海外旅行紀行・戯言日記

海外旅行紀行・戯言日記

2023.04.26
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カテゴリ: Politics
ロシアが2014年に侵略して領有権を主張しているクリミア半島は、ウクライナ領でタタール居住区と言うのに理があり、ロシアは不法占拠していると診るのが妥当に思われます。

元来は複雑怪奇な歴史が闊歩する地域で、10世紀ウクライナの先祖に当たる古代ルーシが台頭し、クリミア半島の一部を支配するようになったが、現地の部族らと通り過ぎる遊牧民との混在状態であった。13世紀モンゴル襲来によって、クリミア半島の大部分はモンゴル系国家に支配されるが、南の沿岸部一部はビサンツ帝国、一部はイタリアのジェノヴァ共和国の植民地になる。
15世紀タタール人のクリミアハン国が成立する。クリミアタタール人とは、アジアから渡来したモンゴル人やタタール人と先住民の諸部族が混血してできた民族で、クリミアハン国はクリミア半島を1783年まで300年以上支配した。


ロシアも自国領土とするべく、民族洗浄を図ってタタール人の追放とロシア人移住計画を240年の間ロシア人を移住させている様です。
日本北方領土の日本人を追放、ロシア人移住にて不法占拠して、獲得領土と嘯く手法は酷似しています!

1783年クリミア戦争でクリミア半島を獲得したロシア帝国は計画的に半島にロシア人を移住させた。帝国政府はクリミア半島のロシア化を狙いタタール人を差別した為、ロシア帝国の130年間、50万人以上のタタール人は半島を出た。
タタール人は韃靼人とも呼ばれる勇猛果敢な軍団を組織していましたが、ソ連の独裁者スターリンは1944年に反乱を恐れてタタール人の追放を命じて、ソ連の治安部隊はクリミアに住んでいた全てのタタール人(約25万人)を強制的に貨物列車に入れて中央アジアに移動させた。移動中や到着直後の過酷な環境で、5人に1人が死亡したとのソ連の公式統計であるが、タタール人の活動家によれば、民族の46%つまり10万人以上が死んだとされた結果、タタール人はクリミアからいなくなり、その代わりにロシア人が入って来た。タタール人に故郷へ戻ることが許されたのは1989年である。





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Last updated  2023.04.26 08:20:00
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