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鉄拳のエリカ:ざまざまな人との出会いが彼女を成長させた。爆裂のアンナ:母親になるアンナ。念願がかなった。猛毒のローレン:ガボールとの微妙な関係は続く。第255話【鉄拳のエリカ】シスターズとの再会で盛り上がった翌日、エリカはニューメガトンの市長としての仕事を再開。エレナと妊娠中のアンナを家に残して市長室に向かう。そこにはエリカの師である劉飛雲が待っていた。「おはようございますマスター」「おはようエリカ。どうじゃ最近は」「順調です、新しい家族も見つかりましたしエレナも前よりいう事を聞くようになりました」「おおそうか・・・」「マスター、どうかしたのですか?」「ふむ・・・どう切り出そうかとおもっていたのじゃが・・・言う時がきたかもな」劉は咳払いをして窓から外を見つめる。「エリカよ・・・ワシは西に行ってみようと思う。サンフランシスコにあるチャイナタウンに行きたくなったのだ。あそこには友人も沢山居たもう一度行って見たいのだ」「そう・・・ですか」「なぁにまた帰ってくる。核で全て破壊されてれば見るところもないしな」「・・・いつ発たれるのですか?」「明日かの」「それではマスター・・・その前に見て欲しいものが」「うむ」エリカは劉と廃材置き場に行く。「マスター、正直に感想を」そう言うとエリカは大きなコンクリートの塊に崩拳を打ち込む。打ち込んだ箇所から全体にひびが入り崩れ落ちる。「どう?マスター?」「これは驚いた。崩拳をものにしたようじゃな」「マスターありがとうございます」「エリカ、お主には基本を全て教えた。後は己しだいじゃ。並みの鍛錬ではここまで早く習得する事などとても出来なかっただろう」「マスター・・・」「お主が弟子で良かった・・・出会えて良かった」劉は優しく微笑みエリカの頭に手を乗せる。「それじゃエリカまたな。明日の見送りはしなくて良いからな」「はい、これまで以上に鍛錬に励みます。マスターどうかお元気で・・・」右手を上げそのまま振り返ることなく劉は去っていった。エリカの家でアンナはエレナの相手をしていた。「でさぁ~ジョーの奴モヒカンになって泣きそうになってやんの!」「アンナちゃんいじめっ子なの?」「ちがうちがう!似合いそうだからやったんだよ、それまでは伸ばしたり短くしたりでうっとうしい事してたからね!スパッとクールに決めてやったのさ!」「ふぅ~ん・・・」「どしたんだい?」「ふしぎなの。ママ姉と全然違う事言うから・・・ママ姉ならきっとそんなことしないよ?」「だろーね~!もしエレナが街の誰かを勝手にモヒカンにしたらエリカの奴怒るだろうな~」「やっぱり」「似合ってなきゃ駄目だしな!それに愛がなきゃただの嫌がらせだ」「そっかぁ・・・」「なぁエレナ、あたいの腹にいるガキは男か女かどっちだと思う?」「ん~・・・ん~・・・なんとなくだけど男の子の予感がする!」「そうか!男かぁ!!いいねぇ~シスターズって女しかいねぇからな!」「女の子ならざんねん?」「全然!どっちでも嬉しいよ。名前はさぁもう決めてあんだよ」「え~なになに?」「男ならジョセフ、女ならカイリーだね」「ほほ~!」アンナの腹を見つめて目を見開くエレナ。「でさぁ、エリカの友達のサンドラって奴に手紙か書こうかと思うんだ。エレナは知ってるだろ?マリーってのが友達なんだろう?」「うん!マリーとは直接会ったことないけど友達!!」「ガキが生まれて歩けるようになったら一緒にPITTに行くか!」「行く行く~!!」エリカの家での宴の後、バニスター砦にすぐに戻ったローレンとガボール。難しい顔をして書類と睨み合いをしてる。その時ドアが勢い良く開けられた。「ローレンよ!明日は南地区のトレーダー達に挨拶をしにいくぞ!!」手を前に突き出しコンバットヘルメットをかぶりメタルアーマーを装着した男が叫ぶ。「司令、そんなに大きな声を出さなくても聞こえます」司令と呼ばれたこの男はジャブスコ。タロン社の司令官である。「地雷やグレネードで耳を悪くしたゴロツキどもを相手にしてる癖だな!許せ!!」「明日の予定はビッグタウン周辺のキャンプ視察と武器商人との交渉では?」「昨日俺様の元に連絡があったのだ!元アウトキャストの男からな!」「信用できるのですか?」「OD軍の残党を狩って回ってる連中だ。武器商人とは言ってるがちょっとした武装勢力だな。それに奴らにはファンが多くいてな、どこかに消えちまったテンペニーの旦那やバークのボス、リトルホーンのジジイよりも金持ちなんだ」「・・・脅威とはなりえませんか?」「それはないだろうな。今のタロンは以前とは違う、まともな客を相手にしてる。BOSも俺様たちには一目置いているんだ。馬鹿な真似はすまい」「では・・・」「純粋に人手が欲しいのだろう。BOSは民間人には絶対に雇えねぇからなぁ」「解かりました。明日のその武器商人らに会いに行きましょう」「お前がくれば交渉は楽になる!俺様はお前のような娘を持って誇らしいぞ!この至高のオーバーロードの称号を譲る日も遠くないな!」「それは遠慮します」「ローレンよぉ・・・」「それはさておき司令、この書類の事なのですが・・・」「・・・・・・」「司令、切り替えてください」「そういえば・・・ガボールはどうした?」「あ・・・あの男は西の山岳地帯のマップデータ収集に行かせましたしばらく帰ってきません」「そうか!・・・俺様は心配しているのだローレン!お前にふさわしい男は俺様がつれて来てやるからな!あんな男に惚れるんじゃないぞ!?」「・・・・・・はぁ」復興したグレイディッチにしばらく滞在する事にしたシスターズ。ルナは金属を自在に操れる能力を生かし修理屋を始め。ローズ・ローザは植物を操れる能力を生かし農園を始め。リアは透視と視界ジャックを生かしスカベンジャーを始め。メロディは音を自在に操れる能力を生かし歌手を始めた。4人は3日以上家を開けないように約束を交わした。小さなレンガで造られた家を改修して住む事にした。「メロディは?」「さっき酒場でみましたよぉ~?」「無駄使いの予感・・・」「ただいま~」酔っ払いのメロディが帰ってくる。「メロディ、昨日から飲みすぎですよ!」「また怒られてるぅ~」「酒臭い・・・」入ってくるなりソファに寝転がるメロディ。「だってローレンに負けたから・・・」「ええ~・・・元々あの二人お似合いじゃ・・・」「ロロはぁ~一夫多妻、賛成なのです!」「潔く諦めるべき・・・」フェンディはBOSの要塞に戻るとすぐにリバティプライムの修復にかかっていた。「エリカさん達も忙しくなった事ですしプライムのパーツ集めは他の人にやってもらわないとだめですね・・・でもイニシエイトさんやナイトさんでは不安です・・・」「フェンディ・・・聞こえてるわよ」パワーアーマー兵が不機嫌そうに言う。エルダーの娘、サラだ。「あ・・・今のはなかったことにしてください」「いいわよ、そのかわりとびっきりおいしい水割りをおごってね!」キャイタル・ウェイストランドではいつの日からかある物語が語られるようになった。どんな逆境にも屈しない…一つのことに本気で向かっていく…絶対に揺るがない信念を持っている…弱きを守り強きを挫く…仲間のために必死で奔走する…そんな少女の物語。Vault101を飛び出した一人の旅人がいた。荒れた大地と荒んだ心が支配している不毛の地で、多くの人々が悪に屈し、旅人もその一人となった。支配、欲望、殺戮。ウェイストランドに満ちる、その汚れた心が、旅人を導いた。Vault101の旅人はウェイストランドを恐怖と混乱に陥れた。立ち向かうものは全て殺された。多くの人々を苦しめた旅人の旅はついに、純粋な心を持つ少女によって終わりを迎える。勇気、愛、仲間、そして家族・・・その気高い心が少女を導き、旅人を打ち砕いた。邪悪な旅人を倒した彼女は抜群に機敏で、逞しく、そして優しかった。彼女の殴打の嵐は何者をも砕き、必要とあらばデスクローですら、撃破したのだった。ウェイストランド中の人々を助けて回った彼女はヒーローになった。物語の名は「鉄拳のエリカ」255話終 完
Sep 8, 2011
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これで生き残ったシスターズの紹介は終わりです^^メロディは作中の活躍で紹介済みなので省きます。
Sep 8, 2011
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鉄拳のエリカ:プンガフルーツはエリカも気に入ったらしい。爆裂のアンナ:ビッグタウンを復興させて暮らしている。猛毒のローレン:プンガフルーツの栽培法が気になる。第254話【ファミリー】ウェイストランドに戻ってきたエリカ達。ニューメガトンに集まっていた。エリカは人々にキリエを紹介、しばらく滞在する事を伝える。「仮面はまたつけるの?」「ええ、長い間こうしてきたからこの方が落ち着く」キリエは警備とキャラバンの護衛をする事となった。「タロンに欲しい戦力だが無理強いは出来ないしな」「まぁ~気が変わったら尋ねてきてよキリエさん」ローレンとガボールは少し残念そうにしている。「エリカさ~ん!」フェンディが走ってくる。「お客さんが着てますよ?なんでもメロディさんの家族とか・・・」「シスターズ・・・」エリカがゲートに向かうと三つ編みの女性、茶髪パーマの女性、メガネでおかっぱの女性が立っていた。全員がエリカと同じ顔で同じ位置にホクロがある。「お久しぶりです・・・エリカさん、私はルナです」笑顔で手をさしだす三つ編みの女性ルナ。エリカはその手をしっかりと握る。「ローズ・ローザですぅ!いいにくかったらロロ(RR)でいいですよぉ」茶髪パーマの女性が満面の笑みで自己紹介をする。「あ、どうもリアです」メガネでおかっぱの女性はリア。一瞬だけ目を合わせて直ぐに周囲に目を向ける。「わたしはエリカ・・・みんな久しぶり」「あの事件の心の傷もいくぶんか癒えたのでこうして姿を現しました。もう一人メロディという子が居るのですが数日前に飛び出したっきりで・・・」「メロディなら今ここにいるけど?」「え・・・あの子ったら!メロディは迷惑をかけてませんでしょうか?」「大丈夫むしろ感謝している。メロディが居たおかげでポイントルックアウトでは助かった」「そうなんですか!あの子ポイントルックアウトになんて行ったのですね・・・」「メロディの居るところに連れて行くから着いてきて・・・」エリカは三人を酒場に連れて行く。ラジオの曲にあわせビールを片手に歌っているメロディ。「ずいぶんご機嫌ねメロディ」後ろからメロディの肩に手を置くルナ。「そりゃそうよー!・・・・・・・・・・あ、ルナ」ルナの顔を見て一瞬で素に戻るメロディ。「あ、ルナじゃない!ちょっと出てくるとかいって何日帰ってきてないと思ってるの?」「え~・・・まだちょっとの範囲じゃない?怒らないでよ」「あはははは!またルナに怒られてるぅ~」「・・・バカね」RRとリアはそういいながらメロディの椅子の周りにつく。「みんなそろってどうしたのよ?」「エリカさんの顔を見に来たのよ。ついでにメロディを探しにね」「え~ついでなの?私が居なくなって寂しくて泣いて耐えられなくなったとか?」「泣いてないわよ!」「RRはぁ~メロディが早く帰ってきますようにってお祈りしてたよぉ」「ま、無事で良かったわ」周囲の人間は騒ぐのを止めエリカたちを眺めていた。同じ顔同じ声の人間が言い合っている様子は酔っている人間にも注目させるほどのものである事が解かる。「わたしの家に来て、ここは店に迷惑がかかる」「え~・・・このビール今頼んだばっかりなのに・・・」「いいから!早くきなさいよメロディ!」「あははっ」「・・・はぁ~」エリカの家は廃材とコンクリートのブロックを積んで作られた二階建ての小さな建物だ。「あれは・・・」エリカの家の前にパワーアーマーを着た男性とピンクの髪の女性がいる。「よぉエリカ!!おおお!?シスターズか?ひさしぶりじゃんかよ~」「おお~皆元気そうだね~」「アンナ、ジョー!アンナ、大丈夫なの?」エリカはピンクの髪のアンナを見て言う。「大丈夫だって!変に気使われて動くなだのなんだの言われてて退屈で仕方がねぇんだよ」アンナの腹部は膨らんでいた。「順調そうね」「順調順調~ビッグタウンの方も人が増えて大分変わったよ」「ローレン達も来てるから中に入って」「そうか!あれ、ひょっとしてシスターズ集合ってあれ以来初めてか?」エリカはシスターズにアンナ、ジョー達を中に入れる。居間では通信機のヘッドセットをしたローレンが難しい顔をしていた。「指令には困ったものだ・・・ああ、エリカお帰り。アンナとジョーか久しぶりだな!!赤ん坊の経過は順調のようだな」「ローレンも元気そうだな!」「ん?そっちにいるのはシスターズか、久しぶりだな」居間のソファにエリカ、アンナ、ローレン、ガボール、ジョー、メロディ、ルナ、RR、リアが座る。エリカの家が一気ににぎやかになる。「キリエとエレナとフェンディも呼んで来る」エリカは三人を呼びに行く。「ん?キリエって誰だ?」「そうか、アンナ達は知らないのだなポイントルックアウトでだな・・・」ローレンとガボール、メロディは皆にポイントルックアウトでの出来事は話す。「第一世代・・・それにポイントルックアウトってそんなに危険な場所だったのですね」「ね?ちゃんと役に立ってたんだよルナ。頭脳派としてね!」「それ自称でしょ!?メロディよりリアの方が頭脳派だと思うけど」「あはは、メロディ面白い!」「悪知恵が働くという点では私はメロディに負けるかもね」「ひどいな皆・・・大声出して泣いちゃうかもよ?」メロディがいたずらっぽくそう言う。3人はハイハイといった感じでたしなめる。「おもしれぇ~あたいも行けたらいったんだけどなぁ・・・そういえばローレンはどうなんだ?」「ん?何がだアンナ?」「ガキだよ、作んないのか?」アンナの質問に固まるローレン。「な~に固まってんだよ?」「あ~アンナちゃん、あのねぇ・・・」ガボールが割って入る。「なんだよ?やってんだろ?その内できんだろうが?・・・まぁあたいも中々出来なかったけどさ・・・ほらビッグタウンに根っこ下ろして落ち着いただろ?そしたら今まで以上にやるようになってさ!な~ジョー?」「そ、そうだね~」「それともあれか?相性が良くないのか?ローレンはまぐろっぽいもんな!」「っ!!!」小刻みに震えてうつむいていたローレンが勢いよく立ち上がる。「してないぞ!勝手な想像をするなアンナ!!」「へ・・・?」「だから・・・わたしはガボールとそういう関係になってないと言ってるんだ!!」「はぁあああ??3年もこのままなのか!?信じられねぇ~・・・ってことはまだ処女か」「ううううるさい!!もうその話題はやめろ!!さもなくばここにラッドローチの大群を呼び寄せるぞ!」「わかったわかった!怒るなって・・・イイから座れよローレン」「まったく・・・」ソファに腰を下ろすローレン。ジョーとがボールはお互いの苦労を目で合図していた。「なになに~?じゃあガボール私とする?」酔っ払ったメロディがガボールに寄りかかる。「あ・・・えっとメロちゃんそれは・・・」苦笑いをするガボール。「メロディ貴様!まだそんな事を言ってるのか!!」「いいじゃん、恋愛は自由でしょ?それにこの前ローレンは『上司と部下なだけ』だっていってたじゃない、だから何の問題も無いでしょ?」「お!何々?ローレンのライバル??」茶化すアンナ。「う、うるさい!アンナもメロディも黙れ!!」「黙れって言われてもね~止められないっていうか・・・」不敵に微笑んで後ろからガボールに抱きつくメロディ。「あ~あ・・・ローレン、このままじゃガボール取られちまうぞ?」「くぅううううう・・・・」「目の前でキスでもしてやれよ、そうすりゃ黙らさせられるんじゃね?」「ななな何を!?」顔を真っ赤にするローレン。「しないの?じゃあ私がしちゃおっかな~?」メロディがガボールに顔を近づける。「やめろぉ!」「じゃあ先にやれよローレン!」「え!?」「ほれ、キース!キース!キース!」アンナの発言にシスターズ全員の視線が集まる。「キスですかぁ!?」「・・・ほほう」「え?ローレンさんがキスするのですか!」「ローレンがしなきゃ私がするよ?いいよね?」シスターズに見つめられてますます赤くなるローレン。「ちょ、ちょっと待て!なにかおかしいぞ、何でこんな事になった!?」「おかしくないって、ほらキース!キース!」「キース!キース!」「キース!キース!」「きーす!きーす!」キスコールが始まる。「い、いやできない!こんな風にしてするものじゃないだろ!誰か止めろ!!ガボール、何とかしろ、これは上司命令だ!」「ローレンちゃん・・・覚悟を決めるしかなさそうだぜ」ローレンの目を真っ直ぐ見つめて肩に手を回すガボール。「ちょ、ちょっとまだ心の準備が!!」「・・・・・・」「・・・!?」二人の顔が近づく。「おお!?やった!!」「やったやった!!」「ヒューヒューですぅ」「・・・やった」「あああ凄いもの見ました・・・」「あ~ぁ・・・」二人の唇が重なる。それと同時にエリカがキリエとエレナ、フェンディを連れて戻ってきた。254話終 次回へ
Sep 7, 2011
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鉄拳のエリカ:能力を自在に操れるようになった。完成のエレナ:船の中でおとなしくしているようだが・・・第253話【ソニックエミッター】あのバリアーは厄介・・・どうにかしなくては。金属棒の攻撃は大した事無い、簡単に見切れる。でもこのままでは倒せない。「ふっ!」攻撃を振り切った所に左拳を突き出す。「グハハー!効かねぇ効かねぇ!!」一瞬でバリアーが発生しわたしの拳は弾かれた。こんなときマスターならどうするか・・・・・・・・・「はっ!!」わたしは金属棒の攻撃を受け流しそのまま投げ飛ばす。「それがどうした?何度地面に叩きつけようともオレの体は傷一つつかん!」「・・・・・・」そうだろうか?それならば10回でも100回でも叩きつけるまで。「グハハー!!」金属棒を捨てる男、背中から銃を取り出す。「ちょろちょろウザイやつめ!これでふっ飛ばしてやろう」「・・・」ハンドガンで攻撃してくる。幸い射撃の腕は悪く銃口から軌道を読めば簡単に防げる。フェンディのくれたガントレットはミニガンの掃射にも耐えれるのだから。「クソッ!!何だお前は!!」「・・・」銃を構える右手に蹴りを叩き込んで男の指を破壊する。「ギャアアアアアア・・・!!」足りない、この程度のダメージではこの男は倒せない。キリエなら今ので終わってたかもしれない・・・「このボケがああ!!こうなったら出力全開だ!!」バリアーが大きくなる。男の上半身を包み込む。「バリアーを武器にして叩き潰してやるわ!!」男が突進してくる。わたしはそれを寸前で回避する。「無駄、あなたの攻撃はわたしには通じない」「アア!?お前の攻撃もオレには効かねぇんだよ!!」攻撃を繰り返す男、回避するわたし、こう着状態が続く。「ママ姉ー!!」船からエレナが叫んでいる。「エレナ駄目!中に入ってて!!」「隙ありだぜぇぇぇぇ!!」「無駄」コートを掠めるも男の攻撃は当たらない。「だめえええええええ!!」エレナが叫ぶ。今まで発した事がないほど大きな声。「うるせえガキめ!!」「エレナ下がって!!」エレナが船から降りる、どうしてわたしの言うことを聞いてくれないのか。「うううううう~・・・・」「このチビガキ!いい度胸じゃねぇか!!」エレナの方を向く男。「エレナに手を出させない!!」右崩拳を打ち込むもバリアーで防がれる。男は地面を少し滑っただけ。「うううううう」エレナが近づいてくる。目の赤が増しているような気がする。「ママ姉を・・・・いじめるなぁああああああああああああああああ!!」「!?」エレナがもの凄い声を発する。これは・・・「あああああああああああああああああ!!」エレナから発する音が空気を歪める。音の波動が男に襲い掛かる。「これはメロディの・・・!?」「ああああああああああああ!!」バリアーで防ぐ男。・・・様子がおかしい、徐々にバリアーが薄くなってる気がする。「ば、バカな!!絶対防御のはずだ!!クソ・・・ヒビが!!」男の装着していた左腕の装置から煙が出る。「ああああああああああああ・・・」「うおおおおおお」装置が爆発しバリアーが消滅する。「何故だ!!何故壊れた!?チビガキにそんな力が!?」「はぁはぁ・・・ママ・・・姉・・・」「エレナありがとう。助かった、だからここからはわたしに任せて」「はぁはぁ・・・うん」わたしは男の前に立つ。「ここで引くかどうか選んで」「なぁにぃ!?生意気な!!バリアーが無くてもオレはスワンプフォーク最強の男だぞ!」「そう」「ウオラァァァ!!」左腕を振りかざし襲い掛かってくる。「劈拳」右手で攻撃を払いのけながら左掌を上から男の顔面に叩き込む。「ガァッ」「鑚拳」左腕の上をこするように右腕を突き出して男の喉を打つ。「ゴッ・・・」「炮拳」右腕を頭の上に持っていき一歩踏み込んで左拳を顎に叩き込む。「アガッ」「崩拳」右拳を男の腹部に打ち込む。「コノ・・・」「擒拿心痺掌打(パラライズパーム)」左掌を男の胸に打つ。男の全身が弛緩し崩れ落ちていく。わたしは倒れる前に踏み込み能力を全開にする。「崩拳」右拳が男の腹部にめり込む。その瞬間男の背中で破裂音がする。「終わった・・・」「わぁい!ママ姉凄い!!」「さぁ船に」「うん!」船の中でキリエは横になっていた。フェンディが手当てをしている。「もう大丈夫ですよキリエさん」「申し訳ない・・・私の為に」「いいんですよ!あ、エリカさん怪我は無いですか?」「大丈夫、キリエも無事でよかった、フェンディありがとう」「どういたしまして~・・・それにしてもキリエさんには驚かされました。銛が内臓に突き刺さってたと思って調べたんですが・・・機械の内臓で止まってて結局出血を止めて縫っただけです」「傷ついてなかった?」「ええ、銛の先が曲がってたくらいです。こんな凄い技術始めてみました・・・リバティプライムの装甲並に頑丈かも」「突き刺さっても良かったのにな・・・」「キリエ・・・」「そんな顔をするな、自殺願望があるわけじゃない。・・・・・・エリカ、私はしばらくメガトンで過ごしたら西に行ってみようと思う」「西に?」「私の姉妹達が生きていれば会えるかもしれない」「そう・・・」「そして必ずまたメガトンに戻って来る」「解かった」「ぜったいぜったいだよ!キリエちゃん!!」エレナが叫ぶ。「ワンワン!」「レンツもそういってるよキリエちゃん!」「ああ、約束しよう」253話終 次回へ
Sep 4, 2011
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