全31件 (31件中 1-31件目)
1
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。必需品の電気敷布が壊れた。コーナンへ持って行ったが果たして直るのだろうか。***先月18日、日本と韓国の造船業についてみてきたが、それによると、韓国の造船業は、構造調整に入り、労働組合の「習慣性ストライキ」で沈没寸前だということだった。特に造船業界は現代重工業が全面ストに入ると共に、大宇造船海洋も同様にストに入ると云う状態だった。今日の日経新聞では、その現代重工が大宇造船海洋を買収することになったと報じている。サムスン重工業にも大宇造船海洋の株式引受の打診を受けているが、サムスン重工業は海洋プラントの赤字続きで、好条件の提示は難しそうだ。そうなると、韓国の1位と3位、即ち世界の1位と3位の造船会社が合体することで、2位の韓国サムスン重工業の2倍となる巨大造船会社が誕生する。前回も見てきたように、韓国の造船業は政府主導で強化を進めていて、日本や中国の脅威となっている。韓国政府によると、同国の2018年の船舶受注量は2400万総トン。第2位が中国で1860万総トン、次いで日本の720万総トンだった。2018年に韓国は中国を抜いて7年ぶりに首位に立ったのだ。中でも、日本勢が得意とする単価の高い液化天然ガス(LNG)船を韓国大手3社が世界の9割を受注した。韓国造船業界は1990年代に現代重工と大宇造船、サムスン重工業の大手3社体制で進められてきたが、それ以来の大型再編になる。政府主導で、韓国の造船業界は3強から2強体制に移ることが方向付けられた。こうして、韓国造船業は企業を巨大化することで、同じ設計の船をまとめて多数受注し、資材費などのコストを軽減するという規模のメリット(スケールメリット)を生かして低価格戦略で高いシェアを獲得してきたが、更にその方向を強める形だ。大宇造船の株式の56%を保有する韓国の政府系金融機関の韓国産業銀行と現代重工グループが新会社を設立し、その新会社が大宇造船株を受け取る形になる。大宇造船は過去に安値受注を重ね、2015年12月期に2兆1244億ウォン(約2080億円)の営業赤字を計上。破綻寸前まで追い込まれた。韓国政府は政府系金融機関を通じて2015~17年に総額約12兆ウォンの金融支援を大宇造船に実施したとされる。海運会社に対しても船舶の更新時に補助金を支給している。この大型合併の背景には、こう言った事情もあり、韓国政府は肝いりで、合併を推進したもののようだ。造船業の巨大化は、予て問題にしていて、日本政府はこうした動きが、世界貿易機関(WTO)が定める補助金協定に違反しているとして、WTOへの提訴を前提に、2国間協議をもったようだが、互いの主張は平行線で埒は開かなかったようだ。この所、韓国政府の日本に対する接し方は異常なものがあり、日本のクレームや抗議などは全く意に介していないようだ。首位の座を奪われた中国でも韓国に対し「政府の支援による安値での受注は相当な競争を阻害する」と批判している。彼の奔放な中国をして、韓国の突出した保護政策は目に余るものがあるようだ。そのあおりを受けて、2018年には江蘇省の造船企業が破産手続きに入るなど中国の造船業は低迷が続く。今回の大型合併の買収計画も産業銀行を通じた事実上の韓国政府の仲介であり、日本は元より、中国も反発している。日本がLNG船の受注で後塵を拝したのも、韓国の安値受注が原因である。赤字計上となると政府が資金援助をして立ち直らせるやり方は、自由競争を無視した不条理なやり方だ。コンテナ船やタンカーなどの大型船を10隻以上連続で建造し、数カ月の間にまとめて納入することも珍しくない。集約された巨大な建造設備で、闇雲に安値で受注するのだ。世界市場で、特に金銭面でうるさいギリシャの海運会社などから安値受注を行ってきた。日本も昨年12月、国内最大手の今治造船が久しぶりに超大型タンカー4隻をギリシャのナビオスグループから受注した。しかし、短納期で多数の船を建造できる設備や人員が集中して必要となるため、他の手狭な国内の造船所では対応することが出来ないのだ。日本では、2013年にIHIやJFEホールディングスの造船部門が統合しジャパンマリンユナイテッド(JMU)が誕生した。だが同年に川崎重工業と三井造船(現三井E&Sホールディングス)の経営統合は破談となってしまった。そして、それ以降は大規模な再編は頓挫した形だ。最近では、米中貿易摩擦で海運需要が伸び悩み、円高傾向も強まる中、造船業界は潤沢に回っていない。日本で1位の今治造船は旧三井造船と関係が深かった南日本造船を買収。三井E&S造船は専業大手の常石造船と提携、さらには4月に中国民間最大手の揚子江船業と合弁会社を立ち上げている。韓国の理不尽な攻勢を許すと、今後の受注はやりにくくなり、日本国内企業だけの再編では追いつかず、中国の造船所を巻き込んだ再編の動きも視野に入っているようだ。すでに、三菱重工業は受注減を見越し、商船専用の長崎県の香焼工場の設備縮小を決めている。国内生産では低船価での競争力は望めなくなり、中国の造船子会社での建造も検討せざるを得ない所まで差し迫っている。韓国の圧倒的な規模を持つ造船会社の誕生で、頓挫していた造船界に再び再編の嵐が巻き起こるかも知れない。既に重工系の会社は、造船から撤退する動きもあって、かつての造船王国日本が再来する兆しは無さそうである。【古今和歌集】661.紅の色にはいでじ 隠れ沼(ぬ)のしたにかよひて恋ひは死ぬとも (きのとものり)恋の気持ちを(はっきりと)絶対に顔色には出すまい、たとえ、恋死にしてしまっても、隠れ沼の下の水のように密かに心を通わせよう
2019.01.31
コメント(0)
今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で折りかえし、帰りはシャルマンを通った。小学校の2年生の学習会もインフルエンザで学年閉鎖だ。猛威をふるっているようだ。中学校の放課後学習会はあり、参加した。連れ合いは、調子が悪く、参加を見送った。( )付のプラス、マイナスがまだ良く理解できていない子もいることに現実を見る気がした。***世界では洋上風力の発電量は急拡大する。しかし、先行しているのはヨーロッパだ。国際エネルギー機関は洋上風力の発電量について、2030年には2017年比10.8倍の5490億kW時になると予想している。イギリスやドイツで電力量に占める風力の比率が1割を超えるなど、安価で効率の高い再生可能エネルギーとの評価が高まり世界で導入機運が強まっている。ドイツのシーメンス系は出力を約3割高めた、従来型より20m以上大きな直径193mの超大型風車を2022年に投入する。シーメンスが投入するのは1月に発表した1基で1万世帯分の電力を賄うことが出来るものだ。コスト効率を高めるための風車の巨大化競争が激化している。洋上に建てるのだから大きくても近辺への悪影響はない。ただ、強度的には台風にも耐えられる構造としなければならない。シーメンスは既に台湾での実績を持っていて、台風にも耐えられる設計だという。日本への攻勢でも風が強い海域を敢えて建造場所に選ぶことを厭わないという自信を持つ。巨大化は、ますます進む傾向にある。シーメンスは5億ユーロ(約625億円)を投じてさらに大型機種を開発するとしている。一方、日本でも、最大手(世界2位)の三菱重工業が出資するMHIヴェスタスが世界最高出力の風車の開発に着手している。現時点で世界最高の出力9500kW時の風車は納入経験がある。さらに、同機種で出力を1万kWに拡大した製品も受注を始めた。とはいえ、MHIヴェスタスには三菱重工が50%出資するが、本社はデンマークにあって経営トップも欧州系が占めるなど、海外主導色が濃い企業だ。また、直径を更に10m伸ばした出力1万1000kW時を超す機種の開発にも着手している。2018年度に日本に支店を開設し、国内最大規模となる秋田沖と能代港内のプロジェクト向けに売り込み攻勢に出ている模様だ。アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)も直径が200mを超す1万2000kW時の風車をオランダに建設する予定だ。地上からの高さは260mに達する。GEも日本の支社に風力専任の営業担当を置き活動を始めている。洋上風力は海底の土台造りから始めなければならないので、大規模工事となり、建造コストが大きくなる。通常総事業費の半分近くを土台作りの工事費が占めるとされる。土台作りは小型でも大型でもほぼコストは変わらないから、風車の大型化で1基当たりの最大出力が約3割向上すれば、同じ発電容量のプロジェクトでも建設コストを3割削減できる計算になる。大型化のメリットは、その点にあり、そのため世界の3強が大型化でしのぎを削っている。2000年代初頭の風車の直径は最大で80mほどであったから、その3倍弱もの風車が相次ぎ誕生することになる。因みに一般の陸上風力発電の場合出力は2000kW時で高さは約100mである。大型化競争に拍車がかかるのは、市場がヨーロッパ以外にも拡大しているためだ。代表例が日本だ。2018年11月に洋上風力促進法が成立し、最長30年間海域を利用できるよう規制緩和するなど発電所の設置を促す。日本は電力消費量で世界4位だが、現時点での洋上風力の発電比率はほぼゼロだ。欧州のように遠浅の海が少なく、漁業との共存を計るために手頃な浅瀬に容易に建造することは難しい。周囲を海に囲まれていながら、最適地を探すのは簡単ではない。2013年に、福島県いわき市の沖20kmで、超大型風車を海に浮かべて発電するプロジェクトが進行している。(これは浮体型だ)丸紅など日本を代表する企業10社と東京大学が、頂点までの高さ約150m、発電能力が2000kW時の風車1基と、高さが約230m、7000kW時の風車2基も設置する計画をしている。風が強い海上での発電の実証試験だ。日本の場合、固定価格買い取り制度(FIT)の問題もある。制度導入当初に太陽光発電の買い取り価格を高く設定した結果、業者が乱立して電気料金の上昇を招いた。(普及の方向ばかりに目が行って、全体を見通せなかった行政側の失敗例だ)今後の制度見直しでは現在1kW時あたり36円の洋上風力の買い取り価格が低く抑えられる可能性が高い。(2015年には20kW時以上の場合22円とされていた)電力事業者にとってはわずかな効率の違いが事業の採算性を大きく左右することになりかねないことが、大型化競争の背景にある。更に日本にとって芳しくないのは、日立製作所の実質的な撤退が挙げられる。いわき市沖のプロジェクトには名を連ねているが、風力発電機の自社生産から撤退すると発表した。外部から発電機を調達し、保守・運営サービスで収益力を高める方針だという。腰が引けてきた。日立が台湾で建設を受注した洋上風力発電機の出力は最大機種でも約5000kWであり、世界は既に1万kW台での戦いになっているため遅れは免れない。風車や発電機は既に、洋上風力開発で先行する台湾や中国の工場で製造されていて、日本は、蚊帳の外にある。日本の関連産業が受ける恩恵は土木工事の請け負いや保守、風車を設置する専用船などに限られてしまう。原子力発電所の海外での新設案件は軒並みついえ、火力発電にも投資家は厳しい視線を向けるなか、日本の衰退は明らかだ。世界の発電所投資の3分の2は再生エネルギーに向かっており、このままでは日本勢は世界の発電分野で事業機会を失いかねない。これは偏に政府が、原発に固執しているからに他ならない。太陽光の場合は、買い取り制度に不備があり、健全な拡大に水を指したし、この所の政府のスタンスは、一体何をしているのかと言いたいほどだ。【古今和歌集】660.たぎつ瀬のはやき心を なにしかも人めつゝみのせきとゞむらん (読人しらず)心は激しく早く逢いたい気持ちでいっぱいなのに、じれったいことに、どうしてこうも人目が邪魔をするのだろう(たぎつ瀬 ・・・ 水が激しく流れる川瀬、何しかも ・・・ どうして、つつみ ・・・ 堤防・土手)
2019.01.30
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。昼食から、七草の会の新年会をパナソニックヒルズで行った。一番若い友人の奥さんが急にインフルエンザに罹ったとのことで、出席は9人になった。昼食の後、カラオケと、麻雀をして楽しく過ごした。友人は麻雀が終わった時点で帰ったが、残った8人は軽く夕食を採って散会した。***トルコのサウジ総領事館で起きたサウジ政府に批判的な記者ジャマル・カショギ殺害事件以来、改革のゆくへがおかしくなっていたサウジアラビアだが、改めて新産業戦略を発表した。脱石油を唱っていたが、やや方向が修正され、石油を軸にした実際的なものになったようだ。それまで大幅な変革を目指して示した、ロボットや、ITと金融を融合したフィンテック、宇宙産業といった分野での外資企業の協力は難しくなってきたのだ。脱石油を標榜したのは、原油価格が一時147ドルに上がったものが40ドルを割り込む如く、極めて不安定であることもだが、石油価格の不安定さもさることながら、労せずして資源に頼るばかりでは、国の将来が危ういと知ったからだ。こう言う着眼点は従来の王族には無かったのではないだろうか。石油による世界制覇的なことに執着し、新しい工業化には目をつぶってきたのだ。それでも足下では何ら問題は無かったのだ。しかし、OPECの足並みの乱れやアメリカのシェールオイルなどの台頭で、安閑として入れなくなったことが背景にある。原油高時代にふんだんにバラマキを行っていたために財政赤字が膨らみ、改善に向けた改革が「サウジビジョン・2030」として掲げられた。歳入のうち8割を原油に依存する状態から脱却を目指し、支出を見直ししていこうというものだった。目玉の中にはサウジ国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)も含まれている。その後ソフトバンク辺りも大型ファンドを設立するなどして、サウジに好意的な展開となっていた。そして、2030年までにGDPの原油輸出以外のシェアを直近の16%から50%へ拡大していこうとの目論見であった。経済の多様性を支える政策で、再生エネルギーや産業機器セクターの自国内で育成する計画もその中に含まれていた。石油相をヌアイミからファリハに交代させたのも、サルマン国王が息子のムハンマド副皇太子の脱石油への経済構造変革の布石であるとされる。今回政府がまとめた新しい産業戦略「国家産業発展物流プログラム」(NIDLP)は、鉱業、工業、物流、エネルギーの分野ごとに個別事業の詳細を公表し、市場の大きさや必要な投資の金額を明らかにしている。内容には、東部ジュベイルのメガ鉄鋼プラント(280億リアル)や西部ジェッダなど6カ所に太陽光発電所(合計で約52億リアル)をつくる計画さらには東部のダンマンと西部ジェッダの港湾開発(70億リアル)等が含まれている。このように、前回掲げた内容よりも少し足が地に着いた具体性が込められている。この改革で、今後10年間で1兆6000億リアル(約48兆円)の投資見込んでいる。ムハンマド皇太子が従来掲げてきた計画よりも、もう少し具体性のある石油関連の産業を育てることを強調している。前回のままでは非現実的と言われて、国外からの風評も悪いままだ。また、カショギ事件共々払拭するためにはより具体性が望ましいというわけだ。皇太子がこれまで改革の象徴と位置づけた未来都市「NEOM」は投資額が5000億ドル(約55兆円)にのぼる事からすると、もっと理解を得やすい内容となっている。この内容では、脱石油とは言いがたい点もあるが、単に原油を販売するだけのビジネスよりも多くの付加価値をうみ、一定の雇用をつくりだす効果があると評価している。ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はNIDLPについて「化学、電力、天然ガスの分野に特に力を注ぐ」方針であることを表明した。外資からの協力についても、50兆円近い投資を呼び込む目標に変わりは無い。新産業戦略の柱にエネルギー関連を据えた方が株主の理解を得やすいと踏んだようだ。ファリハはサウジアラムコ出身であることから、サウジアラムコ頼みになっていることは否めない。サウジアラムコ自体を石油の精製など下流部門への進出を加速することで総合的な石油化学会社への脱皮を計ろうとしている。サウジアラビアは人口の急激な増加が見込まれている。政府発表の失業率は、海外からの出稼ぎ労働者も含む全労働力でみると6%程度だが、サウジ人に限れば約13%に上っている。しかも若者の割合が高く、若年層に絞れば25%を超すとみられている。このように、サウジの経済改革は、人口急増の若者の雇用を如何に確保するかが焦眉の急になっている。この改革が軌道に乗らず、国民(特に若者)の反感を買うようなことになれば、更なる混乱は必至になる。カショギ事件以来、ムハンマド皇太子にかかる国外からの風圧は高まっている。急激な改革を快く思っていない守旧派や宗教界などは。虎視眈々と巻き返しを狙っているとも言われる。ここで、改革が空中分解すると大きな混乱につながる事が懸念される。カショギ事件の結末をスケープゴートの5人を死刑にすることで幕引きを計りたいムハンマドだが、トルコはまだ事件の真相解明に力を入れている。この先どのような展開になるか見守らないとならないが、ムハンマドが事件に関与(むしろ指示していた)事は客観的にも明らかであるから、信頼を回復(有耶無耶にする)するためには、特に改革の失敗は許されない状況になってきている。新聞に纏められていたサウジの新産業戦略の主な内容をそのまま箇条書きにしておく。・東部ジュベイルと西部ヤンブ一に鉄鋼プラント建設(280億リアル) ・西部ラービグでの接着剤製造(44億リアル) ・ラービグの汎用プラスチック・コンビナート (26億リアル) ・ジュベイルでの触媒製造(13億リアル) ・サウジ全土での鉄道車両製造(25億リアル) ・新都市NEOMなど風力発電設備の製造(9億リアル)・西部ファイサリヤの太陽光発電(20億リアル) ・3-4社の自動車OEM(相手先ブランドによる生産)のための工業特区設置 ・産学連携による製薬産業の開発 ・2030年までに58.7ギガ㍗の再生エネルギー利用【古今和歌集】659.思へども人めつゝみの高ければ かはと見ながらえこそわたらぬ (読人しらず)恋しい気持ちはあるのだが、人目が邪魔をして、あちらにいるのがわかりながらも逢いに行くことができない(つつみ ・・・ 堤防・土手)
2019.01.29
コメント(0)
今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架橋下迄で、帰りはシャルマンを通った。連れ合いがボランティアで、配食サービスをする1日目だ。こうしたボランティアの人たちも多くいるようだ。その後連れ合いは、すぎ内科で受診の結果を聞き、楠薫堂にも出掛けたようだ。***宇宙はごみで一杯だ。そんなごみを一掃しようと日本も世界の動きに倣って掃除用の衛星を打ち上げる計画を立てている。我々が見えない宇宙には様々なごみが浮遊しているという。ごみの正体は、打ち上げ時に切り離されたロケットの機体(残骸)や放出された部品、任務を終えた人工衛星そのものやそれらが爆発した破片などだ。低高度のデブリは、空気の抵抗を受けて軌道が低下し、やがて地球に落下する時点で大気圏との摩擦で焼滅するのだが、抵抗となる空気が非常に薄くなる高度700kmを超える軌道に入ったデブリは、かなりの長期間、数百年以上に渡って地球を回り続ける。ロケットの2段目などは人工衛星と同じ速度なので、宇宙を回り続ける事になり、大型ごみとなるわけだ。旧ソ連が世界初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げてから60年あまり、宇宙ごみは急増している。10cm以上の大きさのもので約2万個あると言うから驚きだ。これらを放置すると、新たに打ち上げられたロケットや、人工衛星などにぶつかって破壊してしまうことになるかも知れない。日本はこれらのごみの内、大型ごみを除去する技術を開発しようと計画している。2025年を目処に「お掃除衛星」を打ち上げようとの目論見だ。之が成功すれば、新たなビジネスになるとも考えられている。新聞には2001年に、8年前に打ち上げられたアメリカのロケットの一部がサウジアラビアに落下した写真が載っていた。人間の身体よりも大きな物だ。2004年には落下した人工衛星が中国の民家を直撃している。幸いけが人はなかった。こう言った例は枚挙にいとまが無いほどだ。特に2009年にはアメリカイリジウム社の通信衛星(イリジウム33)とロシアの古い軍事衛星(コスモス2251)が衝突し、2000個を超す破片が飛び散って宇宙ごみになった。(テニスボール大のデブリが1万個以上発生したのではないかともいわれている)この事故はもっともデブリの密度が高まっている高度800km付近で起きたということだ。スペースデブリは、ある程度の以上の密度になると、デブリ同士が衝突して小さな破片をまき散らし、さらにデブリ密度高まるという悪循環が始まることが予想されている。これらの物体は地球に近い軌道では秒速7km以上で移動しており、それらが衝突した時の破壊力はすさまじい。もし、通信衛星やGPSの衛星などに衝突すれば大きな影響が出ることが予想される。自動運転の車は、こう言った衛星からの電波で位置情報を得る事になるので、通信が途絶えた段階で、車同士の衝突が起こることも考えられる。このごみが溜まりすぎると、新しく衛星を打ち上げにくくなり、規制をする必要が出てくる。除去技術をいち早く確立できれば、国内外から除去要請が来るだろうから、ビジネスになると考えられている。また、運用中の高価な衛星などに燃料を空中補給して寿命を延ばすサービスに応用することも検討されている。日本が宇宙に残したロケットの一部は、高さ数百kmの軌道上に数十個あるとみられる。大型ロケット「H2A」の場合、長さは約10mあり、衝突によって破損すれば、さらに多くの宇宙ごみが生まれる。同程度の高度には多数の人工衛星があり、現在でも衝突事故を起こす恐れがある。考えられている技術は捕獲するための衛星をこれら不要になった物体に接近させて収納するものだが、その接近方法や、捕獲・収納方法は簡単ではない。人工知能(AI)などを活用した画像認識、実際に宇宙ごみを捕獲する技術などを開発するものだ。捕獲した宇宙ごみは大気圏に突入させて燃やす計画だ。2022年度に試験用の衛星を打ち上げ、宇宙空間で動作や機能を確かめる。そして、2025年度をめどに除去衛星を開発、宇宙ごみの除去を実機で試行し、確認する。こう言った問題は既に以前から取り上げられていて、世界中が、同じような取り組みを行っているところだ。既に、イギリスのサリー大学を中心とする産学のチームが2018年9月に宇宙空間で模擬のごみを網で回収する実験に成功している。今後、技術開発競争が激しくなりそうだ。【古今和歌集】658.夢路には足もやすめず通へども うつゝに一目見しごとはあらず (こまち)夢の通い路では足を休めることなくあなたのところに通っていますけれど、それは現実の世界であなたを一目見たときほどすばらしくはありません
2019.01.28
コメント(0)
今日のセミウォーキングは西国街道を宝寺踏切迄歩いて帰りは島本駅を通った。昨日雪が降ったのであろう路上に駐車してある車にはすっぽりと雪が被っていた。***インフルエンザの患者が全国で213万人(推計、毎日新聞では329万人としている)となり前週から50万人近く増加した。全国で、6274の施設(保育所や幼稚園、小中高校)が閉鎖されたとある。特に前週から今週に掛けて583施設から11倍近くに急増した。私も学習ボランティアで小学校に出掛けているが、この所2回連続で、学級閉鎖となり、中止になった。罹患者は特に60歳以上や10歳未満が特に多いとのことで、勿論他人事では無い。学級閉鎖は困るが、なまじ通常のままだと、移されかねない状況が身近にある。長野では小学生が1人亡くなった外、高齢者は既に9人亡くなり、小学生が自宅マンションから転落したり、線路に転落した女性もいる。比較の基準として1医療機関数あたりのインフルエンザの患者数で表すようだが、最高は愛知の81.86人とのことだ。我々が住む大阪は46.09人だった。全国平均が53.91人というから大阪はまだましなのかも知れないが、警戒レベルの30人は遙かに越えている。このインフルエンザだが、例年12月中頃から発症が増し、1月の第3週辺りがピークとなっている。昨年の実績を見れば、そろそろ頭打ちになるはずだが、最悪だった昨年よりも上回った経過を示しているようで、油断はならない。インフルエンザにかからないようにと毎年予防注射を実施しているようだが、効果はあるのだろうか。予防注射を実施しても、この程度迄は流行するのであれば、あまり予防という効果が期待できていないことにはならないか。去年の例を見てみると、先ず、中国での大流行が報ぜられたのは丁度昨年の今日だ。小児科が不足していて病院前は長蛇の列だったという。受診しようと思えば丸半日(12時間)は覚悟せねばならない状態だという。流石に医師も倒れて、休診を余儀なくされた所もあったようだ。患者の家族が男性医師をナイフで刺し殺す事件が起こったのもこの時だった。「一人っ子」政策でなけなしの我が子を苦しみから救いたいと思う心情の暴走だ。日本はまだその点少しの余裕があるようで、そのような殺伐として事件はまだ起こっていない。同時期のアメリカでも全米で約1万2000人が入院し、少なくとも37人が死亡している。過去15年で最悪規模と言った報告もあったようだ。インフルエンザの型はウイルスの表面にあるタンパク質のヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N)の種類によって型が分類されている。昨年流行したのはA型の内H3N2型ウイルスで、幼児や高齢者は重症化しやすい傾向があると報告されていた。今日に新聞記事では型の記載はなかったが、当初A型(H1N1型)と言われていたので、変化は無いのであろう。同時期の日本では、岐阜の病院で、12人が集団感染、80代女性1人が死亡したとあった。丁度この時期の患者数は合計は約274万人、1医療機関当たり52.35人だった。今年よりも患者数は少し多いようだが、ほぼ同レベルの大流行である。流行のウイルスの型も最も多かったのはB型で、次に多いのがA型だった。予防注射も該当する型のものは予防できるが、違った型が流行したら、意味が無さそうだ。C型もあるが、罹っても軽い症状で済むことが多いとされ、また、感染を繰り返さないことから、健康上は問題視されていない。このように去年のインフルエンザは北半球で大流行をした。WHOによると、流行したウイルスの型は3タイプで、ともにA型で2009年に新型として流行したH1N1型とH3N2型(A香港型)と2016年に流行ったB型であり、国や地域によって流行しているタイプは異なっていた。(他にもH3N2などがある)日本での患者数は推計約282万人だったというが、これも、厚労省の発表だから正しいと言えるかどうかだ。というのも、2018年から全国の患者数の推計を、医療機関数ではなく外来患者数の全国と定点の比から算出する方法に改めたとのことだ。統計の方法を変えると、例えば患者数は3割も減じるというのだ。2月半ばで、ほぼピークは納まったようだ。従って、今年もまだあと2週間程度は引き続き要注意だと思われる。インフルエンザについて調べていると、20世紀以降に起こった世界のパンデミックが示してあった。1918-1919年に起こったスペインインフルエンザ(A型H1N1)では、4000万~5000万人が死亡し、1957-1958のアジアインフルエンザ(A型H2N2)では200万~400万人、1968-1969年のインフルエンザ(A型H1N1)では100万人以上、そして近年の2009-2011年の香港インフルエンザ2009(A型H3N2)では1万5000人以上が死亡している。年を追う毎に死者の数は減ってはいるが、今以て退治し切れていないウイルスの1つだ。そのウイルスだが、色々な種類がある。鳥インフルエンザと呼ばれるのは鳥由来のウイルスで、H7N9型やH5N1型があり、H5N1型は人間に感染すると致死率が高く、2013年までに世界で371人が死亡している。(幸い日本では発症した人は確認されていない)H1N1型は豚由来のものだ。鳥や豚によるウイルスに人が感染しても直ちには問題ないものの、やがて変質して人への感染力を有する新型に変化する恐れがあるため注意を要する。鳥インフルエンザの中でも家きんの致死率が特に高い毒性を持つウイルスは高病原性鳥インフルエンザウイルスと呼ばれる。新聞紙上に出てくる殺処分が行われるのはこの種のウイルスを有するものだ。一般的には、鳥インフルエンザウイルスは、人には感染しないのだが、高病原性鳥インフルエンザウイルス(A型H5N1)は、人に感染し、345名の死亡者が報告されている (WHO発表、2012年2月8日現在)。現在、インフルエンザの予防薬として使えるのは、経口薬のタミフル、吸入薬のリレンザ、そして、吸入薬のイナビル等がある。そしてこの冬登場したのが新薬のゾフルーザだ。ゾフルーザはこれまでのインフルエンザ治療薬と違い、ウイルスの増殖そのものを抑える働きがある。飲めば即効性があるというのだ。しかし、ゾフルーザは、現時点では予防投与が認められていないようで、今後の臨床の結果待ちのようだ。【古今和歌集】657.限りなき思いひのまゝによるもこむ 夢路をさへに人はとがめじ (こまち)限りない恋の思いにまかせてせめて夜なりとも逢いに来よう、夢で通うことまでは人も咎めだてはしないだろうから
2019.01.27
コメント(0)
今日のセミウォーキングは島本高から東大寺公園に出て、島本駅を通って帰宅した。歩き始めは時折霧雨が降っていたが、やがて良い天気になった。連れ合いと共に、中学校の土曜学習スクールに参加した。それぞれ思い思いに勉強をしていたが、生徒は私が想像する以上に、様々な環境で生活しているのだと感心させられた。昼食は松坂屋で天丼を食べた。***22日の日ロ首脳会談を終えて、ロシア大統領報道官が日本との平和条約交渉について、「主な課題は、何かを返したりすることではない」と述べ、北方領土問題等は眼中になく、ただ条約(平和)の締結だけが焦点だと日本に釘を刺している。安倍君一体何を話したんだ。そう言いたくなるような、木で鼻を括った回答ではないか。元々プーチンには北方領土を返す気など無く、いい加減にあしらわれ続けて早25回も会ったのだそうだ。それでやっと得た回答の中身がこういうことなのか・・・。安倍は「言うだけ番長」の実態を又も証明してしまった。北朝鮮でも私が拉致を解決するなどと息巻いて、何ら結果を残していない。美辞麗句を並べるが実がない。森加計でも「丁寧に誠意を持って説明する」と言いながら、丁寧とか誠実とかの言葉の意味に国語辞書以外の解釈を持ち込んでしまった。安倍は「ウラジーミル」と親しげな風を装っているがプーチンからは「シンゾー」とは呼んで貰えない。プーチンと確認した「力強く推し進める内容」は4島を返して貰わなくても仕方が無いと云う事だろうか。全くこの男(安倍)の政治は虚飾にまみれたものでしかなかった。単なる海外旅行好きのおじさんではないか。1956年で共同宣言した内容は、日本が国連に加盟するための方便だという感じになってきている。ソ連は日本が国際連合への加入申請をするのを支持するというだけで、最後に書かれている、「ソ連は,日本の要請にこたえかつ日本の利益を考慮して,歯舞諸島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する」と言う事まで無かったことにしようとのプーチンの発言だ。ただ、日本とソ連が平和条約を締結したら引き渡されるとしているが、それさえ怪しくなってきた。というより元々そういった気は無さそうだ。最早日本の国内にもあまり4島返還に固執しないというか、端からそんな話は無いという立場を取る者(鈴木宗男)もいる。之では進捗のしようが無い。ラブロフ外相に至っては、「北方領土」などという言葉は使うなとまで言っているのだ。確かに、2004年には、プーチンは北方領土のうち歯舞、色丹2島の返還で最終決着を図りたいとあくまで、1956年の日ソ共同宣言順守を思わせる口ぶりであったと報道にあったが、これも虚偽であったのだろうか。プーチンの心変わりなのか。その時日本は、あくまで、国後、択捉両島を含む4島の返還を求めていたはずだ。安倍が何時も野党からの自分に不利な質問に対して答弁するとき相手の質問に正面から答えず、必ず脇道に議論をそらし、相手を小馬鹿にしてきているが、全く同じ手法なのだろうか。その後、2010年には、プーチン子飼いのメドベージェフは、南クリール諸島(日本のいう北方四島を指す)は「すべてロシア領だ」と語っている。プーチンは何時も甘い言葉でシンゾーをたぶらかし、真意は取り巻きに言わせているのだろう。とにかくロシアは、畢竟平和交渉などもどうでも良く、日本はただ投資(経済援助)をするだけで良いのだと、如何にも強気だ。だから日本が、ヨーロッパなどと歩調を合わせて、対ロ制裁を支持しているのが気に入らないのだ。プーチンは、とにかく、ロシア国内向けと首脳同士の話の内容は全く真逆のようなことを云っているとしか思えない。そうで無ければ、二重人格者である。更に問題が複雑なのは、地下資源の存在だ。之についてもロシアは、日本に金だけ出させて美味い汁は皆自分が吸うつもりなのだ。そのあからさまな表現(クリール諸島:北方領土を含む千島列島、はロシアの管轄下にあり、我々の領土だ)を使い、日本が来ないなら他に来たがっている国(米、中、韓など)があるよと脅しに近い表現をしている。如何にもロシアらしい。その後、2013年には、北方領土に関する旧ソ連の内部文書が発見されたようで、それに依れば、一端ロシアが、歯舞、色丹2島の引き渡しで決着をつけようとした動きに出たのは、他の2島(国後、択捉)の帰属が必ずしもロシアにあるとは云えないという文書が見つかったからだ。曰く、「歯舞、色丹で日本の領有根拠は極めて強く、国後、択捉ではソ連の領有の法律手続きは完了していない」という内容だった。そこで、ロシア側の外交官をして「うまくいけば両島も日本のものとなる。日本がへたをすれば、ロシアのもので残る」と日本側に漏らしたとのことだ。この時点の交渉が、1つのチャンスであったようだ。然し、日本は強引(拙速に4島に固執か)だったようだ。そこでロシアを怒らせ、この話がもつれ始めた。4島の問題にはソ連が中立条約を破棄して戦争を始めたことなど、「正義」の側面が密接に絡んでいる。そのため、ロシア側も「もし国際司法裁判所(ICJ)が『法』に加えて『正義』にも基づいて審議すれば、より日本に有利な判決が予想される」と見る向きもあった。日本はICJにおける調整も考えていたようだ。然し、そうすれば話がいよいよ絡まってくる。その後の日ロ首脳会談では、一見謙虚に、領土交渉を加速し、経済的な関係を強化したいとの発言と動きがあった。この時に安倍は、プーチンの口車に乗ったのかも知れない。経済関係を主に、日ロの交流を図り始めたのだ。そして2016年、この時点で、日本も認めて2島の返還に絞り込んだようだ。プーチンの言い分は領土を離れた協力関係の構築が先だというニュアンスだ。そして何より、この領土の問題に日米安保を絡ませないことを条件にした。アメリカとの関係が初めて俎上に上ったようだ。そこにトランプの出現で、プーチンは、日本とアメリカの関係は、結構緊迫状態にあると見て、再び意を強くしたようだ。それで、あくまでロシアは日本を利用しようとする立場が復活したようだ。従って、日本が少しでもロシアに譲歩姿勢を見せると逆にロシアはつけ込むという構図は変わらないようだ。韓国が不可逆的とした調印をいつまでも蒸し返すのと同様、ロシアにとって対日本の切り札をそう易々と同意(返還)する気にはならないのだろう。増してプーチンも国内支持率の低下の折に返還などとは口が裂けても言えないはずだ。シンゾーはあくまで国民に期待を持たせる口ぶりだが、彼流の誠実さが又ここでも邪魔をしている。【古今和歌集】656.うつゝにはさもこそあらめ 夢にさへ人めをもると見るがわびし (こまち)現実ではしかたがないとしても、夢でさえ人目を気にして姿を現してくれないのはつらいことです(人目をもる ・・・ 人目を気にして避けるようにしている)
2019.01.26
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。今日は腰の調子が良い。連れ合いと、肉を食べに雨明に出掛けた。午後から予定されていた小学校4年の学習会はインフルエンザで学年閉鎖となっているとかで中止という知らせが入った。***2018年12月22日、インドネシアのスンダ海峡で起きた津波に付いて考察していた。インドネシアは繁く地震や津波で大きな被害を被っている。今回の津波は通常の津波と異なっている点が注目される。どちらにせよ津波は恐ろしく、日本でも東日本大震災を思い出すと今でも身の毛がよだつような気がする。この時の津波は地震によって誘起されたもので、津波の原因の殆どを占める。しかし、インドネシアの津波は、海底での地震により誘起されたものではなく、火山の噴火に伴う大規模な山崩れ(山体崩壊)が原因とみられている。「山体崩壊というのは、火山などに代表される脆弱な地質条件の山体の一部が地震や噴火、深層風化などが引き金となって大規模な崩壊を起こす現象である」という。火山自身が永年経って風化し、脆くなっているところに、強い地震動や噴火が引き金となって火山体の一部が大規模に崩壊することで発生する。珍しいケースかと思ったら決してそうでは無く、日本を含め世界各地で結構頻繁に起こっている現象のようだ。マントルから吹き上がってくるマグマが火山の底部で貯まって、その圧力が均衡を崩して、山頂部が大きく崩壊して、海に流れ込むことにより、押しのけられた大量の海水が海面を押し上げる様に盛り上がって、その反動で津波として陸地に襲いかかるというメカニズムだ。インドネシアの場合は、標高300mほどの火山島クラカタウの南西部が大きく崩壊してしまったのだ。山の半分近くに相当する土砂が海に流れ込み(山体崩壊)、津波が沿岸を襲った。陸地からの土砂の流入による津波は海底部がずれを起こして起きる波に比べて波長が短く、次々と陸に押し寄せてくる。クラカタウでは、1883年にも火山活動に伴って大規模な津波が発生し、3万6000人を超す死者を出している。それ以前にも大きな火山活動があり、535年の大規模な噴火はインドネシアの文明に歴史的な断絶を引き起こし、世界各地に異常気象をもたらたらすなどの大規模な噴火であったようだ。インドネシアばかりではなく日本でも山体崩壊による大惨事が起こっている。1792年に長崎県島原半島で起きた津波だ。雲仙岳の眉山が大きく崩れ、大量の土砂が海に流れ込んで、対岸の熊本県を津波が襲った。死者・行方不明者は1万5000人を超えたとある。「島原大変肥後迷惑」という言葉が残っているというが、初めて聞く言葉だ。島原市沖に浮かぶ九十九島と呼ばれる小さな島々は、眉山から流れ込んだ土砂でできたとのことだ。多島美を愛でる以前にはこう言った大災害の犠牲者があったことを忘れてはならない。ほかにも火山による山体崩壊の例が挙げられていた。1888年に起きた福島県の磐梯山の噴火にともなう大規模な山体崩壊は山の北側の集落がすっぽり土砂に埋まり、477人の死者・行方不明者を出したとある。「会津磐梯山は・・・」という歌があるが、こんな悲惨な事件を起こしていたとは知らなかった。福島県は大きな被害の歴史を持っているのだ。また、1984年には長野県西部地震で長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が山体崩壊を起こし、29人の犠牲者を出した。火山の山体崩壊は火山活動でも地震によっても起こるとの説明で、ずっしりと見える磐梯山や御嶽山のような火山も案外崩れやすい性質を持っているという。それは、火山は過去の噴火に伴って出た溶岩や軽石、火山灰などが層状に積み重なってでき、これら堆積した層は下からマグマで熱せられた地下水に長い間さらされる。火山灰や軽石でできた地層は隙間が多くて水を通しやすいが、下層はマグマの熱などで、粒の細かい粘土に変わる。粘土層は水を通しにくく、透過した水がたまると、その上の土の塊が滑りやすくなるというわけだ。この状態で地下からマグマが上昇して圧力がかかったり、地震が起きて山が揺さぶられたりすると、粘土の層を境に土砂が一気に滑り落ちる。之が山体崩壊と呼ばれる現象だ。崩落する速度は時速100kmに達することもあり海津波よりも恐ろしい。古くは1783年の浅間山の天明大噴火も約3か月続いた活動によって山腹に堆積していた大量の噴出物が、爆発・噴火の震動に耐えきれずに山体崩壊を起こしている。この崩壊が及ぼした範囲は広大で、利根川にまで及び、犠牲者は1624人とされる。最後に「鬼押出し溶岩」が北側に流下して、天明3年の浅間山大噴火は収束に向かったとされている。このように、日本国内では約100万年の間に100回以上の山体崩壊が起きたという。土砂が流れ落ちた際に、麓には大小さまざまな小山ができる。例えば富士山や岩手県の岩手山、北海道の有珠山などで、山体崩壊の痕跡が残っている。海外では1980年にアメリカのセントヘレンズ火山の山体崩壊が有名だ。標高は2950mの山頂は400mも崩れ、2550mに減少するなど形状を変えてしまった。現在の科学では、いつどれほどの規模の山体崩壊が起こるかを予想するのは極めて難しい。このことを想定した防災対策が必要だと警鐘を鳴らしている。こうした思わぬ津波は日本を含め世界各地で発生している。原子力規制委員会は関西電力に対し、高浜原子力発電所(福井県)の津波対策を再評価するよう求めた。(矢張り原発は危ないようだ)【古今和歌集】655.泣き恋ふる涙に袖のそぼちなば ぬぎかへがてら夜こそはきめ (たちばなのきよき)泣いて恋しがる涙で袖が濡れてしまったら、着替えるついでに夜こっそり喪服を着よう(そほち ・・・ 濡れる) 654番の歌が「密かに愛し合う二人のどちらかがもし恋死にをしたら、誰のためと世間に言って喪服を着ましょうか」と言っているのに対する返しの歌
2019.01.25
コメント(0)
今日は風が強く、体感温度は何時もより寒く感じた。セミウォーキングは高浜堤から風を避けるつもりで、河川敷に降りたが、差ほど風よけにはならなかった。河口から32.0kmの点で土手に上がった。上牧堤からいつも通り帰宅した。***これほど寒い裏返しだろうか、南半球のオーストラリアでは異常に暑いようだ。全豪で、錦織は暑さに倒れた。日本は今、関西では酷寒でもないが、北陸や東北では大量の雪が降っているようだ。そして、あの1級河川安倍川が干上がっているというのだ。年明けからほとんど雨降らず河口から約5.5km上流まで水がなく、川底が露出している。安倍川だけでなく、今月の降水量は東京0.5mm、前橋0.0mm、名古屋1.5mm、広島3.0mmと、太平洋側の各地でほとんど降ってなくカラカラになっているのだ。酷暑で干上がっているのではない。この安倍川、2014年の台風18号の時には氾濫寸前の注意水位(レベル2)に達していたのだから変わりようが極端だ。地球に何かが起こっているのか、太陽に異変があるのか、とにかく異常であることは最近特に実感する。真冬に猛暑の話は何か変だが、日本の猛暑について過去のデータを調べてみた。私が猛暑で記録していた新聞記事は2007年頃からで、それも気が向くままのことだから、正確では無いかも知れないが(今の勤労統計不信の様な恣意的改ざんはないが)一応の傾向は見て取れる。2007年には、温暖化について、地球をシミュレートした結果2030年までには寒い日が3分の1に減り、暑い夜が3倍に、暑い昼も1.5倍に増えると予想している。この年にはヨーロッパ各地で猛暑となり、特にブルガリアでは120年の観測史上最高の45.6℃を記録し、35人が死亡、ハンガリーでは41.9℃で、500人もの命が奪われたとある。また、日本でも、多治見と熊谷で40.9℃と国内最高気温を74年ぶり更新したとあった。2010年は30年に1度の異常気象(猛暑)と認定されている。全国179地点で猛暑日を観測している。群馬県館林市で38.9℃を記録している。月間の熱中症搬送者数は2万8448人。然し、この年は、気象庁も猛暑を予測していなかったというか、むしろ冷夏を予想していたようだ。それは、太陽黒点が記録的に少なかったこと、エルニーニョ現象が発生していたこと、インド洋熱帯域の水温が高かったこと、さらには、アイスランドの火山(エイヤフィヤトラヨークトル山)が大噴火を起こしたこと等をその根拠としていたが、全く真逆になったようだ。如何に予測することが難しいかを感じさせる。2011年には埼玉県熊谷市で37.8℃を記録、関東地方を中心に、猛烈な暑さとなって、熱中症の人が大勢出て、亡くなる人も多かった。2012年には、全国の観測点927地点のうち137地点で気温35℃以上の猛暑日となり、30℃以上の真夏日は504地点に達したとある。中でも、群馬県館林市は39.2℃を記録している。熱中症による搬送は、1週間で8686人にも達したとある。死者は全国で16人もあったようだ。この年、世界気象機関(WMO)によれば地球の表面温度は、観測記録が残っている1850年以降9番目に高かったとのことだ。このように、段々と地球の異常化は増進していて、世界各地で、熱波による干ばつ、洪水や暴風雨による人的、物的被害、インドと同等面積の海氷の融解で、海水面が1年あたり3.2mmと予想以上の速度で上昇するなど様々な形で地球を襲っている。2013年は高知の四万十市で41.0℃と国内で6年ぶりに40℃超えを記録している。この他全国の4地点(高知・山梨・群馬)で最高気温が40℃を超え、35℃以上の猛暑日はここ10年で最多の295地点で観測、30℃以上の真夏日も693地点に達した。因みに群馬県館林市の気温は39.5℃だった。私の住む大阪でも35.1℃を観測した。大阪は1942年以来71年ぶりに17日連続の猛暑日となったとある。(最長記録を更新)月間の搬送者数は2万7632人だった。2014年は35℃以上の猛暑日は187地点、30℃以上の真夏日は683地点を計測した。岐阜県多治見市では全国最高の39.3℃を観測した。2015年は223地点で最高気温が35℃以上の猛暑日を記録している。30℃以上は660地点に上った。岐阜県多治見市で39.9℃が最高気温だった。熱中症搬送は2万4567人、死者は25人とある。搬送車が1万人を超えたのは2013年に2回記録して以来3回目。搬送時に死亡したのは最多の39人。(65歳以上の高齢者がほぼ半数)2016年は三重県尾鷲市で38.6℃を記録。全国42地点で最高気温が35℃以上の猛暑日になり、30℃以上の真夏日は300地点以上に上った。熱中症で搬送されたのは全国で800人を超えた。2017年はNASAが、観測記録が残る1880年以降で、2016年に次いで2番目に暑い年だったと発表した。2018年は埼玉県熊谷市41.1℃を記録した。全国927観測点のうち640地点が30℃以上となり、このうち190地点が35℃以上の猛暑日だった。熱中症の搬送者は1週間に2万2647人で過去最多となり、死者65人だった。(65歳以上の高齢者が7113人で全体の51.8%)日本は過去100年当たりで1.19℃上昇した。(2016年の世界の年平均気温は1891年以降で最も高く、過去100年間で0.72℃上昇した)アルジェリアのサハラ砂漠で51.3℃、米国カリフォルニア州デスバレーで52.0℃に達した。北極圏でも気温が上昇して30℃を突破。ノルウェーで33.5℃、フィンランドで33.4℃を記録している。この例年の暑さの原因としてあげられているのは、2重高気圧とよばれるもので、偏西風の影響でチベット高気圧が大陸側から張り出し、日本上空の太平洋高気圧に重なる形で「2重」の巨大高気圧の層となり、下降気流が地表近くの空気を圧迫し、記録的な気温上昇を招いたとみられている。今年の夏も暑いのだろうな。【古今和歌集】654.おもうふどちひとりひとりが恋ひ死なば たれによそへて藤衣きん (よみ人)しらず密かに愛し合う二人のどちらかがもし恋死にをしたら、誰のためと世間に言って喪服を着ましょうか(おもふどち ・・・ 心を通わせた相手、ひとりひとりが ・・・ どちらか一人が、よそへて ・・・ 関係付けて、藤衣 ・・・ 喪服 )
2019.01.24
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。また、今日は学習ボランティアで、小学校と中学校のダブルヘッダーだ。小学校では九九を時折指を折りながら考える子や、中学校では、more mostなど比較級最上級の問題に取り組む生徒らがいた。***日経新聞によると、鋼材価格を巡って新日鉄住金とトヨタの間に軋轢があるようだ。鋼材の用途は、種々の機械系の外、建設系、自動車、造船が主な顧客だ。中でも自動車は製造業向けの約半分を占める大口顧客である。因みに私は造船に携わっていたので、シェア的には約2割と自動車の半分以下だ。価格決定は約半世紀に渡って続いてきた商慣習に基づいて決められている。しかし、その決定方式に矛盾が広がっているというのだ。そのため、自動車のサプライチェーンである中小メーカーに悪影響が起こると懸念され、このまま推移すると日本の物づくりに危険信号が灯りかねないという。鉄鋼メーカーが経済産業省に対して自動車メーカーを訴えたのだ。新日鉄住金のトップがトヨタを名指しで訴えたのだから穏やかではない。技術畑にいると、こう言った素材の価格交渉などは全く知り得ないことなので少々興味を持ってみて記事を読んだ。永年の慣行というのは、鉄鋼メーカーと自動車メーカーとの間では「集中購買」という形で、2年に1回、一括価格を決めていた。一般の客と商売人との関係と同じように、自動車メーカー側は「鋼板をたくさん買うから安く」という交渉をしている。それが、ここに来て様子が変わってきたという。この業界トップ同士で決まった価格をベースに関連企業の部品価格なども規制されるため、価格が低く押さえ込まれることになっているようだ。一方的な値引き交渉ではなく、共に利益を得るために巨大企業同士が歩み寄らないと、中小メーカーにしわ寄せが行き、末端の下請けメーカーに鋼材が回らないといったケースも出ている。新日鉄住金の言い分は、集中購買で決定された価格が低すぎて、影響される中小部品メーカーがパンク寸前の状態だという。ここで額面だけをさらりと読むと、なぜそうなるのかと云う事が腑に落ちない。一方のトヨタは鉄鋼の相場が上がっているのは理解しつつも原料価格は上がっていないので互いの競争力は保たれているはずだと応じない。問題なのは、特殊鋼の二重価格だという。特殊鋼とは、車輪やステアリング用のベアリング、エンジン部品用のピストンリングなどで使われる鋼だ。こう言った特殊鋼は部品メーカーの川下に多くの階層と下請けメーカーが存在している。下請けも鉄鋼メーカーから特殊鋼を購入するのだが、多品種少量でまとめ買いに向かず、約5割は集購価格が適用されず時価で買っている。回転寿司で100円皿と云いながら、350円の皿が回るように特殊鋼は別途の価格体系でないと利益が出ないのだ。下請けメーカーは時価で鋼材を買う。上位の部品メーカーに納める価格は集購価格を参考に価格が決められる慣例が続いているため、2つの価格に差が無い頃は問題なかったが2011年頃からこう言った均衡が壊れてきたのだ。特殊鋼の原材料価格が上がり、従って、鋼材メーカーが値上げする一方、集購価格はそのまま据え置かれているので、少しずつ逆ざやが広がってきたというわけだ。中小の部品メーカーには、シートベルトなどに使うネジやナットを作る所もある。そんな零細企業にとっては、2018年の一般鋼材は集中購買価格で大枠が決められてしまった(前年秋と同水準)にも関わらず、特殊鋼の買付価格は原材料価格の上昇などで1kg当たり10円(トン換算で1万円)以上の値上がりとなって、最早危機的水準だという。このまま2つの価格差が広がれば、その他部品製作に携わる関西の中小加工メーカーは倒産の憂き目もあると言うことだ。新日鉄住金だけなら、現状でもトヨタの厳しい原価低減要求にもなんとか耐える事も出来るが、こういった多くの下請けメーカーからの無数の突き上げで、トヨタに対し声を上げざるをえなくなったということだ。車にとって100年に1度の大変革の時を迎えている。EV化は必至の情勢であり、そのことでエンジン部品の需要は減少すると見られている。そのため新日鉄住金は特殊鋼の増産には及び腰にならざるを得ず、価格低減に対応することが難しいのではないかと見ている。(投資抑制で量産化が出来ない故だと見ている)また、トヨタは、2019年3月期に1兆2200億円の単独営業利益を見込んでいるが、これからは自動運転とコネクテッド技術の開発費だけで毎年1000億円以上は費消するし、アメリカの関税引き上げなどのリスクも考えておかねばならない。こう言った自動車を取り巻く環境の変化をどの程度見込むべきかが、まだ定まらないと云う事だろう。集中購買制度が始まったのは1970年前後であり、当時の自動車メーカーは鉄鋼メーカーに対して優位ではなかった。調達量(鋼材使用量)と価格を長期に安定させたい狙いがあった。一方の鉄鋼メーカーは相場に左右されず、安定した確実な量を長期間に供給したいと考え、両者の意向が合致したのが集中購買制度だったわけだ。その後、力関係は逆転し、新日鉄住金はトヨタの購買力に頼るようになった。自動車1台に使う素材の7割は鉄だが昨今は軽量化が求められ、樹脂や炭素繊維といった新素材の使用比率も高まっている。こう言った、自動車の変革期に、部品メーカーも対応していかないと、取り残される危険性は大になるだろう。【古今和歌集】653.花薄ほにいでて恋ひば名を惜しみ 下結ふ紐のむすぼほれつゝ (をののはるかぜ)気持ちを表にあらわして恋をするのはよいが、噂が広まるのは嫌なので、それを察してか下紐が結ばれて解けずにいる(名を惜しみ ・・・ 噂として広まるのが嫌なので、下ゆふ紐 ・・・ 下袴や下裳の紐、むすぼほれつつ ・・・ 結ばれる)
2019.01.23
コメント(0)
今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩いて帰りは楠薫堂を通り、受診申し込み表にサインして帰った。今日は特定健診なので、空腹のまま受診した。身長計測では2cmほど縮んでいた。又、今日は海友フォーラム懇談会があったようだが、欠席した。***この間、映画帰りに連れ合いが車窓を眺めていて、大きな月を指さして私を呼んだ。ふと見たらとても大きな月が東の空に出ていた。「今日は満月なんだ」と連れ合いが言っていた。そんな我々が見る月は常に表側なのだそうだ。月は地球の周りを1周する間にちょうど月自身が1回自転し、いつも表側を地球に向けているからだ。月の裏側はどうなっているのだろう、と考えるのは誰も同じ事だ。そんな月の裏側のフォン・カルマン・クレーターの内側に、今年1月3日、中国の無人探査機「嫦娥4号」が世界で初めて着陸したのだ。アメリカのアポロは有人ながら月の表面に着陸しているが、裏面に着陸するのは格段に難しいとされている。さらに、月には地球や火星のように大気がないことも着陸を難しくしている。パラシュートで減速できず、エンジンを噴射しながら減速し、姿勢を保って着陸しければならないからだ。このように着陸には高い技術で探査機を精密に制御する事が必要になる経済成長率は鈍化したと云え、矢張り中国は凄い国だ。患者が医者に襲いかかり殺してしまい、それを支持する国民が65%もいるとか、覇座とかいって列車で、他人が取った指定席に指定券無しに、平気で座って、注意されても動かないと云った人が社会問題化する国と同じなどとは俄に信じがたい。軍事や宇宙に使う金があったらもっと国民のために使えという意見もあったが全く意に介さない。何とも不可思議な大国である。それはさておき、裏面に着陸すると月自身が妨げになり、地球との交信が出来ないので、あらかじめ月の裏側に電波を届ける為に、月の裏側をカバーしながら地球も見える軌道に通信衛星(鵲橋:じゃっきょう)を打ちあげ、そこで電波を中継することで問題を解決した。月面には、カメラやレーダーを備えた探査車(玉兔:ぎょくと)2号を降ろして走行させ、地形や中性子線などの月面環境を観測するほか、地質も調査する。こんな所も、トランプをいらつかせ、先端技術分野の覇権争いが、さらに激しくなりそうだ。月の裏側に着陸するのは難しいが、裏を見ようとするのは単なる好奇心からだけではない。既に表側と裏側では大きな違いがあることがはっきりしているためだ。表には我々が21日にも見たウサギの形のように見える海と呼ばれる部分が広がるが、裏側にはほとんどない。表側の海と呼ばれる部分が玄武岩でできているのに対して、裏側は斜長石と呼ばれる岩石で主にできている。また月の地殻の厚さも、裏側が表側より厚いこと等は既に判明している。宇宙(月と地球など)はおよそ46億年前に、原始の地球に火星くらいの大きさの惑星が衝突してできたとする説が有力で、衝突直後の月はどろどろに溶けたマグマに覆われていた。冷えて、固まる段階で、裏側の厚い地殻が先に冷えて、次に表側のそれより薄い地殻が冷えたとされる。先に冷えた裏側を調べることで、より古い時代(約40億年くらい前)の月や地球のことがわかると期待されている。加えて、着陸したフォン・カルマン・クレーターは、南極エイトケン盆地というより大きなくぼ地の一部で、39億年前に巨大隕石が衝突した跡だ。この辺りの岩を調査すれば、衝突後月にどのような火山活動等があったかを知る事が出来、月の進化の過程もわかるだろうとされる。月の南極や北極の近くでは、山の陰になって永遠に太陽の光が当たらない場所があり、こうした場所に大量の水が存在する事が期待されている。水が存在すれば、将来、月面基地が建設されたとき人間の飲み水になるだけではなく、酸素と水素に分解してロケットの燃料の材料にもなり得るため、月から火星へと更なる宇宙開発を進めるうえで重要な資源となる。この水の存在は2009年9月に確認されているが、水は、日に当たると蒸発して水酸分子に分解されるため、太陽光発電の宇宙船には悪影響も考えられていた。中国の月へのアプローチは2003年の有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げと回収に成功して、世界で3番目の宇宙大国になった。大陸間弾道弾の開発などが宇宙進出の足がかりになっている。さらに加えて中国の目的は月に存在する手付かずの大量資源の獲得だ。ウランやアルミニウム、チタニウムなどの鉱物資源やヘリウム3といった核融合に利用可能な燃料資源の確保が大きな目的の1つである。中国の嫦娥計画と名づけられ月探査計画は、3段階で実施する目論見であった。第1段階は月の周回軌道にリモートセンシング衛星を乗せ、月の三次元マップを作成する。第2段階では無人機を月面に着陸させ、探査ロボットを使って詳細な地表データを収集する。第3段階で地質サンプルを無人の帰還モジュールを使って地球へと持ち帰る。第1段階の月面探査衛星「嫦娥1号」は2007年に打ち上げを成功し、今回、第2段階の月着陸を成功させたことになる。着陸は当初2012年を目標としてきたが、今日にずれ込んだと云う事だ。更に計画は続くことになる。【古今和歌集】652.恋しくはしたにをおもへ 紫のねずりの衣 色にいづなゆめ (よみ人しらず)恋しい時は密かに思いなさい、決してムラサキグサの根で摺った衣のように、気持ちを決して表に出してはいけません(ねずりの衣 ・・・ 根を染料として摺った衣、ゆめ ・・・ 決して)
2019.01.22
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄で引き返す何時ものコースだ。昼食もそこそこに、映画「マスカレードホテル」を観に出掛けた。連れ合いが、封切りを待ちかねていたようだ。日曜日は混むだろうからと今日になった。JRが時間割引を止めたようなので、阪急電車で出掛けたが、行き帰りはいつになく腰が痛かった。映画のネタばらしをしても仕方が無いが、ホテルに侵入するとみられる殺人予想者を捉えるというもので、ホテルには様々な客が入ってくるものだという点が強調されていた。***日曜版で、ピーテル・ブリューゲル(父)の特集を3週に亘って掲載されていた。来週もあるかも知れないがおそらくは3回で終わりだろう。作品を追ってみていく。最初は「農民の婚宴」だ。この絵は、キリスト教の主題である「カナの婚宴」から着想を得て描かれたと思わる。カナの婚宴の農民版というところだ。然し、この絵には花嫁も花婿もいない。この画家は婚礼を題材にした作品を外にも描いているが、ここで強調されているのは、食事を運ぶ2人の運搬人だ。30人近いそれぞれの農民の姿を土臭く、野暮ったくリアルに描いている。何となく、さもあろうかという感じだ。突っ立つ演奏家は食事に早くありつきたいと目が走る。子供は皿を美味しそうに舐めている。左端では、カナの婚宴を思わすかのように葡萄酒をついでいる。しかし、この作品が描かれたとされるのは1567年ごろで、その時代背景はスペインからネーデルランドに派遣された冷酷なアルバ公が残虐な弾圧を行った時代だ。そんなことを覗わせるのは、右端に描かれた修道士と村の領主がなにやら密かに話をしていることだ。当時から規律や戒律を重んじる両者にとっては、このような宴は推奨されるものではなかったことを現しているのだという。なんとも、皮肉な絵なのだと改めてみてしまう。次は「雪中の狩人」だ。この作品は、季節ごとの農民の生活を克明に描いた連作月暦画の1点だ。連作月暦画は2ヶ月毎の生活を描いた合計6点からなる作品群となる。本作は、収穫の見込めない冬期(12月・1月)に農民たちがおこなう狩猟の風景を描いた作品と考えられ、ネーデルランドの伝統的な月暦農事の中で、本来の農作業ではない、狩猟を通して、大自然に繰り広げられる農民の営みの一端を描いている。雪の山間集落や岩山を背景に、猟銃を背負った狩人が猟犬を引き連れて歩く情景を描いていて、左下に近景の狩人を配置し、中心にスケートに興じる村民、右上に遠景の山岳を配し、遠近法を巧みに用いている。眼下の村で、人々が凍った池でスケートを楽しんでいる(そう解説されている)のはこの絵の中に、人間の喜怒哀楽、生活の貧富、人生の浮き沈みを表しているというのだ。どちらも農民の姿だ。次は「干し草の収穫」だ。この作品も連作月暦画の1点だ。おそらく6月・7月を描いた作品であると考えられている。色彩は淡泊な画面だが、独特の詩情が感じられ、ネーデルランドの地形なども窺い知ることが出来る。但しこれは写実的なものかどうかは分からない。前景に描かれた人々は当時の生活を描写したものであろうことは想像でき資料的価値も含まれているとされる。干し草車に干し草を乗せる農夫たち、鋤を持って歩く前方の3人の女性。頭上に収穫物を入れたの籠を載せて運ぶ人々、収穫時の農村はこう言った風景だったのだろう。全ては手作業の頃である。薄く背景に描かれている岩山、ゆったりと流れる川、そして山など自然の美しさが溢れている。次は、「謝肉祭と四旬節の喧嘩」だ。様々な日常の情景を網羅しているようなこの作品はピーテル・ブリューデルの真骨頂のようだ。四旬節(レント)は主イエスの死からの復活を記念する祝日(復活祭:イースター)の前の40日間を指す。四旬節に先立って、肉食など禁則事項との告別をおこなう謝肉祭(カーニバル)が行われるが、本作品は、カトリック(四旬節)とプロテスタント(謝肉祭)の対立を表現したものと解釈されている。画面左が謝肉祭(カーニバル)側で、樽に乗って豚の頭や肉の串焼きを持った太った男はその擬人像だ。方や右は四旬節(レント)側で、2匹の鮫を乗せたしゃもじを手に樽の男と対峙する痩せた老婆がその擬人像だ。これは当時のヨーロッパのカトリックとプロテスタントの対立を描いたもので、背景には200種類以上の様々な行事・行為が描かれている。別の見方で、当時の民衆の生活をパノラマ風に描いたと受け取るというのもあるようだ。この絵の中には、当時都市社会に存在したさまざまなギルドが描きこまれていると見るのだ。中世のヨーロッパ都市には、あらゆる職業ごとに組合(ギルド)があり、乞食、脚なえ、盲人、売春婦といったものまで組合を作っていたという。この絵の中にもそうした組合が描きこまれている。画面ほぼ中央にはフードと帽子を被った二人組の後ろ姿が描かれ、その前を仮装した人物が松明をかざしながら先導している。これは道化を描いたもので、道化は古来、お祭りにはなくてはならぬ存在だった。この絵の中の道化は、日中にもかかわらず松明をかざしている。それは逆さまの世界をシンボライズした仕草なのだろう、という解説だ。絵を見るだけではなかなか読み取れない。次は「子供の遊戯」だ。数多くの子供たちが遊戯に興じている場面を描いた作品だ。ブリューゲルの類稀な傑作「ネーデルランドの諺」と同様の主旨で描かれているが、近年の研究によって人生の4段階(幼年期、青年期、中年期、老年期)中で、若さを示す「幼年期」の寓意的解釈が唱えられているとか。当時の遊戯を網羅した百科事典的性格も併せ持っていて、260人余りの子供らによる約90種類の遊戯が示されているという。なかなか数える気にはならない。手前の輪を転がす遊びは日本にもあったような気がする。次は「農民と鳥の巣取り」だ。この作品は、ネーデルラントの諺「鳥の巣がどこにあるかを知っているものは知識を持つが、それを取るものは巣を持つ」が主題となっている。ブリューゲルは、能動的な男性と受動的な男性の道徳的対比を描いている。木に登って鳥の巣を取ろうとしている男性(能動的な男性)は利口だが邪悪であると考えられる。一方、指差しをしている男性(受動的な男性)は高潔だが賢くないということだ。逆境であっても利欲の為に心を動かさないと解釈される。男性は、鳥の巣取りについて善悪の判断を下しているように見える。然し、この指さす男は自分の一歩前は川なのに気づいていない。分かっているようで抜けていると云う事か。次は「悪女のフリート」だ。本作品は、一般的に当時流布していた男性を支配する強い女性を主題にしている。手におえない性格の悪い女を象徴する名称フリートから「地獄の入り口で略奪し、無傷で帰還した」というフランドルの諺を描いたものとされている。中央やや左寄りに大きく描かれているのが悪女フリートで、甲冑を身につけ、右手に闘争を象徴する剣を、左手に家庭と生活を象徴する食料や食器の入った鍋を持っている。画面の向こうでは地獄のように一面火の海だ。そんな中、フリートは得体のしれない不気味な生物(魚、蝦蟇、虫、すっぽん、いもり、鳥、さりがに、くもなど)のまつわりつく中、左の方に大きな口を開けた人間のような顔(これが地獄の入口を示している)向かって突進している。奇妙な生物は男性支配社会における男性の具現で、この絵は当時の社会による女性に向けられた蔑視、暴力行為、拷問、非人間的侮辱に対する女性軍の一斉蜂起の図像化である。次は「十字架を背負うキリスト」だ。この作品は聖書の中心メッセージをブリューゲル独自の農民社会の背景とキリストの十字架刑に至る姿を重ね合わしている。一見、農民の秋祭りの風景か、あるいはフランドル地方の民話が描かれているようであるが、じっと見ていると、画面の中央に十字架を背負って、今正に倒れ込んだイエスの姿が描かれている。しかし、周りに目を転じれば、当時の農民たちが商売をしたり、喧嘩をしたりして、イエスの存在には目もくれず、何事もなかったような生活に明け暮れている。神がこの罪深い世界で人類をその罪から救うためにイエスを使わし、そのイエスが十字架にかかろうとしている。それほど重大事にも関わらず、多くの人たちは実に鈍感で何も気づいていないと言うことをブリューゲルはこの作品で表現したかった。右の奥がゴルゴダの丘だ。イエスはそんな無関心の中責め立てられるようにゴルゴダの丘に向かうのだ。最後は「バベルの塔」だ。旧約聖書創世記 第11章に記されている伝説の塔だ。旧約聖書のフィクションは、無信心ながら物語として面白いと思う。ノアの洪水後、人間が天にも届くような高い塔(バベルの塔)を築き始めたのを神が見て、その驕りを怒り、人々の言葉を混乱させ建設を中止させたとされる逸話だ。塔はそれ自体が都市のように内部まで細密に描かれている。建設する前は世界中の人間は1つの言語を使っていたが、こう言った神に対する不遜な行為を咎めた神が互いに協力できないように言葉をバラバラにし世界中に人をばらまいたのだとか。現在の難民の元を作ったのが神だとすれば、神も酷いことをするものだ。日本でも、1992年に東京バベルタワーという構想があった。地上高さ1万m、居住数は3000万人というとてつもない構想だ。何しろ総面積は山手線の内側すべてというから凄い。東京の現在の人口の約3倍が住めるのだ。構想で終わり日本は救われたのかも知れない。
2019.01.21
コメント(0)
今日は朝起きて外に出ると雨が降っていた。身支度を調えてから雨に気づいて、出鼻をくじかれた。ウォーキングは中止した。夕方からカラオケ大会に出掛けた。今年初めての会だ。集まったメンバーは何時もの通りなのだが、1人インフルエンザにかかったと云って休んだ人が居た。何時もの賑やかな男性も今日は風邪気味だとかでマスクをし、比較的静かだった。それでも後半は何時ものペースが戻ってきたようだった。一寸調子外れの男性は、足腰が痛いと嘆いていたし、運転手君を伴ってきた男性は、何と入院中の病院から1曲だけ歌いにやってきた。それ以外は、去年と変わらないのだが、それにしても、各方面に綻びが見える年の初めであった。通常2曲は集まった全員が歌い、その後、居残った有志だけが3曲目をやるパターンは昨年と変わらない。1曲目は揃った14名全員が、2人組になって競う。2曲目は、件の病院脱出の男性とその運転手君が帰るので、12人が別に2人組を作ってきそう形だ。共に、パネルとテレビの合計点が自己申告の点数と同じか低い方が勝つというやり方は変わらない。1曲目に入った。組順に2人が歌う方式だ。1組トップ(A)の男性は「琵琶湖就航の歌」なのだが、所々本来のメロディーだが、殆どが音を外していた。1組2番(B)の病院おじさんは病人とも思えず快調に174点を出し、1組の合計では+4点と望み薄だ。2組のAは連れ合いで「酒場ひとり」を歌い合計171点を出して、申告-3点だ。2組Bの姉御肌の女性は「母と娘」で-3点、2組の合計は申告-6点となる(有望だ)。3組目のA男性は、英語バージョンの「想い出のサンフランシスコ」で上出来の177点を出し申告を+12点と大幅超過だ。Bの男性は「柿の木坂」で-7点としたが、A男性が突出したため組として+5点はこれも望み薄だ。4組の女性Aは「真夜中のシャワー」で合計160点ながら申告-4点だ。Bの男性は「河内遊侠伝」で165点、差は-10点だ。4組は-14点だ。微妙な得点差だ。5組のAは私で、「細雪」を歌った。何と水もののパネルは91点で、出過ぎだ。テレビは88点で合計点は179点(この点は今日の最高点だ)、差は+7点とやり過ぎてしまった。Bの女性は「ブルーライトヨコハマ」で練習時よりも10点悪い170点止まりだった。之が幸いして5組は-3点と一躍トップに躍り出た。6組Aの友人は「札幌哀愁」で172点を出し差は-3点だ。続く何時もは元気者の男性も今日は声が出ず「女のため息」も時々バーブ佐竹調が顔を出し151点と奮わず、申告-15点で、6組計は-18点でほぼ脱落だ。7組目Aの運転手君は年寄りに会わせて「酔歌」を歌い171点で-9点を出した。続くBの女性は「恋心」でテレビは最高点の92点が出たもののパネルが驚愕の61点となり合計153点で-12点だ。7組の計は-21点と予想外の低さとなった。パネルは之があるから怖い。1位は私の組で、2位が連れ合いの組、3位が4組という結果になった。夕食は、何時もの幕の内でなく寿司であったのも良かった。2曲目になり、病院からの男性と運転手は帰っていき、12名で組替えし、6組の戦いとなった。1組Aの男性は、英語バージョンの「砂に書いたラブレター」で、174点を出し、又申告オーバー6点となった。如何に何でもこの男性は何時も申告点が低すぎるようだ。Bの1曲目とりの女性は「氷雨」を清らかに歌って何と180点(2曲目の最高点だった)だ。然し之が災いして申告+15点となり、1組は+21点と埒外になった。2組のAで姐御肌女性は「生命のブルース」で178点、8点オーバーだ。Bの音外し男性は「佐渡の夕笛」で164点となり差は+3点、合計で+11点となった。(これも良くない)3組目のAは1曲目私と同組だった女性で、「大阪ラプソディー」で170点、申告-8点だ。Bは友人で、「北からの手紙」を初めて歌い170点で-2点とした。組では-10点と差は大きいが、ここまでトップだ。4組目Aは女性で、「女人高野」を歌い、162点で申告通りだった。個人なら優勝だがという感じだ。Bの男性は元気者で、「河内男節」を病気そこのけで快活に歌った。179点は2位の成績だ。差は+5点となり4組はオーバーとなり厳しいところだ。5組目のAは気っ風の良い歌の男性で「涙は俺が拭く」で176点、申告を+1点といい感じだ。Bに連れ合いが歌う。「女心」はなかなか良い感じに歌い終わり、174点は申告を-2点となった。何と5組の合計は申告-1点と、断然有利、最終組を待つだけだ。6組Aは私で、「さよなら三角又来て四角」を歌い、まずまずの170点だ。練習時より3点低かった。申告-4点だ。最後の最長老男性に頼るしかない。「東京の灯よさようなら」で160点申告-6点だった。之で、連れ合いの組の優勝は決まり、友人の組と私の組は共に-10点で同率2位になった。ここで4人が帰り、アンコール3曲目だ。今度は個人戦で得点はパネルのみとした。トップは私で「南部蝉時雨」を酔いに任せて歌ったものの、点数は75点だ。申告は、最初76点(練習時75点に+1)していたが、皆の申告が82点以上なのを見て79点にあげてしまったのだ。差は-4点。2番目は連れ合いが、「浪花恋しぐれ」で78点だ。申告を85点にしていたので-7点はほぼ脱落だ。3番手は、任侠ものから一転した男性で「J」を歌い83点を出した。-5点だ。4番目の女性は美空ひばりで「ある町の詩」を歌い79点だったが、何と申告-3点は一躍トップだ。5番目の姐御女性は「忘れて欲しい」で高得点の89点で、申告-3点と続くヒットになった。6番目の元気印の男性は「下町育ち」で77点、申告-6点だった。7番目は店の社長が飛び入りし、「男の心情」を初めて歌っていた。85点の高得点ながら申告をオーバー1点だ。初めてのオーバーで、何と失格だ。とりは、友人で、差が-2点以下なら優勝だ。選んだ曲はこれも初めての「港夜影」だったが、良い感じに歌い終わったと思ったら得点は何と61点。パネルの不可解さがここでも最後に顕れた格好だ。かくして、トップは女性2人が分け合い、3位に私が、そして4位は本来「J」の男性の所、私が謝って元気印をコールしてしまった。次回訂正せねば。【古今和歌集】651.吉野河 水の心ははやくとも 滝の音にはたてじとぞおもふ (よみ人しらず)吉野川の水の流れのように心はせくが、激しい流れのように音を立てる(噂になる)ようなことはしまい
2019.01.20
コメント(0)
今日のセミウォーキングは上牧駅裏から上牧小学校を回って、帰りはシャルマンを通った。中学校の土曜スクールに参加した。少しずつでも理解してくれている様子を見ると、そのまま順調に学ぶことの楽しさを知って貰いたいという気になる。***英誌エコノミストの記事が日経に出ていた。中南米とはさっぱり接触がないので新聞記事などで覗うしかない。1月10日、マドゥロ大統領の2度目の就任式が最高裁判所で行われた。通常就任式は国民議会で行われるが、野党が多数の議会を避け、自らの権力が及ぶ最高裁判所で行ったのだ。この文章だけでも何か違和感がある。三権分立など実質的には無いようだ。彼の1期目は悲惨で、世界で恐らく最も失敗している大統領だという。前大統領のチャベスが無茶苦茶かき回してしまった国家の体制をそのまま踏襲しているのだからさもありなんだ。チャベスは、2013年に死去したがそれまで、反米を貫き、国民には耳優しい政策を財政的な配慮無く行った。政府支出を増やし、民間企業を接収、価格を統制し、政府の借金を拡大させた。さらに自分を政治的に支持していないとの理由から、国営石油会PDVSA社の有能な管理職らを解雇した。とまぁ無茶苦茶だったわけだ。PDVSAは国家の収入源で、幸運にも石油価格が高止まりしたおかげで何とか無茶な政策を維持できた。彼が死ぬ前までは何とかこの無茶が通っていたのだ。そして、死後の選挙で、マドゥロは自分を貧困層に人気があったチャベスの息子として演出し、疑惑に満ちた大統領選挙で勝利した。具体的には書かれていないが、おそらく選挙自体は全く出鱈目だったのだろう。記事を見て判断する限り、マドゥロの政治家としての資質はまるで無いようだ。石油の相場が下落しようとお構い無しにチャベス主義に固執し、財政はますます破綻し、食糧不足や飢餓を招いた。さらに、巨額の財政赤字を埋めるべく紙幣を増刷した。これで、インフレ率は急上昇、昨年には100万%を超えたと推定される。どこかで聞いたような話だ。お金が無くなれば刷れば良い、とは何とも稚拙で短絡的な発想だろうか。然しそこは、必需品の輸入価格を抑えるという表向きの理由から通貨ボリバルの公式為替レートを人為的に高水準に保ったのだ。なるほど、考えてはいるようだが、そんな勝手が通用するわけはない。実際のレートは暴落し、国内総生産(GDP)はマドゥロ就任以降、半分近くに落ち込んだのだ。為替操作の恩恵に浴してたの者も居るが、それは皆マドゥロ政権支援者であり、その一部は億万長者となったという。いつの世にも洋の東西を問わず、こうした輩は居るものだ。。こんな状態で、国の経済が破綻しなかったのは、政府が主に中国やロシアの国営企業に対し、油田やガス田、金鉱を担保として差し出していたからだった。こんな為政者を聞いたことがない、完全に外国に身売りしているのだ。石油価格が持ち直しても、PDSAは衰退していった。先ず、専門家を排し、子飼いの未経験者をトップに据えるなど、どう見てもやり方が稚拙だ。それでも支持者(貧困層)の人気取りで、国民にガソリンをほぼ無料で提供したり、キューバなど友好国には石油を特恵価格で輸出したりしている。その結果は自明で、国民は困窮し、給料だけでは生活できず、欠勤してその場を凌ぐ生活となる。そのため、電気や水道の供給も不安定になり、暴力事件は急増、医療制度はすでに崩壊した。国内では生きていけず、人口の10分の1に相当する300万人が、コロンビアなど近隣国へ移住してしまった。この状態が続けば、さらに500万人以上が国外に去る可能性がある。ここまで見ると、それでもパリのように暴動が起きないのかと一寸首をかしげる。よほど力で押さえつけられているとみられる。見かねた中南米諸国とカナダの13カ国がつくるリマ・グループは、マドゥロを大統領として認めないとしているが、マドゥロは国内を掌握しており意に介さない。ここで、メキシコに誕生した左派のロペスオブラドール新大統領はリマ・グループの決議に参加せず、又ロシア、トルコ、中国などが支援を申し出ていると云うから、厄介だ。ロシアは、シリアの卑劣なアサドにもこう言った肩入れをしているが、どうにも納得がいかない。なんらかの下心があるのだろうが、それは一体何なのか。しかし、ここに来て、ベネズエラには資金が枯渇していて、マドゥロ支持者(チャベス主義者)を満足させることが出来なくなってきているようだ。政敵が正当な手続きで交代すると云うよりは、仲間内から離反者が出ることで、マドゥロが自滅する可能性が最も高いようだ。なんだか暴力団抗争で、資金源が枯渇しそうな親分からは離れていくと云った構図かも知れない。【古今和歌集】650.名取川せゞのむもれ木 顕ればいかにせんとか あひ見そめけん (よみ人しらず)その河瀬の埋もれ木が露わになるように、二人の間が世間に知れたら一体どうするつもりで、逢い始めたのだろうか(瀬ぜ ・・・ 河瀬 、むもれ木 ・・・ 土の中に埋もれて炭化した木)
2019.01.19
コメント(0)
今日のセミウォーキングは路面が濡れていたこともあり、直ぐ引き返せるようにと、島本高から東大寺公園を周り島本駅を経由して帰宅した。歩き始めると半ば頃から天気は良くなってきた。小学校4年生の学習会があった。連れ合いは学習ボランティア仲間と昼食会で、先に出掛けた。私自身今年初めてであり、昨年末も2回連続で欠席していたので、後期になって初めての参加となった。随分と久しぶりに会った子供らは一段と成長していた。挨拶もしっかり出来るし、こんな児童を相手に出来るのはハッピーだ。***日本の2018年の輸出船契約実績(受注量)は前年比14%増の1078万総トンだった。日本の造船業は何時も曇りか雨の業況なので、前年比が増加したことは先ず喜ばしい。日経の記事の中では業況は回復しつつあると楽観的だが、そうでも無いだろう。日本得意の高付加価値のlNG船は3年連続でゼロ受注だ。2018年の受注隻数は215隻。内訳はばら積み船が156隻と最大で、石油、ケミカルのタンカーが32隻、そしてコンテナ船が26隻だ。この先どんな風に展開するのか、予断は許さない。たまたま、ネットで韓国の経済紙を見る機会があった。丁度1年前からの去年を振り返っている。それによると、2018年1月には、最近数年間続いた不況で苦戦をまぬがれなかった日本造船業界が回復の兆しを見せていると表現している。中国の構造調整と、エコ船舶の需要の増加が幸いして、2016年の日本の受注量の2.5倍(総トン数945万3629トン)の195隻になったとしている。日本の建造能力は年間120万~130万トン故にまだまだだが、回復基調は確かのようだ。然し、メインがばら積み船というのが、微妙なところで、ばら積みに関しては中国の船価が底を打ったために余剰が日本に回ってきた感があるからだ。日本は、2020年に世界の全海域で硫黄酸化物(SOx)排気ガス規制が強化されることによる適応船(エコ船)の発注を待ち受けている状況だ。韓国の造船業は、構造調整に入り、労働組合の「習慣性ストライキ」で沈没寸前だという。また韓国では輸出の24.6%を占める他の2つの製造業(自動車と鉄鋼)が危機的状況にあるという。その内の造船業界は「内部」から崩れつつある。現代重工業の労働組合は7月20日から6日間の全面ストに入った。また13兆ウォン(約1兆3000億円)以上の公的資金が投入された大宇造船海洋の労働組合も同様にストに入るとしていた。そして、去年暮れの2018年11月には予て日本が協力して計画を策定していたインドネシアの「産業4.0ロードマップ」を実施段階になって韓国に依頼する方向転換が成されたのだ。ジョコ大統領の変心だ。ジョコは日本と中国、韓国を巧く競わせて、利を得ようとしたたかだ。韓国紙の言によれば、インドネシアの自動車に関しては日本の独壇場(市場シェアは97%)だがこれはインドネシア政府高官の半数が日本留学生出身であることが影響しているという。然し、日本は、物を売るだけで技術移転には消極的だとして、韓国の成長モデルに傾倒しているというのだ。日本の牙城を崩し、その空きに中国が侵入するのを止めるストッパーの役割を韓国に望んでいるという理解だ。同様に、造船など海洋産業の分野でもインドネシア政府が韓国に協力を望んでいるという。インドネシアは海に囲まれている割には、船舶建造能力は顕著に低い。日本も過去に相当肩入れをしたが、自前で船舶をふんだんに建造する力はない。インドネシアは海洋国家として遠洋漁業に適した漁船3000隻を建造するのが目下の目標だ。之に呼応して、韓国から城東(ソンドン)造船海洋がインドネシアに修理造船所を作る案を協議中だという。日本が問題にしている、韓国政府の造船業への肩入れの件で、日本はWTOに提訴、それをEUが支える構図になることを憂いている。EUは2002年に韓国政府が補助金を支給し、造船業界を不当に支援しているとWTOに提訴したが、韓国に敗訴している事の意趣返し的に捉えている。今回の日本のWTO提訴には応える意思表示をしている。そして今年1月になって日本はWTOを通じて韓国に、大宇造船海洋、STX造船海洋、城東造船などへの公的資金投入についての「過去10年分の詳細支援内訳を提出する」ことを求めている。勿論日本の主張は、こうした公的資金支援が公正な国際競争を妨害し日本の造船業に被害をもたらしたということだ。この点について韓国は了解しつつも、日本側の提訴は韓国の徴用工問題への意趣返し的に捉えている節がある。韓国は造船業への政府支援は国際規範に外れることはないだろうとしつつも行きすぎが有ることを暗に理解しているようだ。日本が韓国に造船業の1位を譲った背景には、低い労働コストもさることながら、こうした韓国の国策的支援が存在したことによるとの主張だ。この点についても、韓国は敢えて、徴用工の問題などを絡めてきている。現実には、日本に流れてこないLNG船などは韓国に発注されているようだ。中国では、2018年6月に技術の稚拙さからかLNG船就航後にエンジン欠陥で航行不能となり、運航開始から2年で廃船する事件が生じた。このため海外船主はLNG船など高価な船舶は中国の造船所に任せられないという雰囲気になったようだ。しかし、日本は、同時期に各社とも商船建造市場からは手を引く事を表明するなどしていて韓国の思うつぼになっているようだ。WTOの判定を待つことと共に、日本の造船への意識を回復しないことには、韓国の攻勢には勝てない環境になりつつある。【古今和歌集】649.君が名もわが名もたてじ 難波なるみつともいふな あひきともいはじ (よみ人しらず)あなたの噂も私の噂も立てまい、だから私を見たとも言うな、私も逢ったとは言わないから(難波の御津に「見つ」を掛け、網引き(あびき)に「逢ひき」を掛けている)
2019.01.18
コメント(0)
今日のセミウォーキングは高浜堤から淀川河口32.0km迄で折りかえし楠薫堂を経由して帰宅した。***「御上のやることは絶対」、なんていう言葉を昔聞いたことがあるが、その頃の民百姓は強い権力で押しつけられていたからやむを得ずそう教育されていたのだろうか。そんな御上がいつからいい加減になったのかは知らないが、昨今の厚生省(厚生労働省)の杜撰さ、いい加減さは目に余るものがある。社会保険庁の消えた年金問題は、深刻な影響があったが、その他にもカラ残業、カラ出張などは序の口だろうか。最近では障害者雇用を水増し問題など、とにかく、開いた口が塞がらないと云った事件が目白押しだ。そんないい加減な仕事をしていながら、定年を迎えると所管の公益法人に天下りをして、ぬくぬくと余生を過ごすわけだ。厚労省と言えば、国民に直結した生活の問題を取り扱うので、末端の機関も多く、又いい加減な監督官庁だから、天下り後も何でもやり放題と云う事なのだろう。そんな厚労省が今回は毎月の勤労統計調査を誤魔化していたというのだ。というか、統計の意味すら良く理解出来ていないと言うべきだろうか。そんな調査を組織ぐるみで行っていたと云うから、政府発表の数字など信じられないと云われても仕方が無い。それも、2004年から行ってきたと云うから根が深い。何といっても、雇用保険の過小支給は許されない。失業し、次に職を得られるまでの生活のつなぎなのに、しかも元々十分な額ではない金額なのにだ。対象者は1973万人、過小申告額は計567億円にも上る。この不足額を労使の保険料で支払うのだという。なぜ厚労省に全員の給料から供出させないのか、損害を与えたなら弁償するのがルールだろう。(おっと、厚労省にルールを説いても無駄か!)現在は、ビッグデータの時代だというのにその根幹になるデータそのものが嘘の固まりだとしたら立てられる政策が全く方向違いのものになってしまう。然し、そんな将来のことなど、いやその支給が少ないことで対象者が困ることなど一切気にならないのだろう。事の発端は、総務省からの指摘で、データに連続性がないことに不信を持ったための追求に始まる。その結果毎月勤労統計は500人以上の事業所全てを調べることになっていたところその対象を3分の1しか調べていなかったというのだ。賃金が高い大企業を抜かしていたのだ。そうなると算出金額は当然低く出てくる。こんな結果は誰にでも定性的に直ぐ分かることだ。なのに放置していた。放置していただけでなく、今までの統計に合わすべくデータを改ざんしていたと云うから、呆れる。いや更にそれを共通認識として皆が共有し、上司も認めていたのだから許せない。之って、役所か??この結果を正規のデータとして対象者に減額して支払っていたばかりでなく、全世界に公表していたのだ。良くOECDのデータによるとという値が参照されるが、即ち大嘘だったと云う事だ。ここまでは東京都の話だが、事もあろうか、この嘘を神奈川、愛知、大阪にも適用したいと言い出したのだ。統計委の出席者は、即座にその指示に従ったという。不適正さを指摘されると忘れていたとかで言い逃れ、発覚から発表迄に3週間も掛かっている、意図的に遅らせていたのか。過去にあった不適切労働時間の問題(採用労働制の適用拡大が撤回に追い込まれた)問題等でも、言い訳は忙しかったからだと逃げている。何という稚拙な言い訳であろうか。統計を加工して、本来の数値に整合性を保たせようとしたのは(修正ではなく修悪だ)調査中としながら、(実際は調査などしていない)安倍が掲げる賃金の伸びが高く見えるようにとの忖度が働いたのだろうと見られる。何に付けても忖度だ。安倍が自身のことで嘘をついて有耶無耶にしてしまった体質は、政治家に留まらず、官僚までも醜悪な存在に下落させてしまったのだ。この統計不信は、世界中に喧伝され、日本の文化的遅れをまざまざと証明することになった。統計に対する意識の低さと職員のモラルの低さ、関わる交換のレベルの低さに起因している。何といっても仕事は多いが、あまり優秀でない官僚の掃き溜め、何とか仕事(時間を費やすという意味に)をこなしたら天下りが待つという、一連の役人根性が成した典型的な不祥事だ。【古今和歌集】648.さ夜ふけて天の門(と)わたる月かげに あかずも君をあひ見つるかな (よみ人しらず)夜が更けて空を渡る月の光の下、飽きることなく貴方を見ていたことだ(小夜 ・・・ 夜の歌語、天の門 ・・・ 空の歌語 )
2019.01.17
コメント(0)
今日のセミウォーキングは路面も濡れ、時々霧のような雨が降っていたので、何時でも帰れるように、島本高から東大寺公園を回って、島本駅を通り帰宅した。こう言う時に限って昼間は良い天気になるようだ。小学校の学習会は今年初めてで、今日は2年生が対象だ。もうすぐ3年生になる子供達は学校にも慣れてきたようだ。終了後、中学校にも立ち寄った。夕方から、カラオケの練習に出掛けた。これも今年初めてだ。空いていたこともあって、連れ合いも友人も大山崎からの女性も各々8~9曲歌った。***日経は、平成30年間の市況を振り返って考察していた。最初は原油で、1989年には1バレル17ドル台だったのが今は51ドル(17日現在では52ドルと続伸)になっている。資源ブームで、2008年には147ドル台にまで上昇し、その後リーマンショックで急落、それでも30ドル台だった。その後徐々に回復、1バレル100ドルくらいにはなったが、アメリカのシェールオイル革命で、供給過剰となり、又下落、30ドルを割り込んだ。それに伴い、OPECは協調減産を開始し、価格調整を行って、今日に至っている。今後は地球温暖化や再生エネルギーシフトという外部要因がどのように作用するかだ。段ボール原紙は1989年に1kg当たり、82円だったのが、バブル崩壊で、1kg約50円と下落した。その後は中国が古紙を大量輸入するなどあってほぼ順調に価格を戻して、今日に至る。日用品輸送の拡大で押し上げられたが、今後は中国の動向1つで、大きく変化が予想される。ゴルフの会員権は、1989年から1990年に掛けて2624万円が4300万円に跳ね上がった。然し、その後は下がり続け、2018年には184万円にまで落ちてしまった。当初は投機的なこともあったが、今ではプレーを目的とした純粋な動機が主である。実際にプレーする人口も減少しており、1992年に1480万人いたが、2017年には670万人と半分以下になっている。私が紛いなりにもゴルフ場に行った最初が1983年で、当時は会員権など夢の又夢だった。仲間内では山の中の比較的安い物件を手に入れたが直ぐに倒産したこともあった。今は、何時でも安価にプレーできるので、会員権の価値は殆ど無いようだ。コメについては1989年に1俵(60kg)2万7750円だったが2017年には1万7700円に低下している。その間、凶作や不作、さらには震災などでパルス的に高額になったことはあってもトレンドとしては下落傾向だ。最近は飼料用のコメ作付けに補助金が拡大するなどあって、多少とも価格が戻る傾向だ。建築に使うH形鋼は1989年、1トン当たり、6万3000円だった。之がバブルの崩壊で建築市場が冷え、極端に下落(ピーク時の半値)した。一時は日本の鉄鋼の生産量は年1億トンで、その1割が鉄骨関係と云われていたが、既に現在では500万トンとバブル期の半分になってしまった。私が建築鉄骨に従事していた頃は幕張副都心をビルで埋め尽くそうと云った気概であったが、バブル崩壊で、夢となって費え、建築鉄骨からも追われることになった事がよみがえる。パソコンの記憶媒体DRAMでは、価格の暴落が最も著しかった。それはとりもなおさず技術の進歩に反比例している。記憶容量当たりの単価に換算すれば、30年前の1万分の1になっている。単位の換算を置くとして、1989年当時256Kbitで1個2.25ドルだったのが、現在では4Gbit1個で3.04ドルとなっている。之を単価に置き換えて比較すると、30年前の価格は現在の約1万2000分の1に相当する。これは回路の線幅の微細化が大きく寄与している。1989年頃の線幅は0.8μmであったのが現在は20nm(ナノ)と劇的に微細化が進んだ故だ。線幅の細さが性能に反映される事、即ち半導体の性能向上は集積密度に反映されるとされ、ムーアの法則によれば、「半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する」ということから、このようなドラスティックな価格変化が起きたと云える。最早微細化も限界と言われる中、世界の半導体メーカーはなお技術開発を続けている。パート・バイト時給は、30年間で、662円から1074円に上がっている。バブル期に男性のパート代は1000円を超えたがその後女性の就業が増えたことで、停滞し、この10年間では漸増している。パート・バイトは30年で、656人から1491人に増加している。その8割は女性だ。然し最近の少子化で、時給を上げても人が集まらないと云った状況になっている。商品の市況を見ると時代の変遷がよく分かる。【古今和歌集】647.むばたまの闇のうつゝは さだかなる夢に幾らもまさらざりけり (よみ人しらず)真っ暗な闇の中での現実は、はっきりとした夢と比べると、少しも優ったところがない(むばたまの ・・・ 闇の枕詞)
2019.01.16
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。早い時間から歩き始めるのだが、堤で出会う人はほぼ毎日10人は下らない。連れ合いは、胃腸の検診で高槻のすぎ内科に出掛けた。待ち時間が長く、2時間近く掛かったろうか、問題は無いとのことで安心した。***今年を以て平成は終わる。そんな節目の年なので、様々な特集が組まれている。日経では平成の終わりにと銘打った特集が6人によって語られていた。気にとまったことを羅列しておく。2002年~2017年の間のサンプリングで見ると、人口は減少し続けた。世界で人口が減少したのは、日本の外、ギリシャとロシアぐらいのものだ。2002年から既に人口減少に対して声高に言及していて、なお結果が出せないのだ。少子化対策大臣など作っても何の意味も無かったわけだ。本気度はあるのか。GDPの成長率も15%と低く、日本より低い国はイタリアとギリシャくらいのものだ。国際社会の中でこれらの国の成長率は際だって低いのだ。消費者物価についても同様で、僅か3%の上昇でしかない。これは桁違いに低い数字だ。逆にインフレ圧力が強かったのはロシア、ベトナム、インドとインドネシアだ。現在は物価上昇率を3%目標に呻吟しているわけで、物価は上がらないものという気持ちが定着してしまっている。給料が上がらねば手も足も出ない。デモクラシーの浸透と技術革新という視点では、デモクラシーは「自由と平等」を唱っているものの、現実には「専制と不平等」を生み出す危険があるという。現在社会は正にその危険の真っ只中だ。多数の支配に名を借りて、ポピュリズムが正当化され、蔓延して、それが利己的な行動になっている。独立した個を優遇するあまり、社会的な交流がされなくなり、ますます個に没入している。個を大切にするというデモクラシーと全体のバランスを欠いた技術革新が日本の独自性(決して褒められない)を生んだのではないか。人口減少に伴い、市場縮小、海外展開が必然になった。エレクトロニクスが発展し、ITが世の中を席巻して、GAFAと言われるプラットフォーマーが世界を席巻するまでになった。そこで有効なのはビッグデータだ。この点では日本が劣ると云う事にはならない。平成の間には、給与は殆ど増加していない。消費に金が回らない構造だ。然し後半になって、物価はやや上昇基調になってきたかに見える。人手不足による安易な外国人労働者への依存が見られる。この機に入管法を拙速に改定して、場当たり的に対処しようとしているが、難民問題やEUにおける移民問題など精緻な問題分析無しに闇雲に開放することは将来に禍根を残すことになる気がする。中国の台頭が著しい。購買力平価では既にGDPは世界1になっている。中国が最大の貿易国相手とする国は53か国に及ぶが、アメリカが最大の相手国とするのは37カ国しかない。僅かに軍事費は、まだアメリカの方が勝っている。然しアメリカが自国主義に縮小すれば、たちまち世界は中国のものになりかねない。中国はこれからも、世界の顰蹙をも恐れず独自路線を突っ走るだろう。米中の貿易戦争がどう転ぶかによってはうかうかとしていられないかも知れない。世界の常識であった、経済の進展は必ず民主化に向かうとの認識は、中国ではものの見事に外れ、強権、専制下であっても経済的に(格差や搾取は度外視して)発展することを証明してしまったのだ。アメリカにとっての相手は中国であり、日本は如何様になっても追従するだろうと高をくくっている。むやみにへつらうばかりではなく、毅然として独自の意見を述べることが出来るようにならなければ、日本は置いてきぼりになるだろう。製造業についてみれば、中国の発展の礎は労働コストの異常な低さであった。中国に生産拠点をシフトし、そこで技術的なノウハウをぶちまけ、あるいは盗まれ、今や抜き差しならぬ状態にまで組み込まれてしまった。デジタル化が到来して、産業構造は変化し、ベースとなる価値基準も変わる中、日本とドイツは、製造業の存在感はなお大きなものがある。然し、中国も労働力無制限供給が限界に達し「ルイスの転換点」となった今、製造業の拠点は、ベトナムやタイに向かい始めている。願わくは、少子化労働力不足を製造拠点の里帰り的な施策で復活できないものだろうかと思う。そのためには、卓抜した技術の優位性とか品質の揺るぎなき信頼性を回復しなければならない。平成の最後の頃にぼろぼろと出てきた製造業の汚点は、全て洗い流して初心に立ち返る時である。女性活用の強化は喫緊の課題だ。女性が子供を産みたくなると云った特典を準備することも考えなければならない。産めば産むほど潤うと云った政策だ。現在の対策は、後手であり、産んだ子供を育てる段階で早くも心配が山積と云う時に、誰が子供を産むだろうか。少子化の問題と女性の登用こそが題目の働き方改革を真にもたらすように思う。然し、豊田真由子、上西百合子、今井絵理子等は論外としても、小渕優子に始まる自立性の欠如、稲田朋美の無能さ、山尾志桜里、片山さつきが見せたような、傲慢さと醜さが、女性の代表であるなら、世界に呉して行くにはまだまだの感がある。最後に日本の政治の貧しさを挙げていた。経済的危機に於ける日本の政治家、官僚のふがいなさは世界を唖然とさせたようだ。それでも、島国に閉じ込められて、的確な情報を知らされない国民には、判断が付かないことかも知れない。少子高齢化は誰しもが上げる点だ。雇用制度の異常さは日本だけの特徴だろう。平成初期には80%が正規雇用であったのだが、現在は約60%に低下していて、40%は非正規雇用であったりパートタイムなのだ。将来に希望が持てない証なのか、政府はこう言った状況を注視すべきだ。女性の高等教育(大学進学)が急速に伸びていることは、注目に値する。今後は、こう言った下支えが、どのような形で顕在化していくかが注目されることになる。【古今和歌集】646.かきくらす心のやみにまどひにき ゆめうつゝとは世人さだめよ (なりひらの朝臣)思い乱れるその心の闇に私も迷ってしまい、分かりません。夢だったのか現実だったのか世の人に決めさせましょう(かきくらす ・・・ 一面を暗くする )
2019.01.15
コメント(0)
今日のセミウォーキングは高浜堤から淀川河口32.0km点で折りかえし、シャルマンを通って帰宅した。どんど焼きにお飾りを持って行き焼いて貰った。振る舞われるというお餅は貰わずに帰ってきた。***昨年末の日経経済教室に「きしむ欧州」が3回に渡って掲載された。説明の仕方が悪いのか、私の理解力が追いつかないのかだが、解説文は素人向けで無い事は明らかだ。最初はイギリスだ。イギリスは何といっても今はEUからの離脱問題(Brexit)だ。メイ首相がEU離脱交渉で譲れない点として、人の自由移動の除外、独自の通商政策、国内でのEUルールの廃止、EU司法裁判所の管轄権の排除などだ。イギリスがEU単一市場と関税同盟から離脱する(条件1)と云う事からは当然のことだ。北アイルランド(英国領)とアイルランドの間で物理的な国境を回避する。(条件2)元々この間の人の行き来や物品の移動は自由だった。そして条件3は物品貿易に関してイギリスの領域的一体性を維持することとしているが、条件2と3の間の違いがよく分からない。要は、北アイルランドとアイルランド間の国境問題をどうするのかが焦点だ。北アイルランドをEUの管轄下に置いておくか否かと云う事なのだ。そうなるとメイ首相にとっては到底容認できる線では無い。北アイルランドはあくまでイギリスのものだからだ。北アイルランドがらみで、イギリス全体がEUのコントロールから抜け出せないことになって容認できないと云う事だ。国内でこうも混乱していては、残る帰結は、このままEUに留まるのか、またはEUとの合意無しに勝手に離脱するかと云う事になる。時間的な制約から、一旦EU離脱通告を撤回するしかないのではないか、そうして再度国民投票で離脱か残留かを問い直す道だ。一体イギリスはどうしたいのかとなると全く分からない。最近の世論調査ではEU残留支持が45%、英EU合意支持が31%、そして分からないが23%だとのことだ。最終デシジョンは3月29日とのことで、いよいよ切羽詰まっている。次はドイツだ。メルケル首相の求心力が急激に低下した事による混迷だ。選挙で過半数を取れなくて政権運営では大連立を余儀なくされる中、次第に連立各党との軋轢が増加した。焦点は矢張り難民問題だ。当初難民受け入れは人道的と評価されたが、予想以上に押し寄せる難民に手を焼いていると云う事だ。然し本質は永年のメルケル施政に対する反感の顕在化だ。メルケルのリベラルで、柔軟な姿勢はやがて連立内部での他党の存在感が薄れさせた。そこに登場したのが反移民の極右ポピュリスト政党AfDだ。こちこちの反移民だ。対して、最近では真反対の緑の党が躍進してきた。こちらは親移民である。ドイツ国民の真意はどの辺にあるのか混沌としているが、分かることは従来の与党(連立)が弱くなっている反面新しい野党への関心が高まっていると云う事だ。ドイツが何処に向かおうとしているのか、よく分からないというのが本当のところかも知れない。3つ目はイタリアだ。イタリアも対EUの葛藤がある。財政問題だ。EUは加盟国に財政赤字はGDPの0・5%以内(この比率は3%以内と云うことではなかったのか)当初提出した予算はこの比率が2・4%となっていたのだ。最終的にはイタリア政府は財政赤字目標を2・4%から2・04%に引き下げEUの了解を取り付けた。国民の反応は、EUへの譲歩は誤りだとする強硬派が15%で、半数以上が譲歩は概ね正しいとの理解を示している。然し、一方ではこの譲歩によって経済の成長が停滞するという意見が半数近くとなっている。イタリアがこの先どういった道を採るのか、EUの一員としてのあり方を再度問い直すことが必要では無いかという感じだ。新聞で取り上げたのはこの3カ国だが、最後に今でもパリの街で9週間連続でデモが起こっているフランスは、一体何処まで乱れるのだろうか。当初はガソリン高騰に怒った市民のデモだったが、今やフランス全土に広がり、マクロン政権を脅かすまでになっている。メルケルの求心力低下とマクロンへの国民の反発でEUの重要国が共に混乱の中にある。この先EUはどのようになっていくのだろうか。【古今和歌集】645.君やこし我やゆきけん おもほえず 夢かうつつか ねてかさめてか (よみ人しらず)あなたが来たのか私が行ったのかもわかりません、寝ての夢の中だったのか、起きての現実だったのかさえも(思ほえず ・・・ わからない )
2019.01.14
コメント(0)
今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切で折りかえした。連れ合いはふらりと高槻に出掛けたようだが、人出が多かったようだ。***日立製作所は英国で計画する原子力発電所の建設事業を中断する方針を固めた。三菱重工がトルコでの原発から撤退し、東芝もイギリスでの原発計画を白紙に戻した。そしてついに日立もイギリスから撤退することになり、之で日本企業の海外での原発計画はゼロになった。政府もいい加減に原発から撤退することを表明したらどうかと思うがなかなか意思表示をしない。国内では多くの原発が老朽化している。規則を変えて延長して使うなどと危なっかしいことを平気でやり続ける。それももう限界に来ているのではないか。そもそも原発ありきであったから、しかも国内での福島第1原発の重大事故があった故に、国内では当然新設が難しくなってしまった。そこで海外に目を向けるという当初からの方向付けの間違いがここに来て破綻したと云う事だ。国内原発が立ちゆかなくなると原発離れが起き、技術の継承が難しくなると云う面もある。それを海外進出でつなごうというのだから、何とも奇妙な話である。国内は完全に反原発の国民感情が強い。政府はそれを中途半端に受けとめて、方向性すら出せないのが現状だ。資源の少ない日本では、電力確保もなかなか難しい。目先の環境問題からはCO2の排出量が少ない原子力は確かに魅力的だろう。然し、廃炉までを考えたトータルコストを示さず、ランニングコストのみに着目するように導いて、如何にも安価だと原発の優位性を維持してきた。しかし、未だに福島事故の後始末の道筋さえ見えない中、どれだけの費用が掛かるのかさえ不明だ。一部に原発を捨てきれない事情(圧力)があるのだろう。海外での原発計画が皆頓挫した今こそ、日本で議論をと話しているようだが、どうも後先が逆なようだ。過去に原発が全て止まったときでも、日本の電力は大きな混乱を見せずに通過した。海外での動きは、再生可能エネルギーを国の機関エネルギー源にする方向だ。ただロシアとか中国は原発に固執している。ますます危ない気持ちだ。日本も、今までは原発に拘泥していたが、そろそろ海外の動向に合わせて脱原発宣言を行う時期ではないだろうか。日本はエネルギー基本計画で、30年の全電源に占める原発の比率を20~22%とする目標を掲げている。原発の再稼働は厳重な審査もあり、なかなか政府の思うようには進まない。勿論のことだ。もう2度と福島の経験はしたくないと云う事は国民全体が共有しているからだ。今が原発廃止の宣言をする好機なのだが、一向に動かない。勿論原発を廃止すると云って、明日から全ての原発を止め、廃炉に動くというわけにはいかない事ぐらいは皆良く知っているだろう。然し、最終的な目標として、原発にもある程度のポーションを与えると云う事では、この難局は乗り切れないだろう。とにかく時期はまだ決められないにしても、とにかく将来の展望としては原発をゼロにするという宣言をして仕舞ってはどうだろうか。日立はこの機に、原発を縮小し再生可能エネルギーにシフトする事を決めているようだ。原発に関する資産の損失を早めに計上してしまおうと企画している。流石に民間企業の思い切りの良さだ。退路を断って、再生エネルギーに最大限の資力を投入すれば、エネルギー計画の将来は見えてくるはずだ。なまじ現行の(又かつて全盛だった頃の)原発を念頭に置いたままであれば、それだけ、他への投資が差し控えられることになるだろう。折角の動きに水を指すことにもなりかねないのだ。日立の今回の撤退についてはイギリスサイドのEU離脱問題との関係で、スムーズに展開できなかったこともあるが、長い目で見れば、そのことが日本にとっては良いことであったような気がする。約3兆円の事業費だが、このままずるずると続けていたら、深みに入り込むことになる。今中断(実質中止)を決したことで、2000億~3000億円の損失を被るが、逆に言えばそれで済んだと云う事だ。中断で垂れ流される資金流出に歯止めをかけたことになる。ドイツの文明評論家であるジェレミー・リフキンなどは、日本がこのまま旧態依然としたリノベーションに拘泥するなら、この先2流国家になると警鐘をならしてしている。EUは元より、中国でさえも現在は、積極的に再生可能エネルギーを導入している。太陽光や風力発電といったエネルギーの固定費はいま、指数関数的に下がってきている。太陽光や風力に燃料費は不用意なのだ。このことからも、原発や化石燃料はコストでも競争できなくなるのだ。北海道電力のブラックアウトでも明らかなように、最早中央集権的なエネルギー政策は大きな転換期に来ている。その代表である原子力に拘泥することは、安全面以外でも世の中の流れに逆らうものであることを知らなければならない。【古今和歌集】644.ねぬる夜の夢をはからみまどろめば いやはかなにもなりまさる (なりはらの朝臣)あなたと共に過ごした昨日の夜はまるで夢のように頼りなく思われて、確かめたくまどろむと、ますますはかない気持ちが増してしまった(いや ・・・ ますます)
2019.01.13
コメント(0)
今日のセミウォーキングは神内公園からJRの脇道を通って梶原高架下で折りかえした。帰りは楠薫堂を通った。今年初めての中学校の土曜スクールに参加した。総勢で12名ほどの生徒が来ていた。***ホンダが製作したビジネスジェット機が昨年12月20に日本でデビューした。日本で自前のジェット機を開発製造したのは、三菱重工のMRJしかなかったが、ホンダが参入した。かつて富士重工業や川崎重工が開発を試みていたが、販売するまでには至らず頓挫してしまっている。航空機は日本ではあまり根付かないものだろうか。ホンダのジェットは2017年、既にアメリカでは販売されていて、セスナ機よりも売れているとのことだ。日本へは凱旋した形だ。ホンダエアクラフトカンパニー社長の藤野が社命で飛行機をやり始めたのが1986年だ。26才、入社3年目のことだ。車を造りたいと入社したのだが、海の物とも山の物とも分からない航空機の開発だ。どんな気持ちだったろうか。藤野は航空工学の出身だからそれほどの抵抗はなかったのだろう。当時の上司は後の社長の川本信彦だった。懐で航空機製造を期していたようだ当時航空機の知見がないホンダは、藤野等の研究チームをアメリカに留学させた。本気度が窺える。私の経験では、行き詰まった会社を何とかしようとして開発部を造りやる気なのかと見てみたら集まったのは各部署で余った人材ばかりだったのとは大違いだ。我々の開発部は2年経たずに消滅してしまったのは本気度がなかったからだった。そんな話はどうでも良いが、留学先の大学ではさしたる成果はなかったという。ところがコンサルとして契約した人物からそのノウハウを吸収したとある。これもやる気だ。追い詰められた気持ちもあったかもしれない。こうして1993年には実験機を完成させ、試験飛行も成功させた。航空工学を学んでいたとは云え、座学からで、1からのスタートだから、7年間というのは結構長い期間だ。しかし、よく上司も我慢していたものだと思う。然しそこは営利企業、業績に余裕がなくなれば当然打ちきりだ。川本も藤野への航空機開発の指示など忘れていたところ社長になって、社内の社内イベントで藤野に会う。最高意思決定会議に呼ばれていったが当の川本は欠席で、集まった役員達から否定的な意見ばかりがでた。しかし、何とか研究だけは続けさせて貰えた。川本の欠席は次期社長吉野への引き継ぎの意味があったという。この辺りが綺麗事に聞こえるが、之くらいの思いが社長になければ新しいことは出来ないと云う事だろう。航空工学の常識ではあり得ない主翼の上にエンジン搭載することは、非難を浴びたがボーイングの風洞試験設備で成り立つことを証明した。実験飛行に成功して沸き立つ時には社の方針で航空機の事業化は否定されていた。最後のあがきというか、チーム解散の花道というか、アメリカのオシュコシュ飛行機ショーに実験機として(実験というのが経営陣の注文だ)飛ばす許可を得たのだ。金食い虫の航空機事業を何とか終わらせることが経営陣の頭にあるだけだった。そこでの成功は流れを変えたようだ。大企業病に陥っていたホンダ、冒険心の衰退と云った状態だったのだろうか。然し時の社長の福井は藤野のプレゼンに動かされてゴーサインを出した。エンジンの方も1896年から始まっていた。当然と云えば当然だが、当時のリーダー井上は、航空機エンジンとしては考えられない構造を製造(研究)対象にし、若手はそれに従っていた。というか従わざるを得ない雰囲気だった。そんな職場環境は十分に理解できる。世の中にないエンジンへの固執だ。だが4年間が具体的進展も無くすぎた。チームナンバー2の窪田は井上に内緒で、従来からのエンジンスタイルの研究を秘密裏に行ったという。そしてそれが結果的に実を結んだのだ。どう転がるか、本当に解らないものだ。こうして2015年12月アメリカの航空局から事業化の許可証が出されたのだ。許可証を与える立場の長官は、オシュコシュの飛行ショーを見ていたのだとか。実験機に留まると云った内部事情も知っていたようで、わざわざ許可証授与式に足を運び「もう実験は終わりだ、さあ飛び立て!」と言ったとか。話がうますぎるが、ともかくもこれからが商売になる。苦節29年、実を結んだホンダジェットだが、小型航空機業界は同業者が強敵だ。アメリカのセスナとガルフストリーム、ブラジルのエンブラエルなどだ。当面は車のF1的存在の広告塔だ。現生産は年4機、2020年には10機の製造を目論見んでいて、2020年には黒字化して事業の一角に据えるつもりだ。1機5億7000万円。ホンダの航空機が世界の空を飛び回る光景が広がれば嬉しい気がする。【古今和歌集】643.けさはしもおきけん方も知らざりつ 思いひいづるぞ消えて悲しき (大江千里)今朝はどのように起きたかも覚えていない、昨日の夜のことを思い出すと心が消え入るように切なくなる(「しも」に「霜」を、「置く」に「起く」を、「思ひいづる」に「日出づる」を掛けている)
2019.01.12
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。姫や連れ合いに攻められて、腰痛の診察に水無瀬病院に出掛けた。朝10:33に受付を済ませて、延々と待ち続け、診察を終え、薬局で薬を貰うまで何と、4時間半という時間が掛かった。私を病院に帯同して後、連れ合いは大学の友人と昼食会に出掛けたが、その帰りが、私の診察終了と全く同じと云う事になった。予約の人が先で、初心はその後になると云う。それなら、予め診察可能な時間を教えてくれれば、その直前に来られたものをと少々腹立たしかった。この医療システムは何とかしなくてはならないのではないか・・・。病院には行きたくない、というのが底意にあるが、それが何と、病院は年寄りのサロンのようにもなっている。何とかならないものだろうか。***韓国駆逐艦が海自哨戒機に火器レーダー照射して早20日以上経つが一向に埒があかない。年末に一度取り上げたが、その後文在寅の話を聞く度にますます怒りがこみ上げてくる。日韓関係の悪化が懸念されるなどと云っている場合でない。徴用工のことでも一向に腰を上げない文在寅は追放すべきだ。少なくともそうなるように働きかけるべきだ。と言う事を考えながら、ネットなどを見ていると、文政権の「586」世代は対日外交を軽視していて、念頭にあるのは、極めて高い民族意識であり、最大の関心事は南北関係だ。次いで国内経済が関心事であり、この2つで頭がいっぱいであり、当然、日本との外交関係まで頭が回らないというのが現状だとのことだ。それ故か、文在寅の著しい「日本軽視」が存在しているというのだ。こうなると、日本にとっては、韓国(文在寅政権)などは同盟国でも何でも無いただ隣国の敵対国だと云う事を認識すべきだ。韓国の駆逐艦が何故に日本のEEZ内に居たのかからしておかしいではないか。それも北朝鮮漁船の人命救助のためだという。人命救助に軍艦?あり得ない。そして、近づいた日本の哨戒機を追い払うためにレーダーを照射したようだが、彼らは北朝鮮とどんなことをやり取りしていたのだろうか。反日教育の「毒」が回った世代が起こした一寸したやり過ぎだったのだろうか。韓国は、日本との友好関係など望んではいないのであり、同胞である北朝鮮の方が重要なのだ。この間テレビを見ていると、かのほら吹き橋下がそれでも韓国のやり方に一定の理解を示す発言をしていたが、是などもってのほかであり、何でも理屈で重箱の隅をほじくるように論理をもてあそぶ曲学阿世の徒でしかない。さておき、自衛隊機は、この照射に対して、韓国の艦に無線で意図を確認したが、応答はなかったという。出来るわけは無いでは無いか、その場を取り繕うのに必死だったのだろう。嘘は段々エスカレートして、近くで目視できるくらいの遭難船を探すためにサーチライト的な「追跡レーダーの光学カメラで日本機を追跡したが、電波は一切出さなかった」という大嘘だ。事実に照らして嘘を暴くとレーダーのスイッチは切っていたという。まるでのらりくらりの小学生レベルの嘘の連続だ。聞いていて情けない。確かに韓国でもレーダー照射は国際的に違法だと知っては居るので取り繕うための二転三転の嘘の重積になる。韓国軍の大統領に対する反乱説もあるが、その後の大統領の言い訳ぶりから、どうも文在寅そのものが是に関わっていたのかも知れないとの疑いがある。それより何より、日本は韓国にとっては全員一丸となってやっつけたい対象なのだ。各国という所は大統領職にある限り、地位は保全されるようだが、一旦辞めると犯罪者として地に落ちる。そうならないように国民の機嫌を取るための根回しをしているのだろうか。文在寅の頭の中には、同胞(北朝鮮)との融和もあるかも知れないが、そう持って行った立役者として名を残すこと、さらには愚にも付かないノーベル平和賞でも貰って悠々自適の余生を送りたいための奮闘なのだろう。彼が大統領であるための空虚な威厳を保つためには、こう言った一連の嘘が必要不可欠になるのだ。世界的にどう見られていようともどうでも良く、自国民の評価さえ良ければ彼にとって十分なのだ。そのため、韓国側から誤るなどとは口が裂けても言えないわけで、逆に友好を壊す問題提起と話を大きくしてしまったことに対して日本が謝れとか、お前が(哨戒機)近づきすぎたのでそのことを謝れとか、全く支離滅裂に云う事が変わってくるのだ。ともかくも、文在寅は、過去の経験から「日本には何をしてもいい」と云った感覚を持っている節があり、是が韓国全体の対日感情と掛け合わさって、今日のレーダー事件に集約されたと云えるかも知れない。それにしてもシンゾウが動かないのは何故なのだ。大親友のドン(トランプ)を動かすことすら出来ないで、何でにこにこ言いなりになっているのだろうか。不思議と云うより、愚かしい。然し、韓国の一部には、「言い訳丸出しの言い訳は国の威信を貶める。左派の乗組員が戦争ゲームをしたのだ。青瓦台(大統領府)のゴミどもより日本のメディアの方が信用できるなんて・・・」と言った書き込みも有るようだ。【古今和歌集】642.玉くしげあけば君が名たちぬべみ 夜深くこしを 人みけんかも (読人しらず)夜が明けてから帰ると、あなたの噂が広まってしまうだろうからと、夜中に帰ってきたけれど、誰かが見たかもしれないな(玉くしげ ・・・ 櫛箱の美称)
2019.01.11
コメント(0)
今日のセミウォーキングは高浜堤から淀川河口32.0km点で折りかえし、楠薫堂を通って帰宅した。連れ合いは友人との昼食で高槻に出かけた。***日経の元旦から8日(5回)に亘って、掲載されていた特集だ。「disruption」とは聞き慣れない言葉だが、辞書を引くと「望ましくない突然の途絶、分裂」とか、「外的要因による混乱、崩壊」と言った意味がある。ディスラプションのその先にとあるから、ここでは創造的破壊と意訳している。どうやら現在の技術は過去の技術を根底から破壊するようなめまぐるしさであるというのだ。そういった細かな対応が出来るスタートアップ企業が大きな部分を占めることになる。推定企業価値が10億ドル(約1100億円)を越える未上場企業を「ユニコーン」と呼ぶが、2018年12月10日時点で、世界中にユニコーンは292社存在する。アメリカが150で中国が88社だ。上位5社は、バイトダンス(動画)、ウーバー(配車サービス)、滴滴出行(配車サービス)、エアビーアンデビー(民泊)、スペースX(宇宙開発)だ。これらの企業がかつての大企業に挑戦しているのだ。世界的にだぶついたマネーが、有望とみれば、こう言った新興企業に瞬く間に資金がつぎ込まれる構図だ。然し、潤沢に見えるマネーも、一旦不況になれば、たちまち供給が途絶えることもある。特に今のような米中の貿易戦争が長引けば、資金の流入は滞ってしまう。巧く時流に乗らないとたちまち取り残されて、滅んでしまうのだ。自動車では、自動運転やシェアリングというのが新しい波だ。既存の自動車メーカーはこう言った新興の波に乗り遅れたら負けだ(駆逐されてしまう)。その1例が、トヨタの動きに見られる。顧客に新車を売り、メンテでつなぎ、又新車を売るというサイクルパターンが崩れ始めたのだ。CASEという言葉がある。コネクテッド(Connected)、自動運転(Autonomous)、シェアリング(Shared & Services)、電動化(Electric)だ。コネクテッドは外部との接続性で、遠隔操縦的な感じだ。自動運転は額面通りで、大量のデータを元に車が人の助け無しに運転できるというものだ。シェアリングは自動車を所有する時代は過ぎ、互いに共有して、必要な時に使用(利用)するというスタイルだ。電動化はEV車(電動車)だ。各々の要素技術は従来の自動車の技術を越えた(異なった)ものとなっている。EVで気を吐くのが中国で、電池では既に世界シェアの6割を占めているという。「中国製造2025」の重点分野であり、トランプが、脅威に感じていることの1つでもある。従来の機械工学の結晶的な車は、今や電気工学の方に主流が移ったようだ。車が一番大きなディスラプションかも知れない。小売業でのディスラプションは、流通分野のアマゾンだ。この流れに追随しようと世界が動いている。イギリスでは、セインズベリーとアズダの大統合がなされる。小売りのネット化への動きだ。膨大な購買データを駆使して既存の小売り(シアーズ)を追い込み破綻せしめてしまった。この分だと2022年にはアメリカの4分の1の商業施設が消滅するとみられている。世界最大の小売業ウォルマートもアマゾンに脅かされる。かつてダイエーを追い込んだファーストリテイリング(ユニクロ)の大型版だ。このアマゾンに対抗できるのは中国かも知れないとされる。日本のメルカリも独特のスタンスを持つ。特定の分野に秀でた小売りが、トリガーとなって世界を席巻する時代が来るかも知れない。シェアリングでは、配車や民泊が既存の産業をディスラプションしそうだ。ライドシェアのウーバーや民泊大手のエアビーアンドビーなどはその筆頭だ。世界中何処でも使えるこのサービス提供は今や当たり前のことになっている。手元のスマートフォンはこう言ったシェリングでも大きなツールとなっている。そういえば、手元(手のひら)の中に世界が詰まっていると云うに等しい。之にAIが加われば、利用者のニーズをいち早くつかんで、適切なサービスが提供できるようになるのだ。これもビッグデータの効用だ。一方、日本では、このサービス形態は根付いていない。規制や既存の反対が大きい。因みにエアビーの浸透はイギリスの23%、アメリカの13%に比して日本の場合は5%に留まっている。最後はスマートフォンによるキャッシュレスの決済だ。この分野でも日本は大きく遅れている。ケニアでは買い物の決済は全てスマートフォンだ。銀行口座もクレジットカードもなく、手続き1つで可能になる支払い方法だ。どういったシステムなのか、俄には信じがたい。バングラデシュでも、キャッシュレスらしい。日本は極めて遅れているようで、そんな日本の環境下ではここに書かれていることを理解することすら私には難しい。因みに、キャッシュレス比率は日本で20%程度だが、韓国では96%、イギリスでも70%と極めて高い比率だ。日本は矢張りお札の顔を見ないと安心できない世界なのだ。【古今和歌集】641.ほとゝぎす夢かうつゝか 朝露のおきてわかれし暁のこゑ (よみ人しらず)朝露の置くころに起きて(彼女と)別れたときのあの暁のホトトギスの声は夢なのか現実か(暁 ・・・ 夜明け前のまだ暗い時分)
2019.01.10
コメント(0)
今日は歩こうと準備して玄関を出たら雨が降っていた。ウォーキングは中止だ。松坂屋で昼食を採った。夕方孫達2人がやってきて、お父さんやお母さんが帰ってくるのを待っていた。***日経に元旦から7回に渡って掲載されていたので通読した。何やら荒唐無稽の感もあるが、やがて来るべき事でもある。最初から衝撃的な内容だ。培養した白い液体は受胎後25~38週間の赤ちゃんの脳と似た脳波を発信しているという脳が人工的に作られるというのだ。病気や事故で脳が損傷してもその一部が人工脳で置き換えられる可能性があるというのだ。3人の脳を結んで共同でテトリスに似たゲームを共同でこなすことも出来るという。さらに、脳同士が会話できれば話す言語すら省略できるという。こうなるとコミュニケーションは幅が広がり速度を増す。次に考えなければいけないのは矢張り何をしてはいけないのか、といった倫理の確定が必要になる。コンピューターの発達は過去30年急速の伸びを示したが、今後は量子コンピューターの出現で更に急速に発展する。これまでの30年は、人類の便利さのためだったが、今後の30年は人間としてのあり方や社会システムの問い直しと云ったことが要求されることになる。AIの発展で人類を超えるロボットが出現する。今年はそんな技術革新の転換点だという。衰えない肉体が可能になるという。老化を抑える長寿遺伝子が見つかったというのだ。マウスでは実験され、人間でも2~3年のうちに有効性が確認できるという。「ぴんぴんころり」の出現だ。ブタの体内でヒトの膵臓を作る試みが行われている。この記事は前にも見たことがあるが、之など自分に照らしてみる時逡巡してしまうかも知れない。脳波で操るロボットアームも研究中だ。これらの技術が実を結び統合されれば、人間は不老不死に近づく。世の中皆が歳を取らず、死なないとなると、現実に戻ったとき、支えられる人が働き続けることが求められると云う事になる。死が遠のけば、その分、生の意味が今までとは違ったものになる。何やら考え方自身を変える必要が出てくる。サイボーグ人間はまだ納得がいく気がするが、極小のロボット(100μm)を作って、血管の中に入れ、がんの治療をしたり、内部にためていた幹細胞を放出したりして、がん細胞を無くすという。内部から人体の改造が出来るようになるのだ。以前に見た映画「ミクロの決死圏」の現実版だ。人工ロボットが人間と応対する。AIは量子コンピューターの力で、3年掛かって解析した内容を1秒ほどで出来るようになる。人は余剰になった時間をどのように使うだろうか。今までのままでは駄目で、どうするか知恵が要る。通勤電車で長い拘束時間通勤していたサラリーマンも、空飛ぶクルマで通勤できるようになる。その内空を見上げると3次元的にクルマが飛び交う様子を見ることが出来るかも知れない。空での交通事故は防げるのか。宇宙旅行も視野に入る。火星までいけるかもと言う大風呂敷だ。火星に達するまでに必要な食糧を得るためにバイオリアクター(生物反応器)が絶えずタンパク質を作り出す。空気と水から作り出すのだ。2050年に100億人まで増加する人類の胃袋を満たすことが出来るという。食糧危機などはどこ吹く風になるのだろうか。嫌われもののCO2を水素と混ぜてガソリンや軽油やジェット燃料が作れるのだとか。こうなると資源大国や食糧難と云ったことが遠い昔の話になり、これらを巡る世界の闘争は、まったく様変わりしてしまうだろう。こうなると頭の良い奴(知)が物を言う時代になる。脱石油で苦労しているサウジのような状態がそこここで起こるのだ。石油が出るだけでは話にならないことになる。案外今まで資源のない国だった日本が急に大国になる可能性があると言うことだ。人工的に無尽蔵にエネルギーを作ることが出来る。トヨタやグーグルは太陽光と水とCO2で人工光合成を起こす試みをしている。地球上に太陽を持ってくるが如き研究だ。カリフォルニアでは太陽の中心で起こる核融合の試験を行っている。水素とホウ酸を使ってCO2も放射線も出さない電力を作ろうとしている。前に、ITER(国際熱核融合実験炉)の話があってのだが、別の施設なのだろうか。宇宙空間で太陽光パネルを広げて発電した電力を地球に送るとの研究もある。2030年代には実用化されるという見方もあるようだ。デジタル技術(ブロックチェーン)で個人のIDを特定して、国家に頼らない生活圏が可能になるとの話だ。どうも具体的な世界とは結びつかないが、今迫害されて国家を持たないロヒンギャもこのブロックチェーンの活用で、経済的自立が計れるという。アメリカの保護主義、一国閉鎖主義などこう言った技術の前にはナンセンスになる。日本にいながらアメリカやインドなどで働くことも可能になる。分身のロボットが、国境を者ともせずに自由に世界を駆け巡るのだ。政治の世界にもAIは進出するかも知れない。何しろ人の知能を越してしまうのだから。囲碁でプロ棋士に勝つくらいは過去の話だ。最後にはAIに「人類を滅ぼしたいか?」と問うと「イエス」と返ってくる。AI任せでは先がどうなるのか、人類の知恵が求められている。AIと結婚した男性がいるというのだ。もうこうなったら、消えゆく私など何を語って良いのかさえ分からない。世界には信じられない人がいる。インドの15歳の少年はAIで新しい教育ツールの開発を進めているとか。何でも出来る(人間に取って代わる)AIに対して、人はどう生きるべきかを考えないと、人類の明日はない。人が人として生きる道とあり方を考え直さなければならない時代が来るようだ。【古今和歌集】640.しののめの別れを惜しみ 我ぞまづ鳥よりさきになきはじめつる (竈 ウツク)明け方の別れが惜しいので、鳥が鳴くよりも早く、まず自分が泣けてきた(しののめ ・・・ 明け方)
2019.01.09
コメント(0)
旅先なので、ウォーキングは中止だ。大江戸温泉物語、伊勢志摩での夜明けだ。昨夜は少々飲み過ぎた感じで、早朝の温泉は止めて7時前まで寝ていた。朝食は混むかも知れないと言う事で7時にはレストランに降りた。予想に反してそれほどの人ではない。何はともあれ、中国語や韓国語が飛び交わないのが良い感じだ。バイキングでも、何時もと同じく、サラダとパン、ヨーグルトといった食事だ。滅多に食べないからと連れ合いがあじの開きを持って来た。骨ごとばりばりと食べたら美味しかった。果物も、グレープフルーツ以外は食べて、日頃は食べないライチも沢山食べた。子供がたくさん来ていて、小さな甚平さんを着て歩く姿が可愛い。おそらく近くのスペイン村にでも行くのであろう。窓外には何と大きな日の出だ。連れ合いが感嘆の声を上げた。英虞湾の向こうの島影から出る太陽は、ことのほか大きく感じた。第2陣がやってくる頃にやっと腰を上げて、私は朝の温泉に浸かりに行った。昨夜とは男女の湯が交代になっていた。通常の温泉宿はだいたいこういうシステムだ。中に入ってみると朝故に明るいためか、昨夜の男湯よりは広く開放的な感じがした。露天風呂も小綺麗で、貸し切り状態なのは又良い。いつも通り、サウナにも入り、昨日は無かった薬膳湯にも入って、さぞかし健康が倍増したであろう気分で出た。おじいちゃんに連れられて入ってきた3歳の子供との会話も楽しかった。部屋で少し休み、10時には部屋を出て、支払いなどを済ませた。今日は、昨日果たせなかったお伊勢詣りをする事になった。10:25昨夜来た道を戻るように伊勢の内宮に向かった。何時も内宮しか詣らないのだが、外宮はどうなのかと調べてみた。内宮には天照大御神が祀られていて皇大神宮とよばれ、外宮は衣食住の守り神である豊受大御神を祀ってあるという。(豊受大神宮)なにやら、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされていると書かれている。衣食足りて礼節を知ると云う事か。ともあれ我々は内宮にのみ詣った。山道を抜けて伊勢市内に入り、内宮に向かう。途中猿田彦神社があるがここにもお詣りしたことはない。どうやら瓊瓊杵尊の道案内をした神とのことだ。内宮近くには11時には着いたのだが、駐車場への道には車が1列になって待っていた。その後に続いて、少しずつ前に進み、駐車できたのは11:40になっていた。伊勢市役所は「平成感謝 国民総参宮」と書いたのぼり旗を立てていたようだが、政教分離にもとるとの指摘で撤去したとあった。宇治橋を渡り砂利道を大勢の人と一所に歩いた。道の脇の木々は樹齢何年経っているのであろうか、太い幹に両手のひらを当てている人もいた。本宮に詣でた。正面両脇からは中の社が見える。帰りにはお札を買い、連れ合いは私に交通安全のお守りを買ってくれた。伊勢神宮にはおみくじがないが、来た日は皆吉日だとのことで出さないのだそうだ。ムスリムがメッカにハッジするように、日本人は御伊勢さんに詣るというのが半ば憧れになっている。お詣りを終え、再び五十鈴川を渡って、おかげ横丁に入り、ぜんざいと赤福をいただいた。1時間を少し回っていたので駐車料金は500円となっていた。13:10、さて帰途に就いた。一般道を走り続ける予定だ。スマートフォンは、海寄りの国道23号線を示すが、車のカーナビは、県道37号線を案内した。カーナビの指示通りに走り、中勢バイパスからは快調に走れた。久居ICからは元来た山道に入っていく。来た道なら、伊賀街道を平田で伊賀コリドールロードに入るべき所、直進していた。ガソリンスタンドを探して比較的安い138円の大山田ガソスタで20L程入れて、そのまま伊賀街道を走った。途中上野市内を走り抜け、このまま西に進むのもあまり距離的には変わらないだろうとカーナビに従った。途中、新しく出来たような道の駅南山城で大根など野菜を買い込んだ。月ヶ瀬というのはこの辺りらしい。暫く木津川と関西本線に沿って西進した。木津市に入るコースだ。木津市の上狛四丁目から急に北上する木津川に沿って国道24号線を京都方面を目指した。平行して京奈和道路が走るが、初志通り、一般道を行った。途中の城陽アルプラザで、先ほど買えなかったネギを買いに連れ合いが降りた。再び、国道に沿って左に折れやがて右に折れるクランク道路を走った。カーナビは突き当たりの小椋IC迄行くことを指示したが、逆らって途中から久御山淀方面に向かった。最後はスシローを探したが近くになく、回り道して何時ものうどん屋でうどんを夕食にして済ませた。家に帰り着いたのは18:10であった。全走行距離351km、帰りの所要時間は5時間半だった。滅多に走れない道路を経験できて、有意義であった。【古今和歌集】639.明けぬとてかへる道には こきたれて 雨も涙もふりそぼちつゝ (としゆきの朝臣)夜が明けて、帰る道中では、ぽたぽたと、雨も降れば、涙も落ち、着物も濡れてしまっている(明けぬとて ・・・ 夜が明けたということで 、こきたれて ・・・ ぽたぽたと落として 、降りそほち ・・・ しととと降る )
2019.01.08
コメント(0)
今日から1泊で伊勢志摩に行くので、ウォーキングは中止した。大江戸温泉物語での旅はもう何度目になるだろうか、今回は伊勢志摩に出発だ。通常の大江戸温泉ならバスの送迎があるのだが、伊勢志摩に限っては、最寄りの鵜方駅までしかバスが来ないという。列車でなら4時間半は掛かる。車だと高速を利用すれば、2時間半では行けるようだ。しかし、亀山の辺りは今も混んでいるようで、3時間近く掛かるかも知れない。更に、通行料も馬鹿にはならない。片道3870円はかかると、Yahooのカーナビは教えてくれる。最近は便利になったもので、列車も車も、時刻表などをスマートフォンに瞬時に表示してくれるので便利である。一般道を行き、途中から高速を利用すると、4時間近く掛かるようだ。チェックインは3時からだし、早く着いても仕方が無いということで、一般道を通ることにした。10時30分自宅を出発した。早ければ伊勢神宮に、お詣りも出来るかも知れないと一寸欲張った計画とした。高速なら、京滋バイパスを通り、新名神から伊勢道に入れば迷うことはない。然し一般道となると、何本かのオプションがある。地図上の最短コースとして、宇治に出て、宇治川沿いを遡流し宇治田原に出るコースを採った。途中で用を済ませながら走ったので、宇治までは、1時間半ほどかかった。距離は19kmしかないので、一寸掛かりすぎかも知れない。食事場所を探したが、どこも適当な場所は見つからなかった。正月明けの観光地というのは、何かしらけだるい感じがする。更に走ることにする。道路は所々補修中で、片側交互通行になっている。とはいえ、あまり混み合ってもいないので、それほどフラストレーションはない。天ヶ瀬ダム横を通り、宇治川の変曲点である宵待橋を左に見て、そのまま直進する。そのまま山道を過ぎると、宇治山田町に入る。町内はどの道を通ったのか、最終的には国道307号線を走った。裏白バイパスと名付けられた道を進む。途中長いトンネルもくぐった。協和ゴルフコースと朝宮ゴルフコースが続いて現れた。友人は、朝宮に良く行くと云っていたことを思いだしたが、京滋バイパスの南郷ICからでも相当ありそうな山の中だ。構わず、どんどんと走る。立石橋という交差点に出た。そのまま行くと信楽ICに出るようだ。右に折れて国道422号線に入る。丸柱で、国道から県道674号線に入る。特に意識したわけではないが、スマートフォンのカーナビ通りに直進した。阿山中学校の交差点を右折して、県道は49号線になる。暫く走ると、鉄道線路や大きな交差点を過ぎやがて名阪国道の壬生野ICの下をくぐる。そして殆ど道なりに走り続けると、平田交差点に出た。左折して伊賀街道をひた走る。山の中を走っているが、道幅は結構広いので全くストレスは無い。然し時折、横道から出てきた地元の軽トラックが、順法で制限速度ぎりぎりで走るのに出くわすと、追い越し規制の黄色線が続くのは一寸いらつく。突然長いトンネルに入るが、どうやらバイパスの新長野トンネルで、全長2kmはある。旧道への入り口や出口は、全く走行中に気づかない。平地に出て、この近くに青山リゾートがあるという話になる。姫が学生時代に良く来たなどと云う。山道で、食べ物を買うところもなく通ってきたが、ようやくお腹も減ったのでコンビニで止まった。1時ちょっと前で、美里のコンビニではコロッケなどを買って食べた。そこを出て直ぐ伊賀街道から外れ、久居ICの方に向かう。九人会で訪れた富士OGMゴルフクラブの前を通った。羽野の交差点を左に折れるとやっと町の面影だ。そのまま走って、やや疲れたこともあり、久居ICから伊勢自動車道に入った。各ICで降りるように勧めるのは一般道を通るという設定のためだろう。カーナビももう少し親身になってくれれば、少しの会話で、方針を変えたことを理解してくれるだろうが、今のままでは、指示に逆らいながら走ることになる。勢和多気JCTを伊勢方面に採ったのは良かったが、玉城ICで降りるようにとの指示がある。慣れた伊勢までの道をそのまま走り続けた。結局何時ものように伊勢西ICで高速を降りたら、1380円だった。伊勢道を通り天岩戸前を通り過ぎる。山越え道になった。後で地図を見ても、玉城で降りてもあまり差が無いような感じだ。いずれにせよ山道なので、大した違いは無いのだろう。15:30に大江戸温泉伊勢志摩ホテルに到着した。家を出てから177km、5時間ほどのロングドライブになった。時間は掛かったが、2490円のセーブとなった。目的をドライブ旅行とすれば十分に効果があったわけだ。味気ないピンポイントの出入り口だけで、途中はひた走るというのが何時ものパターンだが、たまにはこう言ったのんびりコースも良いものだ。先ず一風呂浴びて、休憩し、夕食は早めに山海の珍味だ。少し酔っ払って、勢いで、カラオケルームに入り、連れ合いとそれぞれ好きな曲を歌って、気がつけば30分延長の1時間半になっていた。又温泉に浸かり、そのままばたんきゅうと寝てしまった。【古今和歌集】638.明けぬとて今はの心つくからに など言ひ知らぬ思ひそふらむ (藤原くにつね朝臣)夜が明けたので今や別れの時だと思うと、たちまち言いようもない思いがそこに加わってくるのはなぜだろう(明けぬとて ・・・ 夜が明けたということで、いまはの心 ・・・ これで別れという気持ち、からに ・・・ ~するとたちまち、など ・・・ なぜ )
2019.01.07
コメント(0)
今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切迄で折りかえした。連れ合いがやっと年賀状を書いていた。***平成は1989年から始まって今年で終わりを告げる。この30年間に様々のことがあったが、その中で良く知らなかった事が3件、1日の新聞記事にあった。ハンガリーのことは知っているようでも実は全く知らない。ヨーロッパに於ける共産国となるとますます疎遠な感じがする。もう7年前になるが中欧5カ国を旅行した時も、歴史的背景など振り返る間もなかった。最近の新聞で、ハンガリーのデモが報じられたが、その背景を知って少々驚いた。現在政権に就いているオルバンが実は反共の闘士だったと云う事だ。かつてのハンガリー動乱の英雄が、国民から怨嗟の声を受けているのだ。30年前にはソ連の撤退を要求し、共産主義による独裁を粉砕しようと立ちあがったオルバンだが、30年経った今、自らが独裁者として、国民を力尽くで押さえ込もうとしているというのだ。同じ人物が、こうも変遷するものかと先ず驚いた。1998年この英雄は首相に就き、NATO加盟など民主化への道を進んでいたが、その後2002年に行われた議会選挙で、中道左派連合に僅差で敗れたことで民主主義は、権力を簡単に失うものだと知ったというのだ。権力とはそんな脆弱なものだと悟り、ポピュリズムに走ったという。2010年に議会選挙で圧勝して、再び権力を握ると、権力強化向けてなりふり構わぬ手段を執ったという。中欧旅行はそんな時に当たっていたようだ。司法への介入やメディアの監督と云ったおよそ民主主義とはかけ離れた独裁の道に入っていったようだ。勝手に「非リベラル民主主義」と呼んでいるようだが、明らかに非民主主義の道だ。2010年に飛行機事故(ロシアの陰謀かとも云われている)で大統領だった双子の弟を失ったレオ・カチンスキも同様に、弟の無念を徹底追求しない政敵への不信感から権力をより求める傾向に走ったのと同じ道だ。ベルリンの壁が崩壊した後は、ドイツでも極右政党が支持を伸ばし、ルーマニアでは汚職が蔓延した。かのルーマニア革命では最後にチャウシェスクが処刑される写真が今でも脳裏に残っている。また、チェコでは大衆迎合的な新興政党が政権を握った。こう言った現在の政治姿勢に、EUは制裁をちらつかせるが、一向に政治姿勢は改まらないという。それよりもむしろ、多のヨーロッパ各国に大衆迎合の波は広がっていくようだ。権力の蜜の味というのは、我々には知る由もないが、安倍も再起の後には、こう言った傾向に入り込んでいったのではないかという気さえする。日産のゴーンも又同じ傾向の中に合ったのかも知れないという気がする。次の中国の天安門事件だが、民主化を求めるデモ隊と軍や警察との衝突で、多数の死傷者を出した。と1行で片付けられてしまうこの事件も世界を揺るがし、今なお人々の心に深い傷を残している。そんな事件に身を挺して沈静化に走った、男達が紹介されている。その1人が周舵だ。1989年6月天安門広場での4知識人のハンストに参加、同月の天安門事件では軍と交渉した人物で、犠牲者の拡大を防いだことで、「四君子」の1人に数えられている。10万人が集合し、中国人民解放軍が武力弾圧弾圧して、公式発表319人の死亡(1説には400人~800人の民間人とおよそ50人の兵士と警官、いやいや3000人との報告も)とされる。中国最大の汚点と言われるが、その後習近平になり、締め付けはますます強くなっているようだ。習近平は法による統治と云っているようだが詭弁も良いところで、法は、こう言った民主化の弾圧にのみ有効な手段として息づいているだけだ。こんな所が根本的に中国を訝しく思う原点になっている。中国で「動乱」として片付けられているこの事件だが、一体誰が、起こしたことなのかといった真相は未だに(おそらく永遠に)究明されないであろう。中国が、この真相を詳らかにする時が来れば、新の民主化が成された時だろう。(決して来ないであろうが)もう1つはソ連の構成国だったグルジア(現ジョージア)の民主化デモ鎮圧事件だ。当時のソ連軍は、民衆を殴りつけ、これを弾圧した。又化学兵器の使用の疑いもある。ゴルバチョフは、その後の東欧での民主化運動は容認したものの、ソ連邦の解体には反対をし続けたという。ゴルバチョフこそ、ソ連を開放に結びつけた自由主義者のように思っていたが、そうでは無いらしい。こう言った大国への面と向かった対立は、極力避けられた歴史を持つ。大きく云えばこう言った一連の思考体系もポピュリズムそのものであると感じる。ソ連解体後も、ロシアが、ジョージアのアブハジア、南オセチアへ武力侵攻したのは、記憶に新しい。こう言った独裁者の手法を、敢えて無視することで世界は平衡を保とうとしてきた。オバマなどはその良い例だ。ロシアのプーチンは、未だに旧ソ連の連邦を復活して強大なロシアとすべく伺っている。こうした近代世界の流れをあまり知らずに過ごしてきた平成も、今年3月には幕を閉じるのだ。【古今和歌集】637.しのゝめのほがらほがらと明けゆけば 己が衣々なるぞかなしき (よみ人しらず)明け方の空が、朗らかにあけてゆくと、めいめいの衣を着て、別れることになるのが悲しい(ほがらほがら・・・朝がしだいに明けて、明るくなっていくさま、己が衣々・・・めいめいの衣服)
2019.01.06
コメント(0)
今日のセミウォーキングは霧雨が時々降り、道路は湿っていたが、島本高から東大寺公園を経て島本駅を通って帰った。***新聞を整理していたら1年前の記事が目にとまった。地球最古の生物の痕跡(有機生命体)を見つけたという話だ。これまでわかっていた最古の生命は、約38億1000万年前とされてきた。地球が誕生したのは、45億4000万年前とされ、地球はその時代、複数の彗星が衝突し、酸素はほとんどなかったとされるので、地球誕生後数億年経って、生命が誕生したことになる。最終普遍共通祖先(LUCA:Last Universal Common Ancestor)と呼ばれる生物は今日でも地球上に存在している熱水噴出孔に似た環境、つまり酸素がなく非常に高温で、鉱物の豊富な極限環境でも生存できた、きわめて頑強な単細胞生物だ。この最初の生命から発して、我々人類にまで至ったと云う事から地球上にいる全ての生命の共通の先祖なのだ。2017年9月、東大の小宮剛らの研究グループがカナダ北東部にある北ラブラドル地域の太古に海だった岩山を調査した。そこで、泥や炭酸カルシウムなどが海底に降り積もってできたと考えられているサグレック岩体から出土した最古の変成堆積岩を調査分析した。その岩石には微生物の化石は見つからなかったが、炭素でできた鉛筆の芯などに使われているグラファイト(炭質物)と呼ぶ鉱物が含まれていた。そのグラファイトが約39億5000万年前の生物起源の細菌類だった可能性があるということがわかった。グラファイトは堆積岩中に見られる炭素質の微粒子で、元々は有機物だが水素や酸素など他の軽元素も含んでいた。その状態から、変成作用に伴う脱ガスによって炭素だけが岩石中に残存したものだ。詳細な地質学その他の岩石学や鉱物学等の研究と、得られた岩石の地球化学的分析結果などから約40億年前(海は約44億年前にできたとされている)の海洋で生命活動が行われていたことが世界で初めて結論づけられた。また、この炭素質は紛れもなく生命活動の代謝経路によって生じたものであり、外界から混入したものでないことは炭素同位法などで検証されている。この結果は世界最古の生命の痕跡を従来の推定より1億4000万年以上遡らせるものである。日本人研究者による調査で生命の起源が塗り替えられたことは大きい。45億年前に地球が誕生してから後の約5億年間(40.3億年前まで)を地質時代の分類上、冥王代(国際的には闇に包まれた時代として、ギリシャ神話の冥界の神ハーデースに因んで名付けられた)と言う。この時代に地球が形成されたが、地層は存在せず岩石自体が非常に稀であり、地質学的証拠がほとんどない時代である。生命誕生にはいくつか仮説があるが、大きく地球起源説と地球外(宇宙)起源説に分けられ、前者の仮説には海の存在が必要となる。こうして、地殻と海ができ、有機化合物の化学進化の結果、最初の生命が誕生する過程となる。地球初期の岩石から生命の痕跡を探ることは冥王代ばかりでなく、原太古代(40.3-36億年前)の岩石や地質体は極めて稀であるため、直接過去の生命の痕跡を探索するのは極めて難しい。小宮らが発見した生命もこの年代に含まれる。今年3月にはカナダのチームによる、グリーンランド・イスア表成岩帯の枕状溶岩の調査で、37億7000万~42億8000万年前の海洋にすでに細菌類が存在していたとされたが疑義が出ている。今回用いられた研究手法は、他の太古試料や、あるいは火星起源の隕石の生命痕跡の分析などにも応用可能であるという。初期生命の進化史、ひいては生命起源の解明に貢献する極めて重要な成果である。岩石の発見では45億年前のものが月で発見されている。地球最古の岩石はカナダの北西地域のアカスタの約40億年前の片麻岩、地球最古の鉱物は西オーストラリアのジャックヒルズで44億年前のジルコン、地球最古の地殻の痕跡はカナダのハドソン地域の片麻岩で、マントルからの分離は42億年前であるとされている。【古今和歌集】636.長しとも思ひぞはてぬ むかしよりあふ人からの秋のよなれば (凡河内みつね)秋の夜もあなたに逢っている間は長いとは思いません、昔から、逢う人によって感じ方が変わるといいますから(思ひぞはてぬ ・・・ よく考えてもそうは思わない)
2019.01.05
コメント(0)
今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架下迄で、帰りはシャルマンを通った。***元旦にアメリカの無人探査機ニューホライズンズが人類史上最も遠い天体に再接近した。宇宙を13年かけて飛行し、太陽から65億km離れた「ウルティマトゥーレ(未知の世界)」という星だ。太陽と地球の距離の43倍離れた距離だ。太陽から遠いために太陽の熱があまり届かず、太陽系が出来た当時の物質が熱で変質しないまま冷凍保存されていた状態だと考えられている。太陽系の初期の姿が見られるのではないかと期待されている。写真は高速(時速5万km)で飛行する探査機がウルティマトゥーレに約3500km迄近づいた時に高解像度カメラなどで撮影し、約10時間かけて地球に届けられた。今後、数日後から地球に順次詳細な撮影画像が地球に送られてくる予定だ。ウルティマトゥーレは長さ32kmの赤みを帯びたピーナツ状の岩石天体(雪だるまのような形)とみられる。太陽系の最も外側を回る惑星の海王星よりもさらに遠い「カイパーベルト」と呼ばれる天体の密集地帯で2014年にハッブル宇宙望遠鏡によって見つかっていた。探査機が訪れた中で最も遠い天体となる。ニューホライズンズは地球を2006年1月に出発した後、2007年に木星に接近するなどして太陽系の外側を目指した。2015年には冥王星にも到達(約1万5000km迄接近)して地表を観測した。ここで、地球から最も遠い天体としては、チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡VLTが捉えた地球から131億2000万光年の位置の銀河で、これが現在確認されている中で地球から最も遠い天体であるとされている。この銀河が放った赤外線は、宇宙誕生後わずか6億年後に放出されたと考えられている。現在NASAが打ち上げを計画しているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡なら、134億光年以上離れた銀河でも発見できると見られている。そうなれば、ビッグバンから3億年以内にまでさかのぼれることになる。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は当初2014年に打上げられる予定であったが、現在は2021年に打ち上げが延期されている。現在宇宙を飛行中のNASAの探査機は1977年に打ち上げられたボイジャー1号と2号だ。いずれも太陽から地球の100倍以上遠くを飛行中だ。それぞれ土星と海王星を探査した後は天体への接近はしていない。NASAはボイジャー2号を打ち上げ以来、太陽から噴き出す電子などの粒子「太陽風」が届く範囲(太陽圏)内を飛行していた。しかし、2018年11月5日以降、機体の周辺で太陽風が観測されなくなったため、太陽圏を離れ、星間空間に出たと判断された。ボイジャー1号は一足先の2012年に太陽圏の外に出ているので、星間空間には現在2つの人工物が飛行している。このように2機は、現在は地球から約180億km離れた領域を飛行中である。この辺りは太陽系の端の宇宙空間であり、カーネギー研究所によるとこの付近で2018年12月19日に直径500km程の大きさの天体を発見している。太陽から地球までの距離(約1億5000万km)の120倍も離れたところだ。この辺りの星は太陽の周りを1000年周期で回っているのだという。太陽を周回する天体の中には、太陽から地球の距離の数百倍から数千倍に達するものもあるが、いずれも楕円軌道を回っており、100倍以内に近づいたタイミングで発見されている。探査機での最遠天体は今回のウルティマトゥーレであるから、まだまだ3倍近く遠い天体が存在しているのだ。何げなく見上げている宇宙は改めて広いものだと感心する。【古今和歌集】635.秋の夜も名のみなりけり あふといえば事ぞともなく明けぬるものを (をののこまち)秋の夜(長いとの定説)というのも言葉だけのこと、恋人に逢えたと思ったら、あっけなく夜が明けてしまうのだから(ことぞともなく ・・・ あっけなく )
2019.01.04
コメント(0)
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。午後、姫夫婦は湘南へ帰って行った。見送ってから、連れ合いと3社目の初詣で城南宮迄出掛けた。連れ合いは、3社とも「大吉」を引いていた。***日経新聞の元旦第2部に「AI」を特集していた。昨年以上に今年は実際のアプリケーションでAIが出てくることが多いことだろう。AIが関係しないことはもう無くなるのでは・・・。読ながらメモしてみる。家庭用ロボットでは、片付けロボットが紹介されていた。物体認識や音声言語理解技術が応用される。掃除や料理などもこう言った家庭用ロボットが活躍する日は既に始まっている。農業用ロボットでは、センサーで日射量や土壌中の水分を計測し、水やりや液肥を自動で供給する。必要な時を感知し、自動で役割を果たしてくれるのはAIを活用したロボットならではだ。農業の改革は一段と進むように感じる。果物の糖度を上げる最適値などと云ったことは大量のデータに基づくAIの出番だろう。土木業界では、遠隔操縦で大型ショベルカーを運転し、更にダンプに積み込んで決められた場所に土砂を運んで埋め立てるなどといった作業の実践は既に眼前まで迫っているようだ。こう言う言葉があった。マシンの筋力で可能性を切り開いてきた人類は今後知力でもマシンを伴走者とするというものだ。医療、教育、製造業にもAIの活躍の場は広がる。あらゆるモノがインターネットに繋がるIoTの中にもAIは息づく。AIを搭載したスマートスピーカーが去年初めて登場した。今年は之にも磨きが掛かるだろう。音声人工知能を搭載した家電などの実用化が本格的に始まる。AIスピーカーでは例えば、スマートフォンを起動させ、アプリを立ち上げ、言葉を打ち込んでといった一連の作業が不要になる。要は対象物を利用する側のニーズが強いか弱いかで、普及は決まる。アメリカでは24%の浸透に対して日本では5%程度しかいない。使う側が使い勝手をフィードバックしてそれを反映させると云ったことが必要になるし、そうして洗練されていくだろう。既にスマートホームが西日暮里に出来ているという。ここでの使用経験が世に紹介されるのが楽しみだ。核心は自動運転であろうか。トヨタとソフトバンクが提携して「MaaS」サービスの実用化だ。完全自動運転車「イー・パレット」への過程で、移動型無人コンビニや患者を診察しながら病院に運ぶ車などが考えられている。商用車では複数のトラックが隊列を組み走行する実証試験が既に始まっていて、まずは運転手の負担を軽減するため、後続車は有人で始め、やがて2025年には全車両無人化に繋げて人手不足まで解消する目論見だ。この分野は自動車会社の肝いりプロジェクトのようで、競争が激しく展開されるだろう。無人タクシーなども視野に入っている。又タクシー会社が有効な運行が出来るようにとか、客数予測などの方面でも効率的な運行が出来るソフトなどの開発が行われている。人間の相棒としてのロボットも出てきている。ソニーのアイボは進化している。AIで飼い主の感情などを見極めるのだ。画像認識カメラ、タッチセンサー、音声認識を利用している。シャープのロボホンは観光客の応対に力を発揮する。散歩の友としても使えるのだという。日本語、英語、中国語に対応し、観光客の友になる。産業用ロボットも自動車製造用ばかりではなく「協働型ロボット」が出現した、人間と協働して製造を行う(生産ラインを担当)というものだ。2005年デンマークで誕生したが、移動などフレキシブルに対応するロボットが求められた故だ。細かな仕事は人間が、重いものの移動などはロボットがといった協働作業や、休んだ人間の代わりに製造ラインに入るロボットなどだ。血液検査などにも利用されている。がんを早期に発見できるために、マイクロRNAの種類や量の変化をAIで分析するといった医療への進出もある。AIはまた、弁理士や弁護士の一部を肩代わりする仕事にも使われる。契約書作成の下書きや特許の申請内容の診断などだ。公開データベースをもとに分析して審査を通り易くするとか、将来的には発明提案するAIに育てることも考えられている。自撮りした顔に仮想メークサービスをする化粧ビジネスにも採用されていると云うから多岐に亘っている。5G時代到来は、その通信速度の速さで、あらゆる事が、現実化される。遠隔操作をリアルタイムで行えるなど遠隔操作に利用度が高そうだ、遠隔手術も遅滞なく行えるようだ。この際先端の技術は又アメリカと中国の技術覇権争いという新たな紛争の種になっている。半導体も呼応して、大量のデータ処理や保存といったニーズに対応する需要が将来的に炸裂すると予想されている。5G時代に飛び交う複数の電波を捉えるデバイスも必要になる。SAWフィルターと呼ばれる部品は村田製作所の得意分野だ。又、IoTの目となるイメージセンサーではソニーがリードしている。今後も爆発的な需要が予測されている。FA(ファクトリーオートメーション) という言葉があったが、既にそれを越えて、スマートファクトリーといったレベルになっている。詳しくはよく分からないが、工作機械などの稼働を一元的につかみ、故障の前兆をいち早く検知して生産活動を止めることなく業務の効率化を図るというものだ。サイバー攻撃から守るファイアーウォールについても対応する技術が開発されている。金融にもAIが関係してくる。与信の判断や、投資の判断などだ。また、キャッシュレス時代に備えた動きでもAIが絡んでくる。要は古い頭では到底全容がつかめない時代になってきたと云う事だ。【古今和歌集】634.恋ひ恋ひてまれにこよひぞあふ坂の 木綿(ゆふ)つけ鳥はなかずもあらなん (よみ人しらず)恋しくて恋しくて、ようやく少ないチャンスで逢えた今宵は、ニワトリは朝を告げずにいて欲しい(ゆふつけ鳥 ・・・ ニワトリ:木綿付け鳥)
2019.01.03
コメント(0)
今日のセミウォーキングは高浜堤から淀川河口32.0km点で折りかえし、シャルマンを経由して帰宅した。家族全員で初詣した。久しぶりに全員揃った初詣は知恩院から八坂神社を回った。帰りは松のやでとんかつを頂いた。***今年は、アメリカと中国の覇権争いが継続する感じだ。昨年の貿易戦争がどのようになるかはまだ予断を許さないところだ。その中でもハイテクに関する事は焦眉の急であり、アメリカは5Gの問題については中国の動向を最も注視しているところだ。暮れに先端技術研究の記事が出ていたが、30あるテーマで、中国が8割(23)で首位を行くことが書かれている。これに対して、アメリカは僅かに7つで首位に立っているだけだ。トランプのイライラする気分も分からないではない。調査の基本は論文の発表数やその引用度(注目度)などを纏めたもののようだ。テーマは約10万に細分化した要素技術的なもので、様々な分野にかかわる人工知能(AI)のようなテーマは含まれていない。調査対象とした論文総数は約1720万件で内訳は中国が約290万件、アメリカ約390万件、日本約77万件だ。以下は新聞記事の転記だが、世界の技術の動向(注目点)がよく分かる。最も注目度が高いのは「ペロブスカイト」という次世代の太陽電池材料だ。現在主流の電池材料であるシリコン半導体に比べて、高効率で安価になる可能性があり世界中で研究開発が活発だ。ペブロスカイトは不明にして初めて聞く名前だった。次いで省電力で高速処理の半導体につながる「単原子層」、そして、安価な電源と期待される「ナトリウムイオン電池」が続いている。10位までをみると電池関連が5テーマと最多で、携帯端末からEVまで幅広い産業に貢献する先端技術であることが背景にある。なるほど、常日頃から、電池の持ちが良ければどれ程良いかなどと感じていたことが世界的にも注目されている技術なのだ。電池は携帯機器(スマートフォン)などでは最も神経を使うところで、容量がアップできたら今の世界が大きく変わるような気がする。次いで多かったのは医療・バイオテクノロジーだ。遺伝子を自由に切り貼りして動植物の品種改良につながる「ゲノム編集」(7位)、ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑京都大学特別教授が貢献した「免疫療法」(10位)などが注目されている。ゲノム編集では、中国がゲノム編集で女児を誕生させたことで話題になったが、向かう先はどうなることやら。倫理的などと云いながら、秘密裏に行われて世界が変になることも想像できなくはない。免疫療法で、がんが治る時代になれば、iPS細胞の活用と共に人類の生存年数を飛躍的に増大させることにもなるだろう。「光触媒」(12位)や「核酸を標的にしたがん治療」(14位)についても中国の研究の活発さは群を抜いている。(全世界の7割超)。一方、アメリカは「ジカウイルスによる感染症」(5位)と「ゲノム編集」(7位)、「免疫療法」(10位)など7テーマで首位だった。日本は米中に次いで3位の項目もあったが、国別で1~2位になったテーマは1つもなかった。こんな所に科学立国などと云いながら研究開発費に予算を割かない日本の現状が見られる。「中国製造2025」というハイテク産業の育成策がアメリカの驚異の的となっていることは窺い知れる。2016年の中国の研究費は45兆円と10年前の3.4倍に達しているというから、その勢いに、たじたじとなる感じだ。アメリカは51兆円だが、その伸びと選択投資は驚異的でもある。昔中国と云えば粗製濫造や品質が劣ると云ったことがついて回ったが、そんな過去の言葉をそのまま信じているととんでもないことになるようだ。どうしてこうなったのだろうか、人口が多い分頭の良い者も多いわけで、しかも貧富のさなどお構いなしで、独裁者の鶴の一声で予算も何でも決まってしまう体勢は、民主主義では計り知れない結果をもたらすようだ。中国の論文はこれまで「粗製乱造」と皮肉られてきたが、最近は質も高まってきた。之までも全てのことが中国の成果は右肩上がりの傾向となっていて、アメリカに追従してきた事実を見てきたが、やがて中国がアメリカを抜き去ることになるかも知れないという実感が湧いてくるような気分になる。トランプはそれを感じているのだろう。翻って、日本はお粗末に過ぎる。今の政治家や官僚、マスコミなどはかつての日本の良かったイメージを引きずって、全てに渡って、過去の栄光にすがった怠惰な道を歩んでいるのかも知れない。近い将来トランプが恐れたことが起こる可能性もあり、その時日本は遙か蚊帳の外に置かれているかも知れないのだ。【古今和歌集】633.忍ぶれど恋しき時は あしひきの山より月の いでてこそくれ (つらゆき)逢いたいという気持ちを抑えていても、どうしても恋しい時は、山から月が出るように出てきてしまう
2019.01.02
コメント(0)
元旦の初詣は連れ合いと一所に、行く年来る年が始まった頃に出掛けた。少し腰が痛かったが、若山神社に向かった。参道の階段辺りから大勢の人が詣でるのに出会う。今年初めて元旦と共に神社に出掛けたのだが、これほど大勢の人が来ているとは、びっくりした。早朝のウォーキングは初詣で代用とした。お正月は、太郎君一家と姫夫婦が揃って、賑やかなものとなった。健康でいられることのありがたさを感じた。***年賀状が届いていた。喪中の葉書を頂いた人を含めて、私の年賀状関係はとうに100枚を切っている。中に義理でくれる人や、年1回の生存報告みたいなものもあって、交友の幅は縮小されている。その点連れ合いは、200枚を優に超えているが、今年は敢えて、年末に書くことを止めていた。元旦の新聞は通常の3倍くらい嵩高いものになる。その殆どは読まないものだが、それでも恒例に従って、正月版というのを作っているようだ。私のブログも何時の頃からか、段々と長くなり出して、今は決めた長さになるまで何とか字数を合わそうとするようになっていることに気づく。A4の紙にすると3枚を書いているが、時に冗長であることを感じる。元々の目的は最近の世の中の動き(新聞記事の内容)を理解しようとの意味があったのだが、もう少し簡便に済まないかと思うようになった。テーマによっては短くて済むものもあるようだから、敢えて毎日同じくらいの字数に合わす必要も無いのではと、簡単にすることを心がけることにした。***今日の新聞では新幸福論がテーマになっていた。連載が終わったところで改めて読み直そう。2030年頃からは技術の深化は超速になると予想されている。即ち私が死んだ後は、今の感覚ではとても付いていけないような速度で技術が進化すると云う事だ。2019年がどうなっていくのか「ニュース羅針盤」として予測が示されている。今年は平成が終わり新しい年号になる。最近では天皇が生前譲位する初めてのケースだ。何でも江戸後期の光格天皇以来退位は200年ぶりだとか。G20が日本で開催される。日本が議長国を務めるのは初めてのことだ。米中の経済摩擦(貿易戦争)がどのような展開になるのか、国の経常赤字を見るとアメリカが断トツで、インド、イギリスも赤字のようだ。夏には参院選がある。1票の格差是正、定数削減などと潔い話はあるが、どうして、政治家に、自らが不利になることを決めることが出来るわけが無い。それほど政治家のポテンシャルやレベルは落ちてしまった。下手をすると、日本も独裁国家になってしまうのではないかと危惧するくらいだ。10月には消費税のアップが予定されている。あくまで予定だが、2回の延期の後だから3度目の正直というところだろうか。その準備としてかキャッシュレスでポイント還元とか、プレミアム付商品券とか、一方では歳出を増やす計画もある。本気で財政再建(債務縮小)をする気があるのかと疑いたくなる。幼稚園・保育園の無償化が実施されるという。待機児童を減らし、女性の労働力を確保などと云う事だが、一方では凍結されたとは云いながら、妊婦加算を考えるなど、どうもちぐはぐで、場当たり的な発想の役人や政治家がいかに多いことか。日本の幼児教育への予算は諸外国に比べて相当低いデータが示されている。外国人労働者が増えるだろう。受け入れるのは低賃金で使えるから的な発想がどれ程修正されるかは、開いてみないと分からない。今でも道頓堀辺りでは中国人が多い、観光客だろうか、とにかく全てが善良な外国人というわけではない。マイナス面対策も怠らく進めなければならない。【古今和歌集】632.人しれぬわが通ひぢの関守は よひよひごとにうちも寝ななん (なりひらの朝臣)こっそりと人に知られないように通う通路で見張りをしている番人は夜毎に寝てほしいものだ
2019.01.01
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1