(港区南麻布四丁目11-44)
へようこそ。
旧庁舎の本館の入り口の柱に描かれた女性の画像でした。
アーティストの名を確認しそこねたのですが、この女性は激しくぼくの好みです。彼女も、本館が取り壊されるとき一瞬にして昇天してしまうのです。
できれば、この柱を10万円で売ってもらえないでしょうか…。
こんな感じで、旧庁舎の外壁から廊下、ひとつひとつの部屋にいたるまで、美術空間になっています。
本館は、ややごちゃごちゃと大学の学園祭の様相です。
「No Man’s Land: 創造と破壊@フランス大使館 ―― 最初で最後の一般公開」
と題された粋な企画は、11月26日にはじまりました。
1月31日で終了して旧庁舎は取り壊しにかかる予定でしたが、好評のため展示企画が2月18日まで延長されることに。
本館の3階だったか、ほんものの金庫扉を開けると、なかに鉄格子があってギャングに扮装したアヒルが閉じ込められて監獄と化していました。 あの部屋のギャグは おもしろかったな。
いっぽうこちらは旧庁舎の別館入り口横の相撲とり。
本館展示が大使館による運営なのに対し、別館展示は藝術家グループが運営する企画展です。
目下、「団・DANS」 という若手アーティスト グループの展覧会 (1月21~31日)
。
一流の現代アート作品が並んでいて、見ごたえがあります。
作家の皆さんも展示室に待機しておられる方が多く、ぼくも佐藤雅晴さん、小林雅子さん、SONTON さんらとお話ししました。
これは、SONTON さんのインスタレーション。題して 「大欲情」。
旧庁舎別館の屋上に作られた、これまたこの場かぎりの藝術作品です。
SONTON さんは、2人のアーティストのグループ名なのだそうで (つまり 「藤子不二雄」 みたいな)
、そのうちのおひとりが屋上にものうげに坐っていました。とても かわいいひとです。
というわけで、本館と別館で3時間あまり、時の経つのを忘れてしまいました。
11月に始まった展示だというのに、平日午後にもかかわらず結構な人の入りでした。ぜひ足をお運びください。
【No Man’s Land 展の開催日時】
1月31日 10:00~18:00 (本館 + 別館展示)
2月にはいると、本館展示のみとなります。月・火・水 は休み。木・金・土・日の10:00~18:00 にどうぞ。2月18日(木) が最終日です。
場所は、港区南麻布四丁目11-44 在日フランス大使館の旧庁舎。広尾駅から徒歩7分、道路に面してアートの世界が せり出さんばかり。
入場はいちおう無料ですが、藝術国に入るための “パスポート” (売価300円)
を買うよう入り口で勧められます。
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