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8月31日(月) 親の背を見て子供は育つ 地域で開催された「ゴミ拾い運動キャンペーン」に、五歳の息子と参加したMさん。炎天下の中、汗びっしょりになって、一緒にゴミを拾いました。 熱心にゴミを拾う息子の姿に、Mさんは感心しました。草むらや自動販売機の下など、黙々とゴミを拾い、ビニール袋に入れています。「えらいね。よくがんばったね」と、Mさんは息子に声をかけました。 しつけの一環として、Mさんは、普段から子供と一緒に遊び、片づけまで一緒に行なうように心がけています。それは自分自身が幼い頃、両親から後始末の大切さをしつけられた経験が元になっているからです。 両親から教えられた後始末は、大人になった今でも、鮮明な記憶として残っています。そして、習慣となって身についています。 「親の背を見て子供は育つ」といいます。企業に置き換えると、「親」は上司や先輩になるでしょう。 部下や後輩、そして子供たちの手本となるよう、自分を磨きたいものです。 今日の心がけ◆手本となる行動をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2015年08月31日
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8月30日(日) つまらない仕事 Aさんは入社して数年が経った頃から、イライラを募らせていました。 「この仕事をやるために入社したんじゃない」「こんな雑用、意味がない」「自分の能力を発揮できない」と、不平不満が溜まっていたのです。 そのような時、あるセミナーで聞いた講師の話が印象に残りました。 「思うようにいかない時こそ、先輩や同僚の働きぶりから、何かを学ぼうと受け入れること。すると、今までわからなかった自己の課題も見つかるはずです」 「つまらない仕事は、自分が成長するためのハードルだと受け止めること。与えられた仕事に精一杯尽くすことです」 Aさんは講師の話を聞き、以前上司が「仕事に雑用はない」と言っていたことを思い出しました。 「たとえつまらなく感じる仕事でも、どのような役割があるかを考え、努力することで自分を高められる」と言われたことが、講師の話と結びついたのです。 まずは今の仕事の中で、最大限の努力をしようと決意したAさんです。 今日の心がけ◆置かれた境遇で全力を尽くしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月30日
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8月29日(土) 有ることが難しい 「ありがとう」は仏教に由来した言葉です。「有ること難し」というお釈迦様の言葉から転じたものだといわれています。 ある時、釈迦が弟子の阿難に尋ねました。「海底に住む、百年に一度顔を出す盲目の亀がいる。その亀が、海面に浮かぶ一本の木に出合い、木の穴に頭を入れることがあると思うか」。「とても考えられません」と阿難は答えました。 すると、釈迦は「私たちが人間に生まれることは、その亀が、丸太棒の穴に首を入れることがあるよりも、難しいことなんだ」と諭したのです。 これは「盲亀浮木の譬え」という話です。人間に生まれることがそれほど稀で、有ること、存在することが難しいことである、と説いたのです。 私たちは感謝の気持ちを相手に伝えるため、気軽に「ありがとう」という言葉を使います。その「ありがとう」に、どれだけ心を添えているでしょうか。 「この世に生を享け、得難い喜びを与えてくれて、ありがとう」と心の底から思って発した「ありがとう」は、きっと相手の心に届くことでしょう。 今日の心がけ◆感謝の言葉に心を添えましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月29日
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8月28日(金) 体験の力 地震や台風などの自然災害が起きる度に、テレビで映像が流れます。「○年以内に○%の確率で災害がやってくる」といった話題も繰り返し報じられます。 そうした報道に触れる度に、Eさんはと思います。しかし、そうは思っても、実際に準備することはありませんでした。 ある日Eさんは、実際に災害に遭った人たちの話を直接聞く機会がありました。生々しい体験談に、Eさんは引き込まれるように耳を傾けました。 「誰でも災害の当事者になる可能性はあります。しかも、それがいつかは予測できません。自分やご家族を守るためにも、できる備えはしておいてください」 力強いその言葉に、心が動かされました。家に帰るとすぐに食料と水を備蓄し、もしもの時の対応を家族皆で話し合ったのです。 それまで何もしなかったEさんを動かしたのは、生の声で語られる体験談でした。体験を語ること、そして受け継ぐことには、大きな意味があります。 会社でも、災害の体験談を聞くことは、何よりの防災対策になるでしょう。 今日の心がけ◆しっかりと備えをしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2015年08月28日
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8月27日(木) 川柳で笑顔を 「サラリーマン川柳」は、第一生命保険株式会社が毎年開催しているコンクールです。職場で話題にするなど、楽しみにしている人も多いことでしょう。 四万句を越える応募の中から、今年一位に選ばれたのは、「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」(イソノ家)という作品でした。 いわゆる自虐ネタですが、ノーベル賞という、時の話題が織り込まれています。健康への関心が高い中年男性にとっては、と、思わず夢を抱くような内容でしょう。 また、「増えていく 暗証番号 減る記憶」(なにが正しい)、「オレオレとアレアレ増える 高齢化」(エビカニ)といった情報社会、高齢社会の世相を映した句が、それぞれ六位、八位に選ばれました。 ユーモアと機知に富んだ川柳には、心配や不満、寂しさなどのマイナス感情も、笑いに昇華する力があります。ストレスを心の内に溜め込まず、川柳づくりの発想にならって、上手に気分転換を図りましょう。 今日の心がけ◆笑いで気分転換しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2015年08月27日
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8月26日(水) 透明な技術 画家で現代美術家の山口晃氏。ちょんまげ姿の侍とサラリーマンが、一枚の絵に混在するような独創的な作品は、その描写の緻密さでも知られています。二〇一二年には、氏の襖絵が、平等院鳳凰堂に奉納されました。 山口氏は「技術とは何か?」という問いに、「持っていることを忘れさせるくらいにまで磨き込まれることが大切ではないか」と答えています。 中途半端な技術では、その技術が邪魔をして、絵の真意が伝わらない。どこまでも磨いて、透明になって見えなくなるようなものが技術だ、と氏は語ります。 この話は、芸術の分野に限らず、一般的な仕事にも置き換えられそうです。たとえば資料の作成でも、「うまくまとめられているね」と相手に感じさせるより、伝えたいことがスッと伝わるような資料作成こそ、本当の技術なのでしょう。 「透明な技術」とはあまりに高い境地ですが、その高みを目指して、自分を磨いていきたいものです。 「うまい」と拍手をされるようでは、まだまだ道半ばなのかもしれません。 今日の心がけ◆さらに自分を磨きましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2015年08月26日
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8月25日(火) 渡り歩く人生 近年、多くの日本人サッカー選手が、海外でプレーをするようになりました。華やかに報じられるのは、ヨーロッパなどのビッグクラブで活躍する選手です。 元Jリーガーの伊藤壇選手も、海外でプレーする一人です。主な舞台はアジアです。これまで、ベトナム、香港、インド、モンゴル、ラオスなどの国のリーグで活躍。現在は、十八ヵ国目のブータンのチームに所属しています。 一九九八年、ブランメル仙台(現・ベガルタ仙台)に入団したものの、二年目に戦力外通告を受け、一年一国を渡り歩くサッカー人生が始まりました。 「入団交渉、言葉、食事などキツイことばかりですが、知らない国に住んでサッカーができて、しかも給料がもらえる。無性に楽しい」と伊藤選手は語ります。 人の生き方には正解はありません。一ヵ所に骨をうずめ、その場に尽くす生き方もあれば、様々な場所を渡り歩く人もいます。異なった文化や価値観の中に身を置く経験は、きっと大きな財産になるはずです。 大切なのは、自分の経歴をプラスに捉え、変化を楽しめるかどうかでしょう。 今日の心がけ◆経験を自分の糧にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月25日
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8月24日(月) マナーの基本 社会人一年生のKさんは、入社してすぐに、社内のマナー研修を受講しました。 挨拶の練習では、1相手の目を見ること、2礼をする時には、背筋はまっすぐに伸ばしたまま、頭を相手に差し出すようにする、と教わりました。また、研修の中盤では、歩き方や表情、身だしなみについての講義がありました。 次第にKさんはと、疑問が涌いてきました。しかし、講師の次の言葉を聞いて、ハッとしたのです。 「基本は踏まえつつ、大切なのは相手の状況を配慮すること。形ばかりに囚われても、それはただの独りよがりですよ」 と知ったKさん。小笠原流礼法の伝書には、細かな作法と共に、「いづれも時宜によるべし」と書かれている箇所が多くあります。それは「時・場所・状況に応じて自然な行動をしなさい」という意味でしょう。 正しい作法に加えて、相手の状況に配慮する心を養いましょう。 今日の心がけ◆状況に応じた配慮をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2015年08月24日
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8月23日(日) 体への感謝 Yさんは、心臓手術を終えた友人のお見舞いに行きました。 手術が無事に終わったことを労い、お見舞いの言葉をかけたYさん。友人は入院生活を振り返りながら、「今回の病気を機に、体のことをいろいろ調べたの」と、次のような話を聞かせてくれました。 「心臓が一日に何回くらい拍動しているか知ってる? 一分間に七十回だとして、一日約十万回よ。 一分一秒も休まずに動いてくれているのよね」 「それに、血管の長さにも驚いたわ。体じゅうを巡っている動脈と静脈と毛細血管を全部足すと、十万キロメートルにもなるんだって」 「十万キロって地球二周半の長さよ。体ってすごいと思わない? 自覚していなくても、知らなくても、体はちゃんと機能してくれている。そう気づいたら、この体に感謝して、大事にしようという気持ちが強くなったわ」 病気になって初めて健康のありがたさがわかると言われます。日常、当たり前のように動いてくれている自分の体について、感謝の思いを向けたいものです。 今日の心がけ◆体の働きに関心を持ちましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月23日
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8月22日(土) お母さんに感謝 「いただきます」「ごちそうさまでした」という食事の挨拶は、国によって有無があります。言葉や内容もそれぞれに違うようです。本誌の発行元・倫理研究所では、研修などの際、次のような食前の挨拶を行ないます。 「天地の恵みと 多くの人々の働きに感謝して 生命のもとをつつしんでいただきます」。研修に参加したA氏は、この挨拶がたいそう気に入り、家庭でもこの挨拶を取り入れて食事をするようになりました。 しばらく続けるうちに、A氏は、食事を作ってくれる妻がいるからこそ、自分や子供たちが元気でいられることに気づきました。そこで「多くの人々の働きに感謝して」の後に、「お母さんにも感謝して」と付け加えるようにしました。 「お母さん」という身近な存在をイメージすることで、感謝の実感が涌き、その挨拶を聞く妻も、と真心を込めて料理をするようになりました。家族の食卓は、さらに和やかになったといいます。 体の健康を保つ食事は、感謝という心の健康も育んでいくのでしょう。 今日の心がけ◆食事の作り手にお礼を言いましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月22日
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8月21日(金) 祖父と自動車 新入社員のUさんは、月に数回、職場の公用車を運転します。 職場は市街地から離れた場所にあり、ちょっとした買い物をするにも、車は欠かせません。マイカーを所有していないUさんにとって、公用車は最も身近な自動車です。時折発生する運転業務を楽しみにしていました。 ある日のこと、Uさんは祖父から「若い頃、一台目の自家用車を買えた時は、本当に嬉しかった。高嶺の花だったんだ」という話を聞きました。 今では一家に一台、地域によっては一人一台という自家用車ですが、普及する前までは、公共交通機関か徒歩が主な移動手段でした。荷物の運搬は、リヤカーなどで行なっていたのです。 現代社会では、自動車は欠かせない存在です。その反面、身近過ぎるが故に、ありがたさを見失ったり、危険性を軽んじている面があるかもしれません。 祖父との会話から、自動車の意義を再確認したUさん。「車は便利な文明の利器。かつ、一歩間違えれば凶器」と身を引き締めて、ハンドルを握っています。 今日の心がけ◆自動車の意義を再確認しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2015年08月21日
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9月10日(木) パブリックスペース パブリックスペースとは、公共の空間を指します。利用者が限定されていないため、様々な注意すべき点があります。 Mさんの職場近くには大学や専門学校があり、昼食時間になると、近隣の飲食店は大賑わいです。学生グループが、会話を楽しみながら食事を摂っています。 ある日、Mさんの隣に、学生の一団が座りました。嫌でも聞こえてくる会話は、品がなく、耳をふさぎたくなるような内容でした。 Mさんは心の中でと思いました。 誰でも使えるパブリックスペースは、逆にいえば、誰が見ているか、聞いているか、わからない空間でもあります。飲食店や電車の中などで仕事の話をするのは、機密漏洩につながる可能性もあります。 私たちは、公的・私的にかかわらず、様々な顔を持ち、その一つひとつにおいて、何らかの責任を負っていることを自覚したいものです。 今日の心がけ◆言動に客観的視点を持ちましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2015年08月20日
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9月 9日(水) 黒光りの手袋 Y氏は、社内で新聞を読む際に手袋をします。なぜなら、新聞のインクが手につくのが嫌だからです。 新聞を読み終えると、 と、ブツブツ小言を言いながら、部屋の掃除をします。同じ部屋の同僚が、仕事の用具を広げたままで、片づけをしないからです。 とにかくY氏は、だらしのない人、不潔な人が嫌いでした。折りに触れては、人の欠点をあげつらっていました。そのためY氏がいると、職場の雰囲気が暗くなり、溌剌とした空気が澱んでいくのです。 ある日、上司がY氏に「毎朝、新聞を読む時の手袋、黒光りして汚いね。意外と自分のことはわからないものだね」と言ったのです。Y氏はこの一言を聞いて愕然としました。自分は、誰よりもきれい好きだと思っていたからです。 自分のことはよくわかっているようで、案外わからないものです。自分の足元に心を向けた時、見えないものが見えてくるはずです。 今日の心がけ◆足元の小事を改めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2015年08月20日
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9月 8日(火) 口の虎は身を破る 「口の虎は身を破る」とは、言葉の失敗から身を滅ぼすこともある、といったとえで、言葉を慎むことの大切さを教えています。 「口は禍の門」とほぼ同じ意味ですが、「口」を含む言葉のマイナス表現については、ほかにも数多くあります。いくつか挙げてみましょう。 しょっちゅうおしゃべりをして、口数が多い人は「口から先に生まれた」といわれ、それが周囲にうるさく思われると「口やかましい人」に見られます。談話中に「口出し」をすると、周りの人は疎ましく感じるようです。 隠していたことを軽率に「口走って」しまうと、「口軽な人」と思われて、信用を落とします。重要な内容は「口が堅い」人に伝えられる所以でしょう。 言葉は、心意から発するものです。一度口から出た言葉は、簡単に取り消すことはできないだけに、注意しなければなりません。 特に、職場生活においては、時と場をわきまえて、適切な表現を心がけましょう。そのためにも、読書などを通して、語彙を豊かにしていきたいものです。 今日の心がけ◆適切な表現を身につけましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月20日
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9月 7日(月) 切れた靴紐 私たちは、日々、様々な物を使って生活しています。長く使う物、よく活用する物もあれば、使っていることをほとんど意識しないような物もあります。 外回り中心の営業部に所属するNさんが、訪問先へ向かっていた時のことです。不意に、踵がフワッと浮いたような感じがしました。 足元を確認すると、靴紐が切れています。どうやら何回も結び直しているうちに、磨耗して、切れてしまったようです。 しばらくそのまま歩きましたが、歩くたびにバカバカ音がして、どうにも具合が良くありません。と焦りましたが、ちょうど靴屋が近くにあり、靴紐を買うことができました。 Nさんは靴紐を結びながら、たかが紐一本で、日常生活にも支障をきたすのだということを実感しました。 消耗品として短期間で交換する物や、日頃はその存在すら意識しないような物も、できるだけ丁寧に扱って、時に感謝の心を向けたいものです。 今日の心がけ◆身近な物を丁寧に扱いましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2015年08月20日
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9月 6日(日) ネズミの恩返し 「ネズミは仲間から受けた親切を忘れず、恩返しをするらしい」という研究成果が、イギリスの科学誌『バイオロジー・レターズ』に発表されました。 これまでは、ネズミが互いに助け合うことは知られていても、目先の利益がない場合は、仲間に見返りを与えることはない、と考えられてきました。 ところが、飼育下にあるドブネズミの実験によると、以前、自分に好物のバナナをくれた相手を認識し、今度はより多く餌のお返しをするという結果が出たといいます。こうした行動が、人間以外で観察されるのは初めてだそうです。 私たち人間も、たくさんの人や物、環境の恩恵を受けて生きています。その中には、目に見える恩もあれば、目に見えない恩もあります。 受けた恩になかなか気づくことができず、たとえ気づいても、そのすべてにお返しができるわけではありません。 「いつもありがとう」「お陰様で」と言葉で表現するほか、行動に表わして、小さな恩返しをしたいものです。 今日の心がけ◆恩の意識を持ちましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月20日
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9月 5日(土) 成長の証 Kさんの娘に子供が生まれました。Kさんにとっては初孫です。 初めのうちは、あやすとケラケラ笑っていたのですが、最近はKさんの顔を見ただけでべそをかき、娘に抱きついてしまいます。娘に抱かれながら、こちらを鋭い目でにらんだりします。 と寂しく思っていましたが、ふと、自分の幼い頃を思い出しました。Kさんは、祖父に頬ずりされ、ワーッと泣いてしまったことがあったのです。それでも、Kさんは祖父が大好きでした。 と思いながら孫を見ると、孫に嫌われているのではなく、感情が豊かになってきたことに気づいたのです。 Kさんは、職場では新入社員の教育を担当しています。初めの頃は人懐っこかった新入社員も、最近では、緊張した態度を見せるようになりました。 そのことを寂しく思っていましたが、彼らも学生時代の生活に別れを告げ、社会人としての自覚が出てきたのだと、成長を喜べるようになったKさんでした。 今日の心がけ◆成長を喜びましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月20日
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9月 4日(金) 自分に言い聞かせる 人前に立って声を出すのは、多かれ少なかれ、誰でも緊張するものです。 Tさんも、人前で声を出すことが大の苦手でした。職場の朝礼で本誌を読む時も、自分の番が迫ってくると緊張し、朝礼後にはクタクタになってしまいます。 ある日、先輩にこのことを相談すると、緊張しないコツをアドバイスしてくれました。それは「自分に言い聞かせるように読む」というものでした。 音読が苦手だからこそ、人の目が気になっていたTさん。早速、翌日の朝礼から実行してみると、案外楽に読めたことに驚きました。 日に日に人前で声を出すことへの緊張が薄れ、抵抗心も和らいできました。会議などの進行を務める際も、より、と思うと、リラックスして言葉が出せるようになりました。 このTさんの音読の例からもわかるように、同じことを行なうとしても、捉え方を少し変えるだけで、取り組む姿勢が変わってきます。 苦手なことから背を向けず、積極的に捉え直して、自らの糧にしたいものです。 今日の心がけ◆苦手なことへの見方を変えてみましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2015年08月20日
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9月 3日(木) 勝負師の心構え 将棋界で、不世出の棋士と仰がれる大山康晴十五世名人は、内弟子時代、将棋の駒を磨くことを日課にしていました。 初めはただ汚れを取る作業と思っていましたが、やがて「駒を磨き、盤をふく仕事のなかに、プロ棋士となる心構えが培われていった」と回想しています。 道具や機械といった「物」は、扱う人の心に感応します。例えば、工具類をいつもピカピカに磨き、大切に使えば、故障は少なくなります。性能はフルに発揮され、質の良い製品を生み出すことにもつながるでしょう。 反対に、手入れをすることを嫌がり、乱暴に扱っていると、いい製品が作れないばかりか、故障して、思わぬ事故を被ることにもなりかねません。 「道具はその人の分身である」と語る大山名人は、駒の手入れを通して、勝負師としての心と技を磨きました。生きる世界は異なっても、私たちにも学ぶべき点があるのではないでしょうか。 まずは、普段仕事で使う、道具の手入れ具合を再点検してみましょう。 今日の心がけ◆物と心のつながりを知りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2015年08月20日
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9月 2日(水) 最年長ゴール 現在、Jリーグで最高齢の選手は、横浜FCに所属する「キング・カズ」こと三浦杜知良選手です。四十八歳の三浦選手は、今年六月、自らの持つJリーグ最年長得点記録を更新しました。 三浦選手は、普段の練習ではチーム内の誰よりも早くクラブハウスに入り、最後に帰ります。練習前のストレッチ、練習後の体の手入れを怠りません。何歳になっても、自分の仕事であるゴールを目指すための努力を貪欲に続けています。 そして、いつもファンの喜ぶことを考え、実行しています。新記録を達成した後も、周囲から求められ、カズダンスを披露してスタジアムを沸かせました。 「自分の体を試合に使うため、二十四時間考えている」という三浦選手のストイックさは、私たちには、なかなか真似できないでしょう。 それでも、目標に向かって努力を続け、個性を伸ばして、周囲から喜ばれるような働きを目指したいものです。自分が世のため、人のためになることは、すなわち、「自分を大切にする」ことにもつながります。 今日の心がけ◆周囲から喜ばれる働きをしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。
2015年08月20日
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9月 1日(火) 迅速な対応 Sさんは、大型のショッピングセンターで働いています。ある雨の日のこと、店内で「キャー」という悲鳴が聞こえました。女性客が、階段で足を滑らせ、転倒してしまったのです。 お客様が腰を強打し、出血していることを確認したSさんは、救急車を呼ぶよう他のスタッフへ伝えました。同時に、担架を持ってくるよう指示をすると、それぞれ迅速に動き出しました。 Sさんは、傷の止血をしながら、近くにいたスタッフに脈拍を測ってもらいました。できるだけ女性客を動かさないよう担架に乗せ、通用口まで運んだところで、タイミング良く救急車が到着しました。 転倒した状況や心拍数などを救急隊員へ報告し、女性客は救急車で病院へ搬送されました。結果、傷口を数針縫うだけで、事なきを得ました。 Sさんの職場では、年に何度も、防災訓練や救急訓練を繰り返しています。日頃の訓練により、それぞれの役割を発揮し、迅速な対応につながったのでした。 今日の心がけ◆防災意識を高めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月20日
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8月20日(木) 帰る前の習慣づくり 職場の机には、つい大量の資料が溜まってしまいます。 机に置かれるのは、主に進行中の業務に関する資料です。しかし、放っておくと、あっという間に溜まって、最近の資料も下のほうに埋もれがちです。 そのため、必要な資料を探すのに手こずったり、しなければならない作業自体を忘れてしまった経験は、誰にでもあるでしょう。 資料整理の方法はいろいろありますが、退社する前に、机の上にある資料を確認するのは効果的です。今どのような資料が積まれているのか、ざっとチェックするだけなら、それほど時間はかかりません。 その際、もうファイルしていい資料、処分してもいい資料などを整理することができます。結果的に、机上に積まれる資料が減り、必要な時にサッと取り出せるようになるはずです。明日やるべきことも、確認できるでしょう。 毎日机の上をきれいにしようと思うと、なかなか続きませんが、帰る前に机の上にあるものをチェックする習慣は、後始末の第一歩です。 今日の心がけ◆机上を小まめに確認しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2015年08月20日
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8月19日(水) 今日はバイクの日 八月十九日は、その語呂から「バイクの日」に制定されています。一九八九年、交通事故撲滅を目的に、当時の総務省交通安全対策本部により定められました。 日本では、バイクといえば、普通はオートバイのことを指します。しかし、英語のバイク(bike)はバイシクル(bicycIe)の略語ですから、自転車も含めてバイクだと考えると、「バイクの日」がより身近に感じられるでしょう。 自転車は、免許が不要で気軽に乗ることができますが、道路交通法では軽車両に区分されます。「自転車通行止め」や「自転車横断帯」など、自転車にのみ適用される標識もあり、違反者に罰金が科せられる場合もあります。 今年の六月一日からは、違反を繰り返した人への、より厳しい罰則や安全講習受講義務などが盛り込まれた法改正が施行されました。自転車を運転する以上、これらのルールは「知らなかった」では済まされません。 自転車に乗る際には、ルールを守り、安全運転を心がけましょう。安全への意識を高めつつ、車両の整備や点検もしっかり行ないたいものです。 今日の心がけ◆自転車も交通ルールを守りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2015年08月19日
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8月18日(火) 見方を変える 連休を利用して、家族旅行を計画していたYさん。自分を含めて、妻も娘も風邪をひいてしまい、結局家で休養せざるを得なくなりました。 「せっかくのまとまった休みだったのに、ついてなかったね」と、Yさんは妻に愚痴をこぼしました。 すると妻は「良かったじゃない」と意外なことを言います。Yさんは何が良いのかわからずにいると、妻は話を続けました。 「もし、風邪をひいたのが連休じゃなかったら、あなたの仕事を周りの人がフォローしなければならなくて、会社に迷惑をかけていたでしょ。それに、家族みんなでゆっくり休めたから良かったじゃない」 妻の言葉を聞いて、Yさんは、そんな捉え方があったのかと驚きました。そして、落ち込んでいた気持ちを明るく切り替えることができたのです。 一見マイナスに思えることも、視点を変えると、プラスに受け止められることがあります。良いほうに発想転換することを意識して生活したいものです。 今日の心がけ◆物事の良いところを見ましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月18日
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8月17日(月) プロの心意気 日本では、その道のプロのことを長らく「職人」と呼んできました。 職人と聞けば、大工、左官、庭師、瓦・畳・ガラス職人など、様々な職業が思い浮かびます。それぞれの職人が持っている技や芸、技術は「職人芸」として讃えられてきました。 職人は、自分の職業に関する専門的知識を備えていることは当然として、立ち居振る舞い、仕事ぶり、ものの言い方、動作の一つひとつにも型を持っています。互いの技を競い合う中で、人格を高め、美しい所作の文化を築き上げてきました。 職人の心意気とは、お客様の満足だけに留まらず、人が見ていようが見ていまいが、自分自身のプロとしての誇りを満足させる仕事ぶりにありました。 現代では、産業・経済構造が大きく変化し、様々な職業が分業化され、一人ですべてのことを行なうことが少なくなってきました。 それだけに、プロ意識を持つことが難しい時代かもしれません。かつての職人が持っていた心意気に学びたいものです。 今日の心がけ◆自分の仕事に誇りを持ちましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2015年08月17日
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8月16日(日) 心技体の充実 日本相撲協会は、五月二十七日、関脇・照ノ富士の大関昇進を満場一致で決定しました。大関昇進伝達式では「謹んでお受けいたします。今後も心技体の充実に努め、さらに上を目指して精進いたします」と口上を述べています。 照ノ富士関の口上は、日々の稽古に磨きをかけ、心技体を向上させ、関取としてさらに立派な人間に成長していくという決意の表われでしょう。 心技体は、スポーツ界でよく使われる言葉ですが、私たちの仕事でも、目標に向かってチャレンジする中で、心技体をバランスよく高めていきたいものです。 職場においての「心」とは、情熱を持って与えられた仕事に取り組もうとするやる気と、目標を達成するまで継続していくという精神力でしょう。「技」は技術力です。経験に関わらず、技量を高める努力は欠かせません。 そして「体」とは、社会人としての健全な体づくりです。朝目が覚めたらサッと起き、整理整頓などで小まめに体を動かすなど、日常的な行動の中でも高めることができるでしょう。 今日の心がけ◆心技体を高めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月16日
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8月15日(土) お陰様です 私たちの周囲には、ハッキリと目に見え、音に聞こえる存在がたくさんあります。ところが、その隠れたところに、大切な事柄が潜んでいるものです。 例えば、食事の前の「いただきます」という挨拶は、という意味があります。 さらに、その食材を育んだ大自然の恵み、それを育てた人々や調理をした人々といった、すべての働きに感謝を捧げる意味も込められています。 また、「お陰様です」という美しい日本語があります。これは、目の前の良い結果に対しての「ありがとう」という思いと、それを「陰」で支えて力を尽くしてくれた人々への「ありがとう」という意味も内在しています。「絆や縁を大切にしよう」と言われますが、これらも目に見えないものでしょう。 現在では、ややもすると、姿形のあるものしか信じられない、という人が多いかもしれません。目に見えるもの、音として聞こえるものの陰に潜む大切な事柄を感じ取る感性を磨きたいものです。 今日の心がけ◆感性を磨きましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月15日
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8月14日(金) ルーツを辿る 八月のお盆は、多くの会社が休みとなります。帰省する車の渋滞や列車が大混雑する様子は、この時期の風物詩のように、ニュースで流れます。 お盆には、先祖の霊が帰ってくると考えられ、精霊を迎えて供養する時期とされています。お盆の時期は、旧暦の七月に行なう地域と、新暦の八月に行なう地域とに分かれます。 江戸時代は、お正月とお盆の十六日前後は、奉公人が主家から休暇をもらって親元などに帰ることができる時期でした。これを「藪入り」と称しました。その風習が、正月休み、盆休みの帰省として残っているといわれています。 家族や親族が集まり、先祖を供養するこの時期に合わせて、里帰りをする人も多いことでしょう。この機会に、祖父母や曾祖父母などの話をしてみるのも良いでしょう。 お盆に休めないという人も、自分のルーツを辿ったり、日々を平穏に暮らせていることへの感謝を、先祖に伝える機会にしてはいかがでしょう。 今日の心がけ◆先祖に思いを馳せましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2015年08月14日
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8月13日(木) 暗闇の効用 暑い夜が続きますが、一息ついて、星空を眺めてみませんか。 現在の日本では、都市部はもちろん郊外でも、夜間の照明が多くなり、星空が見えにくい「光害」が進んでいます。 今月は、十二日未明から十四日未明にかけて、ペルセウス流星群が極大を迎え、観測しやすいといわれています。暗闇を探して、ぜひ観察してみましょう。 また八月は、一年の中でも「天の川」を観察しやすい月でもあります。「天の川」は、通常見られる惑星や星座を形作っている星より暗いため、海や山など、町明かりから離れた場所で観察できます。 暗闇は、人の想像力をかきたててくれます。視界が遮られる分、いろいろな虫の音が聞こえてきたり、星が様々な形に見えてくることもあるでしょう。 Nさんの七歳になる子供は、暗いところに恐怖心を抱いていましたが、父親と一緒によく星空を眺めるようになってから恐怖心が薄れ、会話が弾みました。 夜空の下、家族や親しい人と、普段言えないようなことを語ってみませんか。 今日の心がけ◆夏の夜空を眺めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2015年08月13日
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8月12日(水) 繁盛する理由 Sさんの自宅近くに、客足の絶えない人気の八百屋さんがあります。 近所には何でも揃う大型スーパーもありますが、野菜だけはこの店で買うといった常連客が多いのです。 野菜の種類が多く、新鮮で、低価格なところが人気のようです。また、野菜を単身世帯向けに小分けにして販売したり、高齢者向けに薄味の惣菜を売るなど、客のニーズにも敏感に対応しています。 何より評判なのは、店主の人柄です。馴染みのお客様も、そうでない人にも、「毎度どうも」「待たせちゃったね」と、笑顔で気さくに接客しています。 また、「段差に気をつけて」「荷物が重かったらここに置いて」など、客の状況に応じて、気遣う言葉が絶えません。言い方はぶっきらぼうですが、言葉の一つひとつに愛情が感じられるのです。 商品の品揃えや価格設定はもちろん大切ですが、人を引きつけるのは、一人ひとりの相手を思いやる真心だと感じているSさんです。 今日の心がけ◆真心を持って人に応対しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。
2015年08月12日
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8月11日(火) 百倍信じる Nさんは、会社の駅伝チームの一員です。大切な試合で、Nさんはアンカーに抜擢されました。しかし調子が上がらず、三人に抜かされて入賞を逃がしました。 翌日、駅伝の結果を聞いた先輩から、「もうお前も終わりだなー」と冗談混じりにからかわれました。落ち込んだNさんが、しばらく走るのはやめようと、自宅で本をめぐっていた時のことです。 「人を信じよ。しかし、その百倍も自らを信じよ」という言葉が目に飛び込んできました。その言葉は、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』など、たくさんのヒット作品を世に生み出した故・手塚治虫氏の言葉でした。 手塚氏の言葉はさらにこう続いています。「時によっては信じ切っていた人々に裏切られることもある。そんなとき、自分自身が強い盾であり、味方であることが、絶望を克服できる唯一の道なのだ」 「自分を信じなければこれ以上先には進めない」と思ったNさん。仕事とトレーニングを両立させながら、その後も駅伝チームの一員として活躍しています。 今日の心がけ◆自分の可能性を信じましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月11日
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8月10日(月) 足を運ぶ 電話やメール、SNSなどを活用して、効率的に用件を済ませることが多くなった昨今です。その反面、直接人に会う機会は減りつつあるようです。 PTA会長のTさんは、次期会長と目していたKさんに、電話で会長就任の依頼をしました。しかし、Kさんは承諾してくれません。仕方なく別の役員二人にも電話をかけましたが、双方から断られてしまいました。 改選の日はいよいよ間近です。ほとほと困っていたところ、Tさんは自分が会長を依頼された時、前任会長が、家を訪ねてきてくれたことを思い出しました。 Tさんは、大事なことを電話で済ませようとした自分を反省し、思い切ってKさん宅を訪ねました。すると、拍子抜けするほどあっさり承諾してくれたのです。Tさんは、実際に足を運び、直接対話することの深遠さを痛感しました。 効率を優先して、メールなどで用件を済ませることも必要ですが、重要な物事は、こちらの誠意を示すことを大切に依頼したいものです。 一見、非効率的に見えても、相手の心を動かす動機となるからです。 今日の心がけ◆足を運んで心を結びましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2015年08月10日
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8月 9日(日) 太陽の如く 真夏の太陽が照りつける暑い時期です。 太陽と地球は、およそ一億五千万キロメートル離れています。太陽の直径は、地球のおよそ百九倍、水素とヘリウムによる核融合によって燃え続け、その寿命は、五十億年から百億年といわれています。 太陽は、植物の生育を助け、海の水を蒸発させて大地に雨を降らせるなど、生きとし生けるものを生かしています。 また、太陽の恵みは、万物に公平に降り注がれます。善人はもちろんのこと、悪人をも照らし続ける、無限の愛を注ぐ存在でもあるのです。 私たちが万人のために働くのは難しいことですが、志は高く、太陽の如き希望を掲げて進みましょう。たとえ困難があっても、世のため人のためにという思いを忘れずにいたいものです。 日々の仕事も、誰かの役に立つことを願い、世の中を良くしていこうという、太陽のような大きな希望を掲げて取り組んでいきましょう。 今日の心がけ◆希望を高く掲げましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月09日
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8月 8日(土) 簡単ではなくとも 「マイファーム」と命名された、人と農をつなぐビジネスが注目を集めています。 この会社の代表は西辻一真氏です。「耕作放棄地」を整備して、体験農園として再利用したり、海水をかぶった塩害の農地を一年で回復させるなどの活動を通じて、農業人口を着実に増加させつつあります。 体験農園、農業学校、土壌改良という三本柱で事業を展開する西辻氏ですが、八年前に同事業をスタートさせた時、耕作放棄地の提供者は、千軒訪ねて一軒という厳しさでした。それを支えたのは、と信じ切る強い志でした。 志という言葉は「何のために」「誰のために」とも言い換えられます。就職に際して、企業の目指す方向と自らの志の一致を見いだした人も多いでしょう。 企業の一員であるならば、常に目に見える結果を求められるのは宿命ですが、数年後の将来、何ももって世に貢献できるのかという公益を考えて、互いに意見を交わす時間を持つことも大切なことなのです。 今日の心がけ◆未来を切り拓く意識を持ちましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月08日
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8月 7日(金) 小玉スイカ 夏を代表する果物の一つに、スイカがあります。スイカには疲労回復や体温を下げる効果があり、利尿作用によってむくみを取るという効能もあります。 そのため、スイカは古代から人々に好まれてきました。大きなスイカを割って大勢で食べた、楽しい夏の思い出を持っている人も多いことでしょう。 最近は「小玉スイカ」の販売量が伸びています。大きさは直径二十センチくらいで小さいのですが、皮が薄いため果肉は多く、甘さもたっぷりです。 「小玉スイカ」は当初、果肉の黄色い物が売られていました。品種改良によって、果肉の赤い物が出回るようになってからは、販売量が一気に増加しました。 「小玉スイカ」が売れている理由には、次のようなことが挙げられています。 1小さいので、少人数の家庭で食べるにはちょうど良い。 2冷蔵庫に丸ごと入る。小さいので、中まですぐに冷える。 3皮が薄いので、出るゴミの量が少ない。種の量も少ない。 市場にはよく見ると、同じ野菜でも品種改良された様々なものが並んでいます。 今日の心がけ◆時代の変化をよく見ましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2015年08月07日
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8月 6日(木) 打開策はどこに Aさんが営業部門に配属され、一年が過ぎました。これまでは、上司に同行しながら経験を積んできましたが、一人でお得意様を担当することになりました。 ところが、いざ営業先を訪問しても、なかなかお客様と親しくなれません。いくら商品の説明をしても、注文につながらないのです。 当然、前任者の時より売り上げが落ち込みました。次第に周囲の先輩や同僚に対して、劣等感を抱くようになりました。 やがて、お客様から理不尽と思えるような要求をされる場面も増えてきました。打開策が見えないまま、Aさんは上司に悩みを打ち明けました。すると上司から一言、「とにかく顔は出し続けること」と言われたのです。 当時のAさんは、注文がもらえなかったり、何かトラブルが発生すると、そのお得意様から足が遠のいて、訪問さえもしなくなっていたのでした。 営業の立場は、自社とお得意様の都合の間にあります。いつかその都合が合う日が来るだろうと、Aさんは「まず顔を出すこと」を自らに課しています。 今日の心がけ◆できることからスタートしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月06日
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8月 5日(水) どんな気持ちで行なうか 何かを行なう際の心のありようが、物事を成就させるか、否かを左右します。 A社長は、トイレ清掃を一人で百日続けましたが、社内の環境は何も変わりませんでした。しかし、汚す社員を探したり責めたりする心を切り替え、喜んで取り組み始めると、社員が手伝うようになる経験を味わいました。 また、S子さんには、どうしても好きになれない同僚がいました。「同僚の美点を少しでも探すこと」と教わり、努力をして探し当てました。すると素直に受け入れられるようになり、同僚との関係が変わったのです。 Nさんは、店舗のテーブルを拭いていたところ「どのような心持ちで拭いているのか?」と上司に問われ、「別に何も考えていません」と応えました。上司から「テーブルを使うお客様の幸せを願って仕事をしよう」と教えられ、そのように取り組み直すと、働くことが楽しくなりました。 何事にも好意的な感情を伴わせることは、簡単ではないかもしれませんが、喜んで挑んだ分だけ環境が好転することを、体得したいものです。 今日の心がけ◆喜んで全力を尽くしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2015年08月05日
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8月 4日(火) 求められる力 日本人として十人目、国際宇宙ステーションの長期滞在者としては五人目の宇宙飛行士が誕生しました。油井亀美也さんです。 二〇〇八年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が十年ぶりに宇宙飛行士を募集しました。全国から九六三人の応募があり、最終試験に残ったのは、パイロット、科学者、技術者、医師など十人でした。 最終選抜試験では、閉鎖環境施設に一週間宿泊し、様々な課題に挑戦します。リーダーシップ、フォロワーシップ(リーダーに従い支援する力)、コミュニケーション、チームワーク、自己管理などが審査基準となり、三人が合格しました。その一人が、航空自衛隊パイロットであった油井さんです。 過酷な訓練を経て、死と隣り合わせの宇宙空間で任務を遂行する宇宙飛行士。しかし、選抜試験での課題は、決して特殊なものではありません。どの項目も、私たち職場人にも必要な能力だといえるでしょう。 自分自身の課題は何かを見定め、日々の仕事を通じて磨いていきたいものです。 今日の心がけ◆課題を見つけて磨きをかけましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月04日
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8月 3日(月) 伊勢エビよ永遠に 伊勢エビは、飲食店などでは、高級食材の一つとして取り扱われています。 主な分布域は、房総半島以南から九州、台湾までの西太平洋沿岸、朝鮮半島南部の沿岸です。いまだに完全養殖に成功していないため、沿岸漁業に携わる漁師による漁獲が主流となっています。 千葉県のいすみ東部漁協では、昭和五十年代から伊勢エビの資源保護に力を入れてきました。禁漁区域を設けたり、刺し網漁法で使う網を規制したり、規格に満たない小さなエビを青年部が買い上げて、再放流する活動も行なっています。 こうした試みを長年継続している成果は大きく、現在でも、日本有数の伊勢エビ漁獲量を誇る漁協の一つとなっています。 これらは漁業者自身が海で生活するために、始めたことかもしれません。しかし、その心に「生まれた育った海を愛し、先人の偉業を忘れず、後世が生きがいを持って漁に出てほしい」という願いがあったからこそ続けられたのでしょう。 今の自分は、次の世代に何を残せるでしょうか。 今日の心がけ◆目先の利益を越えた仕事を目指しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2015年08月03日
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8月 2日(日) 定跡を学ぶ 明治の文豪・幸田露伴の娘で、作家の幸田文は、礼儀作法を学ぶ際には、代々受け継がれている「型」を学ぶことに意義があると著書に記しています。 「定跡を学んだ人は強いです。定跡とは代々幾人もの頭が知恵を寄せ合い、伝え継ぎ、洗練してきたものであり、大勢の力という強さがあります」と述べ、定跡通りに型を実践することで、礼儀作法は本来の力を発揮すると綴っています。 職場の朝礼や社員研修で、気をつけの姿勢や、挨拶の動作などを学ぶ機会は多いものです。姿勢や動作の型を練習することについて、 と思う人がいるかもしれません。 古来、先人たちが試行錯誤し、残してくれたものが礼儀作法の型です。これを実践することは、相手を想う心を形に表わす最良の方法でしょう。 はじめは窮屈に感じるかもしれませんが、まずは徹底的に、気をつけの姿勢や挨拶の型を練習してみましょう。型を体で覚えた時、先人の知恵の結集がベースとなった、独自の礼儀作法が生まれてくるのです。 今日の心がけ◆型を身につけましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月02日
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8月31日(月) 親の背を見て子供は育つ 地域で開催された「ゴミ拾い運動キャンペーン」に、五歳の息子と参加したMさん。炎天下の中、汗びっしょりになって、一緒にゴミを拾いました。 熱心にゴミを拾う息子の姿に、Mさんは感心しました。草むらや自動販売機の下など、黙々とゴミを拾い、ビニール袋に入れています。「えらいね。よくがんばったね」と、Mさんは息子に声をかけました。 しつけの一環として、Mさんは、普段から子供と一緒に遊び、片づけまで一緒に行なうように心がけています。それは自分自身が幼い頃、両親から後始末の大切さをしつけられた経験が元になっているからです。 両親から教えられた後始末は、大人になった今でも、鮮明な記憶として残っています。そして、習慣となって身についています。 「親の背を見て子供は育つ」といいます。企業に置き換えると、「親」は上司や先輩になるでしょう。 部下や後輩、そして子供たちの手本となるよう、自分を磨きたいものです。 今日の心がけ◆手本となる行動をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
2015年08月01日
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8月30日(日) つまらない仕事 Aさんは入社して数年が経った頃から、イライラを募らせていました。 「この仕事をやるために入社したんじゃない」「こんな雑用、意味がない」「自分の能力を発揮できない」と、不平不満が溜まっていたのです。 そのような時、あるセミナーで聞いた講師の話が印象に残りました。 「思うようにいかない時こそ、先輩や同僚の働きぶりから、何かを学ぼうと受け入れること。すると、今までわからなかった自己の課題も見つかるはずです」 「つまらない仕事は、自分が成長するためのハードルだと受け止めること。与えられた仕事に精一杯尽くすことです」 Aさんは講師の話を聞き、以前上司が「仕事に雑用はない」と言っていたことを思い出しました。 「たとえつまらなく感じる仕事でも、どのような役割があるかを考え、努力することで自分を高められる」と言われたことが、講師の話と結びついたのです。 まずは今の仕事の中で、最大限の努力をしようと決意したAさんです。 今日の心がけ◆置かれた境遇で全力を尽くしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月01日
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8月29日(土) 有ることが難しい 「ありがとう」は仏教に由来した言葉です。「有ること難し」というお釈迦様の言葉から転じたものだといわれています。 ある時、釈迦が弟子の阿難に尋ねました。「海底に住む、百年に一度顔を出す盲目の亀がいる。その亀が、海面に浮かぶ一本の木に出合い、木の穴に頭を入れることがあると思うか」。「とても考えられません」と阿難は答えました。 すると、釈迦は「私たちが人間に生まれることは、その亀が、丸太棒の穴に首を入れることがあるよりも、難しいことなんだ」と諭したのです。 これは「盲亀浮木の譬え」という話です。人間に生まれることがそれほど稀で、有ること、存在することが難しいことである、と説いたのです。 私たちは感謝の気持ちを相手に伝えるため、気軽に「ありがとう」という言葉を使います。その「ありがとう」に、どれだけ心を添えているでしょうか。 「この世に生を享け、得難い喜びを与えてくれて、ありがとう」と心の底から思って発した「ありがとう」は、きっと相手の心に届くことでしょう。 今日の心がけ◆感謝の言葉に心を添えましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月01日
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8月28日(金) 体験の力 地震や台風などの自然災害が起きる度に、テレビで映像が流れます。「○年以内に○%の確率で災害がやってくる」といった話題も繰り返し報じられます。 そうした報道に触れる度に、Eさんはと思います。しかし、そうは思っても、実際に準備することはありませんでした。 ある日Eさんは、実際に災害に遭った人たちの話を直接聞く機会がありました。生々しい体験談に、Eさんは引き込まれるように耳を傾けました。 「誰でも災害の当事者になる可能性はあります。しかも、それがいつかは予測できません。自分やご家族を守るためにも、できる備えはしておいてください」 力強いその言葉に、心が動かされました。家に帰るとすぐに食料と水を備蓄し、もしもの時の対応を家族皆で話し合ったのです。 それまで何もしなかったEさんを動かしたのは、生の声で語られる体験談でした。体験を語ること、そして受け継ぐことには、大きな意味があります。 会社でも、災害の体験談を聞くことは、何よりの防災対策になるでしょう。 今日の心がけ◆しっかりと備えをしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2015年08月01日
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8月27日(木) 川柳で笑顔を 「サラリーマン川柳」は、第一生命保険株式会社が毎年開催しているコンクールです。職場で話題にするなど、楽しみにしている人も多いことでしょう。 四万句を越える応募の中から、今年一位に選ばれたのは、「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」(イソノ家)という作品でした。 いわゆる自虐ネタですが、ノーベル賞という、時の話題が織り込まれています。健康への関心が高い中年男性にとっては、と、思わず夢を抱くような内容でしょう。 また、「増えていく 暗証番号 減る記憶」(なにが正しい)、「オレオレとアレアレ増える 高齢化」(エビカニ)といった情報社会、高齢社会の世相を映した句が、それぞれ六位、八位に選ばれました。 ユーモアと機知に富んだ川柳には、心配や不満、寂しさなどのマイナス感情も、笑いに昇華する力があります。ストレスを心の内に溜め込まず、川柳づくりの発想にならって、上手に気分転換を図りましょう。 今日の心がけ◆笑いで気分転換しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2015年08月01日
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8月26日(水) 透明な技術 画家で現代美術家の山口晃氏。ちょんまげ姿の侍とサラリーマンが、一枚の絵に混在するような独創的な作品は、その描写の緻密さでも知られています。二〇一二年には、氏の襖絵が、平等院鳳凰堂に奉納されました。 山口氏は「技術とは何か?」という問いに、「持っていることを忘れさせるくらいにまで磨き込まれることが大切ではないか」と答えています。 中途半端な技術では、その技術が邪魔をして、絵の真意が伝わらない。どこまでも磨いて、透明になって見えなくなるようなものが技術だ、と氏は語ります。 この話は、芸術の分野に限らず、一般的な仕事にも置き換えられそうです。たとえば資料の作成でも、「うまくまとめられているね」と相手に感じさせるより、伝えたいことがスッと伝わるような資料作成こそ、本当の技術なのでしょう。 「透明な技術」とはあまりに高い境地ですが、その高みを目指して、自分を磨いていきたいものです。 「うまい」と拍手をされるようでは、まだまだ道半ばなのかもしれません。 今日の心がけ◆さらに自分を磨きましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2015年08月01日
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8月25日(火) 渡り歩く人生 近年、多くの日本人サッカー選手が、海外でプレーをするようになりました。華やかに報じられるのは、ヨーロッパなどのビッグクラブで活躍する選手です。 元Jリーガーの伊藤壇選手も、海外でプレーする一人です。主な舞台はアジアです。これまで、ベトナム、香港、インド、モンゴル、ラオスなどの国のリーグで活躍。現在は、十八ヵ国目のブータンのチームに所属しています。 一九九八年、ブランメル仙台(現・ベガルタ仙台)に入団したものの、二年目に戦力外通告を受け、一年一国を渡り歩くサッカー人生が始まりました。 「入団交渉、言葉、食事などキツイことばかりですが、知らない国に住んでサッカーができて、しかも給料がもらえる。無性に楽しい」と伊藤選手は語ります。 人の生き方には正解はありません。一ヵ所に骨をうずめ、その場に尽くす生き方もあれば、様々な場所を渡り歩く人もいます。異なった文化や価値観の中に身を置く経験は、きっと大きな財産になるはずです。 大切なのは、自分の経歴をプラスに捉え、変化を楽しめるかどうかでしょう。 今日の心がけ◆経験を自分の糧にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2015年08月01日
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8月24日(月) マナーの基本 社会人一年生のKさんは、入社してすぐに、社内のマナー研修を受講しました。 挨拶の練習では、1相手の目を見ること、2礼をする時には、背筋はまっすぐに伸ばしたまま、頭を相手に差し出すようにする、と教わりました。また、研修の中盤では、歩き方や表情、身だしなみについての講義がありました。 次第にKさんはと、疑問が涌いてきました。しかし、講師の次の言葉を聞いて、ハッとしたのです。 「基本は踏まえつつ、大切なのは相手の状況を配慮すること。形ばかりに囚われても、それはただの独りよがりですよ」 と知ったKさん。小笠原流礼法の伝書には、細かな作法と共に、「いづれも時宜によるべし」と書かれている箇所が多くあります。それは「時・場所・状況に応じて自然な行動をしなさい」という意味でしょう。 正しい作法に加えて、相手の状況に配慮する心を養いましょう。 今日の心がけ◆状況に応じた配慮をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2015年08月01日
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8月23日(日) 体への感謝 Yさんは、心臓手術を終えた友人のお見舞いに行きました。 手術が無事に終わったことを労い、お見舞いの言葉をかけたYさん。友人は入院生活を振り返りながら、「今回の病気を機に、体のことをいろいろ調べたの」と、次のような話を聞かせてくれました。 「心臓が一日に何回くらい拍動しているか知ってる? 一分間に七十回だとして、一日約十万回よ。 一分一秒も休まずに動いてくれているのよね」 「それに、血管の長さにも驚いたわ。体じゅうを巡っている動脈と静脈と毛細血管を全部足すと、十万キロメートルにもなるんだって」 「十万キロって地球二周半の長さよ。体ってすごいと思わない? 自覚していなくても、知らなくても、体はちゃんと機能してくれている。そう気づいたら、この体に感謝して、大事にしようという気持ちが強くなったわ」 病気になって初めて健康のありがたさがわかると言われます。日常、当たり前のように動いてくれている自分の体について、感謝の思いを向けたいものです。 今日の心がけ◆体の働きに関心を持ちましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2015年08月01日
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8月22日(土) お母さんに感謝 「いただきます」「ごちそうさまでした」という食事の挨拶は、国によって有無があります。言葉や内容もそれぞれに違うようです。本誌の発行元・倫理研究所では、研修などの際、次のような食前の挨拶を行ないます。 「天地の恵みと 多くの人々の働きに感謝して 生命のもとをつつしんでいただきます」。研修に参加したA氏は、この挨拶がたいそう気に入り、家庭でもこの挨拶を取り入れて食事をするようになりました。 しばらく続けるうちに、A氏は、食事を作ってくれる妻がいるからこそ、自分や子供たちが元気でいられることに気づきました。そこで「多くの人々の働きに感謝して」の後に、「お母さんにも感謝して」と付け加えるようにしました。 「お母さん」という身近な存在をイメージすることで、感謝の実感が涌き、その挨拶を聞く妻も、と真心を込めて料理をするようになりました。家族の食卓は、さらに和やかになったといいます。 体の健康を保つ食事は、感謝という心の健康も育んでいくのでしょう。 今日の心がけ◆食事の作り手にお礼を言いましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2015年08月01日
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