全25件 (25件中 1-25件目)
1

ヴァン・ヌーヴォー・ルージュ[2011]/ピュズラ=ボノム先日の白に続いて、赤も開けてみました。白に比べると、特徴が薄いと感じている銘柄なのですが、はたして?これはガメイ100%、とのことです。さて一口。うん、ガメイですね。前に飲んだローヌのヌーヴォーとは違い、ボージョレにとても近い感じです。香りは、ますは自然派にありがちな、わずかな還元香。しかしすぐに消えて、ガメイの新酒らしい果実味が味わえます。個人的には、半年くらい寝かせてから飲みたい、と思いました。ガメイは好きだけど、新酒はあまりよさがわからない舌なのかもしれません……。ただし航空便でやってきていても、ボージョレの著名な自然派の造り手たちのものより、3割以上安いです。味わいは同格、と見ました。何となく毎年買っていますし、充分美味しいのですが、赤のヌーヴォーをさっさと飲むなら、ローヌのほうが好みかもしれません。まあ寝かせたら、また違うと思いますが……。そういう意味では、やはりこの造り手の先日の白は、白眉のヌーヴォーだと思いました。このところ、酒量が多めだったせいか、全部は飲み切れませんでした。少しセーブが必要ですね!
2011年11月30日
コメント(0)
年末に近づいて、外食の機会が増えてきました。金曜日は西荻窪のビストロ、昨日の月曜日は目黒のトラットリア。どちらもカジュアルで美味しい料理でした。ビストロでは6人でグラスビール+白1本+赤3本、トラットリアでは5人で泡1本+白1本+赤2本。1人アタマの分量としては、私的にはほぼマックスの分量です。特筆すべきは、昨夜はかろうじてお店で眠らなかったことです。(金曜日は、熟睡しましたが……)それはたぶんワイン選びに失敗、したからなのだと思います。金曜日のビストロ、ワインリストは特になく、サービスの女性が好みを言うと何本か持ってきてくれるスタイル。知らない銘柄もたくさんありましたが、そのお店での価格が4,000円くらいのものが多かったので、まあ市販で2,000円以下のワインたちです。その日は、隣に座った年下の仕事仲間がワイン選びを引き受けてくれて、「この中でいちばん濃いのはどれですか?」などど、私のようにワインマニア(中級)でなくても自分の好みを伝えて、スマートにチョイスをしてくれました。何回か一緒に食事をしたことがあるメンバーなので、お互いのキャラや好みもわかっているので気楽。だから、気を許して、眠ってしまったわけなのですが……。しかし月曜日は仕事の流れで夕食、となったのですが、よくは知っていても一緒に食事をすることが滅多にないメンバー。しかし私がワインマニア(中級)ということはよく知っていたので、チョイスはすべて任されることになりました。そのトラットリアのワインリストはたいへん充実していて、州別にかなりの種類がオンリストされていました。値段もたいへんリーズナブルです。ところが、私が知っている造り手がほとんどいない、のです。しかも、会食のメンバーのワインの好みがよくわからない。結構プレッシャーです。結局、泡はボトルでハウススパークリング、白は酸とミネラルを期待してフリウリのソーヴィニヨン、赤の1本目は値段でトスカーナのサンジョヴェーゼ、2本目は前に座った男性がシチリアが好き(ワイン、ではなく訪れた土地として)と言っていたので、ネーロ・ダーヴォラにしました。最初の泡、やや甘いけど万人向けでソツない味でOKです。しかし2本目のソーヴィニヨンは、一口飲んで「あっ、好みが分かれるかも」。やや品種の個性が立ち気味で、「こういう香りをネコのおっしこみたいっていうんですよね」なんて、訳知りの解説をしたら、みなさんうんうんとうなずきます。しまった、お好みではないかも……。次のサンジョヴェーゼは、お店の価格3,000円以下としてはかなり健闘していて、サンジョベーゼらしい酸味が美味しい。泡同様、ソツない味です。しかし、〆のネーロ・ダーヴォラは、ややジャミーで過熟のニュアンスがあり、これまた好みが分かれるもの。「何かに似ている味がする」という感想があったので、「杏のジャムとか、ミキプルーンとか?」と聞くと、「あー、そうかも」というお返事。結局、ワインに対して「美味しい!」という声は聞かれずじまい、でした。料理はたいへん美味しかったので、ワイン選びは後悔が残りました。難しいですね、ワイン選び。特にフランス以外は緊張を伴います。まあその分、気持ちが弛緩しなかったので、眠くならなかったのかもしれませんが……。
2011年11月29日
コメント(0)

ヴァン・ヌーヴォー・ブラン[2011]/ピュズラ=ボノム昨年は、予約していたけど発売中止になったピュズラのヌーヴォー白。瓶内二次発酵が起こり、噴いたボトルがあったとか…。写真には写っていませんが、王冠留めのボトルです。ということで、2年ぶりです。購入したお店から、よく冷やしてからではないと、かなり吹きこぼれるから注意して、と言われていました。もちろん、よく冷やしましたが、栓抜きで抜いて注いでみても、泡はそんなに盛大な感じはしません。さて一口。うん、微発泡くらいですね。発泡の心地よい香りが鼻をくすぐりながら、味わいます。うん、旨い!ミネラルと甘酸っぱい新酒のピチピチの果実味。味筋は、大好物のラ・ビアンカーラにとても近いものがあります。こちらのほうがやや甘く、ジューシーです。ワインというより、飲み物として美味しい!と思います。ヌーヴォーって、赤より白が向いている? そんなふうにさえ思える味わいです。このワイン、船便もしばらくしてから着くそうですから、買い!ですね。航空運賃が入っていない分、安いでしょうし、これ、1~2年なら熟成の変化も楽しめるハズです。さて、このヌーヴォーを飲んだのは、土曜日の夜でしたが、快調に眠くなりませんでした。しかしその前日の金曜日は、西荻窪の美味しいビストロでの会食だったのすが、、完全なスリープ状態がありました。フッと目を覚ますと、みんなが一人の女性に口々に「おめでとう!」と言っているんですね。しばらくわからなかったのですが、話の流れでどうやらご結婚が決まったらしい!ということがわかりました。もちろん、寝ていて聞き漏らしたことは言えず、話の流れに加わり、相槌を打っていました。でも、大事なコトを聞いていないこと、バレているんでしょうね、きっと。
2011年11月28日
コメント(0)

ブルゴーニュ・ルージュ[2009]/ドメーヌ・ユドロ・バイエこのユドロ・バイエという造り手、日本では05あたりではライジングスターとして大変評判よく、07あたりでかなり低い評価がされ、最新のヴィンテージではまた評判がよくなってきました。山あり、谷あり……。私も、ここ数年は何かしらの銘柄を飲んでいます。その評判に関わらず、一貫して結構好きです。ユドロ・バイエの評価が上がったり下がったりするのは、一つはオフヴィンテージだと弱いワインを造ってしまうことがあるのだと思います。あまり瓶熟が期待できないタイプ、というところもあるのでしょう。私が思うに、もう一つ大きいのが、やはりシャンボール・ミュジニィという、ブルゴーニュ好きの日本人に、おそらくいちばん人気のある村を本拠地にしていて、そして日本人が愛してやまないあのルーミエの、昔いたポジションになって欲しい!ということがあるのではないでしょうか?ルーミエ、あまりの人気で価格も上がり、入手困難になってしまいました。このユドロ・バイエ、価格的にはちょうどひと昔のルーミエとほぼ同じようなものです。これで味もルーミエに近かったら……。それは申し分ないですよね。ただ思うのは、いちど評判が落ちたおかげ(?)で、ユドロ・バイエのワインは、価格も上がっていないし、入手も比較的容易です。いいヴィンテージだけ買おう、と思っている方もきっと多いでしょから、07や08は、まだまだショップ在庫もあるようです。味わいも、柔らかさが持ち味で、時に腰砕けになってしまっているボトルもあったりしますが、家でゆったり飲むのは悪くないと思っています。高いワインで、しっかり造ってしまって、ガチガチで美味しくないものを飲むより、はるかにコスパはいいわけですから。昨夜は、なんとなくブルゴーニュグラスをスワリングしたくなったということで、このワインを開けました。2009年のこれは、3本目です。リリース直後のこれは、何とも甘やかで美味しく、周りに「買って損はないよ!」とさんざん薦めた記憶があります。あれから半年強、やや酸が立って、果実味が引っ込んだ印象があります。どうでしょう、閉じた時期? ただ、数年待つと美味しくなる雰囲気でもありません。こういうワインはたぶん、10年ほっておくと面白いと思います。すっかり痩せてしまったけど、骨格だけ残ったりすると、ちょうど骨せんべいを食べるような滋味が味わえる気がします。ただ、2,000円ちょっとのこのボトルを、そこまで置いておく場所と心の余裕はないですね……。昨夜は1/4ほど残して、終了。グラスを洗って眠りました。
2011年11月25日
コメント(0)
![]()
プピーユ[2006]/コート・ド・カスティヨンひさびさにボルドーを、渋谷のワインレストランで飲みました。例によって、お店で写真を撮る習慣がないので、何度が購入したことがある楽天のお店のものをお借りします。このレストラン、料理がていねいな味つけで、特にメインディッシュのボリュームがシェアが前提?と思えるくらい多く、コスパがよいので、気に入っています。ワインも値付けも、一様ではありませんが、「おっ!安いな」と思えるものも散見されます。今回のボトルは、小売の2倍強。まず真っ当です。プピーユ、一昔前にかなり騒がれたワインですが、最近は特に人気とも不人気とも聞かない銘柄です。過去にも何本か飲みましたが、右岸らしいなめらかな酒質だったという記憶があり、若めでも美味しかろう、という判断からのチョイスです。さて感想ですが、06だからでしょうか? それほど果実のボリュームは感じられません。だた、タンニンのなめらかさと味わいのしなやかさは、「美味しいボルドーを飲んでいる」という思いにさせてくれます。きれいなワインですね。複雑性はそこそこですが、バランスがよいので、飲み飽きしません。今後熟成すると変わるかは?ですが、そこはボルドーですから、発展するのでしょうね。家には2000年が1本だけあります。たぶん、もう少し寝かせるでしょう。プピーユの06、小売り3,000円は「買い!」だと思います。特に、ふだんブルゴーニュがメインの方なら、このメルロー100%の味は好きなのでは?と思います。この日は、シェリーと国産ピノ・ブランを1杯ずつ飲んだあと、プピーユをを2人でシェアしました。帰りの電車は「眠りそうな、立てる酔っ払い」になるところでしたが、iPodで、音楽を聴きながら、頑張って眠りませんでした。
2011年11月24日
コメント(0)

ブーズロン[2005](ハーフ)/ドメーヌ・A・エ・P・ド・ヴィレーヌ私淑するワインジャーナリストの山本昭彦さんが、過去にこんな記事を書いていました。熟成したアリゴテは、上質のシャブリに通じる。私は、これと全く同じ思いをこのワインを飲んで感じました。このワイン、ハーフのシャンパーニュを何本か買った時に、「おっ、バックヴィンテージのアリゴテだ。安いし、買っとくか」と、2004年とともに購入したものです。熟成感楽しめますAetP ド・ヴィレーヌブーズロン・アリゴテ[2005] ハーフ[正規品] 白 [375ml]しかし、これが大当たり! 値段の3倍の価値はあったと思い、思わずリピートして買ってしまいました。ガメイとともに、格下と見られがちなアリゴテ。今まで飲んで、思わず唸ってしまったのは、ルロワ、ドーヴネ、コシュ・デュリ、ポンソ。特に1988年のポンソ(マグナム)と、2005年のコシュ・デュリは、忘れがたい味わいです。しかし、これらは値段的にも「高級ワイン」で、特にルロワ、ドーヴネ、コシュ・デュリは、樽の効かせ方が強く、一線を画する味わいです。しかし、このロマネ・コンティの共同所有者のアリゴテは、ほかの生産者のものような、青く酸っぱいだけとは違っていても、若いとやはり酸が鋭く、シャルドネと間違えるようなものではありません。ただ値段もリーズナブルなので、特に夏には重宝するワインだと思っていました。しかし、今回のバックヴィンテージ、ハーフということもあって熟成が早いからでしょうか、若く飲むのとは、別物の味わいになっています。前回も、そして今回の感想も、やはり「これ、よくできたシャブリだろう!」という味わいです。とりわけ2005年が果実味、2004年が旨みが強く感じられました。今回飲んだ2005年も、香りを嗅いだ瞬間、ミネラルと熟した果実味、そして香ばしさが感じられます。ハーフにしたって、1,000円ちょっとの香りではありませんね。味わいもまだ堅さもあって、端正ですが、シャブリに通じるミネラル感と2005年らしい果実の豊かさが素敵です。最新ヴィンテージより安いくらいです。最新の2009年は素晴らしいと言われていますが、この味わいを獲得するの10年以上はかかるのではないでしょうか?こういう、きれいな味のワイン、しかもハーフ。眠くなりませんね!
2011年11月22日
コメント(0)

ヴァン・ヌーヴォー・ルージュ[2011]/ラ・グランド・コリーヌ 毎年買っている銘柄です。白もありますが、まずは赤から。ご案内の通り、日本人の方が造っています。このラ・クランド・コリーヌのいつものベーシックのキュヴェのル・カノンの赤は、クロ・デュ・テュエ・ブッフのシュヴェルニィ・ルージュと並び、私の中の、赤のハウスワイン候補の銘柄です。まだお店によっては在庫がありますね。こちらと、ほぼ価格帯の一緒です。フランスの自然派ワイン、私は赤はいちばんローヌが「歩留まり」がよい気がしています。ロワールもいいですが、けっこう造る人によってはきつい香り(強い還元香)になっていたりします。アルザスの自然派はみな美味しいのですが、赤が少ないですからね。その点ローヌは、選択肢も多く、安くても美味しい自然派の赤が多い気がします。たぶんグルナッシュやシラーといったローヌ系の赤品種と、自然派の造りの相性がよいのでは?という気がしています。熟成もそこそこ期待できる、と思います。寝かせたグラムノンなんて、香りだけでクラクラしますもんね!さて、このラ・グランド・コリーヌですが、通常のル・カノンはちょっと保存が悪いと味が変わってしまうデリケートなワインなのですが、こちらは新酒なので、そんな心配もありません。香りは、マセラシオン・カルボニックらしい新酒らしさがあります。口に含むと最初、わずかな発泡を感じます。味わいは、胡椒っぽいスパーシーなニュアンスがあって、そこがボージョレ・ヌーヴォーと大きく違う点です。この重くないけどパンチがあるこの味わいが、好きなんですよね。ネットで調べたら、お店によってシラー100%と、ガメイが入っているという違う記述がありましたが、私はガメイのニュアンスは感じられませんでした。「これは明日のほうが、もっと美味しいなあ」と思いながら飲み進めていたら、あっという間に飲み干してしまいました。いかん、日曜日の夜なのに。案の定、眠けが……。30分の仮眠をとった後、グラスを洗い、風呂に入って、眠りました。
2011年11月21日
コメント(0)

ル・プティ・ブラン・デュ・テュエ・ブッフ[2010]/クロ・デュ・テュエ・ブッフいつも思うのですが、何とも読みにくい、造り手名とワイン名です。購入しようと思って、ネットで検索するとき、いつも「あれっ、何て名前だったけ?」と考えてしまいます。それで、こちらのドメーヌ名ではなく、ネゴシアンのティエリー・ピュズラ(今はピュズラ・ボノーム)で検索して、ドメーヌ名を確認&コピペするようにしています。今回の白は、赤(シュヴェルニィ・ルージュ[2010])とともに、楽天ショップで複数本購入しました。ドメーヌもの、ネゴシアンもの、赤白いろいろあるので、何を買うかいつも迷うのですが、これの2009年が美味しかったので、最新も買ってみることにしました。この造り手の白、シュナン・ブラン、シャルドネ、ピノ・グリ、ロモランタンなどなど、いろいろなロワール品種で造っていますが、これはソーヴィニヨン・ブラン100%のようです。赤を飲んだときも書いたのですが、この造り手のワイン、少し寝かせると、味わいにグッと深みを増すような気がします。もちろん例外もあって、昨日家に到着したピュズラ・ボノームのヴァン・ヌーヴォーなどは、特に白など、王冠が付いていて、発酵途中のピチピチ発泡ワインだったりするので、フレッシュな美味しさが楽しめるワインです(ちなみに昨年の白のヌーヴォーは、輸送途中で発酵過多で王冠がはじけ飛んだ、ということで、入手できませんでした……)。さて、この白ですが、飲んだ印象は「若い!」でした。ソーヴィニヨンといっても青味は少なく、熟したニュアンスがあるのですが、2010年は前年に比べると、やや酒質が軽めに感じられます。ビアンカーラにも通じる、きれいなミネラル感はありますが、やや薄甘い感じがして、この状態なら、もっと暑い時期のほうが美味しく感じられるかもしれません。ただ、この造り手のことですから、半年くらいでグッと変化することも期待できますから、残りは取っておこうと思います。この夜は、週の後半でしたので、飲んでいる最中から眠くて眠くて……。でもがんばって、グラスを洗ってから就寝しました。
2011年11月18日
コメント(0)

ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール・ラ・パン[2010]/フレデッリク・コサール解禁日の前日、家で1年寝ていたヌーヴォーを開けました。大好きなシャソルネイが手がけるヌーヴォー。これも数年買い続けています。明日(今日)には2011年が来るので、飲みそびれた前年のものを抜栓したわけです。こうなったのも、2009年が良年で、この銘柄を飲んだ知人から「ヌーヴォーにしたらしっかりしすぎ」と言われ、「じゃあ、しばらく置いておこう」と思ったのがきっかけで、この2010年を入手した頃に、2009年を飲んだ記憶があります。わざわざ航空便で高い値段の付いたヌーヴォーを、寝かして飲むのはバカバカしいというのは、充分わかってはいるのですが……。ちなみに毎年買うのは、この銘柄だけ。あとはボージョレではなく、ロワールのピュズラの赤&白、ローヌのル・カノンの赤&白、自然派のいわゆるヴァン・ヌーヴォーも買い続けています。ボージョレ・ヌーヴォー、パカレやらルロワやらギイ・ブルトンやら、いろいろ買っていた時期もあったのですが、いちばん好みだったこの「うさぎ」という名の畑の付いた銘柄だけに絞られてしまいました。このヌーヴォーをフレデリック・コサールと一緒に造っているのは、ニコラ・テスタールという造り手さんなのですが、彼のボージョレがまた安くて旨いのです。ボージョレ・ヴィラーュも旨いですし、村名のブルルィもオススメです。あと、シャルドネから造るボージョレ・ブランがまた美味しいです。私はたぶん、ガメイがかなり好きなほうだと思います。よい造り手でも少し置くだけで旨みが増すし、長く寝かせてもまた美味しくなるものもあると思います。少し前にジョセフ・ドルーアンの1961年のムーラン・ナ・ヴァンを飲みましたが、実に素晴らしかったです。余韻が少し短いだけで、あとはブルゴーニュの美味しいオールド・ヴィンテージそのものでした!さて、1年寝かしたフレデリック・コサールですが、これがまた美味しかったです。ヌーヴォーらしい生の果実味感やキャンディ香はほとんどありません。最初はわずかな還元香がありましたが、しっとりとした赤系果実の香りになりました。シンプルだけどコアのある味わいで、クイクイと飲み進めてしまいました。たぶん、1年でグッと美味しくなったと思います。今日、家に来る2011年、すぐ飲んで違いを検証するか、やはり寝かせるか、悩ましいところです。
2011年11月17日
コメント(0)

モレ・サン・ドニ 1er クロ・デ・ゾルム[1983]/ドメーヌ・ジャン・ラフェ元麻布のワインレストランで飲みました。ジャン・ラフェ、大好きな造り手です。今は代替わりして、ジェーラール・ラフェとなりましたが、味筋が変わったとか、いや変わっていないとか言われていますが、最近のものはあまり数を飲んでいなくて、正直よくわかっていません。ジャン・ラフェは、1997~2001年(最後のヴィンテージ)をよく飲みました。最初に飲んだのは、2000年のモレ・サン・ドニ 1er レ・ミランド。赤系果実の柔らかい味わいに魅せれてしまい、あっという間にファンになりました。クロ・ド・ペーズやクロ・ド・ヴージョ、ラヴォー・サン・ジャックなどは、今も何本か在庫があります。今回は、古酒の部類に入る1983年。ジンクス的には「個人的アタリ」のヴィンテージです。最近、シェゾーのシャンベルタン、ジェローム・プレヴォーとアタリが続いているお店でしたので、これも期待大です。ジャン・ラフェで喜んで値段をはっきり確認しませんでしたが、確か17,000円くらいでした。香り。熟成香、きれいで酸化や菌が邪魔している感じはありません。味わい。やや過熟感がありますが、ラフェらしい柔らかい赤系果実の甘み。美味しいです。ある意味、暑かった1983年らしい味わいです。ちょっと前に飲んだ、同年のトラペのシャンベルタンより上、ですね。ひさしぶりのラフェ、嬉しかったです。帰りの混んだ電車、眠くって立っているのがやっとでした。ひさしぶりの眠い酔っ払い、やってしまいました……。
2011年11月16日
コメント(0)

エクストラ・ブリュット[NV]/ジャック・セロス5年前の2006年デコルジュのジャック・セロス。ドサージュなしは現在はVO(ヴァージョン・オリジナル)という表記がありますが、その表記のないエクストラ・ブリュットというキュヴェです。少し前に、同じ頃にデコルジュされたエグリ・ウーリエのブリュット・トラディションを飲んだら、かなり熟成が進んでいたので、そろそろ開けねば!と思っていました。結論から言うと、素晴らしい味わいでした。最初の一口、きれいな酸化熟成のニュアンスに、ミネラルの背骨がスーッときれいに伸びる、ストイックな味わいの極辛口。これば、30分経つあたりからどんどん香ばしさが増してきて、酒質もきれいにふくらんでいきます。美味しいので1時間ほどで飲み干してしまいましたが、まだまだ大きくなっていきそうでした。ジャック・セロス、イニシャルは何回は飲んだことがありますが、いい状態のものに当たっていなかったせいか、いま一つ、その美味しさがわかりませんでした。このエクストラ・ブリュットは、ジャック・セロスの真髄がわかった、初めての1本でした。ジエローム・プレヴォーも美味しいですが、きれいに熟成したジャック・セロスを飲むと、現状ではまだセロスのセカンドラベル的な位置付けの味わいかな、という感じです。実はもう1本、同じ時期にデコルジュしたエグリ・ウーリエのVPというキュヴェがあるのですが、これもいまだ真髄に触れていないウーリエの初の1本になってくれるといいなあ、と思っています。先日のクリュグといい、家で長く寝かせた著名シャンパーニュは、2連勝です。しかしセロス、美味しかったなあ。この味わいでは、眠くなりませんね!
2011年11月16日
コメント(0)

サン・ヴェラン・レ・ポマール[2006]/ダニエル・バロー健康診断明け、好物のダニエル・バローを開けました。血圧、高めでしたが、コレステロールや肝機能の数値は後日なので、気を取り直してのワインです。この造り手は、2002年から買っていますから、現行の2009年まで、通算8ヴィンテージの付き合いになります。始めて飲んだのは、2002年の、当時いちばんリーズナブルなキュヴェだった、マコン・ヴェルジュソン・ラ・ロッシュ。当時、確か2,000円ちょっとでしたが、一口飲んでビックリ! 果実味とミネラルの抜群のバランス。これは「キング・オブ・コストパフォーマンスだ!」と狂喜したのを覚えています。その後、ほどなくトップ・キュヴェのプイィ・フイッセ・アン・ビュランを飲んで、さらにビックリ! 5,000円もしないのに、ボーヌの一流どころに近いグラがあります。「バロー、恐るべし!」と深い感銘を受けました。バローを知ったのは、ロバート・パーカーのお陰です。賛否両論ある評論家ですが、マコンの造り手では、特にヴェルジェとこのバローがお気に入りのようでした。ヴェルジェがネゴシアンとして、シャブリやボーヌのグラン・クリュまで手がけるのに対して、バローはマコンのプイィ・フイッセ、サン・ヴェラン、マコンの村名の白ワインだけしか造っていませんから、それもスゴイなと思いました。2009年で、マコン・ヴェルジュソン・ラ・ロッシュで3,000円くらい、トップのアン・ビュランで、6,000円くらいになりましたが、変わらず値段の倍以上の味わいはあるのでは?と個人的には思っています。今回のサン・ヴェラン、このレ・ポマールとアン・クレシュという2種類の畑名付きを見かけますが、アン・クレシュのほうがややさっぱり、レ・ポマールのほうがやや濃厚だと思います。今宵の2006年は、3年ほど前に4,000円弱で購入したもの。3本買った最後の1本です。1年ほど前に開けたときには、「やや堅めかな?」と感じた記憶がありますが、今回はどうでしょう?グラスに注いだ瞬間、芳香が! うん、全開です。熟したフルーツがたっぷり、樽もかんじますが、ミネラルもしっかりしてますので、そこは新世界とは一線を画すニュアンスがあります。味わいは豊満で、やや甘いと感じるくらい。ある意味、ピークの状態ですが、もう数年置いて、果実味がやや痩せ始めたくらいが、より好みかもしれません。2時間ほどかけて飲みましたが、まだまだ発展しそうでした。やっぱりいいですね、バロー。ボーヌの有名どころほどの要素はありませんが、より愛想がよく、よりリーズナブルで、より料理を選びません。バローもやはり、在庫が10本以上ありますが、たぶん飲み頃よりも早く開けていってしまいそうな予感がします。しっかり飲んでかなり酔いました。でも、美味しかったからでしょうか、グラスを洗って拭いて、眠りにつくことができました。
2011年11月15日
コメント(0)

シュヴェルニィ・ルージュ[2009]/クロ・デュ・テュエ・ブフ本日は健康診断。で、日曜日の昨日は禁酒(正確に言うとビールをほんの一口)しました。で、土曜日はいいだろうということで、これを。このワインは3本目です。最近、2010を買ったので、取っておいた最後の1本を飲むことにしました。この造り手さんは、自然派好きならほとんどの方が知っていると思われる、有名どころですね。この名前のドメーヌもの以外に、ネゴスものも手広くやっています。値段もリーズナブルなので、ロワールでいちばん買う&飲むのは、ここかもしれません。在庫も10本以上あります。この自社畑のシュヴェルニィ・ルージュはガメイとピノですが、同じセパージュで畑名付きのルイヨン、ピノだけの畑名付きのクラボットとカイエールがあって、クラヴォットは「下町のロマネ・コンティ」というあだ名があるのは、ご案内の通りです。クラヴォットとカイエールはすぐ売り切れてしますのですが(何しろ「下町のロマネ・コンティ」の異名で3,000円くらいですから)、2009年は幸運にもここに書いた4種すべてを入手できたので、あとの3種はもう少し置いておくつもりです。ここのワインは、白赤ともに、1~2年置くと、グッと香味が増すと思っています。ただし繊細な自然派なので、時には臭く、美味しくなくなっていることもあったりします。ですが、上手く熟成した時の、特に赤の香りの素晴らしさは、それはそれは素敵なので、値段もリーズナブルですし、リスクをおかして寝かせる甲斐は、ある気がしますね。私にとって、白の最強デイリーワインはビアンカーラで不動です。リーズナブルで、いつ飲んでも美味しく飲める白は、これ以外には見つかっていません。赤にもそんなデイリーワインがあったらなあ、と思うのですが、なかなか見つかりません。そんな中、これは私にとって「最強デイリーワインの赤」候補なのです。この2009年は、青味のない完熟感があり、「いつ飲んでも美味しい」にかなり近い味わいだと思います。味筋は、ブルゴーニュのシャソルネイの赤と近いのではないでしょうか? ビオのほっこりした香りに、ピノのラズベリーやクランベリーにガメイのいちごの、赤系果実の混ざり合った香り。スーパー・パストゥグランといって差し支えないのではないでしょうか?その夜は、「日曜日は節制」と決めていたので、しっかり飲み、食べました。次の日が日曜日だったので、当然気が付くと眠っていました……。それではこれから、一夜漬けの健康診断に行って参ります。今晩、何を抜栓しようかは、いま悩み中です。
2011年11月14日
コメント(0)
昨晩、残りのジャック・カシューを飲みました。開くかな?と思ったのですが、初日とあまり印象は変わらず、「まずくはないんだけど、好みではない」で終わりました。よく思うのですが、世間の評価はいいのに自分にとって「いま一つ」のワインの場合、次の4つの可能性があるのでは?と思っています。(1)状態流通の間のどこかで、ワインに何らかのダメージがあった場合。もちろん、致命的ではないので「完全な劣化」ではないのですが、本来の味が損なわれているケース。(2)瓶差同じワインを続けて何本か飲んでも、毎回味わいが違う。なんてことは、ままあることです。瓶差が多い銘柄、少ない銘柄もあると思いますが、これも結構経験します。(3)時期よく言われる「閉じている時期」にぶつかると、「値段のわりに美味しくないなあ」という感想を持ちがちですよね。「ダメなワイン」と「閉じているワイン」は違うといいますが、私はわからないことも多いです。(4)相性世間の評価があまりよくなくても、自分はとても美味しいと思えるワイン、あるんですよね。特にヴィンテージなんかはそうです。私にとって、この中で勝手にいちばん重要!と思っているのは、(4)です。ジャック・カシューという方、もちろん会ったことはありませんが、写真で見る限り、「もし同じクラスにいても友達にならないだろう」的なものを感じるのです。まじめでいいやつだけど、あまり長く話すことがない感じというか(すいません、あくまで想像です)。ビジュアルの雰囲気的にもそうかなと思っていて、やっぱり実物を見ても「あっ、クラスにいたら人気者だろうな」とすぐ感じたのは、たとえばクリストフ(ルーミエ)です。まあ実際、キライな人を見つけるのが困難なワインですものね。メオ(カミュゼ)様も、「あー、きっとナルシストだろうけど、深く付き合ったらきっと魅力的な人間だろうな」と思いました。友達を選ぶタイプでしょうが、好きな人は好き。実際のワインの評価もそうですもんね……。まあこれはワインの造り手に限らず、レストランのシェフ、ソムリエなどにも言えることかもしれません。こんなことを書くと「偉そうに書く、そういうおまえはどうなんだ?」と聞かれてしまいそうですが、う~ん正直、友達は少ないタイプ、です。クリストフみたいになりたいけど、もう無理ですね。
2011年11月11日
コメント(0)

ブルゴーニュ・ルージュ・シャン・ダルジャン[2009]/ジャック・カシュー 風邪がまだ抜けず、スパイシーなカレーが食べたくなりました。しかし、なぜかワインはブルゴーニュの赤を飲みたくなって……。外でこんな振る舞いをすると「ワインがわかっていないやつ」と言われてしまいそうですが、家飲みなら、こんな無体なマリアージュも白い目で見られないのがいいですね。お見合いばばあが、性格の全く合わなそうな2人を「まあ、若いんだからいいじゃないの」と強引に結婚に持っていこうとしているような気もしますが……。昔、ひょんなことから日本を代表するソムリエである佐藤陽一さんと、ランチでカレーを食べる機会がありました。渋谷のビストロで羊のカレーを食べたのですが、せっかくだからと思い、昼でしたがワインリストから「カレーに合うワインを」とお願いしたら、「いやあ、難しいですねえ」と言いながら選んでくれたのは、オーストラリアのシラーズでした。確かに、あのジャミーなスパイシーさは、フレンチカレーのスパイス感とよく合い「おー、マリアージュ!」と感心した記憶があります。さて、昨夜の相性の悪い2人ですが、まあ……。まったく合わなかったです!まず、サラダを食べてワインをちびちび。カレーに突入して、合わせたら口の中から「イヤ!」と言われたような気がしました。そこで、ワインを飲むのはやめてカテキン緑茶に切り替え、カレーを食べ終わってから、ナッツとともにワインを飲むことにしました。ちなみに、私がこれ以上の成田離婚だと思うのは、「納豆にブルゴーニュの赤」だと思います。これは「イヤ!」ではなく「ダメ!」ですね。口の中に雑巾をねじ込まれた気がするのは、私だけでしょうか?さて、カレーに合わせるからと思って選んだジャック・カシューのボトムライン。よく行く隣町のワインショップで、あまり考えずに買ってしまったものですが、この造り手、あまり食指が動くほうではありませんでした。過去の数少ない印象は「無骨」。でも良年の2009年だからと思って買ったのですが、今回の印象も「美味しいけど無骨」でした。この方は抽出が強め、なのでしょうか? やや黒っぽさがあり、タンニンもややキシッとしています。ただし、果実の熟した感じがあるので、バランスはとれています。自制して、半分はペリエの小瓶に移し、明日に回すことにしました。健康診断も近いことですし。ということで、飲酒中に眠りはやってこなかった夜でした。
2011年11月10日
コメント(0)

5泊6日の休暇でしたが、グアムのよいところは、それだけいると飽きてしまい、日本に帰りたくなるところですね。帰ってからの仕事復帰が容易です。一昨日、グアムから帰った日の夜は、近所の蕎麦屋さんで、おひたし、さんまの塩焼き、だし巻き卵に、温かい鶏きのこのつけ汁で冷たい蕎麦。それに恵比寿ビールを2本。ワイン、飲みたかったのですが、風邪で鼻が利かないのでもったいないと思い……。その代わり、楽天の二つのお店でデイリーワインを7本ばかり購入しました。備忘録を付けているのですが、これで今年買ったワインは139本になりました。ここまで家で飲んだワインは116本。そう、例年だいたいこんなペースですね。在庫が少しずつ増えていきます。さて昨晩ですが、鼻が利かない&来週の月曜に健康診断を控えていることもあり、飲むものに迷いました。いつも数値、悪いのです。ガンマはそうでもないのですが、血圧とコレステロールが……。まあそれで、ボルドータイプのグラスでタンニンを味わうことにしました。ワイン、ではありません。休肝日によく飲むこれです。こういうふうに飲むのと、普通のグラスで飲むのとは、やはり味わいは違います。タンニンをより感じるので、ほんの少しだけ「ワイン気分」になります。ちなみに、花王のヘルシア緑茶のほうが、タンニンの味わいとしては上、だと思います。ただ、自分は体脂肪よりコレステロールが問題なので、最近はこちらを飲んでいます。いずれにせよボルドーグラスで飲むのが、タンニンを美味しく味わう方法だと思っているのですが、単なる気分で勘違いなのでしょうかね?さて、健康診断まで断酒したいところですが、たぶん今晩は抜栓する予感が……。
2011年11月09日
コメント(0)
今回の旅行の最後の夜(昨夜)、訪れたのは3日前と同じ、ハイアット・リージェンシーの中のイタリアン「アルデンテ」です。先日食べなかったピザを食べたかったのと、美味しかったバンフィの銘柄が、実は記憶違いだったのでは?という疑問が湧き上がり、確かめたかったというのもありました。しかし、この文章、家でiPadで入力しているのですが、快適ですね。グアムでは、何度も通信が途切れたりして、アップした何倍もの文章が消えてしまいました。さて2度目の「アルデンテ」、あい変わらず、美味しかったです。ただ、ピザはナポリ風とローマ風の中間の厚さの生地で、やや中途半端でした。&ワインリストも仔細に眺めたら、バンフィ以外の赤でグラスで頼めるものは、濃いめ系オンリーだったことがわかったりと、マイナス面も見つかりましたが、何よりホールのサービスが快適で、やはりいいなあ、と思いました。ただただ、その前日から滅多にかからない風邪になってしまっていて、食欲があまりなかった、という残念な状況でした。そういうわけで、ちゃんとリストを見る気力もなく、それでも前日のジェイコブス・クリークのスパークリングと、白を2杯。イタリア産でグラスで飲める、ピノ・グリージョとガヴィを飲みました。ですが、銘柄をちゃんと確認しませんでした。でも、いいですね。バニラ&オーキーなシャルドネとは、別の世界。ミネラルがあるのが嬉しいです。バンフィは、飲みませんでしたが、他のテーブルで注文したのを見て、記憶が蘇りました。そう、いわゆる昔ながらのキャンティ・クラシコ。例の藁づとに入っているずんぐりボトルでした!これ、たぶん日本には入っていないですよね。たぶんバンフィのボトムもボトムでしょう。でも、確かに美味しかったのです。グアムマジックでしょうか?あと、グアムだからこそ、気にならなかったこと。それは私が見た限り、どのお店のワインリストにも、ヴィンテージの記載がなかったことです。頼んだワインのヴィンテージを確認することもしませんでしたね。なんかグアムでそんなことするのは、野暮な感じがしたもんで。
2011年11月07日
コメント(0)
![]()
日系のホテルの中にある、チャイニーズに行きました。窓から見える海は、素敵な景色でしたが、味は……。個人的には、もう一つでした。かなりラフな味付け。街場の中華だったらOKだと思ったしょうが、ホテルの高層階とはちょっとマッチしない気がしました。あくまで個人的な印象ですが……。ワインの選択肢は、カルフォルニアのみ。で、グラスワインを白赤各1杯頼むことにしました。プライベート・セレクション シャルドネ/ロバート・モンダヴィプライベート・セレクション ピノ・ノワール/ロバート・モンダヴィウッドブリッジの上のクラスですね。このレストランのワイングラス、残念ながら小さいです(なみなみ注いでくれましたが……)。白は、やはりカルフォルニアらしいシャルドネです。先日のウェンテほどではないですが、久しぶりに飲んでも印象は変わりません。バニラな香りで,リッチな味わいです。赤は、それに比較すると、カルフォルニアのピノとしては、それほどジャミーではなく、完熟感のある赤系果実の味わい。ブルゴーニュとの近似生は、こちらのほうが感じます。まあ、グアムで飲んだ初ピノでしたから、好印象だったのかもです。
2011年11月05日
コメント(0)
![]()
新世界のソーヴィニヨン・ブランです。マタンザス・クリーク・ソーヴィニヨン・ブラン豪華な(?)なマジックショーのディナーで、急かせるウェイターを目の前に、あわてて選びました。新世界だけの選択肢。リースリングと迷いましたが、青いニュアンスが欲しかったので、こちらを。ボトル65ドルは、観光スポットの値段としてはまあまあでしょうか?まあ、自国のワインですからね。スクリューキャップのこのワイン、ハーブのニュアンスはありますが、完熟感があって、やや重ためです。でもまあ、メインディッシュのロブスターとの相性はまあまあでした。トイレに立つ際に、他のテーブルをそれとなく見てみました。一つだけ、他と違い、ボルドーグラスが!そこでは、オーパス・ワンが開けられていました。席に戻ってメニューを確認したら、325ドル。たぶんリーズナブルなのでしょうね。このマジックショーで、私は本領発揮してしまいました。ディナーの後のショーで、たっぷり30分、爆睡です。ワインを飲みにではなく、マジックショーを観に来たはずだったのに……。
2011年11月05日
コメント(0)
![]()
さらに続きです。赤はサンジョヴェーゼを飲みました。アメリカ系ブルネロの名門、バンフィのリーズナブルライン。グラスで11ドルでした。たぶんこれでした。(いや、違っていました→11/7)いやあ、嬉しい味です。赤系果実の甘酸っぱい味わいは、新世界にはやはりない要素です。シンプルですが、料理に寄り添います。メインディッシュは、軽い火の通しのまぐろでしたが、バンフィともよく合いました。この「アルデンテ」というレストラン、個人的にはかなり気に入りました。味付けがしつこくなく、調理はていねいです。火の通し方も適切で、サイドオーダーの地元野菜のパクチョイのソテーも、歯ごたえよく、素敵な味でした。さて次は、グアム観光した方の何人かが行くであろう、マジックショーのディナーで頼んだ、カルフォルニアのソーヴィニヨン・ブランのフルボトルについて書いてみます。
2011年11月05日
コメント(0)
続きです。。アウトリガーというホテルに泊まっているのですが、ここのwi-fi環境は、あまり快適ではないですね。さてウェンテですが、これはわかりやすいカルフォルニアのシャルドネ、リッチでボリュームたっぷり。バニラなニュアンスが顕著です。インパクトあります。一方のブラウン・ブラザーズ、オーストラリア産のこちらは、比べるともう少しエレガントで、量を飲んでも飽きない中庸な味わいです。レストランの料理との相性は、断然後者でしたが、濃厚なクリーム系の魚介料理だったら、ウェンテも合いそうです。いずれにせよ、1杯が1,000円しませんし、さすが端っことはいえアメリカ、グラスになみなみ注いでくれます。日本のホテルのゆうに2杯分はありそうです。次は赤を1杯。バンフィを飲んだのですが、ここいらで一回アップしておきます。
2011年11月05日
コメント(0)
![]()
グアムのイタリアン「アルデンテ」で飲んだ、グラスワイン4種。泡は、円高のおかげで、1万円以下で有名メゾンのシャンパーニュがボトルで飲めそうでしたが、グラスではこの1種類だけ。ジェイコブズ・クリーク シャルドネ ピノ・ノワール海外、ということもあるもでしょうか? いつもより美味しく感じられます。シャンパーニュと同じ品種構成なのが嬉しいスパークリング。ホテルのダイニングで、7.5ドル。文句ありません。白は、シャルドネを2種類飲み比べてみました。ウェンテ・ヴィンヤード・リザーヴブラウン・ブラザーズ・シャルドネどちらも12ドルくらいでした。すいません。この後、いろいろ書いた文章が、通信環境&慣れないiPadということで、消えてしまいました。ここまでで一度アップして、続きはまた。
2011年11月04日
コメント(0)
![]()
グアムでワイン。iPadなので、画像アップができないので、楽天ショップで売られているものをお借りしています。ホテルのwi-fi環境もあまり快適でないので、前回は同じ画像を何枚も貼り付けてアップしてしまい、なかなか修正できませんでした。前夜にノクターンを飲んだので、行きの飛行機(エコノミーです)ではワインのクオーターボトルはパス。水だけ飲んでいました。ワインに期待できない土地なので、滞在中はワイン抜きもいいかな、と思ったのですが、無理でした......。レストランのドリンクメニューにワインがオンリストされている限り、やはり頼んでしまいます。初日の夕食は、滞在ホテルのカフェの大味な料理。ワインの選択肢は、かのイエローテイルとこれだけでした。あれっ、画像挿入が上手くいきません。もう一度。ブラック・ストーンという銘柄でした。イエローテイルよりは、美味しい。以上。正直、特に特徴を捉えることができませんでした。翌日の晩は、もう少し料理もワインも楽しめる店、ということでハイアット・リージェンシーにあるイタリアン「アルデンテ」へ。ここは以前、グアム政府観光局の方から「グアムでいちばん美味しいイタリアン」と教えてもらったレストランです。ワインリスト、充実しています。オーパスも五大シャトーもスーパータスカンも、お金を出せば飲めそうです。もちろん、飲みません(飲めません)けど。ボトルでワインを、と勢い込んでいたのですが、結構な種類がグラスで飲めるので、いくつか試してみました。と、まあ勢い込んでさらに書き進めるつもりでしたが、wi-fi不調で画像挿入が上手くいきません。続きは次回に。「アルデンテ」で飲んだ泡1、白2、赤1を。
2011年11月04日
コメント(0)
![]()
ノクターン・セック[NV]/テタンジェ旅行に出る前夜、明日は早いし今夜は飲むのをやめておこう、と思っていたのですが、意外に早く準備も終わり、やることがなくなってしまって......。ちょうどよく(よくなく)、シャンパーニュのハーフが冷えていて、気が付いたら開けていました。そう、大好きなノクターンです。やや甘口のセックのハーフで、比較的よく見かけるのはこのノクターンと、ランソンくらいでしょうか?シャンパーニュはブリュット、あるいはエクストラ・ブリュットが主流ですが、料理と一緒ではなく、単独で飲むとき、セックはいいんじゃないかと思います。というか、最後に軽い甘みで喉の奥に消えていくこのノクターンが、なんだか大好きなのです。フルボトルではやや飲み飽きしてしまいそうなので、あまり見かけないハーフがあると、つい買ってしまいます。旅の前日に飲んだノクターン、やはり好きな味でした。残糖感を予想させる(?)香り。テタンジェのブリュットも「ややゆるい」と先日も書きましたが、これもそのいい意味でのゆるさが、なんだかいい気持ちにカラダを弛緩させてくれます。アフターの独特の金属感を伴った甘みが、またいいんです!いいなあ、と思いながら小一時間。夜想曲、という名前に引っぱられている感もありますが、その音色に身を委ね、眠りにつきました。
2011年11月03日
コメント(0)

ブリュット・レゼルヴ[NV](ハーフ)/テタンジェ 昔、有名メゾンのシャンパーニュのベーシックなものを、ブラインドで飲み比べたことがありました。モエ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、ポメリー、ランソン、ルイ・ロデレール、テタンジェ、ボランジェの7種類。 結構な人数がいましたが、その場にいた人々の1番人気はボランジェ、2番人気で女性の票をいちばん集めたのはルイ・ロデレールでした。 ちなみに「いちばん高いと思うのは?」という質問もあって、それもボランジェがいちばんでした。 私がいちばん高いと思ったのはランソン(!)、そしていちばん好きだと思ったのはテタンジェでした。 昨日、テタンジェのハーフを飲んで、ここ最近飲んだシャンパーニュと比べても「やっぱり好きだなあ」としみじみ思いました。 これもまた、ハーフが充実&リーズナブル楽天ショップで購入したものです。 ちなみにテタンジェは、百貨店限定なのでしょうか? こんなハーフの3本セットもあります。 渋谷の百貨店で、このパックを購入したのは2回目です(今回の3本はまだ飲んでいません)。 このブリュット・レゼルヴに、セックのノクターン、ロゼ・レゼルヴのセットで1万円+消費税は、なかなかリーズナブルだと思います。ノクターンも好きですし、前回のセットでは「テタンジェのロゼって美味しいんだ」という発見も! デザインボトルでとりわけ高価なコレクションは、飲んだ経験がありませんが、看板のコント・ド・シャンパーニュと、これらベーシックラインに同じ方向性の味わいを感じるのです。 ブリュット・レゼルブは、ボランジェのキュヴェ・スペシャルの重厚感も、ルイ・ロデレールのブリュット・プルミエのちょっとした高級感もありません。ですが、ちょっとゆるいと感じる味わいの按配とアフターの苦みのバランスが、個人的にはいい感じなのです。 冷蔵庫にはノクターンのハーフも冷やしてあるので、近々飲んでみようと思います。 話は変わりますが、明日から旅行で数日間、ワインに何の期待も持てない場所「グアム」に行く予定です。 この日記に書くネタ、拾えそうもないので、過去のワインでも振り返ってみようかと、思ったりもしています。 旅行の前日、ふいに眠ってしまうのが怖いので、今夜はワイン禁止、の予定です。
2011年11月01日
コメント(0)
全25件 (25件中 1-25件目)
1