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今日は第26回の七草の会ゴルフコンペだ。場所は山の原GCだった。何時もは4組の夫婦だが、1組は体調悪く欠席となって始まった。男性同士3人1組と、女性同士3人1組で始まったが、午前を終了して、あまりの暑さに男女とも1人が止め、最後には、女性は1人だけとなって会は不成立となった。前回(23日)もここでラウンドした。然し今日はことのほか暑い。前半は3人で、後半は友人と2人だけだった。(同行男性はカートを運転し、パー3だけ挑戦していた)今日はアウトからのスタートだ。No.1(325Y4):打ち降ろしで、2打目からは急坂になる。GRは左だ。TSは高めだが、FW右にまぁまぁだ。2打は良い感じで、FW左に残っていた。アプローチの3打はGRに巧く乗り2パットのボギーだ。友人は幸先良くパーだ。男性はボギーと同じだった。No.2(335Y4):手前溝越え、前方2段のFWだ。右の上段が良さそうだ。TSは良い感じで、右の段に乗った。2打もFWCRで、GRには少し届かない。ところが3打をチョロして、PTでの4オンで、ダボとした。(悪い予感だ)友人は、流石に良く飛ばし、2オンを果たしたが、GR奥で、3パットのボギーだった。男性は私と同じくダボだ。No.3(464Y5):TSは超打ち降ろし。何やらコースは大きな凹凸の激しいロングだ。TSは実に良い感じで飛んだが、何と右のバンカーに入ってしまった。常より前目のTグランドが災いした。2打は出るだけでしかもラフだ。もう何が何だか、右ラフ沿いで、やることなすこと巧くいかなかった。やっと乗ったのは9打目だった。(訳がわからない)11打は近来に無い不出来であった。之で殆ど戦意を喪失していた。友人は、TSを私より前のFWCRで、その後3オンは果たせなかったが、4つで乗りボギーとした。男性も10打たたいていた。No.4(124Y3):途中凹んだ打ち上げのショートで、こんなショートが多い。TSは3WでGR少し手前のラフだ。楽に2オンし、2パットのボギーだった。アプローチをもっと慎重にしてパーを取らねば。友人も同様のパターンでボギーだった。男性はダボとしていた。No.5(300Y4):フラットに見えるが2打目とGRの間は左が大きく凹んでいる。TSは右目を狙い良い感じでFWCRだ。残り145YDを残念ながら乗せられなかった。3オンして、2パットは普通だ。友人はTSの飛びを生かして2オンし、パーだった。男性はFW右沿いに進んだが、8打としていた。No.6(297Y4):左はOB、右は狭く隣のホールとの間が林だ。TSはその林の中に打ってしまった。ラフが深く、見えない。適当にあったと思われる箇所からのプレーだ。3打を木に当て、4オンとなった。惜しいパットが外れてダボとなった。友人もやや右ラフだが、ボールが無い。私がロストボールと思い拾っていた。(お笑いだ)拾った場所から友人は2オンを果たした。しかし、3パットのダボとした。男性は、ここも8打だった。No.7(140Y3):谷越えのショート。3Wで良い感じだったが、GRに届かず左バンカーの手前だ。巧く2オンしたがピンに遠く、2パットのボギーだった。友人は右に外して2オンしたが、3パットでダボとした。腐っていたが、その程度のミスしかしなかった。男性は同じく3パットのダボだ。No.8(360Y4):やや左に曲がるコースで、ピンは木の陰だ。TSは何と、左に引っ張りすぎて、OBぎりぎりだ。ここで落ち着けば良いものを、2打を更に右に引っ張って、OBとしてしまった。打ち直して4打目をFW中間のラフに入れてしまい、5打で脱出、どうかと思った6打をオンしたが、2パットのダブルとしてしまった。なんだかこのホールは今までも良いことが無い。友人は、TSを右ラフに入れ、探したが深くて見つからない。その辺りから打って、3オンとなった。2パットのボギーだ。男性は10打叩いた。No.9(463Y5):驚くべき打ち降ろしで、距離感が全く分からない。ピンは遙か向こうに見える。TSは良い感じで当たって、FWCRだ。2打も快調で、FWCRをキープした。然し3打を左のラフに入れ、4打も届かず、5打をチョロして6オンとなった。1パットで、ダボではあったが、3打がもう少しまともだったらと思った。友人は、ここでも快調でTSを右ラフに入れながら、2打を素晴らしい飛びでFWCRに置き、3オンして2パットの理想的パーだ。男性は最後、TSをラフに入れて何度かラフから脱しきれず、上がって9打だった。何といってもNo3の11打、更にNo.8のOB8打。6打は有に余分だった。昼の休みはほぼ45分程度で、びしょびしょになったウェアを着替えるのも面倒で、そのまま午後のプレーに入った。男性はカートの運転だけで付き合った。No.10(343YP4):池越えだ。TSはまたしても池に入れた。友人のもう1丁との声で、無罰でマリガンとし、右FW少し手前のラフだ。2打でもラフが続き3打ではGRに届かなかった。4オンだが3パットのトリプルスタートだ。プレ4からの方が良かったかも。友人は、付き合いからか3オンして3パットのダボだ。No.11(142Y3):目の前が池のショートだが、池は差ほど気にならない。3WのTSはなんだか当たりが悪く左のラフだ。しかし、巧く2オンして1パットのパーを拾った。友人は2オンでボギーだった。No.12(434Y5):先で右に少し曲がるロングだ。TSはまずまずの感じだが右のラフに入った。之が良くなかった。2打から4打をラフでチョロチョロして、5打でやっとFWだ。6オンして3パット。何時も気落ちすると最後が投げやりになる。(ここは少なくともボギーだろう)友人は、TSを思い切り良い感じでFWCR。2打でGRのほんの手前まで飛ばした、凄い(前回もだ。自信を持っている)。3オンで、バーディー逃しのパーだ。差は歴然だ。NO.13(301Y4):前広で、2打目は打ち上げのミドルだ。TSは良い感じで、FWCRだ。2打も良い当たりでFWの先端で止まった。3オンして2パットのボギーだ。友人は、ここでも良い感じのTSから2オンを果たしパーだった。No.14(115Y3):ここの表示は少しおかしい、実質は125YDが正解のようだが、115YDと表示していた。バンカー越えのピンで、狙ったが、バンカーに入った。2打でオンし、2パットのボギーだ。友人はTSの当たりが悪く2オンでボギーだった。なんとGRに来ると、先の組の夫人が、ピン傍20cmほどのニアピンだった。バーディーだったようだ。連れ合いも1オンしていたようで、ボギーだったとか。No.15(346Y4):緩やかに右ドッグで2打から打ち上げだ。TSは良い感じの当たりで、行ってみると左のラフに入っていた。(右を狙うべきだ)2打でようやく出た感じのFWCRだ。3打でGR手前までしか飛ばず、4オンの2パットのダボだ。友人もTSを同じラフに入れ、ユーティリティーで、2打をミス。結局4オンで、ダボは同じとなった。No.16(375Y4):やや打ち降ろしで、2打からは急な下り。しかも右に少し曲がっている。TSは快音で、理想的なFWCRだ。2打では乗せきれなかったが、バンカー越えのアプローチがよく、また、下りのパターをよく入れてのパーが嬉しかった。友人は、TSを右ラフに入れ、苦労していたが、4オンの1パットでボギーで収めた。この辺りのリカバリーは凄い。No.17(146Y3):途中が凹んだやや打ち上げだ。TSを4WでGR手前だった。2オンして1パットのパーを拾った。友人は、TSを右に外し、何とか2オンしたが2パットのボギーだ。No.18(475Y5):TSは少し高く上がったが良い感じでFWCRだ。2打はやや快音では無いがFWCRだ。3打でザックリして、4オンとなった。2パットのボギーだ。友人は最終も理想的な3オン2パットのパーだ。彼我の力量が諸に出た今日の成績だ。夫人は快調だったらしく、2つのニアピンを取り私よりも勿論成績は良かった感じだ。然しリタイアが多く、今日のコンペは成立しなかった。帰りに長次郎により夕食して、隣のガルルでお茶を飲みながら歓談して夜遅くに帰宅した。
2019.07.31
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。友人が庭で獲れた野菜を持って来てくれた。朝5時から7時頃までの涼しいときに畑仕事をしているという。時折収穫を届けてくれる。ありがたいことだ。その後、イオンに買い物に出掛けた。ポイントが多く付くとのことで、モール内は満員だった。***今日の新聞に依れば、中国がごみの輸入を止めたことによって、行き場を失った大量のごみが、アジアにあふれ出し、運び込まれたごみを送付元に送り返すケースが増えているという。中国は、生活ごみを輸入していたわけでは無い。廃プラスチックを輸入して再生していたという方が正解だ。そんな、1次目的の使用を終えて、廃棄処理したプラスチックを中国は輸入していたが、国内の環境対策で昨年末から輸入を大幅に制限したのだ。世界で廃棄されるプラスチックの半分近くを輸入していた中国が、急に方向を転換して、原則禁止の方向に動いたのだ。そんな影響で、行き場を失った廃プラスチックはアジアの各国に向かい始めた。受け皿となったタイやマレーシアやフィリピン、インドネシア、カンボジアなど東南アジアで廃プラ輸入量が急増しているが、これらの地域では処理量に限界があり、中国同様に輸入制限の動きも広がっている。中国の政策転換で、2030年までに世界で1億トン以上の廃プラが行き場を失うとの推計も出ている。インドネシア・東ジャワ州タンジュンペラク港ではオーストラリアから紙ごみとして持ち込まれたコンテナ8戸分の中には電子廃棄物など危険物の混入が見られ、返送することが決められた。北部バタム港でもコンテナ49個分をアメリカやドイツ、フランスなどに送り返すことを決めた。アメリカから紙ごみとして輸入されたコンテナ5個にプラスチックやゴム、おむつなどが含まれていることから返送した。カンボジアでは再生可能ごみと表示された中に廃プラが詰められていたことや、スリランカでは放置コンテナ111個から医薬廃棄物などが見つかり、悪臭を放つまでになっていた。これも送り元のイギリスへ返送するという。2018年のプラスチックごみの輸入量は中国が5万1000トンと前年の100分の1に縮小したのに対して、マレーシアは6割増の87万トン、タイは3.2倍の48万トン、インドネシアは2.5倍の32万トンに急増していた。各国とも処理能力を超えたごみが集積することになり、環境汚染の心配が増している。マレーシアは日本やアメリカ、オーストラリアから持ち込まれたい方ごみをそれぞれの国へ送り返すと発表した。また、フィリピンはカナダから送り込まれた不法輸入のごみ入りコンテナを69個、送り返した。このごみは、カナダの企業が「リサイクル可能なプラスチック」として持ち込んだものだ。コンテナ内部を調べたところ、大半が大人用おむつなどを含む家庭ごみと判明したとのことだ。短気なドテルテは相手先のカナダとの交渉が行われてきたが、我慢できずに強制返送に踏み切ったようだ。マレーシアのマハティールも「豊かな国のごみを貧しい国に送っていいという発想は受け入れられない」と批判して、日本などに合計3000トンの不法ごみを送り返している。この話は、海洋プラスチックごみ問題とは別次元の問題を含んでいる。各国が受け入れを表明したのは廃プラスチックで、それは再利用を意図してのことだった。そんな中に生活ごみを混入させ、輸出するという事態が何故起こったのか、全く理解に苦しむ。昨年日本はASEANの首脳会議で、対外的に海洋プラスチックごみの対策支援を表明したばかりでは無いか。之を表明する以前の日本はG7の首脳会議で提案された海洋プラスチック憲章に賛成していなかった。そんな体質が、表面的な支援表明とは裏腹な行為を行っていたのかととても残念な感じだ。有害廃棄物の国境を越えた移動を制限する「バーゼル条約」がある。汚れた廃プラスチックもこの条約の移動制限対象になっている。海洋汚染など環境破壊が国際的な問題になっている中、未だに、違法ごみが輸出コンテナの中に入っているというのが考えられないことだ。溢れるプラスチックは、国内処理の能力を超え、再利用を意図した輸出対象になったものの、こうような、違法ごみは、輸出先国で海洋に投棄されるケースも出てくる。元々自国で増えすぎた廃プラスチックは、正式に再利用するルートからはみ出したとき、海洋に投棄され、太平洋に漂うごみベルトになったり、クジラなどが飲み込むことで死亡したり、小さく砕かれたマイクロプラスチックになり小魚などの体に採り入れられるなどして、やがては、人間の食べるところとなると云う悪い食物連鎖を起こしてしまうのだ。今後、このままのペースや処理方法でプラスチックが廃棄されると、2050年の海には魚より多くのごみが浮遊するという。 バーゼル条約に廃プラスチックの排出大国であるアメリカは加入していないという。何でも世界的に重要だと思われる取り決めや条約からアメリカは意図的に逃げているのだ。之では廃プラの輸出削減がどこまで効果があるかは不透明だ。世界のプラスチック生産量は年々増加していて、ある試算によると、2015年には約4億トンで少なくとも年間800トンが海に流れ出しているとのことだ。今後は、プラスチック以外の素材を開発する動きが高まっている。アメリカのグローバル企業などは、ここに来て、廃プラスチック削減対策に向けた取り組みを拡大しており、使い捨てプラスチック対策を強化している。廃プラスチックの中では、ペットボトルのリサイクル率は高い割合を示している。然し、高々、リサイクル率は29.2%で、これまでは、輸出が多くを占めていた。それが、行き詰まると、世界中はプラスチックごみの中に埋もれてしまうことになる。プラスチック袋の廃止、プラスチック製食器類の使用禁止、ストローの紙製化、使い捨てのスプーンの禁止等が主要な動きとなっている。特定のプラスチックの製造を禁止するものとしては、2015年に「マイクロビーズ禁止水質法」が制定されている。マイクロビーズは、角質除去や研磨効果があるため、洗顔料や歯磨き粉、化粧品など、さまざまなトイレタリー製品に使用されているが、下水処理場で除去ができずに湖や海に流出、小魚や野生動物が誤飲し、食物連鎖に影響を与える可能性も指摘されている。カナダも、3つの大洋に囲まれ、その海岸線は約20万2080kmと世界最長となるだけに海洋汚染に関しては高い関心を持っている。もちろん、マイクロビーズを含むトイレタリー製品の製造、輸入、販売を禁止している。2030年までにプラスチック包装の55%をリサイクルまたは再利用し、2040年までにはすべてプラスチックを回収するよう宣言している。このような流れに対して、冒頭の違法ごみの返送とがどのような関係にあるのか、単なる不心得者の仕業なのか、気になるところだ。【古今和歌集】 816.わたつみのわが身越す浪 立ち返り あまのすむてふうらみつるかな (よみ人しらず) この身を越すほどの涙の浪と共に繰り返し、あなたを恨んでしまうことですよ (わたつみ ・・・ 海 )
2019.07.30
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で折りかえしシャルマンを通った。時間割引の回数券の有効期限が迫った。使ってしまおうと梅田に出掛けるために外出したら、その回数券を忘れてきたことに気づき、取りに戻った。しかし、2枚あるはずの私の分が無くなっていた。探したが無い。仕方なく私は正規料金を払って、出掛ける羽目に。一体何のための格安回数券だったのだろう。***ブレグジットはその後どうなったのだろうか。イギリスが揉めに揉め、ついにメイ首相が辞任した辺りから先行きが混沌としてきたメイ首相辞任からゆうに1ヶ月は過ぎた。後継に多くの人が立候補した。6月20日ころまでに候補は離脱強硬派のジョンソンと、穏健なハントの2人に絞り込まれた。7月9日には両者の離脱を巡る党首討論が行われた。政府への信頼回復か、経済の混乱かといった相反の意見が交わされたが、国民的な人気は、ジョンソンの方が高かったようだ。何処の国でも同じで、国民的関心の問題であり、それが膠着していれば、あけすけに物を言う方が、人気に結びつくのが常のようだ。ジョンソンの場合も、ユーモア入りの発言は時に失言もあるが、人気があるようだ。トランプが良い例だ。きっと何かをしてくれる、膠着を打開した先には何かがあると思うのだろうか。然し、知識層には評判は良くないようだ。不詳事、女性スキャンダル、不倫、更には日和見だとか、政治節操がないとか・・・。之に反して優等生のハントは、反撃を試みるが思うに任せない。そして24日ジョンソンが大方の予想通り新首相に就いた。一気に彼が主張していた例え合意なくても離脱するが進行し始めたのだ。アメリカに続きイギリスでもポピュリズムが台頭してきた。トランプが言う、強いアメリカと同様に、伝統ある大英帝国の残像を持つ55歳以上の保守党員が選んだ結果は、矮小な自分が大事だったというわけだ。ブレグジットが生じた根本的な意味は、イギリスは偉大であり、EUの風下に立ちたくないという誇りだ。然しブレグジットが成った暁には経済の低迷と、中には、国連の常任理事国解除と云った事まで懸念されている。ジョンソンのキャラクターはかつてのブレアやキャメロンといった英国紳士を感じさせない。イスラム教徒や移民への差別感情も大きいようで、所謂、未開時代の白人そのもののようだ。何故トランプやジョンソンのような人物が、トップに立つのか。白人の根底を流れる優越意識、極論すればヒトラーの優越意識に通じる感情故かも知れない。親交のあるトランプからの就任賛辞はそれとして安倍までも祝意を発表したという。単なる外交的な振る舞いなのかどうか。就任早々ぶち上げたのが10月末のブレグジットだ。何が何でも離脱は、就任前の公約だから、特に違和感はない。反EU派は歓迎し、親EU派は次々と閣僚を辞任する動きが始まった。それでもジョンソンは、合意無しの離脱を強行することも辞さない。そうなると北アイルランドに起こりうる問題(北アイルランドとアイルランドの間に再び国境を作ることになる)が再燃し、再びかつての北アイルランド紛争の再発が懸念されるが、これについても対応策を示していない。折衷案的なバックストップ(北アイルランドとアイルランド間の厳格な国境管理を避けるため、北アイルランドにはEUと同一の法律制度・規則を適用しようというもの)があるが、之に対してもイギリスがEUに隷属することになると反対している。一方議会は合意無しで離脱する事へは反対している。そもそも新首相とはいえ、保守党のトップというだけであって、国民全体の支持を得たわけでは無い(勿論議院内閣制故に現状では保守党のトップが首相になるわけだが)とのことで、即座に内閣不信任案を通して、総選挙になれば、現状は逆転するとするのが野党労働党の意向だ。今回の保守党党首を選ぶ選挙ではイギリス全国民の僅か0.2%にしかならない保守党員の意向が反映されたものでしか無いというわけだ。別途調査に依れば、有権者の約6割がジョンソンを支持しないとしていると言うから、話がややこしい。同意無き離脱をしても今の保守党員の多くが中高所得者故に個人的には経済的困窮は少ないという背景もある。メイが首相の時は、穏健な離脱派に対して、急進派が壁になったが、今回のジョンソンになったら、急進派の強行離脱派に対して穏健派が壁になると云った攻守の交代になった。このまま、ジョンソンが政権を維持するなら、合意なき離脱の可能性が高いとされる。ジョンソンは勿論EUとの離脱協定案の再交渉を試みるだろうが、EUは既に再交渉には応じないとしている故だ。イギリスも世界的潮流と同じように、2大政党の流れでは律しきれない状況になってきている。1960年代までのイギリスでは、階級対立を背景に、全国政党である保守・労働両党が選挙で90%前後の票を得てきた。そうした流れは、21世紀に入って崩れ始めた。自由民主党や地域政党の台頭によって二大政党の得票率が両党を合わせても60%台まで低下したのだ。そして二大政党はEU加盟の是非についてもさしたる相違は無く、争点が曖昧になってきたのだ。それまでなら政治的な懸案に対しては、総選挙で決着をつけることで解決した内容も、両党の主張の違いがぼやけて国民に訴える力がなくなってきた。加えて、先の欧州選挙では、保守党の得票率は第5位に落ち込んでいて、一方では多様化した党である1イッシューのブレグジット党がイギリスの得票率でトップとなったのだ。歴史的な敗北を喫した保守党は合意なき離脱といった強硬路線を示さないと、ブレグジット党から支持を奪い返せないという危機意識が出てきたことも根底にある。そもそも、イギリスがEU離脱を選択した経緯を振り返ると、その発端は、2013年1月に当時のキャメロン首相が、次の総選挙で保守党が勝利した場合にEU残留の是非をめぐる国民投票を行うと公約したことに始まる。何故そういった宣言を行ったのか、EUが東方拡大政策を採り、新たにEUに加盟した東欧諸国からの移民が急増したことにある。当時のブレア政権は人の自由移動に関し移行期間を設けなかったため、多くの移民が流入した地域では、職を奪われるとの懸念が広まるとともに、医療や教育などの社会インフラに負担がかかることになった。続く2010年以降のユーロ危機や金融規制で、イギリスには大陸諸国EUにたいする不信感が拡大し、それならと、EUからの離脱を唱えるイギリス独立党などの支持が拡大した。更には統一通貨ユーロ導入に当たって、国民の支持離れが大きくなっていった。そこでやむなく、キャメロンが国民投票を公約したのだ。これ以上イギリス独立党に支持が流れるのを防ぎ、保守党の党内対立を収拾するためであったといわれる。国民投票は過去3回行われているが、(1回目1975年:EC残留、2回目2011年:選挙制度改革)国民投票は最終手段とは云え、時の機運の流れを反映しやすく、時に過度の流れになることもある。それこそ民意と云う事かも知れないが、今回のブレグジットに関しては、民意をよそに、特定の偏った人たちが強行しているようにしか見えない。【古今和歌集】 815.夕されば人なき床をうちはらひ嘆かんためとなれるわが身か (よみ人しらず)夕方になると、あなたの来ない床の塵を払い、嘆くための準備をするようになってしまったこの身です(夕されば ・・・ 夕方になると )
2019.07.29
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今日のセミウォーキングは第1小学校裏から大阪染工を経て宝寺踏切で折りかえした。連れ合いは友人との夕食会に出掛けていった。私は向かいの人に頼んで、青葉自治会の納涼会で、焼きそばや、ビールを買ってきて貰って夕食とした。***日経新聞には毎日曜日サイエンスの欄がある。科学分野の八百屋のような存在で、取り上げられるテーマは様々、説明も梗概だけだ。今日は何週か分を振り返って、読んでみた。何件か取り上げたが、字数が何時ものようになったらそこで終了だ。・沖縄科技大と阪大がかゆみなどを引き起こす生体化合物「ヒスタミン」だけに反応して特定の遺伝子が働く人工細胞を開発した。ヒスタミンがあるときだけ細胞膜が開いて伝令RNA(リボ核酸)が入り込めるのだという。病気や怪我したときに特定の場所で薬が放出されるような治療が出来るようだとのこと。かゆみを瞬時に収める薬は出来無いものか。・筑波大と北大がモンゴルで、テリジノサウルス類とみられる集団産卵跡を発見した。映画「ウルヴァリン」のような手かぎを持つ恐竜で、見かけによらず温和しいとか。2~10mの獣脚類で、発見された卵の化石は直径13cmほどで3~30個密集していたという。15個の巣のうち9個で孵化した形跡がある。巨大恐竜が卵生だと改めて感心する。・東大宇宙線研らが地球に降り注ぐ最強のガンマ線がかに星雲から到来していることを突き止めた。計測されたガンマ線のエネルギーは最も高いもので450兆電子ボルトに達するときもあった。これまでの最高は75兆電子ボルトだったので、記録を大きく更新した。かに星雲は地球から7000光年離れた超新星爆発の残骸だ。どんな影響があるのだろうか。・東大が水蒸気を噴出し、それを推進力にする小型人工衛星を開発した。重さ4kgでエンジン部分は1kgで10cm角と小型だ。こうのとりでISSの日本の実験棟に運んで宇宙での実験に使用するという。小形化が進めば、どんな利用方法があるのだろう。・東北大はすばる望遠鏡で、銀河系の端の領域観測に初めて成功した。銀河系の端は中心から約52万光年離れたところだ。我が住む太陽系は中心から2万6000光年の位置だから、その20倍も遠い領域だとのことだ。銀河系の外の領域を「ハロー」と呼ぶようだ。ハローには誕生から120億年前後の古い星が約10億個かたまって存在するとか。ただ「へぇ~」というしかないなぁ。・国立極地研はホオジロザメが獲物を捕らえる時は、待ち伏せして一気に襲いかかることを見いだした。通常は時速7.2kmで泳いでいるが、オットセイなどの獲物がいる島の周りでは時速2.9~4.9kmと減速し、獲物に襲いかかるときは一気に時速24kmになるという。サバンナに於けるチータなどと似た行動を取るようだ。考えてみれば、獲物を捕るときは、皆そうするのでは無いかと思うのだが。・NTTと国立情報研は、量子計算機(アニーリングマシン)を上回る正答率を出す従来型の計算機を開発した。「コヒーレントイジングマシン」という。問題が複雑になるほど計算量が爆発的に増えて、量子アニーリングマシンでは正答率が低下するのだとのことだ。これからは量子コンピュータの時代では無かったのか?何となく納得がいかない。・東京海洋大ほかは、海中で、大量データを送受信する無線通信に成功した。音波を使う現在の通信方法に比べ、約1000倍の情報をやり取り出来る。長期間の観測が必要な深海の生態系や断層の動きなどの科学調査に使えるとのことだ。海底の地殻の動きまで逐次分かると言うことだろう。・理研などは、中性子を多く含む質量数78のニッケル原子核が「二重魔法性」と呼ばれる特殊な性質を持つことを証明した。ここまで読んでも何のことなのかさっぱり分からない。世の中には、様々な研究をしている人たちがいることに改めて感心するだけだ。因みに、魔法数というのは、2,8,20,28,50,82,126という7つの数字で、原子核の陽子の数と中性子の数とがともに魔法数のどれかであれば、原子核は特に安定であるとのことだ。難しいと云うよりちんぷんかんぷんだ。・阪大とキリンは、ギネスビール(黒ビール)をついだときに出る細かい泡の発生過程を明らかにした。ギネスビールの泡は、窒素ガスを含んでいて、一般の炭酸ガスによる泡よりも細かい。様々な条件で泡の出方を観察して解明したとのことだ。まぁそれにしても随分と暇な御仁が居るものだと感じた。・東大らのチームは、二酸化炭素(CO2)を吸収した海藻が沖合の深海に流されて蓄積していることを突き止めた。アカモクという海藻の動きをスーパーコンピュータで模擬実験して突き止めたようだ。太平洋沿岸で発生したアカモクは黒潮に乗って、沖の方まで運ばれている。光合成で海面のCO2を吸収することから、生息域を増やして地球温暖化防止に使いたいという意向だ。・海洋研と気象庁は、過去の実績を分析して、2030~50年頃の北太平洋の乱気流の発生を予測した。北太平洋航空路では乱気流の発生するエリアが増大しているとのことだ。航空機の安定的な運航にはこの結果を利用して詳細な航路を決める手だてにする。・東大とカリフォルニア大は、人間に地磁気を感ずる機能があることを突き止めた。ミツバチや渡り鳥はこの地磁気を感じて行動しているとのことで、人間にもそんな能力が備わっているとのことだ。人間は通勤にしろ、地磁気がなくても社会的な案内が多いので一般には困らないが、山好きの人に之が利用できれば素晴らしいことのようだ。・東大と北大は、シロアリのあごの大きさを決める遺伝子を突き止めた。突き止めた遺伝子は「ダックスフント遺伝子」と呼ばれ、関わっている遺伝子は18あってその中での特定だ。「ダックスフント遺伝子」を働かないようにすると、あごは大きくならなかったとのことだ。之で生物の生態が環境によってどのように変化するかが知れるという。咄嗟に利用できる対象は浮かばない。・東大などは、暗黒物質の挙動を説明する新説を発表した。宇宙に膨大な量が存在するとされる暗黒物質も通常は近づいてもただすれ違うだけで変化は無い。しかし、ある特別な速度で近づいたときにだけ相互に反応する。そして互いに分散するとのことだ。中心部ほど高密度であるはずなのに、小さい銀河では中心で予想したほど高密度で無いケースがある事の説明が付くとのことだ。人類とどのように関わっているのだろうか。・米カリフォルニア大と英オックスフォード大は、ヤモリが水表面を巧みに走る仕組みを解明した。この間もテレビでヤモリが水面を走る様子を放映していたが、皮膚に水をはじく性質があるのと同時に、前後の足で水をかくとき空気を間に入れて沈まぬようにしているのだという。ヤモリの体重は約6g、秒速1mで尾を振り推進して走ると、水の表面張力を利用して、浮かんでいられるとのことだ。ゆめ人間はできないことを認識すべきだ。・国立天文台や慶大は、天の川銀河に、巨大なブラックホールの種になる中規模のブラックホールの存在を見つけた。複雑な動きをするガスを観測して、そう断定したと云う事だが、そうなのかと云うほかは無い。多くの銀河の中心で太陽の100万~100億倍のブラックホールが見つかっていることから、発見した対象が、太陽のわずか3万倍だとのことで、そのように結論づけたとのことだ。・米MITは、飲めるカプセル式の注射を開発した。薬剤で作る微小な針を胃壁に刺して体内に薬を送り出すというものだ。カプセルは5mm大の粒状で、生体内で安全なステンレス鋼と生分解性樹脂とで作成したものだ。中に小さなバネが糖で固めてあり、針型に凍結乾燥させてある。先端にインスリンを付けて、胃の中に入ると、水分で糖が溶けてバネが働くという仕掛けだ。針が胃壁に刺さってインスリンが体内へ送られる仕組みだ。普通の薬は酸に弱く溶けるために、この経口針による薬の注入が実用化されれば、現在インスリンを外部から注射している人には大変な朗報のようだ。【古今和歌集】 814.怨みても泣きてもいはむ方ぞなき 鏡に見ゆるかげならずして (藤原おきかぜ) 恨んでも泣いてもそれを伝える先がない、鏡に映るのは自分の影だけなので (いはむ方・・・言うべき相手)
2019.07.27
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今日のセミウォーキングは楠薫堂で受診申し込み表に名前を書いて、そのまま梶原高架下迄歩いて、帰りはシャルマンを通った。楠薫堂では定例検査で採血された以外は、血圧も正常で何ら問題は無かった。今日予定されていた楠公自治会の納涼会は雨のために、明日に順延になった。朝食は連れ合いと、高槻の星乃珈琲でモーニングを採った。早くからコーヒーショップを訪れる人は案外多いものだ。***米中の貿易紛争は中国とロシアを接近させている。北朝鮮や、イラン問題でも両国はアメリカへの牽制を強めている。ロシア側の立場は、米欧からの経済制裁を受けて、経済成長が低迷することになり、中国頼みに走らざるを得ない、一方、中国はロシアを味方に付けるメリットが高いとみている。然し、ロシアの本音は、強大になる中国への警戒感だ。中国のGDPはロシアの8倍、人口は約10倍と、国力の差は歴然だからだ。ロシアが特に心配するのは旧ソ連圏の中央アジアに対する中国の存在感の増大だろう。ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギスさらにはタジキスタンも対中国貿易が最大となっている。カザフスタンも対中国貿易額はロシアの貿易額を抜いてしまった。然し経済面だけであれば、ロシアも容認できるのだが、之が安全保障にも影響を及ぼすとなると、看過できないというわけだ。この辺りの両国の駆け引きは、狐と狸的な側面がある。中国は、一帯一路政策を抱え、表向きはグローバルな世界経済の発展をといいながら、覇権を拡大していることは誰の目にも明らかだ。経済交流を滞りなく行うためにとの大義名分で、中国は軍の派遣も行っているようだ。但し表向きには、公表していない。既に、アフガニスタンには入り込んでいるし、タジキスタンへも密かに駐留を開始しているようなのだ。目的の主なものは最近の新疆ウイグル自治区へのイスラム過激派の侵入を防止するためだ。タジキスタンにこの件を託すには頼りないというわけで、自ら乗りだしたようだが、本件に関しては、ロシアの了解を取っているはずだという。ロシアは、表向きには理解を示しているものの、内心の懸念はぬぐえないと云ったところだ。タジキスタンには既にロシアの軍隊8000人が駐留している。しかも1942年まで駐留する事が契約されている。そこに中国軍が新たに駐留するとなると、軋轢が生じないと考える方がまともでは無いだろう。ロシアの中には、旧ソ連諸国はまだ自分たちの勢力圏であると信じている連中が大勢いる。中央アジアの5カ国は首脳会議を開くにもロシアの顔色を覗う形となり、なかなか思うに任せないようだ。習近平の頭の中には世界をアメリカと2分して勢力圏を確保するという意識は変わらず持っているだろう、そのためには、当面は、ロシアを自分の陣営に止めておかなければならないことは十分承知している。逆に言えば、西側諸国としては、この中ロの間に楔を打ち込むことが、中国との覇権争いには必須であると考えている。中国とロシアの反目が起これば、世界は大きく動き出すのは必定だ。中ロが内輪もめをして互いに勢力をそぐ形になるのは、欧米や日本にとっては、願っても無い事なのだが、当面は中国もロシアもそうは乗ってこないだろう。アメリカやヨーロッパはクリミアを武力で制圧したプーチンロシアを許すわけにはいかないが、彼の任期が切れる2024年以降にロシアとの関係を和らげて、対中への圧力としていくことが戦略的に重要と考えているようだ。習近平とプーチンは同じ歳だ。プーチンは、間に息の掛かったメドベージェフを挟むことによって合法的に大統領の任期を延命せしめた。一方の習近平は実質的に国家主席の定年を無い事にしてしまった。この両国は共に共産国家で、対資本主義国(西側)とは共同戦線を張っていたが、1969年にはあわや全面戦争や核戦争にエスカレートする重大な危機に発展するかもと言われた中ソ国境紛争を起こしている。現在の世界情勢から見て、再びそのような轍を踏むことは無いだろうが、心底認め合うことは無いように思われる。互いが互いを利用価値があると認めたときに初めてうわべの友好関係が保たれるのが常のようだ。以前にも中ロの関係が微妙になった事がある。南シナ海問題でロシアが中国を支持しないと表明したときや、アメリカが在韓米軍に地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の配備を決め時のことだ。中ロは協同して、この配備に異を唱えたが、こうした対米関係で、共同して行動することはしても常に一枚岩では無いのだ。 南シナ海問題をめぐる対応のときも同様だ。オランダ・ハーグの仲裁裁判所は中国が主張する主権や管轄権、歴史的権利に根拠がないと認定したのだが、根回しに動いた習近平の工作が効いて、このうちタジキスタンは南シナ海紛争を、国際問題化する試みに反対するとの主張で、中国の立場を全面的に支持した。ところがこの時にロシアは、原則としてどの国の側にも立たないと表明することで、中立的な姿勢を堅持し、中国を支持しなかったのだ。これは、ロシアが武力でクリミア半島を占拠したときに中国は棄権票を投じて積極的にロシアを支持しなかった事への対応でもあった。国際社会の間では、中国の南シナ海での実効支配もロシアのクリミア半島の併合も、共に同列視されている。両国とも国際法を順守せず、軍事的な圧力で一方的に「領土」を拡張しているとの非難がある。このことから内心は、両国とも国際社会の意見をうっとうしく思うものの、自国に関してはごり押しをするという姿勢に変わりは無いわけだ。こういった事を見ると、かなり自己主張が強く、何でもかんでも付和雷同する、日本の対アメリカ追従とは全く異なる関係なのだ。中国が主導する一帯一路政策に対抗する組織として、ロシアにはベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギスが加盟する「ユーラシア経済同盟」があり、表面上はロシアが中国に協力的とは見せかけているものの、実質的には中央アジア地域での中ロの覇権争いを一段と激化させかねない存在なのだ。対西側諸国に対しては時に大同団結のポーズは取るものの、実際の中央アジア地域の覇権については、互いに一歩も譲ることは無いだろう。日本も、いたずらにアメリカの言い出すのを待つばかりでは無く、こう言った急所を押さえて、独自の外交を行い、中国とロシアの間に楔を打ち込む努力をするべきでは無いだろうか。日本の専門部署は独自の外交工作を行っているのかも知れないが、そうは全く見えないのだ。何時でもアメリカの体の影で、遠吠えするだけでは、国際社会は独自性のあるとは認めてくれないだろう。無節操なおもてなしばかりで無く、独自の意見をぶつけるときも又必要では無いかとロシアと中国の関係を見てそう感じる。【古今和歌集】813.わびはつる時さへもののかなしきは いづこをしのぶ涙なるらむ (よみ人しらず)捨てられて、嘆き尽くしている時でさえ、ふと、あの人が愛しいのは、いったいあの人のどこを偲んで流れる涙なのでしょう(わびはつる ・・・ 嘆き果てた )
2019.07.27
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。小学校勉強会タケノコの最終日だったので参加した。子供らは一生懸命宿題に向かっていた。孫は、勉強会には参加していなかった。教室で、着替えてプールに行くところに出会った。今日は昼過ぎに合流して、昼食を共にし、予て約束の夏休み自主研究の工作材料を買いに行く約束だった。昼食を済ませて、扇風機を作りたいというので、部品を買い集めに、恵美須町迄出掛けた。2軒の店に入ったが、どこもマニアックな店で、小さな部品が所狭し、と並べられていた。主に大人を対象にした店のようで、若い男性やら、初老の中年やらの客がいた。部品を集めて、首尾良く1セット分を買うことが出来た。時間がまだ早いので、梅田で「ペット2」の映画を観ることになった。字幕なら早い上映なのだが、吹き替えは7時20分と遅い。まだお腹も減っていないので、コーヒーショップで冷たいものを飲んで待つことにした。やがて、映画館に入ったが、孫は水泳の疲れなどで、体調を壊して、ぐったりとなり、映画もそこそこに引き上げざるをえなかった。***バイオエコノミーという新しい概念が注目されている。生物資源とバイオテクノロジーを活用する社会だ。OECDの予測では2030年には約180兆円の市場規模になると云う。そんな企業を育成するための提言と意見が日経に連載されていた。2008年にバイオ関連の市場は6000億円といった記事が出ていたことを思うと、バイオ産業の凄さが何となく理解できる。バイオと云えばDNAだが、地球上のあらゆる生物は遺伝情報(ゲノム)にはアニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)、の4つの化学物質から成っている。このゲノム解析は近年飛躍的に進歩した。ゲノムの解読コストは30年前と比べて100万分の1になったと云われている。生物はこのゲノムによって支配されている。生物がプログラムされているゲノムを操作する方法に「ゲノム編集」と「ゲノム合成」がある。「ゲノム編集」はプログラムの1部を書き換える技術で、「ゲノム合成」はゼロから書く技術だ。あるがままの生物をそのまま観察したり、利用することから生物をデザインしたり、利用したりする時代になってきたというわけだ。この流れを加速させたのは第4次産業革命とよばれるものだ。デジタル革命の一角で、膨大な生物資源情報を効率よく扱い解析することが可能になったのだ。1つの例として、化学工業プラントが挙げられていた。これまでは工業技術的に扱われていた化学品を微生物によって効率的に生産することが可能になるのだ。 こうしたことから劇的に製造コストが低下し、化学工場は生物工場と化すのだ。こうなると周辺のサプライチェーンにも劇的な変化が訪れる。バイオがデジタルと協同して革命をもたらすというものだ。之を第5次産業革命とも呼ぶべきといっている。新聞に図示されたバイオベンチャーとゲノム関連技術を比較するとアメリカがトップを走っていることが明らかだ。最も差が少なそうな上場バイオベンチャー企業数を見ても、アメリカの156社に比べて、日本は27社しか無い。EUが81社で2位、3位には40社の韓国が名を連ねている。特許関連では中国がベスト4内(日本より上位)に入っていることも注目される。一般的には、バイオの世界は先行者に有利な競争となるが、「選択と集中」で対象を絞り込めば日本の巻き返しも可能となるとしている。その戦略策定の切り口として知的財産戦略推進と大学発ベンチャー強化が挙げられている。知的財産戦略では海外の有力社とクロスライセンスを結ぶ程度の競争力を持たなければならないとする。そのためには、相当な先行投資が必要になり、国家による支援が不可欠になると示唆する。単一企業では、大幅な赤字に耐えられないと云う事だ。もう1つの大学発のベンチャーだが、日本のそれは、アメリカに比べて数も、レベルも矮小だ。之を根付かせるには、大学で生まれた研究成果(シーズ)に対するスクリーニング(目利き)と、之を企業化するための行動力と指導、育成、更には資金調達、知財・法律(アントレプレナー力とも云えるか)などの対応も欠かせない。何となく抽象的であるが、具体的には、企業志望の研究者とシーズ研究者は、身近にいて、交流を密にする必要があるとしている。何としてもシーズを市場へ押し上げるノウハウを持つ者が身近に居る事が肝要としている。次に必要なのはアイデアを即実験できるといった実験室が容易に得られることだという。芽生えたシーズも事業化のプロセスに入ると、こう言った整った設備が必要になるのだ。設備が大学の傘下にあれば、申し分が無いと云う事だ。又、抽象的な表現が続くが、イノベーションを求めるなら同業者が近くに存在することが推進には大変有効だという。アメリカの例でもそのことが言える。大学に近いところで、共用ラボを持ち、研究部隊との緊密な連携が保てることが要諦であるとのことだ。バイオベンチャーは潜在的なイノベーションを安定的なリスクマネーで調達し新製品の創出に繋げられる最も有力な対象だ。バイオベンチャーはアメリカでは資本市場を大いに活気づかせている。アメリカのFDA(食品医薬品局)で承認された新薬62の内55%が希少疾患の指定を受けているという。対象患者を絞ることで、リスクを軽減しつつ機動力が発揮できているという評価だ。(正直、この点は何を言っているのか理解が追いつかない。)近年注目されている再生医療に関する製品はアメリカ、日本ともその9割をベンチャー企業が担っている。然し乍らそういったベンチャーの成長を阻害する要因が日本にはあるという。第1は、資金調達力の差だ。アメリカは上場後の10年の赤字期間に約400億円/1社を集め、時価総額も7兆円にまで成長している。それに反して日本は、アメリカに届かないどころか韓国や中国よりも劣っている。第2は、機関投資家の関心だ。日本は極めて低調で、アメリカの機関投資家の出資割合は76%、欧州は34%であるのに比して日本は僅か9%しかない。クロスオーバー投資家とあるが、どう言った意味なのだろうか。第3は、上場基準の差だ。有り体に言えば、日本は業績基準を採り、赤字企業に厳しく、殆ど上場を許していない。ナスダック(アメリカ)は、時価総額制で、結構緩やかだと云う事で、日本の基準をアメリカの上場企業に当てはめると、その45%は基準を満たしていないと云う事になる。従って上場後の企業の成長率は赤字企業の場合、日本の4%に対し、アメリカは973%と実にフレキシビリティーが大である事が分かる。そういった問題点の解決方法として、第1は投資家を如何に増やすかという点だ。先ず、業績以外の企業価値を示し、宣伝に力を入れることだ。第2には、バイオ企業を正しく評価するアナリストを増やすことだ。ナスダック バイオテクノロジー (NBI)導入のあるアメリカと、評価の無い日本とでは投資家に訴えることすら出来ない。更に内容が希薄で、潜在力を評価することは出来ない状態だ。第3に魅力的な企業を生み出す柔軟な上場制度の改革だという。バイオベンチャー企業は投資が先行して得られても、赤字が続く傾向にある。長い目で見て、投資が可能なように、評価基準も的確に、更には、一定規模の時価総額基準によることが投資家拡大の要因になるとしている。【古今和歌集】812.あふことのもはら絶えぬる時にこそ 人の恋しき事も知りけれ (よみ人しらず) 逢うことがもうまったくなくなって、完全に別れてしまった時にこそ、あなたを恋しく思う気持ちがあったことを知りました (もはら ・・・ まったく )
2019.07.26
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で、帰りはシャルマンを通った。何時もと同じコースなのだが、今日は元気で歩幅が大きかったせいか、帰宅したときにはまだ8000歩に200歩足らなかった。調整歩きをした。朝から、大阪地方・高等裁判所の見学に出掛けた。中学生の社会学習に付き合った形だ。そんなことで、小学校の学習会タケノコは不参加とさせて貰った。私としても、裁判所、まして実際の法廷を覗くことは初めてであったので、勉強にはなったが、腰紐と手錠の被告の姿を、ほぼ近くで見ることの異様さを改めて感じた。今日の案件は、窃盗や暴力、大麻など、比較的軽度の裁判だったので、それほどの緊迫感は無かったが、之が重大事件なら、それこそ、又違った風景になっていたかも知れない。暴行の被疑者への女性検察官の鋭い突っ込みに被告は反省していると云っていたが、果たして、どうなのかな、などとも考えたりした。どの法廷も出入りは自由とのことで、覚せい剤事件の法廷も覗いたが、此方は腰紐も手錠も無く、審議が終わって退出したところには、仲間が大勢集まっていた。どの法廷も裁判官の声が小さく、マイクを使っているのに、聞き取れない。更に緊迫した検察官と弁護士のやり取りも見られず、テレビで見ているのとは大いに違っていた。見学マニアの男連れや女性の2人連れがいて、どうも、何時も来ているような会話をしていた。夏の暑いときには、適度に冷房してあって、シートもゆったりとしているので、そんな人たちがいることも頷けた。***土用の丑の日(27日)が近づいてきた。連れ合いはウナギが大好きで、毎年1回は必ず食べようとする。このほど、環境省が公式ツイッターで、「食品ロスにならないよう(ウナギを)大事にいただきましょう。食べる方はできるだけ予約して、季節の行事を楽しみましょう!」と呼び掛けたところ「絶滅危惧種を食べることを推奨するのはいかがなものか」などの批判が相次ぎ、投稿を削除したとのことだ。環境省も余程暇人がいるのだなぁと感心する。後で、食品ロスを防ぐためのツイートだとか云っているが、どう見ても、食べましょうという主旨である事は明らかだ。どっちでも云い様なことを何故ツイートするかの方が問題だと思う。ともあれ、ニホンウナギは絶滅危惧種であり2014年にレッドリストに掲載されているとのことだ。そうなれば、ウナギを食べましょう、但しロスにならないように、というのは如何にも不謹慎だというか、趣旨が一貫していない。ウナギに関する特集記事が、日経に出ていた。年間のウナギ消費の3~4割が土用の丑の日に集中するのだそうだ。食べられるのは養殖のウナギだが、今年出てきたのは超特大のウナギで、長さは40cm近く、重さは300gと通常(200~250g)よりも大きい。新聞では2倍以上等と書いているが、それなら500gある事になり、計算が合わない。シラスウナギの漁獲量が過去最低だったことや取引価格が高騰したことが挙げられている。この説明も、因果関係がしっくり来ないが、ともかくウナギのこと故のらりくらりしている。1尾は5400円と通常の約3000円よりは高い。養殖時のエサを工夫するなどして、大きいが柔らかなウナギの養殖に成功したのだとのことだ。こちらの方はどうやら予約で完売したようだ。平賀源内が普及させたというウナギだが、自然のウナギは入手しづらいので、養殖技術が進化したり輸入ウナギが入ってきたりと1990年代に大衆化したようだ。2000年には過去最多の出荷量、約16トンが供給された。こんな経緯もあって、日本人はウナギを好み、ニホンウナギは絶滅危惧種に指定されたようだ。私はあまり加担していなかったが、連れ合いなどはどうやら加担していたようだ。そういえば、10日ほど前に神戸で養殖ウナギ3000尾が火事で焼ける事故があった。超勿体ないという感じだ。稚魚を含めて約25000尾を飼育していたが、直接焼け死んだ、3000尾以外のウナギにも、灰などが混入した可能性があるので、出荷はしないとのことだ。ウナギ好きの者には、「何たることを!」だろう。現在は、中国など海外から稚魚輸入して育てているとのことだ。1kg当たり200万円と云うことだが、それが一体どのくらいに売れるものなのか、きっと高いのだろう。今年の養殖池に入っている稚魚は15トンだとか、その内8割近くが輸入物だそうだ。一尾約200gとして7万5000尾という計算になる。逆算すると、土用に4割が食べられるとしたら、何と、3万尾が明後日には蒲焼きになっているとの事だ。今年は、それでも何とか都合が付いたようだが、来年は一層高値になることだろう。ニホンウナギの他に、絶滅危惧種に指定されたのはヨーロッパ、アメリカ、そしてボルネオの4種類だとのことだ。 ますます高価になっていくウナギだが、何処だったかで、よくあんなぬるぬるした物を食べられるものだと、日本人をさも悪食のように云う外国人がいたが、最近では、日本食がもてはやされ、中国人も食べ始めたようで、最早食べるのを諦めた方が良いかもしれない。中国の2018年の蒲焼きの輸出量(加工品なのだろうか)は約4万トンだったとか。その内日本はその半分の2万トンで、これは前年並みという。アメリカや、タイ、シンガポール、更にベトナム、台湾などにも出荷されているとのことだ。中国の対アメリカ輸出は、貿易紛争のあおりで、停滞しているそうだが、何といっても中国人がウナギに目覚めたと聞けば、最早前途は絶望的だ。13億人がウナギを食す!悲しいかなウナギは絶滅を免れそうに無い。ウナギの生態は、よく分かっていないと、時々新聞に載る。数千km離れたマリアナ海域で生まれて半年掛けて東南アジアにやってくるとのことだ。この辺りの研究は、かなり進んでいるようで、日本から南下してマリアナ海峡で産卵し、それが、再び黒潮などの海流に乗って最遡上している。しかし、シラスウナギの詳細な生態は、まだ不明なところがあるようで、完全に養殖して、且つコストを低く抑えるのは、まだ先のようだ。ウナギ資源の保護の国際会議も、中国は不参加だという。こんな状態だから、稚魚の密輸入も横行しているようで、クジラに次いで、日本でウナギが食卓に上らない日がそう遠くないようにも感じられる。そこで試みられている人工孵化ウナギだ。日本は2010年に世界で初めてウナギの完全養殖に成功している。ウナギの稚魚は、サメの卵しか食いつかなかったが、今では鶏卵や魚粉にも食いつくようになったとか。この調子で、完全養殖が出来るようになれば、悲観的な前途に光明が差すことになるのだが。日本の河川もウナギが住むには不適切になってきている。どこもここも近代的に整備されていけば、蛍がどんどん居なくなるのと同じようにウナギも生息できなくなるようだ。マグロの完全養殖に成功している日本(近大)だ。必ずやウナギも完全養殖が可能になるように頑張って欲しい。手軽に「鰻重、特上!」と云って注文してみたいものだ。【古今和歌集】811.それをだに思ふ事とて 我が宿を見きとないひそ 人の聞かくに (よみ人しらず) それだけでもと思うこととして、私の家を見たとは言わないでください、人が聞くこともあるでしょうから
2019.07.25
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点下迄で、帰りも水無瀬堤を通った。本を読みながら土手の左側を通っていたら、前から走ってきたおっさんが、「危ないなぁ、本を読むんやったら、道の右側を歩けよ」と直前で止まって文句を言っていた。前を見ながら歩いているつもりだが時にこう言ったおっさんがいる。お前こそ、前を見てるんやったらぶつからんように避けて歩けよと思いながら、見送った。又、河原では、ゴルフの打ちっ放しをしているおっさんがいた。丁度「ゴルフ禁止」の看板の横でだ。様々居る。小学校の夏期勉強会通称タケノコに出掛けた。8時50分からみっちり12時10分までだが、子供らは2年から6年まで1時間毎に交代していた。その後、連れ合いは、高槻で友人らとの昼食会に参加しに行った。***月がどのようにして出来たのかについては、専門家の間でも議論のあるところだが、最近、日米の研究グループが新説を打ち出して注目されている。現在最も有力視されているのは、「巨大衝突説」だ。地球は約46億年前に誕生したとされているが、この時に地球に火星サイズの天体がぶつかったという仮説だ。こう言った話になると、必ず友人は誰も見たことが無いくせにという。その通りで、世の中の事は殆ど何も分かっていない。それ故に推理したり推定したりすることが行われているが、それは単に想像と云うだけでは通らない。なにがしかのアイデアが出されるが、その内の最もそれらしいという辺りが取り沙汰されているのだろう。ともかくも地球に火星大の惑星が衝突したら、衝突で天体は粉々になり、地球の表層は超高温になり、そのため岩石が蒸発して地球を円盤状に取り巻くガスやちりになる、というわけだ。そりゃあそうだろうと納得してしまうが、先ず惑星同士が衝突するのかどうかについては、これも納得しなければ話は前に進まない。まぁ、感覚的にはそんな可能性は大いにあったようにも思える。その後、円盤状のガスやちりは徐々に冷えて固まり、一部が伸びてちぎれて月になるというシナリオだとのことだ。意外に簡略な論理の展開だ。じゃぁ、そのちぎれた物からは月だけが残ったのか、その他のちりやガスは消えてなくなったのかという疑問を持つが、取りあえずはその答えは書かれていない。この根拠となるのは、スーパーコンピューター「京」で模擬実験だとのことだ。新たな視点は「マグマオーシャン」という存在だ。まず、原始の地球は微小な天体が衝突し合体を繰り返してできたとされる。巨大衝突が起きた当時、地球の表層にマグマオーシャンがあったとしても不思議ではないという。マグマオーシャン(magma ocean)というのは、デジタル大辞泉によると、「地球・月・地球型惑星の形成初期に天体表面を覆ったとされる溶融状態のマグマ」とある。地球では微惑星の衝突エネルギーと温室効果によって表面温度が上がり、マグマオーシャンが形成されたということだ。以前から月の起源として3つの説が唱えられていた。1つは「共成長説」というもので、原始太陽を取り巻くガスとちりの円盤の中から地球と月が兄弟のような天体として形成されたという説だ。之など最も納得しやすい感じだが、なにやら月の深部にある中心核の大きさが地球よりはるかに小さい事実(別途このことは確かめられているのだろう、とても断定的に書いてある)や、月の表層部に揮発性の物質が乏しいという観測結果などから、「共成長説」は当てはまらないだろうとのことになったようだ。一寸納得がいかない感がある。2つ目の説は「分裂説」だ。高速で自転していた原始地球の一部が飛び出して月になったと云うわけだ。之など、大昔(地球が誕生した頃)は、今よりもうんと早く自転していたのだろうかと云う疑問だ。そうで無ければ、今でも地球の何かが飛び出していても不思議では無いと思うのだが・・・。まあ、段々と自転の速度が遅くなって、今日のようなバランスになったのだとしたら、それはそれで納得だが、そうなると、又将来的には地球の自転は無くなって、動かなくなるのではと思ってしまう。月の表面には揮発性の物質が少ないことと相まって、この「分裂説」も陽が当たらなくなったようだ。3つ目の説は「捕獲説」だ。これも取って付けたような仮説のようだ。たまたま地球の近くを通りかかった天体が地球の重力で捕らえられたというのだ。正に偶然も偶然だ。然し、そんなチャンスが無かったとは誰も云えない。勿論誰も見たわけでは無いからだ。しかし、この説は、アポロが持ち帰った月の石の組成を分析した結果から、成分が地球の岩石と似ていることが判明したから、月は、外部からやってきた惑星では無いと云う事が明らかになったと云う事だ。元々そこらを飛んでいた惑星の岩石には、その惑星それぞれの特徴を持った成分があったのだろうかと思ってしまう。地球や惑星その他の星の構成は、人間と同様に宇宙DNAといった物が存在するのだろうか。それはさておき、このように見てくると、以前に唱えられた、3つ月の成立説は共に脚光を浴びなくなってきたというわけだ。アポロが持ち帰った、何の変哲も無い(と素人は思う)岩石も、こう言った月生成の裏付けになると云うわけだ。今、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの地下にあった物質を採取して、地球に持ち帰ろうとしている。この物質の分析から、又新たな仮説が生まれるかも知れないと思うわけだ。リュウグウの物質も畢竟地球や月と同じ成分ならば、いよいよ混乱し、捕獲説も、分裂説も、共成長説も再浮上するのでは無いかと思うわけだ。でもそのようなことは無いのだろう、素人の勝手な考えは置くとしよう。そこで出されたのが、冒頭に登場した「巨大衝突説」だ。月の成分と地球の成分が似ているという事から出された説だ。何やら、分裂説にも似ている感じだが、とにかく火星大の惑星が、突如地球にぶつかったという新しい視点が味噌だ。こう仮説を立てると、巨大衝突説はアポロの持ち帰った月の岩石の分析結果と整合性がいいと云う訳なのだ。それでも従来の巨大衝突説では、月の石が地球の岩石と似すぎていたということが引っ掛かったというわけだ。火星大の惑星(月)と原始の地球が、原始太陽系の別の場所で誕生したと考えるなら、組成は異なるはずだということになる。組成が似ている謎をどうやって解消するかが、焦点となってくるわけだ。そこで考えられたのは、前にも述べた原始の地球は微小な天体が衝突し合体を繰り返してできたとされていることだ。そこに、巨大衝突が起きた訳だが、微小天体の絶え間の無い衝突で、地球表層は当時、マグマオーシャン状態であったろうと考えられるわけだ。その時、地球に衝突した火星サイズの天体は質量が地球の10分の1程度だったと推定されている。(これも又都合の良い推定ではある)なんで馬鹿でかくなく、又微小ではない、ちょうど10分の1程度であったのかは、ともかく偶然なのだろう。衝突した惑星は、原始の地球より早く冷え、衝突前の惑星の表層は岩石だった可能性が高いとしても、巨大衝突の模擬実験からは、原始地球を取り巻くガスとちりの円盤の主成分が、衝突時に相手の天体を丸ごと地球のマグマオーシャンが覆い尽くすと云う事もありうるだろうというわけだ。それ故の月の岩石の成分は地球のそれとよく似通っているのだというわけだ。こんな論理の展開で、途中の仮説を皆正とすれば、巨大惑星衝突説は、苦も無く納得できることになる。アポロ11号が月に着陸して半世紀が過ぎた。アメリカは又月への着陸を計画している。中国も月面の裏側に達している。またロシア、ヨーロッパ、インド、さらに日本が再び月を目指し探査を計画している。次なる発見と、月誕生の仮説は、その時どう展開するかだ。【古今和歌集】810.人知れず絶えなましかば わびつゝも なき名ぞとだに言はましものを (伊勢) 誰にも知れず関係が切れてしまうなら、心の中ではつらくとも、せめて、あれは根拠のない噂だったと人に言えるのですけれど
2019.07.24
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今日は友人夫妻とゴルフだったので、小学校の夏期勉強会(通称タケノコ)は不参加とさせて貰った。ゴルフ場は山の原GC恋里コースで、心配された雨も降らず、最終ホールで少し雷の気配もあったがそれも大丈夫で、ただただ暑かった。ゴルフはほぼ1ヶ月ぶりだ。最近雨が続いたせいか、9時40分スタートの前、1時間に到着したら平面の駐車場は満車だった。地下の駐車場に回った。今日はアウトからのスタートだ。No.1(325Y4):打ち降ろしで、2打目からは急坂になる。GRは左だ。TSは天ぷらのスタートだ。あろう事か2打もチョロ気味でやっとFWに出るだけだ。やっと3打の快音もGR手前のラフだ。4オンして、長いパットが決まって何とかボギーだった。友人も付き合いよく2打を失敗ボギーとしていた。夫人も同じくボギーで、連れ合いは球に慣れず7打だった。No.2(335Y4):手前溝越え、前方2段のFWだ。右の上段が良さそうだ。TSはここも一寸高めに上がった。2打もまぁまぁでとにかく前進だ。アプローチの3打は何と右のバンカーに。今日も駄目かと思ったが、巧い具合に出てピン傍に寄り、1パットで又ボギーで納まった。友人は、何時もに無く2打が巧く当たっていなかった。ここをダボとしていた。夫人もダボだった。連れ合いは7打でGRを捉えたが、長いパットを沈めて8打で納まった。No.3(464Y5):TSは超打ち降ろし。何やらコースは大きな凹凸の激しいロングだ。TSはやっと快音を発した。FW右だ。2打も良い感じで飛んで、途中の山を越えて向こうのFW左だ。3打はゴロ気味だが何とかGR手前まで進んだ。然し連れ合いが私の球を打ってしまったので、それが気になってか4打(チョロ)で乗らず、5オンで、2パットのダボにしてしまった。ここで1打は無駄にした。友人は、TSは左ラフで、2打も左にOBぎりぎりだ。打ちやすいところに出して、3オンし、2パットのパーだ。こういう所のリカバリーは流石だ。夫人は、私と同じくダボだった。連れ合いは、TSを良い感じで私の傍まで飛ばしたが、10打叩いていた。No.4(149Y3):途中凹んだ打ち上げのショートで、こんなショートが多い。TSは3Wでトップのチョロだ。皆に置いてゆかれた。2打は、GR右のセミラフだ。3オンで1パットのボギーだった。友人は、TSは乗らなかったが楽に2オンしたところ、上に付けて下りのパットを3つ叩いた。ダボだ。夫人は、2オンして1パットのパーだ。連れ合いは、3オンになったが、ここでも長いパットを入れてボギーで収めた。No.5(300Y4):フラットに見えるが2打目とGRの間は左が大きく凹んでいる。右目を狙い良い感じでFWCRだ。然し2打を載せようと力んでチョロして谷間に転げた。3オンして、ここでもパットが理想的に最後の1転がりで入った。パーだ。友人はここでも3オンの2パットで、ボギーだった。夫人も同じくボギーで、連れ合いはTSを良い感じに飛ばしたが、上がってダボだった。No.6(297Y4):左はOB、右は狭く隣のホールとの間が林だ。TSは見事にFWCRを捉えた。2打も良い感じで飛んだが少しGRには届かなかった。ここで、7Iで転がそうとしたが、2回もダフって4オンにしてしまった。またまた1パットでボギーとなったが、ここは3オンで1パットと行きたかった。友人は、3オン2パットのボギーだが、友人のこの展開は今までに無い悪いものだ。夫人はダボ、連れ合いも5オンしたが、ここも1パットで沈め、ダボだった。No.7(140Y3):最後の5つ目のショート。谷越えだ。今回は3Wでトライしたが、少々GRに届かなかった。2オンし2パットのボギーだった。友人は同じくボギーで、夫人1人1オンしてパーだ。連れ合いは2オンしたものの3パットでダボとしていた。No.8(360Y4):やや左に曲がるコースで、ピンは木の陰だ。TSは何と、トップ気味で地を這うようにレディースティーのマークを直撃した。しかも2打をチョロだ。3打でも快音では無く、4打で、ゴロして乗らず、5オンでここも1パットで救われてのダボだ。ミスが多過ぎで少なくとも1打縮むはずだ。友人は、ここで3オンしたが、又3パットで、ダボとしていた、おかしい。夫人と連れ合いは共にトリプルだった。No.9(463Y5):驚くべき打ち降ろしで、距離感が全く分からない。ピンは遙か向こうに見える。最後のTSは良い感じで当たって、左のラフで意外と飛んでいた。ラフは深く5IでFWに出すもゲインは少しだ。3打でGR手前まで飛ばした。バンカー越えの4オンは少し遠かった。ここで3パットは痛かった。友人は、4オンながら、1パットで沈めてパー。今日はパットの威力が凄まじいことを証明してみせた感がある。最後結局1打差で逆転された。夫人は3パットでトリプル、連れ合いは10打だった。昼の休みはほぼ30分と少なかった。びしょびしょになったウェアを着替えての午後のプレーだ。No.10(343YP4):いきなり池越えだ。TSは何と池に放り込んだ。友人のマリガンでとの声で、やり直して右ラフに飛ばした。2打は5Iで少しゲイン。3打で、良い感じに当たって何とGRに乗っていた。之を活かせず3パットでダボだ。前半とえらい違いだ。友人は、3オンして2パットのボギーだ。夫人は7打。連れ合いは池に落としてプレ4から8打としていた。No.11(142Y3):目の前が池のショートだが、池は差ほど気にならない。3WのTSは見事オンした。然しまたまた3パットでボギーだ。友人は1オンでパー。夫人は、2オンのボギーで、連れ合いは、池はかわしたがバンカーに捕まり、6打だった。No.12(434Y5):先で右に少し曲がるロングだ。TSは良い感じでFWCRだ。2打も先ず先ずで、FW左だ。しかし、3打を右バンカーに入れてしまった。4つで出してオンしたが、又3パットでダボだった。ここも少なくとも1打は縮められる筈だ。友人は、2打でGRのほんの手前まで飛ばした、凄い。3打でチップインを狙ったが外れたものの、楽々バーディーだ。夫人も連れ合いもなかなか快調で、ダボで上がっていた。NO.13(301Y4):前広で、2打目は打ち上げのミドルだ。TSは良い感じで、FWCRだ。2打も良い当たりで40YDと迫った。ここでチョロして4オンだ。惜しい1パットが外れてダボだ。ここはボギーで上がるべきだった。友人は、TSを右に落としていた。然し巧くリカバーして、3オンし2パットのボギーだった。7打で、連れ合いは10打だった。最後の上りが巧くいかないようだ。No.14(115Y3):ここの表示は少しおかしい、実質は125YDが正解のようだが、115YDと表示していた。相変わらずアイアンが当たらずバンカーだ。2オンして惜しい1パットも外れてボギーだ。友人はGR右横に落としたが、チップインを狙ってミスし、結果はダボだ。夫人はバンカーで3つ叩いて7打だった。連れ合いは3オンしたが3パットで6打だった。No.15(346Y4):緩やかに右ドッグで2打から打ち上げだ。TSは良い感じの当たりで、FWCRだ。2打はまぁまぁで、FWに進めた。残り100YDを載せきれず、4オン2パットのダボだ。友人は、2打をほぼほぼGR近くで、3オンの1パットでパーだ。夫人はダボだったが、連れ合いは、TSは快音で、良かったが、上りに苦労して、11打だった。No.16(375Y4):やや打ち降ろしで、2打からは急な下り。しかも右に少し曲がっている。TSは快音では無いが、まぁまぁFWだ。然し、2打、3打を湿ったライにクラブを取られて失敗、4オンにしか出来なかった。どさくさで分からなくなり7打と申告だ。(やる気を無くしていた)友人は、TSも素晴らしかった(セブラポールまで飛んでいた)しかも、2打で、超良い当たりのオンだ。バーディーは取れなかったが、2パットのパーは素晴らしい。夫人は、右ラフだったが、マリガンでやり直して、結果は7打になっていた。連れ合いは、巧く進めたようで、ここはダボで収めていた。No.17(146Y3):途中が凹んだやや打ち上げだ。TSの3Wが左に出て、跳ねてGR左のセミラフだ。2オンして2パットのボギーだ。友人は、同じくボギー。夫人は右の谷底に落とし、2打でGR左のラフ、3オンの3パットで6打だった。連れ合いは何と8打叩いていた、疲れ切っている。ここで雷注意のアナウンスだ。友人が焦りだした。後1ホールなので十分行けるのに、皆が浮き足だった。No.18(475Y5):TSは一寸引っ張りすぎて左ラフに飛んだ。2打は当たりが今一で、FWに戻した感だ。3打は良い感じだったが、意外に左のバンカーに入っていた。7Iでクリーンに捉えたがGR右のラフだ。5オンになって仕舞い、2パットのダボだった。友人はここを軽々パーとしていた。夫人は、ボギーで、連れ合いは8打だった。友人の急かしに動揺したのは結局私だけだった。後半は、もう少し頑張れる(理想的には10打、半分でも5打の改善は出来るはず)のにと少々心残りではあったが、何とか18ホールを無事終えた。次回は90を切ろう。暑さと汗、雷警告に疲れ果てた。遅くまで歓談して、新名神を使って急いで帰宅した。帰りに2メモリに減っていたガソリンを満タンにした。
2019.07.23
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今日のウォーキングは小雨が降っていたので中止した。小学校の夏期勉強会(通称タケノコ)も雨天でプールを開放しないことに連動して中止となった。***日経新聞にデータ駆動社会の展望という分析コラム記事が3日に亘って掲載されていた。これからはデータの世界だとか、データを活用することがこれからの世界の死命を制すると云ったことが取り沙汰されている。読んでみたが一体どういったことを云っているのか、正直理解が追いつかない。下手に解釈して全く方向違いのことを書いてしまうかも知れないし、変化する時代をキャッチアップできていない老人の世迷い言になるかもしれない。所々気になるフレーズを書き出してみることで、ほんの少し、データ社会についての理解に近づけたらと思う。データ駆動社会はインフラからサービスに至るあらゆる事をデータを基本とするデジタル技術によって効率的に運用される社会と云う事らしい。こう言った抽象的な表現については理解がなかなか及ばない。何でもデータ化することで社会を繋げて、より便利なようにしようと言うことのようだが。IoTという言葉がある。もう何年か前の同窓生の集まりで、この言葉を発していた友人がいた。現在に至るまで之がIoTだと云う事は切り分けて理解できていない。人工知能(AI)もまた然りで、こういった事に使われる資源がデータなのだという。そのデータは3つのカテゴリーに分けられる。1つはオープンデータ、2つ目はパーソナルデータ、そして3つ目は産業データだ。オープンデータは公共が有するデータで、政府などが積極的に公開することで、社会に貢献することだという。何やら、世の中は、特定機密保護法で、必要なデータも何とか国民の目から秘匿することを目的とした規則も出来て、逆行しているような感じなのだが。パーソナルデータは、個人情報などとの絡みで適正に扱わなければならないが、積極的に利用することで、利便性を高めようとの動きだ。この問題点では、例えば中国の国民を統制するために使われて、思想信条などあらゆる事を完全に権力の監督下に置かれて仕舞うことで、何となく危機意識が先行してしまう。産業データは、地方でのビジネス創出や自動車の運行改善製造工場の生産性アップ、気象データ、流通環境の改善といったことに徐々に適用が成されている。これらのデータは流通している物が細分化されているので、データの収集は難しい。これら個々のデータを連係させることが重要だが、こういった事を手がけているのが例えばGAFAと呼ばれる巨大IT企業だ。データの少数企業による独占は、問題だと指摘する。個々に細分化されたデータ間の連携を取ることが重要だとのことだ。云いたいことは何となく分かるが、あまりに抽象的すぎて、実態が想像できない。データの独占は問題だが、その問題としているデータそのものも、意外と、社会の一部でしか無く、もっと広大なデータが存在していて、之を利用することが、必要であり、そうなることが望まれるとのことだ。なんだか空を掴むような話だ。データを集積し、分析し、蓄積する技術の根底が半導体だ。集積(センサー)、分析(プロセッサー)を円滑に進めることが出来るのも半導体のお陰だ。米中の貿易戦争も、言葉を換えれば、半導体を制するかどうかに掛かると言ってよい。巨大IT企業のGAFAもこの半導体製造に参入してきたという。自社が集積したデータは自社のプロセッサーで分析する必要があるとの判断だ。中国では既に中国製造2025で、半導体の自国製造比率70%迄挙げようとしている。半導体と云えば、微細化による性能向上と進歩だ。微細化は高速化、低消費電力、高集積化、そして低コスト化を実現する。ムーアの法則はGordon Moore博士が1965年に経験則として提唱した、「半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する」という法則だが、新聞では2年で2倍になると修正されているという。この法則は半導体の微細加工技術の発展を根拠としているため、2010年代には微細化が原子レベルにまで到達してしまい、ムーアの法則は通用しなくなると予想されているというのが一般的だ。そのことを新聞では、検証しているとある。現在の最先端加工技術では7ナノm(nm)が最先鋭だが、既に、台湾のTSMCでは5nmの開発が完了し、更に3nmの研究もされているという。微細化技術の限界とされたのは、半導体シリコンの原子間距離が0.24nmである事から3nmの間にはたった12個の原子が並んでいるだけだと云う事からだ。その後の説明はよく分からないが、ムーアの法則は終焉しないと云う。3次元化で対応しているというのだ。現在は64層まで積み重ねて集積化を図っているのだとのことだ。ますます理解が及ばない感じだ。こうしてみると、ムーアの法則は今後10年は続くとの見解だ。こうした技術レベルから見ても現在追及されるデータ駆動型社会のニーズからはまだ不足しているという。車の自動運転を例にとってもやっとハンドル操作を自動化して、走行する程度のことしか出来ていないというのだ。運転手を必要としないレベル5には現在の集積程度では遠いと云う事だ。そうしたニーズの下では、限界は自ずと解消されるものだという観点であるが、その具体的なことは書かれていない。むしろ今は、単体の半導体性能に傾きすぎているという。現在の技術をこれらを統合するシステムの構築が必要になるとのことだ。これも又具体的なことを想像することが出来ない。データ駆動社会をマーケティングの面から見る話が最後にある。データ活用が早くから行われているマーケティング分野の言葉に、4Pがある。プロダクト(商品開発)、プライス(価格)、プロモーション(宣伝)、プレイス(流通)だ。データ駆動型社会では、顧客毎に細かく価格を変えるしシステムが採られているのだとか。ホテルやスポーツ観戦チケットを、一般とビジネス客、または一般と熱狂的ファンとの区別で価格設定を変えるなどと云ったことだ。之など需要と供給のバランスから、現在でも行われている手法だろう。ファーストクラスやビジネスクラス、それとLCCなどはサービス内容は異なるとは云え、ある種この考えに近い。ふと思うに、ゴルフ場のプレイ費なども、全く同じコースを回るのに、ウィークデイと土日の料金が大きく違うのは、こう言った考えの典型的な例だろう。検索システムでも、どう言った言葉までを検索可能にするかで、自社製品の利用範囲が決まってくるなどと云ったことや、ある検索をしたら、類似の好ましそうな商品を同様に示すことで、購買範囲を広げると云ったこともよく経験する。又顔認証などで、レジの無い店舗を実現しているところもあるようだ。こういった事を突き詰めると、中国の認証システムは、国民の個人の人をあらゆるデータを集積分析することで、1人1人の行動はおろか、思想信条の裏まで、把握するという、恐ろしい国家統制にも結びつきそうだ。性善説などは、どこへやら、現代社会のデータ駆動車会であることの反面危険な方向が、こういった事に結びつくのではないかと読んでいて少し危惧する気分になった。【古今和歌集】809.つれなきを 今は恋ひじと思へども こゝろよわくもおつる涙か (すがのの忠臣)つれない人をもう思わないと決心しても、心が弱く、やはり落ちてしまう涙であることよ
2019.07.22
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄を往復した。今日は又参議院議員の選挙投票日だ。夕方からのカラオケ大会の前に投票を済ませた。カラオケ大会は4時からスタートだ。何人かは都合が悪いとのことで、集まりを懸念したが、参集したのは13人、店の社長を入れて14名で競技を行った。集まった中には、本日誕生日を迎える人も居た。ガンを宣告されて、入院を前に参加したのだという。奥さんを伴っていたが、どういう思いだったのだろうか。表面上はとても元気そうだし、歌も歌ったので、何事も無いかの如くだった。さて、カラオケ。人数が少ないので、結局4曲歌った。1曲目は2人1組になっての競技で、2曲目は個人戦、3曲と4曲目は他人が歌う歌で、何点出るかを予想し合うという形だ。1曲目と2曲目も共に自分の申告点との差の少ない方(超えない範囲で)が勝つという何時もの方法だ。14人中、2曲までは全員が参加し、3曲と4曲は残留した有志だけの8人で行われた。何時も、6人は2曲歌って帰る形だ。今日のTVの採点方法は全て、新しく導入された精密デラックスとのことになっていた。我々は練習時にテストで歌ってみたが巧く歌えば(というか選曲が良ければ)高得点が出て、更にボーナスが付与されるというもので、10万点が最高だ。便宜上上3桁~2桁を採って、得点とすることにしている。時に低い点が出るのもあって、どれだけ歌い方が正しく評価されているのかは不詳だ。ともかくも100点を超すこともあるので、今までの方式に比べて、申告点との差は極端に大きくなることもあり得るのだ。曲の入力は何時も友人が引き受ける。公式スコアラーは連れ合いが務め、私はマイペースで記録していき、連れ合いと照合(計算が結構面倒だ)するというフォーメーションは変わらない。1曲目、7組の中の先頭の人が先ず歌い、一巡後各組の2番目の人が歌うという流れだ。さて1人目の男性は「球磨の女」を歌った。何時も音程が狂うので低い申告点だが、更に低く、結果はマイナス32点で始まった。2番手の女性は「ラストダンスは私と」で何と合計212点を出し、申告を39点もオーバーした。申告をオーバーした人は、もう1人の女性と2人だけだった。私は5組5番目の順だ。「涙の操」を歌い、申告点175点に対し、172点とマイナス3点は上出来であった。後に歌った、相方の男性がマイナス37点だったので、組では3位に止まった。1巡目が終わり、私がトップで、7組目の男性がマイナス9点で続く形だ。さて2巡目の1組からの歌だ。1組は、合計点で、マイナス44点が出た(結果は4位だった)、2組目はオーバーで失格、3組目はマイナス33点とトップに出た。さて4組目の連れ合いは「さだめ川」を歌ったが、テレビの点が低く、組としてもマイナス49点と届かなかった。私の組の相方はマイナス37点で納まったので、合計はマイナス40点と、結果的には3位に入った。店の社長が6組2番手で「愛しき我が人生」を感情を込めて歌い、マイナス5点に止め、組の合計はマイナス36点と逆転2位になった。最後に友人が「おしどり」を歌い、マイナス38点と、奮わなかった。先に歌った、男性がマイナス9点だったのだが、合計はマイナス47点となり、入賞の4位を僅かに3点及ばずの5位だった。ここで夕食ブレイクだ。何時も賑やかな男性が今日は欠席なので、比較的静かに歓談したが、よくよく観察すると私が1番よく飲んでいたかも知れない。さて、2曲目は個人戦だ。之には自信があり、勇んで臨んだ。歌う順は同じだったので、私は5番目だ。「酒よ」を歌った。練習時はTVで2回160点越えだったので、パネルを合わせて248点を申告した。ところが、歌う途中経過がTVに出るのだが、一向に得点は上がらなかった。結局得点は213点に留まり、マイナス35点と冴えなかった。1曲目と2曲目を入れ替えておけば良かったかと思ったが後の祭りだ。連れ合いは11番目に「望郷酒場」歌った。練習をしていない、ぶっつけ本番だが、180点の申告に対してマイナス29点であった。私を凌いでいた。次にガンを宣告された男性が意味ありげな「今日でお別れ」を選択し歌った。申告点は控えめに170点だったこともあり、合計でマイナス12点と一躍トップに躍り出た。取りで歌った友人は「もう言わないで」で、申告点を練習時2回を参考に220点(練習時は218点と219点だった)として臨んだ。ところがどうしたわけか、TVの得点はぐんぐんと上がり続け、何と、2曲目の中でも前人未踏の200点を26点超えてた。パネルの得点が練習時より20点低かったことを凌駕して、合計点は291点と、ゴルフで云えばベスグロとなり、71点もオーバーで、競技からは完全脱落だった。2曲目の結果は連れ合いが4位、私が5位、友人は埒外となって仕舞った。ここで中締めとし、6人は帰宅していった。残った8人で、3曲目の開始だ。今度は、TVだけの評価点を採る事になった。連れ合いがトップで「片恋酒」を歌い、112点を出した。皆の予想は低く、私が辛うじて3桁の100点をオファーしていたので、私が勝った。順次、歌い、私は「長良川艶歌」にトライしたが、何と結果は77点だった。そんな馬鹿な、、、という気持ちだったが、当然自分の申告99点を下回って、友人が83点と云っていたのが1番近い値となった。次に友人が「冬子のブルース」を歌い、これまた低い71点だった。いやはやだ。ガンの告知を受けた男性が85点をオファーしていて、彼のものとなった。その彼は最後に「たった2年と2ヶ月で」を歌って、57点と、まったく奮わなかったが、店の社長が62点で之を仕留めた。3曲目の絶対得点で見ると社長の126点がハイエストスコアだった。通常は3曲でお開きだが、どうも釈然としない。まだ時間もあるとのことで、4曲目に挑戦だ。この会始まって以来の4曲となり、歌う歌手を限定しようとのことになった。都はるみと五木ひろしが対象歌手だ。歌う順を少しシフトして、トップを歌う後援会会長は五木もデュエットしているという「時の流れに身を任せ」でなんと、350点をたたき出した。之には皆唖然としたが、予想申告点は100点をオファーしていた女性のものとなった。4番目の私は曲名に困り「北の宿から」を選択し歌ったが、何と得点は最低の60点だった。75点をオファーしていた社長のものとなった。続く、友人は「博多アラモード」を歌って114点を出していた。連れ合いが110点をオファーしていて、ものにした。連れ合いは「小樽運河」で101点を出した。これは、後援会長の100点オファーが一番近かった。そして最後の最後に、ガンを申告された男性の奥さんが「好きになった人」を軽やかに歌い、途中経過を示すTVの得点はうなぎ登りに上がっていった。そして、最後のフレーズが終わったときには得点は何と、308点を示した。そしてTVには「ドン、ドン」と花火が上がった。練習時に花火を上げていた女性には、本番では出なかった花火が、最後の最後に打ち上げられた格好だ。本人申告120点が、最後をものにした。トップに歌った男性の350点は何だったのだろうかという感じではあったが、4曲全て歌い終わり、上がりが最も多かったのはガンを宣告された男性であった。【古今和歌集】 808.あひ見ぬもうきも我が身のからころも 思ひ知らずもとくるひもかな (いなば) 逢えないのも、辛い気持ちでいるのも、みんなわが身からしたことなのに、それも知らずに勝手に解ける紐であることか (思ひ知らずも ・・・ しっかりと理解せずに)
2019.07.21
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0kmの点で折りかえして帰りはシャルマンを通った。午後から神戸クリスタルタワーで2019年度Kシニア総会が開かれたので参加した。過去2回ほど参加しただけで、多くを欠席していた。今日は、友人の1人が、私たちのシニアライフと題して、アルゼンチン・タンゴの演奏を聴かせてくれるというので、参加することにした。定期的に開く同期の飲み会も之に代えるとのことで、場所が梅田から神戸に変わった程度の気分であった。参加者は40名ほどだった。殆どの人は名前を知らないが、中に、2~3人見たことのある人がいる。同期生は受付をしている友人と演奏を聴かせてくれる友人を含んで、5人だった。直前に参加表明していた1人は、何故か連絡も無く欠席していた。出席すると念を押していたとのことで、何事もなければ良いのだがと気を揉んだが、我々の歳になると、日にちを間違えたり、時間を取り違えたりすることはそれほど珍しいことではないので、次回会うことを楽しみにと言う事になった。Kシニアの何たるかは良く知らないのだが、関西在住の65歳以上(以前は60歳以上だったとか)の日本船舶海洋工学会員を中心とする関西シニア海事研究会ということらしい。要は、造船業に携わる人のOBの集まりのようで、主に同じ大学で造船学科修了の同窓生の集まりと云う事らしい。会員全員で480名とのことだ。私の場合は、就職以来地方にいて、出席する機会がなかった事もあって、馴染みが薄い。ともあれ、参加者の中で、記念撮影をと、ひな壇側に集まったが、年配の人10人が呼ばれ前列の椅子に座るという段で、名前を呼ばれなかったので、この参加者の中ではまだまだ若いようだ。とはいえ、雰囲気的には中間クラスで無かったかと思われる。参加の最高齢者は88歳だとのことで、歩行も杖をつきながら覚束ないといった具合だった。仲間内で、あと13年経ったら出てこられるだろうかなどと話し合った。司会に立った人は、冒頭、アジェンダをプリントしたものの、家に置き忘れてきたのでと、覚束ないスタートだ。友人が参加を表明してこなかったのもこの類いかと失笑だ。取りあえず、活動報告だが、海友フォーラムというのがあって、既に38回の報告会があったようだ。今年の始めには、「九州王朝と女王卑弥呼」と云った内容や、「AIがもたらす造船業の将来・無人造船所の可能性」などと云った話題での講演があったようだ。昨年暮れには「東地中海の経済覇権を800年維持したヴェネツィアから今日の日本を考える」と云った壮大なテーマまでを扱っていると云うから。特に船に限らず、自由に研究したテーマを発表できるようだ。興味深い内容も話されているようだが、聴講しに神戸まで行くのは一寸遠い感じだ。他に教育支援支援するグループもあった。大阪市内の小中学校に、実験などを通して、教育を支援すると云ったことらしく、実験というのを除けば、私たちが島本町内で行っている教育ボランティアと似通ったものらしい。この人の説明は、マイクを通しても聞き取れず、且つパワーポイントは小さな字で見えないとあって、一体何を言っているのか要領を得なかった。説明者は大学の先生であった。こう言った声でぼそぼそと講義をしてきたのかと一寸学生が気の毒な気がした。他にふね遺産の報告というのもあって、既存、非既存の別を問わず、エポックメーキングな船などをピックアップするという試みのようだ。最初の外洋自動車運搬船(PCC)である第十とよた丸の紹介や長崎の最初の船舶補修所などに混じって、進水時に使われるボール進水の治具などの紹介があり、一寸興味を引いた。私が玉野で船舶の設計をしていた頃に進水時の研究も行っていたが、その時にも直径90mmの鋼球を等間隔に配置する治具に入れて船台に置いて、その上を船舶が進水するというものだ。最近の超大型船では、殆どがドック進水なので、こう言った治具はあまり使われないが、私は、13万トンのタンカーの進水で、この治具に触れていたので、特に懐かしい感じだった。会の有志で、ゴルフもやっていたと云う事だが、幹事が難病に罹って現在は中断しているとのことだ。何やら聞いたことのないリンパ腫だとのことだが、皆それぞれに大病、小病に侵される年代のようだ。これらフォーマルな報告会が終了し、最後に友人が出演する私たちのシニアライフが始まった。題目は「 私のシニア人生・TANGO 03 アルゼンチン・タンゴに魅せられて 」というものだ。出演者は友人を中心に11名がバンドを組んでいた。皆同じ大学の卒業生のようだが、学科は様々であった。中には、音大の学生も刈りだして、ピッコロやフルートの演奏で参加していた。タンゴの演奏が主で、その間に、タンゴについてや、バンドの仲間、アルゼンチンについて等の話を挟んでライブ形式の演奏会が聴けた。そういえば、昨年7月に同じく同期生がこの総会で、「パタゴニア周遊 マゼラン海峡を発見した男達」と題してアルゼンチン周遊の旅行記を発表したようだが、当日は折からの大雨で参加を見送ってしまった。残念だった記憶がある。パタゴニアと云えば、アルゼンチンとチリの両国にまたがる地帯だ。行ってみたい気はするが、とても遠いと云う事が先行する。友人は、行動が活発で、世界中何処にでも行っているようだ。タンゴの演奏は、話を挟みながら合計9曲を聴かせてくれた。友人は大学の時からアルゼンチン・タンゴに魅せられていたようで、大陸に渡って流行ったコンチネンタル・タンゴはタンゴでは無いと云ったことまで説明してくれていたことを思い出した。1曲目「夜明け(Ei amanecer)」に始まって、2曲目「フェリシア(Felicia)」と演奏は続いた。3曲目の「ブエノスアイレス(Buenos Aires)」ではボーカルを聞かせてくれることになっていたが、ここでも控え室に歌詞を置き忘れてきたと、取りに行っていた。皆よく忘れる歳になって仕舞ったかと、一寸おかしかった。4曲目は「君の忘却(Tu alivigo)」でもボーカルを聞かせてくれた。歌詞はスペイン語なので意味は分からないが、元々、タンゴはブエノスアイレスの下町で、貧しい労働者が、娼婦と踊るときの伴奏として発祥したようで、生来下品なものであったようだ。然し乍ら翻訳された歌詞は「君が僕を愛した頃、そこに嘘はなかった。僕の歌は忘却を憎んではいない・・・」等とひどくロマンチックだった。5曲目は「孤独(Soledad)」以下、6曲目「タンゴ好きのお嬢さん(Tanguera)」、7曲目「リベルタンゴ(Libertango)」、8曲目「アヴェマリア(Ave Maria)」、9曲目「ラ・クンパルシータ(La Cumparsita)」と堪能した。【古今和歌集】807.あまの刈る藻にすむ虫の 我からとねをこそ泣かめ世をばうらみじ (藤原直子) 自分のせいだと声に上げて泣きはするけれど、世を恨むようなことはしません (ねをこそなかめ ・・・ 声を上げて泣こうとも)
2019.07.20
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今日は北摂天神会ゴルフの予定だったが、中止になり、ウォーキングも止めた。然し、結果としては小雨で済んだようで、無理をすれば出来たかも知れない。連れ合いは、昼過ぎから町内の会合に出掛けていった。***エボラ出血熱については予てから何度も報道されている。場所アフリカと云う事もあって、差ほどの緊迫感もなく過ごしてきたが、ここに来てWHOがエボラ熱拡大で緊急事態宣言を出した。エボラ熱が流行するのは1976年に南スーダンとコンゴで最初の感染者が発見されて以来10回目だ。過去40年間で30回以上の集団感染(アウトブレイク)を起こしている。しかもこの病原体は感染したら致死率が25~90%と高く、平均すると患者の2人に1人は死亡するという。歴史的経過を振り返ると、2000年にウガンダでエボラ出血熱が流行し、425人が感染、うち半数以上が死亡した。コンゴ民主共和国でも264人が感染、187人が死亡している。また、2007年には新種の発生で、58人が感染し18人死亡している。2012年にもウガンダ西部で14人が死亡したほか、6人が感染した。一旦収束したかに見えたが、2014年には、ギニアで発生し、リベリア、シエラレオネ、ガーナ、マリにも感染が拡大、死者数は1069人に上った。その後、カメルーン、ナイジェリア、セネガルへも拡大、感染者数は、9月に4985人、10月に8399人、11月に8カ国で1万5935人に達し、うち5689人が死亡した。2014年12月時点では感染者は2万81人となり、うち死者が7842人に上った。2015年に入り、西アフリカの3カ国感染者数は2万4350人にのぼり、死者は1万人を超した。5月になってやっと終息を宣言したが。感染者は1万564人、死者は4716人であった。今回のエボラ熱は西アフリカ諸国で2013年末から約2年半で1万1千人以上が死亡した流行に次いで、史上2番目に大きい被害規模だとのことだ。火元は、アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)だ。私の持つ地図は旧いので、ザイールとなっている。昔ジンバブウェに居た頃に、関係した商社マンが、時折担当地域だと称して訪れていたことを思い出す。キンサシャには行ったことが無いが、ネットなどで調べると、まぁまぁの近代化が窺える。然し、中央部に入ると、所謂アフリカのジャングルだ。エボラ熱が流行しているのはそんな人里離れたところのようだ。然し直ぐ隣には、ウガンダやルワンダ、ブルンジがある。隣国への蔓延が懸念されている。今回の流行では、WHOによると、コンゴ政府が2018年8月にエボラ熱の流行を宣言して以来、1650人以上が死亡し、感染者も約2500人に達している。既に、6月にはウガンダで、今月14日にはコンゴ東部の最大都市ゴマで、感染例が確認されている。2016年の記事を振り返ってみると、緊急事態の宣言から解除まで約1年8カ月経過しているとのことだった。既に10ヶ月の齟齬があるが、この時には、患者がギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で急速に広がったとしている。終息宣言後も、新たな患者が出ていたとのことで、それが潜伏して再活動を始めたと云う事かも知れない。流行しているコンゴ東部では多くの武装組織が乱立していて、鉱物資源を巡る衝突が治療や予防活動を妨げているとのことだ。エボラウイルスは血液や体液を介して感染する。高熱や頭痛の症状から始まって、進行すると皮膚から出血して致死率は90%に上ることもある。日本も2020年にオリンピックが行われることから、なんらかの形でエボラ熱のウイルスが侵入してくる可能性も考えられている。そのためにワクチンの輸入も考えられているとのことだ。今回は2017年5月に最初の発生が報告された。その後、1週間経って、2人目の感染が確認された。その後は雪崩をうって感染は広がり、半月で、合計19人もの感染疑いを確認されて、うち3人が死亡した。専門家チームが本格的な調査を開始し、感染が疑われる人に接触した125人には観察措置が執られた。その後の記事は見落としたようだが、2018年5月にはコンゴの赤道州の州都ムバンダカで感染者が見つかり、月初の初感染からの感染者数は44人に達したとのことだ。うち、23人が死亡していた。過去の例を活かせず、東部の僻地に止まらず、大都市へも汚染が広がっている現実は、初動の甘さを示すもので、爆発的な拡大につながりかねないと懸念されていた。ムバンダカは、コンゴ川流域に位置する人口約100万人の大都市で、首都キンシャサへ続く交通の拠点でもある。5月初旬に感染が確認された赤道州ビコロから約130km離れている。これまでの感染地は、東部僻地に限られていたために、大流行には至らなかったが、感染発生9回目の昨年からの状況は、過去に例を見ない大感染が予想された。2018年11月に入って、東部の北キブ州でエボラ出血熱の死者は疑い例も含めて205人に達している。さらに、感染者は疑い例も含めると329人に達したと発表された。この時も、鉱物資源を巡る紛争で多数の避難民が出ていて、治安上医療関係者の移動も制限され、感染拡大を防ぐ措置が執れない状態であった。2019年2月になって、東部の北キブ州とイトゥリ州で死者が500人を超えた。約3ヶ月で、死者の数は300人を超える勢いだ。更に勢いは止まるところを知らず、5月に入って、死者が1000人を超えたと発表された。ますます勢いが衰えていないどころか加速している。それでも、武装勢力の跋扈で、治療活動が妨げられており、感染はさらに拡大する可能性が高いとの見通しを示した。実際に、WHOによると、今年1月から医療施設への攻撃は42回にのぼり、85人の医療従事者が死傷しているとのことだ。エボラ出血熱は人から人に感染して流行する感染症だ。何度も経験しているコンゴの場合でもこれだけの流行があり、止められない状態が続くのだから、免疫力の無い日本にもしやってきたら、恐ろしいことになることは想像に難くない。過去に、ペストや、天然痘、スペイン風邪などは大流行して人類の脅威となったが、エボラ出血熱が、そういった脅威を引き起こさないとは云えない。エボラウイルスは自然界ではコウモリに寄生しているとみられているが、猿やチンパンジーといった野生動物を介して人間社会に持ち込まれる。アフリカの中央部と云えば、正にそういった環境が整っている場所だ。しかも感染を止めるのではなく蔓延を助長するように、武装勢力が妨害をしているのだから手が付けられない。エボラウイルスは画像によると、ミミズの頭部分が、いくつかの輪になったような形をしている。感染すると、2~21日の潜伏期間を経て、発症する。発熱や頭痛、筋肉痛が現れて、嘔吐や下痢、出血などの症状が出る。そして1週間ほどで、脱水症状や多臓器不全を起こして死に至るというものだ。空気感染はしないが、患者の血液や吐瀉物、体液などに触れると、傷口や粘膜からウイルスは侵入する。現在決め手となる治療法はないが、点滴などで体力が回復して自然治癒することもあるようだ。ただ、一寸した救いはアフリカ以外で流行する可能性は低いとのことだ。武装勢力だけではなく、衛生面での遅れのことを言っているのか、定かではないが、何となく想像が付く。過去最大だった2014年のアウトブレイクの際にはスペイン、イギリス、アメリカでも患者が出たが、これらは皆アフリカから持ち帰ったものであった。【古今和歌集】806.身をうしと思ふに消えぬ物なれば かくても経ぬる世にこそ有りけれ (よみ人しらず) 我が身を憂いものと思っても消えるわけではない、だからこのまま過してゆく世の中なのだ
2019.07.19
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復で、帰って暫くして雨が降り出した。買物に出て帰ってみると、夕方から雨が強くなり、明日のゴルフは中止とのメールが入った。***オーストラリアでは、鉄鉱石の年間生産量が20年ぶりに減少する見通しとなった。最大手リオ・ティントで、5%、2位のBHPビリトンで2%、3位のフォーテスキュー・メタルズ・グループも最大3%減になるという。この3社の合計生産量はオーストラリアの8割強を占めている。また、オーストラリア産の鉄鉱石の9割が輸出向けで、そのうち8割以上が中国向けだ。従って、この減少は中国経済の減速によるものだ。リオ・ティントの2019年の生産量は3億2000万~3億3000万トン、BHPは2億6000万トン程度、フォーテスキュー・メタルズ・グループは1億6500万トンの見通しだ。オーストラリア全体で、8億9千万トンと前年よりも1%減少する。生産量の落ち込みの要因には、2018年11月に起きたBHPの鉄鉱石輸送列車が脱線事故による出荷停滞、2019年1月のリオ・ティントの積み出し港での火災事故による出荷の一時停止、また、3月に主要生産地近くを襲ったサイクロン等が挙げられている。然し、それらを凌ぐ、最も大きな要因は、アメリカとの貿易紛争が長引く中国経済の低迷だ。中国は中国なりに貿易紛争の対策として、景気対策を打ってはいるが、それ以上に貿易紛争による影響が大きいと言う事だ。中国での公共投資や設備投資、住宅投資等の状況からみると、既に鉄鉱石需要は頭打ちとなっていて、国内の鉄鋼需要の伸びはすでに鈍化している。今後は、価格の低い、更に劣悪な電炉製品が増加するのではないかとみられている。中国の鉄鉱石の品質は低く、従って国産の鉄鋼製品は品質が落ちるので、海外の鉄鉱石に頼らざるを得ないのだが、貿易紛争による景気低迷で、鉄鉱石を使わない、更に劣悪な鉄くず使用の電炉製品が出回ることになりそうだ。中国では、額面上の振興鼓舞の政策の裏ではこう言った、更に品質の悪いものが使われることで、帳尻を合わせることが、普通に行われる。中国が鉄鉱石の多くを輸入しているオーストラリアの鉄鉱石だが、予期せぬ事故などによって、一時は品切れになり、その影響から、中国向けの豪州産鉄鉱石は一時値上がりをした。一見すると好況に映るこう言った状況も、根本的な要因の前には単発の状況でしかない。業界関係者は、こうした状況を正しく評価していて、リオやBHPが新規に鉄鉱石鉱山を開発し、増産したのも枯渇鉱山の代替として生産量維持の意味合いであることを見抜いている。従って、現在の一見好況に見える鉄鉱石価格の高値(1トン120ドル)も、2021年には1トン70ドルまで大きく下落すると予想している。オーストラリアでは鉄鉱石を中心にした資源ビジネスが過去27年以上にわたり豪経済を支え、成長を続けてきた。オーストラリアの輸出に占める資源産業の割合は2018年の実績で約6割に達する。米中の貿易紛争が長引けば、オーストラリアの経済も大きなダメージを受けることは必定だ。つい、3日前、中国の成長率は1992年以降最低の6.2%に減速したと報じられた。之により、景気対策の1つの柱であるインフラ建設も4.1%増と伸びがあまり拡大していない。習近平も追加で大規模な景気対策を打つことは債務の増大に繋がり、慎重にならざるをえない。オーストラリアは、この10年間に成長してきたのは、中国が鉄鉱石を輸入したことによる資源外交の成果だ。然し、今ではアメリカの方針に従って、中国ファーウェイの5G設備の導入を排除した。中国も之に対応して、オーストラリアからの石炭の輸入量を制限し始めた。石炭は、オーストラリアに頼らずとも、インドネシアで代替が聞くからだ。しかし、鉄鉱石に関しては中国とオーストラリアは相互依存の関係にあるため、直ちに輸入制限をする事は無い。とはいうものの、中国自体の景気減衰で、鉄鉱石が輸入されなくなれば、その影響は諸にオーストラリアへ降りかかってくることになる。過去の記事を拾ってみる。2005年には鉄鉱石の世界的需要を受けて、リオ・ティントは鉱石価格を過去最大の約5割の値上げを新日本製鉄に提示した、という記事があった。この時点では、日本の鉄鉱石輸入量のうち6割超をオーストラリア産が占めていた。リオ・ティントなどの資源会社が破竹の勢いであったことが窺える。こうした資源側の値上げの要請で、日本の鉄鋼メーカーはそのコスト増を造船会社に求めてくる事態になった。それに対して、造船大手は設備増強で生産性を向上して鋼材値上げに対応した。この鋼材価格の値上げの要請は、自動車業界や家電業界へと波及した。その後、世界の鉄鉱石大手は一斉に鉄鉱石の増産に動きだした。BHPビリトン、世界最大手のブラジルのリオドセも増産に動いた。その結果受給は徐々に緩和されていった。2007年頃から中国の需要増が始まり、資源ブームは最高潮に達した。一時はBHPがリオ・ティントを吸収合併する話もあったが、結局、世界経済の失速で沙汰止みになり、鉄鋼需要も急速に減退した。中国の需要も減衰し、鉄鉱石もダブつき始めた。資源業界の波の大きさに改めて感心するが、世に「山師」というのはこう言った性格を指して云うのだろうか。2013年のフィンシャルタイムスに依れば、中国の本当の景気動向を、鉄鉱石価格の上昇という点から見直している。この時、鉄鉱石の価格が5カ月ぶりに1トン140ドルを突破したとあるが、今日の記事ではグラフに示された価格の上限は120ドルだ(2014年以降)。如何にバブリーであったかだ。この時は世界の資源業界は大いに気を吐いた。BHPビリトン、ブラジルのヴァーレ、リオ・ティント、アングロ・アメリカンなどは鼻息が荒かった。中国の需要が増勢していたことがその原因だった。中国が大半の金属や鉱物需要で4割以上を占めていた。然しこの頃から中国の需要減速は始まっており、資源側の供給過剰の見込みはやがて、数年間は鉄鉱石価格が下落すると予想していた。今日の記事のグラフでは、2015年~16年にかけて、鉄鉱石の価格は1トン40ドルまで値を下げている。その後、2015年には、中国経済の減速が鮮明になったことを受けて、原油や鉄、銅などの資源価格の軒並み下落が続いた。鉄鉱石の価格も1トン、55・37ドルとほぼ最低水準まで下落している。この時のコメントに、こうした資源価格の下落が、資源輸出を成長の糧にしてきた新興国を苦しめる、とある。東南アジアやブラジルは、この影響を諸に受けている。中国頼みの世界経済を如実に物語る歴史だ。そこで、中国経済は本当に大丈夫なのか、という点だが、直近の貿易データをみると、輸出入とも前月比でマイナスとなっており、中国経済の減退は明らかだ。以前は「爆食」とやゆされるほど旺盛だった中国による資源の購入需要が、景気減速が続く中で沈滞しているのだ。今やアメリカと中国の2つのスーパーパワーが対立している中、世界第2位の輸入市場となった中国経済の停滞が及ぼす影響を、資源国諸にかぶる状況だ。【古今和歌集】805.あはれともうしとも物を思ふとき などか涙のいとなかるらむ (よみ人しらず) いとおしいとも、辛いともとも、物を思う時、どうして涙は止まらないのだろう (あはれ ・・・ いとおしい 、などか ・・・ どうして )いとなかるは、いと流るを掛ける。
2019.07.18
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今日のセミウォーキングは最初霧雨が降っていたので、傘を持って出掛けた。島本高から第2小学校を経由しそのまま第1小学校の裏を通って帰宅した。連れ合いは、豊津に出掛けていった。その間、明後日に控えた摂津会のゴルフのために打ちっ放しに出掛けた。最近練習に来ることは殆ど無くなっていた。年齢故か疲れを感じる。夕方からカラオケの練習に出掛けた。***グスタフ・クリムト展が来月末から大阪に来る。今は東京で開催中だ。クリムトにまつわるレポートがあったので、彼のことと作品のことについて振り返ってみた。連れ合いと中欧を旅行したときに立ち寄ったオーストリア・ウィーンのベルベデーレ宮殿には代表作の「接吻」が飾られていた。クリムトは、ウィーンを代表する画家だ。保守的なウィーンにあって、革新的な作品に挑戦した異端児とも称されている。1862年に金工細工職人を父親に生まれ、ウィーンの工芸美術学校で学んだ。保守的な伝統に飽き足らず、35歳の時に「分離派」を立ち上げた、彼の極端なほどに官能的な絵には、賛否両論があったようだ。先ず、最初の作品は「裸のヴェリタス」だ。裸の赤毛の女性が真実の手鏡を手に持ち、その鏡を鑑賞者の方へ向けている。彼女の上部にはドイツの詩人フリードリヒ・シラーの「歓喜に寄す」からの引用文、「もし、あなたの行いと芸術で数多くの人びとを満足させることができないならば、少数者を満足させるために行為と芸術を行え。多数の人が喜ぶことは悪いことなのだ。」(大衆に迎合するなの意味)が記されている。 次は「ユディトⅠ」だ。ユディトはホロフェルネス率いるアッシリア軍がベツリアの町を包囲した時ホロフェルネスの寝首を切り落として、町を守るのだ。このユディトは、カラヴァッジオやルーカス・クラナッハによっても取り上げられている。敵将の寝首をかく、という点は変わらないが、クリムトの作品は他の2人の作品に比してやや温和しい感がある。ユディトの首や背景には金が施されているが、父親や、周りに金細工師が大勢いたことが影響しているのであろう。昔の画家も作品に金を使っているが、クリムトが使う金は一味違った、妖艶さを助成するものになっている。金の色調は印刷物では表せないので、本物を見ることで感慨もひとしおだろう。次に取り上げるのはクリムトに見られるジャポニズムの影響だ。「オイゲニア・プリマフェージの肖像」は豊田市美術館所蔵の肖像画だ。衣服のカラフルさはクリムトならではの装飾感だ。他の作品との整合性もあって、クリムトの独自性が窺える。ジャポニズムも、モネや、ゴッホとは違った採り入れ方をしている。右上には鳳凰が描かれているが、金細工の工芸品などからの影響も窺えるところだ。同じくパッチワークのような色彩をふんだんに使った「赤子」は赤子の顔がなかったら、一体何を書いているのだろうかと思わせるほど、着物に擬したカラフルな作品になっている。次に、「女の三世代」だが、「人生の三段階」という名前でも呼ばれている。クリムトの黄金時代の1905年の作品だ。若い女性が抱く赤ちゃん、そしておばあさんという、世代の異なる3人の女性を描いたものだが、「人間の3つの段階」を象徴的に表している。之で何を云いたかったのかは分からないが、長髪のおばあさんの顔は敢えて隠してある。いずれにせよ鮮やかな色彩がちりばめられた作品だ。クリムトは55年の生涯を独身で通したが、少なくとも14人の婚外子がいたとのことだ。そんな奔放な生き方をした人生経験の中で彼が作品を残していることを見ると、絵を描いた背景が読めてくるような気がする。彼の若い頃の写真を見ると、現代風に云えば、渋いイケメンである。あまたの女性たちとの関係も頷けるものがある。そんな中、著名な愛人は、エミーリエ・フレーゲという女性だ。生涯心から信頼していた女性だとのことだ。接吻は全盛時代のクリムト自身とエミーリエ・フレーゲをモデルとして描いた作品で、最もきらびやかに見える。彼の作品には、家族の死や、女性関係を含めて、人間の生死や愛情という点で特化した感覚を持ち続けていたようだ。作品のどれにもそういった理念や哲学的な匂いがしている。「ベートーヴェン・フリーズ 」は全長30m以上の幻の壁画作品だ。「敵対する勢力」、「幸福への憧れ」、「歓喜の歌」からなる。ベートーヴェン第九交響曲にもとづいて、部屋をコの字に囲むように描かれている。黄金の甲冑を着た騎士が幸福を求める旅に出るが、途中で様々な「悪徳」に出会う。最終的には、交響曲第9番のように、歓喜の楽園にたどり着くと云った内容だ。本作品には様々な悪徳が描かれたり、不穏当な表現もあったりと、内容を正しく理解されないままに、あまり評判の良い結果にはならなかったようだ。実際解説を見ないままにこの作品を見たとしたら、正しく画家の主張を捉えられなかったかも知れない。ベートーヴェン・フリーズの内容をもう少し詳しく見ていくと、理解しやすい解説があった。そのまま転記する。第二の壁に描かれた部分は、人類に敵対する勢力をテーマにしている。この部分が特に、批評家から激しい非難を浴びた部分だ。縦220cm、横650cmの巨大な画面のうち、左側半分には人間に敵対する様々な魔物が、右半分には抑圧されて打ちひしがれる女が描かれている。絵の中央にゴリラのような形をした怪物テュフォンをはさんで、左側には、病気、死、狂気などを擬人化したものが、右側には不節制や好色を擬人化したものが描かれる。それらの敵対勢力は、悪魔とか鬼というよりは、ヨーロッパの宗教的伝統を踏まえた七つの大罪のイメージに近い。ここではテュフォンはゴリラで現されているが、神々も制しえないギリシア神話の怪物だ。ティタンたちをタルタロスに閉じ込めたゼウスの仕打ちに立腹したガイアが,彼の王権を簒奪させる目的でタルタロスと交わって産んだとされ、100のへびの頭をもち、口から火を吐き、ももから下はへびの形で、世界の端から端に達するほど巨大な化け物だったという。クリムトの解釈はやや温和しいのかも知れない。そのテュフォンの三人の娘がゴルゴン(複数形ゴルゴネス)だ。これも娘の形をした怪物だ。ステンノ(強い女)、エウリュアレ (広く跳ぶ女)そして、メドゥーサ (統治する女)だ。メドゥーサは、西方に住み、髪は蛇、醜い顔に猪の牙がはえ、黄金の翼をもち、目は人を石と化すことができたという。いやはやギリシャ神話は恐ろしいしまたおもしろい。ゴルゴンネスの背後には病気、狂気、死をそれぞれ擬人化したものが描かれている。そして、足元にのぞいて見えるのは人間の亀頭であり、そこから放出された夥しい数の精子が、上方へ向かって勢いよく跳ね上がってゆく。そして、テュフォンの右側には不摂生を意味するぼて腹の女と、好色を象徴する赤毛の女が描かれているという具合だ。西洋絵画を理解する上では、神話なども知らなければならないと言う事だ。【古今和歌集】804.はつかりのなきこそわたれ 世の中の人のこゝろの秋しうければ (きのつらゆき) 初雁が秋に鳴いて渡ってくるように、私はただ泣き続けています、この世の人の心の 「飽き」をつらく思うので (初雁 ・・・ 秋になって渡ってくるはじめの雁 )
2019.07.17
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km点までで折りかえし、帰りはシャルマンを通った。昼食や買物で松坂屋に出掛けた。夕方には孫達をイオンに連れて行った。***アメリカは不法移民の一斉摘発を開始したようだ。予てトランプは不法移民に対しては、排除の意向を示していて、メキシコとの国境には長大な壁を築くと云う事までやっている。選挙公約という意味合いもあり、それを承知でアメリカの国民は結果的に彼を支持しているわけで、こうなることは見えていた。之に対して、不法移民に寛容な「聖域都市」の自治体や移民支援団体は強く反発している。勿論当初から移民排除に反対する人々だ。聖域都市の1つ、ニューヨークのデブラシオ市長はトランプ政権が標的にしている移民は「犯罪者ではなく、米経済に貢献してきた人々だ」と擁護し、摘発を批判した。さてどのような形で摘発が行われようとしているのか、その詳細は明らかにされていない。ともかく、裁判所から国外退去を命じられた約2000家族が対象でニューヨークやシカゴ、サンフランシスコなど著名な10都市などで行われるようだ。之と平行してトランプはソマリア系(祖先が)の移民女性議員が、アメリカに対する批判しかしないことに対して、「アメリカを愛さないのであればこの国を去っても良いのではないか」と熱弁を振るった。トランプは就任当初から前大統領のオバマが残した業績をことごとく覆すことに執着しているようだ。どう見ても黒人が敷いてきた路線は受け入れられないと云う事があからさまなように感じる。白人は、昔から黒人を始め有色人種には一定の優越意識を持って来ている。想像するに、田舎(南部)に行くほどその度合いが激しいと云う事だろう。こうしてみるとき、アメリカ人はルーツを辿れば、全て移民ではないかと思うのだが、何を以て不法移民とするかだ。不法移民というのは、主にメキシコなど中南米から正式な手続きを経ないでアメリカに入国した人々だ。既にアメリカ国内に1200万人ほどいるといわれる。当初は、母国で食えなくなった人たちが高賃金の仕事を求めて越境してきた。アメリカ人よりも低賃金で働くことを良いことに、雇用者側は、なし崩し的に採用して働かせたのだ。そして既成事実的にアメリカに居着いたのだが、それは、今なお法的には不法移民だと云う事になるのだろうか。その後、議会の下院は、不法移民の進入の阻止と、現在の不法移民を強制送還するといった、厳しい内容の決議をした。一方、上院では、国境警備を厳重にするが、アメリカ在住期間5年以上の不法移民には罰金・税金の納入や英語の習得など一定の条件の下に、一時労働者として、引き続き滞在させ、その後正式な移民となる道を開くという寛容な内容であった。日本も、労働力不足を補うために、移民を受け入れる方向になるようだが、当初からしっかりとしたルールの下に運用していかないと、アメリカの轍を踏むことになる。幸い周囲を海に囲まれているから陸続きの侵入は出来ないが。アメリカでは今や最大のマイノリティーであるヒスパニックは4300万人いて、全人口の15.3%を占めている。彼らを無視することは現実的に不可能になっている。トランプは大統領に就任前には政治的な経験も無く、軍の経験も無い。幼いときの素行も芳しくなかったようだ。然し、トランプ政権は、すぐさま瓦解するのではないかとの見方も、根強い支持者の存在で、意外に続いているのが現状だ。移民排斥の演説も2020年の大統領選に向けて白人層の支持を狙ったものだ。現に、不法移民によって職を奪われた白人にとっては、移民排斥によって失地回復するといった意味合いもあるだろう。「移民は自国に帰れ」的発言は、人種間の対立を生むものとして、結局はアメリカ自身を窮地に追い込むことになるだろう。ペロシ下院議長も流石にトランプのコメントを非難する決議案をまとめるとしている。白人至上主義が、如何に危ういことになるかを、予言しているようだ。実際的な不法移民対策の手順としては、メキシコ国境に於いて、事前に他国で難民申請していない場合には、入国を許可しないという厳重な扱いになるようだ。これまで認められてきたメキシコ国境やアメリカに不法入国した後での難民申請はほぼ不可能となるようだ。文字面だけを見れば、至極当然の処置のようにも見える。移民としてアメリカに来たいのなら事前に申請するのは当然だと思うのだ。然し、内実は違うのかも知れない。中南米からの難民は、そういった正式な手順を踏むことが出来ない人々だろう。やむを得ずなだれ込み、そして居座ることで、既成事実を作り上げようとする、従来のやり方が踏襲されるのだろう。命からがら逃げ延びた人々を救わないのは、人道主義にもとるというのは、又理解が出来ることだ。アメリカの成り立ちと現状は、正式な難民・移民認定は等しく受けられるようになっているが、野放図に之を許せば、国内に混乱を来すことになる恐れがある。移民を許可する基準を詳細に定めなければ、ドイツのメルケルが失脚したように、難民によって国内が凌駕されてしまうという危機感も頷ける。特に南米では、独裁者のために国内は政情不安になり、治安悪化や貧困に苦しむ人たちが急増している。グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルの中米3カ国ではこの所、難民の申請が急増している。ホンジュラス、エルサルバドルの2国からグアテマラに入って、そこで申請する人が増えている。アメリカとグアテマラは移民抑制で連携を深めている。グアテマラへのアメリカの援助が背景にある。不法にアメリカに入国してからの難民申請は受け付けられないために、代替国としてグアテマラが安全な第三国として機能しようとしている。しかし、グアテマラの貧困率は50%で、十分に機能を果たせるかどうかは、受け入れ施設や態勢が整うことが条件となる。グアテマラを越えた難民は、メキシコを通って北上を続ける、アメリカとメキシコは既に不法移民対作で合意をしていて、国境沿いや主要なルートには合計2万6000人の治安部隊を配置している。難民や不法移民を出すのは、その国に政情が不安定であったり、強行であったりする故だ。現実に希望を失った向かう先には、果てしない夢を感じているに違いない。そのパワーを止めることは出来ないだろう。トランプも、むげに難民を追い出したり受付拒否をしたりするだけでなく、グアテマラやメキシコなどに十分な資金援助をすることで、地域安定の均衡を図るように力を注ぐべきだ。それが安定的な平和に繋がるのではないか。【古今和歌集】803.秋の田のいねてふ言もかけなくに なにをうしとか人のかるらん (そせい法師) 飽きたのでどこかへ行ってしまえと言ったわけでもないのに、何を嫌だと思って遠ざかっていってしまうのでしょう (いね・・・行ってしまえ) 作者は兼芸法師とも・・・。
2019.07.16
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今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切迄の往復だ。夕食に孫達2人がやって来た。兄は英検3級に通ったとか、よく頑張った。弟の方は、ネットを通じてゲーム機で友達と遠隔ゲームを楽しんでいた。いやはや放っておいても時代の子だ。***「認知症」、日経に連載された記事だが、最近ではこの言葉に敏感になっている。この間も自動車免許更新のための認知症を判断する事前のテストを受けたばかりだ。記憶力を試すテストでは、正直6割くらいしか覚えていなかったこともショックだった。振り返ってみれば、記憶力と云うよりは覚えなければならない事への集中力が欠けていたように感じている。同年の友人に話したら、試すなら、記憶力よりもとっさの判断力や、反射神経の方が重要では無いかと云っていた。正にその通りであると思い、運転に認知症が如何に関わっているかの疑問を持ったものだ。記事に戻ると、政府は認知症には誰でもなり得るとして、共生と共に予防にも力を入れているとのことだ。OECDの調査によると、日本の認知症の有病率は世界1だとのことだ。OECDの平均有病率が1.5%程度(2017年)なのに対して、日本は2.33%なのだそうだ。この数字は20年後には4%近くまで上昇するとみられている。認知症の事例が書かれていたが、82歳の妻が家を出て行ったらなかなか戻らないというもので、時に20km離れた場所で発見されたと云う事だ。こうしたことから、2018年までの5年間で、行方不明の後に死亡が確認された人は508人、介護・看病疲れで起きた殺人事件は31件、自殺した介護者は230人に上るとのことだ。悲惨だ。認知症に罹ってしまえば、どうやら自分のことは分からないから問題は無いにしても、周りの人が大いに迷惑することが読み取れる。我々も払い続けている介護保険だが、給付は導入当初(2000年)の3兆6000億円が2017年度には約10兆円に膨らんでいるとのことだ。この社会的コストは2030年には21兆円に膨らむとみられている。この辺りになると自分が引っ掛かるかも知れないという一寸した恐怖感が湧いてくる。そこで共生と共に予防と云ったことが取り上げられるようになったのだ。その一環で掲げられた目標の1つに2025年までに介護人材を245万人確保することだ。重度の認知症を受け入れる施設(特養のベッド)はあっても介護人がいないと云った現実が紹介されていて、港区では利用率9割を下回る特養が3割もあったとのことだ。政府が増やそうとしている介護人だが、仕事量の多さや低い賃金のために定着する人は少ないという。ここでも数字合わせの絵に描いた餅になっているようだ。有病率が高い日本は率先して、解決に向かわなければならないが、少子化対策同様に、政府は額面上の数字の調整だけで、つじつま合わせをするばかりで、内実は伴っていないと云う事だ。厚労省の推計では、65歳以上の認知症者は推計517万人(2015年)とのことだ。これが、2030年には744万人、2050年には797万人と65歳以上の5人に1人を越えるとみている。本人、家族、住民を含めると、誰もが認知症に関わって生きていかねばならなくなる。こうした高齢者が保有する資産も又膨大な額で、2030年度には、215兆円になると試算されている。このうち成年後見制度を利用している人は21万8000人(2018年)なのだそうだ。年度が違うので単純には比較できないが、490万人が保有する資産が宙に浮いた状態になっているとも云えそうだ。単純推定計算で、2030年度には200兆円強が宙に浮くことになるわけだ。身内同士の骨肉の争いが目に見えそうだが、こういった事態を社会がバックアップ出来るシステムを構築しようとしている。とはいえ、後見人制度の利用を促す程度しか介入できないだろう。エーザイは5月の決算発表で、アルツハイマー型認知症薬の開発中止を発表した。これは、去年7月、認知機能の低下などを30%近く抑えられるとしたアルツハイマー型認知症薬「BAN2401」のことであろう。新聞記事を見落としていたので、今回の特集記事を見て知り残念だ。認知症の3分の2はアルツハイマー型とされる。次が、20%弱の脳血管性から来ている。世界の各国の研究者もアルツハイマー治療薬の開発には取り組んでいるものの、失敗が続いているのが現状だ。アルツハイマー型の治療薬は、原因と推定されているたんぱく質が脳内にゴミとして蓄積しないようにとするものだ。然し米バイオジェンは原因となるゴミの種類は沢山あって、1つの物質を防ぐだけでは効果が無いとみている。2000年以降に製薬会社約30社が治療薬の開発に投じたお金は約65兆円に及ぶとしている。フランス辺りでは、こうした予防薬の出現には腰が引けている感じだ。日本は数値目標を掲げて認知症の出現を低下させようとのことだが、具体的な道は見えていない。イギリスの報告では、遺伝による認知症は約7%に過ぎず、認知症の35%は予防できるとの発表をしている。その結果によると中等教育(12~14歳)の未終了者のリスクが高いという。教育を受けることで、認知機能が高まるのだという。この結果から推定すれば、日本のような義務教育が徹底されている国では、認知症患者は低くなるはずなのだが、と思って仕舞うが実際は逆な結果になっているのが不可解だ。どうも信憑性に今一の感がある。WHOは認知症予防ガイドラインで、強く推奨しているのが「運動」と「禁煙」だ。然し乍ら確固たるエビデンスはないようで、これも又参考にしかならない。注目されているのが早期診断だ。最近になってがんの転移などの指標となる、マイクロRNAを計ることで、認知症の発症も予測できることが見つかったとのことだ。最後に述べられているのが、認知症との共生だ。鹿児島県姶良市では、認知症患者が、ヤマト便の委託で、日に10件程度メールを配達しているとの例だ。対価も貰い、役に立っているという満足感、更には、日頃からの住民間の繋がり合いなどと云った、副次効果もあり、良好だという。フランスで考案されたユマニチュードという認知症のケア技法がある。之には4つの柱があって、人間として重要な「見る」「話す」「触れる」「立つ」を実践することだ。之により、福岡市では、寝たきりの高齢者が立ちあがった例もあるとのことだ。発祥の地フランスでは既に400もの施設が導入しており、ドイツ、カナダなどにも普及しているとのことだ。日本は6番目に国際支部が出来たという。こうした実践をする地域も徐々に増えているという。和歌山県御坊市では、「認知症の人と共に築く総活躍のまち条例」が施行されているとのことだ。それぞれの役割を盛り込んで、地域ぐるみで認知症に取り組む姿勢を示している。本人と家族で「自助」、国や自治体の「公助」、そして地域で知恵を出し合う「共助」の全てで対応していかねばならないという。一方では、脳のゴミが蓄積しないような予防薬の出現を強く望みたい。【古今和歌集】802.忘れ草なにをかたねと思ひしは つれなき人のこゝろなりけり (そせい法師) 忘れ草は何を種にしているかと思っていたら、つれない人の心だったのか (忘れ草 ・・・ ヤブカンゾウ)
2019.07.15
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今日は小雨が降っていたので、ウォーキングは中止した。シックリしない天候が続く。中学校で、社会討論会というのがあった。学習ボランティア時に案内があったので顔を出してみたが、学習会の人たちは誰も来ていなかった。ただ、社会討論会は既に17回目を数えるロングランであるようだ。今回のテーマは「参議院のあり方」で大阪市内の中学を含む5中学の参加で行われた。活発な意見が出されていたが、中学時代から、問題意識を持つと云う事に一寸感心しながら聞いていた。夕方、秋の国際会議の打合せに出掛けている姫を迎えに、連れ合いと、婿さんと3人で、車で出掛けた。今年初め、ライフサイエンスの学会が行われた千里サイエンスビルまでだ。少し長引いたが、車で行って正解だった。家に帰着して早々に、姫と婿さんは湘南へと帰って行った。***超電導のことが日経新聞に出ていた。超伝導とも書くようだが、どちらも同じ意味だという。結構ややこしく統一した方が良いと思うのだが・・・。意味は、物質を特定条件にしたとき、電気抵抗がゼロになることを指す。超電導と云えば、リニアモーターなどを思い出すが、他にはどう言ったものに使われるのだろうか。様々な超電導物質が見つかっている。どれも低温にしなければならないという、厄介なものだった。最初に発見したオランダの物理学者、オンネスは水銀をこれ以上下げられない温度(絶対零度のマイナス273℃)よりも4℃高いマイナス269℃にして初めて観察した(1911年)。その後、温度を上げて種々探索され、1986年、銅を含んだセラミックスの場合で、常圧ではマイナス140℃迄温度を上昇させることが出来た。しかし、鉄系の超電導物質では現時点でマイナス217℃が最高温度だ。最近は、条件を高圧にすれば、冷やさなくても超電導が得られる物質が発見されているという。この延長で、「室温超電導」が実現すれば、送電網や公共交通機関、大型医療機器などに大きな変革をもたらすと期待が膨らんでいる。この新しい超電導物質は硫化水素だとのことだ。発見したのはドイツのマックスプランク研究所だ。こういった事の先行者はヨーロッパが多い。この物質は、通常は気体だが、150万気圧という超高圧にすると金属になり、マイナス70℃で超電導になった。先ず、物質が気体の硫化水素だと云う事に驚くとともに、如何に高気圧と云え、気体が金属になると云うから再度驚きだ。最初の報告は2015年だったようで、この報告では、私ばかりではなく、世界の超電導研究者が驚いたとのことだ。どうやら私も常識外れの人間では無いと云う事だ。「BCS理論」という超電導を説明する理論がある。フォノンを媒介にした引力によって2個の電子が運動量空間で対を形成し、最低エネルギー状態に凝縮することで超電導状態が実現するというものだ。ノーベル物理学賞を受賞した南部名誉教授も、超電導理論を素粒子論に応用し、「対称性の自発的破れ」と呼ばれる理論を構築したことも有名な話だ。この時も、ある物質を非常に低い温度に冷やすと電気抵抗がゼロになる。これは、電子が2つ対となって固まることで相転移を起こし、周囲の原子の電気的な影響を受けなくなるためだといった説明がある。磁石の場合も、磁石を形づくる個々の粒子には、それぞれ小さな磁石としての性質があり、熱く熱せられた状態では、小さな磁石はバラバラな向きを向いている。それが冷えてくると、相転移によって隣り合った磁石同士が同じ方向を向こうとして、やがて全体の向きがそろって固定されて磁石になるというものだ。説明を転記しただけで、何を言っているのか良くは分からないが、この理論を基に、1968年、「金属になった水素は高い温度で超電導になる可能性がある」という予測が生まれた。2004年には、水素を多く含む物質であれば高圧下で金属となり、高温で超電導になると推測する論文も発表された。この実験を示したイメージ図によると指輪から取り外したようなダイアモンド2個の間に試したい資料を挿入して、ダイアモンドの上下から強い力を加えてこの物質を超高圧下に閉じ込め、人工的に金属のような結晶の構造を作り出しているのだという。この実験ができる装置は世界でも珍しく、日本では唯一、大阪大学が持っている。2019年には米ジョージワシントン大学のグループがランタンと水素の化合物を同様の装置に掛け200万気圧で金属にするとマイナス13℃ほどで超電導になった例を報告している。この記録は飛び抜けていて、現在はこれが最も高い超電導温度だ。液体窒素は沸点がマイナス196℃で、私も鋼材の低温脆性研究の折に使って実験をしたことがあるが、それ以上の低温状態を作ろうと思えば、液体ヘリウムを使わなければならない。液体ヘリウムは絶対零度を理論的に作ることが出来るとは言え、温度が低いほど冷却にかかるシステムは大きくなりコストも高くなる。また、液体ヘリウムはコストが高くつく。マイナス196℃以上で超電導にできるようになれば、より安価な液体窒素を使えるようになる。冒頭思い浮かべたJR東海のリニアモータカーや医療の診断に使われている磁気共鳴画像装置(MRI)等は液体ヘリウムで超電導を作り出している。之を液体窒素による冷却にすることが出来れば、より小型で安価になるわけだ。更に、もし冷却が不要になれば、アフリカの砂漠地帯に太陽光発電を設置し、超電導の電線で日本など遠隔地に電気を送る夢のようなプロジェクトが実現できるかもしれない。こう言った夢に向けて、材料研究者は冷却温度をできるだけ高く、可能ならば冷却不要で加工しやすい超電導物質がないか探索している。高圧下で金属になる水素系の物質は実用性からみると不利だが、ともかく超電導を起こす仕組みを解明するには有効であり、工業的にもっと安く手に入る材料を探すための基礎的なモデルになると云うわけだ。AIを使って水素と組み合わせるもう一つの元素に何が適当かを調べている学者もいる。現在の所、高圧で超電導になる物質は60種類以上あると予測されているが、実際に合成して超電導を確認できたのは数件だ。有望な組み合わせの一つに水素とイッテルビウムが挙げられている。今後とも、超電導の新物質探索は続けられていくだろう。世界中が室温超電導物質の探索を続けている。研究は冒険的な要素も大きい。室温超電導が可能な物質の発見ともなればノーベル賞ものだ。日本では研究費が減少し、物質探索の研究が難しくなっているという。日本が先行してコストの掛からない物質を発見できたら、喜ばしいことなのだが。【古今和歌集】801.忘れ草かれもやすると つれもなき人の心に 霜はおかなむ (むねゆきも朝臣) 忘れ草が枯れることもあるかと思うので、冷たいあの人の心に霜が下りて欲しい。枯れれば私を思い出してくれるだろう。(忘れ草 ・・・ ヤブカンゾウ)
2019.07.14
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩き、帰りはシャルマンを通った。中学校の1学期の土曜スクールも最終日だ。試験前と違ってのんびりしたムードだった。今日も曇り気味なので、ゴルフの女子ステップアップの観戦には行かなかった。姫の婿さんと昼食を食べに出掛けたが、姫は今日も忙しそうで、帰ってきたのは夜中遅くだったようだ。私は寝ていた。***トルコにロシア製ミサイル「S400」の搬入が開始された。搬入されたミサイルはロシア製の最新式地対空ミサイルS400だ。西側諸国の集団的軍事機構である北大西洋条約機構(NATO)の加盟国トルコによるロシア製ハイテク兵器の導入という、本来なら一寸考えにくいことが起こっている。敵対する国からの兵器の購入と云う事になるからだ。云うまでも無く、アメリカとロシアは敵対関係にあるわけで、トルコは、NATOに加盟している以上はアメリカ寄りと考えるのが至当だからだ。従って、トルコがロシアから買物し、しかも兵器をとなると、いささか奇異な感じがする。トランプはエルドアンとの首脳会談で当初この件に一定の理解を示したということだ。然し乍ら同時に経済制裁も検討しているとのことで、この先どう展開するか注目に値する。10日前に搬入が予定されていたもので、予定通りの行動だが、エルドアンはなかなかやる者だという印象だ。首都アンカラ近くの空軍基地に最初の部品がロシア機で到着した。同時にロシアの技術者も到着して、組み立てや発射訓練などが行われる見通しだ。早ければ、2019年内に運用が始まるとのことだ。一方で、トルコはアメリカから最新鋭のステルス戦闘機F35の購入を決めていた。流石のトランプもこうした一連のトルコの行動は、ロシアへの軍事機密漏洩に繋がりかねないと危惧している。こうしたトルコの行為に対し、トランプはF35の売却をしないとの決定をしたようだ。また、アメリカが始めていたトルコ軍のパイロットへの訓練の中止や、米軍のトルコ軍事企業への関与や、取引を禁じる方向だ。さらに制裁も検討している。ロシアの兵器購入の背景は、トルコが隣国シリアとの国境地帯の防衛に供するためにミサイル防衛システムを導入する計画から始まった。当初は、アメリカのシステム「Pac-3パトリオット」を導入する計画であったが、購入条件でアメリカと折り合わなかったようだ。商売人トランプの意向に沿わず、また条件が合わなかった故に、ロシア製の最新版を買うという方向に転じたようだ。日本の安倍なら、有無を言わさず、もみ手で購入するのだろうが、オスマントルコの末裔のエルドアンは、それほど柔では無いと言う事らしい。ロシアとトルコと云えば永年に亘って露土戦争を展開してきた間柄だ。とても常識では考えられないことだという感覚なのだが、そんなこととは別次元なのであろうか。ロシアからのS400の購入に当たっては2017年に合意をしており、計4基とその運用、技術支援を込みで、総額約2700億円で契約成立をしている。之には、今後10年の機能更新が含まれているとのことだ。何故、パトリオットでなくS400なのかだが、パトリオットの射程距離が170kmなのに対し、S400は400kmと倍以上の性能だ。また、S400は、パトリオットにはできない、垂直発射が可能で、ミサイルの不得手な低空で侵入してくる360度方向の敵機を迎撃できる点にある。また、パトリオットのように、敵機の飛来方向へランチャーを向ける必要がなく、チューブランチャーによって射出してから空中で個体ロケットモーターに点火するので、発射基地が火災になる心配がないなど、数多くの差別的機能を有しているのだ。更にS400はパトリオットの値段の半額程度だという。こうした比較をしてみると、兵器としての機能は遙かにS400が勝っているようで、トルコの選択も、又むべなるかなと云う気がする。何を想定した武器なのかと云う事だが、トルコの場合は、シリアとの国境警備としているために、一定の理解は得られるという思惑だろう。性能の優れた方を買うというのは、自然の成り行きだが、事が兵器になると、そうも行かないと云う事になるわけだ。然しエルドアンは、自国の防衛を考える上で、S400に軍配を上げたのだから、ある意味では、筋が通っているわけだ。正に主権の為なのだ。プーチンはこのS400を中東やアジアを中心に売り込みを掛けており、既に中国は之を配備し、更にはインド、サウジアラビア、イラクなども導入を検討中だ。プーチンの狙いは、アメリカとの同盟国に之を売り込むことで、アメリカに揺さぶりを掛ける事も又目的の1つとしている。今回トルコが導入したことで、現在検討中とされるこれらの国々も、導入に向けて動き出すのではないかとみられている。このミサイル導入で、トルコとロシアの関係が強まる事は否めず、アメリカとの関係が緊迫化するおそれは多分に考えられる。トランプがこの件を看過すれば、たちまち同盟国へも波及することが考えられ、そのことが重大な危惧だ。アメリカが表立って心配しているのは、トルコがF35ステルス戦闘機とS400と同時に運用すれば、F35の機密データがロシア側に漏れる事を懸念しているのだ。最新鋭ステルス戦闘機「F35」の機密情報や技術がトルコを通じてロシアに流出するという懸念は、確かに可能性としてはあるが、エルドアンもそこまでお人好しではないだろう。アメリカはトルコがS400を導入するなら、トルコをF35の多国間共同開発から外すと警告すると共に、「敵対者に対する制裁措置法」を発動してトルコへの経済制裁も示唆している。何となく、アメリカの言い分はごり押しのような気がするが、如何なものだろうか。この件では、トランプよりもエルドアンの方が、より商売上手と云う事かも知れない。アメリカは既にトルコにF35を売らない決定をしているようだが、商売人トランプとしては面子が立たないという思いもあるのではないだろうか。ビッグディールを求め続けているトランプだが、見劣りのする商品を以て商売することは難しいことは承知しているはずだ。トルコは、対シリアとの対戦で、アメリカと巧くいかなかった事もあり、以来ロシアとの協力関係を深めている。また、トルコは2016年のクーデター未遂事件に関連して、関与したとして、米亡命中のグレン師を引き渡すように求め、アメリカはトルコで拘束中の米国人牧師アンドルー・ブランソン氏の解放を求めるなど互いに不信感が高まっていた背景もある。また、今年に入ってからは、アンカラと最大都市イスタンブールの市長選で与党の候補が敗れるなどエルドアン政権への不満は高まっている。こうしたことも、エルドアンが、対アメリカ強攻策を敢えて採ることに繋がっているのかも知れない。【古今和歌集】800.今はとて君がかれなば 我がやどの花をばひとり見てやしのばん (よみ人しらず) もう二人の仲は終わりとして、あなたが来なくなったなら、庭の花を一人見てあなたを偲ぼうと思います (今はとて ・・・ これで終わり、と 、かれなば ・・・ 遠のいてしまったら)
2019.07.13
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。午後は、連れ合いと、小学校の放課後学習会に参加した。4年生が対象だが、やっと慣れてきたところで夏休みに入ることになる。学習会終了後、直ぐに、学習ボランティアと先生方との交流会で感想を述べあった。私の場合、子供との接触はわずか4回ほどなのだが、難しさと共にある種の手応えを感じていたところだ。学習会終了後に、松坂屋で早めの夕食を採り、買物して帰った。夜遅くに姫と婿さんが来阪した。姫は秋の学会の打合せで忙しい週末になるとのことだ。***ホルムズ海峡の情勢が緊迫してきた。英領ジブラルタルの自治政府と英海兵隊が、イランがEUの制裁(対シリアへの原油輸出停止)に違反してシリアへ原油を輸送していた疑いがあるとして、石油タンカーを拿捕したのが今月の4日だ。このタンカーにはイラン産原油が積まれていた。イランによる核合意の義務履行停止が徐々に崩れていき、欧州とイランの関係は徐々に悪化の方向だ。元々アメリカとイランの関係が険悪になる中、イランと欧州の間でも不穏な動きが広がってきた。イギリスのメイ首相は、拿捕を支持する声明を出し、一方ではジブラルタルを自国の領土と主張しているスペインが、之に異を唱える声明を出しているようだ。友達の友達は友達だが、そうで無ければ敵だというややこしい関係になっている。イランは同日、駐テヘランの英国大使を呼び出して抗議している。拿捕されたタンカーの船長は逮捕され、タンカーの拘束は今なお続いている。イラン側は報復を示唆し、之に対して、アメリカはホルムズ海峡を初めイエメン沖など、中東地域を航行する民間船舶を護衛するため、同盟国の軍などと有志連合の結成を打ち出した。日本も有志連合に参加し、自国の船は自国で守れというトランプ流の発言をしている。トランプが想定しているのは、警戒活動を指揮する米艦船の周辺で参加国がその米艦船や自国の民間船舶の護衛にあたるという仕組みだ。アメリカは最早、世界の警察では無いと言う事だ。6月に日本のタンカー2隻が攻撃を受けた。アメリカは、攻撃したのはイランだと断じている。これからも中東に依拠して石油を運ぶならば、それによって利益を得ている国が相応の自己負担で、自分を守れというわけだ。同盟のアンバランスを常に感じているトランプの発想は、この場合も一貫している。アメリカは基本的にはこの地域の安定を望んでいるし、シーレーンの確保は必要だとの認識ではいるが、実際的に利益を得ている国がもっと積極的に自衛に参加しなければならないとの発想だ。一利はある。アメリカが実際に受益しているとして挙げている国は、中国、韓国、インドネシアと日本だ。従って、日本にも応分の参加が要請されている。これらの状況について様々な意見や憶測が発せられている。表層的なことを観る限り、最もまともと思われるのは自国の船は自国で守るといったことだろう。石油やLNGなどのエネルギーの安定的な確保は日本の生命線である以上、日本が守らなければならないことは自明だ。6月に日本の会社のタンカーが攻撃されたものの、乗組員は全てフィリピン人だった。もし之が日本人であったら、この程度の騒ぎでは納まっていなかっただろう。過去の例を見ても何十人の外国人よりも1人の日本人という差は歴然だ。攻撃した相手は、日本の船との認識があったのか、又乗組員は皆フィリピン人だった事を知ってのことかと云った事までは分からない。さて、之を踏まえて日本はどうすべきなのだろうか。これまでの認識は、この攻撃がイラン政府の主導だとの前提だ。然し、これはアメリカの考えであって、真実かどうかの検証はなされていない。中東に跋扈するテロ集団(ISの残党)と言う事も考えられる。イラン政府が、こういった事を仕掛けるメリットがあるかと言えば、少々疑問だがらだ。極端には、アメリカが背後にあって、イラン叩きの材料として、事を起こしたという穿った見方も無い事はないのだ。この根拠としてはし、アメリカには多くの前科があるからだ。1つに、ベトナム戦争の介入へのきっかけとなったトンキン湾事件しかり、イラク戦争しかりと言った具合だ。フセインを仕留めたが、果たして大量破壊兵器は無かったと言う事も認識しておかなければならない。更に直接的にはアメリカのCIAが1953年に、イランの首相(当時)モサッデグを失脚させるクーデターに関与したことも明らかだとの前例(前科)だ。ともあれ、誰がみても、正当な手続きの下、航行する民間の船舶を攻撃、爆破することは国際法に照らさなくても不法である事の論を待たない。そういった無頼の輩から身を守るのは、ごく自然の行為だ。何も有志連合を作って対応すべき問題とは異なり自衛を徹底すべき問題だ。その上で、同じ目的の者同士が、協力すると云う事はあり得るだろう。ここで自衛隊の派遣などと云った事が考えられるが、即ち交戦というわけではなく、あくまで自国の船、乗組員の保護という観点から行われるとしたら、憲法上の問題は何ら無いと思われる。そんな時に、アメリカを中心とした有志連合などに加担するとなれば、その先の交戦を見据えたことになりかねず、得策ではない。それで、自国の船を守れないというのなら、ホルムズ海峡や、イエメン沖を航行することを断念せざるを得ない。その結果、原油やLNGが輸入できずにエネルギー問題が発生するとなれば、他の国からの調達、それこそ同盟国アメリカからシェールオイルなどの優先的な融通を求めるべきではないかと思う。痴漢や強盗が出る路地を歩くならば、それなりの護衛が必要だし、その護衛が出せないとしたら、遠回りでもその路地を通らないか、じっとしている以外に手はないのではないか。イランとしても1枚岩では無いかも知れない、超過激派の行動をよく思っていない可能性もある。然し乍ら、安倍が、イランを訪問していた最中に起こった攻撃からして、日本は軽く観られていることは確かだ。ハメネイは、トランプを交渉相手としては認めていないと発言しているわけで、そんなトランプの走狗的な安倍を表面はいざ知らず、心底で云うことを聞くわけがない。その辺りを知っての行動なのか、それとも何時もながら自分が出掛ければ何とかなると云った思い上がった考えなのか、ともかくもイランに核を持たせないと云う事ならば、日本としては、トランプに核合意の離脱から戻ることを進言するのが先だろう。イランは合意を無視して、核の濃縮を更に進めている。欧州でさえ、イランのこの動きに当初緩やかだった対イラン規制を強める動きになっている。ジブラルタル自治政府のイラン船舶拿捕、それに呼応するかの如く、イラン革命軍によるイギリスのタンカーの進路妨害といった、小競り合いが続き、緊張はさらに高まっている。このまま、中東での不測の事態からの戦闘状態が勃発しないことを願うばかりだ。【古今和歌集】799.思ふともかれなむ人をいかゞせむ あかずちりぬる花とこそ見め (そせい法師) いくら恋しく思っても、離れていってしまうような人を、どうしたものか、心ゆくまで見る前に散ってしまう花ということか、どうしようもない(かれなむ ・・・ 離れていってしまうだろう、いかが ・・・ どのように )
2019.07.12
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今日は朝から雨が降っていた。ウォーキングは中止し、昨夜集めた剪定で散らかった枝木を袋詰めしてゴミに出した。晴れていれば、女子ゴルフのステップアップ試合の様子を観戦に行くはずだったが、雨なので計画を変え、友人宅を訪れて、一緒にコストコに出掛けた。コストコは安いのだが、量が多く、ついつい無駄買いをしてしまう。友人宅で、買って帰ったピザで、昼食を共にして、話し込み、夕刻帰宅した。***はやぶさ2が直径約900mの小惑星リュウグウへ2回目の着陸に成功した。そして、リュウグウの地下物質を吸い上げて、再上昇をしているのだという。今年4月にリュウグウの地表に金属弾をぶつけ、直径10mを超える人工クレーターをつくった。今回の着陸目標地点はそのクレーターの中心から約20m離れた半径3.5mの円内だ。着陸は目標としていた場所と1m前後の誤差以内で、かなりの高い精度の着陸ができたと見られている。着陸したのは障害となるような大きな岩がない比較的平らな場所で、クレーターができる際に飛び散って積もった地中の砂や石が、厚さ1cmほど積もった場所だ。今回の再着陸は、これらの岩石や砂を採取するのが目的だ。今まで月より遠くの天体の地下物質を採取したことはなく、成功すれば、世界最初の快挙だという。地球から遙かに遠隔の地、衛星(はやぶさ2)をコントロールしながら、リュウグウへ接近すること、更には着陸すること自体、偉大な技術的な成果だと思うが、更に技術者の注目点は次ぎに移っている。日本の宇宙技術の底力を感じずにはいられない。はるか遠くの小惑星にいるはやぶさ2と地球との通信には往復で30分近くかかる。着陸の最終段階では地球の管制室から指示を送ることは難しく、自動運転に切り替えられる。はやぶさ2がリュウグウへ到着したのは昨年6月27日で、既に約1年が経過している。今後、はやぶさ2が、リュウグウの物質を持ち帰る事に成功したら、太陽系誕生の謎が解き明かされるのではないかと期待されている。この広大な宇宙の中で、遠隔のはやぶさ2は、一体どのようにコントロールされているのだろうか。はやぶさ2は10日午前11時ごろ待機中の高度20kmから秒速40cmで降下を開始し始めた。徐々に降下しながら、高度5kmからは秒速10cmに減速する。そして、11日午前9時前から最終の降下を始めた。地球との通信が難しい着陸の最終段階の高度500mから先はほぼ自動運転となり、30mまで降下した時点で、完全な自律運用を始めたという。カメラや高度計と人工知能(AI)を駆使し、事前に地表に落としておいた目印を頼りに着陸地点を目指した。目印のターゲットマーカーを自らのカメラで探し出し、事前の計画通り、ターゲットマーカーの南西2.6mの地点を目指して降下したとみられる。このようにして、機体の一部を地表に押し付け、弾丸を発射して舞い上がった砂などを機体内のカプセルに回収できたとみられる。こうして、はやぶさ2は2019年末までにリュウグウを離れ、2020年末に地球にカプセルを持ちかえる予定だ。こうした経過をあたかも、つい隣りにいるかのごとく、淡々とプログラム通りに進行していったと云う事だ。何とも素晴らしいことと云うしか無い。地球上の管制室では、はやぶさ2から届く電波を以て判断していた。地球から約2億4千万kmの距離にある小惑星リュウグウにタッチアンドゴーするように計画されていたようで、管制室では、はやぶさ2の信号から再上昇している様子を計測して、状態を把握したようだ。文章にすれば、一言で簡単に述べられているが、はやぶさ2との距離を考えると、その凄さは尋常ではない。この短い時間内に、リュウグウから舞い上がった地中物質を採取しているはずである。舞い上がる砂で自らの姿勢を見誤らないように、2.6m離れたマーカーで制御していたのだ。その難易度がどれ程のものなのか、知る由もないが、あたかも当然のように動きを制御していたと云う事だ。リュウグウ探査の大きな狙いは「地球を含む太陽系はどのようにできたのか」「地球の生命はどうやって誕生したのか」といった謎を解明することだ。リュウグウのような小惑星は、宇宙に於けるタイムカプセルのようなもので、地中の砂や岩石に太陽系が誕生した46億年前の痕跡が残るとされている。小惑星リュウグウは太陽からの高エネルギー粒子(太陽風)などで、表面は日焼けし、風化している。そこで、地表に比べて風化していない新鮮な状態の地下の岩石を露出させて採取・分析できれば、原始太陽系に存在した物質の謎や、地球上の生命の材料となっている物質の成り立ちに迫れると考えられている。小惑星リュウグウへの着陸と地下物質採取に成功したはやぶさ2は再上昇で、リュウグウから高度約20kmの定位置に戻り、今後は上空から観測を続ける。そして、11~12月にリュウグウを出発し、地球まで約7億4000万kmの帰路に就くことになる。リュウグウの軌道と地球の軌道とを計算して丁度帰り着く様に制御されるのだ。2020年末に、地球に戻されるのは、採取試料の入ったカプセルだけで、探査機本体はその後、さらに別の天体の探査へと向かう可能性もあるとのことだ。このような卓越して技術で、はやぶさ2は運行されている。その中には日本の技術が結集されているのだ。それを拾ってみると、三菱重工は機体の姿勢制御装置を担当し、NECは推進力にイオンを使うエンジンや、着陸時の距離を測定するレーザー高度計を、富士通は軌道を計算するシステム、古河電池はリチウムイオン電池、NTNは太陽光パネルの関節部に使うベアリング、日本飛行機は人工クレーターを作る衝突装置を分離する機構、多摩川精機は小惑星の温度を測るカメラの部品、明星電気は人工クレーターの精製実験を観測した小型分離カメラを各々担当している。さらに、住友重工は地中の砂や岩石を機体に取り込む為の機体下部に設けられた筒状の蛇腹(サンプラーホーン)を担当している。地球に砂を持ちかえるためには再び大気圏を通過しなければならない。そのための耐熱カプセルはIHIの子会社のIHIエアロスペースが開発した。大気圏突入時は3000℃に達するため航空機に使われる炭素繊維強化プラスチックが使用されることになる。表面が少しずつ溶けることで、熱を発散させて温度を下げると云う事だ。このようにはやぶさ2には日本の技術がてんこ盛りだ。米ロの宇宙大国に続いて、最近では月の裏面に着陸を果たした中国と、宇宙探索の技術は3つの国が先行しているが、今回のリュウグウに於ける日本の成功は特筆すべき出来事であると受けとめられている。やがて、持ち帰ったリュウグウの砂や岩石を分析することで、太古の昔、太陽系が誕生してから後の宇宙の状態が解き明かされることを期待したい。【古今和歌集】798.我のみや世をうぐひすとなきわびん 人の心の花と散りなば (よみ人しらず) 私だけが、物憂く悲しいと泣いて苦しむのでしょうか、あなたの心が花と散ってしまったら
2019.07.11
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で、帰りはシャルマンを通った。連れ合いは、元の同僚さん達と昼食会に出掛けた。その後、中学校の放課後学習会で合流した。今日は放課後学習会としては夏休み前の最終日故に、友人とのゴルフを断って参加したのだが、学習アドバイザーは殆ど全て参加していたので、1人くらい欠けても支障は無かったようだ。生徒にヒアリングしたら、5教科で400点を取るというのは結構難しいようだ。学習会終了後には、昨今の、学校の荒廃の兆しや、世情のいじめなど不穏な話題で話が尽きず、帰宅は遅くなった。それから庭の葉の片付けをしたので、終了したのは暗くなってからだ。とても疲れた。***フェイスブックが仮想通貨リブラ(Libra)を発行し、金融サービスを始めると発表した(6月18日)。それが話題になっている。買い物の決済や海外を含む送金ツールとして使われる事を想定している。しかも従来の金融機関よりも簡単でコストも掛からないという。しかし、仮想通貨はビットコインなどで物議を醸したし、又このところ7ペイでも不正に詐取されたり、セキュリティーに関してもいい加減であったりとのことであまり良い印象がない。さてどんなものだろうか。まず、ビットコインとリブラ、そして電子マネーとの差は何処にあるのか、その違いを分からないままに、説明を読んでみると、先ず裏付けの価値としてはビットコインにはそのものに裏付け資産は無く、不特定多数のブロックチェーンで決済を保証する仕組みなのに対し、リブラは、従来の通貨による資産の裏付けがあり、既存の通貨と一定比率で交換が可能なステーブルコインだという。リブラの場合は円やドルで、リブラを購入して、サービス購入や買物、通貨の送金、外貨購入などが行われる。このように、リブラはいわゆる投機目的ではなく、あくまでオンライン上の金銭のやり取りが目的と唱っている。この参考となったのが、中国・アリババ集団の支付宝(アリペイ)だ。中国の土壌にフィットして中国を中心に利用が一気に広がり、今では利用者が10億人を超えている。アメリカに端を発した技術を中国は巧みにその風土に根付かせた点で、大きく飛躍した。今では、IT業界で、中国がアメリカを凌ぐほどに勢いを付けてきた。トランプが5G問題で中国を忌避しているのは根底にこう言った背景があるからだろう。数の多さ、データ量は、これからの世界では、有無を言わせぬ大きな力を有する事になる。フェイスブックが、膨大な利用者を背景にリブラを成功させると、世界の金融界には大きな激震が起こることにもなる。リブラは、フェイスブックや、その他が加盟している、スイスに本部を置く非営利組織リブラ協会によるブロックチェーンで監視されている。リブラ協会にはマスターカード(Mastercard)やビザ(Visa)など決済大手のほか、ネットオークション大手のイーベイやスウェーデンの音楽配信サービスのスポティファイ、ライドシェア大手のウーバーテクノロジーズなど約30社・団体が加盟している。このたび、多くのユーザーを持つ、フェイスブックが立ち上げるとあって、今後とも歩調を合わせる企業が続きそうだと観られている。ビットコインが投機的な面が強く、リブラは現在の金融商品に近く、価格の乱高下が起きないように設定されており、価格の変動が抑えられる仕組みになっているとの事だ。電子マネーはこれらよりは矮小で、サービス提供会社が発行、管理して、限られた範囲での消費に使われるものだ。今回のリブラは、フェイスブックが発行するとのことで、決済に向く仮想通貨として普及すれば、銀行など既存の金融業界を脅かす可能性がある。こう言った巨大IT企業が提供する金融サービスが、今までに無い問題をもたらしかねないとの危惧があるようだ。国際決済銀行(BIS)がこうしたIT企業による金融進出に警鐘を鳴らしている。現在、国際的な送金は「SWIFT」が取り扱っている。世界200カ国以上、1万1000行以上の金融機関のネットワークだ。こうした、海外送金のニーズは特に東南アジアや南米を中心に需要が高い。そんなSWIFTに対抗する勢力としてリブラが登場することになる。たちまちSWIFTには大きな影響を与えるだろう。このようにリブラの登場は従来の金融システムや業界に革新的な変化をもたらすことになる。これからはデータの世紀だと盛んに喧伝されている。フェイスブック利用の27億人もの潜在的な顧客と巨大なデータを分析することで、AI等にも反映され、実用に供せる段階に来ていると云っても良い。こうしたデータは巨大ITが収集し、かつ又独占している。こうした巨大IT企業が、金融界に進出してくると、従来の業界を一変してしまうことになる。一方ではデータ保護や従来の金融システムを脅かす危うさがある。1つには、こうした仮想通貨に国境が無いこと、世界に銀行口座を持たない17億人の人々の間で、金融サービスが行われることで、手薄だった新興国を開拓する狙いがある。また、リスクの高い借り手に十分な担保を取らないで、融資が行われるなどといった問題が起こりうるとのことだ。このように利便性とは裏腹な問題が内在していることになり、予め危惧される問題が生じないように、又生じたときに適正は処置が出来るような対策(規制)を設けておかなければならないだろう。資金の洗浄にも使われることになり、他の仮想通貨同様にリブラに何か信頼の置けない問題が発生したときには、すぐさま換金売りが生じて、金融システムが瓦解しかねないという点だ。フェイスブックはかつて、個人情報の漏出という問題を起こしている。この問題に対する対応や処理が如何に収まったかは知らないが、今後もこう言ったデータ保護という観点で、信頼性が於けるかどうかの問題は残るだろう。ドルなどに裏付けされるリブラは一部の新興国では法定通貨以上に信用力を持つ可能性があるとのことだ。リブラがそういった状況になれば、フェイスブックにより一大経済圏が出来上がることになり、それを如何にコントロールするかは、また大きな問題である。フェイスブックの利用者は多く、世界的だ。その意味するところは、日本等は数に於いてほんの一部のポーションしか占めていないと云う事だ。インターネットを通じて国際的な決済が広がれば、日本だけが規制を尊重していても、マネーロンダリングの手段として使われる事への歯止めとはならない。また、更なる問題点は、不正防止(不正アクセス)に対する仕組みだ。従来の金融機関やクレジットカードと同水準の不正防止の仕組みを準備していて、不正アクセスで、仮想通貨が失われた場合には運営者側が払い戻しを実施するとしているが、巨額盗難が起きた場合には補償は難しくなる。様々な期待と問題点を擁しながらリブラは登場することになる。【古今和歌集】797.色みえでうつろふものは 世の中の人の心の花にぞありける (こまち) 色にはっきりとは見えずにうつろうものは、世の中の人の心の花だったのですね (普通の花ならうつろうのが分かるのに・・・)
2019.07.10
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄を往復した。早朝ゴルフ仲間、七草の会の朝食会があった。吹田の喫茶ガルルが会場だ。連れ合いが9時からと覚えていたので、そろそろ出発しようかと云うときに電話が掛かってきた。8時からであると告げられ大急ぎで向かった。結局1時間遅れたが話をして、帰宅した。昼は連れ合いの三人会があり、京都へ出掛けていった。***お天気のなぞは、時々夕刊に掲載されている。一寸振り返ると、今年の初めから随時掲載されていたようだ。天気予報士というのも因果な商売だ。当たって当然視され、当たらないと、何だ、と言う事になる。当たって感謝されないし、当たらなかったら恨まれるだけだ。とは云っても気象予報士が責任を取ったと云う話は聞かない。それでもゴルフの計画などでは大いに参考にする。キャンセルの聞かないゴルフ場だと、特に気を遣う。とまぁそれだけのことだが、今年のように九州を襲った豪雨などの時には大いに参考にされる。とはいうものの、大雨を回避することや台風をよける(進行方向を変える)などと云った事は出来ない。せいぜい気をつけて早めに避難しなさいと云うだけだ。1月には、天気予報を、たびたび修正する理由について書かれていたようだ。空の状況は人知を越えて動くから仕方ない。予報士も、結局は、前日か前々日になるまで雨が降るのか、初雪になるのか、それとも何も降らないのかはっきりしないということらしい。そして、連休を控えた4月には、10連休の予報を、早めに出せないのかといった注文に対してだ。気象庁の1カ月予報などから、ある程度の傾向を占うことはできる。日々の詳しい予報となると、気象庁は1週間先、民間の気象会社も最長で10日先までしか出していない。しかし、海外の気象会社にはもっと先までの予報を公表しているところもあるとのことだ。2009年の地震予知(天気予報ではない)で予報を間違って、一旦は禁固刑が言い渡された学者が二審で無罪となったが、住民は不服だというニュースがあった。日本では考えられないかも知れないが、予報士も安閑としてはいられないかも知れない。日本では、今年の春は気温が上がったかと思うと一気に降下し、夏を思わせる陽気になったと思ったら雪が降りといった風に目まぐるしく天候が変わった。そして6月には鹿児島で集中豪雨があり、新しく導入された5段階警戒レベルの「4」(避難勧告)が発令された。特にイタリアの例を踏襲したわけではないが、空振りでも最悪の事態を考えれば良いという立場だ。6月から7月にかけて、私の町でも雨が降って、梅雨を実感したが、ともかくこの所の雨は局所的に集中しているようで、テレビ辺りで予報される一般的な情報などを当てには出来ない感じだ。これからは、台風が気になるところだが、今年は春以降、熱帯の海で台風が発生していない。特に3~5月はゼロだった。九州の大雨は台風が梅雨前線を刺激して大雨をもたらしたものではないという。然し、このまま台風が来ない年になるわけではなさそうだ。今年はエルニーニョが続いている状態で、インド洋で水温が高く、暖められて上昇気流になった空気は、フィリピン東部で下降して一帯が高気圧となったために台風が発生しにくかったとのことだ。台風発生の数は毎年それほど変わらないようだ。そういう意味では、地球はまだ平衡を保っているのかも知れない。マッデン・ジュリアン振動(MJO)というのがある。大気振動の1つで、熱帯赤道域上空で対流活動が活発な領域(大気循環場)が約1~2か月かけて東に進んでいく現象のことだ。最近インド洋ー太平洋で発生しているらしく、その結果台風の数は多いと予測されている。1994年は台風発生数が最大で36個あったという。今年はそんな当たり年になるかも知れないと予報されている。7月の記事では、先週、九州南部に豪雨をもたらした梅雨前線が、今も停滞しているという。ところどころ活発な雲を伴っているのは、南シナ海で発生し、中国大陸に上陸した台風4号のエネルギーを一部受け継いでいるからだという。台風一過と、よく爽やかなイメージを持っているが、去ったはずの台風の影響がブーメランのように日本に及び大雨のリスクが去らないと云う事もあるようだ。台風が通った後は海面の空気は冷やされることが多いが、弱い台風だと、海面温度にまで影響せず、高い温度を保ったままになる。そんな湿った暖かい空気が、北上して日本列島に止まると、不定期的な梅雨の現象になるようだ。天気とは少しズレるが、気候変動について、性急な地球環境保護を唱えることは必ずしもすんなりとは受け入れられないというFinancial Timesの記事があった。地球温暖化はCO2の排出だとの認識は共通しているが、あまり急ぎすぎると、反発を招きかねないとの例だ。オーストラリアの新首相に就任したモリソンは化石燃料の重要性を説いて首相になったのだ。気候変動対策としてあまり過激な政策を提案すること、即ち二酸化炭素(CO2)排出量の削減が国民の生活水準を低下させるわけではないと有権者に納得させない限りは、理想論を述べても逆効果だとのことだ。それは、CO2の影響は直ぐに自分たちの首を絞めるわけでは無い事だからだ。なるほど気候変動は時として感じるし、今年のフランスの45.9度という観測史上最も高い気温も大変だとの理解は出来る。然し、不吉な予感と感じても、その対策が増税であったり、中流生活に不可欠な要素である自家用車保有などが危うくなると感じられたりすると、選挙での支持は得られないということだ。オーストラリアの2018~19年の夏は観測史上、最も暑い夏だった。干ばつ、山火事、洪水に加え、マレー・ダーリング盆地では何十万匹も魚が死ぬなど、破滅的な自然現象に見舞われた。そのことで、オーストラリア国民は、国の安全に対する最大の危険要因は気候変動だと考えている。しかし、そうだからと云って、今日、明日の車の運転の差し止めや、日曜の伝統の肉のオーブン料理の禁止などと云ったことには直結して判断出来ないのだ。オーストラリアのラッド元首相は、気候変動は自分たちの時代が抱える大きな道徳的課題であり、「政治を越えた問題」として扱うべきだと宣言したのだが、オーストラリアの温暖化ガス排出量も化石燃料の輸出量も増え続けているのが現実だ。全てを書く前に、こんな言葉を思い出す。それは「ゆで蛙」だ。この言葉は、疑似科学的な作り話なのだが、「蛙をいきなり熱いお湯に入れれば、ぴょんと飛び出してしまうが、入っている水の温度を、ゆっくり時間をかけて熱くしてゆくと、それと気づかぬ間にゆであがって死んでしまう」というものだ。長期的に迫る危機には人間とて同じ反応をしてしまうと言うことだ。どの辺りで、納得するかは大きな岐路になるはずだ。【古今和歌集】796.心こそうたてにくけれ そめざらば移ろふ事も惜しからましや (よみ人しらず) 心というものは、まったくにくいものだ、思い染めていなければ、相手の気持ちが変わったとしても惜しいことがあるだろうか (うたて ・・・ どうにも 、にくけれ ・・・ 気に入らない )
2019.07.09
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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架下迄で、帰りはシャルマンを通った。連れ合いは1人で、映画「コンフィデンスマン」を観に出掛けた。***米中貿易紛争は収まりを見せない。レアアースは中国が採掘量の70%を占めているという。中国多くを依存しているレアアースは、中国の有力な交渉カードとされる。そんなレアアースの生産体制を見直そうと、オーストラリアの大手ライナスがアメリカのブルーラインと組んで脱中国依存に動き出している。2021年の稼働を目標にアメリカ、テキサス州にレアアースの新工場建設を決めた。日本も之に1枚噛んでいて、米豪日がレアアースの生産で中国に対抗する試みが進んでいる。現在、レアアースの世界市場は中国とライナスの2社に別れて生産が行われている。レアアースの生産は2段階あって、主に採掘を行う「上流工程」と、採掘した鉱石からレアアースを分離して取り出す「下流工程」に大別できる。上流工程についてはオーストラリアやブラジル、インド、ミャンマーでも比較的容易に採掘できるようだが、下流の工程である精製については中国とライナスが技術を保有しているに過ぎず、寡占状態になっている。分離レベルの生産量では中国企業が世界の約85%を占め、ライナスは約15%と大きな差がある。さらに、中国企業はレアアースを中国国内で一貫生産するが、ライナスは上流工程の採掘のみをオーストラリア国内で行い、下流工程は放射性物質の発生など環境問題があるため、海外にあるマレーシア工場で行ってきた。今回の動きはライナスがアメリカに工場を建設して、分離の工程を一貫して行おうとするものだ。工場が竣工すれば、中国と対等に一貫生産が可能となり、中国の独占に一矢報いることも可能なのだ。この動きの背景には、今後急拡大が予測される電気自動車(EV)の電池やモーターなどの基幹部品として使われるレアアースのジスプロシウムの分離が視野に入っている。ジスプロシウムはレアアースの一種で、原子炉の制御材料や光磁気ディスク、伸縮合金などに使われる。近年は強い磁力を持つ高性能磁石の添加剤としての需要が急増している。高性能磁石はEVの他、ハイブリッド車、ハードディスク装置、省エネエアコンなどに搭載するモーターの主要部品だ。ジスプロシウムが不足するとモーターが作れず、これら様々な搭載製品の生産に支障をきたす。ジスプロシウムについては、採掘場所が偏在して、特に安定調達が難しいレアアースであり、その9割超が中国で産出されている。既に中国は2000年後半からレアアースの輸出量を制限してきている。これに対し、日米欧の政府はそろって「輸出規制が恣意的」として中国を世界貿易機関(WTO)に提訴している。具体的には、習近平がミャンマーにある鉱床での採掘を規制する指示を出したのだ。理由は乱開発防止と環境保護。このためジスプロシウムの価格は高騰し、アメリカはすでにジスプロシウムを入手しづらくなっているのだ。つまり、中国は乱開発防止と環境保護を理由にレアアースの供給をしぼったとの建前で、供給量が減少するため、高い国内需要のために輸出まではまわりにくい、という言い分としているのだ。WTOルールに抵触せずアメリカへの供給を事実上しぼれるというわけだ。米中貿易紛争で、このレアアース調達の問題は差し迫った状況になってきている。アメリカは既に、オーストラリアとの協力体制作りを急いでいた。次世代高速通信「5G」分野では華為技術(ファーウェイ)の設備導入についても、オーストラリアはいち早くアメリカに追随し同社製を排除する方針を示している。レアアースについてもアメリカとオーストラリアは広汎な協力態勢で臨むことが合意されている。今回のライナスの工場建設も、その戦略上にある。2010年に中国が尖閣列島に進出してきた折に、中国は日本に対するレアアースの輸出を事実上停止している。その時、日本はライナスに2億5000万ドルの出資と融資を実施し、ライナスの生産を後押しすることで、日本が必要とするレアアースの約3割を調達することが出来た。ライナスの最大の顧客は日本である。こうしてみてくると、これまではレアアースを採掘可能な国は、あるものの、採掘した鉱石からレアアースを取り出すことが出来るところは限られていた。レアアース採集の段階で放射性物質が発生するので、どの国も敬遠気味だったのだ。ジプロシウムは特に安定調達が難しいレアアースで、その分離工程はこれまで中国企業による中国生産に集中していた。レアアースを中国に送って、抽出過程を委託していたのだが、貿易環境が切羽詰まってくると、そうしたことが逆に仇になってきたというわけだ。急遽下流工程を自国に取り込む動きとなったのだが、如何せんライナスのアメリカ新工場稼働は2021年とということで、レアアースの中国生産依存はまだ一定期間は続くことになる。中国が今のところは効果的にレアアースで世界に揺さぶりをかけていると云える。遅まきながら、ライナスは今回その是正に動き、中国での集中的な生産を分散しようとの試みだ。新工場を建設するのは、他社も含めて中国以外では初となるようだ。そのライナスが5月、従来路線を改め、米企業のブルーラインと手を組み、米国でレアアースの分離を行う工場の建設を決めたわけだ。しかもマレーシア工場との違いは、今後急拡大が予測される電気自動車(EV)の基幹部品の電池などに欠かせないレアアースのジスプロシウムを分離できる点にある。中国はレアアースを戦略資源と位置付け、数十年かけて周到に準備し世界シェアを拡大してきた。一方、世界各国はレアアースの上流の採掘のみを行い、下流工程で発生する放射性物質などを嫌い、採掘したレアアースを含む鉱石を中国に輸出し、最終的な精製工程を中国に委託し続けてきたのだ。ライナスを追うオーストラリアのノーザン・ミネラルズはこう言った方法で、中国依存をしていたのだが、今後はオーストラリア国内に工場を建設し一貫生産する検討を始めた。環境意識が甘かった中国は世界から生産を請け負い、力を付け、皮肉にも貿易紛争が過熱した現在アメリカは中国にレアアースをカードとして握られた格好だ。レアアースの生産が中国に集中する弊害を諸に経験したアメリカは同盟国オーストラリアへ調達の軸足を移したのだ。オーストラリアは世界一流の資源を有している。これまで石炭や鉄鉱石等の一般的な鉱物資源で日本とも深い関わりがあるが、より付加価値の高いニッケルや銅の精錬では世界をリードしている。リチウムの生産はこの8年間で3倍に跳ね上がった。ニッケルや銅で発展させた技術を今後はレアアースに応用して行くべく研究中だ。【古今和歌集】795.世の中の人の心は 花ぞめの うつろひやすき色にぞありける (よみ人しらず) 世の中の人の気持ちというものは、花染めで染めたような、うつろいやすい色だったのだ (花ぞめ・・・月草の花の汁でそめたもの)
2019.07.08
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今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切迄で折りかえし、往復とも第1小学校の裏を通った。孫の野球の試合を観戦した。残念ながら2-1で時間切れ敗退だ。試合初めの3塁ゴロ(孫は3塁を守っている)をファンブルしたことで得点に繋がってしまったのは痛かったが、近くで見ていると、ファールであったようにも見え、特に残念だった。最終回には、守備では3塁でタッチアウトを取ったり、打ってはセンター前のヒットだったり活躍したが、時間が足りず敗退した。まぁ、試合は良かったと思う。帰宅後庭木の剪定5日目を行った。松の仕上げと、槙のトップの刈り込みをした。素人としてはまずまずと自己評価している。刈り終わって切り取った葉の片付けの方が時間も掛かりしんどかった。途中1軒おいて隣の垣根の一寸した刈り込みを頼まれ、対応した。近所付き合いだからやむを得ない。***インドの細密画(ミニアチュール)の紹介があった。インドに関しては殆ど何も知らない。それでも、行きがかり上知り合ったインド人は50人を超えている。仕事で知り合った人たちばかりだから、一定のレベルの人たちであったと思い出す。ドバイで運転手をしてくれたのもインド人だった。12年前に知り合って、まだ独身だったが、今は40手前になっていることだ。残念ながらインドの地は踏んだことが無いが、インドとUAE、又サウジまではとても近いので、中東で働いている人は多いようだ。インドでは私が日本工営に出向したときに最初に赴任するかも知れないと名前が挙がったところだ。でも幸か不幸か、話を聞くだけで終わってしまった。旅行などで、タージ・マハルの話が出てくるが、一度行ってみたいと思う宮殿だ。インド北部アーグラにある、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した総大理石の墓廟とある。インド・イスラーム文化の代表的建築であると紹介されているが、今回紹介されているのはそのムガル帝国時代の芸術作品(細密画)で、ペルシャの影響を受けたイスラム系の作品(ムガール絵画)とヒンドゥー系の作品(ラージプート絵画)の2つに大別されるのだという。共に仏教やジャイナ教の経典写本に挿絵が掲載されていたものが起源だと云われている。作品が数点紹介されていたので、名前だけでも書いておこう。バサワンとチェターが描いた「アクバルナーマ」はその1つだ。小品だが、精密に描かれている。ムガル帝国第3代の君主アクバルの治政を記した年代記なのだ。アクバルはアラビア語で「偉大」を意味する。ムガル帝国を仕上げた正に偉大な人物であった。徳川家康と同じ時期の人物らしく、そういった意味では、何となく親しみが湧く。現在のインドでも人気が高い人物のようだ。「アクバルナーマ」は象にまたがって戦闘する様を現した色彩豊かな絵だ。ムガル帝国はトルコとモンゴルの流れを汲むバーブルによって創設された国だが、そうなると、一躍世界が拡大する。バーブルは、かのチンギス・カンの血と繋がっているのだ。アクバル自身はムスリムで、ヒンドゥー教のラージプート諸国と協定を進め、后も迎えている。ペルシャでは偶像崇拝を禁じていたがアクバルは自然物の観察とその再現を尊んだと書かれている。現代ではイスラム教徒は偶像を忌避しているので、何やら違和感がある。ルネサンス期のデューラーの影響を受けたとの解説があり、芸術には垣根がないものだと感心する。2つの絵の意味は分からないが、象にまたがって攻め込む様や戦いに参加している人たちの様子が描かれている。アクバルが下地を作ったムガール絵画は息子で、第4代の国王ジャハーンギールの時に最盛期を迎える。宮廷画家マンスールに描かせた「カンムリキジ」は背景の壮大さと相まって、出来栄えは素晴らしい。一寸見ると日本画のようでもあるがインド人の画家の手によるものだ。また、本人は肖像画を描かせている。ここでは、アブル・ハサンの手による「聖母の絵を持つムガール帝国ジャハーンギール」が紹介されている。手にはマリアの肖像画を持って描かれているこの絵は、キリスト教(カトリック)への興味を示しているとか、芸術に垣根はないとか、はたまた新たな勢力への恐れからかとも云われている。日本にも徳川時代にカトリックが上陸してきたが、西洋の嵐は途中のインドへも訪れていたのだと改めて感心する。イスラム教国であるムガル帝国はインドを300年に亘って支配したと云うから、丁度徳川家とほぼ同じ時期に、より長い期間を統治していたことになる。その間も土着のヒンドゥー教が廃れていたわけでは無く、インド西北部のラジャスターン州ではラージプート系の自治が認められていて、別途魅力的な細密画が制作されていた。日本は国土が狭いから、徳川は全国を統一して、支配していたが、インドではそういったことは不可能だったのかも知れない。というか、広汎な緩やかな統治体制であったようだ。ここではインドでは絶大な人気を誇る神話的叙事詩「マハーバーラタ」の中にも登場するクリシュナとラーダにまつわる絵画が紹介されている。この叙事詩はインド神話を構成する重要な文献の1つで、世界3大叙事詩の1つともされる。(他の2つは「イーリアス」と「オデュッセイア」)。絵画の作者はニハル・チャンドで、「クリシュナとラーダの愛の3場面」だ。同じ画面の中に3つの場面が同時に表現されている特異な絵画だ。最上部に背景となる美しい夕暮れが描かれていて、中間には優雅な船遊びをする様子が描かれている。そして、下段には船遊びで向こう岸に辿り着いた2人が森の中で愛を語り合うという構成だ。この絵は18世紀中頃のラージャート系のキンシャガル国で描かれたもので、当時の国王はクリシュナの大の信仰者で、それに高じて弟に国の半分を譲って隠遁生活をしたと言われている。この国王は、宗教だけではなく女性にも執着があり奴隷のバニ・タニを愛し、自らをクリシュナに、バニ・タニをラーダに投影したとも云われている。逆に画家はモデルをバニ・タニにしたとのことだ。最後に紹介されている2作品は、共に作者が不明だ。1つは「ラシカ・プリヤ」で、インド西北部のメワール王国で描かれた作品だ。取り上げられているのは、同じくクリシュナとラーダだ。ラーダの周りには動物が群れベッドには蓮の花が置かれている(絵が小さいのでそれとは見分けが付かない)。クリシュナは蓮華の目を持つ神と云われ、クリシュナを信奉するラーダの姿はそれ自体、人間の神への愛、そして神と精神と肉体の融合を意味しているのだという。名前(クリシュナ)の意味は黒い、暗いと云う事らしく、常に青っぽい肌で描かれている。緑が描かれているのは砂漠にあって理想郷を求めていることと、当時自由な恋愛が禁じられていたために想像の中で自由恋愛を楽しもうといった意味が込められた絵画だという。最後の「ラーガ・メガ・マーラ」はモンスーンの到来を祝う絵だ。画面中央のクリシュナは女性達が奏でる楽器に合わせて踊り豊作を記念しているようだ。恋愛と音楽、そしてダンスは現代のインド映画の共通するテーマだという。一寸インドを旅した気分だ。【古今和歌集】794.吉野川 よしや人こそつらからめ はやく言ひてしことは忘れじ (みつね) たとえあの人が冷たい態度をとろうとも、以前の言葉は忘れません(吉野川・・・よしやを引き出す枕詞、よしや ・・・ たとえ )
2019.07.07
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今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で折りかえし、帰りはシャルマンを通った。中学校の土曜スクールに参加した。試験が終わって1週間が経ったので、少し生徒も集まっていた。分かりたい生徒に的確な指導、マッチングしないと、徒労に終わるかも知れない。生徒それぞれの家庭環境も垣間見られ、ただただ勉強しなさいでは済まない子もいるようだ。お中元の手配で高島屋に出掛けた。レストランのちらし寿司は美味しかったが、量は多かった。庭木の剪定の4日目だ。松はほぼ完了したが、更に間引く必要がありそうだ。***日本は韓国への半導体材料の輸出を規制した。そして、今後は他品目にも広げる方針だという。韓国が打撃を受けるだろうとの思惑からだ。もともとは、慰安婦問題に発し、元徴用工への賠償を韓国最高裁が命じた問題から発している。政府間で、決着を付け、賠償については日韓請求権協定で既に解決済み(国と国とが既に話し合って解決している)としているのだが、文在寅が、何ともしっかりしていないというか、素知らぬふりを続けていることに業を煮やしたものだ。韓国政府にしかるべく行動をするようにとの警告だ。輸出規制の内容は、半導体製造などに使われる化学製品3品目の韓国向け輸出手続きを、輸出契約ごとに政府が審査・許可する方法に切り替え(ある専門家は元々そうだったと云っている)、事実上輸出を制限するというものだ。米中貿易紛争における関税の増税合戦に似たものだ。半導体は韓国の主要産業なので、即効性を期待してのことだ。慰安婦や、徴用工では一向に埒が明かないし、何ら動こうとはしない文在寅に日本の本気度をみせるためのやむにやまれぬ行動だ。このたびの日本でのG20で少しは話し合いが持たれるかと淡い期待をしていたが、殆ど接触らしいものはなかった。日本のやむにやまれぬ行動は、煮え切らない文在寅の行動を咎めるものだが、輸出制限措置という禁じ手は、日本がG20などで提唱してきた自由貿易推進の方針に逆行するという懸念もある。韓国はWTOへの提訴を視野に、国際法などに基づく必要な対応措置をとると反発ししている。さすれば、2国間の問題が世界の俎上に載ることになる。日本はWTOでは苦い経験がある。韓国が福島原発事故を盾に、福島など8県産の水産物の輸入を全面禁止したのはWTO協定ルール違反打と日本がWTOに提訴したが、最終的に上級審で逆転敗訴したという苦い経験がある。この時日本は国を挙げて残念がったが、韓国のほくそ笑みは尋常では無かったろう。これは、福島県産を輸入しなくても代替があると言うこと故だろう。この時は、事故を起こした日本に根本的な非が内在していたのかも知れないが、今回の問題は似て非なる性質のものだ。日本が支払った補償金を韓国がまるで無かったことにして、韓国政府が当該人に渡さなかったと云う事だ。まるで、チンピラが、因縁を付けていた脅し取った金品を、関係者に返さずネコババしてしまった様なことなのだ。今回日本が手続きを見直そうとする対象は、スマートフォンの画面などに使うフッ化ポリイミド、半導体基板に塗るレジスト(感光剤)、半導体洗浄に用いるフッ化水素の3品目だ。支払った保証金はネコババし、しかもその後話し合いにも応じず、全くの無視状態であるから、猛省を促すための阻止を日本が採ったわけだ。これまで輸出許可申請で優遇国(ホワイト国)として扱ってきたこともこの際取り止めた。さらに、韓国の出方によっては電子部品など先端技術の輸出手続きについても見直そうとの方針だ。日本は之に対する理論武装をしているだろうが、どうも官邸の性格を考えると、心許なく映る。対抗措置とだけ見られれば、又期待していないWTOの結論を悪く導きかねない。韓国は、過去の逆転判決に気をよくして、今回WTOへの提訴を考えているからだ。ここで、韓国も更なる対抗措置をちらつかせる。半導体大手SKハイニックスの工場操業を止めるかも知れないとの脅しだ。そうなると、韓国が半導体メモリー市場で5~7割のシェアを持つだけに、影響は世界に広がる可能性がある。いちゃもんごね得では一歩先行する相手だけに心配はひとしおだ。日本のマスコミも、対抗措置の応酬を自制するようにと論調している。韓国除外の理由として、軍事転用の恐れがある製品との位置づけにしようとの論拠だからだ。国内でも賛否両論が存在しているようだ。韓国は当然WTOへの提訴をするだろうし、逆に、こうした日本の措置を韓国の技術力を高める契機にすると嘯いているのだ。米中の貿易軋轢でもそうだったが、日本の材料輸出規制は、とりもなおさず韓国勢(サムスンやSK)の生産に影響を及ぼし、そのしわ寄せが日本を含む世界の及ぶという点だ。韓国は堂々とWTOの審査にかかる時間(通常約3カ月)を越えたら、半導体の輸出は止まる、と脅してきているのだ。察すれば日本の電機大手の製品製作にも影響が出るというしっぺ返しになるのだ。韓国政府は早速国内の関係企業に対して半導体部品や設備の開発費に毎年1兆ウォン(約920億円)規模を投入し支援する方針を決めた。韓国は国策で日本包囲をしてくるのだ。文在寅の悪辣さを地でいく感じだ。対して日本は、それほどの腹づもりはあるのだろうか。中国でもそうだが、韓国でも、国策で、私企業への異常な保護政策を採ることに躊躇無い。対して日本はというと、輸出規制の発動はするが、後は私企業で何とかせよと云うばかりで、責任逃れの感が強い。加えた韓国の年配者はこうした日本嫌いが根強いため国を挙げて、日本製品の購買ボイコットや日本への旅行を自粛するようにと、ネットで既に主張しているのだ。日本は、それに対して更に対抗するのは腰が引けているのでは無いか。日本も年配者の間では嫌韓国がある。私など、そこまでされて、何で、ゴルフで韓国選手を優遇し、あまつさえ高額の賞金を取り去っていくのを許しているのかと云う事だ。日本に来たくないというなら即座に、これらの選手を初めとして、全ての韓国人にビザの発給を停止すべきだ、といったことまで考える。十分に交渉の手段(カード)としては持つべきではないか。日本からプチ整形などで韓国を訪れる中年おばさんには一寸我慢をして頂かなければならないが、国の存亡の危機だ、敢えて忍んで貰いたい。良識あるマスコミや知識人は、愚策というかも知れないが、性根の腐った国(文在寅)とは付き合いたくないと云えば良いのでは無いか。もし心を入れ替えた御仁が出現したら又やり直せば良いことだ。そう思う。【古今和歌集】793.みなせ川ありて行く水なくはこそ つひにわがみをたえぬとおもはめ (よみ人しらず) 水無瀬川の地下にも流れる水がないとしたなら、もうこの身も終わりだと思いましょう (みなせ川 ・・・ 水が地下に伏流として流れている川:水無瀬川)我が町の水無瀬川は普通の川だが、昔は地下を水が流れていたのだろうか・・・。
2019.07.06
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。今日は小学校の放課後学習会に出席した。連れ合いは、ボランティさん達とランチをしたが、学習会は当番外だった。少し分かるのに時間が掛かる子達にボランティアの女性方は丁寧に教えてあげていた。最後に私の所にプリントを持って来たので丸付けをし、「よく頑張ったな」というと「ゆっくりやると分かるなぁ」といってにっこりしていた。音読も聴いてくれと積極的だった。庭木の剪定3日目だ。柊、金木犀、それに松と槙の1部を刈った。高いところは手が届かないので苦労をする。***ミャンマーという国は馴染みが無いようで、一寸気になる要素を持つ国だ。その昔ビルマと云われていたということも最近では話題にならない。今はロヒンギャ問題が最大のネックだ。地図を見てみると、ラオスを除く東南アジアの国で唯一南シナ海に面していない。さらに、よく見ると、中国がインド洋に進出する上で最も要諦を占める場所である事だ。そんな風に見ていくと、中国が、特に肩入れをしていることが理解できる気がする。そんな中国に負けじと、日本もミャンマーには熱い視線を送っている。3日の日経にはミャンマーの港湾の開発に進出する日本のことが書かれていた。中国、日本の他にはインドが、この国への支援を競っている。ミャンマーの港を北から見てみると、シットウェー港、チャオピュー港、ティラワ港、モーラミャイン港そしてダウェー港が存在している。他にマンダレー港とあるが、これは内陸部にあるので、一寸おもむきが違う。日本はこの所これら港湾開発で、攻勢に出ているという。中国の北部港湾(チャオピュー)への大型開発に対抗する狙いがある。中国は一帯一路計画を持ち、ミャンマーは特にその要衝の地であるからだ。先ず、ティラワ港。首都ヤンゴンの南東20kmに位置している。ティラワ工業団地は2013年頃から開発が進められているが、隣接するティラワ港にコンテナターミナルを開設した。400mの桟橋を備えてコンテナを年24万個(20フィート換算)扱うことが出来る。大半を日本からのローン230億円に頼る。既存のヤンゴン港とティラワ港を合わせたコンテナ取り扱い量は2017年に103万個と5年前から倍増している。それでも両港とも地図から分かるように、河川沿いの港で、港湾に限界があるようだ。このままでは2030年には能力不足になると見られている。JICAも新港建設に動き出している。候補地としてはモーラミャイン港やヤンゴン川河口が挙げられている。モーラミャイン港はベトナムに向かう東西経済回廊の西端に当たっている。またヤンゴン川河口港と云う事は現在のティラワ港よりも更に外洋(アンダマン海)に露出したところであろう。特異なマンダレー港でも貨物港にコンテナ用クレーンを設置する計画がある。日本のドネーション(無償資金援助)で考えられている。マンダレーはミャンマーの内陸部にあると認識していたが、どうやらヤンゴン近郊からイラワジ川沿いにさかのぼれるようだ。イラワジ川は、それほど巨大な川のようだ。ここで、競合する中国の動きを見てみると、2018年にチャオピュー港の大型港湾開発で、ミャンマー政府と合意に達している。チャオピューから中国内陸部には原油・ガスのパイプラインが通っている。中国にとってチャオピューはエネルギー安全保障上の要衝だ。このパイプラインはチャオピューと中国・重慶を結んでいて、2015年1月に完成している。因みに、中国はミャンマーの軍政時代に肩入れを始めているのだ。アウン・サン・スーチ一の施政下になって、やや勢いを落としたかに見えた。しかし、この所再肩入れを始めているようだ。チャオピュー港は中東産の原油を受け入れるための大型船舶の着岸が可能になっている。中国にとっては、わざわざ遠回りしてマラッカ海峡を通らなくても、時間もコストも格安になるわけで、中国がチャオピュー港に真っ先に着目したことは頷ける。マンダレーはチャオピューと中国昆明の中間に位置していて、早くから中国が進出し地歩を固めている。ここに日本は楔を打ち込もうとしているわけだ。チャオピューの北シットウェー港がある。ここにはインドが進出を目論んでいる。既に港湾施設の建設は終わっている。インドも中国の進出に神経をとがらせていて、チャオピューの近郊で、中国を直接監視することを意図しているのだ。もう1つの目的は、シットウェー港を通じてインド北部との物流ルートを開設することだ。ミャンマーとインドとの関係は、途中にバングラデシュを挟んでいるので、複雑だ。地図を広げて見ると、インドは細い狭隘な回廊を通じて、自国の東北部と繋がっているものの、ミャンマーのシットウェーとそこに出口を持つ河川を利用することで容易にアクセスできることがわかる。そのほうが合理的であるようだ。インドは又ヤンゴン港でもコンテナ埠頭を建設する計画のようだ。こうなるとインドと日本の競合も考えられる。更に隣国タイも南部の港ダウェーの港湾計画を打ち出している。南部回廊は西端ダウェーからバンコクを通り、カンボジアのプノンペン、そして最終的にベトナムのホーチミンに至っている。この南部回廊を利用して、西のダウェーに最短で達しようとの思惑だ。南部回廊が全通すれば、ミャンマー-タイ-カンボジア-ベトナムを結ぶ国際流通回廊となるわけだ。タイ政府も、この回廊への建設に積極的だ。ミャンマー政府としては、こう言った国際競争を巧く利用して遅れていた国内インフラを整備することに前向きだが、一方ではスリランカの例にあるように、債務過多に陥って、港が中国の支配下になってしまった「債務のワナ」にだけは陥らないようにと腐心している。その例として、チャオピュー港開発は当初の中国案では事業規模が8400億円と途方も無く大規模であったが、このほど、6分の1(約1400億円)に縮小する事で落ち着いたようだ。中国は当初ミャンマーに対してチャオピューの開発で、10万人の雇用を創出すると云っていたそうだが、この結果については、触れていないために、詳細は分からないが、おそらくは頓挫しているのではないかと想像する。このような動きは。マレーシアでも起こっていて、今や一帯一路の戦略も東南アジアでは、中国の思惑通りには進んでいないように見える。中国のやり口は既に世界的に知れ渡っているであろう。開発に貪欲であったアフリカ諸国も、雇用と云えば、中国人が流入して、自国の国民には何ら恩恵が無かったと云った事もあって、中国の言い分は当てにならないと云った認識が出来上がっていることだろう。日本は、かつてのODAではこうしたことは、無く、私が経験したジンバブウェでの6橋のドネーションでも、ただただ正直に後進国のインフラ整備を手伝った感があった。その後、ジンバブウェが日本により良く接したかどうかについては、あまり伝わってこず、中国への傾斜がその後聞かれたくらいであった。日本は、中国のように貪欲では無いにしてもODAでの資金の使い方にもう少し考慮があってもしかるべきでは無いかと思う。ミャンマーでの成果を見守りたい【古今和歌集】792.水のあわの消えでうき身といひながら 流れてなほもたのまるゝかな (紀友則) 水の泡のように消え入るように物憂いこの身でありながら、泣きながらも、ずっと、あなただけがたのみと思われることです
2019.07.05
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今日のセミウォーキングは少し雨が降る中、近場で、島本高から若山台を経て東大寺公園に出て帰ってきた。時々傘を差しながらのウォーキングだった。天気が回復したので、2回目の庭の剪定を行った。泰山木を中心に刈り込んだ。連れ合いは、江坂に出掛けていった。***参院選が始まった。私の選挙区は大阪の外れだ。昔の不正を有耶無耶にしていた候補の名前が再び出ていた。キャリアは凄いが何もしてこなかったというかお金でややこしいことになっていた御仁だ。選挙とならば何処へでも行くと云った人のようで、選挙に出るたびみそぎは済んだかの振る舞いだ。今度は自民の公認で、安倍まで応援に来るという。また、秘書に碌なのを雇っていなかった御仁とか、ともかく顔が売れている御仁とか、後は時代の流れに乗った恩恵に浴そうとの候補者とか、勝つつもりはあるのとか言った候補者まで様々だが、ともかくも、国政に携わる人を選ぶのだから、間違っても戦争と女にしか興味の無いような御仁だけは選ばないようにしないいけない。一旦バッチを付けたら、決められた任期までは降りないのだから。諸派の中には、色々な主張を持っている人たちがいるものだと改めて思う。正に多様性の国家と云うべきだろうか。それでも突き詰めていくと、議員になって欲しいと思う人は殆ど居なく、この人だけは当選して欲しくないという人もいる。限られた候補者の中でしか選べないのだから、通って欲しくない人にネガティブ票(得票数からマイナス票を引くという方法)を投じる制度も考えて欲しいものだ。この人に活躍して欲しいという人があっても、この党にいるのはどうかなと思う時もある。選挙というのは民主主義の根幹だが、なかなか難しいものだ。最近では政党と言うより徒党を組んだ連中といった感じを受ける党もある。さて真面目な話、日経のAnalysisで参院選のことが取り上げられていた。選挙に於ける当落(勢力)の読みは大切なことだが、それだけが目標ではない。数の論理に組み込まれた、衆院と何ら区別も特色も無くなった参院だが、さて政策だ。自民は、外交・安全保障では過去の実績上支持されているようだ。安倍のそこまでするかといったへりくだり方でトランプを奉っているが、結果は、悲惨だ。最後の砦の日米同盟ですら、疑問を投げつけられ、金正恩にはさっさと約束を取り付けて、安倍はつんぼ桟敷のまま、トランプと金正恩が会っている。後追いで、安倍は話の内容をじっと見守ると云うしか無い。拉致家族など期待してもどうにも動かないだろう。トランプにとってのディールにはならないからだ。ロシア関係もイランについても顔を出すが実りは無い、を繰り返している、プーチンとはもう26回も会っているとの記事を見たが、それでもなお交渉途上なのだ。米中貿易に関してもただただアメリカ追従でしか無く、独自外交などとんでも夢なのだ。経済ではアベノミクスを前面に押し出して戦うそうだ。先日、私はアベノミクスには何ら見るべき成果など無かったと認識してたのだが、表層的な、作られた実績でまだ誤魔化そうとしているのだろうか。ここに来て、百歳まで生きるには2000万円の蓄えが必要との話が出て、そんなことを頼んだのではないと受取を拒否する有様だ。数字が一人歩きしている感がなきにしもあらずだが、老後が安泰ではないと言う事は露呈した。どうするかを論じなければならない時に、うやむやにしてしまうと云うやり方は、従前と何ら変わらない。100年安心制度設計は、制度としては年金を払い続けられるが、中味はどんどん減っていくよと云う意味らしい。要は年金だけでは食っていけなくなると云うものだ。こうなると2000万円には及ばないだろうが、こつこつ小金を貯めこむ人が多くなるだろう。国の借金は増え続け、先送り、先送りの状態だ。緊迫感など感じられない。それでも兵器は買いそろえるのだ。高齢者は増え続け、人口は減り続ける。世の中高齢者ばかりになって仕舞う感覚だが、人口減に対する施策は全くない。せいぜい外国人を移入させ、安い賃金で働かせることが頭にあるくらいだ。狭い日本、あちこちに外国人が跋扈する時代がやってくるようで、なんだか不安だ。IoTやAIで何とかなると云った考えや、イノベーションがあるではないかと言葉ばかりが先行し、実態は何ら変わらない。開発されるのは、ゲームとかの退廃的なものばかり。製造業には灯を当てられず、クラウドと云ったもやもやとしたものが何とかしてくれると云ったことになって仕舞っている。参院選が、殆ど衆院選と変わらなくなってしまった現在は、一院制で良いでは無いかと云った主張もあるが、そんなことはどこ吹く風だ。参院選の特色とも云うべきか、とにかく与野党とも人気者(テレビなどでの露出度の多い者)を集めて集票させることが本意ではないかと思わせる候補者も多い。昔言われた、陣笠に入れてしまえば、それで良し、主義主張はこちら(党)で考えるからといった風情だ。ヌード露出の議員が野党を叱責する、変な時代になったものだ。それにしても、内閣府不信任に反対するためにだけ登院してきた丸山穂高などは正にこの手の筆頭にあげられるのかも知れない。野党の主張は、消費増税反対で軌を一にしているが、果たして、3度目の増税延期をどれ程真剣に考えているのだろうか。こっちも与党と同じく云うだけなのか。ではどこから財源を持ってくるかについてはあまり詳しく述べられていない。共産党のみが大企業からもってこいと云っているだけのようだ。日本維新の会は大阪で躍進しているが、何かと問題児が多い印象がある。身を切る改革・効率化がどう展開していくか分からないが、時として拾ってくる人材が大きく外れることもあるようだ。財源手当の手段は置いて(この置いておくことが良くやられる手だが)とにかく家庭を大事にとか、年金を増やせ、最低賃金を上げろ、などと云っている。国民の耳にやさしいが、具体策が見えないために功を奏さない。自民党の場合は、実績や、政治の安定性を題目に掲げるが、この点では野党に勝っているのは明らかだ。然し、非を非と認められない体質では、今後とも歪んだ不正を維持し続けることになり、正義は何処にいったのかを案じなければならない。そうだ、森・加計問題をよもや忘れてはいませんかというところだ。人個人が掲げる独特の主張というのは少なくなったか、ゼロに等しい、主張を同じくする者が新しい党派を作ることも行われ、野党の屋台骨が緩んでいる。何でもかんでも飲みこんで自党に組み込む自民党は、数をそろえて、自党の掟で縛り、党としての範囲を広げているように思う、それに対して野党は、主張が少しでも違えば、たちまち分党して、大きな悪に対抗する事すら出来ないでいる。そんな印象を持つ中、国民に将来のあるべき姿を持って投票せよというのは無理なことかも知れない。【古今和歌集】791.冬がれの野べとわが身を思ひせば もえても春を待たましものを (伊勢) もしこの身が冬枯れの野辺であるなら、燃えても春を待とうと思うのに
2019.07.04
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。夕方カラオケの仲間と食事会を持つことになっていた。そこで、中学校の放課後学習会は不参加とさせて貰った。昼過ぎにシルバーセンターから松の剪定を断ってきた。「自信が無い」という。松の剪定は数年前からやり始めたとかで、対象は小さな松だったという。本人が来ていないので、何とも稚拙な断り方だと思った。他の木ならば剪定しますとのことだが、そんなものは剪定とも云わず、ただただ切るだけではないかと笑ってしまった。その程度の腕なら、庭の剪定をしますなどと云って欲しくないなぁと思った。ローカルのシルバーセンターなどと言うものは、この程度の実力しか無いのかと、はたまたお金が折り合わないのかとも思った。なるほど、松を見場の良くなるように剪定するとなると、時間が掛かるだろうとは思う。他の雑木ならバサバサ切っても又如何様にも芽が出てくるわけだが、松の場合は一定の形に形成しなければならないという縛りがあるからだ。断られた以上、方法がないわけで、そうなると、自分がやるしか手は無いわけだ。本でも買って、ネットで調べて、ぼちぼちやってみるかとの思いになった。別段国家試験を通った者でないと出来ないというわけでも無いだろう。よもや枯らしはしないだろうが、最早出来の善し悪しなどは云っていられない。そう思った。そこに友人から電話が掛かった、カラオケの夕食会に出られないという。体調が急に悪くなったとのことで、何とも付いていないときには悪いことは重なるものだ。友人も楽しみにしていたのに、残念だと云っていた。もう1組の夫婦は旦那の方が入院で、手術しなければならないというので、前から参加しないことになっている。この年になると、何処で何が起こるか分からない。まぁ、ぼちぼちとやるしか無いだろう。そんなことで今日食事会に集まったのは7人だった。料理は特に美味しいというわけでも無いが、一堂に会した食事会が持てて、集まった人たちは一応満足したようだ。食事会が早く終わって、そのままカラオケを歌いに何時ものクラブに出掛けた。歌手を決めて、7人がその歌手の持ち歌を選んで歌い、その得点が何点出るかを当てるゲーム方式だった。歌手は3人(森進一、フランク永井、石原裕次郎)で、各人3曲ずつの合計曲数は21曲となるが、私ともう1人の女性は5回当てることが出来た。無欲の勝利だった。***G20でも取り上げられたプラスチックごみの削減は今や世界的関心事になっている。我が町周辺ではスーパーのプラスチクバッグが有料になったところもあるが、ふんだんに提供してくれるところもあってまちまちだ。それでも全体的には、有料化の方向に向かっているようだが、廃止と云うところは無いようだ。日本でも地方によっては、先行してプラスチックごみ削減に取り組んでいるところがある。(日経新聞に特集があった)京都の亀岡市ではプラスチックレジ袋を禁ずる条例作りを進めているという。2020年の夏に施行するという。先ず有料化から初めて、やがて全廃するという。亀岡市が参考としたのが富山県だ。既に2008年からレジ袋無料廃止は止めている。協力店は500店を越えたという。マイバッグを持参するのだが、持参率は95%に達している。今年3月までの11年間で削減したレジ袋の枚数は15億枚とのことだ。コンビニでのレジ袋はまだ残っているようで、これから協力企業を募って、従業員に折りたたみのバッグを提供して貰って、買物時に持参して貰うことを考えているようだ。運動は8月から始めるという。徳島県の上勝町は2003年からプラスチックごみを徹底的に分類して、再資源化する方向で、ごみゼロを目指している。プラスチックごみだけでも8種類、全体で45種類に分類しているという。之を再資源業者に引き取って貰って再資源化するのだが、再資源化率は2016年度に約8割を超えたとのことだ。国内外から年間1000人以上が視察に訪れると云うから、凄い。「上勝ブランド」として、売り込んでいるとのことだ。北九州市は植物由来の原料を使ったバイオマスプラスチック製ゴミ袋の普及に取り組んでいる。手始めに市街で清掃活動しているボランティアに使って貰い、2020年度から家庭用ゴミ袋に広げる計画だ。市指定の家庭用ゴミ袋は年間約6500万枚使われているとのことだ。市のコストが上昇すると云うから、市がゴミ袋を提供しているのだろうか。我が町では、透明か半透明のゴミ袋を買って、使用しているのだが、各家庭が購入する方式にしたら反対されるのだろうか。ともあれ、バイオプラスチック化を全面導入すれば、年間約460トンのCO2が削減できると見積もっている。関西では12自治体で構成する関西広域連合が大阪湾に300万枚が沈んでいるとの試算をまとめた。大阪湾に限らず、日本の港湾の海底には同様にプラスチックごみが堆積しているであろうことを考えると、看過できないと云った気になる。脱プラスチックの動きも起こっている。生分解性プラスチックと呼ばれるもので、自然界において微生物が関与して環境に悪影響を与えない低分子化合物に分解されるプラスチックを使うことが行われている。1例としてはトウモロコシと木のセルロースから作られるプラスチックは土に帰りやすい。古紙や、竹などの素材も考えられている。生分解性のプラスチックは整形に時間を要するが、添加剤TRIBIO(第一工業製薬製)を添付すれば通常のプラスチック成形並みの成形時間まで短縮することが出来るという。1個あたり1000秒かかっていたものが5秒にまで短縮できるというのだ。耐熱性も向上すると云う事で、非常に有望のようだ。福井県ではプラスチックの代わりに麦を使ったストローの製品化が行われている。従来畑の肥料にしていた麦を加工して作るのだ。富山県高岡市ではすず製ストローを開発している。煮沸にも耐え、抗菌性があり、繰り返し使えるので店に備え付けているとのことだ。鋳物の製造方法の応用からヒントを得ている。プラスチックを再利用する試みも行われている。廃プラスチックを長時間掛けて融解して急冷すると、新品と同程度の強度が得られる事を発見した。スーパーでの使用済みトレイなどが再利用の対象として行われている。国内で発生する廃プラスチックは年間150万トンにもなると云うが、之を中国などに資源として輸出していた。最大の受け入れ国だった中国が2017年に輸入を原則禁止した。之により保管基準違反の産廃業者も出てきている。廃プラスチックを燃料にして燃やし発電もされている。兵庫県三木市と、静岡県御前崎市だ。国内ではごみ発電所で廃プラスチックを生ゴミなどと一緒に燃やす「サーマルリサイクル」が普及している。欧州からは環境負荷が高いと批判されているが、他のリサイクル手段と同等という結果もあるようだ。プラスチックを全面的に廃止するのは難しそうだ。再資源化も8割止まりで後の2割がネックになっている。地方が個別に取り組むだけでは限界があるので、しっかりとした法整備や方向性を打ち出して、事を進めなければならない。【古今和歌集】790.時すぎてかれゆく小野の浅茅には 今は思ひぞたえずもえける (こまちがあね=小野小町姉) 親しい時が終わった今、枯れてゆく小野のチガヤが野火で燃えるように、私の胸ではずっと思いが燃えています(あさぢ ・・・ イネ科の多年草であるチガヤがまばらにある様子)
2019.07.03
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今日のウォーキングは雨のために中止した。之で3日連続の雨だ。梅雨はやっぱり来たなどと落ち着いては居られない。九州地方では九州では激しい雨に見舞われているとのことだ。死者も出ているようで、昨年の西日本豪雨の再来の可能性も予報されている。梅雨前線が停滞するとかで、前線の活動がさらに活発化する3日昼前から4日にかけてはさらに局地的に猛烈な雨が降り、24時間の雨量が平年の1カ月分を超える地域も出てきそうだとのことだ。庭の木がうっそうとしてきた。特に松は伸びて格好が悪い。何時もお願いしている人は多忙なのか、取り合ってくれない。未だに屋根瓦が吹き飛ばされた後遺症を引きずっているのだろうか。災害に弱く、且つ対応がこれほどまでに滞るなどと云う事態は文明国とは云えないかも知れない。そんなことで、シルバーセンターで、松のみの剪定を見積もって貰った。結構高い感じだったが、致し方ない。松の剪定方法を正式に勉強しようかとも思うんだが・・・。松以外は、自分で刈るべく、今日は半日を使って、奮闘した。汗びっしょりになったが、結構さわやかな気分だった。***香港の大規模デモが今なお続いていて、ついに初めて数百人の若者らが立法会(国会)にまで群衆が押し寄せ占拠したようだ。之に対して、警察当局は催涙ガスで排除に当たり、40人以上の負傷者を出したという。(1日から続く衝突で若者と警察の計100人以上が病院に搬送され、3人が重傷を負った)習近平は、一歩も引き下がらぬ様子だ。元より、天安門を経験している中国共産党に何らひるむところはないだろう。問題になっているのは、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」だが、中国の手先的な政府は一旦延期を決めたが、住民は改正案の「完全撤回」を求めて諦めないとしている。条例改正案は香港で拘束した刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする内容だ。ここで、単純に刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すこと等当然では無いかと思ってしまうが、そう簡単ではない。前に、テレビ番組に出演した中国人(香港人か?)が党本部は、罪人を仕立てるのも平気で、一旦目を付けられたら抹殺されると云ったことを発言していたのを思い出す。中国に批判的な活動家らが容疑をでっち上げられ、移送の対象になりかねないとの懸念が広がっている。この条例改正が通れば、政権が反対意見を露骨に消し去ることが可能となり、香港は完全に中国の思いのままになり、本国の都合の悪いときには犯罪は仕立てられ、冤罪などはどこ吹く風になって仕舞うと云う事を意味しているのだ。そうなると、こうしたデモをするだけで中国に引き渡されるかもしれないと言う事にもなる。日本人だって例外ではなく、当局にとって目障りになれば本国送りで、その後は消息不明という運命を覚悟しなければならないと云う事を意味している。習近平は、1国2制度とか云いながらトランジット時期を持ったが、やがては本国並みに扱おう(牛耳ろう)としていることは明らかだ。必死の攻防が続いている。1日のデモには、主催団体は「55万人が参加した」と発表した。人口750万人近くの人口だが、子供や高齢者を除く人口は300万人強だから5人に1人は参加したことになる。1日は香港が英国から中国に返還されて22年目に当たっていることもあって、より意気込んだ結果かも知れない。暗黒の中国支配に組み込まれる事への抵抗だ。10代とみられる学生が多く、一部の企業では従業員のデモ参加を認めたり自宅勤務を容認したりする動きが広がっている。果たして今の日本の若者に、こう言ったエネルギーを爆発させる力が残っているだろうかとふと考えてしまう。壮絶な写真を見ると、最近ではフランスのデモが思い出されるが、日本なら安保闘争以来の光景だ。矢面に立っているのは鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官だが、この苦況に、習近平は続投を指示している。このデモに対して、中国でNHK海外ニュースを伝えているとき、画面が真っ黒になり放映が中断されたとのことだ。このこと1つ取っても、中国が闇で、締め付けがいかに大きいかと云う事が分かる。1つの例として、2015年に発生した書店員失踪事件がある。中国政府を批判する書籍を多数そろえていた香港の書店の関係者が突然、失踪したという事件だ。失踪者たちはやがて戻ったが、これが、中国当局による拘束と捜査だった事が判明したのだ。一方では、立法会占拠とか狼藉を働く若者のやり過ぎ行為に目をしかめる人も居るようで、林月娥は暴力行為を非難することで民意を引き戻そうとしている。香港の良識は、詰まるところ自らの首を絞めることになって仕舞うことになるかもしれない。一連のデモは、6月9日から続いていて幅広い市民が上記の核心について懸念を強めたことで大規模化した。正に、生死をかけたデモだと云う事になる。中国の司法制度への不信感が表面化したものだ。6月9日は、主催者発表で103万人(警察発表は24万人)が参加した。この時は比較的平穏なデモだった。然し参加人数は、2014年の単に普通選挙の実施夢見て起こした雨傘革命のデモ時よりも多かった。然し乍ら、この時は、デモ隊が求めた普通選挙実施時のゆがんだ政策に反対する事さえ出来ず、結果的には飲み込まれてしまって、香港の自由は、一段と制限されている。民主的に立候補は自由と見せかけたが、その実、中国政府の意に沿った候補者以外が立つことは出来ず、有権者にはほぼ選択権がないのだ。つまり「形式だけの普通選挙」だったのだ。現状は、香港の独立性を唱って立法会の補欠選挙で立候補しようとしたが、政府は香港が中国に属するとした香港基本法に反すると判断し、届け出を認めなかったと言った具合だ。このことからして、今回の意図は透けて見えるが、香港の人はそこを見逃さないと云う事だ。これに怒った学生が立ち上がり、大規模なデモに発展したのが雨傘運動だ。これも空しい結果に終わってしまった。今回のデモが主張を云える最後の機会かも知れないと感じているのだ。現在、辛うじて香港に、独立した司法制度が残されているものの、この機に飲み込まれては、香港は単なる中国の1都市になってしまうと云う事だ。こうして香港が自由都市としての独自性を失ってしまえば、米中貿易紛争の当事者になって仕舞い、ひいては香港の金融市場にお金が回らなくなり経済にも影響が及ぶ可能性がある。香港には現在1300社に上る米企業が拠点を置き、中国国有企業の上場先にもなっている。米中の経済的な結節点の一つになってきただけに、混乱が広がれば米中双方に思わぬ打撃となりかねないとの見方も出てきている。香港で「逃亡犯条例」改正案への反対が広がったのは、民主派の若者だけでなく、中国政府に近い立場を取ってきた経済界も本音では拒否反応を示しているのだ。外資系企業も従業員が中国本土への引き渡し対象になりかねないと警戒を強めており、アジアの金融センターの地位が揺らぎかねないとの懸念もある。条例改正案を採決する立法会は定数70のうち、親中派が43議席を握る。経済界を支持基盤とする一部の親中派議員は慎重姿勢を示していたが、中国政府の香港出先機関は議員を呼び出すなど引き締めを図っている。16日のデモでは、主催者は200万人近くが参加したと発表した(警察発表では33万8000人)。前回9日の103万人を大幅に上回ったのだ。抗議した男性が飛び降り自殺したというのもきっかけの1つだ。その後女学生も抗議自殺している。アメリカなど国際社会の批判が強まる中、習近平はG20を控えて、少し手を緩めた。議題の俎上に挙げられるのを嫌った時間稼ぎだ。行く行くは、ごり押しして、法案を通すだろう。こうして、香港は中国化され、民主主義は共産主義によって一掃されるだろう。之を嫌って香港を去る人が多くなっている。【古今和歌集】789.死出の山ふもとを見てぞ帰りにし つらき人よりまづこえじとて (兵衛) 死出の山の麓を見て引き返してきました、冷たいあなたより先には越えまいとして (死出の山 ・・・ 冥土に行く途中にあるとされる山 )病をして具合が悪かった時、親しい仲であった人が見舞いにも来ず、治ってから見舞いをよこしたので詠んで送った歌とのこと。
2019.07.02
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今日のウォーキングは雨のため中止した。午後から認知機能検査を高槻教習所で受けたが、記憶力のテストが悲惨だった。何とも落ち込んでしまった。覚えておかねばならない絵を半分強しか思い出せなかった。***日経のアナリシスだ。3回に分けて識者が解説している。そも、アベノミクスの「3本の矢」というのは何であったか。 1 機動的な財政政策 (デフレと円高からの脱却、名目経済成長3%以上)2大胆な金融政策 (インフレターゲットを2%)3民間投資を喚起する成長戦略(イノベーション基盤の強化や法人税の引き下げ)ある程度評価している者も居る。景気拡大が続き、雇用は著しく改善したといい、成長率1%をおおむね上回っているし、インフレ率も1%を少し下回っているがプラス側にあるとしている。経済のことはよく分からないが、インフレ率ターゲットは確か2%超えではなかったか。永年掛けて、之が達成できていないと云う事は、失敗ではないのか。そういえば、日銀総裁も達成していないからと云って特段に責任を感じているわけでは無さそうだし、おかしな世界だ。大目標は、デフレスパイラルから脱出し、インフレを適度な達成して、サラリーマンに還元され、その結果財布の紐が緩くなって、消費が高まり、そして好景気が循環するというシナリオではなかったか。まぁ経済音痴が云う事だから、的を射ていないかも知れないが。所得増などと云ったことはあまり感じられないのだ。評価している人は、どの辺りに目を付けているのだろうか、それとも安倍に賛辞を送ることで生活を保っている人なのだろうか。ともかく、この年になって、正しい(とか、そうと思わす)ことは複数ある事にやっと気づいたのだが、これもそういった類いなのだろうか。工学系で暮らしていると、是は是、非は非とはっきりでてくるので、こう言った中途半端な意見など通る余地がないのだ。然し、ほんの少し言い訳はしている。インフレ目標は達成できていないとは云っている。株価も高値圏だが、継続的な上昇ではないという。後はぐじぐじ云っているが、よく分からない。プライマリーバランス(要は国家の家計簿)は均衡を保っていないと表現している。何で、赤字で大変だとは云わないのだろうか。学者は不思議だ。色々解説しているが、アベノミクス下では需要が供給を上回っている割りにはインフレ率が低いのだ。そこでイギリスのように2%と固定するのではなく±1%と許容幅を持たせるべきと云う。ちゃんちゃらおかしい、そんなことが初めから分かっているならそうすれば良いではないか、アベノミクスでは確実に2%を達成できるとふんぞり返っていたのではなかったか。そして最早7年も経っていて、達成できていないことを、基準のせいに戻すなどとは、何でもありのちゃらんぽらんと云っても良い。それを米中の貿易戦争のせいにしている。要は、自らが立てた目標は、世界が巧く協調(言いなりになってくれれば)達成できるが、そうで無ければ・・・、ということなのか。そんな計画なら誰でも出来るし、そうならなければ失敗したと云う事なのだ。地銀の話が出ているが、スルガ銀行のいい加減さを初めとして、まともな銀行は数えるくらいだ。経営のやり方が何とも情けない。放ってきた金融庁も同罪だ。貸し出しを伸ばした銀行にはマイナス金利で日銀から融資するという提案だが、いい加減な銀行に金をつぎ込むのはそれこそ無駄だ。当たり前のことをまことしやかに述べているのは生産性の向上を図れと云う事だ。誰でも云えることで、そうなれば、賃金は上昇し、消費を刺激すると云っているそんなの誰でも分かることだ。方法は、労働者のスキルアップであり、そのためには労働流動性を高めよという。そして企業は生産性に見合った対価(賃金)を払えという。それが成されていないから問題なのだ。企業は儲けを内部に貯め込んで、労働者に還元していない実情が問題なのではないか。若手の賃金を引き上げて、老年の賃金を抑えて、賃金後払い方式を改めよという。その話と老後2000万円(いやそれ以上か)必要だという話との整合性はどうなるのだ。顔を洗ってで直してきて貰いたい。だぶだぶにお金をつぎ込んでも物価は上がらないのは一体何故なのだろうか。担当の金融大臣までもが、そんな2%に拘っていてはといった発言を堂々としているわけだ。何を以て公約とし、何に向かってきたのかと問いたい。この男が、先に総理大臣としてこの国を引っ張ってきていたのかと思うと、情けない。自分に都合の良いデータなら受け取るが、都合が悪ければ、正式な手続きを踏んでいないからと受取を拒否する。そんなご都合主義は、2%のインフレ率を軽視することと共通していて、甚だ不細工である。書類の廃棄、改ざん、受領拒否、 、一体節操というものがあるのか。他に策がないから消費増税を2回に亘って延期し続けてきた。消費税のアップは、我々庶民にはありがたくないことだが、これは、インフレターゲットと同じ事で、増税で福祉が良くなると云うことであれば、まだ理解できる。高齢者の負担を少なくするとか云うなら分かるが、税は上げたものの、そのお金は、高額な戦闘機代に消え、トランプを喜ばすだけに使われるなら、まっぴらだ。経済学に、全要素生産性(TFP)という言葉がある、生産性を格好良く言い直した言葉のようだが、要は生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度のことだ。もっと平たく言えば、新たな価値(付加価値)を生み出す時の効率の程度のことだ。このTFPの値が、アベノミクスの政策の下でずっと低迷(低下)しているのだ。之ってどういうことなのだろう。アベノミクスをひけらかす首相自身の口からはこの事実に関しては一切聞こえてこないのだが。掲げた出生率の向上といった言葉(言葉だけだが)は低下し続け目標にほど遠い。待機児童は数の上では僅かに減少しているが、子供の数の減少との割合からそれは目標に近くなっているのだろうか。また、老齢化が進み、介護を要する人が増え、その結果、働かなければならない人がやむを得ず介護離職しなければならなくなっている。その数は10年前の約2倍だとか。何の施策も感じられない、要は少子高齢化という現実が、着々とそのまま社会現象として表面化しているだけで、そこにアベノミクスの何も関与していないと云う事だ。人口減で、人手不足になることに対する対策は殆ど取られていなく、行く行くは外国人受け入れしかないだろうと単純に考えている、何に付けても狼煙は上げるが、一向に実が生じないのだ。何かにつけて標語を作るのが好きだし、新しいスローガンを策定して、その度に焦点ははぐらかされ続けている。働き方改革のことでも、単に残業時間を減らすことでのしわ寄せを中小企業に押して受けて事が済むと云った表層的なことでしかない。女性や高齢者を働かせれば、人手は何とか充足するなどと言ったことも実のない表層的なことでしかない。何でも言うだけ番長の現在の安倍では、アベノミクスがどうこうよりも、何故か萎縮した官僚の忖度と野党の不甲斐なさによってのみ支えられていることを知らなければならない。おっとそれは国民の側に言うべき事であった。【古今和歌集】788.つれもなくなり行く人の言の葉ぞ 秋よりさきのもみぢなりける (源宗于朝臣)つれなくなってゆくあなたの言葉こそが、秋より先に色の変わる紅葉だったのですね
2019.07.01
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