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2006.01.22
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 引き続きBUCK-TICK関連の本を紹介します。

 ”BUCK-TICK LOVE ME”

 出版元はシンコーミュージック。

 1989年4月4日発売。

 メンバーの出会いからバンド結成、メンバーチェンジを経てメジャーデビュー、そして89年1月19、20日での日本武道館2DAYSまでのヒストリー。

 ワニブックスのB-T本と比べるとこちらは余計な脚色は省いて事実に近いかんじに描かれています。

 まずユータが今井宅に初めて訪れるところから始まり、今井と前ヴォーカル・アラキとバンド結成を話すところ、サッカー少年だったヒデがサッカーを辞めユータと意気投合し、やがてユータからバンド結成の話を持ち出され、高校1年のとき同じクラスだったあっちゃんと今井がそれぞれお互いに抱いた第一印象から高三の終り頃に今井宅に初めて訪れるあっちゃんなどなかなか出会い編を簡素ながらうまくまとめてます。

 ポジションについてはユータが自分自身でベースを選んだという点がワニブックスと全く違う点です。

 あっちは余り物を押し付けられたかのような印象でしたが、こっちはユータがベースが好きだと明言してますし。

 アニイのS・P(アニイが結成したバンド)時代の話ではプロを目指して頑張っていたけど思うようにいかず解散し趣味で音楽をやろうと思い始めたこと。

 一方B-Tはあっちゃんがドラマーとしての行き詰まりと4人が東京へ住み始めたのに自分は群馬から抜け出せないで悩んでたこと。

 やがてヴォーカルをやりたいと強く思い始めてアニイにS・Pのヴォーカルを志願してアニイに断られた話。

 そしてアラキの脱退。

 このアラキの脱退にいちばん悩んでいたのは今井。

 2人は小学校からの幼馴染だったし、上京して2人で共に暮らしていた仲でもあったからアラキがB-Tのヴォーカルに不適格であることを告げるのに今井がいちばん辛かったこと。

 85年11月アラキは脱退。

 新ヴォーカルの話ではあっちゃんが、ヴォーカルをやりたいと強く主張。

 そしてドラマーにユータが強引にアニイを引っ張りだして、ついに”真性BUCK-TICK”がここに誕生。

 ここまでの話はB-Tの歴史を語るにもっとも重要なファクターでは。

 もしアラキがB-Tのヴォーカルとして適していないことを告げることができなかったら?

 もしあっちゃんがB-Tのヴォーカルになれなかったら?

 もしアニイがB-Tのドラマーを断ったら?

 はたしてB-Tは今も存続していたか?

 まあその後も波乱万丈な出来事が多々ありましたが。

 この話は続きます。





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最終更新日  2006.01.22 17:20:29
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