あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年01月01日
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テーマ: 京都。(6076)
カテゴリ:
清水寺を後にしたのは、8時ちょっとまえだった

三十三間堂に行きたいのだが、拝観時間は9時からなので、今から行っても時間を持て余すことになる
近場で、拝観時間に関係なく楽しめるところはないかと、地図と睨めっこしていると、南禅寺の文字が目にとまった
南禅寺は、十年前に一度訪れた場所ではあったが、その時見落としてしまい、どうしても訪れてみたいところがあったので、次なる場所に決めた
地図で見る限りでは、歩いていくとなると結構な距離のようだが、三年坂、二年坂と抜けて、散歩がてら歩いていくことに

坂を下りていく
そろそろ三年坂かな?と思い歩いても、一向にそれらしき坂が見えてこない
道は間違えていない筈なんだけれど…

なんのために地図見ながら歩いているんだろ
慌てて戻って、地図が示していた場所にいくと、細い路地のような曲がり角から、三年坂は始まっていた
こりゃあ、気づかないよ

三年坂
石畳のゆるやかな坂道の両脇には、京小物や、漬物屋など、風情ある店が軒を連ねていて、いかにも、京都!といった雰囲気である
しかしながら、残念やなぁ
だって、 朝が早いからどこのお店も閉まっているんだもんッ!
人込みを避けることはできて風情を楽しむことはできるが、やはり何か物足りなさを感じてしまうのは否めない
朝早く着いて、ゆっくり観光できると思っていたのだが、あまりにも早く着きすぎてしまうのも問題やね

八坂塔
二年坂へと続く曲がり角をやり過ごし、三年坂を降りていく
すると、目の前に八坂塔が見えてきた
あれ?この風景、なんか見たことがあるんだけれど…
山村美紗サスペンス!!
京都を舞台にした推理小説を数多く残した山村氏
その作品を愛読している自分にとって、京都は大好きでもあり、憧れの街なのである
山村氏の作品は、数多く映像化されており、今自分が目の前にしている風景も、二十数年前に放映されたドラマの1シーンとして登場していた
二十年も経つと、街並みも変わりそうなものだが、ここはドラマの中の風景と殆ど変わらない
ほんと、京都は絵になる風景がたくさんあるなぁ

ちょっと気になるお店

こちらも坂の両脇にある数々の店は、どこも閉まっていた
そういえば、
「二年坂で転ぶと、二年以内に死ぬ」
なんて、なんとも物騒な言い伝えを聞いたことがあるが、本当なのかなぁ?
転ばないよう気をつけねば!
そんななか、ある看板に目がとまった
最中コロッケ!?
絵をみると、最中にコロッケが挟んである
そのまんまやんッ!
へぇ…美味しいのだろうか?
ちょっと食べてみたい気がしたが、当然のことながら、そのお店も開いていなかった
もう ガッカリ!

ねねの道を抜け、東大路通り、さらには地下鉄東西線に沿うようにして歩いていき、目的地である南禅寺へと着いた
南禅寺・三門
着くなり、その大きな三門の圧倒的な存在感に驚かされる
高さは22メートルもあるのだとか
人影もなく、冬の澄みきった空気の中に佇むその堂々たる三門の姿は、なんとも威厳を感じる
さてさて、南禅寺で訪れてみたかった場所というのは、境内の南側にあるレンガ造りのアーチが美しい明治建築の 水路閣
こちらも度々、山村美紗サスペンスでは登場する場面
どこかしら哀愁を漂わせる場所のせいか、ドラマでは犯人の告白シーンや、密会現場など、陰のイメージとして使われることが多い
そんなロケ地を、一度この目で見てみたいと思っていたのである
境内を進むと、奥にひっそりと佇むレンガ造りのアーチ橋が見えてきた
南禅寺・水路閣テレビで見るより、意外と短い
神社仏閣のなかに、西洋のものがあるだなんて、なんだかミスマッチなような気がするのだが、その光景は不思議と違和感を感じさせない
コケが生えて歴史の重みをズシリと感じさせるレンガに手を触れ、アーチの部分から顔をそっと覗かせてみて、一人山村美紗サスペンスごっこをしたりと、傍から見たら十分に怪しい振る舞いをしてしまった

そもそも水路閣とは、琵琶湖の水を京都に引くという、明治前半期の京都の最大の建設事業であった疎水事業の一環として造られた、南禅寺境内を通る水路橋
坂を上がり、水路閣を覗き込むと、時が経た今でも、たおやかに水は流れていた

水路閣を後にすると、再び三門へと戻ってきた
楼上からは、 盗賊・石川五右衛門氏 「絶景かな、絶景かな」 と見得を切った光景を見ることができる
前回訪れた時はパスしてしまったが、今回は折角なので、あがってみることに
500円を支払うと、楼上は土足厳禁なので履き物をビニール袋に提げ、急な角度の階段を上がっていく
ひんやりとした木の床が、なんとも冷たい
南禅寺・楼上楼上に出た
太くてしっかりとした木の欄干に手をかけ、景色を見渡す
空は青く澄み、緑は深く、遠くには京都の街並みが見える
これが、石川五右衛門が見た光景かぁ
年月は流れ、その頃に比べたらだいぶ景色は変わってしまっただろうが、石川五右衛門と同じ場所に立ち、彼が観た同じ景色を眺めているのかと思うと、なんとも不思議な気持ちになるのであった
楼上を回っていると、やわらかい日差しが差し込んできた
清水寺で拝むことができなかった、初日の出である
『絶景かな、絶景かな』
身体が心底冷え切っていた自分にとって、その初日の出はなんとも暖かかった







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最終更新日  2008年08月27日 07時09分26秒
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