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木曜担当のよこてんです。 暦ももうすぐ4月に入ります。4月2日からは岩手競馬の2016シーズンがスタート。その2日は3歳の重賞・岩手日報杯スプリングカップが、翌3日には3歳牝馬の重賞であり留守杯日高賞トライアルともなるあやめ賞と、早くも3歳戦線の行方を占うレースも行われます。★メジャーリーガー★サプライズハッピー 2歳の牡牝トップに指名された2頭が始動 そして、さらに翌週の話になりますが、4月10日の赤松杯にはナムラタイタン、ラブバレット、コミュニティ、ライズラインらの一線級が揃って登場予定です。早い段階からここでの始動を目指していたナムラタイタン対、ひと叩きを済ませたコミュニティ、ラブバレット、そして今をときめくスクリーンヒーロー産駒ライズライン。ここでぶつかった後のそれぞれの路線はまた異なっていくのかもしれませんが、昨季から今季の古馬勢力図の変化具合を計るうえで重要な、注目すべき一戦でしょう。★コミュニティ。3月28日の9Rで今季の始動初戦を白星発進 ・・・という所から話をはじめつつ、新シーズンの変更点などをお伝えしておきましょう。 まずは“岩手グレード”設定。今季から重賞競走にM1~M3のグレード設定が行われます。先に挙げたレースはいずれもM3という設定になっておりますが、これは「古馬は1着賞金500万円以上、3歳は同400万円以上、2歳は同300万円以上(牝馬限定重賞はそれぞれ400万円・300万円・300万円)の重賞をM1として、全世代共に200万円以上M1条件未満の1着賞金のレースがM2、さらにそれ未満のものをM3としたものです。 発表後にネットなどで言われていたように、北上川大賞典や不来方賞がM2になっているのはおかしい・寂しいという印象は自分もぬぐえませんし、他にも早池峰スーパースプリントあるいはOROターフスプリントらの短距離路線にM1戦が無い、年末に“クライマックス3”と銘打って盛り上げてきた3重賞のうち2つがM2になっているのは水を差すのでは?とか物足りないのを感じる部分はちょっとこう、ありますよね。 一方でいわゆる“150万円重賞”、かつてオープン級の特別戦だったレースが格上げされてできた重賞があらかたM3に位置づけられたのは、レースの立ち位置がはっきりしていいという意見を聞きますし自分もそう思います。 今年は賞金額に合わせて決めたという印象が強いんですが、来期以降、レース体系等とあわせて再構成されたらいいなと思ったりしますね。もっと“商売ッ気”がある設定でも良いような気がする。 もうひとつの変更点が“馬主服が使用可能に”。最初にお断りしておきますと、馬主服の服色照合にはJRAの登録データを使用するとの事ですので、つまりJRAに服色登録がある方が対象という事になりますね。ホッカイドウ競馬のように独自の馬主服ではありません。また、使用できるのは岩手の馬主さんのみのようです。他地区からの遠征馬の場合は使用できない模様。 「ダートグレード競走・地方交流重賞競走・2歳馬の競走のうち新馬戦及びJRA認定競走・JRA条件交流競走」という使用可能なレースで一番近いのは留守杯日高賞ですが、さて実際にはどこから登場するか? 短距離戦の拡充という事で『早池峰スーパースプリント』設定と、古馬の水沢850m戦の設定も興味深い点です。 前者は早池峰賞を1200mから1000mに短縮し、あわせてスーパースプリントシリーズに参画するもの。後者は“ついに”という感じがする短距離戦の設定になります。 水沢850mはこれまでは2歳戦でしか使われた事が無い距離です(細かい事を言うと1月に明け3歳のレースで設定される事がありますが、岩手競馬的には2歳戦の流れの中って事で)。スピード勝負というよりはスタート勝負・ゲート勝負になるかもしれませんが、49秒8という現レコードが破る馬が出てくるかどうか?がややマニアックな注目点。★昨年の開幕セレモニーの模様 レコード・記録という点では、まず阿部英俊騎手が地方通算1500勝にあと「7」と迫っております。3月の特別開催、2週で7勝した阿部騎手だけにあと7勝は時間の問題と言っていいでしょう。 山本聡哉騎手は地方通算1000勝にあと「55」。山本聡哉騎手も3月開催の2週で7勝。順調なら夏までに大台到達となるはずです。 この春は岩手競馬に2名の新人騎手が誕生します。木村直輝騎手(水沢・関本浩司厩舎)と鈴木祐騎手(盛岡・櫻田康二厩舎)です。 複数同時デビューは岩手では久々。盛岡デビューの新人も同様に久しぶりです。両名とも順調ならば4月16日からの第2回水沢競馬からのデビューになります。どちらもちょっと面白いキャラだそうで。楽しみにしてます(^ー^)。 いよいよ明後日からになる新シーズンの岩手競馬。ファンの皆様にもお楽しみ頂ければ幸いです。
2016年03月31日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週は久しぶりに日高を訪れました。 ホッカイドウ競馬の2歳馬の能力検査も2週目。今週も11鞍行われ、58頭が合格。晴れて競走馬となる資格を得ました。 装鞍所は、15分に1鞍行われる能力検査のレースの準備で馬も人も次々に入れ替わり、慌ただしい雰囲気に包まれます。そんな中で、幾人かのジョッキーに来シーズンに向けての話を聞くことが出来ました。 水野翔ジョッキー 来年の抱負を聞くと「制裁がないように」というストレートな答えが返ってきました。デビュー年を順調に過ごして迎えた2年目の昨年は、開幕当初に負担重量に係るミスで長期の騎乗停止を余儀なくされ、その後もリズムに乗ることが出来ませんでした。恐らく若いなりに思うところがあったはずの昨シーズン。今年はその思いをプレーの中で表現する時です。 彼に騎乗依頼することも多いある調教師は、その取材の場でこう言いました。 「最初の年に良かったから、欲が出て、余計なことを考えるようになったからじゃないかな。無心だよ。無心にかえってやれば、彼はもっとやれる。」 今年は改めてブレイクを目指すシーズン。目が離せません。 松井伸也ジョッキー 改めて一鞍ひとくらしっかりと乗りたい、と話す松井ジョッキー。「昨年色々考えてきたことを、今年は生かしたい」とも言っていました。 昨年は騎乗フォームの改造にも取り組み、メンタル面にも向き合いながら、様々なことを模索してきただけに、その成果を結果に結びつけるシーズンになりそうです。 石川倭ジョッキー 大井での年末の大事故以来お目にかかりました。 元気な姿を見ることが出来て良かった! 2月から馬に乗り始めて、このように能力検査のレースにも元気よく参加していました。今年の抱負はひと言「怪我をしないこと」。 またリーディングを窺う活躍を期待したいです。 阿部龍ジョッキー もうひとり「怪我をしないこと」と抱負を話したのがこの人。 能力検査には参加しましたが、足を何針か縫う怪我をしたそうで、来たるべきレースの話よりもいまはその治療のことが最優先、といったふうでした。 井上俊彦ジョッキー 大ベテランの彼が、今日のジョッキーリポートの大トリ。 抱負はシンプルに「いつもどおりに」 井上ジョッキーらしいです。 さて、この日の能力検査で注目を集めたのが、ディープインパクト産駒のこの馬。 エイシンウルル(母エーシンヴァーゴウ) 田中淳司厩舎 400キロを切る小柄な体ではあるのですが、一般的にイメージされるディープインパクト産駒のようなユルい感じではなく、適度にかたさもあってダートで走るタイプのディープインパクト産駒、とのこと(畑中厩務員談)。 実際走らせてみると… 途中から独走で、タイムも800m51秒3。直線で加速して前へ出て行く感じのある、傍目から見ても「走る」感じの動き。デビューが楽しみです。2月生まれなので、体勢が整い次第デビューを迎えるのではないでしょうか。 この日の一番時計は、ラブミーファルコン(角川秀樹厩舎・父スマートファルコン)がマークした50秒4。この馬は解説者の高倉克己さんが帰り際にひと言「憶えておいた方がいい」と言い残しておりましたので、書き留めておきます。 さて、能検のあとはこの場所へお邪魔してきました。 ブリーダーズスタリオンステーション いま、競走馬のお産が忙しいシーズン。それと僅かに時をずらして、競走馬の種付けもこれからシーズン本番を迎えようとしています。 お母さん馬が生まれたばかりの仔馬を伴って来場 こちらは別の馬 手前が、新種牡馬グランデッツア グランデッツアははじめこそ慣れるのに時間が掛かったそうですが、いまでは上手にスピーディに種付けをこなしておりました。 スタリオン場長 坂本教文さん 「動物である馬たちが行うことに、人間が少し手助けをしてあげるだけなんです。私たちはそれしか出来ませんから。」 自らの仕事を、このように語る坂本さん。 「でも、その『手助け』が重要なんですよね。種付けにはリスクもありますし、種馬の管理やしつけも手間をかけて、時には根気強く行っています」 生き物を扱う仕事。しかも経済的には非常に大きなものがかかった仕事だけに、仕事場には「それとない緊張感」が漂います。 「経験と場数ですね。人も馬も、です。」 このとき最も感銘を受けたのが、種付けが終わるとその場にいたスタッフの皆さんがひとりずつ大きな声で「ありがとうございました!」と頭を下げつつ繁殖牝馬と生産牧場の方を送り出していたことです。 種牡馬事業は、大きなビジネス。そして生産牧場は大切な顧客。よく考えれば当たり前の関係なのかも知れませんが、そうしたこと「当たり前の気持ち」が廃れがちな業界の中にあって、こうした気持ちが馬作りの世界をスムーズに回し、そして活性化していくのだろうと思います。 競馬を支える馬の頑張り、そして人々の奮闘を同時に目の当たりにした経験でした。
2016年03月30日

火曜日担当の太田裕士です。 ばんえい競馬平成27年度の開催が昨日で終了いたしました。今年も皆様のご声援誠にありがとうございました。 全26開催152日間(前年比1日減)の発売金額合計は、14,579,315,600円(前年比:110.3%)、帯広競馬場の総入場人員は282,932人(前年度比:101.7%)でした。帯広市単独開催後最高額となった昨年度を上回り、また、本場入場者数は同じく帯広市単独開催後、最高入場人員を記録となったようです。不祥事があった中、このような結果になったこと、皆さんの暖かいご支援があったからこそ開催も滞りなく終了できました。来年度は新生ばんえい競馬になって10年目の節目を迎えます。関係者一丸となってばんえいファンの皆さんに支持して頂けるよう取り組んでいきたいと思っております。関係者はもちろんですが、あらゆる方の協力なしではこれからも歩んではいけません。皆さんと一緒に世界にたった一つしかない「ばんえい競馬」を盛り上げていければと思います。 先週ご紹介できませんでしたが、先週ばんえい記念の翌日に引退馬セレモニーが行われました。 「インフィニティー」 「ホリセンショウ」 「コトブキライアン」 以上3頭の引退馬セレモニーでした。 インフィニティー」の金田調教師は、「最後10コースはつらいものがありましたね」と伺うと、「1コースが多かったが、最後はファンの一番近くの10コースを走ることが出来、最後の雄姿を見せることが出来てよかった」と思いもしない回答でした。勝負だけがすべてではない。競馬という競技があらゆる角度からの見方があるのだとあらためて思った次第です。 最終日のばんえい競馬はいつも通り、メイン競走後日刊リーディング表彰が行われました。 第1位は164勝、8年連続となった「鈴木 恵介」騎手。 第2位は160勝で「藤野 俊一」騎手 第3位139勝「藤本 匠」騎手 第4位は122勝「西 謙一」騎手 第5位「阿部 武臣」騎手でした。 昨年11月現在で、鈴木恵介騎手と藤野俊一騎手は10勝差で藤野騎手がリードしていました。そこから怒涛の追い上げをみせて鈴木恵介騎手が8年連続のリーディングジョッキーに輝きました。今年はリーディング無理かもと思いましたが、さすがの騎乗でした。 しかし鈴木騎手、最終日(最終週)の騎乗は無。日刊リーディングの表彰も欠席となりました。今年も最終日にリーディングジョッキーがいないという由々しき事態です。詳しい事情は分からず、特別な事情があるのかもしれませんが、リーディングジョッキーとして最後にちゃんとファン皆さんに挨拶してほしかったと残念でなりません。どうしてもやむをえない事情があり、当の本人が一番そう思っているかもしれませんが・・・。最終日にいないことが続いてしまったことも偶然かもしれませんが、残念だと思っているのは私だけではないと思います。 今季最終レース前に帯広市長の挨拶 次年度の開幕まで今年は3週間強と少し間隔があります。4月10日(日)に2歳の第1回能力検査を予定しております。その後馬場の砂の入れ替えがあり、開幕は4月22日(金)から、開幕週は4日間連続開催です。平成28年度のばんえい競馬もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年03月29日

今日は耳目社・山中が担当します。南関東地方競馬は、川崎競馬開催中です。(スパーキングナイター。開催は4月1日=金曜日まで)川崎競馬でも、ナイター開幕です!開催3日目にはクラシック前哨戦・第19回クラウンカップ、4月1日にはナイター開幕開催の恒例、2016春 川崎ジョッキーズカップが行われます。水曜日3/30のメインレース、クラウンカップの枠順は1ウワサノモンジロウ552ドンナディヴィーノ533キングスベンチ554ヤマノカミ555ハキーム556ディーズプリモ537ケイエスソード558ワールドプリンス559シャークカイザー5510ガーニーフラップ5511デフィノワール5512ラブレオ5513アンビリーバボー5514プレイザゲーム55(詳細な出走表は→こちら)羽田盃・東京プリンセス賞へつながる重要な一戦となります。先週の浦和開催では、、、いろいろありました。浦和競馬場の大型ビジョンの落成記念式典が執り行われ、その中で公募で選ばれた名称の発表がありました。「浦和ビクトリービジョン」覚えてくださいね。大型映像装置の完成とともに、ビジョンの横の着順掲示板と馬場内4コーナー方向にあった小型ビジョンが撤去。実況席から、3コーナー方向に遮るものなく見えるようになりました。これまでは1600mの時にスターターが見えなかったので、見えるようになって一安心です。この開催のメインレース、水曜日のメインレース桜花賞は、圧倒的人気のモダンウーマンが人気にこたえて優勝。着差以上の強さが感じられる勝利でした。この世代では実力が1枚も2枚も抜けている印象です。。。(→結果)そして、木曜日には藤田菜七子フィーバー。朝からたくさんの皆さんがつめかけたその前で、藤田菜七子騎手がやってくれました。3R、アスキーコードに騎乗して見事1着。競馬場は大きな拍手に包まれました。(→結果)写真は2勝目を挙げた6Rウインアンビション。ゴール前まで馬が出て来ての記念撮影となりまして、大きな声援が送られていました。その声援はとても嬉しかったと記者会見で語っていた藤田菜七子騎手。もっともっと活躍してほしいですね。(そしてごく一部の心無いファンが暴走しないことを願うばかりです)日曜日は金沢競馬場へ。今週金曜日、4月1日からの開催が「新年度金沢競馬開幕!」ということになりまして、さしずめ年度末開催の今回は、プレ開幕といったところでしょうか?新函館北斗行きの「はやぶさ」にも乗ってみたいですが、開業からちょうど1年の「かがやき」で今年も金沢へ。今週はいいお天気の中レースが行われました。能登物産展と、とん汁振る舞いの様子ちょうど1年前に、レース中の落馬事故で長期離脱を余儀なくされた吉田晃浩騎手がこの3月開催から競馬場に帰ってきました。写真は、5Rで勝利を挙げたルルマントウショウのパドック騎乗時のもの。(→結果)新年度の最初の開催は、4月1日・3日・5日の三日間。金沢競馬場にぜひ足を運んでくださいね。
2016年03月28日

日曜日担当の高橋華代子です。 さぁ、プロ野球も3月25日から開幕しました! ここは楽天ブログなので、競馬だけじゃなく、楽天ゴールデンイーグルスの話題もいいそうです。今年も野球初心者の目線でバンバン書かせて頂こうと思います(笑)。 開幕戦当日の深夜1時過ぎ、イーグルスのチケットを購入できるEチケを何気なく見ていたら、4枚だけ販売してる?! 創設12年目で2度目の本拠地開幕戦ということもあってか、球団史上最速3時間12分でチケットが完売したと聞いていたのでビックリしたんですが、場合によっては当日券が販売されるみたいです。 最初は全く行くつもりはなかったんですが、勝っても負けても、これで行かなかったら後悔するなぁと思って、真夜中に急きょ行くことを決めました。16時からの試合開始で日帰りができるし。スケジュールを自分で決められるフリーランスで仕事をしている強みを存分に発揮(笑)。 ということで、チケットが完売していても、当日券が出る場合もあるのであきらめずにチェックした方がいいかもしれません。(当日券の詳しいことはこちら) 楽天ゴールデンイーグルスのコボスタ宮城は、仙台駅の東口側にあります。なんと、東口がとんでもないことに?! 仙台駅と併設しているエスパルに東館ができたのですね。東口を「駅裏」と呼んでいた時代から知っている私(笑)には、この洗練された姿は本当に衝撃的でした。 今回は通り過ぎただけだったので、帰省の際にゆっくり楽しみたいと思います。 仙台駅東口からコボスタ宮城まで直通バスが出ています。歩くと、15分から20分くらいかかるので、バスは楽ちんですね。試合開始2時間前に行ったのに、もう大行列。みんな開幕戦を待っていたんだぁ(*´▽`*) 約2年ぶりのコボスタ宮城に到着~!東京駅からはやぶさに乗っちゃえば約2時間で着いちゃいましたよ。ほんと、近い! 今年から天然芝~! で、試合は皆さんもご存じのように、昨年の王者ソフトバンクに7対3で勝ちました。 先発に則本昂大投手、最後は松井裕樹投手。 代走で今年のドラフト1位オコエ選手も登場し、盛り上がりました。 最初3点取られてしまった時には、いつもの楽天らしい?と言いますか(失礼?(^^ゞ)、王者ソフトバンクだし、最終的には何点差になっちゃうんだろうってかわいそうになってきたんですが、 近くで見ていた楽天のユニフォームを着たおばさまたちの集団が、「だめだこりゃ~」って大笑いをしていたり。 一気に5点を取った時は、「シーズン中にこんなのなかなかないねぇ」って楽天のユニフォームを着たおじさんたちが真顔でビックリしていたり。 打てなくても、ミスっても、点数取れなくても、負けちゃっても……やっぱりみんな楽天ゴールデンイーグルスが大好きなんだなぁって肌で感じた瞬間でした。 開幕戦観戦記はまだまだ書きたかったので、来週に(笑)。 2戦目も引き分けだし。今日もすごくいい展開だし。。。 今年の我らが楽天ゴールデンイーグルスは何かが違うと願いたいです。 iPadが手放せない日々だ。 競馬にパリーグテレビに、本当に便利な時代になりました。
2016年03月27日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 来週の3日間の開催は、園田競馬の年度末最終週です。 地方自治体が管理する地方競馬は、3月で区切りを迎え、新年度となる4月に、何かと変革が行われます。 それぞれを担当する職員の方の人事異動があり、各部署は新鮮な空気に包まれます。 いつも思うのですが、部署替えや転勤などは大変だなぁと。 慣れない職場に、短い期間の引き継ぎで仕事をマスターしなければならないわけですから。 つくづく転勤のない仕事で良かったと思う次第です。 さてさて、新年度を迎えると言えば、あのことはどうなったの? そう、SKNフラッシュ8は継続するの?しないの?って話。 まだ兵庫県競馬組合からの発表はありませんが、来週には何らかの動きがあるようです。 続きはトピックスで(^^)/〓Weeklyトピックス〓★高知で福山day! きょうは高知競馬場で『福山競馬メモリアルデー』が開催! ちょうど3年前に心ならずも廃止になった福山競馬。 その思い出を風化させないためのイベントです。 福山競馬出身のジョッキーが集い、ふたつのレース(第5、第7レース)で勝負します。 兵庫からは、山崎雅由(やまさきまさよし)騎手が参戦しました。 元々、一時期福山に所属していた下村瑠衣騎手が参戦予定だったのですが、直前のケガで不参加となり、山崎騎手が代役でこのレースに参加することとなったのです。 この山崎騎手へのオファーは、福山で実況していた西田茂弘(シゲちゃん)アナウンサーからあったのです。 山崎騎手は福山市の出身で、叔父さんにあたるのが福山競馬で活躍した小嶺調教師。 そんな縁もあって、福山競馬には期間限定騎乗で訪れることもありました。 「西田さんに言われて、高知に行けるようになって嬉しいです。レースは本当に楽しみです!また福山にいた皆さんとレースができるなんて思っていませんでしたから、本当に嬉しいです。もう、今回高知に行くのは楽しみしかありません!」とワクワクしっぱなしの山崎騎手でした。 きょうは4鞍に騎乗して、あすも福山競馬メモリアルではないのですが、7鞍に騎乗します! 「いっぱい乗せてもらえるようにめっちゃお願いしました(^^;)」とハリキリまくってます。 きょうの4鞍は10着、11着、8着、9着とまったく振るいませんでしたが…。 ちょっと空回りしたか…。 まぁ、あすは元気に挽回してくれることでしょう!★下原騎手も高知参戦! あすの高知競馬には、下原理騎手も参戦します! 全部で8鞍に騎乗する売れっ子ぶりです。 実は下原騎手、木曜日の園田競馬で、メインと最終レースは騎手変更となったのです。 「頭がクラクラする」と訴えて、念のため騎乗を取りやめたのでした。 日曜日に高知競馬があるのに大丈夫かと心配していたら、どうやらそのまま騎乗するようですね。良かった♪ 最近、各地への遠征などが多くあり、疲れがたまりやすくなっていたのかも知れません。 リーディングトップに立っているという目に見えない重圧との闘いもあったのでしょう。 まずは無事に乗れることでひと安心。今後は休めるときにゆっくりと心と身体を休めてもらいましょう。★園田のギブソン、今年の初勝利! 今年、兵庫ジョッキーズで勝ち鞍を挙げていなかった中田貴士騎手だけでした。 今週の水曜日、ようやく今年の初勝利を挙げたのでした! で、園田のギブソンとは何かと言うと、以前に書いたコチラをご覧ください。 初勝利を挙げたことについて訊いてみると… 「ぼくあまりガツガツしてる方じゃないですから、そんなに気にしてなかったんです。でも周りが言いますし…。今回はそれより(勝った馬を担当していた)厩務員さんが最後のレースやったんですよ。だからそれが嬉しかったですね。競馬界を離れて別の仕事をしはるんですけど、最後に勝たせることができて良かったなと思います」と優しさを見せる中田騎手。 うん、優しいんです。ええヤツなんです。だからもっと勝って欲しいと思わせるヤツなんです。 応援よろしくお願いします! さて、気になる『最後の晩餐』(以前の記事を参照)なんですが、実は訊くのを忘れてた…。また来週にでも(^^;)★皐月賞の前日イベント! 4月16日、大阪・梅田にあるGate J.大阪でイベントを開催します! 詳しくはコチラ。 翌日に行われる『皐月賞』の予想スペシャルトークです。 出演するのは兵庫の川原正一騎手。 解説は競馬ブックの山田理子さんで、もう何度もお世話になっている頼れる存在。 司会はわたくしが担当させていただきます。 お時間ありましたら、是非ともお越しください♪ 山崎騎手に話をしにいったとき、たまたま近くにいた川原騎手も写真に入ってもらったら、なんと覇気ゼロやがな(;>_
2016年03月26日

金曜日は古谷が担当します。 太田さんのブログでも書かれていますが、20日は「ばんえい記念」が行われました。もちろん、今年も帯広競馬場で「ばんえい記念」をライブ観戦しました。太田さんと同様、本馬場入場の時から陸上自衛隊第5音楽隊の演奏のもと、ばんえい記念出走馬たちが入場しますが、この時からジーンと来るものがあります。(陸上自衛隊第5音楽隊) 新旧のファンファーレが鳴り響くとともに、場内から歓声も上がり、毎年ながらこの時ばかりに目がウルウル来てしまいます。そしてレース…。 第1障害と第2障害の間でまずは見て、そこから最初に第2障害を下りた馬とともに声援を送りながら(というか、ほとんど叫びながら)一緒に歩いていくスタイルで、毎年レース観戦をしています。フォーメーションで、1着にキタノタイショウとフジダイビクトリーを付けていたこともあり、ニュータカラコマが最初に下りて、その後時間を置いてフジダイビクトリーが4番目に下りた時には、半ば諦めていた面はありましたが、ジワジワ差を詰めて逆転しそうな時には、声が枯れるほどの声援を送りました。 フジダイビクトリーが昨年の雪辱を果たすとともに、3着争いでコウシュハウンカイとインフィニティーが接戦を演じている時にも、枯れた声をさらに振り絞って、コウシュハウンカイの方を応援し、3着でゴールを過ぎた時には、ひと目を気にせず大叫びしてしまいました。 10Rのスタジオ出演があったので、インフィニティーのゴールシーンを見た後、急いでスタジオに上がり、残る馬たちのゴールする瞬間は、実況席から見る形となりました。昨年も同じような動き方になりましたが、最後に第2障害をクリアした瞬間、そしてゴールする瞬間に場内から沸き起こる大歓声には、平地の競馬にはない感動があります。それを上から見ていると、地鳴りとまでは言いませんが、それに近い圧を感じ、ゴール付近で見るのとは違う印象があります。 松田道明騎手は、カネサブラック以来の勝利となりますが、カネサブラックで勝った時にも第2障害の手前で止める時、他馬より手前で止めて助走区間を伸ばすといった作戦で、登坂力でニシキダイジンに劣る面を補いました。今回のフジダイビクトリーは、昨年の轍は踏まんと、じっくり慌てず第2障害をクリアし、「止めるのは3回までにしなければ、勝てないと踏んでいた」というレース後のコメント通り、先に下りた馬たちとの差を最初に止める際に一気に縮めていき、腰の入り方が昨年と違う形でゴールまで無駄なく進めたのが勝因と言えるでしょう。 金山調教師にとって、騎手時代は6勝しているばんえい記念は、調教師として初めての優勝となりました。「騎手の時は、レースに参加している中で周りを見ながら自分の手応えと照らし合わせ、イケルかどうかなども把握できましたが、外からレースを見るとなると、微妙な駆け引きもわからないので、ハラハラドキドキしながら見ていました。第2障害の時は、よくて2着かなと思って見ていましたが、フジダイが差す形で勝つことを思ってもみなかったので、本当に嬉しいですね」と、終始笑顔で話していました。ばんえい記念が終わった後のインタビューで、勝者の関係者は「みんなが目標とするレースで、みんなが最高の調整で挑むレース。だからこそ、素晴らしいレースになる。たまたま自分らが勝てたけど、出走できることが名誉なことだし、出走全馬を称えて欲しい」という話をよく耳にします。この言葉も、ジーンと来ます。 ばんえい記念と道営記念、そして東京ダービー。地方競馬のレースで、個人的に当日の朝からそわそわするベスト3です。今年も最高のレースを見させて頂き、本当に感謝します。 次回のブログでは、もう新たな年度になりますね。1日1日が経つのが本当に早く感じます。ホッカイドウ競馬が開幕を迎えれば、日本中に「春」が来ます。もう間もなく…、ですね。
2016年03月25日

木曜担当のよこてんです。 19日の土曜日から岩手競馬が再開。毎年感じますが、やはり他地区の競馬を見るのとは違いますな。 3月中はまだ2015年度の最後の開催となっていますが、騎手・調教師成績はここから新シーズンの計算が始まりますし馬も新たな格付けになっていまして実質的には新シーズンのスタート。その意味でもまさに心機一転な春競馬開幕となります。 しかし。予想は手こずらされました。土~月の3日間で3連単の10万馬券が6本。21日など6・7・8・9と4レース連続して大波乱となってさすがに頭を抱えました。 恐らくは、この時期は例年砂が重めになるのですが今年はそれ以上に重くてパワーを要求される状態になっていたためなのでは。初日の土曜は本来格上の降級馬が多かったのに加え稍重馬場から始まった事もあって先行決着も見られたのですが、馬場が乾くにつれ本来の“重さ”が現れて、そして馬の力量的にも差が無くなってきた分、荒れるようになってきたのでは・・・と。 昨季の戦績からみてそういう馬場を苦にしないだろう馬も不振だったりしたのは春先の仕上がり途上の分にあると考えますが、この基本的な馬場傾向はよほどの雨とか雪でも無い限りしばらくは変わらないと思われます。今週末、そして4月の前半くらいまではこういう馬場だと思って予想を立てた方が良いでしょう。 まあ、昨年同期も土曜3本、日月1本ずつ計5本の3連単10万馬券が出たのですが、開催が進むにつれ穏やかな配当になっていきました。予想を立てている側がこう言うのもなんですけども、穴党の方は今のうちに良い配当を狙ってみて下さい・・・という事で。 そんな先週土曜日、第7Rで橘友和調教師が見事初勝利。調教師デビュー2戦目での勝利という素晴らしい結果でもありました。■3月19日第7R、優勝コスモグランツ号 現状、調教師一人・厩務員一人、管理馬5頭という少世帯な橘厩舎で、それでこれだけ早く初勝利を挙げたのは立派という他は無いでしょう。本当におめでとうございました! そういえば先週は、この橘師の1勝の他に飯田調教師が1勝2着1回、工藤調教師が2着3回と、この1年間のうちにデビューした調教師さん達の活躍が目立った印象でした。新シーズンは彼ら新進調教師達の飛躍ぶりにも目を向けておきたいですね。 さて、私は今北海道にいてこのブログを書いております。その路線のファンの方はピンと来るのではと思います。そう。POG取材のシーズンがやってきたわけであります。 3歳クラシックの話題が盛り上がり始める一方で早くも始まる来年のクラシック、その候補達を探す争い。慌ただしいんですが逆に1年で一番楽しい時期だとも思いますね。 そしてホッカイドウ競馬では2歳馬の能力検査が始まっています。この木曜も門別競馬場で2歳能検が行われていましたので自分もちょっと寄ってみました。 今年はどちらかと言えば雪が少ない冬だったせいもあるのでしょうか、目にする2歳馬達は昨年よりひと段階仕上がりが早いようにも感じます。ホッカイドウ競馬の2歳馬の番組自体も今年はこれまでより早めに、前半の方に重点が移る予定だそうですから、それを見越しての仕上げでもあるでしょう。 先週の京浜盃・今週の浦和桜花賞、南関3歳クラシック路線の幕開けを制したのはいずれもホッカイドウ競馬出身馬。とすればこうして能力検査を走っている2歳馬の中に来年同じような活躍をする馬が含まれているのかもしれません。 南関のみならず他地区、岩手も当然ですが、2歳戦線の中でのホッカイドウ競馬デビュー馬の存在感は拡大する一方ですしね。 牧場ではデビュー前の2歳馬を、競馬場では間もなくデビューするだろう2歳馬を見る事ができる今の時期。やはり1年で一番楽しい季節・・・ですね。
2016年03月24日

水曜日の担当は坂田博昭です。 一つ前のエントリで太田アナウンサーが宣伝して下さったように、北海道・石狩場外での場立ちトークイベントのために、早朝に東京を離れて北海道に来ています。 いまこのエントリを書いているのは、移動の途中。石狩市内にあるショッピングセンターの中のミスド(笑)。 わざわざレースの現場を離れて北海道に来ましたが、そこにもまたレースを心待ちにしているお客様方がいる。そんな皆さんと競馬の素敵な時を過ごすのが、楽しみでなりません。 きょうこのあとは、Aiba石狩で皆さまのお越しをお待ちしています。 ここからが、今日の本題です。 以下は、だれに宣伝を頼まれたわけでもなく、全く私の個人的な感想と印象に基づき、紹介させて頂きます。 今度の土曜日26日、高知競馬場で「福山けいばメモリアル競走」が行われます。 福山にゆかりのあるジョッキーたちが集まり、廃止から3年が経過した福山競馬をしのぶというもの。 実は私は、福山競馬場で馬が走っているところを見ておりません。 出かけたのは、廃止になってから随分経ったあと。この写真は一昨年1月のもので、すでに厩舎エリアは取り壊され、遙か向こうにコースの痕跡とスタンドの「廃墟」が残されている状況。 いまはこの痕跡も消えかかっていると聞きます。 「場所」がなくなると言うことの意味。 こういう「場所」を、競馬に限らず目の当たりにするにつけ、この世の中にとっての「価値」とはどういうことなのだろうと思わずにはいられません。 その「場所」には、多くの人々がいて、その人々の「営み」があったはずですから。 なくなった「場所」は取り返しがつきません。 しかし、そこで生を営み、その場所を支えてきた人々が脈々と、そのありようの意味と価値を伝え続けていく。 こういうメモリアルイベントが単なる「ノスタルジー」だという人がいます。 なるほど、思い出に浸って何になる、なくなったものが戻ってくるわけではないだろうと、切って捨てるのは簡単です。 しかし、そこにいた人々がいまもあり続ける限り、その場所で営みを紡いできた人々の「魂」は消えてなくなることはありません。 その「魂」こそがその人々の「ありよう」だとすれば、それを表現する場所、そしてその表現されたものを周囲の人々が感じる新たな「場所」が与えられることの価値も、必ずあるはずだと思っています。 松井伸也ジョッキー(北海道) もともと、仕事の上では大きなことを語ることはない彼が、福山の当時がどうということを話す機会も少なくなりました。 しかし、福山で培ってきた物事、良かったことも悪かったことも、彼の血となり肉となり、そして魂に宿っていまがある。勝手に外からそのように見ている私たち以上に、彼自身は強くそのことを感じながら、いまを表現しているのではないかと信じています。 ジョッキー生活15年目。門別に転じて4年目。 昨シーズンは色々考え、色々取り組み、もしかしたら悩みも迷いもあったかも知れない彼の、今シーズンの活躍の姿が実に楽しみ。今回の福山メモリアルではレース実戦での騎乗は久しぶりになるはずですが、いいプレーをきっと見せてくれるでしょう。 なくなってしまった表現の場所への思いは、ジョッキーだけでなく、前向きにその場所で物事に携わった人々全てがずっと持ち続けながら、いまを生きているはず。 実況アナウンサーも同じで、自らの担当場がなくなり、それでもいまなお競馬の世界で場所を変えて表現を続けているのが、この日替わりライターブログでおなじみの大川アナウンサー(元北関東・栃木担当)と、今回メモリアル競走の実況などを担当する、元福山担当の西田茂弘アナウンサー。 門別実況室にて 一番左が西田茂弘アナウンサー そのことについて、大川さんや西田さんとあまり突っ込んで話をしたことはありません。 しかしながら、「喋っていた競馬場がなくなった」という経験が特別なメンタリティをかたち作り、そしてそれがいま実況アナウンサーのプレーとして表現され続けていることは間違いありません。 それがお二人の競馬の世界におけるありようなんだと、私は勝手に解釈し、尊敬と憧憬の念を持って仕事ぶりを拝見しております。 ここ2年間、門別で西田アナウンサーと一緒に仕事をさせてもらってきて、私は常にそのことを強く感じておりました。その経験がない私たちが出来ない仕事上のプレーが、そこには確かにありました。 恐らくこの「福山けいばメモリアル」では、西田アナウンサーも魂の実況を披露してくれるに違いありません。 私は高知に出かけることは出来ませんが、そこに参加する全ての人たちが表現する「魂」を、映像を通じて受け止め、レースを楽しみたいと思っています。 頑張れ!福山を支えてきた人々のこころ!
2016年03月23日

火曜日担当の太田裕士です。 全国から多くのファンが詰めかけた20日(日)の帯広競馬場。今年も涙なしでは語れない競馬がそこにありました。『第48回 ばんえい記念 BG1』。言葉では言い表すことが出来ない独特な雰囲気の中、1レースから徐々に緊張感が高まり、陸上自衛隊第5音楽隊の新旧ファンファーレが響き渡るとボルテージはMAX。息を呑むその瞬間がやってきました。 連休ということもあり、19日土曜日から競馬場には人が詰めかけ、大一番に向けて盛り上がりを見せていました。毎年恒例の前夜祭「ばんえい十勝 前夜 熱狂祭」も行われ、レース終了後にもかかわらず大勢の皆さんが明日のばんえい記念への熱い気持ちを語ってくださいました。過去のばんえい記念の映像を見ながら、“ミスターばんえい”こと金山明彦調教師の貴重なお話を伺い、いつの時代もばんえい記念というレースは次元の違うレースだとあらためて思った次第です。斎藤修さん、古林英一教授、楽天競馬“ポ”イントもらっちゃおう大使の津田麻里奈さん、そして多くのファンと共にばんえい記念の予想、抽選会などで楽しい時間を過ごしました。 今年は戦前から出走する10頭すべてにチャンスありという様相。前日場内で勝馬予想をしてもらうとこのような結果に。 実際の人気は、昨年ゴール前で止まってしまい、全く動けなくなり4着「フジダイビクトリー」が1番人気。昨年の覇者「キタノタイショウ」が2番人気。昨年2着「ニュータカラコマ」が3番人気に押されました。前日の昼ぐらいから夕方まで雨が降り続き、かなり時計の早い馬場でしたが、当日は真っ青な空。まさに十勝晴れ。しかし、風が強く、体感的にはかなり寒い中のレース。風の影響もあり馬場は乾いて時計のかかる馬場へ。馬場水分1.7%の発表。レースは、やはりばんえい重量1t。何度も刻みながらの展開。その中でも「ニュータカラコマ」「フクドリ」が先行、差がなく「トレジャーハンター」「フジダイビクトリー」が続き、各馬が第2障害に集まります。例年より早い流れ、前半1分42秒。例年2分ぐらいかかる前半を20秒ぐらい早いタイムで第2障害までやってきました。最初に仕掛けたのは「フジダイビクトリー」でした。そして、「ニュータカラコマ」が動き、ラストランの「インフィニティー」など馬たちの挑戦が始まりました。膝をつく馬など苦戦を強いられる中、「ニュータカラコマ」が徐々に上がっていき、単独先頭で第2障害をクリア。リードを取ります。つづいて、若馬6歳の「コウシュハウンカイ」が2番手でおりて、「トレジャーハンター」が3番手、「フジダイビクトリー」は今年4番手から、並んで「インフィニティー」と続きます。先頭の「ニュータカラコマ」が後続を引き離していましたが、徐々に「コウシュハウンカイ」、そして、力強く「フジダイビクトリー」が差を詰めて3頭の接戦に。そこから「ニュータカラコマ」「フジダイビクトリー」に絞られ残り10mで「フジダイビクトリー」が「ニュータカラコマ」に並び残り5、6m。「フジダイビクトリー」が先頭に立つと、そのまま止まることなく歩き切ってゴール。昨年ゴール前の悪夢を見事振り払っての勝利となりました。「ニュータカラコマ」が2着。「コウシュハウンカイ」に「インフィニティー」が差を詰めて3着争いとなりましたが、粘り切った「コウシュハウンカイ」が3着となりました。2番人気昨年の覇者「キタノタイショウ」は第2障害で苦戦し6着。(主催者提供) 松田道明騎手は「この日の為に過去のばんえい記念のVTRを何度も見ました。調教は十分積んできて、特に昨年ゴール前で止まったことを考えて、ゴール前の練習はしてきました。この1年常にこのレースのことを考えてのレースをしてきたつもりです。レース前は先行力を活かしたレースをと考えていました。自分で流れの早いペースを作って相手を負かす展開にと思って行きましたが、途中、展開をみてレース中に頭を切り替えました。道中で先頭集団がずいぶんと飛ばしていたので昨年のレースと金山調教師の助言を思い出し、あわてずに馬の息を入れることを意識しました。第2障害はやや苦戦し、障害を下りた時点で「ニュータカラコマ」に届くかどうかわかりませんでしたが、本当によく歩いてくれました。残り20mで一度と止まった時点で前との差を考えると勝てると思いました。年明けからこのレースに向けて調教してきて、長く時間をかけてきた結果がゴール前のスタミナに繋がりましたね。普段差す競馬をするタイプではないですが、第二障害を降りてからは手綱を持ったままで馬なりにあせらず走らせたことが今回の勝因だったと思います。」 金山明彦調教師は「昨年のばんえい記念のレースぶりを見てからは、ゴール前の甘さを克服する調教をしてきました。ニュータカラコマが第二障害を一番手で降りたときは、もともと差す馬ではないので届かないと思いましたが、松田騎手がいい騎乗で馬をもたしてくれました。馬も騎手褒めたいです。調教師としてばんえい記念を優勝したのは初めてなので、夢をひとつ叶えることができて良かったです。馬を完璧に仕上げたスタッフに感謝。しばらくは休養をとってまた大きなレースを狙っていきたいと思います。まだ8歳の馬なので、これからも大事に育てていきたいです。」とコメント。 この1年常にあのゴール前のことが頭から離れなかったことでしょう。もう勝ちに等しいあとちょっとでゴールなのにそこから動けず4着だった昨年。只、ファンはしっかりとその勝ちに等しいレースを脳裏に焼き付けていました。今年は1番人気。色々な方のお話を聞いていると、やはり、昨年のあの走りは今年に繋がると思った方が大勢でした。しかし、レースはとても速い流れ。例年より20秒も早い流れとはどうなるのかと思いました。昨年トップで第2障害を抜けてきた「フジダイビクトリー」でしたが、今年は障害で寄れたりして手こずる中の4番手クリア。もともと先行する馬だと思っていたのでどうかと思いましたが、下りてからの足取りは力強さを見せましたね。1tを引いているとは思えない走り。ゴールまで1度しか止めませんでした。その止まった時点(残り20m)で前の「ニュータカラコマ」はまた止まるだろうと思い、松田騎手は勝利を確信したとのこと。ゴール前確かに苦しさはありましたが、持たせて止まらずゴール。昨年の無念をすっきり晴らせたことでしょう。一方「ニュータカラコマ」にとっては今年も2着という結果。第2障害トップでクリアし、2番手以下が障害を苦戦しているところを見て、今年はこのまま逃げ切りかと思った方も多かったはずです。でもやはり1tはそう簡単ではありませんでした。第2障害2番手で下ってきた6歳馬「コウシュハウンカイ」は一時前に並びかけるところまで来ました。最強世代の力をしっかりと見せてくれたと思います。来年はライバル「オレノココロ」も挑戦してくるでしょう。2頭とも主役級の存在ですね。ラストランの「インフィニティー」はとにかく10コースでなければと思いましたが、引退馬セレモニーの時、金田調教師が「いつもはスタンドから遠い1コースが多かったのですが、最後は10コースで一番ファンの皆さんの近いところで最後の雄姿を見せることが出来てよかった」とおっしゃっていました。遅咲きの英雄が競馬場を去るのはさみしい思いですが、最後の最後まで頑張って走っていた姿、多くの皆さんの心にしっかりと刻まれたことと思います。その「インフィニティー」と「ホリセンショウ」「コトブキライアン」の引退セレモニーが次の日21日に行われました。その話はまた来週しようと思います話しは変わり、明日23日(水)サテライト石狩でイベントが行われます。坂田博昭アナウンサーと大滝翔アナウンサーが登場します。早いものでもうクラシックなんですね。浦和の桜花賞を中心に馬立ちトークイベントです。お近くの方ぜひお越しください。
2016年03月22日

ミツオーです。パソコンが調子悪く、非常にストレス感じています。この記事も一度全部消えました。さて、南関東地区は、先週、TCK大井開催がトゥインクルレースでおこなわれ、南関東でもいよいよナイターシーズンがスタートしました。南関東ではこれから12月までの約9ヶ月間、一部の例外はあるものの、浦和開催以外は、ナイターでの開催が続きます。先週のTCK大井競馬、開催メインは、3歳三冠戦線の前哨戦・第31回京浜盃でした。毎年のように、実況でも「今年のクラシックをうらなう上で重要な一戦です」などとご紹介している、注目度の高い重賞です。勝ったのは、ホッカイドウから浦和の水野貴史厩舎に移籍して2戦目の、タービランス。先行集団から直線で抜け出し、後続の追撃を振り切っての勝利でした。京浜盃を制したタービランス号 口取タービランスは、移籍初戦となった前走、浦和でおこなわれた重賞・ニューイヤーカップでも、今回と同じく早目に抜け出す競馬。このときは、離れた大外を強襲したモリデンルンバにアタマ差、かわされての2着でした。その惜敗から見事に巻き返しての勝利。手綱をとった森泰斗騎手は、表彰式のインタビューで、「前走、自分のミスで取りこぼしてしまったので、今回は勝ててホッとしています。直線では、かなりソラを使って遊んでいたので、どうかな?と思ったんですけど、がんばって走ってくれました。羽田盃ではメンバーも変わってくるでしょうし、タービランスはまだまだ課題も残るんですけど、能力は抜けているものがあると思っていますので、本番でもいい競馬になると思います。今日は、昔からの先輩・水野貴史先輩の管理する馬で勝てたのが、一番うれしいです」と話していました。タービランス 鞍上は森泰斗騎手 管理するのは水野貴史調教師前走(2着のニューイヤーカップ)が鞍上のミスかどうかについては、わたし個人としては、そんなことはないだろうと思うのですが、手綱をとった本人としては勝てる競馬だったのに、という思いが強いのでしょうか。課題というのは、談話の中にもあったように、直線で遊ぶところがある面でしょう。ここをうまく矯正することができるか、あるいは、そうした面をかかえつつも勝ち切る競馬をすることができるかどうか。本番(=羽田盃・東京ダービー)に向けて、注目されるところです。この京浜盃、今回タービランスの勝ち時計が1分49秒3。これは、平成3年アーバントップ(1分49秒4)以来の遅い時計です。近年は、1分45秒台から、遅くても47秒台で決着していた京浜盃。今回の非常に遅いと言っていいタイム(とそのレース自体)を、どう評価すればいいでしょうか。カンタンに、今年の3歳牡馬のレベルが低いと言ってしまえるのかどうか。少なくとも、これまでのところ、突出した一頭ないし2強とか3強とかいう存在がないのは事実です。今後も混戦の続きそうな、南関東3歳戦線ではあります。ただ、今回の京浜盃のレースを見ると、勝ったタービランスは強かったと思います。逆に、負けたけど強い競馬だった、という馬は見当たらない。2着 グラニュニヴェール 最後、よく迫りましたが…シンガリから追い込んで3着のキーパンチャー 母アウスレーゼという大井に縁のある血統同じレースに出ていた組との再戦では、やはり今回勝ち切ったタービランスが(しばらくは)優勢なのは間違いないでしょう。同じ北関東で、高崎のトップジョッキーだった水野貴史調教師と、当時は足利・宇都宮の若手有望株だった森泰斗騎手。この二人が、南関東で調教師と鞍上としてコンビを組み、京浜盃のような注目度の高い重賞を勝つ姿を見ることができたのは(…個人的には、そのレースを自分が実況担当できたのは)、非常に感慨深いものがあります。インタビューにこたえる水野貴史調教師 調教師としては重賞初制覇が、レース後、笑顔で握手してくれた森泰斗騎手は、「でも本番はこれからです!」と言っていました。年初に「今年は東京ダービーを勝ちたい」と目標にかかげている森騎手。水野貴史調教師とのコンビで、南関東三冠レースを制覇することができるのかどうか。まずは4月20日の羽田盃が楽しみです。ところで、大井競馬場では、昨年、新2号スタンド・G-FRONTがオープンしたばかりですが、続いて大工事がおこなわれています。現在は、3号スタンドの取り壊し作業が進行中です。…どうして取り壊されるスタンドって、写真に撮りたくなるんですかね?変化の様子は記録に残したくなるものなのだ、ってことにしておきます。決して廃墟好きとかいうわけでは…どうだろう?よくワカラン。とにかく、3号スタンド解体中です。このように、スタンド上部には、馬場を照らす照明があり、取り壊し中の3号スタンドの照明も稼働して、正面直線を照らしてくれています。一方、昨年オープンしたG-FRONT上部には、ご覧のようにその手の照明がなく、脇に大きな照明塔が建てられました。実況を担当するものとして、3号スタンドが取り壊されてしまったら、そのあたりの照明の具合はどうなるのだろう?というのことに、興味があります。っつか、ストレートに言えば心配です。ただでさえ、震災後、「節電のため」として、ナイター照明の一部を消した状態でおこなわれているナイター開催。これは大井でも川崎でも同じ。ご覧のように、せっかく新しく建てられた照明塔も、すべての電球(って言うんですかね?)が点灯しているわけではありません。スタンド上部もご覧のとおり。消えているモノがいくつか。競馬開催をする上で支障のない明度を保持している、と言われているのですが、わたくしどもの立場としては、やはり明るければ明るいほどありがたいわけです。震災から5年がたちましたが、今年もどうやら照明全開!というわけにはいかないようで、それが残念ではあります。…素朴な疑問なんですが、どういう条件を満たせば、また照明を全部点灯して開催してくださるんでしょうかねえ?早く、照明全開でのレースを見たいものです。*写真は、半分くらいが、山中寛アナウンサー提供
2016年03月21日

日曜日担当の高橋華代子です。 浦和競馬が今、熱い! あっ、こちらは南浦和駅にいるコスプレ馬です(^-^; 南関東クラシックの前哨戦・京浜盃は、森泰斗騎手がエスコートをしたタービランス(浦和・水野貴史厩舎)が優勝。 元北関東コンビでの重賞初制覇、とっても素敵なシーンを見せて頂きました。 浦和馬が京浜盃を制したのは、1990年アウトランセイコー以来2頭目の快挙です。 京浜盃に出走した浦和馬はタービランスを含めて6頭で、南関東4場で一番多い頭数。浦和馬の重賞出走厩舎と言えば、小久保厩舎のイメージが強かったですが、今回は小久保厩舎、水野厩舎、宇野木(数)厩舎、薮口厩舎と。いろんな厩舎が出走してくるというのが、これまたうれしいことです。 クラウンカップに向かう浦和の有力馬もいますから、最終的に東京ダービーは何頭の浦和馬が出走するんだろうと、今から楽しみでなりません。 過去を振り返ると、浦和馬が東京ダービーに出走しないことも残念ながら長きに渡ってありました。そういう時代を重ねてきたからこそ、浦和ファンの中には今の勢いに感慨深い方も多いでしょう。 さて、浦和競馬場がどんどん変わっておりますよ。 今回びっくりしちゃったのが、こちら。 パドックの中から見た様子。↓ パドックの外から見た様子。↓ 今までと全く違うと思いませんか?解放感たっぷり。 パドックには、馬主さんスペースも新しく設けるそうで、ちょうど工事中でした。↓ コースを見渡すと、これまで使っていた着順掲示板とレース映像のビジョンは取り壊されていました。↓ すっごく見やすいと好評の浦和競馬場の大型ビジョン。↓ この新しいビジョンの愛称を募集していましたが、なんと1611通が集まったそうです。3月22日(火)15時から大型ビジョンの愛称発表並びに落成記念式典を実施するそう。詳しいことは浦和競馬のホームページで確認してくださいね。 23日(水)には南関東牝馬クラシック一冠目・桜花賞(浦和・1600m)。 24日(木)は、川崎競馬場に続いて浦和競馬場にも中央競馬の藤田菜七子騎手が騎乗予定ということで、またまたマスコミ向けに取材事前申し込みのお知らせが。話しによると、乗り鞍もかなり集まっているそうで……。 ということで、今いろんな意味で浦和が熱い!熱すぎる!目が離せませんよ~! * 浦和の総大将だったクレイアートビュンが第二の馬生を歩みだし始めました。詳しいことは南関魂に書きましたのでご覧ください。
2016年03月20日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 3月15日、園田競馬第6レースで落馬事故があり、木村健騎手と永島太郎騎手が負傷しました。 木村騎手の騎乗していた馬が、ゴール寸前で故障を発生。もう、ホントにゴール間近での落馬だったので、実況していたぼくも一瞬何が起こったのか分からなくなりました。 すぐさま、ふたりとも救急車で病院に搬送されることになりました。 永島騎手は打撲や前歯を折るなど、全治7日間との診断。ただ、早ければ来週から復帰するとの声も聞こえており、騎手の恐ろしい程の回復力と、勝負に対する執念を感じさせます。 一方の木村騎手は、自身の馬の転倒に巻き込まれる形となり、重傷を負ってしまいました。 診断では、右肋骨多発骨折、右閉鎖性外傷性血気胸、右閉鎖性肺挫傷とのことで、全治には6週間かかる見込みだということです。 先日、脚の指を骨折した松浦政宏騎手が戻って来たばかりだったのですが、また戦列を離れる騎手が出てきました。 さらに、先々週に復帰した平原透雄騎手は、痛めていた左膝の痛みが再発、今週は乗り替わりとなってしまいました。 なかなかフルメンバーとはいかない園田競馬。 それでも、元気な騎手たちがその穴を埋めようと必死のプレーでアツいレースを展開しています。 本当にいつも思うことですが、全馬全騎手が無事であることを祈るばかりです。 そして、戦列を離れている騎手が、一日も早く復帰しますように。〓Weeklyトピックス〓★サウスウインドが重賞初制覇! 3月13日、佐賀競馬場で行われた『はがくれ大賞典』には兵庫から3頭が参戦。昨年は4着に敗れていたサウスウインド(セ5・山口浩厩舎)が、好位から抜け出して快勝。嬉しい重賞初制覇となりました。 3連覇を目指したエーシンクリアー(牡6・橋本明厩舎)は、残念ながら今年は3着という結果。やっぱり、同一重賞3連覇って難しいんですよね。 もう一頭の遠征馬ヴァーゲンザイル(セ8・山口浩厩舎)は8着でした。 サウスウインドは、今回も前回に続いて高知の赤岡修次騎手が騎乗していました。 前走もいい内容でしたが、今回も完璧な騎乗で同馬に念願の重賞制覇をプレゼントしました。 ぼく個人の見解ですが、やっぱり兵庫の馬には兵庫の騎手が乗って欲しかった。とくにサウスウインドには大柿騎手に乗ってもらいたかった。 なお、同馬はホッカイドウ競馬に移籍することが決まったそうです。兵庫大賞典での活躍を楽しみにしてたのに…。★ドリームコンサートは6着 15日に高知競馬場で行われた『黒船賞』に出走したドリームコンサート(牡7・柏原厩舎)。結果は6着でした。 好スタートを切って好位に取り付き、上手く流れに乗りましたが、JRA勢が作り出すペースアップについて行けず、一旦置かれましまいます。それでも最後はもうひと伸びを見せていたのを見ると、決して悲観する内容ではないでしょう。今後に期待です。 なお、勝ったのはミルコ・デムーロ騎手が騎乗したダノンレジェンド。このレース昨年に続いての連覇達成となったのです。★アクロマティックは5着 17日、名古屋競馬場で行われた『名古屋大賞典』に参戦したアクロマティック(セ6・新子厩舎)は、強豪相手に5着と健闘を見せました。 大外12番枠から好スタートを決めて、上手く内に潜り込んでラチ沿いを進みます。勝負所で突き放されてしまいましたが、最後までしぶとく脚を使い、JRA勢を一頭負かして、地方馬最先着を果たしました。 初めてのダートグレードレースでJRA馬を一頭負かしているわけですから立派です! なお、このレースを勝ったのは武豊騎手が騎乗したアウォーディー。2着以下に2秒4の大差をつける大楽勝でした。 休み明けで、初の地方競馬で大楽勝とは圧巻のひと言。このあともダートグレード戦線に出て来るならば、どこまで勝ち続けるのかというのが話題になりそう。 6歳と遅咲きですが、ダート界に突然現れた巨星に注目です! ★田中道夫師のセレモニー 3月16日(水)、第6レース終了後に田中道夫調教師のセレモニーが行われました。 騎手として3164勝を挙げ、調教師としても1000勝の大台に乗せた師に対し、兵庫県競馬組合から特別表彰となったのです。3000勝騎手が1000勝調教師になるのは史上初息子の田中学騎手からの花束でウルッと♪味噌汁の歌は唄わず 珍しく田中道夫師がウルウルする場面も見られたセレモニー。 司会を務めた吉田勝彦アナウンサーも、「これ以上話をしたら、こっちが泣きそうになって…」と突っ込んだトークにはなりませんでした。 本来、今年が定年の年ではあったのですが、まだまだ元気で定年延長となった田中道夫師。 気さくで楽しくて、それでいて騎乗技術の話になると恐ろしい程の説得力。 今後もバリバリ勝ち鞍を伸ばしてもらいましょう! ★桜花賞のあとは… 4月10日に阪神競馬場で行われる『桜花賞』。この日に園田競馬場でファンと騎手との交流イベントが開催されます! 詳しくはコチラ 当日は無料ファンバスも運行されます! 午後8時までのイベントですので、桜花賞が終わってから駆けつけてくださっても十分間に合います! 阪神競馬場がある阪急仁川駅から園田競馬場の最寄駅、園田駅までは、西宮北口駅で乗り換えて、およそ20分ほどで到着します。 兵庫県のジョッキーはもちろんのこと、小牧太騎手や岩田康誠騎手、名古屋の木之前葵騎手も登場するとのこと! 是非ともご参加くださいますよう、よろしくお願いします♪※園田競馬場では、JRAの勝ち馬投票券は発売しておりませんのでご注意ください。★泣けなかった理由 先日、息子の幼稚園の卒園式がありました。 3年間通い続けた息子の最後の登園。 いろんな思い出が募る日です。 ぼくは送り迎えもかなりやっていた方だと思います。だから、息子と同じクラスの友達の名前はムルネームで全員覚えていました。 年少や年中でも一緒になった子もいるので、卒園する園児の3分の2は顔と名前が一致します。 それぞれに思い出もあって、こりゃ号泣するな!と思っていたら、意外にも泣かずに終わってしまいました。 いや、泣かなければならないわけではないのですが、ちょっとこみあげてくるものを感じたかったのも事実です。 では、なぜ泣けなかったかと言うと…。 園児と保護者達の位置関係でした。 講堂で行われた卒園式は、正面に低い舞台があって、そこで卒園証書が授与されます。 こどもたちは舞台を見る形で6列から7列になって、小さな椅子に腰かけます。 その後ろに保護者達が大勢、パイプ椅子に座ります。 式のあいだ、それぞれ我が子を見つめるわけですが、その顔をしっかり見てとれるのは、証書を受け取る少しの間だけでした。 よく泣けるシーンとして定番なのが、歌を唄うシーン。 ところが、その場面でも舞台の方に向かって唄うだけで、我が子どころか誰の顔も見ることもできません。 みんなの歌に合わせて「うんうん」とうなずいて、慈しむように見つめる園長先生の顔しか見えません。 いや、そんなんいらんし(;>_
2016年03月19日
金曜日は古谷が担当します。 今週は、黒船賞を見に高知競馬場へ行きました。年初に全日本新人王争覇戦を見に訪れるのが通年でしたが、ここ2年はタイミングが合わずに行くことができず、今年最初の高知遠征となりました。高知入りは月曜にしましたが、到着した時は雨が少し降っていた影響で、肌寒く感じました。しかし、街中に入る頃には天気も回復し、黒船賞当日は好天に恵まれました。 この何年かは、はりまや盃と黒船賞のパドック進行をさせて頂いていますが、馬券の参考になるような過去データなどを話すことができれば…と、事前に各馬の情報をチェック、メモを取って放送に挑みます。なるべく横並びにしようとは思ってはいるんですが、特に強調できる内容がない馬も正直いて苦しい場面もありました。この仕事は、キャスターの方々の苦労を感じることができ、解説する立場に戻った時にキャスターの気持ちも考慮しながら話をするように心掛けるようにもなります。貴重な体験をさせて頂いていると、高知の関係者には感謝しています。 さて、昨年の黒船賞はサクラシャイニーが前半2Fを22秒9で飛ばしていく展開でしたが、今年はラブバレットが押し出されるような形で先頭に立ち、前半2Fは23秒6というラップでした。高知は2コーナーでガクンとペースが落ちる傾向にありますが、向正面でドリームバレンチノの岩田騎手が一気に捲って先頭に並びかけていくシーンがあり、道中からよどみなく流れてラブバレットは苦しくなりました。ダノンレジェンドとドリームバレンチノが並んで4コーナーを回り、その直後にニシケンモノノフがつけて直線へ。楽にダノンレジェンドは後続を突き放し、2着もニシケンモノノフで大勢が決しました。3着争いには、中団よりやや前でレースを進めていたタールタンが外から伸びて食い込みました。「良いスタートを切り、グッドポジションにつけることができました。ドリームバレンチノが外から被せにきて直線に向きましたが、こちらも手応えが十分あり、最後まで余力があり楽に突き放しました。本当に強い馬です」とM.デムーロ騎手はレース後に話していました。昨年と同じように直線は独壇場でしたが、昨年以上のパフォーマンスにも感じました。この後は東京スプリントに進み、黒船賞と同じく連覇を狙います。 2着のニシケンモノノフは、地元馬主で期待も大きかった1頭でしたが、ダノンレジェンドんは完敗とも言える2着に終わりました。ホッカイドウ競馬でデビューし、2歳時にはレコードで重賞制覇を成し遂げた実績もあります。オープンでも常に上位争いを演じてきた実力をここでも発揮しました。地方の1400mは適性も最も高い印象で、今後のレース選択を注視したいと思います。 さて、ホッカイドウ競馬は17日、2歳馬による能力検査が始まりました。この便りを聞くと春が間もなく訪れる印象を強く受けますが、今年は70頭が出走し、全馬が合格しました。50秒台が8頭と仕上がりの早さと非凡なスピードを披露した馬もいましたが、かなり前から角川師が「今年はスズカコーズウェイが凄く楽しみなんですよ」と話していた通り、この日の1番時計となる50秒3をマークしたバンドオンザランは、好スタートから先頭に立ち、最後も気を抜かせず気合をつけてフィニッシュしました。また、もう1頭のスズカコーズウェイ産駒のニードアフレンドも、1Rでいきなり50秒9(2着)をマークしたことで、スズカコーズウェイ産駒の評判はかなり上がることになるでしょうね。 さあ、今週末はいよいよ岩手競馬と金沢競馬が始まり、そして「ばんえい記念」も行われます。楽天競馬では、17日に新橋のGate.Jで実施した「第6回ばんえい競馬教室」の模様をアップしています。こちらも参考にして頂ければと思います。ぜひ、ばんえい記念に参加して下さい!
2016年03月18日

木曜担当のよこてんです。 いよいよ19日から岩手競馬の開催が始まります。約2ヶ月ぶりの岩手での競馬、ファンの皆様にはぜひともお楽しみいただければと思います。 今回は話題が盛りだくさん。前回のブログで触れました、船橋競馬場での震災復興祈念騎手交流戦が11日に行われ、15日の高知競馬場では黒船賞JpnIII、岩手からはラブバレットが出走しました。同じくその日は藤田菜七子騎手が高知に参戦して大きな話題に。12日の佐賀競馬ではなでしこチャレンジカップ開催、鈴木麻優騎手が参戦。そして16日の大井競馬場では3歳クラシックの幕開けを告げる京浜盃が行われました。 全部書いていくととっちらかりそうなんですができる限り今回触れていきましょう。 まず3月11日・船橋競馬場での『東日本大震災5周年復興支援 船橋・岩手ジョッキーズ交流』。東日本大震災から5年目というひとつの節目のこの日、船橋と岩手の騎手交流戦が行われました。 レースそのものの結果からいきますと、2戦行われた交流戦をなんと!山本聡哉騎手が2連勝!パーフェクトVで総合勝者の座を獲得しました。 そして総合2位にも第2戦で2着に食い込んだ菅原俊吏騎手が入り、レース後の表彰式では岩手の2騎手が登場して表彰される・・・という事になりました。★第1戦/優勝サンチュータ号★第2戦/優勝シンボリパソドブレ号 船橋競馬場も震災時に大きな被害を受けた所であり、奇しくも村上忍騎手が当時船橋競馬場に期間限定で所属していまして、村上騎手は船橋で震災に遭遇したというようなお話もありました。震災の痛みを身をもって知る者同士、船橋競馬・岩手競馬のこのような取り組みがこの先も機会を得て続いていってほしいと願います。★14時46分に行われた黙祷★8R・9Rでは騎手が喪章を付けて参戦しました 15日の黒船賞。ラブバレットは7着でした。★一周目スタンド前を通過するラブバレット 見た目は向こう正面でのドリームバレンチノの強襲でレースの流れが大きく変わり、そのせいでラブバレットが苦しくなった様な格好ですが、実際の所、ダノンレジェンドは最初からラブバレットの出方を見つつ軽く抑え気味に2番手に付けて・・・という感じで、一周目から手応えの良さ・余裕ぶりが際だっていました。 加えてこの日の高知は内枠がいつにも増して不利で、内枠の先行馬にとっては相当にキツイ馬場傾向でもあったし、ドリームバレンチノの様な動きをする馬がいなかったとしても、あのダノンレジェンドの手応えでは、いずれにせよラブバレットにとっての楽な展開はなかなか望みづらかったでしょう。 これが外枠だったら、JRAの有力馬よりも外枠に入って、さきたま杯や笠松グランプリのようなレースができる形であれば、もっと違った結果があったようにも思うのですけれど。まあしかし、あれだけ楽に走ってレース歴代3位の好タイムで勝ってしまうダノンレジェンドはたいそう強かった、と言う他はないかなあ。58kg背負ってこれだものなあ。★黒船賞優勝/ダノンレジェンド 15日の高知競馬場はその黒船賞が霞んでしまいそうな事態が。JRAの藤田菜七子騎手参戦です。“初勝利もあるんじゃないか?”というくらいの騎乗馬が揃い、それも早い時間のレースがそうであったせいもあってか、開門からたくさんのファン、そしてたくさんのマスコミ取材陣が、まさに“押し寄せ”ました。 結果初勝利はならなかったわけですけども、初コースで初ナイター、それで14時45分発走の1Rから20時50分発走の12Rまで対応して、さらにはレース後の記者会見までこなすというあたり、本当にがんばっているなと言うかお疲れさまですと言うか・・・ですよねえ。★1番人気に推された3R・メトロノース★レース後に行われた共同会見。別府騎手と 鈴木麻優騎手がデビューした時もね、「震災で被災した女の子が騎手を目指し、そして夢をかなえた」という事で、デビューする前から長期追っかけ取材が付いていたりデビュー後も何かと取材されたり・・・という時期がありました。 その辺の事を本人に、正直どうなのよ?と、騎手としてはあくまでも新人に過ぎないのに、人一倍マスコミに採り上げられたりするのはプレッシャーにならないのか?と訊ねた事があります。 鈴木麻優騎手の答えは「騎手としての自分、騎手としての実績を取材に来てくれているのではないと思う。だけど、それで震災の事、自分の地元の事を伝えてくれるのだから、それでいいと思っています」でした。そんなふうに、山のような取材を受けても変に浮き足立ったりしないのが彼女の良いところなんだな、と感心したものでした。 藤田騎手はどうなんでしょうかね?麻優騎手は震災の事があるからと割り切っていましたが、“16年ぶりの新人女性騎手だから”というだけでは割り切れなくなる時が来てしまうんではないかと思う。それがちょっと心配になった高知の1日でした。 16日、大井の京浜盃。勝ったのはタービランスでした。 鞍上は森泰斗騎手、管理調教師は水野貴史師。いずれも元北関東出身のコンビによる重賞制覇。 さらに高橋華代子さんの記事によれば担当している厩務員さんも元新潟県競馬の方だそうで。★水野貴史調教師★足利時代の森泰斗騎手。足利競馬廃止直前の頃の写真★ロバリーハートの担当だったという事はこの方か?(2000年群馬記念) 馬は門別デビュー、騎手は足利、調教師は高崎、厩務員は新潟。いずれも南関の外からやって来たパワーが集まって、この先どんな旋風を巻き起こしてくれるのか?非常に興味深いです。
2016年03月17日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 朝、スポーツ新聞を開くと、昨日の黒船賞当日の高知競馬の売り上げが6億超えの報道。この数字はさすがに驚きます。6億円の「中身」の分析が必要ですが、示唆に富む内容がきっと含まれているのではないかと思います。 そのまままっすぐ「菜七子に乗れ!」ではあまりにお粗末ですが、こういうことから「やるべきこと」を見いだせるかどうかで、差が出るのでしょう。チャンスは待っていても、自分から来てくれはしませんから。 さて、今週は別競技の話で恐縮ですが、ボートレースの話題。 問題提起も含めて、イベントの模様をご紹介します。 今日からボートレース業界では、年間8つある最高峰SG競争のひとつ『ボートレースクラシック』が、東京のボートレース平和島にて行われます。それに先立っておととい14日月曜日には、『前夜祭』と銘打って普段ボートレースを楽しむお客様方を招いてのイベントが開催されました。 場所はボートレース平和島のすぐそばにある商業施設。 このような、プレイヤーが参加して直接お客様方の前に姿を見せるイベントの人気は高く、またとりわけボートレースにおいては一般的になりました。最近では競輪もこうしたことに力を入れており、例えば年末のグランプリの前夜祭などは大変規模も大きく華やかに行われると聞きます。 出席した選手たち10名。フォトセッションでプレス向けにもポーズ! 今回は、いくつかある最高峰レースの一つでのイベントということで、そこまで大規模なものではありませんでしたが、それでもお客様方への働きかけとしては、効果があるものと思われます。 各テーブルを回って歓談する選手たちと記念撮影。 ポーズをとっている二人のうち左が濱野谷憲吾選手。 テーブルでもパチリ。右が桐生順平選手 テーブルでも談笑。写真中央が笠原亮選手 サインに応じる中野次郎選手 歓談の合間には、ステージで選手インタビューも行われます。 重要なのは、こうしたイベントを行えば、プレスが報道してくれるということ。 会場の一角にはプレスセンターがきちんと設置されていました。 実際、翌日のスポーツ各紙にはこの日のイベントの写真と記事がしかるべき紙幅を取って報道されていました。 もちろん、日ごろから「正しい」プレスとの付き合い方をしていればこその報道ではありますが、このことの効果は大きい!営業的には、単に会場に集まった(わずか)100名あまりのお客様方のためでは決してないということがわかります。 会場である方と話をしていたのですが…一昔前ならこういうことは考えられなかったなと。つまり公営競技のプレイヤーが一般客と接触するなどということはあり得ず、というよりあってはならず、それがあるとということは何か特別な、「後ろ暗い関係」を想起させるものという認識でした。 今はもう時代は違って、プレイヤーとお客様方との「自然な関係」がむしろそうした悪いイメージを払しょくするもの、オープンであり人目につくことがイメージだけでなく実質においても、むしろ「悪い関係」を排除するものだという認識がされているということが、はっきりと見て取れます。 もう時代が違うんですよね。一昔前とは。 どうして彼らのところでは、こういうことができるか。そこじゃないでしょうか。 結局のところ、流れで「そういう機会があれば」では宣伝広報にはならないことはもうわかっていて、積極的にこういうことができる環境を作り出していく姿勢が必要なんだと思います。お客様方に喜んでいただけるイベントやサービスにつながる、発想と行動。実際にそれが「行われている」現場で物事を見ているとそういうことがストレートに伝わってくるような気がします。 そういうことこそが、お客様方の支持を受け続けて今後に向かってずっと続いて存在していくための「努力」といえるのではないでしょうか。 地方競馬でも、もっともっと楽しいことが行われれるよう、熱心な客の一人として、願ってやみません。 では、夕方からは大井競馬場に京浜盃を見に行ってきます。 クラシックの季節もいよいよ本番間近、ですね。
2016年03月16日

火曜日担当の太田裕士です。 年度末が近づいてきました。ドキドキの瞬間がもうすぐそこです。今年もやってきました『ばんえい記念』20日日曜日です。そのお話は後程。 4週連続重賞の第3弾!13日(日)に『第37回 ポプラ賞 BG3』が行われました。4歳5歳別定の重賞。なんといっても昨年度2歳3冠馬「センゴクエース」登場でかなり注目が集まっていました。その「センゴクエース」がトップハンデの790kにもかかわらず1番人気。5歳トップクラスの「ハクタイホウ」がトップハンデから20kのハンデをもらい770kで2番人気。牝馬で初めて明け5歳の頂点決戦『天馬賞』を制した「キサラキク」が3番人気に押されていました。レースは、人気の「センゴクエース」が道中引っ張る展開。その他の各馬も差がなく進み、ほとんど差がなく第2に障害に集まりました。まず、「センゴクエース」と「ハクタイホウ」から仕掛け、他も第2障害への挑戦が始まりました。一腰目である程度まで上がった「センゴクエース」が二腰で抜けてきて先頭でクリア。2番手以降が第2障害を越えるまで少し時間がかかり、その間にぐんぐんリードを広げた「センゴクエース」。最後まで脚色衰えることなく一人旅の圧勝。2着争いは「ハクタイホウ」「カイシンゲキ」「カゲホウトウ」の5歳馬に4番人気4歳馬の「コウリキ」が並んで来ての接戦。最後は「コウリキ」が抜け出し2着。「ハクタイホウ」が3着という結果になりました。(主催者提供) 鈴木恵介騎手は「トップハンデにも関わらず、騎乗していてびっくりするくらい「センゴクエース」の強さがわかりました。もともと道中は強く、自ら前々と引っ張り先行していきました。あとは障害さえ上手くいけばなんとかなると思っていました。その障害も最初の腰で天板近くまで上がったので全く問題ありませんでした。ただただ強いの一言。この馬は母サダエリコゆずりの力強さに、馬体も大きく恵まれているのでこれからどこまで伸びるのか、本当に楽しみです」とコメント。 槻舘調教師は「4歳でトップハンデ。5歳の「ハクタイホウ」にはかなわないだろうと思っていました。第2障害も全く問題なくクリアし、ここまで強さを見せるとは思いませんでしたね。これからまだまだ未来がある馬、本当に楽しみ。今回戦った5歳の「カイシンゲキ」や最強世代6歳チャンピオンの「オレノココロ」と自厩舎の馬たちと戦わなければならない。(笑顔で)いやいや(参った)」とうれしい悲鳴のようです。 ただただ「強すぎる」の一言。トップハンデなので道中はもっと相手を見ながらの競馬になると思っていましたが、自ら先行し、展開を作る競馬。今回道中の強さも光ったレースでしたね。第2障害も全く問題なし。最後まで力強く、まさに影も踏ませぬという圧勝劇。これで重賞は負けなしの6勝。まだ4歳馬ですからね。本当に末恐ろしい馬です。間違いなく今後ばんえい競馬を背負う存在になることでしょう。未来の”エース”が今後どのような馬になっていくのか、ワクワク感満載です。(主催者提供) さあ、次回はいよいよ年に一度のお楽しみ『ばんえい記念』です。毎年このレースを見たさに帯広へやってくるファンが多くいます。それだけこのレースだけは別物です。ばんえい重量1t。全く次元の違う競馬なのです。連覇を狙う「キタノタイショウ」、これがラストラン1昨年の覇者「インフィニティー」、目下絶好調昨年2着「ニュータカラコマ」、同じく8歳3強の「フジダイビクトリー」「オイドン」。最強世代6歳の挑戦「コウシュハウンカイ」など今年を代表する馬たちが参戦予定です。どんなドラマがあるのかもうすでにドキドキです。出走予定馬はこちら ばんえい記念にちなみ、帯広競馬場では色々なイベントが行われます。 前日19日(土)には昨年同様前夜祭「熱狂祭」を開催。21日(月)には引退馬セレモニーもあります。ぜひとも連休を使って帯広競馬場で生の『ばんえい記念』をご覧ください。 楽天競馬でも「ばんえい記念」のキャンペーンがあります。また3月17日(木)に、ばんえい記念直前のトークイベント『第48回ばんえい記念・東京前夜祭!』が東京・新橋の「GateJ.」で行われます。お近くの方はぜひご来場ください。また、ちょっとコミカルな紹介動画を楽天競馬では配信。題して「ばんえい競馬紹介動画 ~熱いぜ!ばんえい競馬~」。動画といえば“まりなる”がばんえい競馬 潜入レポートしている動画も配信中です。ぜひご覧ください。 『第48回 ばんえい記念 BG1』は3月20(日)第9レースです。発走17時15分の予定。いつもと違い第9レースですのでお間違えの無いようご注意ください。ちなみに20(日)は第1レースの発走時刻も早まっています。1レース発走は午後12時15分を予定しております。お確かめの上、お楽しみください。帯広競馬場にいる人々が心一つになる瞬間『第48回 ばんえい記念 BG1』第9レース17:15スタート!!
2016年03月15日

今日は耳目社山中が担当します。南関東地方競馬は、大井競馬開催中です。(トゥインクルレース。開催は18日=金曜日まで)いよいよ、今年も南関東競馬にナイターシーズン到来!残念ながら初日は雨模様。冬のような寒さの中、レースが行われております。明日からはお天気も回復して、週の後半には春本番の陽気になるという予報もあります。観戦にちょうどいいコンディションになってほしいですね。南関東はホリデー中の昨日、13日にはウインズ川崎でトークショーの司会をさせていただきました。出演の皆様左から、僕・荘司典子さん・古谷剛彦さん・守永真彩さん(僕だけものすごく大きく見えますが、遠近法です。。。)藤田菜七子騎手の話から、今年デビューの新人ジョッキーの話。後半は、フィリーズレビューと中山牝馬ステークスの話。皆さんにいい雰囲気を作っていただいて、楽しくイベントができました。昼食は、川崎競馬開催中になかなか行けない「らーめん坊」にてかた焼きそばと餃子そして、今日はトゥインクルレース開幕初日。大井競馬場は、パドックビジョンがリニューアル。(詳細は→コチラ)従来のビジョンより大きく、表示される情報も豊富になりました。今日の1Rでは、長く鮮烈を離れていた和田譲治騎手が復帰。(詳細は→コチラ)パドックでは、「お帰りー」「頑張れー」という声援が飛んでおりました。まずは復帰しての初勝利。そして、あと18勝に迫っている通算500勝に向けて頑張って欲しいですね。ナイター開幕開催のメインレースはクラシック前哨戦の第39回京浜盃。水曜日の京浜盃当日は、大井競馬場でイベントの司会を担当します。(詳細は→こちら)出演はこのコラムでおなじみ高橋華代子さん、サンケイスポーツ記者の大貫師男さんとご一緒します。水曜日も司会進行がんばります。イルミネーションもリニューアル。次回開催の4月6日・東京スプリント開催日当日は、TCKイメージキャラクターの俳優・斎藤工さんと女優・剛力彩芽さんが来場して新イルミネーションの点灯式が行われます。(詳細は→こちら)ウインズ川崎で皆さんと話していて、春のG1シーズンに向かってどんどん競馬が盛り上がっているのを感じました。南関東も、今週は京浜盃。そして来週は牝馬クラシック第1弾の桜花賞。注目レースが目白押しです。ぜひ競馬場で生のレースを観戦してください!
2016年03月14日

日曜日担当の高橋華代子です。 菜七子フィーバーはまだまだ続くということで。 な・なんと!!!今週発売のギャロップさんの表紙に、藤田菜七子騎手とコンバットダイヤちゃん、赤沼厩務員が!!!写真は工藤調教師から提供頂きました。 仲間内で、南関東のお馬さんでこれまでギャロップさんの表紙を飾ったことはあるのかなぁ???という話しになりまして、みんな記憶にないと。もしご存じの方がいましたらご一報をm(__)m 南関東お初かもしれない?ギャロップのさんの表紙を飾ったコンバットダイヤちゃん。 昨日、浦和所属馬がお住まいの野田トレセンに行ったところ、次の戦いに向けて元気にトレーニングを積んでいました。 騎乗しているのは、コスプレメンコでお馴染みの工藤伸輔調教師ですよ。工藤調教師は元騎手ということもあり、自厩舎のほどんの馬たちの調教をつけて、感触を確かめているのです。 普段はこういう装いなのですね(^-^) 工藤調教師は朝の調教時間帯はこうやって忙しく過ごしていますが、菜七子メンコをお披露目する当日は、さらに調教の空き時間を利用して桜などの飾りつけを行って、間に合わせたのです。 コンバットダイヤちゃんのスッピンはこんな感じ。 あまりにもかわいかったので、ハートマークをたくさんつけちゃいました(^-^) 赤沼厩務員のお話しでは、普段からとても大人しい馬で、甘えん坊とのこと。 ただ、物音に敏感なところもあって、2枚重ねしていたメンコを外すと、急にソワソワオドオドと……。 あの日は川崎競馬場にこれまでで一番多いというマスコミが集まり(63社137名、カメラの数は30台、3月3日午後聞いたお話しでは)、さらには1レースからたくさんのお客様が見守っていました。本番では繊細な部分は見せずに堂々と歩いて、コンバットダイヤちゃんも本当に本当に立派だったなぁと。頑張りました! コンバットダイヤちゃんは今度の浦和開催に出走を予定しているそうです。今度はどんな装いで登場するのか楽しみですね。工藤調教師のコスプレメンコのレパートリーはすっごいですからね(^-^)
2016年03月13日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 3月半ばでリーディング争いを論じるのは、余りにも早いのですが、なかなかの激戦なので書きます♪◆リーディングジョッキー※3月12日現在1位 47勝 下原 理 騎手2位 46勝 木村 健 騎手 吉村智洋 騎手4位 43勝 川原正一 騎手 トップから4位までが4勝差と大接戦。 首位だった下原騎手が、今週はなんと未勝利! となると当然、他の騎手に勝ち鞍が回るわけで、そこで加速を付けたのが吉村騎手。今週は9勝を挙げて一気にトップに1勝差まで迫って来たのです。 木村騎手も5勝を挙げて、勝ち鞍では2位タイ。 川原騎手は2勝止まりで、思うように勝ち鞍は伸びませんでした。 一方、5位に浮上して来たのは、1月26日から半年ぶりに戦列に復帰してきた田中学騎手。 現在は24勝で、4位の川原騎手とは19勝差もあります。 ところが、今週一番勝ち鞍を挙げていたのは、この田中騎手でした。 今週最初の火曜日は、いきなり5勝の固め勝ち。水曜日は2勝して、木曜日は4勝の大勝ち。一気に11勝と勝ち星を荒稼ぎしたのです! もう完全復調となったと言える田中騎手。そうなると、上位4人に割って入るのは当然で、リーディング争いが益々ヒートアップすること間違いないでしょう♪◆リーディングトレーナー※3月12日現在1位 23勝 新子雅司 調教師2位 20勝 長南和宏 調教師3位 16勝 橋本忠明 調教師 田中範雄 調教師5位 15勝 飯田良弘 調教師 調教師部門は激戦とまでは行きませんが、1位と2位の差は3勝差。 しかも、調教師でもトップに立っている新子調教師が今週未勝利に終わって、2位以下に詰め寄るチャンスを与えてしまいました。 それでも、出走させたのは3頭だけだったので、仕方のないところ。来週は確勝級の馬が何頭かスタンバイしているとのことで、一転勝ち鞍ラッシュの可能性も! 長南調教師が20勝に到達。3位グループも大混戦で順位は定まりそうにありません。 上位の顔ぶれを見ると、若手調教師の活躍が多く見られます。若手の台頭で、園田が俄かに活気づいています♪〓Weeklyトピックス〓★遠征ラッシュ 来週は、兵庫県馬の遠征ラッシュ。 まず、あす(13日)に佐賀競馬場で行われる『はがくれ大賞典』(2000m)に兵庫から3頭が参戦。 エーシンクリアー、サウスウインド、ヴァーゲンザイルが出走。 とくに注目は、このレース連覇中のエーシンクリアー(牡6・橋本明厩舎)。 陣営が「佐賀は走りが違う!」と言うほどの佐賀巧者。 同一重賞3連覇の偉業を達成するのか!? サウスウインド(セ5・山口浩厩舎)も絶好調。重賞では勝ち切れないものの、これまで7戦して掲示板を外したのは一度だけという堅実派。ここも好勝負必至です! ヴァーゲンザイル(セ8・山口浩厩舎)はJRAで芝の中長距離ばかり使われ、オープンまで上り詰めた実力馬。移籍後2戦目、ダート2戦目での変わり身期待です! 15日には高知競馬場で『黒船賞(Jpn3)』(1400m)が行われます。 ここへ兵庫からドリームコンサート(牡7・柏原厩舎)が参戦。 昨年末の『兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)』では並み居る強豪相手に勝ち馬から0.5秒差の4着と大健闘。 しかし、当時はハンデ戦で52kgでの出走でした。今回は別定重量で56kgを背負います。 かなり厳しい闘いにはなるでしょうが、善戦を期待しましょう! 17日は名古屋競馬場の『名古屋大賞典(Jpn3)』(2000m)。ここへはアクロマティック(セ6・新子厩舎)が出走します。 現在重賞2連勝を含む4連勝中。いま園田で最も勢いのある馬はこの馬です! 状態はさらに上昇ムードで、JRAの強豪馬相手にどこまで食い下がることができるか、ご注目ください! 各地に遠征する兵庫県馬にアツいエールをよろしくお願いします♪ ★バルちゃん復活♪ バルちゃんの愛称で、誰からも好かれる平原透雄(ひらばるゆきお)騎手。 10月9日のレースで落馬して、左下腿骨骨折、右肋骨骨折の診断。 当初、3ヶ月の療養と発表されていましたが、思いのほか復帰に手間取ってしまいました。 ようやく回復して、今週になって5ヶ月ぶりに復帰。元気な姿を見せてくれました。童顔ですが、33歳二児のパパ♪ 見た感じ、ちょっと太った気がするけど…。 「みんなに言われます、5kgぐらい太りました(笑)でも、体重としてはちょうどぐらいですけど」と騎手の中でも小柄なバルちゃんは、減量など無縁なのだそうです。 「休んでいる間は筋トレをしていました」としっかり身体造りに取り組んでいました。 騎乗したのは復帰した3月8日のひと鞍だけ。そうです、ケガから復帰すればお手馬が簡単に戻って来るというほど甘い世界ではないのです。 コツコツ挽回して、乗り鞍が増えて勝ち鞍を挙げられますよう、応援しましょう! 頑張れバルちゃん♪★田中道夫調教師の表彰式 2月23日に地方通算1000勝を達成した田中道夫調教師。 騎手としても3146勝を挙げていた功績と併せて、兵庫県競馬組合から、特別表彰を受けることになりました。 表彰式は来週の水曜日3月16日、第6レース終了後にスタンド正面のウイナーズサークルで行われます。どうぞお集まりください。 司会は、古くからの大親友、吉田勝彦アナウンサーが務めます! トークイベントになりそうです(^^;)◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ あっ、そうだ! やせよ♪ と思い立って、新しい体重計を購入(もちろん楽天市場で)。 おそらくあしたに届くと思いますが、乗るのが怖い…。
2016年03月12日

金曜日は古谷が担当します。 2011年3月11日、この日も金曜日でした。このブログの担当日でしたが、着いた先の地方競馬教養センターが停電になり、とてもブログを書ける環境ではなく、改めて更新日時を見たら13日になっていました。その日、自分が行動していたことを書き記していたブログがこちらです。もう5年も経つんですね…。月日が経つ早さに驚かされます。 翌週のブログも見返したら、東日本エリアで競馬がやっていなかったので、笠松競馬場を訪れていたことを書いていました。その日だったか前日だったかはちょっと思い出せませんが、京都で荻野琢真騎手と食事をしたことは覚えています。関西圏のテレビでは、「普通に日常を送っている我々が、日本の経済を動かしていかなければならない!」というテーマで放送されていたテレビもありました。 今になって考えれば、東日本では何かと自粛ムードが漂っていた時です。何かしようとすると「不謹慎」というフレーズが飛び交っていたことを思い出します。しかし、関西では逆のテーマが浸透していたことに共感し、1週間後に西へと移動したことが良かったと今でも覚えています。 今日は船橋競馬場で、東日本大震災五周年追悼行事が行われました。午後2時46分、パドックでは関係者が集まり、ファンも含めて犠牲となられた方々へ哀悼の意を表するため、1分間の黙とうを行いました。(パドックに集まった関係者たち) そして、岩手競馬から6人の騎手が招待される形で、被災地の復興支援に寄与することを目的として、被災県である千葉県と岩手県の競馬場所属騎手の交流競走「船橋・岩手ジョッキーズ交流競走」も実施されました。(ウィナーズサークルで行われた騎手紹介式) ふじポンと松尾康司さんも岩手から駆けつけ、場内イベントで船橋競馬場を盛り上げていました。僕と津田麻莉奈さんは、アタリーナで「出張iちゃんねる」というイベントに参加させて頂きました。 交流競走は、岩手の山本聡哉騎手がいずれも勝利を収め、総合1位に。2戦目で2着に逃げ粘った菅原俊吏騎手が総合2位と、岩手ジョッキーたちが大活躍しました! この2レースの売上の5%は、日本赤十字社を通じて東日本大震災被災者の方々へ寄付されます。3月11日に、このような形で競馬が行われたこと。普通に生活を送ることができる喜びを、改めて思い起こしていかなければいけないと思います。
2016年03月11日

木曜担当のよこてんです。 一昨日の8日、盛岡市内のホテルにおいて『2015 IWATE KEIBA AWARDS』が開催されました。競走馬の各部門表彰、また騎手・調教師・厩務員ら関係者の表彰が行われたほか、祝賀会ではファンの皆さんも交えての和やかな会になりました。 以前はこの一連の式典を1月下旬とか2月上旬とかに開いていまして、冬休みに入った直後でもありますから、その頃は“シーズンの締めくくり”のイメージが強かったのですが、近年は特別開催・新シーズンの開幕を目前にした時期に行われるようになり“開幕を前に昨季を振り返る”、新シーズンもがんばりましょう~みたいな式になっております。 という事で今年もこの式典の中で2016シーズンのキャッチフレーズが発表されました。 来季のキャッチは『ときめき、∞無限大』。■新キャッチを宣言したのは達増管理者 岩手競馬を見るファンの皆様に無限大にときめいていただけますように。新シーズンもよろしくお願いいたします。■年度代表馬関係者の皆様。おめでとうございました! 年度代表馬に選ばれたのはナムラタイタンでした。同馬の近況や今後について関係者からは「昨季同様に春3戦・秋冬3戦のローテーションで行く予定。どこで始動するかはまだ決めていないが、前半はシアンモア記念→みちのく大賞典のラインを中心に据えたい」というお話をいただいております。 余裕を持ったレース選択であればたとえ一息後でも力を出してくれる・・・という事が昨年の一連の戦いではっきりしましたし、2016シーズンも同じような方向性で進んでいくのでしょう。まずは緒戦がどこになるか?を待ちましょう。 さて、今日は3月10日。明日3月11日は、5年前、東日本を大震災と津波、そして放射能が襲った日となります。 今年は奇しくも2011年と同じカレンダーになっていまして、3月11日も5年前と同じく金曜日です。なので3月9日に大きな地震がなければいいな、と思ったり、はたまた今日は、5年前の3月10日はあんなことしてたなあと思い返したりしておりました。 なぜか前日の事をいろいろ細かく覚えているんですよ。どんなニュースを見ていた、お昼に何を食べた、どこのお店に行った・・・みたいな事を割と細かく。 スイッチを入れれば電気が付く、ガソリンスタンドに行けばいつでも満タンにできる、お店に行けばなんでも売っている。そんな日常が翌日から一転・一変したせいで、3月10日という日の記憶もまた強く残っているのだと思います。 あれから5年。岩手競馬にもいまだ震災の影響を残した場所があります。 水沢競馬場のスタンド4階に指定席が、テレトラック水沢の4階にはクラブハウスの個室が、それぞれあった事を覚えていますか?■スタンド4階にあった指定席(特観席) 水沢競馬場の建物は3月11日だけでなくその後も続いた余震による影響・被害も大きくて、とりわけスタンド4階・テレトラック4階がそうであった事から、2011年12月の水沢競馬再開時にはお客様用に使用しない形で補修するに留まり、その後も本格復旧されないままになっています。■復旧工事中の水沢競馬場スタンド(2011年10月)■この辺、いつも同じ席に座っている常連さんの姿をみたものです■テレトラック4階にあったロイヤルボックス(クラブハウス)■ここをスタジオ替わりにしてユーストリームの中継をした事もありました(2010年)■かつてのスタンド4階・指定席の入口■今の同じ場所付近 スタンド4階部分には実況席だとか審判裁決といった業務エリア等がありますから、自分なんかもパドック解説の際などに通るんですけども、まあやっぱり通る度にちょっとこう、寂しい感じがするのは否めません。 発売所の中は時間をかけて徐々に片付けられて、最近はすっかり物が無くなってしまいました。 しかし、壁に貼られたままの2011年1月のカレンダー、2011シーズンの「GRANDAME-JAPAN」のポスター(留守杯日高賞が5月の水沢とされている)を見ると、時間が止まったままのようにも感じます。 テレトラック4階は、以前は良くここに来て、外の非常階段の所から写真を撮ったものでした。スタンドで一番高いところでなおかつ屋根がない部分ですから、広く景色を撮るのに良かったんですよ。1600mのスタート地点がほぼ正面に見通せたりとかも。 最近また、時々そこに行って写真を撮るようになりました。最初の頃は置かれたままだった廃材や壊れたパーツ類が徐々に取り払われ、今ではかつてロイヤルボックスが4部屋だったかあった部分がコンクリートむきだしな空間になっています。 自分もかつての4階には時々しか来た事がなかったからそもそもの記憶が薄いですが、それにしても“前はどうだったか?”というイメージがほとんど浮かんでこないくらいただの“空間”です。■かつての馬券発売カウンターの跡 これらのエリアが5年もそのままになっているのはやはり費用面の問題が大きいゆえだと思われます。もともとの震災被害からの復旧にしても各方面からの支援が無ければ乗り越える事ができなかったものであり、現状でも決して楽とは言えない岩手競馬の経営状況ではこの部分に割く費用がない・・・のはその通りだと思います。 一方で、このエリアの代替として使われているテレトラック3階、スタンド3階の施設が狭い・すぐ埋まってしまうというファンの皆さんからの不満も良く耳にするのは確かです。 水沢競馬場に来場されるお客様の数が減少傾向にあるのもまた確か。ですが、古いままに置かれた設備・施設類が減少傾向をより後押ししている可能性もあるのではないでしょうか。 であれば、5年経ってそのままのスタンド4階・テレトラック4階部分を再生・再開するという方向性も、水沢競馬場で競馬を続けていくのならば必要なのではないかと、そこを見る度に思うのです。 ファン視点で考えても、場内で一番見晴らしが良い、競馬を観戦しやすい4階というエリアを使わないままに置いておくのは惜しいしもったいないですよね。いつかまたそれぞれのエリアがお客様の姿で賑わう時がくれば・・・。 正直なところスタンド4階はいろいろしんどいかもしれない。テレトラック4階部分は、それに比べれば再生しやすいんじゃないかなと思ったりするんですけどね。 明日・3月11日は船橋競馬場で「東日本大震災5周年復興支援」として『船橋・岩手ジョッキーズ交流戦』が行われます。騎手交流2戦の売上の5%を日本赤十字社を通じて東日本大震災被災者の方々へ寄付するというレースでもあるそうです。こちらにもぜひご参加いただければ幸いです。
2016年03月10日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 週末が終わって「菜七子祭り」も収束…と思いきや、今度は高知での騎乗が確定したとのこと。話題はまだまだ続きそうですね。 私自身は、毎年JRAの新人ジョッキーのデビュー日にはレース場で彼らの姿を見るようにしているのですが、先日土曜日はさすがに雰囲気が違いましたね。 私は、中山競馬場で彼らの様子を見守っておりました。 1Rでデビューした木幡巧也ジョッキー。 このあと8Rでは、父・木幡初広ジョッキーとの対戦もありました。 これで兄弟2人がデビューした木幡家ですが、あと一人ジョッキーを目指して競馬学校で勉強中。この日巧也ジョッキーのデビューで、夢の「父プラス3兄弟対決」に一歩近づきました。 菊沢一樹ジョッキー。レースの前には、父で元ジョッキーの菊沢隆徳調教師が、前検量を行う姿をじっと見つめていたのが印象的でした。 昼休みの新人ジョッキー紹介式。 柵のこちら側では報道陣、向こう側ではお客様方が熱狂の渦。注目の高さを窺わせました。 藤田ジョッキーの川崎でのデビューから、周囲の取り上げ方云々ということも議論になり始めました。 この手のことがらは、まさにそう言うことを考えるのがとても大切で、あるところまでは勢いに任せて報じられるままになっていても、あるところからはやはり「こちら側」の人々の「主体性」とそれに基づく「方向性」が必要になってくることは、これまでの他の競技における事例を見ても感じられるところです。 日曜日の最終レースでの藤田菜七子ジョッキー 私見は、ある一つのエピソードを添えて、個人ブログの方に書きました。 Facebook経由などでもう読まれた方は重複ごめんなさい。http://phoenixmoney.cocolog-nifty.com/talkabout/2016/03/post-0511.html 最後に記したボートレースにおけるエピソードは、もう随分昔の話なのですが、こうした件について私の心の中に深く刻まれている言葉でもあります。 このブログで月曜日にミツオーアナが最後に書かれていたことが、どのような道筋を描いて実現するのか、あるいはその方向には向かわないのか。一つの大きな節目を迎えていることは間違いなさそうです。 日曜日最終レースのあとの藤田菜七子ジョッキーの会見では、武豊ジョッキーが登場して報道陣に大サービス。報道陣の注文に応えてポーズを取るふたり。やや困った表情の、藤田ジョッキー(笑)。 とにかく話題と「絵面」が欲しい報道の皆さま方の心をくすぐる演出でした。 さて、ここからが本題。 この週末の中山競馬場は、その前の中山記念に続いて重要なステップレース。3歳馬の皐月賞に向けての一戦・弥生賞でした。 下馬評では、明らかに3強ムード。 朝日杯の雪辱を期する、エアスピネル パドックでは終始ステップを踏む感じで、気持ちが表れるタイプ 朝日杯覇者 リオンディーズ 堂々と歩く姿は印象的 顔つきはなかなか精悍 新馬と若駒S連勝のマカヒキ 元気に周回中 ハンサムボーイ 最初の800mラップが46秒5と流れたのに、そのあとが13秒0 12秒8と急ブレーキ。ここでかかってしまったというリオンディーズと、後ろの方でペースに惑わされることなく脚をためることが出来たマカヒキの「運び」の差が、ゴール前の半馬身に出たように見えました。そんな極端な流れの変化があったにもかかわらず、最後は11秒3 11秒3のラップを踏みながらの壮絶な競り合い。実に見応えがありました。 2頭の攻防から2馬身後ろにエアスピネル。その後ろは5馬身差。 現時点での力量が現れた結果なのかも知れません。 毎週ミルコ・デムーロの後塵を拝する形で残念そうな表情の写真ばかりだったクリストフ・ルメール。この日は他での大活躍もあってか納得の表情。 一方、2日続けて重賞の勝利を僅かなところで逃したミルコ。 やはり表情は冴えません。 それでも、馬を下りたあとはこのように馬の顔や首筋を触って労を労ういつもどおりのミルコ。このときのミルコの表情や仕草が私は大好きです。 今週の3歳馬も、先の大舞台に向けて期待感十分の前哨戦でした。
2016年03月09日

火曜日担当の太田裕士です。 昨日の帯広は春のような日差しに包まれ、雪解けも進みました。気温はプラス10℃ぐらいまで上昇。コートを着ていると汗ばむ陽気でした。こうなると馬場状況が一変しますよね。先日までの馬場とは違い、ふかふかした馬場となり、時計がかかるレースとなりました。予想するうえでは前日までを無視して頭の切り替えが必要です。 先日6日(日)は明け3歳の頂点決戦『第47回 イレネー記念 BG1』が行われました。春の能力検査1番時計で合格したものの、デビューからなかなか結果が出ず、秋にようやく初勝利。しかし、その後は6連勝の快進撃で重賞『ヤングチャンピオンシップ』を勝利した「ホクショウディープ」が1番人。デビュー前から馬体の大きさで評判馬の「キタノリュウキ」が2番人気。『ヤングチャンピオンシップ』2着の「ツルイテンリュウ」が3番人気に押されておりました。ばんえい重量690k(牝馬670k)の全馬初めての重量。水分を含んだ小雪が夕方ぐらいまで降っていて馬場水分は2.6%でレースがスタートしました。スタートから各馬いいペースで進んでいき、内枠の各馬が先行。また、人気の「ホクショウディープ」も前の方でレースを進めていました。第2障害まで初めての重量とは思えない程のハイペース。前半46秒で第2障害手前まで来ました。まず秋からの上がり馬「プレザントウェー」が先に仕掛け、人気の「ホクショウディープ」など先行各馬が障害に挑みます。しかし、先行馬かなり苦戦を強いられ、なかなか越えられない中、苦労しながらも「ホクショウディープ」が先頭でクリア。後方からレースを進めていた「キタノリュウキ」、「アラワシキング」と障害を下って、牝馬「グレースゴールド」、そしてナナカマド賞の勝馬「フウジンライデン」が5番手で第2障害をクリアしました。障害を下りて切れ味を見せた「ホクショウディープ」が後続を突き放しにかかり、残り20mでは独走かと思いましたが、そこからドラマがありました。苦しくなる「ホクショウディープ」が止まって後続「キタノリュウキ」「アラワシキング」「グレースゴールド」「フウジンライデン」が並んで迫ってきて残り10m。まだリードがあった「ホクショウディープ」でしたが、もう一度止まって差のない所まで後続が接近。それでも何とか立て直し、押し切るかに思いましたが、ゴール前で再び停止。接近する後続もさすがの重量で苦しい中、ゴール前大混戦に!!最後は「フウジンライデン」と「アラワシキング」がほとんど差なくゴール。結果は・・・・。わずかの差で「フウジンライデン」が差し切っての勝利。「キタノリュウキ」が3着。「ホクショウディープ」は4着という結果に終わりました。 (主催者提供) 安倍憲二騎手は「正直、近走は絶好調という走りではありませんでしたが、このレースに向けて上手く調整ができたと思います。初めての荷物なのでどこまで頑張れるか未知数でしたが、今までも腰を入れて障害を越せる力はあったので、あとはゴールまでが勝負だと思っていました。道中はこんなに早い展開になるとは思ってなく、690kの重量で早すぎると判断。後ろから付いて行く形となりました。それがゴール際で粘りにつながったのが勝因だと思います。障害は問題なく越えてきました。下りた時点では前と差はありましたが、ペースが速かったので前は止まるだろう。いや止まってくれと思いながらのレース。まあ3着に間に合うか間に合わないかぐらいと思いました。只、虎視眈々と狙っていました。ゴール前自分の馬もかなり苦しく、何とかもってくれとの思い。「アラワシキング」も来ていたのでゴールするまでは勝ったかどうかはわかりませんでした。今後は成長もしてきており、体も出来てきている。来年度も同世代との戦いに注目です。」とコメント。 岩本利春調教師は「レース前は勝利する自信はありませんでした。調子は上がってきて来ていたので、3着ぐらいあればと思っていました。ナナカマド賞を勝ってから調子落ちの時もありました。また、ハンデが厳しくなかなか結果に繋がってはいませんでした。レースは「ディープ」は行くだろうと思っていましたが、こんなにも流れが速くなるとは思っていませんでした。この辺りはジョッキーの好判断で馬にとっては楽な展開。展開に恵まれたところはあると思います。初の重量でどの馬も一杯一杯のレースでした。「フウジンライデン」もゴール前は苦しそうだったので、最後までよく頑張ってくれたと思います。今後は、ハンデが厳しくなるので、春先は様子を見ながら、また、体調を整えながら、同世代の重賞を目標にと思っております。」とお話しくださいました。 昨年の「センゴクエース」のように抜けた存在がいない今年の明け3歳馬。どの馬にもチャンスがあったと思います。レースは確かに前崩れの展開でした。前半46秒、勝時計が2分02秒6。後半いかに時計がかかり過ぎたかわかりますね。どの馬もバテバテでした。そんな中、ジョッキーの冷静な判断で、後ろからじっくりと自分の競馬を進めていた「フウジンライデン」と「アラワシキング」の2頭。最後は少しの差でしたが、「フウジンライデン」に勝利の女神が微笑みました。「ナナカマド賞」に続く2冠馬の誕生。展開に恵まれたと言っても勝ちは勝ちです。それが競馬であり、勝負なのだと思いました。この世代今後まだまだ色々なドラマがありそうな予感です。来年度どのように成長し、そして、ばんえいクラシック路線を賑わせてくれるのか楽しみです。それから、ちょうど岩本調教師にお話を聞いている中、最終レースで岩本調教師の管理馬「ホリセンショウ」が今季初勝利。ゴール前で差し返す力のある競馬を見せてくれました。残念ながら『ばんえい記念』がラストランだそうです。『ばんえい記念』まであと2週。徐々に関係者のムードが上がってきています。競馬場の雰囲気も『ばんえい記念』モード突入です。さて、4週連続の重賞。次回3月13日(日)は、明け4歳、5歳混合の重賞『第37回 ポプラ賞 BG3』を予定しております。なんといっても注目は4歳馬「センゴクエース」でしょう。世代のレースでは負けなし。オープン一線級相手でもいいレースを見せてくれました。今後必ずと言っていいでしょう。ばんえい競馬を引っ張っていく存在になっていく「センゴクエース」の走りに注目です。 只、例年やはり一つ上の5歳馬の方が活躍しております。牝馬の「キサラキク」や「ハクタイホウ」「カイシンゲキ」がどんなレースをして意地をみえるか楽しみです。 13日(日)『第37回 ポプラ賞 BG3』第10レース18:10スタート。これから世代交代を狙う馬たちが覇を競います。ぜひご参加ください。 先日大滝アナと鹿追の山奥の秘湯、然別峡かんの温泉に行ってきました。 それぞれ泉質の違う自噴源泉100%かけ流しの温泉が11もあり、色々なお湯を楽しめます。平成20年休業となりましたが、平成26年8月にリニューアルして再開。そのあたりの歴史はぜひHPをご覧ください。昔は混浴でしたが、現在は男女に分かれ、日替わりでそれぞれの温泉に入れます。ということで全部の温泉に入るには宿泊するか2度行かないとダメですね。でも1度入ればまた来たくなる秘湯です。近いうちに今回は入れなかった方の温泉へ入りにいかなければと思いました。帰りに、せっかくここまで来たので然別湖の方へ足を伸ばしてみました。冬は湖が凍って然別湖コタンとして楽しめます。 私も10年ぐらい前に一度来たことがあったのですが、氷と雪の建物の進化に驚きでした。 ICE BARは氷で作ったグラスでお酒など飲むことが出来ます。 湖上の露天風呂もあり、タオルを持ってきて入ればよかったと少し後悔。冬ならではの大人の雪遊びですね。またゆっくり来てお酒でも飲みながら楽しみたいと思いました。
2016年03月08日

ミツオーです。花粉症にやられています。さて、連続で同じ話題になります。もちろん、藤田菜七子騎手デビューの件です(写真は一部、弊社・泉悠介アナウンサー撮影)。またか、と言われそうですが、それだけ注目されましたし、話題にもなりました。わたし自身、藤田菜七子騎手デビュー翌日、他所でお会いした方から「昨日、川崎にいました?スゴかったんですって?」と声をかけられましたし、その後もあちこちで「見た?かわいかった?上手い?」などと、菜七子騎手について質問をうけました。人気者だなあ。昨日、華代子さんがすでにくわしく書いてくださってますが、続けます。えへ。華代子さんが書いてくださったとおり、とにかく人が多かった。ファンのみなさまの出足も早かったし、何より報道陣の数も普通じゃありませんでした。写真↑は、菜七子騎手デビュー戦となった第1レースのパドック出口付近です。出走馬はここを通って、本馬場へ向かうわけです。普段ここには、そうひとはいません。いないことはないが、まばらです。このときは、厩舎関係者、施設会社(よみうりランド)関係者、主催者(競馬組合)関係者など、たくさんの人が、菜七子騎手が通りかかるのを待ち受けていました。かく言うわたしもここにいたわけですが、わたしの後からも、どんどん人が増えてきていました。報道陣はこのエリアには入れないにもかかわらず、です。同様に様子を見に出てきた某騎手と話すと、「前代未聞ですよ」と、驚いていました。そして、「もう会いましたよ。かわいかった。…顔、あんまり見なかったけど」いやいやいや、それ、会ったって言わないし。遠くから見ただけじゃないの?けどまあ、その雰囲気はよくわかる。もう装鞍所から何から、そんな状態なわけね。当日の場内の様子を、「みんな浮足立ってる」と表現した方がありましたが、言い得て妙。それもみんな、カンタンに言えば、報道陣の多さゆえでしょう。ちょっと珍しいことがあるとは思っていたが、これほど注目されることだったのか、と、報道陣の多さを見て認識をあらためた方も、けっこういたのではないでしょうか。普段、競馬場、それも地方の競馬場には来ることのない報道の方々が、菜七子騎手を追って大取材合戦。ただし、無用の混乱を避けるように、主催者があらかじめ手を打っていましたので、みなさんかなり整然としていました。菜七子騎手騎乗レース直前になると、コース脇の報道陣に開放されたエリアに、多くのカメラマンさんたちが。実況席(地上6階)から見ると、↑こんなふう。緑色のエリアは、表彰台と、表彰台にむかういわば花道の部分。普段のレース前、ここに人はいません。いてもほんの数えるほど。交流重賞でも、これほどの人がこのエリアでレースを見ることはありません。菜七子騎手、どうですか?と、ある関係者の方に聞いたところ、「スタートがうまいし、乗れるんじゃないか。2着だったあとは、ものすごく悔しがってたよ。そういうところもいいね」とおっしゃっていました。確かにこの日の菜七子騎手は、デビュー戦からいきなり好スタートを決めましたし、そのほかのレースでも、いわゆるジャンプスタートのような、馬が重心を高くしてしまうようなゲートは一度もありませんでした。低い体勢から、スッと出す、そんなスタートが多く見られたと思います。また、第8レースでは、そのスタートでバランスを崩してしまいましたが、持ちこたえると後方で脚をため、直線では、この日何度も見せた大外一気の追い込み(第5レースのアタマ差2着は惜しかった)で、5着まで来てみせました。一戦ごとに見せ場をつくった菜七子騎手。初勝利こそかないませんでしたが、お目当てで来場されたたくさんのファンのみなさまも、十分に満足されたのではないでしょうか。この日の菜七子騎手には、JRAの競馬学校教官が、なんと3名も帯同してきたのだそうです。すでに卒業してデビューした教え子に、異例の態勢と言えるでしょう。その教官の方のお話を聞いた、という方からお話を聞くことができました。それによると、菜七子騎手は、「むくれることがない」のだそうです。素直な性格で、この日の大フィーバーも、「彼女の人徳ということではないか」と話されていたそうです。菜七子騎手のデビューで、早くも、レディース・ジョッキーズ・シリーズの再開を!という声も聞かれます。国内平地の女性騎手は、鈴木麻優木之前葵下村瑠衣別府真衣岩永千明の5名に加えて、菜七子騎手でやっと6名。女性ジョッキーの最高峰がカムバックするのでは?という話も聞こえてはいますが、それでもまだ7名。デビュー当日、騎乗を終えたあとでひらかれた会見で、菜七子騎手は、「いずれは、日本国内に、たくさんの女性ジョッキーや女性の厩務員さんが増えてくれたらうれしい」と話しました。どうひいき目に見ても、圧倒的に男性社会であることは間違いない競馬界。女性ジョッキーを起用することで発生する利点を、彼女たちがアピールしてくれれば。女性ジョッキーも男性ジョッキーに劣ることはない、ということを彼女たちが示せば。彼女たちに続く騎手志望の少女たちが、たくさん現れるのではないでしょうか。また、競馬を主催していく立場としても、この日のフィーバーは参考になったハズ。全国の少女たちの進路の一選択肢として、「競馬の騎手」という道もあるのだということをもっとアピールし、女性ジョッキーの数を増やすことは、長い目で見て興行に資することと思います。
2016年03月07日

日曜日担当の高橋華代子です。 3月3日の川崎競馬場は、中央競馬の藤田菜七子騎手がデビューした日。川崎競馬場は熱気に包まれ、賑やかで華やかな1日になりました。お客様は7214人、売り上げは10億円超えと、前回の木曜開催よりもグーンとアップしたそう。 開門前からお客様のパワーも伝わってきて、 港町駅側の入場門↓ パドック側の入場門へ歩いていくと↓ 今回はマスコミ規制もかなりありました。↓ マスコミの数も川崎競馬史上一番多い数だったそうで、63社137名、カメラの数は30台(3月3日午後聞いたお話しでは)。 1レースのパドック前からお客さんたちがあふれていましたよ。↓ 藤田騎手の記念すべき最初のパートナーは、浦和の工藤伸輔厩舎所属のコンバットダイヤ。お父さんはホワイトマズル、お母さんがハルエサンという血統の3歳の牝馬です。 工藤調教師と言えば、南関東が誇るコスプレメンコ厩舎としてもお馴染み。工藤調教師のアイディアやお裁縫などでユーモアたっぷりのメンコを作製し、ファンの人たちを楽しませて競馬を盛り上げようと、地道に頑張っていらっしゃいます。 そんな工藤調教師がこの記念すべき瞬間に黙っている訳ありません(笑)。 短時間で、こんなに素敵な装いを用意していたんです。さすがはコスプレメンコ厩舎の意地とプライド……。装いについては、南関魂で特集をするのでご覧頂ければ幸いです。 1レースからこれだけの人、うれしいですね(*^_^*) 1レースはゲートで競走除外になった馬がいて、なんと2度のゲート入りというまさかのアクシデント。 レースは中団から進めての8着。 藤田騎手「昨日はたっぷり寝ることができました。パドックで整列した時に一番緊張しましたが、馬に乗ると自然と緊張しなくなりました。他のジョッキーからも、『緊張しないで』と優しい言葉をかけてくださって、緊張することもなくなりましたし、感謝しています。 ゲートに入っていよいよなんだなぁと思った時に後ろから出されてしまいました。最初ゲートへ入った時に少し緊張したんですが、2回目はしませんでした。 自分の思っていたよりも位置を取ることができなくて、少し後方になってしまいました」 4レースのシンフォニーヒルズでは4着。 藤田騎手「勝つことはできなかったんですが、差してくることができたので、その後のレースに少し自信になりました」 5レースのミスターナイスワンは勝ち馬からアタマ差まで追い込んでの2着。 藤田騎手「ゴール前はわからなかったんですが、勝っていればいいなという思いでした。(的場文男騎手が「7000勝勝てるよ」と言ったことに関して)とてもありがたいお言葉です」 8レースのポッドジョイは5着。 10レースの自厩舎レガリアシチーは13着 12レースのポッドライジングは3着。 藤田騎手「前目の位置につけようと決めていたので、道中は作戦通りだったと思います。(周りが上がってきましたが)来るのが速いなぁとちょっと焦りましたが、いい手応えだったので勝てるかなと思ったんですが……」 6鞍騎乗し、減量なしで4回掲示板に入る奮闘。 何よりこの日はデビュー戦ですからねぇ。南関東の関係者からの評価も高いものでした。 常に人、人、人。↓ なんで酢豚?!(笑) お腹が空いたので、場内にあるお気に入りのラーメン坊さんで酢豚を食べていたら、めちゃめちゃ混んでいたのに、とある時間になったら急に人が少なくなっていたのですよ。 どうしたんだろう……。そう、藤田騎手がパドックに登場する時間帯だったのです。わかりやすっ(笑)。 たくさんの人↓ 隣にできたマーケットスクエア川崎イーストの展望台からも↓ 最終レース後帰り際には、お客さんにファンサービス↓ それを撮影するマスコミ↓ その後、ロジータホールでの記者会見↓ 藤田騎手「勉強になりましたし、6鞍乗せて頂いた馬主さん、調教師さん、厩務員さんたちに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 こんなにたくさんの方々が川崎競馬場へ来てくださって本当にうれしいですし、こうして取材をして頂けるのも本当にうれしくて、私なんかでいいのかなという思いもたくさんあるんですけど、うれしいです。 小学校6年生から騎手を目指して以来ずっとこの日が待ち遠しかったですし、競馬に乗ることができて感激しています。 ただ、自分が思うようにいかなかったレースもたくさんありましたし、レースの間に何をしていいかわからなくてアタフタしていたので、そういうのも含めて今日は30点です。 これからも積極的な競馬をして、ひとつでも上の着順に持ってこれるような乗り方をしたいと思います。100点を目指してずっと頑張っていきたいです」 この記者会見の様子を外から見ている方々も……。 中央競馬・藤田菜七子騎手の川崎競馬場でのひな祭りデビュー。1レースから12レースまでずっと菜七子フィーバーでした。盛り上がった!盛り上がった!すごく楽しい1日でした!また南関東競馬に来て頂きた~い(*^_^*) そして、女性ジョッキーは地方競馬にもいるので、夢のレースが実現できたら素敵ですね。南関東競馬からも女性ジョッキーがデビューしないかな~☆
2016年03月06日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 丸3年間活動して来た、その金ナイターイメージガールのSKNフラッシュ8。 その今年度の最後のお仕事だったのが、3月3日の『六甲盃』での出演。 全員(8人)での参加ではなく、リーダーの佐藤夢ちゃんだけの来園でした。 さて、タイトルにしたSKNフラッシュ8の今後について。 4月以降の来年度も継続するのか!?それとも終了するのか!? 継続するのなら、どういう形なのか!?終了するなら、次のキャラクターは!? : : : : : : : : : : 実のところ、ぼく自身何も聞かされておりませぬのです、ハイ(^^;) だから、発表となる新年度まで、もう少し待ってくださいネ(^O^)/ 夢氏の去就はどうなるの!?〓Weeklyトピックス〓★六甲盃 3連覇を狙ったハルイチバンは、残念ながら脚元に不安が出て、回避してしまいました。 一転混戦ムードとなった『六甲盃』は、名古屋からの遠征馬ベルラインが勝利。 5年ごとに遠征馬が勝っていたのでひょっとしてと思っていたら、やっぱりそうなっちゃった(^^;) でも、いいレースでしたね♪ 詳しくはチャージアドバンスの記事をご覧ください♪ 最後は、丸野騎手と佐藤夢ちゃんとが“おはもんもん”のポージング♪★ニューヒロイン誕生! JRAでは16年ぶりとなる女性騎手が誕生しました。 デビューする藤田奈七子騎手が、なんとJRAでヴェールを脱ぐのではなく、ひと足先に地方競馬の川崎競馬場で初仕事を迎えたのです。 そら、川崎競馬場も賑わったことでしょう。 報道陣もものすごい数だったそうです! 我々も仕事をしながら、川崎の映像が気になってしょうがない状況でした。 奈七子騎手はデビュー日に、なんと6鞍も騎乗。 話題だけかと思いきや、しっかりと追って、いいレースを展開するのです! 初戦は8着に敗れましたが、2戦目で4着、3戦目では勝ち馬にアタマ差まで迫る2着と好走して見せます。 その後も5着や3着と上位を賑わせ、期待に応える素晴らしい結果でした。 勝ち鞍こそなかったものの、減量の恩恵のない中での活躍ですから、勝利を挙げたに等しい活躍だったと言えます。 さて、主戦のJRAでの土曜日でしたが、なんと乗り鞍はひとつだけと寂しい状況…。日曜日もふた鞍で、土日で3鞍だけ。地方でのデビューがいきなりの6鞍だっただけに、なんとも寂しいJRAデビューとなりました。 そんな中、土曜日の中山競馬第2レースでは、中団から追い込んできて、勝ち馬に3/4馬身差まで迫る2着と惜しいレースでファンを魅了したのです! これらの活躍で、今後は乗り鞍が一気に増えることでしょう! 初勝利も、もうすぐでしょうね♪となりの町田騎手に何かを訊ねている奈七子騎手そして、ちょっとはにかむような奈七子騎手♪◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ 今週もいろいろと事情があって、遅くなってしまいました、すみません…。
2016年03月05日

金曜日は古谷が担当します。 昨日の川崎はもの凄い盛り上がりを見せたようですが、私はそんな中、名古屋競馬場の「スプリングカップ」を見に行ってきました。地方全国交流で、昨年もこのレースを観戦しましたが、今年は自分の所有馬・カティサンダが参戦することもあり、応援も兼ねての遠征でした。(パドックでのカティサンダ) 当日輸送ながら馬体重は2キロ増。落ち着きもあり、馬体の張りも良かったので、結果は7着と奮わなかったものの現状の力差を痛感。乗り難しいタイプであることと、かなり力の要る名古屋の馬場で今回は非力な面が出た印象でした。それでも、重賞に挑戦する機会はなかなか味わえないですし、楽しい1日を過ごしました。 勝ったのはカツゲキキトキト。ここに来ての充実振りは目を見張るものがあり、3連勝で重賞初制覇を飾りました。この日の馬場を考えると、マイル戦で1分43秒6は秀逸の時計です。金曜のオープン特別が1分44秒1ですから、その比較でも驚きと言えます。3着に敗れたハイジャの佐藤友則騎手が「1分45秒台の決着だと思っていましたし、自分自身がその時計で走っていますが、いやはやビックリです。この馬場で43秒台は出せませんよ」と脱帽でした。完全に主役の座に躍り出たカツゲキキトキト、距離が延びても大丈夫そうなだけに、他馬の成長力が問われる状況で、東海3歳戦も勢力図が見えてきた印象です。(カツゲキキトキト) さて、2月に行われた種牡馬展示会のレポートは、今回で最終回です。残り2つは、17日のブリーダーズスタリオンステーションと、22日の優駿スタリオンステーションです。まずはブリーダーズSS、新種牡馬は1頭、社台SSから移動してきた馬は2頭で、新しく入厩した馬は3頭となります。唯一の新種牡馬となったグランデッツァは、アグネスタキオンの貴重な後継種牡馬として期待が高まります。(グランデッツァ) 展示会に駆けつけた平田調教師は、「脚部不安で休養期間は長かった馬ですが、G1を勝てる実力はあった馬だと思っています」と生産者にPRしていました。そして、社台SSからゼンノロブロイとシンボリクリスエスが移動してきました。(ゼンノロブロイ)(シンボリクリスエス) また、昨年は展示会後のスタッドインだったシビルウォーも、展示会では初お披露目となりました。長きに渡り、ダートグレードで活躍したウォーエンブレム産駒の希少価値の高い後継種牡馬となります。(シビルウォー) 昨年はG1馬を送り出したブラックタイドは、日高での超人気種牡馬として定着。グラスワンダーやジャングルポケットといった王道の種牡馬たちも健在でした。(ブラックタイド)(グラスワンダー)(ジャングルポケット) 展示会最後となった優駿SSは、新種牡馬が4頭、新入厩は3頭を含む20頭が展示されました。まずは、ダイワメジャーの後継種牡馬で、NHKマイルCなどを制したカレンブラックヒルが登場しました。(カレンブラックヒル) そして、芝ダート問わない活躍を示したアグネスタキオンの後継種牡馬・ノーザンリバーが登場。林正道オーナーが駆けつけ、馬体の良さや常に一生懸命走る真面目な気性など、ノーザンリバーの思い出などを話されていました。(ノーザンリバー) さらに、キングカメハメハ産駒の2頭が登場。トゥザヴィクトリーの子で、トゥザグローリーに次ぐ後継種牡馬となったトゥザワールドや、川崎で行われたJBCスプリントの覇者・タイセイレジェンドです。(トゥザワールド)(タイセイレジェンド) 新入厩馬は、ヘニーヒューズの後継となるサウンドボルケーノ、日高SSから移動した中では、初年度産駒が今年デビューとなるトビーズコーナーと、人気安定のプリサイスエンドです。(サウンドボルケーノ)(トビーズコーナー)(プリサイスエンド) フェブラリーSを制したモーニンの父であるヘニーヒューズがトリを飾りました。(ヘニーヒューズ) 3週間で多くの種牡馬が展示されましたが、○○の後継種牡馬というフレーズが多くなり、父も種牡馬として健在な馬も多い状況から、非常にイメージが沸きやすい時代になったと感じます。自分自身も、配合の相談などを受けることもありますので、種牡馬展示会は楽しみでもあり、馬体や歩様を見る上でも真剣勝負の時間でもあります。全部を紹介できるスペースはありませんでしたが、また別の機会に種牡馬をアップしていければと思います。
2016年03月04日
木曜担当のよこてんです。 今日3月3日は桃の節句、ひなまつりの日。川崎競馬ではJRAの女性ジョッキー・藤田菜七子騎手がデビューを果たして現地は大フィーバー(大パニック?)になったと伝え聞きます。 その藤田菜七子騎手、結果は6戦0勝ではありましたが、うち4戦で掲示板確保、馬券に2度絡んだのだからひとまずはいいデビュー日になったのでは。最終の12Rなんかネットの映像を見る限りでは新人騎手に見えなかったし。なかなか肝が据わった感じでしたねえ。 一方、明日の名古屋競馬では「レディス&ヤングジョッキー」が行われる事になっておりまして、岩手からは鈴木麻優騎手が参戦します。 今年から名古屋・佐賀両競馬場でのシリーズ戦となったこの「レディス&ヤングジョッキー」。昨年の女王・鈴木麻優騎手がどんな活躍を見せてくれるのか?楽しみにしています。今日の藤田菜七子騎手を追いかけたマスコミの皆さんにおかれましては、明日行われる地方のベテラン女性騎手たちの戦いぶりも同様に伝えていただければと思いますです。 さて、藤田菜七子騎手なのですが、本日デビューの正真正銘(?)の新人騎手でありながら負担重量の減量がないのはどういうことか?という話題で盛り上がっているのをフェイスブックで見まして、なかなか興味深いんじゃないかと思い各地の“減量ルール”を調べてみました。 主催者様のWEBサイトに掲載されているところはそこから抜粋して、掲載がなかったところは主催者様に電話でお尋ねしてまとめさせていただきました。お忙しいところお答えくださった主催者の皆様、ありがとうございました。 なお、恐らく全ての主催者様が、昨年度版の規定で答えて下さったと思います。新年度から変更される場合、あるいは年度途中で変更される場合もあると思いますのでその点は念のためご注意ください。 まず我が地元・岩手競馬。手持ちの「番組編成要領」から該当部分を。■岩手競馬・減量期間は『免許取得日』から最長3年 1年未満/3kg減 1年以上2年未満/2kg減 2年以上3年未満/1kg減・3kg減の騎手が通算15勝に達したら、次開催より2kg減・2kg減の騎手が通算30勝に達したら、次開催より1kg減・1kg減の騎手が通算45勝に達したら、次開催より減量無し・女性騎手はさらに1kg減。免許取得後3年以上経過しても1kg減継続・重賞競走では減量無し(特別戦はJRA条件交流でも減量あり)・競馬会(JRA)所属騎手及び他主催者(岩手における期間限定騎乗は除く)騎手は減量無し 女性騎手の“永年1kg減”は岩手では2014年シーズンから設定されました。豪州の太田陽子騎手が騎乗した2013年にはまだ無かったルールです。今もし太田騎手が岩手に来たなら当然1kg減が適用される事になります。 ただしこのルールの事、当の太田騎手には「女性をバカにしてるんじゃないですか?」とえらく怒られました。オーストラリア最大のレースを女性騎手が勝つというだけでなく、競馬業界で働く人の半分以上を女性が占める国ですからね・・・。 「特別戦は減量あり」「ただしJRAや他地区の騎手は減量無し」が現れた例としては昨2015年5月18日のJRA条件交流競走を挙げればいいでしょうか。 このレースに騎乗したJRAのリサ・オールプレス騎手は女性騎手ながら減量は無し。一方岩手の小林凌騎手は3kg減で騎乗しておりました。■ホッカイドウ競馬・減量期間は『初騎乗』から3年間 10勝未満/3kg減 10勝以上20勝未満/2kg減 20勝以上30勝未満/1kg減・減量は北海道競馬所属騎手に限る・重賞競走では減量無し・重賞競走及びJRA交流競走に騎乗する騎手は10勝以上または、ホッカイドウ競馬において1年以上の騎乗歴を有していなければならない ※「平成27年度番組編成要領」より ホッカイドウ競馬は基本的に勝ち星数で決められるシンプルなルールですが、「C級4組の特別競走に騎乗する場合」の規定が別途あったりして他より細かい部分も存在します。■南関東4場・減量期間は『新規免許の日』から最長3年 新規免許の日から1年未満/3kg減 新規免許の日から1年以上2年未満/2kg減 新規免許の日から2年以上3年未満/1kg減 新規免許の日から10勝未満/3kg減 新規免許の日から25勝未満/2kg減 新規免許の日から50勝未満/1kg減・重賞競走および準重賞競走では減量無し・南関S1重賞競走(主催者が特に定めるJpnII及びJpnIII競走を含む)には1kg減・31勝以上の騎手に限り騎乗可能 ※WEBサイトおよび「大井競馬番組」より 他地区の減量騎手に関しては附則の『南関東4競馬場における他地区地方競馬所属騎手の交流騎乗について』の部分において「他地区所属減量騎手が南関東地区重賞競走に騎乗する場合、騎乗する重賞競走を含め、当日騎乗する全ての競走において、負担重量の軽減は行わない」とする規定が定められております。南関S1重賞には31勝以上でないと騎乗できないのも同様。 ではJRAの減量騎手は?ですが、見た感じ明文化はされてないようですね。連続騎乗制限とかの部分ではJRAの騎手も他地区所属騎手と同様に扱う規定があるんですが。■名古屋競馬・減量期間は『初の免許取得後』から最長3年 1年未満/3kg減 1年以上2年未満/2kg減 2年以上3年未満/1kg減・通算25勝に達した騎手は次開催より2kg減に・通算50勝に達した騎手は次開催より1kg減に・通算80勝に達したら次開催より減量無し・女性騎手は2年以上経過しても2kg減 ※「名古屋競馬番組要綱・賞金等支給基準(平成27年度)」より■笠松競馬・減量期間は『初の免許取得後』から最長3年 1年未満/3kg減 1年以上2年未満/2kg減 2年以上3年未満/1kg減・通算25勝に達した騎手は次開催より2kg減に・通算50勝に達した騎手は次開催より1kg減に・通算80勝に達したら次開催より減量無し・女性騎手は2年以上経過しても2kg減・重賞競走では減量適用無し・他地区の減量騎手が笠松競馬の減量対象レースに騎乗する場合は、所属場の規定に応じて減量を適用する ※電話取材 名古屋と笠松は基本的に同じルールです。重賞騎乗とか他地区騎手の扱いとかの部分は笠松競馬の番組担当の方から教えていただきましたが、名古屋競馬も同様のはずです(※明日3月4日の名古屋4Rに騎乗する鈴木麻優騎手は3kg減適用という点からも分かります)。日常的に交流がある二場ですからルールも揃える必要有りという事ですね。 特徴的なのは“女性騎手2kg減”でしょう。昔から女性騎手が多いエリアゆえ手厚いのかなと想像したり。■金沢競馬・『初騎乗からの勝利数』のみで規定しているので期間の定めは無し 10勝に達する開催まで/3kg減 20勝に達する開催まで/2kg減 30勝に達する開催まで/1kg減 規定の勝利数に達した次の開催から負担重量が変わる・女性騎手は規定に加えて1kg減、30勝以上になっても1kg減を継続・2kg減以降の見習騎手は重賞競走に騎乗可能だが、減量は適用されない ※電話取材 金沢競馬は通算勝利数のみで減量が決まるそうです。なので例えば“デビューして20年経つけど16勝しかしてない騎手”がいたとすれば「2kg減の減量騎手」になります。あくまで規定上ですが。 他地区の減量騎手に関しては、騎乗する場合の規定は無し。期間限定所属で騎乗する場合・免許再取得再デビューの場合は金沢競馬の規定を適用する事になると思う、との事でした。 では規定が無いのなら減量も無いのか・・・というとそうではないようで、2008年11月と2010年11月に金沢で行われたLJS、レディースジョッキーズシリーズの際には一般戦に騎乗している他地区の女性騎手に減量が適用されています。 2008年・2010年の宮下瞳騎手、2008年の池本徳子騎手に1kg減があり、2008年の際は面白くて、その時点の岩手ではデビュー3年経過で減量が終わっていた皆川麻由美騎手に再び2kg減が付いていたりします。皆川騎手の場合は「女性騎手1kg減+30勝未満1kg減」なんでしょうね。電話でうかがったとおり「金沢競馬の規定を適用」される場合があるのでしょう。 これがJRAの見習い騎手の場合は?比較的近年の例では2014年4月15日、JRA条件交流競走に騎乗していたJRAの義英真騎手が参考になりますか。 その時点でデビュー後約1ヶ月、4勝を挙げていた義騎手ですからJRAでは3kg減の減量騎手。ですが金沢では減量無しです。 ちなみに同じレースに乗っていた金沢の中島龍也騎手。2014年4月デビューでその後勝ちまくった中島騎手なのですが、その時は3kg減の▲マーク。 つまり「金沢の騎手はJRA条件交流競走でも減量あり」「JRAの騎手は減量無し」という運用が読み取れます。■園田競馬・『初騎乗からの勝利数』のみで規定しているので期間の定めは無し 10勝未満/2kg減 10勝以上20勝未満/1kg減・女性騎手の特典は無し・減量騎手は重賞競走に騎乗できない・他地区騎手が園田競馬で騎乗する場合は20勝が必要 ※電話取材 園田競馬は他と違って独特のルール。まず「3kg減」がなく1kg減・2kg減の2種類だけ。20勝突破で減量が無くなるので期間も相対的に短めになるのでしょう。 他地区の騎手が園田で騎乗するためには20勝していないといけない。なので自動的に減量対象ではなくなりますというお話でした。 JRA騎手はどうなのか?ですが、ひとつ例を見つけました。2012年4月18日のJRA条件交流「金剛山特別」。JRAの藤懸貴志騎手はその時点ではJRAで7勝しかしていない減量騎手でしたが、当該レースでは減量は無しです。 JRA条件交流競走では地元の鴨宮祥行騎手なんかも減量無しの扱いになっていました。園田競馬の場合JRA条件交流競走では一律減量を適用しないというルールなのでしょう。■高知競馬・減量期間は『騎手免許の通算取得期間』が3年未満・100勝以下 20勝以下/3kg減 30勝以下/2kg減 100勝以下/1kg減・女性騎手はさらに1kg減・重賞競走、JRA指定交流競走および騎手招待競走では減量無し ※「平成27年度 高知競馬番組編成要領」より 高知競馬の減量は通算勝利数+期間で決まりますが、期間が「3年未満」と大きな枠になっているので場合によっては“3年目でも3kg減”が起こりえます。また「通算取得期間」という書き方なので、例えば“デビューして1年以内に引退、20年後に再取得”なんていうパターンでも減量が適用される・・・のかもしれません。 編成要領からは細かい部分を判断しづらいのですが、全日本新人王争覇戦に出場する他地区騎手が一般戦に騎乗した際の斤量を見る限り、所属場での設定に関わらず高知の規定で決め直していると思われます。逆に言えば“書いてある通り”なわけですね。非常にシンプルです。■佐賀競馬・減量期間は『初の免許取得後』から最長3年 1年未満/3kg減 1年以上2年未満/2kg減 2年以上3年未満/1kg減・3kg減の騎手が通算40勝に達した騎手は次開催より2kg減に・2kg減の騎手が通算60勝に達した騎手は次開催より1kg減に・1kg減の騎手が通算100勝に達したら次開催より減量無し・女性騎手は上記規定に加え1kg減を継続・重賞では減量適用無し ※電話取材 佐賀競馬の場合は「他地区の騎手には原則として減量を適用しないが、招待競走などレースによって別途規定を定めます」との事。 お話は明快で分かりやすかったんですが、電話のあとで過去の成績を見ていると分からなくなった事が二つばかり・・・。 まずひとつは、重賞でも減量が適用されるものとされないものがありますね。 もうひとつ。昨年2月に佐賀競馬場で行われた「なでしこチャレンジカップ」の際、名古屋の木之前葵騎手が3kg減になっていたのはなぜか?その前後の名古屋では2kg減で乗っているのに。 この辺、見つけてから電話すればよかったなあ。 ちなみにJRAはというと、『日本中央競馬会競馬施行規程』をそのまま読めばJRAの実施する騎手試験に合格し一定の条件を満たす者のみを“見習騎手”として扱う・・・となるので、減量特典は地方競馬の騎手には適用されないという事になります。 地方の減量騎手がJRAの一般戦で騎乗する事自体なかなかないですけども、古いものながら「地方の騎手には適用されていない」例が辛うじて見つかりました。 減量に関して「他地区の騎手には適用しない」としている主催者さんが多数派のようです。これについては競馬場毎の基準が微妙に異なるので・・・というお話を複数の主催者さんから聞きました。 確かに、それぞれの競馬場の基準はそれぞれの事情を勘案して決められているわけで、その結果「適用しない」となってもだから悪いとは言いがたいところではあります。 一方で「そもそも規定がない」だったりするのは新人騎手・減量騎手の遠征が活発でなかった時期の名残かなとも感じます。 今は減量騎手が遠征する、期間限定で騎乗する機会も増えていますし、編成要領に扱いを明確化する一文を入れていただけるといろいろ分かりやすくなるのではないでしょうか。 JRAが見習騎手期間を5年に延長するとか、あるいは東海地区の女性騎手減量特典とかのように規定を他と異なるものにするのはその主催者の方向性・作戦として有りだと思います。 しかし、騎手の成績は主催者内だけでなく全国横並びで比べられる部分もあるわけで、減量の規定にあまり差があると短期的・長期的な成績の数字に影響してくる可能性が生まれてきます。その意味では各場の規定はできる限り差が無い方が公平・・・というべきなのでしょう。
2016年03月03日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 私だけ、地方競馬に特別の担当場がありませんので、このブログの内容もどうしても見聞きしたものを順番に、という風になりがちで恐縮です。取り上げるジャンルは昔のクイズ番組風に言うと「ノンセクションの10!」(古すぎ)みたいな感じですが、ご容赦を。 北海道にカーリングの取材に出かけた帰り、土曜日の開催日の帯広に寄りました。 いつも日曜日に東京にいなければならないため、普通の土曜日の帯広にお邪魔するのはもしかしたら初めてかも知れません。 ビギナーコーナーで、馬券の買い方などのレクチャを担当者の方から受ける、観光客とおぼしきお客様方 こんな感じで見るからに観光客、という風のお客様が多くて、例えば月曜日の雰囲気との違いに少々驚きました。 仕事で来るとなかなか出来ないので、お客様方と一緒にコースのすぐそばで馬を追い掛けながら観戦してみました。 スタートを待つ馬たち。熱い視線を送るお客様方 第2障害手前には、馬たちだけでなく人々も集まり(笑)、あちこちから歓声が上がって興奮のるつぼと化す! カメラを構えたお客様方は歓声を上げながら大興奮で観戦。恐らく常連ファンの皆さん方と思われる「野太い」声援がかき消されるぐらいの盛り上がりでした。 レースのあと、面白~いという感想もそこかしこから聞こえてきましたね。 良く言われる「鞭で打たれてかわいそう」という初心者の方々の感想もあるのかも知れません。しかし、私がいたときには「めっちゃ、ぶたれてる~」って言ってる人はいましたが、「かわいそう」とか「見てられない」という声はその場聞こえてきませんでしたね。 私も久しぶりにすぐそばで観戦したんですが、馬が歩を進める様子と、馬よりも遙かに小さい人間が馬を御しつつ促しつつソリを進ませる様には、改めて何か「迫る」ようなものを感じました。 始めてみる方々には、ほんとうは出来ればもう一歩進んで、かつてこうして馬とともに北の大地を切り拓いてきた人々、そして馬たちに思いを馳せて頂けるといいなと、いつも思います。そうすれば、世界に一つしかないこの場所の競馬を訪れたことの印象や感想も、更に深いものになるに違いありません。 なかなか、門を入ってすぐのところにある博物館までは訪れてはもらえないのかも知れませんが…。競馬場の中に、もう少しコンパクトにそういう物事を伝える場所や展示があってもいいのかもしれませんね。 ここの競馬は平地の競馬と違い、とにかく広くお客様方に来ていただき、そしてファンと言うよりも「理解者」を増やしていくことが、何より大切なんだと思います。 翌日曜日は、一転してJRA中山競馬場へ。 中山記念は、ドゥラメンテを含め歴代皐月賞馬3頭が揃い踏みの豪華な顔合わせで、戦前から注目を集めましたよね。 見た目にもお客様方の入りと盛り上がりは、通常のG2の開催日以上。 ある方が、ディープインパクト産駒とは違う「キングカメハメハの活躍馬の体つき」だとおっしゃっていました。 私は馬見は出来ませんが、そう言われてみるとやはりディープ産駒とは姿形が違うような… ドゥラメンテさま ご近影 遠くからだとメンコをしていないように見えますが、このように「肌色」のメンコ着用。このままレースの時もつけていました。 レースシーンのダイジェスト(笑) 今回は1コーナーを回っていく馬たちの後ろ姿 レースに勝ったドゥラメンテがビジョンに映し出されたとき。そして検量脇に上がってきたとき。場内から拍手の音が湧き上がりました。 この馬は、「そういう馬」にいまなりつつあるということなんでしょう。 馬の様子を気遣いながら引き揚げてくる、ミルコ・デムーロ。 毎週彼の写真ばっかり撮ってる(笑)。 プレスの取材に応じる、サンデーレーシング代表・吉田俊介氏 凱旋門賞を狙うという、周囲の期待感。それに対して彼は「責任を感じる」と話しました。 もしかしたら、本来のオーナーサイドとして、という意味合いだけでなく、この馬の周りにいる人々全ての心持ちが図らずも代弁された言葉なのかも知れません。 当面の去就は、今週末までに発表されるとのこと。 昨今話題の女子マラソンではありませんが、「巨大な目標に向けて」導き出される道筋と、そこを歩んでいくドゥラメンテと周囲の人々の姿に、私たちは注目していくことになります。 この日敗れた馬たちのあゆみも含めて、今年は面白い年になりそうです。 それぞれがこれからそれぞれの道を歩み、ドゥラメンテも含めてまたこのようなメンバーが一堂に会する機会は、恐らく暮れのこの場所、有馬記念。そこまでないでしょう、きっと。 そのときに、この一年の競馬シーンを私たちがどのように振り返ることになるのか、いまから楽しみでなりません。 またこの場所で。きっと彼らの姿を見られますように。
2016年03月02日

火曜日担当の太田裕士です。 今週も雪の話からです。昨日は大雪のために開催が中止となりました。ばんえい競馬を楽しみにしていた方には大変申し訳ございません。自然には逆らえなく、致し方がない状況でした。 昨日の朝から降り始めた雪はだんだんと強くなり、夜まで降り続けていました。一気に46cmもの積雪で、道路は除雪が間に合わず、埋まって動けなくなっている車が続出。風も強く、吹き溜まりとなって動けなくなり、車の中で一酸化炭素中毒となった痛ましい事故もありました。今日は、日は差しているのですが、強風で雪が舞っている状況です。最大瞬間風速21.6mを記録。雪が顔に当たって前が見えない状況。ちょっと外に出ただけで真っ白になってしまいます。そんな中でも午前中は除雪に追われ、もうくたくた。温泉でも行って体をほぐさないと明日は大変なことになりそうです。 日曜日28日は今年度重賞競走優勝馬による重賞『第37回 チャンピオンカップ BG2』でした。明け5歳から10歳までの精鋭が揃い、下は760k、トップが830k。重量差最大70kの別定。馬場水分1.8%。それほど重くもなく、軽くもない微妙な馬場状況でした。 スタートからほぼ並んでの道中。何度も刻みながら、人気所がわずかに先行。前半70秒とスローな展開になりました。第2障害手前でじっくりためていた各馬。口火を切ったのが『フジダイビクトリー』、6歳馬『コウシュハウンカイ』と『オレノココロ』が仕掛け2頭とも一腰でクリア。『フジダイビクトリー』と3頭並んで下ってきましたが、切れ味で若馬の2頭が突き放し、6歳馬同士のマッチレースに。最後は『オレノココロ』力を見せ勝利。『コウシュハウンカイ』が2着。懸命に粘っていた『フジダイビクトリー』ですが、後方から脚を伸ばしてきた『キタノタイショウ』が最後差しての3着でした。 (主催者提供) 鈴木恵介騎手は「昨年は自分の騎乗ではなく、今年はオーナーに自分から騎乗させてくれと伝えました。言ったからには勝たなくてはならなかったので優勝できてホッとしています。道中の手ごたえがよく、スローペースの楽な展開。先頭集団でレースを進めることができました。あとは障害を一腰で越せたらと考えていて、思い通り越すことができました。コウシュハウンカイも降りてからしっかり歩く馬なので、最後まで油断しないで追い込みました。」 槻舘重人調教師は「言うことなしの競馬でした。懸念の障害もしっかりと上がってきたし、文句のつけようがないです。完璧な競馬でした。今後も本当に期待が持てます。」さて、気になるばんえい記念ですが、まだ若馬なので今年は出る予定はないとこのこと。槻舘調教師は、「オーナーの意向もありますし、先がある馬なので大事に行きたい。」とのこと。鈴木騎手は「もしばんえい記念に出走ということになれば、面白い存在になるだろうね。楽しみだけどなぁ。」と自信がありそうな感じでした。 昨年と同じワンツーとなった『チャンピオンカップ』。やはり最強世代の2頭は、強い!!の一言。しかも「オレノココロ」はトップハンデ830kでしたから、文句なしの勝利です。次が3週後に迫った『ばんえい記念』ということもあり、注目度が高かったのですが、6歳馬の2頭が出走となれば、「キタノタイショウ」や「フジダイビクトリー」、また、先週今季初勝利をあげた「インフィニティー」を脅かす存在になったことは間違いありません。正直見てみたかったというのが本音。皆さんもそう思っている方が多いのではないでしょうか?でも今後の馬生を考えると慌てる必要はないですね。1tを担ぐことによって、立て直すのに苦労し、その後活躍できなくなってしまう馬もいるようです。それだけ1000kを引っ張るということは命がけでもあるのでしょう。来年度最強世代の6歳馬がさらに成長し、ばんえい競馬界をリードする2頭に今後も注目です。 さて、『チャンピオンカップ』から4週続けて重賞レース。2週目は3月6日(日)明け3歳の頂点決戦『第47回 イレネー記念 BG1』が行われる予定です。昨年は絶対的王者「センゴクエース」の3冠達成となりましたが、今年はどの馬にもチャンスがありそうです。 ヤングチャンピオンシップを勝利した「ホクショウディープ」 ナナカマド賞馬「フウジンライデエン」 星雲賞、北見産駒特別の勝馬「ムサシブラザー」 その他、「ツルイテンリュウ」「キタノリュウキ」、上がり馬の「プレザントウェー」など、今後楽しみな馬たちが揃いました。 3月6日(日)『第47回 イレネー記念 BG1』10レース18:10スタート予定です。ぜひご参加ください。 さて、本日来年度の日程が発表されました。開幕は4月22日(金)からです。開幕週は4日間開催となります。今年度と同様26開催152日間。よくよく見るとなんと来年度のばんえい記念が月曜日(祝日)になっているではありませんか。びっくりはしましたが、新たな試み。じっくりと検証する価値はありそうですね!! まだ今年度も終わってはいませんが、ひとまず、来年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年03月01日
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