とりあえず読んでみるかということで、「アプリで読む」というボタンを押したのだけど、何の反応もなかった。考えてみればhonto専用のリーダーソフトをインストールしていないのだから読めるわけがなかったのである。ということで面倒だと思いつつ、ダウンロードしてインストールした。以前はこの手の日本語のリーダーソフトをインストールすると、インストール画面からして文字化けが起こって、これは使えないかもと不安になったものだが、文字化けが起こることもなく無事にインストールが済んだ。そのソフトがどうも勝手に機械の認証というやつをやってくれたようで、そんなことを記したメッセージが出たような気がする。著作権がどうこうというのもわかるのだけど、こういうのを面倒だと思うのもまた事実である。
よく考えたら、hontoはファンブログのA8というので広告を出しているのである。自分で買った分からもキックバックがあったりするのかもしれない。調べてみたらあった。セルフバックとか言うらしい。せっかくなのでそっちも挑戦である。やり方をヘルプで調べて、A8のログインしたページから、セルフバックというところをクリックして、表示されたページでhontoを検索して、そこでほしい本を探す。高々購入額の1パーセントのためにここまでするのか……。honto側でもポイントがもらえるから、2パーセントになるのだけど、ちりも積もれば山となる前に資金が足りなくなりそうである。
お試しとして選んだのは、やはり『御堂関白記』で、一部を抽出してのぞき見的に紹介するというやつである。角川文庫のソフィアから出ている『御堂関白記』で編者は繁田信一氏。紙の本よりも150円ほど安くなっているのがありがたい。以前は全く同じ値段だったり電子書籍の方が高かったりしたからなあ。
覗き見趣味的と言えば、こんな本も書かれている。こういう覗き見趣味的なアプローチは嫌いじゃないんだけど、『御堂関白記』のほうに出てきた道長が天皇制に寄生していた的な歴史観にはちょっと賛成しかねる。
こういうので興味を持った人が原文に挑戦してくれるようだと日本もまだまだ捨てたもんじゃないということになるのだが、最初に触れる古記録の原文が『御堂』というのは無謀だからやめた方がいい。やはり、漢文、いや和製漢文の文法にかなり忠実な『小右記』から始めるのがいい。ということで、どこかの出版社が電子書籍で、『小右記』の原文を出してくれないものだろうか。東大の史料編纂所のデータベースで大日本古記録版が見られるし、日文研でもテキストデータベース化を進めているらしいから需要はないかなあ。
そうである。買い物の手続きである。買い物かごに入れて、購入手続きに進んで、支払方法を選ぶところでクレジットカードの情報を要求された。これでカードが使えないということになったら注文はキャンセルになるのだろうか。不安に思いながらカードの情報を入れてみたら、あら不思議、何の問題もなく手続きが済んでしまった。あまりにあっさりしていて何かの間違いじゃないかと思ったほどなのだが、購入が住んだというメールも届いたし、問題なく使えたようである。
次は紙の本に挑戦だというところで、今日の話はお仕舞にする。
2018年4月11日22時。
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