静岡の四季 0
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10月5日~8日に歩いた黒部源流の山々 素晴らしい思い出になりました。 めざす黒部五郎岳 人気blogランキングへ ↑ 奈落の底へ落ち込んでいるhimekyonにクリックしてね10月4日上野23時33分発、急行「能登」に乗り込んで一路富山へ今回は、テントソロをもくろんでいたあるお方に強引に参加表明をしたhimekyon夜行バスはすでに満席、久しぶりに夜行列車利用となる昼間はごったがえす上野駅も23時を過ぎると、ときおり発車を知らせるアナウンスの声だけが響く静かな駅と変わっている 急行「能登」女性専用車があるというので、予約してみたが1両に10名そこそこ、他の車両もガラガラだった初めて夜行列車を利用したのは7年前、白馬三山縦走のとき、混雑のなか、席は確保できたものの、消灯しない車内、宴会をやっている人たちの声、停車駅ごとのアナウンスなどで眠れぬ一夜を過ごし、寝不足から白馬大雪渓では高山病を起こして、やっとのおもいで白馬山荘に着いた苦い経験がある。。。急行「能登」古い型の特急車両、小さいながらもブランケットが置いてある。高崎を過ぎると車内も少し照明が落ち、停車アナウンスも5時までは控えるとのこと、線路を走る規則的な音と時折息をするかのような汽笛?の音、窓を打つ雨音を遠くに聞きながら、うとうとしたようで、気がつくと雨が上がった白みかけた富山平野に入っていた。富山駅に到着立山方面行の待合室へ行くと、すでに大阪から到着していたあのおかたが待っていた8月の表銀座縦走のうずみんさんとOちゃん、2ケ月ぶりの再会だ。うずみんさんのおつれさまOちゃんも当初参加予定ではなかったのでひとり静かにテントソロを計画していたはずなのに、結局はまた3人になっちゃった。定刻6時28分立山行の電車に乗り、目的地への降車駅「有峰口」へ、駅に降り立つとすでに折立行のバスが待っていた。平日というのに、20数名の乗客、結構いるものなのだ。 有峰口駅去年の夏、一人降り立った登山口に、今日は3人で・・・時折日差しがでて、これからはじまる4日間の長い道のりを祈ってくれているようだ8時半、いよいよ出発 折立登山口樹林帯の急登を歩き出すと、にわかに雨が落ちてきて、合羽をつけるほどに降ってきた。、あらら、予報と違うわよ。晴れ間も出てたじゃない・・・・ 愛知大学遭難碑 昭和38年正月(三八豪雪)愛知大学の学生13人が 豪雪で薬師岳登頂を断念して下山途中ルートを間違えて全員遭難死した軽快に歩く2人、相変わらず亀足のhimekyon、ゼーゼーハーハーいいながら三角点にたどり着くといつしか雨は上がり、青空も見えている。あまりの鈍足に、2人には先に行ってもらうことにして、テン場で落ち合いましょう。やっぱり2人と歩くのは無理なのかもしれないな・・・・と思いながら、ひとり太郎平を目指して。 三角点から上は青空も見え出して夏は一面のお花畑となる登山道も今は草紅葉に彩られ、ときおり、ガスの切れ間から雄大な薬師岳が姿を現して、疲れた体を癒してくれている。太郎平への登山道はなだらかなアップダウンを繰り返す整備された岩畳、去年の夏は小屋近くで雷雨にあって、一目散で小屋を目指したんだな・・・と懐かしく思い出しながら。 ときおり姿をみせる薬師岳 草紅葉と紅葉13時45分太郎平到着、うずらさんたちは13時15分に到着していたという。風も冷たく体が冷えてしまった2人には申し訳なく、「やっぱり2人と歩くのは無理だね」30分の差は大きすぎ、この差に落ち込むhimekyonだった。 ナナカマドは色づいてテン場は小屋から20分ほど離れた薬師峠にあるという。えー、なんでそんなに遠いのよ・・・・アップダウンもあり、明日の登り返しがつらそう・・・それでも、水場とトイレが完備してるというのでちょっと安心。テン場に着くとすでに3張のテントが、この時期でもいるものなんだな~ 残照に輝く樹林帯テント設営後、コーヒータイムでまったりとしてから・・・テントに落ち着き荷物の整理 テント設営後、マッタリとコーヒータイム暗くならないうちに、早めに食事をしましょうhimekyonは荷物を軽くするために(実際は18キロで重かったけど・・)食事は簡単なものばかり・・・ところがうずみんさんときたら・・な、なんと進化していた~表銀座縦走までのアルファ米一色の食事から一変、生ものが出てくる、出てくる。。。。指をくわえてみているhimekyon。よーし、次はがんばるぞ~ この差はなんなのだーー(ーー;) 進化したうずさん料理はタンドリーチキン寝る前に3人でトイレに・・こんなところではとても一人では行けないよ。空にはきらめく星が、彼方には富山の街灯りが・・・去年、白馬岳~朝日岳を歩いたときに朝日小屋からみた富山の街灯り、離れているのに同じ富山の灯りを見ることに感激。夜は静かに更けていきました。2日目へ続く 人気blogランキングへ ↑ クリックありがとうございます。
2007/10/12
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2日目の朝を迎えた黒部源流の空は燃えるような紅い空刻々と変わる空の色にテント撤収もはかどらず・・・今日の1日は長いぞ~そうだこの輝く太陽を浴びて黒部五郎岳を目指すんだ朝焼けは天気が悪くなる・・・・そんなことはありません素晴らしい1日になりましたしかし・・・3日目の午後鷲羽岳にはレンズ雲があらわれて・・・夕方には強風にあおられ夜中から暴風雨になりました人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/10/09
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ご無沙汰しました。富山に着いたのは5日の朝、今日は8日。歩きに歩いて今日のお昼岐阜県の新穂高温泉へようやく辿り着きました。3日間晴れに恵まれたお天気も夕べから暴風雨、土砂降りの中の下山となりました。
2007/10/08
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唐松岳最終回小さな秋(2)のスライドショーはこちら 登山道の黄葉 9月の終わりに行った唐松岳で小さな秋をみつけましたこれから・・・大きな秋をみつけに上野から夜行列車に乗ってお出かけしますあるお方がテントソロに憧れてお出かけするというコースはちょっと違ったけどその地は去年行ったところ、ずいぶん迷って違うコースを歩いたのこのコースへも行ってみたかった「あの~、やっぱりソロがいいですか??」「う~ん、憧れだけど・・・」「そうよね・・・・(ーー;)」「でも休みがとれるなら一緒でもいいよ~」「やったー(^_-)-☆」しかし、3連休、himekyon休むことはできないかな・・・仕事の段取りじょう、もしかしたら連休とれるかもしれない「店長休みくださいm(_ _)m」唐松岳に続いてまたまたお願いしてしまいました今回は○長にもお願いしました「ストレス発散してきなさい。あとは3月終わるまではだめだからね」なんていい店長に○長なんだろう帰ったら、お約束守りますからね~感謝、感謝ですm(_ _)m去年のちょうどこの時期には大雪が降って白馬、穂高で大変な事故がありました。もういつ降ってもおかしくありません防寒対策・・・しっかりとしました(つもり)軽アイゼン・・・ザックの底に(冬靴にしました)一眼レフカメラ・・・・持ちません(本当は持ちたいけど(ーー;)ザックは16キロになりました(去年はカメラ入れて小屋泊まり15キロ)唐松岳より5キロ減りました・・・(カメラの分だけど)1泊で21キロ、3泊で16キロは減量成功でしょ?天気が悪化すれば撤退します。どんな秋が見られるかな~ではでは行ってきます。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/10/04
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唐松岳のお花たち(2)のスライドショーができましたチングルマの果穂 クリックすると画面がおおきくなります。唐松岳へ行ってから10日もたつというのにしつこくこだわっています(苦笑)人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです今年は9月に入ってもいつまでも暑い日が続き八方から唐松岳もまだまだ咲き残りのお花がありました。一枚づつ、UPしたいけど多すぎてスライドショーにしました。八方から唐松岳ののお花たち(1)のスライドショーはこちら単独行だと不安だけど気ままに歩くことができます。一眼レフも持っていくことができるので、ついつい写真が多くなります。今回も560枚、カメラマンさんのように狙って撮るのではなくただただシャッターを切っているだけなんだけどそれでも撮れることがうれしいのですでも、やっぱり家に帰ってPCに落としてみると・・・あー、なんでこんな写真しか撮れないんだろうなんてがっかりはするんだけど・・・40代の前半ぐらいまでは視力が2.0だったのが歳をとるにつれて視力が落ちて今は右眼が0.5、左眼が1.0のガチャ眼ですおまけにものが二重に見えるのでお花を撮るときは焦点があいません(ーー;)老眼だといつも眼鏡をかけているわけにもいかず写真を撮るたびにかけたりはずしたり・・・もちろん遠近両用ってのもあるけど、やっぱり山を歩くときは高低差があったり、岩がごろごろしていたりで、怖くてかけていられないのです。去年から眼鏡を3ケ落としてます。つい先日は、眼鏡のブリッジ部分を折ってしまいました安い眼鏡にしているけど、それでもこれだけなくすと出費が痛いです・・・・・って今日は何を書こうとしたんだろう・・
2007/10/03
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唐松岳山行記の続きです。6時間もかかってたどりついた唐松岳念願の一眼レフを持って登ったのに、まともな写真は撮れなかったただシャッターを切ればいいってものではないことはわかったけど・・・ 唐松岳唐松岳の夜明け唐松岳山行記1唐松岳山行記2イワヒバリ 人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです受付を済ませてから、うわさに聞いていたテント場へ、なるほど、ほんと下のほうにありますね。。。。段々畑みたい、これじゃトイレはどうすればいいのよ・・・って感じ、うずみんさんから早く着かないと近いところ確保できないよって言われていたけど一番近いところが4張り分、2張りだけなので、getできました。それにしても小屋からは遠いなぁーー 隣の単独行のおじさん、すでに缶ビール3本あけてたけど、親切でいろいろ話しかけてくれました・・・(笑) 小屋の下にくの字にみえる道なりがテント場、最初のくの字の赤いテントがhimekyonのです今日はもう動かないでここでまったりしようかな~、唐松岳山頂を見上げると、大勢の人がいます、まだまだ登っていく人たちも・・・・そうだ、今日の目的はやっぱ夕日だよね。じっとしてるわけには行かないんだ ここで初めて三脚をだして、防寒着、コッヘル、水をサブザックに入れて山頂を目指しました。20分ほどで山頂、いるわ、いるわ、、、、ごった返しています。ごっついカメラをセットして夕日を狙うカメラマンもいました。Himekyonも一応三脚を立てて、いっぱしの格好をつけてみます。まあ夕方だから、手持ちよりは手振れが防げるかな・・・程度ですが(笑)しかし、雲が多い、雲海の中からときおり鋭い岩峰をみせる剱岳、さすが威風堂々としています。その奥にほんの一瞬白山が顔を出しました 刻々と変わる雲海に鋭い岩峰をみせる剱岳 教えてもらった毛勝三山あたりに日が沈むような感じだけど、どうも雲が多すぎます。遠く日本海が見えました 毛勝三山(けかちさんざん) 剱岳と毛勝三山の夕景目の前には不帰嶮の急峻な岩峰、この岩場いつか・・と思っているけれど、himekyonに越えられるのか・・・・反対側には今回はパスした五竜岳が鋭い岩ひだを刻んで立ちはだかっています。 五竜岳 五竜岳 不帰ノ嶮(かえらずのけん)刻々と時間がすぎていきますが一向に夕日が見えてきません。うーんだめかな・・さすが2696mの頂、だんだんと寒くなってきてこれ以上は無理とあきらめて、6時前に下山、明日の朝に期待しましょうテントに戻ると1張り増えて満杯に、隣のおじさんはなんだかんだと声かけてくれるけど、あと2張りの夫婦はぜんぜん知らん顔、せっかく狭い空間に一緒になったのだから、もうちょっと和やかな会話があってもなーなんて勝手に思うhimekyonでした。さて、今夜は何にしようかな・・・なんて思ったけどもう真っ暗、結局は林艮さんとこでみつけた棒ラーメンをゆで、たっぷり野菜を入れてメンマにチャーシュー、味付け卵、うんうんなかなかなだな、ひとりで悦にいってました。しかし、今回の失敗はまったりのはずなのに、ドリンクが少なかった、カフェオレと抹茶オレ、ドリップコーヒーと3回分だけ、2回分は飲んじゃったので、ドリップは朝に残して夜は我慢なのだ、リンゴにトマト、実はそのときの気分でとペンネのパスタも持ってきていたのだ。だから重かったのかな~ ちょっとつゆが少なくなっっちゃったけど・・・でもおいしかった~おなかもいっぱいになったけど、まだ7時だよ、テントの中に入って荷物の整理をしてもまだ8時、ガスが晴れれば星の写真も撮れるのになぁ~、しかし厚いガスに覆われて、上~~にみえる小屋のあかりもぼんやり・・・・寝る前にトイレに行かなくっちゃ、森のリカさんのブログを読んだら、熊っぽい獣がテントの周りをうろうろしてたって書いてあったっけ、どうしよう・・・夫婦のテントに声をかけてみた、「あのー、寝る前にトイレには行きませんか?」「行きません」つれない返事です。まわりの様子を窺いながら、小屋までの真っ暗な坂道をおニューの熊鈴を思いっきり鳴らしながら登っていきました。行きは小屋の明かりがみえるからまだいいけど、帰りは奈落の底へ落ちていく感じ、必死に鈴を振り続け無事にテントに到着です。お隣さんのいびきを子守唄に眠りについたけど、11時半に一度目が覚めて外をのぞくもガスが立ち込めて星空はみえず、またまた深い眠りに、携帯アラームで4時半に目が覚めました。テントにひとり、熟睡できるなんてHimekyonも度胸がついたものです。というか隣に3張りもあるという安心感かも・・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/29
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唐松岳山行記の続きですが写真が追いつきません。 唐松岳山行記1 ウラジロナナカマド 葉っぱの紅葉はまだ先かな・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです夏でも雪渓が残る扇雪渓に到着、お昼には唐松に着くはずの行程なのに、なんとここで12時です。丸山ケルンでお昼にしようかなと思っていたけどまっ、いいかどうせ唐松には夕方までに辿りつければにいいのだ ウラジロナナカマド雪渓で休憩していても、またまた周りの人たちから同情をかってしまう・・・・やっぱチビ黒のhimekyonがでかザックを持っていると目立ちすぎるのかな(苦笑) ハクサンタイゲキの紅葉食事のあと、歩き出すとまもなく丸山ケルン、途中で追い越していったご夫婦が早くも山頂をピストンして折り返してきて手を振ってくれました。もうほとんど登りはありませんよ。岩場をトラバースして歩くからあとは楽ですよ。剱も一瞬見えましたよ~と励ましの言葉をいただいて、岩場を慎重に通過したら・・目の前に唐松の小屋が現れたやりました~こんなにゆっくり、写真を撮りながら歩くのも去年の雲の平縦走と白馬岳~雪倉岳~朝日岳以来かもしれないな、それも今回は翌日の行程は帰るだけだから気楽なものだ・・・・ ハクサンタイゲキの紅葉21キロの歩荷訓練的な登り、4時間半の行程を6時間かけて2時半にようやく唐松山荘にたどり着きました。時間をかけたから、素晴らしい写真が撮れたか?そんなことはないんだけど、のんびり写真を撮りながら歩くのも好き、写真は撮れなくても縦走するのも好き、そのとき、そのときのスタイルで山歩きができるのがいいんだよね。
2007/09/27
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9月23~24日歩いた北アルプス・唐松岳山行記です タカネマツムシソウ人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです憧れだった北岳バットレスが雨予報で中止になって以来の9月は、週間予報は雨マークばかり・・・山行きたい病を発病していたhimekyon、どうしても行きたいひとりでテント泊で行けるところをネットで検索するも、交通機関は夏山運行が終わって土日のみ、平日休みのhimekyonにとって行ける山がない、、でもこのもやもやを解消しなければ・・・意を決して店長に休みを申請1泊2日でテントで行けるところ、探してみると唐松岳、五竜岳が候補として上がってきた。唐松岳は白馬八方からのゴンドラ利用で行けそうな気がする.五竜岳は五竜とおみのゴンドラが利用できる。先日テレビで放送していた百名山憬れる。しかし、五竜とおみからだと、夜行バスの到着時間とゴンドラ発車の時間まで2時間の差があるので、これはパス。では唐松岳から五竜岳をつないで縦走はどうだろうか。なんとか行けそうな時間ではある。とりあえずはバスの座席を確保。さっそく、唐松岳から五竜岳を縦走された三脚マンさんのブログを参考にさせていただいた、2泊3日とある。うずみんさんからも単独でテントを背負って午後からの岩場は危険だよ、無理しないでねとアドバイスをいただいて、どうしたものか悩む、亀足のhimekyonはいつもぎりぎりで動いている、たまにはのんびりまったりもいいのかな・・・・そうなると唐松岳ピストンはぴったりだ。。バスはキャンセルするとキャンセル料がかかるので、下山の五竜を八方に変更して当日を迎える。ピストンとなると気持ちもなぜかのんびりムード、縦走となるとザックの荷物もなんとか減らさなくっちゃって思うけど、1泊だし、のんびりなんだからと、食料がなぜか増えてくる。前日天気予報を確認するとなんとずっと晴れマークが続いていた週間予報に2日間とも曇りマークが・・がーん、なぜになぜに、、そうなると高いお山は雨、気温も下がるのが相場、防寒衣も必要になる。これまたザックに入れると最初17キロくらいだったのに20キロ近くになっている。今回は単独だから一眼は絶対に譲れない。これだけで4キロ、大丈夫、ゴンドラ、リフトがあるんだもの、あとの3時間がんばればなんとかなるさ・・・・ タカネマツムシソウ仕事を定時に終わって家に戻り、シャワーを浴びて出発、新宿22時30分のさわやか信州号に乗車、いつも思うことだが、なんで「さわやか」?4列シートでトイレなし、リクライニングも倒すと後ろの人にぶつかっちゃう・・・まあドル箱だから仕方がないか、今回は窓側の席だったので、トイレ休憩のたびに隣の人に起こされることなくうとうと・・・各降車地にバスが停まるのだが穂高は2号車が停まったようでスルー、最初の降車地は5時扇沢着、薄明るくなった空はどんより、出発すると窓に雨粒が・・・あーいやな予感が的中なんてこった、満を持して休みを取ったはずなのに・・・・ 降車地は白馬八方に着くと雨脚が強くなってきた。降り立った人たちの(--;)が暗い・・・れじゃ、上はもっとひどいんだろうな、少し荷物を減らそうか、ザックをひっくり返してみるもめぼしいものがない、せいぜい帰りの着替えと温泉セットくらい、雨だったら食事も考えなくっちゃと思いつつ食料を減らすことを忘れていた。意を決してゴンドラ駅へ、ザックの方は荷物を計量してください。台秤に乗せるとなんと21キロ、まわりの人たちから、「えー、すごい」の声、himekyonも驚きでした。なんでやバスのところで少しは減らしたはずやない・・・・荷物代400円なりを払ってゴンドラへ、確かに重い、背負うときにヨイッショッ!!掛け声かけないと背負えない、リフトを2つ乗り継いで八方池山荘に到着、心配していた雨も上がり、合羽が邪魔になる。寒いと思っていた気温も蒸し暑いさーいよいよ出発だ~上の樺までは、今年の6月にハイキングしているから知った道、あの時は目を見張るようなお花の数々で感激しまくったhimekyonだったけど、さすが今は秋、咲いてるお花もほんの少しだけ、雨は止んだもののガスガスで八方池に写る白馬三山は期待できそうもない。6月のときも見えなかった。見えなければここはパス。先に進みます。 ハクサンシャジンところどころに残るお花、タカネマツムシソウもほんの三輪ほど咲き残っていました。清楚なたたずまいのお花です。八方池をすぎると下ノ樺からは樹林帯を進みます。今年はいつまでも暑くて、ナナカマドの色づきもまだまだです。。このあたりから少しづつ、秋の花も見え始め、カメラを向けると前へ進みません。行きかう人に、凄い荷物ですね。何キロあるんですか?どこまで行くんですか、大変ですね。もう何度声をかけられただろうか・・・・同情されまくりのhimekyonです。「同情するなら金をくれーーー」のフレーズを思い出しました(苦笑)同情されたって荷物が軽くわけじゃないのよね・・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/26
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唐松岳の山頂にいます。心配していたお天気は朝のうちだけ霧雨で歩きだしたらやみました。ガスが一瞬切れると雲海の上に剱岳が浮かび上がります。
2007/09/23
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これから、新宿発の夜行バスで北アルプス標高2696mの頂へ行ってきます。7月の誕生日登山以来、2度目のテントソロです人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいですマツムシソウ・三つ峠高い山にはタカネマツムシソウが咲きますなんか天気予報があやしいです。ずっと晴れマークがついていたのに2日とも曇りマークに変わってます・・ということは高いお山は・・・・マツムシソウ・三つ峠縦走を計画してみたら、1泊2日だとちょっときつめかなうずみんさんから「夏とは違うし、単独だから、午後からの岩場通過は危険だよ、テント場には遅くとも4時に着かないとだめ、絶対無理しないでね~」釘をさされてしまいました。縦走するには、午後からちょっと怖い岩場の通過があり、午後4時着も微妙なんです。三脚マンさんからもアドバイスいただきました。ありがとうございました。・・ということで帰りのバスを変更して、一つのお山をのんびり歩いてきたいと思います。このお山、途中までゴンドラとリフトがあるので楽チン登山です~どうかお天気がもってくれますようにでは行ってきます。
2007/09/22
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今週は秋雨前線の影響で雨マークがずらり夕べから降りだした雨が夕方まで降り続いていました。秋の長雨とはいうものの、やっぱり晴れてほしいです。今月に入って山歩きをしていないhimekyon、北岳が中止になってしまい、もう20日も歩いてないことになります。槍ヶ岳へ突き上げる東鎌尾根 クリックすると画像が大きくなります人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです山行きたい病を発病してしまったようです。あー、山が恋しくなりました。いい加減に晴れてほしい~ところで、昨日は表銀座縦走で出会ったお花をUPしましたが今日は最終回、燕岳から槍ヶ岳から上高地までの風景をスライドショーでUPしますすでに日記にUPしたものもあります。さすがに恐怖の東鎌尾根の写真はほとんどありませんでした。ヘロヘロになって歩いた表銀座も今となっては懐かしい思い出です。また行ってみたいと思うのですから不思議です。スライドショークリックしてみてね燕岳槍ヶ岳上高地までながながと続いた表銀座縦走記にご訪問&コメントをありがとうございました。今度は悲惨な日記にならないよう写真もたくさん撮れるように、体力をつけてがんばろう人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/12
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8月11日~14日表銀座縦走路のお花コマクサ クリックすると画面が大きくなります人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです灼熱地獄の表銀座縦走でたくさんのお花たちに出会えました体力がないために一眼レフを持って行くことができなくて疲れきってヘロヘロでお気に入りの写真は撮れなかったけどお花に癒されてなんとか歩くことができました。スライドショーです、お暇なときにクリックしてね黄色系白色~淡色系赤色~紫系 紫系は9/7の日記と重複してるのがありますコマクサまだまだたくさんのお花が咲いていましたが撮れなかったのやピンボケもたくさんあって残念人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/11
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4日目最後の朝を迎えました。前穂・明神の山が赤く染まっています。今回は初日から最後までほんとにお天気に恵まれました。(初日夕方の雷雨だけ・・・影響なし)表銀座縦走記1表銀座縦走記2表銀座縦走記3表銀座縦走記4 モルゲンロートの前穂高岳・徳沢キャンプ場からうずみんさんたちは帰りの切符をとっているので、それにあわせての行動、himekyonは、時間がわからないので、帰りの切符は取っていなかった。ゆうべ徳沢園から濃尾バスと松本電鉄に電話したら、明日でないとわからないという。とりあえず、上高地まで戻ってから電話することにする。 可動式セカンドハウス・快適な夜を過ごせました3日間行動をともにしたテントを撤収して出発明神に着くとすでに観光客でいっぱい、これは上高地もすごいことになっているだろう・・・ 朝のうちは涼しい木漏れ日の中を歩きましたのんびり写真を撮りながら、上高地着、小梨平のキャンプ場は家族連れのキャンパーでいっぱい、徳沢に泊まって正解だったかも・・・ 透明に澄んだ梓川人だかりのするところにデジスコが二つ、一つは西穂山頂が、ひとつは奥穂山頂が望めるようになっている、係りのおじさん、歩いて10時間、これなら1秒で山頂だよ、確かに!!山頂の人が動いているのがはっきりと見えている~穂高の稜線を眺めながら、いつか西穂から奥穂までの稜線を歩きたいね。 奥穂高の稜線 西穂高の稜線 いつかあの稜線を歩いてみたいね・・・・ うずみんさんとOちゃんが見上げているのは奥穂高から西穂高岳の稜線でした バックは人があふれる河童橋と焼岳 まずはうずみんさん、高山までのバスの整理券をget、himekyonは濃尾バスに空きを確認してから、さわやか信州号の空きを確認したら、昨日は満席といっていたけど、空きがあるというので、さわやか信州号を予約、これで一安心です。それでは時間まで、食事でもしましょうか 一万尺ホテルのレストラン・かっぱ食堂でざるそばを注文、これが食べたかったのよ。のどごしツルツル、生き返った、(何度生き返ったのだろうか・・(苦笑) またね~いよいようずみんさんたちとお別れです。2人は12時発の高山行のバスに乗車、高山から青春18切符で大阪へ、himekyonは2時発のさわやか信州号、たっぷり時間はあったけど、歩くのはもういや、ぼんやり過ごして乗車、大渋滞のなか、11時半に無事帰宅しました。(うずみんさんは9時半には大阪に着いていた)灼熱地獄の縦走だったけど、歩きとおせて、少し自信がついたような気がする4日間でした。うずみんさん、Oちゃんお世話になりました。亀足の鈍足だけど、懲りずにまたお誘いくださいね。今回は一眼を持って行けなかったけど、体力をつけて一眼を持っていけるようにしなければ人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/09
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3日目表銀座縦走記1表銀座縦走記2表銀座縦走記3 朝日に輝くの槍ヶ岳・殺生ヒュッテから 人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです 19年元旦の槍ヶ岳はこちら朝起きると目の前の槍ヶ岳が赤く染まっています。今日も快晴咳はでるものの、体調はだいぶ回復していました。朝食をすませ、槍ヶ岳へ登ります.前回は2年前の9月、台風のさなかに単独で槍を目指しました。槍沢ロッジで危険だからと足止めをくって、翌朝ロッジを出発して槍沢をつめて登頂しました。今回は、殺生ヒュッテの裏から登り、大槍との分岐を肩の小屋へ、そこからは山頂まで同じコースです。 ヒュッテ大槍への分岐から槍ヶ岳をめざして歩くOちゃんとhimekyon 槍ヶ岳の岩場を登るうずみんさんとOちゃん 例年、お盆の時期は大渋滞で山頂まで何時間とか聞いてましたが、確かに人は多いものの、そんなに渋滞することもなく、2回目の登頂とあって、岩場も楽な気持ちで歩け無事に山頂へ 槍ヶ岳山頂への最後の長いはしごを登るhimekyonヘリコプターが近くを旋回しています。お盆だから取材かなって話してたら、ほんとうに取材だったようです。M.KEIZOさんから、地元の中○新聞にほぼ同じ時刻の写真が載ってましたとコメントいただきました。まさにその時刻の写真が掲載されてました。多分、himekyonも写っていたと思います。 山頂にて(標高3180m)2年前は台風の余波で雲がひっきりなしに流れ、360度の展望は見え隠れ、今回は雲ひとつないみごとな展望でした。携帯が繋がったので、ブログ更新をしていたら、あっというまに時間切れ、降りますよ~、展望写真撮りそこなっちゃいました。2年前の槍ヶ岳登頂記1 2年前の槍ヶ岳登頂記2穂高山荘に寄って、ペットボトルのお茶400円なりを購入、久々にお茶を飲んだら、おいしい~のどにしみわたりました。槍沢の道をお花を撮りながらテントに戻り、撤収して、下山開始、今日は上高地まで下るだけだから、楽だよね・・・のはずでした。 槍沢からの槍ヶ岳今日も登る人の多いこと、この時間にここを歩いている人は、槍沢ロッジに泊まった人かな?、この時間の人たちは横尾あたりからかな・・・暑さにみんなバテバテの顔をしています。昨日のhimekyonはもっと悲惨な顔をしていたんだろうな・・・・・下りになって、鉄人山女のうずみんさんの歩きがちょっと変です、足の底が痛いらしい、冷たい沢で顔を洗い、のどを潤して、靴を脱ぎ足を沢に浸しました。ものの10秒とつけていられないくらい冷たい沢水に、元気をもらい長い、長い槍沢を下ります。 冷たい沢に元気を取り戻すhimekyonはというと、食欲なく朝ごはんをあまり食べなかったので、休憩のときに無理やりアルファ米を食べたら、ちょっと気持ち悪くなったけど、まぁ下るだけだから大丈夫。水俣乗越に着き、昨日はこの上から見下ろしていたんだよね。あの稜線を必死に歩いていたんだと、感慨深く眺めながら歩きました。ババ平到着、昨日殺生ヒュッテでここまで降りろと言われたところです。 ババ平からの東鎌尾根槍沢ロッジで昼食です。標高も下がり下界が近くなって、ますます暑くなります食欲のないhimekyon、残っているのはアルファ米、もう食べたくありません。小屋でカップうどん「きつねどん兵衛」を購入、なんとかのどを通りました。ここで相談、2時を廻っていて、がんばって上高地まで歩いても、お風呂にぎりぎり間に合うかどうか、食堂も早くしまってしまったら、今夜もアルファ米を食べるか・・徳沢に泊まれば、お風呂もあるし、食事もできる。お水も地下水だから冷たくて豊富だよ。徳沢に泊まろう!!即効決まり~ 徳沢まで2時間がんばるれば、お風呂に入れるて食事もできる。足取りも軽くなります。無事徳沢に着き、とりあえずテントを張って、荷物の片付けは後回しにして、村営徳沢ロッジのお風呂へgo!お湯の出が悪かったけど、汗を流せるだけで天国です。死闘の3日間の汗を流ししてさっぱりしました。夕食は徳沢園のおでん定食にしたけど、やっぱりhimekyonは食欲がなくてちょっとだけしか食べられませんでした。それでもアルファ米よりはよかったけど 徳沢園のおでん定食徳沢は昔牧場だったとかで、幕営地は気持のいい芝生です。上高地からも近いので、登山者だけでなく、キャンプに来る人たちもいてにぎやかです。隣の何張りかはボーイスカウトのこどもたち、夜遅くまでにぎやかでした。明日は上高地まで2時間歩くだけなのでのんびりです。テントの中で荷物を片付けたら、もうやることがなくて、蚊にさされないように、テントから顔だけ出して、宝石箱をひっくり返したようなきらめく星空を眺めていたら、あっ、流れ星、山の中で見たのは初めて、昨日はなんとか座流星群の見える日だったらしいので、その名残の流れ星だったのかな消える前に願い事なんて思ってる間に消えちゃった。。。。燕山荘、殺生ヒュッテと違ってかなり下ってきたので、やっぱり暑い、テントの中もかなり暑くて、ジュラフのジッパーをはずして足を出して寝ていたような・・・・それでもお風呂に入ってさっぱりしたのか、心地よい眠りにつけたよう・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/08
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2日目いよいよ表銀座縦走の核心部です。ちょっと長い日記です。表銀座縦走記1表銀座縦走記2 東鎌尾根と北鎌尾根から突き上げる槍ヶ岳人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです相談の結果、遅れを取り戻すため、大天井岳はパスして、大天井ヒュッテへのトラバース道を行くことに、がんばって殺生ヒュッテ、無理なら西岳までは行きましょう 感動のご来光テントを撤収して、小屋前のベンチで朝食をとっていると、宿泊の人たちがご来光をみよう列をなして待ち望んでいる。今年のお正月を思い出す。 うぉー、一斉に歓声が上がり、真っ赤な太陽が顔をだしました。himekyonたちも走って見に行っちゃいました。いつみてもご来光って厳かですね。じょじょに燕岳、槍ヶ岳が赤く染まりだしました。 モルゲンロートの槍ヶ岳さぁ、いよいよ出発です。天気は上々、360度の展望を楽しみながら、ゆっくりと歩きます。稜線上には昨日よりもコマクサがたくさん咲いていて、昨日の燕岳よりも多いね。昨日、ガスの中を歩いていたら、気がつかないで歩いていたかもしれません。 燕岳よりもたくさんのコマクサがいたるところに咲いていた昨日の登山口から前後して歩いていた若者グループ、ハンカチ王子のいる大学の学生たち、山岳部よりもワンゲルよりももっと柔な「なんちゃって山歩きの会」だそうで、鷲羽岳登頂組と二手に分かれて、槍ヶ岳で合流するとのこと、今の若い者はって言われているけど、茶髪でもはじけていても、山歩きをする若者がまだまだいるってことが、うれしくなっちゃった。若者たちは西岳泊、himekyonたちは殺生ヒュッテまで、だいじょうぶかな・・・・ 雲海の上に富士山と南アルプスが浮かぶ大天井分岐までは、2年前に燕岳~蝶ヶ岳まで単独縦走したときのコース、いよいよ未知の山域へ突入です。大勢いた登山客も、ほとんどが大天井から、常念岳へ向かうようです。分岐からは、2人組の同世代の男性だけ、おじさんから「おかあさん、大丈夫?前を歩いたほうがいいんじゃない?」っと声をかけられて、「だいじょうぶですよ」あとで聞いたことですが、himekyonは、いまにも倒れそうな悲壮な顔をして歩いていたらしい・・・実際そうですが・・ 岩場のトラバースがあちこちに分岐からは、本格的な岩場が出てきて、気がぬけないところです。先行するうずさんたちには危険なところだけ、待ってもらってあとはマイペースで、もともと亀足ですから、ついていくことはできません。ようやく危険地帯脱出すると、はるか下のほうに、屋根に布団が干してある大天井ヒュッテの屋根が見えてきました。小屋のすぐ上で、大天荘からの道を合わせて、小屋に到着です。トイレを済ませ、西岳へ向けて3時間の歩きです。しばらくいくと槍ヶ岳が全容を現して、燕岳から見た槍よりも大きくなっていました。少しは近づいているんだと実感できても、谷の向こう側、まだまだ遠い道のりです。おじさん2人組に単独行の男性が加わって、前後しながら西岳を目指します。ピークを越え、またひとつ、あのピークは巻いてくれないかな、あー直登だよ、急登をあえぎあえぎ、岩場もあって気が抜けない歩きです。それでも西岳は見えてきません。おじさんのひとりがすぐに休んでしまいます。himekyonをみて、遅くても休まず歩けば同じなんだなって、変なところで感心されちゃいました。 やっとみえた西岳ヒュッテ、GWにテントデビューした涸沢カールと前穂・奥穂・北穂がようやく西岳ヒュッテがみえてきました。12時過ぎ、おなかは空いているけど、食欲なし、昨日の夕食時、おにぎりだったらのどを通るだろうと、作ってみたけど、無理やり1個だけ口に押し込んで、みかんを食べて他には食べられない、Oちゃんがアイスを食べようと言ったけど、もうなんにも食べたくないhimekyon、それでもOちゃんが買ってきてくれた。山の上でハーゲンダッツ、高かっただろうな、水がペットボトル500MLで350円(2本追加購入)だから、500円、それとも1000円ぐらいしたのでは・・・無理やり口に押し込んでみたら、、、これがおいしかった、生き返ったよ!!Oちゃん、ありがとう~小屋の人から、この時間からなら槍まで行けますよ。ただし、体力勝負ですが・・・・下山してから、Oちゃんがぼそっと・・・「himekyonさん、西岳に泊まるって言うんじゃないかと心配だったんですよ」そのくらいバテバテでした。でもこんなところで、泊まるわけにはいきません、あと3時間なんとか歩かなくっちゃ・・・・ 手前から槍ヶ岳へ伸びているのが東鎌尾根いよいよ今回の最大の目的、東鎌突入です。小屋脇の登山道から小さくアップダウンを繰り返し、ふと下をみるとはるか下のほうに人影が・・・えー、あそこまで下るのーーーってことはまた登りかえすんだよね。気が遠くなりそうです。そこには、鎖、はしごがかかっていて慎重に慎重に歩きます。あいかわらず鈍足なhimekyon、うずみんさんに危険なところは、待ってて、みていてねOちゃんがころあいをみてはhimekyonを待ってくれてます。 長いはしごの下は両脇が切れている。怖かった・・・・ 2人組のおじさんのひとりが慎重に降りてます長いはしご、鎖、岩場のトラバース、激下り、激登り、もういやっていうくらい繰り返して、長ーいはしごを下ったところで、待っていたOちゃんから、「降りたところ、両脇が切れてるでー、気ぃつけやー」ほんとだ、怖い、立てないよ。落ちたら終りだ・・・・四つんばいでようやく越えました。 このはしごは序の口だよ、写真撮る余裕がなかったけど、次から次に現れる水俣乗越までくると、はるか下の槍沢を歩いている人がありの行列のようにみえます。ババ平はテントの花、ここを一気に下れば、上高地まで近いね。。ってまだ帰らないよ・・・うずみんさんったら~ はしごはしっかりと鎖は補助的に、一歩間違えれば、谷底へここからヒュッテ大槍までコースタイム2時間、すでに大幅に遅れています。4時半ごろには到着予定してたけど、とても無理、もしかしたら暗くなっちゃうかも・・・ヒュッテ大槍に近づいても、長い階段がピークのてっぺんまで続いていたり、岩場のトラバースがあったりとほんとにほんとにヒヤヒヤ、のどはカラカラ・・・ようやくヒュッテ大槍にたどりついて、「himekyonさん、あと15分でっせ」先に着いたうずみんさん、冷たいお茶を買ってきた。息絶え絶えのhimekyonは小屋まで行く気力もなくて、あー、冷たい水が飲みたかった・・・殺生ヒュッテまでのトラバース道もけっこうきつかった、最後の力を振り絞って到着!!やりました~燕岳を歩き出してから12時間、よくもよくも歩いたものですが、しかし、ここで試練が待ってました。テントの受付に行くと、今日は満員ですから、テント張るとこなかったら、ババ平まで降りてください。北穂から来て肩の小屋に張れなかった人は、北穂に戻ってくださいと言ってます。ふざけるな!!って言いたいくらいの対応でした。小屋のまわりの平らなところは幕営禁止になっていて、疲れた体で岩ごろのところを探しながら、うろうろ・・・近くにいた北鎌を歩いてきたおじさんが、平らに整地した場所を教えてくれて、うずみんさんとは離れて設営、疲れきったhimekyonをOちゃんが手伝ってくれました。地獄の酷暑を歩いてきたのに、槍のふもとの殺生ヒュッテは日が落ちるとぐっと冷え込んで、himekyonは疲れもあったのか、テントにもぐりこんだら、寒くて寒くてあるもの全部着こんでも寒く、炊事用に買った天水1L200円の水を沸かしてプラティパスの水筒に入れ、ゆたんぽがわりに、体中に押し付けて暖をとりました。 外へでる気力もなく、食事はひとりでとることにして、ラーメンを作ったけど、麺がのどを通りません。いつもなら、ラーメンは山のごちそうになるのに・・・しかたなく、つゆだけを飲んで、麺は新聞紙にくるんでゴミ袋へ・・・あー、貴重な食料がもったいない寒さはいっこうにおさまらず、そうそうにシュラフの中へ、咳が出始めて、一晩中止まりませんでした。ベンチレーターからのぞく空はこの日も天の川まで見えるきらめく星空。帰ってきてから知ったことですが、この日はなんとか座流星群?のみえる日だったようです。体調はそれどころではなかった、残念!!槍のふもとにたどり着き、長~い死闘の1日は終わりました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/07
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台風は、昼間降ったり止んだりの雨も夕方からは、本格的な風雨となって断続的に降り続き、徐々に風も強くなっています。千葉は最大風速35mとのことですが、我が家の付近には危険なところもなく安心です。himeの散歩はあっというまにずぶぬれになってしまいました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです 表銀座縦走記1 燕岳写真は燕岳を主にUPしてますので、日記の内容と違ってます。8月11日 表銀座縦走1日目燕岳まで10日の夜行バスで新宿を出発したhimekyonやはり眠れない車中泊、大阪からさわやか信州号のうずみんさんたちに10分ほど遅れて穂高駅に到着、無事に合流ました。うずみんさんとは、西大台ケ原・大峰大普賢岳以来、Oちゃんとは5月の涸沢以来の再会です。 コマクサ6時5分発のバスで中房温泉へ、今年のお正月はこの道を4時間かけて歩いた思い出の地。登山口の中房温泉は人、人、人、次々に出発していきます。朝ごはんを食べて、出発です。 花崗岩のオブジェとコマクサが点在登山口からの合戦尾根、北アルプス3大急登のひとつです。ただひたすらに登りつめなければなりません。himekyonは、最初から、軽快に歩く2人には追いつくすべもなく、途中で待つ2人に申し訳なくて、燕岳は3回目なので、先に行ってもらうことにして、燕山荘で待ち合わせることにしました。初めて登った2年前の9月、亀足のhimekyonは後ろから歩いてくる人に、道をゆずりながら、必死にたどり着いた記憶があります。今年のお正月は、燕山荘のスタッフとゆっくり登り、ばてることなく歩いたこの登山道を、今年は暑さと戦いながら、ゆっくりゆっくり登りつめます。ようやく第三ベンチにたどりつき、携帯がつながったので、うずみんさんにメールを入れました。もうとっくに稜線に出ているんだろうな~、そろそろ、燕山荘にたどり着いて、燕岳へ向かうころかな・・・ 合戦小屋で休憩する人たち前後して歩いている人たちと、励ましあってようやく合戦小屋に着きました。あれ、うずみんさんとOちゃんがいる・・・出発するところでした。どうしたの?もうとっくに燕山荘に着いてると思ったのに。Oちゃんにアクシデント発生です。第三ベンチあたりから、腰から足にかけて痛みがでて、階段やはしごを登るときに踏ん張れないとのこと、今回新調したザックが合わないのかもしれないと、この分だと、今日の宿泊テント場、大天井までたどり着けないかもしれないと無理は禁物、今日のお宿は燕山荘のテント場に変更そうなると、もう必死に歩くこともないので、のんびり歩くことにしました。 合戦小屋といえば、名物すいかhimekyonはさほど食べたいとは思ってなかったけど、やっぱり、話の種(ブログネタ?)ってわけではないけど一度は食べてみようかなでかい、1/8切れで800円、その半分はだめですか?はい、この大きさです。でも食べきれないですよ。。じゃぁ、特別にもう半分にして400円でいいですよ~食べてみるとこれがうまい!!疲れと汗で、のどはカラカラ、甘さがしみわたる~生き返った・・・合戦小屋をあとにして、今回軽量化のために一眼を持てなかったhimekyonは、今回はコンデジだけです。それでもカメラをだす気力もありませんでしたが、今夜の宿は燕山荘と決まれば、カメラの出番です。しかし、コンデジではお花の写真がうまく撮れません.ま、今回の目的は表銀座縦走ですからね。お花は二の次で・・・・ イルカ岩とメガネ岩で遊ぶhimekyon稜線に出たところで、またまたうずさんたちが、Oちゃん、そうとう苦しいようです。それでものんびりのhimekyonよりも燕山荘には先に到着してました。テント場に着くと、いっぱいです。なんとか場所を確保してテント設営、Oちゃんから、himekyonさん、だいぶ手際がよくなったね、お褒めのことばをいただいちゃいました~12時すぎに着いたので、時間がたっぷり、しばらくテントの中で荷物の整理をして、うずみんさんと燕岳山頂へ行ってみることにしました。Oちゃんはパス燕岳のコマクサをみるのは初めてだったので、一面に咲いてるものと思っていたけど、期待したほど咲いてなかったような・・ゆっくり写真を撮りながら、イルカ岩で遊んだり、めがね岩に登ったりと楽しんで山頂に到着 山頂から北燕岳方面ガスがかかったり、晴れたりで、明日行く槍ヶ岳は雲の中、一瞬穂先を見せてくれました。遠いなぁーーーーほんとに歩けるのかな、不安が広がります。テントに戻ると、ますますテントが増えてます。小屋のスタッフが空いてるところを探しながら、誘導してます。ここでテント張れなかったら、大天井まで3時間歩くんだって、それは無理っしょ・・・体を休めたOちゃんがだいぶ復活してました。そろそろ夕食の支度でもしましょうか。今回は軽量化のために、水は小屋で調達です。燕山荘はテント泊の人は1L200円です。食事用と飲み水用と2L購入以前半年だけ所属していた山の会のYさんと遭遇、近況などを話しました。今年の5月、三つ峠で滑落死亡事故があって、会の活動は自粛、個人山行をしていることでした。 この入道雲が夕立になったのかな?テント脇で食事をしていると、遠くで雷の音が・・・まさか、こっちには来ないよねポツ、ポツ・・・・雨が降ってきたテントにもぐって、荷物の整理をしていると、雨は上がりました。まだまだ寝る時間には早すぎる。登山口で燕山荘のオーナーが降りてくるのとすれ違ったけど、簡単に往復してしまうオーナーだから、お盆だし夜には戻って、食後のアルプホルンのコンサートをやってくれるのではと期待して小屋に行ってみると、今日はお休みとのこと、残念!小屋でテレビの天気予報をみていたら、外は激しい雷雨になって、テント場に戻れなくなっちゃいました。小屋消灯の9時前には、雨が上がり、宝石を散りばめたような星空が、天の川まではっきりとみえました。下界で見る星は数えるほどなのに、こんなにも星があるなんて・・テレビから流れる天気予報は、雲ひとつない晴れマーク14日までは大丈夫そう(^∪^)人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/06
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今日は台風の余波のせいか、急に雨が降ったり、晴れたりとめまぐるしく変わります。 チシマギキョウ人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです休みなのに、こんなお天気ではどこへも出かけられず、家でのんびりです。というか、夕べ、会社の飲み会に久々に参加して、生ジョッキ3杯飲んだら今朝、頭が痛くて、お出かけのためにかけた目覚ましを止めて二度寝をしてしまいました。お出かけしていたら、雨に降られて大変なことになっていたかもって負け惜しみです。 ミヤマオダマキ酷暑の夏もあっというまに過ぎてしまいました。普段、雨女と言われているhimekyonでしたが、この8月のイベントは全部晴れ・・・・楽しく思いで深い夏を過ごすことができました。 トリカブトの仲間これから、日記を書くなんて、遅すぎですが、大事なときにPCが壊れて、購入する暇がなく息子に頼んで、やっと購入、復活することができました。遅ればせながら、これから、少しづつ、山日記を書いていこうと思います。 ミヤマクワガタまずは、8月11日~14日の表銀座縦走ですいつごろだったかな?関西のうずみんさんから、夏にテント泊縦走をしませんか?とお誘いいただいて、憧れだったテント泊やってみようと思うようになりました。でも歳も歳だし無理かなと思いつつ、好○山荘に行くたびに、テントの前にいるhimekyonがいて、よし、やってみよう ヨツバシオガマそれなら、いきなり縦走する前に、訓練をしなければ・・5月のGWに涸沢に行く、うずみんさんに同行すべく、4月にテントを購入しました。 ミヤマリンドウ何度か、テント泊は体験しているものの、もちろんmyテントでの山行は初めてですから、自分でテントと食料を担いで登ることができるのか、不安がいっぱいでした。あれも必要、これも必要・・・・重さが22キロ、あまりの鈍足に時間切れ、最後の登りで、うずみんさんのお連れ様Oちゃんにザックを交換してもらうという失態をやらかしてしまいました。 ハクサンフウロそのときの至上命令が、「himekyonさん、夏はザックの重さを15キロまでにおさえてくださいね」このことばを肝に命じ8月を迎えたのでした。 ミソガワソウ8月10日、夜22時30分、新宿発の「さわやか信州号」といっても、ちっともさわやかではありませんが、普通の観光バスの4列シート、狭いシートで、トイレも付いてない、2時間おきにトイレ休憩、寝られるわけがありません。今は格安バスでグレードが高いのがたくさんあるのに、ドル箱コースをほぼ独占している○本電鉄は、あぐらをかいているのでしょうかねこれで7000円も取るんです。ゆったりシートなんていっても2人分の料金を払って2席確保なんてお粗末です。寝ないと、明日からの行程に影響がありますが、去年導眠剤を飲んで失敗しているhimekyonなので、今は導眠剤を飲むことはやめました。なんとかなるか・・・ トモエシオガマ 10日は仕事のため、6時きっかりに会社を出て、家に戻ってシャワーを浴びて新宿へ行くか、朝ザックを担いで会社に行ってそのまま出発するか迷いました。うちの会社は営業会社、6時きっかりに上がれるって保証はないのです。帰れなければ大変なことになるし明日からの長い行程のためにシャワーを浴びておきたかったけど、あきらめてザックを背負って出勤です。店長が、背負わせてって、試してみるもあまりの重さにびっくりです。それでも今回は15キロに抑えました。よって、一眼レフも持って行きませんでした。 クサボタンところが、こんなときに限って、お客様はきません。6時ちょうどに終わりました。ありゃりゃ、これじゃ家に戻ることができたよ。えてしてこんなものです。どうしよう・・やっぱりお風呂に入りたいしなぁー、そういえば、ここ下○中山って銭湯がいくつもある。久しぶりに銭湯に行ってみようかな、、でも今回は荷物を軽くするために、温泉セットを省いちゃったから何もない結局はスーパーでシャンプー他を買って銭湯に、さっぱりしました。なんせ明日から3日間、お風呂に入れないんですからね。 ジャコウソウ夜ご飯も食べなくっちゃ・・・初めて商店街のお蕎麦屋さんに入ったらお味はいまいちでした時間がたつのは早いもの、新宿へ出発の時間になりました。 ソバナ新宿からのバスはほぼ定刻に出発しました。行ってきま~す。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/09/05
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5月5日はこどもの日天気が崩れるとの予報だったけど、朝起きると雲間から朝日が差してきて晴れてきました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです涸沢にも穂高の風に乗って、こいのぼりが元気に泳いでました。こんなかわいいこいのぼりもありました~初めてのテント泊初日は寒いのと、吹雪の音と雷で眠れなかったhimekyonでした。2日目は、前日とは打って変わって暑くて寝苦しくて、おまけにテントが飛ばされるのではと思うほどの強風で、やっぱり眠れぬ夜を過ごしたhimekyonでした。感動の涸沢岳登頂も果たしました。当初は、6日下山の予定で入山したので、北穂高岳に登ろうかと、迷ったけど、家でゆっくりしようということで下山することになりました。。。でも、ほんとは、二人とも北穂高岳に登りたかったんだろうなって思います。himekyonが、いっぱいいっぱいだったから・・・多分、himekyonのこと考えてくれたんだろうなと思うんですよ。登りの時はザックを交換してもらって、あえぎ、あえぎ登ったこの急斜面を一気に下ります。下りはやっぱり早いですね。Oちゃんがhimekyonのザックを交換してくれたところまで40分、本谷橋まではヒュッテから1時間でついてしまいました。ここから上高地までは、小さなアップダウンがあってもほとんどのぼりと変わらずにひたすらに歩きます。バスの予約は6日にしていたので、横尾について公衆電話から連絡をとると、すべて満席で変更不可、上高地まで行ってキャンセル待ちがあれば乗るし、だめならhimekyonはもう1日上高地に泊ることにして、次の徳沢まで歩きました。徳沢で、平湯から新宿までの高速バスの確認をとろうと、徳沢園のフロントに聞くと、濃飛バスの電話番号はわからないという、新しい携帯で、以前のデータが消えてしまっているので、調べていただけませんかといっても調べられないという、、、泊り客には愛想を振りまいているのに、けんもほろろです・・・・なんて酷い態度だろう登山地図に載っているのを思い出して電話してみると空席あり、さわやか信州号をキャンセルして、平湯から帰ることになりました。最後、明神から上高地までは一気に観光客が多くなり、まるで都会の人の波ここが3日間で一番辛かった・・・ザックが肩に食い込み、腰骨に食い込み・・・よろよろと、とにかく辛い歩きとなりました。やっとの思いで辿りつき、平湯までいっしょに行き、温泉~夏と違って汗はかいていなかったけど、やっぱり温泉はさっぱりしました。遅めの昼食におそばを食べていよいよお別れです。3日間、ほんとにお二人にはお世話になりました。初めてのテント泊、二人の手助けをえて、楽しく過ごすことができました。ほんとに感謝、感謝、感謝の3日間でした。今度は、荷物の減量をはかり、最後まで自分の力で歩きとおせるようにがんばらなくてはまた一緒に歩けたらと願っています。楽しく過ごせた3日間、ありがとうございました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/05/11
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5/4(2日目)涸沢岳を目指して7時出発人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです涸沢岳 左の下に見えるのがザイテングラードザイテングラード(ドイツ語で支稜)の右側をつめて白出のコル(穂高山荘)をめざします。夏は、このザイテングラードを登ります。4年半前に奥穂高岳へ登った時は、上高地から11時間、一気に穂高山荘まで歩きました。誰が作ったのやら・・・雪だるまがお見送り奥穂高岳、涸沢岳と、北穂高岳を目指す人たちは、涸沢小屋までは同じ道を歩きます。テント脇のデブリ(雪崩の跡)高さ10m、幅は100mしかし、himekyonには前日から、葛藤がありました。信濃毎日新聞の記者、丸山さんにお会いして、今年の涸沢は例年と違うんですよ。このデブリ、こんなに大きいのがここまで来ることはまずないんですよ。。。あのザイテングラードの左側の小豆沢をみてください。雪崩のあとなんですよ。だから、今年はザイテングラードの右側を歩いているんです。北穂高岳もね、明日の朝、寒ければ雪崩の危険は少ないけれど、暖かかったら・・雪崩の危険がありますよ。。。確かに登山道の右側に2ヵ所亀裂が入ってます。。今日(5月10日)の日刊スポーツに2007年の風景「北アルプス涸沢ヒュッテ、山小屋戸開け」の記事が載っていました。オーナーになって30年、こんなに大きなデブリを見たのは初めてとか、小屋が雪に埋まっていなければ、雪崩の直撃で小屋は崩壊していただろうとのこと。。。このデブリは夏まで溶けずに残って涸沢名物になるだろう・・・と夜になり、涸沢岳に登ってきた、脱力登山家さんにお会いして、涸沢岳の様子をうかがうと、一箇所だけ、3mほどだけどトラバースするところがあり、落ちたら飛騨側の谷底へ・・・止まるところがなんにもないと。。。こんな話を聞いてしまったら、himekyonには、とても登れそうにありません。うずみん☆さんに、明日、himekyonは登らないで、テントのお守りをしてるかも・・気持ちが萎えていたhimekyonも、お天気の回復が、登ってみようという前向きの気持ちに変わってきました。昨日は、涸沢まで大渋滞、今日は、穂高山荘まで、大渋滞が続きます。いままで、GW,お盆と休んだことがないhimekyonには驚きの渋滞です。高度が上がると、涸沢ヒュッテの小屋とテント村の全容がみえてきました。一歩一歩踏みしめて急斜面を登ります。2月の赤岳での講習会を思い出しました。ピッケルを差して1、足を交互に、2.3とリズムをつけて歩くと急斜面の登りが苦しくないんです。いつも登りは苦しくて亀足、鈍足なのに不思議なくらいでした。himekyonの左側に四つんばいになって登っていくカップルがいたので、真似してみたら、面白いように早く登れました。でも凄い労力、疲れました。 前穂高岳も鋭い斜面で迫ってきます。あんなに天気がよかったのに、白出のコルに近づいてくると、ガスが出始めて、到着すると真っ白な世界になってしましました。何も見えない真っ白な世界、小屋に入ってしばらく様子をみることになりました。涸沢ヒュッテと違い、小屋の中でガスを使ってOK,コーヒーを入れてまったりと・・・隣の人に聞くと涸沢岳に登ってきたという。下から吹き上げてくる吹雪で、何にも見えず怖かったというここでまたもや、himekyonは怖気づいてしまいました。やっぱり、himekyonには登るのは無理、ここで待ってるから2人で登ってきて・・・・無理は言わないけど、天気が回復したら登ろう・・このままなら一緒に降りるよ穂高山荘からの涸沢岳(うずみん☆さんからお借りしました。)ところが、30分ほどして外へでてみると・・・みてみて、見えてるよ~~後悔するよ、一緒に行こう2人に促されて、勇気を振り絞って行くことになりました。また、いつ吹雪くかわからないので荷物をデポして、空身で行くことになったのですが家に帰ってPCに入れてがっくり・・コンパクトデジカメで撮った山頂からの写真はなぜか全部白飛び・・やむなくうずみん☆さんからお借りしました。 涸沢岳山頂(3110m)2人のおかげで山頂にたつことができました。なぜか、まわりの景色が白飛びしてうつってません。。。北穂高岳から槍ヶ岳ちょっと霞んでました(うずみん☆さんからお借りしました。)登っている時に降りてくる人たちが、「槍がみえるよ~」この言葉に励まされ・・山頂にたつことができました。。。。感動です!!!奥穂高岳からジャンダルム、奥に西穂高岳?(うずみん☆さんからお借りしました。)以前、登った奥穂高岳がジャンダルム(衛兵)を従えて、目の前に迫っています。ど迫力でした。。。涸沢岳からの下山、慎重に下ります(うずみん☆さんからお借りしました)昨日、脱力登山家さんから教えていただいたトラバース、たしかにちょっといやな感じの岩場でした。無事に穂高山荘に到着しました。穂高山荘からは、ただひたすらに下るのみ冬の雪と違い、水分を含んでシャーベットに近い状態、アイゼンはあまりききません。シリセードもなかなか滑りません・それでも、傾斜がきついところは、滑ったら止まらない感じです。ピッケルでグリセードの練習です。近くを歩いていた男性が、止めかたを教えてくれました。うずみん☆さんも滑ります。楽しいね~Oちゃんは、後ろからひとり黙々と歩いていました。奥穂高岳を背にOちゃんと記念撮影いつか、雪の奥穂高岳にも登りたいね。太陽の光に輝く奥穂高岳簡単には、人を寄せ付けないような貫禄のある山にみえました。2時前に無事下山、遅めの昼食、ラーメンとお汁粉を食べて・・・テントに戻ると、中はポカポカ・・心地よい疲れからうとうとと・・・小心者のhimekyonも無事涸沢岳に登ることができ、充実の1日になりました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/05/10
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テント泊デビューの夜は、雪と雷と風の洗礼を受けたhimekyon風の音と寒さで、うとうとと眠れぬ夜を過ごしました。北穂高岳「himekyonさん、素晴らしいお天気だよ~」うずみん☆さんの声で、シュラフから抜け出して外へ出てみると・・・北穂高岳 麓には涸沢小屋がなんと昨夜とは打って変わって雪も風もやんで穏やかな朝穂高の山々は赤々と輝いていました。北穂高岳 頂上に北穂高小屋がこんなに素晴らしい景色を目の前で見られるなんて言葉がでないくらいの感動です・・・奥穂高岳 山頂は雲に覆われて助けてもらっちゃったけど、それでもがんばって歩いてこられたごほうび来てよかった涸沢岳雨女なんて言われてるけど・・そんなことはないだってこんなに素晴らしい景色に出会えたんだもの~涸沢岳 数時間後にこの頂上へ立ちました。前穂高岳前穂高岳の雪斜面人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/05/09
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2日、涸沢へ出発当日・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいですhimekyonの日記を読んだうずみん☆さんから、「himekyonさん、荷物重すぎですよ~、歩けますか~」のメールが・・以前、赤岳鉱泉まで3時間、22キロ背負って歩いたことはあるけど・・涸沢まではUPダウンがあって、時間も倍以上かかる、果たして歩けるのか・・・仕事をしながらも、やっぱり不安がつのります。出発は夜の9時、早めに帰ってもう一度詰めなおそう、、、家に戻って、ザックから荷物をだし、あれこれやってみるが、どうやっても減らない・・なんとか2キロ減らすことができたけど、大して変わらないような気がする。そうこうしているうちに時間になり、やるっきゃないわ・・・行けるところまで行くぞ~新宿まで行くと見覚えのある方が・・・クライミングの大先輩・Sさん、奥穂高岳へ登るという同じくHさんも車で出発しているという・・・さすが、春山のメッカ涸沢です。ブログでおなじみのかたたちもすでに入山しているようです。夜行バス「さわやか信州号」は4台、11時過ぎ、上高地へ向けて出発。5時20分、沢渡到着、ここで低公害バスに乗り換えて6時過ぎ、上高地へ着きました。バスから降りて、うずみん☆さんたちを探すと、すでに到着していました。朝食を済ませ、スパッツをつけたりして準備OK いよいよ出発です。himekyonの顔にはまだ笑顔があります。すぐに「かっぱ橋」がみえてきます。ここからの奥穂高岳高はいつ見てもすばらしいです。朝、7時過ぎでは観光客はほとんどいません。しかし、今日はゆっくり眺めているわけにはいきません。。あの奥穂高岳の裏側まで、右回りにぐるっと歩かなければならないのです。 himekyonはもくもくと歩きます。徳沢にはたくさんのテントが・・ 素晴らしい景色に見惚れては、カメラのシャッターを切り、少しづつ休憩を取ってます。これは前穂高岳かな・・・徐々に登山道に雪が現れます。前を歩くうずみん☆さん、スコップ担いでます。。。横尾までたどり着きました。ここもテントがいっぱい・・いままでテントなんか気にも止めなかったのに・・とっても気になります。横尾大橋の前でまだ、笑顔が見えるhimekyonです。。しかし、ここからはいよいよ登りの山道に入ります。さて、どこまで歩けるのかな・・・ 屏風岩を巻きながら、じょじょに高度をあげていきます。山道ののぼりになると、がくっとペースダウンのhimekyonです。だんだんとザックの重みが肩に食い込んできます。遅れだすと立ち止まってくれて、声をかけてくれます。12時少し前、疲れの見えてきたhimekyonをみて、昼ご飯に・・疲れが回復して出発例年この時期には、まだ架かっていないという「本谷橋」が架かっていました。まだ通行はできないので、沢の上を横切ります。これから雪道の急登にそなえ、大勢の人たちが休憩していました。クライミングのHさんにここでお会いしました。右の斜面を回りこむと涸沢ヒュッテがみえてきます。谷間に点々と蟻の行列のようにみえるのは、全部登山者です・・・・鈍足、亀足のhimekyonは、後ろから歩いてくる人がいると、すぐに道をゆずってしまいます。どんどん登ってくるので、5人、10人とあっという間に追い越され、うずみん☆さんとは、離れるばかり・・・本谷沢からの急登が終わったところで、待っていてくれたました。休憩していると雪が降リ出してきて、Oちゃんがhimekyonのザックと交換すると言ってくれました。自己責任で持ってきたザックを持ってもらうわけには・・・・しかし、あと1時間半くらいだけど、このままのペースで行くと、涸沢ヒュッテのテント場に着くのは夕方になってしまいそうということで、お願いすることにしました。なんとか自力でと思っていましたが、結局は迷惑をかけることになってしまいました。後ろを振り返っても、はるか下まで行列です。ヒュッテが見えてからが長くてなかなか着かないこの道をhimekyonのザックを背負ったOちゃんは、ノンストップで歩いて荷物を置いてまた戻ってきてくれました。おかげさまで2時半にヒュッテ着Oちゃんには感謝、感謝、感謝です。。。。。 雪が降る寒い中、2人に手伝ってもらい、初めてのテントを張ることができました。雪が降り続くテント場です。寒い中で食事を済ませたhimekyonたちは、凍えきって、暖をとりにヒュッテに行くと・・そこには、なんと脱力登山家さんたちがいて、話は盛り上がって・・・しかし、テントに戻ってシュラフにもぐりこんでも、冷え切った体は元に戻らず、寒さと吹雪の音と、雷で第一日目は眠れぬ夜となりました。ヒュッテでは、他にも、今年のお正月、燕岳でお世話になった、信濃毎日新聞の丸山さんと再会しました。参加者だった男性(お名前はわかりませんが)とも再会。himekyonのブログをみていただいていたということで感激でした。 続く人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/05/08
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楽しかったGWはあっという間に終り、今日から仕事です。himeも6日ぶりに帰ってきました。リードをぐいぐいひっぱって、一目散に我が家を目指します。やっぱり我が家が一番なのかな・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいですhimekyon家の折りたたみ式セカンドハウスだよ~北アルプス涸沢でテント泊デビューを果たすべく土日祝日は休みのない会社ですが、強引?にいただいたGWでした。初めてのテント泊、ましてや雪山ですhimekyonひとりで行けるわけがありません。今回は、テント泊の達人、鉄人山ムスメ・うずみん☆さんとお連れ様Oちゃんのご指導のもと無事にデビューを果たすことができました。テント泊といえば、食事だよこれも憧れだったのだ~しかし、himekyonの荷物は20キロ(出発前になんとか2キロ減量)Oちゃんがいなかったら、多分・・・リタイアしていたかもしれません。お二人には、感謝、感謝、感謝です。続く・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/05/07
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涸沢テント泊デビューは、1日予定を早めで先程無事下山しました。ほぼお天気にも恵まれて素晴らしい山行になりました。今高速バスに乗ったところ、渋滞が予想されるので帰宅は何時になるか?詳細は後日に。まずはご報告人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです追記40分ほどの渋滞で、11時半には帰宅できました。上の写真は奥穂高岳ですが、こちらには登ってません。。。。無雪期には登頂してるけど・・いつかこの時期に登ってみたいね~・・・と穂高山荘から眺めていました登ったのはお隣の涸沢岳でした。。
2007/05/05
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GWのお出かけは北アルプス・涸沢へテント泊デビューです人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいですなんと重さ22キロ上高地から涸沢まで6時間この重さに耐えられるのだろうか・・・年寄りの冷や水と周りの人たちから言われていますそうですよね。。。この歳になってなぜ??テント泊あこがれだったんです。。。もちろん、テントには何度も泊まったことはありますが・・・自分でテントを担いでいく・・重さに耐えかねて、リタイアしちゃうかもしれないけど行ける所までいってみよう・・・すでに現地入りしている方たちからの連絡だと雨がふっているという穂高は多分雪が降っていることだろう3日からはお天気になるというが登れれば北穂高岳に登りたいと思っている。しかし、すでに事故も起きているというあくまでも無理せずに行ってきます。残念ながら、携帯のAUは通じないとのこと、6日下山までは音信不通になると思います。コメントをいただきながらお返事できなくてごめんなさい。ご訪問も滞りがちですみません。では行ってきます。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/05/02
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これから、久々に 「山~」 へおでかけしま~す人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです今日のお花はヤマブキソウ木ではありません、野草ですどこへ??中部圏の山あれ、この前行ったよね~そう、雨で敗退の伊吹山だったーー今度はどこの山?お花がいっぱいの憧れの山なんだ・・・しかもまたまた雨予報・・・(--;風神・雷神様、妖怪様が、追い払ってくれるかも・・・・頼みまっせ~ヤマブキソウ(山吹草)ケシ科ヤマブキソウ属花の色がヤマブキ色だからヤマブキソウだって以前はたくさんあったけどこのお花も少しづつ消えて行っているのかな・・・日程が合わなくて、不参加のはずだったけど、予定が変更になって参加できることになっちゃった。伊吹山のときは帰ってからhimeが具合悪くなったので、今回は夜行日帰りと思ったけど降りてから温泉入って、食事して・・・ちぃ~っと時間に余裕がなさそうで今朝、名古屋にお宿を取っちゃっいました。ちょっと花びらが痛んでいるのかな??花芯がきれいだったので・・このホテルがなんと、素泊まりで200円これは泊らなきゃ損ってもんでしょう屋根ある? ありますよ壁ある? ありますよドアある? ありますよもしかしてシュラフで寝る??そんな・・・って もしかしてそうかな・・・そんなわけありましぇーん、名古屋駅前のホテルですそろそろ出発の時間です。携帯新しくしてから、メール更新してませんが、時間があればやってみます。どんなお花に出会えるかわっく、わく・・・楽しみです~行ってきま~すこちらのお花は、ヤマブキですヤマブキ(山吹) バラ科ヤマブキ属 落葉低木人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/04/21
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長々とつづってきた年越しの燕岳山行記もようやく最終章にたどり着きました。年越しの燕岳山行記~1年越しの燕岳山行記~2年越しの燕岳山行記~3燕岳から元旦の槍ヶ岳初登りは燕岳燕岳の動物たち人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです燕岳山頂へ、新年の初登りをして、午後からは表銀座の登山道稜線にあるゲエロ岩までのハイキングにお出かけです。槍ヶ岳・北鎌尾根に雪煙が・・・しかし、狭い尾根上にある岩場、アイゼンを岩に引っ掛け転倒したら、そのまま谷底へ・・・・・後ろから歩いていた健至氏から、アイゼンを自分の足に引っ掛けている人が多く見られるので、初心者には無理です。危険回避のために引き返すことになりました。 槍へ続く表銀座の稜線雪煙舞う槍ヶ岳~奥穂高岳 奥穂高岳にピントを合わせたら、手前の雪が黒くなっちゃった裏銀座の稜線・去年断念した鷲羽岳も・・・よくみたら・・ここにも動物さんが「らいおんさん」が、裏銀座の山々ににらみをきかしていますしばらく展望を楽しみましたが、大晦日、元旦と穏やかだった山のお天気も、少しづつ雲がでて、しだいに風が冷たくなってきました。槍の北鎌尾根、奥穂高岳~前穂高には雪煙が立ち強風が吹いていることがみてとれます。去年一人で歩いた雲の平方面の山々が一望でき、感慨無量です。去年登れなかった鷲羽岳が大きく羽根を広げています。行けなかった山へリベンジもありかな~なんて思うhimekyonでした。。。 戻ってからは健至氏とスタッフによるロープワーク講習会、ロープワークの必要性の講義のあと、実際に結び方を練習です。クライミングの基本の基本、エイトノット(8の字結び)(真ん中)8ケ月もやっていないhimekyon、結べなかったらどうしよう・・・・ほっとしました、覚えていましたよ。。。今回ツアーの目印は細引きロープを結んで肩掛けにしていたのが、フィッシャーマン結び、2重にするとダブルフィッシャーマン(右側) 子供さんとの山登りについても話がありました。2000m以上の山に子供さんと一緒に登るのは、4歳から・・・と。、3歳までは脳が発達する段階、2000m以上の空気が薄いところでは障害がおきやすいという、子供と山に登るとき、子供はどんどん先に行ってしまう、そんなときにはロープで結んでおくと迷子にもならず、危険を回避できるという結び方も、(左側)太いロープに細いロープを巻きつけるだけで体を上に持ち上げることができるとか・・・マジックみたいな結び方に頭の体操をしながら、楽しく勉強をすることができました。また、冬山の注意点なども話していただきました。今回、冬山初めての人が多かったが、できれば春の雪山で滑落停止などの訓練を受けてから冬山に入山してほしいとのことでした。今年の冬は10数年来の暖かさとのことで、装備などもさほど問題にはならなかったが、ひとたび天候が悪くなれば氷点下何十度の世界になるのが冬山、去年の10月白馬で起きた死亡事故は、装備の違いが生死を分けたのだそうです。また冬山では、ワカンが必携とのこと、積雪時のラッセル時にはワカン、アイゼンも装着できるし、急登でも使用できるとのこと、普及しつつあるスノーシュー(西洋カンジキ)は急登は無理でアイゼンも付けられないので、ワカンをとのことでした。夕食のあと、コタツ室を占領して、ロープの結び方をおさらいしながら話し込んでいたら、常連さんの男性がご自分のシュリンゲ、カラビナを一式持ってきて、結び方、使い方などの説明をしてくれました。命を預けるロープ、目を瞑ってもできないとだめだよ・・・まだまだ入門者のhimekyonにはとてもためになるいいお話でした。下山の朝、起きると外は雪、素晴らしいお天気に恵まれた大晦日~元旦、最後にしっかりと雪を降らせてくれました。 下山開始前に記念撮影は雪の中 昨日まで右奥には燕岳が見えていた枯れ木に花・・・きれいな樹氷だったけど写真ではちょっとわからない でも、最後になって、やっと雪山らしくなったのかなって思ったら、健至氏から、くれぐれもこれで雪山と思わないでくださいね。と、気温はマイナス8度、風も2~3mぐらいということは体感温度マイナス10度ぐらいということでしょうか、かなり寒くて、インナー手袋、フリース手袋の上にオーバー手袋をしてピッケルを握っているのに、冷たさがじわじわと伝わってきます。一面真っ白で何も見えない中をゆっくりと合戦小屋まで降りると雪は止んで、ここからは一気に下り、あっという間に中房温泉についてしまいました。3泊4日の燕岳登頂ツアーも無事終了しました。お世話になりました。 燕岳冬期登頂証明書をいただきましたしかし、これで終わったわけではないのです。中房温泉から宮城ゲートまでの林道歩きがまだ残っているのです。無事に下山できたごほうびに、荷物は健至氏と敏治氏の車でゲートまで送ってもらえることになりました。身軽になれば楽勝のhimekyonは、行きは4時間もかかったのに、帰りは2時間半で、温泉に入るべく、一番乗りでゲートに到着、近くの温泉でさっぱりして、駅前のお蕎麦屋さんでおそばを食べて帰路につきました。健至氏はじめ、たくさんのスタッフのサポートで安全に楽しく過ごすことができました。参加者との交流も楽しい思い出になりました。憧れの冬山で、憧れの年越しをして・・充実の4日間を過ごすことができました。 感謝!!だれににてるかな・・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/01/15
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昨日の続きです。写真ばっかり載せてるから、日記が進みません。写真が多すぎるって言われてますが、やっぱり下手でも写真大好き、「himekyonの部屋」をのぞいてくださる皆様に感謝です。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです赤く染まる燕岳元旦の早朝、三脚をセットするだけのつもりで外へでたhimekyonでしたが、薄暗い空が徐々に赤く染まりだし、感激で時間を忘れてしまいました。明るく見えますが、実際は真っ暗というか・・うっすらと明るくなってきたところ・・まだ星もでています。街の灯も煌々と輝いています。富士山もちょっとだけ・・・上の写真を絞り開放にして撮ったのがこの写真富士山もはっきりとみえてきました空全体が赤くなってきました小屋からぞろぞろ人が出てきました。時計を見るとなんと6時40分、食事の時間が過ぎています。あっという間に時間がたってしまってました。6時50分が日の出、時間がない、どうしよう・・でも時間に食べなければ小屋の人に迷惑かかるしと、急いで食堂に戻り、ごはんをかき込んで、あわてて外に飛び出しました。間にあった~、しかし、ずらっと並んだ人たち(150人が宿泊)で三脚はどこえやら・・・あせりまくって結局はレンズ交換も三脚もセットできずに、燕岳は焼けたかな、槍は焼けたかな、日の出はまだかな・・・あっちうろうろ、こっちうろうろ・手持ちで撮りまくりました2007年の初日の出感激のあまり、「バンザイ!!」の声も聞こえました。プロのカメラマンが4人と、大勢のアマチュアカメラマンたちが、口々に、今年の焼けはイマイチだったな~と話していました。10年も続けて登ってる人もいるそうです。もっと素晴らしい初日の出の時もあったでしょうでもhimekyonは大満足でした。朝食の写真を撮るどころではありませんでしたが、お雑煮と、数種の御節がでてました。後でわかったことですが、遅くなっても食事ができたみたいです・・・8時からいよいよ2007年初登り、燕岳登頂です。こんなに穏やかな年明けははじめてですと健至氏はじめ、スタッフさんたちのお話です。燕岳(標高2763m)は例年、西風に飛ばされて雪がつかないそうですが、暮れに水分を含んだ重い雪が降ってしっかりと付いているとのことでした。山頂につくと、360度の大展望、いままで見えなかった後立山・剱岳もみえました。左から浄土山・立山三山・剱岳またまた登場の槍ヶ岳・燕岳山頂から見ると北鎌尾根が山頂まで突き上げています。いるか君、槍より高いぞって自慢げに笑ってます浅間山方面は墨絵のよう山頂で参加者の記念撮影をする健至氏と丸山氏を逆撮影・後ろには富士山から甲斐駒、北岳、塩見岳がみえていますここで驚きのものが登場です。なんと登山口から健至氏がザックに入れて背負い、元旦は支配人のザックの中にあったものはなんと信濃毎日新聞丸山氏差し入れの「荒巻ぶり」でした。。。。富山~高山~松本の文化は「新巻さけ」ではなく「荒巻ぶり」とのこと、これがないとお正月は始まらない・・・そうです(2日の朝ご飯のとき、ツアーの人だけにって、一切れずづいただいちゃったんですよ)燕岳山頂に新巻ぶりをお供えしました。槍をバックに健至氏立山・剱岳をバックに左・himekyonと右・K・Oさん展望を堪能して下山、次なるイベントは恒例の餅つきです。標高2680mの山荘付近では、圧力釜で6時間も蒸さなければならないというもち米を2回搗いていただきました。お汁粉に黄粉もち、もうおいしくておいしくて3杯もお替りさせていただきました。 himekyonもちょっとまねごとを・・・ ほんとにおいしかったですよ、みんなお替り、お替り・・・あっというまになくなりました。このお餅はツアー参加者だけではなく、入山者全員に振舞われました。 新巻ぶりを・・・重かった~Himekyonのカメラでは集合写真を撮っていませんでしたので、三重県・松坂市から参加されたN・Kさんご夫妻よりお借りしました。ありがとうございました。4日間お世話になりましたツアー参加者ではありませんが、右端の小学校3年生の男の子、「山と渓谷」社の取材が入ってました。今年の冬号のいずれかに掲載されるそうです人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/01/12
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新年も早いもので今日はもう10日です。年末年始を過ごした燕岳の日記も3回目、がんばって完成させなくっちゃ今回は、2006年最後の夕日です人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです 夕空に浮かぶ槍ヶ岳のシルエット1/3年越しの燕岳山行記~1 1/5年越しの燕岳山行記~2 夕方、外はマイナス10度以下の世界、とにかく寒い、手が凍りそう・・・徐々に太陽は笠ヶ岳へ沈みます。プロ、アマチュアカメラマンたちがそれぞれの場所に陣取って一瞬を狙っています。沈んだ後の焼けがきれいだよと聞いて寒いのをがまんしてがたがた震えながら待ちました。・・・今年はイマイチだったね・・とのカメラマンたちの感想食事のあと、赤沼氏のお話が始まりました。燕山荘の歴史、大正時代に初代千尋氏が天水を利用して山小屋でははじめて稜線上に山小屋を建てたのがはじまり、健至氏は3代目、いじめが話題になっている昨今、健至氏が山へ入ったころもあったとか、ある日仕事が一段落して昼食をとろうとしていたところに、槍ヶ岳の小屋から無線が入り、味噌がなくなって、夕食に味噌汁が出せないから5時までに持ってきてくれ、25kを背負って、走りぬいてたどり着いたら、そんなの頼んだ覚えがない、持って帰れー、なんてこともありましたよ~と笑いながら話す健至氏・・・昭和になって建てた小屋は、雪が降ると重みで大きく傾くという、でも木は復元力があり、またもとに戻るという。600人が収容できるという小屋、太い梁も全部人力で運び上げたという、そんな歴史のある小屋に、今、いる幸せを感じたhimekyonでした。 アルプホルンの演奏話術の素晴らしい健至氏の話に引き込まれて、いよいよ恒例のアルプホルンの演奏に・・・しかし、一緒に登ってきてクチビルが乾燥しきって音がでないと・・・冬はむずかしいという。来年はなんとか音が出るようにします・・・(来年とは元旦のこと、元旦の夜はすばらしい音色を聴かせていただきました) お酒と年越しそばが振舞われました山小屋の消灯は早いです。しかし、大晦日、この日ばかりは12時まで延長、振る舞い酒と年越しそばをいただき、それぞれの年越をしていました。himekyonたちも11時ごろまで起きていたような・・・ 松本方面 長野方面 上のほうにひときわ明るく見えるのは志賀高原とか 夜景撮りは失敗、三脚使ったけど、みんなブレてました夜景が素晴らしいよ~の声に寒さを堪えながら、外へ出ると松本方面、志賀高原方面がきらきら輝いて、月もきれい、星もきれい、なんて素晴らしい日に来られたのだろう、幸せな年越ができるHimekyonでした。槍ヶ岳と金星を撮りたかったけど・・・寒くて小屋のそばから離れられなくて・・・・上のほうにポツンと見えるのが金星輝く星が撮りたかったけど・・寒くて寒くてとても外にいられる状態じゃありません絞りを開放にしてって言われたけどイマイチわからないhimekyonでした夜だというのに昼間のように明るく撮れてます。昼間のようですが・・・夜の星と燕岳山頂方面です。開放にして廻る星空を撮りたかったけど、寒くて断念!!いよいよ次回は、元旦の日記です。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/01/10
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1/3・年越しの燕岳山行記の続きです。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです燕山荘からの燕岳山頂例年になく暖かいという大晦日、いつもだったらゆっくり食事などできないという、雪に埋もれた合戦小屋の前でのんびり昼食をしていよいよ出発です。「槍がみえるよ」敏治氏の声に「わー、槍だー」「ほんときれいにみえるね」樹林ごしに見え始めた槍ヶ岳、稜線にでると一段と大きく見えました。槍ヶ岳が見え出して感激!!妙高山塊もはっきりと見えます。左から雨飾山・焼山・火打山・妙高山妙高山塊から後立山方面、もちろん燕岳も目の前に、もうなんとも言葉にあらわせません。参加してよかったね、ここまで来られてよかったね・・・感動、感動です真っ白な鹿島槍ヶ岳左の高いのが燕岳さすがに稜線へ出ると風が冷たくなってきて、体が冷えないように1枚はおります。燕山荘もみえてきました。しかし、これがなかなかなんです。小さなアップダウンを繰り返し、ようやく山荘直下までたどり着きました。が、夏は玄関口へ直接歩けるのに、冬は建物の前を迂回して時計回りに1周して、玄関にたどり着きます。エンジン室の前が一番危険なところで足を滑らせたらそのまま谷底へ・・支配人と河地さんが斜面に立って滑落防止をしてくれました。玉突きの原理・・落ちた人は加速度がつき、立っている人にぶつかると止まり、立っている人は飛ばされるのだそうです。命を張って全員通過を見守ってくれたのです。稜線にでると午後の陽を受けて長い影が伸びています。後ろは左が四阿山、右が浅間山稜線に出て振り返ると八ケ岳連峰が一望に燕山荘(えんざんそう)が見えているのになかなかたどり着きません小屋へ着くとなんと宿泊者は150名、食堂兼談話室は人があふれかえっていました。受付を済ませたあとは食事の時間までゆっくりティータイム、こうなるとやっぱり山談義が始まります。それぞれに自慢の山行、昨日から同室のK・Oさん(苗字は違うけど下の名前は一緒、頭文字もいっしょ)は、敏治氏経営の旅行会社トレッキングツアー「ツールドモンブラン」へ行かれたそう、一般のツアーでは行かないコース設定で、モンブランの周りを10日かけてスイス、フランス、ドイツと歩いたという。。。4時をまわり、そろそろ夕日が落ちる時間、寒いけど夕日を撮ってみたいと三脚を持って外へでました。himekyonは重い三脚を背負っていきましたが、予約すると三脚を1000円で貸し出しするとHPにでていたそう。今回HPもみず、予備知識ゼロのhimekyonでした・・・いつものことながら、荷物の重いhimekyonは、林道歩きの時に、河地さんから中房温泉に荷物を置いていくように言われて、だいぶ減らしたのですが、それでもまだ重過ぎるって言われてしましました。90mmレンズ、バーナー、コッヘル置いていきました・・・・いつもだとカメラ・レンズ・三脚だけで4キロあります。続きは次回に人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/01/05
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憧れの雪山年越は北アルプス・燕岳、燕山荘主催のツアー登山でした人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです30日新宿7時発スーパーあずさ1号は定刻どおり出発しました。雲ひとつない無風快晴の状態で車窓からは真っ白な富士山がみえ、幸先良いスタートですしかし甲府盆地を過ぎるあたりから、富士山は姿を消し、南アルプスにも雲が湧きだしていました。車窓から北岳?車窓から鳳凰三山列車はほぼ満席、お正月は古里で、あるいはスキーに、なかにはhimekyonと同じく山でお正月を・・・赤岳登山口の茅野駅では、大きなザックを背負って降りて行く人がいました。車窓から八ケ岳連峰10時16分穂高駅に到着、単独の男性とタクシー相乗りで集合地、宮城ゲートに着きました。すでに5.6人ほどの人が集まっていました。車窓から北アルプス・常念岳?穂高駅ホームから燕岳方面燕岳、シーズンだったら登山口・中房温泉までバスで40分ほどの距離、オフの時期は宮城ゲートから中房温泉までの13キロを歩かなければなりません。次から次とタクシーが到着、登山客がどんどん中房温泉目指して歩いていきました。どのくらいの人たちが年越しをするのでしょうツアーの出発地は中房温泉ですが、希望者は宮城ゲートから別料金でスタッフが案内してくれます。林道歩きだから、道迷いはないとのことでしたが、吹雪いたら一人では不安なので申し込みました。オーナーの赤沼健至氏のあいさつのあと、中房温泉に向かって歩き出しました。歩いても歩いても林道は続いています。 ひたすら歩く雪の林道 有明山 壁から湧き出る水がつららにう~ん、ほんとに長いです。途中、真っ白な有明山や大天井への稜線が垣間見えたり、林道の壁には太いつららがたれさがったり、今年は雪が少ないとはいえ、やはり雪のない生活をしているhimekyonには新鮮に映りました 雪に埋もれたナギナタコウジュの枯れ枝 ミヤマハンノキの実がひとつ・・4時間かかってやっとたどり着いた中房温泉、あまりの大勢の宿泊客に受付がスムーズに行かず、なかなか部屋が決まりません。140人の宿泊者という、この人たちが明日全員、燕山荘に泊るんなんて驚きです。やっと通された部屋は、登山客専用ではなく、湯治などに来る人たちのための旅館部の部屋、なにも用意されてなく、寒くて寒くてがたがた震えが止まりません。暖房はないんですかと聞くとやっとコタツを用意してくれました。食事の用意ができましたとアナウンスがあって行くとまだだという。。。てんやわんやの中房温泉でした。 夕ご飯 朝ご飯寒いから寝る前に温泉へ入ろうと相部屋の2人で温泉へ、大浴場と廊下を挟んで反対側にある岩風呂の露天風呂。露天風呂は女性専用の時間になっていましたが外気温がマイナス、いきなりはとても寒くて入れない。大浴場の女性用の更衣室へ行くと先客がでたところで、入口は別々でも中は混浴だよって・・えっ?そんな聞いてないよ、どうしよう、このままじゃ寒くて眠れないから・・と度胸を決めて入りました。薄暗くて湯気がたっているので、ぼんやりとしかわからない・・・ということは向こうからも同じことなのだと変に納得しておそるおそる湯船に・・・と岩陰に男性が・・あとでわかったことですが、大浴場は6時までが女性専用でそれ以降は混浴になり、露天風呂が女性専用になるという、スタッフから説明がなかったので、とんでもないことになってしまったのでした。でも勇気をだして入ったおかげでそのまま布団へ、ぐっすり眠ることができました。 左端・オーナー赤沼健至氏 中央青いヤッケ・信濃毎日新聞・丸山氏 その横・弟・赤沼敏治氏2日目の朝、7時15分集合、参加者28名が揃いました。燕山荘のオーナー赤沼健至氏、弟の敏治氏、支配人の井村氏、スタッフの河地さん、同行取材の信濃毎日新聞の丸山氏の紹介などがあって出発です。足の遅いhimekyonはリーダー敏治氏のすぐ後ろを歩かせてもらいました。 今年は例年になく暖かく雪も少ないそうで、第一ベンチ手前でアイゼンを装着しました。合戦尾根は北アルプス3大急登の一つ、とにかくひたすらに高度をあげていかなければなりません。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチと小休憩をいれて富士見ベンチへ、まさしく富士見ベンチでした。富士山がくっきりとみえ、疲れを忘れさせてくれました。富士見ベンチから富士山・甲斐駒・北岳富士見ベンチから八ケ岳連峰 手前は美ヶ原まもまく昼食の合戦小屋へ到着、ココから先は稜線へでます。、1m風がでれば、体感温度が気温プラス1度下がるという、冬は絶対に汗をかいてはいけない、その汗は冷えて低体温症の原因になり命にかかわるという、しかし、himekyonは汗びっしょりでした。合戦小屋は雪に埋もれていました合戦小屋からの浅間山稜線からは360度の展望へと・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/01/03
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新年を北アルプス・燕岳で迎え、無事帰宅いたしました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです携帯から新年のご挨拶をしていますがあらためましてあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。初日の出初日の出は八ケ岳連峰のの左からお天気に恵まれて、すばらしい初日の出をみることができましたが、あせって300mmレンズで撮り忘れました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2007/01/02
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昨日は大変なことになっていました。危ないところで、燕岳は夢と消えるころでした。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです荷物の準備をはじめようとピッケル、アイゼン・・・・スパッツ・・・あれ?ない、オーバーグローブ・・・あれ?ない、赤いスタッフ袋にいっしょに入れて11月の赤岳へ持っていったはずなのにいくら探してもない、どうしよう・・これがなかったら燕岳へは行けないのです、あせりました。時計をみると5時半、お店まだ開いている、間に合う・・・というわけであわてて買ってきました。ばたばたのドジhimekyonです。。すこし、早めに準備を始めてよかったです。。。。いよいよ燕岳へ出発します。昨日の朝、燕山荘に電話したら、昨日の雪は止んでお天気も回復してきたから、初日の出も期待できるかもしれませんよとのことがんばって歩いてきます。この一年、たくさんのかたにご訪問&コメントをいただきましたありがとうございました。励みになりました。感謝、感謝です。全員のかたにご挨拶できませんでしたが、また来年もよろしくお願いいたしますよいお年をお迎えください。携帯が繋がれば更新できるかもしれませんがPCからは、今日が最後の更新です。では行ってきます。 ♪7時発 スーパーあずさで、旅立つのでーす♪人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/12/30
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年末年始の雪の燕岳に思いを馳せて、去年の燕岳縦走の思い出を書いてみました。合戦尾根からの燕岳人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです槍ヶ岳単独行を敢行した翌週、めざしたのは燕岳~常念岳~蝶ヶ岳9月になると夜行バス土、日、祭日のみ・・今回は槍ヶ岳行きと同時に申し込み席を確保しました。上高地なら毎日運行だけど、燕岳から降りたら帰りのバスがないので、3連休に有給をとって臨みました憧れの燕岳 写真でみる燕岳は花崗岩の白い砂地にコマクサ・・9月だってまだまだ素晴らしい景色もみられるだろう・・・3連休の初日、夜行バスは全員穂高降車、駅の方へ歩いていくとタクシーの運転手が、相乗りでもバス代と変わらないよって声を掛けてきた、あっという間に5人になり、すぐに出発・・登山口の中房温泉に着くと大勢の人が朝ごはんをたべたり、出発の準備をしている。あれ??どこかでみたことがある人が歩いてくる。。。「もしかして、○倉さんじゃないですか??」「えっ、あぁー、あの時の・・・」去年、北岳~間ノ岳~塩見岳縦走した時に、熊ノ平小屋で出会った単独行の女性、、同じ市内の、電車で2駅先に住むという○倉さんでした。3日目~最終日をいっしょに歩き、連絡先を書いたメモをなくしてしまい、それっきりになっていました。意外とこういう再会が多いんですが、やっぱり驚きです。今回は友達といっしょで、燕山荘に泊って常念岳から三叉へ降りるというので、お互いに連絡先を確認して、道中が長いので先に出発しました。合戦尾根は、北アルプス三大急登のひとつで、とにかく急登が続く、夜行バスで寝不足、最初からバテバテ、行列のように次から次へと登ってくる人たちに、道を譲って譲って何10人に抜かれたことだろう合戦小屋を過ぎるとまもなく稜線にでて、はるか先に燕山荘がみえてきますが、なかなかたどり着きません。ようやく燕山荘にたどり着くと人、人、人。ここは山の上??荷物をデポして、燕岳山頂へ・・・花崗岩が風化した雪のように真っ白な砂、別世界です。 燕岳山頂にて イルカ岩 いるかさんそっくりですいつまでもゆっくりしていたい気持ちでしたが、今日のお泊りは、大天井・・・はるか先に見えるのがそれらしい・・・食事もそこそこに出発しました。しかし、だれも歩いていく人がいない・・・まさか、、あの大勢の人たちはみんな燕山荘泊り???急に不安になってきました。でも、そんなこと言ってられないんです。とにかく帰りは上高地からのバスを予約しているし、、、行くしかない 大天井岳までの長いトレイル・・・奥の高い山が大天井岳燕岳の喧騒がうそのよう不安になりながらも歩き出すとはるか前方に男性が一人歩いている。あの人を目標に歩けばなんとかなるだろう。大天井に近づくと、燕岳では雲に隠れて見えなかった槍ヶ岳がときどき姿をみせて、先週の槍の感動が甦り、疲れを忘れさせてくれました。東鎌尾根との分岐から大天荘までが意外ときつくて、なかなかたどり着きません。ようやく小屋が見えて、燕岳からの稜線を振り返る余裕もでてきました。小屋に入ると、蚕部屋はすでに満員で、狭い空間に5人がいっしょになりました。全員単独行の女性、himekyonと同じコースをめざすといい、ひとりだけ東鎌から槍を目指すという。大天井岳山頂 槍ヶ岳は雲の中夕食まで時間があったので、7月からはじめたアマチュア無線を持って山頂へ・・、地元の3局とつながり、食事のあとも外へでて4局と交信できました。つながると感動です。朝日にあたる槍ヶ岳・・・最高のお天気でした。槍ヶ岳の稜線を背に翌朝は素晴らしいお天気に恵まれて、槍から穂高がきれいにみえています。先週、台風のなか、歩いた槍沢もみえました。食事も終り、2日目のスタートです。大阪からのHさん、群馬からのIさんと前後しながら、自分のペースで、槍・穂高を見ながら・・稜線漫歩。素晴らしい景色にぜんぜん疲れませんでした。穂高連峰を背に穂高連峰 目の前に常念岳が大きく見えてきました。今日の宿は蝶ヶ岳、あそこを越えないとたどり着かないのです。一度に疲れがでてきました。常念小屋までは一気に下ります。これからの登りに備えて、しばし小休止、常念岳山頂をめざしました。下から見上げるとはるかかなたにみえます。ジグザグにきられた登山道、これがなかなか手強くて、歩いても歩いても山頂が見えてきません。やっと着いたーと思ったら、そこは8合目、常念小屋から見えていたのは8合目だったのです。山頂はまだまだ先にありました。常念岳 下の小さい建物が常念小屋 常念岳山頂先に山頂に着いたIさんと写真を撮ったり、山座同定をしたり、燕岳から歩いてきた稜線をたどり、感動したり、これから歩く蝶ヶ岳への稜線をみて、あそこまで歩くだね。がんばろうねなどと言いながらのんびり休憩。ダラダラとアップダウンがあって、結構きつい歩きです。小屋がみえてからは、咲き残りの花などをみつけながら、ゆっくり歩きました。 ゴゼンタチバナ コケモモ ミヤマコゴメグサ クロマメノキ ヒョウタンボク イワツメクサ 小屋にたどり着くと、ここもすごい人、Iさんと小屋に着いたら生ビールで乾杯しようねって約束していたので、先に着いていたIさんと早速乾杯です。山では自信がないのでほとんど飲まないのですが、明日は下山するだけなので、がんばって歩いてきた自分へのごほうびに、飲みました。おいしかった~蝶ヶ岳山頂にて Iさんと大天荘は、1人一枚のシュラフだったけど、蝶ヶ岳ヒュッテは1枚のふとんに2人の状態でした。夜ご飯はうなぎの蒲焼、そんなにうれしくないけど・・・そのためかな???宿泊代も他の小屋より高かったです。しばらくして、Hさんもたどりつき、大天荘と同じく3人一緒の蚕棚になりました。蝶ヶ岳ヒュッテ前でIさんとHさんと夕方、どんどん雲が湧いてきて、目の前の穂高、槍が見えなくなり夕焼けはみることができませんでしたが、反対側の空は、十五夜のお月様が出ていました。翌朝のご来光を楽しみに早起きしましたが残念ながら、小雨が降ってきてみることができませんでした。ご来光はイマイチでした大天井から、前後しながら歩いたIさんとHさんとは、ここでお別れです。Iさんは三叉へ降りるという、Hさんは、徳本峠から上高地へ降りるという。。。再会を約束して、一足先にHさんが出発、Iさんと二人、もう一度山頂まで行って別れました。このまま下山しようと思ったら、急に天気が回復、晴れ間がでてきました。時間もあったので、アマチュア無線の交信をしようとスイッチをいれたとたんに、千葉からBNQさんの声が飛び込んできて・・・もうびっくりです。。。「もしものことがあったら」とはじめたアマチュア無線のため、交信を楽しむ人たちが持つ大きなアンテナではないため、遠くまで飛ばないと思っていたので感動ものでした。昨日の夕方は5局、この朝は6局と繋がりました。しばらく遊んだ後、長い長塀尾根を下山、行き会ったのは1組の若いペアと同世代の男性一人だけでした。早めに下山できたので、上高地で温泉に入り予約しておいた4時のバスで帰宅しました。槍ヶ岳と燕岳~常念岳~蝶ヶ岳、2週続けて歩いた北アルプス単独行、つらいこともあったけど、たくさんの出会いがあって、ひとりだけどひとりじゃない、そんな感動の山行でした。また行ってみたい、ぜったいに行きたい。。。この燕岳縦走の感動が、年末年始の雪山・燕岳に繋がったのでした。本格雪山は2度目、本当に山頂まで行けるのか、いまだに不安ですが・・・がんばって素晴らしい景色に出会えたらと思います。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/12/28
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クリスマスが終わるともうお正月はあっというまです。去年の9月の燕岳人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです歳をとるごとに1年があっというまに過ぎ去っていくなにか急がなければ・・・って思ってしまいます「誕生日とお正月は山で迎えたい」今年は北岳で誕生日を迎えました。高山病というアクシデントがあったけど、まわりの人たちの暖かい心をいただいて、無事に下山でき、意義あるものでした。今度のお正月はどうしよう。。。。まずはhimekyon himeのホテルを確保しなくちゃ始まらない、、、、11月には確保できていた次にではどこへ行こうひとりで行けるところはどこだろう・・・高尾山だったら大晦日は終夜運転だから高尾山山頂でご来光をみることができる。以前行ったことがある大菩薩だったらどうだろう。他には北八ケ岳あたりだったら、なんとかひとりでも行けるのではないだろうかなかなか決めることができないでいる、できれば雪山へ行ってみたい・・・ヤマケイJOYをめくっていたら・・・30日~2日燕山荘がツアー募集をしていた。以前から「雪山でお正月」憧れていたけれど、冬山にひとりで行けるわけがないとあきらめていた、これだ! これならひとりでも行けるかもしれない早速電話してみると、夏の燕岳とは比べ物にならないので、自己責任であれば参加OKですよとのこと1も2もなく参加を決める、夏の燕岳だったら、登山口の中房温泉までバスが入るがこの時期は手前の宮城林道ゲートまでしかタクシーが入れない、そこから中房温泉まで4時間ほど歩かなければならないというまずは中房温泉に前泊、そうなると中房温泉も予約をしなければならない、himeのホテルも1日早めなければならない、特急列車の予約は間にあうだろうか・・・次から次と解決しなければならないことがでてきたけど・・・全部クリアーできて、、、憧れの雪の燕岳でお正月のお膳立てができた、、、、決まってから・・・ほんとにhimekyonに歩けるの??不安がよぎってきたけど、なんとかなるさ・・・さー、後は出発まで体調を保たなければ・・・2日後に、北岳~間ノ岳~塩見岳縦走の熊ノ平で知り合い、燕岳登山口で偶然に再会、今年のお正月に明神が岳を縦走したOEさんから電話がありました。今度のお正月は??燕岳に決めちゃった遅かったって残念がっていた。取りやめてどこか一緒に行こうよって、でもごめんなさい。やっぱり憧れの燕岳はやめられないの、去年の9月の槍ヶ岳去年の9月に燕岳~常念岳~蝶ヶ岳をひとりで縦走した時の思い出が今も甦ります。あの燕岳へまた行けることが楽しみです。今のところ、週間予報は曇りと晴れマーク、なんとか晴れてほしいぜひ初日の出を拝みたい・・・・朝日に染まる槍ヶ岳の感動をもう一度・・・人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/12/26
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今日は尾瀬の紅葉をUPの予定でしたが10月11日の日記に書いた「この実の名前お教えて」が、意外な正体だったので書いてみました。黒い実の正体は「シオデ」の実でした。シオデ(牛尾菜)ユリ科シオデ属アイヌの方言シュウオンテからきたものという雌雄異株つる性の多年草で托葉の変形した巻きひげで木などに絡みつく、サルトリイバラのように半低木もものもあるukon6624さん、毛絲さん、蒼いオルフェさんから、コメントいただきありがとうございました。折角コメントいただいたのにあの写真だけでは特定できませんよね。ごめんなさい。それで気になっていましたので、今日、お寺さんに直接お電話してみました。先日、拝観料を払ったときの受付の老齢の女性だと思うのですが、住職の奥様と思われる方が電話に出られて、今年初めて実がなったので、詳しくは調べていませんが、多分あの場所に植えてあるのが「シュウデ」なので、その実だと思いますとのこと。「シュウデ」は「シオデ」のことで、山のアスパラと言われる山菜とのことでした。思いもよらない名前だったので、すぐにネットで調べるとなるほど、お寺でみたそのものが載っていました。若芽はアスパラガスのような芽だしで、アスパラガスのような味がすると書いてありました。そういえば、6月雨飾山へ行った時、お世話になったペンションの山菜づくしの夕食に「シオデ」がでました。多分一番右側の山菜だったような・・・味は・・・アスパラガスみたいでしょ?って言われたような記憶が・・・ ついでにそのときの夕食の写真もUPしてみました。メインデッシュと薯蕷饅頭以外は山菜尽くしでした。 もうひとつお寺の住職さんの奥さんってなんて呼ぶのかなって調べてみたら・・・「寺庭婦人」とか「坊守」さんとか言うそうですね。臨済宗は「寺庭婦人」と書いてありました。このお寺は臨済宗妙心寺派「大宝禅寺」でした追:吹雪深雪さんから 「大黒さん」と呼んでますとコメントいただきました。ありがとうございます。そういえばhimekyonも「寺庭婦人」とか「坊守」さんというのは聞いたことがありませんが、「大黒さん」とうのは聞いたことがありました。またまた「大黒さん」で調べてみたらありました。大黒天が厨に祭られたことから僧侶の妻を俗称で「大黒」と呼ぶ。正式に呼称が決まっているのは、「肉食妻帯」が許されている浄土真宗だけで、江戸時代に、寺院法度が制定されて妻を持つことが許されて、「坊守」と言われるようになりました。他宗は妻を持つことは許されていなかったので、正式な呼称はなく「大黒さん」とか「奥方さん」とか呼んでいます。寺の奥さんを大黒さんと呼ぶのは、「坊さんがまだ妻帯を許されていなかった時代、寺の中にいる女の人(実際には奥さん)に大黒頭巾をかぶせ顔が見えないように、世を忍んでいた頃のなごりだとかいって皮肉る人もいるとか。「坊守」の言われ 「考信録」という江戸時代の書物に「法然上人玉日の御方を御覧じて存細なき坊守なりと仰せそめしより以来、一向真宗の一道場の家主をば、坊守と申伝えたり」とあります。法然上人が、親鸞聖人の奥さんに対して、お寺を守り調える人という意味で「坊守」と呼んだのが初まりだとされています。 浄土真宗本願寺派の宗法第26条4項に「住職の妻及び住職であった者の妻またはその生活配偶者で、坊守式を受け、宗務書備付台帳に登録された者を坊守という」とあります。お寺に疎いhimekyonの「お寺の奥さん」ってなんていうの?の素朴な疑問からたくさんの呼び方があることを知りました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/10/14
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10月7日、空木岳登山を断念して向かったのが、北アルプス・五竜岳登山口の白馬五竜エスカルプラザからゴンドラ乗って地蔵の頭でした。地蔵の頭の紅葉は真っ盛りでも雨と霧でなんとなくくすんでる・・・やっぱり紅葉はお天気のときがいいですね地蔵の頭の紅葉晴れれば光に輝いてすばらしい紅葉も雨に濡れてべたっとした感じでした五竜岳~白馬岳が展望できる小遠見山へとトレッキングと思っていましたが冷たい雨と濃霧でなにもみえず、地蔵の頭から、ゴンドラ駅まで咲き残りのお花を見ながら歩いて下ってきました。帰宅してからニュースで知って驚いた北アルプスの遭難事故すぐ近くで起こっていたのですね。地蔵の頭からも単独の若者が3人ほど、五竜岳をめざして重いザックを背負って登っていきましたが事故が起きたというニュースにはなりませんでしたから、無事だったのですね。五竜岳も吹雪だったのでしょうね。ゴンドラ駅から地蔵の頭までのスキー場の斜面は、夏は山野草園、遊歩道がついてお花をみながら歩けるようになっています。今回は登山がメインだったから、マクロレンズを持っていかなかったので、お花のUPが撮れなくて・・やっぱりマクロもあったほうがよかったみたいです。ゴゼンタチバナは真っ赤に紅葉コマクサこの時期に驚き!けなげに咲いていました。アサマフウロ花よりも葉っぱの紅葉が目立っていましたミヤマトリカブトエゾリンドウマツムシソウタムラソウオヤマボクチ これから、夜行日帰りで尾瀬ヶ原に行ってきます。お天気はよさそう!!ビジターセンターに電話したら、紅葉がきれいですよ~でも今年は熊の出没が頻繁だとか、ちょっぴり不安・・・先日ご一緒のO氏は明日、旅行社の日帰り添乗で尾瀬に入るとか、どこかで遭遇するかしら、楽しみです。ご報告は明日、帰ってからでは行ってきます~人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/10/12
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/北アルプスの遭難、今朝のニュースを見てびっくりです。帰りの高速道からみえたアルプス方面の低く垂れ込めた雲の下で、大遭難が起こっていたとは思いもよらないことでした。今回のO氏の100名山達成記念山行、登山口まで行って断念しました。達成したいという気持ちもあったと思います。O氏なら雨の中でも歩けたと思います。でもいさぎよく敗退!!中央アルプスと北アルプスでは、気象条件は多少違うとは思いますが、雨の中無理して登り、一歩間違えば遭難ってことも・・・空木岳登山を中止してよかったと・・折角の記念すべき山行だから・・来年、お天気のよいときにリベンジそのときはまたご一緒させてくださいね中止を決めて、2日間どうしよう・・・このまま帰ろうか・・・どこかへ行こうか・・・北アルプス・白馬方面だったら紅葉が見られるかもしれない白馬五竜岳への登山口、五竜とおみテレキャビンで地蔵の頭まで行き、小遠見山までトレッキングをしよう。素晴らしい紅葉もガスで霞んでいます木曽路を散策したあと、安曇野・蝶ヶ岳温泉に宿を取り、雨が上がるのを期待しました。しかし、夜の天気予報では、気圧配置が冬型になり、寒気が吹き込むとのこと、O氏の話だとこの気圧配置になると、日本海側はお天気はよくないという。それでも朝方には雨が上がり、日も差してきて・・・望みをつないで白馬へ出発しました。東の空は青空がみえているのに、北アルプスは厚い雲が低くたれこめています。ちょっと失敗だったかな、南の山のほうは天気が回復していたかもしれない案の定、雨が降り出して白馬に近づくにつれ、雨脚が強くなってきました。雨は降っているが風はない、ゴンドラは動いているから、地蔵の頭まで行ってみよう雨具をつけて出発ワイパーがほしいゴンドラの雨しずくゴンドラからリフトに乗り換えて、終点からほんの5分ほどで地蔵の頭に到着しました。地蔵の頭・標高1676m平面的でどぎつくみえる紅葉、晴れたら光り輝いてすばらしい紅葉ですよ雨とガスでくすんでみえる紅葉も、晴れていれば輝くばかりのすばらしい紅葉が想像できます小遠見山まで90分、行って行けない距離ではないけれど雨とガス、風も出て立ち止まると寒い、手袋をしていても指先が冷たい・・無理して行くのは止めて、スキー場斜面の山野草園を咲き残りの花をみつけながらゴンドラ山頂駅まで戻りました。テレキャビン・山頂駅山頂駅では、7日から始まった紅葉まつりのイベントでキノコ汁のサービスと地元産の野菜が当たる抽選会がありましたが、このお天気観光客は数えるほど、さびしいイベントでした。イベント・キノコ汁と地元野菜の抽選会観光客がいないさびしい会場O氏・・・・漬物1袋Aさん・・・黒豆1袋と唐辛子 }が当ったよ~himekyon・・たまねぎ2ヶ人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/10/08
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昨日、一挙にUPした、雪倉岳~朝日岳のお花たち今日は最終回のつもりだったけどちょっと多すぎてもう少し時間がかかりそうです。今度、ブログの名前を変えなくてはだめかな「下手の横好き写真館」とか(@_@)でも、とにかくそれだけたくさんのお花が咲いていたってことなんです。雲の平が100種類ぐらいあったけど多分、はるかに超える種類に出会えたと思います。素敵な写真をUPしていらっしゃるブログもたくさんありますが、himekyon、数だけは負けないかな・・あきれたっておっしゃらずに、もう少し、見ていってくださいねなにしろ、白馬のお花のUPが終わらないと次のお花がUPできないんですよ ヒオウギアヤメ(桧扇菖蒲)アヤメ科アヤメ属街に咲くアヤメと同じく綾目模様があり、花が大きい、アヤメより葉の幅が広い亜高山~高山の湿地に咲く。朝日岳は木道が多く、下りにも刻みのない一枚板がかかり、ここでおみごと、滑って転んで・・・山の草原や湿地に咲く「ノハナショウブ」は花の真ん中に黄色い筋が入る湿地に咲く「カキツバタ」は花の真ん中に白い筋が入るヒオウギアヤメキンコウカ(金黄花)ユリ科キンコウカ属葉がアヤメに似ているので、尾瀬・アヤメ平の名がついたモウセンゴケ(毛氈苔)モウセンゴケ科モウセンゴケ属湿地に生える食虫植物、縁の腺毛に水滴がついてちょっと面白そう小さな白い花が咲きますが、まだ蕾でしたミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)ユキノシタ科ユキノシタ属っ下の花弁の2本が長く、大という字にみえるからと付いた名オタカラコウオタカラコウ(雄宝香) 別名/エゾオタカラコウキク科メタカラコウ属頭花の周辺に舌状花が5~9個、筒状花が20個ほど付くメタカラコウは少しこぶりで、舌状花が1~4個、筒状花は6~11個カイタカラコウは、葉がほこ形で先が尖ります。頭花の柄の基部に大きな苞がある。逆光の太陽の光に輝いていたのが印象的でした。キオン(黄苑) 別名/ヒゴオミナエシキク科キオン属オニシオガマ(鬼塩竃)ゴマノハグサ科シオガマギク属日本固有種シオガマギク最大の大きさ、花序の長さ10~20センチ、花は3~4センチヨツバシオガマ、エゾシオガマ、ミヤマシオガマ、タカネシオガマ、セリバシオガマのかわいいシオガマをみていたので、この大きさにはびっくりしました。オニシオガマトモエシオガマ(巴塩竃)ゴマノハグサ科シオガマギク属日本固有種花の形が上からみると巴形に見えるミネウスユキソウ(峰薄雪草)キク科ウスユキソウ属日本固有種ウスユキソウといえば「エーデルワイス」を思い出しますが、白馬にはエーデルワイスのような綿毛のかわいいウスユキソウは咲かないようです。タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草) 別名/クモイアオヤギソウユリ科シュロソウ属根元がシュロ状の繊維に覆われている赤い花はタカネシュロソウ、緑色の花がタカネアオヤギソウサラシナショウマ(晒菜升麻)キンポウゲ科サラシナショウマ属若芽をゆで、水でさらして食べたので、付いた名ミソガワソウ(味噌川草)シソ科イヌハッカ属木曽川の支流の味噌川に多く咲いていたので北岳、雲の平でもみかけたお花です。オオレイジンソウ(大伶人草)キンポウゲ科トリカブト属白いトリカブトっていう感じのお花です。今日も長々とありがとうございました。たくさんのお花が咲いていたことがおわかりだと思います。次回で最終回になるかなー・・また見に来ていただけますか??人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/09/12
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8月23日~25日、白馬岳~雪倉岳~朝日岳で出会ったお花たちさすが、素晴らしいお花の楽園でした。ロングコースゆえ、ゆっくりお花を眺めながらとはいかず、写真もじっくり構えてともいかず、とりあえずシャッターを切っておこう・・・日の丸写真ばかりです(T_T)パスしたお花もたくさんありました。お花は少しづつUPしたほうがいいに決まってますよね。でもそうなるといつになったらUPできるかわかりません。今日は雪倉岳から朝日岳で出会ったお花を一挙UPします。多すぎるとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうね。我慢してみていただけたらうれしいなー以前のお山の報告ですでにUPしているお花もありますが・・高山では同じお花がたくさん咲いてます・・・タカネイバラ(高嶺薔薇) 別名/タカネバラ、ミヤマハマナスバラ科バラ属もう終わっていると思っていたお花が咲き残っていましたので出会えた時は感激でした。とても余裕などありませんでしたが、近づくとほのかな香りがするという・・タカネナデシコ(高嶺撫子)別名/オノナデシコ、クモイナデシコナデシコ科ナデシコ属平地でみるカワラナデシコよりも花弁の切れ込みが深く、風が吹くと揺れて撮りづらいお花です。ハクサンフウロ(白山風露) 別名/アカヌマフウロフウロソウ科フウロソウ属フウロの種類はたくさんあって、ハクサンフウロが一般的なお花といえるでしょうかhimekyonの写真のなかにも何度も登場しているお花です。朝日岳への登山道脇には色の濃いフウロが群生していました。ツガザクラ(栂桜)ツツジ科ツガザクラ属鈴の音が聞こえてきそうなお花です。今回はパスしたアオノツガザクラとツガザクラが雪解けの草原を一面埋め尽くしていました。イワショウブ(岩菖蒲)別名/ムシトリセキショウユリ科チシマゼキショウ属シロバナクモマニガナ(白花雲間苦菜)キク科ニガナ属ニガナの高山型、舌状花が11枚ある白花というよりはクリーム色、黄色のクモマニガナの交配でしょうかいつも登場のチングルマさん、今回は果穂がきれいだったのでUPしました。草原は一面の果穂で埋め尽くされていました。チングルマ(稚児車)バラ科チングルマ属落葉矮性低木雪解けのところには真っ白なお花が チングルマ果穂ノウゴウイチゴ(能郷苺)バラ科オランダイチゴ属岐阜県能郷白山で発見されたのでついた名山でよく見かけるシロバナノヘビイチゴの花弁は5枚、ノウゴウイチゴは7枚ノウゴウイチゴは、街で食べる苺に近い味でおいしいといわれているが食べたことはありません。ウサギギク(兎菊)別名/キングルマキク科ウサギギク属高山で見られる代表的なお花です。葉が兎の耳ににているからと・・・あらら、この写真は葉っぱを撮っていませんね。タカネコウリンカ(高嶺高輪花)キク科キオン属蕾の時は真綿のような毛に包まれていますカンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)別名/タカネコウゾリナキク科コウゾリナ属髪剃はカミソリのこと、葉や茎に剛毛があるのでついた名ミヤマキンバイ(深山金梅)別名/オクミヤマキンバイバラ科キジムシロ属シナノキンバイ(信濃金梅)別名/シナノキンバイソウキンポウゲ科キンバイソウ属クルマユリ群生(車百合)ユリ科ユリ属葉が輪生してつくので車にたとえ雪倉岳への登山道脇に群生していました。しばし見惚れました。シロウマアサツキ(白馬浅葱)別名/シベリアラッキョウユリ科ネギ属赤くかわいい葱坊主みたいでしたハクサンシャジン(白山沙参)別名/タカネツリガネニンジンキキョウ科ツリガネニンジン属ツリガネニンジンの高山型ハクサンシャジンオニアザミ(鬼薊)キク科アザミ属タテヤマウツボグサ(立山靫草)シソ科ウツボグサ属野に咲くウツボグサよりも花径が大きく、頭頂部に数段集まって花穂が出るミヤマトリカブト(深山鳥兜)別名/ハクサントリカブトキンポウゲ科トリカブト属長々と最後まで見ていただいてありがとうございます。これで終わりではないんですよ朝日岳から蓮華温泉のお花は次の機会にUPです。また、懲りずに見てくださいね。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/09/11
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9月に入った途端、朝晩肌寒く感じる日がありますね。暗くなるのも早くなりました。人間界では季節を先取りして話題になりますが・・・自然界にもありました人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです8月の終わり、雪倉岳~朝日岳でみ・つ・け・た小さな秋この子達、ちょっと秋を先取りしちゃってるんですねウラシマツツジ雪倉岳の稜線でみ・つ・け・た小さな秋ここだけ葉っぱが赤くなっていたナナカマド朝日小屋への登山道でみ・つ・け・た小さな秋やっと残雪が解け出して、ハクサンコザクラが咲き出した近くでみつけたよモミジ蓮華温泉への下山道でみ・つ・け・た小さな秋恥ずかしそうにちょっと奥に隠れてた・・まもなく、山々は、赤や黄色の錦を纏う季節がやってきます。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/09/07
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白馬縦走は期待通りのたくさんのお花に出会え大満足の山行でした。リンネソウ 別名/エゾアリドオシ メオトバナ(夫婦花)スイカズラ科リンネソウ属常緑矮性低木植物分類法を考案したスウェーデンの植物学者リンネの名を取った花8から10ミリの小さなお花です。これでも草ではなく、木なのです。6年前に白馬で初めて出会ったお花です。今回咲き残っていてくれたらいいなと思いながら、小蓮華岳への登り道、ハイマツの下に2輪ほど見つけたときは感激しました。しかし、バテバテでザックからカメラを出す気力もなく・・・翌日、雪倉岳からの下山道で一輪だけ咲いていてくれました。ミヤマコゴメグサ(深山小米草)ゴマノハグサ科コゴメグサ属変種がたくさんあるため、特定できないのがこのお花ですが北アルプスには主にこの種が成育しているためミヤマコゴメグサとしました。一面に咲くコゴメグサには圧倒されました。ミヤマコゴメグサトウヤクリンドウ(当薬竜胆)別名/エゾトウヤクリンドウ、クモイリンドウリンドウ科リンドウ属リンドウといえば紫色・・・でもこの花はクリーム色です当薬は漢方薬・・木曽御嶽山の「百草」にもブレンドされていますクリーム色に緑色の斑点が入る清楚なリンドウ、一面に咲くお花畑を撮りそこないましたオヤマリンドウ(御山竜胆)茎の先に花をつけ、花は平開しないリンドウですコンパクトカメラの時のようについ近づきすぎて・・ボケボケです・・・タテヤマリンドウ(立山竜胆)リンドウ科リンドウ属こちらは湿地に咲くかわいい竜胆です今回はほかに、ミヤマリンドウ、ツルリンドウを見ましたが前回撮っているのでパスしちゃいましたイワツメクサ(岩爪草)別名/オオバツメクサナデシコ科ハコベ属ホソバツメクサ(細葉爪草)別名/コバノツメクサナデシコ科タカネツメクサ属タカネツメクサ(高嶺爪草)ナデシコ科タカネツメクサ属クモマミミナグサ(雲間耳菜草)別名/クモイミミナグサナデシコ科ミミナグサ属葉がねずみの耳に似ているからと付けられた名花びらは10枚に見えますが、1枚の花びらに切れ込みが入っているので5枚です。クモマミミナグサ雪倉岳で撮影したミミナグサ、朝日岳にも咲いていたが撮影はパスしかし、別種のミヤマミミナグサだったかも・・・やっぱりザックを降ろして近づいてみれば違いがわかったかも・・・残念ミヤマホツヅジ(深山穂躑躅)ツツジ科ミヤマホツツジ属花は華やかさはありませんが、登山道脇に咲くツツジです3枚の花冠が反り返り、花柱がくるっと上に反り返っています。ホツツジ(穂躑躅)ツツジ科ホツツジ属花は淡い紅白色でミヤマホツツジと同じく3個の花冠は反り返りますが、花柱は長く少し反り返るだけです。コメススキ(米薄)別名/エゾヌカススキイネ科コメススキ属朝日にあたるコメススキがきれいだったので・・・番外・・・・花ではありませんハイマツのオブジェ風が強い尾根筋の斜面では、横にはって広がります。枯れた枝は素敵なオブジェです人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいですお花編はもう少し続きます。また見てくださいね。
2006/09/05
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予約時から、「蓮華温泉までも長いですよ。朝ごはん食べてたら帰りのバスに間に合わなくなることもあるから、お弁当のほうがいいですよ」と聞いて覚悟していた下山です。五輪高原からのどっしりとした雪倉岳雪倉岳の奥に白馬岳、白馬岳にお別れです。タイトルの下山って登ること??実際に歩いてわかったことですが、下山といえば高い所から下って登山口へが通常だと思うのですが、蓮華温泉は違っていました。朝日岳は標高2418m、蓮華温泉1500m、標高差918m、これだけの下りだったらなんとかなるよってところなんだけど・・・おまけが・・・まずは朝日岳から白高地沢まで下る、標高差1300mはあるらしい、これで単純に標高差300mを登って蓮華温泉に着くならまだしも・・その間には瀬戸川が流れている。またまた上って下って橋を渡り、蓮華温泉まで、最後の力をふりしぼって登ってたどりつくというとんでもない、コースなのである。「バスに乗る前に絶対に温泉に入るぞー」を肝に銘じて必死に歩い下山でした。雪倉岳遠望5時10分、小屋のご主人に見送られて出発した最終日木道を下り、ほどなく昨日登ってきた雪倉岳への分岐を過ぎ、朝日岳への登りにかかります。山頂までは約1時間、花畑を見ながらなだらかな登山道を登っていきます。振り返るともやってすっきりとはみえないながら、富山市街が見渡せ、その先に富山湾がぼんやりと広がっていました。まっすぐに横切る高速道、海に続く川、多分、姫川ではないだろうか・・・最初は時間を気にして、カメラを出すのを躊躇していたが、構図を考えながら撮るのは時間がかかるけどシャッターを押すだけならなんとかなるだとう、撮るだけは撮ろうとカメラを出すことにしました。朝日岳山頂への途中からみえた富山市街と富山湾花をみながら、撮りながら、亀の1歩で歩いて、山頂近くまで来ると、昨日小屋で同室になった、雪倉岳の手前でhimekyonを抜いていった単独の女性が、追いついてきました。彼女は今日は蓮華温泉泊まりだからと、小屋で朝ごはんを食べてから出発。5時半の食事予定が5時になり、5時半には小屋をでたという。昨日は白馬から朝日小屋まで標準タイムで歩いたそうだ。とにかく速い。。。雪倉岳・朝日岳が好きで今回が3回目という。山頂は晴れれば360度大展望だそうだが、残念ながら、ガスがかかって何も見えないので、そうそうに下山にかかります。。下山道からの朝日岳(奥)しばらくは彼女と話しながら一緒に歩きました。ガスがかかっているのは山頂だけで、下山道は晴れて、これから歩くコースがよくわかります。。大きな雪渓を巻きながら、しばらく歩くと栂海新道との分岐になり、いくつかの雪渓も渡るようになります。この時期の雪渓は、崩落の危険があるので、2人で雪渓の縁を「お花さんごめんなさい」といいながらできるだけお花を踏まないように大きく迂回。雪渓が解けたところから、ハクサンコザクラ、シナノキンバイ、アオノツガザクラ、リュウキンカの大群落がみられてとにかく大感激しながら歩きました。雪解けにシナノキンバイリュウキンカ群生 雪倉岳・朝日岳ともにお花の咲き方が違っています。1つの種類の花が一面に咲くのが凄いです。このあたりから、湿地帯になり、道が悪く、木道が多くなります。坂になっている木道もあり、、気をつけてはいたが、1歩足を乗せたら雪の上を滑るみたいにスーっという感じでみごとに転んでしまいました。こんなの初めての経験です。大事に至らなくてよかった。下山道は木道が続きます。コースの半分近くが木道歩きです。16年に大部分が付け替えられて、新しくなった木道は滑り止めの刻みが入って歩きやすくなっていましたが、古いのは滑りやすく、特に日のあたらないところは危険です。湿地帯にはヒオウギアヤメが一面に咲いていました。「五輪の森」まで来ると、下山口の蓮華温泉が見えるようになります。標識には蓮華温泉まで9.2キロ。朝日岳まで2.9キロ、山頂から小屋までが1.5キロなので、4.4キロ歩いたことになりますが、まだ倍以上歩くことになります。それも蓮華温泉ははるか上、山の中腹あたりにみえます。真ん中に白く光る建物が蓮華温泉、左下が白高地沢足の速い彼女と一緒だと写真が撮れないので、「五輪の森」の樹林帯を抜け、五輪高原まで来たところで、先に行ってもらい、また一人でゆっくりと歩き出しました。五輪高原からは雪倉岳を間近に、その奥に初日に歩いた、白馬乗鞍岳から小蓮華岳の稜線をみることができます。初日歩いた、白馬乗鞍岳から小蓮華岳の稜線樹林帯に入ったら写真を撮るところはないですよ。って彼女に言われたけど、標高も低くなって高山植物ではないお花が結構咲いていました。白高地沢にかかる仮橋長い長い樹林帯を下って、ようやくたどり着いた白高地沢は、沢というよりは大きな川という感じ、飛び石を伝って渡れそうな感じもするけど、けっこう流れが速く、大きな岩のところに鉄パイプを組んだ仮橋がありました。大雨が降ると流されてしまうようです。高い位置にあり、下をみると怖かった。対岸に渡ってから沢伝いに歩き、だらだらと登って下り、水の音が近づいて瀬戸川のしっかりした橋を渡りました。さー、最後の登りかと地図をみると、兵馬の平という湿原があり、横切ってからが蓮華温泉まで登り30分、まだまだである。キンコウカが一面に咲くところがここでペットボトルの水がほぼ空になってしまった。下山だから1Lで足りると思ったのに、予想外に水分補給が必要だった。途中、水場があったけど、のどを潤しただけで、空になったペットボトルに入れなかった。どんな時でも余分に持たなければと反省・・・最悪、200mlの野菜ジュースがあるからなんとかなるだろう・・・アオノツガザクラとツガザクラが一面に咲くところがところがです。この登りは半端でなくきつい登りだったのです。急登というのではなく、疲れきった重い足を一歩一歩持ち上げる感じで、最後の力を振り絞ってあえぎながらの登りなのです。。蓮華温泉の建物がみえ、砂利道の林道になってほっとするが、この砂利道がほんの少しの上り坂、、、これもいやらしいだらだら登りでようやく1時半にたどり着きました。。蓮華温泉は3つの無料露天風呂があるというが、混浴らしいので今回はパス、ハクサンコザクラ群生ここは一般客が来る温泉、昨日の小屋のご主人とは打って変わって、事務的な受付のおじさんに荷物は外に置いてと言われ、温泉なのに休憩するところもなく、荷物の整理もできないジャンとむっとするが仕方がない、雨が降ったらどうするのかなー・・・温泉は食堂の中を通って行く。これって何か食べさせようってこんたん?それにしては、カレーとうどんとだけだったかな、おそばが食べたかったのに・・・・下山後の温泉はいつもばたばただけど、今回はゆっくりと入ることができて、さっぱりできた。帰りのバスには、5人、朝日小屋からの人は誰も乗っていない、何人かは蓮華温泉に泊るようだ、バスの時間を気にしていた人がいたので、タクシーでも利用したのかもしれない。シナノキンバイ群生蓮華温泉から糸魚川まで1時間半、行く前にネットで調べて、糸魚川から直江津乗り換えで、長岡へ出て新幹線で東京と思っていたら、ほくほく線で、糸魚川からほくほく線で越後湯沢へでて、新幹線に乗換えという。東京着の時間が同じ新幹線に乗るのにわざわざ遠回りして長岡まで行くことはないといわれて、なるほどそういうことだったのか・・と長い長い3日間も無事に終了することができたのでした。リピーターが多い山という雪倉岳~朝日岳遠い遠い山で辛いこともあったけど、himekyonもまた行ってみたい山になりました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/09/04
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2日目、10時間かかって3時に着いた朝日小屋、すでにこの日の宿泊予定者は全員到着していて、himekyonがラストでした。朝日小屋からの白馬岳~雪倉岳遠望予約の電話を入れたとき、24日の泊り客は少ないですよと言っていましたが、夏の終わりの平日とはいえ、11名+テント泊2名。こじんまりした小屋でしたが、少ないほうかもしれません。白馬山荘は、人気のある白馬岳の山頂直下にある、日本一大きな山小屋で、かなりの宿泊者がいましたが、雪倉岳~朝日岳まで足を延ばす人は少ないようです。それでも25日、26日は50人の予約が入っているとのことでした。左側が白馬岳、右が旭岳早く着いた人たちは、小屋前のベンチでのんびりと、山談義に花を咲かせていたり、部屋でくつろいでいたり、それぞれの時間を過ごしていました。雪倉岳朝日小屋のご主人は名物女主人です。たしかテレビにもでたことがあるのでは??himekyonのブログにおいでいただいているNOBO18さんからも小屋のご主人のことをコメントいただいておりました。気さくで明るくて元気がもらえるご主人です。himekyon「こんにちは、予約してる○○○です。よろしくお願いします。」ご主人「凄い荷物ね、遠いところをよくがんばって」himekyon「10時間かかっちゃいました。なんとか3時に着けてよかったです」ご主人「その荷物で写真も撮ってたらね」himekyon「昨日はバテて、白馬山荘着6時になってしまいました。」ご主人「怒られたでしょう」himekyon「いえ、明日はもっと大変だから4時半には出発しなさいって言われちゃいました」ご主人「私だったら、怒るわよ、そんな時間じゃ心配だからね」と言いながらも事務的ではなく、ニコニコと応対してくれて、がんばって来た甲斐があったと・・・白馬岳の右・旭岳に入道雲受付を済ませてから、ベンチにいた人たちと話をしながら、雪倉岳でほんの少ししか手をつけていなかったお弁当を食べたあと部屋へ。部屋には、雪倉岳の手前でhimekyonを追い越していった、単独の女性と、蓮華温泉から登ってきて明日白馬岳へ行くという、名古屋から来た3人組が。ちょっと変わった入道雲・赤く染まるのを期待しましたが・・・山とは不思議なもので、街の中では、見ず知らずの人と会話することはないのに、歩いていてすれ違えば、お互いに「こんにちは」途中で休んでいれば、「今日はどちらまで」山頂に着けば、「すばらしいですね」などと自然に声をかけあい、小屋にいたっては、食事の時や、終わってからなど、情報交換や山談義に古くからの友達感覚で会話が弾みます。次の日になれば、「お世話になりました」「またどこかの山でお会いできるといいですね。」「気をつけて」と別れて行くのです。朝日小屋は朝日岳山頂(標高2418m)から1時間ほど下った、朝日平(2150m)に建っています。晴れていれば眼下に富山湾が見渡せるところです。朝日岳、山頂はもっと奥にあります例にもれず、himekyonたちも情報交換などをしながらくつろぎ、「ごはんができましたよ」の声に食堂へ降りていきました。真ん中が昆布〆のお刺身、左のコップは、ワイン、焼酎、日本酒から食前酒をチョイス・・himekyonはワインを標高2000mの山小屋の食事がこれ・・・席につくなり、皆なが口々に「えー、湯豆腐?、えー、お刺身?」ちょっとした旅館の食事と変わらない?驚きの食卓でした。ご主人「お刺身は富山湾のとれたての魚を昆布〆にしてます。いつもは肉じゃがですが、きょうは湯豆腐にしてみたの、お豆腐はお替り自由ですからね。どうぞ好きなだけ食べてください」ところが、せっかくおいしそうなご飯がでたのに、himekyonは3時過ぎにお弁当を食べてしまって、おなかがいっぱい、あの時、やめておけばよかったかななんて思ってはみたもののあとのまつり、お弁当を食べなければ、下山するまで腐ったままザックの中に入れて持ち歩かなければならないし・・・全部食べ切れなくてとても残念でした。チングルマの咲く湿原にもそろそろ夕焼けが・・食事が終わり、カメラを持って外へ。昨日は夕日が撮れなかったので、今日はなんとか撮れますように小屋に着いた時には、ガスの中に隠れていた白馬岳方面のガスが取れて、すっきりと見えていました。雲海の下には富山市街が広がるという1日かかって歩いてきた稜線を目で追い、よくもあんな遠くから歩いてきたものだと、himekyonの気力に自分で褒めてあげたいと。しかし、西の空には、雲がかかり、太陽がいまいちすっきりしません。未練がましく、最後まで粘ってみましたが時間切れ・・・期待した夕焼けも雲にさえぎられて・・・部屋に入るともう寝る準備です。9時消灯といいながらも、明日の下山も時間がかかるため、そうそうに布団にもぐりこみました。翌朝4時、目覚ましで目が覚めると、夕べは雲海に隠れていた富山市街の灯りがきれいにみえ、日本海が近いことがよくわかりました。夕べご主人が言っていたこと、今日は雲海で見えないけど、富山湾が近いのよ。晴れていれば能登半島までみえるのよ。でも、こんなに近くみえてもね、これが遠くて、登りがきついのよ。今年、84歳の女性から予約の電話が入ってね、憧れの朝日岳に登りたいけどどうでしょう、連れは60歳の娘だという、おいでいただけるのはうれしいけど、とにかくきついですよ。それを覚悟してくださいねと会話しているうちに、わたしには無理だって言いたいんですかと、怒って電話を切ってしまったという、来てくれるのはうれしいけど、ロープウェー、ケーブルカー感覚で来てもらっては、お互いに困るという話をしただけなのに、怒られてこちらも切ないですよ。それともうひとつ、ゴミのことある日、トイレ掃除をしていたら、白馬山荘のお弁当のカラがトイレ内のゴミ入れに、あるときは、洗面台の下のすみっこにお弁当のカラが押し込んであったと・・山では、自分のゴミは下山まで自分で持ち帰るのが基本です。この小屋は、富山市街が眼下にみえ、近いように見えるけど、とにかく遠いのよ。ゴミを下におろすのにヘリが来るのは週1回、お化粧道具や、着替えは最後まで持ち歩くのに、なぜ自分が食べたあとのゴミを持ち帰れないのか、そんな人が一晩、この小屋に泊まったのかと思うと悲しい・・・とガスがかかる朝の白馬岳5時に、あいさつをして外へでると、外まで出てきてくれて「気をつけて、また来てくださいね」と見送ってくれました。とても気持ちのよい一夜を過ごせ、最終日をスタートすることができました。遠いけど、また泊ってみたいと思う山小屋でした。すがすがしい白馬側の朝雲日本海側の朝雲人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/09/02
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雪倉岳には、タカネマツムシソウがいたるところに咲いていました。タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)別名/ミヤママツムシソウマツムシソウ科マツムシソウ属マツムシソウよりも花が大きく色も濃い美しく華やかに 秋の高山を飾る花ですが・・・花言葉は「未亡人・恵まれぬ心・不幸な愛情・私は全てを失った・あなたは私を見捨てる・恵まれぬ恋・悲しみの花嫁」なんだって・・・ちょっとさびしい二年草で別名:リンボウギク(輪峰菊)ともよばれるとか・・・菊の花に似た感じです。花が終わるとかわいらしいまん丸坊主のような実ができます丸い実の形が巡礼の持つ鉦(かね)「松虫鉦」に似ているから名付けられたという説もあります タカネマツムシソウと白馬岳人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/09/01
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一夜明けた朝、元気を取り戻したhimekyonでしたが、前夜の星空とは打って変わって、風と濃霧に、早立ちの心が乱れます。明日の道中は長いから朝ごはん食べてからでは、朝日小屋にたどりつかないかもしれませんよと小屋の人に言われ、朝ごはんをお弁当にしてもらって・・いざ、白馬岳山頂へ着いたらすでに太陽はあがっていました。しかし、ヘッドランプの灯りで歩く気にはなれず、うっすらと明るくなってきたころ、やっと歩き出しました。白馬岳山頂は小屋から15分、東の空はガスが切れて、太陽がでていました。うーん、やっぱり思い切って歩き出していたら、ご来光が・・・太陽に照らされ黄金色に輝いている山頂付近です昨日登ってきた道を三国境まで引き返します。稜線からは、今日歩く雪倉岳が雲に見え隠れ、朝日岳はどの辺だろう、雲海のなかに隠れてみえません。これから目指す雪倉岳が雲の間からやはり、朝の早立ちは気持ちに余裕がある、昨日は必死になって登った白馬岳の稜線を今朝は、お花をみながら歩く余裕がある。しかし、ゆっくりはできない、標準タイムで7時間コース、写真を撮りながらだから、10時間はみないといけないと思っている。それでも3時には朝日小屋にたどり着けるだろう。。。それにしても今回はなぜか荷物が重い、15キロになっていた。前回の雲の平縦走は4日間でも少し軽かった。なぜだろう・・分岐を雪倉岳に向かって歩き出すとザレた登山道脇にかわいいコマクサが点々と花を咲かせている。今頃?やっぱり、雪解けが遅かったからなのかな初秋の花、タカネマツムシソウが淡い紫色の花を、トウヤクリンドウは、淡いクリーム色の花が風に揺れている。辛い歩きでもお花に出会うと辛さを忘れさせてくれるから、不思議!振り返ると白馬岳が緑と残雪のコントラストですっきりと聳えている。旭岳の奥には岩の殿堂・剱岳も威風堂々と聳え立っている。白馬岳遠望雪倉岳はどっしりとしていて手強い山である。鉢ケ岳を巻いて登りにかかると、雪渓をわたる。雪解けの湿地にはところどころに可憐なハクサンコザクラが咲いている。剱岳遠望蓮華温泉・鉱山道への分岐を分け、鞍部の雪倉岳避難小屋を過ぎるといよいよきつい登りにかかった。そうか、あそこが山頂か、ここを凌げば山頂だ、気合を入れて登れば山頂だー、登りつくとまた先にコブが・・・何度もだまされました。どっしりとした雪倉岳は楽に登らせてはくれませんでした。そんな時、足元に動くものが・・・2羽の雷鳥さんでした。すぐ近くなのにぜんぜん逃げようとはしません。カメラを構えてシャッターを押していると、すぐそばから2羽、、遠くに1羽づつ、一挙6羽にであったのでした。小蓮華岳遠望何度かだまされて、いくつものピークを超えてたどり着いた山頂は360度の大展望でした。300mmの望遠レンズで剱岳を撮って見ましたこの時点であとから歩いてきた人全員に抜かされた。多分、5人だったと思う。振り返ってみても、歩いている人は誰もいない、もう後ろにはだれもいないようだ。まあ、今日は天気もいいし、なにしろ時間が早いから落ち着いて歩いていられる。雲海からわずかに頭をみせた朝日岳記念撮影をして下山にかかる。鞍部まで2時間は長い、登りに使ったら何時間かかるか・・・だんだん、荷物が肩に食い込んでくる。とにかく重い、あまりザックをおろして休まないhimekyonだが今回は違っている。少し歩くとザックをおろして座り込んでしまう。たくさんのお花に写真を撮りたいけど、構えて撮るというよりは、とりあえず撮っておこうという気持ちになってしまっていたと思う。帰って写真を整理しようとしたら、枚数は600枚ぐらいあったけど・・・これ、何を撮ったの?なんて写真ばかり・・雪倉岳のお花のスケールが違う。1つの花が一面に咲いているのだ。お花畑をなぜか撮っていなかった・・・やっと水平道までたどり着いた。あと2時間だ、がんばろう・・・??これ、水平道だよね。間違っていないよね。・・・なぜ??水平道のはずなのに、ずっと登りになっているのだ。今回の登山道は、親切に赤いペンキマークが要所、要所にマーキングしてあるので迷うところはないのだが、朝日岳を登っていくコースに対して迂回路を水平道といっているだけで、平坦という意味ではなかったのだ。いやはや、これが非常にきつかった。。。ベンガラの上を歩く雪渓 スノーブリッジ 何箇所かの雪渓をわたって行くのだが、やはりこの時期は、だいぶ危険なものもある。中が空洞になっている。比較的安定したところに赤いベンガラがまいてあるところもあったが、ちょっとみてなんかこわいなと思った雪渓を、回り道して雪渓の縁を歩いて高みに着いた途端に下のほうで「どどーん」と音がした。多分、雪渓がくずれたのだろうと思う。やっぱり上を歩かなくてよかったと胸をなでおろしたhimekyonだった。空洞がいくつも空いた雪渓 これでもか、これでもかと小さなピークを上り下り、目の前が開けたと思ったら・・・かわいい三角の赤い屋根、朝日小屋が見えました。でもまだまだかなり上のほうにあります、3時、やっとたどり着きました。やっぱり10時間かかっていました。かわいい三角屋根の朝日小屋人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/08/31
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辛い歩きとなった初日も、ぐっすり寝たhimekyonは元気回復いたしました。夜は満天の星だった白馬岳も朝起きると風と濃霧、4時半には出発~と思いつつもヘッドランプがいらなくなった5時少し前に歩き出しました。コマクサ(駒草)ケマンソウ科(ケシ科)コマクサ属蕾や花を横から見ると馬の横顔のように見えることからついたという他の植物が生育しない砂礫地に生育するので「高山植物の女王」といわれているコマクサ砂礫地も風化して土がたまり、他の植物が根付いてくると消えていくという古くは腹痛の薬として、薬草として採取されていたというコマクサ木曽御嶽山の霊薬「百草」には主原料としてコマクサが入っているという今日のコースは雪倉岳から朝日小屋まで、昨日のコースよりももっと長いというゆっくり写真を撮る時間はなさそうと歩いていると・・足元にコマクサが咲いているこの時期にコマクサ・・・もう、感激、感激、感激今年は雪解けが遅かったおかげかな・・・群生ではないけど小石ごろごろの隙間から可憐なコマクサが風に揺れている不思議なお花です。退色したコマクサです枯れかかって退色したわけではないようです。まだ元気なコマクサ何年かしたら・・白いコマクサになるのかな??白馬岳とコマクサ人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/08/30
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初日は写真を撮る余裕もなかった今回の縦走、2日目からは素晴らしいお花の数々になかなか前に進むことができませんでした。しかし、ロングコースゆえ、ゆっくり構えて撮る時間もなく、ただただシャッターを切るだけという写真ばかりです。残雪の多かった今年、何ヶ所も雪渓が残っていました。解け出したまわり一面に咲く、満開のハクサンコザクラに感激しました人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/08/29
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8月23日~25日憧れのお花の山・白馬岳~雪倉岳~朝日岳縦走を敢行しました。22日朝、重いザックを背負って会社へ勤務先は賃貸専門の不動産会社です。ドアを開けると、「山小屋お探しですか?」「こちらでは、山小屋は扱っておりませんが」と、大爆笑から1日が始まりました。仕事が終わって、いざ新宿へ22時半発の夜行バス「さわやか信州号」に乗り込みました。東北方面の夜行バスは3列シートのリクライニング、ゆったりとしていて車内にトイレもありますが、この「さわやか・・」は4列シートの普通のバスでトイレもありません。狭くて窮屈な上、夜中だというのに2時間ごとにトイレ休憩があって、おちおち眠ることもできません。今回は、ロングコースのため、寝不足は禁物と、病院で処方してもらった「導眠剤」を2錠服用して、幸いにhimekyonの席は隣が空いていたので、すぐに横になりました。前回の雲の平縦走のときは、1錠服用でぜんぜん効き目がなく、休憩のたびに目が覚めていましたが、今回は、休憩のときも人の声や動く気配は感じても目が覚めることなく、登山口となる栂池高原に、23日朝5時過ぎに到着しましたが、濃いガスが立ち込めた栂池はシーンと静まり返っていました??なにかおかしい・・・今回の縦走で大きなミスが2つ、初日にありました。このミスが初日の山行を大きく左右したのでした。その1つ、静まり返った栂池・・・そうです。ゴンドラが動いていません。夏時間が終わり、始発は朝8時だったのです。バスの予約、山小屋の予約、帰りのバス、電車の時刻と前もって確認していたのにゴンドラの時刻を調べるのを忘れていたのでした。2時間以上もこんなところでボーっと待たなければならないの??2時間あったら、ずいぶんと歩けるだろうになぁーガスがたちこめたゴンドラやっと動いたゴンドラ、ロープウェーを乗り継いで、登山口へ山は朝の早立ちが基本です。小屋着も遅くとも3時ごろまでが基本です。まして、白馬岳までの休憩なしの標準コースタイムが7時間、8時50分、とんでもないスタートとなりました。ビジターセンターが登山口(スノーシューのシリセードで滑ったあの屋根です) それでも心はルンルンです。さっそくお花を探しながら歩きだしました。まもなくレンジャー風の男性が降りてきて、声を掛けてきました。「これから白馬山荘までですか?遅いスタートですね。その荷物にカメラでは、大変なことになりますよ。乗鞍岳まで3時間、その先も4時間かかりますよ。急がないと到着は6時過ぎますよ。。大池小屋も20日で小屋閉いしてますからとにかく白馬山荘までがんばって行ってくださいね」ことの重大さに気がついたhimekyon、カメラをザックにしまい、気持ちを引き締めて歩き出しました。しかし、なんか変、足が前にでません。体も前にでません。大きな岩ごろを手足を使って登るのに、ぜんぜん力が入らないのです。気合を入れてやっと、一足、二足進むだけ、そのうち眠くなってきました。こんなこと始めて、、なんだろう・・・普段のhimekyonは写真を撮るのに立ち止まるのが、休憩のようなもので、特に休憩など取るなんてことがないのに、重いザックを投げ出して何度も何度も座り込んで、時にうとうとしてしまうこともありました。もちろん、後ろから歩いてくる人も、前を歩いている人もだれもいません、himekyonひとりだけです。こんなとき、ひとりは心細く感じます。白馬乗鞍岳山頂手前の雪渓にでる手前から、ぼつぼつと白馬岳から下山してくる人たちとすれ違うようになり、「これからですか?」「すごい荷物ですね」「気をつけて」「がんばって」と声をかけられ励ましてもらいました。ジムカデ(地百足)ツツジ科ジムカデ属高山帯に生える常緑矮性低木岩の割れ目、一面に咲いていたのにザックを降ろして撮ることもできなくて雪渓脇の岩場の隙間には、はじめてみる「ジムカデ」のかわいい花がたくさん咲いていましたが、ザックからカメラを出す気力もなく、リコーのコンパクトで上から撮るのが精一杯、乗鞍岳山頂には12時20分に到着しました。白馬乗鞍岳山頂少し下ると白馬大池がみえ、畔に小屋閉まいした大池山荘が建っていました。(今年の雪の被害で修理のため、20日で小屋閉まいでした。)ここでも荷物を放り出して、座り込んでしまいました。昼過ぎているのに食欲もなく、みかんと水で、気持ちを引き締め、あと4時間がんばろうと13時半に歩き出しました。白馬大池池のまわりにヒオウギアヤメの群生がありましたヒオウギアヤメ(桧扇菖蒲)アヤメ科アヤメ属街でみかけるアヤメより葉の幅が広いここで先行する男性を確認することができました。苦しいので追いつけないけど、前にいるというだけで励みになります。しかし、その男性、いっこうに前に進まないで、座り込んでいます。ときおりガスが立ち込めてみえなくなりましたが、キスリングを背負った70代の男性が突然現れました。聞くと、何度も大雪渓から登って、こっちに降りてきているけど、登るのは初めて、あんまりきついからここで下山すると、またひとりになってしまいました。相変わらず、ザックの重みと眠気でなかなか前に進みません。数歩歩くと立ち止まってしまいます。ちょっと座れそうな岩が出てくるとザックを投げ出して座り込み、あげくはうとうとです。これでは何時に着くかわかりません。レンジャーが言っていたように6時に着くかどうかもわかりません。登山道にはhimekyonの大好きなお花がたくさん咲いているのに、きれい、かわいいとは思うだけで写真を撮りたいという気持ちは萎えてしまっていました。時折立ち込める濃霧小蓮華岳を目指して歩いているのに山頂らしきものがでてきません。ガスの中からピークが現れ、今度こそ山頂かと何度も何度もだまされて、そんなとき、足元からひょっこり雷鳥が現れて、萎える心を癒してくれたのでした。萎える気持ちを癒してくれた雷鳥さん小蓮華岳山頂15時50分、やっとたどり着いた小蓮華岳の山頂からは、白馬岳がはるか彼方にみえました。あー、まだまだあんなに遠いのだ、あと何時間かかるんだろう、気が遠くなりそうでした。でもとにかくたどり着かなければ・・・はるか彼方の白馬岳白馬岳山頂部分・この岩場を登り左奥の山頂へ三国境を通り過ぎ、白馬岳への登りにかかります。目の前にはごつごつとした岩場が立ちはだかっています。これを登るの?どうしよう、登れるのかな・・・だんだんと不安が増してきました。しかし、近づくと赤いペンキ印があって問題なく歩くことができました。2時間もオーバーして18時ようやく白馬岳山頂へ到着しました。懐かしい山頂です。5年前、大雪渓から高山病になりながら、必死で歩いてたどり着いた白馬岳です。少し、ガスがかかって、きれいな夕日とはいきませんでしたが、ここで初めてカメラをだして、雲海に浮かぶ剱岳や、杓子岳から白馬鑓ケ岳などを撮ることができました。杓子岳と白馬鑓ケ岳薄いもやがかかり、きれいな夕日にはなりませんでした。雲海に浮かぶ剱岳と立山三山小屋に入って、遅くなった旨を謝り受付を済ませました。明日はもっときついはずだから、4時半くらいには歩き出すようにとアドバイスを受けました。すでに宿泊者の食事は終わり、従業員たちが楽しそうに食事をしている脇のほうでひとり、食欲のない胃に味噌汁を流し込むhimekyonでした。部屋に入って、明日、早立ちで他の人に迷惑がかからないように荷物の整理をして8時前には布団にもぐりこみました。2つ目のミス・・・夜行バスで飲んだ2錠の導眠剤でした。2日目の朝日小屋で、名古屋から来た3人組の女性たちが飲んでいた「導眠剤」の話からわかったことでした。導眠剤は読んで字のごとく、眠りを導く薬ですから、睡眠薬ではありません。飲んで30分くらいで、自然に眠りにつき、朝起きれば薬は残らないというものですが、1錠ではきかなくて2錠飲んでしまったので、起きても残っていたようです。以前、別の病院でいただいた「導眠剤」は強すぎて、翌日に薬が残ってしまったことがあったので、同じことだったのだと思います。目が覚めると0時、まだ起きる時間には早すぎて、目を閉じているとがさがさと音が聞こえ始め、4時前でした。起きてトイレに行くと、夕べは星空がものすごくきれいだったのに風が吹き、濃いガスが立ち込めていました。暗く風もあり、おまけに深い霧です。一人で歩くのはおそろしく結局は明るくなった5時のスタートとなりました。夕べ、しっかり寝たhimekyonは元気を取り戻して2日目に突入しました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/08/28
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白馬岳~雪倉岳~朝日岳、3日間の長い縦走で雷鳥に2回出会うことができました感激のひとときです小蓮華岳の雷鳥初日、小蓮華岳山頂をめざして歩いていたとき、足元のハイマツの中からでてきた雷鳥はすぐにハイマツの中へまた別のハイマツの中から出てきた雷鳥は、しばらくえさをつついたりしていました雪倉岳の雷鳥なかなかたどり着かない山頂の手前で、足元に動くものがありました。よくみると2羽の雷鳥でした立ち止まってみると、あっちのハイマツ、こっちのハイマツの中から、雷鳥が姿をみせてくれました、全部で6羽です雷鳥は、天敵の猛禽類から、身を守るため、霧や雨のお天気の悪い時に姿をみせるといわれていますが、この日はとてもいいお天気でした。辛い登りに癒されるひと時でした。雷鳥は国の特別天然記念物、滅危惧2類に指定されています北アルプスに約2230羽、南アルプスに約720羽と日本には約3000羽ほどが生息しているそうです。昔は、八ケ岳、中央アルプスにも生息していたそうですが、絶滅してしまいました。疲れたときに出会う感激は言葉にあらわせないほどですが、絶滅の危機にさらされている雷鳥は環境の変化に対する遺伝的な適応能力が低いとされています。生物の人為的移入や生息地の破壊・環境汚染や地球温暖化の影響もあります。皮膚病にかかった雷鳥や、それが原因で命を落とした雷鳥が見つかったり、体内から大腸菌が検出されたということもあります。自然の中に踏み入る登山者たち、ひとりひとりが、雷鳥のえさになる高山植物をとったり、踏み荒らしたりしないよう、ごみなどを捨てないよう、心がけていかなければならないと思います。ビンズイスズメ目セキレイ科この鳥の名前は野鳥大好きさんに教えていただきました。飛んでいる時や止まっているときの様子は、少し小ぶりで初めてみる鳥だなと思っていたのですが、写真を拡大してみるとツグミに似ているかなと思えました。しかし、冬鳥がいるわけないかなと・花撮りが中心のhimekyonは、だいたいレンズをマクロにしているので、このときも90mmのマクロレンズでした。残念ながら、300mmに付け替える時間がありませんでした。小さすぎたので、拡大してみました。人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/08/27
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お天気に恵まれた3日間でした。夏と秋の花で裏からの白馬岳をコマクサがまだ咲き残っていました。感激でした。タカネマツムシソウ初秋を代表するお花です人気blogランキングへ ←押していただけたらうれしいです
2006/08/26
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