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2017年07月29日

ビクトリア・プルゼニュ2017年7月(七月廿六日)




 ブルバはプルゼニュをチェコ最強のチームに育て上げた監督であるし、チャンピンズリーグの本戦に進み、グループステージで三位を確保してヨーロッパリーグの春の部に進出させたこともあるのである。チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの予選では、初期の頃を除いて、ほとんど負けたことがないというのも期待を抱かせる。

 代表の監督としてもEURO2016は大失敗に終わったけれども、あの大会は予選を勝ち抜くのも難しいだろうと言われていたのだ。その予選を意外なほど楽に勝ち抜けたことで、期待のハードルが上がって、それに応えようとしたところが大惨敗に終わって、ブルバ叩きが始まったのだった。あの時の手のひらの返しようには、日本もチェコもマスコミってのは大差ないなあと思わされた。
 個人的には大会に出場して、一瞬とはいえロシツキーがプレーするのを見られただけでも幸せだった。あの大会はロシツキーが代表と、いや代表がロシツキーと別れるために必要だったのだ。ロシツキーだけではなく、あの大会まで代表の中心となっていた三十歳を超えた選手たちの最後の花道としても機能していた。その意味では、チェコ代表にとっては、ブリュックネルが監督辞任に追い込まれた2008年のEUROと同じような意味を持つ。

 だから、ブルバが協会の慰留を蹴って、代表の監督を辞任したのも当然の流れだと言える。ロシアのマハチカラの監督になったのは意外だったけどさ。2008年のブリュックネルも、電撃的にオーストリア代表の監督に就任して、チェコに驚愕を巻き起こしていたなあ。就任直後に、オーストリアのコレル発見と言われていたヤンコが、スパルタに移籍してきたのだから、ブリュックネルファンとしては何と言うべきか。
 マハチカラでは期待通りの成績を残すことができず半年で解任されてしまったわけだが、今年の春にスパルタが何度も監督就任の交渉をしていたように、ブルバの監督としての実力が高く評価されているのは以前と変わらない。ブルバが混乱の極みにあったスパルタの監督を引き受けずに、古巣のプルゼニュを選んだのは、ある意味当然である。できれば、昨シーズン途中の不安定なところで復帰して立て直せるところを見せてほしかったけれども。

 今シーズンのプルゼニュの補強は、スラビア、スパルタが、外国人選手を多数獲得し多国籍のチームなっているのに対して、チェコ人、スロバキア人の獲得が中心である。外国人をとるにしてもチェコリーグの経験者である。

 コザーチクが怪我でシーズンに間に合わないゴールキーパーは、二部に降格したプシーブラムから元代表のフルシュカを獲得した。プシーブラムでは、下位に沈む中で奮闘するのに疲れたようにも見えたが、上位を争うプルゼニュでどこまでやれるだろか。しばらくは長きにわたってコザーチクの控えを務めているボレクと出場を争うことになりそうである。
 シーズン前のキャンプで怪我人続出のディフェンスでは、今年の春に獲得したスロベニア代表経験もあるサイドバックのヤンジャをキプロスのチームにレンタルで出した。リンベルスキーの控えで出番がまわってこない本人の希望もあったのだろう。その後、リンベルスキーが怪我をして、緊急でボヘミアンズからU21代表のハベルを獲得することになったのだから皮肉である。フブニークが怪我をしたセンターバックは、いる選手でやりくりするみたいである。

 中盤の選手としては、サンプドリアからレンタルしていたフロマダと、U21ヨーロッパ選手権で活躍したフリエンの二人のスロバキア選手が、フロマダはスラビアへ、フリエンはポルトガルのベンフィカ・リスボンへ移籍した。代わりに去年トルコに移籍して半年で契約解除してチェコに戻っていたベテランのコラーシュとズリーンとの契約が切れたクロアチアのジブリチ、それに昨シーズンの最終節のあと飲酒運転で自爆事故を起こしたスパルタのチェルマークを獲得している。ただ、チェルマークはしばらくは計算できなさそうである。
 フォワードは、ズリーンで活躍して大きな期待とともにプルゼニュに移籍したものの上位チームでプレーするプレッシャーに負けたと本人が認めていて、ほとんど活躍できていなかったポズナルが昇格したばかりのバニーク・オストラバへ移籍、代わりにブルノからジェズニーチェクを獲得している。
 全体的には、差し引きゼロみたいな、優勝を逃したにしては、意外なほど消極的な補強だった。繰り返しになるけれども、プルゼニュにとっては監督のブルバが最大の補強だということなのだろう。移籍期間はまだ終わっていないので、これからシーズンが始まって足りないところが見えてきたら、監督の要望にしたがって追加で獲得することになりそうだ。

 それで、チャンピオンズリーグの予選だが、プルゼニュは非優勝チーム部門で三回戦の相手は、ブルガリアのFCSB、聞いたことのないチームだと思ったら、今年からステアウア・ブカレストがこのように改名したのだという。伝統的な名前を軽々しく捨てるなよ。初戦はブカレストで行なわれ、会場は去年チャンピオンズリーグの予選でブルガリアのアストラ・ギュルギュ(正確な読み方は不明)と対戦したときに使われた会場らしい。去年はプルゼニュ敗退しているんだよなあ。ちょっと縁起が悪い会場である。
 この試合はチェコテレビで放送されたのだが、当日になってルーマニア側が国際映像の提供を拒否していて中継できなくなるとかいう情報が流れて、直前まで本当に放送されるのかどうか定かではなかった。ルーマニア、やっぱりあんまり近づきたくないなあ。

 プルゼニュの先発は、ほとんどいつものメンバーだったのだけど、違いはキーパーが怪我のコザーチクに代わってボレク、ディフェンスは怪我の回復がよそうより早かったリンベルスキーが右サイドに入って、ジェズニークがセンターバックに横滑りして、ハーイェクと組んだ。左はリンベルスキーの代役として緊急獲得したハベルである。
 中盤は、真ん中にいつものフロショフスキーと新戦力のジブリチ、右にペトルジェラ、左にコピツ、いわゆるトップ下に出戻りのコラーシュ、フォワードはクルメンチークである。あれ、ホジャバはどこに行ったんだ?

 試合のほうは前半に、クルメンチークが自陣からゴール前に放り込まれたフリーキックからこぼれたボールに素早く反応して先制。相手にゴール前で与えたフリーキックで、壁に入ったフロショフスキーの頭の上を抜かれて、同点に追いつかれた。
 後半も、コラーシュのシュートをゴールキーパーがはじいたところにつめたコピツが決めて勝ち越したのだけど、サイドからゴール前に放り込まれたボールを競り負けて再び同点に追いつかれてしまった。守備のゆるさは相変わらずである。そのまま2−2で試合終了。
 監督のブルバも守備に頼るのが危険なのは、重々承知のようで、ホームで0−0の同点ならプルゼニュが勝ち抜けるのだが、0−0を狙うのは自殺行為だと言って、あくまでも得点を狙い勝ちにいくと宣言している。確かにブルバのプルゼニュが、ブルバのチームがヨーロッパの舞台で守って勝てるとは思えないからなあ。

 ブルバ率いるプルゼニュは、チャンピオンズリーグの予選では無類の強さを発揮してきたのだが、今回初めて非優勝チーム部門での戦いである。強豪国の3位、4位のチームと予選四回戦で当たることを考えると本戦進出は難しいかなあ。スラビアとプルゼニュのどちらかが本戦に進めるといいのだけど。
7月26日23時30分。




プルゼニュの思い出








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