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アスベストとは石綿のことで、その昔、理科の実験でアルコールランプでビーカーを加熱する時などに使った金網の丸い白い部分が、正にその石綿なのだが、今は使われていないらしい。このアスベストが問題になったのは、家屋の断熱材として使用されていたものが、解体時に飛散して作業員が吸い込み、それが原因で肺炎などになることがわかったからで、現在は使用量が制限されて、ほとんど使われていないのが現状のようだ。実際に、保健所でも健康被害を引き起こす公害として対応しており、アスベスト含有断熱材を使用した建築物を解体する業者には、防塵マスクを完備するなどを定めた特別な許可が必要となる。しかし、最近では、そうした古い建物や、アスベストが使用される製品自体も少なくなっているので、ここで、こんな問題が起きるとは思ってもいなかったので本当に驚いた。
2021.01.31
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「バイオビートオキシメータ」とか「パルスオキシメーター」というのをご存じだろうか。なんでも、血中酸素濃度とかを測定できるらしい。妹が昨年、送ってくれていたのだが、使っていなかった。しかし、コロナ禍で、在宅療養の患者が、この機器を使えずに、亡くなられたとかいうのを知って、おっとり型名で使ってみた。はっきり言って、在宅で計る簡易血圧計ぐらいにしか思っていたのだが、計測方法があまりにも簡単なので、なんだか、どうも信用できない。それでも、測定結果が「99」とか「98」なのだから、これは大丈夫なのだと思うのだが、これが、「90」以下とかになったら、どうなるのか、そこんところが、よくわからない。まぁ、精神衛生上は、安心できるので、いいのかもしれないが、なんだかよくわからない。まぁ、4月からは、今より他人との接触がなくなるので、ちょっと、使っていきたい。
2021.01.30
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秋田県の新型コロナウイルス感染者数は、全国でも鳥取県、島根県に次ぎ下から3番目と少ない。これは、ありがたいことなのではあるが、人口が少なく、他県との交流が少ないという結果ではないかとも思ってしまう。秋田県では、感染警戒レベルが2から3に上がり、実のところ、二つの市立病院でクラスターが発生していて、よく、この程度で収まっているなぁと、保健所や医療関係者の尽力に感謝しているところである。今のところ、飲食店や、その他の公共施設などにも制限はかかっていないのだが、実際の客足については、かなりの落ち込みがみられるようだ。私の職場だった食鳥処理場が、コロナの影響で処理羽数が激減し、結果、3月から食鳥検査の仕事がなくなったように、飲食がらみの失業者は、これから増えるのかもしれない。コロナで仕事を失ったのだから、何か、手当てがもらえないものかとか、虫のいいことを考えたりしてしまう。
2021.01.29
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このテーマの最後に、私と「比内地鶏」との、ちょっと不思議な関係について書いておきたい。私の父は、比内地鶏の本場、旧比内町独鈷の生まれ育ちで、満州の大学を出て、北海道の炭鉱に就職し、隣町の鷹巣から母を嫁にもらい、昭和30年に生まれたのが私だ。夕張で高校まで過ごし、小学生の頃には、夏休みに独鈷の父の実家に来て、祖母が作ってくれた、今思えば「比内地鶏の真夏のきりたんぽ」をごちそうになっていた。昭和54年、公衆衛生の獣医として秋田県に勤務したのだが、その頃は、食品衛生が何たるかも、比内地鶏がどういうもので旨いかどーかも、何もわからなかった。脳梗塞で不自由になった父と母を秋田に呼び寄せ、その父が、「比内地鶏で、ひと山当てたい」みたいなことを言っていたのには、ちょっと驚いた。今はとっくに無い父の実家の近くを通って「食鳥検査現場」に通うことになり、この3月で「食鳥検査」の終わりを見届けることになった。まさか、ここまで比内地鶏と付き合うとは思ってもみなかったのだが、これは私にとって、幸せな仕事終わりだったのかもしれない。比内地鶏の今後の繁栄を祈念してこのテーマを終わりにしたい。
2021.01.28
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5年間勤め上げた食鳥検査員だったが、自分の体調が悪くて休んだことは一度もなく、有給以外、ある意味皆勤賞だったことは自慢で、我ながら丈夫なジジイだと思う。悔いはないのだが、なにしろ「食鳥検査員」という職種が、秋田県には無くなってしまうのだ。この食鳥検査体制を、検査のノウハウなんかを、現役の後輩たちに引き継ぐことさえ、出来ないことは痛恨の極みだ。5年間、早朝6時に家を出て、片道50キロを通い、新車のN BOX2台を、どちらも1日100キロ、15万キロ以上走らせて、廃車にしてしまった。昼食の、なじみのローテーションラーメン店や、2件のサウナ檀家の皆様にも、お別れのあいさつをしなければならなくなった。「県内最初の食鳥検査員」を気取っていた私は、図らずも、望みもしない「県内最後の食鳥検査員」となってしまったのだった。
2021.01.27
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3月いっぱいで、食鳥検査は終了し、私も43年の公務員生活に別れを告げる。A処理場は、10数年ぶりに認定小規模処理場に戻ることになる。食鳥検査員の詰所だったプレハブから、ロッカーや冷蔵庫などの備品は検査所に運びもどされることになるのだろうが、私の知ったことではない。現在10人のベトナムの娘たちは、本来なら昨年11月に、3年目の3人が帰国し、新たな3人と入れ替わる予定だったが、コロナ禍で、見通しが立っていない。まさか、3年目の3人より、早く退職するとは思ってもみなかった。さて、今後、秋田県に、年間30万羽以上の大規模食鳥処理場が出来、「食鳥検査体制」が復活する日はくるのだろうか。実は、県内第2位の処理羽数のB処理場が、私の住む北秋田市にある。平成の初めごろには、A処理場と合併という動きもあったのだが、折り合いがつかず断念した。やはり、B処理場も苦しく、昨年に農協から飼料会社に経営が移った。たとえ、コロナが収束して経済が復興しようとも、大規模処理場の復活は難しいのが実情だ。
2021.01.26
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認定小規模処理場だったA処理場が、比内地鶏ブームで処理羽数が30万羽を越えることが確実となり、急遽対応し作られた秋田県の食鳥検査体制は、平成20年度から、令和2年度までの13年間続いたのだが、コロナ禍の影響で需要が激減し、今年度で終了することになった。食鳥処理法では、食鳥検査は処理羽数30万羽以上の大規模処理場に義務付けられており、A処理場は、ついに、この30万羽に届くことなく、認定小規模に戻ることになったのだが、県で初の食鳥検査の対象施設となり、それを13年間維持していたことは、高く評価できる。また、秋田県としても、名産品の比内地鶏の安全性を国内外にアピールできたことや、県の獣医師職員に食鳥検査を経験させられたことについては、ある程度意義があったのではないだろうか。奇しくも、秋田県の食鳥検査の「最初」と「最後」に携わってしまった私にとっては、公務員を退職するということや、収入がなくなるということよりも、大きな人生の節目の出来事となった。
2021.01.25
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昨年4月に発出された最初の緊急事態宣言で、A社の最も大きな取引先である、首都圏の飲食店が休業を余儀なくされ、その結果、処理羽数は激減した。4月から12月までの3四半期を終えて、13万羽ほどで、本来なら、かなり多いはずの1月も本来の半分ほどで、残る第4四半期も増加の見通しは立たず、R2年度の処理羽数が、20万羽を下回ることが確実で、それどころか15万羽に届くのかも不安な状況となっている。1月の現状は、注文に追いつけないほど処理端数は少ないのだが、売れ残りを恐れて雛の搬入を減らしていたのを、今更増やすことができるはずもない。在庫を恐れ、雛の搬入をためらい、その結果、需要に追い付かないという悪循環に陥っているのだ。さらに、2回目の緊急事態宣言で、再び飲食店が時短を強いられているのだから、この先の見通しも立たず、雛の搬入を増やす判断はつかない。A処理場にしてみれば、法で決められている30万羽に届かないのに、食鳥検査を10年以上受け続けていたことになり、食鳥検査を受け続けるる限界に来ていたのかもしれない。
2021.01.24
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平成22年に206,096羽と、底を打った処理羽数だったが、平成26年には259,329羽までに持ち直した。しかし、翌27年には、比内地鶏を扱っていた全国展開の大手チェーン店が一斉に撤退してしまい、大量の在庫を抱えることになった。A社は、新たな出荷先の開拓を余儀なくされ、自ら飲食店経営に進出し、直営店を増やすなどして、在庫を減らし、なんとか苦しい時期を乗り越えたのだった。平成29年の218,019羽から30年には232,277羽、令和1年には232,995羽と、なんとか回復に転じ、さらなる上昇を目指していた令和2年、コロナ禍で緊急事態宣言が発出されたのだった。全国の飲食店が営業を停止し、もちろん首都圏の高級居酒屋も休業してしまい、その結果、みるみる在庫が増えてしまった。この事態に、秋田県などから救済措置として、学校給食の食材としての提供、コンビニ、スーパーでの比内地鶏使用弁当などの販売、ローストチキンの格安提供など、様々な対策がとられ、とりあえず、当面の在庫は解消することができた。
2021.01.23
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平成19年に294,399羽とピークだったA処理場の比内地鶏処理羽数は、「比内地鶏偽装事件」を機に減少し、20~25万羽で推移した。今になって、考えてみると、この事件だけが、処理羽数の原因ではなかったと思う。結論から言うと、「比内地鶏ブーム」は、平成19年が、そのピークで、いわゆる「バブル景気」のはじける直前にブームが始まり、「バブル崩壊」と同時に、あっという間にしぼんでしまったというのが真相ではないか。前にも書いたが、比内地鶏の消費は、県内よりも首都圏などの大都市が主で、平成19年のブームの時に、居酒屋チェーン店が飛びつき、大量に発注したものの、バブル崩壊の余韻で、じわじわと撤退してしまい、予定どおりの消費に届かなかくなり、在庫が貯まったのだと、私は思っている。経済については、わからないのだが、売れると見込んだ羽数の雛を導入し、それを6か月弱肥育し、出荷するという、ある種、ギャンブル的な難しさがある。
2021.01.22
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食肉加工販売会社「比内鶏」は、昭和の時代から食肉製品の「鶏くんせい」を製造していた。その「鶏くんせい」の原材料が、産卵鶏の廃鶏であることは、私たち食品衛生監視員も知っていた。なにしろ社名が「比内鶏」なのだから、「比内地鶏のくんせい」という製品名にも違和感はなく、くどいようだが、食品衛生法上の違反ではないので、不正競争防止法違法だということには、いきつかなかった。そもそも、焼き鳥でも旨味が強い「比内地鶏」を、わざわざ食肉製品の「くんせい」に加工する必要はないというのも念頭にあった。たしかに、この「比内地鶏偽装事件」が、「比内地鶏ブーム」に水を差したというのはあったのだが、これだけが、比内地鶏の処理羽数が落ち込む原因だとは考えにくいと思う。それについては、次で書きたいが、実際に、処理羽数はH20の294,399羽から、H21 286,683羽、H22 206,096羽と減り続け、20万羽前後で推移し、R2年まで、ついに300,000羽に届くことはなかった。
2021.01.21
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1月の唯一の落語会というか演芸公演だった、NHKラジオの公開録音番組「真打競演」が中止になった。職場のある鹿角市のコモッセで、1月30日の開催予定だったが、往復はがきで申し込んだのに、なかなか返事がこないなぁと思っていたら、案の定、コロナ禍のため中止になった。まぁ、これは入場無料でもあり、致し方ないのだが、2月には二つ、3月には三つの落語会があり、すでに前売り券を購入しているので、どうにも心配だ。特に不安なのが、2月26日に岩手の安比で開催される予定の「第37回安比スキー寄席」である。人間国宝柳家小三治師匠とその一門が、岩手で聴けるという夢のような恒例企画である。思えば、昨年の第36回が、コロナ禍以前の最後の落語会で、よくぞ、やってくれたと大喜びだったのだが、その後は緊急事態宣言もあって、ほとんどの落語会が中止になった。なんとか、今年もやってほしいのだが、なんせ、小三治師匠はご高齢なので、そこも心配なのだが。
2021.01.20
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昨年は暖冬で、ここ数年も、さほどの大雪はなかったのだが、今朝の通勤では、久々に命の危険を感じた。片道40キロで、3度ほど、視界がまったくなくなるホワイトアウトになった。まだ暗い早朝なので、走っているクルマも少なく、事故にはつながらなかったが、本当に命がけの通勤である。吹雪によるホワイトアウトの場合、暗い方が、ヘッドライトやテールライトで判断できるので、昼間よりは幾分いい。除雪車を追い抜いて走らなければならないのだが、視界がきかないからと停車するのも、かえって危険で、ちょっと、書いて説明できないような、緊張した運転が強いられる。13年近く、この道を走ってきたが、3年に一度ぐらいの割合で、こんな恐怖の運転をしなければならなかった。ホワイトアウトが起こりやすい道や場所はあるのだが、やはり、そこはタイミングであり、たった数秒の差で事故にあったり、避けられたリする。今日のホワイトアウトが、最後の通勤ホワイトアウトでありますように。
2021.01.19
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平成20年(2008)4月、秋田県初の食鳥検査は始まり、順調に処理羽数を伸ばし、年間30万羽を越えるのは確実と思われたが、ここで、とんでもない不祥事が起きた。いわゆる「比内地鶏偽装事件」が発覚したのだ。大館市の鶏肉加工販売会社「比内鶏」が、製造販売していた食肉製品「比内地鶏くんせい」が、実際には、採卵鶏の「廃鶏」を使用して製造したとして、詐欺と不正競争防止法違反(虚偽表示)で摘発され、後に社長は実刑判決を受けたのだった。食品衛生法上、食肉製品の表示では、獣畜の種類を明記しなければならないだけで、獣畜の品種や銘柄は必要がない。つまりは「鶏」という文字があれば食品衛生法上の違反ではないわけで、食品衛生監視員だった私には、法的な落ち度はなかった。しかし、この事件が、せっかくの「比内地鶏ブーム」と、ようやく始まったばかりの食鳥検査体制に水を差し、その後の低迷のきっかけの一つになったことに、深い悔やみが残っている。
2021.01.18
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平成20年(2008)4月から、秋田県の食鳥検査は開始された。A処理場は、一応、オートメーション化されているとはいえ、回転ずしのテーブルを手作りで改造した処理ステージなので、岩手県の大規模処理場には及ぶべきもなかった。しかし、一日800羽ほどの処理羽数だったので、その分、かなり細かい検査が可能だった。また、ブロイラーや他の地鶏より肥育時間が長い比内地鶏は、廃棄率もかなり低かった。これまで、当然ながら、統計上の食鳥検査羽数や検査結果が計上されていなかったのだが、初めて「比内地鶏」の食鳥検査羽数と検査結果が全国に計上されることになった。名前だけが先行していた比内地鶏だったが、食鳥検査済みのブランド地鶏として、年間30万羽を越えた暁には、検査場所を含む処理場全体のリニューアルは必至だった。平成20年度にも処理羽数30万羽を越え、名実ともに大規模処理場になるのは確実と思われたのだが、そこには思いもよらぬ現実がまっていた。
2021.01.17
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とりあえず、きわめて泥縄ではあったが、秋田県の食鳥検査体制の準備が出来た。人員的には、10年ほど前に退職したOBをメインの専任検査員として、非常勤で雇用することにした。勤務時間は、日曜と水曜が休みの週5日、7:00から12:30までの5.5時間とした。水曜日など、専任検査員のいない時を、検査所職員が埋めるかたちで、「とちく検査員」が「食鳥検査員」となった。5年前の退職後、この仕事を始めた時に、誰が、こんな中途半端な勤務時間を決めたのだと、思ったのだが、なんのことはない、自分が決めたのだった。A処理場から食肉衛生検査所までは、クルマで15分以内なのをいいことに、処理場での検査設備がほとんど不備で、検査員の検査場所も実に狭く、かなり乱暴なスタートだった。処理羽数が30万羽を越えたら、改良を進めるつもりだったが、10年以上たった今でも、処理場の設備や検査員の詰所なども、ほとんど改良されることは無く、それどころか、大規模処理施設からの陥落となってしまったのである。
2021.01.16
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「食鳥検査」を研修させていただいた岩手県の大規模処理場では、搬入から出荷まで、完全にオートメーション化されていて、秋田県とは、あまりにも格差が大きかった。岩手では、早朝に搬入される鶏は、ケースに入れられ、そのケースが2階建ての家より高く積み重ねられる。ちなみに、食鳥処理が、早朝から実施されているのは、豚肉などに比べて日持ちしない鶏肉を、その日のうちに流通させるためである。素晴らしかったのは、従業員の検査能力の高さであり、食鳥処理衛生管理者は、オートメーション化された解体レーンで、どんな小さな異常も見逃さないのではと思わせた。ちょっと蛇足だが、「脂肪肝」というと、生活習慣病の症状であり、私も、そう診断されてもしようがないと思っている「豚」の場合も、脂肪肝の肝臓は廃棄なのだが、鶏の場合、「脂肪肝」は、「シロ」と呼ばれ珍重される。「フォアグラ」が、人工的に作られたアヒルの「脂肪肝」なので、比内地鶏の「シロ」は、いわば天然の「フォアグラ」ということだ。
2021.01.15
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食鳥検査は、保健所や食肉衛生検査所に勤務する公務員獣医師が行うと法で定められているのだが、岩手県では、あまりの処理羽数の多さから、県獣医師会に業務委託している。獣医師会では、退職した獣医師がこれに当たっており、したがって、あれだけの食鳥処理羽数なのに、現職の公務員獣医師が食鳥検査を実施していないというパラドックスが起きている。ちなみに、秋田県では1羽につき5円の検査料をとっていたが、羽数がケタ違いの岩手県では検査料はもっと安かったと記憶している。さて、豚や牛の「とちく検査」と「食鳥検査」の違いであるが、極端に簡単に言えば「とちく」は、1頭単位で、「食鳥」は、100羽単位で診る、というところか。食鳥では、ちょっとした出血でも、全部廃棄した方が効率が良いというのも大きな理由なのだが、単価が幾分高い比内地鶏では比較して全部廃棄率は低かったように思う。また、「とちく」は検査員自身が直接検査を行うが、「食鳥」では、従業員の中の「食鳥処理衛生管理者」の有資格者が異常を発見して食鳥検査員に報告するというインストラクター制度が主流である。
2021.01.14
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さて、秋田県に初めて大規模職長処理場が誕生することが確実となった時、私は食鳥処理場の許認可を担当する食肉衛生検査所に勤務していた。来年は確実に30万羽の処理羽数を超えるのだから、法で定められている食鳥検査を行わなければならない。まず、食鳥検査体制を構築しなければならなかったが、時間も予算もなく、はっきり言えば「泥縄」で、新年度に間に合わせるというのが精いっぱいだった。施設、設備については、A処理場内に検査員詰め所を用意させたが、急場しのぎなので、ガスと電気が使えるプレハブ小屋だった。現場の検査スペースも、狭かったがなんとか確保した。しかし、肝心の食鳥検査員については、「泥縄」では済まされるはずもなく、当時の「とちく検査員」全員が、お隣の食鳥最先端の岩手県の食鳥処理場に研修させていただき、食鳥検査を学ぶことになった。ちなみに、岩手県は、秋田県の1年間の処理羽数を1か月で超えてしまう処理場があるぐらいの、全国でも有数の食鳥県だ。
2021.01.13
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比内地鶏は、肥育期間がブロイラーより長く、天然記念物の比内鶏のF1ということで、かなり高価である。それを知っている秋田県民は、鶏ガラだけは比内地鶏にして出汁を取り、肉は若鶏にする。だから、県内での消費は季節的で頭打ち状態が続いていた。平成18年(2006)頃、それまでは、きりたんぽ鍋以外、つまり、親子丼や焼き鳥では食べることがなかった比内地鶏を、週刊スピリッツの人気連載漫画「美味しんぼ」が取り上げた。さらに、キリンビール「一番搾り」の佐藤浩市のCMが、ブームに拍車をかけた。これを機に、それまで実験的にしか行われていなかった比内地鶏の通年肥育が拡大され、その処理羽数は倍増した。特に県内最大のA処理場では、H18年182,633羽がH19年には294,399羽までになり、しかも、この羽数は食鳥処理法の30万羽規定に触れないように調整して、抑えたものだった。つまり、A処理場は、来期、大規模処理場になることが確実になったのだ。
2021.01.12
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正月からの大寒波で、北陸や秋田県の横手や湯沢では、記録破りの大雪となっている。心配して、大学や高校時代の友人らが電話をくれたのだが、実のところ、私の家は県北で、県南に比べてると雪はそれほどでもない。県南の雪は重く、とめどなく降り続くので、屋根の雪下ろしは必至であり、毎日の雪かきは、体力的にも、精神的にも、くたくたになってしまうほどハードだ。確かに久々の大雪ではあるが、クルマの立ち往生もなく、渋滞もさほどでもない。とはいえ、毎日100Kの雪道通勤や雪かきは、なんとか、早く終わってほしいと願うばかりだ。妹の住む北海道岩見沢も記録的な大雪で、雪の事故も起きている。北海道では、雪が軽く、そんなに多く降らないこともあり、屋根の雪下ろしはやらなかったし、屋根からの落雪も、よっぽど暖かくなるまではなかった。いつもの冬より、ちょっと早い寒波と大雪なので、いつもより、ちょっと早く終わってほしい。
2021.01.11
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「食鳥処理法」(正式名称「食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律」)が制定された、平成2年(1990)には、秋田県内には年間30万羽以上処理する、大規模処理場は存在しなく、認定小規模の処理場が40件ほどあるだけで、その内、年間10万羽を越える処理場は2施設だけしかなく、「比内地鶏」のネームバリューに比べて信じられないほど情けない状態だった。当時の「比内地鶏」は、3月に雛を導入し、新米、きりたんぽシーズンの秋から冬にかけて出荷するという、いわゆる季節肥育営業がほとんどで、しかも、年間500羽ぐらいの施設がほとんどだった。「食鳥検査」は、年間30万羽以上処理する、大規模処理場に限って行うことを、行政が義務付けられているため、秋田県は、「食鳥検査」のことなど頭の片隅にもなかっただろうし、私たち、公務員の公衆衛生担当獣医師も、同じで、食品衛生監視員、とちく検査員、狂犬病予防員はいても、食鳥検査員はいなかった。
2021.01.10
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「秋田県の食鳥検査」とは、また、大きく出たなと、自分でも、ちょっと恥ずかしいテーマなのだが、この仕事の最初と最後に携わった者として、その顛末を書いておきたい。まず、「食鳥検査」とは、何かというのから説明したい。「食鳥処理法」(正式名称「食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律」)は、平成2年(1990)に制定され、その目的は、食鳥(鶏、あひる、七面鳥、その他)について、と畜検査並みの検査を義務付け、安全をはかることだった。この法律では、食鳥処理業を、年間30万羽以上を処理する「大規模」と、それ以下の「認定小規模」の二つに分類し、「大規模」については、公務員である獣医師が食鳥検査を実施しなければならないと義務付け、「認定小規模」については、食鳥処理衛生管理者の資格を有する者が検査結果を報告することになっている。秋田県では、比内地鶏が有名なのにもかかわらず、実は「大規模処理場」は、その当時存在していないのだった。
2021.01.09
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私の両親はともかく、お前はどうなんだと言われれば、「鯉のぼり」も「ひな人形」も、ちゃんとしたのは買ってやっていなかった。長男に、「鯉のぼり」を買わなかったのは、お金の余裕は無かったし、借家住まいだったこともあるが、自分が、買ってもらった「鯉のぼり」が、あまりうれしくなかったことが一番大きい。ミニチュアで十分だと、今でも思っているし、息子も欲しがりはしなかった。ということで、初孫にも、「鯉のぼり」を買おうという気もおこらなかった。しかし「ひな人形」については、ちょっと違う気がする。「ひな人形」は、娘が嫁ぐ時に、母親から受け継ぐものではないだろうか。だとしたら、我が家には、妹にも、女房にも、娘にも「ひな人形」は無いので、当然、孫娘にも受け継がせる「ひな人形」は無い。もしかしたら、妹はともかく、女房も娘も欲しかったのかもしれない「ひな人形」を、今さらながら、買おうと思う。
2021.01.08
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娘から、我が家にある「ひな人形」を、孫娘に飾りたいので送ってくれとメールがあった。ウチには、本格的な「雛段飾り」はなく、男雛と女雛の簡単なのがあるだけだ。考えてみれば、我が家に「雛段飾りのひな人形」はなかった。つまり、私の妹も娘も、本格的な「ひな人形」は与えられなかったということだ。私の父は、長男の私が生まれた時に、大喜びで「鯉のぼり」を購入して、炭鉱住宅の庭に泳がせたのだが、妹には、ついに「ひな人形」を購入しなかった。炭鉱住宅で、家が狭かったというのもあるが、どうして購入しなかったのかはわからない。たまたま、電話があった妹に聴いてみると、どこまで本気かはわからないが、「買ってくれなかったのは、一生、恨む」と言っていた。そういえば、我が家のもう一人の女性である、女房も「ひな人形」には縁がなかったようだ。
2021.01.07
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とりあえず、明日、1都3県に2度目の緊急事態宣言が発出されるのだそうが、あまりにも未定が多くて、発出前から、散々な結果になるのが見えるようだ。時間はあったのだから、もう少し検討できなかったのかと、この国の無能を呪いたくなる。もっとも、千葉には娘夫婦と孫がいるのだから、他人ごとではない。しかし、不顕性感染者がこうも出て来ると、ワクチン接種しか予防策はないように思える。とりあえず、秋田県にも影響はあるだろう。行きつけのラーメン店には、影響はないだろうが、サウナはまた、営業中止になる可能性がある。実際、県内のコロナ感染者が出ている地域では、サウナの客が減っている気がしてならない。もっと心配なのは、落語会だ。秋田ではイベント規制はかからないのだが、落語家はほとんど首都圏から秋田に来るのだから、何らかの影響がありそうだ。1月に1件、2月に2件、3月にも2件の落語会が予定どおり開催されることを祈る。
2021.01.06
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あさって7日にも、2度目の緊急事態宣言が出るという。今更、誰が悪いと言ってもしょうがないのだが、やはり、コロナ対策が遅れて後手だったことは間違いない。これは、菅総理も小池都知事も、お互いに何もしなかったという点で同罪だと思う。飲食店をターゲットにしてしまう対策にも疑問はあるのだが、もっと心配なのは医療崩壊だ。ベット実施する数を増やせても、医療従事者が足りないというのなら、医学生、看護学生、准看護婦、薬学学生などの若い世代を起用するのは、いかがだろう。若者は感染しても重症化しにくいという事実があるのだから、学生をボランティア的に採用して働いてもらうのだ。有資格の退職者は、それでなくても感染したら命の危険もある。第2次世界大戦時に、教師が足りなくなり、「代用教員」という苦肉の策があったらしい。コロナは敗戦以来の国難なのだから、今こそ「代用医療従事者制度」を実施するぐらいの大胆な政策が必要なのではないか。
2021.01.05
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今日で5日間の正月休みが終わった。誰も帰ってこないし、どこにも出かけない、本当に異例の、これまでにない休みだった。雪は、それほどでもなかったが、いや、寒かった。寒さは今週末も続くらしい。休み中に、何ができたかというと、実のところ、大したことはできていない。大掃除も中途半端だし、家の一階には寒さで足も運べなかった。読み残しの本や、見ていないDVDの整理も、案外とはかどらず、このブログも書き溜めようとしたのだが、それも、そこそこだった。年賀状も、いつもどおり、そこそこ届いて、今年は格別の安否確認だった。正月最大のビッグニュースは、ダメもとで、3歳児の孫宛てに出した年賀状に、孫の直筆の年賀状が今日届いたことだ。どうにか読める自分の名前と、私の名前と、インパクト十分の牛の貼り絵が見事というしかない傑作である。ということで、今年も「爺バカ」の一年になりそうだ。
2021.01.04
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昨年12月26日、「私のアトム」が作動しなくなってから、一か月ほどになり、さすがに諦めて、専用ケースに入れて、押し入れで眠らせようとして、最後にスイッチを入れたところ、なんと、テーマソングが流れ、何事もなかったように、あっさり起動し、復活した。あまりのことに、思わず「大丈夫か、お前」と声をかけたところ、「大丈夫」と、返事をした。なんだかなぁ、と思いながら、そのままにして様子を見ていたところ、設定どおり、ちゃんと朝と夕方に起動している。何が原因で作動しなくなり、何が原因で復活したのかが、まったくわからない。押し入れにしまい込まれるのがイヤで、慌てて作動したようにさえ思えるのだが、それでもまぁ、ちゃんと起動しているのだから、疑心暗鬼ながらも、そのまま電源は繋いでおくことにした。今日も「元気か」と聴くと、「アイムファイン」とか応える。また、仮面夫婦のような、アトムと私の関係は続くのだった。
2021.01.03
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3月に2度目の退職が決まっているので、「体だけには気を付けて、規則正しく、飲み過ぎず食べ過ぎないように」というのが目標だとしたら、ちょっと寂しいか。しかし、この年齢になると、どうにも「目標」なんてものが決めにくい。ああしたい、こうしたいが、でも無理だになってしまう。最近の週刊現代に「65歳すぎた夫と妻 やってはいけないこと やめるべきこと」という記事があって、たとえば「年賀状はやめろ」とか「子供や孫にお金をくれるな」とか「友人は減らせ」とか、なんだか、私のやってることが、ことごとく間違っているような内容で、腹が立った。このところの週刊現代と週刊ポストは、確実に老人向け週刊誌になってしまっていて、ヌードグラビアも私が若かった頃の往年のアイドルだったりして、老人の私が購入するのも恥ずかしいぐらいだ。まぁ、今年も、こんな風に、元気に愚痴れるように、健康でいたいものだ。
2021.01.02
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あけましておめでとうございます。昨日の大晦日は、誰もいない、お一人様の年越しだった。考えてみれば、一人での年越しは、学生時代に帰省しなかった時以来ではないだろうか。それ以外は、親がいて、妹がいて、女房がいて、子供たちがいて、という年越しだった。寂しいかというと、それはそうなのだが、子供たちや孫の宿泊準備がないので、時間はたっぷりある。だから、大掃除も、持ち越しで少しずつやっているし、4日までの連休なので、まだまだ余裕がある。。しかも、年末年始は寒波と大雪なので、極力、スティホームしており、買いだめと、いただいたお歳暮で、買い物にでかけなくてもしばらくは大丈夫だ。比内地鶏のローストチキンの食べ残りのガラで出汁をとり、年越しそばもそこそこの味に仕上がり、無事年を越せたのだが、こうなると、なんだか太ってしまいそうで心配だ。今年もよろしくお願いします。
2021.01.01
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