たからくんが大人になるまで生きていたい日記

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高齢ママの育児日記 うさこ0168さん
2007.05.14
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カテゴリ: 家族



夕方18時からの今年の担任の先生がやってきてくれた。
その時間に予約していたので、夫も事前に手配して、
早めに仕事から帰ってきてくれていて、
我が家はいつも、保育所行事はパパも参加。
と言うわけで、
宝良くんはお気に入りのおもちゃなどを先生にいっぱい次から次へと先生に見せながら、
パパとママを従えて、楽しそうな家庭訪問の時間。

 今年の1歳児クラスは3人の担任の先生が居て、

宝良ちゃんにとって、だーーーい好きな先生、
もうひとりも、居残りさんなどでお世話になっていて、
最後に今年移動でやってきた若い先生が加わっての3人。

 家庭訪問では、新しい若い先生が来てくれた。


 先生も知っておいた方がいいだろうし、私たちも、その先生のことを知りたかったので、ヨカッタナ。

 一般的なセオリーとは違って、
部屋に上がって、45分くらい色々な話をして、
お茶もちゃんと飲んでくれて(お菓子は最初から出してないけど)、
とても気さくで保育士になって5年目くらいの先生、
感じ良かったです。


 急な話なんですが、

週末から検査入院したんだけど、
退院後はいっしょに暮らすので、
これから、ちょっと生活に変化があります

ってことを家庭訪問に来てくださった先生に話していたとき、
病院から電話があって、

そこそこ長い電話だったな。


 電話が終わって部屋に戻ってきて、まだ暫く先生と宝良くんのことについて話して、そして先生が19時前に帰って行かれた後、
「実は病院から電話で…」という。


 金曜日に入院して、その日はレントゲンと血液検査と胃カメラだけしたんだな。で、土日は検査はお休み。
そして月曜日の日中に全身のCTを撮った。
その夕方、主治医の先生から自宅への電話だった。


「左の腎臓が、もう原型も無いほどの大きな癌になっており、
それが、肺全体にも肝臓全体にもびっしりと転移しています。
また、癌細胞が心臓へも飛んでいて、
癌細胞も血栓と同じように飛んで肺などで詰まってしまうことがあるのですが、
心臓に見える癌は心臓自体に癌が出来ているのではなく、
そうやって飛んできている癌組織です。
なので、この心臓のようなのが、
肺へ飛んだら、
急変(そこから早ければ数十分で息を引き取る)恐れがあります。
急変の可能性があるので、ご家族にすぐにご連絡をしなくてはならないということで、お電話させていただきました。」

ということだった。


 19時、
急変の恐れがあるということだから、
看護師をしている夫の妹さんにまず取り急ぎ電話して、
それから、あ
宝良ちゃんに夕飯も食べさせず、
車の中でおにぎり煎餅をかじらせながら、
夫と宝良ちゃんと3人で、お舅さんの病院へ飛んでいった。


 インフォームドコンセントのしっかりしている病院で、
丁寧にしっかりと分かりやすく説明を受けた。
宝良ちゃんは、もう眠いのとろくに夕飯も食べさせてないのとで、
グズグズ。それを抱っこであやしながら、
説明を聞いた。


 お舅さんは2年前、ちょうど宝良ちゃんの妊娠が判明したそのとき、
トラクターから落ちて腹部を強打し、
腹膜炎になってこの病院で手術を受けた。
そして、一年後、その手術の傷をメンテナンスする手術で、再度入院。
そのときから、この主治医と看護スタッフにお世話になり、
本当に良くして貰って、人柄も技術も良く、
とても信頼しているのだ。
 と同時に、
前回の入院時、完全看護で泊まり込まなくてもいいというのに、
姑が自分は立派な妻であると演じたいばかりに、ずっと病室に付き添い、疲れるとお舅さんや周囲に当たり散らすので、
大変だった経緯があり、(このブログの2004.12.10がそのときの日記)
お舅さんは今回、
この体調の苦しいときに、一日中姑(自分の妻)に病室でわめき散らされるのは耐えられないから、
入院していることは絶対に知らせないで欲しいと希望していたのだった。

 だから、病院からの連絡も今後入院に関する保険の書類もあちらの家へ行くと困るということで、
結局、住民票までも私たちの家へ移し、郵便物も転送する手続きをしたところだった。

 さて、その時からの検査資料があり、
そして、その続きで昨年8月に検査の予約が入っていたのに、
その8月の検査の頃から、
姑が、お舅さんの健康保険証を取りあげて、
お金も取りあげて、
病院へ行かせなくしていたわけだ。


 インフォームドコンセントの際、
昨年の3月のデータでは、どこにも癌の影も無く、
………、
つまり、8月に検査にさえ行っていれば、
そして、その後、体調が悪い、しんどいとお舅さんが言うときに、
病院へ行かせてあげていれば、
こんなに、ひどいことにはならなかった筈なのに……。


 はっきり言う!
おとうさんをこんなことにしたのは、あんただよ!!!!
姑よ!


 法事の席でも、
親戚中に、おとうさんの大げさで、
しんどくても毎日努力する私とこの怠け者の差なだけで、
と、みんなに大声で言いふらしていたあなたよ、
痛い、しんどいという夫に、
大声で怒鳴りながら、痛い脚をギュウギュウと曲げさせて、
私は優しいからリハビリを手伝ってあげるのだと言い放ったあたなよ、
孫の野球のバットで、背中がジンジンして麻痺するほど、
”優しさ”でゴリゴリいじめ抜いたあなたよ、

そんなお舅さんが、あなたの傘であり、あなたを守り抜いて来てくれたいたことが、分からないのかよ。



 インフォームドコンセントの悲惨な写真。
「ここにあるこれが悪性の腫瘍です」なんて一カ所を差していう説明ではなく、
もう、肺も肝臓も、臓器全体、どこで輪切りにした写真にも、夜空にきらめく星々のように、無数の白いもの(癌)がちりばめられていて、
そして、左の腎臓は真っ白。原型がもうCTに映らないほど、
骨盤から肋骨の下くらいまでの巨大な癌だった。


 こんな体で、
病院へ行きたいから健康保険証を再発行して欲しいと、
必死で歩いて、自分で歩いて、
親戚の家へ頼みに行って、
着いた時点で、話を始める前に、
暫く休ませて欲しいと玄関先で体を横たえてから、
やっと頼んだと、後で聞いた。

 健康保険証のことがあって、このご家族だけが、
お舅さんがもう我が家に引き取られて、
検査療養入院できたと知っていたため、
入院できて本当によかったな、と
土日に家族全員でお見舞いに来てくださっていたのだった。


 取り敢えず、お舅さんには、全部の検査結果が出るのを待って、
余命の見通しを主治医から聞いてから、話をしよう、
そして、会いたい人に会って貰おう、と、
その場では話さず、
病院を後にして、すぐに、
看護師をしている夫の妹さんに、詳しく聞いたことを伝え、
21時、
閉店ギリギリのうどん屋さんを見つけて飛び込んで、
宝良ちゃんに遅い夕飯を。


 放心状態で帰宅。
夫はまだ現実のこととは思えないんだけど…といいながら、
お舅さんが退院してきたら使うために、
百均で取り急ぎ5つも買った度数3.5の老眼鏡を見ていた。


 少子高齢化の時代、
高齢出産のママは育児と介護が重なることがある、
そのためにも、私たちのような育児支援の仕事は必要なんだと
そう思ってやってきたけど、
そうか、まさに、私がそうなったんだな、
と思った。

 私の人生に「育児しつつの介護」期が訪れたんだな、と。


 それにしても、
私は以前から、あの姑とは相容れなかったが、
偶然にも先日法事があり、
姑のお舅さんへのまさに虐待な現場に私も同席してしまったため、
本当に、理性だけではなく、もう生理的に、
その場に居たくないほど、嫌悪感を抱いてしまった。
それがまだレアな感覚で残っていての、
今回の現実で、
私の姑に対する嫌悪感はもう、ヘドが出そうだというくらい、
気分が悪かった。

 でも、夫にしたら、辛いことだけど、
その両方が親なのだ。
だから、同じように感じていても、私の口からはそれでも母親のことを悪く言われるのを耳にはしたくないだろうと
それは分かるから、
なるべく言わないようにしようと思うのだけど、
…………、
でも、でも、


 お舅さんが入院していることや、ましてやこの病状を知らない姑は、
お舅さんが我が家に来て以来、
一日に何度も、うちの留守電や夫の携帯に、
お舅さんは我が家で呑気に遊んで笑い暮らしていると思い、
一回に1時間半ほども、わめき散らす電話をかけてきていて、
ついには、
自分の言うことを聞かないのであれば、夫の職場に給料を差し押さえて母親である姑に息子の給料を渡すように言いに行くと、わめくようになっていて、ネズミ講みたいな健康器具を売りつける人たちとつるんで、
あの人には幾らお金の後始末をしてもキリがない。

私の姑への嫌悪感は増すばかりだわ。
どうして、あんなひととご縁ができちゃったのかな。
反面教師にして、わが身を振り返りながら生きて行かなくちゃなぁ。
年を取っても、
正直、ああはなりたくないよ。


 そして、怒濤の日々は続くのだった。






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Last updated  2007.06.08 14:41:45
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