プーケットはパトンビーチで、ビールをぐびぐび飲みながら、よだれをたらして昼寝をしている間も・・・ タイ犬は我々を爆笑させようと身を潜め(?)ている。
ボーズ頭で意味もなく 短パンのすそをパンツのゴムにねじ込む (さながらおむつのように見える変なスタイルの・・・子どもの頃ゴム段するときに、スカートをパンツのゴムにねじ込んだ、あれに似ている・・・)という、 アバンギャルドに見えつつ、あまりにも素朴なにーさん(仮にもビーチボーイの端くれらしいが、どう見ても作業員) にデイベッドを広げてもらい、のびのびと横になる。
作業員みたいなビーチボーイに「なんでそんな おむつみたいな格好 で仕事をしてるんだ?」って、後で聞いたら・・・裾が足に当たって痒いんだって・・・ゴム にねじ込んだ方が汗がたまってかゆそう だけど。
ま、そいつはおといて、ビーチは・・・ああ、 極楽。
周囲は原色の ブーメランパンツにお腹のお肉がまんまるく乗っている、胸毛だらけのおっちゃんファラン や、 ビキニのブラとって大またを開き、あまりの開放的なスタイルに尊敬され、ビーチボーイに握手を求められる肥満体のファランおばあちゃん(爆笑) など、人のことは言えないが
アザラシのような醜態を晒していて、壮観。
目の前のデイベットには、お友達同士と思われるファラン女子2名(アラ50くらい)がぐっすり寝ていたのだが
・・・ん?
砂浜で遊んできた集団の犬のうちのまず1匹が、死ぬほど寝ているその2人の客を見抜いたのか、デイベッドの下にもぐりこんだ。
そして、適当に穴を掘って、よっこらしょ、と横になった。
え?
あ、暑いから陰に入って寝たいのね?と思ったけど、ここで気になるのが・・・ 人がいないデイベットもたくさんあるってこと。なぜ、わざわざ人がいるベッドで怒られるかもしれないのに・・・わざわざ人が寝ている人のデイベッド にもぐるのか。
!!!!!
・・・ 秘密はパラソルにあった!
デイベットはならべてあるが、パラソルはお客さんがいるところにしかさしてない。パラソルがさしてある方が、 日差しがさえぎられるので、地表温度もわずかにさがる、ということを、この犬は知っているのだ。
すげえ、 パトンビーチの犬!天才だ!
ぐっすり寝入った犬はどうもボス格で、ビーチで遊んでいる間もジャイアンのような存在感を漂わせつつ、 リサイタルこそしないが、そこはかとなく周囲の雑魚犬を威嚇 していた。
そのうちに、茶色い見るからに野良犬ちっくな犬が、ボス犬の横のデイベッドの下にもぐりこんだ。・・・他のパラソルのある場所でも良さそうなものを・・・。
もしや夫婦?いや、親子・・・?それとも単に寝ている客を探すのがめんどくさくて、ボス犬茶色ブチ君の真似をしたのだろうか。茶色ブチ君と同じように、熱い砂を少し掘って、夢の世界へ・・・。
かわゆい。
爆睡ファランの下に爆睡犬
しばらくすると・・・また驚きのことが!
二匹同時にポーズを変えた。 え?あわせてるの?おきてるの?なんなの?ただの偶然?
すごいなあ。人間だと寝相をぴったり同じタイミングでかえないよね。
ってか同じタイミングで変えた ポーズまで同じなんだけど!
お遊戯会で同じダンスをするのにどいれだけ練習した?こいつら・・・こいつらってば寝ているのに、数秒のタイムラグもおかず同じポーズ。 すごーーい。
ビールを握り締めたまま、眠ることもやめ、2匹から目を離せずいたものの・・・先にデイベッドの上のファランが起きた。
きゃあ、どきどきする。 どうなるのかしら。
・・・気がつかない(爆笑)。
ファラン二人はデイベットの下にいる二匹にまったく気がつかずおしゃべりを始めた。それでも起きないわんこ・・・。
しかしファランのおしゃべりがかなりエキサイティングになってきて、身振り手振りが大きくなり、デイベットを揺らし始めた。なんだ?ケンカか?加勢しようか?
・・・さすがに茶色ブチ君が目を覚まし、「うんだよ、うっつせえなー」と、悪態をつくかのごとく、わざとチェアーを揺らすように出てきた。
「きゃああ!」
ファラン二人は死ぬほどビックリしてかたまった後、大爆笑。
・・・ちなみにもう1匹は・・・いつまでもそのまま寝ていた・・・。
ビーチの犬はどうすれば 一番心地よく昼寝ができるのか、よく知ってるんだなあ、と感心した犬だったと同時に、どうして寝たまま同じポーズがとれるのか、考えさせられた 一日だった。
え?くだらない。だって・・・気になったんだもの。
国民性や県民性があるように、犬にも国の違いで性格があるように思う。だって、 こいつ とか・・・。あ。こいつは犬じゃなくて 人間が犬のぬいぐるみかぶってる のかもしれないけど。
この前おしゃれな某町で、どしゃぶりにあい、あたしは「あー、早くやまないかなあ」と500円ランチを楽しんでいたところ・・・飼い主が雨が降ると思っていなかったのか、木につないだまま、全然戻ってこない犬がいて、最初は雨に打たれてもじっと我慢していたけど、そのうち変なポーズで木の葉陰に隠れたり、苦労しつつ、色々な人に視線を投げかけ助けてって顔してたわけ。 犬好きなあたしの視線にも気がついて「あうあうあう」 と言ってくる。すまんのう・・・あたしも傘持ってないんだよ・・・。
通りすがりのいい人たちが、犬に傘をさしかけると 「まって、おいていかないで・・・」 といい人の足にまとわりつく犬。・・・結局あたしが見ている間に飼い主は来ず、雨はやんだけどぶるぶる震えてそのままいたあわれな犬・・・。
雨がやんだ後、犬に話しかけると「くぅうん・・・くぅううん」と寂しげな心情を訴えかけてきた。
この犬が見たら、 飼い主の行動に捕らわれずビーチでのびのびと暮らすパトンビーチのワンコの自由さは、天国なんだろうなあ。
と、思いました。
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