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今日のウォーキングは第2178日目で、8427歩だった。今日も太郎君宅へおにぎりなどを差し入れした。***太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの問題点は天候に左右されることだ。脱炭素の切り札になるものと期待されているが、諸手を挙げて前に進めないのが残念であるし、時に原発擁護者の理由の1つにもなっている。今回はそうした再生可能エネルギーでつくった電力を熱などに変え、電池の5分1のコストで大量にためられる「蓄熱発電」が造られているという情報だ。そんな大規模施設が2024年に登場する。電力を数日ため再エネ出力を平準化して、天候による出力の変動で起こる不安定さを均そうというものだ。これを行うのは独シーメンス系や、米アルファベットから独立した新興テックだ。蓄熱発電は電力を熱や化学エネルギーに変え、溶融塩や砕石に蓄える。こうした個々の技術は昔から使われているものだ。再び発電する際には、熱から水蒸気をつくってタービンを回すなどする。蓄電コストは現時点で1kWhあたり約1万円とリチウムイオン電池の5分の1だが、設備を大型化すればさらに安くなる。2010年代後半に欧州で行われている出力調整は蓄電池で行っていたが、これでは電力を蓄えきれずに余り、ほぼ無料で市場に出される事が多くなっていた。こうした経緯から考えられたのが蓄電発電で、蓄電池よりも遙かに安価に行うことが出来る。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、リチウムイオン電池の価格は2030年には現状に比べ最大3分の1の145ドル(約1万7千円)まで下がる見込みだが、それでも蓄熱発電の方が安い。再エネの蓄電には電気自動車(EV)の1千倍に及ぶ数十MWh以上の容量が必要だ。 蓄熱発電を従来の試験段階から、商用施設に仕上げる新興テックは米スタートアップのマルタだ。アルファベットの研究所から独立しし、カナダのNBパワーと共同で、1GWhの電力をためる施設を建設すると発表した。これは、5万~10万世帯が1日に使う電力に相当する規模で、2024年稼働を目指している。 蓄雷発電の技術は、再エネの電力でヒートポンプを動かして熱と冷気を作り、熱を溶融塩に、冷気は液体に貯蔵する。発電時には、熱と冷気の温度差を利用する。之によりCO2排出実質ゼロの発電が可能になる。新施設は当初、夜間などに10~12時間電力をためる用途を狙う。米国でマルタへの期待は高く、すでに2021年2月に5千万ドル(約57億円)を調達したと発表し、同7月には独シーメンス・エナジーとヒートポンプなどを製造する提携を結んだ。一方、シーメンス・エナジー子会社で、スペインのシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジーは2020年代半ばに、コンクリートの建物内に並べた大量の小石に熱を蓄える施設を建設した。熱した空気で水蒸気をつくり、タービンを回して再び発電する。欧州で廃止が進む石炭火力発電所の敷地に建設し、蒸気タービンや発電機を転用して、1GWhの電力を1~2週間蓄える。2019年に130MWhの試験施設を建設済みで、風力発電などの余剰電力を蓄えている。熱を運ぶ風を制御する板や大量の小石の配置を工夫することで、再発電の効率は25%程度となる。蒸気の温度を上げることで、効率を40%弱に高める事を目論んでいる。こうした蓄電技術を駆使して、再生エネが余る時間帯に安く電気を買って蓄え、不足時に売ることで利益を得ると共に電力の平準化が図れるという。すでに、ドイツは石炭火力の廃止時期を2038年から2030年に前倒しすると決めている。この蓄電発電は石炭火力の代わりに再エネの出力調整の手段として大いに期待されている。また、米電力研究所(EPRI)はコンクリートのブロックに熱を蓄える。米電力会社サザン・カンパニーなどと、10MWhの試験設備を米国の石炭火力発電所に建設。2022年末まで試運転する予定だ。日本などでは、再生エネに切り替える事を逡巡する向きも多い。欧州に於ける石炭発電先行廃止に疑問を持つ評論家もいる。しかし、日本でも愛知製鋼と豊田中央研究所、近江鉱業は石灰と粘土鉱物の蓄熱材を使う試験設備を2024年ごろに建てる計画で進んでいる。これで、数MWhを蓄えることができる。蓄熱材は20~30年使えるとされ、2030年までに数十MWhの設備を商用化する計画だ。さらに、スウェーデンのアゼリオは一辺が2.7~3.7mの小型機にアルミニウム合金を使い、165kWhの電力をためることを先行して進めている。2021年9月に試験生産を始め、同11月までに約30台を受注した。2022年秋に新工場で量産する計画だ。米ブルームバーグNEFによると、蓄電池など世界のエネルギー貯蔵設備は2018年の17GWhから2040年までに168倍の2850GWhに増える。蓄電池の価格低下を織り込んでも6620億ドル(約76兆円)もの投資が必要となる。蓄熱発電の課題は、熱を再び電力に変えるのに一定の時間がかかることだ。蓄電池を改良する事で、蓄えた電力を小刻みに出力するなどの改良は必要になる。蓄熱設備の大型化でさらにコストを下げ、再発電の効率を上げることで、再生エネルギーの拡張に期待が掛かる。天候不順が足かせになっている再生可能エネルギーの増大に寄与してくれればありがたいことだ。
2022.01.31
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今日のウォーキングは第2177日目で9953歩だった。買物とテイクアウトでコーナン、コープと讃岐うどん、ココイチを回った。***日経に、米国のデモクラシーについての考察があった。昨年トランプが先導して米議会が襲われたが、米国の民主主義はどう言ったベースに成り立っているのか。米国には批判的人種論というのがある。法律や制度など米国社会に人種差別を生む要因が組み込まれているという考え方だ。他国(中国やミャンマーなど)の人種差別はけしからんが、自国の黒人らの蔑視問題は別といった米国が平気で敷衍する二重基準が根底にあるようだ。批判的人種論は民主党のリベラル層の支持を集めている。こういった理論は、人種差別を残そうとするものだとして反対する勢力が出現しているのだ。こうした問題は米国の根本的な問題だが、教育現場でも取り上げられるようになった。既に1950年に高まった公民権運動で、米国の最高裁は「白人校」と「黒人校」を差別するのは違憲だと判決している。その時以来ふつふつと論議されていることがここに来て再燃してきた。バージニア州のヤンキン新知事は教育問題に熱心に取り組んでいる。彼は共和党員だが、白人の中間層に訴えることで知事当選を果たした。共和党の保守層は、批判的人種論は白人の子供に罪悪感を抱かせるとして、反発している。批判的人種論を学校で教えることに反対や禁止する州が相次いでいるという。テキサス州など9州は教えることに反対する法案を可決し、フロリダ州など4州は禁止する指針を作った。皆南部の州のようだ。トランプが再登場すれば米国は更なる分断や対立が深まると懸念されるが、共和党の支持層は以前にも増してトランプ支持者が増えている。今年の中間選挙で優勢に持ち込み2024年の大統領選挙に勝利しようとの思惑だ。世界を分断し、差別を助長してきたトランプは、最早消え去ったのかと思っていたら当の米国ではまだ絶大な支持を集めていると云う事に驚く。日本でも、あの大嘘つきの安倍晋三が未だに自民党の重鎮として居座っていることと同じくらいに不可解なことだ。米国の民主党員にマンチン上院議員がいる。彼は、まるで第2のホワイトハウスと呼ばれるほどの実力者のようだ。彼が賛成しなければ、法案が通らないという状態だという。共和党と民主党は拮抗する上院で、互いに離反が許されない中、マンチンは重要法案に反対を仄めかして、キャスティングボートを握るとされる。石炭、石油、天然ガスパイプライン、エネルギー問題から得る献金は抜群に多額だ。これを世に2021年末の気候変動対策などに財政出動を増加する法案に反対して、政権の看板政策を窮地に追い込んだ。民主党の支持層が多い州も、生活苦に追い込まれて共和党を支持する方向に動いている。豊かさから取り残された白人労働者は右傾化して、実質的に共和党を支持する形になる。こうした州にあってマンチンは自由に振る舞える(地元に利益のある事が正義とされる)。主義主張ではなく、自らに利益があるかどうかが判断基準として働く米国がそこにあるようだ。生きている間に第2の南北戦争が起きると考えている人が35%もいるという。たった1人の政治家の意向が政権の命運すらを左右すると言った米国の状態は、民主主義の限界だとの見方がある。台湾の防衛についても揺れ動く。対中国の関係で、民主主義の最前列にいる台湾を米国が守るかどうかを決めかねているようだ。特にZ世代は軍事的な防衛にまで入り込むことに慎重だ。中国を無視して台湾に入れ込むことはまだ出来ていない。有事の際日本を防衛するという若者は6.62(10が100%)なのに対して台湾は5.9に留まっている。かつての米国は自由貿易の旗手であったが、最近では対中国製品にセーフガードを掛けるなどの中間層を保護する政策を採る。この点ではトランプの云うアメリカファーストと同義的な動きをしている。対中国貿易赤字もさることながら、格安労働力によって出来た製品を押しとどめるためには、少々の関税操作では間に合わなくなっている。民主主義の陰りも、こうしたところからも感じられる。大きな企業と大きな政府との対決姿勢が表面化している。巨大IT企業に富が集中することを良しとしないバイデン政権は、中小企業や消費者を優遇する。この点については、共和党も民主党も方向性を同じにする。企業への富の集中は経済の繁栄だけでなく民主主義を脅かすという法律家、ルイス・ブランダイスの提唱を是として動く。バイデンは、中小企業や消費者の声を直接聞く機会を設けている。何やら岸田首相の聞く力的な感じだ。巨大企業が政府そこのけで、富を独占すること事態が民主主義の崩壊という事かも知れない。
2022.01.30
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今日のウォーキングは第2176日目で、8725歩だった。今日に予定されていた九人会の新年会だが、私は早くから欠席を表明していた。その後知らせはないが、敢えて開催したのだろうか。大阪もまん延防止が発せられたのでよもややらなかったであろうと推察している。***ミャンマーはこの2月1日で、政変後1年を迎える。軍事政権がアウンサンスーチーを拘束したままで、之に対して、米欧は経済制裁を加えているが、実効は上がっていないようだ。米欧と対立する中国やロシアは、この機にとばかり、ミャンマーの支援に回る。相変わらず米ロ、米中の睨み合いは続いている。米欧は民主主義の停滞を憂慮し、中国はその影響力を高めようと背後から糸を引いているようだ。中国は自国の潜水艦を無償で譲渡するなどの動きを見せている。ミャンマーには多くの少数民族がいて、国軍としてはこれらを手なずけることも大きな問題となっている。約20の武装勢力の内半数は停戦協定に署名しているが、まだ残りは未署名で対決姿勢を保ったままのようだ。少数民族は山岳地帯に独自の軍隊を持って潜んでいるようだ。欧米は民主化の旗印であるアウンサンスーチーの解放を求めてミャンマー国軍の政権に経済制裁を加えている。この経済制裁だが、対ロや対北朝鮮に対しても行使しているが、一向に効果がある様子ではない。無意味ではないのだろうが、あらゆる点で実効が希薄なようだ。中国は、裏で国軍を助けている。コロナのワクチンに関しても大半が中国製のようだ。中国がミャンマーをこれほど厚遇するのは、インド洋へのアクセスをより自由に行えるようにしたいためだ。一帯一路の一角でもある、昆明からヤンゴン、またチュゥピューへの中・ミャンマー経済回廊を建設したいが為だ。中国は又、経済面でも影響力を強めるために、国境貿易で中国元の使用を認めることとした。更には、中国は石油輸入のルートとして、ミャンマーから昆明に至るパイプラインを完成させ、中東地区から、マラッカ海峡を経ずに石油を容易に輸入できるルートを確立している。また、このパイプラインは、ミャンマー沖の油田からの天然ガスを中国に送るパイプラインにもなる。ロシアもウクライナ問題で米欧からの経済制裁を受けているが、ミャンマーは武器輸出国として重要な意味を持っている。こうしてみると、敵の敵は味方的な発想で、ミャンマーは中ロに接近しており、国軍としては、中ロがバックに居る限りは、怖いものはないと言った態度だ。経済制裁は、国軍幹部や関連企業に対して行われているものの、市民の生活を窮地に陥れないためにもある種の限界がある。従って、こうした経済制裁は、あまり有効であるとは云えない。アウンサンスーチーの出現で、ようやくミャンマーにも民主主義が敷かれようとしていた矢先のことだが、それも頓挫し、逆に強権国家の出現に手をこまぬいている状態だ。バイデンは、中国のウイグル族への民族弾圧や、対ロのウクライナ侵攻問題に対処するために、ミャンマーへの注意は完璧とはいえない。そんな空隙を付いて、禁輸対象となっているチーク材1600トンが輸出されているという現実がある。調整役であるべきASEANも内部の対立路線で、機能不全に陥っている有様だ。民主化に向け、最後のフロンティアと呼ばれたミャンマーへ進出したヨーロッパの企業はこうした状態に、続々と撤退を表明している。日本も現段階では投資は出来ないと踏んでいる。現在ミャンマーに投資している30億ドルの内25億ドルと殆どが中国系の企業である。こうした状態に国軍は有効な手を打つことが出来ず、市民の生活の困窮度は深まるばかりだ。セメントや鉄鋼などの工業製品も国産化を希求しているものの内実は粗悪なものが多く、先行きが懸念されている。こうした内情に見切りを付けて国外に出ようとする若者が後を絶たないようで、ヤンゴンのパスポートセンターは行列をつくる有様だ。こうした国情を裏付けるように、国内の治安は悪化の一途を辿り、爆発や戦闘行為は急増している。ここに来て、国軍は政情不安を憂慮してか野党NLDの解党をしないことを表明した。中国辺りの入れ知恵もあってのことのようだが、国民のカリスマ的支持を集めるスーチーさえ排除しておけば、NLDそのものを排除するには及ばず、総選挙の建前上も野党を置いておく方が世界的な目もくらませると云う事のようだ。国軍の独りよがりなクーデターは、国民に受け入れられず、ミャンマーの混迷は、1年経った今も解決どころかますます深みに入り込んでいるようだ。日本の対ミャンマー政策は如何にも独善的だ。この期に及んでも国軍を民主化方向に導くためにODAを続けるというのは全くの欺瞞である。之までは民主化路線を歩むと踏んだ日本は大量の投資を行っているために、最早退くに退けないというのが実情ではないか。日本の対外政策は、独自の理念がなく、米国などの顔色を覗いながらの押っ取り刀で進められている。現時点のミャンマーに留まり、ODAや開発投資を行い続けることは、ミャンマーのためと言うよりも国軍を支援することに他ならず、長い目で見たときに大きな禍根を残すことになると懸念される。
2022.01.29
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今日のウォーキングは第2175日目で9176歩だった。今日もバーバーイーツは大活躍午前と午後の2回の配達となった。昼は王将の餃子と焼き飯、夜は松坂屋の寿司といった献立だ。***日経の特集記事だ。中国は台湾海峡に台湾への架橋を目論んでいる。その一部福建省福清から目先の平潭(ピンタン)島までの架橋が2021年12月に完成した。習近平はこの橋を台北まで延伸しようと目論んでいる。動画を見て驚いた。何と立派な橋だ。この動画の中で、中国は、台湾海峡に関心を持つ日米の関係者に謝辞を述べているようだ。何ということだろうか。勿論台湾の蔡英文はこれを了承していないが、そんなことはお構いなし、というか元々台湾は我が領土だから問題ないとでも言いたいわけだろう。先ず造り、既成事実化して後は押し切るという戦略だ。我々は彼らが香港を如何に手中にしたかの経緯を知っている。それに倣って、台湾側の親中派を手なずけて等と言ったことも考慮されているのだろう。「ピークパワーの罠」という言葉を知った。劇的な成長でピークを迎えた大国が、一転して減速に苦しむと、他国に攻撃的になることを言うのだそうだが、今の中国が正にその状態だという。何やら当たっているように感じる。然し之も台湾総統選挙の結果ではどうなるのかは分からない。尖閣諸島辺りに常に中国の海警局の大型巡視船が出て、日本の漁船の操業を邪魔している。最近では、準軍事組織の海上民兵も加わって、操業も命がけだ。日本の巡視船が間に入って護衛しているというが、日本の領域内でありながら鬱陶しい話だ。然し、ここでひるめば、中国の思うつぼ、既成事実に陥りかねない。方や、中国で最大の問題は、人口動態だ。2030年までに生産年齢人口は7000万人減り、高齢者が1億人増える。一帯一路などで供与した融資も満期になり取り立てが始まれば、各国は反発するだろう。中国は米国と世界を2分すると言った野心があるが、中国の国力が米国のそれを上回ることはない。何しろ14億人の面倒を見なければならないわけで、食糧確保、治安維持、そして資源の不足に遭遇するだろう。出生率の低さや高齢化の早さから中国が世界を支配する国になる事は非現実的だ。台湾有事は中国のピークパワーの罠と米国の軍備刷新の先延ばしのフェーズが合えば、早期に起こりうる可能性がある。努めて警戒を怠らないように台湾海峡への抑止力のアップで警戒を強めなければならない。中国も高等教育が進展するだろうが、4分の1以上の人が高等教育を受けた場合、社会システムが不安定になるという事実がある。中国はまだその段階にないが、今後10年でそういった状態になるだろうから、共産党は試練に晒されるだろう。住宅問題が深刻だ。住宅の時価総額は米国の2倍を超えている。息子の結婚のためにと住宅を無理して購入するケースもある。ただ、工事業者が経営不振のために建造中のマンションが工事ストップになるケースが多発している。無理して購入した人は、今の住居の賃料と、新しいマンションのローンの2重苦に見舞われ、中には、未完成のマンションに引っ越しする人も居るとか。そんなマンションも手つかずの侭放置され、危険と云う事で解体されるものも出るという。全く信じられない状態だ。中国の半導体は米国製が多かったが、今や中国製に切り替えられた。画像処理のための半導体は、ハイクビジョンと呼ばれる監視カメラに使われる。ハイクビジョンが設置されているのは世界200以上の国・地域だ。中国がこれら全てを把握する。中国の私企業アリババや、テンセントは、金融の領域に進出し、大手銀行を凌ぐ影響力を持つに至った。共産党は、これをコントロールしがたいと踏んで、独占禁止違反と巨額の罰金を科す。抑え込まれたアリババやテンセントは、共産党に擦り寄ることで生き延びを計る。こうして中国の企業は潰されていく。中国は14億人の市場だが、之に近づきすぎると、国際的非難に晒され、離れると、その市場を失うというジレンマだ。ZARAはウイグル地区で強制労働によって作られた製品で儲けたとして、世界で非難され、逆にウイグル地区の問題に懸念を示した企業は、中国で不買運動に遭うと言ったことが起きる。中国の報道機関「新華社」は本来の報道という側面よりも情報機関としての役割が大きい。米英を初め各国に180の支社を置いて、その情報を逐一中国政府に報告する。新華社の社長は閣僚級の扱いだ。中国は名目GDPで2033年に米国を抜くとされるが、その後2050年には再逆転し、17年天下だとされ、さらに、2060年には米国のGDPを1割下回るとの予測がある。共同富裕を掲げる習近平は、国内を納得させるために、多くの寒村に箱物を造り、補助金を出すなどして、そこに住む住民を貧困から脱出させている。然しこうした補助金は膨大で、900兆円にもなる。こうした過剰な投資がまともに続くわけはなく、経済は限界に近づくだろう。盛り返そうにも、民間への統制は、生産効率を鈍らせ、更に一人っ子政策が身につき、新たな子供を養う気概も薄れ、子供は成長しても先に希望がなく「寝そべり族」に敢えてなるといった諦観が見られる。大中国の時代は、こうして短期で終わるのか、表層的な豊かさが続くのか、何とも微妙なバランス上にいるようだ。
2022.01.28
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今日のウォーキングは第2174日目で、9569歩だった。連れ合いのご近所ウォーキングはこのところのコロナの猛威を受けて中止したようだ。太郎君一家が弱っているので、高槻阪急で買物し、バーバーイーツをしている。夕方は、連れ合いの元同僚さんに頼んでいた、通販の薬を受け取りに言った。***ソニーがどうやらEVを手がけるようだ。米アップルも参戦することを考えているようで、一歩先んじた形だ。車がガソリン車からEVに変わる傾向が日に日に鮮明になってくる。我々の周囲はまだガソリン車が殆どで、EVを見ることは希なくらいだ。トヨタもハイブリッドを死守するかに見えていたがEVにも注力している。今現在はガソリンが高騰し、政府支援金を出すところまで来ているが、こうした現象もその内無くなると云う事だろうか。ガソリン車がなくなることで、関連の自動車部品の会社は大きく揺さぶられ、先行き不安定になるだろう。何しろEVはガソリン車の半分の1万5000程度の部品数で済むからだ。しかし、EV1台当たりの製造コストは1万8200ドル(約210万円)とガソリン車の2.6倍になる。何故だろうか。車に、別な付加価値(自動操縦機能)を持たせれば、車が移動手段から、くつろぎの空間になることも考えられる。世の中が大変革を起こすであろう事は想像に難くない。例えばノイズキャンセル技術をサスペンションに使って揺れない、酔わない車も考えている。また、車がエンタメを楽しむ空間になるなどと云う事は、一寸想像しがたいが、そうしたことも視野に入っているようだ。ソニーが自動車開発に手を染めたのは20年も前の事だという。トヨタと共同でコンセプトカー「Pod」を発表している。その後も秘密裏に開発を進めていて、開発チームの半数は自動車経験者だとのことだ。ソニーもリーマンショックで累積1兆円の赤字を出したが、その後呻吟しつつも今は営業利益が1兆円を計上するまでになった。そして、次の本命事業と位置づけたのが自動車産業だ。ここで思うのは、私の所属していた会社でも社勢が行き詰まったとして、社長の思いつきで開発部を作ったが、そこに集められたのは各部署で食い詰めた者ばかりだったようだ。1年ほどで解散となったが、これを見ても気概のある会社と単なる思いつきの棚ぼた期待の会社では違うと云う事だ。ソニーは対アップルで常に後塵を拝してきた。今回の自動車はアップルに先駆ける気概だ。然し、この思惑が巧くいくかどうかは未知数だ。ソニーが考えるEVは車体や基幹部品は海外企業と協業し、ソニーは専ら、車両設計や画像センサー、通信システム、エンタメ設備などに集中する。EVではハードの価格は相対的に低くなり、ソフトの比率が2030年までに3割を占めるとの見通しだ。差別化はソフトの面で行い、それ以外は他社に委ねる水平分業を目論んでいる。EVは従来の車の5分の1の価格になるといわれ、現実に中国では50万円台のEVが大ヒットしている。ソニーがEVで生きていくのか、事業化の時期を測っているが、現時点では公表していない。EVを犬型ロボットアイボで行ったように、リカーリング(継続課金)型の事業モデルとする検討も行っている。更に最初はソニー資本だけで出発するが、その後社外資本の導入も視野に入っている。中国、台湾、米国などでも、EVへIT企業が参入の名乗りを上げている。空調部品大手のサンデンは、アップルにEV部品を売り込もうとして、コロナで頓挫し、経営危機に陥ったが、それに救いの手を差し出したのは中国家電大手のハイセンスグループだ。このように、EVに関しては従来の系列など無いに等しい、ある意味戦国時代になっている。スマートフォンや半導体などと同じように、ファブレス委託サービス(EMS)なども形態としてあり得る。EVの市場は2030年に7兆ドル(約810兆円)に達すると見込まれている。どう言った企業が、どこと協業するかについては、甚だバラエティーに富んだものになる。台湾のホンファイなどは、世界の2000社以上の部品メーカーとそうした枠組み造りを目論んで動いている。日本の自動車メーカーで、トヨタ以外は、製造コスト低減に苦慮しているようだ。米国のテスラは徐々に調子を上げて、2017年当時に10万台程度だった生産台数を2021年には93万台まで伸ばし、2022年に米独の新工場が稼働すれば200万台規模に倍増すると意気込む。時価総額でも1兆ドルを越えて、トヨタなど日本の車企業7社を合わせた金額の2倍になる。ヨーロッパはEV化が進む。ドイツのメルセデスは136年前にガソリン車を世界で初めて製造したという過去の栄光を捨て、2030年までに約5兆3千億円のEVへの投資を果敢に行って、スピード感を以て断行している。部品数や工程が簡略化するEV化は大量の余剰人員が発生する(9割がEV化すれば、8万4000人が失業する)それでもメルセデスは果敢に解雇を行おうとしており、相当に苛烈だ。一方では、EV化は制御やソフトと言った方面での人材を必要とし、労働の流動化は必至だ。日産は、EVを蓄電池として利用して、地域電力システムを構築すると言った新規事業を考えている。
2022.01.27
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今日のウォーキング第2173日目で、8350歩だった。学習会はコロナで中止の知らせがあった。太郎君宅では、家族全員が調子を崩したので、連れ合いと、今日は2回に亘ってテイクアウトをした。ウーバーイーツならぬ、バーバーイーツをした1日だ。姫が財布を落としたと、昨日から大騒ぎをしていたが結局見つからず、諦めていた。ところが婿殿が念のため警察に遺失物届けを出していたところ、後刻警察から電話があって、そっくり手つかずのまま届けがあったとのことだ。日本はまだ捨てたものではない、そういった感覚だ。私がバーレーンだったかの手荷物検査で、ボールペンを箱の中に入れてゲートをくぐり、ボールペンだけを取り残し、100mほど歩いて気づた。急ぎとって返したが、もう既に無かった。恐らく係の者が懐に入れたのだろう。そうしたことから比べると日本はまだ大丈夫かも知れない。コロナの感染が止まらない。日本も1日の感染者数が6万人を越えた。我が町島本町も1月の後半だけで、169人の増加がカウントされている。解説と言い訳はもうどうでも良い。早く何とかしろ!***経済安全保障という名前が言われ出した。岸田首相肝いりのようだが、企業や研究機関は戸惑いの風情だ。世界の国々が、自国優遇政策(米国のトランプ)を採り始め資源なども囲い込む方向(習近平)にある中、やっとその重要性に気づいたかという感がある。政府は担当大臣を立てて、法整備をしようとのことだ。法案の内容は、1. 特許出願の非公開制度2. サプライチェーンの強靱化3. 先端的な技術分野の官民協力4. 基幹インフラの安全性・信頼性の確保ファーウエイが、自社の機器を通じて技術情報を取得していたという事件に絡めて、中国への技術の漏洩を避けるために考えられた。再三指摘するように、日本などは、世界の工場を使うつもりが母屋まで取られる体たらく。トランプが云わなければ、そのまま放置で、中国の言いなりになっていたかも知れない。米国は輸出・投資規制や関税引き上げなどで対抗しようとしている。米国の要望もあり、又中国の対米対抗手段による戦略物質の輸出管理強化などによって、日本もようやく気づいて腰を上げたという所だ。特に企業経営者の中には、中国あっての日本の発展とばかりに盲信している嫌いがあり、なかなか歩調を合わせられない。コロナ禍にあって、中国から輸入のマスク、医療用のガウンの不足など、ではっきりと危険性を感じさせられたことは記憶に新しく、妙ちきりんなアベノマスクの登場になって仕舞った。ここに来て、EVに必要なレアアースの輸出制限を受けて、ようやく少し理解が深まったかの感じだ。半導体も同様の範疇に入る。軍用に転化できる、AIや量子暗号なども、転用の恐れが高く、より一層危険な項目の1つだ。サイバー攻撃など、仕掛けられたら、電力供給や通信障害に結びつきとても危険だ。技術漏洩の標的である留学生の受け入れに関して、現在の所安全保障の観点からの受け入れ審査などは行っていないようだ。之も問題あるかも。レアアースは尖閣を巡る巡視船の衝突依頼中国の輸出停止に遭い、その依存度が明白になった。はっきり言って日本のお人好し加減は余程のことが無い限り目覚めないようだ。然しだからといって、目先の対応策は全くない。最近政府が半導体の国産化に目覚めたかの如く、4000億円を投じて、外資のTSMCへの支援を決め熊本に工場建設を進めているが、これとて最新の半導体ではなく、もはや陳腐化の域にあるような、微細度の緩やかな製品が対象だ。外国との共同研究についても、軍事転用が可能なものについてはSC(適格性評価)が要求される。この点でも日本は出遅れている。逆に、中国などの「千人計画」に乗せられて技術を海外に流出されることに手をこまぬいている。特許の公開制限や、防衛装備品など情報漏洩などに対する、情報機関の体制が米欧のそれに比して甘いとの現実がある。ある意味で、りそなのシステム障害なども、取りあえず動いていれば良いという発想がなさしめた問題と似ている。システムを停止させて金銭を要求する「ランサムウエア」からの攻撃は後を絶たない。中国によりJAXAへのサイバー攻撃や、三菱電機やNECなどの防衛産業をターゲットにした、攻撃があった。米国では石油パイプラインがロシアのサイバー攻撃に遭い、一時的に業務の停止を余儀なくされた。こうしたサイバー対策に対して対応できる人材が日本には極めて少ない。日本の生ぬるさの極みと言ったところだろう。各国が人権問題を考慮したサプライチェーンの規制を取っている中、日本のそれは脆弱だ。中国による新疆ウイグル地区の人権を無視した強制労働によって生産された綿製品を国際社会が問題視する中、日本も同様の問題でユニクロが輸入差し止めに遭っている。日本は何事につけても「諸外国と相談して」と言った前置きがあるように、国としての独自の見解を持たないことが多い。人権対応の遅れは否めないところだ。国際社会は中国に対し、自由貿易を進めることで、方針を変えるかの想定で、WTO加盟を許したが、実際は中国に逆手を取られて自分たちに不利益なルールを修正させるように迫っている。ここに来て、やっと、世界が気がついたような有様だ。対中国については、経済安全保障という観点は何としても守らなければならないことが明白になった。TPPへの加盟申請には厳然として臨む必要がある。
2022.01.26
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今日のウォーキングは第2172日目で、8773歩だった。昼過ぎ婿殿を送って大阪市内に出た。名神高速から近畿道に入り、南森町で降りると婿殿宅はすぐだ。丁度昼食時と重なったので、どこかで食べようかとなったが、適当なところは見つからなかった。行き当たりばったりの所に藤田美術館が改装中で、そこでお茶とお団子を提供していたので、2杯おかわりをした。帰りは、国道1号線で帰ろうとしたが、途中ややこしくなっていていて、最後はどうやら環状線に乗っていたようだ。***米国でシカがコロナウイルスに感染しているとのことだ。コロナウイルスも生き延びようとあの手この手で、宿主を探しているようだ。オハイオ州では3頭に1頭が感染しているという。遺伝子の配列も少しずつ異なっているとのことだ。別々の地域で人からシカに感染し、シカ同士の間で、感染が広まった。ウイルスの付いた生活ごみや下水に触れたのが原因とみられている。幸い今のところシカから人に感染したという事例はない。然し、いつ何時ウイルスが変異してありがたくない逆感染が起きないとも限らない。他の動物でもコロナ感染は見受けられる。デンマークの農場ではミンクから人に感染した例がされている。豚コレラなどはブタから人には移っていないようだから、動物も様々なようだ。このように感染症で怖いのは、狂犬病や鳥インフルエンザ、更にはエボラ出血熱があり、エキノコックス症と言った聞き慣れない病名もあるようだ。幸い日本ではまだ野生動物から新型コロナが広がった形跡は見られないが、可能性がゼロでは無いと云う事だ。定期的に野生動物を検査することでしか発生を予測し得ないようだ。かの恐怖のペストもネズミなどを通して感染するとのことで、一体何が起こるか分からないと言う中に生きていることになる。こうした動物から人に感染する病気を人獣共通感染症と言うようだ。ウイルスの他、最近、寄生虫などもこうした中に含まれる。世界には150種類以上存在するようだが、日本では少なく数十種類とのことだ。日本の本州以南のニホンジカの個体数は、約142万~260万頭とされている。米国では2500万頭がいるとのことで、数に比例するかどうかは分からないが、日本はまだ発生していないというのは、数が10分の1程度故かも知れない。人間の活動が地球システムに及ぼす影響を客観的に評価する方法の一つに、地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)という考え方がある。地球の限界は、人間が地球システムの機能に9種類の変化を引き起こしているという考え方に基づいている。この9種類の変化とは、①生物圏の一体化(生態系と生物多様性の破壊)、②気候変動、③海洋酸性化、④土地利用変化、⑤持続可能でない淡水利用、⑥生物地球化学的循環の妨げ(窒素とリンの生物圏への流入)、⑦大気エアロゾルの変化、⑧新規化学物質による汚染、⑨成層圏オゾンの破壊ということだ。人間が生態系を破壊することで、野生動物が人間の近くまでやってきたことによって、こうした感染が広がっている。あらゆる観点から、地球環境を保護することが重要である事が示されている。そうしたもう1つの例に、キバのないゾウが増えているとのことだ。象牙狩りによってキバのない生涯が強いられてきた結果悲しき進化を遂げたのだ。アフリカゾウに牙がないというのは、なんだか信じられないことだが、そうしたことが現実に起きているのだ。牙のない象はメスに多く、モザンビークのゴロンゴーザ国立公園では牙のないメスの割合は50.9%であり、以前から3倍弱の割合で増加している。密猟の横行で、2500頭が200頭に減じ、生きるために牙を手放したという。多くの哺乳類が有するXとYの染色体で、X染色体を2つ持つのがメスで、XとYを各1個ずつ持つのがオスだ。牙の形成に関わるのはX染色体で、異常が起きると牙が出来ない。オスがX染色体に異常を来すと死に、メスだと牙はなくなるが生きていけるという。多くの動物が数を減らしたり、絶滅の危機に瀕したりするのは、人間の環境破壊が原因だ。そろそろ動物たちの反撃で、コロナウイルスを移されることになるかも知れない。くわばらくわばらだ。
2022.01.25
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今日のウォーキングは中止した。姫が湘南に帰るので、大阪空港まで送っていくためだ。7時過ぎに家を出て、名神高速で豊中まで走り、空港線に入っていくルートだ。中国自動車道が工事で閉鎖のため、やや遠回りになる。大阪空港は新装がなって初めて訪れたが、チェックインの方向から変わっていた。出発まで、2階でモーニングをして、見送り帰宅した。そこで初めて、配食ボランティアの日だと気づき、又同時に水無瀬病院に通院する日だと気づいた。ぎりぎりで両方ともセーフだったが、少し慌てた。水無瀬病院では太郎君がコロナの検査待ちをしていた。家族は、家庭用検査キットで陰性だと云う事だ。中学校も閉鎖になったようで、学習ボランティアの方も中止の知らせが届いていた。連れ合いは目まぐるしい展開にやや疲れた様子だ。***洋上風力で三菱商事が入札を総取りしたとの記事があった。国内の秋田県沖2カ所と千葉県沖の計3カ所の公募での落札だ。三菱商事が実質的に最初の入札を総取りできた裏には、米ゼネラル・エレクトリック(GE)などの後押しがあった。落札した3ヶ所の合計出力は最大約170万kWで、中程度の原発2基分にあたる。政府が目論む2050年でカーボンゼロに向けた「グリーン成長戦略」の中の案件のとっ掛かりの入札になる。政府のエネルギー計画では洋上風力を主力産業のひとつに位置づけて、2030年までに原子力発電所10基分の出力に相当する1000万kWを目指している。(この話も、2021年の5月時点では2040年までに原子力発電所45基分相当のプロジェクト認定を目指すとしていた。何やら一貫性が感じられない)三菱商事が入札を有利に運べたのは、3つの理由が挙げられる。1つは、三菱商事は2012年ごろから、欧州でオランダの企業エネコと洋上風力の開発に携わってきた。エネコのノウハウが活かせることで今回の入札を有利に進めることが出来た。エネコは、すでに約180万kWの洋上風力の稼働・建設実績がある。このエネコを中部電力と共同で2020年3月に5000億円で買収していたことが挙げられる。2つ目は、GE製の大型風車を導入することで、建設コストが抑制出来たことだ。GEの風車は1基当たり約1万3千kWの出力があり、他社が使用する1基当たり約9500kWよりも約1.3倍の出力が出せることから、建造本数も少なく抑えられ施工コストも抑えられることになる。3つ目は潜在的な「売り先」を公表したことだ。堅実な売電先として、米アマゾン・ドット・コムやNTTアノードエナジー、キリンホールディングス等の名前を明かしたことで、信頼性が上がった。洋上風力の公募では、事業実現性と売電価格(価格点)の2項目が要求される判断だ。三菱商事は政府が設定した1kW時当たり29円に対して、12~17円の売電価格を提示した(この時の平均入札価格は19~20円だった)。安い入札価格は、低い売電価格となることから、高評価を得た。落札までは順調に来たが、今後は、こうしたオファーがそのまま実現できるか否かに掛かってくる。自ら設定した6~8年の期限内に発電所を稼働できるかが焦点になる。一部では、今後、海底調査やSEP船(建設専用船)の手配等の実際面での問題が控えており、期限内の稼働を危ぶむ越えもある。勿論勝算あってのことであろうが、先行する他社の動向も留意しなければならない。秋田県沖ではレノバなどが他社に先行し海域調査を実施し、データを蓄積している。また、千葉県沖では東京電力ホールディングスがすでに実証実験で洋上風車を1基稼働させており、ノウハウの蓄積や地元関係者との調整を進めている。こうした諸問題があるものの、三菱商事の破壊的な価格提案が実現することは政府や国民への恩恵は大きい。再生エネ普及のため電気料金に上乗せされる「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」があるが、低い売電価格であればあるほど賦課金を抑えられることになる。政府は2030~35年までに洋上風力の発電コストを8~9円に下げる計画を掲げている。三菱商事が11円台で事業展開できれば、こうした目標達成も見えてくる。再生可能エネルギーについては、未知の問題もあって、最初の設定価格は高めになっている。太陽光発電なども、1年の経過で5円程度軽減されることもあった。企業の見積もりは往々にして、保守的で安全側にならざるを得ないために、実施していく上で、可成りな価格低下が見込めることになる。三菱商事連合は2028年ごろから稼働・発電し、FITを通じて一般送配電事業者に売電する計画だ。価格破壊の先導者になって貰いたいものだ。思えば、洋上風力発電については、政府は及び腰であった。海外から有望市場と目されるのに「主力電源にならない」と考えの中に入れることを止めてしまった。先行する北欧と「20年遅れ」の差が開き、技術も外資に頼る有様だ。官民ができない理由ばかり挙げ、できることを怠った結果がこうした結果を招いた。然し、誰もこうした事に対して責任を取る者がいない。技術革新、イノベーションと耳に心地よい話ばかりで、内実は少しも挑戦しようとする気概がなくなっていた。こうした日本を作り上げてきた安倍政権の責任はつとに大きい。
2022.01.24
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今日のウォーキングは第2171日目で、9337歩だった。→歩:kg買物で高槻阪急迄出かけた。夕方姫が来訪し、婿殿もやってきて遅くまで話し込んだ。***造船が日本から去って久しい。先ず韓国に抜かれ、そして今は中国が世界シェアのトップを行く。その韓国で、2019年以来、現代重工が大宇造船をM&Aする話が進んでいたが、ここに来て頓挫している。EUから横やりが入ったようだ。問題とされたのはLNG船の寡占化が問題だという。両社が合併すれば、LNG船のシェアは60%以上になり、正当な価格競争がなされないからだ。韓国の造船業も、中国勢の台頭で2016年に極端に落ち込んだが、2018年に入り復調している。日本勢が得意としていた単価の高い液化天然ガス(LNG)船を韓国大手3社が世界の9割を受注した。 大宇造船は過去に安値受注を重ね、2015年に営業赤字を計上し、破綻寸前まで追い込まれたが、韓国政府は大型の金融支援を実施し復調を計っている。こうした動きが世界貿易機関(WTO)が定める補助金協定に違反する可能性が高いと強く抗議しているが、聞き耳を持たなかった。計画されていた、現代重工による大宇造船の買収計画も、韓国政府が主導していることは明らかなようだ。このように、韓国の造船は国の支援も受けて盤石の構えに見えたが、思わぬ所からクレームが来たようだ。それにしてもつくづく思うのは、造船は労働集約産業であるということだ。勿論様々な技術開発などで、成り立っているのだが、最終的には、現場に於ける製造工数が支配的になる。元祖はイギリスなどの欧州が先行したが、やがては日本が首位の座を奪いそして、韓国、中国と首位の座は変遷した。根底にあるのは船価であり、それは製造コストと云うことだ。製造工数は即ち、生産コストそのもので、これを下げるには、労働者の賃金が低い方が有利であることは自明だ。こうした背景を知ると、何故中国が有利であったかはこれも又当然のことだろう。一方造船業界の利益率は、極めて低いか、時に赤字になる体質だ。元々の価格設定が、身を切るようにして出されたものだから、これを、さらに下回る価格にするために、利益は殆ど見られない形になって仕舞った。そうした環境でも中国が首位にいられるのは、次ぎに続く低賃金国が現れないからだ。加えて、巨大な国家がバックにあれば、少々のことではその牙城を崩し得ない。船は物を運ぶためのものであり、物を運ぶ側と、船を提供する側のせめぎ合いという面は否めない。概して今までもこれからも、前者の方が後者よりも力を持っていた。今回も、欧州の海運大手A・P・モラー・マークスやMSCの力が勝っていたようだ。寡占が進むと船価が高くなり、従って運ばれるエネルギー源の高騰にも繋がる。こうした横やりをすんなり受けたわけではないだろうが、どうやら6つの国・地域の独禁法審査にパスすることが必要だったようだ。恐らく協定の形で、こうした合意が出来上がっているのだろう。中国、カザフスタン、シンガポールの審査は通ったものの、EUで引っ掛かったと云う事だ。残る韓国と日本は、どうやらこれを覆すことは出来なかったようだ。日本などは、密かに、例え寡占が成ったとしても船価が上がれば、そのおこぼれ頂戴で、潤うことを期待したようだ。どう見ても正攻法とは言えない。事実寡占が成らなければ、個々の企業が安値受注に走ることになり、業界全体利益を低下させることになるのだ。中国でも、国内首位と2位の統合で、中国船舶集団(CSSC)が誕生したのだが、中国の場合顧客の多くが国内であったために抵抗なく統合が行われた。元々国が主導する企業だから、寡占による船価の高騰でも、競争力をキープすることが出来るのだ。どう見てもこうした造船界の体質が有る限りは、適正な利益を得ることなく推移するようだ。このまま、中国が一人勝ちすれば、中国の術中に落ちて仕舞うことになりかねない。こうした事から抜け出るためには、船舶の付加価値を高める以外にない。日本のお人好し戦略が、韓国や中国への技術流出を許してしまい、中には人材毎移転してしまうことなどもあって、高度な技術の開発も、容易に外部に流してしまった過去がある。何度かそうした経験をしながら、立ち直れば良かったが、再編の名の下に、一部を残して消えて言ってしまったのだ。現在は、地球レベルで、「脱炭素」が叫ばれている。船舶の高付加価値化として、燃料を環境負荷の小さなアンモニアにする動きがある。日本は今治造船が之に取り組んでいるが、中国のCSSCもまたアンモニア船の開発に力を入れている。日本が先行して水素運搬船を建造したが、韓国の現代重工も又水素運搬船を建造する計画を持っている。その他にも、船員の負担軽減や安全性を向上させるためにも自律航行船の開発も望まれる。現代重工は既にこの計画を実施に移している。又、サムスン重工業も年内を目処にAIを使った自動化船の開発を目論んでいる。日本はといえば、そうした計画はあるのかも知れないが、なかなか前面に出てこない。国の基幹産業であった、造船を日本国政府が、もう少し育てることを考えなければ、じり貧は続くだろう。
2022.01.23
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今日のウォーキングは第2170日目で8919歩だった。連れ合いは元の同僚さんと「離」でお茶をしに出かけた。コロナが近づいてきた感じだ。第2中学校は閉鎖したようだし、姉のホームにも陽性者が出た模様だ。さらに、太郎君一家でも孫やお嫁さんが体調の不調を訴えるなど、あまり良い感じではない。***ウクライナが不穏なようだ。米国のサキ大統領報道官は「ロシアがいつ攻撃を開始してもおかしくない」と、ウクライナへの侵攻の懸念を表明したというから以前のようなことが又起こる可能性が高くなった。ロシアは隣国ベラルーシで軍事演習の準備段階に入ったという。国境周辺に10万人規模の軍隊を展開させている。ロシア軍はベラルーシに入り、ベラルーシ西部のポーランドと北部のリトアニア、南部のウクライナそれぞれの国境付近で訓練するという。演習は名目上のことで、ロシアは北部からウクライナに侵攻を計画している。ロシアがベラルーシに軍を駐留させ、核兵器で武装することも考えている。米ロの外相はスイス・ジュネーブで会談したようだが、緊張を緩和できるまでには至っていない。前回はクリミア半島を文字通り乗っ取り、次いで、東ウクライナで紛争を起こしている。米国など西側は、経済制裁という名の下に、牽制しているようだが、実が上がらない。ウクライナ支援のためにこれまで以上に力を尽くすというが、大丈夫だろうか。NATO軍か、米国単独軍との衝突となれば、東部の紛争のようには行かないだろう。ロシアは実際に軍を動かしているのだが、米国はまだ、艦船の集結を行っている程度でしかない。西側の歩調を整える必要がある。ドイツは、独ロを結ぶ新たなガスパイプライン「ノルドストリーム2」をどう考えるかが問題だ。ロシアは又、ロシアのハッカー集団が米国企業にランサムウエアで攻撃を仕掛けたことを引用して、今回もそうした攻撃もあり得ることを臭わせているようだ。ロシア南西部ボロネジ州に拠点を設け、ベラルーシ側と、クリミア側からも襲いかかれるようにウクライナを包囲している。いかなプーチンも捨て身で襲いかかるというわけではあるまい。一旦は軍を撤退させてもいる。文字通り訓練の一環であったかの如く表明しているが、内実は何があるのか。ロシア側は、NATOの動きが活発化していることを挙げて、之に対応するものだと言っている。前回の紛争時には、ウクライナ内部の親ロシア派武装勢力を刺激して、蜂起させ、泥沼の紛争に突入、死者は合計1万4千人を出しながら、未だに決着を見ていない。トップ会談の前にも次官クラスが摺り合わせたようになっているようだが、会議は踊り、互いの主張は平行線のようにも受け取れる。尤もトップが会ったからと言って、はいそうですかには成らないだろうが・・・。NATO側は、互いに自国の安全上の主張があるだろうから、ロシアが軍を派遣することは百歩譲って仕方ないとしても、偶発的な衝突が起こらないように、軍事演習の透明性を高めるようにとまで何やら譲歩の兆しだ。ここで、このウクライナの問題を、プーチンの立場からみれば、一寸感じが変わる。1991年にソビエト連邦が崩壊したことによって、ウクライナやベラルーシなど14の国が独立した。さらに、2000年代に入ると、ソ連の一部だったバルト三国のエストニア、ラトビア、リトアニアが独立を果たし、ソ連の衛星国だったチェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキアがEUに加盟するなど、プーチンとしては、これほどまでに追い詰められた気になったようだ。こうした目でウクライナやベラルーシを眺めるとロシアと自由主義陣営との境界線は何の防衛ラインもないままモスクワと対峙していることが分かる。冷戦時代には中立国であったフィンランドがEUに加盟し、さらには自国であったエストニアもEUとNATOに加わった結果、ロシア第二の都市であるサンクトペテルブルクはロシアの出先の要塞になった感がある。プーチンとしては、国内を何とか力でねじ伏せている今、残されたベラルーシとウクライナだけは社会主義陣営に留め置かなければならないという、感覚であろう。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領の方は、何とか手なづけられる状態にある。但しルカシェンコが、愚かしいままにプーチンと共存する道を選ぶならだ。ルカシェンコも、国内の事情を察して、反動を保持するためにはプーチンの力を借りる必要を感じているからだ。一方のウクライナは、そうして方程式には乗らない。放置すれば、ウクライナはNATOに加盟するだろう。こうした状態を絶対に避けなければならないと思っている。しかし、制裁をちらつかせる経済制裁ではない、実際に血が流れる戦争問題だ。まかり間違って戦争に突入すれば、中国が武力で進出しようとしている問題を助成することになるかも知れないのだ。
2022.01.22
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今日のウォーキングは第2169日目で8314歩だった。久しぶりに讃岐うどんを食べに行った。時間帯もズレていたからだろう、店内はガラガラで我々だけだった。***昨日読んだコロナ危機を超えての最終回に斎藤幸平が寄稿していたが、その中にあまり聞き慣れない言葉が出てきた。「人新世」だ。ノーベル化学賞を受賞したパウル・クルッツェンが提唱した「人間の新たな時代」という意味だ。人新世は、地球温暖化などの気候変動、大量絶滅による生物多様性の喪失、人工物質の増大、化石燃料の燃焼や核実験による堆積物の変化などといった、人類の活動が原因として引き起こされた時代と云う事のようだ。現代は、地質学的には1万7000万年前に始まる新生代第四紀の完新世(沖積世)と云った事になるが、その中に組み入れるべきかどうかが論議されているという。クルッツェンは完新世が現在を表現するには不適切ではないかと考えたとのことだ。その時ひらめいたのが人新世だ。最近では、地磁気の逆転現象が起きたとされるチバニアンが認定されたばかりだ。不適切と考えた根拠は2つあって、1つはグレート・アクセラレーション(大加速)であり、2つ目はプラネタリー・バウンダリー(地球の限界)だという。第二次世界大戦後は社会経済システムの指標や地球環境システムの指標(共に12ある)の変動が劇的に増加しており、この時期はグレート・アクセラレーション(大加速)と呼ばれる。また、プラネタリー・バウンダリーは地球が、引き返しが不能になるポイントを超える恐れがある状況だという点だ。指標の内、気候変動、生物多様性の損失、生物地球化学的循環は2009年時点で限界を超えたともいわれている。中でも地球温暖化は待ったなしの状況だ。CO2の増大は、産業革命前に比べて、1.5倍と規模も速度も大きい。又CO2の25倍の温暖化効果を持つメタンの増加も問題で、15億頭に上る家畜や牛からも排出されている。生物多様性についての問題は、人類の活動が生物種の絶滅速度を加速させていると言う点だ。2019年時点で、約100万種の動植物が絶滅の危機に瀕しており、生物種絶滅のペースは過去1,000万年の平均と比べて少なくとも数十倍から数百倍とされる。人類の影響がなければ、生物多様性は指数関数的に成長し続けたであろう、と一部の学識者は仮定している。人類が生み出したゴミの中でもコンクリートなど人口構造物はテクノフォッシルとして科学的化石となり、プラスチックはマイクロ化してテクノフォッシルの一角となるであろう。こうした人新世の開始時期について多くの異論はあるものの1945年の説が有力となっている。ということは、私は正に人新世の申し子のような存在になる。「昭和、平成、令和を生きる」という森進一の歌があるが、その歌よりもぴたりとした表現として人新世を生きていることになる。この根拠になるのが1945年7月16日に行われた最初の核実験であるトリニティ実験だ。トリニティ実験以降の核実験や原子力発電所の事故、産業による化学物質は人類の身体に影響を及ぼし、放射線障害や公害病を引き起こした。こうしたことが、人新世の地質学的な根拠となるであろうものとして、プラスチック、化学物質、放射性物質、絶滅の痕跡、人類活動に起因する地形の変形などがリストに上がっている。このようなマーカーが、かつての地質時代の区分と同等に、地球に大きな影響を及ぼした証として挙げられるだろう。(後世の人が掘り起こす?)こうした人新世の概念が広まることで、既存の学術分野にも変化が起きた。自然科学においては地球システム科学が生まれ、社会科学や人文科学においては環境人文学が生まれた。地球システム科学は、地球を単一のシステムとしてとらえ、人類活動が地球に与える影響を明らかにすることを目的としている。こうした事を可能にしたのが、データの蓄積だ。環境人文学は、変化する環境と人類の関係を理解し、危機に対応するための学際的な学問である。環境の劇的変化のどのように対応していくかなど、人間観の変化を下に語られる問題だ。こうした考え方で研究が成された例は様々あるようだ。地球を1つのシステムとして捉え、そのシステム中に人類の製造した化学物質が生態系に与える悪影響や、資源の制約と経済活動の関係といった切り口で、個別に研究されてきた。そうして、1980年代以降に地球規模で環境問題を研究するプロジェクトが開始された。そのプロジェクトの主な4つは、1980年の世界気候研究計画(WCRP)、1987年のIGBP、1990年の地球環境変化の人間・社会的側面に関する国際研究計画(IHDP)と1991年の生物多様性国際研究プログラムだ。人新世の「人」は何を意味するのか、人類学的観点から生物や自然について言及することもあるが、人間が中心的な存在だとすることに異議が述べられてもいる。人新世は本来科学的な背景によるものだが、実際には人類の活動が原因(人為起源)と言った面があるので、政治・経済的な起源も重要とされるとの話もある。自然環境や地球レベルの活動についても、貧富の格差は歴然としていて、時に加害側(富者)と被害側(貧者)を纏めて論議することの問題点は多い。被害面だけに焦点を当てれば、人類は平等だとなるが、これ自体に大きな間違いがある。こうした論議の背景に、地球は今第6回目の大絶滅時代の予兆を迎えているとも言われている。一部を取りだした、偏った記述になったが、こうした事を考えて、意味があるのだろうか。
2022.01.21
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今日のウォーキングは第2168日目で、9367歩だった。朝食を遅らせ、早い昼食を兼ねて、スターバックスにブランチに行った。空は晴れているが、寒風が激しく、安満公園内には人影は少ない。午後連れ合いは、ご近所ウォーキングに出かけた。***日経Analysisで、6日に亘って掲載されたコロナ危機を超えてとの、識者のレポートだ。然し現実にはコロナの危機は超えてはいなく、オミクロン株は今を盛りに感染者が増え続けている。やんぬる哉だが、やがては危機を乗り越えるとして各論者の意見を見ていこう。吉川洋立正大学長、格差是正を計らねばならないが、そのための負担をどうするかについて、合意形成が急がれるとする。戦前は、格差を問題視するような社会システムにはなっていなく、社会保障の財源となる社会負担は殆ど無かった。経済の基盤が農業にあった頃は、人は分散して住んでいて、それで良かったが、工業化が始まって、人は集積するようになった。こうした経済成長が社会保障の概念を生み出し、医療制度の発達と共に年金医療制度などが確立した。資本主義の発展は「格差」との戦いであった。そして、格差の防波堤として社会保証制度が、出来た。コロナが惹起した格差は、元々あった歴史的格差と混在して、それを増幅している。これを克服するためには家計の恒常的所得の向上が必要で、それにはイノベーションが欠かせないとなる。日本の場合は、富を生み出す元になる少子化の克服が絶対に必要だ。日本は高年齢化率が高く、国民負担率は逆に低い。こうした中で国民がどのような割合で負担を担うかについて合意をすることが不可欠とする。アダム・トゥーズ コロンビア大學教授、コロナ危機は富裕国と途上国、そして中国を分断した。ワクチン接種を、特にアフリカなどの途上国で進めなければならない。中国は力ずくでコロナを抑え込んでいるが、世界の総てがウイルスを征圧しなければその手を緩められない。世界の総てにワクチンの接種を進めなければ、経済の回復は覚束ない。コロナで米中の緊張が高まった、経済を云々する以前に安全保障の事を考えなければならないだろう。苅田剛彦オックスフォード大学教授、コロナは各国が国の出入りを制限した。日本は殆ど鎖国に近い。OECDの調査に依れば、日本の社会は人的資本が高いことが分かった。然し、高学歴でも労働生産性が高まらない。それは、非正規雇用が拡大したからだ。日本の高学歴は自国内でのみの循環によるもので、国際的交流を欠いた場合は、質の向上は図れない。だからといって日本が一気にグローバル人材市場に向かっていくのは得策ではない。先ずは、ジェンダーや年齢、国籍を含めて異質性を高める人的資本市場の多様化を図るしかない。(理解するのがなかなか難しい)北尾早霧経済産業研究所上席研究員、ジェンダーギャップについて縷々述べている。ジェンダーギャップ指数で日本は、156ヶ国中120位、先進国最下位だ。(世界に倣うばかりの日本が、この点だけは突出している、何故だろう)現状日本では女性が働き所得が増大すると、返って収入減を招く制度になっている。こうした就業意欲や所得増を妨げる制度の壁を取り除くこと、失業や所得減に対応出来るようにセーフティーネットを整備すること、年齢・性別・婚姻の状況などに関する質問などを根拠にした採用を禁じることなど抜本的な改革が必要だ。伊東亜聖東京大学准教授、中国を分析して、2020年以降に国内大循環論が興され、国内市場を対世界的な位置づけで高めることが言い出され、中国は新たな発展段階にあると位置づけた。トウ小平が敷いた、先富論で富裕を呼び起こすことから離れ、格差是正を目指す共同富裕論を展開する。中国はもはや富国を論じるのではなく米国を意識した強国になるとの意思表示だ。労働分配率を引きあげ、住民への利益配分を拡大するという。(どこかの国もそう言っているが、どちらが達成するかだ)世界に於いて中国がサプライチェーンである事をキープしつつ、国内の消費循環を希求する。一帯一路は新興国を取り込みつつ、新たな方向性を模索している。民間の活力が維持されるかが焦点で、課外学習塾の非営利化、不動産課税を慎重に対処するなど、細かな調整を行いつつ新発展段階に入るという。中国政府がどこまで民間に介入し、その中で民間の活力を如何に維持させることが出来るかが求められている。斎藤幸平大阪市立大学准教授、コロナ禍からの立て直しには、長期的な視野が必要だ。それは気候危機への対応だ。現在を「人新世」と捉えて、地球地質学的観点から、経済計画を立案しなければならない。COPで目標とする気温上昇を1.5度に抑えることは不可能だ。現在の目標を全部達成出来たとしても温度は2.4度上昇する。経済成長と環境の保全は両立しないという。緩やかにESGを求めても、それでは生ぬるいという。Z世代の要求は「脱成長」を意味する。(脱成長とはどういうことだろう)世界環境の劣化は、自然災害、食糧危機、自然資源の争奪などを起こし、政情は不安定になって成長は愚か分配すら不可能になる。コロナ禍のような特殊な事態では、生存のための国家介入は要請される。即ち全体主義に帰着する。(何となく不穏な思想に見える)それを回避するために下からの厳格統制を求める声が必要だ。(言うは簡単だが、果たしてそうして論理が現実的であるのかについては疑問が残る)
2022.01.20
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今日のウォーキングは第2167日目で8501歩だった。孫達に、マクドナルドのハンバーガーを届けて、今年初めての中学校の学習ボランティアに参加した。真面目な子供たち13人が持参の問題と取り組んでいた。中に、英検の準1級に挑戦する子もいて、なかなか逞しい。***日経にアンドロメダに関する十選が掲載された。アンドロメダはギリシァ神話の女性で、エチオピア王ケーペウスと王妃カッシオペアとの間に生まれた王女だ。カシオペアなどと共に今は星座として有名になった。私はギリシャ・ローマ神話が好きで、よく読んだものだが、殆ど忘れてしまった。後にペルセウスの妻となって、ペルシア王家の祖を産むというところ辺りで現世の祖先との繋がりをもつ。母カッシオペアが娘のアンドロメダを海の精ネレイスたちよりも美しいと自慢したため、ネレイスらは怒って父である海神ポセイドンに訴え、海神は怪物(ケートス)をエチオピアに送り出して国中を荒した。困惑したケーペウスがアンモンの神託に問うと、海の怪物への人身御供として、アンドロメダを海神に捧げれば国は助かると告げられた。そこで、ケーペウスはやむなく彼女を波の打ち寄せる海辺の岩に縛り付けた。このとき、ゴルゴンの三姉妹の一人、メデューサを退治してその首級を携えてきた英雄ペルセウスが通りかかった。ペルセウスはアンドロメダが自分の妻になるという条件で上陸して怪物を退治し、彼女を救い妻とした。しかし、かねてより彼女と婚約していた彼女の叔父フィネウスはこれを大いに怒り、2人を襲ったが、ペルセウスに突きつけられた怪物メドゥーサの首を見て石に化せられた。そののちアンドロメダはペルセウスとともにギリシァで暮らした。ペルセウスは、ゼウスとアルゴス王アクリシオスの娘ダナエの子だ。アクリシオスは娘から生まれる子に殺されるであろうとの神託を受け、娘ダナエを青銅の部屋に閉じ込めておいた。しかし、ゼウスが黄金の雨となって屋根から降り注ぎ、ダナエと交わってペルセウスが生まれた。クリムトの絵画を思い出すと面白い。こうした経緯を多くのルネサンス以降の画家達が絵画にしている。神話なのに色々説があるようで、 アンドロメダが生け贄になった時の状態は、裸体だったとするものと、又着衣のものとが存在する。また、彼女はエチオピア王国の王女という出自ながら白人の姿で描かれることが多い。また、手を身体の左右に十字に広げ鎖で海辺の岩につながれたとも、白衣をまとったギリシャ系白人の姫とする説もある。十選の1番目はコリントス式アンフォラに描かれた救出劇だ。第2番目はボスコトレカーゼの壁画だ。初代ローマ皇帝アグリッパが所有していたものだ。中央の岩に縛られているアンドロメダを中心に左下に襲いかかろうとする野獣右下にはこの原因となった母親のカッシオペア、左と右には、ペルセウスが助ける前と後の状況を同時に描いている。(異時同図法)第3番目はクリスティーヌ・ド・ピザン作品集の挿絵だ。ペルセウスもアンドロメダも着衣で、ペルセウスはペガサスに乗り甲冑を着ている。アンドロメダも鎖に繋がれていない。ただ海獣はなんとも言えずグロテクスクな顔をしている。第4番目はティツィアーノの「ペルセウスとアンドロメダ」だ。アンドロメダの裸体が主役だ。大事なところを隠す布1枚で岩に縛られている。ペルセウスははじきとばされたように海獣の真上から襲いかかろうとしている。海獣も空想だけに恐ろしい顔と姿だ。解説にある、王や王妃は見つからない。第6番目はルーベンスの「アンドロメダを解放するペルセウス」だ。ルーベンスはアンドロメダ神話が好きだったようで多くの作品を書いているが、この作品はネットでなかなか見つからなかった。ペガサスはお尻から見たポーズで描かれ、キューピッドたちが群がるほほえましい絵画だ。裸身のアンドロメダを甲冑に身を固めたペルセウスが救う場面だ。第6番目はA.コワペルの「アンドロメダを解放するペルセウス」だ。中央のアンドロメダと、助けるために飛んで来ているペルセウス、海の中には、それを忌々しそうに眺める海神の娘たち。事の原因となった母親のカッシオペアが両手をさしのべ、救助の気持ちを表現する。ケーペウス王や市民たちもこれを眺めているという。まるで神話の説明をするかの如き絵画だ。第7番目はE・バーン=ジョーンズの「果たされた運命」だ。実に様々な画家がこの絵を描いているものだ。裸体のアンドロメダは後ろ向き、ペルセウスは鎧を着て、まとわりつく怪獣と戦う図だ。絡まる海獣はまるで組紐のようだ。第8番目はF・レイトンの「ペルセウスとアンドロメダ」だ。白い布一枚を纏い、岩に縛り付けられたアンドロメダを覆うように海獣がまとわりついている。上空の光の中にペルセウスがペガサスに跨がって向かう。ドラゴンの顔が憎らしく、その分アンドロメダのしどけなさが際立つ絵だ。第9番目はO・ルドンの「アンドロメダ」だ。この絵は幻想的で、如何にもルドンの作品だ。もはや物語からは離れた幻想の世界を描いている。第10番目は映画の「タイタンの戦い」だという。一寸絵画と離れるので省略だ。
2022.01.19
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今日のウォーキングは第2166日目で、8598歩だった。我々11月生まれは今日運勢が良いとテレビで言っていたので、買物と急遽スクラッチを買いに出掛けた。結果は、通常と変わらなかった。***16日の朝、テレビでは津波の話で持ちきりだった。然し、何時もある地震の話はなかなか出てこない。どうやら津波だけの話のようだがと思っていると、南太平洋のトンガで大規模な海底火山の爆発が報じられた。海底火山が爆発することで、日本に1mを越える津波が押し寄せるとはと思っていたら、高知などでは漁船が転覆するなどの被害が続出した。嘗て、チリで起きた地震や、インドネシアでの地震でも日本は津波に襲われた。改めて海で繋がっていることを認識した。気象庁は15日午後7時3分に「太平洋に若干の潮位変化が予想されるが、被害の心配はない」と発表したが、16日午前になって、奄美群島や岩手県にも津波警報を出すに至った。避難指示が出されたり、交通は麻痺したりと、日本でも対応は全国に及んだ。大学入学共通テストにも一部影響が出たようだ。気象庁も当初は海底噴火に伴うものとは想定していなかったという。しかもこうした海底火山で起きた津波は経験が無いことから何時終わるのかさえ見通しが付かなかったようだ。然し噴火の間近のトンガではすぐさま海岸に津波が到達、沿岸部の道路や建物が浸水した。噴火したのは、トンガの首都ヌクアロファから北約65kmにあるフンガトンガ・フンガハーパイと呼ばれる海底火山だ。もともとフンガトンガ島とフンガハーバイ島の間にある海底火山だった。2014年12月~15年1月の噴火によって2島をつなぐ形で新島が形成されていた。2021年12月に噴火した後、2022年1月4日には活動がほぼ収まり、トンガ政府地質担当局は11日、SNS(交流サイト)のフェイスブックで「休火山」と宣言していたばかりだった。ところが14日に再び大規模な噴火が始まり、火山島の一部が海没。15日午後の大噴火は広範囲に津波をもたらした。大規模な噴火を起こしたフンガトンガ・フンガハーパイは火山灰やガスなどが海上から上空に噴き出ていたとのことだ。ヌクアロファは火山灰に覆われ、トンガ国内では電話の通話が困難になっているという。やがて、トンガの海底火山噴火は大量の噴出物を放出する「プリニー式噴火」だと判明した。2021年12月以降再び小規模噴火が始まったとみられ、今回の大噴火に繋がったようだ。プリニー式噴火の典型は西暦79年のイタリアのベスビオ火山の噴火で、火口から13km離れていたポンペイの街を厚さ7mの軽石で埋めてしまった。では、一体どのようなメカニズムで約8000km離れた日本に津波をもたらしたのかだが、噴火で島が崩落して大量の土砂が海へ流れ込むと、海面が押し上げられ、津波となって周辺に伝わることがある。しかし、海底火山から日本へ津波が伝わる途中にあるサイパン島やミクロネシア領ポンペイ島などの観測地点では大きな潮位の変化が観測されなかった。しかも津波の伝わり方が異常に早かった。専門家が推定するには、大気を介した津波の広がりだ。海底火山の噴火に伴う「空振(くうしん)」と呼ばれる衝撃波が津波を引き起こしたと分析する。衝撃波で空気が振動し、海水を伝わって日本沿岸に津波を発生させたと考えられるという。その後解析が進められ、海底火山「フンガトンガ・フンガハーパイ」の噴火が発生した噴煙は上空1万6000mを超えた。100年に1度の規模の大噴火の衝撃波は地球の大気を走り、太平洋を波打たせたとのことだ。火山噴火の爆発規模を示す世界共通指標の火山爆発指数(VEI、0~8の9段階)は、上から3番目の6に相当するとの見方が出ている。VEI6は1991年のフィリピン・ピナツボ火山の噴火以来で、噴出物の量は富士山の宝永大噴火の10倍に相当するとのことだ。人工衛星の画像からみた噴煙は水平方向よりも垂直方向に向かっていることから「大気中に圧倒的にエネルギーが放出され、瞬間的な気圧の変化をもたらした可能性があるとのことだ。噴火による空振で海面の波と大気が共鳴したり、気圧が変化したりすることで波が増幅された可能性があるとする見解もある。また、大気中の圧力波が海洋域を伝播してしている間に津波が発生し、増幅されたといった見方もあるようだ。この影響で、トンガに高さ1m20cmの高波が押し寄せるとの警報が出された。気圧上昇と潮位変化は日本やアメリカ、カリブ海のプエルトリコでも観測された。バヌアツで観測された津波は約1m40cm、フランス領のニューカレドニアで約1m10cm、米カリフォルニア州で約1m30cm、またチリでも1m超と、離れた場所でトンガより高い津波が観測されたケースは少なくない。過去に起こった火山噴火からみて、大規模噴火で空洞になった火山が崩壊し、カルデラを形成するような大噴火につながる恐れもあるという。東アジアから南太平洋、南北米大陸西岸などは「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」と呼ばれ、世界の火山の半数以上が集まっている。地球の表面を覆うプレート(岩板)の境目に当たり、マグマが地上に噴き出しやすくなっている。環太平洋火山帯での過去のVEI6級の噴火としては1883年のクラカタウ火山(インドネシア)や1902年のサンタ・マリア火山(グアテマラ)、1991年のピナツボ山(フィリピン)などがある。日本でも1792年、長崎県島原市の眉山(まゆやま)が噴火で崩落して対岸の熊本・天草に大津波をもたらし、約1万5000人が死亡した「島原大変肥後迷惑」が記録されている。1991年のピナツボ山の噴火は約1年間にわたった。1700万㌧もの火山ガス(二酸化硫黄)が大気中に放出され太陽光を遮ったことで、92~93年にかけて北半球の平均気温が0・5度程度下がったとされる。私がフィリピンを訪れたときも、火山噴火の余波で地方の橋梁が破壊されたままになっている光景を目の当たりにした。この噴火で、もともとあった2つの島と、2014~15年の火山活動で2島の間に形成された陸地はほぼ消失したと共に海底ケーブルが破損し通信回復に最大2週間程度、時間が掛かるとのことだ。
2022.01.18
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今日のウォーキングは第2165日目で8389歩だった。昼食と買物を兼ねて高槻阪急に出掛けた。北海道の物産展を催行していたが、見るだけにした。人出は結構多いようだ。久しぶりにスパゲティを食べた。ユニクロで暖かそうなパンツを試着したが、どうやら太もも辺りがぶかぶかで、結局買うのは止めた。帰りに郵便局で、懸賞に当たった年賀状を切手に交換した。私は1枚、連れ合いは7枚当選があった。その後コープに立ち寄って買物を継ぎ足し帰宅した。***慶応大学が脊髄損傷にiPSを初めて移植した。合計4人に移植する予定の臨床研究の1例目で、経過は順調だという。試験は既に2019年2月に厚生労働省の専門部会で了承されたが、新型コロナウイルス感染症の対応などで開始が遅れていたとのことだ。iPSが実際に適用されてから徐々にその対象が広がってきた。すでに、iPS細胞を使った再生医療では、目の難病「加齢黄斑変性」やパーキンソン病、重症心不全など臨床応用等へと対象が広がってきている。事故などで傷ついた神経細胞を修復することができれば、失った臓器や組織を再生する医療の可能性が広がる。日本脊髄障害医学会のグループは、2018年に脊髄損傷の救急患者を受け入れる全国の医療機関を対象に調査を行った結果、脊髄損傷の原因は、平らな場所での転倒が38.6%、転落が23.9%、交通事故が20.1%だったということだ。1990年ごろに行われた同様の調査では、・交通事故は43.7%、・転落が28.9%、・平らな場所での転倒が12.9%だったということで、およそ30年間で、交通事故によるものは半減した反面、転倒の割合が大きく増えている。特に高齢化が進むにつれて、転倒による患者がさらに増える事も予想されている。脊髄が傷ついて、重症だと手足のまひなど運動や感覚の障害が残る。現在はリハビリでわずかに残る機能の回復を目指すくらいしかない。一旦脊髄を損傷したら、もはや正常にはならないとのことだった。使用したiPS細胞は、京都大学iPS細胞研究所が保管している第三者の細胞だ。iPS細胞から神経のもとになる細胞(神経前駆細胞)を作製して凍結保存しておき、当該患者の脊髄の損傷部に注射するのだ。iPS細胞は、人体のあらゆる細胞に変化することができる細胞で、ヒトの皮膚や血液から細胞を採取して培養し、予め人工的に作製しておく。神経前駆細胞を移植した後は、約1年間の経過観察を行い、その間、免疫抑制剤を半年間投与しる。これは、使用するiPS細胞が他人の細胞から作られたものであるため、拒絶反応を防ぐために必要な過程である。こうして神経前駆細胞を移植することで、損傷した神経が再生されて、運動や感覚機能が改善することが期待される。この間勿論適切なリハビリを行う。今までは、脊髄が損傷すると、損傷部分から下の身体の部位と脳との間で情報伝達ができなくなり、手足の麻痺などが生じる。重症の場合は、寝たきりまたは車椅子での生活を覚悟せねばならない。一時は、ステロイドホルモンの大量投与による治療法も適用されたが、近年では有効性や安全性が疑問視されており、実施されない。脊髄損傷は、交通事故やスポーツによるけがなどが原因で、脊髄が傷ついてしまうことで、日常生活の延長で起こりうる問題だ。神経の損傷の場所や程度により、動かなくなる場所や症状の重さが異なっていて、中には自分で呼吸することも難しく、人工呼吸器が必要な人もいるということだ。移植方法は、まず最小限の数の細胞を移植し、安全性を中心に検証する。その後、細胞数を増やして有効性などを検証しつつ、最終的には200万個の細胞を注射しようとするものだ。ここまでは、之までの多くの器官にiPS細胞を移植するのと同じ手順だ。脊髄損傷の国内の新規患者は年約5000人、全国で10万人以上の患者がいるといわれる。再生医療が実現すれば、まずは特に亜急性期(受傷後14~28日)の患者で有効な治療法となることが期待される。こうした実験は、患者の合意の下に行われるが、勿論、動物実験や細胞の遺伝子に異常が無いかなどと云った事も確認されている。今回行われる実験は、亜急性期の脊髄損傷の患者が対象となっているが、これは、受傷後比較的早期であれば、神経前駆細胞の移植が脊髄損傷に対して効果的な治療となる可能性が高いことが分かっていたからだ。しかし、2018年に、慢性期の脊髄損傷に対しても、動物実験で運動機能の回復や維持に成功しているので、今後は慢性期の患者に対する臨床研究も開始される予定となっている。iPS細胞は、過去、内臓から脳、又パーキンソンの治療やALSに対しても研究が行われていて、徐々に我々の周りに降りてきている感じだ。今後iPS錠剤なるものが出てきて、適切な薬を飲めば、所定の弱った部分が再生し、回復すると言った夢のようなことを考えてしまう。
2022.01.17
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今日はワクチン接種した後のだるさで、ウォーキングは中止し、休養とした。朝からトンガでの海底火山爆発の余波で津波の話で持ちきりだった。漁船が転覆するなどの被害はあったものの、概ね無事のようで良かった。***最近海上コンテナ輸送が増加してきている。然しこの中に日本は入っていない。日本だけ輸送量は減少しているのだという。コンテナ船で思い出すのは造船時代に設計した「えるべ丸」のことだ。えるべ丸もコンテナ船だが、全長269mで、エンジンを3機搭載した3軸のコンテナ船だ。搭載コンテナは1842個で、最近出来た巨大コンテナ船には及ばないが、当時としては押しも押されぬ船であった。私が設計を担当し、三井造船の玉野造船所で建造した希有のコンテナ船であった。1972年3月に完工したが、その後を追跡したところ、船名を変えて使われたとの記事を見つけた。それから後は廃船になったかも知れない。えるべ丸が廃れたように、今の玉野は、船の影1つ無く、淋しい限りのようだ。当時のえるべ丸は速度も試運転最大で、30.96knots(約56km/h)と船舶としては非常に高速だった。私が、試運転に同乗したとき、船首の係船索用の穴から吹き込む風には顔を持って行かれそうなほどだったことを思い出す。一方、3軸の船で、船首で、腕を広げて立っていた姿は、例のタイタニック号の映画の1シーンだ。タイタニック号は客船であり、この船は北アイルランドのベルファストのハーランド・アンド・ウルフの造船所で竣工した。当時、英国は造船で世界一の名をほしいままにしたが今は過去の栄光はないようだ。造船が持つ宿命的な何かがあるのかも知れない。然しベルファストの市民にとっては忘れがたい役割を果たしているようだ。一時期ベルファストは宗教的な対立で、カトリックを中心とした数千人の労働者が造船所から追放されたという。1912年の悲劇的な処女航海で、氷山に衝突、沈没した。乗員乗客合わせて2200人以上のうち約1500人が犠牲になった事はつとに有名だ。今のベルファストは現存する最古のドックをはじめ、海事関連の遺物が多数展示されていて、有数の観光地になっているようだ。さらに、Brexitの余波を受けて、政治的にも微妙な立場になっている。玉野市は、今は船舶の建造は行わないが、エンジンなど他の部門は残っているという。宇野の駅前も、観光に力を入れているとも聞く。然し、そこが嘗て、幾多の船舶を竣工させたかについては、何も語るものは無いようだ。落ちていく、寂れていくことの悲哀を今更乍らに感じるが、多軸船で忘れてはならない船に、戦艦大和がある。(大和は4軸船)私が生まれる前の1941年12月に竣工して、1945年に坊ノ岬沖海戦で敢えなく撃沈されてしまう悲劇の艦船だ。私の父が、40口径だったかの連射砲の砲撃回数を改善していたことを以前に聞いた。全長は263.8mで之はえるべ丸よりは少し短い。公試時の最大速力は27.46knotsであり、之もえるべ丸よりは遅い。当時は政策的に速度を落としていたのだとか。父が関係していたのか否か、定かではないが、46センチ砲の主砲を削った工作機械が兵庫県明石市の機械加工会社、「きしろ」に現存している。敗戦後、神戸製鋼所でタンカー等の大型船舶用クランクシャフトの製造に活躍し、その後、株式会社きしろが譲り受けて大型船舶用のプロペラ軸等の加工に活用したとのことだ。最終的にはクラウドファンディングを募り、呉の大和ミュージアムに陳列されることになったようだ。形あるものはついには消滅するとは言いながら、この3つの船は私にとっては忘れがたい存在だ。造船業は今や形を変えて前に進もうとしている。旧態然としたことに別れを告げるものの、船体のあの流麗な姿が変わるわけではない。尤も一般に航行している船は、水線から下は海面中に没しているため本来の全姿を見ることが出来ない。3軸のプロペラが回っている様子もまた、見ることは出来ないのだ。然し、タイタニック号の映画では、冒頭だったか、水中撮影で、3軸のプロペラが動きだした様子を映像に捕らえていた。それは力強い動きであった。日本の造船業は再編を果たし、こぢんまりと前に進もうとしている。時流に沿って脱炭素を掲げ、生産現場のデジタル化や新しい発想のプロジェクトに挑み、造船の生産現場にもDX(デジタルトランスフォーメーション)を取り込んで、工作IoT技術、自動ロボット溶接、液化天然ガス(LNG)関連圧力タンク製造等と言った多岐のプロジェクトに邁進しているようだ。まだまだ造船に人工知能(AI)を採り入れる段階にはなさそうだが、世界発の水素運搬船も竣工させた。アンモニアや水素を燃料にし、無人運航などの研究開発も進めている。今では洋上の風力発電で得た電力を、独自開発の蓄電池を載せた船で陸へ運ぶことを考えた電気運搬船の建造までを視野に入れている。地球の71.1%が海である事、大量輸送手段は船に勝るものはないことなど、海は、我々にとって無限の可能性を示唆してくれる。私は3つの船舶に興味を持ったが、船に携わってきたことは誇りとして残っている。
2022.01.16
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今日のウォーキングは第2164日目で、9757歩だった。昨晩連れ合いの所に楠薫堂から電話が入って、急遽明日(則ち今日)ワクチンが打てることになったという。背景はどうであれ、送られてきた書類には3回目は2月6日から暫時接種となっていたので、当分駄目かと思っていたが、これ幸いと接種に行った。別室に3名が招じ入れられて、接種を受けたが、注射器を置くパンには15本ほどの注射器が並べられていた。日に15人程度接種する事になるのだろう。我々が接種後20分程度待機している間にどかどかと大勢が入室してきた。慌てて病院を後にした。そのまま、「離」で朝食を採り、夕食用にとほっかほっか亭でテイクアウトして帰った。***日経に半導体についてノーベル賞受賞学者天野浩・名大教授に聞くという特集があった。半導体と言えば、パソコンやスマートフォンなどIT機器には不可欠のものだ。世界における日本のシェアは嘗て40%を越えていたが、今は10%にも満たないような状況だ。この凋落は造船業にも当てはまるようだ。一言で言えば、日本の政府が、半導体に投資をしなかった(育てなかった)と言う事だろう。民間の競争に任せるというのは聞こえが良いが、それでは国が丸抱えする韓国、台湾や米国などに勝てるわけがない。半導体は米国が発明し、日本の技術が磨き上げて精度の良い半導体を作り上げたが、そこに参入したのは品質は下がるが兎に角安い韓国製のものだ。今の半導体の設備投資や技術を引っ張っているのはスマートフォンだ。スマートフォンはそれほど高い品質を求められない。そこに目を付けたのが台湾のTSMC(台湾積体電路製造)でスマートフォンに特化して製造している。造船もそうだが、日本は自国で立ちゆかなくなった半導体を海外進出とは名ばかりで、人材が流出して、韓国がその技術者の力で大きく成長したと云う事だ。ここにきて、遅れを認識した政府はソニーとTSMCで半導体の新しい工場を熊本に作る為の補助金を出すという。ここでもTSMCの名を借りなければならないこと、補助金は半額程度と言う事など、日本の半導体の復興というにしてはお粗末な感じだ。そんな半導体に明日はないのかと思っていたところに今回の天野教授の話だ。之まで半導体の素材と言えばシリコンであったが、カーボンニュートラルで、注目を浴びているのが、窒素とガリウムが結合したGaNだ。シリコンは低い電圧、小さい電流のもとで効率的に働く性質があるのでパソコンやスマートフォンに向いている。しかし、これから需要が広がるのは高電圧・大電流での用途だ。電気自動車(EV)、携帯電話基地局、データセンター、再生可能エネルギーの蓄電・送配電システムなどの用途が考えられる。それには、パワーデバイスと呼ばれる半導体が必要になり、GaNが素材として適している。シリコンでは電気抵抗による電力喪失が大きく、効率が悪いからだ。GaNは量産するにあたって、高品質の結晶を安定的につくるのに時間がかかった。こうした点については、現在は技術的には克服された。しかし、問題は初期の投資が大きいと言う事だ。投資額が数百億~1000億円必要となると、国の支援無しに企業が投資することがなかなか出来ない。まして日本の半導体は、嘗て、大手電機メーカーの一部門でしかなく、思い切った投資に踏み込めないのが現実だ。昔と比べて日本企業はリスクをとらなくなっている側面もあるとのことだ。日本政府がこのたび熊本に誘致する世界最大の半導体工場へは4000億円の補助金を付けている。然し、こちらはシリコンの半導体だ。これから必要になるGaNは、こうした半導体工場よりも安く出来、しかも日本の独自技術が活かされることになる。GaNのパワーデバイスを使うと差異化も容易になる上に電力喪失が小さいうえ、デバイス自体が小さいのでシステム全体を小型軽量化でき、大幅なコストダウンが可能になる。GaNの素材については中国や、米欧も取り組んでいる。然し、この点で日本は相当進んでいるために彼らが追いつくためには可成りな時間が掛かることだろう。之までのように中途半端な扱いをすれば、優秀な技術者はどんどん流出してしまうだろう。新しい素材の有利性を見極め、且つ新市場開拓を見通せる力が残念ながら日本の政治家にはいない。今後は5Gや5G越えの通信が必要になってくる。こうした先見の明を持った施策が講じられなければ、停滞日本の名を返上出来ないままになるだろう。
2022.01.15
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今日のウォーキングは第2163日目で、8570歩だった。今朝は少し小雪が降った。京都方面から来る車の屋根には雪を積んだものが多かった。買物に高槻の大黒屋まで出かけ、その後、長岡の小倉山荘へお雑煮を食べに行った。心なしか量が減り、実質値上げをしている感じだ。帰りにガソリンを入れたが、単価は又5円ほど値上がりをしていた。在庫放出はどうなっているのだろうか。***コロナは明らかに急増している。3回目接種の案内だけは来たが、物がまだ届いていないようで、実際に日取りはまだ決まっていない。政府や役人は何かと前倒しを宣伝しているが、現場はそこまで着々と進んでいるわけではない。コロナはテレビなどによると、85%以上がオミクロン型に変わってきたという。感染速度が速いが、軽症だという人もいる。言葉尻を捕まえたにわか評論家は、大したことは無いと言いつのる。どちらが正しいのかはまだ分かっていないので、控えめに表現する者もいる。あまり軽症だと言いつのらないで貰いたい。我が島本町でも1月に入って既に24名(このところ1日に4名増)の感染報告が成されている。オミクロン型の出現で下記内容が日経サイエンスに出ていた。オミクロン型は2021年11月24日に南アフリカ共和国で初めて報告された。今では世界中に広がっている。オミクロン型が感染しやすいのは、アルファ型やデルタ型といった変異ウイルスと比べて変異箇所の数が圧倒的に多いからだという。ウイルスの突起である「スパイク」だけに着目しても、アルファ型やデルタ型が有する変異箇所が10カ所前後であるのに対し、オミクロン株の変異箇所はおよそ30カ所もある。また、オミクロン型は免疫逃避に関わるとされる変異や、ウイルスがヒト細胞に侵入しやすくなる変異を持っているとのことだ。さらに、オミクロン型にしかない変異もある。スパイクの中でも、人体の細胞表面のタンパク質と直接結合する「受容体結合領域(RBD;Receptor Binding Domain)」と呼ばれる部位で特に多いようだ。RBDに蓄積した大量の変異は、ヒトの体内でより増えやすいように(そして集団全体で感染をより広げやすいように)ウイルスの変異と選択が繰り返されてきたことを意味している。このように、オミクロン型が持つ感染力の強さや、免疫からの逃避といった特徴は、RBDの変異と強く関係していると考えられている。ではオミクロン型が、一体いつ、どこで起きたのかだが、実は、オミクロン型の祖先にあたる変異ウイルスがその他の変異ウイルスから分岐したのは、アルファ型の流行よりはるか前の2020年の3~5月ごろだったとのことだ。つまり、オミクロン型は2020年の春以降、1年以上にわたって一切ゲノム解析という監視網に引っかかることなく、水面下で変異を蓄積してきたことになる。また、オミクロンの変異蓄積はどこで進んだかについては現在3つの仮説が提唱されている。1つめは、ゲノム解析が行われていない国で変異の蓄積が進んだとする説だ。アフリカ諸国でゲノム解析の体制を整えている国は少ない。ただ、こうした国からの渡航者のゲノム解析でもオミクロン型に至る途中段階のウイルスが一切検出されなかったとすれば少々不自然だ。各国の過去のデータを精査し、途中段階のウイルスが見つかればこの説の可能性が高まる。2つめは、ヒト以外の動物の体内でウイルスの変異が進み、それがヒトに再び感染したという説だ。デンマークの農場で飼育されていたミンクから再びヒトに感染した例や、米国のオハイオ州で、オジロジカ360頭のうち35.8%が新型コロナに感染していたことが報告されている。然しこの説については、むしろ動物種に適合した変異が進むはずであり、そうしたウイルスが、ヒトで感染力を増すというのは考えにくいとのコメントもある。そして3つめが、免疫不全の患者の体内でウイルスの感染が長期間続き、その間に変異が進んだという説だ。免疫不全のヒトの体内では、通常であればウイルスを短期間で体内から駆逐する免疫系が正常に働かず、体内にウイルスが残り続けることがある。免疫系が弱い攻撃しか繰り出さない環境に長く置かれたウイルスは、免疫から逃避する変異を蓄積しやすい。実際に南アでは、エイズウイルス(HIV)に感染した患者が半年以上新型コロナに感染し続けた事例が報告されている。体内でウイルスの変異が蓄積し、いくつかの変異はオミクロン型と共通の箇所で起きていた。実は、アルファ型の変異も、免疫不全患者の体内で蓄積した可能性が高いと考えられている。この仮説が正しければ、オミクロン型はアルファ型よりももっと長い間患者の体内に潜み、変異を蓄積してきた可能性がある。現在も誰かの体内に大量の変異を蓄積したウイルスが存在しており、その一部が世界中に感染を広げるという現象が今後も繰り返されるのかもしれない。素人目には、第3の説が納得しやすい。「オミクロン型は感染力が高く、デルタ型より重症化しにくい可能性がある」と聞くと、むしろオミクロン型の出現は良いニュースと言う事かも知れない。即ち、もし、宿主の症状が重いと他の宿主との接触が減るため、ウイルスの感染は広がらないが、オミクロン型のように、宿主にダメージを与えない方が、結果的に感染が広がるといったことになるからだ。こうした仮説を元にすれば、今後どのように対処するかについての解が見えてくる。まず、世界全体でゲノム解析の体制を整え、監視網の抜け穴をなくすことの重要性だ。動物を介したウイルスの変異が現実に起こるのを防ぐため、飼育下の動物でウイルスがまん延しないようにすることも大事になる。そして、免疫不全の患者の体内でウイルス変異の蓄積が加速するなら、こうした人々を感染から守る取り組みが欠かせない。政府や厚労省がこうした視点から対処してくれていることを望むばかりだ。
2022.01.14
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今日のウォーキングは第2162日目で、8733歩だった。風が強く、体感温度はとても冷たく感じられた。北陸や東北では豪雪が報じられている。この辺りはせいぜい山の木々が白く化粧をしているくらいだ。そうした意味でも、この辺りは住みやすいと言えそうだ。連れ合いのご近所ウォーキングは中止になったようだ。***古代のワニに「誤飲防止弁」があるのを発見したとの記事があった。研究者本人の解説だ。1億5500万年前に棲息した古代ワニに、既に誤飲防止弁があったとのことだ。ワニと言えば、現在でも動物園で簡単に見ることが出来、しかも昔の形そのままのようだ。古代のワニは現代のワニに似ているが水中での運動はそれほど得意でなかったという。私は恐竜については興味があり、孫らと福井の恐竜博物館には何度か訪れた。ワニは、恐竜としては区分されていないようだが、恐竜に最も近い動物だ。恐竜の生き残りは鳥類だと言われる。ワニは水棲で空を飛べないことから遠い存在だと思われるが、実は最も近い親戚なのだという。2億年以上前の中生代の初めに、ワニの祖先と恐竜の祖先はすでに別々の進化の道を歩み始めた。ワニも恐竜も、このころの祖先は陸上の動物だったが、ジュラ紀(2億130万年前~1億4500万年前)になるとワニの祖先が本格的に水辺へ進出しはじめた。そして白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)になると、現代のワニ(現生ワニ)の祖先であるゴニオフォリス類が登場した。ゴニオフォリス類の化石は、1993年にアメリカ、ワイオミング州で恐竜カマラサウルスが発見された際、そばから一緒に見つかった。比較解析の結果、幅広い口先などが特徴的な、ゴニオフォリス類アンフィコティルス属の新種であることが分かった。化石発見に貢献したクリフォード・マイルス氏にちなんで、「アンフィコティルス・マイルシ」と名づけられた。この古代のワニの仲間アンフィコティルス・マイルシは白亜紀よりも古いジュラ紀に棲息したワニに似た恐竜だったと言える。似ているがワニではなく、ゴニオフォリス類に属し、いわばワニ類の親戚に当たる。ゴニオフォリス類は、現生ワニ類のように水中を泳ぐことに適した、大きく動かせる背骨などは持ち合わせてなく、現代のワニほど水中での運動は得意ではなかったようだ。詳しい調査の結果、舌骨のうち“角鰓骨(かくさいこつ)”という骨が、アンフィコティルス・マイルシや現代のワニたちとでは、ゴニオフォリス類のものに比べて、曲がっていてしかも小さいことが判明した。こうした舌骨は頭骨や背骨、手足などの大きな他の骨とつながっていないので、外れやすく、化石としては多く見つかっていない。如何にも地道な研究成果だ。ワニ類の舌の付け根には、ワニ固有の「舌基弁」という、持ち上がることで喉に水が浸入することを防ぐ仕組みがある。なるほど、この弁のお陰で大きな口を開けて水を飲み込んでも喉の奥には入らないと云う事だ。このように、現代のワニでは、鼻の通り道(鼻道)が舌の付け根より奥にある喉まで届いているので、舌の付け根が持ち上がると、口を開いても、水を誤飲することはなくなるということだ。即ち、ワニが水中で大口を開けて獲物に飛びつくときには、この舌基弁が閉じているのだ。これで、現生のワニにある舌基弁は約1億5500万年前のジュラ紀から備わっていたことが明らかになった。群馬県立自然史博物館に保管されているという、アンフィコティルス・マイルシの骨格標本を見ると、現生のワニに比べて頭が異常に大きく、胴がそのぶん短いことが分かる。このほかワニ関連では、2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種が発見されている。発見されたのは先史時代の爬虫類、ディナモスクス・コリセンシスで三畳紀に生息していた。ディナモスクス・コリセンシスは、体長2mほどもある現代のワニに近い仲間で、骨を砕くほど噛む力が強く、刃のような歯で肉を食いちぎることもできたようだ。一方、動きは遅く、現代のハゲワシやハイエナのように動物の死骸や捕まえやすい獲物を食べていたと考えられている。三畳紀の他の動物に比べると非常に大きく、現生のワニとは異なり、陸生だった。4本の足は体の横ではなく下から伸び、背中に並ぶ2列の皮骨が身を守っていた。 ワニと恐竜の狭間で生きたようだ。さらに、韓国では二足歩行のワニがいたという。湖の一部が足跡化石として残されていたようだ。見つかった足跡化石を解析することで、足跡をつけたのは、おそらく体長約3mのワニ形上目だったとのことだ。ただし風変わりなワニ類だったようで、足跡が後足のものしかないことから、二足歩行をしていたと考えられるとのことだ。当時の大型の翼竜が浅い水の中で翼を濡らさないように二足歩行したときにできたのだろうと考えられたが、別の足跡化石の研究から、翼竜は地上では基本的に四足歩行をしていたことがわかっている。現生ワニを想像すると、二足歩行のワニは奇妙だと思うが、約2億3100万年前の三畳紀に北米に生息していた初期のワニ形上目も、二足歩行していたという説が唱えられている。ワニも奥が深い。
2022.01.13
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今日のウォーキングは第2161日目で、8483歩だった。今年初めての自主検診で、楠薫堂に出掛けた。昨年末の頸部エコー検査の結果を正式には聞いていなかったが、一昨年に比べてあまり進展していないとかで、問題ないとの所見だ。塊(プラーク)はあるようだが、固いので剥がれないと云った事も言われた。私の薬は院外処方になる。連れ合いの薬も頼まれていたが、此方は院内での処方が可能だ。私は、小林化工が一昨年、爪水虫などの皮膚治療薬に睡眠導入剤の成分が混入し、死亡者が出るなどした問題もあったことからジェネリック製品は止めてもらうようにしているので、院外処方になっている。ところが、貰いに行った薬局は、ジェネリックがない薬剤は1つだけで、他は総てがジェネリックに変えられていた。連れ合いが知らずに交換してくれたのに気づき、取り替えて貰うようにしたら、薬局は平身低頭だったようだ。医療費削減で国も、医者も、薬局もジェネリックを推奨しているようだ。主旨は分かるが、粗悪品が混入する機会が多いと思われるジェネリック製品は忌避している。連れ合いは今日に予定されていた三人会を中止し、ココイチでテイクアウトして帰宅した。***日経の連載5回分だ。現在は政党政治だから、議員がどこかの政党に所属していることは普通のことだ。自民党の党員数は、110万4336人で、トップだ。短期的には増加しているが、長期的には減少している。ピーク時の1991年には546万人居たと言うから、激減だ。与党の公明党は強力な支持基盤の元党員数は44万人で、増加傾向だ。次は同じく組織票を持つ共産党で、27万人と、ここも激減している。野党の、立憲民主党は10万267人と約3分の1に減少している。嘗て、旧民主党が政権の座にあったときは35万人の党員を有していたと云うが、もはや隔世の感ありだ。労働組合は政党などを支える支持基盤だ。労組の加入者は1000万人ほど居る。昔はユニオンショップ制で雇われれば100%労組に加入する仕組みだったが、昔と違って、今の組織率は、2003年に20%を下回った。英米でも組織率の低下は同様の傾向だ。サービス業は非正規が多く、組織率は無いに等しい。労組の中央組織は連合で、1000万人の雇用者の内704万人から成り組織率は7割ほどだ。連合は主に立憲民主党や国民民主党を支援する。立憲民主と国民民主の主張の差を良く知らないが、自治労や日教組などは立憲民主を支持し、UAゼンセンや自動車総連、電機総連などは国民民主を支持している。連合の会長に初の女性が就任したこと、先の衆院選で、トヨタ(自動車総連)が愛知11区で候補者の擁立を取り止め、自民党との軋轢を避けたことなどが特筆される。寄らば大樹の陰、人数の多い派閥に所属する方が何かと有利だ。以前は中選挙区制で、1つの選挙区で、複数の同じ党員が出馬するケースもあって派閥の力は当選の可否にも繋がっていた。然し、1996年に小選挙区制が導入されてからは、1つの選挙区から同じ党員は1人の立候補となるため、派閥との関係が希薄になった。選挙資金も同様の傾向だ。今でも記憶が鮮明な安倍から河井案里に流れた1億5000万円もこうした事に基盤を置いている。因みに自民党の全派閥の合計収入は1993年に70億円あったのが2003年には20億円に減ったとのことだ。こうした背景から見て広島は如何に歪であったかが窺える。小選挙区制が敷かれ、企業献金が政党以外へのものを禁止するようになって派閥の存在は薄くなった。その結果、無派閥で当選する議員の数が増加し、初当選した議員の数が増大した。この辺りからであろうか議員の資質が低下したような気がしている。今は安倍晋三がそうしたように、派閥内の者を人事で重用する傾向が強くなり、派閥に属する議員の数が増えてきて、今は2割程度に達しているという。政党交付金は国民1人当たり259円の負担で総額を算出する。自民党は169億4780万円を受け取り、今選挙で躍進の日本維新の会は19億2245万円になった。自民党は助成金に約7割を依存している。之に対して共産党は助成金は貰わず、自己調達で、173億8464億円を稼ぎ出す。公明党は助成金に頼るのは25%で、他は自前で稼いでいる。政治資金は1990年前半のピーク時に比べて83%減と激減し、政治資金の全体額は169億円と1990年の5%減だ、この間の数字の上の相関が良く理解出来ないが、兎も角激減している。自民党で26億円、共産党は9億円、そしてれいわ新選が2億円超集めている。政治と金のスキャンダルを無くそうと、企業献金を制限し、政党交付金を充てるようなったが、政党交付金と共に定着したのが政治資金パーティーだ。今はコロナで下火だが、実質的企業献金の別ルート的存在になっている。公明正大、国民の目に疑惑をもたらさない政治はなかなか実現出来ない。
2022.01.12
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今日は雨が降りそうな中、ウォーキングは第2160日目で、8004歩だった。婿殿と一緒に城南宮にお祓いを受けに行った。人も車もいっぺんに済ませて、お札を貰って帰った。お祓いを受けるのは8家族ほどだった。コロナ対策で、前後2列に別れてのお詣りとなった。車の方は、よその車と2台が同時にお祓いを受けた。雪交じりの雨が降っているので、規定の位置よりも前に車を進めてのお祓いだった。正月も今日くらいになると、人出は少ない。雨が降ったからでもあろうが、空いていて良かった。一方で、婿殿が人に頼まれてお札を貰おうと、次ぎに出かけたのは御金神社だ。全く初めて聞く名前だ。御池通から西洞院通りを少し北上したところになる。婿殿の案内で神社の前を車で通ったが、何と長蛇の列だ。諦めて、ブライトンホテルの喫茶店で、おいしいサラダやパンを頂いた。ホテルの中に、「燔」というお肉の店があった。「ひもろぎ」と読むとのことで、意味は焼くとか燃やす又はあぶると言う意味のようだ。何と難しい名前を付けたものだ。ホテルも何やら淋しそうな感じだ。コーヒーやサラダを食べて時間が経っていたので、御金神社がどうなっているか再度行って見た。しかし、行列は相変わらずだった。再度来ようとのことにして、仕方なく、そのまま帰ることにし、婿殿を四条河原町に降ろして、何時もの道を帰宅した。朝が早かったせいか、帰り着く寸前は、非常に眠くなって、運転が辛かった。 御金神社が何故にこのような人気があるのか調べてみた。伊邪那岐命と伊邪那美命の皇子である金山毘古命を主祭神とし、天照大御神と月読命の三神をお祀りしている。金・銀・銅をはじめとする全ての金属類、鉱山、鉱物(鉱石)を護っているとのことだ。実のところあまり聞き慣れない神様だ。お金は元より、金属にまつわる神で、鉱山、鉱物や宝石などをはじめ、飛行機、船舶等も所掌されているとか。それならば、一度、お詣りに来なければならないだろう。銀杏が御神木とか、樹齢200年を超え、樹高約22m・幹回り2m以上だそうだ。京都市内有数の大樹とのことで、初めて知った。また、銀杏は、樹内に水分を溜めることから、火事の際には水を噴くとして、人々の生活を守ると云う事も初めて知った。どんな環境でも枯れることがないと言われ、「繁栄・発展」や「不老長寿」の象徴とされている。さらに、葉の形が八方向に広がっているところから「末広がり」として、大変縁起が良いとのことだ。私の大学の校章も銀杏だが、此方は一寸まとまりすぎた形をしている。ゴルフ仲閒の人が、毎年ギンナンを配ってくれるが、ギンナンの実は、育つまで長い時間を要するものの、一度実ると豊富に実が付くため、願いが「身に成る」と言われているのだそうだ。いやはや、急に詣りたくなったのと、行列を成す理由が分かったような気がしている。***お正月のお詣りに関連してでもないが、日本には厄除けと招福という概念がある。今年の正月は矢張り厄除け(コロナ対策)が筆頭だろう。そのためには過密を避けることも肝要だし、賑わいとは裏腹だ。日経のコラム「十選」で、厄除けと招福の日本画が挙げられていた。厄除けと招福が交互に掲げられているが、厄除けについてみてみる。昔から名前を聞いた鍾馗さんだが、彼は玄宗皇帝の枕元で、高熱の皇帝につく疫病神を退治したのだ。何やら赤く描かれているのは疱瘡避けに効果があるとのことだ。今回のコロナには効かないのだろうか。鎮西八郎為朝も厄除けで期待される存在だとか。八丈島に渡った為朝が、島に襲いかかる疱瘡を追い返したのだとか。共に疱瘡が対象だとのことだ。為朝は疱瘡を痛めつけることなく折り合いを付ける形で抑え込んだとか。何やらウイズコロナのような扱いだ。他にも、富士山、ダルマ、鯛車が描かれた赤絵(疱瘡絵)も使われたようだ。コレラに対しては加藤清正も疫れい神としてとして描かれているようだ。コレラは米国船がもたらしたとのことだが、オミクロン株も又米軍が広めたと言っても良い感じだ。コロナで、中国を指弾するのも良いが、オミクロンを持ち込まないで貰いたい。自ら身を律してほしいものだ。素戔嗚尊も、菅原道真も又疫病を抑え込む神として崇められる。大津絵で描かれた「鬼鼠柊図」では鼠に追いかけられて柱に上る鬼がコミカルに描かれている。鼠に震え上がる赤鬼は、ワクチンや治療薬の動物実験に使われるマウスを恐れているようでもあり、なんだか通じる感じだ。それにしても、ワクチンも、治療薬も、日本製が出てこないのでは、赤鬼も、悠然としているかも知れない。招福で1つ如何にもめでたそうな絵は、歌川国貞の「金のなる木繁栄の図」だ。中央に弁財天、両脇に恵比寿と大黒が配され、背景の木の枝には鈴なりの小判と来ている。コロナが去って、この絵のようなハッピーが訪れることを願おう。
2022.01.11
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今日のウォーキングは第2159日目で9781歩だった。連れ合いのご近所ウォーキングのお仲間さんが陶磁器を見に来るとのことだったが、コロナの関係で、延期となったようだ。連れ合いと、昼食代わりに安満公園のスターバックスに出かけた。三連休の最終日とあって、公園は小さな子供連れの家族が大勢来ていた。之くらい広いと、公園としては意味がある。緑が増えれば更に良いが、前後をJRと阪急、新幹線が通過するのが見えるのは、良い感じだ。夕方、婿殿が肉を持ってやってきた。少し遅くなった夕食を美味しく頂いた。***日経に8回に亘って「成長の未来図」というコラムが掲載された。之を読むと、日本が如何に硬直的であるかが知れ、なんだか情けなくなる。こうした事も、在任期間が長いだけで何ら取り柄のなかった安倍晋三のせいではないかと思ってしまう。事実そうなのだろう。全てを書くことは出来ないが、掻い摘まんで、気になるところを書き出した。資本主義の危機が過去3回訪れている。1回目は1929年の世界大恐慌、2回目は米ソ対立の冷戦期、そして3回目が現在だという。資本主義と民主主義が、巧く機能しなくなり、中国の台頭や、権威主義国家の出現を許している。富の偏在をもたらし、格差が急激に拡大している。アメリカでは所得別人口の上位1%が稼いだ額の合計が所得に占める割合を見ると、過去30年で、14%から19%にまで増大している。ジニ係数は0.40と確実に格差が広がっている。実質賃金の伸び率とGDPの伸び率の相関を見たとき、リトアニアがトップで、アイルランドやその他北欧の国が優れていることが分かる。日本は、ジニ係数は0.33と北欧よりも高く、幸福度は低い。急成長を遂げる中国はGDPの伸びが9%と日米欧を遙かに凌ぐが、ジニ係数は高く、幸福度も低い。習近平が言い出した「共同富裕」は金持ちを叩くこと平等化を得ようとする歪なやり方だ。仕事への熱意とその満足度の相関では日本は最低だ。アメリカは高く、北欧諸国も又高い満足度を有している。やる気が無い、即ち会社に於ける満足度の低さは、企業の成長を阻み、以て社員の不満を更に増すという負のサイクルだ。こう考えると、過去30年所得が上がらないままでは、良い結果が出るはずもないということだ。テイラーの科学的管理法で飛躍的に伸びた時代は終わり、今や心の幸福度が改革のために重要であることが言われ出している。日本は終身雇用の残渣で、革新の気概が失われている。転職して、自分に合った職種に移ることは日本では難しい。アメリカ辺りは可成り自由に転職が成されている。2008年以降金融・保険からの流出は1.4万人だが、IT産業では8000人の流入超過になっている。日本ではこうした再就職が簡単に進められる仕組みがなく、心理的にもそうなっていない。改革の機会を自ら逃しているとも言えそうだ。OECDが言う「社会エレベーター」がある。各国の所得格差の大きさや教育・雇用を通じて階層が変わる確率の事だ。現在の不平等と世代間の所得流動性では、貧しい家庭出身の子供が平均所得に到達するのにOECD諸国平均で少なくとも5世代または150年かかることになるという。カーストのあるインドではこれが7世代約210年掛かるとされる。しかし、インドでもITの時代では、目覚ましい速度のエレベーターもあるようだ。日本の場合は、OECD平均よりはやや短い4世代だとのことだがエレベーターの速度は全体的に遅く停滞が大きいという。ユネスコの調査では、大人になったときに親世代より経済状況が良くなっているかを問うたとき、日本の「はい」の比率が28%で最低。ドイツ(54%)、米国(43%)に遠く及ばない。寡占がダイナミズムを奪うという点では例として、GAFA等が、競合する企業を丸ごとM&Aして競争を阻止することが問題となっている。また、研究費の割合で見ると、日本の研究開発費の伸びは20年間で30%に留まっているのに対し、中国では13倍、米欧も7割アップとなっていることから見劣りが激しい。センテナリアン(centenarian)という言葉を初めて知った。一般に100歳以上の人のことだが、今世紀に人類は最長寿命が130歳まで伸びる確率が13%だという論文が発表された。然し日本では100歳まで生きたいと答えた人はたった6.8%だ。働き場所もない現状ではそうしたところだろう。リモートワークや自動化の技術で、こうした高齢者が働けるようにすれば、経済に貢献するのだが。欧米の高齢者の経済貢献度はGDPの7.3%に相当するとの計算もあり、建設業(5.9%)、小売業(5.7%)を凌ぐ。少子化を憂うる前に考えるべき点だ。更に、人に投資をとか、男女の平等が産む偉大な力などが述べられている。残念ながら、このところ大きく言われ出したジェンダーフリーも日本は156ヶ国中120位と、先進国では最下位だ。こうした事を見ても、如何に日本が後進国であるかを痛感させられる。
2022.01.10
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今日のウォーキングは第2158日目で8975歩だった。今日は終日家に居た。***新型コロナは第6波に突入し、ピークがどうなるのかさえ見えない。現代の、科学が万能な時代にあってさえこの様子だから、昔は大変だっただろうと想像に難くない。ヨーロッパを席巻したスペイン風邪のことは良く引用されるので知っていたが、それ以前にロシア風邪なるものが流行したことが書かれていた。ロシア風邪は約130年前の1889年にロシア帝国のブハラ(現ウズベキスタンの都市)で最初に確認された。1990年にかけて世界で猛威を振い、1995年ごろまでの6年間流行を繰り返した。その間約100万人の犠牲者を出す大流行をしたとのことだ。これまで、スペイン風邪同様にインフルエンザとされていた。ところが最近になって、科学者らは新型コロナウイルスが当時のロシア風邪の症状と似ていると気づいて検証を始めた。そもそも、新型コロナとインフルエンザのウイルスの違いを思い出してみよう。新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは、大きさも形も非常によく似ていて、いずれも直径約100nmの球状だ。カプシドというタンパク質の殻の中にゲノム(遺伝物質)が入った構造だが、詳しいことは飛ばそう。両ウイルスとも、表面にタンパク質がとげ(突起)のようについていて、ウイルスが人体に感染する際、このタンパク質が人体の細胞にある受容体と結合する。新型コロナとインフルは表面についているタンパク質の種類が違うので、対応する受容体も異なることになる。人に感染するウイルスは7種類だとのことで、日常的に感染しているのは「OC43」 等の4種類だ。このOC43が人の体内に入ってきたのは19世紀後半、おそらくは1890年代前半ではないかとされる。そして、1800年代に深刻な流行を引き起こした後に、徐々に、ありふれた軽い症状を引き起こす病原体の一つになっていった可能性がある。このタイミングから考えて、OC43こそが1890年の「ロシア風邪」の大流行を引き起こしたウイルスではないかというのだ。一方、新型コロナに対して働く受容体はACE2(Angiotensin-Converting Enzyme 2)という。このACE2は肺、腸、腎臓、眼、脳など多数の臓器の細胞に存在しているので、新型コロナによって障害を受ける臓器も多岐にわたると考えられている。こうしてみてみると、素人にはコロナとインフルエンザは、ほぼ同じように見える。ただ、重症度はコロナの方が高いことと、国内ではまだ新型コロナのワクチンがないこと、治療薬も万全でない事が挙げられる。次に、新型コロナの大きな特徴として、無症状率の高さが挙げられる。新型コロナは、症状のない状態でも、既に多くの人に移している可能性が高いのだ。これが厄介だ。自分は症状がないから大丈夫と思っても実は感染していて、他人に移す可能性があるのだ。従って症状が無いと言うだけで安心してはいけないと言うことだ。ロシア風邪はインフルエンザウイルスが原因のスペイン風邪より感染力が強いことなどから、新型コロナに似ていると見做され出した。まずウシからヒトにうつるようになったコロナウイルスが感染症に無防備だった社会にロシア風邪を広げた。そのうち人々は集団免疫を獲得すると共に、ウイルス自身も変異を重ね、ほとんどの人が軽い症状で済む現在のOC43に至ったとされている。ウイルスの正体さえ分からず、ワクチンもない時代だったが、集団免疫とウイルスの変異で感染は落ち着いたというわけだ。新型コロナウイルスの場合は、これからどう展開するか分からないが、インフルエンザウイルスが原因のスペイン風邪より感染力が強いとされるものの、5000万人が犠牲になったとされるスペイン風邪迄には至らないこの辺りで終息してくれることを切に願うばかりだ。ロシア風邪のコロナは風邪のウイルスになったのかも知れないが、新型コロナの変異型「オミクロン型」は重症化率が低いとされるもののウイルスの気まぐれ(変異など)はあてにならない。さて、色々学んでもじっと耐えるしかないようだ。
2022.01.09
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今日のウォーキングは第2157日目で、10539歩だった。今日は姉の希望もあって長次郎で昼食した。コロナ禍で姉の状況は気になるところだが、何時も連れ合いが電話を入れて状況把握と話し相手になってくれている。弟の私は電話する気があっても、「元気ですか?」で終わってしまいそうでついつい掛けそびれるが、そこを何時も上手くフォローしてくれていてありがたい。ホームでもまずまずの食事を出してくれているようだが、何時も同じだとマンネリになって仕舞うのは否めない。話し相手は居るものの、これも又頼りないので、たまの外出は刺激になるようだ。我々と同じ量だけ(といっても我々の食べる量も減っているのだが)美味しそうに平らげた。食後、例によって安満公園のスターバックスに行った。3連休の初日もあって、家族連れが前の公園で大勢集っていた。連れ合いがケーキを買ってくると、姉は「お腹がいっぱい」と言いながらも「之は別腹」と少し食べていた。暫く歓談後、姉を送って帰宅した。夕方、連れ合いは町内の役員会に出席した。副会長の任を終え、来年はお定まりの会計監査を仰せつかったようだ。***昨年の12月25日、ソ連が崩壊して30周年となる。そんな追憶を12月初めにもしたが、クリスマスイブにも再掲載されていた。エリツィンから引き継いだプーチンはやすやすと西側の一員にはならず、独裁専制の道をけたたましく走り続けている。そんな記事だ。その中で、トロイカ体制(トロイカは3頭立ての馬そりの意)で進むはずとの意味で、「民主主義」「市場経済」「基本的人権」を3頭に見立てた解説があったが、何時からそうなんったのだろうか。あくまでも、最初の意味は、かつてソ連に君臨したスターリンの死後、マレンコフ、フルシチョフ、ヴォロシーロフら三人が権力を分散して国政を担当した集団指導体制の称から来たものであったのだが。意味合いとしては「民主主義」・・・、といった希望であったのかも知れない。それがプーチン政権になって、「専制主義」「統制経済」「国家権力」に置き換わったという。経済は停滞したままで、国を支えるのは、石油・天然ガスそして素材や武器、農作物などで、ソ連時代と変わらない。西側に入るわけでもなく、むしろ距離を置く。ロシア以上に覇権主義の中国に取り込まれていくのではとの見方もあるくらいだ。然し、それはないだろう、むしろ孤立した金正恩のようになるかも知れない。強権主義の常套手段で、国外に敵を作り、その敵を懲らしめると言った形の人気取りを進める。国民はソ連時代の脈々として歴史を振り返って、郷愁に更けるだろうが、若い世代は、西側の文化に触れ、揺らぐ。ソ連時代に郷愁を感じる世代でも、プーチンをスターリンに重ねてみる様になって仕舞いそうだ。プーチンの時代に一時経済が好転した。然しそれはプーチンの改革がもたらしたものではなく、石油の価格が高騰した故に他ならない。その後は石油の価格の低下と共にそうした恩恵からは遠ざかり、石油関係者を重用するあまり、新たな改革への資金の投入が置いてきぼりになった。経済的な裏付けのないまま、権威主義が先行し、クリミアの併合やウクライナ東部紛争への介入など、専ら、力に依る外交を推進してきた。そのことがまた、米欧による経済制裁によって更なる困窮を来たした。米欧は、じわりと旧東側の国々をNATOに取り込むことでロシアを圧迫した。これは、プーチンにとって、NATOの東方拡大はしないという約束違反だと強く批判して、ウクライナを死守する形で、国境付近に軍隊を集結させ、示威行動を採っている。あたかも北朝鮮による戦浪外交のような際どい行動だ。抑えられるものなら抑えてみろ的な行動だが、一縷の外交的な交渉の余地は残しているようだ。一方、ウクライナの国民は、押し寄せてくる可能性が高いロシア軍を迎え撃つ気概を高めている。コロナ禍もあって、ロシアの経済は低迷を続ける。世界環境問題で、化石燃料の利用を取り止める方向にあるため、ロシアの経済はますます困窮する。それでも現在の国家財政を支える石油を捨てきれない。どこか、規模は違うが、かつての我が社のような国家なのだ。プーチン5選に向けた中で、国内の支持率も作為的に歪められているようだ。起死回生を狙って再度ウクライナ侵攻をと考えているとしたら、大いなる爆弾を抱えていることになる。
2022.01.08
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今日のウォーキングは第2156日目で、9750歩だった。コーナンに買い物に出た以外はゆっくりしていた。***低炭素化の方法の1つにバイオ燃料がある。自動車、飛行機、船舶などの輸送分野は世界のCO2排出量の約25%を占める。そこで考えられたのが動植物由来のバイオ燃料だ。先ず、トラックなどに使われる燃料をバイオ燃料で賄うことが考えられる。伊藤忠はファミリーマート物流拠点で、バイオ燃料を使い始めた。燃料の原料は廃食油、家畜の脂などだ。車をEVやFCVに置き変えることも考えているが、現行のトラックを使えるとのことで、バイオ燃料を試験的に使っている。然し、このバイオ燃料は皆フィンランドのネステからの輸入品だ。日本ではまだ手に入らないと云う事だ。運送業界で最もCO2削減を求められているのは航空業界だ。2030年迄にパリ協定でのCO2削減目標を達成するには2019年比で3倍のバイオ燃料を使わなければならない。バイオ燃料では日本には失敗例もある。1997年COP3で張り切ってバイオ燃料車を走らせたが、原料の廃食油が足りない上、コスト高になるとのことで頓挫した。この教訓を活かして、レボインターナショナルは今では1日に3万㍑のバイオ燃料を製造するところまで来ている。そして、こうした燃料の約9割を欧州に輸出している。ユーグレナはミドリムシと廃食油由来のバイオ燃料を製造し、陸やSAFなどへの供給を行っている。然しコストが海外のものに比べて高。今は、1リットル当たり2000円を割り込むように開発を進めている。国際民間航空機関(ICAO)も規制に乗りだしており、徹底されれば、削減対策をしていない飛行機は世界中で使えなくなってしまう。之に応えようと、官民がSAF(持続可能な航空燃料)の開発に乗りだしている。バイデン政権は2050年までに総ての航空燃料をSAFに切り替える事などを表明している。勿論研究に対する予算を付けてだ。SAFについては欧州が先行しているが、SAFは全航空燃料のたった1%しか占めていないとのことだ。ANAは米スタートアップのランザテックと購入契約を結ぶ。同社は微生物発酵を使って年間約3800万㍑生産する計画。JALは米フルグラム・バイオエナジーから調達を計画。同社は家庭ごみから年間約4160万㍑を生産する計画。こうしたSAFを国産する計画は、日揮とコスモによる食用油由来のものやIHIによる微細藻類起源のもの、東洋エンジや三菱パワーなどの木質バイオの計画もある。船舶も同様な状況におかれている。国際海事機関(IMO)も2030年までにCO2削減量を2018年比で燃費を約40%改善すると公表している。この辺りの相互比較はなかなか難しい。比較の年度も違うし、削減量の絶対量も示されていない。手始めに、豊田通商はシンガポールでバイオ燃料供給の実証試験をする。商船三井は自動車運搬船で、バイオ燃料を使った試験航行を実施する。かつて座礁による原油流出を防ぐために二重船殻の船舶を要請されたのと似た環境保全のための戦いだ。二重船殻のように物理的に変更するのではないから、なかなかその進捗具合を測れない。こうしたバイオ燃料でも、木質バイオに関しては温暖化ガスを削減出来るのか疑問視されている。逆に、殆どの場合木質バイオは化石燃料よりもCO2排出量は多くなる。又バイオマス燃料の需要が高まれば、食料用との取り合いが懸念される。
2022.01.07
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今日のウォーキングは第2155日目で、10090歩だった。連れ合いもご近所ウォーキングだったが、急遽お向かいでお喋りの会になったようだ。今年初めてのごみ出し日、年末から溜まったごみ6袋をごみ集積の辻に置きに行ったが、年末の1回分が抜けているので、山のようになっていた。***日経に「潮流2022動かす力」が掲載されていた。米中が対立する中、周辺のキーマンたちが国際政治にどのように関わってくるかを占う形のものだ。欧州議会のラインハルト・ビュティコファー議員がEUの中で対中国に関して、人権問題や民主主義を守るという観点から、中国の経済的嫌がらせに対してEUは貿易関連の制裁で応じるようにと意気軒昂だ。台湾に対しては、EUは民主主義の友として、連帯のメッセージを発信し続けることが重要と主張する。リトアニアのギタナス・ナウセーダ大統領も又対中に強硬に対応している。リトアニアは台湾を承認し、互いに大使を置いている。之には習近平はぶち切れているようだ。中国からの通関手続きを止められているが、ナウセーダはひるまない。リトアニアは、総人口が約280万人の小国だ。それでも中国に立ち向かうのは、確かにアメリカの後ろ盾があるとは云え、可成りな気骨者のようだ。日本の首相らと比べて、勢いが違う。尤も背負っている内容が違うのだが、之くらいスパッと出来無いものかとも思う。中国は小国に対してはぞんざいだが、ひるまないところが凄い。英国労働党のアンジェラ・レイナー副党首は党首の後継候補No.2だ。この人も、中国の人権問題で、ジョンソン首相が手ぬるい対応をしていると非難している。また、人権侵害に関与した中国系企業への出資者と保守党議員の癒着に対しても厳しい追及をしている。その中国では、習近平の長期政権を支える、側近たちが蠢いている。共産党中央弁公庁の丁薛祥主任は習近平と一心同体だ。中央委員候補から2階級特進の政治局員に抜擢されている。習個人の崇拝キャンペーンでは旗幟を鮮明にして政治にこだわらなければならないと、習への忠誠心を表している重慶市の陳敏爾書記は目立たずとことん尽くすタイプのようだ。あからさまなごますりでも何でもやるという感じだ。そう言えば安倍晋三にもそうした官僚たちがうじゃうじゃ居たような感じだ。ごますりでも最高幹部になって仕舞えば勝ちだとばかり、虎視眈々と雌伏している。アメリカでは民主党のステイシー・エイブラムス女史は黒人で、南部ジョージア州知事選出馬で名を売った。知事選には敗れた裏には70万票(7割が黒人)の有権者が名簿から削除されていたと判明した。どうやら現知事が不当に削除したようだ。大統領選にも大きな影響力を持つという。ニッキー・ヘイリー元国連大使も次期大統領選への出馬が取り沙汰されている。こちらはインド系の女性で、南部カロライナ州知事に当選した。州議会議事堂に掲げる南軍旗の撤去を実施した。この旗が白人優位のシンボルとして使われていたからだ。この人はトランプを非難したりサポートしたり、なんだかよく分からない。次期の大統領選挙で、こうした動きははっきりするだろう。シンガポールのローレンス・ウォン財務相はリー・シェンロン首相の後継者の最右翼だ。米中間で中立を維持している。コロナ対策で名を売ったようで、名門のリー氏に対し、一般家庭出身を強調している。インドネシアのガンジャル中部ジャワ州知事は現ジョコ大統領の後継として最高の25.8%の支持率を誇っている。しかし、組織を牛耳る党首メガワティ元大統領は長女のプアン国会議長を推すが、人気は今一つとのことだ。こうした人たちの動向を見ていきたい。
2022.01.06
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今朝は姫が3時に起きて湘南へ帰った。婿殿は、大阪勤務故にそのままゆっくりする。大きな荷物を車に積み込んで、3時30分には出発した。高速道路の深夜割りは、4時までに高速に入ることが条件のようだ。途中眠くならないかなど心配したが、途中朝日を浴びた冠雪の富士の写真を送ってくるなど、快適なドライブだったようだ。私は、少し寝て今日のウォーキングは第2154日目で、8836歩だった。今日こそはお祓いを受けようと、婿殿と共に、城南宮に行ったが、まだ本殿内は超過密のようで、外も人で溢れていたので、先送りにして帰った。途中で、三田屋に寄って、この正月最後の豪華食事をした。帰宅後、婿殿を送って大阪市内まで往復した。なかなかしゃれた住居だったので安心して帰ってきた。***今日の沖縄県のコロナ感染者は、新たに623人だ。わずか2日で5倍弱に急増した、驚きの数字であり、第6波はもはや始まっている感じだ。ところが新厚労相の後藤茂之は第6波を論じる時期では無いと言っていた。どこまですっとぼけているのだろうかと、少々腹立たしい。後手後手もいいところだ。沖縄は以前から感染者が多いが、どうやら米軍にその根拠があるようだ。コロナのクラスターが発生したキャンプ・ハンセンだが、その後も、平気で市内に出入りしていて、中にはマスク未着用の者もいた。彼らがオミクロンのウイルスをまき散らしている。同様のことが、岩国基地のある山口県でも起こっており、之も米軍基地故のことだ。また、昨年末には神奈川県の米海軍横須賀基地でもクラスター発生が発生している。日本の水際対策が米軍に適用できない。日米地位協定の規定と米軍の甘い感染防止対策が、国内のオミクロン株流行を早めた事は間違い無い。この結果に対して、岸田首相も米軍に憤慨しているとのことだが、具体的なアクションはあったのだろうか。こうした事が起こる度に、安倍晋三のノー天気なトランプ接待を思い起こす。日本は未だにアメリカに従属しているのか。独立国家では無いのかと言った気分にさせる。まるで舐められているとしか言いようが無い。治外法権で完全にロックアウトしているならまだ良いが、オミクロン株をひっさげて市内に出てくるのだから始末に悪い。岸田は、こうした状況に腹を立てたとは言うが、その後なんらかの行動に出たかについては書かれていない。まるで犬の遠吠えなのか。それくらいなら誰でも出来る。玉城知事は基地従業員と同じ系統のオミクロン株が市中で広がっていることを図で示し、「米軍からのしみ出しが感染拡大の要因になっていることは間違いない」と明言している。こんな事では、日本が三密を避け、うがい・手洗いを励行し、ソーシャルディスタンスを採って等と言った対策は、全く意味を成さない。こうした対策は全く無意味になって仕舞う。横浜基地の従業員は 「いくら入国制限をしても穴の開いたバケツだ」と吐き捨てている。至言だ。どうやら基地内(アメリカ)では施設においては、ワクチン接種済みならマスク着用の義務はないとされているようだ。何とも馬鹿げた話ではないか。米軍基地は日本にあって、アメリカの地続きではないのだ。郷に入れば郷に従うと云う事を知らないのか。これでアメリカが日本を守っているなどとは云って欲しくない。アメリカで、1日100万人を越える感染者が出て、それを軍用機で運び込み、何ら入国に制限がないとなれば、今日の結果は誰が考えても明白だろう。厚労相で言えないなら防衛相から言えという感じだが、恐らく縦割り、誰も動かないのだろう。腹を立てた岸田首相が、部下に愚痴を並べ立てるのではなく、「ヘイ、ジョー」と、バイデンに直接電話するくらいの行動を起こせと言いたい。そこまで親しくなっていないと云う事か・・・、情けない・。
2022.01.05
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今日のウォーキングは第2153日目で9072歩だった。今日も姫夫婦と4人で、高槻のスターバックスに出かけた。客は大勢来ていたようだが、運良く広い席が空いたので、コーヒーを頂いた。帰りに長次郎で夕食を食べた。帰りが遅くなったが、連れ合いの年賀状の作成をした。当初50枚程度だったが、結局その倍ほど追加で出すことになった。年賀状を断ち切るのは結構難しい。もう終了というのは簡単そうだが、来た年賀状を無視することはなかなか出来ない。***恒例なのか、2022年の10大リスクが新聞に出ていた。何といっても第1位は「No zero Covid」(ゼロコロナ政策の失敗)だ。筆致としては、中国が新型コロナウイルスの変異型を完全に封じ込められず、経済の混乱が世界に広がる可能性があるという。当の中国は、その後の世界のまん延を尻目にオリンピックの開催を断行しようとしている。東京五輪は、何とかなったが、果たして中国ではどうなるかだ。去年のコロナは第2位で、トップは米国46代大統領とあったが、之はトランプが負けたことでリスクは回避されたのだろうか。コロナがなければ、米国の動向が世界を左右することは以前と同じだ。新型コロナに就いては、新聞では、先進国はワクチン接種や治療薬の普及でパンデミック(感染大流行)の終わりが見えるとしているが、今のところ現実はそう動いていない。中国は徹底的なロックアウトで、有無を言わさず抑え込もうと必死だ。しかし、1000万人以上の大都市西安を丸ごと封鎖してしまうのは、全く現実離れしている。中国も、最近は1日200人の感染増を報告しているようだが、依然死者は増加していない。何か隠されているのではないかと思う。発展途上国と貧困国とが大きく案じられているが、先進国の方が実質大きな被害を被っているようだ。いつまでこの状態が続くのか、治療薬はどうなっているのか、モルヌピラビル以外の治療薬が出てくるのはいつか、とても気になるところだ。2番目のリスクは、巨大ハイテク企業による経済・社会の支配(テクノポーラーの世界と言うようだが、何とも新語が氾濫する)だとする。こうしたIT企業の時価総額は何と天文学的な数字になって仕舞う。民間企業が政府をも動かし兼ねない勢いだ。こうした力(財力)のある企業が、独善的に動いたら、世界の経済はどうなってしまうのだろうか。政府の思惑とは違って、米中間、または米欧間の緊張が高まることが懸念材料だ。第3番目は米議会の中間選挙後の混乱を挙げている。コロナの長期化で、アメリカも揺らぐ。野党・共和党が上下院の過半数を奪還することがほぼ確実視されている。バイデンの指導力、最悪の場合、トランプの再登場になりかねない。アメリカも小さくなった。それに反して中国の台頭は凄まじい。第4位からは細かな言及がないが、中国の国内政策が挙げられ、習近平の独裁政権が今後の世界をどう動かしていくのかが関心事だ。個人的には一帯一路が、同世界を歪めていくかに関心がある。更に直接的には、ウイグル族がどのようになっていくかだが、日本はこうした事を遠い問題として熱心でないことで、世界に於ける地位が高まらないのだろう。第5位はロシアだ。之もプーチンのほぼ永世支配が現実化している。ウクライナや、ベラルーシがどうなっていくかだ。東ウクライナの小競り合いが、世界の平和をかき乱す原因にもなりかねない。トルコの問題は昨年からの継続で挙げられている。かつてオスマントルコが世界を席巻したが、このトルコという国は、東西の両世界の中間にあって、特異な存在である事は確かだ。ここもエルドアンが長期政権を敷くようだ。なによりも先ず、今年はコロナの猛威を封じ込めることに全力を投入して貰いたいものだ。
2022.01.04
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今日のウォーキングは第2152日目で、8067歩だった。今日は連れ合い、姫夫妻と友に三社詣りに出掛けた。先ず、若山神社でおみくじを引いて大吉が出た。去年よりは幸先が良い。そこから、水無瀬神宮に参ったが、まだおみくじなどの場所は開かれていなかった。水無瀬神宮は、もう少し力を入れた方が良いのではと思う。そこから、姫達とは別行動で、三社目のお詣りで城南宮へ出かけた。中に入ってお祓いを受けることも考えていたが、行列が出来ていて、密なので、後日に出かけることとし、距離を開けながら外からお詣りした。城南宮でのおみくじは吉と出た。通常の順位は、大吉の次が吉なので、今年は良いことがあるかも知れない。取りあえずはコロナを凌げるようにして貰いたい。帰って、木曽路に周り、弁当をテイクアウトして帰った。***ハプティクスという言葉を初めて知った。ギリシャ語で触るを意味する動詞が語源だとのことだ。ハプティクスの意味は「利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテクノロジーである」とのことだ。最近、このハプティクス技術に注目が集まっている。振動で手触りや衝撃を再現することで仮想空間の中に入り込むことが出来、現実世界とは異なった経験ができる。VR(仮想空間)の話はゲームなどの世界では現実に使われているようだ。似た言葉に、AR(拡張現実)がある。正直その違いをちゃんと説明できないが、定義などを見てもその差を語るのは微妙なことだ。ARは現実世界で人が感知できる情報に、「何か別の情報」を加え、その現実を拡張するともいえる。このコロナ禍で、海外渡航も出来ないことから、私などは、例えばパリの市街を歩いて、ルーブル博物館に入る等の仮想体験が出来るようにし、更には、その絵画の背景説明などにも没入できると言った事が出来れば良いなと思っている。ゴーグルを被ってそうした体験が出来るようでもあるが、もっとポピュラーになったら、敢えて人混みの中に行かなくても用事が足せるというものだ。ARの場で、ある物に触れたら、実際にそのものに触れていると言った触覚も備えている。さらに、身近な応用例はアップルのスマートフォンでのクリック感だ。実際は振動しているだけだが、「カチッ」とボタンを押していると錯覚する。センサーが指の圧力を感知すると、磁石とコイルによって振動が生じる仕組みだ。既に、2001年ごろには米大手自動車メーカーのカーナビゲーションのタッチにも同社の振動技術を導入していたという。我々も何やら既に実体験していることのようだ。私は、ゲーム機などを使わないので知らなかったが、ゲームの中では、そうした感覚なども採り入れられているようだ。それが昂じると、実際にはスポーツなどをしていないにも関わらず、自分は身体を動かしている気になってしまい、足腰の機能が減衰することも考えられる。やがて未来人間は、手足の機能が衰えて、脳だけが大きくなり、短命に終わるかも知れないなどと考えてしまう。***短く纏めることは、なかなか難しい***
2022.01.03
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今日のウォーキングは第2151日目で、9091歩だった。元旦の喧噪が去り、何やら静謐な正月がやってきた。雑煮とおせちにも飽いて、コーナンにマクドナルドを食べに出かけた。今日は1日お酒を飲まずに過ごした。三井造船時代の先輩が年賀状で、「船台のクレーンに三菱のマークがついて淋しい限りです、常石造船が大手に近くなるとは思いませんでした」とのコメントを書いてよこした。全く同じ気持ちだ。三井が三菱に喰われ、えん配下で仕事をしているような。又居城を乗っ取られてしまったかのような気持ちになる。別の人からは「商船がなくなり寂しいですね」とのコメントだ。商船というのは商船設計のことで、古巣がなくなったとの意味なのだ。之も堪える。年賀状は様々だ。コロナを疎ましく、生活が制限されたと云う事を共有する人は多い。中には前向きに、今年こそはコロナから解放されて云々と述べている人もいる。逆に3年は掛かるだろうとの見方の人がいるかと思えば、所謂ウイズコロナは仕方の無いことと捉えている人もいる。歳も取ったので、この年賀状を最後としたいとのコメントもある。確か私よりも若かったのにと思うがそれぞれだ。そんな中、尊敬していた元の職場の先輩からそうした通知を受けることは、とても淋しい気分になる。人と人の繋がりがベースだと思っていたが、会社という、極めて閉鎖的な社会だけでの付き合いであったことを想起するからだ。義理で出す年賀状もある。私の場合、過去のある年に2年ほど、年賀状を書かなかったのでそうした人は整理されたが、その後も交信している人は60名余いる。連れ合いの場合は、先生をしていた関係もあり教え子さん達から沢山届く。かつては、300枚余もあったかという数も減らして、220枚程度にしていた。今年の年賀状は絞ろうとして、年末に出したのは46枚だけだった。然し到来した数は、現状でもその3倍に達し、貰ったからには出さないわけに行かないと、頑張っている。そんな中にも、日常を語ってくれる人もいる。人はそれぞれだが、又これから先、物理的な接触は無いかも知れないがその1言でそれら総てが断ち切られるようで、極めて淋しい。若い後輩さん達は今の取り組みなどを報告しているのもある。中には例文だけの印刷でやってくるのもある。之などは生存確認のような通知状だ。まぁ来ないよりはましかなという気はするが、之も味気ない。逆に、自分の思いや過ぎた1年の動向などを印刷して賀状に添えている人もいるが、之など1年の無沙汰を、年賀状に託した近況報告的なものになっている。日頃の無沙汰を述べ、又会いましょう的な内容もある。概して、背景の絵などにこっている人もいるし、家族の幸せそうな写真を印刷する人もいる。ゴルフを頑張ろうとか、良いスコアをとかの話はごく限られた仲間からだ。年賀状は手間が掛かるから少ない方が良いと思うものの、矢張り止められない気分で、三が日は格闘することになる。
2022.01.02
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年が明けた。今日のウォーキングは初日の出と初詣を兼ねて、若山神社へ上った。通算2150日目8506歩だった。小雪がぱらつき、地面は濡れていた。今までなら差ほど思わなかった神社への坂道は、急に勾配を増したように感じで、喘ぎながらの往路だ。鳥居を過ぎて神社への階段も休み休みとなった。神社に着くと、木々や社は白いかぶりものを着けているようだ。若い人たちが大勢集まっていて、初日の出を待っていた。生憎日の出は雲に隠れて太陽は見えなかった。朝来る約束の太郎君一家は、遅れて11時頃にやってきた。お屠蘇と雑煮を食べて、お年玉を貰った孫達は、喜色満面だった。一旦家に帰って、夕食に再び現れた。今度は肉三昧で、夕食を堪能していた。最近の若者はおせち料理には振り向かず、肉一辺倒のようだ。実に喰いっぷりが良い。用意した1500gの肉は完食だ。***老化を防ぐ治療薬の開発が進んでいる。老いの原因である老化細胞を除去するための薬の開発に成功したとのことだ。まだマウス実験段階だが、実用化されれば、老いずに歳を重ねるということができるという。GLS-1という酵素の働きを阻害する薬剤によって、老化細胞の多くが除去され、老年病や老化が改善する。人間の体は60兆個の細胞で出来ていてその細胞のなかには、不老不死に近い幹細胞がある。他の多くの細胞は、そこから分化して分裂していったもので、この細胞は不老不死ではない。一部の幹細胞を除いた多くは、50~60回ほどの分裂で老化細胞になっていく。また、紫外線や放射線などの過剰なストレスが細胞の分裂回数が限界以内でも老化細胞になってしまうものもある。皮膚のシワも老化細胞によって、微小ながら過剰な炎症が起きているのだしかし、細胞老化が、がん細胞の増殖を抑える役目もあるため、一概に老化細胞が悪いとは言い切れない。さらに、老化と薄毛は関係ない可能性が高いとのことだ。薄毛は男性ホルモンであるテストステロンの存在によるものだ。したがって、老化細胞を除去することで薄毛が改善するかというと、残念ながらその効果は、現状ではわからないという。白髪と老化の関係性もまだわかっていない。細胞が老化してくると、細胞小器官のリソソームの膜に傷がついてしまい、そこから内部の酸性物質が染み出してきて細胞全体が酸性になる。その酸化で、普通細胞は死んでしまうはずだが、老化細胞はGLS-1という酵素を大量に発現させて、活性化し、生き延びてしまうのだ。GLS-1という酵素はグルタミンを代謝する過程で多くのアンモニアをつくり、このアンモニアのアルカリ性が酸性化していた老化細胞を中和してしまい、老化細胞を延命させてしまうというのだ。研究により、老化細胞を延命させる特定物質、GLS-1を見つけ出すことに成功したとのことで、このGLS-1の働きを阻害することで、老化した細胞を正しく排出する事になるのだ。老化細胞は、それ以上細胞分裂はしないが、SASP(Senescence-Associated Secretory Phenotype=細胞老化関連分泌現象)を起こして炎症性タンパク質を分泌する。このSASPによって臓器や組織に引き起こされた慢性炎症が、加齢性の疾患の原因(脳の神経細胞ではアルツハイマー病などの認知症の原因のひとつ)となってしまうのだ。目では緑内障や白内障など、血管の老化では動脈硬化、呼吸器系の臓器においては心不全や心筋梗塞、肺の機能低下、あるいは血中のインスリンに対する感受性が低くなることで血糖値のコントロールがうまくいかなくなり、糖尿病のリスクも高くなると言ったことを引き起こすのだ。こうしたサプリメントが出来れば良いと思うが、私には間に合わないかも知れない。
2022.01.01
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