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「巨大地震と大規模構造物―長周期地震動による被害と対策―」(太田外気晴・座間信作、共立出版)を読む。長周期地震動の本ということで前々から読もうと思っていたのだが、やっと読んだ。いや、読んだのは地震動の部分だけで、ウワモノ(超高層ビルと石油タンク)についてはパラパラ流した程度だが。2003年十勝沖地震の際に、苫小牧で石油タンクが燃えたのを契機に書かれた本なので、3・11が起きた後となっては、ある意味すでに「古書」なのかもしれない。でも、今後想定されている東海・東南海・南海(+日向灘)とか、首都直下とかを考えた場合、長周期の問題は避けられないし、東京湾岸の石油タンクや都心の超高層ビルの防災対策は絶対考えないといけないから、まだまだ「古書」にしてはいけないのかもしれない。今年8冊目。巨大地震と大規模構造物―長周期地震動による被害と対策―/太田外気晴・座間信作
2013.02.22
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「オブジェクト指向プログラマが次に読む本―Scalaで学ぶ関数脳入門―」(株式会社テクノロジックアート(著)・長瀬 嘉秀 (監修)・町田 修一 (監修) )を読む。今年はC++を本格的にマスターするとか新年に言っていながら、とあるニュースで「これからは関数型言語だ!」ってなのを見てScalaに興味を持った。関数型言語の中でScalaにした理由は、Scalaは関数型でありオブジェクト指向型であり、Javaのクラスライブラリをそのまま使うことも出来て便利、ということである。そこで本書を選択。でまぁ、本書ではScalaを齧った程度なのだが、雰囲気は掴めたかな。「関数型」の有難みがイマイチ判り切ってないけど、それはこれから2冊目3冊目と読んでいき、実務で使う中で判るのかな。さて、肝心の内容のほうはというと…並行プログラミングの前まではコードを書きながら読んでいたのだが、それ以降はどうもコンパイラが警告を出したり、ちゃんと動かなかったりしたので流し読み程度。そもそも「並行」と「並列」の違いもよく判っていない私も悪いのだが…。でも、Scalaは面白いと思う。twitterのシステムもScalaで書かれているっていうし、今後絶対「来る」言語であることは、やはり間違いなさそう(私のフィールドであるサイエンス系の解析やシステム開発で使うかどうかはともかく)。最後に…勉強程度のコードを書くにはエディタ&コマンドラインで十分だが、それでもそこそこの開発環境は欲しい。webで調べたところ、Javaの開発環境であるEclipseがScalaでも使えるということだったので試してみたが、どうもバージョンの問題でうまく動かなかった。そこで思いついた苦肉の策。それは、Java用のCPadというフリーのエディタ(+簡単な開発環境)を使うこと。JVMにscalaを、コンパイラにscalacを指定すれば、CPadからScalaを動かせる。CPadをフォルダごとコピーしておけば、JavaとScalaの環境を独立させておくことも可能だし、「filename.scala」をダブルクリックしてCPadで開くこともできる。とりあえずこれでScalaの勉強用には十分というところ。今年7冊目クリア。オブジェクト指向プログラマが次に読む本―Scalaで学ぶ関数脳入門―/テクノロジックアート
2013.02.22
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「物質のすべては光-現代物理学が明かす、力と質量の起源-」(フランク・ウィルチェック、ハヤカワ文庫NF)を読む。最先端の素粒子物理学に基づいて、素粒子と力、質量、エネルギーの関係などを解説した1冊。何もない空間にもエネルギーが満ちていて、そこからアインシュタインの法則で素粒子が発生する、などという話は、どこかで聞いたことがあるかもしれないが、改めて面白いと思う。ところが、これが読み進めるほどに難解を極めていく。終盤は字面を追うのが精いっぱい。素粒子の「スピン」あたりはまだしも、「色荷」だの「フレーバー」だのが出てくるともう理解があやしくなる。一応学生時代に量子力学は学んだし、相対性理論は他の幾つかの本(アインシュタインの原著含む)を読んでいるのだが、そこから出てくるQCDだのコア理論だのとなると歯が立たない。重力以外の3つの力の統一理論、というのはどこかで聞いたことはあるが、この本を読んでも判らなかったなぁ。久しぶりに「数理を愉しめなかった」1冊。一応今年6冊目。物質のすべては光/フランク・ウィルチェック
2013.02.19
先日受験した漢検2級の正解が送られてきた(合否はまだ)。で、例の部首問題の解答チェックをしてみたら、以下のような感じだった。問題―私の解答―正解―成否 の順。「殉」―「歹」―「歹」―「○」「竜」―「竜」―「竜」―「○」「瓶」―「瓦」―「瓦」―「○」「且」―「目」―「一」―「×」「寧」―「心」―「宀」―「×」「威」―「女」―「女」―「○」「衷」―「十」―「衣」―「×」「疑」―「疋」―「疋」―「○」「頻」―「頁」―「頁」―「○」「凡」―「几」―「几」―「○」というわけで、ここだけ見ると正解率7割。「寧」は深読みし過ぎ、「衷」は正直ちょっと意外。他も全体の解答を見つつ自分の記入を思い出してみると、まぁ書き問題で凡ミスが少しあったけど、全体では合格点に届いていると思う、たぶん。(とか書いて、落ちたら笑いものだな…)
2013.02.10
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「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」(辻村深月、講談社文庫)を読む。山梨県で育った幼馴染の女性2人、みずほとチエミ。みずほは上京、もうチエミは地元に残る。ところがある日、チエミが母親を殺して失踪したというニュースが。みずほはチエミの追跡を試みるが…というストーリー。話の前半~中盤は、みずほがチエミとの共通の友人たちを訪れ、話を聴いていく。合間合間に回想の場面が入り、彼女たちの過去の関係が明らかになっていく。主要登場人物がほぼ女性で固められているせいで、女性の友情・確執・同情・比較・嫉妬といった女性特有の感情・人間関係が描かれていて、ここは男性の私としては面白くもあり、理解しがたいところでもあった。話の後半に向けては、早急過ぎる展開な気がする。起承転結でいえば「転」があまりに突飛で、「結」が短すぎる。他の辻村作品を見るに、もっと長いエピローグがあってもよかったと思うし、何より「転」が私にとっては落ち着かない。話としてはまぁまぁ面白いのだが、今まで読んだ辻村作品より少しクオリティが落ちるかな、というのが正直なところ。あと、相変わらず「なおざり」を「おざなり」と誤記しているし…と思って辞書を引いたら「なおざり=等閑」「おざなり=お座成り」で、両方あるらしい。これには謝罪。で、これは繰り返しになるが、辻村は絶対キングファンだと思うという記述が本作にも。車にお守りとして「ドリームキャッチャー」がつけられている場面がある。最後に「これは」と思われた箇所を1つ引用させて頂こう。三十歳という年齢は、あの頃の私たちにとってさえもっと大人だと思えていたのに、今も私は自分や友達に対して「男の子」「女の子」という言葉を使う。ほとんど無意識に。私たちは大人ではなく、かとってい子供では許されないのに、まだどうしようもなく生身で未熟なのだ。四十代になっても、五十代になっても、ひょっとしたら一生そうなのかもしれない。私自身も、そうなのかも知れない。ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。/辻村深月
2013.02.09
バートン版「千夜一夜物語・第1巻」(大場正史・訳)を読む。一度全部読んでみたかった千夜一夜物語。昨冬にバートン版(計11冊)を購入したのだが、やっと手をつけ始めた。そもそも何で読みたいと思うようになったかというと…話はだいぶ遡って、私の学部生時代のこと。声優の金月真美さんが「Moonlight Lips」というラジオ番組をやっていて、その中で千夜一夜物語をモチーフにしたラジオドラマをやっていたのである。役回りとしては、金月さんが語り部で、丹下桜さん&バカボン鬼塚さんが「言霊(物語の登場人物役)」だった。それから月日はどどどーっと過ぎてしまったわけだが、有名作品ということもあり、やっとこ35歳にして読み始めたのである。で、まず気付いたのが、語り部の名前。「Moonlight Lips」では「シェーラザード」であり、でなければふつう「シェヘラザード」だと認識していたのだが、このバートン版では「シャーラザッド」で、妹に「ドゥニャザッド」がいる。そんなことも初めて知ったのである。でまぁ、それは置いといて(ってホントに置いといてはダメなのだが言葉の綾として)、話自体は何故シェーラザード(←この表記で勘弁して)が王様の語り部になったのかというところから始まる。何とこの王様、ふとしたことから女性不信になり、一夜をともにした女性をそのたび殺してしまい、毎晩違う女性と過ごしていたのである。で、もちろんそんなことをすれば女性の数はどんどん減る…そんなわけでシェーラザードの登場である。彼女は王が楽しめる話をすれば生きながらえるという条件で、妹とともに王につきしたがったのであり、そんなところから語り部シェーラザードの話が始まるのである。話自体は童話的なもの・寓話的なものといろいろあるが、大人が読んでも十分楽しめる話が多い気がする(まだ11分の1しか読んでないが)。それにしても、と思うことが2つある。1つ目は、メチャクチャ金持ちな人が大量に登場すること、そして2つ目は、かなりきわどい性描写というか…つまりHなシーンが多いんである。アラブ(イスラム)圏って、戒律とか厳しいという印象があったから、これはちょっと意外であったが、逆にこれこそが真のアラブ世界を描いているのかもしれないなぁ、などと思いつつ、とりあえず2巻に突入していく私である(そういえば長~い前書きに、そんなことが書いてあったような気がする…)。あと、先に書いておくが、11巻を一気に読みとおすつもりはない。他にも読みたい本は死ぬほどあるので、話の切れ目で適当に間を置きながら気楽に楽しもうと思っている。やっと今年4冊目をクリア。
2013.02.05
しばらくブログがほったらかしになっていたので(というだけのわけでもないのだが)、漢検受験レポートを書いてみよう。今日(ついさっき)、2級を受けてきた。最初は「受けるなら準1級あたりかな?」と思ったのだが、2級と準1級の過去問のレベルの差に驚いて、今回は次回への布石ということで2級を受けることに。2級のレベルは高卒程度。なので合格して当然なレベルなのだが、試験対策をそれなりにしないとダメなのである。何故なら、漢字を含めて「文章を手書きする」ということを全くと言っていいほどしなくなっているからである。そこで、スマホのアプリとか、漢検対策サイトとかで勉強をして今日を迎えた。そして自分の感触としては、さすがにこれはOKでしょう、という感じだった。ただし、部首に関する問題は自信がないので、さすがに満点は無理かと。ちなみに、部首問題は何が出たかというと…以下の漢字の部首を書け、というもの。「殉」「竜」「瓶」「且」「寧」「威」「衷」「疑」「頻」「凡」の10文字。みなさん、判るだろうか?けっこう難問でしょう。一応私の書いた答えを書いておくと…。「殉」は、左側の偏「歹」で決まり。「竜」は、「竜」自体が部首。これは過去問でも出てたので問題なし。「瓶」は、「瓦」かな?「且」は、判らん。一応「目」にしておいた。「寧」は、「うかんむり」というのはひっかけと読んで、「心」にした。意味的にも「心」かな、という判断。「威」は、判らん。とりあえず「女」で。「衷」…これも判らん。でも「衣」とはちょっと形が違うので、「十」にしてみた。「疑」は、「疋」だと思う。「頻」は、「頁」で決まりでしょう。「凡」…これも判らん。とりあえず真ん中の点を外した「几」にしてみた。というわけで、部首問題の難しさを判って頂けたであろう。とりあえず漢検は一度ここまでにして、次はPM試験対策に集中しないと…。あと、読書も全然出来てないなぁ。年初に「年間90冊」と大上段に構えたくせに1月の惨憺たる出来たるや(泣)
2013.02.03
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