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先日もミツバチの内検を蜂友Eさんと行った。J2群は先々週末に新女王蜂が誕生した群。女王蜂は多少大きくなったようであるが産卵した気配はない。やや群勢は小さくなってきていた。それもそのはず、新たな働き蜂の誕生が無いからである。E群も同様、女王蜂は先々週の如き活発な動きはなかったが、元気に動き回っている。こちらも大きくなっているが未だ交尾前?J1群もやや群勢が小さくなってきた。ただしこの群だけは蛹蓋が多く確認され、女王蜂が順調に産卵していることが確認できた。そしてローヤルコート状態も確認できた。ミツバチの女王は巣の中で常に7~8匹の働き蜂が放射状に取り囲んでいる。女王蜂に行く先々でメンバーは入れ替わる。つまり、女王の通り道のそばにいた蜂はこのような形にみんな女王蜂の方に向きを変えるのだ。この構造をローヤルコートというのだ。これは働き蜂が女王蜂から女王物質を摂取(なめる)するために取り囲んでいるのだ。気になるのはどの群にも雄蜂が確認できないことである。女王蜂は他の群の雄蜂とも上空で交尾できるので巣の中に身内の雄蜂がいなくても十分交尾する、そして女王蜂は近親婚など避けるためにも、あちらこちらに飛んでは、多くの雄蜂と、精子が充分に満たされるまで交尾を繰り返す との師匠の話であるが・・・。幸運にも?いや不幸にも?交尾をせずに命拾いして巣穴に戻って来た雄蜂の運命はというと、繁殖期での交尾が役目なわけで、巣穴に帰って来てもらっても、用無しなわけで、ただの飯ぐらいはもういらないとばかりに働蜂たちに追い出されてしまうのだ。このような理由で既に女王蜂が交尾し巣に帰ってきているのだと良いのであるが・・・・新女王蜂の誕生で一安心したが今度は雄蜂不在と悩みはつきないアラカン養蜂家である。 そして内検後、今後の夏の暑さに備えて(なかなか暑くなりませんが・・)、ネットの上に寒冷紗をかけました。若い蜂友のEさんが汗びっしょりで活躍してくれました。夕方養蜂場に行くと西日が巣箱に当たっているではありませんか。来週は北西側にも寒冷紗を追加する必要があるようです。再度Eさん、よろしくお願いします。
2009.07.30
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海の日の夕方に養蜂場に行ってみると、巣箱の入り口にミツバチたちがお尻を外側に向けてそろって羽根をばたばたさせて並んでいました。J2群の巣箱入り口の働き蜂たちです。これは働き蜂達が巣箱の入り口に出て、頭を巣箱側に向けて羽を震わせ、入り口から巣内の熱気を外に追い出しているのです。これが蜜蜂の「夕涼み」現象なのでしょうか?そして巣箱の壁に張り付いている働き蜂は、皆お尻を上に向け羽を振るわせていたのでした。巣箱から出てきた暖かい空気を更に上方に追い出しているのでしょうか?暖かい空気ですので上方に追い出すことは理にかなっているのです。西洋ミツバチは30~36℃の体温を維持しているのです。巣温が下がりすぎたときは胸をふるわせると共に蜂集団の個体密度を上げ、冬期でも、蜂集団内温度をほぼ一定温度(育児房で33~36℃)に保っています。 これは、室内を過ごしやすくするだけでなく、蜂蜜中の水分を蒸発させる効果もねらって行っているのです。驚いたことには、こうしてハチミツに含まれる水分は、20%くらいに濃縮されてしまうのです。また、室温が上がりすぎたときは水を撒いて旋風行動を取ることで冷却することもしているのです。J1群も全く同じように並んでいました。女王蜂が3群全てに存在した養蜂場の様子です。ところで先日のニュース記事に下記の如きものがありました。【ミツバチに4つまで数える能力】 [シドニー 26日 ロイター] オーストラリアとスウェーデンの研究者が26日、ミツバチが4まで数えることができるとの研究結果を発表した。豪公共放送のABCラジオが伝えた。穴の中に5つの目印を付け、うち1つに果汁を置いて実験。ミツバチを放つと、果汁のある目印に向かって飛ぶが、果汁を取り除いた場合でも同じ目印のところに飛んだという。クイーンズランド大のマンディアム・スリニバサン氏は、「ミツバチを3つ目の印に飛ぶように訓練すると、その後も3つ目の印に行くことが分かった。4つ目の印に導くと、4つ目の印を目指すようになるという具合。ただ4つまでしか数えられないようだ」と語った。 蜜蜂嬢達は1ミリ程の脳を持っているのです。そして『ミツバチはダンスで会話している』のです。オーストリアの学者はミツバチの驚異的な能力の一端を明らかにし、1973年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。彼は、ミツバチ達が巣の仲間に蜜や花粉、水源等があることを知らせることができる【8の字ダンス】を行っていることを発見したのです。このような信じられない能力を保有しているので、4までの数を認識できると言うNewSはさもありなんとの納得のNewSでした。
2009.07.23
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今日は7/16の誕生日以来の内検。早朝から2週間ぶりに蜂友のEさんも駆けつけてくれました。まずはJ2群。先週の私の誕生日の一人内検では女王蜂は確認できなかったためW-BIRTHDAYは諦めていたのですが、何と本日、新女王蜂を発見したのです。勿論未だ小振りですが元気に動き回っていました。先週の誕生日の慌ただしい早朝内検で新女王の存在を見落としてしまったようです。やはりW-BIRTHDAYとなっていたのです。ただし新女王蜂が動いても、周囲の働き蜂が道を譲る気配がはっきり確認できませんでした。未だ周囲の働き蜂が、突然の継母の新女王蜂の出現を歓迎していないのでしょうか?ややこの点が心配ですが、なにはともあれ新女王蜂の誕生で一安心です。 先々週誕生したE群の新女王蜂は元気そのもので早足で動き回っていました。未だ交尾前のようです。巣枠には白い綺麗な蜜蓋が1/3以上に渡り施されているものもありました。交尾&産卵が待たれます。そして群勢の大きいJ1群。1Fは花粉倉庫、2Fは産卵室として十分機能していることが確認できました。赤い印の付いた女王蜂も元気に産卵を続けていることが確認できたのでした。巣枠には多くの働き蜂が高密度で活動していました。久しぶりに3群全てに女王蜂が存在しほぼ健全な3FAMILYとして再スタートしたのです。J2&E群の女王蜂の交尾と産卵⇒働き蜂の誕生が待たれるのです。
2009.07.19
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今日は私一人による内検となりました。蜂友のEさんは仕事の関係で休日出勤なのです。まずはJ2群。先週J1から複数個の王台の出来ている巣枠をここに移動しました。王台はまだ底が抜けていないのを確認。女王蜂の誕生はもう少し先のようです。大きな王台を2個残し他の王台は除去しました。来週のJ2群の内検が楽しみです。J1群は相変わらず元気です。先週ハチミツを絞った巣枠の巣室も綺麗に補修され、蜜が貯まりだしていました。そしてE1群。女王蜂の産卵が確認されない為、可哀想でしたが女王蜂を除去し、これもJ1群から王台付き巣枠を先週の内検時に移動してありました。そして新女王蜂の存在を確認したのでした。下の写真の下部の黒い縞のない胴体から尾の部分が茶色いのが新女王蜂です。まだやや小柄ですが元気に動き回っていました。交尾した後の産卵が期待されます。梅雨明けも間近と予想されますので、巣箱の温度上昇対策として、稻藁こもをホームセンターで購入し巣箱の上にかけてやりました。黒の遮光ネットも購入しましたが、一人作業は難しいので来週Eさんと共に設置したいと考えています。そしてそろそろペットボトルを再利用したスズメバチトラップも作らなければと考えています。
2009.07.12
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本日は早朝から蜜蜂の内検と3回目のハチミツ絞りを行いました。朝6時過ぎに逗子から蜂友のEさんと私が海外旅行中の内検を2週連続で手伝ってくれたKさんも来てくれました。まずは内検、先日J1群からJ2群に移設した巣枠の王台は壊されていました?新女王蜂の誕生かとも思い、2回繰り返して全ての巣枠を6個の目で見つめましたが、残念ながら新女王蜂は発見できませんでした。J1群は盛んに産卵が続いており、最下部の巣枠には蛹蓋が大きな面積を占めている巣枠が何枚か存在しています。2枚に王台が作られ、底が埋まっていましたので、再度J2群とE1群にそれぞれ移設しました。師匠の話によると働き蜂を刷毛で落とさないまま移動しても、自然に巣箱から逃げ出し、元の巣箱の戻るとのことでしたので、そのまま働き蜂付きで移動しました。観察していると、巣枠に付いていた働き蜂たちは皆巣枠の上部に登ってきました。やはり納まった巣箱に違和感を感じているようです。その内外へ飛び出し始めたのでした。一番左がその巣枠です。同様にE1群にも王台付き巣枠を移設しました。そして終に産卵しない女王蜂を捕まえ除去したのでした。そして蜂友のEさんはこれをビニール袋に入れ、自宅に持ち帰ったのでした。来週のJ2&E1の王台の状況が楽しみですし、心配です。J1群の入り口はお隣さんの巣箱から逃げ帰った?蜜蜂嬢達でごった返していました。 そして6枚の巣枠を持ち帰りハチミツ絞りを行いました。既に妻が準備万端の状態で待ってくれていました。蜜蓋切り取りも大夫上達してきました。そしてハチミツ絞り初登場のKさんも遠心分離器を楽しそうに回してくれました。前回に比べ、色が濃いように思えました。そして快い香りが上がって来ました。横から見ると10cm程度貯まっているように見えますが、実はこの容器の底板は中央に向かって凹んでいますので、その分貯まっている量は少ないのです。妻は今回用に2段濾過用のステンレス金網をオンラインで購入。これを壺の上部に見事にSETし流し込んだのでした。前段は粗めスクリーン、そして下部には超微細スクリーンの2段濾過。完璧です。今回も前回と同様に8L前後をミツバチ達から与えられたのでした。下の壺に一杯になり、もう一つの中鍋にもかなりの量が貯まりました。妻の作ったパンに付け味見。前回よりはやや酸味が感じられましたが、超極上の蜂蜜でした。今回はミカンの花からも盛んに蜜を集めていたことが確認できていましたので酸味はこれからも来ているのではないでしょうか。今回は3人で山分け、いや蜜分けして今回のハチミツ絞りは楽しく終了したのでした。そして、今回も妻が全ての後片付けを行ってくれたのでした。感謝!!!!。
2009.07.05
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我が家の養蜂場の生け垣の木の1本が白い小さな花を撓わに付けている。名前が解らなかったので、インターネットで調べてみたところ『ネズミモチ』のようだ。秋にはネズミの糞のような黒紫の実がつくことが、この名前の由来とのこと。そういえば、秋になるとこの木が極めて小さいブドウの実の如きものを付けている記憶がある。ネズミモチという、ちょっと色気がなさすぎる名前の樹木は、モクセイ科で、実は街路樹や庭木としてとにかくたくさん植えられている木とのこと。2m~5m程度の樹高で、乾燥、日陰、アルカリ性土壌、剪定、煤塵、どれにも強いそうで、都会にぴったりの樹木だと。花は小型で白くでかわいらしいし、この暑い時期に満開になって、涼しげでもある。そしてこの花に多くの蜜蜂嬢達が訪花し、戯れている。この木の下にいると羽音がブーンと聞こえてくるのである。多くの香りと蜜が出ているのであろう。この花の蜜はクセがなくて、とてもやわらかないい味であると他のブログに書いてある。ミツバチが採った蜂蜜「ネズミモチ」というのが商品として売られているのであろうか?この名前じゃねぇ・・・。昨年もこの木は同じように花を付け、どこからかミツバチ達が訪れていたのであろうが全くこの木の開花が記憶にないのである。少し大きくなり過ぎたので、上部を剪定しようかと考えていたのであった。切らないで良かった・・・・・・・。また新たな知識と発見に感謝。そして、夏の間の蜜源であるこのネズミモチに新しい名前を命名してやりたいアラカンオジサンである。
2009.06.29
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長年お付き合いいただいている、平塚にある『海鮮和食家いしけん』のご主人が、わが蜜蜂嬢が集めてくれた蜂蜜を販売用に店内に置いて下さるとの連絡を頂きました。1ヶ月ほど前にお試し用に送らせていただいたところ、既に完売いただいたとのこと。嬉しいかぎりです。妻が作ってくれた力作のシールを妻が自ら容器に貼りました。裏面には生産者情報と注意事項を書き込んだシールを併せて貼り付けました。。本日 160gと60gの2種類を『いしけん』さん宛に出荷?するのです。3月の養蜂開始時点では、このように早期に販売することはイメージできませんでしたが、二人の養蜂の師匠のご指導により、その内の1群は大きく群勢を伸ばし、今や3段の巣箱になっているのです。今日は午後から、この師匠2名及び蜂友と併せて4名で箱根/仙石原にある我が会社の温泉保養所での飲み会で、温泉に浸かりながら、養蜂について多いに語り合うのです。『いしけん』店長が自らのブログにアップされた写真を載せさせていただきます。
2009.06.27
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今週も内検をおこないました。J1群は相変わらず元気です。蜜の量も増えてきているようです。白い蜜蓋のある面積が増えてきました。最下部の巣箱には女王蜂がたくさんの卵を産み付け、今や働き蜂が蓋をしています。来週後半には蓋をかみ破って出房するでしょう。女王蜂も元気で動き廻って産卵の場所を探していました。J2群には、やはり女王蜂が確認できず、当然王台もありません。J1群の巣枠に大きな王台がありましたので。これをJ1群に移動しました。これが順調に育ち、新女王蜂としての誕生が待たれます。
2009.06.26
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2週間、ミツバチと別れ旅に出ていました。久しぶりの内検です。J1群は順調に蜜を増やしていました。これからはダニ対策とオオスズメバチの準備が必要になってきます。J2群にはやはり女王蜂がいなくなっていました。留守中に内検を行ってくれた蜂友のEさんからもこの情報は伝わっていました。私が旅に出たタイミングに合わせて、J2群の女王蜂も働き蜂をつれて旅に出たことが濃厚です。おそらく既に2週間以上経っている事が想定されました。よって巣には卵もなく王台もありません。明らかに働き蜂の数も少なくなっていました。来週は隣のE1群の王台のある巣枠の1枚をを引っ越し、女王蜂を育て無ければならないでしょう。E2群は、ミツバチの数はいますが産卵が全く進んでいないのです。女王蜂は元気に動き回っていますが、高齢なのでしょうか。何個か王台を残していますので、世代交代を決断せざるをえない状況です。やはり相手は生き物、なかなか思うようにはならないのです。
2009.06.20
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今日は朝から第2回目のハチミツ絞り。6時にはEさん、Y師匠も小雨の中、養蜂場へ駆けつけてくれました。そして3名のN大生も。2名は以前の内検にも参加されましたが、今回は1名の女学生も参加されたのでした。まずは内検、E群、J2群とも群勢を大きくしていました。女王蜂の確認も出来ましたが、王台もかなり作っていましたので残すところ無く慎重に除去したのでした。そしてJ1群、3階から内検実施、今日ハチミツを搾る巣枠を分別しました。併せて6枚。今日は女王蜂は隔王板を通過せず1Fに留まっていました。巣枠に付いているミツバチを刷毛で追い払い、社長から借りている巣箱に入れ、自宅に持ち帰りました。自宅では妻が準備をしてくれていました。今回は蜜蓋を削ぎ落とす包丁も熱水で暖かくしてくれていました。早速Y師匠が見本演技。見事に薄く蜜蓋を削ぎ落としてくれました。私も挑戦しましたが、包丁を加温してあるため前回よりはスムーズに蜜蓋を削ぎ落とすことができました。勿論Y師匠の技には遠く及びませせんが。2枚の巣枠の蜜蓋を除去し。遠心分離器に入れハチミツ絞りです。N大学の女学生が楽しそうにハンドルを回してくれました。これを3回繰り返しましたが、その内の1枚は8割近くが蜜蓋に覆われてズッシリと重くミツバチのBEST PRACTICEの巣枠でした。前回に比べて夾雑物は多かったですが、濾過網を2重にして瀬戸物の壺に回収したのでした。そしてこの壺だけでは足りずに、鍋を用意しこれにも回収して今日のハチミツ絞りは終了したのでした。秤がないので正確なハチミツの量は解りませんが10L程度は回収できたことは間違いありません。比重が1.3~1.4ですので13kg~14kgを収穫できたのでした。手伝ってくれたN大学生さんとY師匠に少しですがハチミツをプレゼントしました。ミツバチに感謝、自然に感謝、師匠、N大生、Eさん、そして妻に感謝です。妻がミツバチ絞りの容器類を事前殺菌洗浄と片付けをやってくれるのです。妻なしではミツバチ絞りは成り立たないのでした。そして搾ったハチミツは家では消費できませんので、どうしようか悩んでいるのですが・・・。そして、養蜂場での中間搾取の間にミツバチの激しい抵抗に遭い、おでこを刺されました。現在腫れが目の瞼にまで及び、それでなくとも細い我が目は更に細くなっているのです。
2009.05.30
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昨朝もEさんと内検実施。まずE群 順調に群勢を大きくしている。女王蜂も元気。百均で虫眼鏡を買った。目的は小さな卵の存在を確認するためである。非常に見やすくなったがそれででも小さな卵はなかなか確認できない。虫眼鏡越しにデジカメで撮影してみた。ズームと何が違うのかよく解らないが。そしてJ2群。白い蜜蓋のある面積がだいぶ増えてきた巣枠もある。 そして何よりも嬉しかったのは蛹蓋のある巣房の面積が急に増えてきたことだ。いつの間にか新女王蜂が産卵していたのだ。やはり師匠の言うとおりであった。流石である。産卵中?の女王蜂を確認。元気そうである。なかなか産卵しないと心配していたがこれでJ2群も群勢を大きくしていくことに違いない。ペルー旅行前に継箱が必要になるかもしれない。そして最後に3階建てのJ1群。まず最上階の3階から。赤いマーカー付きの女王蜂がいるではないか。そして周囲にいる働き蜂たちは皆女王蜂の方向を向いて輪になっていることが解る。誰一匹Tとしてお尻を向けてはいないのである。素晴らしき掟である。やはり女王蜂は隔王板を通過しているのである。そして1階から3階にまで足を伸ばしているのである。隔王板の目幅がメーカーごとに違うのであろうか。隔王板を観察すると、明らかにメタボな雄蜂は通過できずに身を挟まれて死亡している。女王蜂は腹が長く産卵のため膨らんでいるのであるが明らかに通過しているのであった。王台が何個か出来ていたので慎重に除去し忘れの無いように注意しながら作業継続。2階と3階の巣枠の交換と新巣脾枠を1階に追加し女王蜂が産卵する場所を増やしてやり今回の内検は終了した。 来週の土曜日は採密の予定である。8枚程度は絞れるのではないかと期待しているのである。
2009.05.24
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朝、苺の収穫に養蜂場のある農園に行って巣箱を覗いてみると、まだ6時前にもかかわらず、またも入り口に大量のミツバチ嬢達がお出迎え。前回に続いて2度目の状況確認。巣箱内の温度上昇、飛行訓練、分蜂の兆候等いろいろ考えられるが不明。とりあえず今日は気温が27度を超えるとのことなので1Fの裏口部と3階の手前部の換気窓を少し開けることにした。窓の開度の調整は、先日、百均で買って来た、針部の長いカラフルな画鋲を使用。師匠によると夏場でも余り開放しないで良いとのことであるが・・・。15分ほどするとだんだん数が少なくなり、飛び立つもの、巣箱内に戻るものと活動が活発になり、群れ状態は解消しいつもの状況に。換気が効いたのか、時間が効いたのか、それとも朝のラジオ体操?の為に集まっていたのか不明だが一安心した。今、畑の横に植えてあるミカンの白い花が満開状態。近づいてみるとブーンブーンと多くのミツバチが花を訪れていることが確認できた。ミツバチはこのミカンの花の蜜が大好物のようだ。この蜜はみかんの花特有の強い香りがそのまま凝縮されていて、少し酸味のあるのが特徴とのことである。ヨーグルト、紅茶に混ぜるのがおすすめのようである。今後の採蜜が非常に楽しみである。
2009.05.21
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五所川原へ仕事に行き、ホテルへの帰りの道路の両サイドは見事なリンゴ畑でした。この時期、リンゴの白い花が満開状態。道路脇で作業をしている女性が二人いたので車を止めてもらい話しかけてみました。摘果の作業中とのことでした。リンゴは通常 中心果の廻りに、側果が3~4個実ります。そして、側果を摘果して中心果だけ残すのだそうです。しかし残した中心果の形状が悪かったり、傷があったりすると側果の中から1番大きく形の良い物を残すのだと説明していただきました。その後も枝の実の数や大きさを見ながら何回か摘果を行わなければならないとのことでした。この摘果作業は人手でやるしか無く大変な重労働であると語ってくれました。油圧式の昇降作業台の付いた車両に乗って上下と移動を繰り返して作業していらっしゃいました。畑の広さを考えると気が遠くなる作業量です。畑によっては未だピンクの蕾や白い花が満開のリンゴ畑がありました。恐らくリンゴの種類が異なるのでしょう。ハチと一緒の姿が何とか撮れました。その畑の中心部には南向きに開放され、残りの3方向をブルーシートで囲った小屋が畑ごとに設置されていました。もしやと思い尋ねたところ、やはり受粉用のミツバチの巣であるとのこと。農園の方の了解を頂き巣箱を見学させていただきました。巣箱はリンゴ箱の中に葦の茎を切断した物がギッシリと詰まっていました。この茎の穴の中でミツバチは暮らしているとのことでした。このハチの名前は『マメコバチ』とのことでした。農園の方の話によるとこの『マメコバチ』はミツバチより小さいハチとのこと。普通は内径6~8ミリほどの柱や材木の穴、枯れた草の茎、特にわら屋根のヨシなどの小さな細長い穴に花粉を運び込んで花粉塊を作り、それに卵を産みつけると。産卵が終わると隔壁を作り、また花粉団子を作っては卵を産みつけるということを繰り返すのだそうです。条件がよければ、1日に3~4個の花粉団子を作ることがあり、花粉運搬・巣作りはもっぱら雌が行うのだそうです。葦の穴の奥の方から順に孵化し、花粉を食べて成長し、繭を作り、中で蛹になるのです。8月末には羽化して成虫になりますが、そのまま繭の中で冬を越し、春暖かくなると穴の前の方のハチから順に脱出し受粉作業を始めるとのことでした。最近では、この繭を取り出し冬場は家の中で保管している農家もあるとのことでした。ですから、マメコバチが野外で飛び回って活動するのは1年間に1回、たった1ヶ月弱で、あとは通常穴の中だけで過ごしていることになります。花粉を持ち運ぶ昆虫としては我がセイヨウミツバチが有名ですが、我がセイヨウミツバチは1年中活躍してくれるのです。真冬でも巣の中の蜜を食べながら生活しているので、セイヨウミツバチを飼育すると授粉に関係のない季節でも世話を続けなければなりません。 その点、マメコバチは1年のうち、11ヶ月は穴の中で過ごし、人を刺すこともありませんので、ものすごく管理しやすいと笑って語ってくれました。ホテルへの途中、大きなリンゴが橋の入り口で出迎えてくれました。そして岩木山に沈む夕日の美しさに見とれながらの帰路だったのです。
2009.05.18
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昨日朝も恒例のミツバチの内検をEさんと実施しました。まずE群。E群には巣蜜を作らせようと自家製の巣枠を2週間目に入れましたが、最初はここに無駄巣を作り出しましたがその後STOPしてしまいました。本日蓋を開けてみると巣蜜用巣枠の手前に入れておいた縦型隔王板にかなり大きな無駄巣を数個作っていました。なかなか思うようには行動してくれないのです。我が儘な飼い主であることは認めざるを得ませんが。E群の女王蜂も体が大きくなり、元気に動き廻っていました。そしてJ2群はやや群勢を弱めたような気がしました。女王蜂は確認でき、活発に動いていますし、雄蜂の確認も出来ましたが、まだ体が小さく、交尾、産卵を確認できませんでした。J1群は依然として群勢を維持しています。先週の日曜日にハチミツ絞りを実施後、その巣枠を最上部に戻しておきましたが、私が加温した蜜刀を使わずに蜜蓋をそぎ取ったため、ハニカムの巣室をかなり壊してしまいましたが、既にこれを補修しその部分に蜜を貯めていました。重さもありたくましい限りです。ところが2段目を内検中に女王蜂も発見。先週の内検時に最下部に入れたはずですので、隔王板を通過して2階に上がってきたことが考えられます。隔王板については以前から何故ここを女王蜂が通過できないのか疑問に思っていましたが、やはり通過してしまうこともあるのでしょうか。今日にでも師匠に聞いてみたい物です。今回はEさんがこの女王蜂を手のひらに誘導し、最下部に戻し隔王板を直ちに載せましたので、来週の内検が楽しみです。途中働き蜂がお互いの脚を絡ませ縦に鎖のように繋がっているのを見ることが出来ました。
2009.05.17
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ハチミツ絞りと併せて、Eさんがご自宅から燻製作成用の『ダッチオーブン』を持参してきてくれました。ハチミツ絞りの合間をぬって、イカと竹輪の燻製造りに挑戦。約20分ほどで香ばしい燻製の完成。Eさんは燻製造りはベテランのためハチミツ絞りと同時並行の作業を難なくこなされていました、続いて、農園から採ってきた新鮮な空豆と新タマネギを残熱で加熱し蒸し焼きの完成です。残念ながら、Eさんは車での来園のため、ビール片手にとはなりませんでしたが美味しい燻製と新鮮な野菜を食べながらの初体験のハチミツ絞りとなりました、そして仕上げは妻の作ったこれも我が家の苺をトッピングしたシュークリームとハチミツ入り紅茶SET。こうして、今回のハチミツ絞りは無事終了したのでした。今回で要領も何とか解りましたので、次回はもっとスムーズにそして綺麗に絞れるのではないでしょうか。そして今日は、昨年のスペイン旅行の友との飲み会。妻が作ってくれたハチミツラベルを貼った小瓶入りハチミツを皆さんにプレゼントする予定です。次回はEさんんも車なしで来園され、師匠も入れての感謝の祝宴としたいと思っています。
2009.05.13
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日曜日に内検終了時、分離器の試運転のために、蜜蓋の多くある、そして蛹蓋のない巣枠で重量のある物を2枚選び出しました。蜂ブラシで、選んだ2枚の巣枠に居る蜜蜂を払い落としました。全ての蜜蜂を巣枠から分離するのはなかなか難しいのです。一度払い落としても直ぐに再飛来し巣枠に留まってしまうのです。蜂ブラシで何回か同じ作業を繰り返し、漸く巣枠をビニール袋に収納することが出来たのです。但し数匹の蜜蜂はビニール袋の中でブーンと音を立てていました。これら2枚を自宅に持ち帰りました。既にこのハチミツ絞りを待ちに待っていた?妻が分離器を熱水消毒し、作業台の上に設置して待っていてくれました。早速百円ショップで購入した蜜刀?で蜜蓋を除去しようとしましたが、蜜蓋だけ薄く綺麗に除去できず奥の方まで歯が入ってしまい、蜜があちこちから垂れだしてしまったのです。妻が見るに見かねて台所から普段使っている返しヘラ?の様な物を持ってきてくれ、これで再TRYしましたが大幅な改善には繋がりませんでした。削り取った蜜蓋は準備しておいたボールに移しました。その後この巣枠を蜜が外に垂れない様に素早く分離器に収納しました。同様にもう一枚も挑戦。結果は余り改善されませんでした。何故かと言えば、師匠が以前教えてくれた蜜刀を熱水で暖めること、そして下から上へ削り取ること、そして蜜刀を熱水で暖めることを繰り返しながら、蜜蓋を除去しなければならないことを全て忘れていたのでした。妻はこれがやりたかったとばかりハンドルを回しハチミツを楽しそうに分離、私も『オレにもやらせろ』とむりやり交代。回転速度を必死に上げたところ『壊れる・・・』の妻の悲鳴。やはりこの辺がプラスチック製の弱みなのです。そして裏返し同じ操作を。分離器の下を外側から見ると、液体が予想外の量貯まりだして居る陰が見えるではありませんか。Eさんも予想外の量と嬉しい悲鳴、そして私はまたも懸命に回転速度を上げたのでした。2枚の分離を終わり暫く分離器の蓋をして、壁に付いているハチミツが自然と底に落ちるのを待ちました。中を見て見ると琥珀色のハチミツが鮮やかに光って貯まっているのでした。その後妻が準備してくれた金属製のザルにさらにメッシュ布で2重にした自家製蜜濾し器を、分離タンクのコックの下部に設置しました。そして蜜濾し器の下にはまさしく『蜜壺』を置いたのでした。明らかに蜜絞りの準備に関しては、無関心を装い?ながら妻は私の遠く前を突っ走っていたのでした。そして妻にも増して無関心を装っていた娘さえも出てきたのです。下部のコックの固定ネジを緩め、これを開くと琥珀色の蜜がトロリ、トロ~~リと流れ出して来たのでした。この瞬間を夢見ていたのでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。ノズルから出なくなったため、容器を傾けて更に採取、そして更に手で持ち今度は上から残りのハチミツを回収。これが出来るのが軽量のプラスチック製のメリットでした。『蜜壺』には壺の色に負けないくらいの琥珀色のハチミツが貯まっていたのでした。その量1.5kg程度??いやそれ以上??。我が家の体重計はメタボの私が乱暴に乗り壊れてしまい捨ててしまっていたのでした。反省!!!残念!!!実は私も事前にガラス瓶を2本購入していました。この程度の採蜜量しか想定していなかったのでした。全くの想定外。妻がこの2本に蜜を充填。これがEさんの本日の成果品になったのでした。我が家は残ったハチミツを小さな器に何本かに分けました。我が会社のOL用、、農園仲間の姉及び義兄用、妻の友人用、娘の??用とひたすら小分けしたのでした。そして何とこの容器をラッピングクロスで飾ってくれたのです。ここまで準備していたとは完全に脱帽でした。更に事前に自家製パンを焼き準備。 そしてこのパンを片手に壺に手を差し込み、壺の内壁に残っているハチミツを擦り取っていたのでした。ふと懐かしき中学時代に鑑賞した狂言の『附子』を思い出し、妻と太郎冠者がダブって見えたのでした。更に分離器を熱水で洗い、このハチミツ入りの熱水まで回収し、紅茶を造り飲んだのでした。もちろん私も。これも美味でありました。ハチミツの1滴までも捨ててはならずの、我が家族のすさまじい姿、いやミツバチへの深い感謝が自然に!!!出た至福の瞬間の姿なのでした。
2009.05.12
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先週末にハチミツ分離器が届きました。プラスチック製で同時に2枚の巣枠からハチミツを分離できる物です。径41cm・高さ75cm・重さ5kgの純白の中国製品、手動にて回転させるTYPEです。分離器購入については、いろいろ迷いましたが、耐久性から言えばステンレス製ですが、使用頻度等からCOST最優先とし、プラスチック製のものに決めました。ハンドルを回転させ、これを中央に設置された歯車により縦軸を回転させる遠心分離器です。縦軸には同じくプラスチック製の巣枠を収納する為のケーシングが上下2カ所で固定され、このケーシングの両端に巣枠を2枚縦に挿入し回転させるのです。軸最下部には軸ぶれ防止用のプラスチック製ガイドが低板に取り付けられています(溶着or接着?)放射状に挿入するタイプと異なりますので、片面を分離した後は、裏面にひっくり返し再度回転させることにより、両面のハチミツを分離できるのです。よってこのTYPEは逆回転の効果はなさそうです。蓋が付いていますが、ハチミツ分離のために回転させる時は、この蓋を外した状態での運転となります。遠心分離で飛び出したハチミツが外に飛び出さないのか心配です。まあ、壁へ付着するハチミツの状況を見ながら回転させるという設計しそうなのでしょう。最悪飛び出すようであれば、蓋の横の部分に穴を開け、そこからハンドルを差し込むよう改造することも可能ですから、このままにしておきました。これにて漸く3月の種鉢の購入から2ヶ月にて、養蜂に必要な器具類は全て揃ったことになりました。そして、師匠の『ハチミツ絞りはもう少し蜜蓋が多くなってから』のアドバイスを無視し居ても立ってもいられず、試運転!!!行ってしまったのでした。
2009.05.11
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昨日早朝、恒例の蜜蜂の内検実施。共同養蜂者のEさんが新しい巣箱を購入し持参。 よって分蜂時師匠のOさんからお借りしていた巣箱からの引っ越しを行いました。引っ越しは順調に終了。E群の蜜蜂嬢達は新居に満足したらしくその後は活発に活動を開始したのでした。E群の木の香りも新しい新居です。次ぎにJ2群、J2群の女王蜂は未だ交尾前なのだろうか、相変わらずお尻が小さい。但し雄蜂も確認されましたので、今週中に交尾に旅立つ事が予想されました。下の写真の如く蜜蓋が多い巣枠もあり、産卵が待たれます。そしていよいよJ1群の内検実施。ここ数日働き蜂の行動がおかしく?入り口の外に多くの働き蜂が群れをなして留まっていたのでした。先日分蜂の気配ではないかと、継箱を更に載せ3階建てにすると同時に、1Fの巣枠を上部に移動し、1Fに新しい空巣脾を挿入したのでした。3Fの内検を実施していると、本来1Fにいなければならない女王蜂がここに居るではありませんか。恐らく5月2日の内検時に女王蜂を巣枠から落としてしまい、これが上部巣箱に帰巣したのではないでしょうか?その結果1Fに今までいた女王蜂が居なくなってしまったため、かつ隔王板で仕切ってしまっているため、女王蜂は1Fの古巣に戻ることが出来なくなり、1Fの働き蜂が分蜂と勘違いし巣外に出てきたのではないでしょうか。幸い女王蜂は赤い衣装を着たまま元気に動き回っていましたので、この巣枠を1Fに戻し内検を終了したのでした。今回の結果から、内検時は必ず女王蜂がどのフロアーの巣枠に居るかを必ず確認しなければならないこと、そして発見できないときは、再度内検を繰り返し女王蜂の姿を見てから内検を終了すべき事を学習したのでした。
2009.05.11
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師匠のアドバイスもあり、チョット早めですが、スズメバチ捕獲器を2群用に2台購入し、本日届きました。自作しようとも考えましたが、養蜂には極めて大事な道具ですので、購入すれば、出来の良い製品が手に入り、性能も良く安心だと考えたのです。蜜蜂を襲撃するスズメバチは昆虫界のギャングとも言われ、大胡蜂(オオスズメバチ)と小胡蜂(キイロスズメバチ)がいます。キイロスズメバチは、蜜蜂を1匹ずつくわえて自分の巣に飛び立つので被害は軽微のようです。ところがオオスズメバチは、巣を守るために中から、飛び出してくる蜜蜂を片っぱしから噛殺し、次第に数を増し数十匹で攻撃してくるので、致命的な大被害を受けると言われているのです。セイヨウ蜜蜂のふるさとは、オオスズメバチのいない地域のため、オオスズメバチに対抗する手段を持たず、防御の習性が未熟な為、あっけなく全滅させられてしまうのだそうです。セイヨウミツバチにとっては、日本で生活させられるのはえらい迷惑なのですね。夏の終わりから秋口は、スズメバチの繁殖期にあたるため、自分の幼虫たちに与える餌が大量に必要になります。そのため、餌を求めて蜜蜂の巣箱を襲うのです。しかし、同じ蜂でもスズメバチの幼虫の餌はハチミツではありません。オオスズメバチは肉食で蜜蜂の幼虫やさなぎを狙ってやってきます。オオスズメバチが5~6匹もいれば、巣箱を2~3段に重ねてある我が蜜蜂の巣箱でも1~2時間ぐらいで全滅させてしまうそうです。邪魔になる成虫の蜜蜂を殺し1匹もいなくなった後、彼らは徐に幼虫やさなぎをさらっていき、自分たちの幼虫の餌とするのです。このスズメバチたちの攻撃を防ぐために、巣箱の前に『スズメバチ捕獲器』を設置するのです。前面下部の金格子部分(格子幅≒6mm)を蜜蜂は体が小さいため自由に通り抜けることができますが、スズメバチは通れません。金格子の下の部分は内側にレの字に折り曲げられていて、この下からはスズメバチも入れるのです。下の写真は捕獲器を逆さにしスズメバチが入る方向からトラップを写したものです。上が巣箱と反対側の入り口側となります。一旦ここから入ってしまうと、金網部分から外に出られなくなってしまいます。下の写真はこの捕獲器部分を取り外したものです。もと来た道を戻れば外に出られるはずなのに、蜂は明るい方向に行くという習性があるため暗い下の方を通るということはしないのだそうです。更に斜め上方向に飛立つ習性もあるようです。そうして金格子の内側の部分をうろうろしているうちに、漏斗状のトンネルトラップをくぐって上部に出てしまい、完全に閉じ込められてしまうのです。トンネルとラップは子供の頃、ウナギを捕まえるために仕掛けた竹筒の『モジリ』の原理に似ていますね。下の写真はその漏斗状のトラップ部分を入り口から見た写真です。この小さな穴を通過した瞬間にスズメバチは2度と戻れなくなるのです。小さな穴の径は約12mmです。我が養蜂場の近隣には大きな林や森はありませんが、以前の師匠の養蜂場所にもこのオオスズメバチが飛来してきているのを私も目撃していますので、我が養蜂場にも来ること間違い無しですので、早めに設置したいと考えています。やや大型の捕獲器ですが、これなしでは、この養蜂最初の秋を無事に通過できないのです。下のリンクにオオスズメバチとニホンミツバチの壮絶なバトルの動画がありましたので掲載させていただきました。ニホンミツバチニかこのような能力があるのですが、セイヨウミツバチは遺伝子として持っていないのです。http://www.youtube.com/watch?v=LLWZHg_TjA0
2009.05.10
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昨日 早朝6時前に 雨がやんでいたのでイチゴの収穫のために養蜂場のある農園に行きました。ところがJ1群の巣箱の入り口に働き蜂が大量に出ているのを発見。分蜂の兆候ではないかと思い、早朝ながら師匠の携帯にTEL。師匠も現場へ急行してくれました。早速内検開始。かなりのスピードで群勢を増やしていましたので、先週の土曜日5/2のEさん家族との内検時に巣礎枠を1枚増やしておいたのですが。今から考えると巣礎枠ではなく、直ぐに産卵が可能な空巣脾を入れておくべきだったのでしょうか?下部巣箱の巣枠を引きあげてみました。各巣枠にはかなりの量のミツバチが確認され、皆多くの蜜が貯留されており、卵の存在があまりない状態でした。師匠の指示により、最下部の巣枠の内、蜜蓋が上部にあり、重いものを取り出し、その代わりに3枚ほど空巣脾を挿入後、家から持ってきた準備しておいた継ぎ箱を最上部に載せ、先ほど取り出した巣枠3枚と新しい空巣脾2枚を挿入しました。残念ながら、時間のない中での内検であったので女王蜂の存在の確認は出来ませんでした。その後入り口部のミツバチを手で掬い取り巣箱に入れました。よって昨日からJ1群は3階建てになったのです。これで様子を見ることにしましたが、一昨日の簡易内検時に除去した無駄巣を片づけずに重し板の上に放置しておいたため、そこには未だにミツバチが固まりになり雨に濡れ瀕死の状態で握り拳の半分ほどの量が残存していました。まさかこの中に女王蜂が残されていないか確認しましたが、見つける事は出来ませんでした。二人とも出勤時間が迫ってきたので、養蜂場を後にしたのでした。 先ほど今朝の状況を確認のため養蜂場に行ってきました。入り口部には昨日ほどではありませんが依然として、ミツバチが出てきています。 やはり女王蜂が何かのトラブルで居なくなってしまったのでしょうか。幸い?今日も雨模様ですので余り活発な活動はしないと思いますが、土日は好天になるようですので、まずは女王蜂の存在の有無を確認にしなければなりません。いろいろな体験と悩みの毎日ですが、だから面白いのです。
2009.05.08
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昨日は、雨が上がったので、二人の師匠が私の蜜蜂の簡易内検に立ち会ってくれました。まず分蜂FAMILY(今後はE群と呼びます)ですが、昨日入れた巣蜜を作ってもらうための巣枠に既にハニカム巣を作っていました。 未だ純白の小さな物ですが、上部2枠に5cm程度の物が確認できました。ミツバチ嬢達も私達の目的を十分理解してくれているようでした。巣蜜作成用の巣枠の手前に隔王板を追加しました。これによりこの巣枠には女王蜂が入り込んで来れないため産卵は出来ないことになり、この巣枠の巣房には花粉とハチミツのみを貯めてくれるのです。継箱付きの2階建てのBIG FAMILY(J1群と呼びます)は益々群勢を大きくしています。2Fにも働き蜂が密集しています。師匠によると、2Fの巣枠の蛹蓋がとれ働き蜂が誕生した後に、その巣房にハチミツが充填したときが採密の適期だとのこと。後2週間程度。よって5月23~24日がとりあえず採蜜の予定日となりました。分蜂居残りFAMILY(J2群と呼びます)は未だ新女王が交尾前のようで群勢は増えていませんでした。若干減っているような気がしました。ただ確実に新女王がいますので交尾の時も近づいていることは間違いありません。 そして家には妻が超小型のハチミツ瓶を既に廊下のテーブルに並べています。妻もハチミツが絞れる日を心待ちにしているのです。そして横にある2段型のものは、濾過器を2段に載せるための台とのことです。遠心分離器で絞った時に分離されたハチミツには蛹、幼虫、花粉、蝋片等が混入することがありますので、これを濾過するものが濾過器なのです。そして肝心の遠心分離器も早く購入し、自らの手でハンドルを回転し、ハチミツを絞りたいと私の背中を押してくれる、いや私より前を走って行くようになっているのです。
2009.05.07
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長野にお住まいの養蜂仲間が、車山高原にある『はちみつ蔵』で今週末に開催される西洋ミツバチの研修会に参加されるとブログに書き込まれていました。『ハチミツ蔵』のHP(http://www.83gura.com/hachimitsu-colam.htm)によると下記の如き説明がありました。はちみつ蔵の 「西洋ミツバチ養蜂講座」国産ハチミツの生産量が年々減る中、はちみつ蔵では少しでも国産ハチミツに関心を持っていただければと、毎年西洋蜜蜂の養蜂講座を開催しています。最近、ミツバチを自分で飼いたいという人が、都会、田舎、男性、女性を問わず増えてきています。参加者は、これから養蜂を始めたい方からベテランの方まで様々で、女性の参加者もここ数年増えています。講座は毎回講師をお招きし、講義・ビデオ・実習などの内容で、仲間との情報交換の場や講師の方への質問など、充実した和やかな雰囲気です。講座に参加したことをきっかけにして養蜂を始め、次回の講座に初めて採ったはちみつを持参してくださった方などもおり非常にうれしく思います。研修室は、はちみつ蔵主催の養蜂講座、蜜蝋クラフト作り・来館者のビデオ鑑賞の他、ギャラリーにもなる多用途のスペースです。100インチのビデオプロジェクターを備えており、20名まで収容できます。展示室は、40年間の養蜂経験を元に、国産の本当に美味しいハチミツを知ってもらいたい。養蜂の魅力を多くの方に伝えたい。そんな気持ちから造りました。ハチミツと養蜂がぐっと身近に感じられる、子どもから大人まで楽しめる展示になっています。と。 1泊2日で21,000円とのことです。高いと思えば高い、安と思えば安い微妙な金額ですね。頑張って勉強してきていただき、その成果を独り占めせず、我々にも教えていただきたいのです。『motohiro』さん:ブログへの『8の字ダンス』の如き書き込みによる、情報の『分封?』よろしくお願いいたします。尚 今回掲載させていただきました写真は全て『はちみち蔵』のHPより転載させていただきました。
2009.05.06
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連休も残り少なくなってきました。 巣蜜の生産を分蜂群のFAMILYにお願いすべく、昨日試作した巣蜜用の巣枠をこの巣箱にSETしました。前夜に更に木工ボンドで接着を強化しました。木ねじでの補強が出来なかったからです。今朝この巣枠を持って養蜂場へ。購入した巣礎枠の外形に合わせて試作しましたので問題ないとは思っていましたが、内検用具の『8回転』に載せてみましたが見事に旨く載り安心しました。分蜂FAMILYの巣箱を開放し、巣枠の一番外側にこの巣枠をSETしました。このFAMILYのミツバチ嬢達は、私の意志をつまり新しい構造の巣枠の意味を理解してくれたでしょうか。今までは無駄巣は全て取り除いていたわけですが、今回は無駄巣をこの巣枠にどんどん作りなさいと100%の方針転換をミツバチ嬢に頼んでいるのですから。我が儘な物ですね。しかしながら巣礎なしでこの巣枠に無駄巣を作ってくれるのか非常に興味がある養蜂2ヶ月の新入生の実験なのです。しばらく様子を見ていると、蜜蜂嬢達も落ち着きを取り戻し、採蜜活動を再開してくれました。蜜蜂嬢の動きを見ていると、明らかに巣箱を出た直後に、Uターンし北の方向に向かっているのが観察できました。戻ってくる蜜蜂嬢達も同じ方向から飛来します。実はこの方向は、ストロベリーキャンドル(クリムソンクローバー)の花が真っ盛りの農園がある方向に一致します。この蜜を集めに行っていることは間違いありません。直線距離にして300m程度でしょうか。帰りにこの花畑に立ち寄って、農作業車(自転車)を降り、しばらく観察していると、多くのミツバチが緑のキャンドルの真っ赤な炎のような花に戯れているのが確認できました。もちろん私の愛する、我が蜜蜂嬢に違いないと確信と満足を得て『アラカン養蜂人』はペダルもそして心も軽く帰宅したのでした。
2009.05.04
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共同養蜂者のEさんが蜜蜂嬢に『巣蜜』を作らせて食べてみたいと先日言っていました。ところでハチミツとは花蜜を集めたミツバチが体内の酵素を加え、その成分を変化させて巣房に詰めたものです。 これを煮詰めて余分な水分を飛ばし糖度を高めたものが、「加工ハチミツ」または「精製ハチミツ」と呼ばれています。その他に、「完熟ハチミツ」と呼ばれている、ミツバチが作りあげた自然のハチミツがあります。それは、巣房におさめたハチミツを、ミツバチ自身が羽ばたきなどによって余分な水分を飛ばすことで糖度を高めていくのです。 水分が飛んで糖度78%以上になると、腹部から分泌するミツロウでハチミツが詰まった巣房にしっかりとふたをします。白いミツロウでふたをしたハチミツは、自然の花の香りと濃縮された蜜がぎゅっと閉じ込められているのです。この完熟ハチミツが詰まった巣房をそのままカットしたものが『巣蜜(コムハニー)』と呼ばれています。 コムとは、ハチの巣の意味。 コムハニーは、巣ごと食べれるハチミツなのです。 ふたの役割や、6角形の仕切りをしているミツロウは食べられるロウですので、コムハニーは巣そのままを食べることが出来るのです。と言うわけで、今日の午後、別の用事で妻と行きつけのホームセンターへ。明日午後から天気が崩れるとのことなので、雨が降ったらこの『巣蜜』用巣枠を作ってみようと考えホームセンターで、18mm角材、木工ボンド、木ねじを購入してきました。まずは、自宅にある巣礎枠の外形を実寸し、それに基づき手書きの製作図を作ってみました。図面が出来上がると、急に試作してみたくなり、角材の寸法取りをした後、物置のノコギリを取り出し切断。そしてそれらを組み合わせてボンドで繋げました。この後、購入してきた木ねじで補強しようとしましたが、細い木ねじを購入してきたため我が家にこれに会うドライバーが無かったのでした。眼鏡のフレーム調整時に使うドライバーがあり、先端は会うのですが、力が入らず使い物になりませんでした。しかしながら、ボンドだけでかなりしっかりした物になりましたので試作はまーまー?。但し、使用したノコギリ歯が薄くないため寸法に誤差が出てしまうこと、垂直に切っているつもりが斜めに切ってしまっている等、組立時に問題が発生しましたが、ヤスリ等が無いため、ナイフで簡単に削り、ボンドで無理矢理着けてしまいました。明日はこれを巣箱の中に入れてみたいと思いますが、巣礎無しでも旨く行くのでしょうか?インターネットを見ると巣礎が付いている写真が載っていました。そして更に内に枠があり、巣蜜が出来上がると、この枠ごと外せるようになっているようです。私の試作品は巣蜜が完成したら、ナイフで枠に沿って切らなければならないのです。下記の写真は楽天市場に掲載されている『巣蜜』の商品です。(http://item.rakuten.co.jp/feed-estore/0004918/) このような巣蜜が採れることを願いながら、養蜂2ヶ月の素人が、他に優先してやらなければならないことがあることを承知しながらも、無謀にも挑戦しているのです。
2009.05.03
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昨日は朝から、共同養蜂者のEさんがご家族全員で蜜蜂嬢の世話に来てくれました。奥様も農学部ご出身とのことで大いに関心アリとのことでした。このご夫妻のDNAを引き継いだお子様達は、蜜蜂の大群をみても全くOKなのです。Eさんがご自宅から、我々が開発?した点検用具を載せる為のテーブルを運んできてくれ ました。支柱はアルミの折りたたみ式、テーブルも折りたたみ式ですので非常に扱い易いのです。早速、このテーブルの上に回転台を載せました。その上に内検用具(『8回転』と勝手に命名)を載せ内検スタート。まずは分蜂FAMILYとのご対面です。左に屈んでみ観ているのがメタボな私。指先で巣枠を回転させようとしているところをEさんに激写されました。横はEさんの奥様とお子様達です。そしてこの『8回転』の優れている(またまた自画自賛)ところは、外れて落下する心配なく巣枠を水平にも回転できるのです。よって王台が既に蓋がされているのかどうかが簡単に確認できるのです。メタボな養蜂人の顔はモザイク処理。自分の顔にモザイクを掛けるのはチョット複雑な心境ですが・・・・・。女王蜂が活発に動き回っていました。Eさんが百均で準備された赤のマニュキアを女王蜂の羽に付けドレスアップしてあげました。今回で2回目のお色直しです。前回は白でしたが不十分のため今回のお色直しとなりました。新女王群も女王蜂が元気で一安心です。まだ交尾前なのでしょうか、やや小柄なままです。こちらは、交尾のための飛行が終わるまで、お色直しはお預けとしました。そして最後に2F建て高級マンションに住む継箱FAMILYです。この群はそろそろハチミツが採れるBIG FAMILYです。師匠の相模庵さんから、2Fには蛹の蓋が多く掛かっている巣枠を移動せよ、そして隔王板を取り付けよと。これにより成虫になった後の空の巣室がハチミツ倉庫に変わると。女王蜂はこの隔王板は通過できないため、2Fでの今後の産卵は無くなり、2Fはハチミツ倉庫専用室と言う甘い部屋に変わるのです。帰りに例の花畑へEさん家族をご案内しました。更に真っ赤になっており、いや真っ赤と言うよりは深紅になって来たのです。我が蜜蜂嬢も盛んに訪れていること間違い無しですが声を掛けて『くれない』のが残念です。そして我が実家の竹藪へ、目的はフキ(蕗)の収穫です。フキは数少ない日本原産の野菜の一つです。平安時代から野菜として栽培されていますが、今でも全国の野山に自生しているので、この時期にに若い葉柄(ようへい)を採って山菜として楽しむ事もできるのです。フキは野菜でもあり山菜でもあるわけです。 透き通った淡緑色の葉柄は独特の香りと苦味を持ち、さわやかな春を表現する食材ですね。毎年、この連休中に収穫に行くことに決めているのです。早速妻がキャラブキに仕上げてくれました。1年ぶりの懐かしい味です。そしてタケノコも収穫しました。既にかなり大きくなっているタケノコですが、まだ土から顔を覗かせたばかりのものもあるのです。 成長が早く、10日(旬内)で竹になるといわれるところから「筍」の字があてられたと聞いています。コリコリとした歯ごたえと独特の香りがたまりません。そしてもう一つ、妻が自然の恵みを買ってきてくれました。それは白魚です。今日の夕飯は、蕗、タケノコ、白魚と自然の恵みの3点SETが卓上に並びました。そして自然の恵みである蕗という山菜と、春の香り高い旬の筍、そして春のこの時期しか獲れない生白魚を堪能した、充実し一日でした。------------------------------------ところで、今日の朝日新聞夕刊にこんな記事が。無届けでミツバチ飼育、容疑の男を書類送検 大阪府警 2009年5月1日19時49分『養蜂業者ではないのに無届けでミツバチを飼っていたとして、大阪府警は1日、同府東大阪市の自営業の男性(69)を府みつばちの飼育の規制に関する条例違反容疑で東大阪区検に書類送検した。 布施署によると、男性は府に届け出ず、昨年5月下旬~今年4月、自宅の車庫の軒下に巣箱(約40センチ四方)を二つ置き、ミツバチ約7千匹を飼育していた疑いが持たれている。条例で巣箱は人の出入りのある場所から20メートル以上離れていなければならないが、男性宅は住宅密集地にあった。近所の人が「子どもが刺される恐れがある」「ハチのふんで洗濯物が汚れる」と同署に相談していた。 男性が05年に巣箱を置いたところ、昨年5月ごろからミツバチが営巣するようになったという。調べに対し、男性は「蜜をとって、狩猟でクマをおびき寄せるのに使うつもりだった。条例は知らなかったが、周辺住民に迷惑をかけた」と話しているという。我が養蜂場は既にミツバチ飼育届けを提出済みで問題ないが、検査には未だ来てくれていない。でもいきなり書類送検とは、いろいろと経緯があったのであろう・・・・・。
2009.05.03
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蜜蜂の巣の中のダニ発生を抑制、駆除するために,オンラインショッピングでジャスミンの花の乾燥したものを購入しました。蜜蜂用に作られた製品ではなくハーブティ、ジャスミンティーの製品なのです。養蜂師匠の相模庵さん、から紹介して頂きました。このジャスミンの花をダニ駆除剤としてミツバチの巣箱内に収容することにより、ミツバチに寄生するダニを駆除するのです。ジャスミンの花から出る揮発性成分が効果があるようです。プロの養蜂家はミツバチを巣箱内において多数飼育しています。多量の蜂蜜を採取する上で、ミツバチの衛生管理は重要であり、種々のミツバチ特有の病気からミツバチを守るために、従来から種々の対策が講じられているようです。ミツバチ特有の病気の一つに、ミツバチに寄生するダニによって引き起こされるバロア病(ミツバチへギイタダニ感染症)と言うのがあるようです。このダニの成虫はミツバチの体表に付着、し吸血する他、このダニの繁殖はミツバチの巣箱内で行なわれ、母ダニが産卵し、孵化した子ダニがミツバチの蛹の体液を吸って成長し、親ダニとなって新たな巣箱に移ってまた繁殖を繰り返す、という被害の蔓延をもたらすのだそうです。体液を吸われたミツバチは成長不全になり、小型化したり、正常な活動ができなくなり、甚だしい場合は巣箱内のミツバチが全滅する結果をもたらすこともある と本に書いてありました。オオスズメバチによる全滅は聞いていましたが、ダニによっても全滅することがあるとは少しショックですね。早速、このジャスミン花を手の上に乗るぐらいの量を小分けし、家にあった網袋に入れて養蜂場に向かいました。ニンジンのようなものが袋に入れたジャスミン花です。大きさに大小がありますが、全く気にしていないB型人間の仕業です。これをそれぞれの巣箱を開け巣枠の上に置き、その上を麻布で再び覆い完了しました。昔はミツバチのダニ駆除剤として、化学合成品が使われていたようですが、蜂蜜への影響が心配され、天然素材であるジャスミンの花をダニの駆除剤として使用するこの方法が開発されたとのことです。この袋の中身の取替えを2~3ヶ月毎に行うことにより年間を通して使用でき、特に蜂蜜を採集する期間でも使用できるので高い効果が期待できるとのこと。また、ジャスミンは天然物であるので、ダニの耐性も生じないようです。とりあえず、家にあった網袋を利用しましたが、やや編み目が粗いため、ジャスミン花の細かい粉が抜けてしまいます。もっと目の細かい不織布の様なものの方が良さそうです。後で近くの百均に行って探してみたいと思います。いろいろと養蜂については、毎日が勉強と対策の日々です。そしてそれが面白いのです。ちょっと買いすぎましたので、ジャスミン茶を飲んでから百均へ。今や蜜蜂と運命共同体を少なからず感じている『アラカンおじさん』です。
2009.04.30
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オンラインショッピングで購入した回転台が昨日到着。段ボールを開けてみると40.5cmのプラスチック製丸型台。回転させてみるとやや音が高い。早速、中央のネジを外して2分割。すると中にはベアリングがたくさん入っている。機械油を物置から取り出し給油してみた。大部スムーズに回転するようになった。荷重は70KGまでOKとのこと。残念ながら私は乗れない。いや乗れるようにしなければならないのと感じているのですが・・・・・。行動が伴わないのです。アルコールのコールが頻繁にアルものですから。早速、この回転台を持って養蜂場へむかいました。今日は共同養蜂者のEさんは大切な家族サービスのため蜜蜂嬢サービスはお休み。よって一人での内検作業。この回転台を隣の巣箱の上に載せ、その上に内検用具を載せ準備完了。分蜂され残された、そして先週は無王のFAMILYの蜂箱を内検しました。巣脾枠を両手で箱の外へ引き上げ、この内検用具に載せました。そして片面を検査。そして指先で底板を押し回転 させ裏側を検査。非常にやり易くなったと自画自賛。この用具のお陰で何と新女王蜂が誕生しているのを確認できたのです。王台の下側の蓋は既に開放され、ここから新女王が出てきたのです。もう一つの王台も蓋は既に開放されていましたので、どちらか一匹の女王は殺されてしまったのでしょう。女王蜂はまだやや小振りの体ですが、元気に動き回っていました。これから数日で交尾の日を迎えるのでしょうか。頑張って欲しいものです。雄蜂もその時のために、蜜を一杯吸い体力アップを図っているようで、メタボな雄蜂が確認できました。左向きに水平に歩いているのが女王蜂です。まだ頭の近くの毛が白いのが解ります。そしてその上下で言い寄っている?雄蜂達がいるのが確認できます。これで3群とも正常な蜜蜂群に復活しました。これからも王台の有無と女王蜂の確認が必須であることは勿論です。-------------------------------------------------------------------------師匠の話:女王蜂が誕生後、1週間程度で交尾、そしてその後1週間程度で産卵。 交尾するまでは小柄、大柄では空中で交尾できない。と言うことは連休中に交尾に飛び立つことになる。これを目撃できれば最高だが。
2009.04.29
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昨日の雨の中での蜜蜂内検用に雨よけとして養蜂場所のネットの上に掛けておいた、ブルーシートが夜の風で外れ一部は下に落ちていた。今朝は早速これを片付け、昨日購入した分蜂群の巣箱の下にゴザとブロックを敷き、その上に巣箱を載せ、ビニールトタンを上に掛け、その上に重しの石板を載せて、雨と風邪の対策を行った。これで同じ住居環境が整った。これでめでたく3群の住み家がきれい並んだことになる。分蜂群の巣箱は未だネットの外であるが、この連休中に支柱を立て、ネットを追加できればと思っている。ややネットの外で寂しそうであるが、待っていて欲しい。蜂友も頑張ると言ってくれているので・・・・・・・。前にも書いたが、こんなに早く3群の養蜂を行うなど全くの想定外だったが、これも突然の分峰が不幸中の幸いであったと今は感じている。師匠の相模庵さんが行きつけの食堂兼飲み屋で、地元の某大学の女学生がアルバイトをされています。相模庵さんが養蜂の話をしたところ非常に興味があり一度見学したいとのことで、この話を相模庵さんから連絡頂き 『大歓迎』 と。最初は土曜日の予定であったが、大雨のため今日日曜日に延期したのであった。女学生が男性の友人を4名連れて、今朝9時からの内検に参加されたのでした。内検の作業をしながら、蜜蜂の構成、蜜蜂の巣、蜂児の育ち方、蜜蜂群の消長、分蜂や蜜蜂の習性について説明を行った。皆さん聞くことが始めての内容ばかりであるようで感心することしきり。交代で面布を被り巣箱に接近し、内検で私が取り出した巣脾枠を持ち確認して頂き、女王蜂や王台を見つける事を手伝って頂いた。中には師匠の相模庵さんや私の説明を熱心にメモを取る学生もいた。約1時間の作業と説明であったが、皆さん熱心に作業を手伝ってくれ、いろいろと質問も頂きました。さすがに大学の専攻が農学や資源、環境等に関わる事もあり、非常に熱心な学生達であった。私もいわゆる一日講師の気分で、未だ養蜂を始めて1.5ヶ月の素人である事を忘れて、知っていること全て?を夢中で語ってしまったのであった。女学生は、見学したい友人がまだ他にもいるので、またこの養蜂場に彼らを連れて来たいとのこと。もちろん大歓迎である。講義終了に当たって宿題を出してしまった。『私のブログにアクセス頂き、笑覧の上、今日の感想や、ブログの感想を来週中までに書き込んで欲しい』と。皆さん笑顔で了解頂いたと勝手に思っているが、学生さん達にとっては極めて迷惑な話であろう? しかしながら書き込みいただくのを楽しみにし、一日講師の今日に大いに満足し、若い学生さん達に出会い、大いに語り合った事に充実感を感じている『アラカンおじさん』がここにいるのです。---------------------------------------------------------------------------今日は都合により参加できなかった共同養蜂者のEさんから、このブログに対するコメントがメールで届きましたので紹介します。『趣味を通じて、学生さん達との交流がもてると言うのは非常に素晴らしいことだと思います。学生さん達も、実地教育のサイトが身近にあり、とても喜んでおられたのではないでしょうか?今回の養蜂・太陽光を通じた貴エリアの交流は素晴らしいですね。さて、今日は、ミツバチ関係の本を読んでいたのですが、巣蜜と言うものがあることを知りました。これは10cm平方の枠の中に巣を作らせて貯蜜し、蓋がされたハニカムごと蜂蜜を回収するものです。ようは枠の中に無駄巣を作らせるようなものではないでしょうか。蜂蜜を絞ると言う工程が省略できるのと、ハニカムごと蜂蜜を楽しむ愛好家には好まれるようです。今度、10cm平方の格子を作って、チャレンジしてみようかと思いました。』
2009.04.26
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今日は朝から大雨のはずが朝起きてみると未だ降っていない模様。急遽支度をして養蜂場所へ。今週初めの蜜蜂嬢の分峰の事もあり、そして残しておいた王台も気になり、簡単にでも実施したいので、雨対策のため急遽ブルーシートを掛けた。これで蜂箱を開けても直接雨が当たらないようになりそうだ。風も吹くとの天気予報であったので、ブルーシートの裾を紐で縛り飛ばされないようにした。9時過ぎに蜂友もカッパを準備して到着。まずは今週増えたNEW FAMILYの内検。蜜蜂嬢も巣脾枠に群がり活動中。そして2枚入れた巣礎枠も、3日足らずであるがすでに巣を盛り上げ始めていた。下の写真は左上に白い巣を一生懸命立ち上げている蜜蜂嬢達の姿なのです。この写真から一気に巣を立ち上げるのではなくある高さになるまで巣全体を立ち上げ、再びこれを繰り返すことにより巣の高さを築いていくことが解ったのでした。そして女王蜂も新居を歩き回っていたので一安心である。そして次は問題の、残されたOLD FAMILYの内検。残しておいた王台は2個とも未だ蓋付きであった。未だ新女王は誕生していない様子。小さな王台を複数個作っていたがこれは除去した。前回本命と思っていた王台よりもバックアップと考えていた王台の方が白くそして大きくなっていた。女王蜂の蛹(サナギ)期は7日前後であるとの師匠からの情報からするとこの2~3日が誕生の山場である。明日も内検が必須であろう。そして2階建て住居に住まうBIG FAMILY。群勢を更に増し活発に活動中。王台も余り作っていない。今回も女王蜂は見つける事ができませんでした・・・・。無駄巣と邪魔な雄巣を除去、そして巣脾枠を1枚追加して内検終了した。 そして昨日(4月24日)の朝日新聞夕刊に以下の記事あり。http://www.asahi.com/national/update/0424/TKY200904240301.htmlミツバチ不足、授粉進まず悲鳴 山形のサクランボ農家2009年4月25日3時1分サクランボ園で授粉作業を急ぐ女性=24日、山形県寒河江市高松、戸村登撮影サクランボ生産量日本一を誇る山形県の農家が、授粉に使うミツバチ不足のあおりを受けて悲鳴を上げている。寒河江市高松地区では24日、農家約30人が集まり、県の職員から手作業による授粉の方法を確認した。 ミツバチの活動が活発になる気温20度に届かない日が続く。2.5ヘクタール約1千本の広大な畑を持つ佐藤耕治さん(52)は、ミツバチを追加で注文したいと思うが、全体量が不足していてかなわない。「ミツバチの力は大きい。手作業の授粉は大変だが、サクランボを楽しみにしている人たちのために頑張りたい」 我が蜜蜂嬢をこのサクランボ農家に出稼ぎに行かせたい心境です。
2009.04.25
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蜜蜂巣箱の内検が一人でもやり易いように、内検道具を自作しました。 一人ですと、巣枠を両手で持ち上げますので両手が塞がってしまい、王台や無駄巣の取り除きが、不慣れな一年生の我々には実質一人では不可能なのです。そこで今日は雨のため、簡単な内検を実施後、二人でホームセンターへ。私が前もって空巣脾の寸法を測ってメモしておきました。車の中で二人で完成品のイメージを相談しながら車で向かったのでした。イメージのみですので、ホームセンターについても目的地が決まっていません。なにかないかとキョロキョロと探していたところ、何に使うかは良く解りませんが、高さを調整できる格安な亜鉛メッキの支柱を発見。コレだとピンと来たのです。後はベ-スとなる底板を探しに木材売り場へ。目指すところは端材置き場。板厚15mm×幅45cm×130cm程度の端材を端材カゴの中から発見。これを50円で購入。70cm長さに切断を依頼。これが何と無料で切断してくれるのでした。後はベ-スに止める木ねじを購入し、帰宅しました。早速組み立て工事を着工。板の芯出しを行い購入した支柱を木ねじで取り付け。そしてもう1本の位置を決めるため家に保管してある巣礎枠を自宅倉庫から取り出し、現物合わせにて取り付けを完了したのでした。蜂友がこの『内検用具』を載せる為のテ-ブルを養蜂場に持ってきてくれることになりました。併せてテレビ回転台の安価なものをオンラインで購入しました。これで二人とも両手が空き、また指一本で回転することもでき、お互いが片面ずつの相互2重確認が可能になったのです。来週からは、内検時はお互いに腰を下ろし、向かい合って蜜蜂嬢達とご対面。そして回転して裏面の蜜蜂嬢とのご対面と女王蜂確認のダブルチェックが出来そうです。もちろん一人でも、指1本で回転させ簡単に両面の内検が出来るのです。趣味で養蜂をやられているベテラン養蜂家の方には、この様な『内検用具』は必要ないのでしょうが、ピカピカの一年生にとっては、このような『内検用具』がなくては、王台や無駄巣の発見、除去そして産卵状況や貯蜜と確認が緻密に出来ないと判断し自家製作を決めたのでした。
2009.04.25
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養蜂場の菜の花も、ミツバチ嬢達にたくさんの蜜と花粉を与え、花も終わろうとしています。ミツバチ嬢が我が農園に来た3月8日には既に開花を始め、ミツバチ嬢を大歓迎しました。ミツバチ嬢達は慣れない我が養蜂場での採密のスタートはこの菜の花だったのです。黄色の花には、『ブーンブーン』と方々から羽音が聞こえてきました。そして桜も終わった後も、ミツバチ嬢達は忙しそうに寸暇を惜しんで飛び出していきます。仲間も我が養蜂場生まれが殆どになっているはずです。そして2倍以上に友を増やしているのです。今はどこまで蜜と花粉を求めて飛んで行っているのでしょうか。巣箱のそばで観察していると四方に飛び出し、四方から帰ってきていることが解ります。友蜂の情報に基づき行動していることは間違い有りませんが、何処まで行っているのか知りたいものです。我が家の横の畑にも蜜蜂が数多く飛んできていますが、我が娘達なのか興味津々です。我が師匠達が養蜂場所の引っ越しをされましたので、我が家の近くには養蜂園は無いと思っています。そして我が家の横の畑に飛んできている娘達は全て我が娘と勝手に考えているのです。
2009.04.24
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分蜂した蜜蜂を回収した箱を我が養蜂場所の横に移動しました。こんなに早く3群にすることは想定外でしたので、養蜂場所に並べるには狭すぎるためです。並ばないことはないのですが、内検の時、巣箱の横に立って作業するのが困難と考えたからです。昨日の朝、巣箱を移動してから、蓋を開けてみると既に蓋の裏に見事な白色のハニカム構造の無駄巣を作っていました。約10cmの大きさになっているのでした。そしてすでに中には蜜を貯めていました。家出娘達は既に新しい新居で懸命に仕事を始めているのでした。巣箱には空巣脾枠3枚と2枚の巣礎枠及び給餌器に砂糖水を入れておきましたが、砂糖水はかなりの量が減っており一生懸命吸って、分蜂の疲れを取っているようです。分蜂した蜜蜂嬢の回収は全てが旨く行きましたが、ただ一つ失敗はありました。それは養蜂を始めて初めて蜜蜂に刺されたのです。蜂球の中に手を突っ込み蜜蜂嬢達を引っ掻き出した瞬間でした。勿論ゴム手袋をしての作業でしたがこのゴム手袋の上から薬指のつけ根を刺されのです。痛いと感じたときは既に遅しです。直ぐに手袋をづらしたため、針は抜けたようですが一端避難。手袋の針を抜きましたが、キチンと毒袋がゴム手袋の上に残っていました。直ぐに手を水で洗い、妻が準備してくれた薬(養蜂場所に置いてあります)を塗り、又刺されてなるものかと、薄手のビニール手袋とゴム手袋の2重にして再度回収作業を行ったのでした。多少腫れましたが、直ぐに針を抜いた(針が抜けた?)お陰で大きな腫れにはなりませんでした。これで、師匠の言う『一度早い内に刺された方が良い』の指導を実践できたのです。今は赤みも薄くなり腫れもなくなりましたが痒いのです。いずれにせよ、今回は一生で初めての、そして最後であって欲しい、いやこれからも養蜂を続ける限り何回かあるであろう貴重な経験をしたのでした。
2009.04.23
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朝6時前に養蜂場所に到着。既に第一発見者の義兄が出動してくれていました。 義兄に蜜蜂嬢の巣玉の場所を教えてもらいました。畑の境界に一列に植えてある柘植の木の中間の3本の幹の真ん中にバレーボール程度(約φ25cm)の大きさで楕円形の形でいるではありませんか。この場所は柘植の枯れ葉もあり、蜜蜂嬢たちの大きさが丁度、柘植の枯れ葉と同じくらいの大きさですので見つけられなかったのでした。ただ先ずは地面から手の届く位置での蜂球形成で一安心しました。昨晩の雨と寒さに耐え、女王蜂を守るために一塊になり温度をキープしているのです。身支度をしている間に、2名の師匠も駆けつけてくれました。O師匠がご自分の空いている巣箱を持参してくれました。初めに周囲の小枝をのこぎりで切断除去。私が空き箱を持ち、O師匠が狭い幹の隙間から手を巣球の中に入れ、手前に掻き落としました。『バラバラ』の後『ブーンブーン』の大合唱が私の顔の周りで。こんな凄まじい羽音は初体験であり、緊張感が一気に深まったのは言うまでもありませんでした。そのうち私も箱の隅を幹にあずけ、右手で懸命に掻き落としを応援。ところが当然のことに蜜蜂嬢たちは私の廻りを乱舞し、そのうち再び幹の裏側に留まるのでした。しばらく一休み。蜜蜂嬢の落ち着き、箱に入る様な動きをすれば、女王蜂が既に巣箱に入った事を裏付けるとのこと。しばらくするとまた幹に蜂球を作り始めました。やはり未だ女王蜂は木の幹に残っているようでした。これで埒が開かないため、幹を根元から切断することを決意。幹を鋸で切断し、切り離した幹を巣箱の上で横に倒し、幹に掴まっている蜜蜂嬢を刷毛でふるい落としました。幹を3本切断し同じ操作を繰り替えして、とりあえず巣箱の蓋をしめて様子を見ること15分。すると女王蜂が箱に入ったようで、蜜蜂嬢たちが巣箱に集まり、入り口から箱の中に入り出したのでした。O社長も成功を確信されたようでタバコを一服。そのうち周囲を飛び回っていた蜜蜂嬢たちもほとんどいなくなり皆巣箱に入った模様。入り口で待機する?蜜蜂嬢だけとなったので、巣箱に給餌箱を入れ砂糖水を充填し蓋をし今朝の作業は終了としました。かれこれ1時間の悪戦苦闘、でも面白い充実した時間でした。先ほど帰宅し、養蜂場所まで自転車で行き、この巣箱を今までの養蜂場所の隣に移動して来ました。明朝には巣礎枠を何枚か巣箱に入れてやりたいと思っています。今回は貴重な体験をしました。こんなに早く分蜂と分蜂群の収容を体験するとは全くの想定外でしたが、義兄からの早期の分蜂情報の提供と二人の師匠の豊富な経験からの適切なアドバイスと、通勤前の早朝からの収容作業協力にて、なんとか家出娘たちを収容し、おまけに2群から3群の養蜂家に成長できそうなのです。ただただ感謝です。
2009.04.22
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昨日、我がかわいい娘達が家出しました。娘達とは蜜蜂嬢達です。昨日の午後、妻からのメールで、蜜蜂が分封(巣別れ、女王蜂が働き蜂をつれて巣から出ていく事)し、畑の柘植の木で塊となっていると義兄からの連絡ありと。早速師匠の相模庵さんにメール転送。相模庵さんが仕事の帰りに我が農園に急行。我が娘達の塊を探してくれましたが発見できず。再度、今朝6時から師匠の相模庵さんと共に養蜂場へ。やはり娘達を発見できず。何処かに飛び立ってしまったと結論。相模庵さんにご指導いただき巣箱の内検実施。やはり1F建ての群の数が半減していることが判明。そして女王蜂も確認できず。更に王台(女王蜂を育てる為の特別な巣房)発見。やはり王台の見落としで女王蜂が世代交代を察知し家出を敢行したものと諦めて今日の内検は終了しました。巣の下部に白い袋の如くぶら下がっているのが『王台』です。完全に塞がれているのでこの王台の中で女王蜂のサナギが成長しているのです。この王台を残し新女王蜂の誕生を待つこととしました。今週末当たりに誕生するのではないでしょうか。ところが今日の夜、義兄に『昨日はお騒がせしました』とTELしたところ、今日夕方も昨日と同じ所に蜜蜂嬢が未だかたまって静かに存在していると。またまた驚愕。明日も今朝に引き続き朝6時に第二次レスキュー隊を出動させることに決定しました。レスキュー隊メンバーは2名の師匠、義兄、そして私の4名。何と明日早朝6時に養蜂場に集合してくれるとのことです。感謝、感謝です。今は雨、蜜蜂嬢達は雨では活動できないため、明日まで今のところに留まっていることは確実との師匠の心強い言葉。と言うことで明日は5時に起床しレスキューに向かいますので、早く寝なくては・・・・・・・・・。さてさてこの結末は如何に??????????????????????。ピカピカの養蜂1年生の貴重な経験と試練?の時です。
2009.04.21
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今日も朝から土曜日恒例に蜜蜂の内検を行いました。片方の群は4月の気温の上昇そして、いろいろな花の開花により群勢が日に日に大きくなってきているのが内検ごとに実感できました。購入時は4枚の巣礎枠入りを購入したわけですが、その後毎週1枚ずつ巣礎枠を増やしてきました。先週で9枚のほぼ満群になりましたので、今日は前もって購入しておいた継箱と隔王板を準備し、内検に望みました。下箱には溢れるほどの働き蜂がいますのでなかなか女王蜂が見つからず苦労しました。雄蜂は私と同じくメタボですのですぐ判別できるようになりましたが、女王蜂の判別には今でも苦労しています。漸く見つけましたが、先週に比べ痩せてしまったような気がしました。チョット気になりますが・・・・・。継箱に蜜の多そうな重い巣枠を2枚と蜂児の多そうな2枠を移し、その後に、新しい巣礎枠を両側に2枚ずつ入れました。初めて蜜蜂を飼う人の最初の目標は箱を満群にし、継箱を載せることであると聞いていましたので、なんとか最初の目標は40日ほどでクリアーしたことになりました。 内検終了直後は、まだ蜜蜂嬢達が興奮しており、入り口に群がり、状況確認をしていましたが、これも15分ほどで収まり、再び採蜜活動を忙しく始めてくれました。
2009.04.18
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蜜蜂用に昨秋に養蜂場所の周囲に逆コの字型にピンクのレンゲの種を蒔いておきましたがこのレンゲが今満開を迎えています。そして多くのミツバチ嬢たちが花と戯れていす。レンゲ(蓮華)は「蓮(はす)」の花に似た草、というのが名の由来らしい。別の名を『げんげ(紫雲英』ともいいます。花が一面に咲いているのを遠くから見ると、低くたなびく紫の雲のように 見えることからの名前なのです。『げんげ』は『れんげそう』のなまり音らしい。腰を下ろしてデジカメを構えていると、『ブーン』という羽音が方々から聞こえてきます。蜜蜂嬢たちもこのレンゲの蜜が大好物のようです。レンゲの蜂蜜は日本では最も一般的な蜂蜜のひとつのようです。クセがなく、ふっくらと柔らかな口当たりは、子供から老人まで非常に人気があるとのこと。香りもよく、そのままトーストやホットケーキにかけて食べるのにはもってこいの蜜なのです。残念ながら我が養蜂場のレンゲの花は僅かであり、近くにレンゲの花が咲いている水田等は見かけませんので、『レンゲの蜂蜜』は採れませんが百花蜜として美味しさを少しでもUPしてくれればと期待しています。レンゲの花に近づく蜜蜂嬢です。私が子供の頃には、田植え前の水田には、ピンクのレンゲ田が広がっていましたが 最近は何故か見かけなくなってしまいました。レンゲの根にはバクテリアが付いていて これが稲にとって良い肥料になるため、稲を植える前の水田に植えておき、 花の後で鋤き込んで、肥料にしていたのです。 子供の頃はこの中に入って寝転んで、荒らしまわって怒られたことが、記憶の片隅に。 そして姉や姉の友達が、このレンゲを茎下から抜き取り、冠とか首飾りとかを 良く作っていたことを懐かしく思い出す『アラカンおじさん』です。 『寝ころべば湿りが伝うレンゲ畑甘い蜜の香記憶ににじむ』 (http://blogs.yahoo.co.jp/hidel_cazto/13594334.html)より
2009.04.15
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今日も朝9時から蜂友のEさんと蜜蜂の内検を行いました。順調に群勢を大きくしていますが途中『王台』の如きものが出来ているのを見つけました。今日は養蜂のもう1人の師匠であるOさんが駆けつけてくれていました。『王台』は女王蜂の新居、この王台はいつもつくられるわけではありません。今の女王蜂の寿命がなくなる時とか、1つの巣箱の中のミツバチが増えおさまりきらなくなった時に限られるとのこと。ほとんどの場合が後者の方で、毎年5月ごろになと"分蜂(巣別れ)"がよく見られるのですが、その前には必ず 新しい王台がつくられるのです。この新しくつくられた王台から、新しい女王バチが産まれてきますが、その2,3日前に古い女王バチは巣の中の約半分の働きバチをつれて外へ飛び出すのです。これを"分蜂(巣別れ)"といいます。O師匠の指示で直ちにこの王台をつまんで除去しました。まだ現在の女王蜂が元気に活動していますので世代交代は全くの不要だからです。この『王台』を見落としてそのままにしてしまうと分蜂が始まってしまうからです。これからはいかに王台を見落とさずに発見し除去出来るかがポイントなのです。下の写真の真ん中の白っぽい袋のようなものが出来たばかりの王台です。気温も日に日に上昇し、桜を始め春の花が多く咲き出してきましたので3月以来毎週補充していた砂糖水は今回からは与えないことにしました。よって給餌枠を除去し、その代わりに女王蜂が産卵できる巣礎枠を追加して今回の内検は終了しました。片方の群は既に巣礎枠が10枚入りましたので次回からは2階建てにするために継箱の設置が必要となります。1ヶ月で働き蜂は倍に増えたことが解りました。きわめて順調のようです。作業終了後に王台を割って見ると、確かに乳白色したローヤルゼリーが沢山入っているのが分かりました。通常蜜蜂は1か月ぐらいしか生きられないのに対してローヤルゼリーを食べて育った女王蜂は何と5年以上も生きるのです。Eさんと二人でこの白いローヤルゼリーを分け合い、口に含みましたが、ローヤルゼリーの味は酸味と微妙な辛みがあり、アミノ酸の独特の味なのでしょうか、決して美味しいものではありませんでしたが、これも養蜂しているものだけが実体験できることなのです。そして滋養強壮、栄養価が高い貴重なローヤルゼリー、これで少しは若々しくいられる時間が数秒延びたと確信している『アラカンおじさん』なのです。
2009.04.11
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以前にも書き込んだが、先程も朝のニュースで、蜜蜂が全国的に不足していることを報じていた。東京新聞によると、『ミツバチ不足で果物値上がりも=農水省が緊急対策 メロンやスイカの受粉作業に欠かせないミツバチが大幅に減少していることが10日、農水省の調査で明らかになった。昨夏に起きた働きバチの大量死などが主因とみられ、21都県で不足状態に陥っているという。受粉が滞ると果実の収穫量が減り、価格も上昇しかねないため、同省は緊急対策に乗り出した。 農水省によると、受粉用ミツバチが不足し始めたのは昨年秋ごろ。2007年10月以降、働きバチを産む女王バチの主要供給国であるオーストラリアでハチ特有の病気が流行し、輸入を停止していることが要因の一つだ。他の国からの代替輸入や豪からの輸入再開の見通しは立っていない。 さらに、昨年夏には北海道や東北地方で働きバチが大量死。ハチに取り付くダニや新しいタイプの農薬が影響したもようだが、原因究明には至っていない。春先から夏にかけてはメロンやスイカが受粉期を迎えることもあり、農水省にはミツバチの購入価格が4-5割上昇したとの報告も寄せられている。 こうした事態を受け、同省は率先して需給調整を行う方針を決め、10日付で都道府県にミツバチの需要と供給の実態を報告するよう要請。女王バチの新たな輸入先としてアルゼンチンとの交渉も加速する。気温が上がる春以降は働きバチが増えるため、5月末ごろには不足状態が解消するとみている』とのことである。我が家の女王蜂はオーストラリア生まれなのか、国内にて生まれたのかは解っていないが、これからの時期、元気に産卵して群勢を大きくして欲しいものである。今日も後ほど1週間ぶりのご対面である。
2009.04.11
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桜も満開になり、春本番となりました。蜜蜂の内検を行いました。1週間で働き蜂が大きく増えたような気がします。巣枠一杯に隙間なく蜜蜂が働いていました。一回り大きなメタボぎみの雄蜂も何匹か確認できました。今回も蜂友のEさんの娘さんが内検に参加され、砂糖水の供給等を手伝ってくれました。女王蜂が産卵する空巣室が少なくなっていたので巣礎枠を1枚追加しました。女王蜂も元気に動き回っていますので、継箱を追加し2段にする時期も差し迫っているようです。近くの大学や小学校の桜並木も満開ですので、大いに桜の蜜と花粉を運んで欲しいものです。桜の蜜は黄金色で味も良いと聞いています。桜には花外蜜腺というのがあって葉柄に1~2カ所の蜜を出すところがあるようです。ただソメイヨシノの花期が1週間程度と短いのが残念ですが、近所には、八重桜、枝垂れ桜等もあるので頑張って群勢を大きくして欲しいと考えています。
2009.04.05
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早朝、養蜂農園まで自転車で行ってきました。日の出が非常に早くなりましたね。先日オンラインショッピングで購入し、養蜂農園の隅に植えた蜜源樹木が新芽を出し若葉を開き出しました。まずはニセアカシヤ。ハチミツの中でもっとも良質なのが、ニセアカシアと言われています。そしてビービーツリー。6月ごろ白い花が開花すると、この木に非常にたくさんのミツバチが集まります。花盛りに木の下を通るとミツバチの羽音がビービー聞こえるので「ビービーツリー」と命名されたと聞いています。最後にウスミズサクラ。ブラシ状にユニークな形の白い花房を付けます。桜の仲間では一番遅咲きとのことです。今日から気温も上昇とのこと。どんどん大きく育って早く花をつけて欲しいものです(もちろん今年は無理でしょうが)。ミツバチ嬢達はまだ姿を見せていませんでしたが桜も満開になりましたので、今日は大いに頑張ってくれるでしょう。明日の内検が楽しみです。
2009.04.03
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蜂友のEさんが来園されたので今日は朝から二人でミツバチの内検を行った。最初の箱は群勢も良く動きも活発であり蜜蜂の密度も大きいことが解る。女王蜂(中央下部の体の長い蜂)も元気に動き廻っている。我々も慣れてきたため女王蜂を見つけるのに時間がかからなくなった。巣部屋の中には成長した幼虫がいます。殆ど動きませんが更に成長すると入り口に蓋をされその後蛹になります。もう一箱の女王蜂も群勢を大きくすべく頑張っているようです。巣部屋にお尻を突っ込んで産卵中なのでしょうか?
2009.03.29
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先日のブログで『ミツバチに一刺し』の題でミツバチはむやみに人を刺さないこと、刺した場合は自ら大半が死んでしまうことを書き込みました。つまり、ミツバチ界は役割分担が人間社会以上にはっきりしていて、働き蜂の数匹、いや数百匹の死は問題ではく、外敵から襲われた時に守らなければならないのは、自己ではなくて『巣』という一つの集落なのです。そして万が一刺された場合は1)慌てず速やかに斜めに抜き取ること。そして患部を強くつまみ毒を絞り出すこと。2)直ちに冷水で洗い流し臭いを消し、患部を冷やすこと。3)抗ヒスタミン系の薬を患部に塗ったり内服すること とのことであった。妻がこのブログを読んで、『蜂刺され救急セット』なるものを準備してくれた。1) 針抜き用ピンセット2) 塗り薬 抗ヒスタミン剤3) 塗り薬 ステロイドホルモン剤早速養蜂場に持って行き用具箱の中に保管しておこう。使わないに越したことはないが・・。
2009.03.29
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先週の内検に、蜂友のEさんが小学生の娘さんを連れてやってきた。娘さんはミツバチに恐れることなく、我々以上に冷静で内検に参加したのである。さすがにEさんのDNAを確実に受け継いでいるのである。『無駄巣があったら、是非もらって帰り、蜜ろう作りにチャレンジしてみたい』と娘さんは張り切っているのである。そして無駄巣を学校に持って行き、クラスメートの中で話題になってとのこと。実はこの養蜂はEさんが言い出しっぺである。菜園の収穫に来られた折『JINさん この畑でミツバチを飼ってみませんか』と。それまで漠然とやってみたいと考えていました。その後、近所で師匠が実際にやられているのを知り弾けたのでした。そしてもう一人の蜂友がいる。同じく同僚のKさんである。これも先日来園され内検に参加。給餌箱に砂糖水を注ぎ込んでいる時のものである。蜂友の輪が日に日に拡がっているのである。次はどなたであろうか?
2009.03.26
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会社に入社し2年後のことであろうか例のロッキード事件が発生した。この事件はアメリカの航空機製造大手のロッキード社による、同社の旅客機の受注をめぐって明るみに出た世界的な大規模汚職事件である。この事件が起きた折、立花隆氏による「田中角栄研究~その金脈と人脈」の政治本を珍しく購入し読んだ記憶がある。この事件の折り、田中角栄氏のE秘書の夫人が「ハチは一度刺したら死ぬ」と語り「E氏が5億円の受領を認める発言をしていた」と法廷で暴露証言した事が大きく新聞の見出しにもなり報道されたことを思い出す。我が養蜂で最も注意しなければならないことは、現時点ではこの『ハチの一刺し』。正確には『ミツバチの一刺し』である。ハチの中には何回も刺すハチも多いという。ミツバチの針は卵管が変化したものとのこと。刺すのは働き蜂だけで、女王蜂の卵管は針としての機能を持たないとのこと。雄蜂は卵管がないので刺さない。ミツバチが人や他の動物等を刺せば、刺した針を皮膚に刺したまま残していくという事、そしてその場で大半の場合死んでしまうという。針は腹部から千切れて刺した物体に突き刺さったままになり蜂毒を送り続ける。更に千切れた腹部側からは他の働き蜂に攻撃しろという合図のフェロモンを出し続けるという。このため、もし蜂に刺されたら、刺されたままになっている針を直ぐに抜き取らなくてはならない。そのままにしていれば蜂毒がどんどん体内に入って行くだけでなく、仲間のハチが一斉に襲ってくることになると教科書に書いてある。刺されたらどうするかについては、1)慌てず速やかに斜めに抜き取ること。2)直ちに冷水で洗い流し患部を冷やすこと。3)抗ヒスタミン系の薬を患部に塗ったり、内服すること とのことだ。慌てて逃げまくったり動き回るとかえって毒が早く回ってしまうと言う。師匠は一度刺されて体験すると良いと言うが刺されないことに越したことはないが持論ではあるが・・・。一昨日も簡単な単独内検を実施。お陰様で何事もなく。やはり確実な身繕いと手際よさを忘れてはならないのであろう。
2009.03.22
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昨日の昼過ぎの内検の後、しばらく暖かい日差しの下、巣箱の観察をしていると、1つの巣箱の出口から蜜蜂が多数外に出て来ました。入り口の板に止まっている蜂、そして入り口付近で入り口に向かって空中で同じ場所に定まったままの蜜蜂が多数。その間20~30分でしょうか。もしや女王蜂を外で待っている、分蜂ではないかと心配しましたが、そのうち少しずつ飛んでいるミツバチの数が少なくなり落ち着いて来たので安心しました。この話を本日師匠に報告したところ、これは『記憶飛行(オリエンテーションフライト)』というミツバチの訓練ではなかったかと教えて頂きました。働き蜂は、羽化してからすぐに外で採蜜の仕事をすることはせず、掃除や子育て、巣作り、蜂蜜の仕上げ、警備と続く巣内の仕事が終わって初めて、蜂蜜や花粉を集める外の仕事につくことができるのだそうです。その為に、同じ世代の働き蜂が巣箱から一斉に出てきて、巣箱の位置や周辺の景色を覚えるために、飛行訓練を行うのだそうです。話を聞き『これ』だと感じました。巣箱を向かって多くのミツバチがホバーリングしていたのです。今日も又、師匠から貴重な情報を教えて頂きました。そして『飛行訓練』に遭遇し観察できたことに大いに感謝。
2009.03.21
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先日早朝にミツバチの巣箱を開放し除去した『ムダ巣』を机に上に保管しておいたので、日に翳して観察してみた。ミツバチの巣の材料はミツバチの腹部にある蝋線から分泌される蜜蝋から出来ている。上の写真の如く、巣を表面から見ると六角形の部屋が無数に垂直方向に重なり合って構成されている。その断面は空洞の六角柱で底は三角錐になっているのです。例えば円形だと縦横に並べていくと隙間ができてしまいます。また四角だと幼虫が中に入ったときに隙間ができてしまいます。ところが六角形であれば無駄なスペースをつくらず非常に効率の良い構造物をつくることができるのです。奥行きは10~15ミリ程、厚さは約0.1ミリ?の壁から出来ており蜂蜜などがこぼれないように少し上に傾いています。このように六角形が無数に重なり合って構成されたものをハニカム構造と呼びます。ハニカムとは蜂の巣(honeycomb)の意味です。ハニカム構造は強度に優れ、空間が多く軽量で材料を最小に抑えられる特徴が有り、人工衛星や飛行機、スペースシャトルなど様々なものに応用されているのです。そして何よりも私が感激したのは反対側(裏側)の巣は、半分ずつずれていることです。写真の六角形の真ん中に『Y』が回転した形で薄く見えますが、これが裏側の巣の半分ずれたハニカムの壁なのです。日本語に今話題の"遼くん”の「はにかむ=シャイ」という言葉がありますが、響き的には優しい形状をイメージしますが、これとは全く無縁なものですね。そして小さな昆虫であるミツバチがこのような合理的な構造を、人間が作り出す何千年も前から作っていたのですから正に神秘的であり大きな驚きです。
2009.03.20
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ニセアカシア(ロビニア)の苗も、またまたオンラインショッピングで購入してしまいました。生長が早い木で、甘い香りのする純白の花が美しく、また若葉は金色がかった黄色で、後に黄緑色になり、秋にはまた冴えた橙黄色になり、たいへん明るい雰囲気になると。四季折々私の目を楽しませてくれるであろう。花は6月頃開花しこの花は食用になり、天ぷら、からあげなどで食べられるという。蜜の質がすばらしく関東では最も人気のある蜜で、ハチミツと言えば(ニセ)アカシアという具合である。色は白い淡い黄白色で味、香りとも上等で、分泌量も他の蜜源植物より多く驚くほどの収量があるといいことずくめの花である。(http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/25/img6ab95539zikfzj.jpeg)より我が農園も菜園から蜜源の樹木園と変わりつつある。この畑は私の所有園ではなく実家の兄からの借り物である。荒らしておくわけにはいかずメンテナンスも兼ね菜園として利用してきた。そろそろ樹木を植えたことを報告せねばなるまい。
2009.03.19
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ウワミズザクラの苗をオンラインショッピングで購入し昨日届きました。ここ湘南地域ではソメイヨシノ等の桜がほとんどが終わってから,少し遅れてこのウワミズザクラが満開になっているようです。幹の直径が親指大で高さ1m位の小苗です。ウワミズザクラはウワミゾザクラ(上溝桜)からの転訛で,上溝は昔亀甲占いでこの材の上面に彫った溝とのこと。ウワミズザクラの花は、いわゆるソメイヨシノの如き桜の花とは趣が異なり、小さな花が房状に集まった白いブラシの様な花で、4月下旬から5月上旬の満開時は木全体を覆うように咲いて見事とのことです。そして何よりこの花の甘い香りにミツバチが群がって蜜を吸うとの本からの情報から購入を決意しました。といっても700円/本とお手軽値段でした。また秋になり、黄色から赤、そして黒く熟していく果実は、果実酒にしたり、そのまま食べたりすることも出来ると言う。 http://homepage2.nifty.com/~yuasaf/prunus.html より上の写真の如く大きく成長し、純白のブラシの如き不思議な形の花を多数つけて、蜜蜂嬢たちが群れ集まり蜜を吸う姿を早くみたいものだがいつになることやら・・・・。
2009.03.18
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日曜日に蜜蜂の内検をしたことを書き込みましたが、師匠から無駄巣は見つけたら取り除かなくてはならいことを教わりました。昨朝は早起きしましたので日の出とともに農園へ。久しぶりに朝日が昇るところを撮影。養蜂場所も朝日で明るくなっていましたが、見上げてみるとフェンスの上に月がまだ見えているではないか。早速身支度して箱を開放。無駄巣の位置は解っていましたので短時間で取り除くことが出来ました。その旨を師匠にメールで報告したところ、早速師匠よりこの時期の早朝開放は蜂に良くないことを返信頂きました。ミツバチの巣の温度は、30℃以上に保たれているとのこと。蜜蜂は、気温が低くなると巣の中で密集し、胸の筋肉を震わせ発熱させ。蜂球の中心は、気温が低くなってもほぼ35℃に保たれているとのことだ。そして10℃より低温では生活できなくなると。なるほど、蓋を開けたらブンブンといきなり羽音が聞こえてきたのであった。よって今回の早朝開放は蜜蜂にとっては突然の寒さを体験させてしまったことになる。蜜蜂嬢がパジャマ姿で寄り固まって眠っていたところ?を突然冷気と共に突入したのであった。これも良き勉強であり、きれいな巣を10個ほど除去できたのではあったが・・・・。蜜蜂嬢たちよ ゴメンナサイ。以後注意いたしますから刺さないで下さい・・・・・・。
2009.03.17
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我が家の近くの畑にクリムゾンクローバーが一面に栽培されている場所があります。クリムゾンクローバーは他にストロベリーキャンドル、ストロベリークローバー、ベニバナツメクサなど色々な名前で呼ばれているようです。イチゴを思わせる赤い花穂が面白い。このクリムゾンクローバーは上質の蜂蜜がとれ、花はサラダ、お茶にでき、葉っぱはよく茹でれば栄養価の高い野菜として食用にできるとのことです。またマメ科の植物の特徴で「窒素固定」作用で根に根粒ができ、緑肥(休閑期に栽培し、腐熟させずに生のまま土にすき込んだ肥料)にできるとのこと。それにシロツメクサのように雑草化はしないという記事も見たことがあります。近所の農家はこの緑肥が目的で栽培されているのでしょう。採密植物として非常に有効であるとのことなので、以前も書いたが、どうか花が終わるまで緑肥として鋤込むのを待って欲しいものだ。今秋は我が養蜂場の農園にもこの花を蒔きたいと考えている。下の写真は数年前の同じ畑のクリムゾンクローバーが見事に開花したときのものである。
2009.03.16
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