あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年08月21日
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テーマ: 京都。(6076)
カテゴリ:
二尊院・総門二尊院・参道
祇王寺を出て、ぶらぶら歩いていると、なんとも荘厳な構えをした総門が目に飛び込んできた
百人一首で名高い小倉山の東麓に位置する 二尊院 である
紅葉の馬場と云われているゆるやかな階段の参道をあがっていき、今来た道を振り返ると、そこには、なんともいえない景色が広がっていた
これが紅葉のシーズンなら、さぞかし絶景なんだろうなぁ…
二尊院は、小倉山の山肌を沿うようにしてあるのか、階段はかなりの勾配
軽く息を切らせながら歩く
広大な敷地には、いかにも歴史がありそうな数多くの墓が立ち並んでおり、なかには、時代劇役者の坂東妻三郎氏のお墓もあった

二尊院の奥まった山中までいくと、藤原定家卿が百人一首を選定した場所として名高い時雨亭跡がある

と感心しつつ、心寂しい細くうねった山の道を歩いていくと、突き当たりにその時雨亭跡はあった
跡といっても、石段のようなものがあるだけで、殆ど跡形がないといっても過言ではない
しかしながら、ここで百人一首が選定されたのかと思うと、時代を経て今その場所に自分が立っていることを考え、ちょっと不思議な感じがするのであった
“花の色は うつりにけりないたづらに わが身世にふる ながめせしまに”
百人一首のなかで唯一今でも覚えている、小野小町が詠んだ句が、ふと頭をよぎった

二尊院・しあわせの鐘急な傾斜の階段を手すりに掴まりながら降りてくると、梵鐘があった
それは “しあわせの鐘” と名づけられていた
一つ撞いて は、 自分が生かされている幸せを祈願 し、
二つ撞いて は、 生きとし生けるものに感謝
三つ撞いて は、 世界人類の幸せのため
と、 祈りをこめて三つお撞きください とのこと
鐘を撞くことなどまずないことなので、体験させていただくことに
あまり勢いをつけても迷惑がかかると思い、遠慮気味に撞いた
ゴォォォォン

いつまでも木霊する音色は、自分の胸のなかを震わせる
最後の最後まで音がかき消えるまでその場で、目を閉じて佇む
なんだか心が洗われたような気がするのであった
1回鐘を撞いて満足してしまった自分は、それで終わりにしてしまったのだが、よくよく考えてみたら、世界平和を祈る意味で3回鐘を撞かなければいけなかったんだよね?
1回だけじゃ、 自分の幸せしか祈ってないじゃん!
「………」
決して自分の幸せだけ思ってやった事ではないので、ご勘弁ください

二尊院を後にしようと思った矢先、また雨が降り始めてきた
今度の降りは、今までで一番激しい
楓の樹の下に身を寄せてしばし雨宿り
楓の葉を伝って雨の雫がいくつも落ちてくる
ん?
ちょっと小振りになってきたかな?
このまま足止めされても時間が勿体無いので、小雨振るなか、ゆるやかな境内の道を駆けるのであった

二尊院を出て、落柿舎まで来ると、観光客の姿を見かけるようになった
化野念仏寺、祇王寺、二尊院と見て廻ってきたが、朝も早かったせいか、土産物屋は開いておらず、観光客らしい姿も皆無に等しかったので、ようやく観光地の京都らしい表情を垣間見たような気がした

常寂光寺
緑が美しい 常寂光寺 を散策したあと、朝来た道を逆に辿っていく
嵯峨野の竹林、野宮神社は、つい数時間前の静けさがまるで嘘かのように、カップルや親子、観光客といった大勢の人たちで大変な賑わいを見せていた
自分が今まで訪れていた奥嵯峨の静寂とはまた違った、京都の観光地らしい表情である
ひとりきりで散策していたときは、寂しさを感じつつも、哀愁漂う歴史が息づく奥嵯峨の雰囲気も手伝ってか、落ち着いた情緒に誘われて心地よかったが、こうして人ごみのなかにいるのも、これはこれでいいものである

嵐山に近づくにつれ、観光客の姿が多くなっていく
気づけば、空は青く澄んでいて、差し込む日差しのせいか、額にはうっすらと汗が滲む、暖かい陽気になっていた
そんななか、 世界文化遺産に指定 されている 天竜寺 へと足を向けた
天竜寺には、本堂参拝と、庭園参拝の二つの受付があった
本来ならば二つとも見たいところだが、いくつもの寺社を廻っていると、行く先々で徴収される参拝料は積もり積もって結構な金額となる
そこで、庭園参拝の受付を済ませることにした

天竜寺庭園・1天竜寺庭園・2
大方丈をぐるりと廻るようにして歩いていくと、曹源池が広がる庭園があった
緑濃き木々が巧みに配置された庭園は、 国の史跡・特別名勝第一号に指定 されただけあって、その景観は見事
背後に佇む嵐山の山姿と相まって、実に美しい情景が紡ぎだされていた
天竜寺の法堂の天井に描かれている雲龍図を拝見してみたかったのだが、あいにく今日は参拝日ではなかったので、叶うことはできなかったが、美しい庭園を見て廻っただけで十分に満足

渡月橋嵐山
天竜寺を出ると、 渡月橋
京都のなかでも、渡月橋は大好きなスポットの一つである
はじめて京都を旅して以来だから、訪れるのは約十年ぶりだろうか
京都の街も歴史の香りは残しつつも、時代の流れとともに町並みは徐々に変わりつつあるが、渡月橋から見る嵐山は、十年前に見た景色となんら変わっていないようだった
夕闇迫るときに、ひとり佇んでいたあの時の思い出が、記憶の底からじんわりと滲み出してくる
それにしても気持ちいいなぁ…
太陽の日差しはあるものの、時折心地よい風が吹き抜ける
しばし渡月橋の欄干に寄りかかり、川の流れに耳を傾けていた

気づけば、時計の針は昼過ぎを指していた
早朝からずっ~と歩きっぱなしなので、ちょっと休憩するために、渡月橋のすぐそばにある土産物屋の2階にあるcafe’de salanというカフェに入った
アジアンテイストの落ち着いた内装のお店で、店内の一画では雑貨も扱っている
外の景観が眺められる窓際の席につくと、 店員の方オススメのメニュー を注文した
きなこたっぷりわらびもちパフェ
“きなこたっぷりわらびもちパフェ”
???
朝から何も口にしていなかったのだが、なぜかお腹が空いていないんだよねぇ
なので、パフェ頼んじゃった
折角の京都なのに、パフェって…
と、自分でもちょっと思ったが、京都らしいパフェということで…
それに、これは店員さんオススメだからね

和の焼き物の器のなかには、わらび餅、白玉、紫芋のアイス、コーンフレーク、それにチュロス?のようなものが入っていて、メニューの名前にもなっているように、たっぷりのきなこがかかっている
一口パクッ!
ゲホゲホ…
机の上に舞う褐色の粉
きなこで咽てしまった
これは注意して食さねば!
紫芋のアイスは品のいい甘さで、白玉がモチモチしていて美味しい
一つ言うならば、 900円という値段の割にはちょっと量が少なかった かな?

京都の強い日差しから逃れて、涼しい店内でしばしの休憩
窓から見えるのは、嵐山の緑、青い空に白い雲、そして太陽の日差しを浴びて煌く桂川
日頃、カフェで時間を過ごすことなどない自分にとって、この時間は、すごく贅沢なような気がした
いつまでも、嵐山の景色を眺めながらボーっとしたいところだったが、パフェ一つでそんな長居もできない
嵯峨野・嵐山の散策も済んだことだし、次はどこへ行こうかな?
京都のガイドブックを取り出して、これからの予定を決めると、店を出て、嵐電の嵐山の駅へと向かった







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最終更新日  2008年08月27日 07時15分13秒
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