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2018.11.07

11月7日はロシア革命記念日－忘却の彼方に！

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テーマ：徒然日記(22890)

カテゴリ： Opinion

1917年11月7日、ロシア10月革命でソビエト政権が樹立されて、永らく革命記念日として祝われたのですが、ソ連崩壊後は忘却の彼方となりました。

1917年11月7日、ロシア10月革命でソビエト政権が樹立されました。
2月革命でロマノフ王朝が倒され、ケレンスキー率いるメンシェビキ臨時政府が支配していたが、レーニン、トロツキーらのボルシェビキ(ロシア共産党)が勢力を拡大し、この日、首都ペトログラード(現在のサンクトペテルブルク)で武装蜂起し、労働者らで結成された赤衛軍が政府のある冬宮に突撃、人民委員会が設立され、レーニンが議長に就任した。

しかし、レーニンは後任人事に失敗、後を継いだスターリンは共産主義を変貌させて、恐怖独裁政治で世界に災いをもたらし、共産主義への恐怖を増大させる結果となりました。
又、第2次世界大戦後、中国では国民党との抗争により、共産主義国家が樹立されましたが、今では共産党独裁による国家資本主義に変貌し、人民本位の国家ではなく、漢民族の中華覇権主義で世界制覇を目論む変貌振りで、最早、共産主義は実質消滅してしまいました。

本来は資本主義に対抗するアンチテーゼ意義もあって、資本主義国家群も労働者を酷使せずに体制を保持する修正資本主義を標榜せざるを得なかったのですが、アンチテーゼを失った現在、強欲な自由資本主義が蔓延して来て、残念なことに労働者の権利は次々と奪われる事態になってしまい、1%の富裕層と99%の貧困層と言う格差社会が再現されることになりました。

共産主義の宣伝映画には名作もあって、エイゼンシュテインの「戦艦ポチョムキン」はその筆頭格、「オデッサの階段」と呼ばれる市民虐殺場面は不朽の名場面とされています。

「戦艦ポチョムキン」（Battleship Potemkin）は、1925年製作のソ連のサイレント映画、エイゼンシュテイン監督の下で、「ロシア革命20周年記念」として製作。

1905年に起きた戦艦ポチョムキンの反乱を描いたもので、「オデッサの階段」と呼ばれるオデッサの市民を虐殺する場面は映画史上有名なシーンの一つであり、様々なオマージュやパロディを生んでいる。しかし、「オデッサの階段」の場面や終盤の黒海艦隊の多くの艦が反乱に同調する（実際は数隻のみ）場面など史実とは大きく異なる部分も多い。

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