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昨日TVを見ていたら妖怪変化や怪奇小説の話が出てきて、百鬼夜行絵巻という様々な獣・鬼や天狗のような風貌をした化物、あるいは命をもたないはずの道具類の変化、はたまたそれらが合体したような物の絵の話をしていた。百鬼夜行絵巻には、このような数多くの「妖怪」が群れをなして登場し練り歩いているそうだが、近頃はこの百鬼夜行を扱った漫画も週刊誌で連載されているそうだ。私も妖怪物と言えば、再々ブームになっている妖怪漫画家の水木しげるや、妖怪小説家の京極夏彦などはしっていはいるのだが、妖怪変化のことを真剣に研究している人がいるとはTVを見るまで知らなかった。(実のところあまり役に立つ研究とは、私は思えないのだが…) 私も子供のころから妖怪漫画やTVを見て育っており、すでに水木しげるのマンガなどを通して紹介されていつ「妖怪」といえば、一反木綿やヌリカベ、あるいは砂かけ婆や子泣き爺のような存在を思い浮かべることができるのだが、実際は何が妖怪で何が妖怪ではないのか、あるいは妖怪と化物・怪物、あるいは幽霊とはどこが違うのか。また、これらの区分や各々の特徴が、歴史的にどのように形成されてきたのかについては、実はよく分かっていないのはたしかだ。(有名な「ゲゲゲの鬼太郎」は幽霊族だと知っている読者も少ないのだがないか…)その百鬼夜行絵巻研究者によると、百鬼夜行絵巻は有名な「鳥獣戯画」から発祥しているそうで、動物や異類等と人間が接触すると物語性が出来て、そこから「鳥獣戯画」が妖怪画や百鬼夜行絵巻に変化したそうだ。 動物や異類等と人間が接触すると物語性というと、怪談話ということになるのだが愛媛出身の怪奇小説家の話では、怪談文学賞の賞で貰えるトロフィーは行灯型だというのだ。しかも、電気を入れると青白い光に切絵が浮かぶと言う優れものらしい。これは江戸時代にはやった「妖怪百物語」をモチーフにしているのだろうが、さすがは怪談小説賞の副賞だといったところだろう。この青行灯というのは百物語をするときに雰囲気を出すために、行燈に青い紙を貼って使われていたとも言われているのだが、百話目になろうとするときや百個物語が終わったときに、黒い長い髪と角を持ち、歯を黒く塗った白い着物を着た鬼女の姿で現れるとされる妖怪とも言われているのだ。 妖怪などを扱った本である「今昔百鬼拾遺」の解説文には、「鬼を談ずれば、怪にいたるといへり」とあることから、この青行燈とは妖怪自体の名前ではなくて、「妖怪百物語」の後に起きるとされる諸々の怪異を指しているとの説もあるそうで、このため百物語を語った人々は怪異を恐れて怪談を、99個目でやめたと伝えられている。この「妖怪百物語」をするときには、青紙で巻いた行灯の中に油をいっぱいに注いだ灯明皿を入れ、放射状に灯心を百本並べて灯しておき、話をする隣の部屋にその青行灯と大きな鏡を置いておき、怪談話を終えた人が一本一本灯心を抜いていくそうだ。そうして横に置いている鏡で自分の顔を確かめて帰ってくるというのだ。(これだけも本当に怖そうだが…)
2009年04月30日
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私の事務所では先週の土曜日から「年次有給休暇の計画付与制度」を利用することにして、作業員を始め全職員のゴールデンウィーク中の休暇を平均で8連休にしているのだ。この「年次有給休暇の計画付与制度」と言うのは、年次有給休暇のうち5日を超える部分について、あらかじめ労使協定で取得日を定め、計画的に有給休暇を取得しようというものなのだが、私の事務所のように通常、土曜日・日曜日・祝日を休みとされている企業では、今年は4月30日と5月1日に休みを取れば、8連休になるし、5月7日と5月8日に休みを取れば、なんと9連休になるというものだ。今年はうまい具合に2日ずつ の飛び石を挟んで5連休があるため、職場で話し合って交替で休むなど、この機会にうまく有給休暇を利用して、ゆとりの大型連休にすることにしているのだ。 私も同業者などの今年の大型連休について聞いてみたのだが、さすがに不況業種である建設業は、8連休にするところが最多だったのだが、深刻な景気悪化を受けて一時帰休を組み込んで、10日以上の連休を設けるところもあったのだ。(私は建設業における職員組合の地区役員をしているので、このような調査などもしているのだ…)もちろん完全に工事を全休業するのではなく、施工状況にあわせて休む現場を作るような方法を利用して、私の事務所のように職員は、有給休暇や振り替え休日を活用も考えているところがほとんどである。もちろん、生産が低調なことから賃金カットを伴う一時帰休を2日間組み入れて、4月25日から12連休にするところもあるし、忙しい会社などはカレンダー通りの5連休と6連休と言ったところもあったのだ。 新聞情報や先週のTV報道などでは、各地の高速道路は先月から通行料金が大幅に値下げされたことから、30キロ以上の渋滞の発生回数が去年の2倍に上ると予測されるなど、例年以上の混雑が見込まれているとのことだったが、四国内の高速道路は、先週の土曜日・日曜日とも目立った渋滞もなかったそうで、私が毎日通勤に利用しているJRも、今のところ座席に座れないといったことは無いと聞いている。どうも大型連休中の交通機関の混雑は、JR・空の便・高速道路ともに、5月2日から6日に集中する見込みのようで、交通機関によるとピークは下りが5月2日で、反対に上りが5月4日か5月6日にかけてと、考えているみたいだ。(つまり、カレンダーとおりの休みが多いことだろう…) ゴールデンウィーク中の過ごし方だが私の場合、労働組合の関係で動員が2日もかかっているのだが、5月3日の「憲法集会」には参加しなくてはいけないだろう。後は大型連休で病院が休業するので、明日か明後日には病院へ行って、薬をもらってこなくてはならないだろう。そういえばお袋から実家の片付けも頼まれていたので、一日はそれもしなくてはならないだろう。(家族全員で片付けに行って、その後でお袋に飯でも奢ってもらおうか…)
2009年04月29日
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昨日仕事帰りに久しぶりに本屋に寄ったら、売場の一角に落語の本が数多く積まれていた。聞くところによると今の落語界は、テレビでの“落語ドラマ”の話題性や、春風亭小朝ら東西の人気・実力派7人が結集した「七人の会」が実質的にプロデュースする「大銀座落語祭」公演が毎年“万単位”の動員をするまでに成長したことなどもあって、今や“ブーム”とまで言われているほどになっているそうだ。そんなこともあって落語の本も数多く出版されているし、林家一門の大名跡襲名なども話題になっているみたいだ。私も落語が大好きでそれこそ50年近く聞いているのだが、松山市での定例の落語会がなくなってからは、正直なところ生の噺家の落語は聞いていないのだ。 2年前にこぶ平改め九代目林家正蔵が実現したのだが、この名跡復活のは諸処の事情があって「三平一門」の名跡だけはそれこそゴッドマザーである“海老名家”の意向が強く反映されているそうだが、確実に伸びてきている若者たちが昇進することに間違いはないし、名跡の復活なども落語協会や落語芸術協会ともに「人々に忘れられないうちに、早めに襲名させていく」という基本方針をもっており、そのことはもう10年以上前から決まっているそうだ。もっとも、現代落語界隆興の祖と言われる三遊亭円朝や昭和の名人古今亭志ん生・三遊亭円生などの超大名跡以外のほとんどの名跡は、現在では協会預かりということにもなっているそうで、一門でも簡単に使うことが出来ないそうなのだ。 近頃は落語ブームとやらで、湯水のように「落語本」と称するものが出版されているが、私が落語雑誌を買っていた30年位前の編集者の話によると、実際に動く姿を観たのが少数派になりつつある過去の名人たちを取り上げたものや、あるいは落語に登場する風俗や習慣を解説したものだったりする本が多く、芸のことを論じる本は少数だそうだ。たしかに本屋の落語の本のコーナーでも、五代目の志ん生や八代目の文楽・柏木の師匠である六代目の円生や、志ん朝を扱わない落語本は売れないそうだある。昭和の名人である円生師匠ら(実を言うと私は六代目の円生が大好きで、レコード等も相当数持っているのだ…)の生の話を知っている私のような人間が、懐かしがっているだけなのだろう。 私は地方の寄席の高座にはよく出かけていたのだが、平成になったころの落語の落ち込みようは本当に酷かったみたいで、東京の落語会ではあの志ん朝師がトリを取った時でさえ、客が入らなかった時があったというのだ。それが今では夜席より昼席のほうに客が入り、休みともなれば満員御礼・補助椅子どころか客を通路にまで座らせて、興行を打つなんてこともあるそうだ。どちらかと言うと私は、今の落語ブームを苦々しく思っており、志ん生・文楽・円生・志ん朝・小さんに執着し、それ以外は落語と認めず(談志は大好きなのだが…)、今のブームが早く終わってほしいと願っている古いファンということになるのだろう。
2009年04月28日
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私は月末の金曜日に放送されている「朝まで生テレビ」をよく見ているのだが、今月のお題は「外交と安全保障」だった。そのTVの話のなかでは日本が、国連の「安全保障理事会」の非常任理事国選挙において今年の1月から、10度目の非常任理事国になっていることを話していたのだが、私はこの事をはじめて知ったのだ。「国連安全保障理事会」の非常任理事国の任期は2年なので、来年末まで20年間も国連の実質的な最高機関である「国連安全保障理事会」に参加していると言うことになるのだ。日本が国際連合に加盟したのが1956年なので、半分近くの年数はアジア代表として、国際平和等に関して活躍していることになるのだが、このことは国連史上最多ということだ。 国連の安保理非常任理事国は10カ国で、任期が2年と言うことで毎年半数改選されているのだが、その10カ国の内訳は、アジアより2か国で今は日本とベトナムが努めており、アフリカより3か国でブルキナファソ・リビア・ウガンダが参加している。ラテンアメリカ等からの2か国はメキシコとコスタリカで、西欧その他より2か国はトルコとオーストリアが努めているのだ。最後の今回は改正されなかった東欧からの1か国はクロアチアが参加している。選挙は秘密投票で行われ、総会に出席し且つ投票する加盟国の3分の2の多数により決定されるのだが、今回日本はイランとアジア枠を掛けて争ったそうだ。 このことは日本の国連の場における長年の実績が、国際社会において高く評価されたものだが、イランは核開発をめぐって「国連安全保障理事会」の制裁下におかれている国なのだ。そんな国と争っていくら多選非難は有ったにせよ、150票くらいしか取れなかったのは、本当に情けない話である。(どれくらい国連のために我々の税金を、政府が湯水のごとく使っているのか…)しかも、「有力な常任理事国候補に相応しい安保理非常任理事国としての役割を積極的に果たして、我が国の常任理事国入りの実現を目指す」と政府は言っているのだが、 これ以上国連に無駄な金とは言わないが、我々の税金を使うのは止めてもらいたいものだ。(どうせ「米国の2票目」と言われているのだから…) この政府の言う「国連安全保障理事会」の常任理事国の議席拡大は、数年前から始まった記憶しているのだが、そのときはドイツやインド・ブラジルなどと相当運動をしたようだが、「国連安全保障理事会」の非常任理事国の拡大のみを考えている韓国やイタリアとの調整が付かず、我々の税金をドブに捨てた格好になってしまったのだ。(いかに外務省の外交が下手だったか…)こんなことをやっているから金曜日のTVではないが、「軍事力の背景を持たない外交は、少しも役に立たない」などと言われてしまうのだ。私は金の力も使いようによったら軍事力に匹敵すると思っているので、生きた金を使ってもらいたいものだ。
2009年04月27日
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昨日は業界団体での同窓会があったのだが、さすが工業高校OBということで飲んだ酒の量も半端ではないみたいだった。会場が老舗のホテルだけあって料理もけっこう旨かった。当然このような宴会では料理が余るので、外食で残った料理をタッパに入れて持ち帰ればいいと私は思っているのだが、昨日は食中毒が心配なのかホテル側では余った料理の持ち帰りを断られてしまった。あるTVの番組で「日本は毎日一人当たり1食分を残飯などで廃棄している」と言っていたが、本当にもったいないと思わないのだろうか。私も宴会を行ったお店によっては「持ち帰りできますか」と聞くのだが、多くの店で簡単なプラスチックの入れ物を渡してくれるので、それに入れて持ち帰ることが多いのだ。 昨日の宴会のあったホテルでは、余った料理の持ち帰りは無理だろうと最初から思っていたので、タッパ持参で参加していたのだ。店側の衛生面の問題もあるだろうから、こういう事は自己責任でやるとしているのだが、私が自分で持参した容器に余った料理を詰めてたら、残っていた幹事連中がちょっとひいていた。残った料理をお持ち帰りっていう習慣は日本ではまだ、あまり見かけないみたいだ。でも、残飯として処理されるくらいなら、「持ち帰られるものは持ち帰ってもいいよ」という習慣があってもいいかもしれないと私は思っているのだ。昨日持ち帰った料理も嫁さんと子供が食べてくれたのだが、特にロースト・ビーフなどはめったに食べられないせいか本当に旨そうに食べていた。 私は自分では身の丈に合ったお金の使い方をしていると思っており、私が外で食事をしたり品物を買ってお金を払ったりすることは、お金を払った相手に対して「いいサービスや商品を提供してくれて、本当にありがとう。これからもいい物を作ってくださいね」と相手を支援する気持ちを、具体的な行動で召すことだと思っているのだ。少しくらいは高くても本当に地元で作った野菜や魚を買ったりもしているし、(このところは騙しが多いので、自分が畑に植わっているのを確かめてから、現地で買ったりするのだが…)よい品物を適価で物を買うと言うことは、私たちできる身の丈の社会貢献だと思っているのだ。 このような考えと労働組合活動で教えてもらったことで、私もこの頃は「フェアトレード」の運動に参加しているのだが、このことで先進国と途上国の公平さを図ることができれば、立場の弱い途上国の生産者・労働者により良い取引状況を提供ができると思っており、途上国の生産者・労働者の権利を強化することで、持続可能な発展が実現できるように少しでも貢献していると思っているのだ。(私が喫茶店には行かないで少し高いなと思いながら、スター・バックスのコーヒーを飲んでいるのはこんな理由もあるのだ…)
2009年04月26日
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私も観光ボランティアに登録している関係で、そろそろ始まる大型連休中の観光客の動向に注目しているのだが、観光客の動向に大刻影響を与えている松山空港の利用客が、愛媛県の発表では国際線も国内線も減少していると言うのだ。松山空港を始め残酷の地方空港は今、国際線や国内基幹路線を多数抱える大都市の空港とは違い、利用客の増減によってその環境が目まぐるしく移り変わっているそうなのだ。松山空港の場合は四川大地震などの影響で、上海便の乗客の減少が著しく、前年度の利用客より4割以上減少しているそうだ。上海便の不振は四川大地震や食の安全・安心をめぐる一連の問題で、観光客の需要が減少したのが原因なのだ。(運行便のキャンセルが運行数の1割以上あると聞いて、いくら県が動員をかけても乗客確保は無理だと思った…) 松山空港でもこれまで「ドル箱路線」と呼び続けられてきた東京便が年明け以降、景気悪化に伴ってビジネス客の利用が減少している一方、ウォン安により国際線のソウル便は、大喜びの80%以上の搭乗率を記録しているというのだ。私も観光客誘致の勉強会などに参加して、鉱区会社の人から聞いているのだが、航空機の機種などによって差異は少しはあるのだが、搭乗率の採算ラインとされるのは一般的に60~65%とされているそうだ。松山空港でも年間約150万人が利用する東京便は今まではドル箱路線で、搭乗率は昨年11月までは70%を超えていたそうだ。ところが、顕在化した景気の落ち込みの影響から、12月・1月と連続して一気に60%を割り込んでいるそうだ。 愛媛県庁に事務局を置く松山空港利用促進協議会は「不況の影響で企業が出張を手控えたことが大きく影響している」と分析している。国内線の利用が伸び悩むなかだも、円高・ウォン安の影響で、昨年末からソウル便の搭乗率が急上昇中だそうで、松山空港からソウルへは、韓国のアシアナ航空が週に6便運航しているが「好調のソウル便とともに上海便は、愛媛県の国際交流を支える重要な基盤で、路線を維持するために観光促進事業に力を入れたい」と言ってはいるのだが、この不況では遠くに行く観光客は増加しないだろう。松山空港利用促進協議会の関係者の話では、「国内、また本県の経済のためには、日本人が海外へ出かけるのではなく、韓国など海外から客を呼ぶことが本来的に重要」といっているのだが、県の思惑通り行く保証などどこにもないのだ。 乗客の減少傾向の航空機と対照的に、利用者が増えているのが高速バスで、「昨年末あたりから、ビジネス客の利用者が増え始めました」と話すのは、東京や大阪などの都市圏に向け高速バスも運行する伊予鉄道の担当者で、松山市駅の長距離バス乗場は盛況で、バス利用の主力は里帰りの学生や観光客だそうだが、昨年末以降、東京・大阪の利用状況は大きく上向いているそうで、バスの停車場を見ても増便対応を取る機会が多くなっているみたいだ。時間では航空機が相当有利だが、割安な運賃などを勘案すると利用目的ではバスや鉄道の利点も多いのだ。松山から大阪までの運賃を比較すると、航空機が正規の往復で約3万円なのに対して、長距離バスは約1万2000円と半額以下だし、JR四国は岡山までの特急と新幹線をセットにした「阪神往復フリーきっぷ」で、往復で1万6~7000円となっている、これからは安く上げる方に流れていくのだろう。
2009年04月25日
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酒に酔ってアイドルタレントが全裸で公園で奇声を上げていて逮捕されたのだが、本当に馬鹿なことをしたものだが酒を飲んで酔ってすることなど、みんな同じようなことをやっているものだ。それにしても逮捕後の家宅捜索は私には腑に落ちないのだが、30分位調べても何もだなかったそうで、警察権力の乱用ともいえるだろう。薬物使用の疑いを持たれて「尿検査」をされたことは、近頃の芸能人の麻薬類の乱用のことを考えるとこれは仕方ないだろうと思うが、このタレントは逮捕後の「尿検査」で薬物反応が出ていないのに、家宅捜索をされたのは何の疑いなのだろうか。(今回は酒に酔ってのハレンチ行為だったのだが、麻薬の使用等で何か情報を、警察が持っていたのかもしれないが…) このアイドルタレントは休日だったので、埼玉の実家で休みを満喫したあと、夕方になって都内の自宅に戻り夜になって、近所の居酒屋で飲み始めたといっているそうで、ビール5杯と焼酎3杯まで呑んだ記憶はあるそうだ。そのあとはよく分からなくなったそうだが、逮捕され留置場で睡眠を取ったら酔いが醒めて、大変なことをしたと実感したと、大いに反省していたそうだ。(留置場から連行される写真を見たが、私も経験があるが二日酔いで本当に辛そうに写っていた…)釈放後の記者会見に同行した弁護士が「この程度で逮捕されるのは切ない話。さらに家宅捜索についても通常はやらない」と語ったそうだが、公園にいるホームレスが同じようなことをしても、逮捕されることはないだろう。 私の路上生活者支援をしている関係で、夏になると公園のトイレ付近で全裸になって、水浴びをしている路上生活者を知っているが、逮捕されたと言う話など聞いたことがない。このタレントを逮捕した警視庁赤坂署署員は、「なぜ家宅捜索するのかは、捜査に関することなので答えられない」と言っていたそうだが、これが人気商売のつらい所だろう。もっとも、私も二日酔いの後ではそうだが、今後の酒の飲み方について聞かれたこのタレントも悪びれず、「今はまったくお酒を飲む気はありませんが、僕がもう少し成長したら楽しいお酒を飲みたいと思います」と答えていたのだが、このタレントの行動は弁解の余地もないが、この釈明会見でも酒飲みの汚らしさが透けて見えたのが面白かった。 この事件で私が一番腹が立ったのは、一言居士である鳩山総務相の「最低人間」発言で、この発言は絶対に許されるべきものではない。口の軽い「アホ」な政治家が国政を担っているのは、今更分かったことではないが、酒に酔った事件なら外国まで行って、酔っ払って醜態を演じた中川前財務大臣の問題の方が、よほど国益を損ねたはずなのに、中川前財務大臣「最低の人間」と批判したということは、与党の政治家のなかから聞いたことがない。
2009年04月24日
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昨日は久しぶりに旨い晩酌が飲めたのだが、それは私が応援する中日ドラゴンズが中盤の集中打で今月7日以来の連勝をして、5日ぶりに勝率5割に戻したからだ。しかもその相手が昨年はカモにされた阪神タイガースなので、昨日の試合などはTVを見ながら、晩酌の焼酎のソーダ割が本当に旨く飲めたものだ。前のシリーズでは宿敵である職的読売巨人軍に地元の名古屋ドームで3連敗をしており、試合内容では点差以上に戦力等の差を感じていたので、この阪神タイガース戦が今年の中日ドラゴンズの実力を見るのに、一番の試合になると注目していたのだ。ここ数日の試合でやっと私が理想と思っている中日ドラゴンズの、勝ちパターンになってきているので、これからは勝越していけるだろう。 昨日も同点の五回裏に二塁打の森野選手を置いて、期待のルーキー野本選手の内野ゴロでの打点で勝ち越し、新加入の小山選手のの適時打などで3点加点したのだ。打線の援護に先発・浅尾投手は「何とか粘れた」と7回を2失点で開幕戦以来の2勝目をあげたのだ。その小山選手は日本ハムを戦力外になり、昨季オフのトライアウトで中日ドラゴンズに拾われたキャッチャーなのだが、不動の女房役である谷繁選手がが負傷で離脱しており、小田捕手もリードに不安があって捕手陣が振るわない中で、読売巨人との試合で作った借金返済に「第3の男」小山選手がこの阪神タイガース戦では貢献しているのだ。中日ドラゴンズでは捕手で勝負しているのだが、社会人の時にはシダックスで野村克也監督の薫陶を受けた選手で、どん底からはい上がってきた新天地の中日ドラゴンズで攻守に躍動してもらいたいものだ。 それにしても今年の読売巨人軍の強さは異常で、昨日の試合結果を見ても東京ヤクルトスワローズ相手に、読売巨人軍が終盤に試合をひっくり返して5連勝を飾っているのだ。どうやら今季も東京ヤクルトスワローズは、読売巨人軍の下請役に甘んじるようで、今年のセ・リーグは読売巨人軍の1人勝ちの構図は強まる一方みたいだ。(ただ勝てばいいと思っている渡辺実質オーナーなどは、今年の今までの成績を見て大喜びをしているだろうが…)特に情けないのが現在対戦している東京ヤクルトスワローズで、エースだったグライシンガー投手と主砲のラミレス選手の両助っ人を引き抜かれメンツをつぶされた上に、6勝18敗と大きく負け越し巨人の「メークレジェンド」に大いに貢献したのだ。 今年もどうやらその傾向は続いているみたいで、数字の上では1ゲーム差の首位攻防戦だった今回の対戦でも、いざフタを開ければまたも昨季の屈辱が繰り返されている。一昨日の試合は典型的で、初回にラミレス選手が先制打を放つとあっさり3得点し、援護を得た先発のグライシンガー投手はキレのある直球を軸に東京ヤクルトスワローズ打線から11三振を奪い、3安打の完封勝利ときたものだ。しかも二塁を1度しか踏ませないというピッチングで、試合時間もなんと2時間31分という省エネ野球だったのだ。選手層が厚くなり昨季以上の健闘を見せている東京ヤクルトスワローズだが、(開幕前の評論家の順位予想でも、けっこう高く評価されていた…)他球団相手に作った貯金を読売巨人軍戦ではき出すようでは、昨季以上に都合のいい“下請け”となりかねない。このようなチームがセ・リーグにいるようでは、今年も中日ドラゴンズの優勝は難しいので、今年は2位狙いでペナントリースを戦い、クライマックス・シリーズで勝負するように考えたらどうだろう。
2009年04月23日
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私は華日には旨い日本酒を買ってきて(ほとんど4合瓶で買かって、冷で飲むことが多いのだが…)行きつけの酒屋によると大学生などはやはり日本酒を、あまり飲まなくなっているとのことだった。私の住んでいる松山市には酒造会社が共同で日本酒の立呑みバーがあるのだが、私が行って見てもたしかに若い人間は少ないのが実情だ。仕事のほうでも地元の作り酒屋の近くの工事をしているので、酒を仕込む井戸に変調があるとこまる関係で、その酒造会社の社長さんや杜氏の人たちとよく話すのだが、やはり若者の日本酒離れを嘆いている。(我々の世代と言ったら酒を呑むと言ったら日本酒だったのだが…) ところが、ある日本酒の蔵元では面白い試みを始めていて、大学の学生とのコラボレーションで、若者をターゲットにした新しい「日本酒」を考案しており、造り手主導から消費者のニーズに合わせた酒造りに転換することで、若者の日本酒離れを食い止めるのが狙いだそうだ。この試みは昨年から進めており、私も昨年造られた日本酒とみかんジュースのリキュールを飲んでみたのだがけっこう旨かった。(一番喜んで呑んだには嫁さんで、300ccの瓶を毎日1本は空にしていた…)この最初に造られた日本酒とみかんジュースのお酒は、冷やして呑むタイプと凍らせて呑むタイプの2種類販売されたのだが、ほとんど松山市内だけの販売なのに、5ヶ月で1万3千本も売れたそうだ。(たしかに、次に会に行ったら売り切れになっていた…) 私もその酒つくりに関係している蔵元もよく知っているので、専務さんやアイデァマンの元社長さんに話を聞いたのだが、まず最初はその蔵元の日本酒を飲み比べることから始めたそうだ。やはり日本酒が苦手という学生もいる中でベースに選ばれたのが、酸味があってさっぱりとした純米酒と、甘みと発泡性があって飲みやすいそれこそジュース感覚の酒の2種類の選んだそうだが、大学生たちはこの2種類の日本酒を野菜ジュースや牛乳・ゼリーなどで割り、約30種類の新しいカクテルを造り出したそうだ。なぜこんなことを始めたのかとも聞いたのだが、その理由について元社長の最高顧問は「今の蔵元は造会社も品評会で高い評価を受けられる日本酒を造ることに躍起になり、飲み手を無視していることに危機感を感じた」と言っていた。 この蔵も昨年のヒットに気を良くしたみたいで、今年も大学生といっしょに新しいリキュール造りを始めており、イヨカンやデコポンなどの地元かんきつ類のジュースと、その蔵元の新酒や純米酒をブレンドして楽しみながら新商品を開発しているみたいだ。このような取り組みは愛媛県だけではなく、柿・もも・うめ等色々な果実の栽培が盛んで、果実王国とも言われている和歌山県でも始められているそうだが、大学生が商品開発には参加していないだろう。しかもITで製品の値段を調べてみると、300ccの瓶1本当たり愛媛産の倍近くしており、今年の新製品も期待大といっていいだろう。
2009年04月22日
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私が住んでいる愛媛県でも先週の日曜日は地方選予ラッシュで、全国的に見ても各地の自治体の首長・議員が、今年の春に相次いで任期満了となるのを受け、4月は193の地方選挙が行われるそうで、ミニ統一地方選挙の様相を呈しているそうだ。これは4年前の3月末に市町村合併を促す合併特例法が期限切れとなり、全国的に駆け込み合併が相次いだ結果だそうで、今年4月に任期満了ラッシュとなっているのだ。今回の地方の首長・議員の勢力が、今年の9月までには行われる次期衆院選の流れを占うことになるだけに、内閣支持率が低迷している自民党・公明両党は神経をとがらせているそうだ。野党の民主党などは今まで地方の議員が少なかったので、選挙をするたびに公認の地方議員をが増やしており、地方における勢力拡大をしているのだ。 このところ少し盛り返したと言われる自民党現職議員にとって、地元の系列市議・県議らのネットワークは最大の基盤で、衆院選の運動量に直結するらしく、それだけに「民主党は地方組織がしっかりしていないが、この4月に行われるミニ統一地方選を経て、地方に足場ができかねない」と警戒しているそうだ。今回のミニ統一地方選選挙はその首長・議員の手腕を問うだけでなく、一巡した合併の成果を住民に問う選挙だといっていいどろう。特にドラスチックな合併を繰り返し、70市町村が20市町になったた愛媛県では、先週の日曜日に行われた八幡浜市長選挙では、意外な大差で現職が新人に敗れてしまったのだ。この市長選挙の選挙結果は、次の衆議院選挙で愛媛4区から民主党公認で出馬予定である前市長の、長男の選挙にも大きな影響が出そうなのだ。 今回の八幡浜市長選挙で面白かったのは、八幡浜市地域には2名の県会議員がいるのだが、今回の市長選挙はその代理戦争のような選挙だったのだ。それも現職には新興勢力の県議が応援して、当選した新人には古くからの勢力を持っていた県議が応援しているのだ。私の事務所も少しは選挙ムードになっていたのだが、実際のところ隣町の占拠で有り、あまり関係がないといった状態だった。もっとも代理戦争を起こした県議会では、統一地方選挙の日程がバラバラになったので、日程を見直してはどうかという議案を提出しているそうだ。地方選挙がバラバラになった原因は市町村合併にあるのだし、そんなことになることははハナからわかってたことで、バラバラ地方選もこの失策が原因なのだ。全国的に見ても現職の首長が選挙で落選しており、市町村合併というものがいかに難しいものだと、実感させる選挙の結果となっているのだ。 私が住んでいる愛媛県では全国でも有数の市町村合併推進県だが、その市町村合併の弊害が数多く見られるのだ。合併時の約束では「住民サービスは高い方に、負担は低い方に合わせる」と約束していたのだが、そんな約束は新らしい首長と新地方議会の議員によって、次々にほごにされ「行革」・「規制緩和」の名で、手数料の値上げや各施設の使用料の大幅引き上げ等々、住民に負担増が押しつけらてきているのだ。こんな状態だから地方住民には閉塞感が高まり、無投票による当選者が増えてきているし、選挙になると現職批判が強くて新人候補が当選すると言うように、両極端になってきているみたいだ。
2009年04月21日
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昨日は全国的に高気圧に覆われたそうで、TVのニュースによると西日本を中心に気温が急上昇して、広島県や大分県などでは今年初の真夏日を記録したそうだ。この二つ県に囲まれたいる愛媛県でも昨日は本当に暑くて、6月下旬から7月下旬並みの暑さとなったそうだ。しかも天気が良かったせいでカラッとしており、暑いなりにも過ごしやすい1日だった。私のマンション近くの公園でも先週までは、盛りは過ぎたとはいえ花見の客がいたのだが、昨日は桜の花を探すのが難しいくらいになってしまっていた。こうなると私を悩ませていた花粉症もどうやら治まってきたみたいで、昨日はマスクなしでも外出できたのだ。 昨日は私が所属しているNPOが、松山市から管理を委託されている史跡庭園に行ってみたのだが、その史跡庭園のシンボルとなっている藤の花も満開近くになっていた。普通の年なら来週の「昭和の日」くらいが見ごろになるのだが、今年は暖冬のせいで1週間は開花が早まっているみたいだ。今年は藤の花も表の年に当たっているみたいで、けっこう長い花ツルが多くさいているのだ。私も今年は落葉期に行う基本である冬の剪定を手伝ったので、藤の花の咲き具合には注目しているのだ。この冬の選定の時期には花芽と葉芽が肉眼で区別できるのだが、花芽の方が葉芽に比べてふっくらと丸みのある形をしているのだ。 冬場の選定では長く伸びすぎた枝や花芽の付いていない枝を切り、樹形を整えるのが目的なのだが、できるだけ花芽を多く残して枝を切るように庭師のおじいさんから教えてもらったのだ。株元や幹の途中から「ヤゴ」と呼ばれる勢いよく伸びる枝が発生するそうで、こういう枝は見つけ次第付け根から切り落とてしまうそうだ。もっともノダフジ系は花芽とは芽の区別がやや付きにくいので、あまり大胆に切らない方がよいともいっていた。この藤の木にも枝や幹にこぶができるこぶ病が発生しているところがあるので、冬の選定時にこぶの部分は削り取って、切り口には癒合剤である「木蝋」を塗り雨や細菌の侵入を防ぐのだ。 昨日は本当に暑かったのだがその暑さのせいではないと思うが、松山自動車道上り線の伊予市IC付近で、高知県交通の大型観光バスの右前輪付近から煙が上がり、乗客らが車外に避難した後内部を全焼したというニュースを晩酌を飲みながら見ていたTVで言っていた。このバスは松山市の道後温泉へ向かう途中だったそうだが、乗客も本当にビックリしたことだろう。これから大型連休で道後温泉を始め、観光客が多くなってくると思うので、この高知県交通の大型観光バスの火災事故は、愛媛の観光に水をさした格好にならなければと心配している。 来週から大型連休がいよいよ始まるので、仕事の方は今週中に速めにキリをつけておいて、ボランティアガイドのでもでも専念しようか。
2009年04月20日
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私も松山市の環境問題を考える会に参加しているのだが、その実践は難しいことをするわけでもなくて、竹や木を炭にして二酸化炭素の削減をおこない地球温暖化を防せぐことと、今全国的に問題になっている放置竹林の駆除をすく活動に参加しているのだ。石手川上流部の放置竹林の竹を伐採し、その竹を炭焼きをして炭の一割を地球に返すことは、二酸化炭素の削減となりのだが、竹炭を作り1キロを山の中に埋めて土壌中和剤とすると、地球上では3.7キログラム二酸化炭素の削減となるそうで、私たちが竹炭用に作っている釜では、1回竹炭を焼くことで60キロ位の竹炭を作ることが出来るため、約220キログラムの二酸化炭素を減少させ、地球環境の改善の手助けをしているのだ。 昨日の土曜日少し遅くなったがその環境を考えて竹炭を焼いている会の総会があり、今年も「筍祭り」と銘打って大勢の人が参加して盛大に会を行ったのだ。少し専門的(私も会に参加している大学の先生の受け売りなのだが…)なことになるのだが、竹から炭を作るには伐採された竹を燃やさないで高熱を加えることによって、竹に含まれる成分を蒸発させたり熱分解させたりして、成分を酸化還元反応をすることにより、色々な成分を竹から追い出すことにより竹炭が出来るそうだ。要するに竹炭とは竹に熱を加えて、炭素以外の成分を追い出した、残り物が炭ということになるそうで、その煙の中の成分を竹で作った煙突に通して外側を冷却すると、煙の中の成分が液体になって回収され、竹の場合には竹酢液と呼ばれる酸性の液がけっこうたくさん取れるのだ。 竹炭には800℃以下の低温度で焼いた炭と、800℃以上で焼いた2種類の炭に分類することが出来るのだが、まず低温度で焼いた炭を黒炭と呼び、我々が作っているのはこの黒炭なのだ。この黒い竹炭炭の組成は低温度で焼くために、匂いを嗅いでみると少し匂いが有り、そしてその竹炭を燃すと懐かしい炭独特の香りが出てくるのだ。(私が竹炭焼きに参加して帰って来ると嫁さんが、燻製くさいと言っているのだがまんざら悪い香りではなさそうだ…)また低温で焼く為柔らかな竹炭となり燃えやすい炭となって利用価値も多いのだ。この黒炭は作るのが簡単な為に全国の竹炭つくりの仲間によって大量に作られているのだ。 次に800度以上の高温度で焼いた炭を白炭と呼ぶのだが、高温の状態で焼きあがった炭を直ぐに窯から取り出して灰や土の中で冷ましたもので、この炭を掘り出したとき灰が付着して白く見えたことから白炭と呼ばれています。高温度で焼くためにミネラル分はガラス質になっていますが炭は炭素本来の化学的性質が多く現れて来るそうだ。またこの竹炭を作るには、高温度の窯を作るのと焼くときの空気の調整が大変なので、素人が焼くには難しく生産量はやや少な目なのだ。私たちが作っている釜でも1200度以上の高温度にすることができるので、理論的には白炭を焼くことが可能なのだが、チャレンジしたことは一度もないのが実情なのだ。(やりたいと言う人は数人いるのだが…)もっとも昨日は参加者が多かった関係で竹炭つくりは行わず、少し時期は遅くなったのだが筍掘りを参加者に楽しんでもらったのだ。
2009年04月19日
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自民党支部代表を務めながら知事選で「完全無所属」を名乗り、公職選挙法違反などで告発されたことについて、これからも嘘を突き通すと思われる新千葉県知事の元タレントは、インタビューに答えて法律上も道義上も問題はないとの認識を示したそうだ。私は建設関係の仕事をしているのだが、年に数度は環境関係のNPOが工事事務所に来て、廃棄物処理等の話をするのに似ている。その環境問題NPOの代表者の話を聞いてみると、工事現場から出る廃棄物処理を自分達のNPOが引き受ける話になって、その環境NPOとは別の名刺は、廃棄物処理業者の名刺を出してくるのだ。その名刺には指定暴力団の代紋に似たマークが入っているといった具合だ。(もちろん丁重にお断りをしているが…) 今回の告発に対して森田新千葉県知事は、自民党支部の代表なのに無所属を名乗ったことについて「政党の公認や推薦を受けておらず『所属党派証明書』をもらっていないので、立候補届出書には無所属と記載しなければならない」と説明したそうで、無所属で立候補した者が無所属として選挙運動を行うことを適法とする公選法の行政解釈を、確認していると言っており、少しも違法性はないと力説したそうだ。このことは指定暴力団の構成員が、環境NPO等を名乗って、公共工事に参入してくる構図によく似ていると私は思っている。しかも選挙資金の多くはその自民党支部からの寄付によって賄われているとしたら、大嘘つきのコンコン知己といって差し支えないだろう。環境NPOの活動資金を見てみると、廃棄物処理の関連会社の寄付金が多くを占め、その会社のマークが指定暴力団の代紋によく似ていると言ったところだろう。 外国人や外国法人の持ち株比率が50%を超える企業から献金を受けたことについて、当時の政治資金規正法に抵触する点では、自民党の支部として献金を受けたことは認めたうえで、政治資金規正法に抵触するのはある一時期とした上で、その該当期間に受けた480万円の企業献金は返還したとして、政治資金規正法における修正報告をするようなことを言っていた。告発を呼びかけた県議などは「政党とのつながりを断ち切らないまま選挙を行ったのがそもそも問題で、そのうえ献金など金の流れについても合理的な説明がなかった」と批判していたが、刑事的責任がなければ辞任しなくてよいのなら、民主党の小沢党首も辞任しなくてよいことになり、ここでもマスコミ等の対応が同じだとは私には到底思われない。(どちらも辞任すればさっぱりするのに…) 森田新千葉県知事の政治資金だが企業からの献金ばかりでなく、政治団体から受けたの寄付金についても不明確で、森田新千葉県知事の政治資金管理団体が、自民党山崎派から300万円を受け取りながら、政治資金として報告していなかったし、自民党山崎派の大番頭である甘利明行政改革担当相の資金管理団体から、寄付金の100万円についても記載漏れがあったとして、総務省に政治資金収支報告書の訂正を届け出ているそうだ。森田新千葉県知事は衆院議員時代には山崎派に所属していたし、現在も自民党東京都衆議院選挙区第2支部長で、その身分のままで今回の知事選では「完全無所属」を名乗って初当選しているのだ。この身分偽証と政治資金の問題は、千葉県の県民だけの問題なのだが、選挙が終わったとたんに問題になっていたダムの着工を認めたり、いよいよ大嘘つきの本領発揮と言ったところだろう。
2009年04月18日
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私も建設業に従事して30年以上現場監督をしてきたが、(ここ数年はセクションリーダーになった関係で後進の指導が多くなり、自分で管理する現場が減ってはきており、大規模な工事を直接は監督しなくなったのだが…)それでもクレーンを使用知る工事を監督しているのだ。今回起こった東京都千代田区麹町のマンション建設現場で、大型クレーンが横転し6人が負傷した事故は、アームを傾けて資材をつり上げようとした際に、想定を超える荷重がクレーンにかかってバランスを崩し、そのために横転した可能性が高いと建設会社が発表したそうだ。新聞やTVのニュースでは事故は、マンションの基礎工事に使う円筒形の鋼材をつり上げる作業中に起きたそうだが、警察の調べではクレーンで吊る鋼材の重量を約7トンとしていたそうだが、その後の調べで実際には10.5トンの鋼材を吊ろうとしていたみたいだ。 建設現場でクレーンを使用する場合、当然吊り荷の重量を計算してクレーンの大きさを決めるのだが、私が現場の写真を見る限りでは、使用したクローラークレーンの大きさが、アームの長さにくれべてキャタピラの幅等が小さすぎると思った。マンションの建設現場では事故のあった移動のクレーンではなくて、ジブクレーンなどの固定式のクレーンを使用する場合が多いのだが、今回はまだ基礎工事ということで、移動式のクローラークレーンを使用していたのだろう。クレーンと言う機械は当たり前なのだが、アームの角度を水平状態に近づけるほど、つり上げられる重さが減少し、バランスを崩して横転する危険が高まる構造になっているのに、今回は無理をして鋼材を吊ったのだろう。 我々がよく工事現場で使う移動式のクレーンは、今回事故を起こしたようなクレーンではなく、ラフタークレーンと呼ばれるものを使用するのだが、(昨日起こった川崎市のクレーン横転事故で使用されていたクレーンと同じ型のものだが…)少し無理をして吊るときには、アームリガーの一部が浮くようなこともしばしばあるのだ。今のクレーンは横転防止のために、無理な作業をしようとするとアラームで警告するようになっているはずなのだが、今回の事故はきっと警告装置を切って作業をしていたのだろう。警察はこれから事故当時のクレーンのアーム角度などを調べて、安全管理に問題がなかったかも捜査するみたいだが、会社側は事故当時の距離について、「クレーンの操縦者がけがをしており確認できていない」とコメントしているが、安全規則違反が立証されて、業務上過失傷害でクレーンの運転手が逮捕されるだろう。 このような事故はよく続くもので、昨日にも川崎市のマンション建設現場で、作業中のクレーン車がバランスを失って倒れたそうで、クレーンのアームの先端が敷地外に飛び出し道路脇の電柱に接触したそうだ。昨日の事故も資材をつり上げている最中に倒れたみたいだが、事故の原因は調査中となっていた。(きっと東京千代田区の事故と同じように無理な荷重の資材を吊っていたのだろう…)今回のクレーン事故に関して無責任はコメントしては、自民党の細田博之幹事長が民主党への政権交代について、「若葉マークの車で、吹雪の中を走るようなものだ。今回のクレーンじゃないが、ちょっとしたことで倒れて、けが人が出る」と述べたそうで、都内で発生した大型クレーンの横転事故を引き合いに、民主党の政権担当能力を皮肉ったのだ。よくもこのような被害者の感情を無視した発言ができるものだと、私は憤慨しているのだ。
2009年04月17日
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年度末の忙しさから開放されて我々は今が一番暇な季節なのだが、政府の緊急景気対策で相当の追加予算が決定して、公共工事が官から発注されているはずなのに、地方の建設業者が少しも忙しくならないのはどういう訳だろう。おかげで今は定時の帰ることが出来るので、プロ野球のナイトゲームを晩酌を飲みながら、TV観戦することが出来ている。昨晩も私が応援する中日ドラゴンズは敵地の甲子園球場で、昨年はボロ糞にやられた阪神タイガースに、終盤に大量点を奪って快勝したのだ。(TVを見ていて、和田選手のホームランで勝負ありだった…) このことには文句はないのだが、夜早く寝る癖が付いてしまいおかげで朝の目覚めも早くなり、、この日記を書くのも朝飯が出来る時間までに書く習慣になってしまっている。(早起きは三文の得というが…)これからもこのような生活が続くとは思わないのだが、何時になったら景気対策で組まれた予算の公共工事が発注されるのだろう。今日のTVのニュースで言っていたのだが、今回の大不況は相当深刻で、最大で16連休までなる今年度のゴールデンウィークは、仕事がなくて最大の16連休になるという会社がが続出しているそうだ。今年のゴールデンウィークは暦の関係で、4月29日水曜日の前後計4日間と、5月の平日2日間を休めば、(そのうち5月1日はメーデーとして休みを取るところもあるはずなので…)なんと16連休にもなるのだ。特に、今回は連休を長く取る企業が多いというのだが、世界的な大不況で仕事が激減し、各企業が人件費削減のために、仕方なく休みにしているからみたいだ。 我々建設業のほうは工事現場を持っている関係で、それほど長い休暇は取れそうにないし、作業員さんの多くは日給月給の人がおり、半月も仕事に来ないとおマンマの食い上げになってしまうのだ。その最大で16連休までなる今年度のゴールデンウィークについて、「あまり例のない連休の長さだけに、どのように消化してよいやら悩む人も多い」とITのニュースに載っていたが、どうやら暇はあっての金がない状態の大型連休になりそうだ。ところが16連休を取り入れた企業では、せっかくの機会を自己啓発などに生かすことを望んでいるというのだ。「いつ景気が回復するか分かりませんので、それに備えてスキルを身につけるのが理想かもしれません」などと言っているのだ。 私のゴールデンウィークの予定は、どうやら8連休くらいは取れそうなので、観光客が増加していると言う松山市のボランティアガイドに数日は参加して、史跡庭園を管理しているNPOのイベントの準備にこれまた数日参加して、実家の草抜きや夏支度と新聞などの切抜きの整理などをして、金を使わない大型ゴールデンウィークを過ごそうと思っているるのだが、嫁さんを始め子供らはその計画に反対している。(1日くらいは家族サービスも必要だろう…)なにはともあれ、本当なら忙しくて連休くらい休みたいと言うようになれば、景気の方も回復して日本もよくなっているのだろう。
2009年04月16日
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昨日の最高裁の判決は、他人事とはいえ胸のすくような判決があったのだが、通勤中の満員電車で痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われた大学教授が、3年がかりで勝ち取った最高裁の逆転無罪判決後のインタビューで、痴漢をしていないのに逮捕されるという、痴漢の誤認逮捕の案件が頻繁に報告されていることについて、「この裁判中で初めて胸のすく思いです」と答えた後に、「私の他にも犯罪者の汚名を着せられている人が数多くいる。有頂天にはなれない」と語り、人生を一瞬で暗転させた捜査や裁判への怒りと強い不信感を露にしていた。その後も「きちんとした初動捜査なり、証拠の検討がなされたのか。人の一生をどう考えているのか」と捜査・司法への怒りを爆発していた。 私も組合運動を通じて支援の署名に参加していたので、この裁判いは少し興味を持っていたのだ。日本も表向きは他の近代法治国家と同様に推定無罪の原則を採っているが、痴漢を含む特に男性から女性への性犯罪に関しては、事実上推定有罪の原則がまかり通っており、容疑者がいわゆる「悪魔の証明」をしない限りは被害者の訴えのみで有罪が確定するケースが大半である。(これには警察や司法の強制的な自白等が、大いに関わっているのだが…)今回の事件でも逮捕された大学教授が「やっていない」といくら言い続けても、その言い分に耳を傾ける警察官はいなかったそうだ。警察に脅されるように「DNA鑑定をやる」と告げられた時は、「これで無実と分かる」と喜んだそうだが、結局はなぜか鑑定は行われなかったというのだ。そして逮捕後の拘置期間は罪を認めなかったせいで、逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れもないのに法が許している最高の30日に及び、痴漢行為と関係がないと思われる大学に研究室や自宅にまで捜索が入ったというのだ。 もちろん、痴漢など性犯罪に限らず、被害者の証言とそれに伴う状況証拠の検証のみで有罪が確定することは仕方がない場合もあることは理解しているのだが、道端で見知らぬに殴られたという軽微な暴行事件などが起こった場合については、被害者の訴え以外に証拠を集めることは困難であり、被害者の証言をもとに検証するしかないのが現実で、その証言を元に犯人を逮捕することには問題はないと思っている。それでも今回の裁判で示されたように、満員電車の痴漢事件の審理について「特に慎重な判断が求められる」と初判断を示し、理由として「客観証拠が得られにくく被害者の証言が唯一の証拠である場合も多い時には、被害者の思い込みなどで犯人とされた場合、有効な防御は容易でない」と裁判官が述べたように、被害証言を補強する他の証拠を求めることが一番大切だろう。(つまり、「警察よ、さぼるな」と言うことだ…) このような警察や司法の横暴な行為は、今話題になっている「政治資金規正法」の拡大解釈でも有識者から問題視されており、「政治資金問題をめぐる政治・検察・報道のあり方に 関する第三者委員会」が設置されて、民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反で逮捕・起訴された政治資金の問題に関して、小沢代表の説明責任や検察・メディアの在り方などを検討・議論することが決まったそうだ。どちらの事件も警察の横暴で逮捕されたことが、社会的な制裁が大きすぎる事件となっているので、警察の横暴に鉄槌をなにか下す方法を考えるべきだろう。(もっと、警察は慎重に捜査するしかないだろう…)
2009年04月15日
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「オレンジデー」と言うのは歴史も浅いためにあまり有名ではないが4月14日のイベントで、私が住んでいる愛媛県の柑橘類生産農家が15年くらい前に日本記念日協会に登録したもので、その由来と言うのがオレンジが「花嫁の喜び」という花言葉を持つことであるからだ。ヨーロッパの結婚式などでは、オレンジは多産のシンボルとして新婚のカップルなどに贈られるそうで、これに目をつけた愛媛県の柑橘類生産農家やその関連企業等が、有名になっているバレンタインデーやホワイトデーに続き、今度は2人の愛を確かなものにする日として、オレンジやオレンジ色のプレゼント(オレンジを使ったケーキなどのスィーツが理想だそうだが…)を贈る日として定着させようとしているのだ。 私に日記でも毎年この「オレンジデー」のことは書いているのだが、今年はどういう訳か「JA全農えひめ」がこの「オレンジデー」のPRに力を入れており、全国的にイベントを行っているのだ。私の住んでいる松山市のデパートでは、今日来場した客に「いよかん大使」が、日本一の生産地愛媛県伊方町で取れた「清見タンゴール」1,000個をもれなくプレゼントするそうだ。松山空港では「オレンジデー」だけの特別企画として、空港全体をオレンジ色にコーデネイトとして、この日は記念に恋人と2人っきりで空港で、デートができるイベントを用意しているそうだ。東京でも愛媛県出身の友近をゲストに呼んで、高さ5mの巨大みかんタワーを造って、客には日本一の生産地愛媛県伊方町で取れた「清見タンゴール」5,000個(さすがに東京の方が大判振る舞いなのだが…)を、先着順でプレゼントするイベントも行われるそうだ。 私もこの「オレンジデー」のPR(お菓子屋に行ってオレンジのケーキなどを注文したりして…)を毎年しているのだが、まだそれほどは知名度は高くないものの、全国的には「オレンジデー」にちなんだ商品は、意外に豊富に出ているのだ。たとえば、東京の「銀座三越」では、「オレンジデー」にあわせて、オレンジを使ったスペシャルスイーツ約20種類を販売しているそうで、中でも注目なのは「パティシェリー モン シュシュ」の「オレンジロール」言う製品があり、これはオレンジ風味のパウンドケ-キの中に、生クリ-ムとヨ-グルトやカットしたオレンジが入っているロールケーキで、各日限定30~40本という銀座三越限定なだけに、いつも売り切れ必至となるそうだ。(私も一度買ってみたいと思って松山の三越で確かめたところ、限定販売ということで地方での販売の予定はないそうだ…) 酒好きの私が飲んでみたいものとして、オレンジを使ったビールも販売されており、これは神奈川県が開発したオレンジ「湘南ゴールド」を使ったビールで、昨年も発売したそうだが3か月で約2万5000本を売り上げたというヒット商品になったそうだ。もっとも地元には太陽のようなミカンのお酒「i-sole(アイ・ソーレ)」を発売しており、こちらの方は飲んだことがあるのだ。味の方はオレンジジュースに近くたいへん飲みやすいお酒で、飲みやすさを追求しながら米の香りやほんのりとした甘さなど日本酒の良い点も充分にアピールしている優れもので、手に入れるのに一苦労するヒット商品となっているのだ。今日は柑橘類の生産で有名に八幡浜地方に行くことになっているので、お土産に柑橘類でも買って帰ろうか。
2009年04月14日
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昨日の日曜日は、キリスト教における最重要の祝日である「復活祭」だったのだが、この「復活祭」と言うキリスト教の祝日は、移動祝日と呼ばれているそうで、日本の「春分の日」や「秋分の日」と同じように年によって祝日の日が違うのだ。(このところは日本の祝日も「ハッピーマンデー法」によって月曜日が多くなっているのだが…)この移動祝日が「移動」するのは、復活祭の祝日自体が「春分の日以降の満月の次の日曜日」と定められているために、毎年その日付が変化することに起因しており、その他の移動祝日はこの復活祭の日曜日を起点として計算するため、これも一緒に移動することになっているのだ。しかも教会によって考え方が違うので、祝日に日も当然違っているのだ。 そのうえ復活祭の計算起点となる春分の日の次の満月は現在の天体暦でいう春分の日や満月の日とは異なっており、日本の祝日であるの春分の日とも一致していのというのだ。しかも、教会の宗派によって暦の考え方が違うため、祝日の日が違うと言うことが起こるのだ。つまり復活祭が宗派によって、通常1週間から数週間ずれるのは、カトリック・ラテン典礼に代表される西方典礼がグレゴリオ暦を用いる一方で、東方教会の典礼はユリウス暦に従うことに起因しているからで、この復活祭の日付の定義は、1700年位前の「二ケア公会議」によって決定されたものだそうだ。どちらの宗派も「春分の次の満月後の最初の日曜日」というのが、復活祭の日付の決め方の原則は同じだが、正教会においては天文学的な「春分の日」ではなく、「ニケア公会議」はユリウス暦の3月21日を「春分」としており、その日から次の満月後の最初の日曜日を復活祭の祝日とするようになっているのだ。 これは特定の地域での日時にとらわれず、世界中で同じ日付が祝日となるようにするためだそうだが、今の暦の考え方である天文学的な「春分の日」ではないため、とても複雑な祝日になっているのだ。もちろん復活祭と言う祝日は、十字架にかけられたキリストが復活した日を祝うものだが、ユダヤ教の新年を迎える祭りから起源が来ているそうだ。英語の「イースター」と言うのは、ゲルマン神話の春の女神である「エオストレ」の名前か、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト」に由来しているといわれており、どちらにしても春の訪れを祝う祝日であることは、どうやら間違いがなさそうだ。 今年の復活祭と言うと金曜日の東京株式市場で、日経平均株価は急反発しており、前日から300円を超える上昇となり終値で8900円台を回復したそうだ。株式市場では「海外勢はイースター休暇を控えていることもあり動きは乏しい。前日の大幅安の反動もあって短期筋の買い戻しが中心だ」との声が出ていたそうだが、やっと株価のほうも復活の兆しが見えてきたみたいだ。私は今回は5000円台になったら少し優良株を買おうと思っていたのだが、どうやら今回は株を買う時期を逃したみたいだ。(キャピタルゲインを目標にしていないので、それほどショックはないのだが、儲けそこなったことは事実だ…)
2009年04月13日
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東南アジア諸国連合の関連会議出席のため、タイ国を訪れていた麻生首相ら一行は、会議の開催が予定されていたパタヤでのデモ拡大による混乱を避け、12日の予定を11日夜に前倒しして、中曽根外相や二階経済産業相とともに急きょ帰国したそうだ。(きっと政府専用機を使っての大名旅行で、さぞかし税金を無駄に使ってくれたのだろう…)麻生首相は帰国に先立ったタイ国でのインタビューで、「予定されていた会議や会談で行われなくなったものがいっぱいあり、大変残念に思っている」と記者団に語ったそうだが、北朝鮮のミサイル問題では中国の温家宝首相と韓国の李明博大統領との会談にはこだわったみたいで、両首脳が滞在するホテルに出向いて会談を実現させたそうだ。 ところがこの首脳会談で、北朝鮮ミサイルの危機に一番瀕している我が国の主張を取り下げ、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の対応について、「形式もさることながら、早期に最大限に強いメッセージが発出できるように、国連代表部に作業の加速を指示したい」と述べ、議長声明を受け入れる考えを表明したのだ。タイ国に出かける前は強気で「議長声明より拘束力の強い決議の採択が、今回の国連安全保障理事会で望ましい」としていたのが、首脳会談を行ったとたん弱腰外交に逆戻りとなってしまった。(なにが「外交に強い麻生だ」やっていることは、きっと外務官僚の敷いた路線どうりだろう…) 北朝鮮の態度を擁護する中国の温首相は外交上手で、「国連安保理の一体性を維持することが大切で、現在は中断している6か国協議を通じた非核化にも資する形で対応したい。中国としては議長声明を希望している」と述べたそうで、北朝鮮の孤立化を避けるためにも議長声明にとどめるべきだとする考えを示し、中国が主導権を取れる「6か国協議」での問題解決をするように迫ったそうだ。この北朝鮮のミサイル発射問題では、米中会談で議長声明での決着が出来ており、キャンキャン喚いているのは日本の麻生首相だけになっていると言うことが、少しもわかっていなかったのが、今回の会談で押し切られた結果なのだ。しかも、日中両首脳は、今月末に予定されている麻生首相の訪中に向けた準備を進めることを確認しただけで、実のある話は少しもなかったみたいだ。 今回のアセアンの会議は、タイのアピシット首相の退陣を求めるタクシン元首相派のデモ隊が、全体会議が予定されていた会議場に突入するなど大混乱に陥り、アピシット首相が全会合の中止を決めるとともに、非常事態を宣言したので、自然流会となってしまったのだ。今回の首脳会議では、世界的な金融危機への対応などが話し合われる予定だったのだが、タイ内政の混乱が各国首脳が危機打開に向けて結束を示す機会を奪った形で、アセアン地域全体に波紋が広がりそうだ。最もタイ国での首脳会談はよく中断されるみたいで、昨年はバンコクで開催される予定だったアセアン首脳会議が、タクシン派のソムチャイ政権の退陣を求める反タクシン派が国際空港を占拠するなど政治混乱で、今年に延期されていたのだが、今度はタクシン派が妨害する側に回ったのだ。
2009年04月12日
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「100年に1度」の経済危機に対応するため、麻生太郎首相が打ち出した追加経済対策の目玉である「定額給付金」の受付が、私の住んでいる松山市でもいよいよ今週から始まるみたいだ。市役所の広報誌を読んでみると、4月16日から受付を開始するそうだ。その定額給付金の使い道をITで調べてみると、ある会社のアンケートでは「外食」・「生活費の補てん」・「旅行」の順になっているそうで、多少のぜいたくはしたいが、無駄遣いはしない傾向だと分析してあった。松山市の広報にも「定額給付金の給付につきましては、地域の経済対策に役立てることも目的にありますので、貯蓄やインターネット通販等による消費は極力控えていただき、地元での消費拡大にご協力ください」と、わざわざ断り書きが入っていた。(余計なお世話と言うものだ…) 麻生内閣は定額給付金を消費刺激策と位置付けているが、アンケート会社が使途を複数回答で聞いたところ、「家族での外食」というのが約3割と一番多く、「普段の生活費補てん」が約2割でこれに続き、このほかは「家庭内の少しリッチな食事」・「遊園地などのレジャー」が1割強ずつになっているそうだ。そのほかでは「定額給付金でプチぜいたくをしたいか」との質問に、肯定的な回答と否定的な回答とがほぼ二分されたそうだ。その「プチ贅沢」の内容を自由回答で記入してもらったところでは、「ブランド牛を買って家で焼肉をする」や「発泡酒ではなくビールを飲む」・「予定よりも高性能の家電を買う」など、少しだけランクの高い食事や買い物をしたいという回答が多く挙がったそうで、庶民のつつましい生活がにじみ出ている結果になっていた。 我が家での「定額給付金」の使い道については、家族会議を開いた結果私の強権を発動して、全額マンション購入時の借金返済に当てることにした。(政府の方針にはぜんぜん合っていないのだが…)もっとも我が家のように貯蓄や借金返済に使う家庭も多いみたいで、「定額給付金で一番儲かる業界はどこか」という問いには、多くの人が「銀行業界」だと答えているそうだ。それでも市場調査によると先月は、少し景気も持ち直したみたいで、その市場調査の結果を載せた新聞では「消費者の購買態度は慎重姿勢が続いているが、高速道路料金引き下げや定額給付金による需要効果が一部で見られたのが主因である」と、一応麻生内閣の経済対策の効果が上がったことを書いてあった。 私が所属している建設業界でも少しは麻生内閣の経済対策の効果が出ているみたいで、補正予算による年度末の駆け込み発注があって、私の地域では建設業の倒産が1件しか起こらなかった。(噂では10社近くの建設業が、倒産や廃業をすると見られていたのだが…)なにはともあれ「100年に1度」の経済危機に対応するため、麻生太郎政権が打ち出した追加経済対策である「定額給付金」が、私の住んでいる松山市の経済をどのようにしてくれるのか、お楽しみと言ったところだ。
2009年04月11日
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昭和天皇崩御に伴なって平成元年1月9日に55歳で即位された天皇陛下は、今年で即位20周年を迎えられた。そのうえ4月10日には両陛下のご結婚50年を迎えられるのだ。そこで天皇・皇后両陛下が、ご結婚から50年の金婚式を迎えられることを祝福しようと、東京都港区の東京タワーが、金と緑の2色でライトアップされたそうだ。東京タワー運営会社の担当者は「末永くお幸せに、という気持ちを込めました」と話しているが、その気持ちは多くの国民が思っていることだろう。即位20周年とご成婚50周年をを記念して、国内外で活躍する音楽家が集まって4月28日には、クラシック音楽にご造詣の深い両陛下をお祝いするコンサートを、無料で開催することになっているそうだ。 ところが先週だったかTVを見ていると、天皇陛下は昨年末より体調が優れず、その原因が精神的や肉体的なストレスが、一番考えられるといわれているそうだ。そのTVに出ていた人は「陛下は決して『疲れた』という言葉を口にされない」と言っていたが、じっさい天皇陛下は胃がただれるほどのストレスに、いままで耐えられていたことになる。ストレスの原因をめぐってはさまざまな憶測を呼んでいるが、その原因の一つに皇位継承問題があるとのことだった。たしかに皇位継承権を持つ男子の皇族は7人しかいらしゃらないし、未成年というと秋篠宮ご夫妻の長男である2歳の悠仁親王さましかいらっしゃらないのだ。 安定的な皇位継承(「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」を当然厳守することを前提にだが…)は、現代の皇室の最重要課題であるのだが、それと言うのも小泉元首相の時には、直系男子がいなかったこともあって、女性天皇・女系天皇を認めようという意見も強かったのだ。ところが悠仁親王さまのご誕生を受けて、女性・女系天皇をめぐる拙速な議論は沈静化し、同時に皇位継承問題に関する議論も沈静化してしまったのが現状なのだ。その間に皇室は皇太子妃雅子さまを要する外務省が、ずいぶん幅を利かせるようになっているそうで、天皇家が勉学される学習院の総長も、外務省OBになったそうだ。 このような事柄を挙げながら、その時TVに出ていた有識者は、「皇統の危機は去っていない。今こそ議論しなければ、本当の危機を迎えてしまう。ただ、まず女系天皇ありきでなく、男系男子という連綿と受け継がれた原則をいかに貫徹するかという観点から議論すべきだ」と指摘していた。私もまったくそのとおりだと思っている。麻生太郎首相は、実妹が寛仁親王妃信子さまという皇室と極めて近しい関係にあるのだから、実体経済の悪化という緊急課題への対応も大切だろうが、天皇・皇后両陛下のご即位20年と、ご成婚50年という節目の今年こそ、皇位継承問題を改めて考え直すチャンスだと考えて、多くの国民へなにかメッセージでも発信してもらいたいものだ。
2009年04月10日
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新年度になって1週間が過ぎたが、私のセクションでは年度末に大方の工事を終わらせたので、今はけっこう暇になっている。今日は午後から事務職の女性と作業員さんとで、倉庫で過去の図面の整理を行った。 こんな倉庫整理など数日で終わってしまうので、早く新しい工事でもでしてもらわないと本当にする仕事がないなってしまうのだ。(昔は4月・5月は失業保険で暮らしていた時代に逆戻りになってしまいそうだ・・・) このところ新聞などでは「右肩下がりだった公共事業費の潮目が、ずいぶん変わってきた」と言われているが、その理由は、昨年10月から政府が打ち出した「3段ロケット」と呼ばれる景気対策によるものだ。 公共事業には第一次補正予算で4627億円ふやしているし、第二次補正予算で2307億円ふやしたし、そのうえ今年度初予算で7兆701億円の総額7兆7635億円を国費ベースで投入することになっているのだ。 昨年度と今年度度の当初予算だけで金額を比較すると、国境事業は4.7%の減になってはいるのだが、昨年度の2回の補正予算を含めると、昨年度当初予算比で3,458億円増えており、反対に4.7%増の増となっているのだ。 景気が悪くなると「失業者を救済するために財政支出によって公共事業をすべきだ」と言う声が大きくなりのだが、その根拠は、「余っている資本や労働力を活用すれば民業を圧迫して物価を押し上げることなく生産を増やすことができる」というもので、我々建設業にとっては本当にありがたいものなのだ。 今は景気対策=公共事業とはならないのではないといわれているが、我々建設業(特に公共事業で食っている人間・・・)では、補正予算で公共事業を増やしてrもらわないと、生活で気なのが現実なのだ。(何とかしてくれ・・・) 補正予算や今年度の当初や当初予算で大規模な景気対策に対する期待が高まっているのだが、政府・与党も支持率回復に向けて、どんどん赤字国政を増発して景気対策を急がなければならないのは、日本の常識だろう。 こうした状況下で再び注目されているのが、公共投資関連セクター・銘柄であるゼネコン等の株価なのだが、ここは公共事業の期待感から値をあげて、ゼネコン等の資産価値を増やして、政治家に還元するのが大切なのだ。 その政治資金として公共工事受注者から受けたまっとうな資金で、どんなの遅くても9月のは行われる選挙には、このような何の問題もない資金で選挙費用をまかなってもらいたいものだ。(最後は皮肉だが・・・) wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年04月09日
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今週の日曜日は松山地方の春祭りだったのだが、私が所属しているNPOの近くで愛媛県酒造組合・愛媛県酒造協同組合主催による「新酒まつり」が開催されていた。時間つぶしにチョと寄ってみたのだが、愛媛県の蔵元による美味しい地酒が大集合しており、特に今年は愛媛県初の酒米「しずく媛」のお酒も出品されていて、けっこう地酒を楽しんだ。(昼休みの時間くらいしか時間が取れなかったので、すべてのブースを回るわけにはいかなかったのだが…)それでも入場料の500円(例年なら無料なのだが、愛媛FC&愛媛マンダリンパイレーツの募金箱に、1人500円の募金をすることになっていたのだ…)以上の地酒は、楽しんで飲むことが出来た。(もっと飲みたかったのだが…) 旨い地酒が多い愛媛県でも日本酒の原料は、酒造好適米の山田錦を使うケースが圧倒的に多いのだが、愛媛県酒造協同組合は他県との区別化を目指して、県独自の酒造好適米を求めていたのだが、その県産品である「しずく媛」が生産された今年は、愛媛県内の酒造メーカー21社が4月から、県産酒造好適米「しずく媛」を使った地酒販売に本腰を入れており、今回の「新酒まつり」でも多くの蔵元が出品していたのだ。今回の試飲会は消費者向け一般公開なのだが、3月には松山市の県産業技術研究所で、新酒を審査する「清酒鑑評会」がで開かれているのだ。こちらの方は杜氏や製造従業員らが、県内の今年醸造した地酒の出来栄えを確認するのが目的で、審査員が味や香りなどを厳正に調べるのだ。 愛媛県の地酒のブランドは今までも「媛の愛」と「え」の2種類あったのだが、今回は県が初めて育成した酒造好適米「しずく媛」を使った取り組みで、地酒消費の底上げに業界も意気込みを見せているのだ。3月に行われた審査会でも愛媛の地酒ブランドとして、「媛の愛」が12銘柄出品されたのを始め、統一名称酒「え」は7銘柄、新しい県産オリジナル酒米の「しずく媛」はなんと26銘柄も出品されたそうだ。試飲会場では参加者が熱心に利き比べをしており(私もその中の一人だったのだが…)、各社の出来栄えを確かめていた。今回「しずく媛」は初の部門が設けられており、けっこう多くの人が試飲を楽しんでいた。 試飲会場でもらったパンフレットによると「今年は暖冬で酒造りに苦労したが、原料米の「しずく媛」が作柄に恵まれたうえに、酒造技術レベルの高さと創意工夫が見られる個性的な酒が多く出品されている」と書かれてあった。「しずく媛」を使った酒は昨年度に13社が試験販売したのだが、「上品な香り」・「やわらかい」・「ふくよか」という特徴がアンケート結果(当然、私もアンケートに参加しており、1票を入れたのたが…)であり、売れ行きは上々だったことから、今年は愛媛県酒造組合・愛媛県酒造協同組合の会員の4割に当たる21社が販売に手を挙げたそうだ。今年1年は何かあるごとに、この「しずく媛」を1本ずつ飲むことにして、愛媛の地酒を楽しもうと思っている。
2009年04月08日
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公務員の仕事のことを「休まず・遅れず・働かず」と私の年代では言っていたが、昨日のITのニュースを見てみると、国家公務員が2名と福岡で警察官が仕事を苦に自殺していた。まずは国家公務員の方だが霞が関の合同庁舎1号館本館(私が設計担当勤務のときは、よく水産庁に行っていたのだ…)西側の通路で、林野庁企画課の女性係長が倒れているのを通行人が見つけて、救急車がその係長を病院に搬送したが間もなく死亡したそうだ。農水省や警察の発表では、合同庁舎1号館本館7階にある林野庁林野図書資料館事務室の窓の前に、その女性係長の靴が残されていたそうで、典型的な飛び降り自殺とみて調べているそうだ。 霞ヶ関の林野庁の官僚が自殺したのが午後だったのだが、午前中には市谷の防衛省A棟南側の広場に、若い男性が血を流して倒れているのを職員が発見したこだが、こちらのほうはさすがの防衛庁だけあって、現場に駆け付けた同省医務官が、まもなく死亡を確認したそうだ。その男性は庁舎の上の階から飛び降り自殺したとみられている。防衛省と警察によると、その自殺した若い男性は仮の身分証を所持しており、今年に入省したばかりの、航空幕僚監部の事務官とみられているそうだ。本当に今年入省した新人だったら、3日くらい働いただけで仕事に行き詰って自殺したことになるのだが、原因はいったいなにだろう。 今度は警察官の自殺の方だがこれは九州の福岡県の話で、自殺した時間は国家公務員が自殺した時間の、ちょうど中間の時間である午後すぐに行ったと言うことだった。国家公務員の二人が飛び降り自殺であるのに対して、警察官は定時の点検で拳銃庫に入って、頭を拳銃で撃って自殺したとみられている。自殺者3名とも自殺の原因は現在調査中ということだったが、どうやら仕事のことで悩んではいたらしい。人事院の調査によると、一般職国家公務員の自殺者は死亡者を要因別でみても、1位のがんに次ぎ自殺は2番目に多かったそうだ。自殺に関しては防止措置はとっているみたいだが、一向に効果は上がっていないそうだ。 国家公務員のために作成された「自殺防止マニュアル」によると、職場の上司や健康管理担当者が、自殺に結びつく兆候に気付きやすく、適切な対応がとれるよう留意点をまとめているそうだ。自殺に結びつきやすいうつ病状態の職員などに対しては「慰労・打ち上げなどの飲食会合などに安易に誘うことは避ける」ことや、「相談を受ける時に安易な激励はしない」・「危険な状態の可能性がある場合は、専門家への受診を助言し職場内でも相談する」などが書かれているそうだ。(当たり前のことばかりが書かれているみたいだが…)気楽な稼業と思われている公務員生活も、「自殺防止マニュアル」を作らなければならないくらい公務員生活も、実のところは大変ってことなんだろう。
2009年04月07日
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今日は松山市恒例のの春祭りだったので、会場設営やお茶席のボランティアとしてお手伝いに、午前中は城山周辺から商店街にかけて出かけていたのだが、家に帰ってTVにニュースを見ると、北朝鮮がミサイル(人工衛星かもしれないが…)を打ち上げたことを言っていた。一昨日は誤報だったが昨日の報道はどうやら本当みたいだ。政府の発表によるとロケット本体が、日本の領空のさらに上を通過したとみられることを明らかにしたのだが、正確な高度等は「分析中」としているのだ。政府は北朝鮮が発射したミサイルからの落下物について、日本海に落ちた1段目ロケットの回収を検討しているそうで、ミサイルのエンジン部分を回収できれば、ノズルの構造や燃料の種類などをもとに、北朝鮮のミサイルを発射する技術力が推定できるみたいだ。 今回のミサイルの発射実験が成功したのかは今は不明だが、今回の北朝鮮ミサイルの1段目ロケットブースターの落下地点は、どうやら秋田県沖約280キロの日本の排他的経済水域みたいで、水深が約1520メートルくらいあるそうだ。ちなみに北朝鮮が人工衛星を搭載したと主張する2段目以降のロケットは、太平洋の公海上に落ちたとみられているそうだが、こちらの方は予定より相当遠くまで飛んだみたいだ。ロケットの回収なのだが自国のEEZや公海であれば、探索実施を行って部品を回収してもに国際法上の問題はないみたいだ。もっとも海底に沈んだ落下物を無人探査機で探索することは容易ではないそうで、捜索には多額に費用がかかるみたいだ。(また我々の税金が…) さて、今回の北朝鮮のミサイル発射実験が成功か失敗かというと、どうやら専門家でも意見が分かれているみたいで、もう少し軌道などのデーターを分析しないと実際には分からないみたいだ。北朝鮮国営の朝鮮中央通信の発表では、人工衛星を軌道に進入させることに成功したと報じたそうだが、打ち上げの模様を示す映像などは放映しなかったし、ロケットの落下地点は明示しなかったそうだ。ところが、北朝鮮のロケット発射状況をモニタリングしてきた米国の北米航空宇宙防衛司令部は、ウェブサイトに公式ではないが声明を出し、北朝鮮が発射したミサイルの1段目推進体は日本海に、残りの推進体は発射体の先端部分とともに太平洋に墜落したと明らかにしたそうで、実験は失敗だったとしている。 私は北朝鮮と米国のどちらの言い分もを信じていないが、ミサイルが飛んだ軌道等は分かっており、5日後くらいには正式に成功だったか失敗だったかが判明するとのことだった。第三者的な欧州のマスコミ各社の報道によると、今回のミサイル発射実験成功で朝鮮半島の非核化が、一歩後退する危険性がある報道しているのだ。(こちらの方は実験は成功したと言っているのだ…)私が考えるにどうやら、今回の打ち上げは人工衛星の打ち上げとしては失敗だが、ミサイルの発射実験としては一応成功したみたいなのだ。
2009年04月06日
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新年度になったおかげでこれといった急ぐ仕事もなくなり、昨日の土曜日ははゆっくりと休めたのだが、北朝鮮が「人工衛星」名目で長距離弾道ミサイルを発射すると言ったおかげで、いつ発射されるのかとTVとITをつけっぱなしにして事態を見守っていた。政府の方は厳戒態勢を取り続けたそうだが、発端は北朝鮮の朝鮮中央通信が「打ち上げ準備が完了し、間もなく打ち上げられる」と発表したからだ。ところがどっこい、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射については、昨日の正午とする意見が大勢を占めていたそうだが、結果は「見送り」となってしまった。その理由を防衛省や外務省でも分析を進めているが、気まぐれな「北の将軍様」のことなので判然としていないそうだ。 今回の場合一番有力な中止理由は、どうやら「風」が原因だと言われている。TVでの軍事評論家による解説では、北朝鮮の長距離弾道ミサイルは液体燃料が主に使用されるが、固体燃料に比べ爆発力に劣っており離陸速度が遅いため、発射時に秒速15メートル以上の風が吹けば、ミサイルが発射台に接触する懸念があることなどから、発射は見送られるそうだ。実は北朝鮮は、一度今回打ち上げろ予定しているテポドン2号の発射に失敗しているそうで、このときは液体燃料が腐食を誘発するため、注入後速やかに発射しなければならないにもかかわらず、注入から発射まで2週間以上経過したため、ミサイル本体の金属が腐食してしまったのが、失敗の原因だったそうだ。 お粗末なのは北朝鮮のミサイル発射もそうだが、わが国の防衛体制も同じようなもので、あれほどの防衛体制を敷きながら、政府は午後零時16分に北朝鮮から弾道ミサイルとみられる飛翔体が「さきほど発射された模様」と発表したのだが、10分も経たないうちに「誤りだった」と訂正したのだ。これは自衛隊レーダーが日本海上空で、何らかの航跡を探知したそうなのだが、これがミサイル発射の情報として伝達されたとして公式に発表したというのだ。その後官邸連絡室は「誤情報を出したことは誠に遺憾だと考える」とコメントを発表したが、こんなことを誤報で済まされてはたまらないのだ。(いったい防衛費に我々の税金をいったい幾ら使っていると思っているのだ…) 政府は誤った情報によって、麻生首相が情報収集体制の強化などを関係閣僚に指示するとともに、設置中の官邸連絡室を官邸対策室に格上げしたが、いずれも取り消したそうだ。もし、この誤報が元で反撃を加えることを指示すた首相(「ポンスケ」の麻生首相ならやりかねないと心配しているのだが…)がいたら、それこそ戦争突入と言う最悪に事態になってしまうではないか。責任の一端を背負っている公明党幹部は、政府の北朝鮮ミサイルに関する発表が、まったくの誤探知によるものだったことについて、「みっともないなあ。こんな大事なことを。これ自体問題になるよ。みっともない」と嘆いたそうだ。北朝鮮のミサイル発射問題で野党の方は、北朝鮮に近い社民党の福島委員長の発言が、国会内で物笑いの種になっているそうだが、昨日朝のTV番組でも発言していたのだが、本当に寝ぼけたことを言っているなと感じた。
2009年04月05日
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昨日から今年のペナンとレースが開幕したのだが、私の応援している中日ドラゴンズは地元のナゴヤドームで、横浜ベイスターズに4本塁打と浅尾の好投で完勝したのだが、私自身はあまり喜べない勝利だ。中日ドラゴンズは先制したものの追いつかれ、同点の四回に森野選手と和田選手のソロホームランで2点勝ち越し、七回には和田選手が2打席連続本塁打を打って追加点を上げた。抜擢先発の浅尾投手も無四球の丁寧な投球で、守護神岩瀬投手につないで快勝したのだ。相手の横浜ベイスターズ先発の三浦投手は、今年で7度目の開幕投手を務めたのだが、日本記録の開幕試合7連敗をしてしまったのだ。 主軸打者がホームランを打って、先発投手がそこそこ投げてくれるという理想的な展開に、落合監督は「こんなものでしょう」とそっけなく言っていたが、横浜ベイスターズは三浦投手が7回5安打も、5本の安打のうち4本塁打と一発に泣いた試合だった。抜擢先発の浅尾投手も8回を5安打だったのだが、1失点に押さえたのが大きくて今季初勝利をあげたのだ。(昨年までセット・アッパーだったので、きっと先発初勝利を上げたといっていいのだろう…)私が心配するのは昨年から中日ドラゴンズ打線が、ホームランでないと点が取れないことなのだ。もっと細かな野球をやって1点をもぎ取って買ってもらいたいのだ。 昨日からプロ野球のセ・パ両リーグが同時に開幕したのだが、先のWBCでは侍ジャパンが劇的な連覇を達成し、例年に増して人々の目がWBCで活躍したプロ野球に集まり、野球人気で盛り上がるだろうとおもっていたのだが、新聞などの情報によるとその裏では、危機感あふれる情報が飛び交っているそうだ。それも100年に一度といわれる世界的不況の影は、当然、プロ野球界にも影響を及ぼしているそうで、「経営が危ういのでは…」とささやかれ始めた球団も出てきたみたいなのだ。球団の危機が叫ばれるのはいつもパリーグで、今回も楽天ゴールデンイーグルスが年度末に、保有していたTBS株のすべてを売却すると発表したことが、球団経営の危機の発端みたいだ。 楽天が大量のTBS株を取得し経営統合を求めて以来、約3年半に渡る両社の攻防は、今回の楽天側の撤退で幕を下ろすみたいなのだが、楽天が横浜ベイスターズ球団の親会社であるTBS株を保有し、筆頭株主となっていた状態は、間接的に横浜球団を持っていることになり、楽天球団と横浜球団の2つの球団経営に、楽天が関与していることになってしまっていたのだ。このことは弁護士でもあるコミッショナーが、野球協約違反だと指摘していたのだ。(今回の株の売却でそのことは解消されたのだが…)今回の売却によって約700億円もの損失が確定するそうなのだが、そんなところから球団経営危機が噂されたのだろう。
2009年04月04日
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私は毒区の技術職なので道路工事なども監督するのだが、警察庁が都道府県公安委員会が道路ごとに定める規制速度の決定方法を見直し、交通実態に応じたきめ細かい基準の新設を決めたというニュースを新聞で知ったのだ。それによると一般道路について実勢速度調査を基に、市街地かどうかなどを調査して、車線数・中央分離帯の有無・歩行者数により12分類にするそうで、その区分ごとに制限速度を40・50・60キロの3種類の基準速度を定めて、その制限速度を個別の道路状況にあわせて補正するとしているのだ。(道路設計で決められている本来の設計速度は、制限速度決定には無視されそうなのだ…) これは土木の技術屋としては許されないことで、いくらバイパスや立体交差など、構造により自転車や歩行者がいないか少なく、安全が確保できる場合は、法定最高速度を上回る規制速度を検討するといっても、設計速度40キロの道路を60キロ以上で走られたら、車両の通行は危険になるのは当たり前のことだ。しかも、一般道路でも安全が確保されれば、時速80キロを上限にすることも検討されているそうで、法定最高速度60キロを超える規制速度の設定も、これからは警察サイドが自由に行うというのだ。(今でも自由に行っているのだが…) もっとも、今回の速度規制の改正では住民が日常生活に使う生活道路は、歩行者・自転車との事故を回避できる30キロ以下の規制が望ましいとしており、通学路などでは速度抑制の機材の併用も、少しは考えているみたいなのだ。それというのも時速30キロを超えると、対人衝突時に致命傷となる確率が急に高まることなどから、生活道路では「30キロ以下が望ましい」と提言しているのだ。都市部の道路等では規制を強化しても、規制標識や路面表示だけでは実効性を確保できない可能性があるため、道路管理者と連携して路面の凸型成形や、防護柵などの安全施設設置も提案している。(こちらの方は大歓迎なのだが…) 高速道路についてはインターチェンジ間ごとに、今までは車線数などを考慮して、道路の設計速度の整合するように、規制速度を設定してきたみたいなのだが、この部分は従来どうり道路の構造などを加味して、より細かく見直すとしているそうなので、特に問題はないだろう。規制速度の決定方法が見直されるのは89年以来約20年ぶりで、本年度中にも基準を示すそうだが、私が言いたいのは今度の速度制限の改正が、現況道路の実態だけを主にして考えられていることで、道路を造る設計条件である「設計速度」を無視しているということなのだ。
2009年04月03日
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今日は新年度になったということで、お世話になる所へ挨拶回りに朝から出かけたのだが、八幡浜市住民たちの交通ルールを無視する行為には本当に驚いた。我々が工事等でお世話になる「労働基準監督署」は八幡浜市にあるので、今日は建設業協会の幹部とわざわざ挨拶に行ったのだが、国道で交通量の多い交差点付近に事務所がある「八幡浜労働基準監督署」付近では、八幡浜市住民の交通ルール無視を知らない車は、本当に危険だと思った。(交通事故が多いはずである…) 歩行者が赤信号で交差点を渡るのなど当たり前で、車のほうも信号が黄色に代わったら、スピードを上げて交差点に突っ込んでくるのだ。横断している途中で信号が変わりそうになったら、小走りして、早々に離脱する思うし、ましてや歩行者信号が赤だったら横断を始めないと思うのですが、ヘッチャラで堂々と渡って退きもしないし、下手にクラクションなんか鳴らすと逆切れするのだ。最近では、携帯と睨めっこしながら耳はイヤホンなんていうスタイルで歩いている方も珍しくなく、車は勿論他の歩行者が近づいても気が付かない様な方も目にするし、この交差点のように過密状態の危険な道路では、是非歩くことに集中して交通法規とマナーを守って欲しいものでとおもった。 一応一日かけて挨拶回りが終わったので、地元の業者や協会支部の幹部を交えて夜は懇親会を行ったのだが、そのなかで地元業者の社長さんが言っていたのだが、この前八幡浜である駐車場で遊んでいた子供が、駐車場に止めてあった車の角にぶつかって転び、怪我をする事故があって警察が出向いたそうで、そのとき子供がぶつかった車のバンパーを少し曲がってしまい、子供が転んだ先の車の横側面を少し凹ませて、本人は傷だらけになったそうだ。この事故の時親は、子供が怪我をしたことを声高々に叫んで、車の所有者達に謝りもしなかったそうだ。親の言い分では「子供が怪我をしたのは、車が止めてあったからだ」と言い張ったそうだ。(そこは月極の駐車場だったのだが…) 交差点を右折する際に急発進し、対向車線の直進車よりも早く曲がりきる「伊予の早曲がり」も全国的に有名だそうで、大手証券松山支店に赴任歴のある会社員は前任者から「営業車で信号待ちする際、対向車が停止線を越えていたりエンジンを吹かしていたら“早曲がり”に気をつけろ」と忠告されるそうだ。今日のことは少し腹が立ったのでITで調べてみると、「伊予の早曲がり」だけではないみたいで、地方独自の“道交法”が多数存在することがわかったのだ。このように地方では理解に苦しむような運転をする人が多いのだが、私が弁護してやる必要も無いが、たぶん悪意のあるマナーの悪さではなく、気がつかないんだろうなと思うことにしている。(まぁ、田舎者なんだろう…)
2009年04月02日
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今日から新年度が始まるわけだが、私の事務所でも今日の朝一番にすることは、メンテランスの終わったサーバーに自分のPCをつなぐ63;ぐことからはじめなければならない。(昨日はほとんどPCが使えなくてほとんど仕事にならなかった…)そんなことで昨年度最後の1に日は過ぎ去ったのだが、前から政府が煽っていた「3月危機」は、いったいどうなったのだろう。1~3月は大幅な景気悪化にみまわれて、大銀行の破綻や超大型の企業倒産があるはずだったのに、そのようなことはとりあえずは起きていない。逆に日経平均株価も一時8500円を回復したのだ。(昨日は少し株価は値を下げたみたいだが…) 政府の言っていた「3月危機」として懸念されてきたのは、私が知るところでは大きく分けて2つあるのだが、それは決算期末の資金繰りと保有株の価格下落で損失が発生することによる自己資本不足だ。前者は主に企業の問題で、中小企業ばかりか大企業までもが手元資金の確保に躍起になってきたのはまちがいななさそうだ。後のほうは主として銀行の問題なのだが「株価次第では、地方銀行が2~3行破綻しかねない」との噂が根強くささやかれてきたそうだ。ところが、新年度になっても大型倒産など起こっていないし、つぶれた地方銀行の話も聞いたことがない。 しかも政府はないかはやってはいるのだろうが、実際に目に見えた景気対策などは、傍目から見ても後手後手で役に立ってないのが実情だろう。政府や日本銀行は危機対応に、とてもなりふり構わず取り組んできたとは言いがたい状況だろう。これからの景気の状況を示す株価も、約1カ月ぶりに8000円台を回復し、年度末に向けて株安と企業業績の悪化が連鎖する「期末危機」はひとまず遠のいた格好なのだ。(こんなことばかりやって危機だけ煽っていると、政府・日銀のことは「おおかみ少年」と呼ばれるようにになりますよ…)1ヶ月前まで政府・日銀は、3月末の株価下落が実体経済を悪化させ、さらに株安につながる「負の連鎖」への警戒感が強まっているとしていたのだが、ここのところ株価回復で危機の回避は完全に出来ていると言っていいだろう。 我々の所属している相当落ち目の建設業でも、ここのところはあまり大きな倒産は起こっていないのだ。これは政府の財政出動による追加的な経済対策への期待感も大きいのだが、これから本格的に工事が発注される見通しも少ないのに、なぜか期待感ばかりが大きいのだ。個人消費を主とする家計の消費にも力強さを欠く中、財政出動による政府の追加経済対策で需要を喚起し、企業の収益が改善するとの期待感ばかりが広がっていくと、あとで大きなしっぺ返しが来そうでならない。こうなると「おおかみ少年」の政府・日銀は、さっそく「5月危機」説を大々的に発表して、また今度も我々を騙そうとそしているみたいだ。(きっと5月になったら「9月危機」説が浮上するのだろう…)
2009年04月01日
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