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2020.06.28

AIに依る粒子拡散と流体挙動解析－コロナ感染の将来予測

テーマ：どんなテレビを見ました？(78056)

カテゴリ： TV

NHKBSで「人工知能AIが迫るコロナ感染の最新解析と成果」を拝見しました。

飛沫粒子の下記の拡散方程式を解けば良いのですが、2重微分なので解析解は出来ません。

結局、初期条件と境界条件を規定することによって、数値逐次解を求めることになりますが、今年久しぶりに解析速度と容量で世界一コンピューターとなった「富岳」での数値シミュレーション結果が動画表示されていました。

その結果を元に、蔓延を防ぐ各種の手立てを提案されていて、人工知能AIの有用性が認識出来ました。

そう言えば、空気や流体の流れを提示する流体力学解法方程式Navier-Stokes Equation は、流体の運動を記述する2階非線型偏微分方程式であり、これも解析解は不可能ですので、数値逐次解をスーパーコンピューターで追求することになります。

近頃は、人工衛星画像を初期・境界条件として空気の流れを数値解析しての天気予報が確実渡を増して来て、信頼性が高まって来ました。

又、流体機械では、内部流れが緻密に解析されて効果的な翼設計が出来る様になって、特にジェットエンジンやファンエンジンでは熱効率が格段に改善され、省エネや小型化に寄与出来ることとなりました。

遂には世界に誇る15t級のファンエンジン開発に成功することとなり、昔日の技術者の端くれとして嬉しい限りです！

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