全29件 (29件中 1-29件目)
1
たばこの歴史は古く、イタリアに初めてたばこがもたらされたのは1561年のことで、時期的にはフランスなどと同じ頃だったものの、その入り方が各国と違っていたために、後々、とんだ大騒動が巻き起こることとなりました。というのも、ポルトガルのリスボンからたばこの葉と種子を持ち帰ったのがプロスペロ・カンタクローチェという名の大僧正だったから。 おかげで喫煙ブームは瞬く間に教会の僧たちに広がり、神聖なミサの最中でさえも、礼拝堂内にもうもうと煙が立ち込める有様となったとか。 ”神を軽んじるにもほどがある”と怒ったのは信者たちで、僧をとっちめる集会が各地で開かれ、挙句の果てはパイプを1本だけ持たされて、教会から追い出される神父さんが続出したようです。 さすがにローマ法王庁でも黙っていられなくなり、たばこを”悪魔の草”と呼んで、教会からの追放を図りました。が、何せ初めてその草を持ち込んだのが、高位の僧だっただけに、引っ込みがつかず、まことに皮肉な歴史のいたずらであったと言えましょう。 私も煙草をやめて以来、もう3年が経過しました。現代も煙草を追放する風潮が加速化していますね。(参考資料)日本専売公社のミニ・ブック
2012.09.30
コメント(0)
何やしら忙しくしていましたので図書館に行く間もありませんでしたが、昨日ようやく5冊の図書を借出すことができました。1)「私の遺言」佐藤愛子著(新潮社) ユーモアとその裏にペーソスを蒔くような書き方の上手な佐藤さんのテクニックを味わいたくて・・・。2章が心霊世界の扉が開く、4章神界から来た人、そして5章の死後の世界へと展開します。2)「この国のかたち 4巻」司馬遼太郎著(文芸春秋) 李朝と明治維新という項では今回の領土問題にも通じる韓国から見た日本(倭)について触れてあります。 茶坊主については幸田露伴の父のこと、正岡子規の玄祖父も藩の茶坊主だったことなどに触れてあります。3)世来と謎をたずね歩く「京都魅惑の町名」高野澄著(PHP研究所) 俳句結社同盟、主に3つの流れがあって現代俳句協会、俳人協会、伝統俳句協会など全てを纏めた大きなサークルに「大阪俳人クラブ」があって、年4回の俳誌を刊行していますが、当番制で、わたし達の結社が4年間運営しています。この俳誌のテーマ部分を「変わった町名」シリーズで出して居ますので、この書をたたき台にしています。4)「人類の歴史を変えた発明 1001」ジャック・チャロナー編集(ゆまに書房) 古来から現代に至るまでの殆どのものを網羅しています。5キロほどの重さの書物。5)「読むクスリ 27巻」上前淳一郎著(文芸春秋) わたしの愛読書の1つ。共鳴した内容のものの要点をまとめ、このブログにも再々載せています。結社の月刊俳誌の空間穴埋めにも貴重な資料なんです。
2012.09.29
コメント(0)
過去に詠んだ句を思い返すことは滅多に無いのですが、記録しておくとやはり便利です。例会は渡り鳥、二百十日が兼題、席題が秋扇でした。迷った末に日本に降りた鳥を迷鳥といいます。 迷鳥の蓬莱噺聞いてやる 淡海にて名刺交換鳥渡る 国政のゆくすゑ二百十日かな 村童は風に敏感鳥渡るいずれも不調。〇東寺の塔触れなむばかり鳥渡る 京ことば携へ京を去る燕〇歎きつつ独り寝(ぬ)る夜のこぼれ萩これは蜻蛉日記の作者・道綱の母の詠んだ歌を頂戴しています。 虫の音や六道辻へと参議どのこれは小野小町の親戚かと言われる参議篂が、何度も閻魔様の裁判の助成したことを。六道の辻から冥界へゆき、清凉寺の境内からこの世に戻って来たとの噂の織り込み。 秋夕焼けドボルザークを聴きをりぬ◎稲妻の讃々江州米どころ米の稔る頃に雷鳴のない稲光、立派に育ったねと囃し立てる様を”讃々”にて表現。 黄の翅の軌跡たどれば宮の萩 萩こぼる参道沿ひの風汲めば 古今しふ暗誦の姫こぼれ萩いずれにせよ、ここんところ不調極まります。
2012.09.28
コメント(2)
25日の火曜日から昨夜まで1泊2日の旅をして来ました。編集やら何やら任されていますと不意の呼び出しなどもあって計画的に旅など出来難い身の上ですが、いつも、えい!や~と気合もろとも急きょの旅に出かけることになります。「ノリノリ65きっぷ」は出発日の7日以前の予約らしいので断念、「鞆の浦・尾道ぐるりんパス」なら行けそうなので採用。新大阪まで在来線、往きも復りものぞみ号にてあっと言う間の移動。初めは尾道にてケーブルに乗り千光寺公園散策。美術館では映画ポスターの第一人者・野口久光さんの特別企画展を堪能しました。「禁じられた遊び」や「天井桟敷の人々」「第三の男」「風と共に去りぬ」など懐かしいものや父母が観たであろう良き時代の洋画のトップスターの似顔絵など・・・。尾道商店街の「遊 遊」さんは町の風呂屋の面影を残した雑貨屋さんで、ドラマ「てっぱん」のロケ最終の地。宿屋は「ホテル鷗風亭」何かとサービスの利いた良心的で居心地の良い空間と時間を満喫させて頂きました。昨日は「仙酔島」渡航を含んだ鞆の浦散策。凪ながらも波の調べは癒しになりました。対潮楼(福禅寺)の画に見立てた一望は格別、鷗になって浮遊しているような気分に。レンターサイクルにて鞆の浦の日常を肌で感じ取る素敵な旅で、家内も喜んでくれました。<付録・拙作 10数年前、伊良湖岬・恋路が浜に行った折に作った曲です。>日没の海新月の海/font>
2012.09.27
コメント(0)
今から40年も前に刊行された「頭のいい743の実用集(アドバイス」という本。戦前、戦後間もない頃なら昔の知恵は、年寄から若い者へと口伝され、困った時にふと思い出しその豆知識を使って事なきをえていたのでしょうけれど、近代化著しい昭和後期や平成の世では、もっと便利な道具類、機器類が使用されているので、この知恵は生かされそうにありません。この本の総目次を略記すると、1)ちょっと気がつかない137項目、2)料理、これを知っていたら172項目、3)台所、これを知っていたら77項目、4)汚れ、これを知っていたら98項目、5)衣類、これを知っていたら87項目、6)家具、これを知っていたら40項目、7)住まい、これを知っていたら100項目、8)電器、これを知っていたら32項目、合計で743項目になる訳です。<小さいクギは割り箸に挟んで打つ>なるほど。<発砲スチロールで湿気予防→押入れのスノコとして代用><米のとぎ汁はワックスになる→ぞうきんがけに持って来い><子らの髪にくっついたガムはヘアークリームで><歯を白くするにはレモンでふく>やってみようかな。<肩のコリは塩と酢でとれる>→沸騰したお湯に塩と酢を少量加え、タオルをひたしておきます。しばらくしてタオルを取り出し、絞ってから熱いうちに肩にあてる。<緑茶の出がらしで植木がイキイキする>1週間に2回ほどやれば、やがて元気に。<腰の折れた筆は卵の白身につける> →腰の折れた筆は水で洗い、水分をよく拭き取ってから、卵の白身をかき混ぜた中に浸けます。毛先を撫でつけ、形を整えてからよく乾かしますと、元通りになります。 どれもこれも平成の現代でもそのまま利用できそうな知恵ばかり。電車での軽い読み物にもなりそうです。
2012.09.25
コメント(2)
俳句会での披講や俳句誌の編集・構成に携わっていると、つい電子辞書に頼りがちですが、読めない漢字については画面に描く方法で対処できるので便利。しかし、漢字には呉音、漢音、唐(宋)音があるので、日本語として甚だ煩わしく感じます。重箱読みというものがありますが、これに似て、2つの漢字構成の成語を漢音、呉音入り混ぜて読む例もあって困りものです。 それは兎も角、日本人独自に考え付いた国字という便利なものも多々あります。前回に次いで挙げてみると、 俥、俣(マタ)、偑(アダ)、叭(カマス)、喰、哘(サソウ)、噺、 呎(フィート)、嬶、怺(コラエル)、毟(ムシル)、柾、榊、粁、糎、 粍、瓲、瓩、瓱、笹、蓙(ゴザ)躾など138字を越えます。この画面に書こうとしても書けない字も多々あって、口偏に長→もだえる、口偏に上下→なく、土偏に参→ほこり、女偏に旧→かかあ木偏に色や赤や花はいずれも、もみじ、魚偏はもっといっぱいありますが略。 なお、米編と瓦偏のよみ → キロメートル、センチメートル、ミリメートル、トン、キログラム、ミリメートル 漢字や日本の国字って、覚えようとすれば、際限がないほどで興味が尽きませんね。
2012.09.24
コメント(0)
昔懐かしい日本テレビ、頭脳パニック編「マジカル頭脳パワー!」第2集からの出題です。第1問 あ る な い おり 牢屋 目 歯 ショー ステージこれだけのヒントでわかりますか? 要は左側のことばに何かを足せば良い。 森 湖 くさい におい 毛 ヘアーもうすぐ解りそう ガンバ! 都市 シティー 区立 私立 立つ 座るはい、”こ”をつけてごらん氷、米、胡椒、子守り・・・・第2問 ツボ ビン 植木 鉢植え 柵 塀右側は一切見ないで・・・左側を声出して・・・一息に・・・ リップ 口紅 リズム メロディ 投げ 蹴り わかってきたでしょう? きれい きたない カメラ フィルム イオン トラなぁ~んだ 尻取り? 最後はライオンですね!空気の澄んだ秋、このクイズであなたの頭脳も快調、快調♪
2012.09.23
コメント(0)
数年前の結社恒例の大祭に坪内稔典さんをお呼びし、講演して戴いたことがあります。氏は柿とカバの話がとってもお好きなようで、「昔、農家に嫁入りするときには、柿の苗を持参し、それを嫁ぎ先の門近くに植え、本人が亡くなった折は、その柿の樹でお棺を作り、葬ったものです」というようなお話をして下さいました。 幸か不幸か、大阪市助役の長女であった母の嫁入り道具は、そこそこ高価なものであったと思われます。木綿問屋の息子と生まれながら、早々に家業は継がずサラリーマンになると宣言した父は、住友財閥に入社、保険部門の仕事に就き、何かと転勤が多いようでした。だから、京都の生家には母の嫁入り道具の桐の箪笥や長持ちなどが倉庫代わりに保管されていました。祖父が亡くなり、それから四半世紀後に祖母が亡くなり、お仏壇をこちらに引き取ると同時に、長年預けたままだった母の桐箪笥もこちらに戻ってきました。最初は焦げ茶色していましたが、洗いに出すと、新品同様になって、上等だなと思われるものに大変身。抽斗の鍵隠しの金物には家紋が彫金されており、深い草色木綿の油単(ユタン)にも家紋が白く染められていました。小抽斗を開けて再びそれを押し戻すと、三段の別の抽斗がすうーっと飛び出て来ます。まるで手品のようなので何度も何度もそれを繰り返し、ようやく出っ張りは鎮まりました。当時の指物師の粋を子供心ながらにも感じたように思います。
2012.09.22
コメント(0)
春の七草は容易に並べられないけれど、秋の七草は<お好きな服は?>と覚えて以来、簡単に口から出てきます。 お 女郎花 す 薄(芒) き 桔梗 な 撫子 ふ 藤袴 く 葛 は 萩 わが家の萩は、盗人萩しか有りませんが、お向かいさんの溝には色あざやかな萩が秋の風情を醸し出しています。 出窓の向こうのススキはやや老いてきました。それを補うように木槿が美しい。一軒下の御家の溝には今が盛りの芙蓉。わが家の庭には、酔芙蓉。多くは朝方故に白色なのですが、中にはきのうの咲き残りの赤をくっつけたままの白い花も。 水曜日の句会でみた作品から少し拾いました。許可をとってませんので作者名は省きます。 曼珠沙華ジャンヌダルクを搦めとる 近頃の半紙の多様藤袴 花すすき欲しいノート見いつけた 平穏の裏は剣呑酔芙蓉 歎きつつ独り寝(ぬ)る夜のこぼれ萩一番最後のは拙作。蜻蛉日記を残した道綱の母の歌をモチーフに・・・。
2012.09.21
コメント(2)
ここ数日忙しくって、時間的に余裕がありません。いつものことながら、MACで作曲した拙作をお聴き下さい。歌詞はまだ勤めていた頃の、通勤電車にて走り書きしたもの。曲は帰宅後、或いは休日にMACのソフトにて数トラックの五線譜を整え、音源ソフトを通じて電子音を流したものです。 「Some Dreamy Hours」 貴男は世界で 一番素敵な 優しい心を 持っている人 貴男の瞳は 夜空に輝く 幾多の星より 美しいのね 貴男のベースが 一言ささやく 夢見る乙女を 誘っている 現実 時越え バラ色のように めくるめくよな 渦の中 貴男が両手で 包んでくれたら 素直な気持ちに なれるのです 貴男と居る時 時計は止まるの 不思議の国の アリスのように 貴男がソフトに この髪解いたら 茨の日々も 癒されるの 現実 時越え 真珠みたいな 涙ほろほろ 零れそう 「Some Dreamy Hours」
2012.09.20
コメント(0)
日置昌一さんの著した「ものしり事典」によれば、安木節をどりの歴史について、以下のように述べておられます。 <徳川時代のすえ、安政の頃、出雲松江の和多見遊郭の芸妓三子が、三子節という面白い舟唄を唄いだし、ついで安木町の料理屋・渡辺十五郎が、その節を直して初めて「安木節」ができた。大正6年4月、安木町の名人富田徳之助が芸妓と踊子を連れて東京に出、初めて安木節を紹介し、余興としてどじょうすくい、腹をどりなどを寄席で演じて大喝采を博し、またたく間に全国を風靡した。 婚礼もついには安木節となり 三太郎 安木節さつき唄つたのが踊り きん坊 一人だけいい顔がいる安木節 紋 太 アナウンサー安木節にも様をつけ 春 三 安木節みんな揃つた足の裏 柳 二 安木節腰のひねりに笑いこけ 昌 坊 私どもの俳句結社では毎年”勤労感謝の日”が年に一度の祭の日として定着し、シルクホールに会員数の半分ほどの六、七百名もの人々が全国から参画されます。いろんな大賞、精励賞、功労賞、そして当日賞の授賞式のあと、夕方から第二部の300名ほどの宴席があって、日舞、フラダンス、合唱などの余興に混じって、安来節をどりも老若の男衆が場を盛り上げて下さいます。その宴会の司会役をここ数年、仰せ仕っています。 付録は家内が懸賞であてた野沢温泉グランドホテル2名一泊招待、翌日軽井沢の万平ホテル一泊の旅記念として作曲した拙作ですが・・・。ちょっと物悲しいメロディですが・・・。 「野沢菜節」 1)なんなん 菜の花 誰 くれた 偉い坊さんが 京のかぶら はるばる運んで 植えつけた 2)長閑な田舎に 灯が点いた 天道いろした 黄金の灯が 上杉殿様 国自慢 3)こりゃまた 美味いぞ 良え菜じゃな 塩でちょい揉みゃ なお良かろう 銭生む宝の 土産もん 野沢菜節
2012.09.19
コメント(0)
藤原定家と言えば大概の人は知っておられるでしょう。その姉妹のひとりが、景勝光院の梅の花を見に出かけ歌を詠じた話が「本朝古今閨媛略伝」に載っていて、何とその出で立ちは仮装姿だったそうな。だから文書による仮想の始まりは彼女の活躍した平安末期と見てもよろしかろ。 しかし何と言ってもかぶき者大将の信長公の仮装癖もさることながら、その後を継いだ豊臣秀吉公の発案による文禄3(1594)年6月28日の仮装大会こそ我が国最初のものと言えそうです。 瓜畑に瓜屋と旅籠屋とを設え、秀吉自らは瓜商人の恰好、家康は畚(モッコ)売り、豊臣秀次は漬物売り、織田信雄(ノブカツ)は遍参僧、前田利家は高野聖、蒲生氏郷は荷い茶売り、前田玄以は比丘尼という具合。柿帷子を着て藁の腰蓑をまとい、黒い頭巾をかぶり、菅笠を肩にした秀吉は、「味よしの瓜めされ候へ、味よしの瓜めされ候へ」と売り歩いたが、その声色と容姿が抜群だったそうな。氏郷は極上の茶をたてて秀吉にすすめ、うんと高い茶代をねだって一同を笑わせたとか。
2012.09.18
コメント(2)
某新聞の<私の会ったひと>シリーズNo8には舟橋聖一さんの玉章があって、里見惇が贔屓にしていた地唄の名手・玉葉さんが、昭和31年5月29日の夜、祇園の一力を出たまま奔流の疎水に入水。5日後、黒染の丹下ダムにて発見された由。洋服での入水は、みな剥げ落ちまる裸というケースが多い中、着物は水を吸うから帯が締り、帯締め1つほどけずにキチンとした身じまいで彼女は浮いていたそうな。 宮崎春昇さんの新しい作曲でレコーディングしたものを誤って家人が割った無礼を苦にしたから、或いは或る種の秘密を一身に背負いこんでの死とも推測されたものの、永遠の謎となっているそうな。京の有力者S氏が発起人となって玉葉の追善供養を嵯峨の某寺にて行われ、参拝者の出で立ちは、一力女将おきみさん ねずみ色のひら絽無地の着物に、うす紫の紗の帯。おれん姐さん すすき模様のひら絽古代紫。桔梗模様のかわらけ茶の帯。美与吉さん 茄子紺いろの紗無地の着物に、立湧模様の浅黄の絽の帯。子桃はん 美与吉と同じ茄子紺の紗に、なでしこ模様の黄色紗の帯。鶴子はん すい紗の紺無地に、黄のつづれ帯。お三智はん 茄子紺のポーラ無地の着物に、派手な桔梗模様の紗の帯。竹葉はん 臙脂色無地の紗のレース織に、水いろの絽の帯。子花はん 竹葉より明るめの臙脂色レース織に、ピンク色絽の帯。孝江はん 故人と同じ家の妓だから、白無地ひら絽に、帯は黒。屋寿枝姐さん グリーンの無地に、金茶のつづれ帯。うす明るい本堂に集まった着物の競艶に舟橋聖一さんは、思わずメモをとられたようです。焼香順は、S氏に始まり、万亭の女将、屋寿枝、おれんと続き、きれいどこの焼香が済んだのち、舟橋氏。 そのあと、嵐山の吉兆にてS氏主催のしんみりした小宴が開かれました。<夏の日が落ち、芳醇な酒が回るうち、みんなで玉葉の思い出を、われもわれもと語り出すと、いつまでも友情はつきないようで、これなら自決した玉葉の霊も浮かばれようと思うほど、くさぐさの話が出た・・・。>この記事の挿絵は「青春の門」でお馴染みの風間完さん。この切抜きは焼けて黄ばんでいます。
2012.09.17
コメント(0)
持病の腰痛を抑える為、最近は毎日のように整形院にて牽引していただいています。金曜の朝も徒歩で医院へ行くすがら、バス停辺りに黄色の帽子が沢山屯ろしていました。 長岡京市には神足小学校や長法寺小学校など10もの小学校があります。整形医院に近いのは第五小学校。今バス停近くにいるのは五校の生徒なのか、それとも他の小学校なのか定かではありませんでしたが、どうやら低学年の校外学習と見え、先生がバス停から7メートル下の菜園を見下ろし、歩道横の鉄柵に触れながら、ここに柵が無かったら崖を落ちて危ないやろ?だから丈夫な鉄の柵がしてあるのが解るやろ?と話しておられる。またバス道路の向かい側にある鈴生りの稲田を指さし、綺麗な色やね、間もなく金色の稲が枝垂れ、お百姓さんの苦労が報われるんやでと児童に教えて居られた。 私は桂小学校に1年3か月、九州は佐賀市内の小学校(2カ所)に2年、そして大阪の住吉小学校の卒業生。桂小学校の印象は派薄く、佐賀の2つ目の赤松小学校は城跡にあったから、城門や蓮池は鮮明に覚えています。住吉小学校はチンチン電車で半年通い、やがて往復する通学路は大企業の社長・重役連の高級住宅街でした。 話を元に戻しますと、長岡京市にはいくつかの畑や田圃が散在しているので、田園風景や自然に触れる機会に恵まれている当地区の児童は、本当に幸せだなぁと思うのです。わが家の子たちも、向日市の学校出で、1キロほどの通学路、ちょっとした田畑も見られたし、学校には古代遺跡もあったので、これ又恵まれていたのではなかろうかと思う次第です。
2012.09.16
コメント(0)
いつものビックリハウス版「大語海」教訓編から抜き出しました。今回作品は少な目ですが、面白い作品が三つ四つほど。 プルータス、お前モカなら俺コロンビア ブルータス、お前こんなに名前が売れるとは思わなかったろう 故郷は東京にありて思うもの〇不死の病〇不器用さらば〇不潔な予感〇ベッドで真顔にならないで ペットにたばこ吸わさないで ヘソが座を沸かすーーー腹踊りでは、本日はこれにて御免♪ ギターの為に作った曲 いずれも平成9年ごろ作かな?GUITARその1GUITARその2
2012.09.15
コメント(0)
昔の手巻き(手動)蓄音機をご存知ですか?リフォーム後のこの家にも旧蓄音機があります。バネの反発力を応用して1分間に78回転させる蓄音機。中央部が赤色や青色シールのSP盤レコードをかけてみました。少々雑音のあること、ボリュームを落とせない難点がありますが、なかなか古風でよろしい。 泪(ナミダ)の乾杯:竹山逸郎、 港の見える丘:平野愛子、 すずらんの咲く頃:奈良光枝、 東京の夜:藤山一郎・渡邉はま子 昔の流行歌手は音楽学校でみっちり勉強し、基本を積んできた人がなるべくして歌手になったのだから一定のレベルがあります。現在のカラオケはエコーという魔法を使いますので、アラが目立たないだけで、これらの歌手とは比較できません。彼、彼女たちは腹式呼吸法をマスターした方々だから、声の張りや息の使い方が素人とは違うのです。 ”唄の旅”と題したレコード盤は お江戸日本橋:勝太郎、 箱根八里:福村貴美子、 伊勢音頭:筆香、 安木節:市丸 関の五本松:筆香、 福知山音頭:小二三 金毘羅船々:筆香、 ぶらぶら節:福村貴美子 串本節:市丸 私が小学生のとき、わが家にテレビが初めて置かれた年の紅白歌合戦では勝太郎姐さんも、市丸姐さんもお元気でした。このレコードは戦前か戦後すぐに録音されたものだから、お二人とも迫力満点の歌いっぷりです。 小二三姐さんは小唄では日本を代表する名人だったのでしょう。さらにパワーのある歌でした。このように考えますと、録音状態が充分とは言えないけれど、昔の人々の生き様や息吹が、そっくり伝わってきます。SPレコードは重いので保存が大変ですが、残しておきたいなと思っています。
2012.09.14
コメント(2)
家内が今年初めて挑戦したゴーヤ、寝室兼書斎の出窓の正面に植えつけ、可愛い気のあるものは既に食材として登場ずみですが、稔って1ト月放置していたものが黄色くなっていたものを、今朝家内が捥ぎますと、丁度、鶏の腿肉のような形をしていて、どうやら自ら実を開口し、種を落としたように見受けられるのです。次世代へと継ごうとする意思の尊さに感動しました。 一方、人間の場合、昨今では自然の摂理に逆行する傾向にあるようです。少し気になりましたので、ネット上で調べてみました。結婚願望のない現代の男女を2010年の統計から拾ってみると、独身率(パーセント表示) 1950年 2010年ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー25~29 男性 34.3 71.8同年代女性 20.6 60.3ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー30~34 男性 9.1 47.3同年代女性 5.7 34.5ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー50才男性 1.3 20.150才女性 1.4 10.6という事です。結婚という形態云々もありますが、子孫を残すという意思が若干欠如していますね。こういう環境下では、お墓を守るという習俗は廃れる事でしょう。(参考までに、http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1540.html右側の統計を逐一みるのも面白いのかな?)
2012.09.13
コメント(0)
先日、義弟の三回忌の為、家内の実家に行きました。法事も済んで後片付けに押入れを開けると、細長い桐の箱が紺色の包装紙に包まれてあり、それは岡山名産、明珍製の火箸でした。以前、家内が同じ明珍の風鈴を懸賞であて、軒に吊るした折にはその涼やかな音色に癒されましたので、埼玉から駆けつけて来たもうひとりの義弟に、土産物として持って帰って頂きました。 押入れの段ボール箱に「お茶・お花の本」と書かれていたので、幾冊か書物を広げてみました。茶道の基本的な本や専門書、華道の師範者用の専門書の中、淡交社「四季の点心」井口海仙著の立派なものが。インターネット古書販売価格では、売り手が本書の価値も知らず、安値でセリにかかっていましたが、昭和48年9月初版の本書は当時4千円、名ある古書店での価格は7千円ほどの値が付いています。 点心というのは、御茶席を始める前に、少し腹ごしらえをする為の膳のことで、利休時代の茶会記をみると、 汁菜 ナメススキ(ねずみ茸) 鮭やきもの 黒メ(昆布に似た海草) 焼き栗・椎茸などごく質素なものだったようです。 現在では三ケ日、お初釜、十日戎、成人式、松過ぎの蕎麦、節分、初午、涅槃会、夜咄、雪見、観梅、雛祭、春鵠、大石忌、卒業式、潮干狩、彼岸会などの春もの。やすらい祭、花見、二軒茶屋、壬生念仏、野あそび、初風炉、端午の節句、野点、葵祭、卯の花、鵜飼ひらき、若鮎、貴船、時鳥、梅雨、蛍狩り、七夕・・・ 一つひとつお膳の中身を書き添えたいのですが、どれも色彩的に美しく、板前・料理長の凛とした心映えが伝わるものばかりです。これらをゆっくり賞味したいのですが、人間としての格から言えば、論外のことかも知れません。世の奥様方の料理お手本として、見て楽しむ、真似て楽しむ書と言えるのではないでしょうか。本日の拙作は「日没の海」、波の音はソフトを利用しています。愛知県渥美半島、伊良湖岬の近く「恋路が浜」にて暫し、波の音を聴き入った旅の土産として作ったものです。MACだからこそ、20年ほど前でも、この様な曲が造れたのかも?
2012.09.12
コメント(0)
9月と言えば月が神々しく見える季節です。本日は月に因む恋物語を・・・・・。今となっては、幾つ指折り数えたらその時代にもどれるのでしょう。浪人時代から大学1年になった頃、一つの恋心が芽生えては散ったのでした。 多くの通学子女の中に、少し雰囲気の異なる、瞳の美しい人に心を奪われました。彼女は鞍馬近くの共学ミッションスクールの子女で、時にはヴァイオリンケースを抱えていました。 リフォーム前のこの家の3畳半の自室にこもり、彼女の面影を描いては消し、消しては描き加え、少しでも似た顔になるようにしていました。そんな或る夜、「月の砂漠」のイメージそっくりの景色の中、 顔をベールで覆った彼女の夢をみました。砂丘と月と星影と・・・あの群青色の夜空の美しさ、駱駝に乗ってとぼとぼと歩む頼り無さ・・・・。こちらから熱き想いを打ち明けもしないまま、このプラトニックラブは胸の奥のアルバムに貼り付けたまま・・・・。では、安田姉妹による澄んだ歌声をどうぞ♪ 月の砂漠
2012.09.11
コメント(0)
何事も最初の挨拶や導入部分(落語ではこれを枕と言います)が大切で、お客さんの心をこの時点で掴み、距離感を無くしてしまうことが肝腎ですね。 阪急京都線「大山崎駅」から徒歩1~2分内にある「大山崎歴史資料館」での館内ガイドの折には、やはりお笑いの要素を取り入れながら、お客様が退屈されないよう、顔色など窺いながら説明しています。 さて當資料館には”火舎”という物を焚く陶製の道具があって、それは奈良から”長岡京”や”平安京”へ都を移された桓武天皇の御世、20年の時代のみ作られた代物で、 微塵に砕けた破片をつなぎ合わせて立派な形まで復元できたのは、この資料館にあるもの只1つだけですから、この点を具体的に説明します。 今から10数年ほど前、京都の国立博物館から是非展示したいとの要望があり出展したのですが、博物館の記念本の裏表紙に、プロのカメラマンによる写真が掲載され、この”火舎”が一躍スターダムにのし上がりました。”なんでも鑑定団”なら驚きの評価になるであろう代物ですと言いますと、皆さん納得なさいました。 このほか、”土佐日記”の説明や信貴山縁起の”山崎長者の巻(飛倉の巻)”、”荏ごま”の説明など至るところで笑いの要素をいれます。 来る10月20日の大土曜日は「秋の天王山ウォーキング」開催日です。予約も入りつつあります。詳しくは「大山崎ふるさとガイドの会」のHPをご覧下さい。 本日の付録はプロの作詞家から”みれん雪”というイメージの作品を書いてみなさいと言われたので書いたものに後日自分で曲も作りました。 では下手な歌手?ですが・・・”みれん雪”をお聴き下さい。
2012.09.10
コメント(0)
古来から髪は女性にとって、それは命に等しいほど大切なもので、吉田兼好も「女の髪のめでたからんこそ、人のめだつべかんめれ」 と徒然草に書き残しています。その頃の美容法では、黒胡麻を9度蒸し9度水にさらし、粉にしてなつめのにくとまぜて丸め、 日に20粒ずつ朝夕飲めば黒髪になれるという記録もあるようです。短い髪の女性を助ける法として”おちやない”という商売つまり落ち髪はないか?と言って買い歩き、それをかもじ(加文字)つまり鬘にして売り歩く商売があったようです。 源氏物語や枕草子、栄華物語にも表記されていて、髪の短い女性に鬘が利用され、表着(ウワギ)の裾から1尺2寸(呉服屋の物差し)ほど出るのが良いとされていた由。 鬘の種類、舞妓、芸妓、花魁などの髪の種類や装飾品については「日本髪の世界」http://www6.ocn.ne.jp/~yamato93/さんに詳しく出ています。 本日の内容については、奈良本辰也編「京都故事物語」(河出書房新社)を参照させて戴きました。拙作の付録は、京の四季を歌詞にして演歌風にまとめたものです。リズムの置き方が間違っていますが、悪しからず。「京暦」
2012.09.09
コメント(0)
般若心経の<照見五薀皆空度一切苦厄>の次に出てくるフレーズですが、先ず五薀とは人間の心や体を形づくっている5つの構成要素のことで、色(形あるもの)、受(感覚・無感覚)、想(識別すること)、行(概念の認識)、そして識(眼・耳・鼻・舌・身・意)その集まりが薀蓄の薀。そして、空は何もない状態のこと。 で、舎利子色不異空空不異色は、舎利子よ、よく聞きなさい、形として目に写るものや現象である「色」というものは、、「空」と異なるところがなく、逆に、「空」も「色」と異なることもないと説き、「空」は仏教の中心的思想で、実態のない空虚なもの、モノがあってもそれに捉われなと教えています。 事実、人の振りにてわが身を直すべきで、物欲や名誉欲など人間は実に卑しい面を時々露呈ます。冷静になって、人より一歩下がって、他の人の様子を見て居れば、自分がどう処すべきかわかると説いているのでしょう。 本日の付録はそういう雰囲気をメロディにしたものです。”ごめんなさい”
2012.09.08
コメント(0)
何事も最初の挨拶や導入部分(落語ではこれを枕と言います)が大切で、お客さんの心をこの時点で掴み、距離感を無くしてしまうことが肝腎ですね。 阪急京都線「大山崎駅」から徒歩1~2分内にある「大山崎歴史資料館」での館内ガイドの折には、やはりお笑いの要素を取り入れながら、お客様が退屈されないよう、顔色など窺いながら説明しています。 さて當資料館には”火舎”という物を焚く陶製の道具があって、嵌め込み式の薄黄緑色した七輪のような釜なんですが、それは奈良から”長岡京”や”平安京”へ都を移された桓武天皇の御世、20年の時代だけに作られた代物で、 微塵に砕けた破片をつなぎ合わせて立派な形まで復元できたのは、この資料館にあるもの只1つだけですから、この点を具体的に説明します。 今から10数年ほど前、京都の国立博物館から是非展示したいとの要望があり出展したところ、博物館の記念本の表紙裏に、プロのカメラマンによる気品に満ちた写真が掲載され、この”火舎”が一躍スターダムにのし上がりました。”なんでも鑑定団”なら驚きの評価になるであろう代物ですと言いますと、皆さん納得なさいました。 このほか、”土佐日記”の説明や信貴山縁起の”山崎長者の巻(飛倉の巻)”、”荏ごま”の説明など至るところで笑いの要素をいれます。 さて、来る10月20日の第3土曜日は「秋の天王山ウォーキング」開催日です。予約が既に入りつつあります。詳しくは「大山崎ふるさとガイドの会」のHPをご覧下さい。 本日の付録はプロの作詞家から”みれん雪”というイメージの作品を書いてみなさいと言われたので書いたものに、後日自分で曲も作りました。 では下手な歌手?ですが・・・”みれん雪”をお聴き下さい。
2012.09.07
コメント(0)
働き者の家内が月に二度ほっと一息入れる時間帯はリフォームのサークル活動で愉しんでいる時のようです。近在の方々が十数人集まりJR駅前の部屋を借りて、毎回何かにチャレンジして居られるようです。向日町に居た時分からやっていますので足かけ15年は越えて居て、指導戴いていた先生もご高齢で、今では生徒だけの集まりの由。 着物地を利用してコースターを作ってみたり、数年前など、タオル地を使って草履を拵えたり。この草履はブームを引き起こし、図書館で関係書を借りるにも順番待ちを強いられる時期もありました。 タオル地で作った草履は部屋履きとして人気を呼んでいます。応接間や廊下など、知らず知らずのうちに磨いていることになり、とても便利な上、小物品としてオリジナルなものが出来るところが人気の所以でしょう。 家内の第一作目は左右の長さやバランスにやや同一性のみられない出来でしたが、リフォーム歴を積んできた今ではちょっとした小物類のプレゼントとして、貰った方々から喜んで戴いてるようです。
2012.09.06
コメント(0)
よーく考えてみれば、わたし達の殆どは歴史上に残り得る人物には到底、成り得ません。とすれば、恋多き女として伝わる和泉式部さんは”大物”だったと言えますね。 冷泉天皇皇后昌子に仕えた後、和泉守橘道貞と結婚、小式部を産みましたが、夫が転勤する折同行せずそのまま残り、留守中、多くの男と浮名を流すことになりました。藤原道綱、兼房、隆家・・・それに美声の僧侶:道命阿闍梨までも・・・・・。 また病死した為尊親王との恋も冷めやらぬうち、その弟、敦道親王との熱愛ぶりを彼女の日記に私小説的に綴っています。 彼女のイメージを参考に書いた歌詞が下の「仮想の刻」。今から思えば、低音部はこのままで、もう1オクターブ下げれば良かったかな? 「仮想の刻」 1) 平安時代に 生まれてたら 和泉式部のように 恋多き女 娘は娘 親は親 自由な恋に 生きるの 愛に命を 燃やし尽す 一生悔いない 女を演じたかもね 2) 戦国時代に 生まれてたら お市の方のような 幸薄き女 妹は哀れ 兄は鬼 平和のための 生け贄 瞬の幸せ 幻と消え 一に覚悟の 女を演じたかもね 3) 元禄の前に 生まれてたら 八百屋お七のような 恋狂う女 思いは一途(ズ) 胸一途 熱意のままに 生きるの 愛に命を 燃やし尽す 炎かげろう 女を演じたかもね http://voon.jp/a/cast/?id=3xj6i9r9nw541b30#player
2012.09.05
コメント(0)
吉田兼好の「徒然草」には、皇女悦子が幼い頃に父親の後嵯峨天皇に贈った歌のことを記しています。 ふたつ文字牛の角文字直(ス)ぐな文字 ゆがみ文字とぞ君は覚ゆる お嬢さんが親父さんに贈ったにしては、少しおませな感じがします。何故なら、 ふたつ文字とは上下に並ぶ平がな → こ 牛の角文字とは横に並ぶ平がな → い 直ぐな文字は筆で書くと真っ直ぐ → し ゆがみ文字は筆で書けば歪んだ感じ → く つまり恋しく覚ゆという符牒になります。 昔は時間がたっぷりあったとみえて、このようなクイズ形式の歌まで詠まれたようですね。
2012.09.04
コメント(2)
恒例のビックリハウス版「大語海」教訓編から抽出してみました。 ひとのふり見て我がふり直せば、警察など要らぬ 人はパンのみでは生きられぬ オカズも必要だ 人の顔見て我が顔なおせ 人の振り見てわが振り直せば、3割打者も夢じゃない 人を見たらどろぼうできないよ 人は誰しも血管はある 人の不利見て我が不利忘る〇人はパンダだけでは仲よくなれないーーー日中関係 人に見られたら泥棒と思われたと思え 人のすき見て我がふり直す 人の振りして我知らん振り 一目会ったその日から二目と見られぬ顔もある〇非のない人は煙たがられる 碑のない所に銅像は立たぬ 必要は発明の母なら、父は誰でしょう 氷山の一泊・・・寒い~・・・ ピッカピッカの一年前 貧乏人の「もうたくさん」 美人パンティはくめい〇百聞はいっぺんに聞けず〇一肌あ げ る〇ビン類はみなちょうだいーーー廃品回収業者 一つ穴の虫歯 一目会ったその日から 恋の花裂くこともあるーーー文通相手 沢山ありましたね~ 本日はこの辺で~♪
2012.09.03
コメント(2)
この齢になりますと、ともすれば30分ほど探し物に費やすことが多々あって、句帳は句帳として、自分の感覚が言葉を選り出した拙い句を書きとどめておくことは至便と思い、ここに残します。 封印を解けば堰切る陶器市 静寂とは線香花火の尽きるとき 手花火の色軸の塵明けの庭 陶器市安物買ひの咎ずしり 陶器市流行る隣の閑な店 逡巡の買ふまでの華陶器市 大花火茶器と滅びし将のこと 大花火よど琵琶宇治と三めぐり あの雲はわたし好みのハンモック 夏涼し如意輪菩薩のまろき膝 消えやらぬ線香花火と割烹着 小さき炎(ホ)の燈心の翳秋隣る 岩礁やわが彳(タ)つ陰の蟹泰然 精鋭と言へば真田か法師蝉 汐の香の青砂時計なつ逝かす 旅一座継がれて久し渋団扇 梵鐘の梵字に初秋化体せる 嵯峨野路は神の依代(ヨリシロ)秋初め 法輪経まはし初秋を近うする 新涼や柾目案内の箸どころ 朝涼や上品下生(ジョウボンゲセウ)の軸拝す最後の句は毎年8月の第4日曜日に、野風呂先師から代々続く”清凉寺”での早暁句会で、出句締切は9時ですから、早くに家を出て嵐山、嵯峨辺りまで足を運ぶ訳です。清凉寺の句会場の真正面に3つの軸が飾ってあって、3種類の印相の御仏が座して居られるのを詠んだ次第です。
2012.09.02
コメント(0)
数日前からわが家の庭でも法師蝉が鳴いています。法師蝉と言えば、夏休みの宿題をやり遂げる事に追われた思い出に直結するのです。 宿題に追ひかけられし法師蝉 星 子有難い事に、第二の職場の出会った先輩のお蔭で、今では”嫌な事を先に済ませる”性格に変りました。 もう9月に入ったのに残暑ならぬ猛暑続きの日が続く中、朝の食事の夏バージョンを述べますと、 水道の蛇口をフルに開けてステンレス製の桶に水を流してから、仏檀に供える水を汲み、昨日のお礼と本日の家族の無事を祈ります。麦茶用と紅茶用の薬缶を沸かせ、コーヒーメイカーの準備、キャベツやミニトマトなどのサラダ。5、6枚切りのトーストを2枚焼き、長浜のガラス工房で購入した青色と紫色の脚付グラス2客にそれぞれ氷を敷き、コーヒーを注ぎ込み、上等のバニラアイスを大匙2杯入れ、牛乳も適量入れます。小さ目のコップには野菜ジュースや梅酢ジュースを半分づつ入れ、ハムやチーズを用意してから家内を起こします。冷蔵庫のドアに張り付けた(長岡京市)のこちゃん体重日記に昨夜の体重その他のデータ、今朝の結果をグラフ記入します。食事が終われば、NHKの連続朝ドラマを見て、家内は洗濯などの家事に、私はブログの更新などから一日の始まり・・・。 本日の付録、「別れの曲」この曲で、暑かった夏とのお別れ・・・。マッキントッシュで作ったもので、人の声らしきものもソフトの音声ですので、悪しからず。
2012.09.01
コメント(0)
全29件 (29件中 1-29件目)
1

