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私の月末の金曜日の夜は(正確に言うと土曜日の早朝なのだが…)TVを見ることにしているのだが、今回は「自民党VS民主党」ということだったので楽しみにしていたのだ。それが最初は北朝鮮の核開発ことばかり言っていたので、少し飽き飽きしていたのだが(外交・防衛問題も大切な議論ではあるが、今は実生活の問題のウェートのほうが身近に感じられるのだ…)後半はいよいよ国内問題の話になったのだが、たしかアンケートでは6番目くらいの話題だったはずだが、私は「年金問題」に一番興味があるのだ。その中でも厚生労働省がだした公的年金の財政検証の給付額に関する新たな試算では、受給額の世代間格差が前回5年前の試算と比べて広がり、現行制度が抱える不安要素が浮き彫りとなっており、色々な所で波紋を広げているそうだ。 そのうえ、年金担当であった「社会保険庁」は解体されるし、麻生首相は年金行政をつかさどる「厚生労働省」を分割する気なのだ(これは自民党の抵抗勢力に負けて、撤回したが…)公的年金について政府・与党は「現行制度は揺らいでいない」と強調しており、厚労省の試算についても「大まかな傾向は5年前と変わっていない」として、基礎年金を全額税でまかなう「税方式」への転換といった制度の抜本見直しは行わない方針なのだが、今の制度は私が考えても破綻しているとしか思えないのだ。(お役人に「どこが破綻しているのですか」と詰められたら、返答は出来ないので、直感的ではあるのだが…)ただ、野党は現行制度の信頼性に対し「世代間格差が広がり、働き方でも年金額に格差が出ている。もはや制度を見直すべきときに来ているのではないか」と追求されだすと、舛添大臣の答弁も歯切れが悪くなるのでは心もとないのだ。 ある保険会社の調査によると30~50歳代の女性のうち半数が「老後の生活に不安がある」と考えているそうで、家の嫁さんもそうだが男性より平均寿命が長い女性にとって、老後の資金不足は切実な問題みたいなのだ。しかもこのところの年収が下がってきており、私も昨日に生命保険の減額を決めてきたところなのだ。前回の年金制度改革では若年世代の保険料負担が過重にならないように、保険料額に上限を設定するなどしたはずなのが、厚労省が世代別の給付負担倍率や世帯構成別の年金水準などを、現時点での経済見通しに基づき計算した結果では、どうみても初め約束とは程遠いものになっているとしか思えないのだ。もう一度思い出してもらいたいのだが、一昨年の参院選で民主党躍進の一因となった年金記録問題が今のままでは、与党の態度しだいではまた選挙に負けてしまうだろう。(政権交代は大賛成だ…) TVでも民主党の参加者が与党の参加者に対して、この公的年金の問題では有力な攻撃材料を得た格好だったのだが、与党内でも現行制度への不信感は高まっているみたいだった。その中で年金交付のモデル家庭について私もはじめて知ったのだが、今の調査では共働き世帯は1013万世帯となっており、専業主婦世帯の851万世帯を相当数上回っているというのだ。つまり、厚労省のモデル世帯の設定自体が現実とかけ離れていることで、こんな現実性のない仮定の話など、信じろというのが土台無理な話だし、これでは批判があらためて起きそうだ。
2009年05月31日
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昨日は久しぶりに大きな工事が完成して検査を受けたので、私のセクションでは作業員さんを含めて飲み会を行ったのだ。その席で私のセクションの技術職の若い衆が、地上デジタル対応TVを買った話をしていたのだ。 この若い衆は昨年にマンションを買ったのだが、そのマンションの登記のために費用として、代書屋サンに預けていた金額の残りが返ってきたので、その費用で50型のTVを買ったというのだ。(うまい金の使い方だ・・・) その若い衆がみんなの前で言っていたのだが、「政府の景気対策でのエコポイント制度が開始されてからの1週間は、家電量販店にとって近年まれに見る大商いだった」と、電気店の人もホクホク顔だったそうだ。 政府が補正予算の柱として行おうとしているエコポイント制度は、省エネ家電への買い替え促進と景気対策が目的で、地デジ対応テレビ・、大型冷蔵庫・エアコンが制度の対象となっているそうで、購入すればエコポイントが付与されるのだ。 家電量販店各社はこの制度に便乗して、今までも実施していた自社のポイントを通常より上乗せして付与してくれるみたいで、若い衆もそうだが消費者は、またとない購入機会と捉えているみたいで店には客が殺到しているというのだ。 現在のところ付与されたエコポイントの使い道などの詳細が、少しも決まっていないのだが、「それがはっきりすることでもう一回盛り上がる。早く制度を固めて欲しい」と業界内では制度に期待する声が多いそうだ。 ところが、今年の夏のボーナスはものすごく厳しいみたいで、今日の地方新聞では「今年の夏のボーナスの平均は、30万円を割り込みみそうだ」との、地元銀行の調査結果が載っていた。(頭の痛い話だ・・・) 私の家でも嫁さんと話したのだが、今度のボーナスはマンションのローン分を支払ったの残り分は、全額老後のための貯金にしようと決めたところだ。(外食など何かに使おうと思える状態ではないのが実情なのだ・・・) このことは家電量販店も心配しているみたいで、「不景気でボーナスが減ると予想されるからか、ボーナス払いでの買い物が少ない。消費者のフトコロが寒いという現実は変わらない」といっている業者の話も紹介されていた。 もっとも今日の件名ではないが、それこそ夏のボーナスがもらえるかどうかも問題で、もらえても業績悪化でマンションのローン金より少なかったら、貯金を切り崩してローンの支払いに当てなくてはならないのだ。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月30日
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昨日やっと補正予算が成立したが、これで少しは私たち建設業にも工事の発注がありそうだ。本予算は3月に成立していたのだが、訳のわからない交付金事業のことで、なぜか公共工事の工事の発注がストップしていたのだ。 政府の追加経済対策の裏付けとなる今年度度補正予算は、衆議員と参議院の両院協議会を経て、憲法の衆院優越規定により成立したのだが、参院本会議では民主党など野党の反対多数で補正予算案をまずは否決したのだ。 我々の生活に関心のない麻生太郎首相は、「今年度予算の前倒しと併せて、補正予算も前倒しになるようにしっかりとやっていく」と能天気なことを言ってくれているが、我々の生活は本当に困っているのだ。 日本経済は国内総生産が2ケタ台の落ち込みを記録するなどした、1月から3月までの最悪期をひとまず脱したそうだが、失業率の上昇など実体経済の悪化はさらに続いており、やっと追加経済対策が実行段階に移りそうだ。 私の住んでいる愛媛県でも公共事業の発注は、上半期の9月までに80パーセントを行うそうだが、私が聞いているところでは公共工事が、本格的に我々のところに出るようになるのは、どんなに早くても7月になるにたいだ。 それというのも、昔は工事のための用地ストックが準備されていたのだが、今はそのような余裕がないので予算が着てから用地取得を始めるため、どうしても工事の発注は遅くなってしまうのだ。(ただの準備不足だが・・・) 今日の新聞を見て驚いたのだが、補正予算に盛り込まれた経済対策には、予算には事業内容すら決まっていないケースも多くあり、これから何に使うか考える事業もあるというのだ。(道路の交付金などがそうらしいのだが・・・) 役場の工事担当者に聞いたのだが、道路改良行ってその効果としてスクールバスを買うことも出来るというのだ。スクールバスなどの使うかながあるのならドンドン工事に回してもらいたいのが我々の切なる願いなのだ。 省エネ家電を購入した消費者へのエコポイント還元や、環境対応車への買い替えなども補正予算の柱だが、エコポイントの使い道など制度の詳細が決まっていないものもあるようだし、いったい何を考えているのだろう。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月29日
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昨晩は仕事を早めに切り上げてTVのナイトゲームを楽しみに家に帰ったのだが、私の応援している中日ドラゴンズは、ホームのナゴヤドームに東北楽天ゴールデンイーグルスを迎えての2連戦なのだ。試合結果は2対3で私の応援する中日ドラゴンズが負けたのだが、今シーズンは負けなしの東北楽天ゴールデンイーグルスの田中投手を攻略した(7回2失点で攻略したというのは少し無理かも知れないが、中日ドラゴンズの勝ちパターンに持っていったということで…)のに、非常に残念な試合結果になってしまった。僅差の勝負は中日ドラゴンズの必勝パターンなのだが、同点に追いつかれた直後の8回表に、東北楽天ゴールデンイーグルスの2死二塁から、昨年まで中日ドラゴンズに在籍していた中村(紀)選手に、値千金のタイムリーを打たれ勝ち越されたのだ。 東北楽天ゴールデンイーグルス先発の田中投手は、7回を2失点に抑える好投で今季負け無しの7勝目をあげたのわけだが、中日ドラゴンズは8回に訪れた無死満塁のチャンスをものにできずに、せっかく北海道日本ハムファイターズに2連勝して借金返済を終えたのに、再び借金1となってしまったのだ。昨晩の試合のお題目は八回裏の中日ドラゴンズの攻撃で、7回まで2失点と粘りの投球を続けてきた先発の田中投手にに代わって登板した川合投手とグウィン投手ががピリッとせず、ヒットと四球で無死満塁のチャンスを迎えたのだが、有銘投手に2連続三振などと馬鹿なことして押さえられ1点も取れなかったのだ。その元凶は6番バッターの李炳圭選手が、ボール球をブリブリ振って三振したことで、早速明日からはまた二軍に戻ってもらいたいものだ。 ITのスポーツニュースなどでは、東北楽天ゴールデンイーグルスの有銘投手が完璧なピッチングをしたように書いていたが、ストライクが少しも入らずに私の見たところアップアップしていたのだ。「ノーアウト満塁は点にならない」といわれているが、中日ドラゴンズの落合監督は何の策も打たずに無得点では反省をしてもらいたいものだ。先発して好投とした小笠原投手に申し訳ないと思わないのだろうか。こういう時は打者達にに反省さす意味を込めて、李炳圭選手を10日間でも二軍に落としたらよいのだ。もっとうがったものの考え方をするのなら、今年限りであまり成績のよくない李炳圭選手をカットするために、役に立たない場面を演出しているのかもしれないと思えてくるのだ。 これは韓国プロ野球界では日本球界に来ている韓国選手が、不当な差別をされている思われている節があり、(特に読売巨人軍における原監督の李選手に対する取り扱いが、韓国メディアで非難された…)落合監督もアリバイ作りをしているのかもしれない。セ・パ交流戦に入ってから中日ドラゴンズは、自分達の試合パターンに入っているのだから調子だって悪くないはずである。昨日の試合のようなポカを少なくして、それでも今日の試合に勝てば何とか5割復帰なので、頑張ってもらいたしものだ。(今日も早めに家に帰って、TVに噛り付いて応援するぞ…)
2009年05月28日
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私は松山市のボランティアガイドをしているのだが、松山市は司馬遼太郎の「坂之上の雲」を題材にした観光をしているのだが、その小説の中で5月27日といったらクライマックスの場面に日なのだ。それというのも今日は日本海海戦があった日で、ロシアのバルチック艦隊を目前にした日本連合艦隊旗艦「三笠」に、この小説の主人公の一人である連合艦隊参謀・秋山真之が草案した「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」ということで、「Z旗」を掲げた日なのだ。「Z旗」とは黄・青・赤・黒の四色で染められた信号旗で、信号旗とは船同士の意思疎通に使われるものなのだ。これらの旗のデザインは40枚あって、アルファベットや数字など万国共通のデザインとなっているのだ。 それとこの信号旗の各旗1枚1枚にも意味があってこの「Z旗」には、「タグボート(曳船)がほしい」とか、または「投網中」(漁場で操業中の漁船が用いたとき)いう意味があり現在も使用されているのだ。しかし海戦においては、「Z」がアルファベットの最後の文字であることから、この戦いに敗れれば後がないという意味で、1800年代初めから用いられることになっているのだ。この慣習は日本海海戦の大勝利の後も続けられたみたいで、日本海軍では重要な海戦の際にZ旗を掲げることを慣例化していたのだ。太平洋戦争の真珠湾攻撃の際にも、奇襲部隊の空母・赤城もこのZ旗を掲げていたそうだ。この海戦以降は「Z旗」を揚げるようなことは無かったそうで、実際に勝てる戦いが無なったこも知れないと私は思っているのだ。 私は戦争は大嫌いなのだがこのような面白い慣習は好きで、そんな考えをしている人間はけっこう多いらしいのだ。それと言うのもこの「Z旗」の慣例は今日でも、スポーツ競技・選挙・受験、そして企業の開発競争など、勝利を祈願する重要な試合などに用いられているそうだ。スポーツでは「東京箱根間往復大学駅伝競走」で、有望選手を獲得した平成19年からシード権を獲得し、ここ数年は素晴らしい成績を残している古豪早稲田大学のエンジの襷には、勝利を願う「Z旗の勝守」が縫い付けられていたそうだ。 この「Z旗」は自動車の世界でも有名で、トヨタ自動車が日産自動車の「サニー」に対抗する新エンジンの開発を急いでいたときには、昼夜問わず設計変更を繰り返し試作しており、その時の関連書類にはすべて朱色の「Z」印が押されていたそうだ。これは日露戦争の日本海海戦で掲げられた「Z旗」に因んで、「すべての作業に優先せよ」という意味が込められており、こうして誕生した車が「カローラ」になったそうだ。反対に日産自動車もトヨタ自動車の「トヨタ2000GT」に対抗するために、スポーツカー開発に社運をかけていたのだが、その開発工場に「Z旗」を掲げていたそうだ。これに因み名づけられた車が、あの有名な「フェアレディZ」になったというのだ。
2009年05月27日
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私は職場のある市までJRを使って通勤しているのだが、その列車は通勤列車で多くの人が通勤に利用しているのだ。その通勤者の中でも一大勢力なのが県職員の一団なのだ。(乗車マナーの悪さもひどいものだ・・・) 今日の列車で私の横に座ったのはどう見ても公務員といった奴で、席に座るとすぐにかばんの中から新聞(新聞名は「日本経済新聞」だった・・・)取り出して読み始めたのだが、少しは周りのことを考えろと言いたいのだ。 新聞をあるだけ広げて席の真ん中にある肘掛けには、私が常識的に半分だけ使用していたのに(私の方が始発駅から乗っており、そいつの方が途中の駅から乗ってきたのにだ・・・)自分の肘を私に腕に乗せてくる始末だ。 私は往きの列車の中では寝ることにしているのだが、新聞紙をガサガサしてうるさくて眠れないのだ。都会の通勤列車で新聞を読むときには、読みたいページだけを小さく折って読むのは常識なのを知らないみたいだ。 ところがこの県職員は新聞紙を大きく開いて、私の顔の前くらいまで新聞を持ってきて読んでいるのだ。新聞のページを捲るたびにに何回かは、新聞紙の端が私の身体に触れたのだが、そんなことはお構いなしだった。 朝はそんなことで腹が立っていた上に、昼からは建設業におけるメンタルヘルスの講習会があったので私も参加したのだが、その講習会の会場の中でも県職員と思しき奴ら(名札をしていたのだ・・・)が非常識なことをやっていたのだ。 講師が講演をしていたのに携帯電話をマナーモードにしておらず、呼び出し音を講習会会場で鳴らすし、電話に出るために講習会の会場から電話に出て話しながら、さも当然そうに外に出て行ったのだ。 それが一人なら個人の問題でも済まされるが、なんと3人も県職員とおぼしき奴が講習会の会場で、携帯電話を鳴らしたのだ。(建設業の担当者の会合で背広で来ているのは、公務員以外まずいないといっていいのだ・・・) その中の一人は見知った顔で、前の前の事務所で愛媛県の仕事をした時の担当の係長だったのだ。(最低でもこいつだけは県職員だと明言できるのだ・・・)これが加戸知事の「県民の目線で・・・」という職員の実態なのだ。 たしかに今日の講習会では、司会者が普通は言うべき「講演中は携帯電話のスイッチを切るか、マナーモードに・・・」という注意事を言わなかったのだが、そんなことは社会人に常識だろう。(携帯電話を持っていない私でも知っている・・・) wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月26日
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昨日はプルサーマル計画に反対する集会があったので、どんな話をするのかと行ってみたのだが、当然のことながら「反対、反対」のオンパレードだった。私のように建設業で働いている人間にとって、国から原発のある地域への電源立地地域対策交付金は、生活道路の建設費やいろいろな建設工事費になるので本当にありがたいのだ。愛媛県にはプルサーマル受け入れに同意した都道府県に、国から支給される「核燃料サイクル交付金」が最大で総額60億円も支給され、原発のある地域の振興計画に充てることなどができるのだ。この地域振興計画というのは、生涯学習センター・細かな生活道路の建設費や、公民館・保育所の建設・運営費にも充てられているのだ。(進行計画の中で一番多いのが、たしか道路建設費だったと思っているのだが…) ところが、現在行われようとしている四国電力のプルサーマル発電計画というのは、原発で通常利用されているウランと、低濃度のプルトニュウムを混合したMOX燃料を、ウラン用の原子力発電所に使用しようとしているのだ。これは一般的に家庭にある灯油用ストーブに、ガソリンが余ったから入れようというのと同じなのだ。少しくらいはガソリンが混ざってもきっと大丈夫だという論理で、こんな危ないことが実施されようとしているのだ。一般家庭でこんなことをしたら消防署が火を噴いて怒りそうなことを、国や県がが認めているのだから驚きなのだ。それというのも原子力発電では、ウランとプルトニュウムの混合燃料を使用すると、使用したプルトニュウムよりも多くのプルトニュウムを得ることができるそうで、発電のためにMOX燃料を使えば使うほど、新しい燃料が増えて行くのであるからまさに夢のような話なのだ。 昨日の会合では猛反対の意見しかなったのだが、普通の住民は「プルサーマル発電と聞いても難しいことはよく分からない。今更原発反対と言ってもしょうがないし、安全にやってもらうだけ」と、しらけた意見が大半なのだ。国や県および電力会社は「ウランは限られた資源だからプルサーマルが必要だ」といっているが、プルサーマル発電計画が必要な本当の理由は、電力会社の利益のためなのだろう。電力会社の職員は「もともと原子力発電自体が危険であるため、プルサーマル発電で危険性が増しても、実生活はそれほど変わらない」と言っているが、昨日の集会の話を聞いてみると、従来の原発稼働以上にプルサーマル発電は、危険なことは明らかなのだ。伊方原子力発電所3号機のプルサーマル計画については、原子炉等規制法に基づき安全性などを、最新の知見をもとに約1年半にわたり審査されて安全性は確保されているそうだが、その審査内容はどうやら眉唾物みたいだ。 ともあれ、あと数日で伊方原子力発電所にもフランスから、MOX燃料が運び込まれるのだが、私が住んでいる愛媛を実績のあまりないプルサーマル発電計画の実験場にすることには、いくら工事の仕事が少なくなろうと私は絶対に反対なのだ。
2009年05月25日
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今日の新聞を見てみると新型インフルエンザの猛威もやっと治まってきたみたいで、新規の患者数が少しづつ減少しているそうだ。これは学校閉鎖などのおかげだそうだが、昨日のTVでは京阪神の状況はすごいらしい。まず、多くの修学旅行がキャンセルになっているみたいで、大阪や京都の町は閑散としているとのことだった。(TVの画面ではそんなことは少しも感じなかったのだが、番組のために東京から来ているTVのコメンテーターが、そのようなことを言っていたのだから、どうやら間違いのないことだろう…)私も新型インフルエンザが流行り始めたことから、通勤で使っているJRの中や集会・会合などの人の多いところでは、マスクを着用するようにしているのだ。こんなことからでも新規患者数こそ減少はしているのだが、新型インフルエンザの猛威が過ぎ去ったわけではないので注意は必要だろう。 やっと収まってきたということに景気の減退も上げられそうで、これまた昨日の新聞では日銀の白川総裁が、「最悪期は脱した」と景気判断を上方修正したそうだ。もっとも上方修正したからといって「大幅に悪化している」から「悪化は続けているが下げ止まりつつある」に少し修正されただけで、景気が良くなったと言う事ではないみたいだが、それでも少しは気が楽になる発言だろう。これで厳しく査定された我々の夏のボーナスでの消費が、グングンと回復するとは思えないので、大幅減少から緩やかな減少に代わったくらいで、我々の暮らし向きがよくなることはまだまだ遠いことだろう。(もしかしたら緩やかな減少がこれからずっと続くことになり、我々の生活は今より一段と厳しくなるかもしれないと、覚悟しておいた方がよいかもしれないのだ…) プロ野球のほうではセ・パ交流戦が始まったのだが、私の応援している中日ドラゴンズは2勝2敗とまあまあの成績である。一時は五つもあった借金もこのところは減少しているし、投手陣が交流戦になってから頑張っているので、借金返済も間もなくだとと思っているのだ。自慢の投手陣は打たれるし、新しく組んだ打線は少しも打てないしの、最低の状況からは少し収まってきたらしい。打算の方では4番のブランコ選手が打ち出したし、投手陣では中継ぎ投手が曲がりなりにも試合をつくってくれ始めたので、中日ドラゴンズの得意のパターンで試合が出来ていると私は思っているのだ。(交流戦の各カードで2戦目を、続けてサヨナラ負けをしたのはいただけない…)後は1点をがめつくとる算段をしていけば、交流戦での勝ち越しも見えてくるだろう。 民主党の方も小沢全代表が賛否はあったが辞任したことで、代表選挙を行い鳩山新代表が決まり、最悪の状態はどうやら脱してみたいで、これから小沢全代表の逮捕された秘書の裁判しだいだが、人気のほうも回復し始めてきたみたいだ。私としてはぐずぐずせずに国会を解散して、選挙をしたら良いと思っているのだが、選挙の方は秋までなさそうだ。
2009年05月24日
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今日の予定では私の所属している史跡庭園を管理するNPOの総会のなのだが、NPO法人は年に1回総会を行わなければならないと、法律で規定されているのだが、今年は正規の案内状が来ないのだ。事務局も5月はイベントが立て続けにあったので、そうとう忙しいみたいなのだが本当にご苦労なことだ。総会に参加するのは理事長を始め役員と、私をはじめ正会員といわれるメンバーの皆さんなのだが、私の所属する史跡庭園を管理するNPO法人の正会員は、大学の先生や地元企業の経営者、また地域の史跡を大切にしたい人たちで構成されているのだ。(私もその中の一人で、自慢ではないが創立時からのメンバーなのだ…) 例年の総会では昨年の事業報告から、今年度の予算の承認・役員の交代(今年は交代の時期でないのだが…)や、会員制度や会費などについて真剣な話し合いをするのだ。総会の後は居酒屋に場所を移して、楽しく交流しながら、ためになる意見をたくさん聞くことができるのだが、そこではいろんな人に支えられていること、そして期待を背負っていることを再認識したりしている。事務局は今年で6回目の資料つくりをしているはずなのだが、手慣れた人が多くの書類を作成・準備するのならともかく、はじめての人が一からすべて間違いなく、しかも短時間でそろえることは本当に大変骨の折れることなのだ。(役所から手直しを命じられて苦労している姿をよく見ているので…) もちろん申請書類の認証申請手続きはもちろん、設立後の届出や法務アドバイス・記帳会計代行など、NPOの運営者の負担を少しでも減らせるように各種サービスを提供している会社もあるそうだが、我々の考えは苦労して書類を一から作り、役所に何度も手直しをさせられても、やっと一年間の活動が認められたNPO法人というのも、「自分が一年間活動した」という愛着が湧きいてくると思っているのだ。それにしても今年はまだ案内状が来てないのだが、たしか総会の招集は「特定非営利活動促進法第30条」で、会議の目的たる事項を示していなければならないし、総会の決議は予め招集通知で通知をした事項についてのみすることが出来ることとなっているはずなのだ。(創立時の時には「特定非営利活動促進法」も少しは読んだのだが…) この理由はマンションの管理組合総会と同じで、議決権を有する会員は総会に出席するかどうかを、招集通知に記載された「会議の目的たる事項」(つまり「総会議案」という事なのだが…)を見て決めるわけなので、招集通知に記載されていない議案がいきなり総会に上程され、予想外の決議がなされてしまうということを防ぐためなのだ。それからすると総会の通知が届いていない今年は、もしかすると開催日が変更になるかもしれないのだが、まあ、今日は二日酔いで少ししんどいので気晴らしに、午前中は史跡庭園でもだ出かけてみようか。
2009年05月23日
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昨晩は工事に必要な土地の用地交渉で若い衆と出かけたのだが、我々がお願いするのは工事本体の用地ではなくて、(こちらの方の用地は役所がすでに買収済なのだ・・・) 仮設用の借地が多いのだ。 この借地の多くは工事に必要な土地(専門用語で「企業地」と役所の監督さんらは呼んでいるが・・・)と同じ筆のことが多いので、工事に協力してくれるためすぐに借り上げることが普通は出来る場合が多いのだ。 そんなことから普通は営業の事務方がお願いに行くのだが、昨日の地権者は工事の内容が聞きたいということで、我々工事の担当者が交渉の場に出ることになったのだ。(工事のことは役所の担当者に聞けばよいのに・・・) 普通は地権者というのは工事現場の近くに住んでいるものだが、(特に地方の道路工事をする場合の農地などはそうなのだが・・・)今回の地権者は隣町に住んでいて、工事現場の果樹園に通い農業をしている人なのだ。 何か問題でもあるのかと手土産を下げて、車が1時間以上かけて地権者宅に行ったのだが、すぐに話が出来て反対に何か拍子抜けをした気分だった。それと言うのもその地権者が、隣町の町会議員だったのだ。 隣町でも今回我々が入札した工事と同様な工事が計画されており、その今回の地権者である町会議員が、地元のまとめ役になっているというのだ。そこで工事のことについていろいろ聞きたかったらしく、我々が呼ばれたらしい。 そんなことなら最初から役所の方も事務方の方も言ってくれていたら、それなりの資料を作っておいたのだが、今回の借地に必要な資料しか準備していなかったので、一般的な工事の話しか出来なかった。 それでも30分くらいはその市会議員さんと話して、またまた1時間以上かけて事務所に帰ったのだが、あまりにも馬鹿馬鹿しかったので若い衆と、夕食をかねて事務所の近くの焼肉屋で、まあ祝杯を上げたのだ。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月22日
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日本経団連が取りまとめた大企業の今年の夏期賞与・一時金妥結状況によると、今夏のボーナス妥結額は回答した大手会社の平均で前年実績比約2割減の約75万5千円となり、昭和35年からの調査開始以来、過去最大の落ち込みを記録したそうだ。そのうえ人事院が国家公務員の夏季期末・勤勉手当を臨時に減額勧告したことによって、各都道府県人事委員会も国家公務員と同様に、地方公務員の夏季ボーナスを臨時減額するよう求めており、その数は36都道府県になっていて減額幅は国家公務員と同じ0.2カ月分が大半だそうだ。私の住んでいる愛媛県でも県の職員や松山市の職員も、夏季ボーナスを国家公務員と同じように臨時減額されるみたいだ。公務員のボーナスが減額されると、我々のボーナスとそれに引きずられるように少なくなっていくだろう。 引き下げを見送った県の人事委委員会では、財政難等で独自の給与やボーナスカットを実施しているところが多いらしく、そのあたりなどの事情を考慮してボーナスのカットはしなかったそうだが、愛媛県のように財政難等で独自の給与カットをしている上に、夏季ボーナスを国家公務員と同じように臨時減額する県ももあるみたいだ。多くの企業のボーナスはこれから決まっていくのだが、今回の日本経団連の調査対象は、東証一部に上場する従業員500人以上の大手企業だけで、6月に第2回の調査が行われて(このあたりで私の事務所なども大体の支給額が見えてくるのだが…)7月中旬に最終集計が行われるのだ。今年は少し工事の実績が上がっているので、給料の増額は到底望めないが、ボーナスくらいには色を付けてくれるのではないかと期待していたのだが、どうやら今の情勢ではそれも厳しそうだ。 そんなことをしているから今年の景気は最悪になりそうで、米国経済の崩壊で自動車や電子部品の輸出など外需が大幅に減少ているし、個人消費を中核とする内需も大きく落ち込んでいるのだ。政府の予想では4月以降は、定額給付金の支払いや高速道路料金値下げなどで、経済対策効果が表れて来るとのことで、消費者心理の改善など最悪期の脱出をうかがわせる指標も出ているのだが、夏のボーナスが大きく減少したらそんな予想など外れるのに決まっているではないか。(私の家でも夏のボーナスは全額貯金に回して、マンションを購入した時のローンの返済等にすることで、嫁さんとの調整は昨日に終わっているのだ…)昔よく言われていたのだが、政府の景気対策で景気のアクセルを踏んでおいて、企業の夏のボーナスカットなど個人消費を中核とする内需支出の金を、減少させるブレーキを踏んでいるみたいなものだ。 こんなことをやっていては、いつまで経ってもこの悪い景気は回復するとは思えないのだが、ここは企業も景気がよかった時期に溜め込んで内部保留金を吐き出す位して、社員に還元したらどうだろう。政府もそのための減税をこの際企業にしたら、少しは個人消費も上向いてくると思うのだがどうだろうか。(ボーナスをあと10万円余分くくれたら、20万円くらいは余分に使おうと思うのだが…)
2009年05月21日
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豚から始まってメキシコから流行ってきた新型インフルエンザだが、ついに東京都でも感染者が見つかったそうだ。東京都内で新型インフルエンザの感染者が確認されたのは初めてだが、ついにと言ったところだろう。 東京都は八王子市の女子高校生が、新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表した。高校生は少し前までアメリカへ旅行していたそうで、海外での感染が考えられているそうだ。 馬鹿な大阪府知事が自民党の幹部と同じように、今回の新型インフルエンザは毒性が少ないので、あまり大きな事にはならないと言っているが、素人が無責任な事を言って大事になりそうな予感が私はしているのだ。 世界保健機関の新型インフルエンザ対策に携わる医師は、「通常の季節性インフルエンザと同様と言われるが、被害は全く違う形で出てくる。想定される被害にどう対処するか真剣に考える必要がある」と警告しているのだ。 大阪府と兵庫県だけでなく滋賀県や東京都でも感染者が出ており、国内感染者の合計は238人となり200人を突破してしまい、病院の女性事務員の感染も確認されており、医療関係者にも感染者が出始めているのだ。 新聞情報によるとほとんどの感染者は軽症だが、持病のある人や発症後の治療が手遅れだった人以外に、一部の健康な成人も重症のウイルス性肺炎を起こしており、世界的にも重症・死亡例が出てき始めているのだ。 大阪・兵庫両府県で確認された新型インフルエンザ感染について、厚生労働省の疫学調査で約3000人の濃厚接触者が確認されており、これらの人間を全部調査して、感染源の特定をするのは到底無理なことだろう。 今回の新型インフルエンザが危険なのは、季節性インフルエンザによる死者の多くが高齢者か重い疾患のある人だが、今回の新型インフルエンザはウイルスが直接死因になっているとも言われているのだ。 ついに人口密集地である東京都で新型インフルエンザが流行り始めたので、これからドンドン新型インフルエンザの感染者が出てくるだろう。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月20日
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プロ野球も開幕から40試合くらい消化したのだが、今日からは例年より少し早いのだがセ・パ交流戦が始まった。私の応援している中日ドラゴンズは、敵地の西武ドームで埼玉西武ライオンズとの対戦から、交流戦が始まったのだ。 今年は多くの野球解説者が予想したとおり、私の応援している中日ドラゴンズはあまりよい成績ではないが、それでも借金2というところで、何とかセ・リーグの3位をキープしているのだ。(良くやっていると言うのだろうか・・・) 今シリーズの対戦相手である埼玉西武ライオンズも、同じように交流戦を借金2で迎えることになったのだが、昨年10勝14敗と負け越したセ・リーグとの対戦の緒戦は、今季負けなしの岸投手が予想どおり先発してきた。 西武ライオンズの渡辺監督は「交流戦はクライマックスシリーズに残るためには非常に大事になる。相性はよくないが、上のチームに離されないようついていきたい」と言っていたが、その不安がさっそく現れたと言っていいだろう。 中日ドラゴンズは試合開始からおかしな状態が続いており、二回には名手井端選手の遊飛落球で先制されると、三回もは森野選手の三ゴロ失策がらみで追加点を奪われるという、試合序盤は完全な負けパターンだったのだ。 それを救ってくれたのが主砲のブランコ選手で、ソロとはいいながら2打席連続のホームランとは、打撃開眼といったところだろう。8回の表に中日ドラゴンズが逆転して、そのまま逃げ切り開幕以来の今季2度目の4連勝となったのだ。 あまり調子がよくなった朝倉投手も粘りきって4勝目をあげるし、岩瀬投手も9セーブ目をあげることが出来た。和田選手もとどめの11号ホームランを打ってくれたし、投手陣と打撃陣は最悪に状態は脱したみたいだ。 開幕から頑張っていた外野の野本選手と藤井選手の調子が下降気味だが、この二人に刺激を与えると言うことで、中日ドラゴンズの交流戦の秘密兵器として、平田選手が今日から1軍に合流すると新聞には書いてあった。 交流戦でのパの主催ゲームでは、平田選手を左翼で起用すれば、少しお疲れ気味の和田選手をDHで使うことも可能となり、低迷するチームの起爆剤として平田選手の活躍が期待されるているのだ。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月19日
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民主党の新代表に鳩山幹事長が決まったのだが、日曜日の朝のTVにはその新代表が出ずっぱりだった。民主党代表選で鳩山新代表が選出されたのを受け、新聞社が緊急の全国世論調査を実施し、麻生太郎首相と鳩山新代表氏のどちらが首相にふさわしいかを聞いたところ、鳩山民主党代表との回答が34%で、麻生首相の21%を上回ったそうだ。そのうえ次の衆院選で勝ってほしい政党の質問では、民主党が56%となっていたそうで、自民党の29%の2倍近くに達したそうだ。(マスコミが世論が押していると言っていた岡田氏が、民主党の代表になっていたら、どれくらいの数字にになっていたのだろう…)もっとも一番多かった答えは「どちらもふさわしくない」と言うのだったそうで、これが国民の真の声に近いのではないだろうか。 民主党の鳩山新代表も現総理の自民党麻生総裁も名門の出身で、両家とも資産家である上に、国会議員として月に何百万もの給料で生活している彼等に、我々の生活の何がわかると言うのだろう。毎月の食費等を最低限に抑えながら、月給内で赤字を出さないようにどれだけ苦心しているかなんて、これっぽっちも解らない筈だろう。それでも世論調査で鳩山新代表の方が首相にふさわしいと思うのは、今日のTVでも新代表が「麻生首相は高級料亭のイメージで、自分は居酒屋のイメージを持っているからだ」と言っているように、麻生首相は毎晩ホテルの高級バーで仲間と酒を飲んでいるイメージだが、鳩山新代表は仕事帰りに居酒屋で「お疲れさん、乾杯」と仲間と慰労会をしているイメージなのだ。(もっとも今日のTVで本人が言っていたのだが、鳩山氏が経営していた居酒屋はつぶれてしまったそうだ…) 私がマスコミ等が行い調査で不思議だと思っているのは、鳩山幹事長と岡田副代表が民主党の代表選挙を行ったのだが、このときは国民の世論はマスコミの調査では、岡田副代表の方が高かったはずだった。それが新代表が鳩山氏に決まったとたん、自民党の麻生総裁の倍以上国民の支持を集めるというのが、どうしても理解できないのだ。それならきっと岡田氏が代表になっていたら、自民党の麻生総裁の3倍くらいの支持率になっているはずだろう。この調査で一番多かった答えは「どちらもふさわしくない」と言うものだったが、その回答のすべてが岡田氏が次の首相に一番ふさわしいと思っているとは、到底考えられないからだ。つまり、マスコミの調査なんて以下に信用できないということだろう。 この調査結果にビックリしているのは、民主党の議員よりも自民党の幹部連中みたいで、自民党の政党支持率が民主党に逆転を許したうえ、上昇機運にあった内閣支持率も微減に転じたことに、調査結果を聞いた自民党幹部は数字を聞き直し絶句したそうだ。今回の民主党代表選挙で与党側にあった鳩山新代表への歓迎ムードは、政権交代を求める民意の強さの前に吹き飛んだようで、麻生首相で衆院選を戦うことへの懸念も再燃し「早期の衆院解散はとてもできない」と、早速麻生降しが再度始まるみたいだ。どちらにしても名門同士のお坊ちゃま対決では、我々の生活がよくなるとは思えないので、「お好きにやって下さい」といったところだろう。
2009年05月18日
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厚生労働省は神戸市内の同じ高校に通う高校生9人について、国立感染症研究所の検査で新型インフルエンザ感染が確認されたと発表した。これで日本中に新型インフルエンザが、蔓延することの立証がされたわけだが、今日の朝のTVの中で与党の幹部が「新型インフルエンザの流行は、たいした事態とは思っていない」と発言していた。しかも兵庫県高砂市の高校でも、渡航歴のない3人が新型インフルエンザ感染濃厚であることが判明しており、国立感染症研究所が遺伝子検査で最終確認をしているが、この高校や兵庫高校の感染者のほとんどは、バレーボール部員となっており、感染が確認された神戸高校の3年生もバレーボール部員で、大型連休中に2校と交流試合をしているというのだ。そのうえ感染の疑いのある症状のある高校生は約100人を超えており、その生徒全員に聞き取り調査と簡易検査を進めているのだ。 この中で私が問題だと思うのは、いくら民主党の新代表が決まった問題で討論していたTVだろうが、自民党の幹部が「新型インフルエンザの流行などあまり大きな問題ではない」と発言したことで、マスコミなどはきっとあまり問題にはしないだろうが、その態度が今回の神戸市の高校の校長の態度にも表れているのだ。その問題校の校長は「驚きという言葉しかない。私どもの足元で起こるとは夢にも想像しなかった」と動揺を隠せない様子だったが、大型連休中は世界中で新型インフルエンザが流行し始めてころで、そのころになぜバレーボールの交流試合をしたのか、私には理解が出来ないのだ。初の国内での新型インフルエンザ感染が確定した神戸市では、学校間のスポーツ交流を通じて感染しており、その注意不測の結果で、市対策本部が特定した地域では、幼稚園・小中学・高校が1週間休校になり波紋が広がったのだ。 こんな国内感染という重要な事態になっているのに、政府の関係省庁の局長級でつくる「新型インフルエンザ対策本部」では、集会やスポーツ大会に関しては、新型インフルエンザが今は弱毒性と指摘されていることから、当初想定に含めていた主催者への自粛要請はせず、必要性の検討や開催する場合は、感染機会を減らすための工夫を求めることにとどめたそうだ。(なんという馬鹿なことを言っているのだ…)政府は引き続き水際対策も進める方針を確認したが、国内初感染が確認されたのに伴い、重点は感染のまん延防止策に移したそうだが、河村官房長官は会合で「新しい局面を迎えたが、多くの方が順調に回復されている」と呑気なことを言っているのだ。 新型インフルエンザが猛威を振るった90年前の新聞では、「感冒ははじめはたちがよくて、寝込む人など一人もいなかったが、最近は病質が一変し、危険性が高まっている」と載せられており、今回の新型インフルエンザが安心だとは、何時まででも言えないのが実情なのだ。そのことを政府の役人も与党の幹部も国民には隠し、「大丈夫だ」と嘘の情報を流しているのだ。そのうえ厚生労働省では感染ルートの特定も行っていないらしく、厚労省の幹部は「現在、関係者から聞き取り中」とか「わからない」などと、歯切れの悪い答えを繰り返しているのだ。これは感染ルートをハッキリさすと、経済活動等にも支障が出ると思っているからに違いないのだ。つまり、国民の命よりも企業活動のほうが、大切だと思っている証拠なのだろう。
2009年05月17日
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昨晩は獣医サン御一行と意気投合して飲んだのだが、その若くてハンサムな獣医さんは今度松山のほうに帰ってきたのだが、なんと私のマンションの近くに住んでおり(このことも意気投合した理由で、彼とは30分以上ローカルな話題で話していたのだが…)それまでは東京の大学の獣医学科を卒業して、岡山の動物病院で働いていたそうだ。今度自宅の近くにペット専門のホテルが出来て、そんなこともあって生まれ故郷の松山に帰ってきたそうだ。その先生は自分は犬を飼っているが、専門は鳥類とウサギが専門だそうで、私も知らなかったのだがすべての獣医さんが、すべての動物のすべての病気に対応できるわけではなく、獣医さんにもその専門分野があるといっていたのだ。特にペットが慢性的な疾病を抱えている場合には、かかりつけの獣医さんからスペシャリストの紹介を受けるべきだといっていたのだ。 それでもペットを飼う人は多いみたいで、ペットが体調不良を起こすとすぐに病院に連れて来るそうだが、よい動物病院の多くは完全予約制だそだが、その獣医さんが酔っ払って言うには「獣医や動物病院が成功する為には…技術よりも話術ですよ」そう豪語する獣医も多いそうで、たしかに獣医さんが成功する為に必要とされているのは、どうしてもお客様との話術なのだが、このことは獣医さんだけではなく人間の医者でも大切なことだろう。お年寄りなどが多くて流行っている病院(この場合は当然人間様の病院だが…)などは、やはり優しい口調等で話しているということを、若い獣医さんにも言っておきました。(人生の先輩として、ついでに奢っていただいたお礼を込めて…) もっとも昨晩の飲み会の話題は動物談義で、私の裂くションの若い衆もハムスターのことを熱心に尋ねていた。その中で面白かったのはハムスターがゴキブリホイホイに引っかかることで、一応ハムスターのゴキブリホイホイのはがし方というマニュアルも出来ているそうだ。それによるとベタベタしたホイホイの粘着物質は、油をなじませると粘着性が弱まりので、食用の油やバターを使うそうだ。うまくはがさないでハサミなどを使うと、皮膚を切ってしまうかもしれませんし、無理やりはがすと毛が抜けまくって大変なことになってしまうそうだ。食用のものを使うのはハムスターがなめてしまう事を考えてなのだが、あまり無理せず徐々に剥がしていき、その後毛についた粘着物質にもよく油をなじませるそうだ。身体全体に植物油がなじんできたら、手早く動物用シャンプーで洗いのだが、ここでは「手早く」が大事になってくるのだ。 それというのもハムスターは元々砂漠の生き物だそうで、水にぬれることは大変ストレスになるのだ。そこで洗ったらすぐにタオルで拭き、ドライヤーで乾かかしてやることが大切だそうだ。若い衆のハムスターも一度ゴキブリホイホイに引っかかったことがあるそうで、はがそうとして失敗してまたくっついて、それをはがしてというように繰り返しているうちに、最後は死んでしまったといっていた。このようにハムスターがゴキブリホイホイに引っかかることは、あまり珍しいことではないそうで、はがし方を知っていれば動物病院に行かなくてもそれほど難しくないと言っていた。ハムスターの採血が非常に難しいことや、好物のヒマワリの種をやりすぎるた、成人病にもなるとのことだった。 今日になって獣医さん御一行とは別れたのだが、また今度一緒の飲もうといっておいたので、楽しい話が聞けそうだ。
2009年05月16日
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昨日は私のセクションの若い衆が現場で、工事の作業上ヘタを打った指示をしていたので、私が現場に行って下請けの代理人と話をしに行った。工事もまだ土工に手が付いたところだったので、手戻りも少なく修正ができたのだ。 そんなこともあって夜にはその若い衆と酒を飲みに行ったのだが、その居酒屋で隣の席になったのが、なんとその若い衆の高校の同級生だったのだ。そんなことをあってそのグループと合同で飲むことになったのだ。 そのグループには4人のうち若い女性が2二人ほどいたし、何かお金を持っていそうな感じがしたので、ゴチにでもなろうと思っていたのだが、一番若い男前氏は「先生、センセイ」と呼ばれていたので、医者かと最初は思っていた。 ところが、医者は医者でもそのかっこいいセンセイは、動物病院の獣医さんで、若い衆の同級生がその動物病院の事務をしており、同伴の若い女性二人は看護婦さんというか動物の世話をするスタッフだったのだ。 私の部下の若い衆は自分のアパートに、ハムスターを飼っているという(私だけでなく多くの事務所の人間が思っているのだが・・・)変わり者で、その獣医さんと意気投合してドンドン酒を飲みはじめたのだ。 そんなこともあって、最初に飲んでいた居酒屋から若い衆の同級生がよく行くというショットバーに行ったのだが、今度はその店のマスターと奥さんが犬好きで、昨晩はほとんど動物談義で酒を飲む羽目になったしまったのだ。 その獣医さんの話によると、今はペット稼業も一時ほどの繁盛振りには影がさしはじめ、不況業種になり始めているみたいといってはいたが、なかなか景気よさそうな話だった。(若い衆の同級生は不況だといっていたが・・・) 話しの中心にいる若くてハンサムな獣医さんも、私と一緒で酒もまあまあ好きで飲んでいたし、競馬が好きだそうで私とはその話で盛り上がった。新型インフルエンザということ豚のことが話題になっているが、馬も風邪ををひくそうだ。 そういえば数年前に馬のインフルエンザが流行って、競馬のレースが中止になった話をしたのだが、獣医さんもそのときのことは覚えており、仕事をほっぽりだして競走馬の治療に、出かけたかったと面白く語っていた。 動物病院の面白い話も相当聞かせてもらったのだが、その話は今日の日記に書いてみようと思っている。ちなみに、その獣医さんも独身だが、メスのダックスフントを飼っているそうだ。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月15日
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私は仕事の関係で自然石を使った擁壁を作ることもあるのだが、石積工法はまず第一に、絶対に崩れてはならないという安全性が重要で、そのうえで石一つ一つの表情を生かして、景観的な美しさをつくり出さなくてはならないので、かなり熟練を要する技術といえるのだ。もっとも法面勾配が45度より急なもの(一割勾配というのだが…)を、本当は石積みといい、それよりも緩やかなものは敷石や石張りと呼ぶのだが、便宜上石材を使った土留めを兼ねた外壁などを、すべてまとめて石積み擁壁とか石垣と呼んでいるのだ。その石垣を造る技術の研究会があるのだが、その研究会の総会に数日前に参加したのだ。 石積みの施工法には「練積み」と「空積み」があり、練積みは裏込めにコンクリートやモルタルを使用して石を積み上げていく方法で、構造上は重量擁壁の一種とされ安定度が高く5メートルくらいの高さまでは積んでもよいのだが、空積みは、裏込めにコンクリートやモルタルを使わずに、割栗石や砂利を用いて石を積み上げる方法である。練積みに比べ脆弱であまり高く積んではならないとせれており、「建築基準法施行令」の規定では、高さが2メートルを越える石積みは、練積みでないと認められていないのだ。これも考えるとおかしな話で、戦国時代に建てられたお城などは、10メーター以上の石垣を造っており、400年以上経っているのに壊れたいないのだが、お役所は認めていないのだ。私が参加している石垣の研究会は、この空積みの技術を現在の土木工事に生かすことを学ぶ研究会なのだ。 その研究会の総会での記念講演として、本格的城郭石積みの初めとされる穴太衆積みの棟梁の話を聞いたのだが、この穴太衆積みの石垣というのは、安土桃山時代に近江の穴太地区、現在の滋賀県坂本地方出身の石垣師が積んだ石積みの手法で、一般的な石積みの積み方である野面石積みと少し積み方が違っているそうだ。野面石積みでは石の一番広い面(大面と呼んでいるのだが…)を石積みの表に使って積み上げていくのに対して、穴太積みは石の側面の小口または小端の「小面」と呼ばれる部分を使って積み上げていくそうだ。これは石の控えを長くとるので、石垣の強度が増し高く積み上げることができたということだ。もっとも穴太衆積みは巨石を使って積みことが大半で、我々は地域の歴史的な文化として石積みを考えていることから、河原にあるくらいの石で造る石積みを考えており、石の積み方も少し違ってはいるのだが、石に対する思いは話の内容からは伝わってくる貴重な話だった。 私が今年の研究会で少し勉強と思っているのは、明治時代から積まれはじめたという鵜立返し積みという方法で、この石の積み方は明治301年頃から中央線の鉄道工事が始まった頃に、大久保芳正という石工を中心とする石工一団があり、いろいろな積み方をして研究したそうで、その研究の結果 、矩形の石を谷に落し込み斜め45度に寝かせる「鵜立返し積み」という方法を確立したといわれているのだ。私が仕事をしている地域では田畑の石積みなどは、鵜立返積の簡略版といった折返し積とか往復積と呼ばれる石積みが大半なのだが、これが「鵜立返し積み」のルーツなのか「鵜立返し積み」の簡略版なのか、これから調べて行きたいと思っているのだ。
2009年05月14日
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鴻池官房副長官が週刊誌の女性問題報道で、辞任に追い込まれたことになったのだが、このことは内閣支持率が回復し始めていた麻生内閣にとって冷水を浴びせる形となるだろう。自民党の中では「中川秀直は女好きで中川(女)といい、中川昭一は酒好きで中川(酒)と書く」と、あるTVの番組の中で勝谷誠彦氏が紹介していたが、女好きは元幹事長だけではないみたいだ。鴻池氏の副長官起用については、30年来の友人である麻生太郎首相の肝いりだっただけに、「お友達内閣」の限界を印象づけたのだ。そういえば中川全財務・金融相も、首相と関係が近い「盟友」でもあるそうだが、首相の任命責任も問われるだろう。 私が今回のことで一番腹が立ってるのは、鴻池官房副長官が熱海までの往復交通費に、国会議員が公務の際に使う「JRパス」を使用していたことなのだ。鴻池官房副長官の女性問題は、今年の1月にも週刊誌で報道されたが、麻生首相は「個人の問題」と擁護し厳重注意にとどめただけだったのだ。それが今回は東京の議員宿舎ではまたマスコミのばれると思ったのか、国会議員が公務の際に使う「JRパス」を使用して、熱海で女性とホテルに宿泊したそうだ。このお泊りは4月末だそうで、このころは新型インフルエンザの発生を受け、政府が対応を強化している最中だったのだ。これでは政府・与党内からの「緊張感に欠ける行動だ」との批判が出ても当然だろう。 麻生首相は「脇の甘さが彼のいいところだし、問題になるところでもある」と、鴻池官房副長官のことを言っていたそうだが、漢字も満足に読めない首相にそんなことは言われたくないだろう。鴻池官房副長官が週刊誌記者から直接取材を受けたのは先週だったそうで、報告を受けた首相官邸では、首相や河村建夫官房長官らが対応を協議してきたが、首相も今回は慰留に動かなかったそうだ。さすがの河村官房長官も記者会見で「職務に精励するために活用するもの。公私混同があってはならない」と非を認めるしかなかったそうだ。(鴻池官房副長官はJR運賃を返額するみたいだが、そんなはした金など受け取らずに、いつまでもさらし者にしてやったらよいのだ。 1月にも同じ女性を、東京・麹町の参院議員宿舎に宿泊させたとする記事が週刊誌に掲載されたが、あれほど叩かれたのに本当に懲りてはいないみたいだ。表向きは「健康上の理由で、循環器系内科に入院した」と説明しているが、事実上、女性問題で引責辞任した形となり、河村官房長官は「首相としての任命責任は避け得ない」と述べていた。鴻池官房副長官は記事の中での事実関係を認めており、「女房に弁明のしようがないし、あちらの家族にも申し訳ない。麻生政権の足を引っ張るようなことをやってしまった」と述べて反省はしているみたいだ。本当に反省の二文字は見つからなかったみたいだ。
2009年05月13日
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マスコミの力というのはすごいもので、民主党代表の小沢氏が昨日辞任表明をしたのだが、それこそ新聞等のマスコミがが『辞めろコール』を秘書が逮捕されてから2ヶ月間もやめず、これでは次の総選挙に影響があると判断して辞任したみたいだ。辞任会見では衆院選の勝利を最優先に判断したことを強調し、「総選挙へ向けて挙党一致で戦う態勢を作り上げてもらいたい」と語り、世論調査等で小沢代表自身への逆風が大きく影響したことを認めた辞意表明だった。これで民主党の支持率が回復するかというと私はそうは思えず、反対に民主党の支持率は今日を境にがた落ちになるかも知れないと思っている。本当に小沢代表がが辞任してしまえば、へたをすると今日で政権交代は無くなってしまう危険性も高いとさえ思っているのだ。 これからの小沢元代表との行動しだいだが、来るべき衆議院選挙では民主党は惨敗するに違いない。そんなこともあってか今年の大型連休中小沢代表は、北海道出張以外は公式日程を入れなかったそうで、党規約を読んで代表の権限を調べたり、代表が辞任した場合に他の役員も辞職するのかどうかを気にかけたりしていたそうだ。民主党の鳩山幹事長は小沢代表が辞任するなら、自分も幹事長を辞めるといっていたので、当然辞任するだろうが、国会開催中ということもあって、国対委員長等の要職はそのままだろう。(ここは与党の批判を恐れず、すっぱり人身刷新と言うことで、国会の空白時期でも作ったら面白いのだが…)少し前までは首相が政権を投げ出して、審議に空白を作った与党の体たらくを思い出させるいいチャンスにしたらと思っているのだ。 これで検察との一騎打ちの体制は出来たのだが、これからは小沢氏は党内の批判はなくなったことにより、検察への反撃の動きに私は関心をもっているのだ。これまで小沢代表は西松建設から政治資金を受け取った理由などについて、記者会見などでは明らかにしていないのだが、小沢代表にしてみれば「法律にのっとて処理しており、やましいところは何もない」との思いが強いからだが、起訴された秘書の初公判が近く開かれると、やはり民主党内では「裁判の冒頭陳述で新事実が示された場合にはマスコミが騒ぎ、衆院選へのダメージは計り知れない」との懸念も示されていたみたいだ。東京地検は西松建設をめぐる捜査終結についてまだ明らかにしておらず、小沢代表は自らに捜査が及ぶことを警戒しているようだが、ここのところは要注意といったところだろう。 もう一度政権交代を見てみたい私にとって心配なのは、自民党の幹部が言っているように「もともと民主党はバラバラの政党。小沢さんの力でまとまっていたんだから。その小沢さんが辞めたんだから、求心力がなくなっているんじゃないか」ということだが、小沢代表には総選挙への下支えは今のまま続けてもらいたい。自民党を離党して16年、大半が野党暮らしだった小沢代表の政権交代への執念を、次回の総選挙で見せてもらいたいものだ。
2009年05月12日
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昨日は私が参加しているウォーキンググループののイベントがあって参加したのだが、参加者は60名くらいいたのだが、朝JR松山駅に集合して松山中央公園から岩堰まで歩いたのだ。今回にウォーキングの趣旨は「地元の川の歴史を知ろう」ということで、私の仕事に関することも多かったので、石手川の歴史のことも歩きながら少し話しておいた。ちょうど昨日は出発点の松山中央公園にある野球場(坊っちゃんスタジアムと呼ばれているのだが…)で、東京ヤクルトスワローズと広島カープとのディゲームが行われるので、朝からけっこう多くの人が公園内にはいたのだ。松山中央公園には野球場や市民プール・武道館などをはじめ多くのスポーツ施設があるのだ。敷地は松山中心市街地・松山空港からそれぞれ約4Kmの距離にあり、石手川・重信川及びJR予讃線の軌道に囲まれた三角地で、敷地面積は約53ヘクタールなのだ。 昨日のウォーキングは「新緑ウォーク」ということで、この石手川沿川を探索したのだが、石手川は高縄山系の三方ヶ森付近に源流を発し、松山市東部にやや急な扇状地を形成し、出合にて重信川と合流する延長が24キロメートルにおよぶ一級河川で、もともとは「宝川」とも「湯山川」とも呼ばれていたのだ。松山平野に入ると西走し現在の松山市中心部付近を流れていたとされるのだが、戦国時代末期に改修工事を命じたのは松山藩の藩主であった加藤嘉明で、その家臣の足立重信が実際に指揮を取って改修工事を行ったのだ。この改修工事では、石手寺近くの岩堰という場所で流れをせき止めていた岩石を砕き、流路を南西に変えて現在の川床としたのだ。この流路変更工事によって、現在の市街地周辺に水田を確保することができたのだ。(「持田」という地名は、砂山だったところが美田になったので名付けられたそうだ…)このため、旧川床だった市街地地域では、今日でも地下水脈が走っており、地下水に恵まれているのだが、元々から石手川の流量は少なく、大雨増水時以外はあまり水量は多くなかったみたいだ。 その少なかった水量でも洪水時には、多くの被害をもたらした記録が残っており、急流であったため江戸時代から、何度も改修工事は行われているみたいだ。反対に渇水時には石手川の水量では、灌漑用水が満足に行き渡らなかったらしく、水争いをして死人が出たという記録も数多く残ってるのだ。現在では石手川ダムを作った関係で、ますます石手川の水量が減少してしまい、大雨増水時以外は川底をさらしているのが現状なのだ。石手川の両岸は終着点の岩堰から下流にかけての一帯は、市街化し右岸側は松山市の中心市街地に接しているのだ。左岸は長らく開発が進まなかったが、バイパス工事が行われた昭和40年代から宅地開発が進み始め、今日ではマンション等が建ち並ぶ市街地となっている。また、河岸の多くには公園が設置され、市街地に近いことから市民の憩いやスポーツ活動の場として親しまれているのだが、これは大正3年に「大正天皇御即位御大典記念事業」で公園整備を始めたのだ。 このように多くの歴史的な事項のある石手川なのだが、昨日歩いたのはその沿川一部の6キロほどで、それでも一日の日記には書けないくらいなので、面白い記事を見つけたときにこの続きを書きたいものだ。
2009年05月11日
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いよいよというか新型インフルエンザウイルスが日本にも上陸してきたのだが、アホで官僚の言いなりロボットの舛添厚労相は、新型インフルエンザの患者がいくら出ても、入国前に確認されており政府の対策方針上では、「国内感染にはあたらない」として、特別な対策を特には取らないそうだ。同行していた同じ高校の男子生徒1人についても、遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を示す結果が出ており、国立感染症研究所で最終確認をしたところ、やはり新型インフルエンザに感染していたのだ。新しく感染がわかった生徒一行は入国せずホテルに留め置かれているため、感染が確定したているのに国内の行動計画は、第2段階である国内発生早期に移行しないそうだが、同じ飛行機の搭乗者に感染者がさらに増える可能性がドンドン高まっているのだ。 厚労省の国内の行動計画では、機内で感染者の半径2メートル以内にいた人は、「濃厚接触者」として健康監視などのため、帰国から10日間は入国させずホテルに留め置く方針を取っているそうだが、今回は既に高校生と教諭の一行33人のほかに、乗客乗員16人が停留中になっているのだが、新たに1人の感染が確定すると、その患者の半径2メートル以内にいた乗客はさらに増えることになるはずだ。それなのにそれらの乗客等の入国後に留め置き措置を取ることはできないみたいで、厚労省は該当する乗客の割り出しと、健康状態把握を急いでいるそうだ。厚生労働省と航空会社の調査では、新型インフルエンザの感染者と同じ飛行機に搭乗し、宿泊施設に隔離されずに入国した新型インフルエンザウイルスのキャリアは、なんと167人にもなるそうだ。 この新型インフルエンザウイルスのキャリアについて、厚労省から連絡を受けた全国各地の保健所が健康状態の確認を進めているが、今回のカナダで感染して米国から帰国したなど、発生国から帰国した人の健康観察については、連絡先のリスト化などに時間がかかり、通常は早くても帰国2日後から始まるそうだが、今回の感染に関しては25都道府県の保健所に、144人分の乗客リストが既に届いており、そのうち134人には連絡がついたそうで、感染が疑われる例はないことを確認しているそうだが、東京都内でも10人に連絡がついていないそうだ。厚労省は各地の保健所を通じて、発熱の有無などを確認し不要不急の外出はなるべくしないよう求めているそうだが、今でも街中で新型インフルエンザのウイルスを撒き散らしているかもしれないのだ。 私はあまり国が多くの事に干渉するのは好きではないが、こうなると香港のホテルが行った完全隔離も、今回新しい伝染病に感染など、時と場合によっては必要だと思えてくる。この高校生一行は事態の重要さを一切認識していないみたいで、感染した生徒らの一行がカナダで、せっかく国際交流事業を支援する団体が、新型インフルエンザ感染を防止するためマスク50枚を送付したのに、そのマスクを現地では一切着用していなかったそうだ。マスク着用について学校側の発表では、「現地の街が落ち着いていて、誰もマスクを付けていなかった。マスクを付けて町に出ると違和感があるので付けなかった」と説明しているが、いかに厚労省や外務省の通達など守られないことがわかっただろう。(後は、何時国内感染が発表されて、パニックになるかだろう…)
2009年05月10日
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昨日のTVのニュースを見ていると、国債や借入金などの国の借金が昨年度は減少したそうだ。本格的な決算が終わってないので確定的な数字ではないが、国債の一種である財投債の減少が主な要因ということだったが、国の借金が前年度比で減少したのは、戦後に国債発行を開始してから初めてのことみたいだ。政府が言っていた財政再建の「一里塚」として、来年度までに基礎的財政収支を黒字化させる方針の一環だが、昨年度の補正予算は「霞ヶ関埋蔵金」を利用したのだから、当たり前の結果であろう。しかし、経済危機に伴う大規模な財政支出で、今年度は再び国の借金の残高は増加する見通しだ。それでも麻生首相は財政再建は無理だとは言えないらしく、「ぼろぼろになった旗(目標)だが一応立っている」と無責任なことを言っているみたいだ。 もっとも、この財投債というのは政府が、政府系金融機関などに貸し付ける原資として発行するためのものらしく、政府が政府系金融機関を縮小する計画を進めているため、昨年度は過去に発行した国債分の償還が多かったからなのだ。昨年度においても国の税収不足を補うために発行する普通国債は、経済危機に伴う補正予算編成による新規発行の積み増しなどで、国の借金はどんどん増加しているのだ。今国会で審議されている過去最大規模の追加経済対策の実施で、10兆円を超える国債発行が必要になっておりのだが、借金の大幅な増加が現状ですら「火の車」の国の財政を、当然ながら一段と悪化させることになるはずだ。しこし前まで政府の言っていた「将来世代に過大なツケを回さない」ためにも、なにか新しい財政再建の道筋が必要だろう。 新しい財政再建の道筋と言ったら、政府の頭の中は消費税の増額しかないみたいで、今回の経済対策の策定に当たっては、国の財布を握る財務省に対して自民党議員から、大規模な財政支出を求める強い圧力があったようで、財務省幹部は「誰も彼も、政局と選挙のことしか頭にないみたいだ。今回は大規模な財政支出を認めるが、見返りに税制の見直し時には協力してもらう」などと、消費税の増額を前提にした大型補正予算であると明言しているのだ。それとは別の話だが国家公務員一般職の今夏のボーナスについても、減額を求めた人事院臨時勧告の完全実施を決めたみたいで、給与関係減額案を昨日に閣議に報告したそうだ。(国会議員の議員歳費の減額はこれから検討するみたいで、6月のボーナスには到底間に合わないとのことだった…) 人事院勧告で国家公務員の夏のボーナスが削減された場合には、国会議員の歳費削減についても当然削減が必要なのだが、議員歳費削減には国会議員歳費法の改正が必要だそうで、このため野党にも呼び掛けて国会議員歳費法の改正案を、できれば今国会に超党派で議員立法を提出したい考えだそうだが、その裏には「こんな法律を提出しても、参議院で審議未定となって6月には成立しないだろう」という腹積もりが、自民党の議員連中にはあるみたいだ。(自分たちの身銭は一切切らない体質がよく分かるようだ…)
2009年05月09日
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私も糖尿病の定期健診を受けているので、昨晩は食事と疾患に関する本を読んでいたのだが、食事と生活習慣病が大きく関係しており、食生活指針の策定が行われるようになったそうだ。これは米国で食事と疾患に関する栄養疫学が活発に行われるようになっているのだが、なかなかためになる内容だったので、明日事務所で大事な箇所はコピーして、嫁さんにも渡しておこうと思っている。この「栄養」という言葉をITで調べてみると、「栄養とは生物が自らの体を構成して生活活動を営み、健康を維持・増進して生命を維持してゆくため、必要な物質を外界から身体に取り入れ、これを利用する現象をいう」となっていた。しかも、この「栄養」という言葉を発明したのは、愛媛県出身の医学博士ということだった。(なんと語源は寺の名前だそうだ…) この栄養学の創始者である佐伯矩博士は、愛媛県の西条市の生まれで大学に行くまでは伊予市に住んでいたそうだ。昨年がその佐伯矩博士の没後50周年だったみたいで、「栄養」の語源となった伊予市の栄養寺で法要が行われたそうだ。この栄養寺の今の住職というのがまちづくりに熱心な人で、栄養寺の本堂でまちづくりの講演会などを開催したりしており、私も何度かこの栄養寺には行っているのだ。日本での栄養学の創設期にあたって佐伯博士は、食品に含まれる栄養成分の分析や、「何を、いつ、どのくらい」食べたらいいのかを研究したそうだ。注目すべきは当時使われていた「営養」という言葉を、食によって生活が栄えるようにと「栄養」という公用語に改定したのも、佐伯博士によるものだそうで、そこには少年時代に親しんだ栄養寺の寺名にあったようだ。 もっと面白いと思ったのはこの佐伯矩博士が、大根のから消化酵素を発見しているのだが、その消化酵素こそ「珍野苦沙弥先生」が愛飲していた「タカジヤスターゼ」なのだ。これは1905年出版の夏目漱石の処女作である『吾輩は猫である』にも登場しており、この「珍野苦沙弥先生」は漱石自身がモデルとなっていることから、この消化酵素の機能が広く知られ、多くの人に用いらるようになっていた証拠なのだ。私は胃のほうは丈夫に出来ているみたいで、胃薬などは二日酔い以外では飲まないのだが、佐伯博士の発見した消化酵素類は、現在でもお世話になっている人は多いみたいだ。私の事務所でも飲み会の後は、ミネラルウォーターと胃薬がよく売れているのだ…) この栄養学では「正しい食事をすれば健康な身体になるというのが、佐伯博士が発見した理論の根本」とされているそうで、国立栄養研究所での栄養学的な研究により、食事は1日3回と決定されたそうだ。それ以前の日本では1日2回の食事を朝餉と夕餉と呼んでおり、日に3度食事をするのは職人さんくらいだったらしい。それを研究によって1日の栄養摂取量を1日3食で、3等分で食べることがもっともいいと結論付けをし、これを毎回食完全と呼んで食事の摂取として望ましいとしたことによって、現代の日本では、朝食・昼食・夕食の3回の食事をとる習慣が一般的になったそうで、1日に3回の食事をするようになったのは近世のことみたいだ。(このことも初めて知ったのだ…)
2009年05月08日
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今日は久しぶりに事務所に行ったのだが (そういえば私は代休等で5月になって初出勤だったのだが・・・)、朝から担当者に現場状況を聞いて、連休中に特に問題がないことを上司に報告したとたん、午後から今度の補正予算関係の説明会があるので、松山に出張するように言われたのだ。(先に行ってくれていたら今日も休 んでいたのに・・・) さっそく資料の準備をして、若い衆を運転手に上司を含め4人で松山市の会場に出かけたのだが、さすがは大型連休も終わったみたいで、松山までの道筋はどこも渋滞などしてなかった。(市内の混雑も見られなかった・・・) ところが国土交通省の事務次官の記者会見では、自動料金収受システム利用者を対象とした高速道路料金値下げ後、初の大型連休となったゴールデンウイーク期間中は、高速道路渋滞の発生回数が、昨年に比べて倍増したことを明らかにしたそうだ。 国土交通省の次官によると、4月25日から5月6日までの期間中に、発生した30キロ以上の渋滞は58回で前年比2.1倍になっていたそうだ。そのうえ10キロ以上の渋滞は全国で413回となっており同じく1.9倍だったそうだ。 その代わりといったら悪いのだが、ゴールデンウイーク期間中の交通事故死者数は全国で101人と、昨年同期より22人減少したそうで、休みが6日と長かったのに同期間では、過去最少となったことが警察庁のまとめで分かった。 特に通行料金の割引で混雑が著しく、渋滞が多くなった高速・自動車専用道路での死亡事故は、3件で死亡者が3人となっていたそうで、昨年と比べても件数で2件減っており、交通事故での死亡者は3人も減ったそうだ。 私は家で酒ばかり飲んでいた関係で交通事故等は関係ないのだが、8連休中には缶ビールを1箱以上お茶代わりに飲んだし、焼酎やウィスキーもソーダ割で毎晩のように飲んでいた。(少し太った自覚症状が出ているのだ・・・) 本来なら今週は、慣らし運転中で仕事にはならないのだが、今日は松山での説明会ということで、その説明会中はゆっくりと寝ることが出来た。(松山への道筋でも若い衆に運転させて、我々はよく寝ていたのだが・・・) 明日は現場回りでもして時間をつぶしたら、明後日からはまた休日なので、ゆっくりと休養して英気でも養うか。 wrote: <楽天ブログの日記更新メールです>
2009年05月07日
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大型連休も終盤になってきたので昨日は、この大型連休中に読もうと思っていた本を図書館で借りていたのだが、ちょうど読み終えたこともあって、松山市の図書館に本を返しに行ったのだ。開館してすぐの時間だったせいもあって、予想に比べて思ったより混雑していなった。もしこの世に図書館というものがなくなって、本は買って読むしかないとしたら、(図書館のなかった江戸時代などには、貸本屋という商売があったのだが…)私たちは生涯にどれくらいの本が読めるだろうか。私は学生時代から本を読むことで、たくさんの知識を得ることが出来たと思っているし、本に囲まれた図書館で過ごすことができる時間は、幸福で豊潤な時間だと思っているのだ。 日本の図書館の歴史を調べてみると、1888年には西洋の図書館制度を日本に導入するために、ロンドンに日本政府のお役人が、視察に言っている記事が英国の新聞に残っているそうだ。それまでは明治の初年頃に全国各地で、新聞縦覧所とか集書院などの名称をもつ施設が設立されてていたそうで、新聞などの情報メディアを公衆に公開する試みが行ていたそうだ。公衆を利用の対象とする図書館は「通俗図書館」など呼ばれ、その設立は主に都道府県や市町村などの公共機関よりも、地域の教師などの教育関係者や、教育に関心をもつ有力者によって構成された教育会と呼ばれる半官半民の団体や、あるいは個人の篤志家が設置母体となって蔵書の供覧という形で推進されていたそうだ。明治後期以降は図書館に関する法規や制度が整備され、大正期から昭和初期にかけては公立図書館の設立が進んだそうだが、1899年制定の図書館令では「図書閲覧料」等の名目で、公立図書館が利用者から使用料を取ることが認められており、無料での利用は出来なかったそうだ。 日本が視察に行った本場イギリスの大英博物館図書館は無料だったみたいで、博学で有名な南方熊楠などは英国留学中に大英博物館図書館に通い詰め、その蔵書をひたすら筆写して学識を深めたそうだ。図書館は昔から学究心に大いに答えてくれる場所なのだが、私ももちろん図書館には足繁く通っているクチなのだ。私は毎日通勤にはJRを利用しているのだが、列車の中で本を読んでいる人の多くは、図書館で本を借りて列車の中で読んでいるみたいだ。(松山市の図書館はJR松山駅の近くにあり、通勤途中で返すことが出来るのだ…)私は本を読むことも好きなのだが、図書館という箱物にも思い入れが強くあって、林立する書架の間をひっそりと行き来する時間が、楽しくてしょうがないのだ。 ところが、ここ一年ぐらいだろうか文教施設、とくに博物館に関する「指定管理者制度」なるものが始まっているのだ。この指定管理者制度というものは、平成16年度の地方自治法改正にもとづいて、「公立の施設を民間に委託管理する」ことを可能とした法改正で、その一連の制度等をさすのだが、博物館や図書館がその対象になっているのだ。公立の博物館や図書館が民間委託されることによって、収益中心主義となってしまい客集めに奔走する結果、本来の活動ができなくなることを私は心配しているのだ。博物館法第二十三条に「公立博物館は、入館料その他博物館資料の利用に対する対価を徴収してはならない。但し、博物館の維持運営のためにやむを得ない事情のある場合は、必要な対価を徴収することができる」とあるのだが、博物館法の趣旨に照らすかぎりでは指定管理者制度がやろうとしている「収支均衡」などは、絶対にしてはいけないのだと思っている。図書館や博物館は本来税金で運営されるのが筋で、その収益は現金ではえられない性質のモノのはずなのだ。
2009年05月06日
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私の場合は代休等を取ったおかげで、今年の大型連休は8連休になったのだが、今年の大型連休中の話題といったら、どうしても新型インフルエンザのことになったしまうだろう。インフルエンザに感染しない方策の第一は、人の多いところに行かないはずだが、都市部では今年の大型連休を、行楽地や海外などで過ごした人たちのUターンラッシュが、連休の中日である昨日から始まったそうだ。高速道路は、自動料金収受システム搭載車を対象にした「1000円料金制」の影響で、昨日から下り線の大渋滞が発生したそうで、各サービスエリアで一息つく家族連れはみな疲弊した様子だった。連休中のTVで実験していたのだが、サービスエリア内で女性がトイレに行くのにかかる時間は、サービスエリアに入ってからだいたい5分くらいかかるそうだ。ところが、そのサービスエリアのすぐ前のパーキングエリアでは、駐車場スペースが空いていることもあって、1分もかからないという結果だった。 一方で鉄道等の公共交通機関では、まだほとんどラッシュを迎えていないみたいで、昨日のTVのニュースでも東京駅の新幹線ホームには、大きなバッグや土産物を持った行楽地や故郷帰りの帰りの乗客が、次々と降り立ってはいたがそれほど混雑しているようには思えなかった。JR東日本の職員などによると、混雑ぶりは普段の休日と同程度か少ない程度だといっていた。どうも自動料金収受システムの割引が導入され、お客さんは自動車に流れたみたいで、昨年のガソリン高騰で利用客が増加したことと比べて、いささか悔しそうな表情だった。それでも新幹線が混雑するのはこれからで、5~6の両日の利用が利用客のピークとなる見込みのようだ。私の住んでいる松山市は一応観光地だが、今年の大型連休は観光客の入り込みは予想より多いそうだ。 私が一番気に入らないのは大した用もないのに海外旅行に行っている連中で、帰国ラッシュが始まった成田空港の到着ロビーは、昨日から終日混雑しているみたいだ。「新型インフルエンザが流行しそうなので、一時はキャンセルも考えたが、行ってよかった」と話す米ニューヨーク帰りの女性会社員は、TVのインタビューに答えて米国の入国検疫で「どうしてマスクをしてるの」と質問されたり、街中でもマスク姿が珍しがられ写真を撮られたりしたといっていた。その海外からの帰国組が多い成田空港では、帰国したばかりの家族連れらが、検疫官の走り回る姿を不思議そうに眺める光景も見られた。成田空港会社によると約4万6千人が帰国する明日に帰国ラッシュのピークを迎えるそうだが、このごろでは毎日のように、新型インフルエンザに感染している可能性がある人が出ており、新型インフルエンザの感染の疑いがある乗客は、感染症指定医療機関に搬送されて、遺伝子診断を実施されているのだ。 昨日陽性反応が出た女性は、ラスベガスに滞在していてアメリカからの直通便で帰国したそうだ。病状は熱はないそうだがのどの痛みやせきの症状があるということだった。たまらないのは飛行機の中でその女性の周りに座っていた乗客等で、女性の近くに座っていた乗客や乗員計39人のうち30人は、検査結果が出るまでの間空港内の宿泊施設に、長時間待機させられてしまうのだ。こんなように他人に迷惑をかけるのだったら、私のように大型連休中はどこにも行かずに、じっとしていた方がよほどいいに決まっているのだ。(お金は使わないし自分の部屋は片付くし、一挙両得とはこのことだろう…)
2009年05月05日
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昨日は憲法記念日で憲法改正に賛成・反対する市民団体が、それぞれ松山市内で集会を開いたのだが、護憲派の「5・3憲法集会」が道後のひめ銀ホールで行われ、主催者発表で1200人が参加したそうで、私も動員という形だがその憲法集会に参加していた。TVのニュースでも護憲・改憲の立場による集会が各地で開かれたニュースを、新型インフルエンザの流行に関するニュースの次に放送していたが、全国各地でも安全保障や最低限の生活を営む生存権など、憲法施行から62年となる今年もさまざまな意見が交わされたみたいだ。各新聞も読み比べてみると各社の性格が出て、けっこう面白い記事になっているのだ。新聞紙各紙は社説・社会面を中心に、日本国憲法に関する話題を特集しているのだが、「9条」や「集団的自衛権」を取り上げたところと、経済不況がらみで「生存権」に焦点をあてたところと、「憲法改正」の方向と現状説明をするところに分かれたみたいだ。 改憲を主張している産経新聞・日経新聞・読売新聞各紙は、「憲法9条改正し国の安全を守れ」ということで、海賊対策にあたる海上自衛隊のソマリア沖派遣や、北朝鮮の弾道ミサイルへの対処についての議論に触れて、憲法9条の改正が急務であることを訴える内容になっていた。一方、朝日新聞や東京新聞の社説は、憲法25条の「生存権」を話題にしており、この経済不況の中昨年年末の「年越し派遣村」で過ごした労働者がいたことに端を発した、路上生活者などの貧困層が急増していることを指摘して、「人間らしく生きるための最低条件を保障すべきセーフティーネットもほころびだらけ」と言って、雇用や福祉制度の見直しは急務だと主張した内容になっていた。私が取っている地方紙では、来年5月の「国民投票法」施行で制度上は憲法改正が可能になるが、衆参両院に憲法審査会が与野党の対立で、事実上設置できない状況が続いていること等を中心に記事にしていた。 私が昨日参加した集会会場のロビーには、全国紙をはじめ地方新聞の憲法に関する記事を読めるようになっていたので、私は暇にあかせて端から全部読んでいったのだが、憲法改正の前提となる衆院憲法審査会の発足に必要な「審査会規程」の制定が、民主党や社民党など野党の反発は強いため、何一つ進んでないことがわかった。(来年の5月には法律自体が施行されるのに、なんとゆっくりとしているのだろう…)私は護憲集会には参加しているが改憲派で、特に現憲法の第1章と第8章は早く改正してもらいたいと思っているのだ。(第9条や第25条をどうにかしようとは少しも思っていないのだが…)特に一番大事な第1条は「国民主権」ということを、天皇陛下のことを引き合いに出して示すのではなく、条文として明確に書くべきだと思っているのだ。 何はともあれ昨日の憲法集会の公演で言っていたのだが、憲法に対して興味を持つ日があることは良い事だと思っているので、来年もこのような集会に参加してみようか。
2009年05月04日
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先週に定期健診ということで病院へ行ったのだが、私も7年位前の人間ドックで血糖値が高いという診断を受けて、病院で定期健診をしているのだが、今年の送別会・歓迎会シーズンは呑み過ぎたみたいで、体重は増えていたし血糖値も少し高かった。それと言うのも肥満や糖尿病などの生活習慣病は、ながらく飢餓に晒されてきた生物が、一挙に何の前触れもなく飽食の時代にさらされた結果だと、生物学の医者がある講演会で言っていた。つまり、欠乏や不足に対する用意はあっても、過剰さに対するリミッターが人間には備わっていないと言うことなのだ。これが肥満や糖尿病などの生活習慣病の原因だといっていた。 私もそうだが人はお金をためるのが好きで、溜まるともっと増やしたいし増えるともっと儲けたいとどうしても思ってしまう。ところがうまく出来ているもので、「あまりにも欲の皮の突っ張った人は、欲張ったあげく結局何も得られないので、結果的には欲がないのと同じことである」と言う格言があり、人間の強欲さに釘をさせているのだ。昔から、『強欲は無欲に似たり』というたとえもあり、欲の無いという人はよほどのことだない限りいないみたいで、無欲というものは無いと言っていいんだと私は思っているが、あんまり欲が深すぎるのも具合が悪いことなのだろう。心理学的に言うと「強欲と言うのは欠乏に対する恐怖」によるものらしくて、人の備わった防衛本能みたいだ。 嫌なことに人間と言うのは何か足りないと感じると、不足に対していても立ってもいられない感情が起こってくるもので、「このところなにか身体が疲れやすいのは、ミネラルが足りないせいではないか」とか、女性が「お肌の調子がどうもよくないのは、ビタミン不足によるものではないか」など思ってしまい、TVなどの宣伝に乗ってついついあれやこれやとサプリメントに手を伸ばしてしまうのも、この不足ない対する恐怖観念によるものらしい。(健康食品等の宣伝はここのところをうまく突いて、商売をしているみたいだ…)生物学的にいうとヒトの遺伝子は「飢えや渇きはすぐに行動を導く引き金になるが、カロリー等の充足は摂取を止めるシグナルにならない」ということらしいのだ。 ところが、この『強欲は無欲に似たり』のたとえにも解釈は二通りあるみたいで、ひとつは「欲深いものは強欲さが原因で失敗し、結局は欲を持たなかったことと同じになる」ということだが、もうひとつは「大望を持っているものは目先の利益にこだわらないので、一見無欲に見える」というのもあるそうだ。(私の行動はどう見ても、前者のたとえしかないみたいなのだが…)私も食事制限を考えてはいるのだが、ついつい満腹でも料理に手を出してしまうし、お酒などは注がれると断ったりはしないのだ。実に「足るを知る」ということは困難な事だと実感しているのが、「酒飲みは卑しい」とは私のような事を言うのだろう。
2009年05月03日
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この大型連休は家より外に出れば、新型インフルエンザに感染することも心配だし、どうしても金を使ってしまうことから、この緊縮家計に負担にならないため、必要なこと以外家から出ないようにしている。嫁さんはあまり良いようには思ってないみたいだが、好きな酒を昼からゆっくりと楽しみながら、このところブームになっている落語を聴いているのだ。(好きな時間に湯に入るのもうれしいのだが…)私の持っている落語のテープのなかに、二代目三遊亭円歌の古い落語のテープがあったので昨日聴いた見たのだが、この「電話の円歌」と呼ばれたら新作落語は本当に懐かしかった。今は携帯電話でどこからでも電話をすることが出来るが、私も覚えているのだが昔は電話が各家になくて、急用があれば隣りの家などへ電話を借りに行ったものだ。 この二代目三遊亭円歌と言う咄家は、今の三遊亭円歌の師匠に当たるのだが、地方訛りと吃音というハンディーを見事に克服し、明るい芸風で古典新作に独特の味わいをもっていた噺家だったらしい。「ただいま授業中」と言う落語で有名な今の円歌が言っていたのだが、彼が国鉄職員時代に吃音だったのだが、それを治したくてたまたま寄席に行ったら吃音の噺家がいてその人に入門したそうだ。それが先代の三遊亭円歌だったそうなのだが、二代目は新潟出身で吃音だったそうで、江戸っ子でないと落語家になれないといわれた時分に、訛りがある上に吃音がひどくて入門したのだが、最初の頃は「い」と「え」がはっきり言えなかったそうで、東京の地名である「うえの」を「ういの」などと言っていたそうだが、努力でなんとかモノになる落語家になったそうだ。 この吃音という言葉のハンディーだが、吃音者は自分の言葉の非流暢性を意識しすぎるそうで、それによって悩んでしまい、吃音者の心理的な負荷が大きくなり、さらに吃音をひどくするそうだ。心理的な要因があることは確かなのだが、なぜ吃音がおこるかのメカニズムは、いまのところはっきりしていないそうだ。私も吃音ではないが相当の早口で、嫁さんなどに言わすと用事など聞き取りにくいそうだ。この吃音ということの症状としては、「ことばがつまる・ことばの第一声がでないもしくは連発する・ことばを引き伸ばす」といった状態をさすそうで、言葉がでないことにともない、手足をむやみにふるといった随伴運動を発することもあるそうだ。たしかに私も物忘れがひどくなり、人の名前などは出ないときには、ことばを引き延ばしたりしているのだ。 少し前に新聞で吃音者の集会のことを記事にしていたが、その会に集まった人の話を読んでみると、その体験談は下手な新作落語よりユーモアタップリで面白かった。今の三遊亭円歌が必ず吃音者が登場する新作落語を作って、大ヒットしたのがわかるような気がした。もっともこの吃音者たちは本当に苦労をしているみたいで、高校では面接試験のない私立校を受験したり、就職に当たって言いにくい会社を、就職先に選ばなかった人もいるそうだ。この吃音を治すには「話す」という技術的なことよりも、よりよく生きるために「笑い」・「大きい声」・「相手への呼びかけ」など吃音者が苦手とする行動を、訓練でうまく改善することが重要だそうだ、実践的な練習機会を提供している会もあるそうだ。
2009年05月02日
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世界保健機関がメキシコをはじめ米国・カナダなどでの新型インフルエンザの感染拡大を受け、世界的流行の警戒水準を一段階引き上げ、6段階のうちのフェーズ4にすると宣言したのが数日前だった。これを機に日本でも「新型インフルエンザ対策行動計画」が具体的に動き出したそうだが、危険度を1段階引き上げた数日で、世界保健機関はメキシコ以外である米国で、新型インフルエンザの感染による死者が出たこともあり、世界的流行の警戒水準をまたも一段階引き上げ、6段階のうちのフェーズ5にすると宣言したのだ。このフェーズ5というのは、新型インフルエンザの世界的大流行が「差し迫っている」というものだが、2カ国以上で人から人への感染が拡大しているということだそうで、これのよって出入国時の検疫強化や渡航制限などが行われるみたいだ。 昨日も新型インフルエンザ問題で、米国から帰国しインフルエンザの簡易検査で陽性反応が出た日本人女性を、特定感染症指定医療機関に隔離して調査したそうだ。その女性患者は米国から飛行機で成田空港に到着したそうだが、機内の簡易検査で陽性反応が出たため、成田赤十字病院に運ばれ精密検査を受けていたのだが、どうやら新型インフルエンザでなかったことが分かったみたいだ。(本当にお騒せな女性で機内で症状を訴えたそうだが、この時期インフルエンザなら飛行機に乗るなと言いたいのだ…)厚生労働省によるとその女性患者は、病院で精密検査を受けウイルスの遺伝子検査の結果、季節性インフルエンザのA香港型だったそうだ。この結果が出るまで、この女性患者の半径2メートルに座っていた別の乗客は、飛行場で足止めを食わされたいたそうだ。 この女子患者は新型インフルエンザでないと確認されたのだが、今度は横浜市在住の男子高生に感染の疑いが出ているそうだ。この高校生患者はカナダから帰国した後に、発熱やせきなどの症状があり国内で発症したみたいだが、医療機関を受診して簡易検査をしたところ、新型インフルエンザと同じタイプのA型が陽性だったということだ。日本の研究機関では新型インフルエンザのウイルス株を入手できておらず、現状では確定診断はできないそうで、その高校生患者は新型でない季節性のAソ連型の可能性も残っているそうだ。(こんなところがまったくお役所の発表で、甘い期待と言うのだろう…)厚生省が米疾病対策センターから新型インフルエンザのウイルス株を入手するなどして、本当に新型インフルエンザに感染しているかの確定診断も急ぐみたいだ。 さすがにこうなってくると政府の方も、なにか手を打たなくてはいけないみたいで、新型インフルエンザ感染国からの入国者について「機内検疫」を行うことを決めたそうだ。これらの国からの到着する飛行機の全乗客について、入国から10日間健康観察がされるそうで、ここまで徹底した検疫が行われた例は過去にないとのことだった。具体的には飛行機が空港へ着陸後、乗客を降ろす前に検疫官が機内に乗り込み、健康確認をするほか氏名や連絡先・症状の有無を答える質問票への記入を求めるそうだ。その質問票を元に全国の各保健所が、該当者に電話するなどして10日間にわたって健康状態を追跡するシステムらしい。この機内検疫や健康観察に応じなにければ、6カ月以下の懲役や50万円以下の罰金の対象にもなるため、個人の行動が大きく制限されるケースも考えられるが、新型インフルエンザのウイルスが日本に持ち込まれては、たまったものではないので厳しく調査しても一向に構わないのだ。
2009年05月01日
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