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2017.12.22
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『日本力』という本を、手にしたのです。
松岡さんは知の巨人なのか、衒学の親分なのか?・・・気になる存在なんですね。


【日本力】
日本

松岡正剛, エバレット・ブラウン著、パルコ出版、 2010年刊

<「BOOK」データベース>より
“知の巨人”松岡正剛と、“現代のフェロノサ”エバレット・ブラウン、ふたりが照らしだす本当の日本の豊かさ。

<読む前の大使寸評>
松岡さんは知の巨人なのか、衒学の親分なのか?・・・気になる存在なんですね。

rakuten 日本力



松岡さんが縄文を語っているので、見てみましょう。
p222~225
<第6章 日本の異人>
■遠いところから来るものを感じる縄文感覚
ブラウン: ぼくの知りあいで縄文のことにたいへん関心を持っている人がいて、縄文的な感覚を自分の生活に取り戻そうと、いろいろと調べているんです。

 たとえば、日本に最初に来た人たちがどういう感覚を持っていたのか知りたいということで、南米のボリビアのチチカカ湖のそばに3年ぐらい住んで、葦舟のつくり方を習ったんです。そしてスペイン人の探検家と二人で30メートルの葦舟をつくって、実際に南太平洋を横断したんですね。そういう探検家をやっている人がいるんです。

松岡: 縄文的な感覚というのは、遠いところから何か知らせが来ているというもので、その感じが検索的ではなくて、まさに時空間をまたいで感じられる才能だと思います。一種の知覚力と制作力を交換する能力ですね。それは、ぼくのおじいちゃん、おばあちゃんの世代まではチラチラありました。

 柳田国男はそういうことを調べた人ですが、たとえば「ネズミの浄土」というのを重視したのです。「ネズミの浄土」というのは、たくさんのネズミが運動会をやっているとか、にぎやかにしているというお話なんです。柳田国男は、縄文とか弥生時代の昔、日本人の祖先は海を渡ってきて、その一族の子孫は必ずネズミがどこに出たかという話をしていたんだと、当時のおじいちゃんやおばあちゃんから聞いて、いろいろなことを想像したんですね。

 ネズミはあ、地震の予兆に気がつくと逃げるみたいなところがある。今、動物学で、そのメカニズムはわかってきましたが、当時は、ネズミは何か遠いものを感知すると信じられていたわけですね。たとえば、いつも天井を走っていたのが、このひと月間、音がしない。どこかへ行っちゃった、何かが起きるんじゃないのかと、柳田国男は、それと同じように日本人の祖先はひょっとしたらネズミの行ったほうへ移っていったんじゃないか。そうやって、しだいに日本列島の各地に行ったんじゃないかと考えたんです。

 ヨーロッパでも、レミングの話とか、ハーメルンの笛吹きの話がありますね。ペストがはやるとネズミが動いていくとか、笛吹きが村人から頼まれて、ネズミを導いていった話がありますね。

ブラウン: はい、いろいろあります。たくさん昔話になっている。

松岡: そういうのが海に囲まれた日本にもあって、柳田が発見したのは、当時の人が船の中にネズミをわざわざ連れて入ったということだったんです。それでネズミがどっちに動いたかによって舵をとる。

 さらに言うと、ここからはぼくもわかるんですが『日本霊異記』とかにいろいろな物語が残っていまして、古代に「持衰(じさい)」と呼ばれるおじいさんたちがいたんです。その人たちは、あまりものを食べなくて、わずかなもので暮らせるんですね。そして、どんな時化があったり嵐があっても、その人たちは生きていると言われている。つまり、感度がいいんですね。羅針盤のない時代でしたから、持衰が「そろそろ雨だ」とか、「怖い」とか、「危険だ」と言い出すと、漁師たちは進路を変えたり、港へ戻ったりするわけです。

 そういう持衰というのがいて、それがやがて船霊になった。海の安全や船を守る神さまですね。金毘羅神社というのは、この船霊を祀っているところです。「金毘羅、ふねふね」という、あの「ふね」ですね。

ブラウン: 民謡って、大事ですね。

松岡: それで不思議なのは、江戸の吉原や大坂の新町。京都の島原や柏崎の遊女たちが、吉原でいうとお歯黒どぶというものつくって島にして、この船霊を祀るんです。遊郭では船霊は「百太夫」という名前に変わるんですが、小さな祠で百太夫を祀って、ネズミを大事にする。そして全体を陸の船のようにして暮らすんです。それで言葉づかいも「ありんす」とか、独特のものにしていく。まったく通常の世界とは違うバーチャルランドをつくって、まるで船旅をしているかのように暮らしていくんです。

 ですから、ネズミの話はやがて持衰、船霊、百太夫へといろいろ変わっていっくんですね。船霊とか百太夫というのは遊女の町には残っているけれども、いわゆる神社仏閣ではありません。記憶の中の民間伝承なんですが、そこにはいろんなエンブレムやイコンがつながっているんですね。

ウーム 持衰とかお歯黒どぶとか百太夫がイコンにつながるのか、その薀蓄には驚くが・・・
なんか煙にまかれたような気がするでぇ。





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Last updated  2017.12.22 08:41:37
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Re:『日本力』1(12/22)  
歩世亜  さん
今晩は。

日本刀というと昔の人情ヤクザ時代でもありますね。 (2017.12.22 19:15:46)

Re[1]:『日本力』1(12/22)  
Mドングリ  さん
歩世亜さん いらっしゃい♪
人情ヤクザもあるでしょうね。
とにかく 日本は八百万の神に感謝でんがな。 (2017.12.23 06:53:52)

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