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「キケン」(有川浩、新潮文庫)を読む。成南電気工科大学にある部活の一つ「機械制御研究部」略称【機研(キケン)】を舞台にした話。【機研】の黄金期は正に「危険」人物に率いられた危険集団であった…。部長の上野は幼い頃に自宅の天井を火薬で爆破させたことがあり、ついた渾名は「ユナ・ボマー」。副部長の大神は、間に「魔」の字を入れて「大魔神」。この2人が実効支配する機研に新入部員として入った元山と池谷。元山と池谷を試すために公園の砂場に爆薬を仕掛けて爆破させて見せて「懐柔(?)」し、新入部員向けの部活紹介では、グラウンドに組んだ櫓をこれまた爆破させ、度胸のある者だけを部員として新学期をスタートさせた【機研】。ほぼ男子校な【機研】メンバーがお嬢様大学・白蘭の女子からラブレターを貰い、付き合い始めるも、突っ走り過ぎてあえなく玉砕したり、学園祭ではプロ顔負けのラーメン店を出店してPC研とバトルを繰り広げたり、もちろんロボットコンテストに挑戦したり、上級生と下級生の銃器作成合戦がヒートアップして銃刀法違反レベルな代物を作ってしまったり…とにかく単なる工科大学の部活のレベルを遥かに凌駕する凄まじいものなのである。ストーリー展開が早いし、読んでいてどんどん作品に引き込まれていくので(元山と池谷が【機研】に引き込まれたように!)、一息に読んでしまった。とにかく、凄まじいインパクトのある作品であり、スポ魂ではないが「熱い」男たちの話である。久しぶりに爽快感と疾走感のある作品に出会えた気がする。とにかく「凄い」「凄まじい」男たちである!例えばこんな感じだ。【機研】の飲み会では力任せに使った百均のワインオープーナーが壊れてドリルで栓を開けようとしたところ、ドリルが瞬く間にコルクを貫通してワインがコルク屑だらけになった。茶漉しでワインを漉しながら飲む羽目になり、それ以来【機研】の飲み会ではワインは禁止されている。そんな彼らは単なるオタクではない。それはこんな感じ。「そういう奴がいるからオタクが世間から白い目で見られるんです!それと服装!真夏に饐えた(すえた)汗の臭いさせんじゃねぇ!清潔感を保て、デオドラントスプレーくらいしろ!不潔な奴はロン毛にするな!」世の中のオタクに聞かせてやりたいね、まったく。そして【機研】を卒業した彼らは、こんな風に思うのである。全力無意味、全力無謀、全力本気―一体あんな時代を人生の中でどれほど過ごせるだろう?私もここまでやってみたかったなぁ、とちょっと登場人物たちに憧れたりする。今年41冊目。キケン/有川浩
2013.07.31
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表題作を含む5篇からなる短篇集。1作ずつ少しだけ紹介を。表題作「金曜のバカ」は、女子高生と、ひきこもりな変態男子が毎週金曜に繰り広げる謎のバトルを描いた話。タイトルに「バカ」とあるだけあって、バカで面白い。2作目「星とミルクティー」は、妻がいる病院に急ぐ夫が、電車の中で高校時代に獅子座流星群を観たことと、その時出会った同じ高校生の女の子のことを思い出す、という話。ラストがほっこりする話。3作目「この町」は、高松に住む男子高校生が親に内緒で冬休みに彼女とともに高速バスで東京旅行に行こうと画策する話。「町」とは何か考えされる作品だが、そこまでお堅い話ではない。これもラストが面白い。それから、件の男子高校生の先生がイイ味を出している。4作目「僕の愉しみ 彼女のたしなみ」は、恐竜オタクの男子高校生がクラスメートの女の子を思い切って恐竜展に誘うという話。初めは「恐竜オタク」であることを隠していた彼のとった行動のあとで判明する「彼女のたしなみ」とは何か? というのがこれまた面白い。最終作「ゴンとナナ」は、高校の吹奏楽部を退部したナナと彼女を部活に戻そうとする後輩の男子・荻野とそのまた後輩のミキチャンを、ナナの視点と彼女の飼い犬のゴンの視点から描いた作品。5篇の中で一番文学的な感じがする作品。総じて言えば、どの作品もちょっと予想できない面白い「オチ」が用意されている(最終作はその色が若干薄いが)。ちょうど私が高校時代に好んで読んでいたO・ヘンリーを彷彿とさせるものがあるが、O・ヘンリーほど劇的ではなく、笑える感じの軽~いオチである。全体的に軽いタッチだし、短篇集なので読みやすい1冊。これでようやく今年40冊目に到達。金曜のバカ/越谷オサム
2013.07.29
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さて、何から書くんだったかな…? と帰って来たばかりなのにボケていて、抜け漏れ順序違いなどあると思うけど、憶えてるうちにレポっておくことにする。場所は浜松町の文化放送。ここに来るのは1周年記念CD発売の公録以来。そういえばあの時は「引きの強さ」で「整理番号1番」をゲットしたんだったなぁ。あの時の当選ハガキ、保存しておけば良かった(多分、捨ててもうた)。今回はさすがに1番ではなかったけど、ハガキは置いておこう。それにしても、私はどうしても「文化放送=四ツ谷」のイメージが抜け切れてない。往時四ッ谷に行ったことはないのだが(それこそ「雑音リスナー」時代の話)。で、アンケートを書いて会場入り。まずは作家さんの指揮のもと公録恒例(?)の「丹下桜ウルトラクイズ!」これは1問目でほぼ全滅という素晴らしさ。まぁああいう設問ならしょうがない。で、「引き」の強かった勝者3名がのちほどのイベントに強制参加…って、まぁここで参加者はみんな「妻ドラマの共演」ということは判っていたと思うが、その段になって桜さんは「みんな判ってるの?」的な状態だった。相変わらずな桜さんである。はてさて、今日の桜さんの衣装は、花柄のマキシワンピにブルーのボレロ(?)。いや、マキシは私のツボなんだな。そんなわけでいきなりノックアウト気味の私。でまぁ当然のように最初のコーナーは200回記念お祝いメールの紹介(私はうっかりメール出し忘れていた…)。で、その途中だったかな、mixiラジアラコミュのRさん作のメッセージ入りのクリスタルが机上に置かれているのに気付く桜さん。あと、くぅちゃんのぬいぐるみらしきものも鎮座ましましておりました。そういえばNさんとかYさん(浴衣姿でした)とか、馴染みの名前の方がメール紹介されていた。いいなぁ。次にラボ。今回のお題は「ある質問に対し、会場全員が答えてそれを桜さんが聴き取れるか?」というもの。3題あって「1:今日の朝食は?」「2:好きなアイスの味は?」「3:座右の銘は?」が出題された。まぁ100人以上いるから聴き取れるはずはないんだけど…妙に「シャケ」に聴こえると言い張ってみたり、アイスの味が「桜さん」に聴こえたり、まぁこのラボ出題はムチャだったねぇ。それでも必死に推測で当てようとする桜さんなのだが、結局「天の声」は「カーン」と鐘をならして失敗ということに。ちなみに、最後のお題で会場を半分に分けてやったとき、私には「質実剛健」というのがバッチリ聴こえた。まぁワタシの座右の銘で比較的短いのが「鶏口牛後」なので、これは当て推量ではまず当たらないよなぁ、って感じ。それから、募集していたマニアックネタを紹介するコーナー(最後にト●ビアって桜さん言っちゃうし…)。しかしこのコーナー、皆さんレベル高すぎ!第●回放送の××とかってよく出てくるなぁって感じ。おそらく毎回録音していて今回聴き直したのだと思うけど(webラジオの録音方法すら判らない私とは雲泥の差)。ちなみに「ほぇ」ボタンつきだった。で、妻ドラマの収録。皆さん見事な演技っぷりで…いいなぁ、桜さんと共演。どんなドラマに仕上がるかは、2回目収録分と合わせてとのことなので、これは仕上がりが楽しみ。あとはライブ。ラジアラのOPより2曲。そしてそのまま番組終了のコーナーに突入するとき、かかってきた曲に思わず歌ってしまう桜さん。いやそれ、今歌ったばかりだから…。それから、また番宣も会場参加で収録したし…その時「とあるトラブル」で作家さん正座に…ってのも笑えた。新情報としてはラジアラのオフィシャルグッズが出るとのこと。クリアファイル3種だそうで。ライブ会場とかに置くって言ってた。あと文化放送のshopにも。10月ライブは行けない私は、また浜松町に行くかな? 12月のライブって手もあるけどね(←は「運」次第のところもあるから、浜松町作戦かな?)。しかしまぁ、笑いすぎて目尻からの涙を何度拭ったことだろうという面白さだった。相変わらずの桜さんワールド全開。最近桜さんは天使の着ぐるみを着た「コメディエンヌ」じゃないかという気がするのは私だけだろうか(笑)。体張ってラボとかやってるし、今日もラボ前に既にラボ状態だったし。桜さん退場ののち、後ろの席から順に退席の間に作家さんのこぼれ話も聞けたし…うん、これは面白かった。あっ、もちろん公録全体がってことだけど。そういえば、アンケートの「上半分」は使われなかったなぁ。今後番組で使うのだろうか? 私は「300回のときは是非、公開生放送を!」と書いたけど、叶ったら凄いなぁ。おやすみなさい。いい夢を。。/丹下桜
2013.07.28
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「吉原暗黒譚」(誉田哲也、文春文庫)を読む。私は時代小説などは全くと言っていいほど読まないのだが、「姫川シリーズ」や「武士道シリーズ」ですっかりファンになってしまった誉田哲也の作品ということで読んでみた。そんな私には「吉原」が幕府公認の遊郭であるという程度の知識しかなく、馴染みのない用語に最初は戸惑った。しかしまぁ判らない言葉は判らないままでも読み進められるし、それでだんだん判ってくる部分もあったから、その辺で読むのに難儀したということはない。さてストーリーであるが、吉原で花魁ばかりを狙った連続殺人事件が発生し、同心の今村が犯人探しをするというもの。しかもその犯人は「狐面」を被っていて、面を外すと中に仕掛けられた火薬が爆発し、犯人の面が割れないという仕掛けになっている。舞台は吉原で時代は違えども誉田らしい推理モノである。それに、今村の脇を固める登場人物のキャラクタも魅力的だし、単に謎解きだけの要素だけでなく、恋愛模様などの要素も加わってなかなか楽しめる1冊だった。こういう時代小説ならばまた読んでみたいと思うし、是非続篇なりスピンオフなりを書いて欲しいという気もする。実際、この作品は誉田のデビュー作「妖の華」のスピンオフだということだそうだ(巻末解説より)。さて、今回は勉強になった箇所を幾つか引用させて頂く。・「てんてこまい」は漢字では「天手古舞」と書く。・「おみおつけ」は漢字では「御味御付」と書く(私の記憶では「御御御付」というのをどこかで見た気がするが…どっちが正しいのだろうか? 後で調べておこう)。・「馬鹿と鋏は使いよう」の前には、「物は考えよう」というのが枕詞的につく。これで今年39冊目をクリア。吉原暗黒譚/誉田哲也
2013.07.24
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「陽だまりの彼女」(越谷オサム、新潮文庫)を読む。「女子が男子に読んで欲しい恋愛小説No.1」というフレコミ(帯)でこの本が出ていたのは以前から知っていたが、「恋愛小説なんて」と思って当然の如くパスしていた。のだが、別の本を買いに行った時に映画化に伴って平積みになっていたのを何気なく手にとって買ってしまった(映画はホントに観る気はない)。中学時代に「学年有数のバカ」と呼ばれた真緒と、唯一彼女の世話役をしていた浩介が、就職してから取引関係にある会社にお互い勤めていたことをきっかけに再会し、恋に落ちていくという、なんとまぁ王道的恋愛小説である。途中までは。途中からは真緒に徐々に不審な行動が見られるようになり、浩介は首をかしげながら、それでも真緒にありったけの愛情を注ぎ、真緒もそれに応える。そして怒涛のラストの展開は…これは読めなかったなぁ。で、読み終わった時は正直「女子が男子に読んで欲しい恋愛小説No.1」のフレコミは、やっぱり所詮女子側からの一方的なものだったなぁというのが正直な感想だったのだが、巻末解説を読んでみてその気持ちは変わった。ホントは凄く良く書かれた恋愛小説だと気付かされたのだ。私の読み方が甘かったというか、恋愛小説に対して「見下し感」を持っていたというか…。言われてみれば確かにアチコチに伏線が張られていて、単なる恋愛小説を超えてファンタジーな要素も入った魅力的な作品であることに気付かされたのである。結末については、ハッピーエンドなのかそうでないのか意見が分かれる(=話の好みが分かれる)ところなので、私はこれ以上云々しないが、また読んでみようと思う時が来るかもしれないと思わせる1冊である。因みに女性がこの作品を読んだらどう思うだろうか? 私にはそれも気になる。今年38冊目読了。陽だまりの彼女/越谷オサム
2013.07.20
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「V.T.R.」(辻村深月、講談社文庫)を読む。帯にもあるように、この本を読む前に辻村の「スロウハイツの神様」を読んでおかないとこの本は楽しめない。表紙をめくった扉の記載は「V.T.R.」(チヨダ・コーキ、代々社文庫)である。このチヨダなる人物が「スロウハイツ~」に登場する売れっ子ライトノベル作家なのである。そしてこの本は彼のデビュー作という位置づけである。さて、内容であるが、1000人カッキリの殺人を犯しても許される「マーダー」や、依存性の全くないドラッグが存在する世界。でもATMや公衆電話がまだ存在するので、近未来の日本なのか外国なのか、とにかく時代と場所の設定は判りにくい。主人公はマーダーの一人で、同じくマーダーである女性の「ヒモ」状態であるのだが、その彼女と別れてしまってからの話。いろんな人物を辿ってその女性を探すのだが、そこには必ず彼女のよからぬ噂がつきまとう。まぁ結末は読んでのお楽しみ。ただ、正直「スロウハイツ~」のイメージからすると、チヨダのデビュー作ってこんなもんなんだ、という感じ。まぁ売れっ子でも最初はこんなものなのかな、と思った。そしてこの本の解説を書いている赤羽環は「スロウハイツ」のオーナーで、チヨダを敬愛する人物。この人の解説を読むと、チヨダのこの作品が心に刺さるかどうかは、子供と大人の感性のどっちが正しいか、にかかってくるのだという。そういう意味では私はチヨダの作品を読むにはトウが立ち過ぎているのかもしれない。以下、作中から気に入ったところを引用させて頂く。何事にも例外ってのはあるし、だいたい自分が理想だって思ってる女像なんてのは、現実に付き合う女とは得てして一致しないものだ。だけど、そっちの方がより深くはまっちゃったり、愛したりできるわけだから人間は不思議だ。壊すのは簡単にできる。だけど治すのは、本当に大変。こういう表現・描写は私は好きなんだけどね。このデビュー作のチヨダはまだまだ粗削りで何とかで…「耳をすませば」の月島雫とでもいったところだろうか?あと1点、漢字で気になったところがある。P.69 にお茶を「煎れる」と書かれているが、「淹れる」じゃないかなと思う。「煎れる」って漢字のとおり「煎茶」のイメージ。だから「淹れ」ているのが煎茶ならいいのかもしれなが、ここでは「ハニージンジャーミルクティー」なのでちょっと疑問符。後で調べておくかな…。私の「スロウハイツの神様」の感想は、コチラ。今年37冊目をクリア。V.T.R./辻村深月スロウハイツの神様(上)/辻村深月スロウハイツの神様(下)/辻村深月
2013.07.14
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「工学部ヒラノ教授」(今野浩、新潮文庫)を読む。朝日新聞のwebサイトか何かにこのシリーズの最新刊が載っており、私の母校・東工大の話ということで気になっていたのだが、文庫じゃないので諦めていたら文庫を発見。何冊かシリーズになっているうちの最初の1冊らしい。偶々上司ともこのシリーズについて「工学部は理学部と違うね(カルチャーが)」などと話題になったので読んでみた。因みに上司も私の理学部だが、私は修士が工学という、若干(大いに?)変な奴である。主人公のヒラノ教授は経営工学が専門で、国立で唯一(当時?)東工大にある経営システム工学科の教授を務め、更にその上の役職も務め上げた人で、大学院社会理工学研究科を作ったキーマンである。因みに「社会理工~」には東工大の文系の先生が所属していて、文系の大学院教育・研究も行っている。世間の東工大のイメージとは違うかもしれないが、東工大は昔から文系の凄い先生が多いのである。さて、本書では大学設置基準の大綱化や論文書きのノウハウ、工学部の教え7ヶ条、大学院重点化など東工大を見舞った(?)出来事の数々が、ヒラノ教授の出世話とともに書かれている。東工大出身の私は多分他の人より断然に楽しめたのではないかと思う。なので中身の話は幾つかのエピソードの紹介と引用と、修了生としての感想に留めされてもらおう。まずP.71に「外国語研究教育センター」を設立して外国語教育を改善したという件で…中国語・韓国語などの科目が増設されると共に、サバイバル外国語(その国で暮らせる程度の技能を、短期間で習得させることを目的とした科目)などが新設され…とあるが、私の在学時は第二外国語はドイツ語・フランス語・ロシア語しかなくて(私はドイツ語選択)、サバイバル外国語の講義もなかった。その後、中国語と韓国語が新設され、韓国語をやりたかった私は歯噛みををしたものである。P.107 …ヒラノ教授は、学生に対して自分の側から博士課程への進学を勧めたことはない。については、どこかの(私の指導教官だよ!)Y先生とは大違いである。Y先生は学生みんなに「ドクター(博士課程)行かないか?」とことあるごとに言っていた。まぁそれにはれっきとした理由があるのだが…。それに私も、いずれは社会人博士課程に行って博士号を取りたいが、修士から直にドクターに行こうなどというのは、親が経済的に余裕があって就職をしなくていいヒトくらいなものである。はっきり言って学力とも才能とも関係ない。P.109 事実この大学では、年に1~2人の壮年教授が突然死している。おぉ、怖ッ。そんなところに自分が通っていたとは…。でもこれは日本の大学制度(研究・教育・雑務その他の構造的問題)の弊害の帰結である。そこのところ文科省の役人にはどうにかして欲しいが、まぁ役人に何かを期待するなんて無理である。P.112 解析学における「ハイネ・ボレルの定理」のごとく…って、それ何ですか?後で調べておきます。でも多分判らないだろうなぁ。少なくとも「解析学」と名の付く講義は、私はとっていない(勿論、微分・積分であることは判る)。P.179 …土木工学科は1964年に東大からスタッフを招いて作られた歴史の浅い学科で、教授はすべて東大出身者だった。一方、隣の建築学科は東大と並ぶ名門学科で、教授陣は東工大出身者で固められていた。土木工学科は ”東大の亜流、東工大の傍流”だった。これも知らなかった。というか、1類の私が6類のことなんて知る由もない。因みに私の出た地球惑星科学科は(今でも多分)東工大で一番新しい学科である。P.204 わが国の高等教育に対する国家支出はGDP比0.5%に過ぎないが、これはOECD28カ国中でワースト2に位置している。これまでわが国が世界第2のGDP水準を維持してきたのは、過去の教育投資に負うところが大きい。もし現在のペースで教育投資を減らしていけば、20年後のわが国の1人あたりのGDPは大幅に減少しているだろう。これは最も憂えるべきことである。大学院重点化だの独立行政法人化だのを経て、日本の大学教育はヒッチャカメッチャカになっているのは、本書の他の箇所を読んでも判る。なので、私は敢えてこれからの受験生たちにこう言いたい。「名門大学に行きなさい。旧帝大とか東工大・一橋大とか、私立なら早慶・MARCHくらいには行きなさい」それは別に偏差値がいいからとか、就職に有利だからとかではなくて(今はどんな学校出ても就職は超大変)、まともな高等教育を受けられる最高学府がそれくらいしかないからである。この辺りも是非文科省に何とかして欲しいものである。しかしまぁ、東工大の工学部の教員に、こんな面白い本が書ける人がいるなんて素晴らしい。シリーズものの第1巻らしいので、続編が文庫化された暁には是非購入したい。そして、いろんな人に読んでもらいたい。大学の工学部(含:理工学部)ってバカで面白くて、一見の価値があることが判ると思う。最後に。理工系の国立大学に行きたくて行けるだけの学力があるなら、東大より東工大をお奨めする。これは何も私が東大に行けなかった(行かなかった)からではない。東大は2年次までが教養課程なのに対して、東工大は2年進学時に学科振り分けされるが4年生向けにも文系科目を少ないながらも開講されているという、いわゆる「楔型教育」をしているからだ。こっちのほうがより良い人材を育成できると思う。それでは皆さん、この本で東工大(工学部)がどんなところか、是非味わってみてください。これで今年36冊目。工学部ヒラノ教授/今野浩
2013.07.10
通勤で使用する東京メトロの2路線から、まずは「丸ノ内線」ラッシュ時でも意外と空いているだよね、この線は。時々座れるほど。しかし、あまり長く乗らないので、座れてもあまり恩恵がないのだが…。あと、何故か込んでるのと空いてるのが交互に来たりして、そんなときに込んでるほうにうっかり乗ったりすると…(悲)あと、帰りに新宿止まりのに乗れると、ますます空いてて良いね。次に「銀座線」通勤では2駅しか乗らないのに曲者。ほぼ間違いなくひどく込んでる。周りが臭いオッサンばかりだと地獄。特にこれからの季節は半袖なので、肌が密着すると最低最悪。って、もはや電車の話じゃないし…。でも、あのレトロペイントのヤツはイイと思う。でも乗ったことは2回しかない。今日は見かけただけで乗れなかった。見ただけでも回数は少ないなぁ。6両と短く、上述のとおり込み込みなので、せめてペイントは全部レトロで…とか無理かな?ひとつ文句を言わせてもらえば、一度だけ駅を出た瞬間にとんでもない急ブレーキがかかって体が吹っ飛ばされたことがある。アレはマジで痛かった。恨むぞ銀座線。恨むぞメトロ。2週間に1回くらい乗る「JR中央線」人身事故が多くて有名な路線。まぁ私は東京or神田―新宿くらいしか乗らないのだが。それにしても「通勤快速 大月行」とか「同 河口湖行」とかを見ると、大月や河口湖は東京への通勤圏内なのかと驚くね。仕事場が八王子とかならまだしも、東京駅まで毎日乗っている人がいたらご愁傷様。とりあえずこの項終わり。
2013.07.09
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関東は梅雨明け2日目の猛暑日。いつもの新横浜にて開催のLIVE SAKURAに参加。詳細は桜さんのブログに(今回は全面的に)譲るとして…。OPは「ハミングバード」で、「Bright Shine On Time」もあって…特に「Bright~」は、私がLIVE SAKURAに初参加した時も歌っておられた曲で、往時を思い出して懐かしんだ覚えがあり、思い入れのある曲なので、また聴けて嬉しかった。で、いつもなら更にこんな曲があって…とか書くんだけど、今回は至って個人的なことを書く。最前列のど真ん中という、これ以上にないイイ席を確保できた今回、いつも後ろから見てると判らない桜さんの表情(もちろん素敵な笑顔)や、足元のサンダル(光沢感のあるブルーのモノで、けっこうなピンヒール)が見えたり、いつも以上にライブを堪能できた。サンダルが見えた件に関しては、このヒールの高さでこれくらいの身長だと…うわぁ、桜さんやっぱりめっちゃ可愛らしいじゃん!と思ってしまうほどの近さだった(目上の人を「めっちゃ可愛らしいじゃん」と書いたことはご容赦願いたい)。それはまるで「桜さんへの100センチメートル」っと、それはちょっと言い過ぎかも知れないが、桜さんがステージの前に来ると2メートルくらいじゃないかな、と思う。で、でね。七夕の短冊紹介のコーナーでのこと。私は思い切っていつものペンネームの後に「今日だけ本名OK!」と下の名前を書いていたのだが、それを桜さんが読んでくれるという幸運が!(実は「本名OK!」は、紹介される率が上がるかなという計算もちょっとはあった)しかし、そこで桜さんが私の名前を間違えてしまうというハプニング!私が訂正すると会場爆笑!でもそのおかげで、桜さんとあんなに近くでお話することが出来て、これはマジでメッチャ×∞ラッキー&ハッピーだった!!!特に、名前を間違えたことに対して「ごめんね、○○ちゃん」と本名で言って下さったのには萌えまくり。これは一生モノの体験だった。脳内再生大爆発状態!!おまけにその後、沖縄ソングである「美ら歌」を歌って下さり、私の七夕の願いである「沖縄・宮古島旅行の快晴祈願」に奇しくも花を添えてもらう形に。いや、これで宮古島は絶対快晴でしょう。そして私は、無事にパラセーリングで宮古の空に舞うことでしょう。そんなわけで、とーーーーーーーーーーーーーーーーーってもシアワセな気持ちになれたライブだった。桜さんマジ天使!!おやすみなさい。いい夢を。。/丹下桜
2013.07.07
主に学部生時代に使っていた「東急田園都市線」について。私はかなり優等生だと思う。何がいいって踏切がないので各停でも十分速いこと。大井町線に直通する電車もあるし。渋谷―二子玉川間は各駅に停まる準急もあるし。難を言えば、あざみ野―たまプラーザ―鷺沼と3連発で急行が停まること。昔はあざみ野不停だったのだが、地下鉄との乗り換え駅ということで停車するようになった(のだと思う)。これは便利なのかどうなのか…。あと「たまプラーザ」って駅名、どうにかならないものかね? あまりオススメではないが、駅近辺の地名からとって「美しが丘」ではどうかな? まぁこっちも人工的に作られた地名だから止めておいたほうがいいか…。因みに田園都市線ユーザは「二子玉川」を「にこたま」、「たまプラーザ」を「たまぷら」と略すことが多いが、知らない人が聞くとどうもHな感じを受けるらしい(笑)同じく東急の「東急東横線」について。渋谷で東京メトロ副都心線と繋がったことはこの際棚上げして…まず、渋谷―自由が丘間で急行が「隔駅停車」になるのがいつも気になる。東京メトロ日比谷線との乗り換え駅である中目黒だけ停めるので十分かと。あと大学が移転してしまったのに名前が「都立大学」「学芸大学」という駅があるのはちょっと…駅周辺の「柿の木坂」「碑文谷」という古くからのいい地名を使って欲しい。それから、自由が丘―田園調布―多摩川の急行3連続停車がイヤ。多摩川線を田園調布まで延伸させれば多摩川駅は急行不停に出来るのに勿体ない。いいところは特急が便利なところかな。この項続く…。
2013.07.07
といっても、栄養の話ではない。鉄道の話。でも私は所謂「鉄っちゃん」ではないので、そういう期待はなさらずに。やりたいことは、「鉄道各社のダイヤ等の論い」である。まずは最寄りの「京王線」から。「特急・準特急・急行・区間急行・快速・各停」って種別多すぎ。準特急は特急に格上げ、区間急行も急行に格上げでよい。それから特急走らせ過ぎ。新宿駅のウェイティング・リスト5段のうち3段が特急だと萎える。各停が一番多くて、急行・快速が5~10分おき、特急は15分おきくらいでいいと思う。各停停車駅間の移動が、各停→急行等→各停となって面倒。若しくは追い抜かれるのを覚悟して各停でずっと行くか。まぁ急いでなければ後者でいいが、各停停車駅が最寄りの人が可哀想。それから「京王新線」と区別するために「京王京王線」という変な表現になるのも気になる。「京王本線」ではダメだろうか?それか、思い切って京王京王線の新宿駅を廃止して、全て新線新宿(←この表現も気になるが…)から都営新宿線への直通ってわけにはいかないだろうか? 多分これは新宿発着の特急を走らせてるから難しのだろうけど。あとその場合に駅名をどうするかという問題もある。現状は京王京王線も京王新線も「新宿駅」なのだが、京王新線の車内アナウンスでは「新線新宿」という表現も使われているし、笹塚駅等の案内板表示では「京王線 新宿」行などとなっていて紛らわしい。駅名を変えるなら「新線新宿」に統一するか「新宿南」「新宿南口」「京王新宿」「京王西新宿」「新宿本町」などはどうだろうか?「新宿南」は小田急線の「南新宿」と紛らわしい、「新宿南口」は都営大江戸線の「新宿西口」と間違えそう、「京王西新宿」は東京メトロ丸ノ内線の「西新宿」と似ている等であれば、他のでは如何だろう? 「新宿本町」については、そんな地名はないのであるが…。あとは、相模原線の特急。あれは新宿から特急調布行、調布から急行橋本行きにしているのと何も変わらない。相模原線内は多摩センターにしか停まらないとか、思い切った特急運転をして欲しい。稲田堤なんて乗り換え駅(JR南武線)だけど急行さえ停まればいいでしょう。同じことは本線の分倍河原にも言える。特急が調布以西で停車駅がメチャ増えるのがおかしい。それから、北野―高尾山口間で準特急は全駅に停まるのに、急行は停まらない駅があるという不思議というか矛盾。だから準特急を止めて特急に統一すればいいのにと余計に思う。あと、8両編成止めてほしいね。全て10両編成で走らせて欲しい。私は知らないが、8両しか停められない各停のみの駅でもあるのだろうか?話を井の頭線に転じれば、あの駅数で急行は要るのかと思う。各駅だけで十分。その証拠にラッシュ時には急行は走らせていない。その代りに、昼間は各停と急行を律儀に交互に走らせている。寧ろラッシュ時にこそ急行が要ると思うのだが。あと、急行を走らせるならば、駒場東大前に停めてあげてほしい。学生だけでなく職員なども含めて、利用者はかなり多いはず。次に前述の「京王新線」と直通している都営新宿線について。まず都営新宿線から新宿に来て京王に直通する電車で、「各停 橋本行」となっているのが、京王に入ったとたんに「急行 橋本行」になる電車があるのは変。「各停 新宿行」、新宿から「急行 橋本行」に何故しないのか? 少なくとも京王新線側から来る電車では「区間急行 新宿行」、新宿から「各停 本八幡行」になったりする電車があるのに。あと、急行の停車駅。副都心線も入った新宿三丁目駅は相変わらず急行不停車だし、新宿から東へ都心を走っている間は殆どが乗り換え駅なので、新宿―馬喰横山間は急行も全駅停車で、そこから東だけ急行運転すればいいと思う。これは東京メトロ東西線に似た方式。東西線は千葉県内に続く東陽町―西船橋間だけ快速運転区間にして、その中では浦安にしか快速を停めないという方式を採っていて、これは嘗て東西線を利用していた私にとっても納得のいく運転であった。続いて実家の最寄り駅がある「小田急線」について。ここも種別が多すぎ。「特急・快速急行・多摩急行・急行・準急・区間準急・各停」って何だよって感じ。まず区間準急は飛ばされる駅が数駅しかないので有難みは全くない。飛ばされる駅が最寄りの人が可哀想なだけ。よって、各停に格下げでよい。それから多摩急行は、多摩線から東京メトロ千代田線に直通する急行若しくは快速急行を走らせれば廃止できる。それから快速急行。これは正直便利である。速い。しかし、ラッシュ時には殆ど走っていない。ラッシュ時に走らせずにいつ走らせる? と思うのだが。あと「経堂駅」の矛盾。急行停車駅なのに停車しない準急があったりする。ここも全ての急行・準急を停車させるべき。何といっても紛らわしいことこの上ない。そして特急。小田急線の特急は特急料金が要る。まぁ特急専用の別車両で走らせているので、それ自体はいいのだが、これも本数を走らせ過ぎ。平日昼間の特急なんてガラ空き。特急走らせてるヒマがあれば、快速急行と急行を増やして欲しい。あとは、千代田線から直通の特急について。これは停車駅がおかしい。千代田線内はいいとして、まず代々木上原に停めるべきでしょう。それから成城学園前は停める必要がないと思う。他の特急(新宿発着)でも成城学園前に停まるのは(私の記憶が正しければ)なかったと思う。片瀬江ノ島行きを走らせるなら、小田急線内は代々木上原―下北沢―新百合ヶ丘―町田(or相模大野)―大和―藤沢―片瀬江ノ島がスジじゃないかと思う。この項続く…。
2013.07.06
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久しぶりに目からウロコの1冊。数式を(ほぼ)一切使わずに、判りやすい事例で統計学を解説した本。「ウソを見破る」というのはちょっと大袈裟かもしれないが、統計データの正しい見方なども説明してある。各章が短く、統計学者の父・その妻・大学生の娘の3人の会話で始まり、「こんなときに役に立つ統計は…」といった感じで書かれていて、章末には「まとめ」があるといった構成。「平均」という、誰でも知っている概念から始まり、各種の検定まで書かれているので、内容としても十分。私は理系だけど確率・統計は高校時代から苦手で困っているのだが、この本を読んで「ふーむ、そういうことだったのか」と思ったことが多くある。計算自体はいくらでもExcelなどのソフトがやってくれる前提だけど、「統計ってどんなものかな?」という初学者にも向いている。もちろん文系の人にも。これで今年35冊目をクリア。ウソを見破る統計学/神永正博
2013.07.03
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昨日の漢検で出題された「まいそう」と読む「未明」の類義語、調べてみたら「昧爽」と書くらしい。手元の漢和辞典で「爽」を引くと「夜が明けて明るい」という意味が載っていて、例としてちゃんと「昧爽」の単語が…これでもう1箇所失点決定。ちなみにこの本で一応今年34冊目。カバー率測定問題集 漢検マスター 準1級/オフィス海
2013.07.01
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