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毎日のように朝起きると家内から、いびきがうるさくて、頭を足の方に向けて寝たとか別の部屋に移って寝たとか言われていた。寝ているので自分では分からないが、知らないところで、そんなに人に迷惑をかけているのかと思うといたたまれない。うつぶせ寝ならいびきをかかないと聞いてきてその本を買ってきてやってみたが、うつぶせになった場合の手の位置、顔の向け方など大変だった。それでも一ヶ月位特訓して、なんとか出来るようになったが、今度は家内から、朝起きるとまぶたの所を中心に顔がむくんでいるから止めなさいと言われた。いびきもうつぶせに寝ても知らない間に上向きになることがあるらしくそれほど改善していないとのことで、また反対向き寝にされる状況に逆戻りしてしまった。それでも自分は知らないのに朝起きてすごい迷惑だったと言われるのはつらい。それで横向き寝を試してみた。そしたら朝起きてみたら家内の頭が私の足の方でなくちゃんと私の頭と同じ方向にあるではないか!次の日も、そして次の日も頭は足の方になかった。横向きは大成功だった。うつぶせ寝に比べれば100倍も楽である。上向きに比べても少し無理という程度で、殆ど変らないといってもいい。上向き寝だと朝起きた時に腰が痛いことがしばしばあったが、横向き寝だとそれがない。頭が正常な方向にあったからといっていびきが本当にないのかどうかは自分には分からないが、頭を足の方に向けなければならないほど迷惑をかけていないのだと思われるので横向きはお勧めだと思う。昨夜寝ていたら家内から息が止まっているから横向きになったらと言われた。恐らく睡眠時無呼吸症候群だったのだと思う。横向きになったらその声は聞こえなくなった。無意識で上向きになったために舌根が沈下して、一時的に呼吸が止まったのだと思う。睡眠時無呼吸症候群の治療にも横向きが有効と考える。
2007.04.30
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美輪、江原、国分のオーラの泉を観た。今日のゲストは代理出産の向井亜紀さんだった。代理出産に漕ぎ着けるまでのお話を聞いて大変だったのだなと思い、向井さんの人柄が分かってよかった。江原氏は子供の育て方について、注がれた愛情は必ず芽を出し育っていくものだと話していた。私は両親からとても口では言い表せない位の愛情を注がれて育ってきたことを自覚している。今の私がそれに報いているかどうか分からないが、今自分が考えていることを思い、注がれた愛情は必ず芽を出すというのは本当だなと思った。向井さんは今4歳の二人の男の子を育てているが、日本人だけでなく、黒人、白人その他どこの子でも親のない子を育てていきたいとの希望を持っている。向井さんも旦那の高田さんも前世の因縁もあるが、両親から愛情を注がれて育ってきた。そしてこの度多くの人の手助けを借りて双子を授かった。この子達を立派に育て、多くの不幸な子供を助け、子供がなくてあらゆる不妊治療や養子のことで努力している人達に対する助言など、これからやらなければならないことが一杯あり、それをやっていく使命があると美輪、江原氏が言っていた。前世や守護霊などがあるかどうかは分からないが、注いだ愛情は必ず芽を出し育ってくるというのは本当だと思った。しかし自然界でも水や日当たり、養分などがないと折角撒かれた種も芽を出さない。人間社会ではそれは社会環境だと思う。芽が出やすい社会環境にするよう皆で心を合わせていけたらと念じている。
2007.04.28
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今日は午後から代役を頼まれて中学1年女子と高校1年女子の健康診断に行ってきた。高校生が150人、中学生が50人の合計200人を一人で診察するのでしまいには聴診器を入れている耳が痛くなり、触診する手も疲れてきて、大変だなの気持ちになったが、それまでは若くて生命力溢れている生徒と向きあっての診察は相手から生命力をもらえるような感じで、楽しかった。高校生が最初で後から中学生だったが、両者とも全く同じ体操服だったので、どこから中学生になったのか分からなかった。中1と高1では、明らかに違うと思っていたが、背格好にはそれほどの違いはなく、服装が全く同じだと区別が難しいと思った。平均してみると顔の表情や乳房の大きさに多少の違いはあったと思うが、個人差があり、鑑別は困難だった。病気の子は殆どいなくて数人に心雑音が聞こえたくらいであった。彼女達はいずれも汚れを知らない純情そのもので、清く明るく逞しく育ってもらいたいと願った。中学生や高校生グループが親父狩りとか援交狩りと称して援助交際で誘い出した人の金品を巻き上げたり暴力を加えた事件をニュースで見たが、今日診察した一人一人はとてもそんなことをする生徒とは思えない。しかし集団になると悪に染まっていくのだと思う。学校、家庭、社会はこれらの素晴らしい子供たちを悪い道に行かせることなく立派に育ててもらいたいと切に願う。
2007.04.27
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3時間43分の長編映画「風と共に去りぬ」を観た。スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)とレッド・バトラー(クラーク・ゲイブル)の愛憎を中心にした物語だが、よくもこれだけ意志が強くて利己的な女と生活力はあるがこれまたかなり利己的な男がいたものだと思った。スカーレットはアシュレイという男が好きで憧れるが、その他の男はアシュレイが結婚するので、その腹いせの代役だったり金のためでレッド・バトラーは好きでもなかったが金のために結婚した3回目の旦那である。彼はスカーレットを好きで思いを寄せていたが、肝心な時には彼女を助けていない。スカーレットが税金300ドルの工面が出来なくてレッドに頼みに行った時には彼女の言動が気に入らなくて助けてやらない。結婚して子供が出来てからも喧嘩が絶えず、子供が落馬して死んでからは二人の仲は決定的となり、最後はスカーレットがレッドを愛していたと訴えるがレッドはもうこれ以上苦しむのはご免だと言って去っていくところで終わっている。多くの夫婦の離婚パターンと同じだが、誤解が重なり、こちらの思いが相手に伝わらず疲れきって離婚するパターンである。レッドは何回かスカーレットと話し合おうとしたが、スカーレットは応じようとしなかった。話し合いが出来れば離婚までいかなかったと思うが、話し合いをしようとしなかったスカーレットの方により大きな原因があると思う。彼らとは対照的に、アシュレイの妻メラニーは思いやりのある優しい女性として描かれている。彼女は夫のスカーレットとの浮気を思わせるシーンを目撃しても、夫婦喧嘩はしなかった。夫やスカーレットのことを思いやったからである。スカーレットは自分の欲望のためなら妹の恋人まで奪う、利己的、強い性格で、行動力やタフネスさはあったが、相手のことを思いやる所が欠けていた。彼女は美貌に恵まれ、多くの男性からちやほやされたが、生まれつきの性格もあるが、そのちやほやでいい気になって性格的にスポイルされた面もあると思う。彼女がレッドとの最後の別れになる前に、一回でも自分の利益だけでなく、他人の利益を思い、人のために尽くすことの大切さに思いを馳せたなら、このように不幸な結末を迎えなかっただろうと思った。「事実は小説より奇なり」で、こんな小説以上の愛憎渦巻く夫婦が一杯あると思う。離婚を考えている夫婦もあるだろう。どうか男女どちらでもいいから相手のことを思ってもらいたい。自分のことだけ考えたらとても相手には我慢ならないと思えるかもしれないが、相手を思いやって下されば、考え方は変ってくると思う。この映画の見方は人それぞれだと思うが、私は、離婚しないためにはどうしたらいいかを教えてくれる映画だと思った。
2007.04.26
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今まで勤めの関係で勤務先の携帯電話を使っていたが、返却したので、個人用の携帯電話を昨日買ってきた。フォーマの新型でテレビ電話もできる、薄型のFOMA P703iu を買ってきた。7500円だった。水につかしたり、落とした場合の予備の携帯電話と置時計、ピクニックセットを景品にくれた。電話、メールは勿論、写真やオーデオなど数え切れない位の機能があるとのことで442ページにも及ぶ取り扱い説明書を開いてみたが、小さな字でごちゃごちゃ書いてあって何が書いてあるのかチンプンカンプンで、いくら機能が多いといってもよくもこれほど分かりずらく編集できたものだと感心した。CDがついていたのでこれはパソコンソフト使用ガイドのように使用法を親切に説明してくれるものと思ったら、チンプンカンプンの取り扱い説明書をコピーしてCDの中に入れているだけで何の役にも立たなかった。しかし今や子供から老人まで殆ど誰でも携帯電話を使いこなしている時代である。こんな説明書でも殆どの人が理解しているのだと思うと、国民のIT 関係の理解レベルは相当なものだと思った。私も挑戦して何とか使えるようになろうとは思うが、使用説明書というものは、最初は基礎的なことを説明してそれから次第に難しいこととか応用的なことを説明するようにして、とにかく分かり易いを旨にしてもらいたいと思うが、これでは全く逆である。難しいことを最初から小さな字でごちゃごちゃ並べており、使用者のことを考えながら編集したとは到底思えなかった。商品を作る人は使用者のことを第一に考えてもらいたい。
2007.04.24
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本日の関口宏サンデーモーニングで長崎市長銃撃事件を取り上げていた。伊藤一長市長は核兵器廃絶に向けて国連の会議でも堂々と核兵器の違法性を訴えており、信念、情熱、実行力の人だった。その人を衆人環視の中で銃撃した暴力団幹部はとうてい許すことはできない。工事中の市道で自分の車が損傷したことに対する市側の対応に不満をもっていたことや、市の発注工事に自分が関係する企業が参入出来なかったことなどから、経済的に困窮して自暴自棄に陥っていたなどが取りざたされているが、金に困ったから人を殺すとする神経には戦慄する。金に困っていた中で背後の大きな勢力が金をちらつかせて殺人をそそのかした可能性もあり、背後関係を徹底的に調べる必要があるが、頼まれたにしろ、なににしろ、殺人を実行する人間をこの世からなくしたい。戦争では殺人を正当化しているが、正当な殺人などある訳がない。死刑は犯した殺人等の償いとして、認められてきたが、その執行は容易にはなされないし、死刑制度を廃止した国も増えてきた。殺人は絶対悪として、戦争は勿論、そそのかしや恨み、欲望等からの殺人衝動をひきとめる、強い心を一人一人にがっちり植え込む必要がある。暴力団員だって可愛い小学生だった時もある。いつから暴力団員になったのか分からないが、学業その他、社会の荒波の中で落ちこぼれてしまったのかもしれない。小学校から一人一人に命の大切さと犯してはならないものであることをくりかえし教えてもらいたいと思う。暴力団員の方々は屈強な若者が多い。反社会的な行動をするので、恐れられたり、取り締まられたりするが、屈強な体力を生かして災害救助や、農作業や工場作業の手伝いなどに生きる道を見出してもらいたいと思う。暴力団も会社形態をなしているが、今のままでは仲間同士の喧嘩や社会からの拒絶で、運営が大変だ。組の目標を設定して、この組の目的は人助けだと明記して活動していけば徐々に社会からも理解されていくと思う。暴力団員に限らず、人を殺す人は、心が貧しく弱い人たちである。そういう人間にならないように、幼稚園や小学校の時代から、強く正しい心が培われるような教育をしっかりしてもらいたいと切に願う。
2007.04.22
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巨人阪神戦を観ていてコマーシャルになった時オーラの泉を観て、オーラの泉がコマーシャルになった時野球を観ていたが、一方が実放送で他方がコマーシャルだと好都合だがが世の中そうはうまくいかないもので、一局がコマーシャルの時は他局もコマーシャルのことが多く、結局コマ切れで観るしかなかったが、泉ピン子の出演したオーラの泉が印象に残ったのでコメントしてみたい。美輪明宏、江原啓之が泉ピン子の過去世とか守護霊などについて解説していた。ピン子は亡くなった実母に生き写しで、その実母の霊が師匠の杉村春子さんに逢わせてくれたり、現在の旦那さんに逢わせてくれたりコーディネートしてくれているとの話をしていた。無くなった師匠の杉村春子さんがピン子にメッセージをくれたりして、番組が霊界とこの世の交差点のような話をしていた。この番組を観ていた人の中にはその雰囲気につられて、自分は誰の生まれ変わりだろうか?守護霊は誰だろうかなどと思いを馳せた人もいると思う。番組の最後に、「過去世や背後霊、守護霊などの話が出てきますが、科学的に証明されたことではないので生き方の参考にして下されば幸甚です」といった意味のテロップが流れた。背後霊や守護霊がいることは嘘かも知れないし、本当かもしれない。証明されていないので、本当か嘘か断言は出来ないので、信じる人は信じて人生の参考にして下さいということだと思うが、ピン子の生き方が美輪や江原が言うことと一致していることもあり、そうかも知れないと思った人も多いと思う。アメリカの大学で韓国籍の学生が、32人の学生を道ずれに自殺した。高校時代からいじめられたのでその復讐のようなことを言っていたが、32人殺して自分も死んでそれで全てが解決すると思っても霊があるとすれば、そうはいかない。今までいじめられたことは復讐でチャラにして、自分も死んだのでもういじめられないと思うのは浅はかである。罪も無く殺された32人は次の世でその犯人に対してだまっていないと思う。霊があるとすれば次の世でもその犯人はまた32人から報復され、いじめられることになるだろう。オーラの泉の話は全て作り話かもしれない。あるいは本当かも知れない。真実は誰も知らないが、この世での行いは来世につながり、亡くなった人の霊が何らかの影響を与えているかも知れないという思いは多くの人が漠然と感じているのではなかろうか?そう考えると、現世の人生をいい加減におくれないと思った。人を辱め、苦しめるような人生ならば、次の人生では報復されて苦しみの人生になるかもしれない。人を助ける人生でありたいと思った。
2007.04.21
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長崎市長が銃撃された事件も大事件だったが、アメリカ工科大学で銃乱射事件が起きて、32人の犠牲者が出たこともショックだった。犯人は23歳の韓国籍のチョ・スンヒと言う学生で、犯行の動機をアメリカNBCに送っており、「お前達が数えくれないくらいおれを迫害したから、俺はこうするしかなかった。この状況を避ける方法はいくらでもあったはずだ」「弱く無防備な人々を奮起させるためキリストのように俺は死ぬ」とまるで殉教者、英雄気取りで他人を殺めて自分も死んだ。高校時代いじめられたこと、大学に入学しても孤独だったこと、ストーカーをしたと言って訴えられたことなどが原因だろうと推察されているが、銃乱射事件の犯人の多くは学校でいじめられた経験をもつ者が多い。日本でもいじめが問題になっているが、アメリカでもいじめは大問題である。いじめは心を捻じ曲げさせていつか復讐してやろうという気持ちを起こさせる。しかし手当たりしだいに同窓生達を殺すとは残酷この上ない。前途有為な学生達やその家族のことが頭に浮かばなかったのであろうか?自分が格好よく死ねればいい。他人はどうでもいいと言う考えが根底にあったと思われる。悔しい、復讐してやりたいと思っても、実際に行動する人は少なく、殺すまでいくケースはまれである。チョ・スンヒ自身の人格的未熟さ、思いやりの無さなど大いに問題があったと思われる。しかし、社会や教育現場での、いじめが遠因になったことも事実だろう。この不幸な大事件を教訓にして、アメリカでも日本でも、いじめ対策に甘ちょろい気持ちでなく命をかけて取り組んでもらいたいと思う。
2007.04.20
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1944年アメリカ作品のジェーン・エアを観た。シャーロッテ・ブロンテの同名小説の映画化で、英会話教材などで活躍しているオーソン・ウェルズの若かりし頃の勇姿をみることができた(ロチェスター卿役)。ジェーン役はジョーン・フォンテイン。両親を失ったジェーンは伯母様宅で育てられるが、そこでの伯母の実子とのひどい差別などさまざまな仕打ちを受けながら育つが伯母の計らいで孤児を集めた寄宿制学校に入れられる。学校に入ったらいじめも無くなると思いきや、校長が宗教を取り違えた変質者で、「この子は悪魔に取り付かれている子だ。用心しろ、話してはならない。教師も用心して徹底的に体罰等で対応しろ」と生徒や教師に徹底的に苛め抜けと指示した。唯一親しくしてくれた友人のヘレンの髪を校長が切ろうとした時、「切らないで代わりに私の髪を切って」と言ったおかげで、二人が虚栄と反抗と書かれた看板を持たされて雨の中を何回も歩かされた。その結果ヘレンは肺炎で亡くなってしまう。それでもそこで10年耐えて、成績がよかったので、校長から教師にしてくれるとの話があったが新聞広告で、家庭教師の職をみつけてロチェスター卿の屋敷の幼い一人娘の家庭教師として住み込みで働くことになった。ロチェスター卿は変人でいつも家を空けていて、たまに帰ってくるがすぐまたどこかへ行ってしまう人だった。帰ってきた夜、ロチェスター卿の部屋が火事になるが、それはその屋敷の奥深い部屋に閉じ込められている、精神を病んでいるロチェスター卿の奥さんがこっそり出てきて放火したのだった。ロチェスター卿は19歳の時踊り子だったその奥さんと結婚したがその後は奥さんの浮気や暴力で散々苦しめられ、挙句の果ては精神の病気になってしまい、離婚しようと思っても教会が認めてくれない状況だった。そのような秘密を抱えるロチェスター卿にジェーンは心をひかれ、二人は結婚することになるが、式場に弁護士と奥さんの弟が現れ、奥さんがいる人の二重結婚は認められないとして、その結婚はなかったことになった。その後再度、奥さんが屋敷に火をつけ、奥さんは転落して死亡、ロチェスター卿は失明したが生き残る。失明したロチェスター卿の所にジェーンが戻り、今度は結婚して子供をもうけたところで終わっている。ミステリアスなラブロマンスだが、私は不幸な人には不幸がこんなにも続くものなのかというところに強く感じて観ていた。意地悪な伯母の所から出たら幸せになれると思いきや、返ってそれ以上のいじめにあい、家庭教師先の主人もとんでもない人物のようで、不幸な人は最後まで不幸が続くのかと思ったら、最後は幸せになれてよかった。事実は小説よりも奇なりとよく言われるが、ジェーンの幼少時代と同じような境遇を送った人もきっといると思う。そして亡くなる最後まで不幸であった人もきっといると思い、それらの人のことに思いを馳せた。ジェーンが立ち直ったように、どこかで方向転換して幸せになってもらいたいと切に願った。
2007.04.19
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以前この日記で左下最奥の歯は歯槽膿漏で歯と歯肉の間が腐っているので抜かなければだめだと言われ、その覚悟はしていたが、もう一度別の歯科医に診てもらってからと思って、昨日別の歯科医に診てもらったら、「大丈夫ですよ。きれいな歯ですよ」と言われた。歯科医によって診る観点が違って、別の診断結果が出たのだと思うが、歯を抜くというような場合には、セカンドオピニオンとも言うべき別の歯科医の意見を聞いてからにした方がいいと思った。歯槽膿漏などの場合、その治療に手間をかけるよりも、抜歯してブリッジを架ける方が簡単で、患者にも具合がよいと考えている医師の場合は積極的に抜歯を勧めるが、別の医師は残せる歯はなるべく残しておいた方がよいと指導する。私の場合は殆ど症状がなかったのでこれでよかったと思う。先の「歯を抜かなければいけないと言われた」の私のブログに対して、ある方から「歯槽膿漏で歯がグラグラしていたが、ビタミン剤服用で、しっかりして今では何でも噛めるようになっている」との書き込みを頂いた。私の場合も薬局で「アセス」という歯磨き粉が歯槽膿漏にいいと聞いてそれを使ったので、その使用前は抜歯は避けられないと言われたが、使用後は全く問題ないと言われた可能性もある。しかしその場合は同一医師が診断しなければそれは言えない。殆ど症状がなかった私の場合はアセスによる効果ではなく、単に医師による診断の違いと考えている。
2007.04.18
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本日、甲府市総合市民会館で開催された、日本ナチュナル・ハイジーン普及協会会長の松田麻美子先生の「メタボリック・シンドローム撃退の切り札」という講演を聴いてきた。朝食はフルーツがよく、野菜や果物を生で食べることによってその中に含まれる酵素によって自らの体内酵素を使わないで済み、健康長寿の切り札で、メタボリック・シンドロームの改善のみならず、がんその他の病気の予防や治療にも役立つとの話だった。食後にフルーツを食べるのは肥満の原因になるが、それは他のものを腹いっぱい食べた後だからで、先に食べなければだめとのことだった。健康になりたいなら1日の食事の70~80%は果物、野菜にすべしとのことだった。反対に動物性食品である牛乳や肉は消化が悪く十分消化されない部分は腐敗し、おならや便が悪臭を放ち、がんの原因にもなるとのことだった。これは今やアメリカでは常識で知識層を中心に浸透しているが、牛乳や肉の生産者の立場もあり、行政で取り上げたり、広く宣伝できる環境にないのは日本と同じとのことだった(松田先生は米国ヒューストン在住)。アトピー性皮膚炎や喘息、高血圧、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病の人がフルーツ、野菜中心の食事に切り替えて全快した具体例の話などもあり、従来の栄養素をバランスよく食べるのがよいとする栄養学とは異なっており、牛乳は骨粗しょう症に有効ではなく、かえって骨粗しょう症を引き起こすなどの話もあり、かなりショッキングな内容だったが、講演終了後多くの人から質問や朝フルーツ実践者の体験等が相次いだ。今まで我々が習ってきた栄養学とは異なっており、また現在の畜産、酪農などの産業構造を根本から揺るがす問題も含まれており、問題提起の講演会だったが書籍(「フィット・フォー・ライフ」と「子供たちは何を食べればいいのか」の2冊)も購入してきたので、よく勉強して真の健康食を見つけて実践していこうと思う。
2007.04.16
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サマセット・モームの「人間の絆」を読んでいる。主人公フィリップ12歳の時、聖書のイエスキリストの言葉「汝らが信じて疑わぬなら、山に向かって動き出して海の中に入れと言えばその通りになるであろう。信じて求めるものはみな与えられるであろう」という言葉に出会う。少年はいじめられる原因の左足の変形が治るように真剣に祈る。疑いの心は全く持たずに真剣に祈ったが期限までに治らなかった。牧師である叔父に「祈っても叶わないことがあった場合それはどういうこと」と質問した。「それは信仰心が不足しているということさ」との返事だった。19日間しかお願いしなかったので、今度は願望成就の日を復活祭の日に決めて祈ったが結果は叶わず、聖書の一説は実際とは違うことを認識した過程が書いてあった。キリスト教に限らず殆どの宗教は信仰によって願いは必ず叶うと説いている。もし願いが叶わなかったとすれば「それは信仰が足りなかったからだ」というのも同じである。フィリップは何の疑いも持たず神を信じて全身全霊で祈った。しかし願いは叶えられなかった。「一念岩をも通す」の言葉のように不可能が可能になることもあるが、山が動くとかどんな病気でもすぐ治るとかは叶わないこともあり、「願いとして叶わざる無し」は実際上不可能である。宗教の目的が願いを叶えるためならば全ての宗教が嘘を言っていることになる。従って願いを叶えるためだけの宗教だったら、それは厳密に考えるとインチキ宗教と言っていい。しかし人類の幸せを願い、信仰する人一人一人を強く正しい人間に導き、世界平和を目的とするものなら、その中に多少大げさな表現があったとしても許されるのではないかと考える。世界平和については、大変困難なことだが、皆がその到来を信じて、一人一人が真剣に努力すれば必ず願いが叶うと私は信じている。
2007.04.15
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日経メディカル4月号同封別冊に東北大学農学研究科大学院の宮澤陽夫教授が、1960年(昭和35年)の伝統的日本食(御飯、味噌汁、魚型)と2002年(平成14年)の現在の日本食(御飯、肉型)、そして2001~2002年の欧米食(パン、ステーキ型)の食事を凍結乾燥させて粉末にして、ラットに食べさせてその後ラットの肝臓から抽出したRNAを用いて遺伝子の発現比を調べた結果について書いている。1960年代の伝統的日本食は生体との親和性が最も高く、脂質や糖質の代謝を促し、メタボリック・シンドロームの進展抑制に最適だったのに対し、2002年の現在の日本食は、ストレス性が高く、脂質過酸化、脂質、コレステロールの蓄積が多い欧米食に近づいていることが遺伝子レベルの研究で実証された。とのことである。今の医学研究は遺伝子レベルでの確認がないと受け入れられない風潮がある。今回の研究はラットではその結果が出ても人間ではどうかと言う問題、それから全てを粉にして与えたが調理法の差異が考慮されていないなどの問題もあるが、遺伝子レベルで日本食の有用性を実証した功績は大きいと思う。現在メタボリック・シンドロームが大きく騒がれているが、昭和35年代の食事だったらなんら心配はなかったことになり、メタボリック・シンドローム対策としては伝統的日本食に帰ることがベストのように思われた。
2007.04.14
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来日中の中国温家宝首相の日本の国会での演説全文を読んだ。以下のURLで全文が読める。http://sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Detail&id=2007041201000342.xml友情と協力のために来日したと言っているが、当にその通り、素晴らしい友情を示してくれた。中国人民が日本人の残留孤児を育ててくれた話、コロ島からの日本人の脱出を助けてくれた話などは涙なしには読めなかった。台湾問題や歴史認識、東シナ海のガス田問題などについては自国の立場を明確にしていたが、小さい問題に拘らずに大局的立場で、相互協力、戦略的互恵関係を築いていこうで結んでいた。政治家は自国の立場を有利にするために嘘を言ったり駆け引きをしたりするのが常のように考えられてきたが、温氏の演説は、誠実そのもので、嘘はないように思われ、素晴らしい人物だと思った。この人が首相でいる限り、日中関係に大きな破綻はないと思われた。素晴らしい卓見と広い世界観を有しており、現在は中国のナンバー3とのことだが、世界の指導者として相応しい人でナンバー1(現在のナンバー1は胡錦濤国家主席)になってもらいたい人だと思った。演説文を読んだだけでその人物を評価してはならないと思うが、これを読んだ限りでは、視野が広く、努力家で、民衆を思いやり、頼りになる人物と思われた。氏がこの時代に地球上にいてくれてよかったと思った。今日は素晴らしい人物、素晴らしい文章に出会えて幸せだった。
2007.04.13
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今メタボリック症候群が大きく取り上げられ、それが健康管理目標の全てのように言われているが、実際は脳血管障害や、心臓病での死亡率を減らす効果はあるかもしれないが、がんやその他の疾患の死亡率を減らすものではない。メタボリック・シンドロームの主要素である、肥満(内臓脂肪蓄積)や高血糖、高脂血症などは、食べすぎによることが多い。世界には今8億人の飢餓や栄養失調で苦しんでいる人たちがいる。総人口の約8分の1にあたり、100人中約12人が食べられなくて苦しんでおり、毎日24,000人が飢餓で亡くなっている(国連統計)。メタボリック・シンドロームに対する指導は、食事、運動、規則正しい生活などが中心になるが、運動による消費カロリーは想像より遙かに少なく、食べる量を減らすことが最重要だ。メタボリック・シンドロームというのは、日本やアメリカのように食べ物が豊富にあり、食べたいと思えば何でもいつでも腹いっぱい食べられる人達に対する警鐘であって、食べられない人たちにとっては夢のような話であることを認識する必要がある。今まで私達は世界で飢えている人たちのことも省みず、食べ放題、食べ過ぎていたからメタボリック・シンドローム等が問題になったのである。腹八分に医者要らずといわれる。これは名言で、メタボリック・シンドロームだけでなく、がんや認知症予防にも効果があると言われている。国民が腹八分を心掛けて、今まで余計に消費していた分を食べられない人達に回す。この考え方でメタボリック・シンドロームの指導を推し進めるなら大賛成だが、単に健康のためというならこれには検証しなければならない様々な問題(腹囲男85センチ、女90センチの基準は適切なのか、死亡率減少に厳密な有意証拠があるのか等々)があり、大騒ぎするほどのことではないと思っている。中々難しいことだが、腹八分はまさに健康の王道である。そして余分になった食料は飢餓で苦しむ人たちの所に贈ってもらいたいと思う。自分たちだけ健康で長生きしたいと考えるなら、きっといつかその人たちは滅びると思う。
2007.04.13
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今、サマセット・モームの「人間の絆」を読んでいる。モームの自伝的小説で、幼くして両親を失くし、叔父の家で育てられながら様々な人生体験をしていく物語である。生まれつき左足が不自由なこともあり、小学校時代様々ないじめにあう。中でも寄宿舎の体の大きい同級生に年中いじめられて、時には我慢できなくてこちらから殴りかかったこともあるが、苦もなく殴り返されてさらにいじめが激しくなる状況だった。赤ちゃんが自分の足の指を見て、それが自分の肉体の一部と認識できるのはかなり経ってからで、最初は外界の一部で、おもちゃなどと同じものと認識しているが、苦痛を通じてそれが肉体の一部であり、自分には肉体があることを認識していくと書いている。それと同じように、自我、つまり他人とは違う自分自身の認識は思春期に痛みを通じて認識していくと書いていた。この物語の主人公フィリップは足が不自由で皆にいじめられるという痛みを通じて自分自身を認識していったと書いているが、何かハンデキャップがあってもそれがいじめにつながらなければ苦痛にはならない。痛みというのはいじめだけでなく、両親の死、学業成績不良、運動音痴、失恋、裏切り、貧困等々様々な痛みがあると思うが、それは自我の確立のために必要なものと書いている。少年、少女諸君いつも集団で群れをなして生活していると痛みを感じないかも知れない。それだと自我が確立できなかったりそれが遅れたりすることが考えられる。時には一人で考えたり、本を読んだりして、自分や他人の痛みを認識することが必要だと思う。この本は世界でのべ1000万部以上発行されており、多くの人に読まれている。生き方を模索している人には面白くてかつ参考になる本だと思う。岩波文庫にある。
2007.04.11
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7日の朝7時半の甲府発大阪行きの高速バスに乗って滋賀県守山市に行ってきました。バスは途中40分の昼食休憩などもありましたが、京都に午後2時着なので、7時間半かかりました。終点の大阪までは8時間15分かかることになっており、運転手さんは大変だと思いました。40人乗りのバスで、14人しか客が乗っていなくて採算がとれるのか心配でした。夜10時10分発で、大阪あべの橋に7時45分に着く便は混んでいると聞きましたが、この昼の便は土曜日でこれだから大丈夫なのかずいぶん心配しました。何はともあれ、京都からびわ湖線で午後3時前に守山に着きました。家にウイイ(Wii)と言ってテレビと接続して、ボーリングや、テニス、ゴルフなどが楽しめるソフトがあったので、今度入学の女の子とその下の女の子達とボーリングをやりましたが、彼女達の方がはるかに上手でした。さて入学式の当日私は当然学校まで行くつもりでしたが、家内はマンションの入り口で見送ればいいと言っていました。私は写真を撮るように頼まれている等と言い訳して学校まで行くと言い張りましたら、結局家内も4歳の女児をつれて学校までついてきました。入り口では整理の先生が立っており、桜が綺麗に咲いて、天気もよくまさに和やかな入学式日和でした。入り口付近で、写真は撮りましが中には入りませんでした。帰ってきて聞いたところでは、女児は名前を呼ばれた時、「はい」と元気よく返事をしたそうです。母親は最初に呼ばれた子が、元気よく答えたので後に続く子供も元気よく返事してよかったと言っていましたが、本人は「最初がどうでも自分は元気よく大声で返事するつもりだった」と言っており、頼もしいと思いました。これからどのような人生を歩むのか分かりませんが、小学1年生という人生のスタートともいえる大きな節目を迎え、これから大きく、美しく、逞しく育ってくれと思いました。帰りは新幹線で静岡まできて、静岡から甲府までの急行ふじかわ号で帰ってきました。電車では約5時間で、バスの7時間半より短かったですが、バスと電車では一長一短があると思いました。入学式の受付付近を撮影した写真を添付します。ウィークデーにも拘わらず付き添ってきた父親が多く、時代の流れを感じました。
2007.04.10
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4月9日が滋賀県に住む息子の長女の小学校の入学式である。明日の朝それに合わせて家内と甲府から京都までの高速バスで出発する予定だ。入学式にも当然出席するつもりでいたら、家内から「おじいさんが入学式に参列するなんて聞いたことがない。馬鹿なこと言わないで」と言われた。別に参列しても悪くないとは思ったが、だめというなら、門の所まででも一緒に行こうと思う。自分にもそういう時があったが、小学校に入学する頃が花だと思う。その晴れ姿を一目見てみたい。
2007.04.06
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今統一地方選の真っ最中で、8日の投票日に向けて各候補者が、宣伝カーから次から次に必死の訴えをしている。大変だなと思う。必死さは伝わってくるが、必死に名前を連呼してもそんなに票にはつながらないのではないかと思ったりする。当選したら当選したで、あまり活動していないとか、陳情に真面目に対応してくれなかったなどと批判されたりして、大変な職務だと思う。立候補の動機は様々だと思うが、基本的には住民のために尽くすがベースだと思う。そう思っても政党の思惑と自分の考えが違うこともあるだろうし、大変だなと何時も思っている。私も国会議員に立候補して、国のため、世界のため、戦争のない世界のため、貧窮者のために働きたいと思ったことがあるが、なにしろ当選までが大変だ。人物がいいから当選するとは限らない。人々に尽くそうというエネルギーも選挙で燃えつくしてしまう場合もある。もし当選したとしても、従軍慰安婦問題などちょっとした発言で国際問題にまで発展することがあり、生易しいことではない。私の父は私が総理大臣になるようにとの期待を込めて命名したと聞いていたので、何れは選挙に出なくてはと思ってきたが、年も取ってしまったし、今から選挙を戦い国会議員として活躍していく自信がない。今の議員さんたちにがんばってもらうしかないが、彼らもそれなりに頑張っていると思う。正義心と指導力、博愛の世界観、実行力、疲れを知らない体力を兼ね備えた人が出現していないのだと思う。候補者達に選挙の戦いご苦労さま、議員の方々に、日々の活動ご苦労様と言いたい。毀誉褒貶に左右されることなく、ちゃんと見ている人もいるので、自分の信ずる道を堂々と住民のためにがんばってもらいたいと思う。
2007.04.05
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3月31日で退職して今家にいる。朝6時40分からのテレビ英会話を見て、朝食をとり、7時30分からの朝ドラを見て出勤するのが日常だったが今は出勤する所がない。本を読んだりDVDを観たりやりたいことは一杯あったが、その気持ちにもなれない。一抹の寂しさがある。今朝ゴミを捨ててきたが、今までは捨ててきてやったの気持ちがあった。退職後は当然のことで、家事や庭の草取りなども「してやる」ではなく、本格的に取り組まなくてはならない。家内はお客さんが来るたびに、「これからは年金生活ですから」と言っている。私は勉強できたり、仕事さえできればいいので、年金生活でもなんらさしつかえないが、今まである程度の消費生活をしてきた者には大変なのかもしれない。今まで勤めていた所から持ってきた本や書類が2部屋にちらかっている。どこから手をつけていいのか分からず困っていたが、今日はまず身の回りからと思いこの部屋から始めようと決意している。昨日は最悪だった。定職も収入もなく、自分の好きなことをしたくても、家のことや庭のことを家内から色々言われて自由な時間がなさそうで、近所の人からも仕事にも行かないで何をしているのでしょうねと思われそうで、前途真っ暗な気分になった。受身ではなく自分から積極的に家事等を始めれば気分も180度変ると思うが、「勤めに行かなくていいのだから、あれもして、これもしてと言われそうだ」と受け身の立場だと辛いと思う。青雲の志を持ち、人生これからだと口で言ったり、書いたりしているが、こういう立場になってみると、年齢を感じたり、自分の能力のなさを思い、果たして出来るのだろうかと思ったりして、こんなにも惨めな気持ちになるものなのかと思った。いつものことで、かたずけなど目の前にやらなければならないことがあるのに手をつけない自分に失望、落胆して、自信を無くして落ち込んだのだと思うが、何かを始めれば気分も変る。いつまでもめそめそしてはいられない。今日からは再出発しようと思う。退職直後からの第2の仕事のオッファーもあったが「自分にはやりたいことがあるので、しばらく休ませて下さい」と希望したのは自分自身だ。浮いたり沈んだりでなく着実に生活していこうと思う。
2007.04.03
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先日のこのブログで人間ドックを受診した人が7年前に骨髄移植を受けて助かったとの話を紹介した。私も死んだ時に角膜や腎臓を提供することにはしていたが、骨髄は怖くてしていなかったが、こうして助かった人の話を聞いたら自分も骨髄バンクに登録しようと思って調べてみたところ年齢制限があって無理とのことだった。及ばずながら少しばかりだが寄付をすることにした。今私は65歳、やっと人の役に立つ所なら恐怖を乗り越え、どこにでも行くとの決意が出来るようになった。しかしその時はこの骨髄バンクのように時既に遅しのものもあるが、これからでも間に合うものもある。人が嫌がる所でも、危険のあるところでも家族の同意が得られれば私は行くとの決意は変らない。参考までに、白血病治療にかなりの成果を上げつつある骨髄移植について、骨髄バンクのホームページから幾つかを抜粋して記載する。ドナー登録できるのは18歳以上、54歳以下、体重男性45Kg以上、女性40Kg以上、輸血を受けたことのない人。登録するには各県の献血ルームや保健所などにある登録窓口又は各地で行われるドナー登録会で、申し込み用紙に記入して、腕の静脈から2CC採血して白血球型(HLA型)を調べて登録。以後ドナーのHLA型と移植を待っている白血病患者のHLA型の適合検査を随時行い、適合した場合ドナーのところに通知が来る。最終確認してOKとなったら、入院して全身麻酔下で、骨盤骨(腸骨)の左右数十箇所を刺して骨髄液を500~1000ml採取。所要時間は1~3時間、採取後2~3日入院。造血機能は通常1ヶ月で元に戻る。1992年から2005.3までに26万人登録して、実際の提供者は6,341人、提供を受けた患者は6,339人、HLAが一致したドナーは70,7000人、一致したけど恐怖心や体調不良で断ったドナーも多い。最終段階、つまり、白血病患者が移植を受け入れるために自分のがん細胞をやっつけるために抗がん剤や放射線治療に入ってからでは断ることは出来ないが、それ以外の時では何時でも登録を脱退したり、提供を断ったりすることができる。ドナーと患者はお互いを知り合うことはない。以上である。ボランテアと言ってもこれほど過酷なボランテアはあまりないと思う。それでも多くの人が申し込み、実際に提供しているのだから頭が下がる。一切の金銭的な報いも、名誉も何もない。それでも自分の時間と体の一部と勇気を差し出すのだからすごいことだと思う。感謝、感謝である。
2007.04.02
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