への期待などからやや買い優勢となり、先週末に次いで一時11,000ドルの節目を超え11,005ドル(前営業日比+8ドル)となり3営業日続伸で引けた。ギリシア支援についてはユーロ圏が100億ユーロ(約38,000億円)で合意し金利が7.5%から6.5%に低下したことで一息ついた形となっているがこれでは不足でありまだ危機が乗り切れたと言える段階ではない。また、先陣を切って発表された「アルコア」の第二4半期決算が二四半期連続赤字となったことで同社の株価は下げている。これは後入れ先出し法と言う決算処理の影響とされているが、同様の決算方法をしている会社も多く、今後発表される他社の決算も懸念される。このところ決算発表が始まる前に株式は期待感から買われ、発表され始めると下げると言う展開が続いており、発表内容如何にかかわらず警戒が必要である。実際、この日は続伸したとはいえ1日の値幅は僅か37ドルで様子見気分も強くなっており、転換点に差し掛かっているものとみられる。13日の注目材料は、米国バーナンキFRB議長の議会証言(出口戦略への言及)とギリシア国債の入札(市場からの資金手当ての状況)であり、これが相場転換の契機となる可能性もあり注意が必要である。
2010.04.12
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9日の日経平均は前日のNYダウ並びにCMEの反発を受けて11,174円(前日比+6円)で始まり利益確定売りに一時10,148円まで下げたが、SQ値の11,146円を割らなかったことで戻しに入り、その後、円安とアジア株高を受けてじり高となり11,204円(同+33円)で引けた。値上がり銘柄数も1,065となり、出来高も2,233百万株となったが、寄り前の外資系証券の注文状況は730万株と2日間連続の売り越しとなった。ソニーを始めとした輸出関連株の戻りが鈍いことと考え合わせるとこれは、円安一服で外国人投資家が利食い売りを出してきたものとみられる。一方、内需関連の出遅れ銘柄並びに仕手材料株の上昇は、国内個人投資家の買い意欲が高まってきたためとみられるが、強気に転じるのはきわめて危険な局面であり、後日しこりを作る原因になる可能性が強い。騰落レシオも再び152%となってきたことでもあり、中期上昇トレンドにあるとしても全体相場としては4/5の高値11,408円を高値とした調整局面に入っているとみられることから、ここは循環物色で買われるチャンスをとらえて引き続き逆に一旦手持ち玉を外す場面と考えている。9日のNYダウは、来週から始まる米主要企業の1~3月期決算発表への期待感などから買われ、取引終了間際に11,000.98ドルまで上伸した。その後やや売られたものの、終値は10,997.35ドル(前日比+70.28ドル)となり、2008年9月26日(11,143.13ドル)以来、約1年半ぶりの高水準となった。待望の11,000ドル達成となったことで来週の好決算が出たとしても材料出尽くしとなる可能性が高いものと思われる。これを受けて週明けの東京市場も高く始まっても4/5の高値を超えて上伸しなければ、また下押してくる可能性が強いとみられる。週末はギリシア国債の格下げ問題も、逆にこれでギリシアもEUに支援を求めることになり危機を切り抜けられると受け取って悪材料視していないがこれはあとでとがめが出てくる恐れもありそう。このところ世界各地でテロや暴動などが多発しており、これも警戒を要するものと思われる。国内政局も問題山積で先行き混迷感も出始めており懸念材料は多く、何かをきっかけに相場が崩れる可能性も否定できない。
2010.04.09
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7日の日経平均は、前日のNY株安、為替の円高、2月の機械受注の減少を受けて11,179円(前日比113円安)と大きく下げて始まった後買い戻しが入り一時10,232円(同-60円)まで戻したものの結局11,168円(同124円)で引けた。寄り前の外資系証券注文状況は520万株の売り越し、値下がり銘柄数も1,111となっていたが、個別にみると出遅れのメガバンク、証券株や全国5,000世帯で次世代通信網を試験施工と伝えられたスマートグリッド関連銘柄の上昇につれて仕手材料株にも大幅高となり戻り高値を更新してくるものが見られた。強い買い気が新たな材料株の出現を生む状況もみられている。また、新興市場株人気も盛り返し個人投資家が強気が増え、買い意欲が回復してきた様子が窺える。市場ではここ数日の下げは納得の押し目と受け取られ良い押し目として受け取られており、買い意欲が旺盛なため出遅れ銘柄中心に再度高値更新となる可能性もあるが逆にそこは綾戻しとなり絶好の売り場となる恐れもある。皆がまだ上昇すると考えているうちに相場はもう天井を打っていることが多いので注意が必要である。ギリシア不安再燃やキルギス政権の崩壊など国際情勢の変化によるNY市場の変調にも注意を払う必要がある。7日のNYダウも朝方こそこのところの下げを引き継ぎ10,844ドル(前日比-53ドル)まで下げていたが、3月の小売り既存店売上高が前年同月比+9%と11年ぶりの高水準となったことを受けて小売りセクターを中心に相場は急反発し10,927ドル(同+29ドル)で引けた。しかし、本年はイースターホリデーが前年より4日繰り上がり3月の売り上げを4~5%程押し上げているとみられることから消費が本格回復しているとは見られない。一方、住宅ローン金利が5.31%(同+0.3%)と上昇してきており来週以降のローン申請件数に影響してくる可能性もあり、住宅市場の動向からも目が離せない。このように悪材料より好材料に反応する地合いが続けば目途となっている11,000ドルを一度は付ける場面があるかもしれないが、そこは目標達成感が出て天井となる可能性が高いため、ここから先は各統計数値を慎重にみていく必要はありそうである。日経新聞夕刊の「ウォール街ラウンドアップ」に掲載されていた「よぎる3か月前の記憶」の記事も注目しておきたい。なお、CMEも11,225円(大証先物比+55円)となっており、8日の東京市場も高寄りしてくる可能性は高いが、買いは物色銘柄の変化に気を付け、飛び乗り飛び降り姿勢を崩さず、手持ち玉は引き続きはずしていく方向で臨んでいきたい。
2010.04.08
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7日の日経平均は円高修正の動きと日銀総裁が「二番底懸念は薄れ景気の持ち直しが続いている」と発表したことを受け、前日の調整安で押し目買いが入り11,296円(前日比+14円)で始まった後11,350円(同+68円)まで買われたが、上値が伸びきれず結局11,292円(同+10円)で引けた。寄り前の外資系証券の注文は30万株の買い越し、値上がり銘柄も1,038となり、出来高も2,393百万株に膨らんだ。物色銘柄には明らかに変化が出始めこれまで出遅れていた銀行、証券など金融株に値上がりするものが増え出遅れていた個人投資家の参加も見られ始めた。しかし、連騰してきた日経平均は前日までの2日間で2/26以降の上昇局面で初めて2日続けて日足陰線となり、この日は上髭のある寄り引け同値線が出ており、調整局入りとなるシグナルが出ている。SQ通過まではまだ売り方買い方の駆け引きが続く可能性はあるが、NY市場も同様の頭打ち現象が出始めており、循環物色で上昇トレンドは不変との見方が大勢を占めているが、この下げを押し目買いのチャンスと見るのは逆に危険ではないかとみている。特に今回の上昇相場でも過去6カ月間の戻り高値が更新できず二番天井を形成した銘柄には注意が必要である。7日のNYダウは、10,961ドル(前日比-8ドル)で始まったが、ギリシアの保証コスト増でリスク回避の動きが出たこととFRBバーナンキ議長が「金融危機は終息し景気は回復し始めたが困難脱却はまだ先」と弱気の経済見通しを発表したことを受けて利益確定売りが出て4営業日ぶりに10,900ドル割れとなり、10,897ドル(同ー72ドル)で引けた。この日発表された2月の消費者信用残高も前月比-5.6%となっており、消費の伸びにも陰りが見られ始めている。このところNYダウも小刻みの上げを続けていたこともあって新値3本足陰転まではあと3ドルとなっており、調整局面入り濃厚と見られる。
2010.04.07
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6日の日経平均は前日のNY高、CME先物高を受けて11,350円(前日比+11円)で始まったものの為替が円高に振れてきたことで輸出関連株中心に利益確定売りに押され一時11,217円(同-122円)まで下落した。注目していた第一生命が155,000円を割ってきたことも地合いを悪くしている。しかし、下値では買い戻しが入り11,282円(同-56円)で引けた。寄り付き前の外資系証券の注文状況は売り780万株に対し買い1,200万株と差引420万株の買い越しとなったが、全般の下げで値下がり銘柄数は1,018となっている。出来高は2,105百万株となっている。この日の下げ幅はこの3日間で上げた250円に対し僅か1/5の下げに過ぎず、市場には失望感は全くなく、適度な調整を経て今週末のSQは11,500円前後を目指すとの見方も値強い。しかし、このところ上昇を続けてきた非鉄、商社、海運などの市況関連株、自動車、ハイテクなどの輸出関連株は安いが、逆に銀行、証券など出遅れ銘柄には小高いものが出てきており、買い疲れ傾向の出ている先駆銘柄から出遅れ銘柄に物色対象が移る可能性も出始めた。また、デフレ時代の勝ち抜き企業とみられていた「ファーストリテイリング」がこのところ下げ、「ソフトバンク」はSIMロック解除のニュースで下落している(6日は反発したが)ことも気になるところである。連日の上げで13年ぶりの超高水準となっている騰落レシオが153%まで付けており、過去の実績からみればレシオがピークアウトしてから1週間前後で日経平均も天井打ちとなっているため、今週末のSQは大きな転換点になる可能性もあり要警戒である。6日のNYダウは朝方はギリシャの財政再建をめぐる不透明感や、1~3月期決算発表に対する警戒感から積極的な買いは手控えられ、前日比20ドル程安い水準で推移していたがFOMC議事録で超低金利政策が当面継続されることが確認できたこと、3月小売店売上高が8~10%と大幅増になる見通しと伝えられ一時前日比プラスとなる局面もあったが、結局10,969ドル(前日比-3ドル)とほぼ横ばいで引けた。しかし、FOMC議事録では長期間継続には縛られないともコメントもされており金利引き上げには引き続き警戒が必要なものと思われる。原油相場は6日間、金相場は4日間続伸となっており、欧州株も小幅ながら続伸となっているが他の市場はほとんど高値もみ合いの状況となっており、様子見気分は強まっている。豪中銀は金利を0.25%引き上げ4.25%とし、中国の人民元の切り上げも俎上に上ってきており、景気回復と相まって各国の出口戦略による金利動向にから目が離せない。米国では来週から決算発表が始まり大幅な増益が見込まれているが相場はかなり織り込んできており、発表で逆に売られる展開となる可能性もあるため、日本株も今週の高いところはやはり手持ち玉を外す絶好のチャンスとみられる。
2010.04.06
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5日の日経平均は前週末の米雇用統計の改善による円安の進行を受けて輸出関連株中心に11,380円(前週末比+94円)と大幅高で始まり、一時11,408円(同+122円)まで上伸したがその後利益確定売りに押され11,339円(同+53円)で引けた。寄り付き前の外資系証券の注文は再び530万株もの買い越し、値上がり銘柄数も1,109となり、不動産、非鉄、自動車、ハイテク銘柄が上伸、仕手材料株、新興市場銘柄も上昇したが、銀行、証券株には小安いものが目立った。出来高は1,847百万株で依然として熱狂感はない。押し目買い意欲は強いが高寄りして下げる展開が続いており、平均株価上昇の割には儲かっていない投資家も多い。この中で新たに一般投資家の指標となった「第一生命」の株価にも利食い売りが入ってきており150,000円台の水準が維持できるのかに注目しておきたい。ブックビルディングの上限が155,000円であったこともあり、この水準を割ってくるようだと相場全体のムードにも水を差してくる可能性もある。週足ではついにバブル崩壊後初の9週間の連騰となった。「上げ続ける(調整のない)相場はない」ことからいつ調整が入ってもおかしくはなく、大きな下げはないと皆が思った時こそ警戒が必要である。5日のNYダウは前週末の雇用統計の3年ぶりの伸び並びに当日発表された3月の中古住宅成約指数が市場の横ばい予想から前月比+8.7%と驚異の改善を見せたことで続伸し10,973ドル(前週末比+46ドル)と11,000ドル台乗せ目前となった。原油も続伸で86台回復、金も続伸、10年債の利回りも一時4%台乗せとなり、短期金利との金利差も拡大してきており、公定歩合の引き上げも俎上に上ってきた。今週発表されるFOMC議事録で出口戦略に対する見解がどのように示されるか注目である。また、先のトヨタのアクセルペダルの不具合について、事態発生から当局への報告が遅れたとして15億円という過去最高額で規程の上限額の制裁金が科せられることになった。この他にも同様な報告漏れ、遅れがないか調査中とのことであり、覚悟はしていることとは言え収益への影響は無視できず、相場にどの程度織り込まれているかも注目しておく比須要がありそう。このところ新車販売台数が急速に回復しているとの報にも相場が大きく反応していないことが気になるところ。自動車株の指標としては、「トヨタ自動車」ではなく、話題の電気自動車の販売に社運をかけている「日産自動車」をみておく方がよいのかもしれない。
2010.04.05
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2日の日経平均は前日のNYダウの高値更新、CMEの大幅高(11,355円引け)、為替の円安を受けて11,274円(前日比+30円)で始まり、11,235円(-9円)と前日の終値を割ったもののすかさず買い物が入り11,313円(同+69円)まで上昇したがCMEの水準までは届かず、その後、寄り付き前後の水準で揉み合い、11,386円(同+69円)と続伸して引けた。しかし、寄り前の外資系証券の注文はわずか50万株の買い越し、値上がり銘柄は805、値下がり銘柄は708とほぼ拮抗、出来高は2,104百万株と熱狂感なき高値更新が続いている。「押し目待ちに押し目なし」の状況が続いていることで、日経平均先物の押し目にはすかさず買いが入り調整局面に入らないまま上伸を続けているが、個別銘柄の動きをみると先駆した銘柄から上値が重くなり、日経平均の高値更新にもかかわらず高値が抜けない銘柄が増えている。また、相場は2/9安値9,867円から36日間で1,446円と既に15%もの上昇、RCI、RSIともに96%、ストキャスティクスは91%25日移動平均かい離率は+5.5%、騰落レシオも149%とテクニカル指標は超過熱領域に入ってきている。さらに今回の上昇相場では日足罫線で7回もの窓空けが出ていることにも注目したい。強気相場においては往々にして窓空け相場が上昇することが多く、三空が出ると一旦調整が入り窓埋めしてから再上昇すると言われているが、今回は押しがないまま7空に達している。昨年11/27安値9,076円から1/15高値10,982円まで1,908円まで約19%上昇した際の窓空け回数は4回あったが、その後の調整ではうち3回分まで窓埋めされ、高値を付けてから4週間後の2/9に9,867円まで下げている。従って今回も調整に入ると大方の予想に反して一転急落する可能性もないとは言えない。売り方としては、ここは「忍」の一字。「待てば回路の日和あり」というところか。2日のNY株式市場は聖金曜日で休日、為替市場のみ開いていたが、注目された3月の非農業部門雇用者数は市場予想の184千人を下回ったが162千人増となり、緩慢ながら景気回復基調が確認されたと受け止められてドル高進行により円は94円台に突入してきている。この動きから休日中に特別な事件でも起きない限り週明けの日経平均もしっかりの動きに始まるものと思われるが、SQ週特有の売り方、買い方の駆け引き次第で波乱となる可能性もあるので引き続き上値は手持ちを減らしキャッシュポジションを高めることが得策と考えている。
2010.04.02
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1日の日経平均は、朝方発表された日銀短観の景況感改善を受けて11,178円(前日比+89円)で始まり海外商品市場高、円安などを受けて堅調に推移し、後場に新規上昇した第一生命が16万円と公募価格14万円を大幅に上回ったこともあり先物主導で上げ幅を拡大しこれが短期筋の売り込みを誘う形で上昇、11,244円(同+154円)と高値を更新して引けた。寄り前の外資系証券の注文も560万株の買い越しで米国年金の買いが継続していると伝えられている。しかし、値上がり銘柄数の947に対し値下がり銘柄数も576あり、出来高も2,367百万株と膨らんできた。これまで一貫弱気を主張してきた筋も大幅にトーンダウンし先高感が強く売りものが出にくい状態で休みなく相場の上昇が続いているが指標は超過熱状態を示してきている。個別銘柄をみると、先駆してきた仕手材料株は下落を始め、新興市場株にもふるい落としの動きが始まり、日経平均が上昇している割には投資家の利益は上がっていない。逆に高値をつかみ売り損なってしまい損の拡大につながる恐れもあるため注意が必要である。循環物色でこれまで塩漬けとなっていた銘柄も戻りに入ってきたものも見られることから次の下げに備えてこの上昇局面で徐々にはずしていく必要もありそうである。いつまでも上げ続けていく相場はないことを肝に銘じる時期と言える。1日のNYダウもIMS製造業景況指数が8カ月連続50を上回り59.6と2004年7月以降5年8カ月ぶりに高い水準となったこと、原油、金などの商品市場が続伸、為替もドル高となっていることをうけて上伸し10,927ドル(前日比+70ドル)と高値追更新して引けた。NASDAQも2,402P(同+4P)となったが、こちらは依然として3/23高値を抜けない状況にある。指標面でもバラボリックは陰転、MACDも陰転間近となっており騰落レシオも日本同様に高く超過熱状況を示している。市場活況の裏で長期金利が静かに上昇を始めていることにも注目しておく必要がある。10年債利回りが30年ぶりで下落トレンドに終止符を打ち上昇トレンドに転換、このところ相場下落を支えていたFRBの購入もなくなることからこの動きは明確に出てくる恐れがある。住宅ローン金利の上昇は景気回復に水を差すおそれもあり、低迷する住宅価格で政府が肩代わりしているファニーメイの債権処分負担もかかること、国債による政府債務もかつてない高水準になっていることからいずれこれが悪材料として表面化してくる可能性もあるので注意が必要である。
2010.04.01
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