しかし、ベルサイユ宮殿の敷地は驚く程広大で、小トリアノン離宮(Petit Trianon)とアントワネットの田舎家(Hameau de la Reine)に行って見ようと歩き出しましたが一向に着きません。少なくとも20~30分は歩きましたので、6月の暑さも相まって疲れてしまいました。 着いてみますと遊覧列車バス(プティ・トラン)が停車していました。ベルサイユ宮殿の中は広いので、遊覧列車バスが運行しており、効果的に観光するには有料ですがプティ・トランに乗ることがお薦めです。
小トリアノン離宮(Petit Trianon)入口門前を右に折れて森を進んで行きますとアントワネットの田舎家(Hameau)に到着します。観光客は数人程度しかおらず、宮殿内の鏡の間と較べますと静寂の世界に入った感じで騒音が聞こえません。 この田舎家(Antoinette's Country House)は、田園生活に憧れたマリー・アントワネットがノルマンディの農村を模倣させて作らせたものと言われ、彼女はこの田舎家で過ごすことが多かった様ですが、断頭台の露と消えて仕舞った歴史を思いますと不憫という感慨があります。