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クリスマスの話が好評でしたので、今度は大晦日の話をします。子供の頃、大晦日は特別な日でした。公然と遅くまで起きていられたからです。普段は9時ぐらいには寝なければなりませんが、大晦日は違います。寝ないで起きています。11時を過ぎると、「クリスマスをしていた旦那寺」へ雪が凍った道をサクサク音を立てながら向います。境内では焚き火が焚かれ、12時少し前に、和尚さんが出てきて除夜の鐘の最初を突きます。それから、並んだ順番に鐘を突くのですが、数が決まっていません。除夜の鐘は108と言われますが、有名寺院を除けば希望者がいるだけつかせるところも少なく無いようです。希望者は煩悩が確実にありますので(笑)、好きなだけ突いてもらい煩悩を払ってもらうのも布教の一部かも知れません。ちなみに私は何回もついていました(笑)本堂ではお屠蘇が振舞われていたようです。その後、氏神に初詣に行くのが慣わしです。帰って来てからも、友達が遊びに来たりして、二時三時まで起きているのは当たり前、正月はお昼過ぎまで、時には夕方まで寝ていました(笑)ちなみに大晦日は旧年と新年の区切りの日であり、年神様が来るのを寝ないで待つ日といわれています。私の行動は正しかったわけですね!(笑)ちなみに最近は元旦の早朝に、修法をしますので、大晦日は早くから寝ています。(笑) コウユウ初詣についてはこちらをご覧ください。掲示板・コメント以外のメールで問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月30日
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「もういくつ寝るとお正月♪」と数える位になって来ましたが、事件発生しました!墓地は御先祖様の眠る土地ですから、日頃から清浄に勤めなければなりませんが当院墓地は終戦直後より60年以上にわたって整備がされておらず、徳島市内では屈指の荒れた墓地といわれています(汗)思い切って長年にわたる悪縁を断ち切ろうと、整備計画を進めています。ところが、なかなか思うように進まず測量にも来ません。10月ごろやっと来たと思ったら・・・「機械が壊れた!」ということで延び延びに。年末にも関わらずようやくやってきて、あわただしく測量を!ところが、測量士が「墓石が多すぎるので年内にはできません。仕事の期限を延ばしてほしい!」こちらは夏から頼んでいるんですが(苦笑)私は午前中に先師墓(当院歴代住職)の花をかえて、年末のお参りをしようと掃除に向いました。すると積み重なった因縁が引き起こしたと思われる事件が!測量士が「墓地にいたずらされています」と言うのです!「え~・・・」案内されるままに見て回ると、何基かの墓石にスプレーでいたずらが(怒)墓石に落書きをするとは!(怒)とりあえず警察に電話すると、すぐにやってきました。案内して現場を見てもらい被害届を出しました!ガックリ来ました。真言僧は祈祷僧ですから、自分の縄張りにマーキングされるとは恥です!近日中に結界を張りなおす計画です! コウユウ掲示板・コメント以外のメールで問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月27日
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もうすぐお正月ですが「ネットで初詣」が話題になってます。『全国約8万か所の神社を管理・指導する神社本庁が、今年7月に「ネット上に神霊は存在しない」と、初めて「ネット参拝」の自粛を要請』したそうです。私は四国遍路の雑記帳を連載しておりますが、四国霊場の変遷を見ると面白いことに気付きます。お寺は焼けたりすると移転します。ところが神社は移動しません。何故でしょうか?実は神社は御神体よりもその場所自体に意味があるのです。神社は気の集積地とでも呼べるパワースポットに立てられているといっても良いでしょう。「気ってなんだ、気なんか見えない」という人もいますが、実は「気」は目に見える現象として姿を現わしています。それは何か?巨木なのです。神社仏閣にはご神木と呼ばれる老大木がある場所が少なくありません。逆に老大木がある場所には神仏が祀られています。普通は木々は寿命が近づくと、老いて力を失い、枯れるか、倒れるかしてその生涯を終えます。ところが、寿命が尽きるはずの時を超えてもなお生命活動が盛んで生き続けるには、その生命に力を与える不思議なパワーが集まっているに他なりません。したがって神社仏閣お参りするということは、その力を自分が受けることであり、神仏に願をかけてお参りすることによって、病が治り、事態を好転させるのは気のせいでも迷信でもありません。もうお分かりでしょうか?ネットで参拝にはこの効果はありません。お正月には一年無事に過ごせたことに感謝し、今年一年の無事を祈願するために氏神様にお参りに出かけましょう。 素光掲示板・コメント以外のメールで問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月25日
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仏教徒はクリスマスは関係ない!と言いたいところですが・・・やはり、ケーキが食べたい(笑)ちなみにクリスマスはキリストの誕生日ではありません。詳しくはヒロ伊藤さんの記事をご覧ください。最近はケーキなど年中売っております。しかし、私の子供の頃はそうではありません。すなわち、クリスマスは年に一度ケーキが食べられる日でありました。近所のお菓子屋(今なら駄菓子やと呼ぶべきでしょう)さんのクリスマスのケーキの予約のポスターを見ながら、どれがいいかと品定め(といっても買ってもらえません)高級な2段ケーキが欲しかったのですが、実物を見ることはありませんでした(笑)クリームは当然バタークリーム!食べ過ぎると気分が悪くなります。ちなみに生クリームは高校生の頃まで、私の町には存在しませんでした。ところで、私の実家の旦那寺(臨済宗)では、クリスマス会をしていました(本当)お寺でクリスマスというのも、妙ですが(笑)当時、住職(現在の私より少し上です)が積極的に子ども会などの活動をしており、毎月のようにお寺で子供会をしておりました。そして、夏には林間学校、冬にはクリスマス会がありました。クリスマスツリーもお寺に飾ってあったような気が、「清しこの夜」を皆で歌い、ケーキを食べて帰りました。思い浮かべるとやはり違和感が(笑) さすがに、今、お寺でクリスマスをしようとは思いませんが懐かしい思い出です。 コウユウ掲示板・コメント以外のメールで問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月23日
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もういくつ寝るとお正月でしょうか!お正月には凧揚げてコマを廻して遊びましょうとらねこも回って遊んでいます。お正月が待ち遠しいのでしょうか? ゆうき掲示板・コメント以外のメールで問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月22日
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勝尾寺から少しクネクネ道を下るといきなり都市があらわれました。箕面の町です。箕面から中山寺のある宝塚へ向います。雨はだんだん強くなってきます。中山寺についた時は夕方になっていました。中山寺は宝塚の街中にあり、駅からすぐです。しかし門前町も夕闇の訪れと共に店を閉めています。門にも明かりが灯っています。ひっそりと静かな境内を歩きます。なんと石段の横にはエスカレーターが!初詣の時などは危険な感じがしますが?中山寺は安産祈願で有名なお寺です。妊婦の負担を軽くするために設置されているのでしょうか?ちなみに巡拝の参加者の方は安産祈願をされるような方はいらしゃいませんが(笑)本堂はあいにく工事中です。撮影できませんでした。お勤めを終わって門前で買物をしようと思いましたが、店があまり空いていません。しかし、みたらし団子がおいしそうです。物欲しそうにしていたんでしょうか?Aさんがお接待してくれました。さらにAさんはそこで大福を買い、帰りの車中で振舞っていただきました。これで本年の巡拝は終わりです。 皆さんお疲れさまでした。 コウユウ12月7日撮影掲示板・コメント以外で問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月21日
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21番穴太寺から、23番勝尾寺までは山の中を走ります。くねくね道に差し掛かると、話をして車酔いにならないよう気を使います。勝尾寺の山門です。しかし、入り口はこの手前の土産物店のようなところからです。入り口も出口も土産物店から!う~んなかなか芸が細かい(笑)ちなみに、遊園地などではおもちゃ売り場が出口になっているところがあります。拝観料を取るだけあってきれいなお寺です。写真にはありませんが、トイレもきれいです。ハイキングのような格好の人が多くいます。 多宝塔もあります。季節なら本当に紅葉がきれいでしょう。こちらが本堂です。勝運祈願のお寺で、「試験に勝つ!勝尾寺」とCMも流されていました。関西地区の方はご存知なのでしょうか?祈祷も一日に何度も受け付けているようです。また、だるまさんがたくさん売られています。納経をしている間に雨が降ってきて困りましたが、納経所で傘を貸していただきました。感謝! コウユウ掲示板・コメント以外で問い合わせをされる方はこちらからどうぞ。ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月18日
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一昨日の記事で散華について質問がありましたので、本物をアップします。リンクしていただいているhaseusagi062029141さんも大きくアップされていますのでご覧ください。散華は声明という仏教音楽の途中でこんな皿に載せて撒きます。ちなみに節はこんな感じです。アップしても普通はわかりませんね(笑)西国の散華と並べてみました。通常はお堂で行いますが、外で撒く時は大変です。 コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月17日
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21番穴太寺へ向う前に、その先23番へ向かうまでは食事場所がないという理由で少し早いですがランチ!うまい具合いに亀岡市内で和風レストラン発見。さてメニューを開くと日替わり定食がありました。780円とお得ですが、メニューが「イカとサーモン」う~ん。イカン(笑)嫌いというわけではありませんが・・・メニューを見ていたら、参拝団の方が店員を呼んでいます。「日替わり八つ」え~私の分まで、いきなり頼まれてしまった!(笑)気を取り直して21番穴太寺へ亀岡の町外れにありました。天気は今にも泣き出しそうな空!街中のお寺は拝観料が取られないというメリット?があります(苦笑)(ちなみに私は拝観料は取られません)こちらは多宝塔。真言宗ならば五智如来という大日如来を中心とする仏様を祀るのですが、ここのお寺は天台宗です。したがって、法華経に基づく釈迦如来と多宝如来を祀っているのでは?とそのときに思えばよかったのですが、後でこのお寺が天台宗と知りました(汗)納経所は混んでいます。前の善峰寺でもそうでした。自分たちのことは棚に上げて「年末の忙しい時にお寺参りする暇人がいる!」と思っていました(笑)納経所には「散華(写真左下の葉っぱ様の紙)は納経帳の数に 限らせていただきます。」とあります。困った!「納経帳は7冊しかない!」しかし、散華は8枚欲しい。思い切って「散華ください」というと「何枚いりますか?」「8枚ください」「8枚で良いですか?」「???」当方が僧形のためか親切なようです。 コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月15日
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先日7日に西国巡拝に向いました。遅ればせながら、お釈迦さんの成道にかけて巡拝です。まだ薄暗い6時半に徳島を発ちました。天気はまたもいまひとつで、夜明けが遅く感じられます。皆さんコートなどを着ていますが、私は改良服!寒いです!まずは20番善峰寺から。今度もジャンボタクシーということで山門のすぐ下まで行けました。ところが、バスで向うと途中から山道を歩かなければなりません。山門のところで、下から息を切らせながら上がってくる人に対して少し優越感が(笑)本堂へ向う参拝団。ここの売り物は「遊龍の松」確かに龍が遊んでいるようです!なんと横に40メートル伸びています。先はこんな感じです。きれいな庭園が造られていて、見て回りたいところですが、雨がパラパラしてきました。散り際の紅葉も哀愁を漂わせています。宝物館が無料公開されていました。その中に巨大な釈迦涅槃図が!参拝団唯一の男性のAさんの解説によると、お釈迦さんのお迎えの仏様が普通は右上に描かれているのに、これは左上に描かれていて珍しいそうです。「何でそんなことをご存知で?」と聞くと説明書きに書いてあるそうです(汗)「こんなのが当院も欲しいです」「こんな大きいのはうちのお寺には入らん!」「大丈夫です。本堂も大きくすれば入ります」「宝くじを当たったら(笑)」どなたか当たった宝くじの寄進を! コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月13日
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最近餅つきがあり、お餅をいただきました。私が子供の頃は、餅といえば正月しか食べられず、他の時期はタイルのような餅しかありませんでした。ところが、最近ではいつでもお餅を食べられるようになりましたね。お正月に私の父の姉のところへいって朝昼晩と砂糖醤油をお餅につけて食べていましたのが懐かしいです(笑)餅といえば高野山を思い出します。高野山では毎年お正月前に餅つきを行なうのですが、私のいたお寺ではかまどを使ってもち米を蒸していました。本堂などにお供えするお鏡を作るのですが、それ以外に大きな木のタライに5つ!ぐらい小餅を作ります。住職の家族、僧侶、宿坊担当、学生など15人ぐらいいたのですが、とても食べ切れません。かつては総勢60人ぐらいいたことがあり、その頃は鏡開きの前に本堂のお餅も下ろしてきて食べていたそうですか・・・私は餅が好きなので毎日焼いて食べますが、しばらくすると、表面が固くなってきて焼いただけでは食べられません。そこで餅を味噌汁の中に入れて食べます。1月末に膨大な木のタライの餅をようやく完食!と思いきや・・・プラスチック製の大きな桶をひっくり返すと氷に包まれた鏡餅が!乾燥を防ぐために水につけてあったようです。再び餅を食べる日々。2月末まで食べました!(笑) コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月11日
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先日法事にお伺いした先で、戒名について聞かれました。「戒名は自分の名前を一字入れるんでしょう」「そうでもありません。私など俗名(親から貰った名前)は 入っていませんよ」「え~おじゅしさん(私です)は戒名を持っているんですか!」と驚かれてしまいました。そもそも、戒名は戒を授かり仏教の教えを守って行く仏弟子となった証しの名前です。ですから、僧侶は戒を授かった時に名前もいただきます。いろいろな付け方がありますが、親から貰った名前から一字、師から一字をあわせて作るという方法もあります。(師から一字いただくのが普通です)しかし、ある人がそのように師からつけて貰った名前を姓名判断してもらうと「狂い死にする」といわれたそうです(笑)高野山を下りてからあわてて名前を変えたそうです。ちなみに僧侶は世間から離れているといわれますので、姓名判断などは関係ないといわれています。私も高野山時代に師から名前をいただきました。ところが高野山から降りたときに、事情あって名前を変えました。その頃、ある人から電話がありました。私が頼んでいる品物が用意できたという話です。「品物は高野山へ送ったら良いですか?」「いえ、私のところへお願いします」「判りました、では高野山へ送ります」「いえいえ、高野山でなく私のところへお願いします」「すいません、どこへ送るんですか?」よく話を聞いてみると・・・高野山と聞こえていたのはコウユウさんでした(汗)ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月09日
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さて、お釈迦さんの成道と真珠湾攻撃がどうつながるのでしょう?ところで、行というと寒中の水行・滝行など、自らの肉体を苦しめる行が想像されるようです。歩きの四国遍路なども同じように捉えられる傾向があり、野宿などが評価されるようです。しかし、これらは本来の行の前行に過ぎません。すなわち、日常生活から非日常の行の世界に入るための区切りの役割でしかありません。 実はお釈迦さんの苦行も膨大な前行だったといえるかも知れません。本来の行は静かな禅定の状態なのです。心も体も落ち着いた状態でなければなりません。人類は、自分たちの生活の向上を目指して、絶え間ない努力をしてきたように思えます。しかし、一方では多くの生物を地球上から葬り去り、その地球自体の環境すら変えています。果たして戦争計画もないままに真珠湾攻撃を行なった日本とどう変わるのでしょう?苦行を行なって体調を崩したお釈迦さんのような状態と言えるかも知れません。もう十分ではないでしょうか?むしろ立ち止まって、乳粥を飲む時代が来ているような気がします。密教の教えは自己と他者とを分けません。自己と他者は隔てがなく、つながっています。すなわち、自己が他者であり、他者が自己でもあるのです。この他者は人間に限らず、生物に限らず、無生物をも含む、この世のすべての存在です。この世界は人間の物ではありません。もうそろそろ自覚すべきではありませんか? 素光ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月07日
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昨日は真珠湾攻撃についてお話しました。現在、この戦争を始めとして戦前の日本についてキチンと総括することなく、再評価しようとすると右翼のレッテルを貼られるのは残念です。一方的に戦争をしたことが悪かった、日本が悪かったと言うことはありません。よかったこと悪かったことを見極めて、後世の糧とすることが必要でいたずらに目をつぶり、評価を止めてしまうことは、何の意味もありません。そもそも何のために真珠湾を攻撃したか?当時、日本はアメリカから経済統制を受けておりその打開が目的でした。ところがそのときすでに、日本は中国と五年あまりに渡って戦争状態にありましたが、 なんと18万を越える戦死者を出していました。せめて、この中国戦線に決着をつけて、対米戦に踏み切るべきだったのではないでしょうか?さらに、戦争はあくまで手段です。初戦の大勝で環太平洋地域を制圧したあとのどこで、戦争を終わらせるか、その計画もありませんでした。現在、莫大な借金を抱えながら、それを精算する政策なしに、問題の解決を先送りし、先の見通しが立たない状態は当時と全く変わっておりません。現在の子供たちに未来の展望はあるのでしょうか?いずれ莫大な借金は子孫に廻されるのです。このままでは、日本国民があの戦争でこうむった損害を上回る可能性さえ出て来ます。このように、日本を取り巻く状況を考える時、再び危機が訪れているのは明らかです。もう一度太平洋戦争について考えるいい機会ではありませんか? 素光ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月06日
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今日は真珠湾攻撃について書きます。戦争がどうしても嫌いな方は、読まないでください。昭和16年12月8日、日本海軍は真珠湾の米海軍基地を攻撃して、太平洋戦争の戦端を開きます。そもそも、アメリカは真珠湾攻撃は不可能と考えていました。そのような大艦隊の燃料補給をどうするか?どうやって覚られずに、近づくか?真珠湾は水深が浅く通常の魚雷は使えない。もし仮に真珠湾にたどりついたとしても、迎撃されたら日本海軍は壊滅的な打撃を受けます。それを、幸運にも助けられ日本はクリアーしてしまいます。十二月七日(アメリカ)午前6時、当時波は危険なほど荒れており、船の最大傾斜角(ゆれ)は15度!発艦の限界とされた10度を超えていました。その中で、183機の第1攻撃隊は一機の事故機もなくわずか15分で全機が飛び立ちます。そして約1時間後167機の第二攻撃隊が出撃。日本の6隻の空母から発艦した350機の航空機によって、アメリカが誇る真珠湾の戦艦8隻を含む20隻、航空機350機を破壊!アメリカが誇る真珠湾は一日にして壊滅しました。(予断ですが、映画パールハーバーのように、ゼロ戦が次々と 撃ち落されることはありませんでした)予想を遥かに超え、世界を震撼させた大勝利でした。しかし・・・ 素光ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月05日
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十二月八日が近づいています。仏教ではお釈迦さんが悟りを開いた日と言われています。 お釈迦さんは29歳で王子の身を捨て出家し、6年間に渡って修行を続けたといわれています。その間に並外れた苦行を行い、21日間が限度と言われる断食をその数倍続けたともいわれています。しかし、その結果として悟りには至りませんでした。そして快楽と苦行の両極端からはなれた中道を歩もうと決意したと言われています。まず、川で沐浴して、埃まみれの体を洗い清めました。川辺で休んでいるとスジャータ(フレッシュの名前になっています)と言う娘がやってきて乳粥(サルピスーカルピスの語源です)をお釈迦さんに差し出しました。それを食べて体力を回復したお釈迦さんは菩提樹の木の下で禅定に入り、十二月八日の明け方ブッダ(目覚めた人)となりました。禅宗ではお釈迦さんの成道にあやかって十二月一日から七日まで不眠不休で座禅をするそうです。(臘八大摂心) 素光ブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月04日
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エリシャグレイと言う人をご存知でしょうか?電話の発明者はベルといわれていますが、そのベルと同じ日に電話の特許を申請した人物です。残念なことに、グレイの申請はベルより二時間遅かった。したがって電話の特許はベルに軍配が上がりました。グレイは電話の発明により、人々が手にするであろう「時間」に敗れたと言われましたが・・・私は電話があまり好きではありません。もともと話自体が得意ではありませんし、相手の表情が見えないとなんとなく不安です。(顔色はわかりませんがー笑)法事などを電話で頼まれますが、いまひとつ不安です。たまに、その不安が的中して、用意してあるべきものが、足りなかって困ったりします。葬儀を受ける場合は、お寺に来て欲しいとお願いします。葬儀はお寺として受けますので、僧侶に頼んだとしても本尊様にお参りしてもらうのが本義と考えています。また、間違いがあってはいけないので、直接話をしたいところですが。しかし、最近なかなかお寺に来ていただけないことがあります。さすがに車で30分以上かかる方の場合には、どうしても来て欲しいとも言いにくいところがあり後日、またお参りに来ていただく場合もあります。ところがお寺から、わずか100メートル位のところに住んでいる方から「忙しいので行けない、電話で打ち合わせしたい」と言われてしまいました。(苦笑)お互いに知っている間柄であれば、電話でお話してもいいのですが、初めての方でしたので、大丈夫かな?と思ってしまいました。電話がもしなかったとしたら、「わざわざ来てください」と私がお願いするまでもなく、葬儀を依頼する方は必ずお寺にやってきたでしょう。お寺の本堂の雰囲気に触れるだけでも、密教の教えが少しは伝わるはずです。施主を始めとする喪家にも、葬祭場に僧侶を呼んでお経を上げてもらうだけとは違ったものが生まれるはずです。そう考えると、電話が出来たために、佛教上は不便になったと言わざるを得ません(苦笑)しかし、電話がなかったら、私はお寺に貼り付けに(笑) コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月03日
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街ではもうそろそろ、クリスマスの飾り付けが始まっています。よく訪問していただく、ぢんこωさん、吉祥天2260さんのところでも、クリスマスの飾り付けが始まっています。もうクリスマス?と言うことは、あと今年は一ヶ月しかありません。仕事がまだたくさんあります。このような書き込みをしている場合ではない(汗)そもそも、僧侶は何をしているか?法事などに行って、「普段のお仕事は何をしているんですか?」などと言われたことも何度もあります。不思議なんでしょうね(笑)私もよくわかりませんが(笑)お寺にしても、その敷地にしても、平均的な一般家庭より大きいのが普通です。それを掃除などするだけでも結構時間がかかります。あとお寺によっては、来客が多かったりして、応対だけでも時間が割かれます。さらに電話での相談などもあります。当院でも忙しい時は、玄関と電話を行ったり来たりで、なかなか他のことが出来ません。それに、葬式・法事などが入ると、時間がかなり割かれます。法事でも一軒の滞在時間は一時間ぐらいでしょう。それに、往復の時間を考えると二時間ぐらいは取られます。葬式ともなると、その3倍ぐらい必要で、葬式が入ると他の用事は出来ません。そう考えると、忙しそうですが、実際にはそれほどではありません。むしろ一般の仕事のほうが忙しいでしょう。ただ、休みが決めて取れないこと(友引は基本的に休みですが、夕方にはお通夜が入る可能性があるー連休は取れない)また、休みと仕事?の境があいまいになりやすいこと。があります。まあ、休みを取るような仕事ではありませんね(笑)コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月02日
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今日は声明の講習会に出かけました。声明とは仏教音楽です。真言宗においては、以前にも書いたように密教が伝えられた南天竺の鉄塔の中で流れていた音楽と言われています。ところで、今日の講習会の案内を見ますと「中曲理趣三昧」(保寿院流にて)とあります。中曲というのは真言宗でよく使われる「理趣経」に節のついたもので、三昧というのはそれを中心にした法要です。保寿院流???私は高野山で行をしています。高野山の行の作法は「中院流」といいます。それ以外にもその流派はたくさんあり、大覚寺に伝わっているのが「保寿院流」なのですが・・・「南天竺の鉄塔の中で流れていた音楽」に流派がある?(笑)そもそも、理趣三昧は二時間ぐらいかかる法要です。渡された資料は、30枚ぐらいのコピーです。その講習会をたった一日で終わらせるのは無理がある(笑)10時から始まった講習会ですが、案の定、飛ばし飛ばしで進みます。(笑)「保寿院流」というのは大覚寺で行なわれている法要の形式でした。私が習ったものと一部しか変わりません。(安心)講師のU僧正は、現在京都で教えられていますが、元は高野山の故N前官から声明を習ったそうです。私が習ったH僧正も故N前官の流れでだったので、とても懐かしい感じでした。4時までみっちり行いました。久しぶりの長時間の正座で足が痛かったです。ちなみに声明講演を計画にしているそうです。 コウユウブログランキングに登録していますクリックにご協力お願いします。 ↓人気blogランキングへ
2006年12月01日
コメント(25)
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