一般相対性理論では、この「時空のゆがみ」をもって重力場としていて、重力は時空のゆがみによって生じるものと再解釈されるんだ!
ところが、だ。
空間や時間は、決して本当の「無」なんかじゃない。
本当の「無」ってのは、「時間」「空間」「物質」の三つすべてが、どれも存在しない状態をいうんだ。
俺たちの宇宙は、そのような「無」から誕生したとされている。
それこそ「なんだかすげえ」話だろ?
最終第7章では、138億年前の宇宙誕生直後に発生した「原始重力波」ってやつが登場する。
この原始重力波は、2017年5月現在では観測されていないが、実測されたら、今はまだ想像の領域にある「宇宙の起源」がかなりハッキリしてくるだろう……。
この初期宇宙の大膨張は「空間の膨らみ」を意味し、これほど急激な空間の膨張速度は光速度をはるかに超えています。
専門的な言葉では、インフレーション時代の宇宙の膨張は「指数関数的な急膨張」です。
多くの光子が直進できるようになったこの瞬間をあなたが目撃していたら、「すべてがぼやけていた状態」から一気に視界が開け、宇宙のようすが突然、明瞭に見えるようになるでしょう。
これが「宇宙の晴れ上がり」です(名付け親は日本の佐藤文隆博士)。
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