全17件 (17件中 1-17件目)
1

弘法大師について今まで何度も書いてきました。四国霊場の開創者弘法大師伝ーその一弘法大師伝ーその二空海の誕生地は畿内?ー「弘法大師 伝承と史実」再び真言宗と弘法大師弘法大師は他の祖師と比べて特徴があります。「前半生(30歳ぐらいまで)の生涯が謎に包まれている」「後半生で真言宗を作り上げる」ということです。公式の記録に姿を現わすのが31歳の時、遣唐使船に乗りますが、その二年後に日本へ密教を持って帰ります。そこから僅か30年足らずで真言宗の教学を打ちたて、巨大教団を作り上げるのです。驚くべきことには、弘法大師が作られた教学が、1200年も経った現在でさえそのまま使われています!同時期の伝教大師(最澄)の教学がほとんど現在では伝えられておらず、鎌倉新仏教となって分かれていくことを考えると、信じがたいものがあります。日蓮・親鸞・道元といった祖師はそれなりの教学を打ち立てましたが教団を作り上げることはできず、それを大きくしたのは弟子の力です。一方、最澄・栄西といった祖師は教団を一代で作り上げましたが教学を残すことはできませんでした。弘法大師が後半生だけで、教学を打ちたて、教団を作り上げたのはまさに奇跡です。ただ、弘法大師の凄さはこれに留まりません。ある時は、言語学者(篆隷万大象名義という日本初の辞典の編纂者)ある時は、教育家(綜芸種智院という入学制限のない学校を作る。 しかも学費は全額支給という超画期的なもの)ある時は、文学者(文鏡秘府論という詩文の創作理論を取りまとめた著作。 執筆法使筆法という字の書き方の著作がある)ある時は、土木技師(日本最大の溜池である満濃池をアーチ型にして改修)ある時は、書の達人(平安の三筆にあげられ、五つの書体を自由に操り唐でも「五筆和尚」の異名を授けられた)ある時は、詩人(唐の文化人を驚かせる漢文を書く)すなわち、仏教以外の分野でも歴史に名を残しているのです。何故これほどまでに活躍できたのか?その謎を説くためには、空白の前半生にその鍵があることは間違いありません。もし、前半生を日本の山野で修行していたとして、長安に一年しか滞在していなかったとしたら、これほど多彩な活躍ができなかった。むしろ、前半生で高い文化に触れていたに違いないというのが、私の頭の中にあります。ところで、「弘法大師の莫大な留学費用は誰が出したか?」弘法大師は還学生として中国の最新の仏教を輸入するべく国費で中国に渡った伝教大師よりも、見方によっては上回る経典を持ち帰っています。分量は伝教大師よりやや少ないのですが、すべてが新しい経典、それを書写させています。同時期に入唐した伝教大師が何度と無く借経を申し入れそのために両者の関係が悪くなったこと、その逆が無かったことからも、如何にすぐれた経典を請来したか。さらに密教法具は唐で恵果和尚(真言第7祖)の使っていた物。すなわち国宝級のものと、そっくり同じものを作らせて持ち帰っています。また、灌頂を受けた際は500人の僧を招いて祝宴を開いています。その費用をどうやって工面したか?これは少なく見積もっても、現在の貨幣価値にして10億以上はかかるのではないですかね?「20年の留学費用を一年で使った」というのが一般的意見です。しかしそれではせいぜい2~3億でしょうからとても足りないのでは?「山野修行をしていたときに知り合った水銀技術者集団」が工面したという意見もあります。お金を持っていったにしてもどうやって?という気がします。実は日曜日に講師先生を囲んでの食事の時、弘法大師の謎についてもお尋ねしてみました。「弘法大師の莫大な留学費用は誰が出したか?」講師先生の推測は「スポンサーがいた」ちなみに作家の陳舜臣氏は「曼荼羅の人」でパトロンとして政治家の王淑文を登場させています。そんな話をしていましたら、O僧正から面白い話を提供していただきました。宮坂宥洪先生の説です。仏教には南伝(上座部系)と北伝(大乗系)の二つの系統があります。我々が知っている、お釈迦さんの「二十九歳で出家し、六年間の修行の後、三十五歳で成道」これは南伝仏教の説。北伝仏教では、「十九歳で出家し、十二年の修行の後、三十歳で成道」これを基に論を立てられています。1、留学生の資格を得ることはたやすいことではない。2、弘法大師に留学生の資格を与え、費用を捻出したのは 南都(奈良仏教)の僧侶である。3、その理由は弘法大師を見た南都の僧が ブッタを見たと思ったからだ。4、初対面の弘法大師に恵果和尚が密教のすべてを伝えたのも 同じ理由である。空海の軌跡私の最初の感想は「なんという荒唐無稽な説!」密教系の学者としても知られている宮坂氏にしては・・・あまりにも無謀だろう・・・と思いましたが・・・よく考えるとまともな学者がこんなことを真顔で言われるのが如何にも真言宗らしいです!それに真言僧としては「それは無いだろう」と否定もできません。なかなか興味深い見解だと思います。一方で松下隆洪氏の、こんな説も教えていただきました。弘法大師『二度渡航説』弘法大師が初めての入唐ではないという説を真言僧で唱えている方がいるのにもビックリです。しかし、宮坂氏にしても松下氏にしても、弘法大師が空白の時期をあえて隠しているというのが一致しているのが面白いですね。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月31日
コメント(16)

日曜日は穴吹まで般若心経秘鍵の勉強会に行ってまいりました。会所は講師先生の御自坊。なかなか見つけられず少し遅れて参加しました。講習会が終わり、講師先生のお誘いで食事にと誘われましたが・・・財布を見ると・・・数千円しかありません(汗)おそるおそる「すいません。お金いくらぐらい要りますか?」「いいよ、今日いただいた謝礼で皆で食べよう」おお~有り難いお言葉・・・しかし、講師先生に感謝の気持ちを込めて食事を供養させていただこうと考えていた他の参加者の方から、冷たい視線が・・・(汗)講師先生を囲んでの食事です。ちょっと質問をしてみました。「現在の既成仏教はお大師さんの教判ではどうなりますか?」これは少し解説がいりますね。教判というのは教えの優劣のことです。真言密教の教えでは密教と顕教に分け、顕教でも華厳・天台・法相・二乗・・・と10段階に分けます。ただ、それはお大師さんの時代の話。ところが・・・現在日本にある宗派は、すべてが密教的な要素を持っています。高野山にいる頃、講義で「顕教は~しかし、密教は~」という話を何度も聞きましたが、今、日本にある宗派で三劫成仏(長い間何度も生まれ変わって修行してやっと仏になる)など唱えている宗派は、ほとんどありません。講師先生も考え込まれて「やはり、真言を上に持ってこないかんやろうし・・・自分で考えて当てはめるしか・・・」というようなお答えでした。その時には私の意見は述べませんでしたが・・・私は現在の宗派(法相はわかりませんが)は真言宗の亜流のように思います。お大師さんの即身成仏(生きているままで仏になる)という教えが日本仏教を席巻し、南都も天台も天台から分かれた宗派も即身成仏のとりこになったように思えますが・・・。いかがでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月29日
コメント(8)

昨日の続きです。もう一つ指摘したいのですが、毎年葬儀費用が上昇しているという島田氏の認識には誤解があります。それは、業界がボッタクリをしている訳ではありません。原因は社会構造の変化です。もともと、葬儀にはそれほどお金がかかっていたわけではありません。私に田舎では、現在はどうか知りませんが、10年程前までは葬式の場合の相互扶助がありました。30軒ほどの隣保班の中で亡くなった方が出ると、一軒に付き一人が3日間ほどお葬式の手伝いにでます。お互いさまですから、3日間の奉仕作業でも、お葬式が終わった後手ぶらで挨拶に行って終わりです。喪主が葬式が初めてでも、周りで勝手に行ってくれます。食事も適当に作ってくれますし、葬儀の受付から片付けまで、自動で進んでいきます。ですから、祭壇の花代とお寺へお布施を渡すぐらいが出費ですが、香典がお返し無しですから、喪家の出費は知れています。しかし、そういう相互扶助のシステムが崩れてしまいました。それゆえ、葬儀の相互扶助のシステムの変わりにお金を払って葬儀社に依頼するようになりました。それが葬儀代の上昇の原因です。一方お布施が上がっている理由も似たようなところがあるのでは?もともと、お布施自体はお金だけではありません。お寺の行事にもよく参加され、お手伝いなどしていただいた方で普段からお供えもいただき、寺院の運営に協力していただいている方であれば、寺院の側も高額なお布施を要求することはないでしょう。あと、一番肝心なことは葬儀を行なうことに意味があるかどうかです。島田氏は「葬儀はあとに何も残らない」といわれていますが、本当にそうでしょうか?まず、身内の死という突然の事態にどう対処して行くか?特に高齢化社会になって故人の子供が高齢者ということもよくあります。「今まで、自分の人生を共に過ごしていた親がいきなりいなくなった」ということが猛烈なストレスとなるようです。よく冠婚葬祭と言いますが、日本人は昔からうれしいことも悲しいことも皆で分かち合ってきました。葬儀というのは、身内の死の精神的なショックを和らげ、それを昇華していくための儀式としての側面があるように思います。特に、49日までの七日ごとに関係者が集まり、法要を行なうことは皆で喪家を支えていく証しではないでしょうか。最近、「家族だけで葬儀を執り行いました」というような新聞広告をよく見かけます。葬儀をするより安上がりと思われるのかも知れませんが、あれこそ無駄でしょう。よく知っている人が亡くなって、あんな広告が出ていたらどう思いますか?どんな人であれ歩んできた人生においては多くの人と交わりを持っています。喪主の想いと違った想いで故人に接してきた人もいるはずですがあの広告はそのつながりをいきなり切ってしまいます。日本においては冠婚葬祭を社会に向って行なうことが、その人の評価を決めることがあります。ただ、単に費用の問題だけで葬儀を行なわないことは、喪主の評価をそれ以上に下げる可能性が高いように思います。もう一つ、私の個人的感想ですが、故人に財産がほとんどない場合には、それなりの葬儀しかできないというのは当たり前です。しかし、故人が結構な遺産を残している場合にも葬儀を安く上げるというのはいかがなものか?故人の財産は、社会によって作られたものです。全部返せとは言いませんが、人生の最後に少しだけ還元するのもいいのではないでしょうか?その一つの方法として葬儀という方法があるという選択もありませんか?故人の財産を残されたものが争うよりは少なくともいい選択では無いでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月27日
コメント(6)

「日本の葬儀費用は231万円、アメリカ44万円、イギリス12万円、ドイツ20万円、韓国37万円」これはちょっと誇大広告ですね!日本は2007年その他の国は1990年ごろ。20年も前の話です!しかも、アメリカ・イギリス・ドイツはおおむねキリスト教国。韓国は仏教が22.8%、キリスト教29.2%さらに、少なくとも韓国はこの20年で2倍ぐらいに物価が上がっていますので、今なら80万ぐらい?日本と韓国の物価の差を考えたら・・・それ以前に単純比較するのはいかがなものか?また、この231万円のうち葬儀自体の費用は142万で40万が食事・香典返しなど葬儀以外の費用です。(お布施が54万円です)食事はせいぜい10万以下でしょう。すると、30万ぐらいは香典返し。半返しとすると、60万ぐらいは香典があるのではないでしょうか?すなわち、見かけの葬儀費用が231万円でも実際の葬儀費用は170万ぐらいはないですかね?もう一つ肝心なことがあります。キリスト教などでは、収入の3%を教会に納めるそうです。イスラム教では2.5%。さて仏教では・・・それからすると平均年収が400万として年間10~12万円。既成仏教寺院でそんなに多くの喜捨を受けているところはほとんど無いのではないでしょうか?ちなみに新興宗教団体では月5000円/一人というところもあるくらいですから雲泥の差。確かに葬儀の時に支払う金額としては高額かも知れませんが、トータルで考えたら、日本の寺院の方が安いのではないですかね?余談ですが四国は葬儀費用が最低で149万です!葬祭業者への支払はともかく、お布施はもう少し上積みお願いします!人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月26日
コメント(2)

私が僧侶になってから、知り合いから、こんな質問をされました。「三文さんに頼んだら、葬式安くなる?」「それはないでしょう」「何で?」「私がただでお経読んでも、それだけでは葬式できないでしょう」「・・・」「祭壇は要るし、棺桶も要るし、食事も要るし・・・」「・・・」「お布施はなしでも、交通費と宿泊は出して欲しいし」「そらまあ・・・」「そしたら、普通にするのと、さほど変らないのでは?」「う~ん」関東のお葬式なら、交通費・宿泊代にお布施をいただいても、私の方が安いかもしれません。しかし、関西では・・・「それに、その後どうする?」「えっ」「法事とかはさすがに行けんでしょう」「・・・」葬儀費用に寺院へのお布施が占める割合は多くありません。私の感じでは、お布施が葬儀代より多い(と思われる)ケースはこれまでの私の経験でも一件あるか、ないか?一方、お布施が葬儀代の一割以下ではと思われるケースはチラホラあります。平均すると1割~3割ぐらいの感じではないですかね?僧侶がただで読経しても、葬式はさほど安くなりません。ところで「葬式は要らない」という本が話題になっているようです。帯がすごい!「葬式大国日本の葬式無用論」「日本の葬儀費用は231万円、アメリカ44万円、イギリス12万円、ドイツ20万円、韓国37万円」買ってきて、ペラペラめくりました。著者の島田裕己氏は宗教学者としては私も評価しています。私の持論である「日本人は信心深い」を数字を挙げて証明されている方でもあります。しかし・・・「葬式は要らない」はいただけません。他の僧侶の方も評論されていたのですが、何を言われたいのかさっぱりわかりません。島田氏は前書きで自分で経験された葬式の不透明性を述べられていますが、それが曖昧なまま書かれているように思えてなりません。失礼ながら下書きみたいな感じです。しかし、ご指摘の通り、確かに日本の葬儀費用は世界一高いかも知れません。さて、業界の方はそういわれてどう反論するんでしょう?続きます。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月26日
コメント(17)

私の遠い昔の学校で習った記憶では、日露戦争は「日本勝ち・辛勝」というイメージでした。軍事関係の本を読んだ限りでも、「日米戦争時の日米より、はるかに国力の差があった」「弾薬が足りなくて追撃できなかった」「戦争にべらぼうな予算をつぎ込み外債でようやくまかなった」ぐらいが新しいところです。かなり苦戦してようやく勝ったという感じですが・・・「坂の上の雲」を読んでビックリ!冷静に考えると国力差から日本負け。ロシアの失点が積み重なって、それでも日本負け寸前。そこで、ロシアの国内不安から、何とか講和。そもそも、「ロシアは日本が開戦するとは思っていなかった。」その証拠に、無防備で停泊中の旅順艦隊を日本駆逐艦隊が雷撃しています。それほど、日露には国力差がありました。日米開戦時の日本の比ではありません。それでも、日本はロシアを朝鮮から追い払うことに成功しています。1、戦争計画があった。華々しく勝利してすぐに講和という前提がありました。日中戦争を戦いながら、戦争計画なしに日米戦争へ入りこんだ先の戦争とは全く違います。2、外交がうまくいっていた。日英同盟という、当時の超大国相手に、日本が有利な同盟を結べたのは天佑でした。現在の日本の立場も米国・ロシア・中国の三大国の間に挟まれているということから考えると、英国が米国に変っただけで、当時と変らないと思えます。ただ、これだけでは全く勝てません。これに加えて、ロシアの国内事情が悪化しており、さらに運がよかった。かの有名な旅順攻防戦は日本では「坂の上の雲」の影響で「乃木将軍の戦が下手だった」ために、苦戦し、かの有名な203高地を落して終了のようなイメージがありますが、現実には・・・「旅順の司令官が防戦を放棄した」「え~」乃木将軍と水師営で会見した旅順要塞の司令官ステッセルは後に軍法会議で要塞を放棄したという罪で死刑を求刑されます。現実にはロシアが旅順で徹底抗戦していたら・・・乃木軍は旅順に貼り付け、来る奉天会戦に負けて「日本負け」それ以外にも黄海海戦で運命の一発がなかったら・・・旅順艦隊が日本海を荒らしまわって、日本は大陸への補給を絶たれ「日本負け」クロポトキンが黒溝台会戦・奉天会戦で引かなかったら、日本の前線が崩れて「日本負け」バルチック艦隊がネボガトフ少将率いる第3戦艦隊を待たずしてもう少し早く日本近海にやってきて、ウラジオに数隻の軍艦が逃げ込んでいたら・・・日本は大陸への補給を絶たれ「日本負け」日本海海戦後に満州で日本と対峙するロシア陸軍が大規模会戦を行なっていたら兵力・装備・弾薬で劣るために大敗北で「日本負け」ありとあらゆる場面で、失敗したら「日本負け」の状況で綱渡り・神がかりの勝利?を積み重ねた結果の講和でした。何とか勝ちに持ち込んだとはいえ、問題点は山積み。それが、恐ろしいことに、日米戦争でも繰り返されます。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月24日
コメント(6)

昨年の年末に放映されていた「坂の上の雲」を見て、原作を読む気になりました。以前に第一巻だけ買って置いてあったのを手に取りました。最初のうちは、子規と秋山兄弟の話ですから、なかなか進まなかったのですが・・・日露戦争になってからは、早い早い。来客などがあっても「これから旅順攻略なのに・・・」「奉天会戦のいいところで・・・」やっと読み終わりました。全体としては面白かったのですが、残念なのは最後です。「日本海海戦が終わると、いきなりポーツマス条約!」歴史上では、事実そうなのですが、これまで詳細に日露戦争を書かれている流れからしたら、もう少し丁寧に書いて欲しかったですね。満州では日本軍約20万とロシア軍30万が対峙しています。日本は、もはや本土防衛の予備役部隊まで投入してがら空き状態!しかも連戦の疲れが色濃く現われて、弾薬もありません。一方のロシア軍は、日々シベリア鉄道で精鋭と物資弾薬が続々と送られてきます。日米戦争と比べるまでもない圧倒的な軍事力の差!おお~日本軍あやうし!何とか講和を・・・焦りながらもそういうそぶりを示さないで交渉する日本政府と小村全権なけなしの軍をはたいて、交渉を有利にするために樺太占領軍を派遣!あくまでも講和を渋るロシア。しかし、本国で火の手が上がります。そのあたりを全部飛ばして「日本海海戦が終わると、いきなりポーツマス条約!」野球中継を一点差で勝っているところで7回ノーアウト満塁のピンチで、いきなり打ち切られたようですね!司馬さんの目論見としては子規と秋山兄弟を描くのが主なんでしょうが・・・内容はゆっくりと書きます。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月24日
コメント(6)

明日はお彼岸の中日で、昼と夜の長さが同じといわれている日です。お墓参りにいかれる方も多いのでしょうが、ご注意下さい。大気汚染物質が飛来します。黄砂情報(実況図)韓国でも視程2キロ未満です。九州北部日本海側は特にご注意を。黄砂情報(予測図)もともと黄砂自体は毒性があるわけではなかったようですが、近年、途中で中国の大気汚染物質が付着するので、毒性が出てきたそうです。一方、黄砂だけが警戒されていますが、黄砂以外の大気汚染物質も飛来します。大気エアロゾル(微粒子)予測東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測屋外に出る時はご注意を。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月20日
コメント(12)

明日からお彼岸です。以前に書いた文章をお彼岸ごとに使いまわしていますが初めての方はお読みください。~~~~~以下前掲~~~~~お彼岸は先祖供養の行事になっており、仏壇を祀りお墓をお参りしますが本来はそのような行事ではありません。彼岸とは此岸に対する言葉です。此岸(迷いの世界)から彼岸(悟りの世界)へ渡ることを意味しています。日本で親しまれているお経に般若心経があります。この般若心経は正式には「摩訶般若波羅蜜多心経」といいます。この「波羅蜜多」というのが到彼岸と訳されています。つまりは悟りを得るための修行をすることが彼岸なのです。では何故この時期にするのか?お彼岸の中日は春分(秋は秋分)にあたります。この日に太陽は真東から登り、真西に沈みます。現代でも「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように季節の変わり目にあたっています。昔の人はこの季節の変わり目の不思議な日に修行をすると悟りを得られると思ったのではないでしょうか?ですから春分の日をはさんで前後3日ずつを彼岸として修行期間としたような気がします。お彼岸ー明日のためにその一 布施(ダーナ)お彼岸ー明日のためにその二 持戒(シーラ)お彼岸ー明日のためにその三 忍辱(クシャーンティ)お彼岸ー明日のためにその四 精進(ビーリヤ)お彼岸ー明日のためにその五 禅定(ディヤーナ) お彼岸ー明日のためにその六 智慧(プランジュニャー) ~~~~~以上前掲~~~~~先祖供養で境内墓地にお参りしたときは、先祖の墓地だけでなくお寺の本堂もお参りください。また、ゴミは必ず持ち帰りましょう。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月17日
コメント(14)

先日「懺悔文」について聞かれました。「貪瞋癡ってなんですか?」「貪(とん)は「むさぼり」、瞋(しん)は「いかり」、癡(痴・ち)は「おろか」ですね!」「ほ~、なんとなくわかります」「ところで仏教の「懺悔」とキリスト教の「懺悔」の違いを ご存知ですか?」「いえ」「仏教は「さんげ」って読むんですが、キリスト教では「ざんげ」って濁ります」「へ~」「内容も違います。キリスト教は自分のしたことを悔い改めるんですが、仏教は自分のしたことだけでなく、前世の罪までずっと遡るんです」「ほ~仏教の方が範囲が広いんですね」「そうです」それで思ったことがこれです。アカデミー賞:「ザ・コーヴ」受賞 監督「日本たたきじゃない」 太地町「遺憾だ」アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞は、日本のイルカ漁を告発した米映画「ザ・コーヴ(入り江)」(ルイ・シホヨス監督)が獲得した。同監督が設立した米国の環境保護団体が和歌山県太地町(たいじちょう)のイルカ漁を隠し撮りした映像を使い、「高濃度の水銀を含むイルカ肉をクジラ肉として販売している」などと日本の捕鯨も批判している。捕鯨で知られる太地町では、イルカ漁にも町漁協の約20人が従事している。県などによると今年の漁獲枠は2845頭。県の担当者は「江戸時代から約400年続く食文化なのに」と困惑する。毎日新聞 2010年3月9日 こんな盗 撮映画が賞をもらえるのにビックリですが・・・(「盗 撮」が楽天では変換できません。 やむを得ず間にスペース入れました)以前にもこんな記事を書きました。反捕鯨映画に思うこと人間は他の者の生命を奪うことによって生きています。今の時代、お金さえあれば、どんな食べ物でも手に入れることができます。しかし、それを自分で手に入れようとしたら・・・米にしろ、野菜にしろ、収穫するまでを考えたら・・・まして、クジラにしろ、牛や馬にしろ、自分で肉を手に入れなさいといわれたら・・・如何に大変なことでしょう。食べ物が手に入ることは当たり前のことではありません。それに、他の生命を奪うことによって、人間は生きているのです。それを忘れないで欲しいですし、ご飯を食べる時には、そのことに感謝して手を合わせてほしいです。食材を用意してくれた人、食事を作ってくれた人だけでなく、自分のために奪われてしまった生命にも。またイルカ(クジラ)がそんなに汚染されているとしたら汚染されているのはイルカやクジラだけではありません。海自体が汚染されているのです。その海をどうするかという問題ではないでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月15日
コメント(13)

昨日の日記で書きましたので、電話してみました!とりあえず、野党である自民党へしかし、民主党か厚生労働省へ電話して欲しいということです。次は与党である民主党へ失礼ながら、あまり感じの良い対応ではありませんでした。自党が提出している法案については、説明して欲しいと思うのですが、無理なんでしょうか?さて、厚生労働省「もしもし、子供手当て、外国籍の子供にも支払うそうですが・・・」「外国籍というより、支給対象に国籍条項が無いんです」「それって問題ではないですかね?」「ただ、現行の児童手当も国籍を問わず支給していますが・・・」「ええ~そうなんですか!」既に、日本で居住している外国人の「日本国外の扶養児童」にも児童手当が支給されていた!「どんな審査しているんです?」「一応、居住している国で扶養証明を出してもらっています。 あと、児童手当が本国に送金されているかも確認しています」これが妥当な審査かどうかは疑いがありますが・・・「北朝鮮みたいに国交の無い国はどうしているんですか?」「まあ、それなりに審査はしています」「親が居ない養護施設の子供には支払われないというんですが・・・」「それは事実です。親に対して支給するのが目的ですから・・・ ただ、別の法案で、相当分の支給を施設に対して行なうような 形になっています」「この法案に対する抗議はありますか?」「いや、多いです。ほとんど一日中その対応に 追われているような状況でして・・・ 」厚生労働省が一番回答も明確で、良心的な対応でした。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月11日
コメント(13)

民主党のバラマキ法案の子供手当てですが・・・法案阻止間に合いますかね?美加。さんのところからの引用です。■問題点まとめ ・借金(赤字国債)をして子供手当てを支払っている。しかも外国籍の子供にも支払う。 つまり、日本の子供に借金を背負わせて外国籍の子供に金をばら撒いている。 ・外国籍の人間に総額いくら支払うのか民主党は全く把握していない。 ・来年度どうやって5兆4千億円を調達するのか、民主党はノープラン。つまり赤字国債になるのは確実。 ・少子化、子供の貧困に効果があるのか民主党は全く把握していない。 ・親が居ない養護施設の子供には支払われない。 ・給食費を支払っていない悪質な親にも子供手当てを支払う。 ・北朝鮮の脱北者にも支払う。確認方法は北朝鮮を信用する。 ・北朝鮮に流れた金が日本を狙うミサイルや核開発に転用される可能性は全然検討していない。 ・途上国から来た研修生なんかにも子ども手当ては適用・外国に扶養している子供がいる(ことになっている)連中の中には所得税も払ってないのがいる。厚生労働省に電話した。 応対した担当者によると、抗議の電話が来れば来るほど、その声を上にあげられるらしい。 自分が電話した時はすぐ繋がったので、まだ抗議が全然足りてないと思う。 みんなも厚生労働省に電凸頼む!数が多ければ多いだけ効果ある。自分は明日も電話する。 あと全国市議会議長会にも電話したが、議長会から全国に、「子ども手当反対」の決議を頼むのは無理だそうだ。 まずは、自分の住んでるところの市議に抗議してくれ。 一番下から反対の声をあげていくしかない。法案が通っても、周知の意味でも反対運動は続けていくべきだと思う。 989 :名無しさん@十周年:2010/03/10(水) 19:14:02 ID:SX4hx5kj0とりあえず、今できることをやろうぜ http://free2010jp.seesaa.net/article/137331934.html 厚生省 03 5253 1111 多分この法案が通ったら、日本はパンクします。ご協力お願いいたします。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月10日
コメント(8)

今週中にも高校の無償化法案が通りそうです。焦点は朝鮮学校の無償化?しかし、朝鮮学校に限らず、この予算の無い時に外国人学校まで対象にすることは無かろうと考えるのは私だけだろうか?それ以前に、高校の無償化って必要ですか???ニュースでも「経済的な理由のために夢を諦めなければならない」「生徒が一家の柱となって家族を支えなければならない」それが深刻な問題だといわれていたんですが・・・何で???私自身は、高校ではありませんが、大学を途中でやめています。経済的な理由が主とはいいませんが、母子家庭だった私には負担が無かったとはいえません。しかし、それは問題では無いでしょう。私の時代には義務教育しか受けていない同級生もいますし、一方では、有名大学卒の人もいます。でも、教育に差があるからといって、教育を受けた人の方が必ずしもいい人生を歩んでいるようには見えません。むしろ、学歴など自分で言わないと傍から見てもわからないんではないですかね?「経済的な理由のために夢を諦めなければならない」「生徒が一家の柱となって家族を支えなければならない」これは悪いことなんですかね???問題があるということは、それを解決するために力を尽くさなければいけませんから、自分が成長するチャンスでは?それを乗り越えることに意味があるように思うのですが・・・自分の思うようにはいかないかもしれない。しかしそれは不幸ではない!それに、高校へ行くお金が無いことなど、人生ではさしたる障害ではないでしょう。もともと、人生など不平等なものです。問題は、経済的なものだけではありません。人の能力にも差があるし、運にも差がある。バンクーバーオリンピックで活躍する日本人選手を見て「徳島はウインタースポーツをする土壌がないから不平等だ」と言い出す人がいたらどう思うか?ある程度の年齢まで来たら、「人生など不平等なものだ」と思わない人がいたら不思議に思ってしまいます。不平等な人生の中で、自分が生活できる場所を見つけることが重用であって、その形は人によって違うと思うのですが・・・仏教では「妙観察智」といいます。いかがでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月09日
コメント(8)

今日は10時から寺法事です。その準備をしていた10時少し前。B寺さんから電話が入りました。「もしもし、三文さん今日の徳島新聞読みました?」「いえ、まだですが」嫌な予感が・・・新聞に取り上げられそうな件といえば・・・先日の宗教弾圧の件?あるいは抱えている裁判の件?(実際怪しい新聞に取り上げられました)それ以外・・・思い当たる節は・・・無いとはいえない(汗)あるいは、私の知り合いが亡くなったとか?あまりいい話ではなさそうな気が・・・頭の中をさまざまな思いが駆け巡ります。「実は社会面に外国人参政権のことが書いてあるんですよ」「ええ」「それがひどいんですよ」「ええ」「参政権推進の方向で書かれてましてね」「へ~」「最高裁判決で外国人参政権が認められたとか、 EUは相互に参政権を認めているとか、認めないと乗り遅れる ようなことが書いてあるんですよ!」「へ~」「それで腹が立ちましてね。徳島新聞に電話したんですよ」「へ~それでどうでした」「いえ、まあ、大人の対応で話は聞いてくれたんですけどね」「あ~そうですか」「それでね、三文さんも徳島新聞に電話してくださいよ」「私がですか?」「こういう記事は抗議しておかないと・・・」「そらまあそうですね」「じゃあ電話掛けてくださいよ」「まず、読んでからですね」「じゃあ読んでくださいよ」「すいません、今から法事なんですよ」「私もこれから法事に行ってそれから出かけるんですけどね。 電話お願いしますね」「了解しました」一体どんな記事なんでしょうね???とりあえず、某家の法事のため本堂へ向います。「皆さん集まられましたか?」「いえ、まだ二人来てないんですよ」「ちょっと待ちましょうか?」「お願いします」よし、新聞を読むチャンス到来!と内心喜んだら・・・「住職さん、座って雑談でもしませんか?」「そそ・・そうですね」法事が終わりました。さて、新聞を読みましょうかね?と考えていたら・・・「住職さん食事に行きませんか?」「えっ」「今から行くんですよ、一緒にいかがですか?」「いきなりでは無理ではないですか?」「かまん、かまん、電話してひとり分増やすわ」「では、法衣を旅衣に着替えてきます」まあ、新聞は帰って来てからでもいいわ。車に乗せてもらい、お墓参りに続いて、新聞棋戦も行なわれる市内有数の料理屋さんへ。ところが、施主さんが来られません???施主さんより親戚の方へ電話が・・・なんと親戚の方が体の不調を訴えられて病院へ!11時半ぐらいからの会食の予定が、1時間以上遅れます。さすがに某料理屋!きれいな食事です。もうそろそろ食事も終わりかけの2時過ぎに電話が・・・「もしもし、○○ですけど、お伺いしてよろしいですか?」「もう少ししたら帰ります」施主さんに御礼を行って、先にタクシーでお寺に戻りますと既に○○さんが来られていました。しばし応対します。「ではそういうことで」やっと新聞が読めますと思ったら・・・「ちょっと待って下さい、お墓見せてもらえますか」雨の中裏のお墓で説明します。1時間近く応対していました。おっと、4時から近くので七日ごとの法要が・・・4時少し遅れてお伺いします。約25分ぐらい拝んで帰ろうとすると・・・「住職さんイチゴ食べます?」「はい、いただきます」いただいて帰ろうとすると・・・「あのな~」なかなか帰れません。戻ったのが5時過ぎ!さて新聞じゃ!着替える前に新聞を取り込んでから中へ入ります。雨天のため、ビニールに包まれた新聞を着替える前に立ち読みします。どれどれ、件の記事はどんなもんだ?感想は・・・本文はこちら外国人参政権 行方不透明に 県内、期待と不安交錯 ~~~~~以下引用~~~~永住外国人に自治体の首長や議員の選挙権を与える地方参政権の行方が不透明になっている。実現に前向きだった政府は連立与党の足並みがそろわず、法案の今国会提出を見送る見通し。それでも、徳島県内で参政権を求めてきた在日韓国人らは、議員立法などでの実現に期待をつなぐ。一方で「内政干渉につながりかねない」と反対してきた自民系県議や市民団体は阻止運動を続ける構えだ。~~~~~以上引用~~~~問題になるのはこちら~~~~~以下引用~~~~橋本幸子幹事長(阿南市議)は「永住外国人は長年納税しており、義務に見合った権利を与えるべきだ。少子化や過疎化が進む今、地方こそ外国人の力が必要になる時が来る。共存共栄していけばいい」と強調する。~~~~~以上引用~~~~納税に見合った義務というのは、行政サービスでは?では納税していない人は選挙権なくなるの?>地方こそ外国人の力が必要怖すぎます!~~~~~以下引用~~~~参政権付与の気運が高まるきっかけになったのは1995年の最高裁判決。「外国人に地方選挙権を付与することは憲法上禁止されていない」と初判断を示した。海外では欧州を中心に40カ国程度が外国人の参政権を認めている。欧州連合(EU)加盟国はお互いの国民に地方の選挙権と被選挙権を付与。アジアでは、韓国が05年、永住資格を得て3年が経過した外国人に地方選挙権を与えた。経済協力開発機構(OECD)加盟の30カ国のうち、外国人に選挙権を付与せず、かつ二重国籍も認めていないのは日本だけという。 ~~~~~以上引用~~~~これは三つともきわどい書き方ですね!最高裁判決では、傍論という判決拘束力の無い見解で上記の意見が示されただけで、外国人参政権が合憲という判断は示していません。地方レベルの選挙権(投票権)に限り、特定の国籍に限り与える国が13ヶ国あり、国籍を問わず与える国が26ヶ国ある。ちなみに、EUなどは共同体のようなもので、与えても問題はありません。経済協力開発機構(OECD)加盟の30カ国のうちアジアでは日本と韓国だけです。ちなみに、アジアで外国人参政権を持っている韓国の用件は永住資格取得後3年以上が経過した19歳以上の外国人。(永住権取得には「12年以上の滞在」か「200万ドル(約1億8000万円)以上の韓国への投資」をしてることに加え、「年収6万4000ドル以上の高収入者」であることが必要。)日本も「在留日本人に外国人参政権を与えている国」に対し永住資格取得後5年以上が経過した20歳以上の外国人。(永住権取得には「15年以上の滞在」かつ「2億円以上の日本への投資」をしてることに加え、「年収1000万円以上の高額納税者」であることが必要。これくらいの条件で外国人参政権を与えるってのはどうですかね?これなら乗っ取られる可能性も少ないし・・・ところで、徳島新聞の記事ネットで叩かれてますよ!【徳島新聞】外国人参政権 行方不透明に 県内、期待と不安交錯[03/07]人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月07日
コメント(20)

先日の宗教弾圧の続編です。わかりにくいという指摘がありましたので補足します。確かに関係者以外はわかりにくい文章でした。宗教法人には「備え付け書類」というものが法律で義務付けられています。それの一部の写しを毎年認証した役所(当院の場合は徳島県庁)に提出することが法律で義務付けられています。たまたま、当院は昨年度その書類が未提出でした。(というより、いつも忘れていて、 催促が来たら出していたというのが実情(汗)それゆえ、提出してくださいという催促が来たのですが・・・1、県への提出書類の催促が仏教会から来た。2、本来提出義務のない総代名簿を出せ。ということが問題点です。文化庁が宗教法人の役員名簿に対してこんな見解を出しています。役員名簿は,代表役員,責任役員について作成するのはもちろんですが,規則で定める機関で,規則の変更や,予算,財産処分など法人の管理運営に直接関与する役員についても作成する必要があります。例えば,責任役員会以外の議決機関の構成員や法人の内部にあって職務執行を監査する監事なども該当します。http://www.bunka.go.jp/shukyouhoujin/shorui/yakuinmeibo.htmlこの見解について、昨日、文化庁宗務課に問い合わせしました。「この見解の基となる法令はどこですか?」第25条2項 宗教法人の事務所には、常に次に掲げる書類及び帳簿を備えなければならない。5.責任役員その他規則で定める機関の議事に関する書類及び事務処理簿しかし、これは提出義務がありません。「したがって役員というのは代表役員と責任役員ではないですか?」「まあ、法令に寄ればそういうことになりますね」この話は長くなりそうなので、本題に入りました。「仏教会から県庁に総代名簿を出せといってきたんですが・・・」「それはないです」あっさり否定。経緯は略しますが1、県の仏教会に未提出寺院の名簿を渡したこと2、提出義務の役員名簿に「総代名簿」を入れていることこれについては、当院の主張が通りました。行政側から宗教法人に網を掛けようという意図があるのでは?ということで強く反発したんですが・・・実際上記の二点は結構問題です。一方で、徳島県で法定書類の未提出寺院がかなりの数に上っているという話を聞いた時は、顔が引きつってきました。当院も未提出ではありましたが、昨年だけです。それが、何十年間にわたり未提出の寺院があるといいます。ひょっとして、それらの寺院が提出するかも知れない可能性を止めてしまった?(汗)このように、法令を無視するような行動が重なるようであれば、行政側に新たな圧力をかけさせる口実になるのは必死です。また、寺院の立場を行政側に説き、こちらの要求を拡大する方向からすればマイナスになる事は確実です。寺院の住職たるもの責任ある行動をお願いしたいものです。ちなみに、私は昨日書類を作成して郵送しました!人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月04日
コメント(11)

今朝ポストを空けると、県仏教会から書類が届いていました。県仏教会からは書類が届くことはありませんので、なんだろうと思い開けて見ると・・・宗教法人「事務所備え付け書類写し」の提出等に関するご協力について当院が昨年度の備えつけ書類が未提出ということで、徳島県の企画総務部から県仏教会に連絡が来たようです。確かに指摘の通り、昨年は未提出です。早速出さねばというところですが・・・ただ、県仏教会が県庁の回しもののようなことをするのはどうなんですかね?しかし、その内容を見てびっくり!問題は役員名簿! 1 代表役員名簿 2 責任役員名簿 3 総代名簿1、2は従来から提出していたもので、宗教法人法第18条に規定されています。しかし、問題は3総代というのは今までの慣習から来ているもので、宗教法人法自体には規定がありません。その規定が無いものに対して名簿を出せとはいかなる意図か???簡単に応じられる問題ではありません。提出先の徳島県庁に対して、問い合わせをする方法。県仏教会に対して問い合わせをする方法。二つがあります。どちらも角が立ちそうです。とりあえず、昨年通りの書類を提出して、何か言ってきたら対応することにします。また、仏教会に対しては別の機会で、申し入れしたいと思います。最近は宗教団体に対し、役所が圧力をかけてきているようです。断固たる対応を示さないと、どんどん踏み込まれるように思えるのですが・・・人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2010年03月02日
コメント(11)
ついに、PCを修理に出しました。シャットダウンとフリーズを繰り返しています。強制終了させるのですが、セーフモードで立ち上がりません。修理に出すといってもバックアップと不必要なデーターを消すのに結構時間がかかりました。皆さんアドバイスありがとうございました。しばらくは使用できませんので、ご用件の方は、楽天のメールにてお願いします。こちらまたはミクシーからお願いします。
2010年03月02日
コメント(8)
全17件 (17件中 1-17件目)
1