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庭の入り口に咲いているチェリーセージである。シソ科サルビア属、原産はメキシコ、花言葉は「燃える思い」。春先からずっと咲いており、これからもずっと咲いてくれそうな花である。今、葉をむしってきて、その匂いを嗅いでいるが、シソ科だけあってシソの匂いもするが、もっと甘い匂いも加わっているように思う。冬の一時期を除いて年中咲いている花である。日曜日の同級会で同級生から聞いた話、チェリーセージのように持続と根気がある話だと思った。日本住血吸虫症で肝臓を悪くして、40歳頃から仕事を止めて今まで25年間毎日病院に通って注射をしてもらっているとのことである。実際は日本住血吸虫症の時スチブナールという薬を注射してもらうが、当時は肝炎ビールスのことは分かっていなかったし、注射器の洗浄消毒も不十分だったので、その注射を介してC型肝炎に感染した方が多い。彼もその一人だと思うが、肝機能が悪くてS医師を受診した時、相当悪いから、仕事を止めて治療に専念するように言われたとのことである。以来、土曜も日曜も盆も正月も1日も欠かさず病院に通って強力ミノファーゲンCの注射をしてもらってきたとのことである。そんなことを言う医師も医師だがそれを忠実に実行してきた彼にも驚いた。生活費や医療費はどのように工面してきたのか?生活保護を受けてきたのかと聞いてみたら、奥さんが働いていて、今は奥さんも定年になったが、定年後も働いてくれていて支えてもらっているとのことだった。「金の切れ目が縁の切れ目」とよく言われ、生活力がなくなった男はポイと捨てられるのがご時世だと思っていたが、見た所どこも悪くないのに仕事もしないで毎日病院に通っていた男を20年以上も支えてきてくれた奥さんはなんと素晴らしい人かと感心した。昨年肝がんが発見されてラジオ波で焼いてもらったとの事だが、C型肝炎(当時C型と分かっていたか否か不明だが)があるだけで仕事を止めて療法に専念する必要があっただろうか?肝臓ガンが出てくる時期は仕事をするしないとはそれほど関係ないと思っている。彼に仕事を止めさせたS医師の見識、当時としてはやむ終えなかったのであろうか?仕事をしないでも暮らせた家庭環境があったからそれができたのだと思うが、彼の人間性も関係していたと思う。彼は病人でありながら、あまりじめじめしていないで、明るい。同級会にも毎回参加しており、その明るい性格が彼女が彼を支えようと考えた要因かもしれない。今はインターフェロンとリバブリン併用療法で、C型肝炎ウイルスをかなりの割合で排除できる時代になった。殆ど効かないと言われたタイプにも50%近くの効果が期待できるまでになった。彼もその療法を申しこんだことがあったが、肝硬変の進行度が高くて、血小板が少ないので、無理と言われたとのことである。20年以上、何があっても毎日病院に通い続けた彼もすごいが、それを支えた奥さんはもっとすごい。一つの夫婦愛物語をみせてもらった。
2007.10.31
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昨日は日中一内医局のゴルフコンペ、夕方からは、中学時代の同窓会に出席してきた。ゴルフコンペは金曜日に練習に行って、その1球に集中すればいい球が飛ぶなどと悟ったようなことを書いたので、少しはいいかなと思ったが、練習場と本番では全然違って、散々の成績で落ち込んだ。夜は石和の甲斐路というホテルで行われた中学時代の同窓会に出席した。ゴルフ場から石和の会場まで道路が混んでいて、6時の開始時間に遅刻してしまったらもう始まっていて、恩師のK先生が訓示を垂れていた。国語の先生だったK先生は85歳になられたが今もトラクターに乗って野良仕事をしているとのことだった。社会科の先生だった75歳のM先生は今はダンスと歌のインストラクターをしているとのことだった。保健体育の先生だったS先生も75歳位になられ、今は老人大学校の学長兼世話係りをしているとのことであった。2次会で歌を歌い風呂に入って寝た。8人が同じ部屋だった。私も家内からいびきをかくと言われているので、人のことは言えないが、いびきの合唱がすごかった。寝る前に温泉に入ったためにそれが刺激となって眠れなかったのか、みんなと雑魚寝の雰囲気が気にになってか、全く眠れなかった。1時が2時になり、2時が3時になり、かなり焦ってきたが、眠れなくて死ぬことはないだろうと諦めて、眠れたつもりになりことにした。眠れなくても眠ったことにしようと決心した。悶々とする内に、6時になたのでどうせ眠れないのだからと朝風呂に入って皆より早く朝食を食べさせてもらって出勤した。昨夜は眠れたことにしたが、眠れたつもりだけではだめで、今日の日中あくびは出るし、猛烈な眠気に襲われたりして、ちょっとみっともない一日だったと思う。泊まらないで夜は自宅に帰った同級生もかなりいたので、自分もそうすればよかったかなとも思ったが、いびきを聞きながら仲間同士で寝た体験は貴重でそれはそれで楽しむことができた。眠れなかったことは今夜眠ればチャラになり、なにも気にすることではないと思っている。
2007.10.29
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今日の写真はシュメイキク(秋明菊)である。自宅の庭で撮影した。キンポウゲ科イチリンソウ属、中国原産の多年草である。花言葉は「忍耐」私は自分で自分のことを忍耐のある人間かどうか知らない。忍耐強いように思える時もあるが全く忍耐がないなと思えることがある。なにか事をなす時、忍耐がなければ何事も成就しない。私は時々ゴルフの練習場に行くがちっとも上達しなくて泣きたくなることが多い。球が真っすぐ飛んでくれなくて、右に曲がったり、すぐ近くにしか飛ばなかったりする。運動神経が鈍いから中々上達しないのだと思うが、練習方法や心構えも適切ではないのかもしれない。今夜も勤めの帰りに練習場に寄ってきた。少し球を打つとすぐ止めることを考えて、あと5球、後3球まともに当たったら止めようと考える。5回続けていい当りをすることは殆どなく、3球続けていい当りもない。それで、じゃ次の3球、それでもだめなので次の3球に賭けるということを行ってきたが、3球とも成功することは全くといっていいほどなかった。今日はあと3球と考えずに、この一球と考えて練習してきた。3回成功させようとか5回成功させようなどと考えないで、この一球をきちと飛ばすことばかり考えて練習したら、今までより真っすぐで遠くに飛んでくれたように思う。この一球は何もゴルフに限ったことではなく、野球でもサッカーでも日々の仕事でも同じだと思う。先のことを考えて今がおろそかになっていたら何事も成功するはずがない。今の目前の一球に集中して、全力を尽くす。それが上達のエッセンスだと思う。このブログの題「今が生死」も同じ意味だが、どうも今に集中してこなかったように思う。目の前の一球に全身全霊をかけて集中してやってみようと思っている。
2007.10.26
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岩崎ちひろの絵葉書を買ってきたので、その内の何枚かの可愛い子供の絵をこのブログに採用させていただこうと載せてみたが、考えてみたら著作権に触れるかもしれないと思って取りやめた。代わりに美術館入り口の所でくれたパンフレットの絵を採用させて頂いた。パンフレットは広く世に配布するものだから著作権にはひっかからないと思った。ちひろの絵はあどけない子供を様々な角度から描いたもので、「私利私欲に捉われずに、世界の子供たちを大切に守り育ててもらいたい」との心からのメッセージが込められている。戦争のない平和社会への願いは無限大だ。弱き子供たちを慈しむ気持ちが根底になっているが、今の世の中をみると、弱肉強食、弱いものを潰して大きな競争力のあるものにしていく政策が推し進められている。国際的競争力をつけるため、規制緩和、構造改革、企業や町村の合併が次々と行われ、生まれ育った村の名前はなくなった。家の近くにあった電気屋さんや八百屋さんはつぶれ、大スーパーに統合された。人々は近くの八百屋で鮮度の落ちた高い野菜を買うよりもスーパーで鮮度が高くて安い品物を買うほうがいので、一見生活が豊かになったように思う。しかし八百屋や電器屋で働いていた人達には収入がなくなる。世の人達は何らかの商売をしているわけで購買する時は便利かも知れないが、自分達の収入の基盤はどんどん追い詰められているのである。一方スーパーで働く人達の給料も決して高くはないと聞いている。パフォーマンスの小泉総理などが中心になって進めてきた構造改革政策は、一見便利になったように見せながら、実は貧富の差が拡大し、較差社会はどんどん進行している。病院についても同じだ。地方の設備もろくに整っていなくて、優秀な医者もいないような小さな病院はどんどん潰して、スーパーみたいに全てが揃っていて、専門的医者も全てそろっている大病院を益々大きくして、患者さんが安心して医療を受けられるようにするというのが、小泉さん達の狙いであった。患者さんにしてみても、設備の揃っていないような所で手術を受けるよりも、全てが揃っている大病院で手術を受ける方がいいのは心情的に分かる。しかし近所の電器屋さんや八百屋さんのように、地方の小さな病院で働いていた人達は生活の場がなくなっていくのである。スーパーで働く人たちの収入が必ずしも多くないように、大病院で働く人たちの収入もそれほど多くはならない筈である。今医者不足が大声で叫ばれているが、弱肉強食、統合合併の政策からは、医者不足で小さな病院が潰れてくれれば、政策が一歩前進することになり、望む所なのである。小さなものを潰して大きなものに統合していく政策は今や世界的な流れである。日本だけではない。しかし日本に生きるものとしてこれでいいのかと考える必要があると思う。アメリカを中心とする世界経済の流れにただ流されるだけではいけない。大和魂を持った我が日本国民は、ただ便利でありさえすればよい、儲かりさえすればよい、競争力をつけさえすればよいの考えを改め、ちひろの絵の世界のように、一人一人に心を配り、近所の八百屋や駄菓子屋や小病院を潰さない心の政治をやるべきではないかと思う。枡添厚生労働大臣はテレビによく出ていたときには大した人ではないと思っていたが、大臣になってからの発言を聞いていると、私が今書いてきたようなことはかなり理解しているみたいで、期待できると思っている。がんばって欲しい。
2007.10.24
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安曇野のわさび田の写真を撮ってきたが、まず日の目をみる(ブログに掲載される)ことはないだろうと思っていたが、響き煙さんから、安曇野にはわさび田があっただろうとのコメントを頂いたので、予定を変更して本日のブログのテーマ写真にすることにした。安曇野には北アルプスの湧き水を利用した安曇野わさび田湧き水群があり、その中で一番大きな大王わさび農場を見学しってきた。上の写真はその一部である。わさびはきれいな水でないと育たないとのことで、綺麗な湧き水が得られる当地にわさび栽培が発展したのだと思う。大王わさび農場には1日12万トンの湧き水があり、栽培面積は15ヘクタールで、世界一の大農場だ。東京ドームが何個も入ってしまうとのことである。近くに水車小屋があり、黒沢明監督の映画「夢」のロケ地としても知られている。わさびを3本買ってきた。
2007.10.23
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安曇野に行ってきた。安曇野には美術館や博物館が沢山あり、(岩崎)ちひろ美術館、アズミノミュウジアム(ガラス細工博物館)、大熊美術館(コペンハーゲン陶器等)を見ての帰り路、森のおうち(絵本博物館)に寄った時庭に咲いていた花である。シュウカイドウ(秋海棠):中国原産、シュウカイドウ科ベゴニア属。多年生草本球根植物。日本には江戸時代初期に渡来。松尾芭蕉の句に「秋海棠西瓜の色に咲きにけり」がある。雌雄同株異花で、雄花は花弁が開き、中央に黄色のおしべがあるが、雌花には花弁はなく、大きなガクが2枚僅かに開くのみ。写真の上の方で花開いているのが雄花で、下の方で閉じた形の花が雌花。花言葉は「自然を愛す」「片思い」「未熟」。片思いの謂れは葉っぱがハート形だが左右対称でなく、片方のふくらみが悪いためについたらしい。(ウイィキペディアフリー百科事典を参考にした)かりんとうを製造販売する蔵久に行った時に秋海棠の絵が展覧してあったので興味を持っていたら、森のおうちで家内がこれが秋海棠だと教えてくれたので、写真を撮ったが、雄花の方がよく撮れていなくて不十分の写真になってしまって残念だった。安曇野の旅、楽しかった。ちひろ美術館では、55歳で肝臓ガンでお亡くなりになられた岩崎ちひろさん(共産党松本善明さんの奥様)の平和を願って描いた子供たちの絵の数々に感動した。松本さん岩崎さんが結婚する時、二人が互いの誓いを立てて署名捺印している文書の掲示もあったが、夫婦できちんと約束して憲法のように守ってきたのだなと思い、素晴らしいことだと感心した。
2007.10.22
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今、7月まで行っていた英会話メンバーとの飲み会に「茶蔵酒蔵」に行って帰ってきたところである。昼間の仕事で、自分の技術の未熟さに落ち込んでいたのだが酒を飲むほどに気が大きくなり、楽しいひと時を過ごすことが出来た。集まったメンバーはアイルランド人の女性ティーチャー、29歳のミヤンマーにラブしている美人警察官、30歳の一児のママ、一級建築士の50歳代の男性、32歳の県立大学の男性講師、66歳の男性医師の6人だった。このうち二人は合コンで結婚した。合コンがないアイルランドの先生は大変興味をもって詳しく合コンについて聞いていた。30歳の女性は10年前に合コンで彼氏と会い、互いにメールアドレスを交換して、5年後に、相手を結婚相手と考えるようになったとのことである。32歳の男性は東京エレクトロンとの合コンで知り合い、1年以内に結婚したとのことである。長いカップルもあれば短いカップルもあるものだと思った。アイルランドから日本人男性のもとに嫁いできた先生も自らのロマンスについて語ってくれた。もう夜も更けようとしている。家内から「もう夜も遅いのだからパソコンのスイッチなど入れてはいけません」と厳しく言われたが、楽しかったので日記に書いておきたくて家内ににらまれながらあえてこれを書いている。酒は悪いこともあるが、時にはうさを晴らしてくれていい時もあることを実感した。
2007.10.19
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熊本のM医師から送ってもらったコスモスの花写真である。コスモスはキク科コスモス属の花でメキシコの高原地帯原産である。日本には明治20年頃渡来した。開花は7月から12月。花言葉は「少女の純真」コスモスの花は綺麗だが、ひょろひょろしていて何とも頼りない気がする。一面に咲いていても近づいてみると、やっぱり細くて頼りない一輪の花である。人の心のはかなさ、弱さを象徴しているように思える。亀田兄弟や朝青龍は並ぶものなしの強い強い存在であった。でもそんな強い人たちも処分を下されると声が出なくなってしまった。どんなに強そうに見える人でも、所詮人間はコスモスの花のように弱い存在なのかも知れない。順調に物事がすすんで入る時はいい。努力が報われている時はいい。周りからも評価されている時はいい。でもその反対の時は気分が落ち込む。どんなに努力しても技術が全然向上しなかったり、周りから全く理解して貰えない状況では心を明るくして笑顔を保つのは難しいかもしれない。それでもあのか細いコスモスは美しい花を咲かせている。人間も様々な境遇に置かれているが、生きている存在である。花を咲かせなければならない。人間もコスモスの茎のように弱い存在だと思うが、雨や風や日照りや害虫や病気に襲われても上を目指し、空を目指して伸び続け、美しい花を咲かそうではないか。
2007.10.19
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加古川市の小2少女が殺された。まだ犯人は捕まっていない。多くの学校で、誘拐や殺人防止策として集団登下校や、部外者の校内立ち入りには身分証明書が必要など、様々な防御策が講じられているが、今回は自宅に帰ってきた直後に殺されたとの事である。私の長姉は6歳の時、小学校に入る直前の3月に肺炎で亡くなった。その子のことを話す時は決まって両親は涙ぐんでいた。その子との別れがつらく、思い出す度に、平常心を失っていたことを思うと、幼子との別れがいかにつらく口では言い表せないくらいの衝撃を受けるものであるかを両親の姿から身に沁みて感じていた。そのような深い悲しみを残す、幼い児童の誘拐や殺人が頻回に起こっている。犯人にはその悲しみが分かっているのだろうか?変質者や変態性欲者の仕業ではないかと言われることがあるが、その定義は定まっておらず、むやみに使うと差別用語として、注意される。患者さんの人格を損なうような病名はよくないとして、精神分裂病は統合失調症に、痴呆は認知症に、名称が変更されているように、その呼び名が差別や軽蔑をもたらすような言葉は禁止されつつある。最近の風潮では、ある個人に変質者や変態のような言葉を用いるのは人格の軽視であり、侮蔑であり、差別であるとされる。しかし子供は殺されているのである。犯人はどういう人か考えると、人格尊重の立場からは不適切かも知れないが、どうしても上記のような人達を想像してしまう。犯人を速やかに逮捕してもらいたいことは勿論だが、予防策を講じてもらいたい。予防策として、社会や教育現場で、そのような事件を起こさない、情操豊かで思いやりのある青年が育つような、がっちりとした教育システムを構築して貰いたいと願う。
2007.10.17
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今日F市のある集落の健康講演に出てくれと言われましたので、その集落の公民館に行ってきました。6~7人集まっていました。今まで同じような講演会で、めまい、尿漏れ、等の話をしてきましたが、今回は自分が今、頭痛に悩まされているので、頭痛の話に決めました。今朝起きた時もまだ頭痛が続いており、出勤時、家内の「頭のMRを撮ってもらうんですよ」の声に送られて出発しましたがその言いつけは守らず、病棟回診した後、上記の講演に出かけました。頭痛について、昨日よりはかなり軽くなりましたが、会場に着いてもまだズキン、ズキンと痛んでいました。講演の冒頭で「実は私も今、頭痛に苦しめられているのです」と話そうか話すまいか迷いましたが、結局、白衣の権威が落ちるような気がして、自分のことは話さないで、自分のことは棚に上げて、偉そうに一席ぶってきました。(私の頭痛の原因は夜寝る直前の日本酒のコップ飲みではなかったかなと思っています)昨日のブログに書いたように、まず頭痛の種類は、片頭痛、緊張性頭痛、その両者の混合型頭痛、稀だけど非常に激しい頭痛で、睡眠中にも突然襲ってくるので眠ることも出来ない悲惨な群発頭痛の4つがあることを話しました。原因については片頭痛と緊張性頭痛では多少違いますが、ストレスや睡眠不足、それに食生活や飲酒も関係することも話しました。話しているうちに次第に頭痛が軽快してくれたので助かりました。片頭痛の一つの原因物質とされるチラミンはチーズ、ビール、ワイン、イースト、チョコレート等に含まれていることを話しました。このことはチーズを食べたら必ず誰でも頭痛に見舞われるということでなく、それを食べても平気な人もいるけれど、チラミンに敏感な人もいるので、頭痛が起こったら、何を食べたかを思い出して、いつも一定の食品を食べた後に頭痛に見舞われることを突き止めたら、その食品を避けることが予防の一つだと話しました。緊張性頭痛の大きな原因は肉体的、精神的ストレス、眼精疲労等と言われています。日頃からリラックス体操をして体を解き、図太い心で、ストレス要因を寄せ付けないことも重要だと思います。脳腫瘍、脳出血、脳梗塞、などが心配な方は病院を受診して、精査、治療をうけることをお勧めします。
2007.10.16
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今朝10時頃から頭の右半分が拍動性に痛くなり、今は夜九時なので、11時間頭痛に苦しんできました。頭痛には今私が苦しんでいる片頭痛とヘルメットをかぶったように頭全体が重苦しく痛くなる緊張性頭痛、両者の混じった混合型頭痛、激しい頭痛が連続して起こる群発頭痛があります。仕事していても痛くてたまらないので、引き出しの中にあった消炎鎮痛剤ブルフェンを飲んでみましたが、効果なく、その薬を飲んだせいか、仕事中眠くなり、頭痛と眠さに襲われた最悪のコンデションでした。7時過ぎに帰宅する時も、運転中周期的に激しい痛みに襲われて運転を誤りそうになりました。家に帰って家内に頭痛のことを話しましたら「脳腫瘍だと困るよ」と言われました。頭痛の人は、だいたい、今感じている実際の痛みと、これは、脳腫瘍、髄膜炎、脳出血など悪い病気にかかってしまったのではないかという不安に悩まされます。脳腫瘍はまれな病気なので、その可能性は低いのですが、激しい痛みに襲われていると、頭の中にとんでもないことが起こっているのではないかと思いがちですが、MRやCTなどで頭の中を調べてみても異常が無いことがほとんどです。片頭痛は脳内血管の拡張、収縮の調節障害と言われていますが、チーズやチョコレート、ホットドッグなどの中には、片頭痛を起こす物質が含まれているので、人によってはそれらを食べた後痛くなります。私の場合は、今朝は果物しか食べていないので思い当たることはありませんが、昨日はチョコレートを沢山食べました。また寝る直前に晩酌で飲んだ日本酒がコップに残っていたのでそれを飲んだのが悪かったかなと思いました。余りに苦しいので、15分くらい前に、製薬会社のMRの方から頂いた頭痛薬マクサルトの見本が2個あったことを思い出し、その内一個を飲んでみました。口の中で解けてしまい、効くのかなと思っていましたら、今頃になって痛みがかなり軽くなってきました。薬もばかにならないなと思いました。頭痛の患者さんに接する機会は多かったですが、実際の頭痛の苦しさをあまり経験していなかったので、今回のことは大変いい勉強になりました。
2007.10.15
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今日は日曜日なので、また「人間の絆」を読んだ。失恋して気落ちした医学生フィリップは気を取り直して病院で助手として勉学に励んでいたが、かって彼が画学生としてパリで生活していた時、憧れにも似た気持ちを持っていた詩人のクロンショーがロンドンに来ていると聞いて彼の下宿を訪ねた。パリにいた時には酒場で酒を飲みながら人生論を語り、若者達を魅了する華々しい存在であった。場末の狡猾な女と同居しており、あれだけの知性が何であんな女と一緒かと不思議がられるほどだった。フイリップにとっては人生の師とも思える人だった。しかしロンドンの下宿で見た時にはその面影はなく、女には逃げられ、ぼろをまとい、輝きも何もない、肝硬変で今にも死にそうな惨めな老人の姿だった。パリでは多くの若者が慕っていたが、ロンドンではレナード・アップジョンという評論家とフィリップの二人だけが訪ねてくる人間だった。二人の子供がいるとの事だったが、音信不通で、身よりはなかった。同室の若者が一人いたが、昼から夜まで働いており、朝出勤間際に牛乳1本買ってきてくれるだけの生活であった。段々衰弱していく彼をみて、フィリップも経済的に苦しかったが自分の下宿に彼を引き取り、自分は別の部屋を借りて生活することになった。そして数週間後クロンショーは亡くなり、フィリップ一人が葬式の費用をだして、レナード・アップジョンと二人でこの詩人を天国に見送った。クロンショーはかってかっこのいい事を言って人生の指導者として若者の心を捉えていたが、詩人自身の生き方は何だったのかとフィリップは思った。この世に存在しなかったのと同じではないか。むなしい死ではなかったのかと思った。詩人は詩人としてその人生を、貪ることもなく、名声を得ようとすることもなく静かにまっとうしたのだと思うが、最後は身内に誰も見取られず、友人も二人しか側にいなかった人生。それでよかったのかとフィリップならずとも考えてみた。人の一生は地位や財産や名声を得ることが目的ではない。でも社会の中で、家族の中で存在感を残して死にたい気持ちは誰にもあると思う。クロンショーは死後一冊の詩集が出版されることになっていたが、現実的には社会にも家族にも何も気づかれずに静かに消えていった。数年前の輝きが全く消えうせ、みすぼらしい爺さんとして一生を終えたクロンショーから学ぶことは、人生には当然浮き沈みがあるが、あの時はあんなによかったのに今はだめでなく、ずっとだめだったが最後は良かったにするべきではないかと思った。クロンショーの生き方は、人それぞれで意見は違うと思うが、私の見方は、死ぬまで生き切るという意欲に欠けて途中で諦めていた人生のように思う。最後の死ぬ瞬間まで諦めないで生き抜く人生でありたいとあらためて思った。
2007.10.14
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サルビアである。熊本の親友が送ってくれた写真だがあまりに見事なのでブログに採用させて頂いた。メキシコ原産の1年草、シソ科、アキギリ属、花言葉は燃える思い、エネルギー、尊敬、家族愛などがある。正に燃える思いやエネルギーを感じさせる花である。今回も燃える思いにちなんで、「人間の絆」のフィリップとミルドレッドの恋の結末を紹介する。ミルドレッドに振られて自殺を考えるほど落ち込んだフィリップは、大変残酷な仕打ちをして捨てたノラのことを思い出し、彼女の所にのこのこ出かけて行った。あんなに自分を愛してくれていたので事情を話せば許してくれるかもしれないと思ったのだ。流石にノラは優しい女性で、フィリップの話を聞いてくれたが、彼女にはすでに婚約者がおり、彼女は一言「貴方は心から私を愛してくれていなかった」と言った。一方ミルドレッドはフィリップを捨ててフィリップの友人グリフィスに夢中になったが、グリフィスは彼女が手紙を書いたり、家に訪ねてくればくるほど避けるようになった。ある夜中彼女がグリフィスの家の前で待っているのを見つけた彼は家に帰らず友人の家に泊まってしまった。一晩中泣きながら待ってた彼女は下宿の伯母さんに立ち去らないなら警察に連絡するよと怒鳴られている。フィリップを裏切り、苦悩を与えたミルドレッドは今度は自分が首ったけのグリフィスに振られれた。ノラを振ってミルドレッドに走ったフィリップは又もやミルドレッドに裏切られた。これはモームの自伝的小説の中の展開だが、実際にもこのような報いというものはあるのではなかろうか。人を苦しめれば、自分も何らかの形で同じような報いを受ける。これは一般社会の法則かもしれない。しかし恋愛の場合はたとえ相手が愛してくれても好きでもない人に優しくすることも出来ず、時には残酷な別れを突きつけなければならない時もあるのだと思う。それなら、その報いを覚悟の上で恋愛をするべきだと思う。恋愛とは表面はサルビアのように華やかだが、実際は残酷で、厳しいものなのだなと思った。
2007.10.14
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昨日のブログに、昨日の日本農村医学会の講演で鳥取大学の浦上先生が、「認知症は10年以内に治る病気になる」と話されたことを紹介しましたが、そのことについて少し追加しておきます。セレクターゼ阻害剤やアミロイドβ蛋白ワクチン療法などで、脳に沈着した色素を除去することが可能になっており、免疫系の副作用問題をクリアできれば実用化できるとのことでした。「但し」と言われたことを追加します。現在認知症として治療されている方は殆どが80%以上細胞が壊れており、行き着くところまでいったものは治らないので、早期発見、早期治療が重要とのことでした。今までは治療法がありませんでしたので、すこしおかしいなと思っても、本人も家族もどうすることもできず、成り行きにまかせるしかありませんでした。最近アリセプトと言う薬か登場して、すこし効果があるみたいですが、根本的な治療法ではありません。これから根本的な治療法が登場してきたら、早期発見、早期治療が必須とのことでした。その薬が登場するまでまだ10年位かかると言われていますが、その準備段階として、胃ガンの集団検診などが行われているように、認知症の集団検診をして早期発見、早期治療をすることが必要だと話していました。その検査法は桜、猫、電車など事物3つの名前を言ってもらい、しばらくして再度それを思い出して言ってもらうことと、今日の日にちを何年、何月、何日、何曜日、と正しく言ってもらうことと、立方体を模写してもらうことの3つの検査だけでいいとのことでした。簡単にできる検査ですので皆様もやってみてください。それが全てできれば問題ありません。立方体がいびつになったり、上手く書けていないと減点になります。15点満点で12点以下の場合アルツハイマー型認知症が疑われるとのことで、早期受診を勧めることになります。
2007.10.12
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10月11~12日と長岡で開催されている第56回日本農村医学会に参加してきました。中越大震災から3年、復興間近の山古志村の話などを聞くことができました。本学会は戦後、長野県佐久市の若月俊一先生らによって創設された伝統ある学会で、現在会員数は4,531人で、日本全国から1,000人前後の医療関係者が集まりました。一般演題352題と他に特別講演、シンポジウム、ワークショップ、教育講演、ランチョンセミナーなどを合わせて60題位(合計で410題前後)が発表されました。今回、私は一般演題4題の座長を依頼されての参加で、1日のみの参加でしたので、多くの演題を聴くことは出来ませんでしたが、ランチョンセミナーの「これからの認知症治療戦略」と題した鳥取大学教授の浦上克哉先生のお話を聴いてきたので紹介します。先生の調査では現在日本の65歳以上の方の10人に一人は認知症とのことでした。認知症にはアルツハイマー型と脳血管障害型とありますが、アルツハイマー型は20人に一人いるとのことでした。アルツハイマー型は頭頂葉、脳血管型は前頭葉の血流障害がみられるとのことでした。認知症の治療薬として、アセチルコリンを増やして神経伝達を改善する薬、アリセプトが8年程前から使われていますが、あまり効かないと言う声をよく聞きます。家族に「薬飲んでどうでしたか?」と聞くと殆ど「あまり変りませんでした」と答えると思いますが、具体的に物忘れは?、置き忘れは?、意欲が出たか?など聞いてもらいたいとの事でした。先生のデータでは40%以上に効果があったとのことでした。薬を処方しても実際は殆ど飲めていなくて「効果ありませんでした」と言う家族もありましたが、今度口の中で溶ける、アリセプトD錠が出来たので、それだと薬を拒否したり、嚥下障害で飲めない人にも有効で、これの使用によってもう少し有効率が上がる可能性があるとのことでした。今セレクターゼ阻害剤やアミロイドβ蛋白のワクチン療法など、根本的治療薬の開発が進められており、近い将来(先生は10年以内にと言っていましたが)、認知症は不治の病ではなく、治療可能の病気になるとのことでした。今はまだ治す薬はありませんが、10年以内に治す薬が登場するとのことですので、それまでは何とか認知症に罹らないよう、認知症予防のために、社会への積極参加や野菜果物の積極摂取、思い出し訓練や計算訓練などしてがんばりましょう。
2007.10.11
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これは熊本の友人が送ってくれたダリアの花写真である。キク科ダリア属の球根植物、原産はメキシコで、日本に伝わったのは江戸末期、花言葉は優雅と気高さ、移り気、エンジ色のダリアの中心に昆虫が止まっているのが分かりますかな?土、日、月の連休につくば市に住む娘の旦那が信州での自転車レースに出るとのことで、娘ともう少しで1歳になる0歳児の女児が私の家に滞在してくれた。ハイハイが出来て、なんとか掴まり立ちが出来る状態だが、何でも掴んだり、舐めたり口の中に入れたりする。殺虫剤でも何でも口の中に入れてしまうので、ハラハラしどうしである。窓際まではっていくと、落ちては困るので、ガラス戸を閉めておくと、そのガラスを支えにして立ち上がるので力が加わって割れては困るとハラハラする。食事中は皿でもコップでも何でも自分の方に引き寄せて落としてしまうのではないかと心配する。娘は子供が床の上で、ビンの蓋やスリッパを口に入れたりしているのを横目で見ながら、台所仕事をしていた。神経質になったら、親の方が生きていけないと思った。それにしても子供が汚れたものでもなんでも口に入れて大した病気にもならず、墜落や転倒で死に至るような大怪我もしないで大半の子供が育つのはまさに奇跡だと思う。私の子供は私は殆どの時間病院内で働いていたので、妻が一人で育ててくれた。いまさらながらその大変さを思った。よく育ったものだと思うし、よく育ててくれたものだと思う。世のお母さん、お父さんに心よりご苦労様と言いたい。祖父母が育児に関わってくれている家庭もあると思うが、すごく助かるのではないかと思う。今少子化が問題になっている。それには色々原因があると思うが、一つには育児が大変だからと多くの子供を生まない夫婦もいると思う。祖父母と同居していれば嫁姑の問題もあるかもしれないが、難事中の難事の育児には助けになるので、子供数が増える可能性があると考えた。
2007.10.09
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昨日のブログの続きである。「人間の絆」の中でフィリップは親友と思っていたグリフィスに自分の恋人ミルドレッドを奪われてしまった。ミルドレッドをグリフィスに紹介しなければよかったと後悔したが後の祭りである。フィリップはミルドレッドに気違いのように恋焦がれていたが、ミルドレッドはフィリップに対して男性としての魅力を何も感じていなかったので、当然の結果といえばそれまでだが、友情を裏切ったグリフィスの頚動脈をナイフで刺して路上に放置してやればさぞかし気が晴れることかと思った。フィリップには最初から無理があった。彼は頭がよくて理性的だが、ミルドレッドは馬鹿で、空っぽの人間だ。そんな人間に愛情を注ぎ続けても彼女の心を自分の方に向けることは所詮無理な話だったのだ。裏切られる度にあんな情婦のような女にうつつをぬかしていた自分を恥ずかしいと思うが、男に裏切られたり、お金がなくなって自分の前に現れるとゆるしてしまって、引き付けられてしまう自分、これは理性ではどうすることも出来ない本能的なものかもしれないと思う。この本能の前には友情は何の役にも立たないことを身をもって体験した。普通は親友の彼女となれば最初からブレーキがかかっていて、深い関係にはならない。しかしフィリップのように、相手は自分を好いてくれていないが、自分が勝手に恋人同士と思っているような場合には用心した方が懸命である。
2007.10.08
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今回も「人間の絆」の中の話である。フィリップは自分を心から愛してくれていたノラを心底悲しませて別れ、男に捨てられて戻ってきた身重のミルドレッドのもとに走って、彼女の住居や衣服、分娩費用や、子供の養育費なども全て負担して、しばらくは彼女との幸せな関係を味わっていた。ある時、自分の友人グリフィス(フィリップに女と親しくなるのは優しいが、別れるのは至難の業と忠告してくれた友人)を彼女に紹介し、一緒に食事した。プレイボーイのグリフィスとミルドレッドは恋に落ち、フィリップがあれほど楽しみにしていたパリ行きを彼女はキャンセルしてくれと言い出した。汽車の切符から宿泊施設まで全て予約しているので断れないと言うフィッリップに対して、彼女は「今まで面倒みて頂いたことはありがたいが、自分の心に嘘をつくことはできない。私はグリフィスさんを好きだ。貴方と一緒にパリに行くことはできない。貴方は最初から好きではなかった。あまりに熱心だから好意に甘えたにすぎない。貴方がキスをしてくるのをいやでたまらなかった」と答えた。フィリップの心も体も怒りで震えた。なぐってやりたいと思った。助けてくれと転がり込んで着て以来、」住居のこと、衣服のこと、子供を生む為の医療代、子供の養育費等、全て彼が、自分の身をけずって払ってきてやった。そのことも言ったが、彼女はそれとこれとは別だと答えた。女は冷静で強いと思った。ここで怒り狂った男性から殺されるかも知れないのに、平然とそれが言える女性、男にはとてもできないと思った。それにしてもフィリップは可哀相な男だ。本中に書いてあることを額面通りに受け止めると彼女は心も容姿もあまりよくない女らしい。骸骨のように痩せていて、胸も男の子のようにぺっシャンコで、唇は薄くて、皮膚の色は白というより透き通っていて青色に近い。それなのにフィリップは熱烈に好きになってしまい、困った時にはいいように利用されて、好きな人がでたらさっさと捨てられてしまう運命、気の毒で胸が苦しくなった。先日ラジオを聴いていたら、恋を実らせるには熱くなってもそれを相手に見せてはだめだと言っていた。相手はその熱さに反って引いてしまう。フィリップはその原理を知らなかったのだと思う。フィリップは頭も良かったし、ある程度の経済力もあった。ルックスだってそれほど悪くなかった。ノラだけでなく、外の女にも結構もてたのに、ミルドレッドのように馬鹿で下品な女に首ったけになってしまって、いつも冷たくあしらわれ、最後は少しその気になってくれたかなと思ったらまた捨てられてしまった。熱くなっていることを表面に出さず、心に秘めてつきあったたなら、別の結果が出たかも知れないと思った。世の青年男女は教訓にしてもらいたいと思う。
2007.10.07
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以前ある歯科医に歯槽膿漏で中が腐っているので歯を抜かなくてはだめだと言われたが、その後練り歯磨きアセスを使っていたら、別の歯科医からは抜かなくていいと言われたことは以前このブログに書いた。でもそれがアセスによるものかどうかは断定できないと思っていた。アセスがなくなり、練り歯磨きを買いに行った店にアセスを売っていなかったので、歯槽膿漏、歯石予防と書いてあった別のものを買ってきた。何時しか噛むとその歯が痛くなってきた。家内が自分の歯ブラシを買うときに私のブラシと練り歯磨きも買ってきてくれた。それにも歯槽膿漏に効くと書いてあったので、それも使ってみたが、症状は変らなかった。昨日大きな薬スーパーに行ってアセスを買ってきて、夜寝る前に磨いて寝た。今朝噛んでも痛くなかった。明らかにアセスの効果だと思う。一回だけでこの効果だ。まちがいないと思う。私は面倒くさがり屋なので、歯磨きはよる寝る前1回しかしていない。もっと回数多く磨けば他のものでも少しは効果があったのかもしれないが、1日一回磨く方法では、アセスは間違いなく効果がある。私の洗面台にはまだかなり残っている使いかけの練り歯磨きがアセス以外に3つある。これらは効果ないことは分かっているので、捨ててしまおうかとも思ったが、アセスとほぼ同じ値段なのでもったいない気もしたので、アセス、効かない練り歯磨き、アセスの順で1日置きに使って使い切ってしまおうかとも考えている。歯槽膿漏で抜かなければいけないと言われた方。抜く前に試しに是非アセスを使ってみてもらいたい。
2007.10.07
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今NHK総合テレビで7時半から「花の都パリ」を放映している。ルーブル美術館、エッフェル塔、セーヌ川、ノートルダム寺院などが紹介されている。世界一花のある都市と言われているが、私はまだ行ったことがないし、そもそも世界一と決め付けるのが可笑しいと思っていた。京都だってその歴史や建物は世界一かも知れないし、あることでは自分の故郷以上に素晴らしい所はなく、故郷が世界一と思ったこともあり、ことさらパリを世界一というのは可笑しいと思っていた。今読んでいる、モームの自伝的小説「人間の絆」の中でフィリップが画家志望でパリで2年間生活したこと、今は画家を諦めて医者になるべくロンドンで医学生生活を送っているが、熱愛しているミルドレッドの気を引くためにパリ旅行を計画してパリの素晴らしさをミルドレッドに語っている。ミルドレッドはフィリップと一緒に旅行することにそれほど気乗りしていないが、読者の私が、引き込まれてしまって、そんなに素晴らしい所なら行ってみたいと言う気持ちになっており、パリはもしかしたら本当に世界一なのかなと思っている。パリはフランス革命によって発展した街である。革命の理念は自由・平等・博愛である。その理念が生き続けているからパリはずっと魅力的な街であり続けたのかも知れない。東京も世界に知られた大都会である。でもパリほど世界中の人達をひきつけていない。理念の違いだと思う。東京も平和・尊敬・感謝(仮題)などの理念を掲げて宣伝すれば、パリに匹敵する大都会になるかもしれない。石原都知事や猪瀬副知事の手腕に期待する。
2007.10.06
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今勤めている病院は高齢者が多く、私の受け持ち患者さんは全て80歳以上である。自分も近々そうなるのだからと、出来る限り親切に対応している。でも患者さんによっては自分の要求のみを訴えて、それが叶わないと怒る人もいれば、感謝感謝で、こちらが恐縮してしまう人もいる。80歳以上といえば人生の酸いも、苦いも経験して、人生の達人とも言っていい人達の集団であるはずだが、中には豊かな経験を生かせずに、発展途上のお年寄りもいる。年をとると様々な体の故障が起こってくる。歳と共に起こってくる故障を医師や看護師、その他医療従事者の指導を聞いたり、自分の知恵で判断したりして、愚痴を言わずに上手にクリアする能力を身につけているお年寄りを見ると心から敬服する。高齢者は皆人生の大先輩で人生の達人と思いがちだが、実際には、私などもその口かも知れないが、十分成熟できていない人もいる。何歳と区切るのは難しいが、おおよそ70歳以上になったら何処から見られてもそれなりの人間になっている必要があるなと思った。全ての人はそれぞれの経験を積み重ねて成熟、完成していくが、その経験を人格形成のために生かしているかが問題だと思う。若者諸君に言いたい。年取ってからあたふたしないように、経験を自分の成長に生かす技術を、若いうちから身につけて貰いたいと思う。
2007.10.05
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10月2日に今日10月4日に足の切断手術の予定になっているのだが、本当に手術しなければいけないのか?の電話をもらった。もともと糖尿病があったとのことだった。T病院に入院しているとのことで、そこの医師が切断しか治療法がないというなら仕方ないと思う。今はいい装具が出来ているので、切断してもそれほど不自由しなくてもいいみたいですよと返答した。切断となれば大変なことなので、一刻を争うことでない限り、セカンドオピニオンなどもっと鄭重に返答したいと思ったが、日にちがあと2日しかないのでどうすることも出来ないと思った。今私が勤めている病院には血管外科の専門家がいるので、今日その先生に聞いてみた。診察していないので何ともいえないが、薬で血栓を溶かす方法もあるし、詰まっている血管を取り除いて別の所から血管を持ってきて移植することもある。この病院で引き受けますよと言われた。もう手術してしまったかどうか連絡の電話を入れてみたが、連絡がつかなかった。こちらの病院にきてもらっても、切断はやむおえないとの結論になったかも知れないが、もし時間的に余裕があったならば、セカンドオピニオンとして別医に診察してもらうことも必要だと思った。
2007.10.04
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4時間に及ぶ南北首脳会談が終了した。韓国側のコメントとして、開放、改革に対して北側に根強い抵抗があるとのことだった。テレビに映った両首脳、大統領選を控えた盧武鉉大統領はこの会談を選挙戦への有利な材料にするべく終始にこやかで元気に溢れていたが、金正日氏は少し元気がなかった。体形的には典型的なメタボリック症候群で、循環器系の健康不安が窺えた。金正日氏が歩くと、沿道の婦人は大指導者を間近に見れてか、大指導者の健康を心配してか涙を流していた。田舎の方では食料がなくて飢えて死んでいってる人も多いと聞くが、都会地などに住む多くの国民は金正日氏を神と崇め、大指導者として尊敬している。近年の核実験その他に見る強硬な外交政策は、大きな成功を収め、アメリカを始め各国が、低姿勢の外交態度を示すようになった。これをみてもいかに金正日氏が偉大で優れた指導者であるかが分かり、尊敬の念はさらに高まっている。しかし神とも仏とも頼る大指導者に健康不安があることは正確には誰も知らない。金正日氏は独裁者で、核問題、南北統一、拉致問題全ての鍵を握っている。北が南北統一しようと言えば南で反対する人はいない。北の住民でも本音で反対する人はいない。金正日氏の一声で決まるのである。今日の話し合いではまだ統一の具体的話はなかったみたいだ。自分の所の利害を考えている一部の人を除けば世界中の全ての人が南北統一を望んでいる。それを阻んでいるのは金正日氏一人である。氏が健在で権力を握っている限り、南北統一や拉致問題は解決しないかもしれない。氏が権力を失ったらどうなるか?何回かの話し合いで、南北統一も拉致問題も核問題も解決する。しかし人の権力がなくなるのを待って棚ぼた式に重要案件を解決しようとするのは、卑怯といわれても仕方がない。韓国の盧武鉉大統も日本の福田首相も、キーパーソンである、金正日氏と何回も会って話し合い、彼の心を開かせ、変えてもらいたい。それが政治家の仕事だと思う。
2007.10.03
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先週外来に来た41歳の女性の話である。8月13日の健康診断で、体重72キロ、コレステロール261、心電図ST-T軽度低下、会社から3ヶ月以内に改善されていないと保険に入れてくれないと言われたとのこと。勤めで保険に入れてくれないなら勤めていながら国民健康保険のお金を払っていかなければならないとのことだ。来年4月から特定健診・特定保険指導がはじまる。その費用は医療保険者が払わなければならないので、病気の時の医療費支払いが少なくなるように病的所見がある人は保険に加入させない会社があることに、驚いたが、国の医療費削減政策はかなり無慈悲なものなので、これは彼女の会社だけではないかもしれないと思った。福田総理、舛添厚生労働大臣はその法律の凍結や見直しをすると言っているが、現実をきちんと見極めた上で、小泉政権、安倍政権にこだわらず是々非々の国民の健康を真に考えた政策をすすめてもらいたいと思う。ところでその彼女だが、1ヶ月半後の9月27日に外来に来て即日検査したところ、コレステロール195(正常値219)に下がっていた。体重も67キロに下がっていた。その喜び様は尋常ではなかった。何度も何度も「うれしい、うれしい」を連発した。お母さんがコレステロールが高く、病院から貰ってきた食事処方箋通りに自分も実行してみたとのことである。経済的問題がからんでいたので嬉しさ倍増だったと思われる。この人にとっては会社の厳しい対応がよい結果をもたらした訳だが、全ての人がこのように上手くいくとは限らない。医療費削減政策に物言う立場で書き出したが、よい結果を出した人もいて複雑な気持ちだ。生活指導の上で厳しい指導は必要かもしれないが、それと医療費削減とは別物だと思う。何でもかんでも医療費を削減しようとする政策には反対である。
2007.10.02
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