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オート・コート・ド・ボーヌ[2009]/ドメーヌ・エマニエル・ルジェハドソン・ヴィンヤード[2009]/キスラー今年最後のワインは、新旧のシャルドネ2本。どちらも樽の香ばしいニュアンス。ルジェの白は、後背地らしい強めの酸、キスラーは酸度が低く、まったりとした味わい。同じヴィンテージのシャルドネ、場所や造り手次第で、いくらでも変わってくれるところが面白い。そのニュートラルさに、懐が深い品種だなあと、改めて思います。
2013年12月31日
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ル・オー・メドック・ド・ジスクール[2009]軽めの黒い果実味。回鍋肉、麻婆豆腐といった、ベタな家庭チャイナとよく合いました。今年は、何だかよい年でした。仕事を含め、いろいろ変化があった年で、そういう環境が変わることに強いタイプではないのですが、意外にストレスなく日常となり、結果オーライ。ラッキーでした。よきライブ♪にもたくさん行けて、食べたり飲んだりも楽しく、それもこれもライブ仲間、食べる相手、ワイン友達に恵まれたおかげだと実感しています。その割りに、素晴らしいというレベルのワインをほとんど飲まなかった1年でしたが^^記憶に残っているのは、最近飲んだラフォンのシャルム83の香りと、少し前に飲んだジスクール89の枯れ始めた佇まいくらい……。20年くらい前、フレンチ命!だった頃、一回り以上年上の食べ友達に、「これからあまり参加しなくなると思う」と引退宣言をされました。その頃の彼は自宅を改装して、地下にワインセラーをつくりました。家で好きなワインをゆっくり飲みたいから、というのが理由でしたが、当時の私には「?」だったのを覚えています。とびきり美味しいものは、外でしか味わえないと思っていたので。10年くらい前、ボルドーではまったワインの嗜好が変わり、ブルゴーニュに目覚めた頃、私も食べ疲れを覚えていた頃で、「もう美味しい過ぎる料理はいいや。液体のほうがカラダに楽だし」と妙な理屈を付けて、フレンチからワインレストランに比重を移して行きました。それから10年、10年前は家で飲むワインはせいぜい月4本だったのが、今は週4本以上となりました。それ以外にも外でもワインを飲むので、ワインが日常となりました。結果、おそらく深層心理的には財政の問題も意識していると思われるのですが、すごく美味しいワインを求める気持ちが薄れている自分に気が付きました。ブルゴーニュの比率も下がり、フランス各地、あるいはイタリア、さらには新世界の知らないワインを選ぶことも増えました。要求水準が高くないので、どれもそこそこ美味しく飲めるのがいいところですが、味蕾の衰えの恐れもあるかもしれません。まあ結果、日常が楽しいので、コレはコレでよいのかな、と思ったりしています。地下ワインセラーを造った友人は、今もブルゴーニュ命だと聞いていますが、そこはそれぞれ、身の丈に合ったワインライフがあるのでしょう。飲みたいワインがコロコロ変わる私は、白はなぜかシャルドネ回帰のキブン、そして赤はボルドー品種がひさびさのマイブームです。ワインに嵌った頃は、日常にスーパーセカンドや1級どころのセカンド、あるいは時々五大シャトーを楽しむことができた相場でしたが、もはや無理。おそらくこの先は、昨夜のような若飲みでもそこそこ美味しい、プチシャトーを飲んでいくんだろうなあと思います。なんて言いながら、来年の今頃はスペインの地場品種をいろいろ試している可能性も。ワインは、そういう未知の楽しみがいろいろとあるので、いいですよね。何はともあれ、健康でなければワインを飲めないので、気を付けねば、です。同じようにワインが大好きなみなさんの、ココロとカラダが健康でありますように!
2013年12月31日
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シラーズ・アデレイド・ヒルズ[2010]/ショウ・アンド・スミスこの1~2年の変化といえば、新世界も飲むようになったこと。昔は、ワインショップでも近寄りもしなかったのに……。たぶん、ワインがどんどん食中酒になっているからだと思います。ある意味、濃い目でシンプルな味付けのものだと、悪くない組み合わせなので。オーストラリアのショウ&スミスも、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランと飲んで美味しかったので、コレも飲んでみたいなと思っていました。で、すき焼きに合わせてみました。ジャミー、でした、やはり。でも酸は効いていて、甘みは抑えれていて好印象。シリアスではないので、すき焼きとは実に好相性。歳をとって、味蕾が衰えてきたという危惧はありますが、美味しく飲めるワインが増えたことは、悪くはない気がしています。
2013年12月30日
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コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ[2009]/ドメーヌ・ガショ・モノフィリップ・アリエのシノンのバックヴィンテージをネットで探して、その時に一緒に買ったワイン。この造り手は、まったく知りませんでした。いたって真っ当なワイン。ニュイらしい、ややかっちり目の果実味が、30分ほどでほぐれ、甘みがグッと出てきました。ヴィンテージらしさを感じます。おそらくオフヴィンテージだと、もっと果実味が引っ込んで、酸が立つような気がします。真っ当という感想を持ったのは、そんな気を衒っていない造りを感じたからかもしれません。普遍性のある分、個性には乏しいかも。このアペラシオン、JJコンフェロンなら、もっとしなやかでしょうし、バシュレならもっと力強いでしょうから。ただこういうバランスのよいワインを愛でることができるようになりたいなあ、と思う年の暮れでした。
2013年12月27日
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スパークリング・ワイン・ブリュット[NV]/コノスルスパークリング・ワイン・ブリュット[NV]/ネブリナ昨夜は、すし。いつも通っているところではなく、ときどき行く近所の店。魚屋が経営している海鮮系です。鮮度主義の店なので、白身はいろいろあるのですが、寝かせていないのでアミノ酸分解系の旨みはあまりありません。なので、どれを食べてもおんなじような味です。そういうわけで、まぐろも赤身はあまり美味しくない。でも、脂が入ってくる中トロ、大トロは美味しく、青背やうに、イクラも旨い。穴きゅうなんかも、細巻きより手巻きが美味しく感じる、そんなお店です。ビールを飲んでワイン。といっても銘柄不明のグラスの白赤しかありません。おそらくコノスル、おそらくシャルドネとカベルネです。この店のにぎりとは、白より赤が合う気がします。けっこうグラスを重ねて帰宅。ケーキを食べる段に、〆の泡が飲みたくなりました。といっても酒量的にはあと1杯、という感じだったので、シャンパーニュではなくてもいいやと思い、さらにはそうだ、酔狂かもだけど飲み比べを!と思い立ち、2杯飲むことに。コノスルつながりで、泡を2種。ネブリナは、コノスルのデフュージョンブランドです。コノスル泡が1,000円代前半、ネブリナは3ケタです。ちゃんと価格差が、味に反映していました。ネブリナは、やや甘く感じますが、充分許容範囲。安カヴァのような苦味や金属感がなく、バランスよし。対するコノスルは、かすかながらミネラル感があって、酸もしっかりめ。ネブリナより、一枚上手の味に思えました。スティル同様、よくできたスパークリングだと思いました。まあ、一緒にシャンパーニュを開けたりしたら、コノスルもこんなに美味しく感じないとは思いますが、聖なる夜のコノスル泡は、素敵な味わいでした。結局2杯ずつくらい飲んで、残りはそれぞれ小瓶に移して冷蔵庫へ。外見からはどっちがどっちがわからなくなりましたが、今日飲んだら違いがわかるのでしょうか?そういえば、1年前のイブに、モエ・エ・シャンドンとシャンドンの飲み比べをしたのを思い出しました。来年も飲み比べるのかな……。
2013年12月25日
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クレマン・ダルザス・ブリュット[NV]/ドメーヌ・リーフレ週末は、磐梯高原。ウィンタースポーツは苦手です。しかし、いろいろしがらみがあって…。今さらスキーをする気になれず、生まれて初めてスノーボード。この歳での手習いですから、もちろん転びまくり……。でも、また行くことがあれば、しつこくボードをしようか、と思いました。1泊目の夜は、少ない選択肢から冒頭のクレマンを。リーフレ、巷ではあまり見かけず、ホテルなのでたまに目にします。ピノ・ブランがメインのようですが、バランスよく、ソツがない味わい。そこが、ワイン目当てで来るわけでもない、リゾートホテル系の業務系に採用されている理由かも、です。ちなみに2泊目は、画像を撮り忘れましたが、タケダワイナリーの白。シャルドネ30+ベリーA70という、不思議なセパージュ。08と、ホテルで出す国産ワインとしてはややバックヴィンテージだったのですが、あまり熟成感を感じませんでした。赤系果実とかすかな青みのニュアンスを感じる、不思議な白でした。目をつぶると、ロゼのようにも思えてくる味わいです。タケダワイナリー、スパークリングで有名ですが、なぜか泡は飲んだクレマンだけでした。日本酒なんかのほうがはるかに充実しているのですが、どうしてもワインを飲んでしまいます。
2013年12月24日
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コート・デュ・ローヌ・ルージュ[2012]/ドメーヌ・ラ・リール(ルイ・マックス)昨夜は恵比寿で大橋トリオのクリスマスライブ。5月の日比谷野音も素晴らしかったけど、昨日も別趣のよさがありました。レナード・コーエンの名曲ハレルヤの名カバーが、ココロに沁みました。ライブはワンドリンク付きで、選択肢にイエローテイルのスパークリングがあり、初めて飲みました。分厚いとはいえ、シャンパーニュグラスで飲むと、まあ旨く感じます。ライブの後に、近くにビストロに。ワインリストは、あまり充実していなかたので、まずブラン・ド・ブランのクレマン(銘柄も産地の失念)をボトルで。可もなく不可もない味わい。その後、赤を飲もうと思ったら売り切れで2択しかないとのこと。ラングドックか、ルイ・マックスのオート・コート。ルイ・マックス、大手ですが、少し前に飲んだ傘下のドメーヌ名のブルゴーニュ・ルージュが意外に美味しかった記憶があったので、そちらを注文。どころが……。出てきたのは冒頭の画像。ルイ・マックスはルイ・マックスでもローヌでした。まあでも充実したライブの後でいいキブンだったので、まあいいか!ということに。というか、後はラングドックしかなかったみたいだし。これもまあ、若くてややジャーミーなローヌでした。でも、パテ・ド・カンパーニュ、アッシュ・パルマンティエ、シュークルートといったビストロ料理がきちんと美味しかったし、この日の主役はワインでなかったしで、まあいいか!と。大橋トリオ、次回の5月のホールツアーの抽選申し込みをしていたら、さきほど当選通知メールが来ていました。今年は、ライブの当たり年でした。美味しいワインを飲んでいる時もそうですが、好きな音楽を生で聴いているその時間は、他に代えがたい喜びです。
2013年12月19日
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シャブリ・ラ・シャンフルール[2012]/ルイ・ラトゥール今年、外でいちばんリピートしたワインです。お鮨、鮨さいとうさんと並んでもう1軒、デパート上の福助というチェーン店にも月イチで行くようになりました。いわばレストランとビストロ、リストランテとトラットリアみたいな違いかもしれませんが、そのそれぞれが美味しいので。さいとうさんだと基本お任せですが、こちらはお好み。さいとうさんだと白身は、鯛、夏のかれい、冬のひらめ以外はまず出ません。それを煮切りでいただきます。こちらは白身の選択肢が豊富です。きす、鯛の昆布締め、くえ、さより、かわはぎ、すずきなどなど。それを塩でいただきます。さらに白いか、すみいか、白えび。あと、うにや穴子も塩で。塩で食べる握りがメイン、合間に青背やぶりなどをはさむ感じで食べるわけですが、そうなるとこの冒頭のワインがいいんです。白ワインの選択肢が3つだけで、メルシャンの甲州の500ml、ルイ・ラトゥールのアルディッシュとコレなのですが、3つとも試した結果、このシャブリに落ち着きました。単体で飲むと、どうってことのないワインなのかもですが、塩の握りとは抜群の相性です!たぶんこのワインの酸の角と握りの上の塩の角が、いい相性なのでしょう。塩味が付いているのではなく、上に載せられているのが相性をよくしている気がします。あとは酢飯の存在ですね。たぶん塩で食べる刺身より、握りが合う気がします。さいとうさんでこのワインを飲んでも、まず間違いなくこんなに美味しく感じない気がします。ネタの味が強いので。よく言われることですが、ワインと料理の格が揃っているのかもしれませんね。このシャブリがいちばん美味しく感じるのは、白えびと合わせた時です。塩とともにすりおろした柚子の皮がふられているのですが、それがまた一役買っています。ちなみに海苔を巻いた軍艦よりも、海苔ナシのほうがベター。おそらくですが、このシャンフルール、塩の焼き鳥とも合う気がします。
2013年12月18日
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カルト・ドール[NV]/ルシャール・シュルラン12月だけ、食べることができるのがコレ。高橋邦弘さんの蕎麦。今は広島に移ってしまいましたが、毎年この時期に蕎麦の会があります。まだ東京にお店があった30年前、私はこの人の打った蕎麦を食べて、すっかりはまってしまいました。その頃の蕎麦と今の味わいを比べると、明らかに今のほうがタイトで一歩引いた味わい。昔はもっと力強い味わいだったと思います。やはり30代と70歳前では、理想とする味わいが違うのでしょう。こういうところは、ワインの造り手の変化にも似て、面白いなあと思います。さて夜は家で、これも長年飲んでいるリシャール・シュルラン。週末に引き続き、泡が飲みたくなりました。焼きギョーザと一緒に。やはり3,000円台半ばというプライスでは、いちばん好みです。いい意味で、やや隙のある味わいです。今回のボトルは、お店で2年ほど寝ていたということで、いつもとはちょっと違う味わい。少し酒質がスリムになっていましたが、その分、味わいが複雑になっていました。ピノ70、シャルドネ30、ドサージュ12gらしいです。ピノが多めなので厚め、ドサージュも少なくないのでふくよか、酸もキリキリしていないので、寒い時期にもいい感じです。シャンパーニュの中ではメジャーではないオーブの造り手なので、価格がリーズナブルなのだと思います。常に家に在庫を置いておきたい1本です。
2013年12月17日
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ブリュット 1er Cru[NV](マグナム)/L.オブリ・フィス月イチのワインスクールは、泡。ロデレール・エステート、ドメーヌ・カーネロス、シュラムスバーグ、ルイ・ロデレール、テタンジェ、ナイティンバーの6種。新世界はプレステージ、旧世界はヴィンテージ。カルフォルニアの3大泡、ロデレール・エステート以外は初でした。テタンジェ、ルイ・ロデレール、ロデレール・エステートはブラインドでわかりましたが、難しかったのは、やはりロデレール・エステートのエルミタージュ(2004)。低い温度での香味は、ほぼシャンパーニュ。温度が上がってきたら、アフターがややゆるく、本家との違いが出ましたが、もっと熟成すると、いよいよわからなくなるかもしれません。その日は、別件があったので、その後のワイン会は参加せず、鮨さいとうさんへ。冒頭のマグナムを持ち込みました。その前に泡を飲みすぎたせいか、ムニエの重さをいつもより感じました。オブリ・フィス、古代品種のキュヴェが有名ですが、私はこのノーマルのほうが好みです。スクールで、自分の好きなテタンジェの、それもヴィンテージ(2005)を飲んでしまったせいかもしれませんが、それに比すると、やや野暮ったい気もしました。鮨さいとうさん、変わらず、本当に大好きな味です。5年9か月、毎月1回以上通いましたが、来年の移転で、連続記録も途切れるかもです。近年はリピーター続出の超人気店、移転後はますます予約が取れなくなりそうです……。その後、渋谷のイザカヤ・ヴァンに行ったら、さすがの年末の週末で満杯。系列店のシャンパンバー、RMに。ド・スーザのNVの1杯だけ。〆シャン、というより泡を飲み続けた1日でした。年末らしかったかもしれませんが……。
2013年12月16日
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シャブリ・モンマン 1er Cru [2009]/ドメーヌ・ボワ・ディベール昨夜は、ブルー・ノートでロバータ・フラック。私はこの人の歌声でコーヒーが飲みたくなり、初めてインスタントコーヒーを飲みました。そんな年代です。御歳76歳。年齢を感じさせません。アメリカショービジネスの素晴らしさを堪能できたライブ。わずか90分でしたが、短く感じませんでした。至近距離でその歌声を聴きながら、初めてネスカフェを飲んで苦くて、ミルクをたくさん入れた中学生の頃を思い出しました。大満足。ギリギリの入店で、何か1本、軽い白を飲みながら聴こうと思ってリストを見たら、ロブレ・モノのネゴスのネルテュスのシャルドネの白があって、しかも06。安いし、昔飲んだ記憶があったので頼んだら売り切れ。で、知らない造り手のシャブリを。ビオ系、ステンレス派のシャブリらしいです。まあごく真っ当&普通のシャブリで、酸が欲しかったので、まずまずの選択。ライブの後、ほど近いところにあるモダンな寿司屋八兵衛の地下にある、大きなワインバーに。ここは一度連れてきてもらったことがあったのですが、2次会でほぼ爆睡状態でした。そこではコレを。ブルゴーニュ・ルージュ[2009]/カミーユ・ジルーこの造り手は、下のクラスでも旨いです。要素はシンプルだけど、バランス抜群。新進の造り手の中では、抽出が強めですが、酸も果実味もきれいで、タンニンが引っかかるということもない。こういうピノをいつも飲みたいな、という味わいです。この09、家飲み用に欲しくなりました。A5和牛のヒレステーキをつまみに飲みましたが、いい組み合わせでした。
2013年12月13日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ブドー[2009]/フレデリック・コサールブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴ[2009]/フレデリック・コサール今週飲んだ2本。いちばん下のクラスですが、大満足。リリース直後にも飲みましたが、2年半ほど経って、どちらも2ランクは上の味わいになっていました。赤のブドーは、よきボーヌの村名のよう。昔飲んだ時は酸が立ち気味でしたが、明らかに丸い味わいになっていました。ビオ香もほどよく、すでに軽い熟成香が入っています。09でここまで進んでよいのか?は別として、いま飲むのには申し分のない味わいでした。さらによかったのが白のビゴ。このミネラルのきらめきは、このクラスとは思えません。最近飲んだ同じ銘柄の11が、ある意味よきシャブリのようだったのに比して、コチラの09は、プチ・コルトン・シャルルマーニュのようでした。うん、それくらい美味しかった!このビゴ、ACブルゴーニュなので、ワイン会に持って行こうなどとは思わなかったですが、もしこの09がもう1本あったら、間違いなく持参して、ブラインドで飲んでもらったと思います。お酒を飲む機会の多い12月、家で飲む時は2日で1本にしようと思っていたのですが、この2本、期待以上に美味しかったので、それぞれその日に完飲してしまいました。
2013年12月12日
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シャルドネ・エドナ・ヴァレー[2010]/マウント・エデン・ヴィンヤード古酒の次の日のワインは、対極的なものがいいかもと思い、カリシャルに。色は黄金色で、前日のラフォンにそっくり。果実味たっぷりで酸度は低めで、ある意味、ラフォンの83と方向性は同じです^^ミネラル感は乏しく、アフターに軽い苦味。香りも味わいもシンプルですが、でも旨いもんです。あまりふだんはワインを飲まないヒトも一緒だったのですが、何度も「これは美味しい!」と言っていました。そこが、新世界のよきところでもありますよね。
2013年12月10日
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西麻布のUTAKATAでの、ラフォンのシャルム83の次は赤を2本。セカンドチョイスは、この中から。ラフルール・ガザン78、トロロン・モンド72、ロッケのバローロ79。個人的にはバローロでしたが、当初の予定でひさしぶりにボルドー古酒も飲みたいねと話していたので、右岸の2択の方向に。お店のオーナーの吉田さんには、10年以上にわたり、ボルドーのオフヴィンの素晴らしさを堪能させてもらっていた、その実績を信じて、72のトロロン・モンドになりました。ブルゴーニュグラスで飲みました。とはいっても、やはりボルドー。黒い果実と、いい感じの青みがあります。たおやかなサンテミリオン。アタリハズレのあるシャトーといわれていますが、この72は静謐な美味しさがありました。さらにサードチョイスへ。アンリ・ド・ヴィラモンのマジ・シャンベルタン64、ルイ・ラトゥールのニュイ・サン・ジョルジュ61、知らないネゴスのクロ・ヴージョ59。この3択では、過去にハズレたこのとがないグレートヴィンテージの61に惹かれて村名をチョイス。ただ、このニュイサン、プルミエール・キュヴェの表示入り。ネゴスの天下だった時代です。きっといい樽のものを詰めたのでしょう。これはやはり、よきヴィンテージの味わいでした。黒トリュフ、腐葉土、なめし革の熟成香に、まだまだある赤系果実の甘露な味わい。大きなワインではなかったのですが、まだまだ行けそうな味わいでした。最後は、いい酔いが回ったところで、古いコトー・ド・レイヨン(ヴィンテージ失念)も出していただきました。いい気分で帰宅。歩いていたら、寒桜が咲いていました。ちなみに翌日、思い出したのは、やはりラフォンのあの香りでした。でも、赤の2本の後を引かない儚さも、また古酒のよさでもあります。
2013年12月09日
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ムルソー・シャルム 1er Cru [1983]/Dom.Comtes Lafonひさびさの西麻布のUTAKATA。ひさびさに古酒を。4人で3本。とりあえず、グラスでドノン・エ・ルパージュのブラン・ド・ノワール。ずいぶん前に飲んだ時は、酸が立った印象でしたが、コレは丸い味わいで美味しかった。しっかり瓶熟していた?このお店では、いつも数本のオススメを並べてもらって、選んでいきます。まずは、ファーストチョイス。ドンペリ70&ポル・ロジェ79も、白ワインとして味わってみては?という提案。ドンペリの1970年は、ちょうど2年前に飲んだことがありました。シャルドネは83の2択。ネゴスボトルのピュリニィ・ガレンヌは、中身はソゼだそう。全体の予算を決めているので、ここでのチョイスが次のワインたちを決めていくのですが、メンバーは「やはりこのエチケットに惹かれる!」と、やはりラフォンに。私も遅摘みのラフォンが「1983年のように裏目に出た年もあったが……」という文章を読んだことがあったので、興味津々でした。1杯飲んで、あとは赤を飲んでまた戻ることに。確かに、時間が経つにつれ、香りも味わいも、どんどんほどけていきました。麦、溶かしバター、ヘーゼルナッツ、白トリュフ、モカ……。ひさびさのモカ!です。退廃的で官能的な香り。酸は、きちんとありました。バランスからいくと酸度は低めかもですが、個人的には古酒なので、それも好ましかったです。ラフォンを飲んで、残っていたドノン・エ・ルパージュをすすると、ただの酸っぱい液体に感じてしまいます。さて次は……。
2013年12月09日
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アルディッシュ・ルージュ・ヌーヴォー[2013]/グラン・コリーヌ毎年購入しているボージョレじゃないヌーヴォー。セパージュが年によっていろいろ。今年は、メルロー40%、サンソー40%、シラー10%、ヴィオニエ10%。フランボワーズ系の赤とカシス系の黒の果実味、その両方を感じます。ピチピチとしたごくごくわずかな微発泡。昨年より軽めの仕上がりですが、モノセパージュじゃあない要素の多さを感じます。新酒のガメイの生々しさとは、別方向のヌーヴォー。価格のボージョレの有名どころより2割は安いので、どうしてもコチラのほうを贔屓にしたくなってしまいます。
2013年12月04日
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シャルドネ[2011]/ヴィエ・ディ・ロマンスソーヴィニヨン・ブラン、メルロでも知られるフリウリの造り手。少し前に、同じ銘柄の09のマグナムを飲んだ時は、ボーヌのシャルドネとの近似性を感じましたが、今回のレギュラーボトルはやや新世界的。といっても、エレガント系のソレですが……。そう感じたのは、もしかすると樽の要素がなじんでなかったからかもしれません。そういう意味では、1~2年のセラーリングで、もっとブルゴーニュ系の味わいになっていくのかもしれません。それはそれとして、この若いヴィンテージも充分美味しく、クリーム系の料理と合わせたいなあと思いました。そこは北イタリア、何となくオリーブ油には合わなそうな気がしました。
2013年12月02日
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