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2020年10月05日

アイスホッケー界の惨状(十月二日)




 これは、アイスホッケーの方が、サッカーよりも試合数も平均すれば一試合あたりの観客数も多く、チームの財政における入場料収入の割合がはるかに多いという事情による。つまり、無観客で試合を行っても、財政上は赤字か、黒字でもごくわずかでしかないから、観客なしで試合を行うぐらいなら中止にした方がましだという判断だったようだ。同様の理由でリーグの打ち切りを決めたのがドイツのハンドボールリーグで、その時点で1位だったイーハ率いるキールが優勝扱いになったのだった。チェコのアイスホッケーの場合にはプレーオフの順位は決まらなかったけど。

 とまれ、観客を入れての新シーズンの開幕を目指したアイスホッケー界の目論みは、夏のシーズン前キャンプの時点で、不安を感じさせるものになっていた。いくつかのチームで、感染者が発生し、それが屋内スポーツのせいか、集団感染につながる例が多く、活動の一時休止を、一度ならず余儀なくされるチームもあった。
 それでも何とか、9月半ばの開幕にこぎつけたアイスホッケーのティップスポルト・エクストラリガだが、今週末には第7節が行われることになっている。サッカーとは違って週一ではないので、進行が早いのである。その第7節が今日の時点で、全14チーム、7試合のうち6試合が延期が決まっていて、実施されるのは火曜日に予定されているズリーンとブルノの1試合だけという悲惨なことになっている。

 悲惨なのは順位表もで、すでに第6節まで終わっているはずなのに、試合数が6になっているチームは一つもない。以前ニュースで対戦相手が隔離で試合が出来なくなったチーム同士が話し合って、ずっと先の第20節ぐらいの試合を行ったという話も流れていたけれども、そんな対策をしてなお、5試合済みのチームが3つしかなく、トシネツとカルロビ・バリ、リトビーノフは2試合、ビートコビツェは1試合、ブルノにいたっては1試合もできていないのである。
 第7節のブルノの試合が火曜日になっているのは、復帰のためにぎりぎりまで遅らせた結果と考えてもよさそうだ。テレビ中継の関係かもしれないけど。とまれ、この状態では、アイスホッケー協会が、一応2週間という期限を切って出されたスポーツの試合を観客なしで行えという命令に反発して、それなら全部延期してしまったほうがましだと言っていたのは、この惨状を見れば当然というか、単なる強がりというか……。

 これまでの経緯を簡単にまとめておくと、第1節ではブルノとビートコビツェが、感染者が出ての活動停止で、2試合延期。第2節も同様。ただし、20節のリトビーノフとパルドビツェの試合が代替プログラムとして実施された。第3節では、カルロビ・バリが隔離に加わって延期は3試合で、対対プログラムとしては11節のリトビーノフとトシネツの試合が行われた。
 第4節はトシネツとリトビーノフが隔離で5試合延期、いや2試合開催で、代替が第26節のムラダー・ボレスラフとスパルタの試合の計3試合。第5節も、パルドビツェが隔離され、同じく2試合+代替の19節リベレツ対スパルタ。第6節は隔離からビートコビツェが復帰したものの、代替試合がなかったため開催は2試合だけ。
 今週末の第7節は、夏のキャンプ期間に何度か活動を停止していたチェスケー・ブデヨビツェとオロモウツが隔離チームに追加された結果、開催できるのはスリーンと隔離から解放されたブルノの1試合ということになった。代替で第9節のビートコビツェとブルゼニュの試合が日曜日に行われることになっている。

 テレビ中継や、国際大会に出場するチームへの配慮などで、もともと本来の日程とは違う日に試合が開催されることが多く、順位表の試合数のでこぼこもサッカーよりは大きくなりがちなアイスホッケーではあるけれども、ここまでひどいのははじめて見た。こんな状況で、リーグ戦をプレーオフを含めて最後まで開催できるのかどうか、不安になってくる。
 ただ、アイスホッケー界の弁護をしておくと、週に一回しか試合のないサッカーと違って、試合間隔の狭いアイスホッケーでは、試合前の定期検査で陽性者が出た場合に、陰性者だけを対象にして再検査をして全員陰性が確認できたら試合を開催するという方法はとりにくいというのは確かである。屋内スポーツで一人感染者が出ると、広がりやすいという面もあるのかもしれない。ただ、チームとしての感染対策ではサッカーの方が厳密にやっているようにも見える。

 それはともかく、チェコの二大プロスポーツであるサッカーとアイスホッケーのリーグが行われないのは、チェコ人全体の精神衛生上もよくないのは、春の非常事態宣言の時期に明らかになったことだから、プリムラ厚生大臣には、試合の禁止だけはしないように願っておこう。
2020年10月3日14時。










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