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今日は一度やってみたかった「もっと!モット!ときめき」で始めて「二人の時~forever~」でフィニッシュというのに挑戦。ただ、後で書くように不発・不満なことがひとつあった。まぁそれはともかく今回もプレイリストをご開陳。01.もっと!モット!ときめき/金月真美02.そばかす/JUDY AND MARY03.魂のルフラン/高橋洋子04.secret base ~君がくれたもの~ (10 years after Ver.)/本間芽衣子・安城鳴子・鶴見知利子05.道/森高千里06.サヨナラの橋/渡辺麻友07.空色デイズ/中川翔子08.やさしさに包まれたなら/荒井由実09.ムーンライト伝説/DALI10.檄!帝国華撃団/真宮寺さくら&帝国歌劇団11.テレポーテーション~恋の未確認~/橋本潮12.ロマンティックあげるよ/橋本潮13.ハレ晴レユカイ/平野綾・茅原実里・後藤邑子14.未来型アイドル/宮村優子&氷上恭子15.摩訶不思議アドベンチャー!/高橋洋樹16.燃えてヒーロー/沖田浩之17.Give a reason/林原めぐみ18.宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお19.創聖のアクエリオン/AKINO20.キミと世界征服/秋山みどり21.CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ22.Galaxy Express 999/ゴダイゴ23.溝ノ口太陽族/MANZO24.Fly me to the moon/Claire25.虚空の迷宮/聖飢魔II26.デリケートに好きして/太田貴子27.冒険でしょでしょ?/平野綾28.二人の時~forever~/金月真美今回は「喉慣らし→練習曲・初挑戦→その後は入り乱れ」という感じで、前みたいにバラードとアップテンポの曲を明確に分けることはしなかった。要は前回歌わなかった曲をメインに、適当にプレイリストを作ってしまったのだ。さて、最初に書いた「不発・不満」は何かというと…1曲目フルと2曲目の最初、ヘッドフォンから自分の声が聞こえなかったのである。最初は「なんだよこれ、壊れてんのか?」と思い、ヘッドフォンを抜き差ししたり、「全体ボリューム・マイクボリューム」と書かれたツマミを廻してみたりしたが回復せず。2曲目の頭のあたりで「ひょっとして」と思ってミキサの右下にあるスライドバーを動かしたところ、無事に声がヘッドフォンから出た。私はミキシングなんて判らないし、今までだって「全体ボリューム・マイクボリューム」しか弄ったことはないのである。それに「判らない人はこの2箇所だけ弄って」的なことも書いてあったし。しかも、ミキサのスライドバーも「この位置で固定」みたいな「しるし」がしてあったのに…。正直、1曲目で声が出なかったときは「今日はこれで2時間歌わないといけないのか!?」とかなり焦りと不安と残念と店員に文句言ってやろうという気持ちがないまぜになってしまった。でも、ミキサに気付いてよかった。しかし、おかげでせっかくの「もっと!モット!ときめき」での始めがいきなり不発だったので、それが不満なのである。取り敢えず、ミキサ弄ったヤツに天誅と呪いを!でまぁその後は順調に歌えて…「secret base~」「道」「サヨナラの橋」はしばらく練習曲になる感じ。初トライの「空色デイズ」はブラスタのカバーバージョンでかっこいいなと思って、YouTubeで憶えつつある曲なのだが、かなり歌いやすかった。ブラスタのアレンジが原曲に近かったのもあって歌いやすかった。これも今後練習を続けるとしよう。1箇所ミスったのは「冒険でしょでしょ?」の次に「ハレ晴れユカイ」を歌おうと思っていたのだが、「冒険でしょでしょ?」の別バージョン(オーケストラ版みたいの?)を入れてしまったことだ。ただ、YouTubeで憶えたのとテンポが違う(遅い)のでちゃんと歌えそうにないと判断し、後ろに回すことにするという作戦変更の判断。歌う順番が狂ってしまったのは痛いが、タイムロスとかにはならなかったので、まぁいいかって感じ。今後気をつけよう。といっても、この「涼宮ハルヒ~」の曲は今までもちょいちょい歌っているので、ミスは情けないと言えば情けない。後半では「CHA-LA HEAD-CHA-LA」と「Galaxy Express 999」の2曲に初挑戦。前者の方が難しかった。例によって高い声で入るとサビが歌えないというパターン。後者は歌うのは初めてだが、けっこう歌いやすいなという感じ。そんなわけで、後者は今後の練習曲に追加決定!それにしても初挑戦や何度か練習してるうちに「これはダメだ。自分には合わない」と判断できる曲が何となく判ってきた。今回では「Give a reason」が意外にもこれにあてはまる。「摩訶不思議~」と「燃えて~」は曲調というかイメージは似ているのだが、前者より後者の方が今後残りそう。逆に意外にも歌いやすかったのは「創聖の~」。これは久しぶりに歌ったのだが、自分でも出来はよかったと思う。あと今日は「Fly me~」がイマイチだめだった。下手に英語に走らない方がいいかもしれない。でまぁ最後の方は後回しにした「冒険でしょでしょ?」も含めて定番曲(やや練習中もあり)を続けた。ラストはちゃんと「二人の時~forever~」で締めた。時間的にもピッタリ2時間だった。実は時間が余りそうにも見えたので「道」をもう1回入れておいたのだが…。まぁこの曲はさっきも書いたとおり、今後しばらく練習曲になるのでよしとしよう。あと、今回は「給水」が非常に上手くいった。「secret base~」でちょっと喉がいがらっぽくなって給水を開始して「ヤバいな」と思ったが、そのあとは後半まで給水せずにいけた。後半もあまり給水せずに進めた。ただ、高い声が続く曲の後は給水したが、それも適度で済ませられた。そして、前回よりも多くの量(正直言ってかなりの量)の水を余らせることが出来た。多分、給水は曲のチョイスやプレイ順にはあまり関係ないんじゃないかと思う。単に喉の調子の良し悪しの問題とか…。まぁ歌い終わった後にはのど飴でちゃんとケアしたけど。最後に…最初の「音が出ない事件」があって「もっと!モット!ときめき」がアカペラ状態になってしまったので、また今度ちゃんとこの曲で初めて「二人の時~forever~」で締めるという回を作りたい。そして今日も2時間歌ってかなり消耗した。ちゃんとお昼食べてから行ったのに。でも爽快な疲れといった感じだ。最後に残った水をけっこう飲めたし…まぁ今回は今回で良かったのかなぁと思う。
2013.11.30
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「いじめへの反旗」(高嶋哲夫、集英社文庫)を読む。アメリカからの帰国子女が主人公。彼が日本の中学に編入し、そこで日本とアメリカの教育・学校のシステムの違いに戸惑う日が続く。そんな中、彼は仲良くなった同級生が他の同級生2人から心身両面でいじめを受けていることを知る。主人公は警察(帰国子女なので「ポリス」と言っている)や弁護士に知らせよう、これは明らかに犯罪だと主張するが、いじめられている本人は「これはいじめではなく、彼らとは友達なのだ」という態度を貫く。主人公は自らなけなしのお金を叩いて弁護士事務所を訪問することまで行う。しかし、事態は最悪の結末となる。この小説はフィクションでありながら実際の学校現場・いじめ現場で行われていることを、思いきりリアルに描いている。暴力的ないじめは受けたことはないが小・中といじめられっ子だった私は、出来ればその時弁護士や警察に相談しよう等と言ってくれる友達がいればなぁ、などと思いながら読んだ。それと、親に相談しても「やられたらやり返せ」と言われるのと、心配されるのがオチであるってことも私は共感できる。何より私も最悪の結末を自分でつけようと思ったこともある。まぁ実際にやったことはナイフ(カッターナイフだけど)を常に持ち歩くことぐらいであるが。そんなわけで私はこの本を読んでいて、主人公といじめられっ子の気持ちに凄く共感出来た。で、話は飛ぶが、昨今道徳の科目化が話題になっているが、この本のような良書を是非教材として使って欲しいと思う。主人公たちに共感出来ない人間はいじめをしている方だと決められるし、簡単に評価を点数でつけることが出来る。つまり道徳の成績が悪いヤツは犯罪者の卵だと(さすがに本気で思っているわけではないが、元・いじめられっ子としてはこういうことに関しては過敏になってしまうのである)。いじめはもちろん犯罪であり、少年犯罪であることを考えれば、最近読んだばかりの「フライ・トラップ」にも通じるものがある。それからいじめを犯罪としてだけ考えるのではなく、教育システムの問題としても考えなければならないというのが、この作品の通奏低音である。私は基本的にいじめ・少年犯罪の厳罰化を常に導入すべきだと思っているが、それは必要であるが十分ではないということを、こういう小説で思い知らされる。何とも根深い問題だ。でもいい加減そろそろみんな腰を上げて現実に起こっていることに目を向けて逸らさず、根本的な解決に向かわないと、この国の将来はダメなものになるのは必定である。元・いじめられっ子の私の言うことはこの辺にして。作中から何箇所か引用させて頂こう。今回はかなり多くの箇所が気になって、どこを選ぶか絞りにくいが、やってみよう。「神様はみんなに平等だっていうけど、嘘だよな」「この国では、人を殴ったり蹴ったりして怪我をさせても犯罪じゃないんですか。脅かしてお金を取っても、犯罪じゃないんですか。刑務所に入れることはできないんですか」ぼくは失望した。大人は何もできない。いや、しようとしない。「法律なんて無力だ。何の役にも立ちやしない。一人の中学生すら救えなかった」「最近、少年の重犯罪が増えてるので見直しの方向に進んでいるけど、刑罰を重くするだけでもよくないのよ。立ち直る機会を与えてやることこそ大切なの」「前に少年法のことを話したでしょう。少年犯罪はいろんな角度から考えなければならないの。加害者に罰を与えるということより、本人の更生を第一目標にしなければならないのよ。だから、単に加害者だけが悪いと決めつけることはできないの」「問題は二つあるんです。ひとつは、義務教育では学校を選択できないということ。もうひとつは、教師のレベルが落ちているということです。そう思いませんか」「かばうと、私もいじめられるもん…」「…アホーな大臣が、教育という国家で最も大事な分野に思いつきだけで方針を決定するような国だ。現場は振り回されるだけだ」他にももっともっと引用したい箇所があるが、最後に巻末の解説から、あまりにも当たり前だけど一番大事で一番共感できる文章を…。いじめは犯罪である。いじめは犯罪である。いじめは犯罪である。いじめは犯罪である。いじめは犯罪である。だから私は思ってしまう。まずは厳罰化だと。加害者なんでどうせ更生なんかしないよ。余程きちんとした更生システムを作らないと。これで今年63冊目。いじめへの反旗/高嶋哲夫
2013.11.27
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「華氏451度」(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫SF)を読む。一度読んでみたかったSFの名作。本を読むことも持つことも禁じられた世界。人々は大きなテレビ部屋や超小型ラジオのみを通じて限られた情報のみしか入手できない。もし本を持っていることが当局にバレたら「焚書官」によって家ごと焼き尽くされてしまう。それは、消防士が水をかけて火を消すのではなく、家に石油を放って火で家を燃え上げさせること。そんな世界で、ふとしたことから本を手に入れた焚書官が主人公。本を手に入れたことで人生はどのように変わっていくのだろうか?というストーリー設定は有名、タイトルの「華氏451度」(摂氏233度)は紙が自然発火する温度というのも超有名。なので読んでみたのだが…正直イマイチな感じ。風景描写・人物描写・モノローグ・比喩・暗喩が多くて、読んでいてまどろっこしい。それでも結末が気になるので読んでみたが、これもちょっとイマイチ。でもまぁ、面白かった箇所もある。例えば「本」の持つ3つの役割について…。1.ものの本質をつかむこと2.それを消化するだけの閑暇を持つこと3.両者の相互作用から学びとったものを基礎にして正しい行動に出ることこれは確かに大事。それから、引用したい箇所は巻末の解説にあった。考えてみれば、ブラッドベリが『華氏451度』で描き出した近未来の情報環境は、すでに現実のものになっている。われわれは本や雑誌のかわりにいつも小型のパソコンを持ち歩き、耳にはiPodを突っ込んでいる。多チャンネル化されたテレビからは、二十四時間多様な娯楽が洪水のように流されている。昨今の出版不況は、明らかに日本人の精神の劣化を示している。『華氏451度』は、決してSF小説ではない。現に、いま日本人のみならず世界中で本を読まない、すなわち人の気持ちが読めない人間が大量生産されている。レイ・ブラッドベリは、そんな世の中にいち早く警鐘を乱打した作家としての栄誉をになっている。私はちゃんと本を読んでいるし、今後も読みつづけるつもりだ。しかし確かに最近本を読まない人間が増えてるなぁという気は私もするし、それはマズいなぁとも思う。だけど自分に何が出来るかと言えば何も出来ないわけで…せめてこのブログを見てくれた人が本を読んでくれればなぁという感じである。これで今年62冊目。華氏451度/レイ・ブラッドベリ
2013.11.25
今日はお昼にコアバランス行って体のメンテをした後、久しぶりに新宿に歌いに行った。今回のプレイリストは以下の通リ。30曲用意して想定通り28曲を歌った。01.フライングゲット/AKB4802.上からマリコ/AKB4803.残酷な天使のテーゼ/高橋洋子04.君をのせて/井上あずみ05.ルージュの伝言/荒井由実06.道/森高千里07.サヨナラの橋/渡辺麻友08.水の星へ愛を込めて/森口博子09.secret base ~君がくれたもの~ (10 years after Ver.)/本間芽衣子・安城鳴子・鶴見知利子10.風の谷のナウシカ/安田成美11.MASK/奥井雅美&松村香澄12.そうだ、ぜったい。/奥井雅美13.ガッチャマンの歌/子門真人14.摩訶不思議アドベンチャー!/高橋洋樹15.燃えてヒーロー/沖田浩之16.ルパン三世のテーマ’78/Pete Mac Jr.17.夢を信じて/徳永英明18.Lovesong探して/牧野アンナ19.タッチ/岩崎良美20.嵐の中で輝いて/米倉千尋21.RHYTHM EMOTION/TWO-MIX22.カントリー・ロード/本名陽子23.溝ノ口太陽族/MANZO24.続・溝ノ口太陽族/MANZO25.銀河鉄道999/ささきいさお26.少年期/武田鉄矢27.想い出がいっぱい/H2028.この道わが旅/団時朗ラインナップとしては、「のど慣らし→バラード→アップテンポ→バラード」の順でいくことを考えた。こうすれば前半で「給水」をしすぎることはないだろう、と。そしてその作戦は概ね成功した。まずは慣らしの3曲から入り、2曲挟んで初挑戦の2曲へ。森高の「道」は桜さんがカバーしていたということもありチョイス。YouTubeで聴いて歌ってみたのだが、まだまだって感じ。まゆゆの「サヨナラの橋」は同じくYouTubeでの憶えで歌った。この曲はアニメ映画「ねらわれた学園」の曲。こっちはYouTubeでは1番のみのヤツしか見当たらないので、2番の歌詞は知らず、そして2番とエンドの間があるのかないのかも不明(手元のBlu-rayを観れば判るのだが)だったので、どうかと心配したが、間には何もなかったのでラッキー。ただ、最後に同じメロディで2回繰り返すのは初めて知った。これは心の中でメモっておこう。「secret base~」も2回目でまだまだ練習中。奥井雅美の2曲はよく歌っている私の中の定番曲なのだが、これは気持ちよく大声が出せる。自分でヘッドフォンから出てくる自分の声が安定している感じだ。「摩訶不思議~」と「燃えて~」は曲調はそんなに難しくなさそうだが、歌うとなると意外と難しい。これもまだ練習段階。「ルパン三世~」は初トライだが、まぁ多くの人に馴染みのある曲だろう。歌うとなると意外かもしれないが、まぁまぁかなと。そしてDQ関連の2曲。「夢を~」はやはり難しい。会社の後輩のK君の十八番なのだが、彼もいつも難しそうにしている。その訳が判った。これは練習を続けるか諦めるか難しい。「Lovesong~」は今までのワンカラのプレイリストにはないが、他でけっこう歌っているので、鉄板とまではいかないがまぁまぁな感じ。その後は私の定番曲を並べて最後まで、という感じ。28曲という曲数はいつもどおり。「給水」については、最初の慣らしとバラードでは水に手をつけず(開封すらせず)に行った。初挑戦曲が入っているこの辺りで給水しなかったのは、後から考えるとラッキー。まぁバラードが続くのでそんなに喉は疲れない。「MASK」辺りから給水を開始したのだったかな? ここは先にも書いたがアップテンポの曲の連続で、自分的にも大声を出して気持ちよく歌っていたので、給水しないとダメな感じ。よってこの辺で給水開始。しかし、ちょっと給水し過ぎたかもって感じで、「溝ノ口~」辺りでかなり残りの水量が少なくなった。ただ、その後最後までバラード続きだったので、結局最終的には少しだけど水を余らせることが出来た。今回の「勝因」は先にも書いたがラインナップが良かったからだと言えるだろう。しかし「溝ノ口~」は何度も歌っているが難しい。特にサビが。普通の音程で入るとサビが高音になり過ぎるし、中途半端な音の高さのサビになるのも嫌だし…そういえば「続・~」の方にはタイトルの末尾に「2000」と付いていたなぁ。今まではなかったのに、何でだろう? 映像もアレンジも以前と変わらないのに…。あとは定番曲での締めですな。「想い出が~」は期せずして昨日TVでご本人が歌っていたなぁ…教科書にも載ってるという話も紹介されてたな…私も学校で知った曲です、ハイ。でも今ではしたり顔で歌っているという…。これもアニソンだからね。今回は「初めて曲・練習曲・定番曲」を上手く織り交ぜられたかな、と。若干定番曲に走る傾向はあるけどね。この辺のバランスは今後の課題。やはりレパートリを増やすのと、練習を積むのが大事だな。まぁ以前も書いたが、練習したからっていつ誰に聞かせるってワケでもないのだけれど。自己満足とストレス解消が目的なので、それでいいのである。
2013.11.23
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「フライ・トラップ-JWAT・小松原雪野巡査部長の捜査日記-」(高嶋哲夫、文春文庫)を読む。O県警察生活安全部(生安)所属の小松原雪野が、頻発するオヤジ狩りや脱法ハーブを追って捜査していくうちに、犯罪に手を染めた少年たちの本当の姿が見えてくるという話。少年犯罪に関して、単に厳罰化すればいいという訳ではなく、その裏にある犯人(未成年)の抱える闇や心の葛藤、家庭の問題などが明らかになるというストーリーを通じで、社会に一石を投じる作品。ただ、ひとつ筆者は過ちを犯している。それはP.245で「岡山」と、事件が起きている場所を書いてしまっていること。まぁ著者自身が岡山の生まれだし、「O県」という伏せ字や描かれている地勢が岡山を連想させるのでイイと言えばイイのだが。キングの超長篇を読んだ後なので、あっという間に読めてしまって若干呆気に取られた感は否めないが、それを差し引いても折角の社会派小説なのにちょっと物足りない気がした。ただ、問題提起自体は私にとっても考えさせらるものであった。これで今年61冊目読了。フライ・トラップ/高嶋哲夫
2013.11.20
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「アンダー・ザ・ドーム(4)」(スティーヴン・キング、文春文庫)を読む。この作品の最終巻。「正義」と「悪」の勢力が本格的に動き始める。ところが「悪」の勢力が思わぬことから「ドーム」の中に大災厄を引き起こしてしまう。それによって「ドーム」内の人間のほぼすべてが死んでしまう。生き残った「正義」組の人間もその災厄によって命を失いかねない状況に。「ドーム」の謎が解けなければこのまま街は全滅…そこで彼らがとった行動とは? そしてその結末は?この長篇の最大の肝である「ドーム」の謎に関する部分の描写(設定)はちょっと甘いかなという気もしたが、登場人物が作中で語った自らの過去に結びついていて、そしてそれが最終的には「素晴らしい贈り物」を読者である私に贈ってくれたという感じがした。なのでちょっとオマケをつけるが、とても面白くスバラシイ作品の結末であったと思う。特に最後はホントにスバラシイ!!今は「著者あとがき」まで読んだところで「解説」が未読なので、そこを読めばより作品世界の理解が深まるというか、キングがこの作品に込めた魂が感じられるのではいかと、まだ少しの楽しみがある。さて、最後に漢字の問題を2題。ノックの音のケンペイずくの響き(権柄)スイカズラの香り(忍冬)これで今年60冊目に到達!アンダー・ザ・ドーム(4)/スティーヴン・キング
2013.11.18
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「アンダー・ザ・ドーム(3)」(スティーヴン・キング、文春文庫)を読む。いよいよ暗雲たちこめるドームの中の街チェスターズミル。第二町政委員ビッグ・ジムが独裁的な支配力をふるい始める。無実の罪で2人を投獄し、更に警察権力の強化に走るという悪辣ぶりを発揮。一方で、「ドーム発生装置」の謎に迫る子供たち。「正義」と「悪」の対立はいよいよ明確化。さて、「正義」は「悪」に対抗し、投獄された2人を脱獄させることができるのか?クライマックスに向けて破滅の予兆高まりゆく緊迫感に満ちた3冊目。この1冊で学んだこと。1.octopus の複数形は octopi である。2.「オルテガ」という名前が英語圏(アメリカ)に実在する。それから漢字クイズを1問。つややかに輝くハシバミ色(榛)これで今年59冊目。アンダー・ザ・ドーム(3)/スティーヴン・キング
2013.11.13
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「見知らぬ私」(綾辻行人・鎌田敏夫・鷺沢萠・篠田節子・清水義範・高橋克彦・松本侑子・森真沙子、角川ホラー文庫)を読む。今日発売のキングの「アンダー・ザ・ドーム」(3・4)までのつなぎとして、短篇集がいいなと思い、昔読んだ本を再読。鷺沢萠が好きで買った短篇ホラーのアンソロジー。ホラーと言ってもそれぞれに作風や「怖さ」が違う。印象に残った作品を幾つか紹介。「バースデー・プレゼント」(綾辻行人):一番ホラーらしいホラーかなと思う作品。「会いたい」(鎌田敏夫):これも王道的ホラーかと思う。「雨が止むまで」(鷺沢萠):主人公のモノローグだけで書かれた作品。独白譚という意味では、キングの「ドロレス・クレイボーン」を想像させる。「晩夏の台風」(松本侑子):結局怖いのは生きている人間そのものだと思わせる1作。今の私にはちょっと堪える処もなくはないが…。これで今年58冊目。そして心置きなくキングの「アンダー・ザ・ドーム」(3・4)に取りかかれるわ。見知らぬ私
2013.11.08
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「科学者が人間であること」(中村桂子、岩波新書)を読む。正直この本は良くないね。例によってどこかの書評で見かけて、タイトルのタイムリーさに惹かれて買ったのだが…。最初に結論を言ってしまうと、本人も何が書きたいのか判らない感じ。著者は生命科学が専門であり、科学者は自然を客観的対象として見るだけでなく、自分も自然の一部であることを認識すべきであるということを、「生命誌」という新しい主張にまとめ上げているのである。それ自体は納得するのだが、どうもこう、書きっぷりが良くない。最初のほうは何言ってんのかなぁと思いつつ読んで、途中で何となく判って、でも最後はやっぱり判らなくなって流し読みって感じ。例えばP.77。まな板の上の鯵を調理する時にだれがDNAのことなんか考えるだろうか? 著者が言うには、このとき魚は脊椎動物であるヒトの先祖であり、そのヒレがヒトの手の原型であるという研究成果をこの時に語れば、「知識ではなく実感として」 生きもののことが判ると言っているが…。あとはとにかく引用や著者自身の他書への参照が多すぎる。話が話だけに予想は出来たが、和辻哲郎の「風土」やユクスキュルの「生物から見た世界」が当然のように出てくる。そして「これこそ私が言いたいことなのだ」と言って終わり。もっと自分の言葉で語って欲しい。そして「生命誌」を標榜していながら最後の方は個別の生物の細かな研究成果について滔々と述べているし…。穿った見方をすれば、著者の所属はJT系の研究所である。われわれが吸う空気を汚す汚染物質を生産している会社の一部門の所属では、まぁ所詮この程度のことしか書けないかなとも思えば、まぁ納得するか…という感じ。本書は一応3.11を受けての本なので、当然それに関する記述もあるが、もちろん批判しよう。「はじめに」から1箇所。地震もその一つで、それが起きるメカニズムはかなりわかってきましたが、いつ地球のどこで地震が起きるかを知ることは、今でもとても難しいことであり、それが最も身にしみているのは専門家のはずですが、専門家はわからないということがなかなか言えません。ご高説もっともであるが、これについては社会というか素人の側が「地震予知、地震予知」と、予知ばかりを要求することと、今の地震学ではとても予知なんてできないことに、地震学者が板挟みになっているからなのである。地震学者がTVなどで「わからない」なんて言おうものなら、素人が「専門家のくせしてそんなことも判らないのか」と思う(怒る)からであると私は考えるのだが、どうだろうか?これで今年57冊目。科学者が人間であること/中村桂子
2013.11.05
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