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今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切迄で、帰りは島本駅を通った。連れ合いと、姫と3人で、R170沿いの先斗入で昼食を採った。***微生物や振動から微弱な電気を作る技術が注目されているという。微弱な電気ではあろうが、充電や電池交換なしに長期に電力を供給できるというのは魅力的なことだし、環境への負荷も小さいのが魅力的だ。これからの世の中、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の時代に、センサーなどの電源に使用すれば、データ収集などが容易に行えると見られている。このように、振動や熱から電気を得る技術のことを「エネルギーハーベスティング(収穫)」と呼ぶのだそうだ。充電や電池交換なしに長期に電力を安定供給するエネルギーハーベスティング技術を使った製品の世界市場は2023年に数千億円までに成長すると予測されている。旭化成は微生物が出す電気を集めて発電すること目指す。地中で有機物を分解して電子を放出する「発電菌」と呼ばれる微生物から発電する技術の開発を進めている。発電菌は地中に多く存在する。棒状の機器の先端を地中に刺し、マイナス電極に集まった電子がプラスの電極に流れることで電気を作り出す。発電装置の長さは15cmほどだ。こうして微生物が出す微弱な電気を約10倍の電圧に変換し、温度や湿度を測るセンサーの電源にするのだ。得られた電気は水田など農地の温度や湿度を測るセンサー用電源とする実験に取り組んでいる。2019年秋をメドに電圧を高める回路を商品化する方向ですすんでいる。リコーはゴムの反発力で発電する技術を開発した。2022年までの実用化を目指している。セラミックスと高分子樹脂を組み合わせて、之に負荷をかけ続けても性能が劣化しない耐久性を実現した。この製品を靴の中敷きとして使うことで歩くときにかかる圧力変動で発電し、位置情報や歩行速度などの情報を無線で送信する。高齢者や子供の行動を把握して見守る機器の電源などを主な用途に想定している。慶応大学発スタートアップの音力発電は人の歩く振動を電気に変えることを研究している。人が歩いた際に生じる振動から発電する「発電床」の実用化だ。発電装置を床に敷く形状に加工し、加えられた力を電圧に変える圧電素子を内蔵する。その発電床の上を人が歩いた振動を吸収し、電気に変える装置だ。体重60kgの人が1秒間に2歩のペースで歩いた場合に、2mW程度のエネルギーを発電し、それで位置情報などを無線で送るのだ。家のベランダ等に設置し、力が加わると無線で不審者の侵入を知らせるといった防犯用に活用する。他の微弱なエネルギーを活用する例としては、富士通の下水道内とマンホールの温度差で発電し、通信装置を稼働するもの、東芝の、電車の振動を利用して、車両の以上を検視するセンサーを動かすもの、凸版印刷の照明や光や振動で発電し、電子ペーパーを動かすもの、ルネサスの温度差を利用して心拍数を測定するウエアラブル端末、米マトリックス・インダストリーズの体温で発電し、スマートウォッチを動かすなどがある。また、岐阜大学の廣岡准教授と市橋助教は微生物燃料電池の開発を目指した。燃料電池は、プラスとマイナスの電極間に燃料を与えて、その燃料を消費して発電する電池だ。燃料電池の電極に使う触媒を微生物に担わせるのが微生物燃料電池だ。微生物燃料電池は水槽内に電極があり、そこに回路が繋がる構造になっている。水槽内には燃料の代わりに有機物を含んだ廃水を入れてある。排水に含まれた微生物が有機物を分解する過程で電子を電極に流して、電気を発生する仕組だ。微生物が発電することは100年以上も前に発見されていたが、発生する電力量があまりに少ないので注目されなかった。これが、1990年代に入ると特定の物質を使うことで電力量が増加することが分かり、この15年間で、発電量は数千から数万倍に飛躍的に増加した。こうして、電池の構造自体の性能も格段に向上して実用化への動きが始まった。微生物燃料電池が電力を発生させる過程で、微生物による有機物の分解が起こるのだ。この廃水を分解するときに発電できることからエネルギーを回収すると同時に、効率よく廃水を処理する事が出来るのだ。河川や湖沼には多量の有機物が存在し、汚染の原因の一つとなっている。この有機物を燃料にしてうまく発電ができれば、エネルギーの回収と同時に河川や湖沼の浄化に貢献できるというものだ。また、廣岡らは、微生物燃料電池の実験を繰り返す内に、電極にキラキラと輝く結晶のような付着物を発見し、それが高濃度のリンだと判明したのだ。以前から微生物燃料電池の電極にリンが付着する現象は起きていたが他の研究者はそれに気づかなかったとのことだ。このようにして、世界初となるリンの回収は実験中に偶然見つかったのだ。こうして高濃度のリンが含まれていたことは、実験に使用した排水が人工排水ではなく、実際の養豚廃水であったことが回収に必要なアンモニウムやマグネシウムなども適度に入っていたという偶然が重なり合った結果である。このリンは農業用肥料として広く使われるなど、暮らしに欠かせない大切な物質だ。日本はほぼ全量を輸入に頼っている。日本でのリンの年間輸入量が80万トンであるのに対して、生活排水や家畜排泄物に含まれて廃棄される量は30万トンと言われている。一方では、廃水処理には膨大なエネルギーがかかるが、廃水の中にはその数倍とも推測されるエネルギーが潜在しているのだと言うことで、この両者を同時に得られる微生物燃料電池は有意義なシステムと云う事が出来る。その微生物燃料電池は、現在実験室レベルの小さなサイズであり、世界で最も大きなサイズのものでも一般家庭の浄化槽にも満たない1000リットル程度の大きさだ。之を大規模化するのと、コストを削減するという2つの命題が実用化のためのハードルとなる。世界中の研究者がこの分野に進出することで、確実に技術レベルは上昇すると期待されている。よしんば大規模な発電迄は時間が掛かるとしても、有機物の除去だけに着目すれば,微生物燃料電池は従来の方法に比べて低エネルギーでの処理が可能だ。微生物燃料電池を活用した水処理の省エネ化は、10~20年後には実用化が達成できるのではないかと期待されている。こう言った記事を読んでいると、微生物発電が大変広範囲に人類の役に立つものであることがわかる。廃水の中に含まれる貴重な資源を回収し、特に肥料の三要素と呼ばれ、植物栄養素としての窒素、リン酸、カリウムの内のリンの回収に有効であること、又その過程で、水(排水)を浄化できること、さらに微生物が有機物を分解する時に出る電子で発電すると言う具合に、一見かけ離れたようなことを同時に達成することが出来ることになる。今後の微小電池がどのように課題を克服していくか、を期待しながら見守っていきたいところだ。【古今和歌集】713.いつはりと思ふものから 今更にたがまことをか我はたのまむ (よみ人しらず) どうせ偽りの言葉だとは思うけれども、今更他の誰の誠意を信じて頼みにできるというのだろう
2019.03.31
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今日は早朝から連れ合いと、太郎君を伊丹に送るのでウォーキングは中止した。朝の高速道路はスイスイ走れて、伊丹空港まで30分で着いた。空港は相当整備されているようで、ターミナルビル側の道路は送迎のためであれ、一時停車さえ許されないことになっていたようだ。然し朝早かったので、タクシー乗り場に侵入して2人を降ろして帰ってきた。帰りは、勿体ないので、一般道を通ったが、これも朝が早いので、45分で帰ることが出来た。家に帰ったら、連れ合いから、長崎到着のメールが入っていた。1日家にこもって、夜また伊丹空港に迎えに行った。帰りは姫も伴っていたので3人を迎えることになった。今度は、一般道は流石に混んで、1時間15分ほどかかった。長く停車は出来ないので、ターミナルビルの駐車場の反対側に止めて時間待ちをし、飛行機の着陸を待って表側の送迎専門の停車場(15分無料)に停め、巧く合流して、太郎君の運転で帰宅した。夕食は水無瀬に着いてからで、姫は今日、泊まっていくことになっていた。***ロシア疑惑(ロシアゲート)がずるずると疑惑のまま引きずられてきたが、捜査が終了して、アメリカ司法省が議会に報告する段階になった。捜査はモラー特別検察官(元FBI長官)が行い、バー司法長官に捜査報告書を提出した。議会に報告する内容で、トランプの不正行為の有無が最大の焦点となる。報告書がトランプの不正行為を認定していれば、議会下院がトランプの大統領弾劾に踏み切る可能性があり、現政権がこの報告書によって左右されることもあり得るわけだ。核心は、ロシアによる米大統領選挙介入疑惑とトランプとロシア新興財閥の闇の関係だ。選挙介入については既にプーチンはロシアの一部の愛国主義的なハッカー集団介入の可能性を認めている。トランプが之に認識していたかどうかだ。モラーが2016年の米大統領選でトランプ陣営とロシアが共謀した疑惑を捜査する中、トランプはこの捜査を妨害した疑いもあり、それも捜査対象とされていた。モラーが追求したのは、トランプ陣営とロシアとの「共謀」や、トランプ氏による捜査当局への「司法妨害」、陣営関係者や親族とロシア側との「商取引や金銭関係」などの有無だ。モラーが起訴に踏み切ったのは37個人・団体だとのことだ。これだけでも相当なことで、我々の印象的には、トランプの非は明瞭なようにも感じてしまう。起訴された代表的な個人としてはトランプ陣営の選対委員長だったポール・マナフォートや陣営元顧問のロジャー・ストーンまた、元顧問弁護士マイケル・コーエン(プラハでロシア人工作員と会ったとされている)といった元側近が含まれている。然し何故か、トランプへの直接聴取は行っていないのだ。 ロシアの力を借りてアメリカの大統領選挙を有利に戦ったということ自体、あり得ないことだと思うのだが、そんなロシアとの共謀が疑われる事例が明らかになったということに驚きを禁じ得ない。外国人からの選挙支援を禁じる連邦法違反になる可能性があるとのことだが、それ以前にその外国がロシアであることに驚く。当初このロシア疑惑を捜査していたのは、当時のコミーFBI長官だがこのコミーにトランプは圧力を掛けて捜査の打ち切りを求めいた。従わないと知るや、解任している。トランプに捜査を妨げる意図があったと認定すれば罪に問われかねないと、軟らかい表現だが、全くアウトだと思ってしまう。森友学園問題に於ける安倍晋三の場合もそうだったが、時の権力者は、黒を白に塗り替えることがアメリカでも起こっているようだ。今後の焦点は、バー司法長官が捜査報告書をどの程度まで議会に開示するかということだ。この時、バーには全面公開する義務はないとのことだ。これも解せないことだ。次の言葉が如何にも巧妙なレトリックだと感じる。それは、「司法省には、現職大統領を起訴しない慣習があり、不起訴の人物の捜査結果は原則として開示しない。」というものだ。之だと、現大統領をアウトにする事は全く出来ないと云う事になってしまうではないか。これは正に体の良い権力擁護であり、トランプ弾劾の可能性は全くなくなると云うことになるのではないか。まさにトランプの「不正行為」の隠蔽と言う事になるわけだ。トランプに対する不信感が米国民の間で高まれば、2020年の大統領再選は難しくなる。之に対して、トランプはツィッターなどでロシア疑惑の捜査を「魔女狩り」だとか「でっちあげ」などと云っているだけで、正式な捜査を待つ姿勢にはない。どう考えても疑惑の上塗りをしているとしか思えないのだ。バー司法長官が公表した捜査報告書の概要は、先ず、ロシアが大統領選で介入し、トランプ陣営と共謀した証拠は立証されていないという。この表現では、なんだか、関与していたのか、していなかったのかははっきりしないという意味にも取れる。証拠が隠滅されていれば、立証できないではないかということだ。さらに、トランプの行動(コミーを辞任させたことだろうか)は司法妨害かどうか、結論を出さないとのことだ。全く何を言っているのかさえ分からない。そこを調べていたのではなかったのかと思う。そして極めつけは、大統領が犯罪を犯したとは結論づけていないが、無罪も証明していないと云うことだ。一体何を言いたいのか、大山鳴動ネズミ1匹も出ないで終わろうとしているようだ。土台現職のアメリカ大統領が、事もあろうに永年の敵国であるロシアとの共謀があったなどと言うことは前代未聞のことであるし、そのことが真実だと結論づけられれば、驚天動地のことだろう。バーがトランプとどのような関係にあるかなども大いなる疑問だと思う。表向き、捜査内容の公表は可能な限り透明性を保つとしているものの、そこには可能な限りが付いているのだ。議会下院が、国民の信頼を優先するために、報告書の全面公表を期待するとコメントしているが、単なる希望的な意見にしかならないようだ。また、トランプには性的な疑惑(売春婦と不適切な関係)も挙げられている。ウオーターゲート事件のスキャンダルが、最終的にニクソンを辞任に追い込んだが、そこまでには2年かかっている。一連の報告書では、疑惑を完璧に晴らされていないものの、国民がどう判断するのか、今後大いに注目されるところだ。【古今和歌集】712.いつはりのなき世なりせばいかばかり人の言の葉うれしからまし (よみ人しらず)偽りのない世の中であれば、どれほどあなたの言葉がうれしいことか
2019.03.30
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今日は第19回北摂天神会ゴルフだった。又、夕方からは連れ合いの元同僚さんの退職を祝う会があり、何故か呼ばれて参加した。***高槻亀岡線の多くの倒木は今ようやく片付け始めたようだ。今回は、間際に身体の不調などで、キャンセルが2人出て、参加は21名だった。その内の1人は私の組のAさんで胃に腫瘍が見つかったとかで精密検査を要するとのことだ。私の組は、Aさんと同じ大学卒業の人2人(BさんとCさん)と私の3人組だった。前々回と同じ面子で、そこそこ賑やかなゴルフとなった。私の成績は、もう少しで優勝に絡めたのだが、前半の池ぽちゃ、後半のOBで3位に止まった。カラーからのパットを含めて、3パットが6回もあった。次回は半分くらいにはしたいところだ。インからのスタートだった。No.10 TSはダフリ気味だが、まずまずのFWCR。2打を少しトップ気味でGRに届かなかった。更にアプローチをチョロして、PTで4オンし、1パットのボギーだった。3オンで2パットと同じで、まずまずの出足だ。ここは全員がボギーだった。No.11 110YDショートでピンは上段だ。7Iの当たりは今一で、下段にオンだ。1PTが良く寄ってOKパーだ。1ホール目のもやもやが少し晴れた。BさんはGRオーバーからダブルにして気落ち、Cさんはダボだった。No.12(クリーク) TSは、ベストではないが、良いショットで左ラフだ。残り45YDをGR奥に2オンした。惜しいバーディー逃しでパーだ。他の2人は共に3パットのダボだった。No.13 やや打ち上げ。TSは良い感じだが、FW右だ。距離は今少しだ。フォローの2打もまずまずの当たりでGRには届かない。アプローチでミスが出た。トップでGRオーバーだ。4オンにしたが1パットで、ボギーだ。(結果は同じになった)Bさんは本領発揮で、2オンだが、3パットでボギー、Cさんはダボとしていた。No.14 (打ち降ろし)右GRで110YDだ。池越えに自信が無いので、7Iで振ったらGRをオーバーのカラーだ。そこからPT3つでボギーだった。Bさんは池、Cさんはチョロで、ダボとダブルだ。No.15 TSの当たりは良い感じだが若干左ラフに掛かった。残り150YD、3Wは少し左に引きすぎた。APで3オン、2パットの順当なボギーだ。Bさんは思いきり右の山に飛ばし、そこからナイスリカバーで、4オンをピン傍に付け、ボギーだった。Cさんはダボだ。No.16 TSは良い当たりだったが、やや右に出て右ラフだ。2打の3Wは巧く当たって、下りきった平坦なところまで球は飛んでいた。3オンは少しピンから奥だ。狙ったが、少しずれてバーディー逃しのパーだった。ここでBさんは、TS、2打共絶妙で、更にピン傍に3オンした。バーディーは凄かった。Cさんは、3打を池に入れ、又バンカーにも捕まって9打は明暗を分けた。No.17 ここは2打目が打上だ。Bさんが最初レッドティーで打ち凄く飛ばした。誤りに気づき、ゴールドティーで打ち直したら天ぷらだった。私のカート誘導がミスを招いて申し訳ないが、不問に付した。私はTSは良い当たりでFWCR。然し2打で乗せきれず、GR手前50YDだ。然しそこからのアプローチは神業的にピン近10cmでOKパーだ。(これも結果は同じになった)Bさんは3パットでダボ、Cさんは8打だった。No.18 (最後池越え)TSは一寸右目に出たが、土手を駆け下り、右ラフだ。そこからの2打も良い感じで飛んでFWCR120YD残りだ。池が気になり5Iでオーバー覚悟の3打はトップ気味で池だ。(悔しい)結局5オンで2パットのダボで終わった。BさんはTSも抜群で、2打を調整の9番ユーティリティーで池前に刻んだ。然し最後は3パットでパーを逃していた。Cさんは気落ちしていて、TSを左OB、又池にも捕まって10打を叩いていた。前半は最終ホールが悔やまれるが、運がついていて、もう少し慎重なら3打~4打は縮められる。(30台も可能だ)後半はと内心期待したのだが・・・。No.1 TSはいきなり左に引っかける貧打だ。左ラフからの2打はまずまずで、左ラフだ。ここからのアプローチは突っ込みきれず辛うじてオンだ。パットも冴えず、3パットの形でようやくダボだ。Bさんも3打でシャンクのバンカー入りで、ダボ。Cさんは8打だ。No.2 TSは、当たりはまずまずだが、右のラフだ。然し2打が超良い当たりで、カラーまで飛んだ。そこからパット3つのボギーだ。Bさんも、Cさんも3パットでダボだった。No.3 TGはかなり前方の、サービスホールだ。TSは良い当たりだが、左に飛びラフだ。2打は、100YDを8Iで又手前のカラーだ。そこからパット3つのボギーだ。乗り切れない。BさんはTSを右にOB。トリプルだ。Cさんもトリプルだった。No.4 フラットなショートで短い。100YDを8Iでカラー止まりだ。そこからパット3つのボギーだった。2パット目は惜しかったが。ここは3人ともボギーだった。No.5 このホールは何となく合う感じだ。TSは少し右だが良い感じに飛んだ。2打の左足下がりは、矢張り万全ではない。残りが60YDと今少しだ。アプローチをGR奥に外し、そこからパター3つのボギーだ。Bさんは、2打をGR近く1mくらいに寄せた。そこからパターで2つのバーディーだ。2回目のバーディーだった。Cさんは、8打だった。No.6 何時も長く感じる、打ち上げ後フラットなミドルだ。TS時に虫が球に止まり、気になってか、右にOBしてしまった。これは痛恨だ。プレ4からDRでオンしたのは良かったが、ここで又3パットしてしまった。(トリプルは如何にも痛い)下りのパターに慎重さが欠けた。Bさんは1パットのボギーで、Cさんも2打目OBで、12打だった。No.7 長いミドル。ここはドラコンホール。TSは良い感じでFWCRを捉えた。ドラコンの旗に名前を書いたが、後続にオーバードライブされた。2打も良い感じだが、もう少し飛ばさないと。残り100YDを8Iでピン近にオン、パーを拾った。(結果は同じだ)ここは2人ともトリプルだった。No.8 今日のピン位置はバンカーの直奥だ。125YDを6Iで少しショートした。アイアンが全く良くない。そこから7Iで転がして又OKパーだ。(結果は同じ)Bさんはナイスショットが飛びすぎてGR向こうのバンカーに入れ、ダボを叩いた。CさんはボギーだったNo.9 TSは良い感じで飛んだ。FWを越えてラフの傾斜部までだが、これも善し悪しだ。左足下がりは、まぁまぁのショットしか出来ない。3打は乗りそうだったが、右に出てバンカーに捕まった。そこでSWはピン近くまで乗せられたが、2パットに甘んじボギーだった。Bさんも、ボギーで、Cさんはダボでの終了だ。後半はパターが寄せで巧くいけば相当に改善は期待される、7打改善の余地ありと見た。ここもかつかつ30台は望めるだろう。優勝は最後のホールでバーディーを取った人が、エイジシュートに後1つで、最ホールでボギーとなった人に逆転勝ちしたようだ。私は、3位に止まった。行けそうな気がしていたのだが・・・。夕方の退職会は、歌も歌わせて貰って、結構溶け込めた。
2019.03.29
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩き、帰りは楠薫堂を通った。連れ合いはフラワーアレンジメントに出掛けた。シックな色の壁掛けを製作して帰ってきた。***米エネルギー情報局(EIA)の報告書によると、2018年に、アメリカの原油生産が45年ぶりに世界首位になったとのことだ。原油に関しては様々な指標があるが、生産量については、2017年まで1位がロシア、2位サウジアラビアと続き、3位がアメリカであった。EIAはアメリカの原油生産は2017年比17%増の日量平均1095万バレルとなり、同じく2017年比2~3%増のロシア(1075万バレル)とサウジアラビア(1042万バレル)の生産量を上回った。シェールオイルの生産が本格化した故のことだが、石油メジャーBPによれば、シェールガスの採掘過程で発生する天然ガソリンを含めた生産量では、アメリカは既に2014年にロシアとサウジアラビアを超えていたのだ。昨年正確に1973年以来の首位となったとのことだ。2009年のデータが手元にあったので見てみると、日量生産はロシアとサウジがほぼ同量の936~926バレルであったが、アメリカはその半分強の495バレルであったことを考えると、アメリカの生産量増加は著しいものがある。さらに、この状態が2027年まで続き、ピーク時の生産は2018年実績の3割増となる日量1400万バレル台まで増えると予測されている。アメリカは2020年には原油などのエネルギー輸出が輸入を上回る「純輸出国」となる見通しとのことで、トランプの意気軒昂さはこう言ったエネルギー面の充足さもその一因ではないのかとも思える程だ。世界のエネルギー市場においてアメリカの存在感が一段と高まる事は必死だ。一方の石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの主要産油国は現在行っている日量120万バレルの減産を6月末まで続けることに合意している。この減産効果はアメリカの意向次第では自らの首を絞めることにならないとも限らない。OPECなどは、生産調整によって原油価格の安定をめざすが、アメリカが大規模な増産を続けば、相場は下がり、シェアは低下するというものだ。この記事に接して、半年前(2018/11/14)のIEAの予測記事を読み直してみた。それによると、アメリカのシェールオイルの増産は2020年代半ばで頭打ちになると予測されている。そして、世界の原油開発が遅れ、今の投資ペースでは供給が需要に追いつかなくなる恐れがあるとされていた。そして、世界のエネルギー見通しは、原油の供給不足が深刻化すると懸念していた。この時点ではOPECが打ち出す減産は、効果もあり影響力も維持されるとの予測だったわけだ。アメリカは採掘技術の進歩で、地中深い頁岩層のシェールオイルの生産が2010年ごろから活発になった。2015年末には原油輸出を解禁するまでになっていた。特に開発が活発な南部の最大パーミアン鉱区ではパイプラインなどの整備に伴って2025年頃には世界の原油供給の増加分の4分の3を占めると見られていた。一方で、その後は、シェール油田は枯渇し、生産性が下がるとも見られていた。その結果、2020年代半ばに伸びが頭打ちとなりシェア的には徐々にOPECにその主導権を譲り渡し、2030年代には日量150万バレルは落ち込むとの予測がされていた。このことは、開発現場からも懸念の声が聞こえていたとのことで、パーミアン鉱区でも日量150万バレルの増産が毎年続くという市場の見方は過大であるとのことだった。こうした見方から、2040年までの増産幅はOPECの日量670万バレルに対し、米国は日量300万バレルと推計していて、アメリカがOPECの支配を打破することは難しいというものだ。今回の見通しと比較すると、1年経たないうちに全く正反対の見通しが述べられていることになる。その後、原油価格の調整については、日量生産1100万バレル前後で原油生産世界主要3カ国のサウジとアメリカ、ロシアの協調が必要であることが再確認された。アメリカは基本的には原油高は好まないものの、原油価格が下がり過ぎても困るのはOPEC、ロシアと同じだ。シェール生産コストは平均で45~50ドル前後とされる。原油価格低下が過ぎると、生産コストが回収できなくなる。トランプの意向は、2020年の大統領選で大事な票田となるテキサス、サウスダコタのシェール生産州で大量の失業者を出さないことは必須の条件だ。また、原油価格が急落すれば株価に及ぼす影響は甚大となり、エネルギー関連への投資が冷え込むことに繋がる。株価はアメリカの政権運用上の経済面での通信簿的なものだと考えているので、急落は絶対に避けたいところだ。之に絡むのが、原油の先物買いをするヘッジファンドだ。短期間での原油急落局面で、原油先物空売りに走ったヘッジファンドは高収益をあげている。今後は、OPECをはじめとする生産者側とヘッジファンドのせめぎ合いが注目されることになる。生産者側の内部対立が激化すれば、その隙を突くのがヘッジファンドなどの投機筋と言う事になる。その原油市場を仕切るのは専任ディーラーだったが、ドッド・フランク(金融規制改革法)により大手投資銀行の原油部門が投機的とされ、縮小・閉鎖が相次いだ。その結果、ディーラーが段々と少なくなり、代わりに市場の主役となったのが人工知能(AI)を駆使するヘッジファンドになった。このように、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では人間による値決めが行われる時代は終わり、AIが発する売買注文が飛び交うことになったのである。このコンピューターによる売買攻勢に対抗できるのが、サウジ・アメリカ・ロシアの連合軍という形態になるわけだ。原油価格の長期トレンドを決するのは、経済の基礎条件に従うことになりその意味では世界最大級の生産国が協調しなければ、投機の波に翻弄されるだけだ。之をいち早く先取りしたのが、サウジとロシアであり、サウジと他のOPEC加盟国に、ロシアの率いる非加盟10カ国とが原油価格を下支えするため新たな産油国協定を正式に結ぶ方向で模索を始めているとのことだ。ここに来て、最大の産油国となったアメリカがどのような方針を採るのかが原油価格の決定に大きなファクターになってきたことを示している。アメリカは石油・ガス輸出によるエネルギー覇権の拡大をもくろんでいるが、自国の需要増が見込まれる状況でシェールオイルが、今後どのような生産体制を採るかが焦点になってきそうだ。【古今和歌集】711.いで人はことのみぞよき月草のうつし心は色ことにして (よみ人しらず) いや、まったくあなたって、言葉がお上手。浮気心は、うわべが格別なのに(本心は別のくせに)(いで ・・・ さあ、さても 、月草 ・・・ ツユクサ 、うつし心 ・・・ 本心)
2019.03.28
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今日は九人会ゴルフで、180回の記念大会だ。私の場合は途中から参加しているので、34回目の参加だ。場所はストークヒルGCで兵庫県の学園都市の近くにある。今日の参加者は12名であった。朝5時半には起き出して温泉に浸かりながら日の出を見た。朝食のバイキングを採り、7:50には赤穂かんぽの宿を出発した。山陽道を戻る感じで、播磨JCTから播磨道に入る。片側1車線の対面交通が終点の播磨新宮まで続く。ストークヒルゴルフクラブに着いたのは8:30頃だ。勿論初めてのコースだ。一般道をと思っていたが、どうもそれではスタートに間に合わなかったようだ。昔玉野に住んでいたときの里帰りで250号線を走った時代とは大きく違って、高速道路が便利になっている。9:00のスタート前に記念写真を撮って、3組の1組目のアウトからスタートした。今回優勝したE君と何時も天神会に参加しているI君、それと少し腕は落ちるが参加を旨としているN君の3人と私が1組だ。(N君はあまり特筆するところはない)九人会初めてのフロントティーからだ。今日はノータッチで、何時もの通りOK無しのカップインで行う。No.1(5)はいきなりロングからのスタートだ。TSはややダフリ気味に左に引っかけるように飛んで、カート道だ。無罰でドロップし、またまた左のカート道横だ。そこからのリカバリーが良く、FWCRだ。残り100YDを8Iで砲台下に落とした。5オンは良かったが、惜しい1パットが外れてダボだ。I君は左の木に当てて、ロストボールしてしまい、10打のスタート、E君は右にそれ、フェンスに助けられての8打のスタートだ。No2(4)はTSを左に高く上げて、カート道の横前の木がスタイミーだ。3Wで低めに木を避けた。3オンしたが、早くも3パットでダボだ。E君もダボで、I君は7打と奮わない。No3(3)は花道は空いているが、両サイドにはGバンカーだ。120YDを7Iで少しショートした。アイアンが巧く使えない。2オンして、惜しい1パットを外してボギーだ。E君は1オンのパー、NPもとった。I君は2オンだが、長いパットを沈めてパー取ったN君もボギーだ。No4(4)は左に少し曲がっている。左の木の近くでコースは良いが、それほど飛ばない。2打は良い当たりで、FWCRだ。然し3打のアプローチをチョロして4オン2パットのダボだ。E君はTSを3Wでカート道を利用して随分と前に飛ばした。然し結果は3オンで、更に3パットと同じだった。I君も3パットのダボだ。ここは何とN君のみがボギーだった。快挙だ。No5(4)は魔のホールになった。やや打ち降ろしだ。TSは良い感じで飛んだが、FWバンカーに捕まった。あごが低いので、そこそこにGR近くまで飛んだ。そこからが安易すぎた。不用意に7Iで転がそうとしたが、右にそれGRに乗ったと思ったら傾斜で右のバンカーに入ってしまった。4打は、ホームランだ。5打でカラーにまでしか届かず。そこからパターで4つも打ったのだ。9打、最悪だ。(この4打が致命傷になった)E君は3パットでボギー、I君は長いパットを決めて2パットのボギーだ。N君の8打にも負けてしまった。No6(4)は301YD。TSは良い感じで左に飛んだ。2打はもう少しで乗るという所まで飛んだ。しかし、3オンを突っ込みきれず、更に3パットに繋がってダボにした。このホールは全員がダボだった。No7(4)は少し右に曲がっている。TSは良い感じでFWCRだ。誰かが王道だと称した。2打も良い感じだがGバンカーに捕まった。難なく3オンしたが、少し惜しいパットを外してボギーになった。何とこのホールはE君もI君も同じようなところから1パットで沈め、E君はパー、I君はボギーだ。N君はダボだ。No8(3)はやや打ち降ろしだが3Wを握って、打ったところ、バンカーに入ったが、勢いで向こうのカラーに出た。7IでGR向こうに外し、3オンとなってしまった。パットも惜しいが外れてダボだ。これは勿体なかった。誰も1オンせず、E君はボギーで、I君もN君もダボを叩いた。No9(5)は左に曲がる打ち出しの左は凹みになっている。TSは一寸高く上がり、その凹みを僅かにかわす程度に左だった。2打は快音だが、行く先はバンカーでった。あごは低いので、3打で良い感じに花道まで運べた。4オンし、2パットは先ず先ずだ。E君もボギーで、I君はダボだった。N君はトリプルだ。午前は11:20に終えた。昼には、1ドリンクが付いているというので生ビールの小を頼んだ。追加料金の発生しないカレーを頼んだ。インに回った。No10(4)は打ち降ろしだが、正面にフェンス、右は崖のようだが詳細は分からない。TSはやや当たりが悪くその右方向に出てしまった。2打はやや右目で一寸不安だったがどうやらカート道で跳ねてFWの良いところに進んでいた。危なそうなので暫定球を打ったが更に悪く、明らかにOBだ。暫定2打目は軽くFWに出したのだが、その両方とも不要だった。だが、2球目は探しきれなかった。アプローチは気持ちよくオンして、2パットのボギーだ。E君、I君はダボだ。No11(4)は左に緩やかに曲がる、TS落下付近は左が2段で凹んでいる。その左方向に飛んだが、上段にならなかったことを悔しがると、贅沢だと言われた。2打も良い感じで、一寸砲台のG右に出た。3オンして2パットのボギーだ。TSを右に出したE君はダボとし、I君は左の木に2回も当てて、4オンしたが、何と長いパットを沈めてボギーを拾った。No12(3)は130YD、比較的素直なショートだ。5Iで届かず、G手前の右だ。寄せの2打はGRに乗らず、そこからパターで3つのダボだ。(この寄せが前半と同じく良くない)E君、I君はボギーで上がり、N君もダボだ。GRは広く受けているのにとGRに乗っての感想だ。No13(5)は最後が右ドッグだ、TSはダフリ気味になってしまい良くなかった。2打もミスして少ししかゲインしない。3打も低めで当たりは良くないがFWCRだ。4打も当たらず、バンカーだ。5オンになり2パットのダボになった。E君と、I君は共に3パットでダボだった。N君は長いパットを沈めてダボと、4人が結果は同じのダボだ。No14(4)は右の木が若干気になる。TSはしっかりFWCRだ。2打も良い当たりだが、1度越えたバンカーに向こうから転げ落ちた。3オンして、3パットしてしまった。1パット目がノーコントロールになってしまった。パターが良くなかった。No15(4)は前の組に追いつき待たされた。左にドッグだが、2打目の先は打ち降ろしだ。左の木の右辺りが狙い目だが、殆ど理想的に快音で木を越えた。結果は超良い当たりのFWCRだった。E君は良く飛ぶようになったと評してくれた。打ち降ろし150YDの2打を4Wで良い感じに当たり、バンカーに入ったが勢いで出た。7Iでの寄せも巧くいき、今日始めたパーを拾った。E君はボギーで、I君はバンカーに捕まりダボだった。No.16(3)は左の池が気になる。131YDのショートだ。5Iでアゲインストだったのか、GRに届かない。2オン2パットのボギーだ。この時の寄せも少し突っ込みきれなかった。E君も同じだったが、何とI君は9IでGR奥に1オンしたのだ。之には舌を巻いた。パーだ。N君はダボ。No17(4)は左方向にピンが見える。TSは良い当たりのようだがバンカーに捕まった。2打はまぁまぁだが出た。ここでも痛恨寄せをトップ気味にGRオーバーだ。結局4オンして2パットのダボとしたここではE君もI君も何やら手こずってトリプルを叩いていた。N君は8打。最終No18(5)は右の木のせり出しが気になる。勢いTSは左になった。山裾のラフだ。2打は良い感じで左に飛んだと思ったが傾斜で右ラフに出ていた。意外だった。3打は、チョロ気味でFWに出すだけの形だ、ノータッチ故に苦労した。4打は4Wでトライ、良い当たりでGRオーバーかと思ったが、丁度良いところで止まっていた。惜しい1パットは外したがボギーだった。E君もI君もダボだったので、最後は良い気分だった。N君は9打だ。結局100は切れなかった。No5ホールの4打余分が響いて、優勝は逃した。E君が僅差で優勝、他の組が2位、3位を占めた。I君は、今日はパット以外不調で、メーカーとなった。N君は大叩き賞を貰っていた。
2019.03.27
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。連れ合いは、友人の1人が、急に血圧が上昇したとのことで三人会は中止となったようだ。しかし、夕方には元の同僚さんとの夕食会には出掛けたようだ。私は、明日の第180回の九人会記念ゴルフをたつの市に隣接するストークヒルGCで行うために、14時過ぎに車で向かった。何故か宿は、かんぽの宿赤穂が指定されていた。ゴルフ場近辺には宿泊施設がないのであろう、かなりオーバーランする形になる。今日は171号線から高槻ICに入る道が混雑していて信号を何回も待たなければならなかった。高速道路に入ってしまうとさしたる渋滞もなく、スムーズに走れた。前に佐用GCに行ったときには、神戸JCTで左から回って、西行きのに中国道に入らなければならないところ直進の山陽道に入って大回りした経験があったので、今回はそうならないように気をつけていた。今回は山陽道を通るので、直進したら良いだけで、殆ど迷うことはなかった。1人だけだったので、運転に集中し、道路標識を注視していれば、迷うことはないのにと、思いながら走り抜けたすぐさま交差する六甲北有料道路も、迷うことはない、山陽道が直進メインだからだ。次の分岐点は三木JCTだ。ここも苦い想い出がある。友人夫妻と淡路島にゴルフに出かける際にここで、淡路島方面に採らなければならないところ、直進したことだ。今日は、その心配は無かった。後は淡々と走るだけだが、山陽姫路東ICに差し掛かった頃には赤穂は姫路より西とは思っていなかったので大丈夫かなと云う気になった。然し、入力したカーナビは平然としている。竜野を過ぎ、赤穂がやっと射程内に入ってきた。昔は並行して走る、250号線を走って玉野から千里山に帰っていたことがあったが、今はそんなまどろっこしいことはしなくて済む。赤穂ICで山陽道を降りて、かんぽの宿へ向かうが、道は幅広く、交通量も少ないので快調に走ることが出来る。この辺りは昔の塩田を埋め立てたところなのだろう。千種川に架かる橋を越えると暫く走って山を回り込むように、かんぽの宿赤穂に着く。家を出てから2時間ばかりで到着することが出来た。駐車場に車を置いてフロントに向かうと先に着いていた仲間が既にいた。チェックイン時には、JAFカードがあれば特典があるというので見せたが、名義が連れ合いになっていたので、受け付けてくれなかった。カギを貰い、部屋に入って、集合(夕食)までの時間で温泉に入ることにした。露天風呂は少し狭いが、ちゃんと付いていた。更にはソルトサウナもあって、赤穂の塩をまぶしながらサウナに入って汗を流した。普通のサウナよりも低温だが、赤穂の塩を塗るというところが味噌のようだ。しばらく入っていると仲間も入ってきたが、今夜同室のI君が私が持つ部屋のカギを探して風呂までやってきた、カギは1つしか無いようで、一寸不便である。やがて夕食の時間が近づいたので、温泉から上がり、貸し切りの「蔵」という部屋に出掛けた。,ここの部屋は赤穂らしく「忠」、「臣」という部屋に続いて「蔵」という部屋設えてある。18:00から宴会が始まった。和食のコース料理で、、先ほどのJAFカードを持っていた仲間のお陰で、1杯のビールが無料で提供された。18:00から2時間は飲み放題としていたようで、結果は同じだが、サービスというのが耳に心地よい。献立を書くと、食前酒、柚子のワイン、前菜は季節の九品がパレットに載せられて出てきた。造里は蒸し鮑や四種盛りだ。強肴で鯛素麺が籠に入って出てきたがこれはお腹がいっぱいで食べなかった。焼き物では、赤穂の塩で巻いた鯛の塩釜焼きである。之を木槌で壊して食べるのだ。一寸した趣向だが、周りの塩が多いので何やら勿体ない感じがした。揚げ物は鱚の湯葉巻きとたらの芽だ。同時に小鍋では牛しゃぶしゃぶが出され、食事は穴子のセイロ蒸しだ。この餅米が美味かった。止め椀が吸物で、香の物2種は最初から付いている。最後にカットフルーツとゼリーが出されて、献立は終わりだ。この後も飲み放題のビールや人肌カンの酒が飛び交っていた。焼酎は別途用意されていたが、あまり注文する者はいなかったようだ。中でもビールは、キリンとアサヒがあるものの、昔の会社の推する銘柄に固執する話などで盛り上がっていた。「蔵」は9時までの制限があり、一旦お開きだが、そのまま、泊まりの1室で皆が集まることになった。そこには女性1人を除く11名が参集した。仲間の1人が持参した、アルコール度数19度の濁り酒と幹事が用意した「忠臣蔵」も瞬く間に空けてしまった。友人の1人がつまみを持参していたので、私もつれ合いが用意してくれていたおかきとイチゴを提供した。高校の同窓生ばかりだが、出身中学の話にまで及んで、止まるところを知らない感じだった。日頃あまり話をしなかった友人は、隣に座って、子供のことを話し始めた、長男は建築関係のデザイナーで、次男は機会関係の仕事をしているとか。自分のフォークリフトの関係の仕事だったので、次男とは話が合うがと言った具合だ。最早引退をしてしまった今となっては、思い出話になのだが皆それぞれにこの社会で息づいてきたわけだ。もう1人は冷えていた奥さんとの関係もやや修復しているとか、まずまずの感じだ。私が小学校と中学校の学習ボランティアをやっていることをとても評価してくれていた。大学の同窓会で、そういった話をされたことがあるが、自分では気づかないものの、こうした社会貢献は、この歳になっては意味のあることなのかも知れない。話は尽きることはないようだったが、明日のゴルフもあるので、幹事の一声で、集会も終了した。明日は第180回の九人会ゴルフだ。今年になってゴルフの成績は芳しくない。明日どうなるか気になるところだが、11時前にはベッドに就いた。【古今和歌集】710.たが里に夜がれをしてか郭公ただここにしも寝たる声する (よみ人しらず) どこのお里に「夜がれ」をしてやって来たのか、ホトトギスは、ただこの宿で寝ぼけた声を上げている (夜がれ ・・・ 夜通わないこと)
2019.03.26
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km点までで、帰りはシャルマンを通った。ボランティアの配食サービスをして、イオンで昼食を採った。***いじめや虐待の問題が後を絶たないどころか、ここ4,5年はうなぎ登りに増加しているようだ。何とも嘆かわしい社会情勢になってしまったものだと慨嘆するばかりだ。その最も代表的で、忌まわしい事件が、千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)の虐待死亡事件だ。この事件を受けて文科省が緊急点検の結果、虐待の恐れがある児童生徒が全国で2656人に上ったと発表したとあった。何を今更との感はぬぐえないし、何処まで本気度があるのかさえ疑ってしまう。常日頃から虐待やいじめに対して真摯に向かい合っていれば、事前に探知も出来たであろうとの思いと、虐待という土壌を改善する方向に向かっていただろうにと思ってしまう。ともかく、文科省が緊急調査したのは(どういった抽出かは定かではないが)半月間の欠席が続く児童生徒を対象に調査した結果は、虐待を受ける恐れのある人は2656人(虐待の可能性が否定できないとみなしたのは9889人)だったとのことだ。面接調査対象者は18万7462人で、その9割に当たる16万7156人に面会し、面会できなかったのは2万306人だった。この数が多いのか少ないのかの良くは分からないが、個人的には1万人もの子供達が虐待という言葉が起こり得る状態にあると言うことに驚く。こう言った状況を事前に検知し、防ぐために児童相談所(児相)が置かれているのだが、どうもこの児相が、思惑通りに機能していないようなのだ。親が子供を虐待するという構図は、一昔前まではおそらく想像すら出来ない状態(特別な例外)だったからなのだろうか。建前としては親がちゃんと面倒を見ると云われれば、児相の出る幕はなくなり、1歩踏み込んだ話にはならないと言う事も分からないではない。そもそも親が血を分けた子を虐待するなどといったことは、存在することすら想像の外なのだから。所謂変質者が行う行為なればいざ知らず、そういった規格外のものから守る立場の親が、虐待をするとなっては最早絶望感しか残らない。虐待の例は数え上げれば切りが無いくらいだ。我が子を虐待するケースでは、乳児から6歳くらいまでの就学前の子供や、小学生の児童、中学生を、縄を付けて拘束し虐待するなど、それは多岐に亘る。心愛さんの例は最近特に心痛むケースだ。小学校4年生と云えば、孫と同じ年齢だし、学習ボランティアの対象の子供達と同年齢だと考えると、他人事とは思えない。他人の子供でも、あどけなく、可愛いと感じるのに、しかも我が子でありながら、殴る蹴るを常習的に行い、母親は、そんな父親の野蛮な行動を止めもせず、同調するなどといったことが、現実に行われていたのだ。心愛さんは、他にも、真冬に冷水のシャワーをかけられたり、首付近を両手でわしづかみにされたりしている。体に複数のあざもあったということだ。それが父親の仕打ちだと云うから、鬼畜以外の何物でもない。転校前の学校(糸満市から野田市に転校し、野田でも2回転校している)では、心愛さんは全児童対象のいじめのアンケート調査に対し、「父からいじめを受けた」と記載したという。学校は事もあろうに、そのアンケート結果のコピーを虐待の本人である父親に伝えていたというから、不適切を通り越して、無能のそしりを免れ得ない。その際児相は父親から恫喝されていたと云うが、それは言い訳にすらならないことだ。アンケートの開示は心愛さんへの虐待のリスクが一層高くなることは容易に想像できる。子どもを守るべき学校側の信じがたい行為だ。その責任は極めて重い。更に母親が、開示の(心愛さんの)同意書を持参したと云うから心愛さんの救いは全くないのが辛い。さらに、心愛さんに書かせた「お父さんにたたかれたというのはうそです」との書面(無理矢理書かせたのは想像に難くない)を携えてのことだという。助かる道を完璧に封鎖されてしまったのだ。役人の事なかれ主義と言われても返す言葉がないだろう。何をか況やだ。市教委は「子供が恐ろしさを感じていることを父親にも知ってもらいたかった。一時保護に対する怒りを抑えてもらう狙いもあった」と釈明したそうだが、お粗末のそしりを免れない。子どもの安全を守るという本来の主旨を怠るどころか、虐待に拍車を掛けてしまったのだから。まして、児相の担当者が取材に「虐待を認めている親なら指導の余地があるが、認めていない以上、指導のきっかけがなかった」などと行っているが、完全な逃げである。福岡市こども総合相談センターなどは「そもそも、親が虐待を認めていない状況では親元に帰しにくい。親からの虐待で一時保護したなら、解除の後の状況は基本的には親と直接会って確認する」と取材に答える。それがまともだろう。虐待が報じられる度に児相の不手際が報じられ、所長なり責任者は、「対応に不足があった」と述べ、頭を下げるに止まる。なかには言を左右にして、言い訳に終始するケースも見られる。そんな時、一体何のための児相なのかと思う。法的な背景があるのかないのか、ともかくも親が引き取ったときから、何らフォロー(訪問)などをしていないと言うから怠慢と云われても仕方が無いだろう。一歩進んで、学校も児相も子供とは云え、既に10歳にも本人から本心を聞き出す事をしなかったというのは、どうにもおざなりとしか感じられない。いじめや虐待に対してもう少し真摯に対応する気があれば、誰かが異変を検知できたはずなのだ。事なかれ主義としか考えられない。よもや、実の親が子供をあやめるまでにはならないだろうというか、極度の虐待は想定外とでも云いたいのか、ともかくも対応が生ぬるい。然し、小4の女児が必死に「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」といっている。まさかオーバーな表現と見過ごしてしまったという。何のためのアンケートなのかと、腹立たしい。しかもその後転校先のアンケートにいじめは受けていないと申告している。全ての子供がこう言った表現をするわけは無い、少しでも異変を感じたらそこを深掘りするのが使命ではないのか、そうした挙げ句に何事もなかったとしてもそれはそれで良しとすれば良いのではなかったのか。、母親は夫からDVを受けていたと云うから、多少の斟酌の余地があるのかも知れないが、母親なら我が子を、本能的に身を挺して守るものではないだろうか等と考えるのは甘いのか。最後にこの父親職場では「穏やかで、怒るところを見たことがない」という別の顔を持っていたという。もう、どう対応したらいいのか無力感が漂う。【古今和歌集】709.玉かづらはふ木あまたになりぬれば絶えぬ心のうれしげもなし (よみ人しらず)つる草が多くの木に這うように、あなたはいろいろな人のところに行くようになったので、まめに来てくれる気持ちも嬉しくはありません(玉かづら ・・・ つる草の美称 )
2019.03.25
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今日のセミウォーキングは島本高から東大寺公園に出て、帰りは島本駅を通った。孫の野球の最終戦を観戦した。孫はブレーブス、対戦相手はジャイアンツだ。今日は2塁の守備に入っていて、無難に処理していたが、大差を付けた最終守備の時にエラーをして、それが相手方の得点に繋がったときは少々心配した。しかし、結果は勝って3チーム中の優勝となった。夕方、町長を応援する会に誘われ参加した。***日経の十選だ。知覚心理学者の三浦佳世が画家の作品の光と影に着目して絵画を見ていく。第1作はフェルメールの「画家のアトリエ」だ。フェルメールは室内画のほぼ全てを左上からの光線の中で描いている。彼のアトリエの窓は北側だったと云うから、そこからの光で描いたことになる。イーゼルに自分の右手の影が映らないようにして画を描いている。このように多くの作品の光の方向は左上からで、それも30度から60度の角度から差し込むのが多いとのことだ。何と日本の学校の教室も右利きの子供達の手元が影にならない設計となるように明治時代の「学校建築図説明及び設計大要」で定められているという。このことは初めて知ったが、学習ボランティアに行っていると、最近の子は左利きも多いので、この配慮はあまり意味が無くなったのかも知れない。他のフェルメールの絵では、光のもとに牛乳を注ぎ、真珠をかざし、手紙を書いているが、右利きには不便だろうとの解説だ。それらは、あまり作品と光の方向の関連性がないようだ。本作品に描かれた画家は本人で、頭に月桂樹の冠を被る女性は歴史の女神クリオを象徴しているとか。多くの寓意が込められているとも云う。第2作はレンブラントの「ペルジャザルの酒宴」だ。フェルメールと同時代のオランダの画家だ。この作品は珍しく右からの光を描いている。旧約聖書の一場面で、ペルシャザル王がエルサレムから略奪した(実際は父王のネブガドネザルが略奪)器で酒を飲んでいると、光の中に右手が現れ、壁に文字を書くという情景だ。文字はヘブライ語で「メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン」で、不安になった王が捕囚の賢者ダニエルに意味を問うと、王の治政は長くないと云われ、その夜に殺されるというものだ。意味はメネが、神があなたの治政を終わらせ、テケルはあなたは目方が足りないの意味で、パルシンは国が分割されると言う事であった。キリスト教では左より右に価値が置かれていたと云うから、宗教上の点からもこのペルシャ王が右からの光に驚く様はこの物語の背景を考えると当然なのかも知れない。反ユダヤの象徴ペルシャザルがユダヤ人を迫害したことに対抗してユダヤ人を鼓舞するために書かれたとされる。第3作はデ・キリコの「通りの神秘と憂鬱」だ。前作とはがらっと変わって、シュルレアリスムに大きな影響を与えたキリコの初期の作品だ。この絵の遠近法には消失点のズレ(消失点を3つに分散させて描いてある)が存在していることだ。こう言った手法はフェルメールの「牛乳を注ぐ女」にも見られるもので、消失点を無視しているのだ。それでも、フェルメールの絵には違和感がないが、キリコの絵はなにか落ち着かないものを感じる。それは右からの光が作る影の仕業だ。意図的に分散させてある消失点を一致させると、2つの建物の間に、広漠とした広場が出現するという仕掛けになっているとか。一寸分かりづらい。第4作はフランチェスカの「キリストの鞭打ち」だ。15世紀のイタリアの画家で、この絵の場合は遠近法が正確で、消失点は一致している。その位置は部屋の右隅の暗闇だという。その結果部屋の中と外が明確に分断された感覚を受ける。部屋の中のキリストと部屋の外の赤い服の男のポーズが似ており、そこになにがしかの意味があるようだが、私には分からない。部屋の中の光は右から、外は左からの光で、その両者を明確に区別している。フランチェスカは聖なる場面と俗なる場面を描き分けようとしたのだろうとのことだ。更にはキリストの上部の天井を白くし、そこに第3の光を持ち込んでいる。第5作は、マグリットの「ユークリッドの散歩道」だ。「カゲ」には2種類あって、1つは物体の表面に現れる立体感を与える「陰」と、もう1つは光の通り道が遮られたときに他の物体や面に落とす投影の「影」だ。マグリットはこの両方を巧みに使い分けている。画の中央には2つの円錐が描かれている。ちょっと見た限りでは相似形であるが、方やは塔で、もう1つは道路だ。なるほどだまし絵的な絵になっている。塔の方は「陰」で、道路の方は建物の「影」になっている。更にこの塔と道路、更に建物はイーゼルの上に置かれた絵の景色だが空はイーゼル外の窓外の景色になっていてそれらは連続性があり溶け込んでいるのだ。我々は網膜という平面に映っている像を脳が3次元と知覚したり、2次元の平面と知覚したりしているのだ。実に不可解な気分になるが、こう言った人間の視覚の話を少し前の千里での学会でも話題になっていたことを思い出した。第6作は、ウォーホルの「自画像」だ。この絵に関しては取りあえずパスだ。私自身この絵には関心が無いとしておこう。第7作はドガの「手袋をした歌手」だ。この絵の照明は客席を暗くして舞台を下から照らすという特殊な光の当て方だ。我々の視覚は陰影を元に凹凸を判断していると云う事で、膨らんだ物は上部が光り、下部に影が出来る。これは自然な太陽光の下に成り立つことで、この絵のような光りの当て方(下方から)では逆転する場合がある。顔の場合は太陽光とは違ったケースになるのだ。上部が暗く下部が明るい場合でも鼻や頬が凹んでいるとは判断しないのだ。なるほど知覚心理学者だけのことはあると感心する。その光の効果的な描写と、混沌としたカフェの雰囲気を良く伝える実験的とも云える絵画の手法になっている。第8作は葛飾北斎の「富獄百景」の「雪の旦の不二」であり、第9作は、葛飾応為の「吉原格子先之図」だ。光と影の意味合いからは興味ある画法だが、日本画はこの際省略する。第10作はモネの「ルーアン大聖堂」だ。モネは様々な時刻と天候の下で、数多く、「ルーアン大聖堂」を描いている。何と33枚もの連作を残したと言うから、驚異的だ。この画家、睡蓮でも有名で数多く描いているが、その陰影の付け方はモネ独特の感性が混ざり込んでいるようだ。特に晩年は視力が低下したのであろう、輪郭の茫洋とした作品が多い。解説では、我々は光と影に敏感だと指摘してあったが、実は酷く鈍感なのだと選者自身が明かす。ルーアンの実物をどう見ても同じように見えるものだが、モネの目と脳ではかくも違った色彩や形で捉えられるものだと驚くばかりだ。【古今和歌集】708.須磨の海人の塩やく煙風をいたみ思はぬ方にたなびきにけり (よみ人しらず) 須磨の海人の塩を焼く煙は、風が強いために、思わぬ方向にたなびいた(いたみ ・・・ 強いので)
2019.03.24
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今日のウォーキングは楠薫堂で診療予約のシートに名前を書いてから梶原高架下迄歩き、帰りはシャルマンを通った。帰宅後暫くして楠薫堂で通常検診を受けた。通常検診といっても薬を貰うだけのものだ。その後、買い物に出掛ける途中、高槻の安満遺跡公園が開園していた。午後からは知り合いが出演するというので、ふれあいセンターで、町コンサートを聴いた。老若男女の出演があるようで結構だったが、聴く側のおばさんの私語に辟易して、暫くして途中退場した。孫を夕食に連れ出し、伏見のびっくりドンキーで夕食を共にした。***イスラエルとパレスチナの係争の地の1つであるゴラン高原がまた脚光を浴びている。事もあろうにトランプが又「イスラエルの主権を認める」とツイートで言いだしたのだ。3月21日早朝のツイートの内容は「(イスラエルがゴラン高原を占領した1967年から)52年がたち、アメリカがゴラン高原におけるイスラエルの主権を全面的に認める時がきた。イスラエルと中東の安定にとって戦略上も安全保障上も極めて重要だ!」というものだ。50年以上実質上塩漬け状態にしていたこの地帯を再度紛争の中に巻き込もうとするかのようにだ。ゴラン高原とガザ地区は1967年の第3次中東戦争でイスラエルがシリアから武力で奪い、占領した地帯だが、国際社会(国連)はイスラエルの占領を認めてこなかった。この所トランプはエルサレムをイスラエルの首都にするとの宣言をするなど、中東の混乱を鎮めるどころか逆なでしているようだ。既にイランがゴラン高原周辺に軍事拠点を設けているとされ、イスラエルとの緊張が高まりつつある中の宣言だ。寝た子を起こすのが好きなトランプだ。イスラエルは、その後もこの地域にユダヤ人を入植させて、既成事実を作り上げている。パレスチナ人によるテロを誘発している形だ。ゴラン高原はシリア南西部に位置する標高300~1200m、広さは約1200平方kmの土地だ。東に60km離れたシリアの首都ダマスカスやヨルダン川流域を見渡せるため、軍事戦略上重要な拠点だ。また、この地帯は砂漠としては珍しい肥沃な土地で知られ、貴重な水資源を持ち、イスラエルの水供給の3分の1をカバーしている。イスラエルにとっては、シリア軍の動きを監視・反撃するための重要拠点にもなっている。現在、およそ30の入植地が建設され、約2万人のユダヤ人入植者が暮らしている。およそ2万人のシリア人も暮らしていると言われるが、その大半はシリアでは少数派のイスラム教ドルーズ派の住民で、シリア政府とは対立関係にあるようだ。イスラエルに敵対する反イスラエル国家イランはシリアのアサド政権を支持する事を口実にして、イラン傘下でレバノンに拠点を置くイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの戦闘員を配置しているようだ。核兵器の保有が懸念されるイランを勢いづかせてはいけないというのはアメリカもイスラエル同様だ。イスラエルのネタニヤフはこの点を突いてトランプにゴラン高原の主権を認めるようせまったのだ。トランプは2つの理由で、今回のイスラエル主権の発言をしたようだ。1つは、対イラン強硬派のネタニヤフを支援するためだ。来たるべきイスラエルの選挙でネタニヤフの続投を期するためだ。というのも、ネタニヤフは3件の汚職疑惑でイスラエル検察によって起訴されようとしていることで、彼が率いる第1党であるリクードの地位は揺らぎつつあるのだ。そのため、アメリカが危惧するのはネタニヤフの首相続投が、おかしくなれば、4月以降に予定するパレスチナ和平案の発表にも黄信号がともる事も考えられる。ネタニヤフとしてもゴラン高原の主権認定を外交政策の成果として支持者に訴え、巻き返しを図る目論見だ。この背景にはトランプの娘婿で、中東和平を担当していたクシュナーの存在がある。クシュナーとネタニヤフとは緊密な関係にあり、仮にネタニヤフが退任すれば、和平案も練り直しを迫られる可能性がある。もう1つの狙いは、トランプの大統領選挙で貢献したアメリカ国内のキリスト教福音派の支持を固めることだ。福音派の多くは親イスラエル政策を支持している。エルサレムへの首都移転を言い出したのもこの福音派への配慮が大きな理由だった。トランプ自身、メキシコ国境壁で政府閉鎖やロシア疑惑捜査などで不安定な政権運営が続いている。共和党内にも反トランプの動きもあり、自らの地盤固めは絶対に必要なのことになっている。世界のリーダーたる者達が、こう言った個人的とも言えるレベルで、国際社会に波紋を投げかける例はトランプばかりではない。然し、之が現実の国際社会である。このように、こうしたトランプの決断は、ゴラン高原周辺での緊張を高める可能性がある。トランプの発言は周辺国を新たな思惑へと引きずり込んでいる。シリアはシリアで国土奪還を強く表明し、イランはアメリカの違法性を突き、ゴラン高原がシリアに帰属するという事実は変えられないとしている。また、トルコのエルドアンもアメリカのこの発言は地域を新たな危機の瀬戸際に追いやるとして、アメリカを牽制している。アメリカは、ロシアがクリミア半島を武力で併合したときには避難の先鋒に立ったが、今回は全く逆の立場になっている。今回のツイートで、之まで、武力併合は違法とする国際法の原則に基づいて、アメリカがロシアを批判してたのだが、今後はそれが難しくなる。こんな所に、欧米人の2枚舌(ダブル・スタンダード)が平気で顔を出すというわけだ。このように、ロシアによる一方的なクリミア半島併合を批判してきたアメリカの立場も傷つく。トランプがゴラン高原でイスラエルの主権を認めれば、アメリカは立場を失い、ロシアがそれを逆手に取ってくるという見方もある。こうした緊張関係がどのような結果を招請するか。パレスチナ問題は何度も和平の気運が盛り上がるが、又こうして振り出しに戻ることを繰り返しているのだ。之までのアメリカは、トランプとは正反対の態度をとり続けてきた。前大統領のオバマは選挙前にネタニヤフとの会談を持つことさえも、アメリカが選挙介入や自国に有利な援護射撃を行っているなどと疑われないようにと拒否していた。2000年も揉め続けてきたこの地域は飽くことのない民族闘争の象徴的な場所だ。ユダヤ人にとっては神の約束した土地だが、アラブ人にとってはいわれなき侵略となる。決着は付きそうもない場所なのだ。【古今和歌集】707.おほぬさと名にこそたてれ流れてもつひによる瀬はありてふものを (よみ人しらず)この自分は大幣などと言われているが、大幣でも川に流れても最後にたどりつく瀬はあるのだけれど(おほぬさ ・・・ 祓えの時に使われる大きな串についた幣)
2019.03.23
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点下迄で折りかえした。***再生エネルギー、日経の4回に亘るシリーズだ。第1回は地熱だ。地下の蒸気を活用する地熱発電だが、秋田県の湯沢市の山中でこの5月から営業運転を始める。23年ぶりとなる大型設備と云うが、どういうものなのだろうか。標高870mは山深い雪の中の設備だ。手がけるのはJパワー、三菱マテリアル、三菱ガス化学の3社だ。元は湯沢地熱と呼ばれた設備で、10年掛けて本格発電までこぎ着けた。地熱は地下から汲み上げた高温の蒸気と熱水を使うが火力のようにCO2ガスを排出しないし、得られるエネルギーは天候に左右される太陽光と違い安定している。発電コストも2015年時点で1kW時当たり16.9円と太陽光発電の24.2円、風力発電の21.6円よりも安価である。問題は地元との調整に時間が掛かることだ。また、収益面でも不安があるという。地熱発電に向いたところは概ね温泉地に隣接していることから、地熱発電を行うことで、温泉の質が変わらないかなど、気を遣うことが多い。自然を相手にするわけで、なんらかの環境問題や観光に対する影響なども十分に注意することが求められる。許認可庁との調整も多岐に亘る。又油田開発と同様に、掘削しても地熱の貯留層が見つからないこともあるようだ。成功確率は3割程度しかないとのことだ。発電開始後には他の再生エネルギー同様固定価格買い取り制度があるが現時点では最大40円(1.5万kW未満)となっているが2020年までとなっていて、その後のことは決まっていない。国内の地熱発電は1970~80年代に一時ブームとなったが、原子力発電に押されて、下火になって仕舞った。現在50箇所以上の地熱発電所があるが、大型新規案件となると少ないようだ。海外ではインドネシアが盛んで、日本の2倍以上の140万kWを発電する。ニュージーランドでも100万kWを発電している。これらの国では行政の支援が手厚いようだ。日本は火山国なので、地熱に利用できる熱源の量は世界3位と多い、積極的な政治を行わないと、開発に時間とコストが余計に掛かりそうだ。政府は、2030年度主力電源の22~24%を再生エネルギーで賄う計画としているが、具体的な推進は今一つだ。第2回は洋上風力発電だ。最初から不穏な解説で始まる。福島の沖合に設置した大型洋上風力発電の実証実験が一部中断されると云う事だ。日立製作所が2000kWと5000kW、三菱重工が7000kWの風車を建設して、洋上で目標通りの発電が得られるかの実験だった。然し、7000kWの方は設備利用率が僅か3%台に止まって、目標の30%を大きく下回ったのだ。風車の回転力を発電機に伝える装置に不具合が頻発し、実用化が困難と結論づけられて撤去が決まった。この余波を受けて日立は1月に風力発電機からの撤退を決めた。東日本大震災での電力危機に際して導入が企画されたが、太陽光の方は僅かに伸びたものの風力発電の方は伸び悩んでいる。国も洋上風力設置に力を入れているがこの先どうなるかだ。洋上風力発電はイギリスが盛んで、北海に設置した設備はシーメンスの370万kWを含め、2018年度時点で、既に原発18基分に相当する計約1800万kWを導入済みだ。日本はまだ僅かに2万kW止まりだ。大手が撤退する中新規参入組も現れている。オリックスは千葉県銚子沖に1000億円掛けて20万kWの大規模洋上風力発電所の建設計画を発表している。旧来の枠組みを超えた、新規参入などで、洋上風力が日本に根付くかが正念場のようだ。第3回目は太陽光発電だ。太陽光発電は九州が盛んだ。この地域には、全国の2割弱の太陽光が集まる。原発8基分に相当する。福岡県みやま市の大規模太陽光発電所は、東京ドーム7個分に相当する約33万平方mで、敷き詰めたパネルは7万8960枚だ。年間約2447万kW時、一般家庭で約4350世帯分の電力を賄う。九州全体での出力量は計838万kW だ。然しここに奇異な現象があるのだ。発電量が多すぎ、需要量を越えると、発電を制限しなければならなくなると云うのだ。常に発電量と需要量は一致していないといけないという制約がある。発電所から需要家まで送る送電線が限られていて、パンク(停電)する恐れがあるというのだ。このことは昨年9月北海道地震の折、大型火力発電所で需給バランスの崩れから大規模停電を引き起こしたことで証明済みだ。なんだか俄には信じがたいことだが、この対策として大容量の蓄電装置が考えられている。2016年に豊前市に30万kW時の容量を持つ蓄電設備を備えたが建設費が約200億円掛かり、おいそれと増設できないのだ。国内の太陽光発電導入量は2012年の買い取り制度で促進され、2018年には3500万kWを越えたが、買い取り価格は需要家の電気代に転嫁されるため買い取り価格の引き下げが続き、太陽光発電の導入ペースにブレーキが掛かっている。出力制御という更なる制限が掛かれば、再生エネ普及の行き足が鈍りかねない。蓄電池の普及、コスト削減も必要だし、送電線側の増強も考えないといけない。第4日目は水力発電だ。昔から行われている水力発電は、温暖化ガスの発生もない理想的な発電だが、最早日本には大規模なダムを造る場所がないという。これからはITを活用して既存の設備を進化させられるかどうかと云う。関西電力は黒部水系で、ITを駆使した賢い水力発電の実験を始めた。ダムに入り込む水量を精緻に予測して、発電量を調整するというのだ。こう言った方法で、日本の約2千箇所、計2800万kWある設備を如何にコントロールするかがカギになっている。関電が、黒部水系で見込む発電量の増加は年最大3000万kW時だとのことだ。僅か1%の増加率だが一般家庭1万世帯分を賄える。経産省は、之を全国展開することを考えている。水力発電には揚水発電という種類がある。作りすぎた電気で揚水を行い発電に回す事で、電力調整を行えるというものだ。水力発電はおよそ10%弱を占め、再生エネルギーの4割程度を占めているという。之を巧くコントロールすることも又重要なのだ。【古今和歌集】706. おほぬさのひくてあまたになりぬれば思へどえこそたのまざりけれ (よみ人しらず)大幣のように引く手あまたのあなたですから、愛しいとは思うけれど頼みにはできませんね(おほぬさ ・・・ 祓えの時に使われる大きな串についた幣)
2019.03.22
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今日のセミウォーキングは小雨が降っていた。近場を歩こうと思ったが、何とか持ちそうな気配で、島本高から東大寺公園まで出て、帰りは島本駅を通った。今日の高校のバスケのOB会(籠友会)は現役VS OBの試合だとか、不参加とさせて貰った。孫の野球が2試合あったので1塁側で観戦した。第1試合の第1打席で、ライト前ヒットを放ち、前の試合の2ヒットに続いて快調だ。その後奮わなかったが、チームは3A:2のサヨナラ勝ちになった。第2試合は、1打席は送りバントだったが、2打席目にレフト前にポテンヒットを放っていた。そこで代走に替わり、その後2番打者の2連続ホームランでまたまた勝ちを収めた。***日経の経済教室で3回に渡って特集された。自動車の世界が100年に1度の大変革が起きようとしている。CASE(ケース)がきっかけとなった。C=コネクテッド、A=自動運転、S=シェリング、E=電動化の頭文字を取ったものだ。ダイムラーのツェッチェ社長が言い出したのだとか。CASEは、今は世界共通の自動車産業界の変革のキーワードだ。その内でも「A」と「S」が最もドラスティックな変革になるだろう。この2つを軸に日本の自動車の見通しを見ると、「A」に関しては日本のレベルは海外のそれと比して相応のポテンシャルを有していると言える。「S」に関しては中国や東南アジアでは一般的になりつつあると言うが、日本では、所有者とユーザーの分離という形は「白タク」禁止との絡みもあって、浸透していない。之が規制解除で日本にも浸透するかどうかは分からないが、こう言った新旧のコンフリクトは往々にして起こりがちだ。「A」 の技術が成熟するに伴って「S」という感覚も受け入れられるかも知れない。ただ、「A」は自動車を運転する楽しみを奪うことになる。しかし、それ故に、所有という意味が薄れるとの見方もあり、「S」であることを受け入れることもあり得るだろう。私などは、未だに車を運転することへの楽しみが残っているので、多くの若者には、同じような向きもあるだろう。トヨタの社長がTVのCMで将来はスポーツカーの製造は残すといったことを発言しているのは分かる気がする。自動車業界は旧態のままではなくなるだろう。ITが今も使われているし、今後「A」が普及すると自ずとIT業界との連携は欠かせなくなる。AIやIoTと言った技術が必須になり、水平分業が加速するだろう。自動車は究極の移動サービスという意味づけになりMaaS(Mobility-as-a-Service)という本来的意味合いますます強くなってくるだろう。そこで、日本の産官が対応すべき3つの点として、1つは人流・物流の全国同一制度の見直し、2つは日の丸プラットフォームの構築、そして3つ目は人流・物流の長期的改革が挙げられている。第1は、都会の移動手段とは別個に、差し迫った移動手段を求める地方を先行して実施対象に選ぶべきとのことだ。第2は常識的なことだが、今は海外で一般化している配車アプリなどを日本でも構築するべき事だ。MaaSを機にビジネスの幅を厚くするという意味もある。第3は現在のように、人流・物流が分離した体系になっていることやバスやタクシーは別途の管理体勢にあるが、こういった事は将来垣根がなくなる方向故に、法体系を変えていかなければならないと言う事だ。それも、アメリカのように、地域ごとに柔軟な法運営としてはどうかとのことだ。(之に関しては国土も狭いので、対応可能かどうかは疑問に思う)「C」に関しては、過去10年間で、既に、運転支援のためのデータは蓄積されていて、インターネットを介して集積され、ディープラーニングの下、自動運転に必要な地図作成が行われている。このように車全体で共有されるデータが増えると、自動運転はより巧く機能するようになる。こう言った流れに関連して中国の自動車産業の今後の発展は、日本にとって驚異になるかも知れないと言う事だ。中国は既に、極度の大気汚染や渋滞で辛酸をなめていることから、自動化とEV化に積極的で、車の販売台数もここ15年ほどで、7倍程度に増加しているのだ。日本のEVは世界全体の僅か3%だとのことを考えると、クルマでも中国の世界市場進出に手をこまぬくことになりそうだ。「CASE」は最早世界の趨勢であり、その中でも「C」は米欧中に比して日本が最も遅れている。この点でも日本特有のガラパゴス化が始まっているような雰囲気もある。只そのことを地域性として捉えるなら、ユーザー側にとっては特別問題は無いとしても、自動車業界は世界からはみ出しものになることだろう。これからの車はハードウエアにもましてソフトウエアの良否が重要度を増す。世界に通用するデファクトスタンダード(事実上の標準)に合うソフトウエアが作れるようにしなければならないだろう。そのためには開発の自前主義から緊急に離れることを推奨している。最後は空飛ぶクルマだ。世界ではウーバーテックノロジーが具体的な動きをしているが、日本はまだどの企業も手を出しているところはない。先ず考えつくのは空の安全性だろう。多数のクルマが空を無秩序に飛んだら、危険この上ないと考えてしまうからだ。無人で物を運ぶドローンでさえ、規制されている中、有人のクルマは飛ぶとしたら大丈夫だろうか。日本でも2023年には空飛ぶクルマの実現を目標にしているとか。然し、多くの課題が解決されるのは2030年代~2040年代になるだろうとの見方だ。先ず、長期間駆動を可能にするバッテリーの問題、運行管理なども大きな問題となるだろう。目標を都会の渋滞回避などにするのと、離島へのアクセスと云ったことにするのとでは、自ずと違ってくるだろう。日本の固有技術としてMRJ(三菱リレーショナルジェット)は空飛ぶクルマへの技術的一歩となるだろう。しかし、ふとアメリカのオスプレイが度重なる事故を起こしていることを思うと、一機だけが自由に飛び回ること自体でも、相当な問題点をはらんでいると思われるので、余程慎重に対応して貰いたいものだ。【古今和歌集】705.かずかずに思ひ思はず問ひがたみ 身を知る雨はふりぞまされる (在原業平朝臣)いろいろと、あなたが私のことを思っているのかいないのかと悩んでも、あなたに直接聞けないので、この雨にきけば、ますます降って 「お前は思われていない」と知らせているようです(かずかずに ・・・ いろいろと 、とひがたみ ・・・ 問い難いので 、身を知る ・・・ それによって自分の身の上を知る )
2019.03.21
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で、帰りはシャルマンを通った。***次世代空気電池の実用化が前倒しになるとの新聞記事があった。何度か聞いたことがある電池だが、どういった内容のものかはあまり良く知らない。空気と電池、いったいどんな原理なのだろうかとの興味や寿命が大幅に向上するとの内容に何やら待ち望んでいた電池のような気がした。空気電池とは、プラス極の活物質(電子の受け渡しをする物質)に酸素、マイナス極の活物質に金属を用いる電池の総称だ。(金属空気電池とも呼ばれる)プラス極の活物質が空気中の酸素であることから、活物質を充填する必要がなく、マイナス極活物質である金属を電池内に大量に補充しておくことができるというのが特徴だ。二次電池(充電して繰り返し使える電池)としての実用化の課題として、マイナス極活物質(亜鉛やアルミニウムなどの金属)や電解液の耐久性が悪いという欠点がある。空気電池には2種類のタイプがあるようで、水素を使うタイプ(FDK開発中)と、リチウムを使うタイプ(NTTが開発中)だ。水素を使う方が特殊なタイプで、リチウムを使う方が本命なのだそうだ。これらの実用化が大幅に前倒しされて、2020年になる可能性があると云うことなので、とても期待している。これらの特徴は軽いとのことだ。従って、ドローンや空飛ぶ自動車、動き回るロボット、健康状態を把握するセンサーなどといった対象への使用も考えられている。リチウムイオン電池が出来たことで、モバイル機器が普及したとされ、IT革命が進んだとのことだ。現在幅広く使用されていて、モバイル機器の他にもEV(電気自動車)にとっても不可欠の部品である。然し、欠点として、充電中などに発火し、燃えるといった不慮の事故もあり、安全面での危惧がある。之に対し空気電池は空気中の酸素を取り込んで、化学反応を起こし、電気を生み出すとのことだ。安全性は問題ないとして、寿命が短いとの欠点が指摘されてきた。空気電池は電極の内の正極(プラス側)が、従来の金属から気体の酸素に置き換わるとのことで、格段に軽くなり、材料コストも安くなるのだが、正極に空気を取り入れるので構造が複雑になるという。また、同規模の体積の場合リチウムイオン電池と比べても大容量化が可能であるが、如何せんすぐさま性能低下を招き、実用化には至っていない。FDKが開発中の空気電池は水素と酸素を化学反応させて電気を作る。ニッケル水素電池の構造を活かして、ニッケルを使う正極を酸素に置き換えた。貴金属のルテニウムを主成分とする微粒子を付けることで、反応速度を速めた。充電と放電を500回繰り返しても性能低下は1割以下であったとのことだ。再生エネルギー電力貯蔵に使うものであれば寿命は10年はもつとのことだ。電池として使うためには酸素からCO2や不純物を取り除く装置が必要になるが、こうした付属品を含めてもコストは従来のリチウムイオン電池より安くでき、性能も今よりは2~3倍向上するとのことだ。またマイナス極の活物質として利用される亜鉛やアルミニウムなどは埋蔵量も多い物質なので、この点も、コストや環境負荷の面でのメリットとなる。之に対して、NTTが開発を進めているのが、負極にリチウムを使うものだ。電極にマンガンを主成分とした化合物を混ぜたことで、従来は充電や放電を数回繰り返しただけで性能劣化が見られたのが、100回繰り返しても性能は落ちないと云う事を確かめた。マンガンの混入で、充電や放電時の化学反応を促進する働きがあるというのがポイントのようだ。従来のリチウムイオン電池は充放電を繰り返すと、両極間の有機電解液に酸化リチウムという不要な固体生成物が正極に蓄積し(こびりつき)、正極と空気の接触が遮断され、放電が止まるなどの問題があった。しかし、今回の実験結果を基に最適な材料を探し、配合などを工夫することで寿命を延ばすことが出来るとのことだ。また、物質・材料研究機構はソフトバンクとの共同研究で、リチウム空気電池を開発している。カーボンナノチューブやグラフェンといったナノ炭素材料を使い、容量をリチウムイオン電池の15倍に高め、100回以上の充放電でも劣化しないことを確かめている。勿論コスト低減にも注力しているとのことだ。次世代電池としては現在のところ、安全で充電時間が短くて済む全固体電池が実用化間近だといわれている。空気電池は、高速充電や寿命では全固体電池には劣るものの軽くて電池としての潜在能力では勝っているとのことだ。トヨタは全固体電池を搭載したEVの実用化を進めている一方で、空気電池の研究開発にも取り組んでいるとのことだ。全固体電池の量産技術の確立が待たれている。適用対象ごとにその特性を活かして、電池の選択肢が広がることも考えられている。更に調べていると、空気電池の中には、空気亜鉛電池と呼ばれるものもあるようだ。現在では主にボタン型電池として利用され、使用時には電極に張られているシールを剥がして用いるのだとか。一度剥がしたシールを貼り直して保存することはできないとあ。正極側に沢山の穴が開いていて、そこから酸素を電池内部に供給する。使用前は正極側に酸素を遮断するためのシールが貼られていて、これを剥がしてから使う。一度剥がせば放電状態になるため、時間とともに電池寿命が短くなっていくというわけだ。補聴器などに使われているとのことだが、幸いまだ御世話にはなっていないので、そのような電池はまだ見たことが無い。空気亜鉛電池の歴史は古く、1907年にフランスのフェリーによって考案され、1970年代後半に、現在のようなボタン形のものができたという空気電池は比較的大容量であるといった長所が挙げられるが、気温が5度以下の酷く寒い場所では著しく電池性能の寿命が低下するとか、湿度は60%が最適だとかいった使用する環境によって影響を受けるといった短所もある。いずれにせよ、電池に革新的なものできることはIT化の世の中がより快適になるだろうと期待している。【古今和歌集】704.さと人の言は夏野のしげくとも かれゆく君にあはざらめや(よみ人しらず)夏草のように人々の噂がいくらうるさくても、いつか離れて行くあなただから、今逢いたいという気持ちは抑えられない(里人 ・・・ その土地に住んでいる人々、こと ・・・ 噂 )
2019.03.20
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今日は七草の会ゴルフコンペだ。場所は亀岡GCだった。寝不足で、しかも雨上がりの足場が優れない中、今年最悪の出来で終わった。一緒に回った男性と友人夫人には迷惑を掛けてしまった。然し、同組だった連れ合いのショットは良くなっていたので、多少ともの救いとなった。夕方には七草の会の夕食会を吹田の長次郎で行った。話題は社会情勢に及びなかなか盛り上がった。アウトからのスタートである。No.1は、TSは普段と同じくらいの飛距離で、特設のマウンドの右後ろだ。2打は良好で左のFWだ。左足下がりの3打をダフリ、4オンで、しかも2パット目を何でと云うくらいに外して、7打だ。連れ合いはTS、2打は良かった。男性は凄く快調に2オン(ニアオン)したが、そこから4パットだった。私:男性:夫人:連れ合いの成績を括弧で示す。(7:6:6:7)No.2のTSはヒールなのは左に引っかけてFW迄届かない。2打はリカバリーした感じだったが前方のバンカーに入った。3打で出し4オンで、またしても3パットだ。男性は3オンして長いパットを沈めパーだ。連れ合いはTS、2打、3打までは良かった。(7:4:8:7)No.3(超打ち下ろし)ショートは今日のピンは右GR手前だ。TSをここでも失敗、右に飛んだ。なんだか変だ。2打をダフリ、3オンして2パットのダボだ。男性は2オンで3パットだった。女性は2人は1オンのパー。連れ合いは何とDRだ。夫人がニアピンを取った。(5:5:3:3)No.4は、打ち出し池越え、HDCPが1のホールだ。TSはダフリ気味でしっくりこない。しかし、2打は良い感じに飛ぶ、2打目の○○ちゃんと呼ばれる。3打目も良い感じだが、4打で届かず、5打でチョロの6オンだ。2パットの8打になった。連れ合いはTS、2打、3打までは良かった。男性は5オンで1パットのボギーだった。(8:6:8:8)No.5は何とか左のカラーだ。そこから3パットしてボギーだ。男性は1オンしたが3パットのボギー、夫人は1オンのパーで又ニアピンを取る。連れ合いはDRで挑戦し良い当たりすぎてGR向こうのバンカーだ。3打で出して2パット、ダボだった。(4:4:3:5)No.6は、TS(今日は奥深い)はここでも芯に当たらず、やっとFWに出る感じ。2打は、良い感じで花道だ。然し3打をチョロし、4オンしかも3パットだ。どうも調子に乗れない。男性もダボで、良くない。 (7:6:8:7)No.7(やや打ち降ろしで、FWは遠い)TSは又、引っかけて左にチョロしてしまった。あわやのOBを免れた。しかし、2打は良い当たりでFWCRだ。その後の3打で、左に転がりすぎてOBだ。打ち直しは花道で、4オンし2パットの6打プラス2打罰だ。男性は3オンして2パットのボギーだったようだ。夫人も勇敢にバンカー越えのアプローチを3オンした。然し3パットのダボだ。連れ合いはTS、2打は快調で、3打で、右のバンカー前、そこでつまずいて3パットも手伝い9打だ。方向がカギとなった。(8:5:6:9)No.8のTSはやっと良い感じに飛んで、FW左だ。2打はまぁまぁの左だ。3打をトップでGR向こう。4オンして1パットで沈めてボギーだ。3打目のトップが痛い。男性は4オンで3パットと若干のブレーキだ。夫人は3オンのボギーだ。(5:7:5:9)No.9は、パー5。TSは左に引っかけラフだ。2打は、良い感じで、FWだ3打で、左ラフ4打で届かないのが駄目だ。5オンして長いパターが入りボギーで納まった。男性は5オン2パットでダボだ。夫人はボギーで付いてきた。連れ合いも最後1パットで沈め、8打で終えた。 (6:7:6:8)全く良いところ無しで、特にTSは何故かまともなのが3回ぐらいだった。情けない限りだ。午後が憂鬱だ。No.10はパー5。TSはいい音がしたが、どこか分からなかった、木に当たったとかで、FWに出ていた。2打で少しダフリ、右ラフ。3打でも右に飛んだがFWに戻っていた。4打は方向が違い右に出た。5オンで、2パットのダボだ。男性も同じ、連れ合いも良い感じで初めてくらいにダボで上がった、夫人1人4オンしてボギーだった。(7:7:6:7)No.11は2打(通常)で右ドッグの打ち上げだ。TSは良い感じでFWCRだ。2打は少々飛びすぎて、左の凹みに転がり落ちた。3打のアプローチが乗って良かったが3パットのダボだ。一寸残念。男性も同じだった。 (6:6:7:9) No.12はだらだらの打ち上げ。TSは狙い通りに左で、転げてFWに出ていた。2打を4Wでオンした。快挙だ。バーディーは逃したがパー。男性と夫人はボギーで、連れ合いは7打だった。連れ合いも打ち上げを乗り切り7打だ。(4:5:5:7)No.13は中間が凹んだやや打ち上げショート。TSは3Wでオンした。然し痛恨の3パットでボギーだ。男性も夫人も右のバンカーに入れたが、男性はダボで、夫人は2オンしながら4パットのダブルだった。連れ合いも2オンだったが4パットしていた。 (4:5:6:6)No.14は打ち下ろし池有り。TSはDRで当たりが悪く、左からFWに出た。左足下がりの2打でダフリ、3オンになり、しかも3パットだ。ダボ。男性も夫人もパーで上がっていた。連れ合いもダボだ。 (6:4:4:6)No.15は広いフラットコースだ。TSは久しぶりに良い感じで飛んだ。2打も超良い感じで面目躍如3オンしたが3パットだ。パットは相変わらず戻らない。男性はボギーだった。夫人もダボで連れ合いは8打だった。 (6:5:6:8)No.16は、パー5。TSはFW左だが後で聞くと足は右OBを向いていたとか。2打は良い感じで、FWCRだ。3打、4打は湿ったライに取られてチョロだ。そこから後は何が何だか、上がって10打だった。情けない。男性と夫人は共にボギーで、連れ合いは3パットながら9打で収めた。 (10:6:6:9)No.17は打ち降ろし140YDの右GRのショートだ。3Wで打ったが、少し足らなかった。2打をチョロしてカラーだ。そこから何とPTでチップインのパーだ。ラッキーだった。男性と夫人は共にボギーだった。連れ合いはダボとなっていた。 (3:4:4:5)No.18は、TSは良い当たりで、FWCRだ。あまり距離は出ていなかった。2打は、超良い当たりで、FWCR。3オンが遠かったが、2パットのボギーだった。男性は7打で、夫人はボギー、連れ合いは、バンカーに入れまくり11打だった。 (5:7:5:11)男性にも、夫人にも後れを取った。結果はブービーメーカーで、夫人は2位だった。連れ合いはBB賞を貰った。暫くゴルフ談義をして、帰りは吹田の長次郎で夕食を採り、高速を使って帰ってきた。27日の九人会、29日の天神会となんだか道が狭まったような気がする。
2019.03.19
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。連れ合いと映画「グリーンブック」を観た。夕方には姫の婿殿が1人でやってきて、夕食を共にし、泊まっていった。映画「グリーンブック」は実話を元にした作品だという。観る前は、何がグリーンブックだとかは知らなかったが、1960年代に黒人がアメリカ南部で泊まる事が出来るホテルや公共施設、バーやレストランなどが書かれた本だとのことだ。黒人が長く差別され、奴隷として生活した名残はまだまだ存在しているのだと、痛感した。この作品は単に人種差別の問題を取り上げたものでは無く、黒人の天才ピアニスト(シャーリー:ドクターという尊称まで付いている)と粗雑で荒っぽい性格のイタリア系白人(トニー)との間に醸し出される友情を描いた物語であった。随所に差別の具体的な内容が出てくるが、とても信じられない屈辱的なものばかりだった。黒人だからスーツの試着すらできない、とか、立ち入りが許されない店といった辺りは、そうなのかなどと思えるところもあったが、トイレを屋外のオンボロの小屋でやれというあたりは、絶句する気分だった。シャーリーの才能は北部では高く評価されていたようで、住居もカーネギーホールの上階に贅沢なほど広く調度品も立派なものばかりの中での悠々自適に暮らしている様子だった。そんなシャーリーが、何故人種差別の濃い南部にわざわざ出掛けていったのかの心情を理解することは出来なかった。その辺りの心情が、私には唐突感を持ってしか見ることが出来なかった。黒人差別が存在することは重々理解し、その度に忍の一字で過ごしてきたのだが、敢えて南部を選んだ意味は、シャーリーの哲学的な心に依拠するのであろう。並みの黒人なら、不平こそ言え、そんなシチュエーションに自らを投入する機会を出来るだけ避けたであろうにと思うのだ。とはいえ、音楽家としての才能は南部でも評価されていたようで、こと、音楽家としてだけなら、表面的なアプローズを受けるのだが、それが終わると全くただの差別対象の黒人に戻されてしまうと云う扱いだ。之こそ、アメリカ南部が培ってきた黒人蔑視の歴史なのだと感じた。何しろ規則でそうなっているからと、レストランでの食事を断るあたりは、特例としてさえも認められない厳格さには筋金入りの差別を感じてしまう。ピアノを弾く舞台とか、ピアノ自身はシャーリーが指定したものを用意されるのだが、その控え室たるや狭くて全くの物置小屋なのだ。敢えてそれを受け入れるのはその程度の差別は、日常茶飯事であるとの印象だ。一方のトニーはというと、けんか早く、腕っ節の強いイタリア系の白人なのだが、教養は今一つという感じだ。そんな腕っ節を見込まれてか、シャーリーが2か月間、南部へ講演旅行をする際の運転手兼マネージャーとして採用されるのだ。金に困っていたトニーは、ビジネスライクにこの仕事を受けるのだった。イタリア系白人は極度な差別は受けてはいないが、やはり「イタ公」と言った一定のさげすみは受けていたことも垣間見える。それ故に、警官に馬鹿にされたときには持ち前の短気さが出て、ぶん殴ってしまうと云う事件を起こすのだ。これも又差別の一端だ。そこで影で登場するのが、シャーリーが投獄されたときに電話をした相手「ロバート・ケネディ」だ。時の司法長官とも知り合いであるという、北部の扱いと、南部の意識の差は如実に語られている。南部の警察官も、ロバー・ケネディの介入とあっては従わざるを得ない。即座にトニー達を開放するという場面がある。司法長官に対して下らないことで迷惑をかけてしまったと自らを恥じるシャーリーに対して、それをラッキー程度にしか感じていないトニーと言った差や、ともかくもアメリカの良心は黒人差別を行っていないと云いたいのかとも思えた。土台、シャーリーが乗る車は、リンカーンであろうか、これ以上無いという豪華な車の後部座席に黒人が乗り、その運転手を白人がしているという様子は、南部のどこに居ても奇異に見られる情景であった。特に黒人ファーマー達が手を休めて、2人が乗る車をたたずんで注視していたところは象徴的な場面だった。南部の白人が何故シャーリーの音楽会に来るかと云えば、そこに来ることで自らを上流階級の仲間であると示すためだといった解説があったとき、なるほどと膝を打つ感じであった。黒人を蔑視するなら、黒人が奏でる音楽なども当然さげすみ、忌避されるのでは無いかと思うのだが、そこは違うようなのだ。然し、黒人有名歌手の誰だったか、は演奏後に袋だたきに遭ったと云う事だ。とにかく黒人そのものは受け入れられていない、それがアメリカ南部だ。トニーはこの2ヶ月間の仕事に出るに際し、妻ドロレスに手紙を書くことを約束している。そして、暇を見つけてはせっせと手紙を書くのだが、その内容たるや小学生の作文の方がまだましと云った稚拙な内容なのだ。見かねてシャーリーが、手直しをして、いともロマンチックな内容に仕上げていく。黒人であっても教養があること、白人であっても無教養であること、そんな皮肉な話を交えているところが、おもしろい。このような関係を続ける内にトニーはシャーリーの天才を認め、シャーリーはトニーのあけすけな正直さと誠実さを感じ取って、互いに互いを認め合っていくのだ。裕福なシャーリーは兄と疎遠になっている、トニーは貧しくとも家族が一致団結している。何がどう幸せなのか、そんなことすら考えさせる内容だ。シャーリーは才能だけではないのだと、自らの境遇を明確に分析するが、如何に才能があろうとも、黒人である故にどうしても抜けられない境遇を吐露している。最後は豪雪の中トニーが極度の睡魔に襲われて、車を運転できなくなったときには、シャーリーがトニーに代わって何とか車を動かし、トニーがクリスマスイブに何とか間に合うタイミングで帰宅させるのだ。「家へ寄っていかないか」というトニーの申し出を断り、シャーリーは自身の運転で寂しく帰路につく。が、暫くしてシャーリーがトニーの家を訪れ、イブを共に祝うとの大団円になる。妻ドロレスも、トニーが書いてよこした手紙の素晴らしい内容は、皆シャーリーの推敲によって書かれたものであることを知っていて、シャーリーを暖かく迎え入れるのであった。差別の場面は何度も出てくるが、シャーリーとトニーの間の友情が次第に強くなってく過程が、感動的であった。【古今和歌集】703.夏びきのてびきの糸を くりかへし言しげくとも絶えむと思ふな (よみ人しらず)人からの中傷が何度繰り返されても、二人の関係を断ってしまおうとは思わないでください(夏引き ・・・ 夏に麻から糸を紡ぐこと 、ことしげく ・・・ うるさい噂が立つ )夏引きの手引きの糸は繰る(くる=たぐる)の序詞
2019.03.18
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩き、帰りはシャルマンを通った。今日は午後から孫の野球の試合があったが、カラオケ大会と時間的にラップするために観戦できなかった。後で聞くと、Aチームに昇格して、付いていくのに集中している様や、先発で出場させて貰い2本の安打を放ったとか。何かと活躍している様子で、頼もしい限りだ。そのカラオケ大会だが、今日は店の社長の83歳の誕生会を兼ねていて、応援者が参集したこともあり、日頃よりも多い、21人が参加した。何時もは14人程度で、前回などは、連れ合いも欠席したので、8名の参加と寂しかっただけに、今日は大盛況の感があった。勢い記録する方も、また友人が各人の曲を入力するのも結構忙しかった。21人を7人ずつのA、B、Cの3チームに分けて、チームごとの対抗戦の形を取った。皆が歌うのは2曲ずつで変わらない。チーム編成は1回目と2回目は変えて平等性を保っての戦いだ。A、B、Cのそれぞれ1番札を引いた者が順に歌い、2番札を引いた者がその後に続くという順で歌った。1曲目は、連れ合いはA組の4番目(即ち全体の10番目)、私はC組の1番目(即ち3番目)友人はC組の7番目(即ちおおとり)と言う事になった。いずれも個人が得点を自己申告するのだが、その申告点の7人の合計が、申告点の合計をオーバーしないで近い方が勝ちという方式は変わらない。従って、友人には頑張って貰わないといけないと云う事になるわけだ。トップバッターの男性が「花と竜」を歌って半ばになったとき、TV採点の設定がなされていないことに気づき、中断する一幕もあり、入力の関係から、最後にもう1度歌うことになって始まった。実質1番はB組男性で、「人生の挽歌」を例によって少し音程を外しつつ歌い終え、申告点-1点と快調の滑り出しだ。次に私が「夕焼け雲」を歌い、申告点88点に対して、これも申告―1点と譲らなかった。順次歌が進み、全体の10番目に歌ったのが連れ合いだ。「あんた」を歌って、高い申告点90点を更に1点超える91点を出した。+1点は、まだ許容範囲だ。というのもA組の前2者の和が±0点で歌い終えていたからだ。C組の3人目を歌い終えた段階では、A組は+1点、B組は-12点、C組は-4点とやや、我がC組が優勢であったもののA組は不気味だった。後は淡々と後続の人が歌うのを聴き、最後(実は1番の人がもう1度歌うのでラスト前なのだが)の友人が歌うのを待つことになる。連れ合いの後に続いたA組の人は皆、申告点よりも高めに出て、+サイドが増えるばかり、A組ラス前の男性が、「男と女の欠片」というへんてこりんな歌を歌って、92点を出し、申告の81点を大幅にオーバーしてしまった。累積オーバーは+16点と、優勝は殆ど絶望的になっていた。B組はと言えば、連れ合いが歌った後の人は-3点を出し累計は-5点と、まずまず良い線を行っていた。団体戦だから、急に申告を大きくオーバーしたり又逆に申告を大きく下回ったりする人が出てくると、逆転があるので油断はならない。B組のラス前の大山崎の男性は「君からお行きよ」を歌って、85点の申告を2点下回った。累積点数は、-14点で、B組は1人を除いて申告点を下回っていた。さて、C組の人は私の-1点以後、皆、-1点か-2点で、極めて良好に推移していた。C組ラストから3人目の女性が「ほたる川」で-6点を出し、その次の男性は「港町涙町別れ町」で申告92点に対して申告通りの92点を出した。A組のラス前の人と得点は同じものの、合計点数では-10点をキープしたままだった。さて、B組のとりの男性は「刃傷松の廊下」をひと唸りしたが、結果は申告-5点、累計-19点で終わってしまった。C組最後は友人だ。「旅路」を歌い、申告を89点にしていたところ得点は85点と-4点で終了した。しかし、累計で、-15点と、B組よりも良い成績だし、A組は最初に得点を入れ損ねていた人が引き継いだ点数は累計+16点だから、余程下手に歌わない限りはマイナス点に戻すことは出来ないことが明白なので、我々C組の優勝が決まった。案の定A組の得点累計は改善されたが+11点で予想と違わなかった。食事を採り歓談の後、組替えをして、同じ方式で2曲目が始まった。今度の組はA組に連れ合いがトップバッターとして入り、友人もA組の6番(全体で16番)だった。私は又C組で3番(全体で9番)という順番になった。連れ合いは、「ここに幸あり」を清らかに歌い、万座の傾聴を勝ち得た上に、93点という最高得点(他に2人いた)で、しかも申告点が92点と+1点というから1曲目をレベルアップした結果になった。B組トップの最年長の女性は「花とおじさん」を歌い、±0点、ドンピシャのスタートだ。結構ハイレベルな戦いになりそうだ。我がC組のトップの大山崎の男性は「くちなし情話」で一寸奮わず、-8点に終わった。ここで、2曲目の優勝は無さそうだとの思いもあったが、下駄を履いてみないと分からない。A組は4番目に歌った女性が+5を出し、累積が+7点となった時点で、若干A組優勝の望みが薄れた。C組3番で私は「のれん」を歌ったが一寸乗り切れずに申告89点に3点足らなかった。累積点はトップに歌った-8点のまま引き継ぐ形だ。A組6番(A組ラス前)の友人は「赤提灯の女」を86点で歌い自己-3点、累計で+3点に戻していた。ラス前の段階で、B組は何と±0点に戻していたのだ。我がC組はドンピシャの歌唱で、累計-2点と、結構な接戦で最終者に望みを託した。さて固唾をのむ最終歌手はA組が石川から来ているという年長女性で「裏町人生」をこれまたドンピシャの85点で歌い終え、累計+3点は変わらなかった。それでもまだ勝ちのゆくへは分からない。B組とりの男性は「じょんから節」で連れ合いと同じ最高点93点を出したが、申告を2点オーバーで、累計も2点オーバー、プラス側だが辛うじてA組を抜き去った。さて、最終歌手に勝敗は持ち越された、C組最終は最年長男性で、若干自己流にアレンジした「ゆうすげ」を歌い、何とこれまた、ドンピシャの87点で累計-2点をキープしたのだ。C組の優勝はこの時点で決まった。結果から云うと、B組とA組の接戦となったわけだが、私は2回続けて勝ち組に入っていたのだ。これはラッキーだった。3曲目は、がらりと趣向を変えて、店の社長が1曲歌うのに各人がその得点を当てるという方法になった。曲名は「銀座」だ。皆それぞれに申告したところ、連れ合いは92点と云い、友人は90点、私は当初90点と申告したが、祝儀を加えて91点と修正した。全員の見立ては最低で85点、最高は何と95点が出た。これもオーバーは駄目だから、実績が93点以上だとこの人の勝ちになるが、さあどうかだ。社長は元銀幕のスターだけあって切々と歌う「銀座」はしみるものがあった。さて歌い終わって得点を待つと、何と90点ではないか。私は1点の上乗せ祝儀を悔やんだが、友人はほくそ笑んだ。90点を申告した人は他にも2人いて3人で勝ちを分け合っていた。1点上の91点を申告した者も私を含め合計3人、1点下の89点の予想者も3人いたので、結構熾烈な戦いではあった。斯くして、誕生会のカラオケ大会は終わった。【古今和歌集】702.梓弓ひき野のつゞら すゑつひにわが思ふ人に言のしげけん (よみ人しらず)これから先ついには、自分の思う人に対して世間の人があれこれ言うことだろう(つづら ・・・ つる草の総称、末つひに ・・・ ゆくゆく最終的には 、ことのしげけむ ・・・ うるさい噂が立つだろう )
2019.03.17
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今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅迄で折りかえした。ゴルフとカラオケ仲間の友人夫妻と沢の鶴の蔵開きに出掛けた。沢の鶴は高校時代の同窓生が社長をしていたが、その後会長に退いていた。連れ合いへの誘いもあり、たびたび訪問しようと計画していたが、互いの体調不良などで、延期が続いていた。同行の友人にとっても同窓生だし、1度一緒に行こうとの話になっていた。高校時代には、連れ合いと同じクラスだったようで、私と同行した友人と沢の鶴の友人とは高校時代はあまり交友が無かったのだが。連れ合いが現職時代、同僚を連れて、沢の鶴の醸造所を見学に出掛けた事があるという。そのときは、その友人は社長時代でもあり、下へも置かない接待を受け、蔵の中でも一般の人は立ち入れない秘蔵の場所まで親しく案内をしてくれたとの話を聞いていた。その時は帰りにはお土産まで貰って、いたく恐縮したとのことであった。そんな伏線もあり、同行の友人と相談して、手土産を用意して行った。昼過ぎに訪れようと、同行の友人夫妻とは、阪神電車の梅田改札口で待ち合わせることにしていた。甲子園に野球を見に行くこともない私は殆ど阪神電車に乗った記憶は無い。梅田の改札口と云っても3箇所あるらしく、その正確な場所の打ち合わせまではしていなかったようだ。私と連れ合いは、阪急電車で行った関係で、東口の方が近いわけだが、友人達はJRで来るために、西口の方が近いわけだ。最近は携帯電話があるので、その辺りの微調整は簡単にできる。案の定、友人夫妻は西口で待っていた。阪急神戸線は、一旦十三まで北上してから西に向かうので、かなり北側を走ることになる。それに比べて阪神神戸線は梅田から地下を西に向かうので、阪急よりは随分と南側の軌道を走ることになる。丁度阪神高速3号神戸線と併走する形で西に走っている。JRの東海道線はその両者の真ん中辺りを通る形だ。阪神電車は、より庶民的な電車と云う事なのか、実に駅の数が多い。特急の停車駅である御影までには24の駅である。特急なら6駅に止まる。阪急電車だと、同じ御影は12番目の駅となり、特急は停まらないが4駅目の夙川で乗り換えれば良いという程に駅の数なら倍半分の差があるのだ。沢の鶴は阪神御影駅で各停に乗り換え、更に3つ目の大石駅で降りることになる。JR線で云えば、摩耶駅辺りが最寄り駅になりそうだ。阪神電車の乗車は珍しいので、車窓も又違う。高校野球のメッカ甲子園の間近を通る。西宮と云えば、阪神の駅が最も大きいかも知れない。JRにも西宮があるが、規模は阪神の方が大きそうだ。阪急線の場合は、名称も西宮北口となっていることから元々阪神が主体の駅なのだろう。途中深江を通過するが、ここは昔受験しようかと思っていた神戸商船大学があったところだ。2003年に神戸大学と統合され、深江キャンパスとなってしまったので、最早その校名はなくなっている。今や大学の統廃合が進んでいるので、私は母校名のなくなる大学を選ばなくて良かったと思った。さて大石駅は初めて降りる。この辺りが酒所で有名な灘の中心部に当たるようだ。途中の魚崎駅辺りから大石駅辺りまで酒造所が沢山並んでいる。阪急電車で云えば王子公園が最も近い駅だ。三宮にも後数駅で最早神戸に近い。川沿いを海岸の方へ降りていくと、併走していた阪神高速3号神戸線をくぐり、更に少し歩いた東側に沢の鶴の工場が見える。今日は、一般の人も自由に参加できる恒例の蔵開きとのことで、電車から降りた人たちも同じように沢の鶴に向かっている。一旦工場内の広場に入り、友人を探して貰った。友人はこの時間町が協賛して同時開催されている川向こうの菜の花祭りに行っているという。戻ってくるとのことだが、そこも覗いてみようと出掛けた。ようやく見つけて、来訪を告げた。ここは子供達が大勢来ていたが、最早殆ど終わりかけていて、ここに来た人たちも流れで沢の鶴を訪れるという趣向になっている。東側には、灘浜サイエンススクエアの建物の向こうに神戸製鋼のでかい煙突が見えた。見えているのは発電所の煙突とのことで、流石関西の雄神戸製鋼は大きな敷地を有している感じだ。不祥事があったことなど微塵も感じられない沢の鶴も老舗の酒屋らしく、建物は古く頑丈な造りだった。門を入り、受付を過ぎると一寸した広場になっていて、既に大勢の客が集まっていた。再びそこで友人と会った。短い挨拶を交わしたあと、連れ合いが、売店で今年造った新酒を買う時に少し値引きをしてくれたようだが、そのまま友人は雑踏に消えていったようだ。私と連れ合い、友人夫妻の4人は、蔵出しの新酒の試飲や、屋台のように広場を取り囲む焼きそば等の店がつくる長蛇の列に並ぶことになった。昔連れ合いが受けた厚遇と全く違った一般人に溶け込んでの蔵開きは、一寸想定外であった。招待というわけではないが、是非来てくれなどと云っていたようだったから、別室に招じ入れられ、しばし歓談し、蔵の中を案内され、新酒を振る舞われ、そしてお土産として、新酒の1本でも持たせてくれるかと思っていたのは、単なる幻想であった。社長を退いたから、最早権限はないのだろうかなど、勝手に取り沙汰したものの、連れ合いも過去に訪れたときとの違いに一寸唖然としたようだ。同行した友人夫妻にその辺りのことを断っていた。蔵開きは毎年行われていて、他の酒造会社とは日にちをずらして、各会社で行われているとのことだ。中でも沢の鶴の蔵開きは盛大なようで、訪れる人も多いとのことだ。開催の回数は忘れたが7回か8回目になるとのことだった。盛大に行われているのはご同慶ではあるのだが、正直少し落胆した。蔵の中も勝手に入って見学できるようにはなっていたが、焼きそばも食べたし、試飲もしたし、新酒も買ったので、引き上げることにした。門の近辺で、再度友人家族と会って挨拶したが、孫も7人ほどいるとのことで、一仕事やり終えたゆったりとした好々爺の顔がそこにあった。わざわざ万障を繰り合わせて、2回ほど両者のどちらかの都合でキャンセルした後の訪問だっただけにあまりにあっさりした応対に、旧知の同窓生がわざわざ来たのにとの思いではあった。一般の来訪客と同等の扱いに、同行の友人夫妻に声を掛けた連れ合いは、申し訳なさそうに言い訳をしていた。帰りも同じ道を通り駅前の喫茶店で、お茶を飲みながら歓談した。帰りの阪神電車は、座れることもあって、各駅停車にそのまま乗っていたが、何と市電並みの短い駅間隔で各駅に止まる為に来たときの3倍くらい時間が掛かったいうよう気がした。何はともあれ、得がたい経験をしたと友人夫妻は鷹揚に話していたが、私は若干期待外れの感は免れなかった。【古今和歌集】701.天の原ふみとゞろかしなる神も 思ふなかをばさくるものかは (よみ人しらず)天空で大きな音を響かせる雷も、思い合う二人の仲を裂けるものではない(なる神 ・・・ 雷 )
2019.03.16
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km点までで、帰りはシャルマンを通った。連れ合いは、姫が尼崎の美容施術を受けるのに同行した。昼食は、その帰りに合わせて、梅田で合流し、梅田地下バルで一緒に食べた。浮き上がって気になっていたスマートフォンの画面カバーを交換すべくヨドバシカメラに立ち寄った。結局全体をカバーしている方を取り替えることになった。交換して貰えた。***今年10月1日に中国は建国70年を迎える。そんな中、あの毛沢東の人気が再燃しているとのことだ。中国は、1949年、私よりも5年後に生まれた国だ。2006年に私が中国福建省に1ヶ月ほど居た折に、毛沢東の軍が、中国の国土をどのように行軍したかという看板が掲げられているのを見たことがある。そんな、毛沢東は農村から身を起こして新中国(中華人民共和国)を築き上げた英雄だ。然し、最早過去の人かと思っていたが、そんな農村出身の英雄にあやかろうと、毛の故郷には今、多くの観光客が押し寄せているという。日経の夕刊グローバルウォッチが伝えている。だれもが等しく貧しかった毛時代への郷愁は、貧富の格差が広がる現状への不満を映してもいると言うわけだ。毛沢東が生まれ育ったのは湖南省の韶山市だ。省都の長沙から80kmほど離れた山あいだという。今は高速道路が通っていて1時間ほどで到着するようだ。ヤフーの地図では明確な位置は抑えられないが、一寸評判の悪いグーグルマップでは明確に示されている。福建省からは江西省を挟んだ更に内陸部にある。ここまで来れば随分田舎のようで、さぞかし貧しいことだろう。とはいえ私は行ったことがない。最近は春節(旧正月)の初詣で毛主席の生家に行く人が増えているのだという。以前は近くの寺院にお参りしていたが、仏様よりも毛沢東を信じる人が増えてきているのだそうだ。掲げられた写真によると、土壁の貧しそうな家を取り巻く長蛇の人たちが映っている。それが毛沢東の生家のようだ。家に入るのに待ち時間が50分~80分だとのことだ。そんな田舎の家に待ち時間を示す電光掲示板が設えてあるのだ。生家は案外と広く、当時としては裕福な農家に生まれたことを物語っているという。訪れる人の中には子ども連れや若いカップルの姿も目立つという。生家から5分ほど歩いた広場に、毛の銅像が立っている。高さは台座を含めて10.1mだという。新中国が成立した1949年10月1日にちなんだ高さになっていると云う事だ。そこには大勢の人たちが花を手向けている。花代と、望むなら献花の際の儀仗隊が先導するサービスを受けることも出来るが、その総額は3万円と安くない。然し、ひっきりなしに希望者が詰めかけるのだ。まるで仏様に詣るように、崇めていると云うから、最早神格化されている。毛沢東は1893年に生まれている。生誕126年だがここでは仏様よりもより近い存在のようだ。2017年に同市を訪れた観光客は前年より1割多い2052万人で、10年前のほぼ6倍だという。観光収入は前年比14%増の60億元に達し、同市の財政収入が6億7000万元だというから毛沢東が、この街に寄与する割合は巨大だと云う事だ。毛沢東は最早過去の伝説の人かと思うが、現在もなお、絶大な人気を博している理由は、毛沢東記念館の展示品にあるようだ。多くの人が足を止めていたのが、20年以上にわたって毛が着ていたというぼろぼろのパジャマ、さらに、毛が使った洗面器、コップ、歯ブラシ、靴下と実に質素なものばかりだ。写真も出ていたが何とも泥臭い真っ赤な水泳パンツまで展示してある。自分たちと何ら変わらないと云った貧乏加減を演出しているのだ。ふつうの庶民と変わらない生活ぶりを強調することで、より親近感を持たせようといった演出だ。中国人は、今なお日本との戦争での犠牲者をことさらに表に出して喧伝するが、毛沢東の過去の残虐性はぱったりと忘れてしまっているようだ。実に単純且つ愚かしいことだと思うほどの歪曲した信仰心が残っているのだ。毛沢東は建国のための革命戦争で1000万人、建国後に、大躍進政策と文化大革命等の行動を通じた政策失敗による餓死者2000万人、その間の粛清で、1000万人という犠牲者を生み出したことなど露程も振り返られてはいないのだ。革命当初の毛沢東は、新民主主義社会の建設を目標に、「穏健で秩序ある」改革を進めていたが、1952年に突如それまでの方針をがらりと変えて社会主義への移行を表明したのだ新民主主義国家から社会主義国家に変貌させるために、方針を大転換したのだ。1954年全国人民代表大会(全人代)が設置され、共産党による1党独裁体制がスタートした。そして、この頃から自分に反抗する反対勢力を大量に粛清し始めたのだ。この頃から産業振興で、質は問わずただただ量産する見せかけの繁栄に突入していった。今日の中国イコール粗悪品の礎が築かれたと云っても良い。農村では「人民公社」が組織され、無謀な生産目標に対して実際よりも水増しされた報告書が中央に回るという偽りの社会が醸成されていったのだ。こうして、何千万人もの人を殺戮した、毛沢東こそ、ドイツのアドルフ・ヒトラーやソ連のスターリンと共に「世界三大大量殺戮者」と言われる所以だ。博物館の展示にはこう言った1960年代の文化大革命等で中国を大混乱に陥れた独裁者の毛を思い起こさせる写真は一つもないのだ。習近平が進める反腐敗闘争で、人々は共産党幹部の目に余る汚職を嫌というほど見せつけられた。その反動で、毛は、清廉潔白なリーダーとして庶民の心をひき付けているようなのだ。何と恐ろしい洗脳であろうか。13億の民全てが誤魔化されているわけではないだろうが、今なお続く粛清に、国民は等しく騙されているのかも知れない。そんな毛の思想をいまでも忠実に実践するのが、河南省のまん中に位置する南街村だ。ここでは毛は神格化され、改革当初の理想型を保ったままで、私有財産を認めていない。何故このような現象が起こっているのかは、今や想像も出来ないくらいに貧富の差が広がって、自分たちは無力だと悟ったからだろう。何ともし難い現状をただただ不満の目で見るだけで無く毛を神格化して、精神的な安定を得ようとしているかのようだ。それから70年、中国の第13期全人代が5日に開幕、行きすぎた経済発展を是正するかのように、新常態と称して、2019年の経済成長率の目標を「6~6.5%」に減じると表明している。そして着実に国防費7.5%増(19.8兆円)と軍事大国への道を突き進む。現在のこう言った中国の現状を毛はあの世からどういった目で見つめているのだろうか。【古今和歌集】700.かく恋ひんものとは我も思ひにき 心の占(うら)ぞまさしかりける (よみ人しらず)このように恋してしまうことは自分でもわかっていた、心の占いは正しかった(うら ・・・ 占い)
2019.03.15
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今日は学会の最終日で、ウォーキングは中止した。クロージングセレモニーの後、解放されて帰宅した。慣れない仕事なので、少し疲れた。姫は学会仲間との打ち上げを終えて、泊まりにやってきた。***今月10日、エチオピアの首都アディスアベバの国際空港から隣国ケニアの首都ナイロビに向かっていたエチオピア航空のボーイング737型旅客機が墜落し、乗客と乗員157人全員が死亡した事故が起こった。ボーイング期待の小型旅客機「737MAX8」は、2018年10月にもインドネシアでライオン航空の運航便が墜落し、乗客・乗員189人が死亡した。わずか半年の間に2度の墜落事故を起こしたことになる。航空機事故は起こる確率は低いと言われるものの、一旦起きると、被害は甚大になる。当初から機体に何らかのトラブルが生じ、機体の空中姿勢を認識するセンサーに誤った情報が入力され、墜落につながった可能性があるとの中間報告が発表されている。その後、現場から回収しされたブラックボックスの分析から、フランス航空事故調査局(BEA)は今回のエチオピアの事故はインドネシアの事故と明確に類似していることが指摘されている。原因が単純な人為ミスではなく、機体やシステムの何らかの不具合だった可能性がある。「737MAX」シリーズはボーイングが期待を寄せる最新の小型機で、欧州エアバスの最新小型機「A320neo」とシェアを争っている。高い燃費性能により新興国の格安航空会社(LCC)などからの人気が高い。2018年に引き渡した806機の約6割が同シリーズだった。日本でもANAホールディングスが2021年以降に30機の導入を予定している。世界の航空会社の趨勢は小型機へのシフトだ。運航頻度が少ない大型機より、頻度を多い小型機のほうが利用客には便利だし地方への運行についても就航しやすい。こういった事を受けて、エアバスは2月に超大型機「A380」の生産停止を発表している。そんな動向の中での小型機の相次ぐ事故は世界に衝撃をもたらしている。各国の航空会社が同型機の注文を見合わせる動きが広がっているのだ。優れた性能を見越して先行投資していた航空会社には深刻な問題だ。インドネシアの格安航空会社(LCC)であるライオン航空は既に200機以上ある発注をキャンセルして欧州エアバス製に切り替えることを検討している。ベトナムのLCC、ベトジェットエアも同様の動きを見せ、ガルーダ・インドネシア航空やマレーシア航空もこの動きに同調しているとのことだ。更にはアエロフロート・ロシア航空傘下のLCCであるポベーダ航空やサウジアラビアのLCCフライアデルなどにも広がっている。また、中東のUAE、クウェート、オマーン各国も、ボーイング737MAX機の運航停止を決め、トルコの航空最大手ターキッシュエアラインズは同型機を外すことを表明している。EUの欧州航空安全庁(EASA)は同型機の全便の運航と欧州域内上空への乗り入れを一時停止した。すでに運航停止を決めていた英仏独に追随し、アメリカにも停止措置を求める圧力を強めている。ボーイングの発表によれば、今年2月時点で引き渡された同型機の数は376機で、受注残は2018年末時点で同年の引き渡し実績のおよそ8年分に相当する今年の引渡機の10倍以上の約4636機もある。ボーイング機の信頼性低下の影響は多くのサプライヤーにも及ぶと見られる。インドネシアやベトナム等では中国からの訪問者がこの10年で、4倍近くに増大し、それを当て込んで軽量で燃費効率が高いとされる737MAXが大量発注されていた。ここに来て、その目論見に大きな誤算が生じたことになる。先行投資で、市場拡大を図ったことが逆に重荷になっているのだ。航空会社の再編問題が業界を揺らしている。アメリカのパイロット組合も737MAX8型機に懸念を表明しているようだ。自らが搭乗しなければならない機だけに、慎重になるの当然のことだ。この一連の同型機の事故により、中国とインドネシア、又カナダ、ヨーロッパや中国、オーストラリア、シンガポール、インド、シンガポール、イギリス、ドイツ、フランスなどの航空当局も相継いで同型機の運航停止を指示している。この運行停止の動きは全世界に広がり、こうして、新型機の運航停止は13日までに50カ国・地域を超えた米ボーイング社の事業戦略に懸念が広がった。ボーイング機を巡っては、2013年1月に中型機「787」でバッテリーの発火や発煙が相次ぎ、米連邦航空局(FAA)が運航停止を命じたケースがある。この時は、不具合の原因が不明のまま3カ月余りで運航停止を解除した経緯がある。今回も当初、FAAは「737MAXは引き続き(運航に必要な)要件を満たしている」との声明を公表しているとしていた。之に対してFAAとは別に、各航空会社が発注を控える可能性もある。また、自主的な運行停止を求める声もあがっている。そしてついに、ボーイングは、世界で370機余りの同型機の運航を全面的に一時停止すべきだとの結論に至ったとした。 航空機はアメリカにとって最大の輸出品であるだけにトランプ政権にとっても、ボーイング機の信頼低下は大きな痛手となり、頭の痛い問題である。然しついに、トランプも新型機「737MAX」の運航を停止するよう大統領令を出した。アメリカの運航停止は世界の動向に拍車を掛けそうだ。トランプが運航停止を指示した背景には、ボーイング機の安全性に対する国内外の懸念の高まりがある。FAAが運行停止に慎重だとしても、こう言った一連の事故が現実に起こっている以上は申し開きが立たないと云うことだ。アメリカの航空会社、サウスウエスト航空やユナイテッド航空などは運行停止になっても他の機種で代替できると、影響の広がりを消すことに注力している。新型機の自動化が行き過ぎなのか、組み込まれた安全に対するソフトの欠陥だったのか、いずれにしても今回の事故が完全に究明されない限りは空の交通に大きな不安をもたらすことに変わりは無い。いずれにしても、ボーイングへの打撃は膨大にならざるを得ない。試算によると、ボーイングの損失は2カ月内に51億ドル(約5700億円)に達するとの見通しだ。ボーイングの総収入の29%を占める見込みで「当面の成長の最大の源泉の1つ」と目論んでいただけに、早期の原因解明が待たれるところだ。【古今和歌集】699.み吉野の大川のべのふぢなみの なみに思はばわが恋ひめやは (よみ人しらず)普通に思っている程度だったなら、自分はこんなに恋しく思うことがあっただろうか(大川のべ ・・・ 大きな川のほとり、なみに ・・・ ありたいていに)
2019.03.14
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今日も学会に行くので、ウォーキングは中止した。あいにくの雨だったので歩くのを止めても抵抗はない。夕方、連れ合いだけが、カラオケの練習に出掛けた。***この所化石発見関連のニュースが続いた。1つは1989年に北海道沼田町の川で発見された骨の化石が、約700万年前に生息し、その後絶滅したクジラの新種だったという記事だ。ナガスクジラの仲間で、体長は推定10~15mという。ヌマタナガスクジラと名付けられたそのクジラは、中新世(約2300万~約530万年前)に生息していたという。何やら、耳骨がとがっているなどが他の種類と違っているのだという。釣り人の男性が雨竜川の川底に化石があるのを見つけたとのことだ。クジラの化石では、2015年にも北海道の月形町で約533万~約360万年前の地層からクジラの化石が見つかっている。当時としては国内最大級の個体で、推定体長約18m、体重約30トンとのことだった。このクジラもまたナガスクジラの仲間とみられるとのことだった。こちらは頭骨がほぼ完全に残っていて、胴体の骨格も半分ほどが見つかる可能性があるとされていた。通常のナガスクジラの成獣は6~7m級のものが多いというから、この辺りで見つかったクジラは大きい部類に入るようだ。共に石狩川の流域の町であり、現在の札幌市や月形町、更には沼田町辺りは大部分が遠浅の海で、札幌側では海底火山がたびたび噴火。海は強く酸化し、クジラなどが月形町にすみついたり、回遊中に立ち寄ったりしていたらしい。また、2017年には岐阜県の瑞浪市で1700万年前のヒゲクジラ類とみられる体長が4.5m程度の化石が発見されている。下顎や尾に近い部分の背骨など全身の半分程度の骨が見つかったとされていた。外国ではペルーで、2010年(実際は2008年に発見されていた)に新種の古代クジラが発見された例がある。レビアタン・メルビレイ(Leviathan mellvillei)と名付けられたその巨大な動物はペルーの砂漠地帯の岩から頭蓋骨と顎の骨が発見された。成人男性の前腕よりも大きな歯があることから、ヒゲクジラではなく、巨大なマッコウクジラの一種であるとのことだった。レビアタンは約1200万年前に生息していたとみられ、その歯の大きさは恐竜のティラノサウルスの歯の2倍に相当する。他の種類のクジラを常食としていたと推測されている。2017年には同じくペルーで3640万年前の地層からヒゲクジラながら、まだ歯が存在した時代の化石が発見されている。海底近くに潜り、大きな口で小さめの魚介類を吸い込むようにして食べていたのではないかと推測されている。属名は歯のあるヒゲクジラという意味の「ミスタコドン」、種名は「セレネンシス」と名付けられた。体長は3.75~4mと推定され、比較的小柄な種だった。通常生物の進化の過程では海から陸へ上がってくるとされているが、このクジラは陸上のカバなどの偶蹄類が水中に適応して後ろ脚が退化したのではないかとの見方がなされている。ミスタコドンは初期のヒゲクジラ類に位置付けられるが、退化した後ろ脚がまだ小さく残っていたとのことだ。2つ目は徳島県の勝浦で発見された恐竜「獣脚類」の左すねの骨と歯の化石だ。白亜紀前期(約l億3千万年前)の地層から見つかったもので、獣脚類としては国内最古級で、中四国で見つかるのは初めてのことだ。発見されたすねの骨は長さ約19.5cm、幅約3cm程の小さなもので、先が5cmほど欠けていた。これから推測した全体像は体長2mくらいの小型の恐竜のようだとされている。初めて、四国の山中で見つかった事から恐竜の移動の形態が分かるのではないかと期待されている。3つ目は和歌山県湯浅町の海岸で発見されたスピノサウルス類の歯の化石だ。これも又西日本では初めて発見されたようだ。(国内3例目)化石は小さなもので、長さ約14mm、最大幅約7mmで、根元から先端にかけて徐々に細くなっている。発見された歯は元々長さ3cm程度だった可能性があるという。川で、魚を常食していたようだ。このことから、恐竜の体長は3~5mだったとみられ、推定年代は約1億3000万年前の白亜紀前期に活躍していたとされる。発見された小さな歯の欠片から、スピノサウルスのものであることが分かるというのが不思議だ。日本で初めて恐竜が発見されたのは1978年のことで、岩手県岩泉町で草食の竜脚類の上腕骨の一部が見つかり「モシリュウ」という愛称で呼ばれた。その後、恐竜化石は次第に各地で見つかるようになった。2007年にはこれまで発見例のなかった和歌山県湯浅町で初めて、白亜紀前期(約1億3000万年前ごろ)の地層から、肉食の獣脚類で「カルノサウルス類」の歯が見つかっている。今回の発見と同系列の発見であり、恐竜化石の発掘地は一気に拡大した。 スピノサウルスに限れば、2014年に北アフリカのモロッコ東部で発見された化石がある。主に水中で暮らす半水生恐竜であることが明らかにされた。スピノサウルスは約9500万年前の白亜紀に生息し、体長は推定15mで、鼻の構造はワニに似ており、骨盤や脚の構造などから泳ぎがうまかったと推測されている(シカゴ大)。背中には泳ぐときに水上に突き出る帆のような構造があり、サメやシーラカンスなどを前脚で捕まえて食べていたとみている。ウィキペディアに依れば、このスピノサウルスはアフリカ大陸のエジプトやニジェールなどから化石が発見されている。第二次世界大戦中にミュンヘンが空襲されたときに破壊されてしまった事から長い間良い標本がなく、謎の恐竜であったとのことだ。恐竜と云えば、大型肉食恐竜ティラノサウルスだが、このスピノサウルスもそれに匹敵するか、時にはそれ以上とも言われる史上最大級の肉食恐竜である事が分かっている。背中には、高さ1.8mにもなる胴堆の棘突起があり、皮膚に覆われた帆を形作っていたと思われる。この帆は当時の炎暑の気候に適応し、ラジエーターとしての機能を果たしたと推定されている。このような胴構造のため自在な運動は出来なかったとも考えられているが水中で活躍するときには、それほど問題にはならなかったのでは無いかとも思われる。【古今和歌集】698.恋しとはたが名づけけん言ならん 死ぬとぞ たゞにいふべかりける (ふかやぶ)この気持ちを「恋しい」とは、いったい誰が名付けた言葉なのだろうか。「死ぬ」と直接にズバリというべきなのだが(ただに ・・・ そのまま )
2019.03.13
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今日は学会に通うので、ウォーキングは中止だ。(このブログは学会が終わった14日以降に書いているので、一部明日以降のことを含んでいる)毎年10月には姫の関係する家電学会の手伝いをしていたが、それとは別に生命関係とのコラボした学会も立ちあがったようで、之も手伝うことになった。学会の手伝いと云っても受付業務だ。今回からは会計の仕事は他の人がするというので、気持ちは随分と楽だ。というよりは、最早手伝いの必要も無いとも思うのだが、惰性もあって、今回も組み込まれた。去年の10月の家電学会は奈良で行われたので、奈良ロイヤルホテルに泊まって対応したが、今回は千里中央のライフサイエンスビルで行われるので、自宅から通うことにしていた。昨日準備で会場まで行ったので、道順は把握している。年に1回だったネクタイ着用が2回になった。今回もネクタイを着用して、正に通勤時間帯に電車(JR)に乗ることになった。現役時代の東京での通勤(特に埼京線での通勤は凄かった)程ではないが、連れ合いと出かける何時ものように座っていくことは出来ない。勿論高齢だからといって、席を譲ってくれるわけでもない。至極当然なのだが、久しぶりに企業戦士時代のイメージが蘇ってきた。2日目だったか、何やら車両故障のため大幅に電車が遅れて、阪急電車への振り替え輸送も放送されていた。しかし、早めに出掛けたので大丈夫と踏んでいたところ、ダイアの乱れに即応できず、1台列車を乗り損ねてしまい、会場に着いたときには、既に受付が始まっていた。そして、通勤の感覚が戻った頃には学会は終わっているといった感じだった。JR島本駅から、途中高槻で快速に乗り換えて新大阪までの時間は差ほど長くは無い。新大阪では、一番大阪よりまで歩くことになる。地下鉄と相互乗り入れの北大阪急行に乗り換えて、千里中央駅は終点だ。千里中央駅を囲むように、1ブロック半くらいの領域は高層のビルが建ち並ぶ、オフィス街である。千里中央駅は、少し前に造られた駅のようで、やたらと階段が多い、地下に着いた電車から、サイエンスビルの通用入り口の2階までを階段で3階分上がることになり、会場に着いたときにはかなり疲れた。,学会準備の前日までには関係する先生方は参集していた。(2人は初日に来られた)先生方は全員で6人と、家電学会よりも少人数だった。何時も見かける先生は、関係していないのか、来ていなかった。準備の日から、手伝いの学生達11人が来ていた。1人は龍谷大生で、残りの10人は皆北海道大学の学生だ。北海道から10人も引き連れてくる先生は余程力のある先生なのだろう。博士課程が1人の他、修士課程が6人、学部生は4人といった構成だ。その内、留学生が1人と2名は女子学生だった。会計は女の先生が連れてきた女性が専従してくれる。参加者は約160人とのことだ。10月の学会に比べると半数以下なので、それだけでも楽な感じだ。国別では日本が8割を占めるが、次いで台湾、インドネシア、アメリカと云ったところから参加している。作られた参加者の表を見ると、明らかに外国の人であっても日本に留学中の人などは国籍を日本で登録しているので、この割合は不正確だ。ロシアからも2人、エジプトからの参加者も居た。エクアドルから参加予定の人も居たが、結局参加しないとの知らせがあったようだ。スペインからの人と話したが、バスク地方の出身者のようだった。名字別に表が作られているので、参加者のファミリーネームを聞くことから始まる。幾ら探しても名簿に見つからないケースでは、ファミリーネームとファーストネームが入れ替わっている場合もあった。初日に受付を済ました人は113人で、2日目に受付した人は40人、最終日の3日目の受付者は6人で、登録してこなかった人も何人か居たようだが、合計は159人と云う事になった。今回は事前登録時に会費を払い込む人が殆どだったので、当日受付をしたのは僅か4~5名だった。学会のセッションは、7つの部屋に別れて行われた。セッションが始まると俄然受付に来る人は少なくなる。時には居眠りが付いてしまいそうになるほどだ。英語で対応する相手も少ししかいない感じだ。通常は名前を聞くだけだから会話することもないし、立て続けに来訪するときは並んで貰うのも気の毒だから、出席予定者の表のコピーを2部取って、3人が別れて受け付けることにしていた。そのお陰で、私が主に応対した人は少なかった。それでも時々払込金額が多すぎて、キャッシュバックをしなければならないケースや、領収書の名前の宛先を所属の名前に変えてくれないかとか云った人も出てくるので、ほんの少し英語での会話をする事があった。そんな、特に忙しくしているときに友人夫妻が近くに来たからと顔をのぞかせてくれた。皮肉なもので、そんな時ほど人が集中するし、又一寸ややこしい話が起こるものだ。結局友人夫妻とは挨拶程度の言葉を交わしただけだった。相前後して連れ合いも顔を出してくれたし、姫の連れ合いも顔をのぞかせてくれた。連れ合いは阪急北千里在住のゴルフ仲間のお宅に招かれての帰りだし、姫の連れ合いは、丁度長期の出張で大阪に来ていたところであった。初日は17:00からウエルカムレセプションがあるので、始まると同時に受付はクローズした。立食のパーティーは簡素に行われ、私も連れ合いも姫の連れ合いも参加した。2日目もごく順調にセッションは進んで、最後のアワードバンケットは一寸離れた千里阪急ホテルを借りて行われるため、受付は16:20にクローズした。少し日が陰った中、2ブロックほど歩いて千里阪急ホテルに移動した。アワードバンケットもこぢんまり乍ら盛況に行われ、北大の学生達とも同じテーブルで話が弾んだ。鹿児島から北海道に移動した人もいるし、三重県や長野県から北海道に移った人もいた。勿論何人かは道産子で、中には釧路出身の酒屋の息子という人も居た。中国からの留学生は黒竜江省が実家だと云うから、もうロシアとの国境近くだ。様々な人の話を聞けて有意義な機会を持てた。3日目は早くも最終日で、12:30に最後の受付予定者の登録を済ませて、受付業務は実質的に終了した。時間が出来たので、セッションの1つを覗いたが、内容はよく解らないものの、何時もの家電学会には見られない神経細胞などの研究発表がなされていた。発表していたのはインド系の学生であり、質問に立ったロシアの学生とのやり取りは緊迫したものを感じた。その後、簡単なクロージングセレモニーを終えて、後始末をし、今年3月の学会の手伝いは無事終了した。【古今和歌集】697.敷島の大和にはあらぬ唐衣 ころもへずしてあふよしもがな (つらゆき)日本にはない唐衣、その音の響きのように、時をおかずに逢う手だてがあったよいのに(ころもへずして ・・・ 時をおかずに:頃も経ずして)
2019.03.12
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今日は雨のためウォーキングは中止した。姫と一緒に学会の準備のために千里中央のライフサイエンスビルに出かけた。千里中央辺りは、あまり来ることがない。地下鉄御堂筋線の延長の終点で、かなり開けているのにびっくりした。***東日本大震災から今日で8年を迎えた、死者の数は19,598名、未だに行方不明は2,533名を数える。8年経った今でもなお避難中の人は52,000人もいるという。災害公営住宅は計画の95%以上が完成しているとのことだ。津波で被災した宮古-釜石間の鉄道もやっと復旧して運行が始まったようだ。ここに来て官製復興の限界が見えてきたようだ。復興を当て込み国からの金融支援を受けた企業も、再興までに時間が掛かったこともあって思う通りに売上が伸びず、返済が重苦しくのしかかるといったケースも見られる。被災により散っていった人や経営環境は、表向きの復興が成ったからと言って、災害前の状態にはもどらないのだ。被災による直接的損壊や、あるいは復興に時間が掛かるため移住したことによる人口減少が原因したり、工場復興に時間が掛かった間に顧客が離れていったりと、復興は思惑通りには行かないのだ。又沿岸部は敬遠され、復興したからと云って人が集まらなくなっている。之に反して内陸部には、開発のかけ声に則って、新規の投資が行われるという具合に内陸と沿岸の復興の格差が明白になってきたようだ。これからは、官が主導するよりも、民間の活力に依存することが必要になってきたからだ。現在の段階では如実に沿岸部の回復と内陸部の経済格差が広がってきている。この災害の最も大きな特徴は、原子力発電所が爆発しメルトダウンを起こしたことだろう。地震と津波の被害だけでも尋常ではないところに原発の放射線が復旧を遅らせたことは明らかだ。平成最後の年とか、復興庁の設置期限が2020年末に終了するとか、取り沙汰され、人々の記憶から段々と忘れ去られる気配になってきている。ところが福島原発の後処理はまだまだ気が遠くなるほどの時間が掛かりそうだ。焼け落ちた原子炉の核燃料(デブリ)の詳細さえつかめていない。除染も一筋縄ではいかず、まだ立ち入り禁止区域が存在している。復興がなって住民が戻った区域もあるがそれも災害前の半分しか戻っていないようだ。8年経った今なお、このような状態にあるにもかかわらず、事故後2年のIOC総会で、東京にオリンピックを招致したいばかりに安倍晋三は原発事故を「アンダーコントロール」とぬけぬけと言ったのだ。このことをとっても事態の重大さを認識していない口から出任せ男と云うことを世界に知らしめたのだ。そんな認識だから、当初寄せられていた支援も、その後段々と減少しているようで、政府のかけ声ばかりが空しく響くようだ。除染が出来た区域と雖も旧の街に復することは簡単ではない。現実に立脚した地に付いた行政が望まれるところだ。敢えて言えば、この8年間に寄せられた復興費がどのように使われているのかを検証することも忘れてはならないポイントだ。既に亡くなった人ではあるが、松本復興大臣の発言にも安倍晋三の精神が流れていたようで、とても被災者に寄り添った発言とは思えないものであった。このまま2020年を迎えてしまうと、全ての事柄がなかったこととして忘れ去られてしまわないかと危惧するところだ。政府の姿勢が如何にちゃらんぽらんだとしても、この事故を2つの見方で見直さなければならないであろう。1つは自然災害であることだ。これは人知の及ばざるところであり、備えをすると云っても詰まるところ有効な手だてがあると云えないのが現状だ。最近特に声高に言われているのが、東南海地震と津波の問題だろう。之を止めることが出来るというわけでは無いが、被害に備えて、その被災を可能な限り減少しようとの動きはある。所謂災害は不可避とするのは共通の認識で、もし災害が起こっても及ぶ災害を最小限にとどめようとの考えだ。もう1つは、この災害が原発の重大な被災を伴ったという点だ。こう言った事故は、地震や津波が起こると考えられる地点に原発を設置しないというスタンスを採るべきだとの単純な考えだが、この点でも、今なお、断層があると見られる箇所にも敢えて原発の存在を容認する考えがあることで、日本の原発に対する姿勢そのものが世界の常識とはかけ離れた楽観的な思考に裏付けられているとしか思えないのだ。原発事故を経験した後真っ先にシュリンクするはずの日本が根拠の無い自信に満ちた発言をするのに反し、世界は概ね原発から撤退する傾向になってきたと言った傾向にある。最近になって、日本は海外向けの原発輸出が強力なデッドロックに乗り上げたが為にようやく原発の輸出を含め、エネルギーとしての原発の見直しは行われたものの、公式にはベースロード電源と位置づけている。ここに来て可能な限り依存度を低減する方向にとの文言が加わったようだ。最も気になる福島原発の事後処理だが、炉心溶融(メルトダウン)したデブリの取り出しに今なお苦労している。事故の全容解明にはほど遠く、まだ30~40年は掛かるだろうとのことだ。何しろデブリは人が簡単に取り出せる代物ではなく、専用の装置を作って手探り状態で進んでいる。これほどの事故を経験してもなお、原発に固執する姿勢だった政府の方向外れの方針は納得がいかない。この事故を、単なる天災により引き起こされただけと考える事こそが間違いの始まりだ。原子炉冷却後の汚染水もまだ増え続けている。浄化しても放射性物質のトリチウムは残るとのことだ。汚染値が安全な値になるまで浄化して海に流すといった当初の計画もそれほど簡単ではない、この処理方法は海外も注視していることだろう。廃棄作業で出た汚染ごみの量は2018年3月時点で約43万立方mあったと言うが、2030年にはその量は増加し、77万立方m迄増えると予測されている。その減容処理方法も更に処分方法もまだ之から検討するのだという。一体この事故は誰が責任を取るというのだろうか。東電の旧経営陣は天災の一言で片付け、責任はないと無罪を主張しているようだが、本当に天災だけの仕業に帰着して良いものだろうか。【古今和歌集】696.津の国のなひは思はず 山城のとはにあひ見ん事をのみこそ (よみ人しらず)今は他のことは何も思わず、ただ恋しいあの人と永遠に逢っていたいと思うばかりだ(津の国の難波と何はを、山城の国の鳥羽と永久(とは)を掛けた歌)
2019.03.11
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今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切迄で、帰りは島本駅を通った。夕方に姫が明日から大阪千里で、開かれるLIFE Techの学会が始まるのに合わせて帰阪した。連れ合いと3人で、帰阪を京都で迎え、京都の近鉄の地下街で夕食を採った。***日経にもサイエンスの記事が1週間に1度ずつ定期的に掲載されている。その中から、任意に抽出して読み返してみる。今回は地球に関係する現象の記事を拾った。(2017年3月頃からの記事だ)地球表面の地殻とマントルの境界を明かす日米欧の国際研究計画があるとのことだ。地球の成り立ちを理解する上で有用なものだ。中東、オマーンで採取した岩石を分析するという。オマーンにはかつて海洋プレートが陸に乗り上げた断片があるとのことだ。マントルは岩石で出来ていて、長い時間を掛けて地球内部を流れるように動いている。この動きによって地球上のプレートや大陸は移動している。人類はまだこのマントルに到達出来ていない。オマーンに乗り上げた断片にはこのマントルの成分が含まれているとのことだ。また、産総研は日本列島は海洋プレートの移動で急速に隆起して現在の形になったとの解明を行っている。従来は、太平洋プレートが押されて隆起したと考えられていたが、太平洋プレートは4000万年前から殆ど動いていない。約300万年前にフィリピンプレートがやや北寄りに変化したために、同プレートに引きずられる形で日本海溝が年1cmの早さで西側に移動を開始した。日本海溝と大陸側のプレートに挟まれた形で圧縮を受けて日本列島は東日本から隆起が始まったとのことだ。雷の周期は太陽が自転する約27日間の周期とほぼ一致するとのことだ。この発見を武蔵野美大などが行った。太陽活動が地球の大気に大きく影響しているとの証左だ。太陽の黒点が増えると雷が多発し、逆に減ると、少なくなるとの相関がある。雷の移動も、南西から北東に移動することも確かめた。こうした観察の結果、太陽の活動の影響は赤道近くの低緯度から高緯度へと伝搬していることも分かったという。国立極地研などは高速で瞬く(フリッカリングという)オーロラの撮影に成功したとのことだ。オーロラの撮影に関してはこの間のテレビでも、わざわざカナダの北部に移住して観測している人の例が紹介されていた。オーロラのフリッカー現象は水素イオンの働きで発生するのだという。2014年頃から観測を始めていたとのことだ。オーロラとは太陽から出たプラズマが地球の北極と南極を両端とする磁力線に引かれて降下するときに大気中の酸素イオンなどを励起して発酵する現象とのことだ。フリッカリングは酸素イオンだけでは説明が出来ず、水素イオンが関係していることを突き止めたという。何やら分かったような分からないような・・・。同様に、東大などは、探査衛星「あらせ」による観測から磁気圏の電子が大気の上層に向けて降り注ぐと夜空が明るくなり、電子が降り止むと暗くなることを突き止めた。こうしてオーロラが脈動することを関連づけて解明した。JAXAは観測衛星の画像をもとに土地の利用状況の変化を一目で分かる高精度の地図を作成した。特に福島の災害地の変化がつぶさに分かる地図は、震災の影響を調べると共に復興の状況がつぶさに分かるというものだ。この地図からも、原発で避難を余儀なくされた地域では水田の作付けが実施されずに雑草に覆われていることが如実に分かるという。東大などが、スーパーコンピューター京を使って、温暖化によって、台風の大きさが変化することを予測できることを発見した。現代(2008年)とおよそ100年後の地球規模の気候シミュレーションで、同じ中心気圧の台風の場合、強風域の半径がおよそ11%拡大するとのことだ。温暖化によって台風の雲が高く発達するようになる。そのため、雲が出来る際に放出される熱が増加し、大気が暖められて結果として雲の下の気圧が低下して強風域が広がるのだという。将来的には台風の数は減るが、最低気圧が945HPa以下の強い台風は増加し、降水量も約12%増えると見込まれているとのことだ。まぁ、100年も経てば、どうなっているのかどっちでも良い気がするのだが。地球の温暖化では、京大などがキリマンジャロの氷河が消滅寸前だとの調査を行っている。今のペースだと10~20年後にはアフリカから氷河がなくなると懸念されている。日射量の増加で、雪が直接蒸気になる昇華が原因と見られていたが、実際は氷が溶けるほどに地球が暖かくなった故だとのことだ。極地研や北大は北極海で海氷の減少が加速している要因を解明した。氷の間の海面が広がり、太陽光の熱が吸収しやすくなって新たに氷を溶かすという悪循環が起きているとのことだ。北極海の夏の海氷面積はこの40年間で約半分に減少したという。そして、2012年には過去最少記録を更新した。氷が溶けて、太陽光が黒い海面にも多く届くようになり、その海水気温上昇の熱量で更に氷を溶かすというメカニズムだ。なお、こうした現象の大きな要因は人類の活動に依るところが大であると認識されている。東大は、35億~25億年前の太古の地球が温暖だったことを解明した。この時代は太陽の活動が不活発で、現在よりも2~3割暗かったとされる。水素や鉄イオンを好む細菌の影響で、細菌が排出する温暖化効果がCO2の25倍あるメタンの濃度が増し、寒冷な気候を緩和していたであろうと推測している。日照量が少なくてもこう言った高濃度の温暖化ガスによって地球は暖かだっただろうとしている。別途コンピューターのシミュレーションで、細菌が排出するメタンの量が多くなって気候が温暖であったことが分かったという。こう言った細菌は多種類存在して、これらが排出する温暖化ガスは互いの相乗効果を発揮して、更に温暖化が加速していたであろうとのことだ。【古今和歌集】695.あな恋し 今も見てしが 山がつのかきほにさける大和撫子 (よみ人しらず)ああ恋しい、今また逢いたい、山里にある垣根に咲く、ナデシコの花のようなあの娘に(あな ・・・ ああ、山がつ(賤)・・・ 山里の粗末な家、かきほ ・・・ かきね)
2019.03.10
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩き、帰りはシャルマンを通った。JR脇の道路は、一体何時舗装が完了するのだろうか。何ともだらだらやっているようで、何時も気になるところだ。中学校の土曜スクールに参加した。土曜スクールも今日が最終だ。子供達は、目標の高校に進むことが出来たのだろうか。夕食は太郎君一家と焼肉を食べに長岡の青山に出掛けた。少し肉が薄っぺらい感じだった。***金正恩とトランプとの会談後の北朝鮮の動向は芳しくないようだ。国連の安保理で、北朝鮮への制裁の履行状況の内容が明らかになったようだ。それによると、北朝鮮は制裁逃れの対応策として、サイバー攻撃を強化しているとのことだ。2017年~2018年にかけて、仮想通貨交換業者を攻撃して何と5億7100万ドル(約555億円)を奪ったようだ。対象は日本や韓国の仮想通貨交換業者だと云う。特に昨年起こった仮想通貨流出事件にも関わっているとのことで、その辺りの解明と防止策は緊急に実行しなければならない。日本もサイバー対策は強化しているとのことだが、まだまだ、こう言った不正を未然に防ぐようなポテンシャルはないらしい。北朝鮮の核の脅威におびえる日本が、裏では無意識にでも、こう言った北朝鮮の不法行為の手助けをしているとの現実は、何をか況やである。また、石炭や石油などの瀬取も大幅に増加していて、2018年の1~8月の瀬取による密輸は148件にも上ったとのことだ。去年の暮れに起こった韓国駆逐艦による海自哨戒機への火器レーダー照射のことを思い出すと、韓国は影で北朝鮮を擁護するかの如き動きをしているのではないかと感じる。この瀬取は、今や通常行事のように定期的に行われていて、特に石炭に関しては、北朝鮮から定期的に港からの積み出しが行われているとのことだ。本気で制裁をする気があるのか無いのか、之では金正恩が何も困らず、末端の国民に若干の生活苦の影響が出ると云うことでしかないようだ。それでも北朝鮮の国民は、金正恩が、トランプとの会談を早々に切り上げて帰国した時にも大歓迎の小旗を振るのだから、何処まで深刻なことだと受けとめているのかさえ疑問だ。北朝鮮は国家という殻を被った悪の集団で、日本でのオレオレ詐欺などの知能犯が、段々と知恵を付けて、今やアポ電という悪辣な金品強奪をするに至ったように、北朝鮮への制裁の裏を行く、とんでもない外貨獲得を堂々と行っているのだ。金正恩は、トランプとの会談の前に必ず習近平を訪問しているが、このくまのプーさん(習近平)という後ろ盾がこう言った北朝鮮の裏行動を支えているような気がしてならない。中国向けの輸出は2018年に2.2億ドル程度減少したとのことだが、逆にサイバー攻撃で倍以上も儲けさせていたのでは意味が無い。更には、民族統一の名の下に、文在寅も北朝鮮の走狗的な役割を果たしているようで、こうなれば国際的な北朝鮮包囲網(制裁)などは致命的な打撃にならないであろう事は明瞭だ。今回公表されたサイバー攻撃は北朝鮮が、之に特化した攻撃部隊(Lazarus:ラザルス)を編成しているとのことで、日本のオレオレ詐欺の国際版のような犯罪集団が、大きなバックボーンの下に事務的に悪事を働いているようなものなのだ。更に一番問題となる核開発だが、トランプに見せ金的に廃棄をちらつかせた寧辺の核施設も、会談物別れの後には既に稼働を継続していることが明らかになっている。加えて、核開発の拠点やミサイルの貯蔵所、そして、試験場などは多数の民間の非軍事施設に分散していることも明らかになっている。北朝鮮は核廃棄を全くやる気が無いし、進んでいないと云う事だ。金正恩が示した寧辺の閉鎖などは、単なる見せかけであったことが明らかだ。今回の報告では中国との国境近辺に弾道ミサイルの新たな施設を建設していると云う。北朝鮮がトランプとの会談に応じたのは、こうした集中していた施設を分散することで、問題をぼかした故だ。象徴的に寧辺を廃棄したと見せかけて内実は何ら変わることがないことを意図していたからだと思われる。こういった事は、会談前に互いの共通認識になかったとは考えにくいが、トランプが、寧辺以外の核施設に言及するに及んで、その先の交渉がぷつりと止んだことで、金正恩の思惑とのずれが起こったからであろう。いずれにしても北朝鮮が核を廃絶する気など毛頭無いと云う事が明らかにされている。加えて、あのアサドが牛耳るシリアとの軍事協力は継続して行われていて、シリアを通じて、通常兵器や弾道ミサイルなどを中東やアフリカに販売しているとのことだ。これも北朝鮮の外貨獲得の手段だ。北朝鮮包囲網(制裁)もこのようなザルになっていれば、大きなダメージを与えることなど出来ない。こうした流れを見るとき、北朝鮮は絶対に核を手放す気など無いのだと云う事が見えてくる。北朝鮮にとって核保有は絶対的な利益なのだ。制裁は、確かに効果はあると言われているが、金正恩を初めとする北朝鮮の幹部達にとっては、制裁が直接彼らの首を絞めているとは思えない。前述したように、制裁回避の手段は、瀬取やサイバー攻撃がこのたび明らかにされたが、アメリカなどを快く思っていなくて、北朝鮮の核の脅威が及ばない国にとっては、日本が騒ぐほどにこの問題に深く関わることはないようだ。トランプとしてもアメリカに届くテポドン2や火星14と云った大陸間弾道弾さえ開発や実験を止めてくれれば、最低の取引は出来ると踏んでいるのではないだろうか。アメリカ第1を標榜するトランプだけにその辺の所は十分に理解しておかなければならないだろう。今後どのような形で制裁を強化していくのかは分からないが、北朝鮮の国民自身が金正恩に対し蜂起するくらいの状態にならなければ、金正恩の行動に歯止めは掛からないだろう。段階的にしろ一切の核放棄にしろ、今の段階では画餅でしかない。例えば核を廃棄したことによって金正恩が何を得られるかを考えたとき、それが体勢の保証であったとしても、そのような約束は絶対的なものでは無く、現状でも既にそういったことは続いているのだから、バーターにはなり得ない。制裁解除が国民に朗報だとしても、金正恩には間接的なメリットでしかないわけだ。こうしてみると、トランプが如何なる方法でアプローチを試みても北朝鮮の核の廃絶は望みが薄いだろう。【古今和歌集】694.宮城野のもとあらの小萩 露を重み風を待つごと 君をこそまて (よみ人しらず)宮城野の元がまばらな小ぶりな萩(はぎ)が、露が重いので、それを払う風を待つように、私はあなたを待っています(宮城野・・・宮城県仙台市の東部の郊外、もとあら ・・・ 根元や幹の方に葉や枝がまばらである様 )
2019.03.09
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。腰痛の診察で水無瀬病院に行った。薬が効いているのか、腰のベルトが効いているのか、最近は一寸楽になった気がする。その旨医者に言うと、次の通院をほぼ3ヶ月後にしてくれた。連れ合いは学習会の仲間とランチを楽しんだようだ。今日は小学校4年生の学習会の後期最終日だ。また夕方から、中学校の支援学級の卒業パーティーに呼ばれて出席した。様々な家庭、生徒がいることを改めて感じる機会だった。***予定通り、現代重工が、造船海洋を買収することになった。これで船舶建造量ベースの世界シェアが2割を超える企業が誕生した。之で韓国の造船界はサムスン重工業との2強造船会社体勢となった。大宇がついに単独再建を諦めて現代重工の傘下に入った訳だが、巨大化が及ぼす影響は中国や日本にも及びそうだ。現在の現代重工グループには現代重工、現代三湖重工業、現代尾浦造船の3社体勢だったが、ここに大宇が入ることになる。2017年の世界の船舶市場は、現代系3社と大宇の建造量は合計1554万総トンで、4社合算の世界シェアは約23%となった。2000年以降の造船業界では単独で2割を超えるシェアを持つ会社はなかったので、ここで又造船業会再編の動きが再燃しそうだ。現代重工は韓国東南部の蔚山(ウルサン)に、大宇は南部の巨済(コジェ)に造船所を構える。巨済のドックは世界最大級の幅131mだ。合併後は、このドックを超大型船の建造に特化し、現在の蔚山では高付加価値の液化天然ガス(LNG)運搬船などを建造するとすれば、生産効率が上がって納期やコストの低減につながると見ている。現代重工は合併によって、大宇には大型船の量産効果を狙う目論見のようだ。大宇は、事実上現代重工の下請け的な形になるだろうとのことだ。大宇の実績を見れば、幅広く受注した中には、得意としない船種も含まれ、それが経営を悪化させてきた。2012年から5年連続で最終赤字を計上していた。それが、このほどようやく政府系金融機関からの支援で、債務を圧縮し、黒字転換を図ったところであった。それも政府の過剰な公的資金を投入してだ。韓国の造船界は、政府の支援が厚く、国策企業化している。このことが今まで延命してきたことに繋がっているようだが、このほどその政府機関の思惑で現代重工に合併させられたというわけだ。韓国メーカーは、1980年代の日本の構造改革の際に、日本からの技術者を大量に採用し、今日に至っている。しかし、このままじり貧になれば、今度は中国の造船界に技術者を持って行かれるとの危惧もあったようだ。韓国政府はそれを押しとどめるべく、現代重工へ管理を押しつけた形だ。もし、この合併が巧くいかなかった場合には大宇の技術者が中国メーカーに流出して韓国の競争力低下する事態にもなりかねないとの思いがあったようだ。韓国に限らず、造船界は、世界的に必要とする船腹量に大きな変動はないわけで、勢い限られたパイをどう分け合うかに掛かっている。日本がそうであったように、韓国も3強が2強になったからと云って、存在するパイの大きさに変わりは無いので、より競争が熾烈になる。国内の統合は対外的な競争力を高める上で必須と云う事だ。船舶は、新しい環境規制などで若干新規発注が増える見込みだが、全盛期の半分ほどしかない状況だ。このように、造船界の状況は総量的な需要に大きな変化は無いので、互いに安価で受注することが求められることになる。中国でもこう言った流れの中で、国有の2大メーカー、中国船舶重工集団(CSIC)と中国船舶工業集団(CSSC)の統合案が話題になっている。この統合が実現すれば、建造量は世界2位になる。中国の企業は国有だけに、こういった事は韓国以上にやりやすく、国有企業の統合で巨大企業を誕生させ、国際競争で優位に立つやり方は中国政府の常とう手段なのだ。対する日本はと言えば、現在は最大手の今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の2社が主導する形だ。今回の韓国動きで、日本の旧財閥系である川崎重工業や三井E&S造船の去就が再び注目されることになりそうだ。そこで、以前から問題としている、韓国政府の大宇造船海洋に対して、WTOの補助金ルールに違反して、過剰な公的資金を投入している件だが、一向に埒が明かない。日本は、韓国政府が大宇に過度な支援(公的資金)を止めるように申し立てているが、文在寅の所業を見る限りは、話し合いに応じる気配など無く、ましてや、さっさと幕引きを計るが如く現代重工に引き取らせた形にしてしまった。中国も然りだが、韓国もWTOの精神など眼中にないが如くだ。こう言った無頼の国を相手にするには、日本も相応の対応を取らなければ結果は自ずと見えている。特に韓国は徴用工問題でも、日本企業に対して論理を越えた出方をしている。韓国政府のやり方に一定の歯止めを掛けるべき韓国の大法院(最高裁)でさえも、文在寅政権に擦り寄り、新日鉄住金に賠償を命じる判決を出す始末だ。WTOに提訴したところで、この先俄に解決するところまでは行かないだろう。日本はすでに、WTO提訴では、原子力発電所事故に伴う日本産の水産物の輸入規制や日本製のステンレス鋼への韓国の反ダンピング(不当廉売)関税など、すでに3つの案件についてWTOで韓国と係争中だ。今回提訴しても早期の解決は望めないだろう。本来の資本主義的な自由競争で、正当な生産効率化などを通じて、船価に反映させ、競争するべき所を、韓国政府は経営が悪化した「大宇造船海洋」に約1兆2000億円の公的資金を投入してきた。今回の合併に於いても韓国政府の造船業への極端な優遇政策は変わることがない。論理的な話し合いにさえ応じない韓国とは、最早決裂しか道がない。韓国が徴用工問題で、資産差し押さえる動きをしている以上、対抗処置として、あらゆる報復措置を執って、之に反省を求めるしか手は無いのではないだろうか。ここに至っては、造船界だけの限られた競争ではないこのような事態には、特別な対応策を採ることが必要でないかと思う。いやはや自国のことしか頭にない隣国には、最早近所づきあいをする必要はないのではないだろうか。【古今和歌集】693.君こずはねやへもいらじ 濃紫我がもとゆひに霜はおくとも (よみ人しらず)あなたが来なければ寝室にも入りません、庭に出て、私の髪に霜が置くとしても(ねや ・・・ 寝室、もとゆひ ・・・ 上に束ねた髪を束ねる紐 )
2019.03.08
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今日は雨の予報なので、休養も兼ねてウォーキングは中止した。夕食は連れ合いと蔵鮨に出掛けた。***フィリピンのインフラ整備が進んでいるようだ。1994年から半年余マニラに駐在していたときのことが思い出されて懐かしい。当事の交通機関は車しかなく、しかも邦人が運転することは禁止されていた。というのも、無謀なドライバーが多く、事故に巻き込まれるのを防止するためだった。勿論当時は路面電車もなくLRTも無かったように記憶する。その後、2012年に丸紅がマニラ首都圏で鉄道建設事業を総額約800億円で受注したと言った話があった。フィリピンの財閥サンミゲルのグループ会社等と共に受注したしたとされ、マニラ首都圏北部に全長約22.8km、14駅の都市鉄道「MRT7号線」と呼ばれるものだった。車両基地やバスターミナルなども含み、全線開通は2016年6月頃(2012年当時の見込み)を予定しているとのことだった。丸紅が受注したとあったプロジェクトだったが、その後頓挫し今は、現代ロテムが受注したとある。完成予定は2019年とのことだったが、現状は昨年末でようやく工事の40%弱が完成しているとの進捗だ。従って開通予定は2020年に延期されている。このプロジェクトの費用は、約132億円とのことだから、範囲が異なっているのだろう。又、この路線を設置するために近隣の道路は一層の渋滞を来しているとか。如何にもフィリピンらしいと苦笑を禁じ得ない。そして今回(2019/3/7日経)のマニラ鉄道整備の話だ。新たな地下鉄や通勤電車の建設のようだ。東京をモデルとした鉄道整備を希求し、日本のODAを活用しているとのことだ。同時に、マニラで不具合が頻発する既存路線も改修する事になっている。事業費の合計は2兆5000億円に上り、各事業に日本企業が参加する。日本が主体的に動く今回の鉄道整備なら、マニラの交通事情も改善されるだろうと大いに期待したいところだ。新聞にも出ているようにマニラは鉄道網が脆弱で慢性的な交通渋滞に悩むとあり、「地下鉄をつくると発表した時は誰も信じなかった」とのことだ。起工式でのトゥガデ運輸相の感慨深げな談話だという。地下鉄構想は40年前からあったとのことだが、その時は単なる願望だったのだろう。鉄道に関する総事業費は約7600億円とのことだ。北部の住宅街ケソン市から南に延び、新興都市を経て空港に至る総延長約30kmの地下鉄工事だ。1925年の全線開通を目指しており、1年目に1日37万人の利用を想定。既存の都市鉄道2路線(LRT1号線と2号線)と接続する予定だとのことだ。参画する日本企業は設計・施工が清水建設とフジタ、これに竹中土木が加わり、地場建設大手との企業連合が建設に従事する。同時に鉄道運営の人的な支援も行うことになっている。フィリピンもようやく本気度が出てきたのかと、一寸感慨深いものがある。私がいたマカティを取り囲むように走るようだ。本気度というのは、フィリピンが自国の資金ではなく日本のODAに依頼することにしたという点だ。之までの政権は(アキノ政権)は官民連携(PPP:Public Private Partnership)によるインフラ整備を考えていたが、その方針の受け皿になる民間企業はいなかったと云う事になる。マニラ首都圏(メトロマニラ)の面積は東京23区とほぼ同じだが、人口は1200万人超と3割多く、人口流入は続いている。車の利用が増え、交通渋滞は年々悪化。1日当たり24億ペソ(約50億円)の経済損失を生んでいるとの試算もある。一々納得だ。駐在時にドライバーが遅れてくることはしょっちゅうで、その度に「トラフィック(交通渋滞)」と言い訳するのを聞くことが常だった。かの、後白河上皇をして意のままにならないものとして、「賀茂川の水、双六の賽、山法師」を挙げたが、あのドゥテルテ大統領をして、「渋滞解消以外に達成できていない公約はない」と述べたとか、今回の決定は、強い意欲の表れのようだ。加えて、中心部と郊外(開発中のニュークラークシティ)を結ぶ南北通勤鉄道にも着手する。総延長約150kmのうち北側の38キロメートルの工区を、三井住友建設が2月に着工した。総事業費約1兆6000億円の4割程度を日本が融資する。この本格的長距離鉄道は2025年の全線開通を目指している。北側の路線はかつて中国が着工したものの汚職などが問題となり頓挫、日本が引き継いだ格好だ。どうやら一帯一路のメインコースからは外れているという所だろうか。中国は専ら高速鉄道の敷設に注力しているようだが、フィリピンではまだ、その機が熟していないと云う事かも知れない。鉄道の新設だけでなく、既存の都市鉄道の再生も日本企業が担う。ケソン市とビジネス街のマカティ市を結ぶMRT3号線は住友商事と三菱重工業が建設し、2000年に全線開業した。両社が保守業務を受託していたが、フィリピン政府はコストを優先して2012年に現地企業、2016年に韓国系企業に契約を変更した。すると、ずさんな管理で故障や脱線が頻発し利用者数が急減した。なるほどという感じだ。之を聞いて胸がすくようではまだまだだが、ともかくもドゥテルテが日本に頼ったことは評価したい。ドゥテルテの評価も高いようで、何となく溜飲が下がる思いだ。フィリピン政府の要請を受け、日本は2018年11月に3号線改修事業への円借款契約を締結。住友商事と三菱重工のグループ会社が再び事業を請け負い、1月から車両や線路・架線など設備の全面改修を進めている。こちらも2022年には完成する見通しだ。インフラ輸出では日本が原子力発電の輸出を断念させられたが、それは結果的には良いことだと思っている。都市部の鉄道網整備や、安定した運営については日本に一日の長があるとされるので、こう言ったインフラの輸出は大いに歓迎すべき所だ。政府も戦略を見直して、電力、鉄道、情報通信そして医療の4分野に重点を絞っている。之を弾みとして他の新興国への鉄道インフラの輸出拡大に繋がれば申し分ないのだが。日本はマニラでその実力を改めて試されることになる。【古今和歌集】692.月夜よし夜よしとひとにつげやらば こてふににたり 待たずしもあらず (よみ人しらず)月の光がすばらしい、夜がすばらしいと人に言付けをしたのは、「来てください」と言ったのと同じこと、来るのを期待していないわけではありません(こてふ・・・「来(こ)+てふ(=と言う)」)
2019.03.07
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今日のセミウォーキングは島本高から若山台を経由して東大寺公園に出て、帰りは島本駅を通った。今日で、小学校2年生の後期学習会を終えた。たった7回だったが、慣れてきた子供達だ。終了の挨拶もそこそこに、こちらも中学校の最終の放課後学習会に参加した。結構忙しい1日だった。***人類はこれから好むと好まざるとにかかわらず、AI(人工知能)との共存をしていかなければならない。AIは我々の生活を便利で豊かにするという見方と、人類を凌駕して我々を脅かす存在になるという見方の双方がある。そのことについて、各界のリーダー達が意見を述べている。AIは働き方から旅行のスタイル、法の執行に至るまで人類の文明を変えつつあるという。正に今その途上に我々は置かれていることになる。危険だとする例として、米カリフォルニア州のテスラの電気自動車(EV)が自動運転機能の車を利用中に死亡したとか、アリゾナ州では、米ウーバーテクノロジーズの自動運転車が歩行者をはねて死亡させた事などが挙げられている。さらには、米IBMのAI「ワトソン」ががん患者の診断で危険で不正確な治療を推奨するケースが続出したなどがある。そしてそれらはほんの氷山の一角にすぎないとの見方もある。こういった事を踏まえてAIが人類の未来にもたらす脅威や、どうすれば、人間を滅ぼすのではなく支える存在にできるのかについて、様々な分野の専門家の意見が紹介されていた。1人目は英物理学者スティーブン・ホーキング博士だ。博士は「AIは制御不能になりかねない」という。かなり懐疑的な意見だ。AIの短期的な影響はそれを誰が支配するかによるが、長期的には、そもそも支配することなどあたわず、AIによって支配されるであろう事を示唆している。AIがこのペースで自分自身を開発し続けていけば、AIは生物的進化の遅い人間の研究者よりも優れた発明をし、我々には理解しがたい武器をも開発するだろうというのだ。人間は、AIと競争する前に追い越されるだろうとも云っていた。2人目は米テスラのCEOイーロン・マスク氏だ。氏の見解は常にAIの驚異だ。その内容は衝撃的だが説得力がある。我々が存続する最大の脅威をAIだと言ってのける。従って、野放図なAIへの突入(何の規制もなく人間が愚かな行為をしでかしてしまう行為)は絶対に避けるべきで、国や国際社会のレベルで何らかの規制を設けて監視すべきだと論じている。又同様の意見を持つ科学者は多い。氏はまたAIの破壊力は北朝鮮がもたらす世界核戦争のリスクと比較しても、はるかに大きなリスクがあると云う。即ち、AIには心がないため、人類が邪魔になれば、つらい感情どころか、考えることさえせずに人類を滅ぼすだろうというのだ。一方では、AIは人類を滅ぼす悪とは限らないともいい、適切な規制は不可欠だと論じている。3人目はロシア大統領ウラジミール・プーチン氏だ。「AIは国際政治に重大な影響をもたらす」という。そして、彼自身がAIを支配すれば、その力は世界の地政学的状況を変え、政治権力に大きな影響を及ぼすと固く信じているようだ。そして、AIをコントロールできる者が世界を支配するだろうと言うことを本能的に理解している。4人目は米アップルCEOのティム・クック氏だ。AIに対して別の見方を披瀝する。AIに人間の倫理を尊重することを教えられるかどうかで事態は変わるという。AIは多量のデータを収集し学習を重ねることで進化するが、氏は、人間の属性を大量に収集することでAIを進化させるのは、効率的ではなく怠慢だと云う。従って、AIを真にスマートにするには、プライバシーを含む人間の価値を尊重するようにしなくてはならないと云うのだ。AIをそういった観点で進化せしむる事こそが、人類を破滅から救う手だてだというわけだ。人間の知性の特徴である思いやりや独創性、創意工夫を考えずにAIに取り組むべきではないと主張している。5人目は英首相のテリーザ・メイ氏だ。氏はAI支持派だ。AIの進化に潜むリスクを認めつつも、その力を適切に導くことが人類にとって重要だという。全くの危機論者ではない。過去の革命的イベントは当初不安を掻き立てるものだったが、その改革のお陰で現在の進歩を得たのだというのだ。こう言った革命的なことを人類の進化に結びつけるように努力しなければならないという。意図は分かるが、観念的な要望だけでは、事は治まらないと思うのだが。6人目は米グーグルCEOのスンダル・ピチャイ氏だ。グーグルはAI活用を支持する独特な立場にある。AIは高度になりつつあり、責任を持って利用しなくてはならないとしている。そんなリーダー的な企業の責任者として、テクノロジー企業は責任を持ってAIを開発しなくてはならないという。ではどういう道を辿るべきかについては言及していない。その部分はおそらく企業秘密でもあるから具体的な論評には結びつかないことになるのだろうか。7人目は米マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏だ。AIと機械学習が現代の暮らしを一変させると考えている。この時、AI開発者によって開発途上で、AIに人間の偏見が組み込まれるリスクについて警鐘を鳴らしている。こういった事(人間の偏見の注入を打破する)を念頭に置けば、AIというテクノロジーの開発も我々人間が設計を選択することが出来るというわけだ。そして、こうした設計の選択は原則や倫理に基づいていなくてはならないと指摘している。その端的な問題として、言語がある。言語の理解を巡る問題は、コーパス(自然言語の文章を構造化し大規模に集積したもの)の選択で決まってくると云う。Aiの是非は、この中に偏見を持ち込まないことが出来るか否かによるとの示唆だ。こういった事を考えて、開発に臨むことが、我々皆が望む未来を確保する最善の方法だと述べている。8人目はゲイツ財団共同会長のメリンダ・ゲイツ氏だ。AIに対しての意見と外れているような、もっと根本的な議論をしている。要は、女性や有色人種をテクノロジー開発のテーブルに付かせなければならないという。なにやら、的を射ていないようでもあり、人種差別や男女差別がAIと如何に関係するかについても不明瞭だ。9人目は未来学者のレイ・カーツワイル氏だ。AIは人間の知性を拡張するツールだと捉える擁護派だ。人間の知性をAIが超え、人間に永遠の命をもたらす転換点「シンギュラリティ(2045年に来ると云われている)」に注目している。こうしたことから人間と機械の融合は避けられないと指摘する。人間は既にスマートフォンや、クラウドといった非生物学的なテクノロジーと融合を始めている。それが体内にあるか否かだけの物理的な問題にしか過ぎないとの見解だ。シンギュラリティを越えた時点で、人類がどうなっていくのかについては言及していない。10人目はWWWの生みの親であるティム・バーナーズ=リー氏だ。氏は、金融分野でAIが広く使われるようになれば悲惨な事態に陥りかねないと懸念している。また、AIが住宅ローンの審査などで判断を下すようになれば大問題だとする。こうした問題ではAIがどのように公平性を保てるかが極めて不明瞭だというわけだ。このことをコンピューターに公正に理解させるためのAI企業同士の自然淘汰が必然だという。様々な識者の見解を見たが、AIの出現とその行き着く先は、矢張りなお、我々には不明瞭である。【古今和歌集】691.今こんといひしばかりに 長月の有明の月を待ちいでつるかな(そせい法師)「今すぐに参ります」とあなたが言ったばかりに、9月の夜長をひたすら眠らずに待っているうちに、夜明けに出る有明の月が出てきてしまいました。(長月・・・陰暦の9月で、夜が長い晩秋、有明の月・・・夜更けに昇ってきて、夜明けまで空に残っている月のこと。満月)た表現です。
2019.03.06
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今日は友人夫妻とゴルフだ。昨日から有馬温泉に来ているので、近くを希望して、神有CCでラウンドした。神有CCは6回目のラウンドだが、100を切ったことがない。今日は、TSは先ず先ずなのだが・・・、内容は今回が劣悪で、結果は散々であった。記録を残しておきたくないのだが、恒例で書き置く。友人も最後は不本意だったようだが、夫人はなかなか腕を上げている。連れ合いもTショットはかなり飛ぶようになっているが、私同様アプローチとパターに難ありである。不調なのは朝風呂に浸かって、寝も足りていなかったということにしておこう。朝食を済ませて、暫く休んだ後、ゴルフ場に向かった。カーナビだと15分程度で着くと云うが、西宮IC辺りで事故と火事があったとか、車は少し混んでいた。友人達は既に着いていたが、今日は、雨の後のつかの間の晴れと云う事で、駐車場は車が一杯だった。先輩に貰った株主優待券を使ってチェックインを済ませた。今日はインからのスタートのようだ。予定時間よりもやや遅れて、10時前のスタートとなった。9:48(実際は10時前)にインからのスタートだ。No.10(M)は一旦打ち降ろして、左に打ち上げる変形ホールだ。TSは、良い感じでFWCRだ。2打も先ず先ずだがFW右だ。3打はダフリ気味で届かない。(ここを届かせないと・・)4オンで、いきなり3パットだ。(1打は余分)友人は3オンを逃したが、1パットで沈めボギーだ。夫人もトリプルとし、連れ合いは8打だった。No.11(M)は、少し打ち上げて、直角に右ドッグ。TGは少し遠目の設定だ。TSは良かった(FWCR)が距離は不十分だ。2打目はゴロ気味になってしまったが、下りを降りて、結果は良いところまで進んだ。狭いGRに3オンできた。(これは良い)2パットのボギーだ。友人の飛距離は素晴らしかったが、2打、3打が崩れ5オンにしてしまって、トリプルだ。夫人も手間取って8打、連れ合いも途中迄は何とか良かったが、砲台GRに泣いて、G/UPした。No.12(S)は、池越えショートで、近い左グリーンだ。この前は、大きめの6Iでも池だったので、今日は5Iを握ったが、シャンク気味に右にOBした。(当たらなければ意味が無い)4オン2パットで、ダブルだ。(2打余分)やってられない。友人は手堅く1オンのパーだ。夫人も1オンだが、3パットでボギーだった。連れ合いも池で、ダブルとなった。No.13(M)は、右ややドッグレッグで、右は木が迫る。TSは良い当たりで、FW右だ。しかし、2打では届かない。しかも、3打はトップでGR向こうだ。(之が駄目だ)4オンで、3パットのトリプルだ。(2打は余分だ)友人は途中手間取って4オンとしたが1パットのボギーだ。夫人もボギーで、連れ合いは10打だった。No.14(M)は、ティーグランドを前に持って来たホールだ。左の池をフェンスで囲っている。昔はロングにもなったようだ。TSは高めに上がり、右土手から下に転げ落ちてラフ。2打を、ままよと、正面のGバンカーを避け木の間に飛んだ。然しそこも又バンカーだった。3打でカラーにまでしか出ず。4オンし1パット(実質2パット)ボギーだった。友人は3オンでボギーだ。夫人もボギーで、腕を上げている。連れ合いは3パットで8打だった。No.15(M)は、少し打ち上げで、左にややドッグのミドル。左の木の少し右が良い。TSは良い感じだが、距離が出ない。2打はトップのゴロで、バンカーに捕まった。3打でオンし、惜しい1パットを外して、ボギーだ。友人はTSが良くなかったが、3打でオンして1パットのパーとした。夫人は安定して、3オンしてボギーだった。連れ合いは、前のホールと同様に8打だった。No.16(M)は、打ち降ろしで右のバンカーが気になる、2打目は打ち上げのミドルだ。TSは良い感じでFWCRだ。2打は少しトップ気味のゴロ(之が良くない)となりバンカーの手前だ。ぎりぎり3オンし、ボギーだった。友人もここは2オンできず3オンして、1パットで沈めパーだ。夫人は、私と同様にボギーだった。連れ合いは最後バンカーに入れて、9打だった。No.17(S)は、右から池がせり出す打ち上げのショート。今日は左のGRだ。DRで挑戦したが、右の木の方向で乗らなかった。そこからドジで、トップを連続し、行ったり来たりの5オンだ。7打と信じられない結果だ。(3打は余分)友人は木に当てたりしたが、ダボで上がっている。夫人は、GRこそ外したが、ボギーだった。連れ合いも7打叩いた。午前最終、No.18(L)は、緩やかに左ドッグで、ここも、FW迄が遠い。TSは良い感じだがやはりFWに少し届かない。気負いの2打はチョロだ。逆に3打は良い感じだが、バンカーに入っていた。そこから打った4打はクリーンに当たりすぎ、GRを越え、OBだ。7オンで、仕上げの3パットの10打だった。(3打は余分)友人もなんだか手間取っていたが、3パットのダボだ。夫人はトリプルで、連れ合いは、9打で終了していた。(ここは傾斜GRで難しい)前半既に11打は余分だ。昼食時のレストランは結構混み合っていた。前の組は、差ほど巧くは無さそうだがブルーティーから打っていた。No.1(M)は、視野は広いが先で少し右ドッグレッグのやや打ち下ろしだ。TSは良い感じだが、右のややラフだ。2打は超良い感じで、FWCRだ。3オンして、2パットはまずまずの出だ。友人は少しもたついてダボだった。夫人も同じくダボで、連れ合いは、TSは良かったものの最後は8打だった。No.2(M)は、No.1と似た感じのホール。友人がカートを別な道に誤送させた。TSはFWCRだ。2打も良い感じで、右ラフだ。3打は前の木が少し気になって、ダフってしまい、4オンだ。3パットも手伝って7打は痛い(2打余分だ)。友人は力を吹き返し、見事に2オンしたが、そこから3パットでボギーとしていた。夫人は乱れて5オンの2パット、トリプルだ。連れ合いは、9打だった。No.3(S)は、左グリーンで170YD近い池越え。DRで挑戦(前回は4W)GR左のカラーだ。2オンし1パットでパーを拾った。友人はTSを左に外しOB、ここでマリガンとし、私とほぼ同じ位置からボギーとしていた。夫人は、軽やかに1オンし、パーである。連れ合いは、TSをもう少しという所で池に落とし、最後はG/UPしていた。No.4(L)は、打ち出しが谷越のうねったロングだ。TSは良い当たりのFWCRだが、レディースティーの横だ。2打は木の葉に当たってFW落ちた。3打でチョロし、4打は良い感じとちぐはぐだ。然しバンカーに捕まっていた。5打で出して、そこまでは覚えているが3パットも手伝って11打になった。(ここは最低でも3打は余分だ)友人はボギーで上がった。夫人は、7打で、連れ合いは9打だった。No.5(M)は、TSは当たり悪く、左ラフだ。2打も5Iでチョロだ。3打は良い当たりだったが、バンカーに入れた。4打では出るだけで、5オンし2パットのトリプルだ。(2打余分)友人は1パットのボギーで、夫人は、3オンのダボだ。連れ合いは、8打だった。No.6(M)は、凹んだ池越えで、上って降りる右ドッグレッグだ。TSは良い感じだが、右の木の葉に当たり落ちた。そこで前の組に待たされて、2打でチョロしてバンカーだ。3打では出るだけで、4打でやっとGR近くだ。何とそこからトップし、6オンになってしまった。1パットでやっとトリプルを拾う。(1打は余分)友人はダボで、夫人もダボだった。連れ合いは、ここは8打であった。No.7(M)は、やや打ち下ろしで、グリーン前には大きな池が横たわる。今日は右GRだ。TSは良い感じで、FWCRだ。ここで、前のホールに3Wを忘れたのに気づき取りに戻った。後ろの組が見つけてキープしていてくれた。戻って、2打目でバンカーに入れ。3打は出たがGR右横のラフだ。4オンし2パットのダボだ。(1打余分)友人は2打目に池に入れてしまったようで、そこから再度池入りと狂い始めGR上では4パットするなど珍しく10打叩いた。夫人はダボで、連れ合いは、7打で上がった。No.8(S)は、左グリーンで135YDだ。5Iでトライしたが、良い感じだが、少し右にずれてGRの右下だ。2オンで、惜しくもパー逃しのボギーだ。友人は右のバンカーに外し、そこからホームランでOBだ。上がって7打。完全に狂ってしまったようだ。夫人はダボだ。連れ合いはDRでオンしたが、残念ながら3パットのボギーだった。No.9(L)は、2打から左ドッグレッグの打ち上げだ。TSは最高に良い当たりで、FWCRだ。2打はまずまずの当たりだが右ラフだ。そして3打も良い感じで残り50YDに付けた。4オンし、2パットのボギーは言うこと無しだ。友人は、TSは良い感じだが、2打で左ラフに落とした。然しそこから5Wで何と見事にオンした。2パットのパーだ。流石を思わせた。夫人はダボで、連れ合いはここを頑張って8打で上がった。今日は友人も後半崩れたが、最後に本領を発揮したようだ。しかし、私は絶不調が続いていて、これは実力の衰えかと感じるまでになった。然し後半も8打は余分だった。三田に寄り肉を食べるつもりで、下道を帰り、気が変わってそのまま下道を帰った。松坂屋で夕食を採ったが、帰り着くとぐったりと疲れてしまった。
2019.03.05
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今日は雨でもあり、泊まりがけで、有馬温泉に行くので、ウォーキングは中止した。連れ合いと共に、有馬温泉へは何度か来たことがある。姉とその友人とも来たことがあるし、友人夫妻と来たこともある。また、夏には孫達とも来たことがある。大概宿泊ホテルは、有馬グランドホテルだが、時に兆楽に泊まったこともあるし、エクシブに泊まった経験もある。鉄道で行ったこともあるが概ね車で行くことが多く、今日も車で行った。一番早く着こうとすると、今なら、新名神を通り、神戸JCTから少し戻る形で、西宮北ICで降りて向かうのが良いが、中国自動車道を通って、山口JCTで阪神高速7号北神戸線に入って、有馬口ICで降りた方が更に近い感じだ。然し我々の旅は急ぐことはなく、チェックインに間に合うように着けば済むので、出発時間もゆっくりしたものだ。従って一般道を通っていこうとのことになり、少し早めに出発した。171号線を走るのも良いが、連れ合いは、中国自動車道に沿った道路を行く方が早いという。どちらの道を行っても、詰まるところ猪名川大橋を渡る手前で合流するのだが、通り慣れた道と云う事で、連れ合いが言う道を通ることにした。万博周回道路を一部通って、中国自動車道と併走する。この道で何時も迷うのが、空港への分岐点の場所だ。西に向かうのだからと直進しては駄目だし、空港への道を採ることも駄目で、最も左車線を通って回り込み一旦下に降りる形になるのが正解なのだ。ともあれ今日は慎重に通過した。再び中国自動車道と並進する形で宝塚ICの手前で中国自動車道と別れる形になる。国道176号線を走っている。宝塚駅の側を通り抜け、生瀬から有馬街道に左折する。分岐点では少し新しくするための工事がなされていた。有馬街道は途中七曲がりで大きく蛇行するものの交通量は比較的少ないので楽に走れる。途中の交差点でも直進なので、ほぼ迷うことはない。前にも孫達と通ったことがあるので、慣れたものである。何度も通った有馬グランドホテルへの道故に、既に身体が覚えているという感じだ。途中芦有ドライブウェイに入る道がある。芦屋からはこの道を上ってくる人も居るのだ。夜間には東六甲展望台から眼下に百万ドルの夜景と言われた神戸、大阪の夜景が楽しめるところだ。到着した有馬グランドホテルは現在改装中で、一寸手狭にはなっているようだ。しかし、温泉が変わるわけではない。改装中と云う事は、結構儲かっていると云う事の裏返しなのだろう。さておき、部屋に入ると直ぐに温泉に向かった。屋上の露天風呂が何よりくつろげる。遠くを走るのは阪神高速7号北神戸線のようで、眺望も素晴らしい。明日友人夫妻とラウンドする神有CCもこの山の丁度向こう辺りかと眺めながら湯に浸った。温泉は金泉と呼ばれる鉄さび色の掛け流し温泉で、湧出時は透明なのだが、空気に触れるとすぐさま酸化して赤色になるのだという。いわば鉄のさびた風呂に入っているというようなものだ。勿論隣には銀泉もあり、そこは透き通ったラドン湯だ。その両方に入り比べるのも又一興である。何といっても、この有馬温泉は妻が喜ぶ行って良かった温泉として全国一の湯なのだそうだ。日本三大名湯には2種類あって林羅山が選したものと、枕草子に挙げられたものがあるようだ。その双方に名を連ねているのがこの有馬温泉と云う事になる。さらには、日本三大薬泉という方にも名前が挙がっているので、温泉の質の良さが解ろうというものだ。昼過ぎの湯は空いているので、ほぼ独り占めの感がある。ゆったりと湯に浸りながら、生きていて良かったという実感が湧くのもこの時である。この温泉にはサウナも併設されているので、毎回湯に浸ると同時にサウナで汗を流すことにしている。サウナを出ると水風呂に入るのだが、之が又スッキリして、気持ちが良い。水風呂に入る前の一瞬の冷たさは浸かって直ぐ、心地よい暖かさに変わる。いつまでも浸かっていられるくらいに気持ちが良くなるのだ。そんなサイクルを昔は3度する事にしていたが、今は1回で終わることが多い。こんな経験を、ほぼ毎年のように計画してくれる連れ合いに感謝だ。夕食まではゆっくりして、予め指定されたテーブルでゆっくりと食事を楽しんだ。献立も、柚子酒の炭酸割り食前酒に始まり、先付けは蟹と帆立のおろし林檎酢和えだ。前菜の種類は書き切れない程多種で、有馬の肉味噌ばい貝旨煮、桜鯛のアボガド焼き、菱鍋寄せ、穴子寿司、花山葵お浸しばちこ、桜長芋丸十八方煮そして一寸豆海老挟み揚げと並ぶ。次いで、鮪などの造り、桜鯛しゃぶしゃぶの小鍋筍饅頭の蒸し物、さらには強肴として国産牛のとろろすき鍋、そして、相鉢の茶碗蒸し、三種盛りの香物、止め椀の赤出汁と、但馬産のコシヒカリのご飯が次々と用意される。最後の果物は季節のフルーツで締めだ。何とも名称を見る限りでも豪華な食事である。夕食後は少し休んで、又温泉に浸りに行った。今度は地下のアクアテラスに向かった。広い浴室を抜けて、秀の湯という露天風呂が設営されている。ここにも金泉があり、狭いがサウナ部屋もあって、くつろげるのだ。露天の通常の浴槽は立ち湯になっていて、つま先立ちで入浴するのだ。風呂は座って浸かるものという常識を打ち破った形だ。勿論リラクゼーション施設などもあるが、温泉だけで十分くつろげる。お湯を浴びてくつろいだ後は、ひな祭りクラシックミニコンサートが開かれるのを、ジントニックを飲みながら楽しんだ。連れ合いは、カシスが入ったアルコールを頂いていた。若いバイオリニストは岸本萌乃加さんといい、東京音楽コンクールで弦楽部門第1位だったようだ。「愛の挨拶」、「チャルダッシュ」などに続いて、「ロンドンデリーの歌」は馴染みの歌だった。「真田丸」の演奏後、2曲ほどのアンコールもあってなかなか楽しめた。何しろ、優れたバイオリニストなのだろう、ストラディバリではないが、1984年製のPressendaを貸与されての演奏は、まれにしか聴けない演奏だ。これも今回の特典の1つであった。演奏後、連れ合いは岸本さんと親しく言葉を交わしていた。【古今和歌集】690.君やこむ我やゆかんのいさよひに まきの板戸もさゝずねにけり (よみ人しらず)あなたが来るか、私が行こうかとためらっている内に「真木の板戸」も締めずに寝てしまった(いさよひ ・・・ ためらい、あるいは陰暦十六日の夜、真木の板戸 ・・・ スギやヒノキで作られた戸、さゝず・・・鎖さず)
2019.03.04
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km点までで折りかえし、帰りはシャルマンを通った。連れ合いは東向日の親戚の家に出掛けていった。***日経のサイエンスページに微生物の話が載っていた。それも地球の地下深くの話だ。最近の調査で分かったようだ。地球の地下深く、水深1100mの海底を更に約2500mも掘り進んだところだと云うから、一寸驚きだ。そんな地中深くで、生き物が生息していると云う事はとてもピンとこないが、熱水鉱床にも生物が生きていると云うから、地球ならば、地下という過酷な条件下でも微生物が生息していることも考えられないわけではない。勿論これらの微生物は活動量を極限まで落とし、過酷な環境に適応しているという。しかしながら、その量は、地表や海中の全生物にも劣らない程の量だという。こういった事を考えると、今小惑星リュウグウの調査を行っているところだが、こう言った星にも生物を見つけられる可能性があるかも知れないのだ。おそらくは、これらの生物は、生命発生の起源に生息していたような、太古の地球で生息していた姿をとどめているとみられている。地下深部の生命がいるかどうかを探る国際共同計画があり、「深部炭素観測」(DCO)といわれている。世界の数百人の専門家が加わり2009年に始まったこの活動は、既に10年を経過している。この活動では、これまで、様々な微生物の存在が報告されている。海や地表の他にも地中という、第3の生物圏がある事が明らかになったのだ。日本の海洋研究開発機構はこの計画に共同代表の形で参加している。日本は、青森県八戸市沖を探索し、水深約1100mの海底からさらに約2500m掘り進んだところで微生物の活動を示す証拠を見つけた。生息数は1立方cmあたり100個以下と少ないものの、約60℃の高温下で生きる微生物がいることを確認した。この微生物はメタン生成菌だとのことだ。実際に海底下2000mの地点で採取した微生物を地上で培養すると、生息数は海底下2500mの地点に比べ100倍以上多かった。DCOでは陸の地下も探索し、豊富な微生物圏を見つけている。例えば、南アフリカの金鉱脈の地下2000mを超えた地点で微生物を発見している。金鉱脈の亀裂の隙間にたまった水の中に微生物が生きていたとのことだ。またカナダの地下には約27億年前の水が太古の時代から外気に触れずに残っているのを発見している。炭素を詳しく分析すると、生物がすんでいたらしい痕跡も見つかったとのことだ。更に調査を進め、ひょっとして約27億年前の微生物が今も生きているのではないかと調査している。そうなるととても興味深い結果が得られると期待されているのだ。東京大学ではDCOとは別に、独自に微生物を探している。対象は岐阜県瑞浪市にある地下の坑道の地下300mの地層だ。ここは、マグマが冷えて固まった花こう岩でできていて、内部に鉄分や有機物が残らず、これまでこの地層では生物を見つけられないと考えられてきた。しかし研究者らは、花こう岩の亀裂に入り込んだ地下水があるところには、メタンや硫酸なども豊富に含んでいて、生物の生息の可能性があると見越したようだ。ここで素人にはよく分からないのは、こう言った地層は何も瑞浪市の地下道に限ったことではないだろうと云う事だ。それとも手頃なところが他になかったのかも知れないが、その辺りは専門家に任さなければならないだろう。目論見通り、坑道で採取した地下水からは生物の痕跡とみられる遺伝子断片が見つかったとのことだ。微生物の量は、1mLあたり約10万個と推定され、現在の海水にいる微生物と同じ水準の量だ。日本独自にも地中という、第3の生物圏の存在を確認したことになる。では、地下深部に生息する微生物はどれくらいいるのだろうかということだが、DCOは「10の29乗個」と推定している。炭素の量に換算すると約150億~230億トンに達し、これは人類全体の炭素量の100倍以上になるという。ただし、その内容は細菌が中心だとのことだ。地下深部の環境は、気体の酸素はほとんどなく、有機物などの栄養源も乏しいという極めて過酷な環境だ。生命を維持する方法は謎だが、ともかくも一部の微生物は、鉄などの金属と水が反応して発生するわずかなエネルギーを利用している。詳細は今後の研究に待つことになる。ここで生息する微生物は代謝が極めて遅くなるように設計されているようで、周辺の栄養源を食べ尽くさないよう、また、分解して体内に取り込む速度もゆっくりしていて、人間の細胞に比較すると、100億倍遅いという見積もりもある。エネルギーを大量に使う細胞分裂による増殖もほとんど見られず「数千年から数万年に1度しか分裂しない微生物もいるとのことだ。こうした研究は、他の惑星にも適用可能で、もし水の存在が確認されたら、そこにはなんらかの微生物が生息している可能性があると云えるようだ。今注目されているのは火星で、表面は不毛の地だが、ひょっとすると地下は事情が違っているかもしれないと期待されている。火星での生命は破壊的な放射線にまみれている地表を避けて地下で息づいている可能性を示唆していると言うわけだ。2020年には、火星で生命の痕跡を探すために欧州宇宙機関のエクソマーズと、NASAのマーズ2020が打ち上げられる。どちらも、太古の微生物の痕跡を探す目的で岩石コアを採取するドリルを搭載するが、もしかするともっと最近の生命の痕跡も発見できるかもしれないと期待されている。スペイン南西部のイベリア黄鉄鉱ベルト地帯は、鉄を豊富に含んだ大地にさび色の湖が点在し、中でも、リオ・ティント川地域は火星の環境に似ていることから、2018年には、この厳しい環境で生存する生物を研究し、地球外生命体の可能性を探る研究者が多いと報告されている。この黄鉄鉱ベルトでボーリング調査を行った結果、抽出した岩石コアサンプルは、太陽の光も届かず、水や栄養も乏しい地下600m付近でシアノバクテリアが大量に見つかったとのことだ。シアノバクテリアは環境適応力が高く、地球上のあらゆる場所で見つかっているが、これまで太陽光がなければ生きられないと考えられてきた。この研究結果は、太陽光の当たらない地中深くでも光合成する微生物が存在するという。というか、飛び込んできたわずかな光子を捕らえ、その光エネルギーを使って水を酸素と水素イオンに分解し、電子を放出させて化学エネルギーを得ていると云う、従来の定説を覆す結果を得たのだ。光合成を行う微生物が存在することは、それ自身が大気中へ酸素を送り出し、そのおかげで生物が繁栄し、進化してきたわけだ。【古今和歌集】689.さむしろに衣かたしき こよひもや我をまつらん 宇治の橋姫 (よみ人しらず)「むしろ」に自分の衣だけを敷いて独り寝ては、今宵も私を待っているのだろうか、宇治の橋姫は(さむしろ ・・・ 筵の歌語 、かたしき ・・・ 自分の衣だけを敷いて )
2019.03.03
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今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切迄で、帰りは島本駅を通った。中学校の土曜スクールに参加した。孫のお兄ちゃんの方と夕食を共にした。弟の方は少年野球の卒団会で太郎君夫妻はそちらに参加した為に兄だけとの夕食会になった。***1月下旬に北米や、日本でも厳しい寒波が襲った。ミネソタ州コットンで氷点下48度、同州パークラピッズで氷点下41度に達したと言うし、イリノイ州マウントキャロルで同38度、都市部のシカゴでも同30度まで下がった。また、強風により複数の地点で体感温度は氷点下50度以下だったという。ここまで寒くなると空気中の水蒸気はたちまち凍り、ある程度湿っていればダイヤモンドダストが舞うようになる。平年よりも20度ほど低く凍死した人も数十人にのぼったようだ。2000便以上の航空便が運航を取りやめたほか、現地企業が工場や倉庫の操業を中止するなどの影響が出た。首都ワシントンでは連邦政府機関や公立学校が閉鎖する事態となった。西海岸のオレゴン州でも吹雪で線路上への複数の倒木があり、また停電が発生したために、列車が山中で37時間にわたって動けなくなる騒ぎもあった。しかし、過去の記録を調べると、之でも世界の最低温度10傑にはまだ入らないと云うからまだまだ寒いところはあるのだ。ともあれ、非常事態宣言が出されたようだ。2月上旬には、日本も同じメカニズムで大寒波に襲われた。上空5500m付近での寒気が氷点下30度になると北極にある極低温気団(極渦)が東北地方あたりまで南下する。こうして、上空1500m気温が氷点下24度を下回り、観測史上でもっとも低くなった。平年の厳冬期より10度以上も低く、北海道でもほぼ全域で最高気温が氷点下10度を下回り、北海道陸別町で同31.8度を記録した。札幌上空では観測史上最低を更新し同24.4度を記録した。然し、この値もまた日本記録ではない。首都圏でも、「爆弾低気圧」と呼ばれる急発達した低気圧により、10~20cmの積雪があった。このように地球の北半球(日米)を大寒波が襲ったわけだが、これは、北半球の上空を流れる偏西風が北米と東アジアで大きく南に蛇行し、南に蛇行した部分を埋めるような形で、北極からはとどまっている猛烈に冷たい空気(極渦)が南下し、入り込んできたためだとのことだ。この2つの要因が重なった結果の猛烈な寒波とのことで、非常事態というのも頷ける。偏西風は高度1万m辺りで吹く猛烈な西風で、秒速40m以上で吹いている。時には秒速100mを超すこともあるとのことだ。偏西風は地球に鉢巻きのように捲かれた状態で吹いていて、その北側、北極には極渦と呼ばれる極めて巨大な寒気の渦が存在している。その寒気が冬期には偏西風の南下と共に日本列島や北米に降りてくると云うわけだ。日本付近にも極渦は数年に1度、大きく南下してくることがある。その場合には普段とは異なる大雪になる恐れがあるということだ。偏西風が大きく蛇行したために、偏西風で閉じ込められていた極渦も引っ張られて、2つに分裂し、1つは北米を南下し、もう1つがシベリア方面からオホーツク海南部に南下してきて日本に流れ込んだのだ。極渦の南下は過去にもあって、2016年、2018年と日本列島に大寒波をもたらした。北極の寒気が南下しやすいのは「北極振動」と呼ばれる現象の故だが、その実態やメカニズムは複雑で、まだ解明されていない。何やら、北極の成層圏の温度が突然上昇することが関係している可能性があるとの説明が成されている。温度が急上昇して寒波が起こるとは俄に納得しがたいが、温度のバランスが崩れるとか、熱力学の法則などが関係しているのかも知れない。その延長の考えで、地球温暖化が進むと、偏西風の蛇行と極渦の分裂がたびたび発生し、猛烈な寒波が増えるという見方もあるようだ。偏西風は地球の南北の温度差が関係しているという。どこかが暖かくなればそのしわ寄せでどこかが寒くなると言うことなのかも知れない。その辺りの説明は新聞では「温暖化で北極の気温上昇が加速すると温度差が小さくなり、偏西風を弱める。勢いを失った空気の流れは蛇行し、極渦の分裂を招きやすくなる」と解説している。地球温暖化は、何も北極に限ったことではないので、温度差が小さくなると云う事や、勢いを失った偏西風が蛇行する(勢いがなければ停滞するのではないか)というのも納得できないが。諸説あるらしいので、取りあえず納得するしかない。寒波はこうした冬の寒気団が波のように押し寄せ、気温が大幅に下がる現象をいう。日本で最低温度を記録したのは1902年1月25日の旭川市で記録された氷点下41.0度だ。この時、かの八甲田山死の彷徨で、行軍中の青森歩兵第5連隊が遭難し、210人のうち199人が凍死した話はつとに有名だ。戦後では、1978年2月17日の大寒波で、北海道各地で最低気温が氷点下37度を下回った記録が2番目の記録として残されている。【古今和歌集】688.思ふてふ言の葉のみや 秋をへて色もかはらぬ物にはあるらん (よみ人しらず)「思っている」という言葉だけが、木々の葉が紅葉して色のかわる秋がすぎても、色も変わらないものなのだろうか
2019.03.02
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今日から3月だ。時間が凄く早く経過していく。今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架下迄で、帰りはシャルマンを通った。連れ合いは元同僚さんと昼食に出掛けた。その後は小学校4年生の放課後学習会で合流した。***鳴り物入りの米朝会談は28日ベトナムのハノイで行われた。トランプと金正恩の会談は期待されていたのか、それとも単なる儀式だったのか、互いの主張がすれ違ったようで、合意するまでには至らなかった。トランプは北朝鮮の完全非核化(生物・化学兵器を含む)を望み、金正恩はアメリカの経済制裁の完全な解除を要求(ビッグディール)した。首脳が相まみえるに当たっては、事前に協議が持たれ、大方の合意は出来ているものだと思うが、今回は、どうやらそういった緻密な詰めは行われていなかったようだ。どこか常人ではない米朝2人の首脳は、矢張り国際間の会談のルールやマナー通りには進まなかったようで、首脳同士の1対1の会談は単なるセレモニーではなかったようだ。会談後用意されていた合意文書は、トランプによって拒否されたようだ。予定されていた昼食会もキャンセルして金正恩は予定を早めて帰国すると云う事態までになったのだ。どういった会談の内容だったか、その場に居合わせたわけではないので、分からないのだが、新聞などでは適当に推測して報じられている。端的に言えば、北朝鮮が経済制裁を完全に解除してくれることを持ち出したのだが、アメリカの云う核施設全部を廃棄するという、条件には合致していなかったというわけだ。金正恩は寧辺の施設を廃棄すれば、トランプは納得すると考えていたのだろうか。(即ち寧辺の廃棄=経済制裁全面解除)そうだとしたら甘く見積もっていたとしか云いようが無い。トランプが寧辺以外の施設も全て廃棄することを求めたことで話が前に進まなくなったのだ。どうやら金正恩はトランプがそこまで要求してこないと踏んでいたのか、寧辺以外への言及に対して、全く対案を準備していなかったようで、そこから先は話が進まなくなってしまったようだ。この情報化の時代に、金正恩の査定が甘すぎたのか、とても一般的には理解しがたい状況だ。どのような会談の打ち切りだったのかともかく、そのまま交渉凍結といったニュアンスではなく、今後も会談を継続するとのことであったようだが、何となく釈然としない。日本は安易な合意に至らなかったことをむしろ歓迎しているようだが、ただただアメリカ任せの会談のゆくへは心許ないものだ。早速今度は自分(安倍)が金正恩と直接話し合うと又大洞を吹いていたが、アメリカとの交渉が合意に至っていない今、そこまで言うかとの感じだ。日本が懸念したのは、トランプが自国に届くICBMだけを廃棄し、中距離はまぁいいやと云う事で収められるのが一番たちが悪いとの思いであった。ともあれ次が決まらないサスペンドの形だ。トランプは拉致の問題も俎上に挙げたと入っているが、果たしてどの程度の迫力であったのかは分からない。経済制裁で、困窮しているのが最大の関心事の金正恩には、差ほど響かなかったのではないかと懸念する。トランプは金正恩を持ち上げ、金正恩は皆が喜ぶ結果が出せるとしていたが、結局物別れに終わってしまったのは、残念でだ。しかし、こうなることは一部では予想されていたことでもあったようだ。むしろムードに流されてトランプが安易に妥協する方が困ると踏んでいたようなので、結果は反って良かったのかも知れない。そもそも、交渉カードのポイントは非核化対制裁解除と言ったものであり、物々交換ではないので、互いが思惑する内容に一致ポイントはなかなか見いだせないのも当たり前だ。アメリカの経済制裁に困窮して非核化に応じた形の北朝鮮は、もし経済解除したなら、すんなりと核放棄してしまうかと云えば、之までの経緯からして、大いに無理があったわけだ。互いに親しげな振る舞いをしているが互いを信用していないことが之で明白になったわけだ。そういう意味では、もともと成果を期待できない首脳会談であったということだ。特に韓国は、交渉成立を期待していただけに、少々先走って見込みを立てていた模様だ。甘い夢をそのまま流してしまうところに今の韓国の姿があるのだが、日本だって、真剣に問題解決を信じた評論家もいたようだ。最近の評論家には、真剣に物事を穿つ者が少なくなっているようにも思える。いずれにしてもアメリカもだが、日本は、北朝鮮が完全に非核化しなければ、解決したことにはならないのでここからが勝負というところだろう。金正恩は、エネルギー源としての原子力(原発)は捨てる気は無いので、勢い核濃縮施設はなんらかの形で残すことは必然であるわけだ。今回寧辺の施設破壊を提案したが、それはむしろ他の核濃縮施設は温存したいと云う事だろう。それをも全て廃棄するよう迫ったとしたら、話が前に進まないのも道理だ。要するに、金正恩はウラン濃縮の道は捨てないと言うことだ。そうすれば、寧辺以外の核濃縮施設(その存在があることをトランプは知っている)の破棄を要求するのはトランプとしては当然なのかも知れないが、金正恩には引けない1歩だと云う事になる。言葉を換えれば、金正恩はアメリカが北朝鮮を敵視しなくなるとは考えていなく、トランプは、平和的利用の核濃縮施設はやがて核兵器の製造に転換するに違いないと踏んでいるのだ。さて、金正恩が望んだのが制裁の「全面的な解除」か「一部解除」かという点だが、どうやら金正恩が言うように、「一部解除」の方が正しいという評論家もいる。トランプが制裁解除として頭にある内容は、ほぼ全面解除に相当していたと云う事になる。この点では制裁を受ける側の方がより良く理解しているところだ。互いに理解の齟齬があったと言うことだが、その辺りの摺り合わせが非常に重要になってくる。之まで会談をしてこなかった今までの政権とは違うので、その辺りの摺り合わせは出来ているかに思えたが、やはりそう簡単にはいかなかったようだ。北朝鮮が落としどころとしたのが既に老朽化している寧辺だったと云う事だから、之ですんなり引き下がることはないと踏んでいたようでもある。いずれにしても非核化の後は、北朝鮮は安全保障を要求してくることになるが、この辺りが、どのように決着を付けるかが今後の課題と云えよう。【古今和歌集】687.飛鳥川ふちはせになる世なりとも 思ひそもめてん人はわすれじ (よみ人しらず)飛鳥川の淵が瀬に変るような世となっても、深く思った人のことは忘れない(淵 ・・・ 深い所 、瀬 ・・・ 浅い所 )
2019.03.01
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