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大野隆之

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テーマ: 教材作成(27)
カテゴリ: 文学研究
与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」         2013.4.22  大野隆之

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0.書誌
1.報告のテーマ
2.報告の方法。
3.データ
 3.1.
 3.2.
4.考察



君死にたまふことなかれ   
     旅順口包圍軍の中に在る弟を歎きて

   與 謝 野 晶 子



あゝをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて


堺(さかひ)の街のあきびとの
舊家(きうか)をほこるあるじにて
親の名を繼ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、

君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。

君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戰ひに
おほみづからは出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獸(けもの)の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されむ。

あゝをとうとよ、戰ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守(も)り、
安(やす)しと聞ける大御代も
母のしら髮はまさりぬる。

暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻(にひづま)を、
君わするるや、思へるや、
十月(とつき)も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。


0.書誌
若干の異同のあるテキストが3種類ある。


初出『明星』明治37年9月号で、初出の題は「君死にたまふこと勿れ」


初版『戀衣』版明治38年1月、本郷書院
通常この形態が引用されることが多いため、これをテキストとして用いる。


『定本 與謝野晶子全集 第九巻』版

上記3種類のテキストについては補足資料1。ただし今回は微妙な異同については問題としなかった。







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Last updated  Apr 21, 2013 02:32:44 AM
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