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土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 今年一年間、競馬をお楽しみいただきましてありがとうございます! そして、当ブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。 ぼくの書くしょーもないことにもお付き合いいただき恐縮です(^^;) これからも一生懸命、園田競馬、ひいては競馬全体のために尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いします! さて、今年を振り返って、漢字一文字で表すとするなら、ぼくの場合は『家』です。 今年の1月に引っ越しをしました。住む場所が仕事場から少し離れたことで、あまり外で呑みに行くことがなくなりました。 その結果、家呑みすることが多くなりました。 また、10月には娘が誕生して、家族が一人増えて5人になりました♪ 家のぬくもり、家族のありがたみを十分に感じることができた一年でした。 来年は、その家族のためにもっと頑張ろうと思うのです! 目標もおぼろげに見えてきましたので、それに向かって邁進します!! では、皆さま、良いお年をお迎えください♪ 園田競馬の新春競馬は、1月2日からです! 2017年も、皆さまのご来場を心よりお待ちしております♪
2016年12月31日

金曜日は古谷が担当します。 2016年もいよいよ明日が最後。地方競馬に関わっていると、年末年始も仕事、仕事、仕事…なので、ゆっくりできる日がなく、だからこそ月日が経つのがあっという間という感じなのでしょう。 今年の自分を振り返ると、何と言ってもパスポートを取って韓国に2度、香港にも行ったことでしょうか。海外の競馬に触れたことで、色んな刺激も受けましたし、ビッグレースの盛り上がりは日本に匹敵、いやそれ以上のものを感じました。文化の違いなど、考える面もありますが、日本の競馬にも取り入れられることはどんどん受け入れるべきだと思うこともありました。 さて、有馬記念当日は、函館競馬場で過ごしました。2年連続、場立ち予想の仕事でいきましたが、猛吹雪だった昨年とは一転し、今年は好天に恵まれ、比較的過ごしやすい1日でした。その甲斐もあり、開門前から入場門に列ができていましたし、1Rから多くのファンが詰めかけていました。(スタンド内から見るパドックビジョン。劇場型で室内から迫力あるレースを堪能できます) エントランスをくぐるとすぐエスカレーターがありますが、上がった側に場立ちスペースが設けられ、そこで10時頃、12時頃、14時頃と3回に渡って場立ちをしました。場立ちの口上は、ガキの頃から地方競馬で慣れ親しんだもので、色んな場所でやってきたこともあり、人も集まり、こちらも乗って喋っていた感じはありましたが、3回あるので有馬記念の話とはいえ、それぞれの回で違う話をしました。ですから、毎回同じ人も集まって頂き、話を聞いて頂けたのは嬉しかったですね。(2Fインフォメーション付近に設けられた場立ちスペース) レースは、ターフビジョンで見ようと思い、寒さをこらえて外で観戦。多くのファンも歓声を上げて、函館競馬場は大いに盛り上がっていました。(ターフビジョンで有馬記念を観戦) ミッキークイーンから馬券は勝負したので、個人的には残念な結果に終わりましたが、ミッキークイーンも見せ場を作り、声を上げることはできました。また、道中の駆け引き、最後の直線の叩き合いはしびれるものがありましたし、有馬史上に残る名勝負を堪能できたと思います。 有馬記念が終わると、競馬ファンは東京大賞典に目を向けます。以前は関東圏で盛り上がるレースという印象もありましたが、いまや全国のファンが視線を注ぐ年末の大一番になりました。 グリーンチャンネル地方競馬中継があるので、当日は4Rのパドックを見て移動しました。1Rからゴール付近は大賑わいでした。有馬記念も直線は3強の激闘でしたが、東京大賞典も直線は3頭の叩き合いとなり、早めに先頭に立ったアポロケンタッキーが、巨漢を生かしてアウォーディーとサウンドトゥルーを凌いでG1初制覇を飾りました。有馬記念もそうですが、東京大賞典もジョッキーの駆け引きに魅了されました。武豊騎手はあまり早く先頭に立ちたくない思いがあったところに、内田博騎手が直線入口で一気に前へ出て押し切りを図るシーンは、このレースの勝敗を大きく分けたところでしょう。「これで差し切られたら仕方ない」と、レース後のインタビューで内田博騎手が話していましたが、スローに流れたことで、サウンドトゥルーでも直線は先団にいたほど。となると、騎手の仕掛けがポイントでしたが、内田博騎手がコースを熟知し、各馬の特徴を踏まえてねじ伏せる競馬が功を奏した形となりました。 アウォーディーは2着に敗れましたが、サウンドトゥルーに交わされそうになりながらも交わさせず2着を死守した辺りは、地力の高さでしょう。今後はドバイ直行というローテーションになりそうだということですが、強い馬との対戦でこそアウォーディーの真価が発揮されると信じたいと思います。 さて、30日は笠松競馬場に行ってきました。今年最後の遠征、さすがに年末の新幹線で名古屋までの道中は指定席が取れず、自由席も大変なことに…。名鉄の席のぬくもりが本当に助かりました。 前開催時は土台ができていましたが、ようやくビジョンの骨組みが作られました。完成は3月になる見込みですが、笠松競馬場の新たなシンボルとして、完成を待ちたいところです。 笠松8Rは、ホッカイドウ競馬から期間限定騎乗で笠松に来ている水野翔騎手が騎乗したリネンジェットがゴール直前でトキノクリスタルとディアデムを捕らえて見事な差し切り勝ちを演じました。水野騎手はこの日、1Rでも勝利を収めたので1日2勝し、笠松でここまで7勝しています。「負けてもいいけど、出遅れたら怒るとハッパを掛けていたんですよ。でも翔は上手ですよ」と、井上孝師はこのレースの水野翔騎手の騎乗を褒めていました。笠松で完全に受け入れられ、人気もある水野騎手の成長ぶりは、来シーズンのホッカイドウ競馬に刺激を与えてくれることを期待したいものです。 さて、この日のメインレースは、2歳牝馬による「ライデンリーダー記念」でした。ホッカイドウ競馬から転入してきたハローマイダーリンが1番人気、イスタナは2番人気でした。レースは、メモリーミラクルがスローペースに落とす逃げを打ち、2コーナーで後方からイスタナが一気に捲っていきます。ここでペースアップし、イスタナは一旦息を入れましたが、直線の攻防で前をしっかり捕らえ、重賞初制覇を飾りました。「折り合いが鍵だと言われていましたが、レースでは折り合いはスムーズ。スローペースになり、2コーナーで動いていきましたが、もし動いていなければ前残りを許していたと思います。背中の良い馬で、今後の成長も楽しみですし、距離が延びてさらに良さが出そうな印象も受けます」と、岡部騎手はレース後に話していました。最終レースのマックル賞では、グレイトデピュティが完勝し、牡馬では一枚上の存在に成長した印象を受けました。この2レースの2歳戦は、来年に向けて注目すべきでしょう。 自分の所有馬であるオパールノユメは、マックル賞に出走していましたが、パドックからイレ込みがきつく、この日は6キロ減と体も減りました。見せ場なく6着に終わりましたが、来年の巻き返しに期待したいと思います。(オパールノユメ) さて、大晦日の競馬も各地でビッグレースが行われます。そして正月開催と、地方競馬は注目レースが目白押しです。楽天競馬をぜひご活用頂き、年末年始の競馬をお楽しみ頂ければと思います。 今年もご愛読頂き、ありがとうございました。来年も引き続き、よろしくお願い致します。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
2016年12月30日

木曜担当のよこてんです。 昨年のこのブログでは12月31日分を担当して書いたのですが、今年は29日、ひとあし早く今年最後のブログとなりました。 この年末年始の岩手競馬は12月30日・31日と年が明けて1月2日・3日と、2日・2日の並びになっていまして、ここ何年かのような、年末年始のどちらかに5日間くらいの連続開催が入っていたのと比べると楽な回しです。 1月1日が日曜とかになるとこういう分かれ方になるんですね。前回は2011年の12月にこんな感じの並びがありました。次は・・・2020年とか21年とかになるようです。 そんな年末年始の岩手競馬、注目はやはり12月31日の重賞『桐花賞』。という事で今回は桐花賞の予想をサポートするべくデータ分析をしてみましょう。-桐花賞データ分析/過去10年の結果より-■1番人気馬は好成績 過去10年の1番人気馬の成績は【6-2-0-2】。安定して好成績を残していると言っていいでしょう。2番人気馬が【1-2-1-6】、3番人気馬は【0-0-2-8】なのですから、人気上位の中ではやはり『1番人気馬が中心』、という事になりますね。★ナムラタイタンは2年連続1番人気の支持で2着・1着■3番人気馬・4番人気馬のジンクス 上で3番人気馬は【0-0-2-8】と書きました。この2回の3着は昨年(ライズライン)・一昨年(ワットロンクン)で、それまでは3番人気馬は掲示板にも入れない様な結果が続きました。自分も事ある毎に『3番人気馬は消し』と喋ったものです。 2年連続でそれが破れたわけですけども、今年ははたしてどうでしょうか?二度ある事は三度あるのかどうか・・・。 4番人気馬のジンクスは、これは過去10年の4番人気馬の成績を見ていただくと分かります。それは【2-3-1-4】。この中で掲示板を外したのは一回だけ(2010年メイホウホップ・7着)でその他の9回は5着以内。優勝2回を含む馬券圏内6回。2番人気馬・3番人気馬よりずっと好成績と言えますよね。『4番人気馬は無視できない』です。★2014年のコミュニティは4番人気から優勝■馬複・馬単は比較的堅めも3連勝式は高配当も 過去10年の主な賭式の平均配当がこれです。 単勝:606円 馬複:987円 馬単:1,924円3連単:38,145円 昨年は1着から3着が1番人気・2番人気・3番人気の順で決まって3連単530円という非常に堅い決着だったのですが、それを加えてもこの3連単の平均配当。実は過去10年で7回、3連単万馬券決着となっています。 1番人気・4番人気が堅実な一方で3番人気などは消え気味。それだけでなく、7番人気から優勝した2013年スーブルソー、はたまた11番人気で3着に突っ込んだ2007年エアウィードなど、人気薄が3着以内に飛び込んでくるパターンがしばしば発生しています。★7番人気で制したスーブルソー 堅く決まった昨年にしても4着には7番人気のトーホクアローが食い込んでいました。一昨年も4番人気・1番人気・3番人気で決まったすぐ後ろの4着に8番人気のトーホクアローがいます。『荒れる可能性は高い・高配当を狙うチャンスは十分にある』と考えておきたいですし、その場合は『3着ヒモ荒れパターン狙い』が過去傾向的にベターな馬券の組み立てになるでしょう。■ファン投票1位馬は、単勝1番人気になれば信頼度アップ 桐花賞はファン投票で出走馬が決まるレース。そのファン投票で1位になった馬の成績は【4-3-0-2】(※2008年は出走せず)。9戦7連対ですから上々と言っていいでしょう。 これを「ファン投票1位馬が単勝1番人気になった場合」に絞ると【4-2-0-0】と完全連対。今年の場合は『ファン投票1位のナムラタイタンが1番人気になれば信頼度アップ』というデータになります。■報道推薦馬の成績は? 桐花賞の出走馬はファン投票で選ばれるほかに報道推薦という形で通常2頭が選出されます。この報道推薦馬がしばしば穴を開けると言われてきました。 例えば2006年。報道推薦のゲイリーエクシード・チュードサンデーが揃って2着・3着。それも4番人気・10番人気という人気で突っ込んできて波乱を演出。 翌2007年は5番人気サンシャインヘイロが、2008年は4番人気ヤマニンエグザルトがそれぞれ2着。2009年は8番人気ダンストンリアルが3着。2011年にも8番人気ニシノエックスが3着に食い込んでいます。★2009年は8番人気ダンストンリアル(左から4頭目)が4着 ファン投票はどうしてもある程度長く名前が売れた馬が選ばれやすく、転入後あまり間もない馬、最近になって力をつけてきた馬は盲点になりがち。そういう馬をすくい上げる目的を持っているのが報道推薦馬ですから、しばしば激走するのも不思議ではない(加えて知名度が低めだから人気も低く留まりがち)わけです。 そんな報道推薦馬ですが、実は2012年の3着ジョーモルデュー以降、馬券圏内に入り込めていません。今年は注目のナリタスーパーワンが報道推薦での出走となります。4年ぶりに上位に食い込む事ができるかどうか?に注目です。■基本的に大型馬有利 冬の水沢、特に年末は水が浮く田んぼのようなコースになりがちで、一般的な不良馬場のイメージとは異なりパワーを要求される状態になります。★これが田んぼ馬場 そのせいなのか、桐花賞の上位は500kg近い馬体重の大型馬で埋め尽くされる結果が目立ちます。 昨年・一昨年、5着までの馬の平均馬体重は490kgを超えています。2006年などは5着までの5頭平均で505.6kgという事も。 410kg台で2年連続2着したマヨノエンゼル、430kg台で2年連続掲示板確保のコアレスランナーという馬もいましたけども、前者は世代トップの実力馬、後者は水沢の中距離、とりわけ冬のそれが得意だった馬ですから例外と言うべき存在。『桐花賞は大型馬天国。450kg以下の馬体重の馬はなかなか上位に食い込めない』という結果だと見るべきでしょう。 今年は出走全馬が500kgに近い“大型馬”の部類で、唯一の牝馬であるユッコも地元では490kg台で走るくらいの馬格の持ち主ですから、今年は関係がないデータになりますが、来年以降のためにちょっと覚えておいてください。 『第42回桐花賞』は12月31日の水沢第9R、発走は15時15分です。人気上位はどんな顔ぶれになるか?1番人気は、2番人気3番人気はどうか?4番人気は?最後まで目を離さず検討してみてください。そしてバッチリ馬券ゲットでよいお年を(^ー^)
2016年12月29日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 北海道の「地域」の場外発売所を巡り、競馬のありようについて探る旅も、今回で一応の一区切りと致します。最後に考えるのは、先週論じた「競馬そのものの存在」というものについて。これは最終的には、どのように競馬場や場外発売所が「あり続けるみち」を探っていくかということに繋がっていきます。 今回の取材では、単に「地域」の場外発売所を見てくるだけでなく、その所在地の姿…日本の「地域」の疲弊した状況も、目の当たりにしてきました。 JR滝川駅近くのデパート。 かつての繁栄の象徴だった場所もこのように「廃墟」となり残る。 旧滝川場外発売所はこのデパートの離れの地下にあった。 北海道では、かつて石炭や林業などの産業に沸いた都市がその産業の衰退とともに廃れ、あるいは姿を消しつつあります。それに伴い、衰退の波は水面に石を落としたあとに出来る波紋のように広がり、周囲の地域を侵食しています。 北海道型の地域衰退の象徴 夕張のまちの一角 また、大都市の近隣においても、人口の停滞あるいは減少が見られ、いまの世の中の好景気とは裏腹に退行に歯止めがかからぬ現状が見て取れます。 室蘭市役所付近の商業地域。 室蘭も、経済構造の変化にともない、衰退と人口減少に歯止めがかからない そうした地域とともに「競馬」というものがあり続けるために、必要なこと。 それは、単純な入場人員の数字や馬券の売上げにとらわれたものの見方からは、恐らく産まれてくることはないでしょう。いまこうして、楽天競馬を中心としてインターネットなどにより遠隔地から競馬に参加するひとびとからを通じた「富の獲得」が競馬そのものの経済を支える状況を見れば、明らかなことです。 競馬が必要とする「利潤」は、「外貨」で稼ぐ時代。これはもう論を待たないところでしょう。 翻って「その場所にある競馬」のありようを見ると、必要なこともまた見えてくるのではないでしょうか。 ハッキリしているのは、地域と競馬との間の関係について考える場合、競馬がその場所を通じて上げる収益との単純な損得勘定のみで物事を見るべきでない、ということなんだと思います。 「損してもいい」というのは言いすぎになりますが、「そこでどう儲けるか」を主たる興味として競馬場や場外発売所を経営することは、「地域」においては不可能。例えば一日の入場者数が何百人というオーダーの門別競馬場本場の売上に着目してしまえば、「こんな場所でやらなくていいじゃん」という話にしかなりません。そしてそれは、どんなにお金を投じて施設をよくしたり、イベントなどの振興策を打っても、解決し得ない問題です。 GW開催で賑わう門別競馬場 とはいえ、入場は1000名あまり。馬券収入への寄与は極めてささやか。 競馬場にこのようにお客様方が集まることの意味は、間違いなくそれ以外にある。 では、そうした地域に競馬がある、もっと言えばあることを許される理由は何なのか。 それはまさに「地域への貢献」に他ならないと思います。 競馬があることにより、地域に何らかの働きかけが出来ること。単に経済的なものだけでなく、そこにいるひとびとが集まる場所としてのムーヴメントを湧き起こしていけること。それなしに、「地域の競馬」が続いていける価値は、見いだせないのではないでしょうか。 Aiba静内の「Aiba祭」 地域主導のこうした取り組みを、競馬主導の取り組みとして主体的に行っていくことで、競馬の存在感を増していくことが求められている いま地域は巷で言われているように、様々な問題を抱えています。職の減少と賃金水準の低下高齢化コミュニティの崩壊都市インフラの老朽化 などなど… 夕張など衰退地域の団地には、独居老人もあふれる こうしたこと全てに、地域にある競馬は、競馬なりの答えを出すことが可能です。 その場所で行う祭りやイベントが、競馬のためではなく、地域のために貢献すること。 その場所に競馬のためだけではない、地域のコミュニティとしてひとびとが集まること その場所に人が集まることにより発展のひとつの小さな核となり、競馬のためだけではない周囲の様々な物事が整備されていくこと。 何より、その場所に人が集まることが、ひとびとの心に競馬の楽しみだけではなく、安全や安心、ひいては生きる意欲を与えていくこと。 サテライトいしかり「周年祭」 場内売上のためでなく、地域のために行う場外発売所のイベント いまこうして経済的な余裕が生まれているときにこそ、そうしたことが出来ているのかどうか、それはつまり競馬が永く続いていくための「基礎基盤」がしっかりと固まっているのかどうか、そういうことを確認していく必要があるのだと感じています。 わかる方はこう考えて頂ければ。 無観客試合の「ミッドナイト」開催に、何となく違和感があることの理由って、ここなんじゃないでしょうか。要するに「何でその場所でやらなきゃいかんの?」という問いに対する答えが用意出来ないという。 収益を上げるための「外貨獲得」の方策 競馬が続いていくための「地域」における競馬の存在感の確保向上 全く方向性の違うふたつの課題をきちんと正しく見据え、取り組んで行くことこそが、これから本当に競馬が、ひいては公営競技全体がこの国で続いていけるかどうかの鍵になるはず。 これが私の今回の長い旅を経てのひとつの結論です。 筆者の理想は、オーストラリアのカントリーレーシング カップデーと呼ばれる競馬場最大のレースが行われる日には、「帰省」してくるひとびとも含めて街ぐるみの巨大な祭の場となるのが競馬場 これが真に「地域」とともにある競馬の存在感 多くの方にとっては、恐らくこんなことは「観念的には」わかっていることなんだと思います。 しかしそれを、例えば地域の実態を見つめながら行うことは難しい。 またふたつの異なる問題をきちんと整理して取り組むこともまた難しい。 これから、競馬はどうやって取り組んで、そして続いていけるでしょうか…。 競馬に関わりお手伝いする立場でもある私としては、これからの取り組みのヒントになる貴重な経験になった取材の旅でした。 今年も一年間、水曜日の私の稿にもおつきあい頂き、ありがとうございました。 堅苦しい話題に終始したこの一年間の稿でしたが、「競馬のことなら何を書いても良い」というスタッフの方の助言もあり、また地方競馬に直接携わる機会が今年は少なかったこともあって、こうして自ら出かけて見聞きしてきたことを「競馬関連」という名目で文章にさせて頂きました。 来年からは、他の皆さんが記されているように「いま行われていること」の紹介を中心に書いていくか…どのような方向性にするかは、年をまたぐこの一週間の間に少し考えたいと思っています。 皆さま、良い年をお迎え下さい。
2016年12月28日

火曜日担当の太田です。 帯広も大雪ですっかり冬景色となりました。ほぼ一日中降って50cm弱積もったのですが、開催日にはしっかりとコースは整備されて無事開催。関係者の皆さんに頭が下がります。クリスマス開催の今回は「クリスマスファンタジア」と題して、競馬場ではクリスマス関連のイベントが行われました。またJRA有馬記念と連動した抽選会も開催。賑わいを見せておりました。これはインタラクティブ映像というもので、地面は壁に映し出された映像を近くで手を振ったり、地面を歩いたり、人の動きに合わせて映像が変わったり、動いたりするものです。なかなか面白いものでした。 25日(日)は3歳の頂点決戦『第45回ばんえいダービーBG1』牡馬730kg、牝馬710kgの定量戦。馬場水分2.3%。この世代まだまだ勝負付け済んでおらず、戦前どの馬にもチャンスがある様相。松田道明騎手へ変更「ホクショウディープ」が1番人気。ばんえい大賞典馬「マルミゴウカイ」が2番人気。ばんえい菊花賞馬「ツルイテンリュウ」が3番人気に押されていました。レースは、全馬それほど差がなく進み、やや人気3頭が先行し、第2障害までやってきました。前半57秒。例年とそれほど変わらないペース。まず「ホクショウディープ」から動き出しますが、坂の八分目あたりで止まり、続いて「マルミゴウカイ」が「ツルイテンリュウ」と仕掛け、「マルミゴウカイ」がすんなりと先頭でクリア。「ホクショウディープ」「ツルイテンリュウ」「キタノリュウキ」と第2障害を越えていきますが、残り20mあたりで、先頭、2番手、3番手とバラけて、最後はさらに突き放した「マルミゴウカイ」が快勝。ゴール前苦しくなり止まりそうになりながらも何とか粘った「ホクショウディープ」が2着。3着争いは、「ツルイテンリュウ」に「キタノリュウキ」が並んで写真判定となりましたが、「ツルイテンリュウ」が粘っての3着という結果でした。(主催者提供)藤本匠騎手「とても調子がよく、前走A2のメンバー、重量も715kであの競馬ができるなら、今回いいレースができると思っていました。今日は本当に完璧なレースだった思います。馬も落ち着きが出てきました。障害もまとめ、最後も全く衰えることなく脚を伸ばしていたので、残り20mあたりでは行けると確信しました。まだまだ成長しているので、今後も楽しみです。」槻舘重人調教師は「前半思ったよりペースが速いと思いました。障害は前走でいいところを見せていたので期待していましたが、見事に期待に応えてくれました。今日は完璧なレースを見せてくれたと思います。体重も増えてきて、癖もこのところなくなり、成長を見せています。真面目さ、登坂力がこの馬のいいところ。馬を壊さないよう頑張っていきます。」とコメント。(主催者提供)能力的に差がないメンバーと思っていましたが、今回「マルミゴウカイ」の強さが光ったレースでした。最後まで脚取り衰えることなく、最後は他馬をつきはなす強さ。2着「ホクショウティープ」のゴール前の苦しさを見ると、「マルミゴウカイ」の強さがよくわかります。藤本騎手も未知だからやってみないとわからないけれど、まだ重量を積んでも大丈夫だと思うと話していました。まだまだ成長途上、重い荷物も耐えれそうな感じがするので、今後の活躍を期待せざるを得ません。クラス的にオープンとなり厳しくなりますが、大事に使っていきたいとお話でした。将来的に楽しみな存在なのは間違いありません。 さて、ばんえい競馬は28日(水)、29日(木)の二日間年末開催です。29日には、2歳の重賞『第18回ヤングチャンピオンシップBG2』が行われます。先日ばんえい甲子園、各産地別予選を通過してきたメンバーによって争われます。北見産駒から「ジェイワン」と「サカノイサムヒメ」釧路産駒から「キタノサカエヒメ」「キタノミサキ」南北海道産駒から「センショウニシキ」「トモエハイセイコー」北央産駒から「カネサスペシャル」「ゴールデンフウジン」十勝産駒から「ホクショウムゲン」「ミノルシャープ」(写真はそれぞれ予選の勝馬 主催者提供)秋までは「ホクショウムゲン」の1強ムードだったこの世代でしたが、ここにきてわからなくなってきました。12月29日(木)今年最後の重賞『第18回 ヤングチャンピオンシップ BG2』第10R 19時05分スタート!!ぜひご参加ください。年末年始イベントも盛りだくさんです。毎年恒例のイベントです。関東地区の皆さんぜひお越しください。お正月は1月1日から5日間連続開催です。 お正月帯広競馬場、各場外発売所でもイベント盛りだくさん。また元日NHKで帯広競馬場からの中継があります。お笑いコンビのTIMが盛り上げてくださいます。ぜひご覧ください。 楽天競馬は先日のダービーから年末年始の重賞かけて「年末年始はばんえい十勝でアツくなれ!!年越し帯広重賞10%還元キャンペーン」を開催中です。年末、お正月もばんえい競馬並びに、地方競馬各地で開催いたします。ぜひお楽しみください!では、皆さん今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください。
2016年12月27日

ミツオーです。腰痛発症1か月にして悪化。さすがにそろそろ医者へ行きます。さて、今年も残すところあと6日となりました。みなさま、今年はどんな年でしたか?…競馬的に、あるいはトータルで。わたくしは…と、自分の一年を振り返ってみると、まあ大雑把にまとめれば、「今年も何を成すこともなく暮れる、ごく平均的な年だった」ということになります。が、よくよく思い起こしてみれば、それなりに起伏・喜怒哀楽・わくわくドキドキがあった一年でした(当たり前。そういうのが何もないということはあり得ない)。ま、アレです。ここでも懺悔しましたが、昨年末の東京大賞典でひどいミスを犯したわたくし、年明けには体調不良により仕事中に声が満足に出ないという失態まで重ねてしまい、今年は、気分としてはどん底からのスタートでした。忘れるというのはありがたい機能で、もしもあのままの気分が続いていたら、胃には穴があき、不眠に悩まされ、酒浸りとなり、髪の毛は抜け落ち、ヒドい状態になったことは間違いありません(酒浸りと脱毛は進行中ですが、この件とは関係がありません。…って、ほっときなはれ)。おかげさまで(誰のおかげか)、現在はそのヒドい気分からは立ち直っており、胃の状態はきわめて健全です。わたくしの、今年の競馬ライフ…というよりは、競馬にまつわる仕事ライフでは、何頭ものいい馬に巡り合い、たくさんの方々に取材を含めてお話をさせていただき、楽しく過ごすことができたと思います。今年、わたしが大きな期待をいだき、注目した馬たちの中から何頭かあげるとすると、筆頭は何といっても、ソルテということになります。わたくし、2月にソルテの「重賞5連勝祝賀パーティー」のお手伝いをさせていただくご縁があり、この馬はわたしにとって非常に思い入れのある馬の一頭となりました。今年のソルテの活躍ぶりは、みなさんご存じのとおり。2月の祝賀会のあと、3月にはフジノウェーブ記念優勝で重賞連勝を6にのばし、5月にはG1・かしわ記念に挑戦。(かしわ記念パドックのソルテ。素人目にも、非常にいいデキに見えました)多くのG1馬に先着しての2着で、力量が全国レベルであることをしめしたソルテは、次走・さきたま杯G2で勝利。地方所属馬による久々のJBC制覇が現実味をおびた瞬間でした。(さきたま杯のソルテ。この日も素晴らしいデキ。ソルテの偉大なところは、長期間にわたって、高いレベルの好調を維持しているところだと思います)結果、ソルテは、川崎JBCスプリントで6着。またしても地方馬によるJBC制覇はなりませんでしたが、本気で期待させてくれたこの馬には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。JBCスプリントレース中に脚部を痛めたというソルテは、冬季は休養し、フジノウェーブ記念から始動の予定と聞いています。来年こそ、G1タイトルを手に…という期待をいだかせる一頭です。次にわたしが今年注目した馬としてあげられるのは、タービランスです。タービランスの手綱をとったのは、森泰斗騎手。年初に、森泰斗騎手があげた2016年の目標は、「全国リーディング、年間300勝、東京ダービー制覇」という、これ以上ないと言えるほどハイレベルなものでした。今日の段階で、森泰斗騎手はすでに年間302勝。2位の下原理騎手に40勝以上の差をつけていますから、全国リーディングも確定。3つ掲げた大きな目標のうち、2つまでは達成してみせた森騎手ですが、ひとつだけ果たせなかったのが「東京ダービー制覇」ということになりました。今年の東京ダービー、森泰斗騎手を背に1番人気におされたタービランスは、3着にやぶれました。(京浜盃・羽田盃と重賞を連勝したタービランス。JDDへの出走をとりやめたあと休養。復帰が待たれます)北関東時代から見守っている森騎手が、宇都宮競馬廃止後12年目にしてとうとう東京ダービー優勝騎手にまで上り詰めるのではないか、という期待をいだくことができた今年の南関東三冠戦線、その中心にいたのがタービランスだったのです。グルームアイランドにも、大いに注目しました。昨年後半、金沢へ移籍したグルームアイランドは、年末の中日杯を制して一躍、金沢の新王者となりました。年明け、1月3日の川崎・報知オールスターカップに遠征して優勝すると、川崎記念にも挑戦。春は、金沢スプリングカップから笠松のオグリキャップ記念を、中9日という強行ローテーションで連勝し、中・長距離路線における地方のホープ誕生!を思わせたのでした。(オグリキャップ記念優勝のグルームアイランド。雨中の表彰式で、陣営のみなさんが「出走してよかった~!」と喜んでいたのが印象的でした)残念ながら、その後、グルームアイランドは力を出し切れず、地元の重賞をも勝つことができずにいます。ぜひとも立て直して、今年春までの、あの力強い走りをふたたび見せてもらいたいものです。2歳馬の中での注目は、金沢の牝馬2頭ということになります。ヤマミダンスとヴィーナスアローです。ヤマミダンスは、ホッカイドウ競馬での能力試験で好時計を出し注目を浴びましたが、デビューは金沢。しかも9月にズレこみました。母:キウイダンスという、地方競馬好きとしては期待せずにはいられない血統ということもありますが、何と言ってもそのスピード能力は、「全国レベルですよね?」という質問が、記者から中川雅之調教師にむけて飛ぶほど。ここまで5戦5勝。重賞3連勝中。地方全国交流のラブミーチャン記念も勝っており、今週いよいよ東京2歳優駿牝馬に登場です。(ラブミーチャン記念優勝のヤマミダンス。大晦日が楽しみです)はたして、さらに強い相手にもその力は通用するのか、大いなる期待をもって大晦日のレースを待ちたいと思います。このヤマミダンスにこそ先着できていませんが、2歳牝馬とは思えないほどのレースっぷりで金沢の2歳戦線を盛り上げているのがヴィーナスアローです。「スタートがあまり上手くなってこない…」(田知弘久騎手)という事情もあって、中団にかまえて見事な差し脚を披露することの多いヴィーナスアローですが、その素質の高さは、道中、インで砂をかぶっても嫌がることなくガマンできるところにこそ見ることができると思います。(ヴィーナスアロー。ヤマミダンスとのライバル物語が、より一層熾烈なものになってくれることを願います)ヤマミダンスとヴィーナスアロー、2頭の牝馬が、来年の金沢競馬を、ひいては地方競馬をどこまで盛り上げてくれるか。引き続き、注目していきます。ほかに注目馬をあげるとすると、カツゲキキトキトでしょうか。春先は正直、その強さに半信半疑だったのですが、秋シーズンの活躍ぶりを見れば実力の高さは明らか。もっとも、昨年のデビュー以降、走るたびに力をつけ、どんどん成長しているのだろうということは、戦績を見るだけでもわかります。(白山大賞典のカツゲキキトキト。このときは6着にやぶれましたが、暮れの名古屋グランプリG2では3着。どんどん成長しています)このままさらに成長を続けるとすると…これは楽しみです。この馬の本格化はまだ先!と期待することにします。ほかにも期待馬・注目馬をあげればキリがありません。一年を通して競馬を見続ける、それも、地方競馬の実況担当として、複数の地区でレースを見ていると、毎年どんどんドシドシ、楽しみな馬たちに遭遇することになります。おかげで一年を通して、楽しく仕事することができるのだなあと、ありがたく思います。ファンのみなさまにも、ぜひ、引き続き、同じようにたくさんの期待馬・注目馬に出会っていただきたい。そう思いつつ、今年最後の週も楽しみたいと思います。年末年始も、地方競馬は休むことなく開催します。『「今年」も「来年」も関係ない。毎日が本番だ。』ということで、全国各地、みなさまに盛り上がっていただける番組でお待ちしています。南関東地区は、今週は大井開催。29日 東京大賞典30日 東京シンデレラマイル31日 東京2歳優駿牝馬と、後半3日間(というか、今年最後の3日間)には、いずれも重賞レースがおこなわれます。年の最後にふさわしい盛り上がりの、各地区の競馬に、どうぞご期待の上、たくさんご参加ください。そして。今年もご愛読ありがとうございました。新しい年がみなさまにとって、より一層、すばらしいものでありますように。
2016年12月26日

日曜日担当の高橋華代子です。 南関東競馬はこれから年末の大井開催が始まり、2017年は川崎開催からスタートします。 川崎所属馬がお住まいの小向トレセンでも、それぞれの戦いに向けて一生懸命トレーニングを積んでいました。 その様子を写真で綴っていきますね。 小向トレセン名物、お馬さんが横断歩道を渡る所↓ 川崎最年長厩務員77歳の道添厩務員が担当しているティーケーグラス(川崎・八木仁厩舎)。人馬ともに元気いっぱいです!明日行われる大井10レースの白鳥特別(1800m)に参戦。来年に向けての挑戦ですよ。外回りコースで、自慢の末脚がどのくらい発揮されるか楽しみです。↓ 現役最高齢騎手の61歳森下博騎手も元気に調教に乗っていました。来年5月のお誕生日が来ると、62歳。更新し続けて頂きたいです!↓ この年末大井重賞は、川崎の佐々木仁厩舎から目が離せませんね。ローレル賞を圧勝して、南関東の一員になったばかりのアップトゥユー。東京2歳優駿牝馬に向けて調教中です。調教もレースも阿部龍騎手が騎乗。↓ そのちょっと前には、先輩にあたるモダンウーマンが調教を行い、洗い場でヒーターを使って温まっていました。東京シンデレラマイルは阿部騎手とのコンビで参戦。↓佐々木厩舎にはいつもかわいい番猫さんたちがいるんですが、その中の1匹が、馬服の上でぬくぬくしてました(*´▽`*)↓東京シンデレラマイルには、東京湾カップ覇者ディーズプリモ(川崎・内田厩舎)も出走を予定。復活を期待したいです。↓モフモフ(川崎・安池厩舎)も参戦を予定。↓ モフモフって名前の響きはかわいらしいんですけど、すっぴんはクールビューティータイプの美人さん。で、そのお隣には2歳なのに貫録たっぷりのソウスケサン(川崎・安池厩舎)発見。↓ 新馬戦で初めて見た時に、なんていう2歳だ!!!と、雰囲気たっぷりの姿に惚れてしまいました。ルックスは大人っぽいですけど(まぶしいのか、この時は目をショボショボさせてかわいらしいですけど)、担当の暮部厩務員(ロッキーアピールでもお馴染み)のお話しでは、性格はまだまだ子供ちゃんだそうです。 ゴールドカップで悲願の重賞制覇を果たしたトキノエクセレント(川崎・八木喜厩舎)。地力の高さを見せつけた1戦になりました。レース後も全く疲労感はないそうで、それだけ気持ちよく走ったんでしょうかね。本当によかったです。↓ 同僚になるのが、セイスコーピオン(川崎・八木喜厩舎)。27日の師走オープン(大井1600m)に向けて調整中です。↓ 北海道からフリオーソ産駒が仲間入りをしていますよ。 兵庫ジュニアグランプリ3着の実績があるバリスコア(川崎・岩本厩舎)。とっても美味しそうに味わいながらお食事中(^-^) 3勝を挙げているハウマーナ(川崎・田邊厩舎)↓ そして、今日のホープフルS(中山芝2000m)には、生え抜き馬フリオーソ産駒のコスモス(川崎・河津厩舎)が出走。南関魂に最終調整の動画などをアップしてみました。初物尽くしで乗り越えなくてはいけないこともたくさんありますが、何より無事に走って収穫のあるレースになるといいですね。↓ そして、川崎生え抜きの総大将ドラゴンエアル(川崎・高月厩舎)が、報知オールスターカップに向けてトレーニングを積んでいます。復帰までもう少し……無事にレースで会えることを祈っています!↓ そんな高月厩舎のクリスマスが素敵です(^-^) 川崎のお馬さんたち、とってもにぎわやかになってきましたね(^-^)
2016年12月25日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 さぁ、いよいよあすが有馬記念! きのうとおととい、有馬記念検討会のイベントで喋りまくっているので、もう予想は十分固まって、熟し切っています! 気持ちの上では、あとはなんぼの配当を手に入れるかというだけ。 完全に獲らぬ狸の皮算用パターンですが、レースの決着がつくまでは、誰もが勝利者候補。 結果が出るまで楽しみましょう♪ その有馬記念の予想に関してはのちほどとして、有馬が終わったあとの話。 来週は地方競馬が断然アツい!! 各地で大レースが目白押し! 園田では28日に『兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)』が行われます。 第1回から15年連続JRAが勝利しているレース。果たして、今年こそ、地方勢がその牙城を崩すことができるのか!? どうぞご注目ください♪ 馬券を的中させるための参考となるデータを『チャージアドバンス』に掲載しております。 どうぞご参考までに! そして、29日は大井競馬場で『東京大賞典』が行われます。 園田では31日にも重賞『園田ジュニアカップ』(2歳、兵庫デビュー)があり、毎日が頂上決戦! 年末年始は地方競馬でアツくなりましょう!!〓Weeklyトピックス〓★田中学騎手がプロスポーツ大賞功労賞を受賞! 今週の火曜日、東京都内で『日本プロスポーツ大賞』の授賞式が行われ、園田が誇るトップジョッキー田中学騎手が地方競馬部門の功労賞を受賞しました。 田中騎手は、昨年の1月に地方競馬史上25人目となる3000勝を達成。デビュー24年目となる今年もリーディング3位につけ、トップクラスの活躍を見せています。 1991年には、父の田中道夫調教師も騎手時代に同じく功労賞を受賞しており、親子二代での受賞となりました。 授賞式出席のため、火曜日は騎乗を取りやめましたが、水曜日に4勝、木曜日には3勝と固め勝ちをして、改めて存在感を示しました。 大賞に選ばれたプロ野球界を代表する大谷翔平選手と一緒に写真にを撮った田中学騎手。 「やっぱりすごい。ぼくらにも丁寧に挨拶してくれるし、喋ったとき、先に(受賞を)おめでとうございますと、向こうから言ってくるんですから、気配りも凄いです」と大絶賛。 皆が羨ましがる経験ですわな。★山崎騎手が園田に復帰 高知競馬での3ヶ月間の武者修行を終えて帰って来た山崎雅由騎手。 その初日でいきなり10頭中10番人気の馬で3着。次レースでは10頭中9番人気の馬で2着と波乱を演出しました。 高知遠征を振り返って「目標の10勝(11勝)ができて良かったです」とご満悦♪ バンザーイ おい、ちょっと待って!確かに今年山崎騎手が高知で挙げた勝利は11勝です。 でも、それはスポット参戦の勝利も合わせてない?? 「嫁さんが11勝て言うてくれてたから、てっきりそうやと…」 スポット参戦中に2勝を挙げていたので、この期間中の勝利数は9勝だったのです。 ということで… ナシよ…と昭和的なノリに付き合わせてごめんな(^^;) まぁ、ほぼ目標達成やし、なんやったら気の問題やから、達成したつもりになったらそれでええねん!★インディウム復活! 昨年の兵庫ダービー馬インディウムが、今週の木曜日に戦列に復帰。 休んでいる間に下がっていたB1クラスでしたが、休み明けでも大楽勝して、底力を示しました。 次走はA2に昇級。重賞戦線に戻るまでは負けるわけにはいかない! もっと力強く言えば「負ける気がせぇへんわ!」と、知る人ぞ知る山田スタジアムさん風に♪★浜松イベント 今年、4回目となる浜松に到着! 今回は細江純子さんを交えての予想検討会です♪※偶然、H&Mの前で遭遇 過去に何度もお邪魔しているエクセル浜松さん(イベント会場はジョイホース浜松)ですが、さすがに有馬記念ともなると、お客さんの聴く姿勢が違うように感じられました。 そこで披露した予想がコチラ↓↓ そして買い目はこんな感じ↓↓ 果たして誰が当たるのか!? そして今回は、スペシャルイベントが実現! 細江さん、津田照之さん、ぼくの3人がお客様を迎え、競馬に関する質問を受け付ける「クリニック」的な懇談会イベントが行われました。 カウンセリングをしてるようでもあり、これがなかなか面白くて、あっというまに時間が過ぎて行く楽しいひとときでした♪ こんなイベントはこれまで経験がなく、次回もやってみたい! またあれば、是非ともご参加ください♪ で、ぼくが本命をヤマカツエースにした理由。○中山2戦2勝○前走で馬体回復して、今回さらに前進○距離不安も、ロスなく立ち回れる内枠でカバー。しかも後入れの偶数番○G1に強い池添騎手以下、ファンが後押ししてくれたオカルトチックな要素○今年の漢字一文字『金』にちなんで、『中山金杯』、『金鯱賞』を勝っている○さらに父親が“キン”グカメハメハなど…。 人気もそれほどないし、来れば好配当なので、それを考えるだけでウフフとなっちゃう♪★DASHよかわイベント きょうがイベントでした! 下原理騎手と、神崎まなみちゃんがゲストでした! 印はコチラ↓↓ またしても本命が違う…。 でも、発見した! 浜松もよかわも、本命が入った馬は1番キタサンブラック、4番ヤマカツエース、11番サトノダイヤモンドだけ。 公開放送された枠順抽選会に参加した田中将大投手は、日本を代表する世界のエース! そのマー君の誕生日は11月1日。 11(月)、1(日)、4(ヤマカツエース)で決まりじゃないの!? と有馬記念はどうしてもこんなことを考えてしまう…。◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ 最後に、下原騎手の買い目。 前回、DASHよかわのイベントに参加した下原騎手は、予想が当たっていながら買えず(前日発売がなかった)に悔しい想いをしていました。 なので今回はキッチリ買って、勝つつもり♪ コレが、園田のリーディングジョッキーの馬券だ↓↓
2016年12月24日

金曜日は古谷が担当します。 JRAはいよいよ、今年のラストウィークを迎えました。3日間開催で、今日は中山大障害が10Rに組まれています。かつては有馬記念以上に盛り上がりを見せていたという中山大障害ですが、2つの大障害をクリアした時とゴールを迎える勝ち馬を称える場内からの拍手は、平地の競馬とはい違う独特の雰囲気があります。大障害を見てから「KEIBAコンシェルジュ」の出演のため、グリーンチャンネルに移動するつもりですが、春の中山グランドジャンプを制したオジュウチョウサンの春秋大障害制覇か、それもとアップトゥデイトが連覇を果たすか…。ぜひ、皆さんも中山大障害に注目して下さい! そして、24日の阪神カップを挟み、25日は有馬記念とホープフルSの2重賞があります。ホープフルSには、川崎のコスモスが出走します。初めての芝になりますが、前走後は山崎誠士騎手も「軽い走りをする馬なので、血統はともかく芝は合いそうなイメージは沸きます」と話していました。川崎入厩時は、生死を彷徨うほどの脱水症状を起こしたコスモス。JRA認定競走を獲得するために、状態よりデビューを優先した形で調整されてきました。それでも素質の違いで圧勝の連続、徐々に体も持ち直し、パワーアップしてきた印象の今回、打倒JRA勢を叶えるか注目されます。レース内容如何で、来年のエプソムダービー出走への意思も固まってくる可能性があるだけに、その走りにぜひご注目頂ければと思います。(初戦快勝後のコスモス) さて、有馬記念を前に、先週末は韓国へ行き、最も盛り上がるレース「第35回グランプリ」(韓国G1)を見てきました。コリアカップを見た時に、今年のグランプリはライブ観戦したい!との思いを持ちました。というのも、岩手ケイシュウNEWSの牛山基康さんから「最も売り上げがある重賞」と伺っていたことが最大の要因です。 コリアカップの観戦した時の記事で書きましたが、韓国の競馬は、どんな日でもメインレースより最終レースの方が売れます。コリアカップ当日も、コリアスプリントが43億7551万ウォン、コリアカップが48億11万8800ウォンの売上だったのに対し、最終レースは64億2338万ウォンでした。 コリアカップは地元最先着の3着に健闘したトリプルナインは、11月13日の大統領杯で連覇を果たしました。その大統領杯は、天皇賞・秋に相当するようなレースですが、その売上総額は48億780万2900ウォンでした。しかし、昨年のグランプリは61億848万2400ウォンの売上を誇り、その日の最終レースより約1億ウォン上回っています。それだけ、韓国の中で人気のあるレースと言えます。(グランプリのパドック) 大統領杯を制したトリプルナインが1.6倍と、断然の1番人気に支持されました。そのトリプルナインに、昨年のグランプリで先着したクリーンアップジョイが5.5倍の2番人気、3番人気は9年振りに三冠馬となったパワーブレイドの7.5倍でした。(トリプルナイン)(クリーンアップジョイ)(パワーブレイド) パドック動画はこちら、レース動画はこちらをご覧ください。 3コーナー過ぎから早めに先頭に立ったクリーンアップジョイが、好位追走から追い込むトリプルナインの追撃を退け、前走のKRAカップクラシックに次ぐ重賞連勝がG1制覇となり、昨年3着からの雪辱も果たしました。(1周目スタンド前。クイーンアップジョイは2番手の外)(クリーンアップジョイが優勝!)(引き上げてきたクリーンアップジョイ) スタートから歓声が上がり、2300mなのでスタンド前を各馬が通過していきますが、その時にも声援が飛び交い、最後の直線はもの凄い歓声へと変わりました。地元・ソウルの馬が勝ったことで、場内の盛り上がりも異様な雰囲気でした。(クリーンアップジョイの主戦、ハム・ワンシク騎手)(表彰式の様子) クリーンアップジョイの父は、05年シガーマイルH(米G1)を制したパージ。パージは、韓国の緑原牧場に導入されることが決まっていたそうで、クリーンアップジョイのグランプリ制覇は大きなアピールになるでしょう。そして、昨年4着だったトリプルナインは、今年も2着とグランプリ制覇は叶いませんでしたが、トリプルナインと3着だったパワーブレイドは、来年のドバイワールドカップカーニバルに参戦するため23日に出発すると、KRAホームページのニュースサイトに掲載されていました。この2頭の他、ディファレントディメンション、メインステイ、ソウルブレットの計5頭が韓国から参戦するとのことです。 トリプルナインとパワーブレイド以外の3頭について、牛山さんに伺いました。 ディファレントディメンションは、アメリカ産馬で釜山所属。この春に1級に上がった馬。重賞未経験ですが、15戦9勝で6着以下がない安定株です。 メインステイは、緑原牧場生産の持込馬で、こちらも釜山所属。前走や前々走で、パーティドポメロイ(日韓戦1着、コリアスプリント4着)や、マチョンボルト(コリアスプリント2着)を倒した短距離の新星です。 ソウルブレットは、ピースルールズ産駒の韓国産馬で釜山所属。デビューから6連勝後に1年以上休んで今夏に復帰。3走前の1400mのリステッドでパワーブレードの2着、前々走の1400mを5馬身差で勝って、前走がメインステイの半馬身差2着です。 話はグランプリに戻り、金沢の米倉知騎手が、サクセスストーリーに騎乗しました。 サクセスストーリーは、序盤は先行していましたが、折り合いをつける形で中団に下がり、そこから直線ではジリジリと盛り返して7着に終わりました。「速い馬がいるから控えて競馬をするように…と指示がありました。ちょっと怯むような場面もあったし、もっとスムーズな競馬をしていれば掲示板はあった手応えはありました。流れに乗り切れなかったのは残念でしたが、グランプリの雰囲気を味わうことができて良かったです。また来年も乗りたいですね」と、悔しそうな表情を浮かべながらも、場内の盛り上がりに騎手としてのやり甲斐を感じた印象を受けました。 薄暮開催で、最終レースはナイトレースの雰囲気で行われました。競馬場を出る時は、この季節の中山競馬場を彷彿とさせるものがありました。 また来年もグランプリを見に来たい!いや、春にまたソウル競馬場を訪れたい!完全に韓国競馬にハマってしまいました。
2016年12月23日

木曜担当のよこてんです。 なんかこう、すごく慌ただしい一週間でした。 17日の土曜日。降雪による馬場状態悪化のため1レースから最終レースまで取り止めとなりました。この日は重賞の「白嶺賞」が行われる予定だったのですが、取り止め&代替開催なしのため今シーズンの白嶺賞は“実施せず”に。 岩手競馬では特別競走が同様の事態になった事はこれまでにもあったと思いますが、重賞競走ではちょっと記憶に無いです。いずれにせよ“第26回白嶺賞”は来シーズンに持ち越しという事になりました。 この白嶺賞、少頭数ながらもナリタスーパーワンの転入初戦に注目していましたから、残念でしたね。 古い話ですが、1998年のダービーグランプリが盛岡競馬場の降雪のためにレース前に開催打ち切りになってしまい、約1ヶ月後に再度予定が組まれ実施された、という事はありました。 その頃に比べると今は場外発売・他場発売の関係が大幅に複雑になっていて、代替競馬の日程を入れるのが難しいんだそうです。 ちなみに岩手競馬では、2000年シーズンに三度(!)、2001年シーズンにも二度の代替競馬がありました。その後にはあったかなあ。取り止め・打ち切りは何度かありましたが・・・。 そしてその土曜日。禁止薬物陽性馬が出ましたと。その報道発表がありますと。ああもう本当に厄日。 この件に関しては今日・木曜日に再検査結果まで出ており、当該馬の陽性は確定となっております。一方、当該馬を管理する他の馬からは薬物は出なかった事も判明しております。ですので、当該馬は該当のレースを失格、加えて出走停止処分が、各馬の管理調教師には、以前の例から判断する限り一定期間の賞典停止処分が下される事になると思われます。 ここからはあくまでも私個人の意見。禁止薬物陽性馬とされた3頭はいずれも力がある馬です。例えばスズヨローズは岩手では6戦5勝、ヴィグラスムーヴは10月の転入初戦から5連勝しており、そのほとんどがワンサイドの圧勝です。コスモジョイジョイだって昨季の秋から1年余りにわたってほとんど馬券圏内を外していない堅実な馬です。つまり、ニコチンごときの力を借りる意味がない馬たちなわけです。 加えてスズヨローズは11月21日に走って勝っていますし、ヴィグラスムーヴは10月から月2走ペースでコンスタントに走ってそれを全部勝っている。コスモジョイジョイも同様のペースで走って何度か勝っている。今のルールでは勝てば必ず尿検査がありますから、12月11日・12日だけ薬物が出ました・・・っていうのは、どういう事なんだ?と思わざるを得ない。 しかし結果は結果。原因がどのようなものであれ、このような事が再び起きないようにしていかなくてはなりません。 話題を変えましょう。「第42回桐花賞」の出走馬ファン投票の結果が出ました。投票上位10頭と報道推薦の2頭が以下のとおりとなります。■ファン投票(10頭)第1位 ナムラタイタン第2位 ナリタポセイドン第3位 コミュニティ第4位 ライズライン第5位 ラブバレット第6位 チョイワルグランパ第7位 エンパイアペガサス第8位 ユッコ第8位 ダイワマッジョーレ第10位 マツリダアンバター■競馬専門紙記者推薦馬(2頭)ナリタスーパーワンメテオライト ナリタスーパーワンは白嶺賞に出走してから桐花賞を目指す予定がレースが取り止めになってしまいました。桐花賞には出走条件として「転入後一走以上」があるのでどうなる事かと陣営が心配されたそうですが、レースが取り止めでも一走条件は満たすという事で無事希望が叶う事になりました。 勘の良い方は「あれ?」と思われるでしょう。ナリタスーパーワンはナリタポセイドンと同じ板垣吉則厩舎の馬。そんなに桐花賞出走にこだわるの?と。 下が実際の桐花賞への出走申込馬です。ナリタポセイドンの名がありませんよね。ナムラタイタンコミュニティライズラインチョイワルグランパユッコマツリダアンバターアントニオピサトーホクアローシャークサプライズハッピーナリタスーパーワンメテオライトミラクルフラワーサンエイホープ 実はナリタポセイドンは来春まで休養となりました。一部では放牧という噂にもなっていましたが、今のところは放牧ではなく在厩のまま休養しているとの事。 それもあってナリタスーパーワンで桐花賞を、なのです。同馬は勝ち星こそ無いもののダート1700m、芝の2000mまではこなしていますし小回りコースもむしろ得意でしょうから、桐花賞での水沢ダート2000mという条件自体は特に問題ないでしょう。ただ、冬場独特の馬場状態の影響も計りたいだろうし、やはり一度実戦で水沢を走っておきたかっただろう・・・とは思います。 他には、兵庫ゴールドトロフィーに向かうラブバレット、また浦和に移籍したエンパイアペガサス、退厩しているダイワマッジョーレらが不在。代わって北上川大賞典2着アントニオピサ、桐花賞では4年連続掲示板確保のトーホクアローらが出走予定となりました。■ナムラタイタン(昨年の桐花賞優勝時) こうなると、ナムラタイタン・コミュニティ・ライズラインの、昨年の桐花賞1~3着馬が今年も有力視される事になるのでしょう。そこにアントニオピサ・ナリタスーパーワンの新規勢力がどう立ち向かっていくのか?個人的にはユッコに期待してみたいですが、いずれにせよ“昨年の上位馬”対“ここから台頭を狙う新規勢力”の構図になりそうです。
2016年12月22日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 地域を巡り、競馬のありようを探る旅の「まとめ」 今回は、「場所」ということについて思いを巡らせていきたいと思います。 場外発売所も含めて、競馬が「その場所」にあるということの意義を感じさせられることは、仕事も含めて競馬に携わっているとしばしばあります。 Aiba小樽が入居するショッピングセンターは、小樽築港の港湾エリアの中にあり、風景としてもこのまち「小樽」らしさを感じさせる。 私はいつも思いますし、言ってもいます。 競馬は、そもそも「なくてもいいもの」なんだから…と。 いわゆる「衣食住」といった人間の生存の根幹に近いところを支える産業とは異なり、競馬という産業は、人類の生存そのものを支えているわけではありません。いま突然競馬がなくなっても、困るのは競馬に携わっているひとびとだけ。勿論私も困りますが…でも世の中全体としては、なくなってもそれで日本が滅びるようなことはありません。 旭川競馬場がかつてあった付近で見つけた、微かな痕跡。 競馬場は失われ、先週見たように競馬を楽しむひとびとも恐らく激減した。 おまけに、競馬はギャンブル。世界中どこを見ても、賭け事を我がことこそ正義とばかりに胸を張ってやらせている場所はありません。ラスベガスやアジアで言えばマカオのような場所であっても、その場所柄への配慮だったり、運営への配慮だったり、様々な気遣いとともに行われているのが実情でしょう。 競馬は、その「なくてもいいもの」を、わざわざお上の認可を得てその場所でやらせてもらっているということ。 競馬のある場所を回って現場の様子を見聞きすれば、そのことを改めて意識させられます。 それは単に形として「認可が取りやすい取りづらい」「住民の理解がどうのこうの」ということだけではありません。 その場所で、そもそもどうして競馬が行われているのか。そしてその場所でどのような形で競馬が続いてきているのか。もっと言えば、その場所に競馬があると言うことの意味は何なのか。 そうしたことまで思い及ばなければ、「その場所の競馬」は続いてはいけないと思います。 かつてAiba留萌があった場所。 住宅地となり、商業地域すらほぼ失われていた。 人口が少ないとは言え、商圏が被らず娯楽が少ないこの地域に競馬を、という考えは当時理解され、設立に至ったはずなのだが… 現実に、これまで数々競馬がなくなるところを見てきました。 北海道の中を見ても、数々の場所で競馬が失われ、また失われつつあります。 競馬がその場所と繋がって、いつまでも続くということ。 それはとりもなおさず、その場所のひとびとと繋がって、競馬があると言うことへの(大抵は暗黙の)理解がずっと継続するということに他なりません。 そのためには、競馬が地域に対して働きかけていくことが、絶対に必要です。 地域が競馬を助けるのではなく、競馬が地域に主体的に働きかけ、そして地域にあり続けることを認めてもらうこと。 そうした取り組みの姿勢が重要なのではないでしょうか。 競馬の損得とは全く関係のないところで、競馬場や場外発売所と言った「競馬がある場所」の存在を意識してもらうこと。 ひとびとが「競馬が『おらまち』にあって良かったよねと思える活動を、競馬として行うこと。 そういう貢献を、重ねてになりますが「主体的に」行っているかどうかということは、改めて検証されるべきだと感じました。 Aiba石狩 オリンピックの地元選手を応援するパブリックビューイング 普段レースを楽しむスペースと大型ビジョンを解放した。 レースの損得勘定を離れた「場所として」のアピールが、地域での存在感を膨らませている。 要するに、ただ店を開いているだけでは…それで「経済に貢献している」などと言っているだけでは、ダメなんでしょうね。 「地域に根ざす」という言葉がありますが、あとから入って行ってその「根ざす」というところまで行くのは、本当に大変な努力が必要なはず。 それでなくても、「なくてもいいもの」ですから、競馬は。 Aiba登別室蘭の建屋の一角は、近隣住民が使える「多目的室」 棚に置かれた住民たちが使う趣味の品々が、このほんとうに小さな場所の「かけがえのなさ」を物語る これこそ規模は小さくても、本質的な貢献と言える 北海道では、競馬と馬産地との関係、という特別な関係があります。 当然、競馬がその馬産に対して持つ意識というのは、とても重要になってきます。 北海道だけでなく地方競馬全体で競馬の経営が長く苦しかったことから、馬産地のひとびとはとりわけ北海道の競馬に対して、様々な協力や貢献を行ってきました。そうした協力や貢献が場所として競馬を支えている事例も、取材の中で数多く見てきました。 Aiba静内に隣接するセレモニーホールで行われる「Aiba祭」 地元地域の全面的な協力により行われ、「その日の売上」には貢献できるが… 昨年7回行われていたものが、今年は4回に縮小。 地元の熱気を保ち続けるためには、「競馬側」の主体的な参加と、馬産地であっても当たり前ではない競馬を地域で続けようとする「熱意」が欠かせない。 競馬が地域や場所に対して何が出来るか、ということを考えたとき、少々心配になる競馬側のひとびとのメンタリティに触れることがあります。 競馬がなくなったら、馬産地も困るだろうしね。 こういうことを競馬側のひとびとは微塵も思ってはいけません。 競馬が地域や場所に貢献してこそ続いていけるという観点からすれば、こういう考えこそ「競馬の自殺行為」にほかなりません。 考えてみてください。馬産地と言われている地域でも、馬産以外の産業に携わっているひとびとは大勢います。むしろ人数で言えばそちらの方が多いはず。日高・静内にいても競馬とか全く関係ない、触れたことがない、という人は山ほどいるのです。むしろ、競馬や馬産に携わる人の数は、減り続けています。それでも「競馬」が特別な存在感を保ち続けるために何が必要なのか。 競馬が苦しかったときに始まった地域主導で競馬を支える取り組みは、一刻も早く全く逆の「競馬主導で地域を支える取り組み」にしていかなければなりません。 場外発売所、という場所を活かして、競馬がその地域にどのような貢献が出来るのか。競馬側にいるひとびとが主体的に考えて行かなければ、地域のひとびとはやがて競馬に対してそっぽを向くに違いありません。 廃止された岩見沢競馬場の跡地 いまは場外発売所「ハロンズ岩見沢」の形で微かに競馬の痕跡を残すこのまち 元々は「馬文化」が根ざしているはずのこの場所でも、競馬の存在感の後退は著しい そう言う場所を、私たちは数多く見てきているんです。 北海道だけでなく、日本の全国で。 競馬は、なくてもいいもの、ですから。本質的には。 解体前の福山競馬場跡地 市中心部に近い有利な立地であっても、地域との融合なしには継続できない 次回は、その「なくてもいいもの」がなぜその地域その場所に必要なのか。それを考えずにはいられますまい…。 競馬と触れあって生きている、私たち自身のためにも……。
2016年12月21日

火曜日担当の太田です。 連日寒さが続く北海道。17日(土)の帯広は-17.8℃まで冷え込み、まさに”しばれる”一日だったようです。私はしばしこの寒さを回避し、長野県へ行っていたのですが、長野も寒かったですね。しかし、氷点下17.8℃の数字を聞くと冷え方が半端ないと感じますね。そんな"しばれ"ているときにふさわしく毎年"しばれ"を体感することができる「陸別町しばれフェスティバル」の実行委員長が来場。陸別はさらに冷え込み、17日は全国で最も低い-24.2℃を示していました。 いよいよ次回25日(日)は日本一遅いダービー『第45回 ばんえいダービー BG1』が行われます。予定馬はこちら。 一冠目は「マルミゴウカイ」 二冠目は「ツルイテンリュウ」がそれぞれ制覇。 2歳時二冠馬「フウジンライデン」がいよいよ登場。 今季は2戦しかしておらず、またその成績もいまいち。ただ、ダービーに向けて調整してきていることでしょう。 オークス馬「ホクトノホシ」 オークス2着「ヒカルナナヒメ」の牝馬も参戦。 「ホクショウディープ」も侮れません。 常にいい走りを見せている「キタノリュウキ」「プレザントウェー」、イレネー記念2着馬「アラワシキング」、前走勝利して勢いに乗る「アアモンドヒューマ」と能力差が感じられない3歳馬たち。現段階ではどの馬が勝ってもおかしくない状況です。ばんえい重量730k(牝馬710k)の定量戦。名馬の登竜門でもある今年『第45回 ばんえいダービー BG1』25日(日)19:05スタート。当ててクリスマスプレゼントにしたいですね。どうぞご参加ください。 年末年始のイベント情報もリリースされました。まず、24日、25日はクリスマスイベントが行われます。ばんえい騎手さんや、リッキーサンタからの先着クリスマスプレゼント。ミルキー・キングがトナカイやサンタに変身しての馬ソリ運行。ばんえいダービー騎乗騎手による「ジョッキーシャウト」もクリスマス特別バージョンでお届けいたします。24日14時00頃表彰サークルで開催です。いつもよりたくさんプレゼントご用意しております。ぜひお集まりください。そのほか盛りだくさんの内容でお楽しみいただけます。ぜひチェックしてください。 お正月は例年通り1月1日から5日間連続開催です。1日から3日まではDAY開催。発走時刻が早くなります。イベント内容はこちら。近くなりましたらまた詳しくご紹介いたします。 そのほか、年末年始は大井競馬場や、川崎競馬場でもばんえい関連イベントを開催 お近くの方はぜひお出かけください。 楽天競馬では12月25日(日)から「年末年始はばんえい十勝でアツくなれ!!年越し帯広重賞10%還元キャンペーン」を開催。12月25日「ばんえいダービー」、同29日「ヤングチャンピオンシップ」、1月2日「帯広記念」同3日「天馬賞」の上記4レースを対象にポイント10%還元キャンペーンを開催します。Wチャンスもありますので、ぜひご参加ください。10%は大きいですよ!!条件など詳しくは上記リンクからアクセスの上ご覧ください。エントリーすることもお忘れなく。 それから、11月26日から始まっていました「JRA騎手からの贈り物キャンペーン」は、12月26日(月)が締め切りです。レアグッズが抽選で手にすることができるかもしれません。こちらもぜひHPをご覧の上、皆さんのご参加お待ちしております。 ばんえい十勝応援企画2016第2弾ばんえい記念にむけて「ばんえい競馬」を盛り上げよう!キャンぺーは、現在進行中です。目標金額630万円のところ、現在まで477万8405円まで応援資金が貯まりました。ご協力誠にありがとうございます。来年3月27日までの期間です。どうぞ引き続き皆さんのご協力お願い申し上げます。
2016年12月20日

南関東地方競馬は、年内最後の浦和競馬開催中です。(開催は22日=木曜日まで)21日には重賞・ゴールドカップが行われます。来年はS2に昇格することが決まっていて、ますます注目度UP!今年も来年を占う上でも興味深いメンバーが揃いました。(→枠順)古馬と初対戦のトロヴァオがどんなレースを見せるのか?オウマタイムの時間が、あの京浜盃以来やってくるのか?テムジン・サトノタイガーが厳しい日程ながら地元の重賞制覇なるか?開催最終日の22日には、恒例の年末騎手挨拶・グッズの投げ入れが行われます。ぜひぜひご来場ください。先週は金沢競馬場に出張して、金沢競馬年内最後の重賞・第52回中日杯を実況してきました。金沢競馬2016年の最強を決めるに相応しいメンバーが揃った一戦。勝ったのは10歳馬ジャングルスマイル(内側)でした!(写真提供:石川県競馬事業局)同じ厩舎のウエスタンプリンスとの接戦を制して優勝。過去5回挑戦して全て2着だった中日杯の初制覇となりました。(→結果)騎乗した田知弘久騎手も、ジャングルスマイルの勝負根性を讃えていましたよ。(写真提供:石川県競馬事業局)約1年でC1からA1まで駆け上がったウエスタンプリンスは、中日杯2着の後南関東(浦和)移籍。3着のトニーポケットは北國王冠同様の内を突く競馬で見せ場を作りました。連覇を目指したグルームアイランドは5着。昨年並ぶ間もなく交わしたジャングルスマイルに追いつけないどころか追い上げる脚が不発に終わりました。何とかあの爆発力が再び戻ってくるといいのですが。今年は「菜七子フィーバー」に始まった金沢競馬ですが、重賞はすべて終了し、27日が年内最後の開催です。10歳ジャングルスマイルが百万石賞・中日杯と重賞2勝。長く金沢競馬を一緒に牽引したライバル、ナムラダイキチが引退した今年も存在感を見せました。(ジャングルスマイル・中日杯のパドック)同じく金沢で重賞2勝を挙げたのが2歳牝馬の2頭。ヤマミダンスとヴィーナスアローです。ヤマミダンスは金沢シンデレラカップと金沢ヤングチャンピオン。(笠松のライデンリーダー記念を含めると重賞3勝)ヴィーナスアローは金沢プリンセスカップと兼六園ジュニアカップ。ちなみに、2頭の直接対決ではヤマミダンスの2戦2勝です。どちらにも今後の金沢競馬を引っ張っている存在になって欲しいですね。夏場の交流重賞では兵庫勢の勢いに押されるシーンが多かったですが、グルームアイランドのオグリキャップ記念、ヤマミダンスのラブミーチャン記念と笠松競馬場での重賞勝利がありました。大晦日の大井で、他地区遠征での勝利がもう1つ増えるのかどうか?ヤマミダンスがどんなレースを見せるのか、楽しみなんです。増えて欲しいなと金沢競馬に携わる者としてはちょっと期待しているのですが…。金沢競馬場もクリスマスムードこれで僕の担当は年内最後になります。2016年もこのブログにお付き合いいただきありがとうございました。2017年も地方競馬とこのブログをどうぞよろしくお願いいたします。
2016年12月19日

日曜日担当の高橋華代子です。 先日、久しぶりに中山競馬場へ行ってきたんですが、夕方からのイルミネーションが豪華すぎてビックリしてしまいました。詳しいイベントはこちらにありますね。 クリスマスツリーは見たことはあったんですが、他にもいろんなイルミネーションが楽しめて、いつからこんなにゴージャスになったのですか??? しかも、競馬場のイルミネーションだから、至る所に馬がいてとっても楽しい。 検量前をミニ機関車でお散歩できるのも、うれしいですよね。普通なら入れない場所ですから。 イベントとしては終わってしまったようですが、個人的にはこちらも印象的でした。 チビッコたちが一生懸命に塗り絵をしていて、それがこんな感じでスクリーンに映し出されていました。動画のほうがよかったかもしれませんが、いろんなお馬さんたちが動くんですよ。みんなの思いがこもったお馬さんたち。すごく寒い日でしたが、ここにいる時はとっても温かい気持ちになりました。 この中山競馬場のクリスマスイルミネーションも、やっぱり現地で楽しむのが一番ですね。この写真だけではなかなか伝わらない……。 25日のホープフルSにはフリオーソ産駒のコスモス(川崎・河津厩舎)が挑戦予定です。有馬記念もある日ですごい人でしょうが、この日までイルミネーションは楽しめるようなので、まだの方はぜし(^-^) プロジェクションマッピングもすごくよくて動画を撮ったのですが、うまくここに連動できなかったので(アナログ人間ですいません)、各自現地でご覧ください。ここはディズニーランドか?!と思いました(^-^) で。帰る途中に、もうバスが出ていない時間になっちゃったので、東中山駅まで歩くことにしたんですが。ちょっと、というか、かなり道に迷ってしまい……。 たまたま通りかかったところにかなりミニミニサイズの公園というか広場があり、記念にパチリと。でも、また行こうとしてもたどり着けないかも。。。いろんな人たちに道を聞きながら、何とか帰途につきました。 中山競馬場の鳥千さんでチキンも食べたし、クリスマス気分をたっぷり堪能。 さて、個人的には、浦和競馬場のクリスマスはどんな感じなのかな?と、今はそれも楽しみにしております。地域密着型の浦和競馬場。浦和ならではっていうのがいいのです(^-^) このお仕事をさせて頂いていると、クリスマスイブとかクリスマスとか、年末重賞3連チャンの取材などでそれどころじゃないので、競馬場のクリスマスで大満足。 今年最後の浦和開催は19日(月)から22日(木)までです。 今年の船橋開催が終わり、川崎開催が終わり、浦和開催、大井開催と続いていくのですが、今年の南関開催はもう戻ってこないと思うと寂しくもあり、でも、来年へ向けた希望もあり。今年も2週間を切りましたね。。。
2016年12月18日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 12月8日、小谷周平騎手(30歳)に三男が誕生し、これで3人の女の子と合わせて6人のお子さんのお父さんになりました。 なんと6児のパパです!! それからすごいのが男女の構成。「上から女、男、女、男、女、男です。すごいでしょ!完璧な産み分けですよ(笑)」と自画自賛。 うん、完璧や。完璧やけど、普通の人は女の子、男の子と授かった時点で終わってしまうところやで(^^;) それからも順番を守り続け、とうとう6人目まで誕生させたのですから、国を挙げての表彰もんですよ、ホンマに! 何と言うても、奥さんが凄いがな!! 「もう無理ですけど…」と打ち止めを口にした小谷騎手ですが、確か4人目のときも言ってたような…。 そんな小谷騎手は、言ってみれば育児のプロで、ぼくがアドバイスをもらうこともしばしばあります。 「あのね竹之上さん、嫁さんが一番大変なんですから、俺かって仕事してんねんからとか絶対言うたらダメですよ!」と説教めいた事さえ言われます。 「仕事で疲れて帰って来たとき、嫁さんから文句を言われることがあるんです。でもね、嫁さんは育児で疲れていて、吐き出したい気持ちがあっても、幼いこどもには言ってもしゃーないでしょ。だからストレスがたまって、理不尽なことをぼくに言ってしまうんです。 だからと言って、俺かって仕事してるんやからって言ってしまったら、ただケンカになるだけなんですよ。そこで、何があったんや?話してみ?って捌け口になってやるんです。そしたら段々気分もほぐれて来て、嫁さんの気持ちが落ち着いてくるんです。嫁さんが穏やかになることが一番なんです」 素晴らし過ぎるやないか周平! 素晴らし過ぎて、小谷騎手がこんなこと言うてたで、嫁はんに言われへんやないか(>_
2016年12月17日

金曜日は古谷が担当します。 10日(土)の早朝、香港に到着しました。羽田空港でバッタリ、川崎の山崎裕也調教師にお会いし、シャティン競馬場までタクシーで一緒に向かい、日本馬を含む調教の様子を見に行きました。かつて川崎で厩務員をされ、今は香港でライダーをしている亀田さんを紹介して頂きましたが、共通の知人がいたり、「川崎にいた時、グリーンチャンネルで日高支局を見ていましたよ」と、僕のことをご存知だったようで、話も弾みました。そして当日、1R前からお祭りムード。多くのファンが詰めかけ、その賑わいに僕も圧倒されました。(1Rのゴールシーン) G1を迎える4R前に、ジョッキーの紹介セレモニーがあり、いよいよ香港ヴァーズからG1が始まります。 香港ヴァーズは、何と言っても連覇を狙うハイランドリールが、凱旋門賞2着後にブリーダーズカップターフを制すなど、レイティングNo.1で断然の1番人気。その走りに注目が集まりました。日本馬は、サトノクラウン、ヌーヴォレコルト、スマートレイアーの3頭が出走しました。 ハイランドリールが押し出されるように先頭に立って序盤はスローに流れましたが、途中からビッグオレンジが絡んでいくシーンもありました。それでも、ハイランドリールはペースを乱されることなくマイペースで運んでいます。直線でもそのまま押し切るかと思いきや、馬群を捌いてきたサトノクラウンが後方から猛追。ゴール直前でハイランドリールを捉える大金星を演じました。(1周目スタンド前)(直線の追い比べ。内ハイランドリールを、外サトノクラウンが捕まえてゴール) 地元のオッズで20倍をつけていたので、単勝を買ったという方も多かったんですが、3着ワンフットインヘブンに6馬身以上の差を2頭がつけており、この2頭のパフォーマンスが抜けていたことを物語っています。サトノクラウンにとって、4つ目の重賞制覇が、初のG1勝利となりました。 そして香港スプリント。この分野は、地元馬が優位で、人気上位も香港馬に集まっていました。前哨戦を勝ったノットリスニントゥーミーよりも、追い込んで2着だったラッキーバブルズが1番人気に。昨年の覇者・ペニアフォビアや、一昨年の覇者で日本でも馴染みのあるエアロヴェロシティなども注目を集めました。日本馬は、高松宮記念の覇者・ビッグアーサーと、スプリンターズSを差し切ったレッドファルクスが参戦しました。 レースは、ペニアフォビアが逃げて、コリアスプリントを圧勝したスーパージョッキーが2番手追走。エアアロヴェロシティは3番手、ラッキーバブルズは後方からレースを進めました。直線でもペニアフォビアを早めにエアロヴェロシティが捉え、外に持ち出したラッキーバブルズが猛追しましたが、エアロヴェロシティが凌いで勝利。このレース2度目の制覇となりました。(ゴール付近でレースを見守るエアロヴェロシティの関係者たち)(早めに抜け出したエアロヴェロシティが、ラッキーバブルズの猛追を凌いで勝利)(エアロヴェロシティの口取りの様子) 6Rを挟み、7Rが香港マイルでした。ここも地元優位の評価で、一昨年の覇者で昨年のチャンピオンズマイルなど地元マイル戦の頂点を極めたエイブルフレンドが、11か月振りのレースをひと叩きされ1番人気に支持されました。前哨戦で不利があり7着に敗れたヘレンパラゴンが、巻き返しを期待されての2番人気に。その前哨戦を制したビューティーオンリーが3番人気という地元の評価でした。日本馬は、ロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジンの3頭が出走しました。 レースは、好スタートを切ったビューティーフレームが逃げてネオリアリズムとロゴタイプが続く展開。前半4Fが47秒02という平均的な流れを、後方から数えて3番手の外にいたビューティーオンリーが強襲。その内から追い上げるヘレンパラゴンとの争いとなりましたが、前哨戦に続いてビューティーオンリーが勝利し、G1初制覇を飾りました。(外5番がビューティーオンリー、見事な差し切り勝ち) いよいよ迎えた香港カップ。昨年は香港マイル、そして今年はチャンピオンズマイルを制したモーリスが、カテゴリーの違う香港カップでも1番人気に。昨年は鮮やかに逃げ切ったエイシンヒカリが3番人気と、日本馬の評価が高い1戦となりました。地元期待は、一昨年のQE2カップを勝ち、香港ゴールドカップを連覇しているデザインズオンロームが2番人気でした。日本馬はその他、ステファノスとラブリーデイ、クイーンズリングの計5頭が出走しました。 予想通り、1番枠からエイシンヒカリが快調に飛ばし、2番手のヘレンスーパースターに大きなリードをつけた逃げを打ちました。それでも、さほど速い流れではなく、直線に向く時にも大きなリードをとっていたので、そのまま逃げ切るかと思われましたが、残り200mで失速。出負けし、後方からレースを進めたモーリスが、内からものすごい脚で追い込み、最後は外から追い込んできたシークレットウェポンに3馬身差をつけて圧勝。有終の美を飾りました。(香港カップスタート直後の先行争い。エイシンヒカリは先頭、この段階でのモーリスは後方の緑帽子)(ゴールシーン。モーリスが後続に3馬身差をつけて快勝)(レース後のモーリス)(モーリスの口取りシーン) その後、2レースが行われましたが、最終レースには地元のスターホース・パキスタンスターが出走したこともあり、最後の最後まで多くのファンでにぎわいを見せていました。(パキスタンスターのパドックの様子) パキスタンスターは、後方から追い込むスタイルで人気を集めていますが、この日は最後方から大外を回り、イーグルウェイの5着が精一杯というレースとなりましたが、ゴール前での大歓声は、その人気ぶりを思わせるものがありました。(最終レース直前のスタンドの様子)(最終レースのゴール前。大外から追い込むパキスタンスターは5着) 9万人を超える大観衆で賑わった香港国際競走。個人的には初めての観戦でしたが、マイル以下の香港馬の強さを見せつけられたと同時に、中距離以上の日本馬が世界のトップに立つ瞬間を目の当たりにし、その喜びに浸ることができました。韓国に次ぎ、2度目の海外競馬でともに日本馬が圧勝する瞬間を見ることができましたが、日本で見る光景とは違い、新たな刺激を受けることができました。これが海外競馬の魅力であり、また行きたいと思わせてくれます。 来週は、韓国でグランプリを観戦しに行きます。数ある重賞の中でも売上が段違いというレースを堪能したいと思います。
2016年12月16日

木曜担当のよこてんです。 先週末は北海道で豪雪のニュースがありましたが、盛岡あたりにもいよいよ本格的な積雪がやってまいりました。 昨年は、12月に入ってすぐ少し積もるくらい降ったもののすぐに溶け、その後はクリスマス過ぎまでまとまった雪になりませんでした。今年もここまでさほど降らず・・・でしたが、この後はどうなるでしょうか。 そんなこんなで岩手競馬も冬休みまであと1ヶ月を切る所までになりましたね。今週末が8回水沢競馬の後半ですから、1月9日のシーズン(実質)最終日まで2開催と半分。ただし年末年始の開催はそれぞれ5日間編成なので開催日数としては13日となります。冬の水沢開催が既に15日を消化していますし、12月も半分に達しましたし、いろいろな意味で終盤戦、ラストスパートという感じになってきました。 さて今回は、残り1ヶ月という所での騎手・調教師リーディングを確認しておこうという話題です。 今年の9月1日にも“シーズン中間点の・・・”としてリーディングのお話を書きました。その時の順位は以下のようになっていました。■騎手リーディング部門/8月16日終了時点での上位10位まで 1位 村上 忍 103勝 2位 山本聡哉 82勝 3位 山本政聡 68勝 4位 齋藤雄一 56勝 5位 高松 亮 52勝 6位 阿部英俊 47勝 7位 高橋悠里 44勝 8位 菅原俊吏 34勝 9位 南郷家全 30勝10位 陶 文峰 30勝■調教師リーディング部門(上同) 1位 板垣吉則 41勝 2位 小西重征 38勝 3位 晴山厚司 35勝 4位 櫻田康二 31勝 5位 菅原 勲 31勝 6位 櫻田浩樹 31勝 7位 伊藤 和 29勝 8位 瀬戸幸一 29勝 9位 城地俊光 28勝10位 佐々木由則 28勝 そして12月12日終了時点ではこうなっています。■騎手リーディング部門/12月12日終了時点での上位10位まで 1位 山本聡哉 183勝 2位 村上 忍 165勝 3位 山本政聡 116勝 4位 齋藤雄一 98勝 5位 高松 亮 91勝 6位 阿部英俊 86勝 7位 高橋悠里 78勝 8位 関本 淳 60勝 9位 菅原俊吏 55勝10位 陶 文峰 53勝■調教師リーディング部門(上同) 1位 板垣吉則 78勝 2位 晴山厚司 74勝 3位 瀬戸幸一 65勝 4位 小西重征 59勝 5位 伊藤 和 58勝 6位 櫻田康二 55勝 7位 櫻田浩樹 52勝 8位 菅原 勲 52勝 9位 千葉幸喜 47勝10位 畠山信一 45勝 騎手リーディングの方は顔ぶれは一見変わっていないように見えますが、8月16日時点で村上忍騎手に21勝差を付けられていた山本聡哉騎手が、逆転したばかりか今度は逆に18勝差を付けているという点が驚きです。 調教師リーディングの方も一見大きな変動がなかったような感じですが、実はこの間、晴山厚司調教師がしばらく1位を確保し続けていました。 まずは騎手リーディングから詳しくみてみましょう。“21勝差を逆転したばかりか18勝差になった”1位争いなのですが、8月21日から12月12日までの両騎手の勝ち星数は、村上忍騎手/378戦62勝(勝率16.4%)山本聡哉騎手/341戦101勝(勝率29.6%) とりわけ山本聡哉騎手のチャージが凄かったのが9月3日・5回水沢開催からの3開催の間。5回水沢・8回盛岡・9回盛岡の3開催、山本聡哉騎手は44勝の大攻勢。村上忍騎手はこの間17勝。その後の4開催半では48勝対37勝ですから、3開催の間で27も多く勝った事が大逆転劇の最大のポイントだった事は間違いないでしょう。 また、同じく5回水沢・8回盛岡・9回盛岡の3開催で村上忍騎手の2着は34回、3着は17回。山本聡哉騎手は2着17回・3着10回。山本聡哉騎手が“取りこぼしなく勝ち星に繋げた”事も要因のひとつのはず。 残り2開催半・13日での18勝差はほぼ“セイフティリード”ということになりそうです。もちろん、競馬には何が起こるか分かりませんが・・・。騎手リーディング1位を独走する山本聡哉騎手■この後の予想/今季現時点の勝利数・昨季の勝利数・(現時点との差)・期待勝利数 1位 山本聡哉 183/204(-19) 22勝 2位 村上 忍 165/195(-30) 18勝 3位 山本政聡 116/153(-37) 14勝 4位 齋藤雄一 98/94(+4) 13勝 5位 高松 亮 91/135(-44) 12勝 6位 阿部英俊 86/56(+30) 11勝 7位 高橋悠里 78/32(+46) 11勝 8位 関本 淳 60/90(-30) 11勝 9位 菅原俊吏 55/94(-39) 9勝10位 陶 文峰 53/53(±0) 9勝 「期待勝利数」とは残り13日の開催で1日平均7回騎乗、のべ91回騎乗できたと仮定して、各騎手の今季ここまでの勝率から求めた想定の勝利数です。 9月にも書きましたが、阿部英俊騎手や高橋悠里騎手、そしてこの表には出てきませんが新人騎手たちの活躍があった分、他のリーディング上位の騎手が勝ち星を削られる形が続いているという事ですね。 そして、山本聡哉騎手はそんな中でも200勝越えを期待できる所におり、齋藤雄一騎手・高松亮騎手も100勝突破を狙える位置。阿部英俊騎手は久々の100勝突破が、高橋悠里騎手は自身最高(88勝)突破が夢ではありません。もうひとがんばりを期待しながら見続けましょう。 調教師リーディングの方はどうでしょうか。先に触れたように、10月に入った所で晴山厚司調教師がリーディング1位を奪い、その後4開催にわたって1位を守り続けました。それを板垣吉則調教師が奪い返して・・・というのが現時点の状況です。板垣調教師 5回水沢開催では8勝、その後も一開催あたり5勝6勝と固め打ちを続けてきた晴山厩舎が直近の3開催(11回盛岡~7回水沢)では開催あたり3~4勝とペースをやや鈍らせた一方、板垣厩舎は同じ3開催で7勝・5勝・8勝、計20勝のハイペースで勝ち星を積み上げました。この間の板垣厩舎の勝率が約21%なのに対して晴山厩舎は約14%。勢いは板垣調教師の方に分があるように感じます。 ただ、12月12日終了時点での両者の差はわずかに4勝。調教師は騎手ほどの“固め打ち”は難しいにせよ4勝程度なら2開催半あればひっくり返せる範囲です。こちらはまだまだ決着はついていないと言うべきでしょう。晴山厚司調教師がリーディング1位を取り返し守りきったならば、2003年の櫻田勝男調教師以来となる「盛岡所属調教師のリーディング」。その意味でも「まだ決着はついていない」と思って最後まで争いを見続けたいものです。
2016年12月15日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 このコラムの上では半年以上にわたり、北海道の地域を巡り、ホッカイドウ競馬の15ある場外発売所を訪れることで、それぞれの地域における競馬のありようというものを見て回りました。 Aiba千歳 外観 実際に各地を回れば、それぞれの地域そのもののありようの中に、それぞれの場所で競馬を楽しむひとびとの姿。同じように競馬、同じように場外発売所と言っても、そのありようは様々だということがわかりました。 これから何回かにわたり、各地を巡ってきた感想を含めて、地域における競馬の「いま」と「これから」について思いを巡らせていきたいと思います。 なお、途中で出てくる数字データは、ホッカイドウ競馬の広報室の協力を得て頂戴しました。競馬のありように考えを巡らせるために、踏み込んだ形でご協力いただいたことに、深く感謝します。 3年前の平成25年3月、地方競馬の発売所においても「J-PLACE」という形でJRAの馬券を売り始めたことは、地方競馬にとっては革命的な、そして救世主的な出来事だったと言えるでしょう。これまでJRAの馬券を買って競馬を楽しむ機会がそもそもなかったか、かなり苦労していたひとびとに、新たにそのチャンスが生まれ、地方競馬の側にも発売手数料という形の「恵み」がもたらされました。 しかしその一方、この10年の間少なくともホッカイドウ競馬の道内場外発売所における門別競馬自身の売上は、ほぼ一本調子で下降線を辿ってきました。 例えば、札幌駅前の発売所がなくなったいま、規模において最も大きな販売拠点と言える旭川の売上を見てみると… 旭川の発売拠点 旭川レーシングセンター平成18年度 およそ6億強 (およそ12億) (この年にばんえい旭川競馬が撤退)平成20年度 およそ4億 (およそ11億) (この年に平地も撤退し旭川競馬場廃止)平成27年度 およそ1億8千(およそ8億) 最も落ち込みが大きかったのが、前年のおよそ3分の2になってしまった平成24年度で、その後巻き返すことなくここまで落ち込みました。 あとの括弧内の数字は門別以外も含めた地方競馬全体の数字ですが、やはり減少。門別の売上ほど落ち込みが激しくないのは…これは大変遺憾なことですが、門別以外の他場の馬券発売額は南関東中心に近年およそ「横ばい」で、そこまでの落ち込みを見せていないから。その点はまた後で考えなければなりますまい。 Aiba函館港町 金曜日、南関東・船橋の競馬を楽しむお客様方 一方…JRAの馬券を売り始めてからのJRAの馬券の売上は……平成25年度 およそ10億平成26年度 およそ12億平成27年度 およそ14億 これはもう桁が違う、次元の違う数字と考えるよりほかありません。 自動発券機の画面を見ても、JRAが幅をきかせる 実際、全ての場外発売所で聞かれた言葉が 「JRAを売り始めてから、お客様方の流れが全く変わった」 …というもの。 真冬の土曜日 Aiba滝川 かつて地方競馬しか売っていなかった場外発売所。どこにあるのかすら知られていなかった場所でJRAの馬券が買えるようになり、週末中心にJRAを楽しむ場所としては確実に定着し、そして場所としての存在感は明確になったと言えるでしょう。 しかし、それはJRAの競馬の存在感であり、地方競馬の位置づけがそれとは逆に低下していることには、危機感を持つべきでしょう。 今年3月、競馬を主催する北海道は今後の経営方針を示す「第2期北海道競馬推進プラン」というものを発表しました。 その中でも、場外発売所を中心とした道内の発売所への集客というテーマが、今後の方針として掲げられています。そこにも、主催者の危機感が現れていると、私は理解しますし、期待します。 いま、世の中では競馬の売上や注目度が向上している状況を差して 「競馬ブーム再来」 …などと言われています。 11月ジャパンカップ当日 東京競馬場の賑わい 「ブーム」と呼ばれる…これはほんとうに危険な兆候だと思います。 ブームは、去ればそのあとには何もなくなるからです。 競馬はひとつの産業。多くのひとたちが携わり、これまで続けてきているものがひとつのブームとして浮き沈みしているわけにはいきません。その浮き沈みの中で、すでにいくつもの競馬場がなくなりました。 いまブームと言われ始めたということは、競馬には消えてなくなるリスクがあるということを改めて示していると私は思います。 競馬というものを、今の好調な売上げを一過性のブームに終わらせないために何が必要か。リアルな場所で、リアルにひとびとが楽しむ競馬というものが果たす役割はとても重要で、しかもしれは決して小さなものではないと思います。 Aiba江別を訪れたときに伺ったスタッフの方の言葉が、今でも耳に残っています。「土日には、あれだけJRAの競馬に向かってくるエネルギーがあるんです。それを平日の地方競馬にどうして呼び寄せられないのだろうかと…どうにかしてその一部でも平日に持ってくる方法はないのだろうかと、ずっと考え続けています。」 これが現状。 そのために必要なことは何なのか。 各地を回る中で感じてきたことを、次回以降引き続き書き綴っていこうと思います。
2016年12月14日

火曜日担当の太田です。 すっかり雪景色となった帯広競馬場。雪が降るとやはり気温もぐっと下がってきますね。ここ数日真冬日が続いております。札幌近郊は大雪で60cmぐらい降ったみたいですが、もともと雪が少ない十勝は寒さが厳しい状況です。今日は雪が降っている帯広ですが、さすがにもう解けることはなく根雪となることでしょう。道路はズルズルで車はノロノロ運転。事故も多いですので気をつけなければなりませんね。 さて、今年もあとわずか。一年はあっという間ですね。ついこの間正月だったように感じますが、もう一年です。 あらためて今年度の重賞を振り返ってみようと思います。まず5月1日シーズン最初の重賞オープン選抜による『オッズパーク杯』最強世代6歳馬の「オレノココロ」が接戦を制し連覇、世代交代を感じさせる走りを見せましたね。 6月19日古馬重賞『旭川記念』こちらも6歳馬の「コウシュハウンカイ」が勝利し見事な連覇。6歳世代強さを改めて感じました。 7月3日4歳1冠目『柏林賞』世代で負けなし。シーズントップのレースでオープン馬を蹴散らし底知れない強さを見せた「センゴクエース」が2着以下に13.3秒差をつけての圧勝劇。 7月17日オープン『北斗賞』 常にいいレースは見せているが、重賞では勝利の女神が遠ざかっていた「ニュータカラコマ」が、2014年の北斗賞以来2年ぶりの重賞制覇を果たしました。 7月31日3歳1冠目『ばんえい大賞典』どの馬が勝っても重賞初制覇でしたが、昨シーズン後半から力をつけてきた「マルミゴウカイ」が重賞初出走初制覇としました。 8月14日古馬重賞夏の大一番『ばんえいグランプリ』 ファン投票第2位。第2障害手前でじっくりためて一腰で勝負をかけた「オレノココロ」が怒涛の追い込みで勝利。今季重賞2勝目。 8月28日、年2回ある3歳、4歳混合重賞の一つ『はまなす賞』第2障害を2番手で下りて残り30mで先頭立った「バンティハンター」が後続の追撃も退け重賞初制覇。 9月19日伝統の古馬重賞『岩見沢記念』 昨年のばんえい記念馬がここで本領発揮「フジダイビクトリー」が、超ハイペースでレースを引っ張り、他を圧倒。 9月25日4歳2冠目『銀河賞』 前哨戦で世代戦初めての土。100%の調子ではない中、トップハンデで厳しいかなと初めて不安を感じたが、蓋を開ければはやり強かった「センゴクエース」が2冠達成。 10月16日2歳初の重賞「ナナカマド賞」圧倒的な人気の馬がまさかの障害ミス。伏兵「ゴールデンフウジン」がしっかりまとめ世代最初の重賞を制覇。 10月30日古馬重賞『北見記念』高重量戦になればやはり強さを発揮。岩見沢記念に続き「フジダイビクトリー」が重賞連勝。 11月6日3歳2冠目『ばんえい菊花賞』前日降雪のため開催中止。その雪の影響もある馬場状況で、人気2頭を退けた「ツルイテンリュウ」が重賞初制覇。 11月27日世代選抜重賞『ドリームエイジカップ』 軽ハンデを生かして、軽馬場を積極的に攻めた5歳「キサラキク」が牝馬初の同重賞制覇。 12月4日3歳牝馬重賞「ばんえいオークス」全馬重賞未勝利、また、重賞初挑戦が6頭もいる混戦。牝馬レースとしては珍しいスローペースのレース。有力馬がゴール前苦しむ中、力強く最後まで足取り衰えなかった「ホクトホシ」が重賞初挑戦初制覇。また、村上章騎手がデビュー21年目にして重賞初制覇を果たしました。 あらためて振り返ってみると今期も色々なドラマがありましたね。シーズンも終盤。これから頂上決戦が目白押しです。来年3月のばんえい記念に向けてボルテージが上がってきました。 今年は12月25日日本で一番遅いダービー『ばんえいダービー』、そして、29日には2歳の『ヤングチャンピオンシップ』を予定しております。お正月は恒例の『帯広記念』と『天馬賞』です。どのレースにもばんえいをリードする馬たちが登場です。年末年始もどうぞばんえい競馬ご期待ください。
2016年12月13日

ミツオーです。明日は日帰りで金沢へまいります。さて、すでにあちこちに書いたのですが、金沢競馬所属の菅原欣也調教師が、11月27日に通算1000勝を達成しました。菅原調教師は、1993年に宇都宮競馬でデビュー。2005年3月で宇都宮が廃止になったのをうけ、金沢へ移籍。2001年のとちぎ大賞典をナルシスゼットオーで、2010年のサラブレッド大賞典をナムラアンカーで制した他、北関東でも金沢でも、常にリーディング上位で活躍を続けてきました。わたしが菅原師に初めてお会いしたのは、もちろん北関東でのこと。北関東から競馬がなくなった後、幸いなことにこの仕事を続けてこられた上、金沢競馬の実況も担当することとなり、菅原師とも再会することができました。以来10年以上。宇都宮競馬廃止からかぞえれば、12年。こういう言い方はアレですが、菅原師にはたくさんお世話になり(平たく言えばご馳走になり)、いろいろご一緒してきました。その菅原調教師が通算1000勝という、大きな区切り勝利に到達したことは、個人的にも大きな喜びを感じずにはいられません。が、それはともかく。今回、菅原師に、1000勝達成のインタビューをさせていただきました。以下がその内容です。「ここまできてうれしいですけども、色んなことがありましたからね。廃止があったり移籍があったり。ここまでくるとは思いませんでしたけども、だから、できてうれしいというのが実感ですね。(宇都宮廃止はちょうどキャリアの半分のあたり)廃止になってみて、人生の切り替えじゃないですけども、新しく始まる気持ちで始めた。そういう気持ちがここまでこられた基かなというのが本音ですね。それもあるし、ついてきてくれた厩務員・関係者に感謝したいというのが一番です。(悪いときも経験し、今、少し浮上のきざしが出てきた地方競馬)競馬もこのとおり、ずっと続けてきましたでしょ。底辺も経験して、やっときざしが見えて…。競馬が恒常的にあるということには、わたしらやる気も出てきます。それがこうして結果につながった、これからもやっていける、というのはうれしいことですよ。栃木の調教師は、運わるくわたし一人になってしまって、心さびしいですよね。同志がいないのがつらいですよ。栃木と金沢では、全然違いますね。冬季ないのが、どうしようかと思った。慣れるまでは難しかった。オーナーを維持するのがね。競馬は人生の生きがいですね。(お仕事ですが)そう、仕事が生きがいになりましたね」親しくしていただいている間柄ですから、普段はもっとグンとくだけた口調で話す菅原師ですが、こうしてインタビューとなるとあらたまった口調で丁寧な言葉遣いになるのは昔から変わりません。(1000勝達成記念の宴席で)このお話の中にもあったとおり、宇都宮競馬廃止時の調教師さんで、現在も現役調教師でいるのは、菅原師だけ。一時、仁岸進調教師が海外へ挑戦したのですが、残念ながら短期間のみで帰国・引退。うつのみや・足利の調教師さんで、廃止後も調教師として活動してきたのは菅原師ただひとりです。菅原師には折に触れて様々なお話をうかがってきました。廃止になってしまった北関東の競馬について、菅原師は「競馬を始めたところだから、いいも悪いも他所を知らなかったし…でもすごくいいところだったと思いますよ。競馬自体、それに人間関係をふくめて環境も良かった。栃木の競馬は、今にして思えば、自分にとっては青春でしたね。金沢は…年金競馬というか(笑)、延長のようなものと捉えてやってきました。これはこれでいいモノなんですけども。うつのみや競馬が続いてくれていればと思うことは、もちろんあります。今でも思います。ただ、わたしはそう思うんであって、存続したところで続けていけた関係者がどのくらいいたか。1着賞金10万円で、安い日当で続けていけた人間がどのくらいいたか。騎手なんか、一流の技術をもっている連中がたくさんいたわけだし、彼らに存続したから日当2万円でやれなんて言えないじゃないですか。よそへ移籍しても通用する騎手ばかりなんだし。わたし自身は、賞金も手当も廃止当時の半分になってでも存続してもらいたかったと思っていましたけどね」と、かつて語ってくれました。実は、廃止後10年をキッカケに、うつのみや競馬・足利競馬の関係者から多数、お話をうかがいました。本当は何とかしてこれをまとめたいと思っているのですが、なかなかうまくいかず、うかがったお話ばかりがたまっています。そういうたくさんの証言や感想を見ると、菅原師のように「賞金や手当などの条件が大きく悪化したとしても、うつのみや競馬に存続してもらいたかった」と言うひとが大多数です。ただし、その大多数の意見は、やはり菅原師と同様に、「しかしその条件では、続けていくことができない人間が続出しただろう」というふうに続きます。2005年3月のうつのみや競馬廃止後、菅原師のように移籍して現役を続行した人々。競馬から完全に離れた人々。競馬から離れたものの、のちに戻った人々。そうした多くの人たちの言葉を、おいおいご紹介できればと考えています。菅原欣也調教師は、うつのみや競馬廃止の際、調教師をやめようとは全く思わなかったと言います。そして、「金沢の競馬は北関東時代の延長…」と言う一方で、「金沢の(冬季休みのある競馬場での)やり方にも慣れたし、続けてこられた。1000勝の区切りを金沢でできたことは、幸せに思っています」と、しみじみと語りました。菅原師1000勝のうち、金沢移籍後にあげた勝利は530を超えました。宇都宮の菅原師が金沢で調教師を続けてきた、という認識を、わたしはそろそろ改めようと思います。金沢の菅原調教師は、そのキャリアを北関東でスタートさせ、現在も金沢競馬の中心的調教師さんとして活躍中です。
2016年12月12日

日曜日担当の高橋華代子です。 今日はフリーランスの強みを生かして(笑)、取材はお休みの日にして、中山競馬場へ遊びに行ってきました。 カペラSに南関勢から4頭も参戦したので、もちろんみんなの応援です(^-^) 南関勢が同じ重賞レースに4頭4騎手が参戦したのは記憶にないのですが……。 場内でも、南関から応援に来た関係者やファンの人たちとたくさん会いました。ここは南関か?!と思うくらいに(笑) お馴染みの横断幕もいっぱい! レース前に久しぶりに場内探索も少しだけしたんですが。 遅ればせながら、やっぱりグランプリロードが一番楽しかったです。 レース前後のお馬さんたちがすっごく近い!!! 普段ゆっくりいられないので、今日は居座りました(笑)。 誘導馬さんもすごく近くて、ファンの前に立ち止まってサービスしてくださいました。モデルはリーゼントブルースさん。 笹川翼騎手が通った~☆ 早田功駿騎手も通った~☆ 残念ながら、左海誠二騎手と真島大輔騎手のタイミングには合わなかったんですけど。こうやって、レースに乗る以外の瞬間に出くわすのもうれしい。 近い、近い~☆ カペラSは内田博幸騎手騎乗のノボバカラが優勝しました。おめでとうございます。 南関は、ファンの方々が肩掛けしている馬たちを、撮影できるタイミングがありません(大井はウィナーズサークルはありますが、重賞時は馬場)。ファンの方の撮影場所としては、大井なら柵のところからとか、川崎、船橋はスタンドの上からとか、浦和はゴール前付近になるのかな。でも、口取り撮影は後ろ向きですし……。 肩掛けをして、口取りを撮って、そんな最高の瞬間を、中央のように南関ファンの方々も撮れるようにならないだろうかというのは、常日頃から感じることです。今日こういうシーンを目の当たりにしてより痛感しました。だって、肩掛けしているお馬さんを撮れること、めちゃめちゃうれしいですもの。 南関勢が帰るところも間近で見られました。 サトノタイガー↓ テムジン↓ フラットライナーズ↓ルックスザットキル↓ みんな結果は残念でしたが、いい位置につけていっての競馬で、今後に生かして欲しいです。みんなが無事に帰っていくところを目の前で見られました。無事なら次があります! グランプリロード、ハマりそうだ。。。って、かなり遅いですけどね(^-^; クリスマスのイルミネーションもめちゃめちゃすばらしくって。 京成の電車も有馬記念仕様だったり。 久しぶりの中央遠征だったので、人間のほうも物見しまくりでグッタリ中ですが、でも、レースでお目当てのお馬さんたちを思いっきり大声出して応援できるのは最高だなと、心から思った1日でした。
2016年12月11日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 きょうは、競馬キンキ忘年会in白浜♪~おっさんだらけの(ちょっとおばさま)アドベンチャーワールド編~をお送りします。 先週のブログをご覧になっていない方は、先ずは前編となるコチラをどうぞ>>> そもそもですが、ぼくは競馬キンキの社員ではありません。それでも、毎年忘年会に参加させてもろてます。ありがたい限りです♪ さて、一夜明けた12月3日。我々が向かった先は…。 白浜と言えば、やっぱりアドベンチャーワールドです!! 魁聖…ではなく快晴です!! パンダがお出迎え♪ で、中に入ってみると、本物のパンダが同じようなポージング!! ひょっとしてパンダの定番ポーズなのか…。 っと、そこへ北防さん(競馬キンキチーフトラックマン)が…。 いやぁ、それにしてもパンダには癒されますわぁ(*^^*) と言うてるところへ、またもや北防さんがフレームイン! 隣は、競馬場入場門前で「キンキー!」と声を響かせているSさんです。 さて、そうこうしているうちに、お待ちかねの時間がやって来ます! アドベンチャーワールドに行ったら、パンダはもちろんなんですが、是非とも観てもらいたいのがあります! それはイルカショー!! 北防さんはコレが大好きで、皆さんに観てもらおうとショーの時間をくどいくらいに伝えてくれてました。 もちろん北防さんだけでなく、競馬ファンにもこのアトラクションを好きな方は多くいて、『皐月賞』→『ダービー』→『イルカショー』と秋最大の関心事と捉えている方も少なくないようです。 期待したイルカショーはホントに素晴らしく、何年か前に観たものよりもさらに進化したように見えました。 女性のトレーナーと一頭のイルカがまるでダンスを踊るように水面を、水中を駆け抜けて行きます。 その動きは、若い男女が海辺で戯れているかのような錯覚を起こさせます。 そんなキュンとなるような演出を、なんでおっさん連中(少しのおばさま方)と観なあかんねん(>_<) と思わなくもなかったのですが、まぁそれでも楽しいのがイルカショーってもんです♪ じつは、このアトラクションが行われる前に、場内にある数台のカメラで観客席を撮影して、リアルタイムで前面の大型ビジョンに映し出してくれるのです。 なんとその一番最初に映ったのが、我らが競馬キンキの若手のホープ中村龍海トラックマンだったのです↓↓ なぜか、我々が陣取った一角ではなく、かなり離れたところにひとりでいるところを映し出されたのです。 若い男がポツンとひとりで佇んでいる様子が、なんとも不可解にスタッフには思えたからでしょう。 映し出されることを計算の上での行動だとしたら、これはかなりのやり手ですゼ、だんな! とりあえす、MVP候補になるのは間違いあるまい! そして再びパンダ♪ なんちゅうカッコで寝てんねん(;≧Д≦)/ さぁ、今度はサファリワールドへ!! みんなでケニア号に乗車!※わたくしツイッターで「サファリ号」と書いてしまっていましたが、正しくはケニア号です ひとり500円を払ってプレミアムシートでの周遊♪ おい!自由行動と北防さんが言ってたけど、乗ってへんヤツがおるやん! 宮垣トラックマンや川口トラックマン、戸原学氏などがおらんぞ! まぁええやん、とにかく動物たちを愛でよう♪ おっ!いきなりリアルRedBull発見!! やっぱり、動物の世界は楽しいなぁ♪ と、そこで北防さんが突然大声を出します! 「おい、あれ宮垣ちゃうんか!?」 「どこや?どこや?」と車内がざわつきます…。 確かにそんな気が…するけど…。 アップにしてみると…。 あっ!ホンマや!宮垣や!! 宮垣トラックマンは、一緒にいないと思ったら、そそくさとひとりで歩いてサファリワールドを散策していたのです! 動物を観て楽しんでいるときに、知人が現れるとは…。 はっ!こ、これも計算か!? そのあといろんな動物を観て、写真も撮るわけなんですが、宮垣を超える動物にはついぞ会えず、ぼくの中ではサファリで一番心に残る動物が宮垣になってしまった…。 またもやMVP候補が…。 次に向かう先が『とれとれ市場』というところで、昼食やお土産を買うところです。 しかしそれまでにはまだ時間があって、アドベンチャーワールドでしばらく自由行動。 ペンギンなどがいる海獣館に行ってみる。 ヒゲペンギンが可愛い♪ ひと際大きなペンギンがいる! もはや可愛さがない…。と思うけど、やっぱり可愛い(^^) そんなペンギンたちをなぜか戸原学氏(元福山競馬トラックマン、現競馬キンキ編集員)と観て回る。 そうこうしているうちに『とれとれ市場』へ出発の時間に! 待っていたのは寿司定食♪ いやぁ、昼間から飲むビールは最高です!! 前に座ったおふたりは、印刷担当のKさん(左)とNさん。 このKさんとNさん、ふたり揃って「アドベンチャーワールドで騙された」と不穏当なこと言うてます。 一体、何があったんかいなと訊いてみると、Nさんがしっかり説明してくれました。 「このぬいぐるみ(上の写真)に付いてる値札が540円やったから、こんなぬいぐるみがこんなに安かったら買わな損やでKさんっ!て言うて、レジに持って行ったら4040円って言いよんねん! よう見たら、540円は帽子の値段で、パンダと合わせた値段が4040円やってんや!ほんで、ほなやめとくわって言うに言われへんし、しゃーないから買うたんやがな! こっちは540円やと思ってるから540円を既に持っとるがな。せやけど4040円って言われて、しゃーないから、先に40円払うわって言うたってん」 どこでカッコつけてんねん!! せやけど、それを見てたらKさんは買わんで済んだんちゃうの? 「いや、そのときレジがふたつ空いてて、ほとんど一緒に同じ目に遭うたんやがな…」 「せやけど、よう考えたら、こんなぬいぐるみ540円であるはずないわな」と半ば納得した様子のふたりでした。 っていうか、ただのどんくさいだけの話。 このNさん、じつは10年前の忘年会(当時はボウリング&宴会)で、ボウリング場のハウスシューズを履き替えず、そのまま宴会場へ突入した、どんくささで言えばかなりの達人! 当時はそれでMVPを受賞。今回もこの一件で10年ぶりの受賞なるか!? 食事を済ませてお土産売り場に行ってみると、マグロの解体ショーが行われていました! まず、尾っぽの部分を切って販売するのですが、かなり身が付いているのに300円という破格値! それでも、みんな最初の一声に緊張してか、誰からも声がかかりません。 次に切り出されたのが大きな頭の部分。 これまた破格の500円! ここで「買うわ!」と声を掛けたのが北防さんでした! この状態じゃ分かりにくいでしょう。 そこで、改めて北防さんから写真をいただきました↓↓ こんなにデカいのが500円です!! まぁ、持って帰るのは大変でしょうね…。さばくのも大変でしょうし…。 目の前でさばかれていく様は圧巻でした! ぼくも2000円ほどの中トロをゲットして、家のお土産にした♪ そんなこんなで楽しい旅は終わりのときを迎えます…。 帰りのくろしおで飲むビールは、ちょっと寂しさ混じり…。 沈みゆく太陽が切なさを演出します…。 心なしかカエルも涙しているように見えます…。 えっ!? カエル!? これは和歌山県印南町のかえる橋です。 詳しくはコチラ>>> そうカエルのです。 まずひとり…。 三宅アナが途中下車で帰宅します。 実は、行きのくろしおで、天王寺から途中乗車する際、危うく乗り遅れそうになったんです。 一旦閉まりかけたドアを、懸命のアピールで開けさせ、事なきを得ました。 あぁ、あそこで乗り遅れてたらMVP確定やったのに…。 そして新大阪に到着。 皆さま、お疲れさまでした! 参加させていただいて、本当にありがとうございます!! また来年もよろしくお願いします!! さて、今年のMVPの発表は…。 このブログの最後に…。〓Weeklyトピックス〓★小山騎手、減量騎手卒業! 12月8日、園田競馬第2レースで勝った小山裕也騎手(22歳)は、これが地方通算20勝目。 兵庫県競馬の規定で、負担重量の軽減措置が解除され、一般騎手の仲間入りを果たしました。 「嬉しいです!あと2勝となってから勝てなくなってましたけど、焦ってもしょーがないし、勝つのは馬だからと思って…。(師匠の盛本)先生からは“おめでとう”って言われました。それ以上はなかったですけど、厩務員さんに話を聞くと、すごく喜んでくれてたらしいです」と喜び満開で語ってくれました。 また「来年から始まるヤングジョッキーズシリーズ(中央、地方騎手交流)に出る資格があるらしいので、出られるなら出たいですね」と次なる目標も掲げていました。 斤量の恩恵がなくなれば、これまで以上に厳しい闘いとなるのは否定できません。 それでも、師匠の盛本師曰く「真面目が取り柄」の小山騎手。 3年8ヶ月とかなり遅まきながらの減量卒業ですが、ひたむきに競馬に取り組む姿勢が、いつか花を咲かせることに繋がることでしょう! みなさま、応援よろしくお願いします!!★代表馬の行方は… 園田金盃が伏兵のバズーカの優勝に終わったことで、年代表馬争いがさらに混沌とした状況に…。 そこで注目を集めたのが、船橋『クイーン賞』に遠征したトーコーヴィーナスの走りでした。 結果は、果敢にハナを奪うも3コーナーで早くも後退…。最後はブービーの13着と大敗してしまったのです。 ここで好走していれば代表馬の座が大きく近づいていただけに、なんとも残念な結果です…。 このあとの古馬の地元重賞は、28日の『兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)』しか残っていません。 層の厚いJRAの短距離界から強豪が参戦するわけですから、地元馬にとって手柄の立てにくい一戦。 逆に言えば、ここで手柄を立てるようなことがあれば、一躍年代表の最有力候補にのし上がること考えられます!◆代表馬有力候補(重賞2勝以上馬)アクロマティック(セ6・新子雅司厩舎)9戦【4-2-1-2】・新春賞 1着・梅見月杯(名古屋) 1着・名港盃(名古屋) 1着・兵庫大賞典 2着・イヌワシ賞(金沢) 2着・姫山菊花賞 3着エーシンクリアー(牡6・橋本忠明厩舎)9戦【2-3-3-1】・兵庫大賞典 1着・イヌワシ賞(金沢) 1着・新春賞 2着・名港盃 2着・姫山菊花賞 2着・はがくれ大賞典(佐賀) 3着・摂津盃 3着・園田金盃 3着サウスウインド(セ5・山口浩幸厩舎)11戦【5-2-2-2】(うち道営所属時に1-0-0-2)・はがくれ大賞典(佐賀) 1着・オータムカップ(笠松) 1着 ・姫山菊花賞 1着・梅見月杯 2着・園田金盃 2着・東海菊花賞 3着トーコーヴィーナス(牝4・吉行龍穂厩舎)12戦【5-4-1-2】・読売レディス杯(金沢) 1着・秋桜賞(名古屋) 1着・レディスプレリュードJpn2(大井) 2着・兵庫サマークイーン賞 2着・兵庫クイーンカップ 2着ランドクイーン(牝6・盛本信春厩舎)12戦【5-2-0-5】・園田FCスプリント 1着・園田チャレンジカップ 1着エイシンニシパ(牡3・橋本忠男厩舎)12戦【5-3-2-2】・MRO金賞(金沢) 1着・岐阜金賞(笠松) 1着・兵庫ダービー 2着・秋の鞍(笠松) 2着・菊水賞 3着 代表馬になるには、古馬、牝馬、3歳、2歳のそれぞれの部門での最優秀馬に選ばれなければなりません。 まずはそこからなのですが、それがまた難しい…。 来年の1月4日に行われる選考会では、選考委員を大いに悩ませることでしょう。★水曜お客様感謝デー 今週から始まった『そのだけいば水曜お客様感謝デー』。 文字通り水曜日に行われるイベントで、未確定馬券1000円以上をお持ちいただいたお客様は、ガラポン抽選会に参加していただけます。 場所などの詳しい情報はコチラ>>> 先着400名様限定で、50名様に場内の飲食店で使える500円券が当たります!※残る350名にはうまい棒。つまりハズレなし(^^;) これは現在、競馬場内の耐震用工事の影響で、西側飲食店(5店舗)の客足が遠のいていることの救済措置でもあります。 実際、このイベントが行われた当日は、いつもより多くのお客さんがそれぞれの店に足を運んだそうです。 かなりの効果があったということです! 毎週水曜日限定ですが、この効果が他の曜日に波及することを祈ります! とくに来週は金曜日までの4日間連続の開催です。 この5店舗の中には、ナイター競馬導入で集客が多く見込めるという、兵庫県競馬組合の触れ込みで開店した店もあります。 どうかそれぞれの店舗が盛況でありますように!★音声トラブル 12月8日の園田競馬第6レースのパドック中、突然場内の音声が途切れてしまいました。 この日の前半担当だった池永博省記者(日刊スポーツ)は、前半の締めの挨拶もないままに、後半へバトンタッチとなってしまいました…。 本場馬入場も音声が出ず、まったく無音のまま出走馬の紹介が終わりました。 しばらくして、復旧することができましたが、あのままだと実況担当だった吉田さんは、かなりごっつい声で喋らないと、全国には届かなかったわけで、「喉を潰さなくてすんだ…」とホッと胸をなでおろしたとかしないとか…。 実況がなくてもレースはできますし、何の問題もないのですが、「なければレースが分からない」「味気ない」などと言われると、まぁ、少しは人の役に立っているのかなぁと勇気が湧くところです。 なので、必要とされるよう、これからもしっかりと喋らんないかん! 「こんな実況やったらない方がマシや!」と言われないように頑張ろう!と、改めて誓うところです!◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ さぁ、発表です! 競馬キンキ忘年会、MVPは… あのマグロの頭をさばいた、北防さんのお母ちゃんです!! 息子が軽いノリと気まぐれで買うたマグロを文句も言わずさばくんですから、これはもうMVP! と言いたいところですが、さすがにお会いしたことのない人に、しかも競馬キンキの社員でもないのに(ぼくもやけど…)、MVPはさすがにないだろうと、選考委員会で決しました。 と言うことで、競馬キンキ忘年会2016、MVPは!! ジャジャン!! 北防敦チーフトラックマンです!!! そらそうでしょ! 今回の企画を半年以上前(ほぼ一年前)から考え、宿泊先や移動手段の手配から何から何まで、みんなが楽しめるように動き回ってくれたのですから! 誰が文句を言えようか!みんなが感謝するところです! 北防さん、おめでとうございます! と言いながら、何を差し上げるわけでもなく、ただ発表するだけでした、ハイ♪ はぁ、楽しかった忘年会♪ 来年はどこに行くのか!?それともどこにも行けないのか!? どうなっても、これからも競馬キンキさんについて行きまっせぇ♪
2016年12月10日

金曜日は古谷が担当します。 8日(木)に札幌で用事があり、この日は天候に恵まれていましたが、今週の北海道は何かと大荒れの天気が続いています。9日(金)の夕方の飛行機で、千歳から羽田へ行き、一度実家に戻ってから深夜便で香港へ行くプランでしたが、天気が心配だったので昼に新千歳空港に着くと、テレビクルーなどもいる状況で大混乱。欠航が相次ぎ、飛行機の変更で並ぶ人、人、人…。自分が乗る予定の飛行機も「搭乗手続き一時中止」となっており、前の便への変更もできない中で、大幅に遅れたりしたら間に合わないんじゃないか…といった不安もよぎりましたが、予定より30分程度の遅れで羽田空港に到着。バタバタしながらも、何とか香港に到着しました。 天候の話では、6日(火)に船橋競馬場で「総の国オープン」にホッカイドウ競馬から3頭が参戦しましたが、調教師の方々の到着が大幅に遅れたようです。話を聞けば、飛行機が千歳に着陸できず、機材繰りに苦労していた様子で欠航になったり、大幅遅延になったりとのこと。その「総の国オープン」は、高知のミッキーヘネシーが見事な差し切り勝ちを演じ、2年連続で高知所属馬が勝ち上がりました。「イレ込むタイプで、厩舎装鞍をしなければダメな馬。名古屋はそれができないなど、使える競馬場も限られているんですが、最高の結果を残せて本当に嬉しいですね」と、別府師は興奮していました。遠征での勝利は数あれど、南関東での勝利が初めてのようで、その喜びようは凄かったのが印象的でした。 ホッカイドウ競馬勢のコメントは、こちらをご覧下さい。 そして、牝馬によるダートグレード「第62回クイーン賞」は、道営記念を制したタイムビヨンドと、その3着馬・ジュエルクイーンの2頭がホッカイドウ競馬から参戦しました。結果は、トロワボヌールの圧勝で、タイニーダンサーが2着。タイムビヨンドは、後方から進んで勝負所からスーッと反応し、ロングスパートが利いた形で3着に健闘。ジュエルクイーンは6着でした。2頭のコメントは、こちらをご覧下さい。 2着のタイニーダンサーは、ホッカイドウ競馬出身馬。関東オークスを勝つなど、今年もダートグレードで活躍していますが、レディスプレリュードとJBCレディスクラシックがともに7着と奮いませんでした。「これまで前でレースを進めていましたが、今回は脚を溜める競馬をしようと(伊藤圭)先生と話をしていました。いつになくしっかり伸びていましたし、抑える競馬を覚えてくれば、今後も楽しみだと思います」と、レース後に田辺騎手は話していました。 さて、今週は7日(水)に笠松競馬場にも行ってきました。ホッカイドウ競馬から転入し、初戦を迎えるオパールノユメという馬を応援しに行きました。自分の馬となって初めての出走、レースでの直線ではとにかく内にササり、乗り難しさは半端ない馬です。「普段の攻め馬では、そういった面を全く見せない馬だから、直しようにも直せなくて困った馬です」と、角川師も話していたほど、普段と実戦で違う側面を見せる馬のようでした。(オパールノユメ) そこで、ピーウィービットというハミを尾島師に教えて取り寄せてもらい、攻め馬から使ってみることにしました。ピーウィービットは、JRAでガヤルドという馬がしており、以前は右に行ってしまう馬が、このハミを使ってからかなりましにになったと、オーナーの佐久間さんに伺いました。 このハミは、1本の細い棒状のハミで、馬が受ける左右の力加減が均等になりやすい作用があるそうです。馬の逃げていく推進力に対してハミを引き込んで操縦するのではなくて、ハミにその力を乗せてあげるように騎乗者がガイドしてあげるとより、スムーズに走れるようになるとのアドバイスもありました。また、大井でも渡邉和厩舎のマーズプリンスという馬が、ピーウィービットをしてから真面目に走るようになったと、渡邉師は話していて、「かなり効きますよ」と聞いたので、その効果を楽しみにしました。 ピーウィービットの装着方法などが、ユーチューブに上がっています。結果として、右に向きながら走っていたのは変わりありませんでしたが、それでも最後も伸びて、メンバー中最速の上がり3Fもマークしての逃げ切り勝ちでした。「ササるというより、右を向いて走っている感じなので、気性なのか何なのか…。それでも、いくらかこのハミは効いていると思います。門別ではワンターンの競馬しか使っていませんでしたが、息が入りやすい1周競馬も合っている感じがしました」と、岡部誠騎手はレース後に話していました。3コーナーで外にヨレたシーンがありましたが、物見だということでした。賞金的に厳しいと思いますが、一応30日の「ライデンリーダー記念」に出走できれば…と思っていますが、無理なら地道に上を目指して頑張っていく形になります。 次々と新しいハミが出てくるのも、競馬を覚える上で大変な作業になります。ただ、この世界に入る時に、馬具の重要性を説かれたのが、今回は本当に生きたと思います。
2016年12月09日

木曜担当のよこてんです。 今回は前回に引き続いて「桐花賞出走を目指す注目馬の近況」第二弾、ナムラタイタンとエンパイアペガサスのお話をしましょうという事にしていた・・・のですが、先週、エンパイアペガサスの浦和・平山真希厩舎移籍が明らかになりました。■エンパイアペガサス(岩手ダービーダイヤモンドカップ優勝時) 実は・・・と言うとあれなんですけども、そんな計画がある事を耳に挟んだのでエンパイアペガサスの事を書くのを一週後に延ばした・・・という部分がありました。こんなすぐに行ってしまうかどうかまでははっきり分からなかったですけども。 と、そんな事ですので、エンパイアペガサスの桐花賞に向けてというよりは今後の予定を、佐藤祐司調教師にうかがってきました。 「桐花賞を目指す事も検討していたのですが、冬の水沢は、特に桐花賞の頃は馬場状態が悪化しますから、それで無理をさせる事はないだろうと。であれば開催が終る岩手に居続けるよりは暖かい所に移動していいのではないかと。オーナーともよく相談したうえで南関東に移る事になりました。 目標は報知グランプリカップ(2月8日)としているのですが、南関東だとB1級になるので実際の所出走できるかどうかは微妙。それでも行くのは冬場の調整に制約が多い岩手にいてもな・・・という事です。 南関東に行って“最低○戦する”とかは決まっていません。使い出しも急ぐ事はないと思っています。今の月一走ペースのリズムを崩さずに2戦か3戦して、来年の春頃に岩手に戻ってくる形になればちょうど良いのでは(佐藤祐司調教師)」 という事で、あくまでも岩手に戻る前提での南関東移籍だそうです。現地の格付けがB1級でもあり、揉まれて強くする云々よりは出走するリズムを崩さない方に主眼を置いているような感じだと受け取りました。まあ、例えば2戦して2勝とか3戦して3勝とかするようだとまたその先の方向が変わるのかもしれませんが、その時はその時。今は来春、エンパイアペガサスが帰ってくる日を楽しみに待ちたいと思います。■ナムラタイタン(昨年の桐花賞優勝時) ナムラタイタンはどんな近況なのでしょうか。前走の絆カップでは地元馬同士の戦いでは久しぶりに土を付けられる結果でした。その後は? 「前走後はすこぶる順調。ひと叩きされた事で調子もグンと上がっています。前走は2着という結果でしたが、休み明けという事を思えば馬には100点満点をあげたいくらいのものでした。今度はナムラタイタンの本来の力を発揮してくれるでしょう(村上昌幸調教師)」 絆カップから北上川大賞典をスキップして桐花賞直行は昨年も同様のローテーションでした。いくら強い競馬を見せ続けているナムラタイタンとはいえすでに10歳、それも冬。来季も現役続行予定とのことですので、前提はあくまでも無理をしないローテーションで結果を出していく事なのでしょう。 絆カップは確かに2着ではありましたが、半年の休養明けの10歳馬がバリバリの7歳馬とハナ差だったわけですから、それはやはりナムラタイタンの底力を感じさせる内容でした。陣営が言われる通り叩かれて型どおりに上積みがあるのなら、雪辱があってもおかしくはないのではないでしょうか。 さて、この12月7日の水曜日、船橋競馬場で行われた『クイーン賞JpnIII』に岩手からユッコが出走しました。結果は14頭立て12着でした。■ユッコ(クイーン賞出走時)「馬の状態は悪くなかったと思うのですが、初めてのナイターにちょっと戸惑っていたのかもしれません。前走(JBCレディスクラシック)の様なしぶとい走りにならなかったですね」と佐藤雅彦調教師は残念そう。 例えば今回勝ったトロワボヌールとはJBCレディスクラシックで1秒1、2着タイニーダンサーとは同じく0.3秒差で走っていましたし、3着タイムビヨンド、6着ジュエルクイーンとはビューチフルドリーマーカップで僅差の戦いを演じてもいました。それからすると、それらの馬から2秒3秒と離れた後方で終わっているのは、さすがに“動いていない”印象。9月に出走したレディスプレリュードも今年は昼間開催でしたから“遠征&ナイター”は初めて。やはりナイター競馬の経験に原因を求めたい気がします。 自分はユッコはもっとやれる馬だと思っています。今回も、現地評では全くのノーマークで自分はしめしめとほくそ笑んでいたりもしましたが(笑)、いずれどこかで良い競馬を見せてくれる・・・と思っていますよ。 そんなユッコですが、佐藤雅彦調教師は桐花賞に出してあげたいとのこと。それが叶えば、この馬も決して侮れない一頭になるでしょう。■ナリタポセイドン(北上川大賞典優勝時) 桐花賞の最大の前哨戦である北上川大賞典はナリタポセイドンが圧勝しました。2着アントニオピサ、3着コミュニティ、4着のロンギングエース、5着のライズライン。これら上位馬達が、桐花賞に出走するなら、やはり有力視される存在になると思われます。ここに加えてナムラタイタン、ユッコ、あとは3歳馬がどれくらい加わってくるか?でしょうか。 桐花賞の出走馬ファン投票もそろそろ中間点です。応募は18日までになっておりますので、まだの方はぜひお早めに。
2016年12月08日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 前回から、北海道・苫小牧市を訪れています。 ところで、苫小牧の「まい」って、枚じゃなくて牧だってご存じでしたか? 今日はいよいよ、ホッカイドウ競馬の場外発売所Aiba苫小牧へと向かいましょう! 苫小牧駅 室蘭本線が室蘭方面と岩見沢方面、千歳線へと至る千歳札幌方面、そして日高本線の静内・浦河・様似方面(現在はすぐ近くの鵡川まででその先はバス代行)と、各方面へ向かう鉄路の分岐点として重要な地位を占めてきました。 先週もご紹介した製紙工場との間を結ぶ貨物線はいまも健在。 しかし、鉄道交通量の減少と苫小牧(とりわけ中心部)自体のまちの衰退で、鉄道駅の存在感も低下。 橋上にある駅舎も、このぐらいのこぢんまりとした規模です。 とは言え、例えば特定の時間帯には学生客の姿が多く、また札幌方面への特急が停車するなど、欠かせない交通の拠点であることは間違いありません。 この苫小牧駅の駅舎から、線路の両側へと立体通路が延びています。 先週見た海とは反対側の通路に沿って出て行くと、目指すAiba苫小牧がある場所へと簡単に行くことが出来るのです。 この看板のキャラクター、わかりますよね? そう、ドンキホーテ! Aiba苫小牧はごらんのMEGAドンキホーテ苫小牧店を中心とした商業ビルの中にあります。 入ると、他のテナントも含めて普通に店舗が営業しているのですが、階上に上がると… 一見少し寂れた雰囲気に見える、ビルの3階 このように洗練されたデザインのエントランス。 2014年3月に、この場所に移転してきました。 先に、今日案内をして下さる方をご紹介しましょう。 所長の渡辺清吉さん 長く苫小牧市役所にお勤めになり、3年前の2013年春から現職 苫小牧のまちの事情にも大変お詳しい方です。「私が着任した当時は、丁度JRAの馬券を売り始めた時で、問い合わせもすごかったですね。本当にJRAの馬券を売っているのかとか、平日も払い戻しは出来るのかとか、G1の前日発売はどうなのかとか…お客様の数も、JRAのG1の日はトータルで1500名ぐらいでしょうか。有馬記念の日は2000名を越えます。」 今の場所に移ってきたのはそれから1年後のこと。 入口から場内を望む 奧は左側へとスペースが広がり、全体で「L」字型になっている「苫小牧は、工場などで土曜日も仕事の方が多いのですが、それでも週末は賑わいますね。有馬記念の日は、行列が外まで延びて溢れる感じです。」 ただ、お客様の動向に関して言えば実情は複雑なようです。「もともと苫小牧はウインズ室蘭の商圏で、苫小牧近辺の皆さんは室蘭まで行って馬券を買っていました。しかし、ウインズ室蘭が閉鎖になってAibaでJRAの馬券を売り始めると、お客様方は苫小牧には戻ってこずにAiba登別室蘭に向かっていったみたいです。ほかにも千歳とか、門別本場もそう遠くない場所にありますから、このAiba苫小牧にお越しになるお客様の範囲は、それほど広くないのが実情です。」 明るい雰囲気と椅子・机が多いのが印象的「苫小牧は工場などがあるので土曜日に仕事がある人も多いんです。それでも土曜日でザッと150名ぐらい、日曜日には200名を超える滞留人員で、やはり週末は賑わっていますよ。」「平日の地方競馬は、夜のレースの時間帯で6~70名の滞留でしょうか…門別の開催日には必ず、というお客様方も少なからずおられるのですが、売上が上がる南関東の馬券を門別の開催日には2個とか3個しか売らないのが、勿体ないですね…」 メガドンキホーテの駐車場が利用者なら3時間無料になるということで、それを逆算して最後までいられる18時頃から夜のお客様方が増えてくるそうです。 やはり、そうしたアクセスの事情というのは、集客には大きく影響するみたいですね。 このAiba苫小牧が、年に一度大いに賑わう日があります。 それがこちら! Aiba苫小牧まつり 資料化されたチラシだけしか記録がなくてすみません(汗) 「家主」であるドンキホーテが主体となって、テナントの活性化対策の一環として行っているというこのイベント。企画や商品の提供をドンキホーテが中心になって取り仕切り、行ってくれているそうです。人手もドンキホーテが出してくれているとのこと。「新聞に折り込み広告を入れたり、チラシを配ったりしてやってくれています。他のテナントでは特売などの形で活性化をしているところですが、Aibaでは特売は出来ないので、このような形で飲食とガラポン抽選が中心の企画で行われています。」 気になるのは、こうした企画の効果のほど、なんですが…「実は…入場は1割も増えないんですよね。売上も同じぐらいです。」 秋に他のAibaも含めて一斉に行っている「全道Aiba祭」も、様々な品物を来場客に配布したりしているのですが、入場への効果は今ひとつとのこと。 飲食やガラポン抽選も含めて、このようにお客様方へのプレゼントの形の来場促進を私は「給付型イベント」と呼んでいますが…効果は検証されなければならないのかも知れません。 例えば静内や浦河のように「馬産地」という特別な土地柄ですと、このようなイベントが功を奏しているケースもあるのですが、やはり苫小牧はそれらの場所とは「競馬のありよう」というものが異なるのだと言わざるを得ません。「この場所に、ひとびとが足を向けるような『何か』がないといけないのではないでしょうか」 所長の渡辺さんは、そのようにおっしゃいます。「例えば、(オーナーが苫小牧の方の)ホッコータルマエがチャンピオンズカップを勝った時には、お客様も多く集まって応援していましたし、地元紙も取材に来ました。そのようにこの場所だからという盛り上がりが必要なんだと思います。例えば『地元』ということを競馬の中で意識してもらうような取り組みですね。」 結局のところ、給付型の活性化策は「○○まつり」とついているようなイベントであっても、その場所その土地に即したものにはなり得ないわけで… 「その場所」ということをいかにお客様方に意識していただくか。 その大切さを渡辺さんは感じておられるのだと思います。 それを提供できるのは、「もの」ではなく、やはり「人」であり、競馬の主役である「馬」なんだと思うんですよね…。 ホッコータルマエはたまたま苫小牧にとっては幸運な例ですが、そうした「この場所」と呼べる雰囲気を「人の手」で作り出すことが、その場所があり続けるために必要なんじゃないかと。 渡辺さんの話を聞いて私はそのように思いました。 最後に、苫小牧のまちを長く見てきた渡辺さんに、苫小牧のまちの「これから」について伺ってみました。「このAiba苫小牧がある場所近辺の、市中心部が再度活性化出来るかどうかが、ポイントではないでしょうか。」 ドンキホーテがある側とは反対側の駅前。 正直、午後の時間は人通りは少ない「例えば、かつて駅の近くに長崎屋やダイエーといった大きな商業施設が出来て、個人商店が廃れていきました。離れたところにイオンも出来て、市の中心部の活気がそちらへ奪われていったあと、長崎屋やダイエーが撤退して、中心部全体が廃れてしまった。これを何とかしないと、苫小牧のまちはこのままどんどん寂れてしまうのではないかと、心配しています。」 大きな店が出来て、地域を支えてきた小さな店を駆逐し、今度はその大きな店が立ちゆかなくなって、地域が空洞化する。 いま地域が寂れていく「方程式」みたいなものなのかも知れません。「いま、コンビニの時代になりましたよね。その中で、コンビニが売らないものを売ろうという個人商店が息を吹き返しつつあるんです。そうした動きで、少しずつ地域が動き出せばいいんですが…」 大きなところ、幅をきかせているところが「売らないもの」を売る。 このヒント、もしかしたら地方競馬そのものに、そっくり当てはまるんじゃないでしょうか。 「地域」の中には、私が想像する以上に様々な「考えるためのヒント」がありました。 それは、その場所を訪れ、その場所のありようと、その場所にいるひとびとのありようを丹念に見ていくことによってのみ、感じることが出来るもの。 15箇所の場外発売所を訪れましたが、現場ではその「場所」を守るひとびとが、「ありよう」を感じながら奮闘していました。 そんな奮闘を、「競馬」というものがどのように支援し、そして「競馬」のありようとして守って行けるのか。 今回の取材は、それを思い考えるための「入口」に過ぎませんでした。 これからも競馬に携わっていく中で、そうしたことをどのような方法で考えていけるのか。 私がこれから競馬とともに生きていくための大きなテーマを、与えられたような気がしています。 次回からしばらく長い旅を振り返りながら、「地域」のなかの競馬のありようをどのように考えて行けばいいのか、旅の思い出をピックアップしながらまとめていきたいと思っています。
2016年12月07日

火曜日担当の太田です。 今週も帯広イベントを実施。「ばんえい十勝あったかうまいもの祭り」を開催。子供も楽しめるビンゴ大会や、調教師にご協力頂いてのつきたてお餅プレゼントなどもあり多くのお客様でにぎわいを見せていました。 4日(日)は3歳牝馬の重賞『第41回 ばんえいオークス BG1』が行われました。ヒーティングや、開催日毎日行われているロータリーハロー掛けの影響もあり、連日ゴール前苦戦している馬が続出の状況。馬場水分は1.5%。どの馬が勝っても重賞初制覇。重賞初挑戦も6頭と戦前から混戦模様。1番人気は10連勝で重賞初挑戦「ラッセルクイン」。2歳時からトップクラスで活躍。今季も安定を見せる「ヒカルナナヒメ」が2番人気。2歳牝馬の「黒ユリ賞」で2着「タナボタチャン」が3馬人気に押されておりました。 レースは全馬何度も何度も刻み一団で進むゆったりとした流れ。牝馬レースにしては珍しいスローペースの展開。第2障害、ヒカルナナヒメ号から仕掛け、そのほかの馬も一斉にチャレンジが始まります。「ヒカルナナヒメ」が先頭でクリア。2番手「フジノウンカイ」。「ラッセルクイン」が3番手、「コウシュハローヤル」「ホクトノホシ」と続き、そのほかは第2障害苦戦を強いられ、前5頭に絞られてのゴール前。670kの重量で我慢比べとなりました。先に脱落したのは「ラッセルクイン」。ほどなく「コウシュハローヤル」も詰まります。先頭の「ヒカルナナヒメ」「フジノウンカイ」も苦しくなり、外の「ホクトノホシ」力強く歩き続け、残り10mで先頭。最後は「ホクトノホシが」突き抜けて重賞初挑戦で初制覇としました。また、なんといっても騎乗の村上章騎手がデビュー21年目でうれしい重賞初制覇としました。 (主催者提供) 村上章騎手「一度重賞をとってみたいと思っていたので嬉しいです。初コンビでしたが、以前からこの馬のレースは見ていて、道中ためて障害さえしっかり越えれば、最後は歩ける馬なので勝てると思って騎乗していました。670kは重たかったですが、道中刻めたのがよかったです。残り10mあたりで勝てると思い必死に追いました。ゴールの瞬間はやったな、やったーと思いました。」とコメント。 村上慎一調教師は「率直にうれしい。道中ためて、障害を一腰で上げる。理想的な競馬でした。ここまでも順調に調整ができました。正直勝てるとは思っておらず、入着ぐらいだろうと思っていました。時計はかかったほうがいい馬。馬にとって今日のような展開はよかったです。騎手がうまく乗ってくれての勝利。今後は一気に飛び級で相手が強くなると思いますが、大事に使っていきたいと思います。」とお話しくださいました。 (主催者提供) 夏場に4連勝。そこからは秋に入り軽馬場レースは成績上がっていませんでしたが、それでもしっかりとしたレースを続け、今回重賞初挑戦で初制覇。秋に入り馬体も1tをこえて成長してきました。調教師も狙いがすべてはまったとおっしゃるように、ペースが落ち着き、第2障害まで前半71秒。例年オークスは50秒代後半の時計ですので、いかにスローペースだったかわかると思います。近年若馬は軽馬場のほうがいい馬が多い中、「ホクトノホシ」は重馬場のほうがいいとのこと。今後確かにクラスが一気に上がり、苦労することもあると思いますが、重い荷物で、重馬場が得意となれば、まさにばんえい競馬らしさを見せてくれる馬。ばんえい競馬を代表する牝馬に成長する可能性を秘めた馬になりそうです。今月25日のダービーにも挑戦したいと調教師。 それから、なんといっても「村上章」騎手の重賞初制覇。愛されキャラの村上ジョッキー。インタビューでも人柄がとても出ており、ファンになった方も多くいたのではないでしょうか。第2障害手前、そのほかの馬が仕掛けている中、じーっと我慢してほぼ最後で仕掛けていきました。もともと人気の「ラッセルクイン」が障害の天板まできたら仕掛けていこうと思っていたそうです。すべてがマッチした騎乗でした。騎乗後多くの関係者が村上騎手の下へ集まり、「おめでとう!」と声を掛け握手。息子さんもお祝いに駆け付けたり、囲み取材の際レースを終えた若手騎手が集まってきたりと、多くの祝福に包まれていました。本人の嬉しさはもちろんですが、周りも村上騎手の重賞初制覇が自分のことのようにうれしい気持ちにさせる。村上騎手の人柄が表れるシーンを見たと思います。 馬の話に戻り、今月25日のばんえいダービーに挑戦したいと調教師。男馬の中に入っても今日のような馬場状況ならチャンスがあるかもしれません。過去にもオークスとダービーを勝った牝馬は何頭かいます。強敵ぞろいですが楽しみな戦になりそうですね。 世代牝馬戦はまた1年後、4歳牝馬の『クインカップ』ということになります。この1年でまたどう成長してくるのか、今後の戦いにまた注目していきたいと思います。
2016年12月06日

南関東地方競馬は、今年最後の船橋競馬開催中です。(ハートビートナイター。開催は9日=金曜日まで)今年のカレンダーもいよいよ残すところあと1枚。そんな中でもナイター競馬は続きます。今週の船橋競馬ハートビートナイター。来週は川崎競馬スパーキングナイターです(12~16日)。年内最後の開催となると、各競馬場では恒例の年末騎手挨拶が行われます。(詳細は→こちら)金曜日の11R終了後にウィナーズサークルで左海誠二騎手会長からのご挨拶。最終レース終了後には、正門付近で花束のプレゼントがあります。ぜひぜひ今年最後のハートビートナイター船橋競馬にご来場ください。12月に入って、今年1年を振り返る時期になってきましたが、年内はあと1回担当日がありますので、今回は個人的な今年の振り返りをしたいと思います。あ、その前に。先日11月24日、浦和競馬場での雪にはビックリしましたね。個人的な話の前に、これは間違いなく今年、いやこの秋のハイライト。今年は、どうも後半に入ってから特にですが、万全の体調で実況に臨めることがあまりなかったような気がします。イカンイカン、これではイカンと気を引き締めて年明けを迎えたいと思っているところです。夏場に風邪をひいて金沢でお聞き苦しい声だったこともあり、JBC前にも調子を崩して、当日ちょっと苦しい中での実況となってしまいました。加齢とともに、風邪が治るのに時間がかかっていると実感しています。イカンイカン、これはいかん。これからは予防にも力を入れなくてはいけません。2017年は風邪をひかない体に…なりたい。今年は「南関東スイーツ部」を勝手に結成し、活動を(人知れず)行ってきました。南関東の競馬場内で、甘いものはいろいろあります。昔ながらの今川焼き(川崎競馬場)もあれば、キッチンカーでイベント的にやってくるかき氷や削りいちご。大井競馬場には「スイーツステーブル」という、スイーツ店が軒を連ねた素晴らしいスポットがあります。川崎競馬場のアイスクリームキャンプ、楽しかったですねぇ。(7月)金沢競馬場にも「競馬場カフェ」ができて、美味しいチーズケーキをいただきました。(11月)同じ日にはマグロの解体ショーも。今までにない、競馬場らしからぬイベントでしたが、場内のイベントと共に、競馬場がもっともっと発展していけるといいですよね。今年は人生で最も美味しいと思えるスイーツに出会えた年でもありました。(過去にご紹介したかもしれませんが)金沢競馬の予想紙TMの皆さんと(男ばかりで)遠征した、富山県砺波市の「農園カフェ 農工房長者」さん(食べログ→こちら)我々が行った月曜日ならけっこうスムースに案内されます。桃けずり、巨峰パフェ。どちらも衝撃的な美味しさでした。桃のコンポートなんぞ自作してみたりして。来年末に体型がどーなっているか、ちょっと心配です。
2016年12月05日
日曜日担当の高橋華代子です。 正確に言えば、月曜日になっちゃぃましたがm(__)m 早いもので、2016年も1か月を切りましたね。 南関東競馬も、船橋、川崎、浦和、大井の順で、今年を締めくくる形になります。 こうなってくると、リーディング争いもひじょうに興味深いです。 南関東全体のベスト3は……。○厩舎部門1位 小久保智(浦和) 133勝2位 高月賢一(川崎) 64勝3位 川島正一(船橋) 56勝○騎手部門1位 森泰斗(船橋) 288勝2位 矢野貴之(大井) 185勝3位 真島大輔(大井) 171勝各場別のリーディングベスト3を表記してみます。<船橋>○厩舎部門1位 川島正一(船橋) 48勝2位 矢野義幸(船橋) 31勝3位 林正人(船橋) 31勝○騎手部門1位 森泰斗(船橋) 54勝2位 中野省吾(船橋) 46勝3位 矢野貴之(大井) 42勝<川崎>○厩舎部門1位 高月賢一(川崎) 51勝2位 内田勝義(川崎) 48勝3位 佐々木仁(川崎) 46勝○騎手部門1位 山崎誠士(川崎) 71勝2位 森泰斗(船橋) 70勝3位 真島大輔(大井) 45勝<浦和>○厩舎部門1位 小久保智(浦和) 81勝2位 平山真希(浦和) 32勝3位 宇野木博徳(浦和) 25勝○騎手部門1位 森泰斗(船橋) 42勝2位 左海誠二(船橋) 29勝3位 山崎誠士(川崎) 25勝<大井>○厩舎部門1位 藤田輝信(大井) 55勝2位 的場直之(大井) 47勝3位 三坂盛雄(大井・小林) 38勝○騎手部門1位 森泰斗(船橋) 122勝2位 矢野貴之(大井) 84勝3位 真島大輔(大井) 76勝データ 地方競馬全国協会さん こう見ると、川崎勢の対決は最後までわからない状態ですね。より熱くなりそうだぁぁぁ! そして、これまで長きに渡って南関競馬を支え続けてきた9歳馬さんたち(A1以外)が卒業時期になります。ラストランをしっかり見届けたいと思います!
2016年12月04日

土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 と言いながら、日曜日の更新になってすみません…。 絶好の忘年会日和となった12月2日、金曜日。 競馬キンキの恒例の忘年会一泊旅行がスタートしました♪ 毎年、近場の箕面観光ホテル(大江戸温泉物語。箕面市)で開催されていましたが、今年は大盤振る舞い!なんと和歌山県の白浜まで足を伸ばすのです!! 旅の起点は新大阪駅。 いきなりビールでお迎え♪ 迎えてくれたのは、競馬キンキチーフトラックマン北防敦記者。 今回の幹事であり、一番多く動き回ってくれた功労者で、なおかつ一番テンションが上がっている人。 だからこそ、そのテンションを抑えるべく早くに集合し、ビールを呷(あお)るのです。 と言うてるうちに列車が到着! 白浜へは、くろしおをご利用ください♪ テンションがさらにグンと上がる北防さん(右)と、意外にも楽しそうな川口トラックマン! こんな満面の笑みを湛えたツーショットを撮影できるのも、忘年会がなせる業♪ さぁ、これからが本番でっせ! ぼくの隣は、パドック解説でお馴染みの野田佳之さん。実は、先月パドック解説を引退。若手に活躍の場を譲られたのでした。 旅のお供に、ひとくち餃子でお馴染みの『点天』の餃子せんべいを購入♪ ピリリと辛く、ビールのアテに最適です♪ わいわい騒ぎながら呑んでると、気が付けばもう白浜♪ くろしおのパンタグラフは一風変わってますなぁ…。 と思いきや、向こう側にある看板が上手に写り込んでいるのです、ハイ。 北防さんを真ん中に、左は元福山競馬トラックマン戸原学氏(現・競馬キンキ編集員)。 右は、配達などで活躍する最年長の参加者、八幡さん♪(確か80歳) 到着した宿は、老舗旅館『むさし』さん。 実は、ぼくが小学生の頃、何度か家族旅行で来たお宿。 たぶん36年ぶりぐらい。いやぁ、全然覚えてない…(>____
2016年12月03日

金曜日は古谷が担当します。 今週は、日曜が函館競馬場でイベント、月曜は北海道新幹線で水沢競馬場へ移動し、プリンセスカップを観戦。そこから南下し、開催3日目となる火曜から大井競馬場へ通っていました。 函館競馬場は、夕刻の暗い時間帯になると、このように外観がイルミネーションで彩られます。パドックの上は馬がきらびやかに輝いています。有馬記念当日も、函館競馬場でイベントに参加しますが、昨年は猛吹雪の中、外でステージに立っていました。それから1年経つんですね…。本当に早いものです。 そして、函館駅から快速に乗り、新函館北斗駅へ移動。はこだてライナーには初めて乗りましたが、あっという間に新函館北斗に着いたので、非常に便利です。新幹線に乗ると、オルディルの上田オーナーにバッタリ。全く話が逸れますが、木曜の午前中にディズニーランドへ行ったんですが、ホーンテッドマンションで並んでいる時に「古谷さん!」との声が。振り向くと、某牧場のスタッフの方でした。広い場所で偶然会うと、こちらが想像している以上の驚きを相手に見せてしまいます。新幹線で座り、仕事モードに入っている時に横から声を掛けられたのは、完全に不意打ちでした。 それはともかく、プリンセスカップは、浦和のスターインパルスがローレル賞の内容から一枚上だと思っていましたが、こちらが想像していた以上のスピードで圧勝。しかし、「右回りはちょっと今一つですね。暮れの大井は(出走自体を)考えないと…」と、小久保師も反省材料を見出したコメントでした。一応、グランダム・ジャパン2歳シーズンのポイント上位ということもあり、視野に入れた形で調整はするようですが、ニューイヤーCへの参戦も含め、次走は未定とのことでした。(プリンセスカップを制したスターインパルス) そして、今日は何と言っても「ひばり特別」にコスモスが登場。報道陣も多く、パドックではコスモスの写真を撮るファンも大勢いらっしゃいました。(コスモスをパドックで見つめる岡田繁幸オーナー) 6Rのパドックで偶然、岡田さんにお会いしました。その後はご一緒させて頂きましたが、「競馬は何があるかわからないからねぇ…。特に2歳戦、初めての環境でもあるし、1倍台の単勝オッズでも心配ですよ」と、自信を持って競馬を見る…という感じでもなかったのが印象的でした。レースは逃げ切り勝ちでしたが、直線で思ったほど弾けなかった点には、岡田さんも少し物足りなさを感じていたようです。「ダートは今一つなんですね、やっぱり。血統は完全にダートなんですが、パワータイプではなく、俊敏性に富んだ馬なので、今日の内容を見るとダートではこんなものかもしれませんね。ただ、芝に行くと瞬発力を見せてくれる自信はあります。血統からは想像つかないんですが、さほど体は大きくないのに、繊細な動きを見せることから、何かステイゴールドの動きに似ているんですよ。だから、ホープフルSでどんな走りを見せてくれるか、期待を持ちたいですね」と、レース後に岡田さんは話していました。瀕死の状態からたった1カ月半でデビューを果たし、そして予定通りというか、大井でJRA指定競走を勝ってJRAへの挑戦権を獲得しました。「まだまだ非力な要素があるのは、ホープフルSに出走するために、そこから逆算して普通なら考えられないローテーションを組んだこともありますから。大分、馬体重は戻ってきましたから、これからまだまだ良くなると思いますよ」と、岡田さんと河津師は同じようにコメントしていたことから、これからのパワーアップも確実に期待できると思います。コスモバルク、プレイアンドリアル、そしてトラスト。幾度と地方から中央へ挑戦した中で重賞ウィナーに輝いた馬たちと、遜色ない素質を秘めたコスモスの今後は、皆さんとともに見守っていきたいと思います。ぜひ、応援しましょう!
2016年12月02日

木曜担当のよこてんです。 もう12月ですねえ。2016年になったのがつい先日、岩手競馬のシーズンが始まったのもこの前のような感じがしますが、もう12月。もう年の瀬。今季の岩手競馬も残す所あと1ヶ月ほどになりました。 こういうのを「早い早い」と言うのは年を取った証拠、あんまり口にしたくないのですが、やっぱり12月は特別な気持ちになりますよね。 さて、そんな12月なのですが、まもなく12月4日から、岩手競馬の暮れの大一番『桐花賞』の出走馬ファン投票がスタートします。どの馬の関係者もこのレースには出たい・勝ちたいという桐花賞、その出走馬を選ぶのはファンの皆さん・・・ですので、ぜひ投票にご参加ください。 投票された方から抽選で計75名様に岩手の美味しいものをプレゼント。レース&プレゼントで楽しく年越しを過ごしましょう!今年は例年より若干、投票期間が短い感じになっています。投票はお早めに。 投票ルール等の詳細はこちらのページをご覧ください。投票ページは12月4日にオープンしますよ。 という事で今回の最初の企画は、桐花賞出走を目指す注目馬の近況をお伝えしようというもの。第一弾として3頭のお話をうかがってきました。 まずはナリタポセイドン(板垣吉則厩舎)。JRAから転入後2戦2勝、前走の絆カップではナムラタイタンを破り、俄然注目される存在になりましたね。■ナリタポセイドン(絆カップ優勝時)「前走後も順調に来ています。ここからは水沢でのレース。JRA時代は右回りの戦績が今ひとつだと聞いていたし小回りコースへの対応もちょっと心配していましたが、中間の調教の動きからは大丈夫そうに感じています。距離もやはり長めの方が戦いやすいのではないでしょうか。 この後は北上川大賞典-桐花賞の路線を目指していますが、先の桐花賞よりもまずは目の前の北上川大賞典でしっかりとした結果を出してからだと思っています(板垣吉則調教師)」 ナムラタイタンに勝ったとはいえあちらは休み明け、本来の状態ではなかったからね・・・と現段階では板垣吉則調教師はあくまでも控えめ。同様の事は絆カップを勝った時にも言われていて、次に当たる時は簡単には勝たせてもらえないよ、とも話されておりました。 それだけに、まずはやはり北上川大賞典で水沢コースでの実戦がどうなのか?を確認して、そして桐花賞で再度ナムラタイタンと、今回はより状態を上げた王者と、戦った時に本当の力関係が分かると考えておられるのではないでしょうか。■ライズライン(すずらん賞優勝時) 絆カップではナリタポセイドン・ナムラタイタンに次ぐ3着だったライズライン。こちらは北上川大賞典の昨年の覇者として挑むと共に、昨年は3着だった桐花賞での雪辱を目指す形になります。「今季のこの後は昨年と同様の路線で進みたいですね。秋以降は非常に順調で、馬の状態も使う毎に良くなってきていると感じます。今年は序盤にリズムに乗れず、納得のいく結果が得られませんでした。今は状態がいいですし、昨年も好結果を残しているレースが続きますから、良い結果を挙げて前半の分を取り返して締めくくりたいですね(千葉幸喜調教師)」 今季初戦の赤松杯では前走比(休養前から)マイナス20kgという馬体重での出走。これが誤算となってライズラインの今季序盤は自分との戦いが続いた感がありました。 しかし夏の休養後は千葉幸喜調教師からも明るいコメントが聞けるように。9月の青藍賞以降の3戦は勝ち星にこそつながらなかったものの、馬の状態面に関してはもう問題ないでしょう。実際、南部杯は7着ですが地方馬最先着。絆カップもナムラタイタンとのタイム差0.3秒は対ナムラタイタンとしては過去最短でした。その辺も状態の良さの現れでは。 まずは北上川大賞典ですが、昨年のこのレースではコミュニティに3馬身差をつけて勝っているように、スピード馬っぽいイメージで周りから見られるわりにはしぶとい持久力も持っています。1200mから2500mまでこなせる珍しいタイプの馬ですよね。■コミュニティ(あすなろ賞優勝時) 一昨年の桐花賞では優勝、昨年は2着。2年連続で好結果を残しているコミュニティは今年も桐花賞に照準を合わせています。「北上川大賞典-桐花賞のローテーションを考えています。今季後半は冬の水沢のレースに焦点を絞るつもりで使ってきました。レース毎に体調も上向いてきて、それが前走の勝利につながったのではないでしょうか。間隔を開けてきた分、馬にも余力があるように感じますし、それらの点が良い結果に結びついてくれればと期待しています(櫻田康二調教師)」 前走のA級特別・初冬特別が約半年ぶりの勝利となったコミュニティ。それまで苦しい戦いが続いていただけに、見ている方としてもようやくホッとしました。 櫻田康二調教師が言われるとおり、夏以降のローテーションは無理をさせずに冬のビッグレースシーズンを迎えるためのもの。南部杯や絆カップなども「わざわざ距離が合わないレースを使う事はない」という事でスキップしたものでした。ここからのコミュニティは、もはや今季のこれまでと同じ目で見るわけにはいかないでしょう。 皆さんが注目されるだろうナムラタイタンとエンパイアペガサス。どちらも前走後の中間は順調というお話を聞いていますが、どちらも直近の北上川大賞典には出走しないことでもあり、詳細は次回に譲りたいと思います。 今回の話題はもうひとつ。11月17日にNARより発表された「平成28年度第2回調教師・騎手免許試験新規合格者」において、岩手から調教師・調教師補佐それぞれ1名の合格が明らかになりました。ここでは新調教師となる伊藤和忍(かずむね)師のご紹介をしましょう。■伊藤和忍調教師 これまでは伊藤和厩舎で厩務員を約15年間務めてこられました。そしてお名前が伊藤“和”忍さん。これでピンと来るとおり伊藤和調教師のご子息です。岩手では、故櫻田勝男調教師-櫻田浩樹調教師以来の親子調教師ともなりますね。 この時期の調教師合格の場合、夏の合格も同様なんですけども、“昨日まで厩務員”→“免許交付で今日から調教師”という非常に慌ただしいものになってしまいます。春合格ならば岩手の場合冬休み期間中にある程度下準備を進める事もできるのですが。 その点を和忍師にうかがってみると、「着々と進めてはいますが、まだまだですね(笑)」とのこと。 しかし「準備はたいへんですが、やるからには最初から全力で行くつもりです。新人調教師はやはり出だしの印象も大事だと思いますから」とも。その点は伊藤和厩舎から移ってくる“即戦力”に期待したいところですよね。 どんな調教師になりたいですか?という問いには「全国を飛びまわるような調教師になりたいですね。父(伊藤和調教師)が交流元年の頃から各地に出て行ったのを見ていましたから、岩手にとどまらず全国に出て行く事ができるようになれれば」。 伊藤和調教師というとサカモトデュラブを思い出します。1995年の新潟3歳ステークス3着、1999年には東京盃を制してもいる馬です。「父がGIIを勝っていますので、それを超えるというとGIという事になりますからハードルが高いですけど、違う言い方をすれば父が獲れていないGIの夢を自分が継ぎたい・・・とも思うんです。全国に出たいとかGIとか、新人調教師が口にするには大きすぎる話かもしれませんが、父が届かなかった所に届くような馬作りをしていきたい」。「ヒゲ生やしたままでいいですか」と笑う伊藤和忍師ですが、それがワイルドな感じでカッコイイじゃないですか(^ー^) 伊藤和調教師、お父さんも現役バリバリの調教師ですからどうしても意識した話になってしまいます。ではレースで伊藤和厩舎の馬と対戦する事になったら?「家に帰れば親子ですが、競馬場ではライバルです!」。 伊藤和忍厩舎の馬と伊藤和厩舎の馬がぶつかり合う、もしかしたら伊藤和厩舎の馬を負かして伊藤和忍厩舎が初勝利を挙げる事になるかも・・・。 12月1日免許交付ですのでこの稿をアップした時点ではすでに厩務員さんではなく調教師さんになってますね。伊藤和忍調教師のこれからの戦いぶりに、ぜひご注目ください。 なお、免許交付は12月1日付で開業も同日になりますが、実際の出走開始は12月10日からの第8回水沢競馬からとなります(免許交付後に調教師として出走申込ができるようになるため)。 伊藤和忍調教師のデビューはもうしばらくお待ちください。
2016年12月01日
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