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2013.02.01
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カテゴリ: 歴史
準国産機といえなくもないB787機がこのところの故障で飛行禁止になっている昨今であるが・・・
純国産の中型ジェットMRJの初飛行が年内に予定されています。

MRJMRJ

ところで・・・
ゼロ戦、YS-11、F2、MRJ、心神と並べてみて何のシリーズか判る人・・・はい、貴方!
そうです。戦中以降の国産機ですね。

こう並べてみると順調のように見えるのだが、ゼロ戦からYS-11に至るまでの技術的断絶が大きいのです。
この間に、もちろん日本の非軍事化を進めるアメリカの規制があったわけです。

このたび図書館で「富国強兵の遺産」という本を借りたわけは、アメリカの規制下におけるテクノロジー開発というややオタク気味の関心があったのです。


そのあたりに関係する本やネット情報を集めてみました。
・富国強兵の遺産
・日本の軍事テクノロジー
・名機YS-11
・MRJの初飛行が年内に
・先進技術実証機(ATD-X)「心神」
・ 飛行機シリーズ byドングリ



<富国強兵の遺産>
この本をパラパラとめくると、テクノナショナリズムという言葉も出てくるし、「戦後日本の航空機産業」という章もあり、もろに大使のツボを突いているわけです。


【富国強兵の遺産】
富国

リチャード・J. サミュエルズ著、三田出版会、1997年刊

<「BOOK」データベースより>
「日本」繁栄の本質!!民生産業と防衛産業の相互依存により、日本の技術戦略は大成功を収めた。その根底には、明治期に培われたイデオロギーが脈脈と流れる。

<読む前の大使寸評>
副題が「技術戦略にみる日本の総合安全保障」となっているが、著者がMIT教授(政治学部長)となっているのが、看過できないわけですね。
こんなぶ厚い本をものにするMIT教授がいること自体に、アメリカの戦略性を感じるわけです。
読破後の感想は後ほどに。

Amazon 富国強兵の遺産




<日本の軍事テクノロジー>
個人的には「震電」の開発が興味深いのです。


【日本の軍事テクノロジー】
軍事
碇義朗ほか著、光人社、新装版2007年刊

<「BOOK」データベースより>
太平洋戦で戦場の主役となり得なかった日本の兵器は、なぜ、欧米諸国に遅れをとったのか。究極のレシプロ機「震電」、本土決戦用「水中高速潜水艦」、日本陸軍バズーカ砲「噴進弾」など、第二次大戦のさなか、連合軍を打ちやぶる兵器開発にとり組んだ陸海軍の技術者たちの奮闘。『陸海軍の兵器開発と製造の歴史』収録。

<大使寸評>
戦時中の技術開発は、手持ちの資源で進めるしかないわけで・・・やむにやまれない特異なものが現れるわけで、興味は尽きない。

Amazon 日本の軍事テクノロジー




<名機YS-11>
日本の航空会社はYS-11の後継機として、ボンバルディアを選んだが・・・・

(採算性の悪さに懲りて手を引いたのは惜しかったようです)


【名機YS-11】
YS
前間孝則著、大和書房、2006年刊

<「BOOK」データベースより>
悪戦苦闘しつつも零戦の技術を土台にYS‐11を開発した「五人のサムライ」。トラブルに悩まされながらも必死の努力を重ねた整備技術者。薄氷を踏む思いで操縦桿を握ったパイロット。彼らの血のにじむような奮闘の末、世界の大空に羽ばたいた国産旅客機YS‐11。2006年9月30日に国内でのラストフライトを迎えるYS‐11の軌跡を追う。

<大使寸評>
高知空港着陸の前に太平洋上で急角度のバンクを行うが、これぞ小型のレシプロ飛行機という感じで高揚する大使であった。
田舎のバスのように居住性は二の次であるが・・・・丈夫で、驚異的な●の良さを発揮した機体でした。

この戦後初の日の丸旅客機を退陣に追い込んだのは、ひとえに貧弱な経営感覚にあったわけで、技術的には遜色なかったことが、惜しまれます。
Amazon 名機YS-11





<MRJの初飛行が年内に>

MRJ試作初号機の初飛行が年内に予定されているそうです。・・・楽しみだぜ♪

1/22 三菱航空機、MRJ初飛行へ品質管理を強化 より
小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を開発する三菱航空機(名古屋市港区)は、年内に実施する試作初号機の初飛行に向け、機体の品質管理体制を強化する。現在約900人の設計・品質保証の担当者を数十人増やし、国内外サプライヤーの製造工程確認や納品管理などに当たらせる。MRJは部品の6割(金額ベース)が親会社の三菱重工業以外からの購入品。安全性の確認に加え、スケジュール順守のためにもサプライヤー管理を徹底する。
 1月1日付で就任した川井昭陽三菱航空機社長が明らかにした。同社によると、MRJの部材を供給する1次サプライヤー(ティア1)は約30社。今後は初飛行に向けて各社の部材生産も本格化するため、管理体制の強化を決めた。
 MRJの一機当たりの部品点数は約95万点にもなる。原則すべてのサプライヤーに同社の担当者が出向き、製品や製造工程を確認する。




<先進技術実証機(ATD-X)「心神」>
自衛隊の次期戦闘機にF35が決まったようですね。
 やはり最先端の性能(ステルス性)が決め手のようで、高くても性能を重視する軍人の思考が貫かれたようで・・・・仮想敵国の殲20と対抗するには妥当といえなくもないですね。

だけど、アメリカが技術流出を嫌がっているように、思惑どおりに防衛産業育成につながるかどうかは不透明のようです。


12/14 次期主力戦闘機:F35固まる 中国見すえステルス より

戦闘機変遷

 航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)に、当初から有力視されていたステルス機F35が採用される方針が固まった。ステルス機の開発を進める中国に対抗する狙いだ。一方、F35は生産技術に非開示部分が多く、製造や修理に参画して国内防衛産業の育成につなげたい防衛省の思惑通りになるかは未知数だ。

 F35の最大の特徴は敵のレーダーに探知されにくい高度のステルス性能だ。空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗。空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と振り返る。防衛省はF22導入を検討したが、技術流出を恐れた米国による禁輸や生産中止を受け09年に断念した経緯があり、ステルス機導入は空自の悲願だった。

 背景には、台頭する中国への強い警戒感がある。中国空軍は1月にF35と同じ第5世代機のステルス機「殲(せん)20(J20)」の試作機の試験飛行に成功。「国土防空型」から「攻撃兼備型」への転換を加速しており、中国機に対する空自の緊急発進(スクランブル)は、今年4~9月の半年間で、前年同期比3・5倍の83回に急増した。

 防衛省が懸念するのが、国内防衛産業の技術基盤の衰退だ。F2生産には主契約者の三菱重工業のほか、下請けも含め約1200社が参画していたが、既存の機種の修理だけでは、防衛産業全体を維持するのは難しい。戦闘機生産から撤退を決めた企業もある。

 F35も国内でのライセンス生産の見通しは立っていないが、空自幹部は「詳細な情報が開示されなくても、最先端技術に直接触れる意味は大きい」と力説する。だが国内企業が関与できる部分が少なければ、それだけ部品調達や修理を米国側に頼ることになり、部隊の運用に影響する恐れもある。

 政府は武器輸出三原則の見直しを検討。11月末から外務、防衛両省などの副大臣級会合で議論を重ねている。しかし、三原則見直しには民主党内に根強い慎重論があるほか、臨時国会で一川保夫防衛相が参院で問責決議を受けたことに野党が反発を強めており、見直しの行方は不透明さを増している。



ただ、武器輸出のできない日本で国産するとなると、べらぼうに高いものにつくし、今後どうなるでしょうね。
日本製F2の実績など勘案して具体化を検討するんでしょうけど。


12/21 日本政府、F35配備を正式に決定 より
 一方、20日付の日本経済新聞は、三菱重工業とIHI、三菱電機の3社がF35の翼、エンジンなどの部品を生産することになったと伝えた。防衛省側は「全体の40%程度を日本企業が生産することになり、ステルス技術も一部公開されるだろう」と語った。これは、日本が2016年の完成を目標として独自に進めている先進技術実証機(ATD-X)「心神」の開発にも役立つ見込みだ。


テクノナショナリズムに目覚めた大使としては 心神頑張れ!! という気もするのですが。






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Last updated  2013.02.09 22:48:41
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Re:国産機開発の歴史(02/01)  
787は国産部品を使ってるってことでしたよね。
それが純国産となると…なんか怖いデス。。 (2013.02.03 01:16:06)

Re[1]:国産機開発の歴史(02/01)  
Mドングリ  さん
たそがれちえぞーさん
>787は国産部品を使ってるってことでしたよね。
>それが純国産となると…なんか怖いデス。。
-----
<だいじょうブイ♪
アメ車より日本車の故障が少ないように・・・純国産飛行機の性能は期待できると思いますよ。 (2013.02.03 07:45:57)

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