PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」 (1968・ジョージ・A・ロメロ) この中で、多分見たことがあると記憶にあるのは 「カリガリ博士」 と 「ポゼッション」 の2本だけです。
「カリガリ博士」 (1920・ロベルト・ヴィーネ)
「アメリカン・サイコ」 (2000・メアリー・ハロン)
「ヘレディタリー・継承」 (2018・アリ・アスター)
「ポゼッション」 (1981・アンジェイ・ズラフスキー)
「テナント・恐怖を借りた男」 (1976・ロマン・ポランスキー)
「血を吸うカメラ」 (1960・マイケル・パウエル)
「たたり」 (1963・ロバート・ワイズ)
「狩人の夜」 (1955・チャールズ・ロートン)
「狩人の夜」 チャールズ・ロートン 唯一の監督作です。 「狩人の夜」 が興行的に失敗した後は監督作がなく、彼は公開から7年後の1962年に亡くなりました。 とまあ、こんな感じなのです。この後も1955年につくられたこの映画に対しての 「引用の系譜」 というべき記述が、現代映画を例に挙げてつづくのですが、結果的にこの映画の 「よさ」 を語りつくしているわけです。
その後、 「狩人の夜」 はテレビで放映されて、その不思議な感覚に多くの人が衝撃を受けました。その中には デヴィッド・リンチ、ブライアン・デパルマ、マーティン・スコセッシ、コーエン兄弟、スパイク・リー など錚々たる巨匠たちがいます。彼らは 「狩人の夜」 に影響を受けた作品をとっています。
例えば、 「狩人の夜」 で、未亡人を狙って殺すニセ牧師のハリーは、いつも「主の御手に頼る日は」という讃美歌をハミングします。 コーエン兄弟 の 「レディ・キラーズ」(2004年) で、老婦人を殺そうとする男(トム・ハンクス)は同じ賛美歌を歌うんです。それにコーエン兄弟の傑作西部劇 「トゥルー・グリット」(2011年) では、この讃美歌が物語のテーマとして使われます。
週刊 読書案内 町山智浩「今のアメリカ… 2025.03.30 コメント(1)
週刊 読書案内 上野昂志「黄昏映画館」… 2025.01.26 コメント(1)
週刊 読書案内 パブロ・ネルーダ「ネル… 2024.11.26