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『劔岳 点の記』という映画を観に行った。明治時代、まだ劔岳が未登頂だった頃、正確な地図を作るために三角点を設営すべく、命をかけて登頂を目指した男たちの物語だ。ところでこの作品に関するある話を、以前たまたまテレビで耳にしたことがある。それは、「CG・空撮は一切ナシ」ということだった。なるほど、今日びこういう類の撮影には、CGや空撮を使うのが常識になっているのだろうから、逆にリアリティにこだわるが故に、監督がそのように決めたのだろう。ただそれを聞いて私は即座に、「そんなの絶対無理!!」と思わず叫んでしまった。というのも、私もちょうど30年前にその頂に立ったことがあり、その峻嶮さを肌で知っているからだ。とにかくこの山は登るだけで精一杯、余計なことなどしている余裕はないのだ。しかし重い機材も担ぎ上げなければいけないし(ある程度までは空輸するかもしれないが、降ろせる場所は限られるだろう)、一歩間違えば滑落の危険も伴う。文字通り“体を張った”撮影だったということは、スクリーンからも充分に窺える。なんでも監督が、「これは撮影ではない。“行”である」と言ったそうだが、明治時代に粗末な装備と乏しい情報で、無謀とも言えるチャレンジをしたのと同じことをするのである、これが「難行・苦行」と言わずして何と言おう。出演者たちが「今までで最も辛い撮影だった」と言っていたそうだが、身体的な辛さに加え、変わり易い山の気候にも左右されがちな撮影スケジュールも、充分にストレスの種になったことだろう。美しく且つ厳しい北アルプスの大自然、そこにへばりつきながらもがき苦しむ人間のちっぽけさ、そんなちっぽけなことに命を賭ける男たちの矜持.....................そのいずれもが限りなく「リアル」なのだ。余談になるが、私が30年前に登頂した時には、あいにく一面の霧の海だったので、山頂からの眺望がまったくのゼロだったことが今でも残念に思われる。だから今回の映画では、あのときの「疑似体験」をさせてもらうつもりで見入っていた。
2009年06月29日
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マイケル・ジャクソンが亡くなった。まだ50歳という若さだ。もっとも私は、それほど彼の曲を熱心に聴いた方ではないし、私の中では、彼が整形に凝り出したあたりでもう既に“終わってしまった人”になっていたから、今回の訃報に接しても、それほどの感慨は無い。しかし私たちと同時代のポップシーンを駆け抜けた、希代のスーパースターであるということは間違いないだろう。謹んでご冥福をお祈りします。
2009年06月26日
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先日の日曜日の研修会が始まる前、ちょっと早めに出て、会場である勝山市のお隣にある、「大野市」を訪れた。実はここは、前々からぜひ行ってみたい所だったのだが、今までなかなかチャンスが無かったのだ。大野市は「越前大野城」のお膝元に広がる城下町であるとともに、「北陸の小京都」とも呼ばれる風情のある町だ。まずは小高い山の上にそびえたつ、「越前大野城」の天守閣に登る。ここから見る風景はまた格別だ。この辺りの「奥越前」と呼ばれる地域は、冬になると豪雪地帯にもなるところなので、その頃はまたこの風景が一変することだろう。ふもとに下りると、武家屋敷やお寺などが点在する界隈に、ちょっと珍しい建物がある。『学びの里「めいりん」』という施設で、「生涯学習センター」と公立小学校とで半々に使用しているが、この街には幕末期に『明倫館』という有名な藩校があり、たぶんその名残なのだろう。お堀に囲まれたようなロケーションといい、前面平屋建ての低層建築といい、個性的なところがなんとも素敵だ。さらに町の中心の方に進んでいくと、朝市も立つ『七間通り』や、お寺が密集している『寺町通り』などもあり、散策するには絶好の場所なのだが、悲しいかな時間が無くなってしまった。『七間通り』の入口に立つそば屋で、美味いそばに舌鼓を打ちながら、いずれまた改めて、ゆっくりと歩いてみたいと思った。
2009年06月24日
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昨日の日曜日、毎年この時期恒例の、若手酒販店主の研修会に参加した。今回の開催地は、福井県・勝山市だ。今回は大阪で輸入ビールを中心に商っておられる酒販店主の方のお話を聴くことが出来た。なんでも取り扱い輸入ビールのアイテムたるや、200は下らないというからスゴイ!これが格別大資本の企業などではなく、我々と同じ家族経営の零細店というのも、見逃せない。いったい我々と、どこがどう違うのか!?しかしお話を聴いていて、思った。確かに道程は平坦ではなかったかもしれないが、そこには私などとは違う、この方の持つ「何か」があるのだ、と。それは「コンセプト」であり、また「スタイル」であり、あるいは「センス」なのだろう。この方のお店のメイン・コンセプトは、「当店は酒文化や酒のある空間、喜びを提案出来る店を目指しています」(HPより抜粋)というもので、単に商品を売って終わりではなく、それがお客さんにどのように飲まれるか、そこまで想定しながら商品を扱っているのだ。また陳列ひとつとっても、その商品が最も映える陳列方法をとことん考え、演出効果を模索している。それが彼の「スタイル」や「センス」として、カタチになって顕れて来ているのだろう。その辺り、まだまだ「商品力」と「セールストーク」だけに依存している私にとって、最も不足している部分であると思い知らされた。そして何より印象的だったのは、そういった店作りを思いっきり“楽しんで”やられているということだ。お客さんを楽しませるのに、自分自身が楽しめなくてどうする..........まだまだ半ば「義務的」な感覚が残る私に突きつけられた、彼なりのメッセージとして受け取った。まだまだ私も、課題だらけだ。
2009年06月22日
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仕事のやり方を巡って、社内(=家族間)でひと悶着。私もちょっとキツイことを言い過ぎたかもしれないが、それでも店の質に関わることなので、私も譲ることは出来ない。確かに世間的には結構高齢の両親に、店を見ていてもらうだけでも相当に助かってはいるが、お客さんは「高齢者だから仕方がない」という風には見てくれない。防げるミスは未然に防がなきゃいけないのに、どうもそういう意識が薄すぎるように思う。私自身、先週から今週にかけて、何かと忙しい日々が続いているので、ちょっとしたしょうもないトラブルがあると、それだけでカリカリしてしまう。あまり詳しく書くことができなくて、申し訳ありません。
2009年06月19日
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先日、某所で日本酒の試飲会を開催した。実はその場に出すべく、以前からとっておいた「サプライズ」商品があった。それは、京都・伏見の小さな酒蔵が造る「純米大吟醸」だ。まあそこそこ地酒に詳しい方なら、誰でも知っているようなモノなので、いまさら「サプライズ」でもないのだが、これがよくよく見ると........詰口日付の表示が「91.7」、そう、つまりこの酒は、今から18年前にビン詰めされたものなのだ。人間に例えると「高校3年生」ということになる。どうしてこのようなものがあるのか?実はこの商品、まだ私がこの店に入る前に、ウチの店で売れ残ったものを、倉庫の冷蔵庫の奥の奥にしまいこんでしまったまま、放ったらかしになっていたのだ。それを私が数年前に見つけたのだが、ひょっとしたら面白いことになっているかも、という期待感もあって、すぐに開けることをせず、それにふさわしい機会が巡ってくるのを密かに待っていたのだ。そしてその絶好の機会はやって来た。試飲会の最後にこの酒を出し、その謂われについて参加された方々に説明した。この時まで私は中身をチェックすることが出来ないから、ハッキリ言って多少の不安はあった。しかし開栓して、ビンの口から立ち上った芳香を鼻に捉えた瞬間、私の期待感が間違ってなかったことを確信した。会場の皆さんに振舞った。あちらこちらから「美味しい!」という声が耳に届いた。場が盛り上がったのは言うまでも無い。私自身はそのあとクルマに乗る必要があったので、その場ではあえて口にせず、帰ってから早速飲んでみた。この酒の元の味はよく知らないが、18年という歳月の割りには、基本的な味わいというのはさほど変わっていないのではないかと思えた。色ももう少し黄ばんだ、というか褐色がかったような色合いを想像したものの、色付きはそれほどでもなく、意外なほどにキレイな色艶を保っている。そして何よりも、熟成によって角が取れて味に丸みが認められるのが、非常に印象深い。やはり、キチンと造られたしっかりした酒を、理想的な環境で保管しさえすれば、劣化するどころか、逆に良い状態で熟成していくものだ、ということが実証できたようで、非常に嬉しく思った。ちなみにこれが保管されていた冷蔵庫は、常時5℃に保たれており、箱に入れられていたので光もまったく入っていない。昨今、日本酒も「賞味期限」が云々されるようになってきたが、そういうのとはまったく違った次元のハナシだ。酒は日付の新しい方が良い、ということを盲目的に信じている方がおられたら、ぜひとも味わっていただきたかった。
2009年06月15日
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長きにわたって活躍してきた我が家のテレビが、とうとうおかしくなった。徐々にではなくある日突然、色合いが変になったのだ。全体的に赤みが足りない「青色ベース」で、人間の顔がみんな青く見えるし、元々青いモノは緑色に見える。 中日ドラゴンズのビジター用のユニフォームが、まるで往年の「南海ホークス」だ(笑)。画質の細かな設定をいろいろ変えてみたが、まったく改善される様子はない。もっとも購入後10年以上経っているので、いつおかしくなっても不思議ではないとは思っていたが、私としてはもっと持たせるつもりでいたので、この現象を目の当たりにして愕然としてしまった。とりあえずダメモトで、メーカーのサポートセンターに電話してみた。細かな状況をひととおり話した後、電話口の担当者から下された診断は、「お話をお伺いする限り、ブラウン管の『経年劣化』ですね」というもの。要するにもうどうしようもない、買い替え時ですよ、ということだ。そうなった以上仕方がない、今買い換えるならやっぱり「液晶ハイビジョンテレビ」だ。ただし、このところ我が家では思わぬ出費が重なっていて、先立つものも無い。定額給付金も貰っているが、それでまかなえるような物でもない。さ~て、どうしたものか。
2009年06月13日
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前回のブログで、私が今ハマっているものとして、業務用菓子のことを書いたが、全然別にもうひとつ、ハマっているものがある。インターネットのゲームだ。といっても、オンラインで不特定の相手と対戦するものとか、カネを掛けてダウンロードするようなものではない。いわゆる「無料体験版」だ。我が家はいわゆるゲーム全般に対して、おカネを掛けないことをモットーとしているから、ゲーム機といえば10年以上前に購入した任天堂の「64」しかないし、もちろんプレステとかDS、Wiiなどというものとは、まったく無縁だ。だからかどうか知らないが、子供たちがいつの間にか、Yahooゲームで無料体験版のあるものを、いくつか要領を掴んで楽しんでいた。これが見ていると結構面白そうで、実際にやってみると、途端にハマってしまった。私がよくやるのは、『レインボウ・ウェブ』、『80日間世界一周』、『ジュエル・クエスト2』、『パンテオン』、『フィッシュダム』などだが、これらにはある共通点がある。これらはみんな、細かいルールは個々に異なるとしても、基本的には“同じアイテムを3つ揃える”ことを目的とする、「パズル型ゲーム」なのだ(よく分からない方には、一度やってみることをオススメしたい)。ダウンロードまでしなくても、無料体験版(いずれも途中までで終わる)でも充分楽しめる。とかくこういったゲーム類は、時間を忘れてやり過ぎてしまうところが難点だが、無料体験版ならある程度の時間で終わるから、そういった心配も不要だ。仕事の合間の息抜きにもいいし、なかなか頭も使うから、先を見通す洞察力を養うのにもいいかも............!?
2009年06月11日
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近頃の私が比較的よく口にしているもの、それは「業務用菓子」だ。私は仕事の用事で、たまに業務用スーパーを訪れることがあるが、そこでは大袋に入った様々なお菓子が、いろいろと売られている。以前はまったく気にも留めてなかったのだが、なぜか最近、妙に気になってしょうがなかったのだ。私は店で机に向かって仕事をするときに、時々口寂しくなってお菓子のつまみ食いをするのだが、これも毎日のこととなると、金額的には結構馬鹿にならない。そこである日、そのスーパーに行ったついでに、たまたま写真にある「カレーあられ」を一袋買い求めてみた。食べてみると、ウン、大味そうな外観のイメージに反して、なかなかイケるではないか(もっともこういった「カレー味系スナック菓子」というのは、あまり当り外れが無いものだが)。ただそれよりも私が気に入ったのは、食べても食べてもなかなか減っていかないことだ(笑)。最終的に食べ切ったのが、開封してから約2週間後で、この菓子の価格が確か500円ほどだったから、1日分にするとわずか35円程度だ。この事実は、私の「おトク感」を満足させるのに充分過ぎるものだ。それ以来このスーパーに行くと、えびせんべい、かりんとう、つな揚げあられ、などなどあらゆるお菓子を買ってきては愉しんでいる。ただこういった類のお菓子には、欠点もある。賢明な皆さんはすでにお分かりだと思うが、『かっぱえびせん』と同じで、“止まらない”のである。それを防ぐために私は、袋から摘まんでパクパクやるのではなく、一回分の食べる量を広告の裏紙か何かに取って、残りを密閉した上で手を付ける、というように、何かと気を遣っているのだ。
2009年06月09日
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昔からの友人たちと、初夏の美濃路を巡った。私は昨日の土曜日は仕事なので皆とは別行動だが、美濃市・長良川河畔の宿で合流し、鮎料理を愉しんだ。そして本日(日曜日)は下呂温泉まで足を伸ばし、『ホテルくさかべアルメリア』というところでランチバイキングだ。もちろん、温泉は入り放題だ。肝心のバイキング自体は、値段の割りには今ひとつ?、というところが正直な感想だが、それを補って余りあるのがここの露天風呂だ。とにかく見晴らしがいい。そもそも山の斜面の高いところに建物があることに加え、その最上階に露天風呂があり、そこからは眼下に下呂の温泉街が一望できるのだ。夜だったらおそらく、温泉街のネオンサインがキレイに見えるんだろうな。そして高所だけに、実にいい風が渡ってくる。温泉に浸かってほてった身体に、吹き渡る初夏の風が当って、何とも気持ちが良い。まさに極楽気分だ。ここのところ仕事で忙しい思いをし続けていたが、ちょっと気分的にリフレッシュできた気がする。
2009年06月07日
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今日私が店にいるとき、スーツ姿の若々しい男性が勢いよく入って来た。 「こんにちは、○×証券の新人で、△◆と申します。 こちらの支店に配属されましたので、ご挨拶方々お伺いしました。 出来ましたら社長さんと名刺を交換させていただけませんでしょうか?」なるほど、最近は少なくなったが、ひところはどこの会社もやっていた、「モーレツ型」の新人研修の一環のようなものだろう。あいにく私は株はやらないから、差し当って証券会社の営業マンに用はない。そういうことで丁重に断ったのだが、彼も「何とか名刺だけでも頂戴できませんでしょうか?」と食い下がってくるではないか。そんなことを言われても、今後付き合う見込みがまったく無いと分かっている人に、わざわざ名刺など渡したくない。しかしそれ以上に私に嫌悪感を抱かせたのは、彼が自分の名刺をまだ出さないうちから、相手に名刺交換を要求する、その姿勢だ。普通こういうケースだと、まず真っ先に自分の名刺を出して名を名乗るものだが、それが無いのだ。これでは、「君は名刺のコレクションでもするつもりなのか」と嫌味のひとつも言いたくなってくる。おそらく会社からは、「一日中歩き回って、最低○○人の人に会ってこい。ついてはその証拠として人数分の名刺を集めてこい」というようなノルマが課せられているのだろう。だからその新人クンも、「名刺さえ貰えれば、話しなんかどうでもいい」くらいの気になっているかもしれない。名刺なんて所詮、数を競うものではない。私の手元にも今、仕事の関係で頂いたおびただしい数の名刺があるが、その中で顔の浮かんでくる人の方が圧倒的に少ないのも事実だ。そしてそんな名刺に存在価値があるのかどうかも、いつも疑問に思っている。確かに1枚の名刺のみでつながってさえいれば、何かの折にいきなり声を掛けることもできる。しかしそれを期待して、ただ無節操にバラ撒くというのも、ちょっと私の趣旨には反することだ。後で名刺を見たとき、顔は浮かんでこなくても、最低限どういった会話を交わしたか、ということぐらいは思い出したい。だからそこまでの話に発展しない場合、端から名刺は渡したくないし、相手からももらいたいとも思わない。そういった私の考えを込めて、「私の名刺はそういう風に使うべきものではありませんから」と、やんわりと彼を諭した。ちょっと大人気なかったかな、新人さんにはちょっと気の毒だったかな、などと後になって少々気にしたが、自分の名刺を安売りすることだけはしたくなかった。
2009年06月04日
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自宅で使っているPCの調子が最近おかしかったので、メーカーサポートに電話してみた。ここ何回か、使用中に急に電源が落ちることがあり、その伏線かどうか分からなかったが、本体内のファンの音がやけに大きいのも気になっていた。サポートの担当者にその旨を告げると、まずケーブル類を全部外して、静電気を放電するよう指示された。私が言われたとおりにやっていると、ケーブル類のつながっている機械の裏側が、一面ホコリだらけで、目を覆うばかりの光景になっていた(それだけ普段、裏側を見ていないという証拠!)。ひょっとして原因はコイツか、と思い、一旦電話を切って本体のカバーを外し、中を見てみた。..........本当に背筋が凍る、と言っては大げさだが、それくらいおびただしいホコリがあらゆるところに付着している。当然ながらファンもホコリまみれだ。これではロクに動かないのは当然だ。慌ててエアダスターと掃除機を取り出して、PC内部の大掃除を始めたのは言うまでもない。もちろんキレイにした後で起動させたPCは、極めて静かに動いていた。やっぱりPCのホコリ取りというのは、こまめにやっておかないとダメだね。
2009年06月02日
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