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2012.11.29

ファブリーズ・リセッシュ消臭芳香剤は程々に

テーマ：暮らしを楽しむ(388222)

カテゴリ： Opinion

我が家の台所には、家内が残してあるファブリーズがあり、生ゴミの消臭に使っていたと思われるので、先日詰め替えをしておきました。
P&Gファブリーズ、花王リセッシュ、ライオンのルックきれいのミスト、など消臭芳香剤がTVコマーシャルを良く見ます。

トイレにも芳香剤やら消臭剤、トイレクイックル等が置いてあり、補充が足りないかと、先日スーパーで代替と思われるものを購入してきましたが、どうも間違いだった様です。

花王の無臭リセッシュを、トイレ用として買ってしまったので、仕方なくトイレ内に置くことにしました。

芳香と言うものは曲者で、出来るだけ使わない様にしているのですが、消臭剤も同様であるらしく、程々に使うのが良さそうです。やはり、簡単に消臭するのではなく、日常的に綺麗に掃除するのが最善なのだと思われました。

「ファブリ－ズ」の成分は、トウモロコシ由来の消臭成分環状糖類（サイクロデキストリン）で、環状の輪の中に匂い分子を包み込んで消臭すると言うもの。しかし、サイクロデキストリンだけでは臭いを消す効果はあまり期待出来ず、汗に含まれる乳酸アンモニア、食べ物のカスなどが細菌により分解されて生じる臭いの元を、除菌剤で分解する細菌を殺す為、第4級アンモニュウム塩である塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが使われ、細菌の細胞膜を腐食して変性させたり、たんぱく質を変性させたり、酵素の働きを止めて殺します。
「ファブリーズ」が塩化ベンザルコニウムによる陽イオン界面活性剤であるのに対して、花王の「リセッシュ」には緑茶エキスと両性界面活性剤、ライオンの「ルックきれいのミスト」は銀ナノコロイドイオンによる除菌効果で殺菌消臭する。
消臭剤の蒸気を浴びると、目が痛くなったり、発疹やかゆみ、などの過敏症状が出たり、揮発性有機化合物（VOC）によってシックハウス症候群などが起こることもあり、動悸、不整脈、倦怠感、うつ状態、などの症状が出ることもある。
更に、香料を添加することによって更なる清浄感を狙っていますが、これはくさい臭いをより強い香料によってマスクしてしまおうと言うもの。
香料は指定成分表示が義務付けられていますし、指定成分はアレルギーや、皮膚障害、がん、などを起こす危険性が指摘されているため表示が義務付けられています。このような商品は、社会に害をもたらして利するところがあまりない環境有害商品と言えるでしょう。
徹底的な「除菌社会」イコール「安全な社会」ではないことを警告すべきです。

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