ヴァンサン・ジラルダン
2001年、ムルソー出身ムルソー育ちの【エリック・ジェルマン氏】がジラルダンの醸造チームに加わります。ヴァンサンはエリックとともに、試行錯誤を続けながら、さらに品質を向上させ、理想のワイン造りを実現させていきました。しかし、2012年、ヴァンサンの健康上の理由から、醸造や運営方法を変えないことを条件に、ジャン・ピエール・ニエ氏が代表を務める【コンパニエ・ド・ヴァン・ドートルフォワ社に会社を売却しました。しかし、会社の組織、スタッフ14名はすべて以前と変わりなく継続され、10年間ヴァンサン氏の右腕として働いてきたエリック・ジェルマン氏がヴァンサンの跡を継ぎ。これまで通りの優れた品質のワインを造り出しています。彼らのワイン造りの哲学は「畑にはなるべく手を加え、醸造はできるだけ自然に」というもの。エリック氏は素晴らしいワインを造る秘訣は、畑を十分に管理することだと言います。ブドウをうまく育て、収穫した後は何も手を加えなくてもよい状態にすることが重要だと考えています。
10年ほど前からジラルダンは、以前の力強いスタイルから、生き生きとした果実味に溢れた、より繊細でピュア、エレガントなスタイルを目指すようになりました。素材である葡萄そのものを大切にし、醸造には人工的なものを加えたくないと考え、発酵にはブドウの果皮についている天然酵母を使っています。また、テロワールを尊重し、ブドウ本来のピュアさや、品質の良さやを活かすために、新樽の比率を減らしています。エリック氏は「今後は現在のスタイルを保ちながら、さらに熟成できる深みを持ったワイン造りを目指したい。」と語っています。
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