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2023.04.24

知的文化の衰退－書店の消滅

テーマ：気になったニュース(31047)

カテゴリ： Opinion

果たして人間は餌を漁る動物に退化してしまうのでしょうか、より良い暮らしや生活を願う様な改革にも期待を抱かずに、現状を維持する保守化が進んでいます。
そんな根源は知的文化の礎とされる書物の流布にもありましたが、それを販売する書店が無くなりつつあるのです。

書店の減少に歯止めが掛からない。出版文化産業振興財団の調査によれば、2022年9月時点で、全国の「書店ゼロ」の市町村は26.2%に悪化、その背景には人口減少や書籍の電子化に留まらない複合的要因があるが、そんな現状を打破出来るのか、実情に詳しい識者に尋ねた。

「書店は単純な販売の場ではなく、未知な書籍や情報との出会いの場、進路や人生に影響した体験をしている筈、街の書店が消えれば、子供達の健全な成長を損ない、将来に与える影響は大きい」と力説する。

しかしながら、他人事ではありません。
文藝春秋等の雑誌はスーパーで、ネットで気になった書籍はAmazon等のネットでの無料配送を利用しているのですから・・

現状では人口30万人を割った市町村は商店街が成立しない。経営が成り立たないのは書店に限らず、様々な小売店に共通している。
出版業界としては、大手取次が全体を掌握する流通機構が時代に合わないのも確かで、複合的で根深く、直ぐに解決策が出る問題では無いと、悲観的な様です！

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